JP5163590B2 - Led点灯装置及び標識灯システム - Google Patents

Led点灯装置及び標識灯システム Download PDF

Info

Publication number
JP5163590B2
JP5163590B2 JP2009105592A JP2009105592A JP5163590B2 JP 5163590 B2 JP5163590 B2 JP 5163590B2 JP 2009105592 A JP2009105592 A JP 2009105592A JP 2009105592 A JP2009105592 A JP 2009105592A JP 5163590 B2 JP5163590 B2 JP 5163590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
circuit
led
power supply
constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009105592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010257718A (ja
Inventor
潤治 長谷川
勝幸 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2009105592A priority Critical patent/JP5163590B2/ja
Publication of JP2010257718A publication Critical patent/JP2010257718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5163590B2 publication Critical patent/JP5163590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、例えば、空港などに用いられるLED式標識灯を点灯するためのLED点灯装置及び標識灯システムに関する。
空港などに用いられる標識灯は、その複数が交流定電流電源の出力端に直列接続されることにより付勢される。また、標識灯は、周囲の明るさが変化しても標識の見え方を良好に維持するために、周囲の明るさに応じて交流定電流電源の出力電流を切り換えることによって標識灯が所定の光度比率で作動するように制御される。例えば、交流定電流電源に出力電流の切換タップを配設して、光度比率を100%、25%、5%、1%および0.2%の5段階の中から所望により選択できるように構成されている。
また、現行の空港などに用いられる標識灯は、光源にハロゲン電球などの白熱電球を用いている。一方、ハロゲン電球などの光源に代えてLED(発光ダイオード)を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ハロゲン電球とLEDとでは、同一光度であっても所要の電流が異なるので、ハロゲン電球を単にLEDに置き換えることはできない。
図6は、ハロゲン電球およびLEDの光度比−相対電流値特性を示すグラフである。横軸は相対電流値(%)を、縦軸は光度比(%)を、それぞれ示す。曲線Aはハロゲン電球の特性曲線、曲線BはLEDの特性曲線をそれぞれ示す。図6から分かるように、ハロゲン電球は相対電流値と光度比との関係すなわち光度比−相対電流値特性が指数関数的曲線になる。これに対して、LEDは光度比−相対電流値特性がほぼ直線すなわち正比例の関係になる。
また、交流定電流電源における切換タップは、その出力電流がハロゲン電球を備えた標識灯を付勢した際に所定の光度が得られるように設定されており、例えば表1の中欄に示すとおりである。これに対して、LEDの場合には、同一光度を得るために必要な電流は、図6に示す光度比−相対電流値特性から計算すると、表1の右欄に示すとおりである。
[表1]
交流定電流電源 ハロゲン電球(相対電流値(AC)) LED(相対電流値(DC))
タップ5(光度100%) 100.0%(6.6A) 100%(350mA)
タップ4(光度 25%) 78.9% 25%
タップ3(光度 5%) 62.1% 5%
タップ2(光度 1%) 51.5% 1%
タップ1(光度0.2%) 42.4% 0.2%
表1に示すように、ハロゲン電球とLEDとでは、同一光度であっても、所要の電流が異なるので、交流定電流電源に対してLEDを光源とする標識灯を接続しても、タップ1〜4の位置では所定の光度比率の標識光が得られないということになる。
そこで、交流定電流電源の出力電流を検出する電流検出手段を配設するとともに、その検出出力に応じてLEDの発光が所定の光度比率になるように標識灯を制御する点灯制御手段を配設した標識灯システムが本出願人により提案されている(例えば、特許文献2参照)。すなわち、特許文献2においては、点灯制御手段を配設していることにより、LEDの光度比−相対電流値特性と異なる光度比−相対電流値特性に対応した電流切り換えが行われる交流定電流電源であっても、所定の光度比率で標識灯の光度切り換えを行うことができる。
ところで、標識灯を直列点灯する場合、交流定電流電源から延在する高圧幹線線路から標識灯側を通電状態を維持しながら絶縁するために、ゴム被覆絶縁変圧器を介して負荷を接続するように構成されている。そして、絶縁カレントトランスの2次側から交流定電流電源の出力電流を電流検出手段で検出し、電流検出手段の検出出力に応じて点灯制御手段によりLEDの発光が所定の光度比率になるように標識灯を制御するようにしている。この場合、点灯制御手段は、標識灯に供給される入力電流をパルス幅変調して、LEDの発光が所定の光度比率になるように標識灯を制御する。また、交流定電流電源を使用して標識灯のLEDを点灯させるには、定電流源を定電圧源に変換してLEDに印加するようにしている。
