JP5164489B2 - タイヤ - Google Patents

タイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP5164489B2
JP5164489B2 JP2007237560A JP2007237560A JP5164489B2 JP 5164489 B2 JP5164489 B2 JP 5164489B2 JP 2007237560 A JP2007237560 A JP 2007237560A JP 2007237560 A JP2007237560 A JP 2007237560A JP 5164489 B2 JP5164489 B2 JP 5164489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
tire
rubber
width direction
belt ply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007237560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009067219A (ja
Inventor
健介 土橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2007237560A priority Critical patent/JP5164489B2/ja
Publication of JP2009067219A publication Critical patent/JP2009067219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5164489B2 publication Critical patent/JP5164489B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、コードを赤道面に対して互いに反対向きに傾斜させた2枚のベルトプライよりなる交差ベルト層を含むベルトと、このベルトの半径方向外側に、ゴムリボンを螺旋巻回して形成したトレッドゴムとを具えるタイヤに関し、特に、トレッド表面の幅方向凹凸の少ないものに関する。
従来から、図1にタイヤ全体を、図2にベルト交差層の幅方向端部を、それぞれ断面図で示すように、2枚のベルトプライ1、2を赤道面に対して互いに反対向きに傾斜させて形成された交差ベルト層3を含むベルト8と、ベルト8の半径方向外側に、ゴムリボン9を螺旋巻回して形成されたトレッドゴム94とを具えるタイヤ90が知られている(例えば、特許文献1参照。)。なお、図1において、5はビードコア、6はカーカス、7はサイドトレッドゴムを、それぞれ示す。
そして、一般的に、ベルト交差層3の幅方向端においては、半径方向内側の第一ベルトプライ1にエッジゴム11がその端を覆うように配置されるとともに、半径方向外側の第二ベルトプライ2は、エッジゴム11に端部が重なるように配置され、さらに、タイヤの種類によっては、高速走行時の遠心力による交差ベルト層3の幅方向端部の半径方向外側への膨出を抑えるためレイヤー層12が配置される。その結果、ベルト8は、ベルトプライ2の幅方向端において、もっとも半径方向外側に突出し、しかも、ベルトの幅方向縁から急峻に半径方向外側に突出する形状を有している。
このようなベルト8の半径方向外側にゴムリボン9を螺旋巻回してトレッドゴム94を形成する場合には、ゴムリボン9をタイヤ幅方向一方側のトレッド端部から巻き始めて、他方側のトレッド端部まで螺旋巻回し、次いで、そこで折り返したあと他方側から一方側に螺旋巻回し、以降これを必要回数繰り返すことによってトレッドゴム94を形成する。
特開2006−219045号公報
しかしながら、従来技術にあっては、図2に示すように、ゴムリボン9の巻き始め部分のタイヤ幅方向延在領域が、第二ベルトプライの端部と重なるように配置されていて、この場合、この巻き始め部分のゴムリボン9aに隣接して巻き付けられるゴムリボン9bとの重畳部分が第二ベルトプライ2の端の幅方向位置と重なり、しかも、ゴムリボン9の巻き始め部分は、他の部分と異なりテンションのない状態でベルトの半径方向外側に配置され、生タイヤ外周面が加硫金型の内面形状に対応するように変化する際に周方向に収縮することにより、ゴムリボン断面厚さが厚くなり、これらの要因によって、トレッドゴム94はベルト端の半径方向外側への突出形状を強調するような外形状を呈し、このことによってタイヤの異音や異常な振動が生じるという問題がわかってきた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ゴムリボンを巻回して形成されたトレッドゴムを有するタイヤにおいて、異音や異常な振動を発生させることのないタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、コードを赤道面に対して互いに反対向きに傾斜させた2枚のベルトプライよりなる交差ベルト層を含むベルトと、このベルトの半径方向外側に、ゴムリボンを螺旋巻回して形成したトレッドゴムとを具えるタイヤにおいて、前記交差ベルト層は、半径方向内側に位置する第一ベルトプライと、第一ベルトプライより狭幅の第二ベルトプライとで構成され、前記ベルトは、前記第二ベルトプライの幅方向端位置において、半径方向外側に突出し、前記ゴムリボンの巻き始め部分を、前記交差ベルト層のうち、狭幅側の第二ベルトプライのタイヤ幅方向外側に配置して、ゴムリボンの巻き初め部分のタイヤ幅方向内側端と第二ベルトプライのタイヤ幅方向最外端との間を離隔させてなるタイヤである。
ここで、本発明では、エッジゴムが前記第一ベルトプライの幅方向端を覆うように配置され、前記第二ベルトプライは、端部がエッジゴムに重なるように配置されていることが好ましい。
本発明によれば、ゴムリボンの巻き始め部分を、前記交差ベルト層のうち狭幅側の第二ベルトプライのタイヤ幅方向外側に配置したので、ゴムリボンの巻き始め部分のゴムリボンとこれに隣接するゴムリボン部分とが、狭幅側の第二ベルトプライ端上で重畳することはなく、ベルト端の突出を強調することなくゴムリボンを巻回してトレドゴムを形成することができ、異音や異常な振動の発生を防止することができる。
本発明の実施形態について、図に基づいて説明する。図3は、本発明に係るタイヤの、中心軸線を含む面における断面図であり、図4は、このタイヤのベルトの幅方向端部の一方側を示す断面図であり、この実施形態のタイヤの場合、トレッドゴム4は、半径方向内側のベースゴム13とその外側のキャップゴム14との2層のゴム層で構成されていて、ベースゴム13、および、キャップゴム14はそれぞれゴムリボンを巻回して形成されている。
ベルト8は、ベルト交差層3とレイヤー層12とで構成され、ベルト交差層3を構成する2層のベルトプライ1、2のうち、半径方向内側の第一ベルトプライ1にはエッジゴム11がその端を覆うように配置され、第一ベルトプライ1の半径方向外側には、第一ベルトプライ1より狭幅の第二ベルトプライ2が、タイヤ幅方向において、エッジゴム11に端部が重なるように配置されている。
また、レイヤー層12は、第一ベルトプライ1および第二ベルトプライ2の幅方向端部の半径方向外側に配置され、これらのベルトプライ1、2を半径方向内側に締め付けるよう作用する。
ベースゴム13を形成するゴムリボン9は、タイヤ幅方向一方側から他方側に螺旋状に巻回されてなり、本発明は、ゴムリボン9の巻き始め部分を狭幅側のベルトプライ12と重ねることなくそのタイヤ幅方向外側に配置することを特徴とするものであり、このことによって、ベルト8の外径がもっとも大きくなる第二ベルトプライ2の端位置において、タイヤ幅方向最外端に位置するゴムリボン9の巻き初め部分9aとこれに隣接するゴムリボン部分9bとの重なり総厚さを抑えることができ、もし、ゴムリボン9の巻き始め部分の一部もしくは全部を第二ベルトプライ2のタイヤ幅方向端より内側に位置するよう配置した場合には、ベルト端の突出形状を一層強調するものとなってしまうのを防止しすることができる。
なお、図4において、αは、ゴムリボン9の巻き初め部分9aのタイヤ幅方向内側端と第二ベルトプライ2のタイヤ幅方向最外端との離隔距離を表す。
図5は、タイヤ幅方向他方側のトレッド部分を示す断面図であり、キャップゴム14を形成するゴムリボン19は、この場合、タイヤ幅方向他方側から一方側に螺旋状に巻回されてなり、キャップゴム14についても、ベースゴム13と同様に、ゴムリボン19の巻き始め部分を狭幅側のベルトプライ12のタイヤ幅方向外側に配置することを特徴とするものであり、このことによって、ベルト8の外径がもっとも大きくなる第二ベルトプライ2の端位置において、タイヤ幅方向最外端に位置するゴムリボン19の巻き初め部分19aとこれに隣接するゴムリボン部分19bとの重なり総厚さを抑えることができ、ベルト端の突出形状を一層強調するものとなってしまうのを防止しすることができる。
なお、図5において、βは、ゴムリボン19の巻き初め部分19aのタイヤ幅方向内側端と第二ベルトプライ2のタイヤ幅方向最外端との離隔距離を表す。また、上記説明において、キャップゴム14のゴムリボン19の巻き始め部分をタイヤ幅方向他方側にあるものとしたが、これを、ベースゴム13のゴムリボン9の巻き始め部分と同じ側の、タイヤ幅方向一方側に位置させてもよい。
図3に示した、ゴムリボン9の巻き始め部分が第二ベルトプライ2の幅方向端より外側にあるタイヤを実施例とし、図1に示した、ゴムリボン9の巻き始め部分の少なくとも一部が第二ベルトプライ2の幅方向端より中央側にあるタイヤ(実際には、ゴムリボン9の巻き始め部分が赤道面上にあるタイヤ)を従来例として、これらのタイヤについて、レーザ変位計を用いて、所定内圧を充填したタイヤを回転したときのトレッド表面の、第二ベルトプライ端に対応するタイヤ幅方向位置におけるタイヤ半径方向距離の変化を測定した。図6は、タイヤ周方向を横軸として、実施例に対する測定結果を縦軸にとって示すグラフであり、また、図7は、従来例に対する測定結果を同様にして示すグラフである。なお、実施例および従来例のタイヤのサイズは、215/60R16であった。
また、これらのタイヤについて、トレッド外周面における凹凸量、異音、振動について評価した。結果を表1に示す。
Figure 0005164489
ここで、表1における、トレッド表面凹凸量とは、レーザ変位計を用いて0.1°のタイヤ周方向角度に対応するサンプリング周期で取得した、第二ベルトプライ端に対応するタイヤ幅方向位置におけるタイヤ半径方向距離をタイヤ1周分について示すグラフ(図6、図7参照)において、連続する10個のデータ平均化処理し、図8に一部分を模式化して示すような、微少な周期の変化を除去した曲線を描いたときの、凸の頂点Pxとこれに隣接する凹の最下点Pnとの差ΔAの、タイヤ1周内における最大値をとったものである。そして、5本のタイヤについて上記に定義したトレッド表面凹凸量を測定したが、表1には、その最大値と最小値とを示した。
また、表1における異音および振動は、前記タイヤサイズのタイヤを、これら対応する車両に装着して実車走行させた時のテストドライバの官能評価によった。
図6、図7、および、表1から明らかなように、実施例のものは、従来例のものに対比して、ベルト端における凸形状が緩和されていて、その結果、異音や異常な振動の発生を防止できることがわかる。
従来のタイヤを示す断面図である。 従来のタイヤのベルト端近傍を示す断面図である。 本発明に係る実施形態のタイヤを示す断面図である。 本発明に係る実施形態のタイヤ幅方向一方側のベルト端近傍を示す断面図である。 タイヤ幅方向他方側のベルト端近傍を示す断面図である。 実施例の、第二ベルトプライ端に対応するタイヤ幅方向位置におけるタイヤ半径方向距離のタイヤ1周分の変化を示すグラフである。 従来例の、第二ベルトプライ端に対応するタイヤ幅方向位置におけるタイヤ半径方向距離のタイヤ1周分の変化を示すグラフである。 タイヤ半径方向距離の変化を平均化した曲線からトレッド表面凹凸量を求める方法を模式的に示す図である。
符号の説明
1 第一ベルトプライ
2 第二ベルトプライ
3 ベルト交差層
4 トレッド
5 ビードコア
6 カーカス
7 サイドウォール
8 ベルト
9、9a、9b ゴムリボン
10 タイヤ
11 エッジゴム
12 レイヤー層
13 ベースゴム
14 キャップゴム
19、19a、19b ゴムリボン

Claims (2)

  1. コードを赤道面に対して互いに反対向きに傾斜させた2枚のベルトプライよりなる交差ベルト層を含むベルトと、このベルトの半径方向外側に、ゴムリボンを螺旋巻回して形成したトレッドゴムとを具えるタイヤにおいて、