絶縁カレントトランスの1次側が交流定電流電源であり、2次側からLEDに印加する定電圧源を取り出すようにし、標識灯の狭い容積でも実装でき、光源の光出力が所定の光度比率にできるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3のものは、交流定電流電源から供給される所定の光度比率に従った出力電流を絶縁カレントトランスを介して入力し整流回路で整流し、負荷調整回路は整流回路で整流された電圧をLEDに印加し、LEDの電圧が所定値以上となるとスイッチ素子をパルス幅制御してLEDをバイパスする回路に流れる電流を調整することにより、LEDに印加される電圧を一定に調整するものである。
特表平11−514136号公報(特許請求の範囲、Fig.1) 特開2002−49992号公報(第5頁、図2) 特開2006−139755号公報(図1、図6)
特許文献3のものでは、パルス幅制御等を行う制御回路用の電源を主回路の絶縁カレントトランスの二次側巻線から取得しているので、例えば、LEDの個数が4〜6個である場合には、二次側巻線からの出力電圧が適切な範囲となり問題ないが、LEDの個数が4個未満の場合には制御電源の電圧が小さすぎ、またLEDの個数が7個以上となると、制御電源の電圧が過大となるため、適切な電圧に調整する必要がある。
本発明の目的は、LEDへの印加電圧に関係なく適切な制御電源を確保できるLED点灯装置及び標識灯システムを提供することである。
請求項1の発明に係わるLED点灯装置は、交流定電流電源から出力される電流を第1絶縁カレントトランスを介して入力し整流する第1整流回路と;前記第1整流回路で整流された電流を平滑する平滑素子と;前記平滑素子で平滑された電流をLEDに印加し、LEDに印加する電流または電圧が所定値以上になると回路の入力電流をバイパスするバイパス回路を有し、このバイパス回路に流れる電流を調整してLEDに印加される電流または電圧が一定となるように調整する負荷調整回路と;前記交流定電流電源から供給される電流を前記第1絶縁カレントトランスと直列に設けられた第2絶縁カレントトランスを介して入力し、入力された電流を検出する入力電流検出回路と;前記入力電流検出回路からの検出信号に基づき前記交流定電流電源から供給される所定の電流に対し、所定の明るさになるようにLEDの電流をデューティ制御するデューティ制御回路と;前記交流定電流電源から供給される電流を前記第1絶縁カレントトランスおよび前記第2絶縁カレントトランスと直列に設けられた第3絶縁カレントトランスを介して入力し整流する第2整流回路と、前記第2整流回路で整流して得られた電流を調整して出力電圧が一定となるように調整する電圧調整回路とを有し、前記電圧調整回路の出力電圧を、前記負荷調整回路、前記入力電流検出回路、前記デューティ制御回路への制御電源電圧として出力する制御電源回路と;を備えたことを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
交流定電流電源は、定電流化された出力電流を直列接続された複数の負荷としてのLED標識灯に対して出力するものであり、切換タップにより出力電流を切り換えてLED標識灯の光度を所定の割合(光度比率)で点灯することができるものである。すなわち、切換タップは例えば複数の段階で切り換えられ、切換タップの段階に応じて出力電流が変わりLED標識灯の光度が変化する。所定の光度比率は、標識灯を設置している周囲の明るさが変化しても、標識灯の見え方を常に良好に維持することを目的として、標識灯の光度をそのときの周囲の明るさに応じて制御するために定められる。通常、LEDの光度比−相対電流値特性とは異なる光度比−相対電流値特性、例えばハロゲン電球等の白熱電球の光度比−相対電流値特性に基づいて定められている。
負荷調整回路は、第1整流回路で整流された電流を入力し、LEDに印加される電流または電圧を一定に調整するものであり、LEDに印加される電流または電圧が所定値以上となると、LEDをバイパスする回路を形成し、そのバイパス回路に流れる電流を調整して、LEDに印加される電流または電圧を一定に調整する。この場合の所定値とは、所定の光度比率に基づく出力電流でLEDが点灯しているときのLEDの電圧である。
入力電流検出回路は、第2絶縁カレントトランスを介して入力した電流に基づいて交流定電流電源からの出力電流を検出するものである。特性変換回路は、出力電流検出器で検出されたLEDの光度比−相対電流値特性とは異なる光度比−相対電流値特性の交流定電流電源に対して、LEDの光度比−相対電流値特性をその異なる光度比−相対電流値特性に変換するものである。
例えば、交流定電流電源からの出力電流が電球の光度比−相対電流値特性である場合には、電球の光度比率に基づく出力電流に対して、LEDの光度が電球の光度と同じになるようにLEDへの出力電流を変換する。つまり、LEDの光度比−相対電流値特性を電球の光度比−相対電流値特性に変換する。デューティ制御回路は、LEDを流れる電流を特性変換回路で変換された電流になるようにデューティ制御するものである。
制御電源回路は、交流定電流電源から供給される電流を前記第1絶縁カレントトランスおよび前記第2絶縁カレントトランスと直列に設けられた第3絶縁カレントトランスを介して入力し、制御電源を生成するものである。第2整流回路は、第3絶縁カレントトランスを介して入力した交流定電流電源から供給される電流を整流するものである。電圧調整回路は、例えば、負荷調整回路と同様に、出力電圧が所定値以上となると、出力端をバイパスする回路を形成し、そのバイパス回路に流れる電流を調整して、出力電圧を一定に調整する。この場合の所定値とは制御電源の電圧である。
請求項2の発明に係わるLED点灯装置は、請求項1の発明において、前記LEDに印加する電流または電圧が所定値以上になったとき前記負荷調整回路の前記バイパス回路に流す電流を前記制御電源回路に供給する電流供給ラインを設けたことを特徴とする。
電流供給ラインとは、負荷調整回路がLEDに印加する電流または電圧が所定値以上となったときに、LEDに印加される電流または電圧を一定に調整するために、負荷調整回路のバイパス回路に流す電流を制御電源回路に供給する接続導線をいう。これにより、負荷調整回路の調整時の余剰電流を制御電源回路に供給できるので、制御電源回路の第3絶縁カレントトランスの小型化が図れる。
請求項3の発明に係わるLED点灯装置は、請求項1または2の発明において、前記入力電流検出回路で検出された入力電流を基に、電球の光度比−相対電流値特性にLEDの光度比−相対電流値特性を変換する特性変換回路を有し、前記デューティ制御回路は、前記LEDに流れる電流が前記特性変換回路で変換された電流になるようにデューティ制御することを特徴とする。
本発明は、交流定電流電源からの出力電流が電球の光度比−相対電流値特性である場合には、電球の光度比−相対電流値特性にLEDの光度比−相対電流値特性を変換するようにしたものである。
請求項4の発明に係わる標識灯システムは、請求項3記載のLED点灯装置に接続され光源がLEDであるLED式標識灯と;光源が電球である電球式標識灯と;LED式標識灯と電球式標識灯とを混在して直列接続する直列接続幹線ケーブルと;切換タップを切り換えて複数の光度比率に対応した出力電流を前記直列接続幹線ケーブルに出力する交流定電流電源と;を備えたことを特徴とする。
本発明は、光源がLEDであるLED式標識灯と、光源が電球である電球式標識灯とが混在する場合に、LED式標識灯に対しては電球の光度比−相対電流値特性にLEDの光度比−相対電流値特性を変換した電流を供給し、電球式標識灯に対しては交流定電流電源からの電球の光度比−相対電流値特性の電流を出力し、同じ交流定電流電源から電球式標識灯及びLED式標識灯に所定の光度比率に従った同じ光出力を出力するようにしたものである。
請求項1の発明によれば、第1整流回路で整流された電圧を標識灯のLEDに印加し、標識灯のLEDの電圧または電流が所定値以上となると標識灯のLEDをバイパスする回路を形成し、そのバイパス回路に流れる電流を調整して、標識灯のLEDに印加される電圧または電流を一定に調整するので、LED点灯装置を簡素化でき装置本体を小型化することができる。また、交流定電流電源から供給される電流を前記第1絶縁カレントトランスおよび前記第2絶縁カレントトランスと直列に設けられた第3絶縁カレントトランスを介して入力し、整流して得られた電流を調整して出力電圧が一定となるように調整し、制御電源を生成するので、LEDへの印加電圧に関係なく適切な制御電源を確保できる。
請求項2の発明によれば、負荷調整回路から制御電源回路へ接続することで、負荷調整回路の余った電流を制御電源回路へ供給することができ、絶縁カレントトランスを小型化にすることができ省電力化も図れる。
請求項3の発明によれば、交流定電流電源からの出力電流が電球の光度比−相対電流値特性である場合であってもLED標識灯を所定の光度比率で点灯できる。
請求項4の発明によれば、光源がLEDであるLED式標識灯と、光源が電球である電球式標識灯とが混在する標識灯システムに対して、同じ交流定電流電源から所定の光度比率に従った同じ出力電流を供給できる。
本発明の第1の実施の形態に係わるLED点灯装置の回路図。 本発明の第2の実施の形態に係わるLED点灯装置の回路図。 本発明の第3の実施の形態に係わる標識灯システムの構成図。 本発明の第4の実施の形態に係わるLED点灯装置の回路図。 本発明の第5の実施の形態に係わる標識灯システムの構成図。 ハロゲン電球およびLEDの光度比−相対電流値特性を示すグラフ。
以下本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるLED点灯装置11の回路図である。交流定電流電源(CCR)12は図示しない複数の切換タップを有し、定電流化された複数段階の出力電流を切換タップで切り換えられて出力するものであり、光度比率に応じて切換タップで出力電流の切り換えが可能に構成されている。この切換タップの段階に応じて出力電流が変わり所定の光度比率が変わり、その光度比率は、通常、表1の中欄に示したハロゲン電球(白熱電球)の光度比−相対電流値特性に合わせられている。従って、所定の光度比率は切換タップの切り換えによる交流定電流電源12の出力電流で表される。
交流定電流電源12から供給される所定の光度比率に従った出力電流は、直列接続幹線ケーブル13のゴム被覆絶縁変圧器14を介して6.6Aの定電流電力が出力されるように分岐ケーブル15に供給され、絶縁カレントトランス(第1絶縁カレントトランス)16aを介してLED点灯用の0.66Aの交流定電流出力に変換されて主回路の整流回路(第1整流回路)17aに入力される。それとともに、絶縁カレントトランス(第3絶縁カレントトランス)16bを介して制御電源回路18に入力され、同様に