    前記交差ベルト層は、半径方向内側に位置する第一ベルトプライと、第一ベルトプライより狭幅の第二ベルトプライとで構成され、
    前記ベルトは、前記第二ベルトプライの幅方向端位置において、半径方向外側に突出し、
    前記ゴムリボンの巻き始め部分を、前記交差ベルト層のうち、狭幅側の第二ベルトプライのタイヤ幅方向外側に配置して、ゴムリボンの巻き初め部分のタイヤ幅方向内側端と第二ベルトプライのタイヤ幅方向最外端との間を離隔させてなるタイヤ。
  2. エッジゴムが前記第一ベルトプライの幅方向端を覆うように配置され、
    前記第二ベルトプライは、端部がエッジゴムに重なるように配置されている、請求項1に記載のタイヤ。
JP2007237560A 2007-09-13 2007-09-13 タイヤ Expired - Fee Related JP5164489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007237560A JP5164489B2 (ja) 2007-09-13 2007-09-13 タイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007237560A JP5164489B2 (ja) 2007-09-13 2007-09-13 タイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009067219A JP2009067219A (ja) 2009-04-02
JP5164489B2 true JP5164489B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=40603945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007237560A Expired - Fee Related JP5164489B2 (ja) 2007-09-13 2007-09-13 タイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5164489B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3573636B2 (ja) * 1998-12-28 2004-10-06 横浜ゴム株式会社 自動車用空気入りタイヤ及びその製造方法
JP4868561B2 (ja) * 2001-01-11 2012-02-01 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ及びタイヤ製造方法
JP2002347135A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Bridgestone Corp タイヤの製造方法
JP4526869B2 (ja) * 2004-05-17 2010-08-18 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤの製造方法および空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009067219A (ja) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2618358C2 (ru) Пневматическая шина
JP6149607B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2017169214A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP4706676B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP5391948B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2011005946A (ja) 空気入りタイヤ
JP5735810B2 (ja) 空気入りタイヤおよび空気入りタイヤにおける周方向ベルト層の形成方法
JP2016107725A (ja) 空気入りタイヤ
JP6523763B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP2018086889A (ja) 空気入りタイヤ
JP4780796B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP4816014B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5164489B2 (ja) タイヤ
JP6129718B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4984660B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPWO2017090135A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP4841516B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP4215567B2 (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP4710440B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2018103965A (ja) 空気入りタイヤ
WO2020008700A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP5933404B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6578957B2 (ja) タイヤの耐久性試験方法
CN111169227A (zh) 充气轮胎
JP2013542885A (ja) 非対称ビードを備えたタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees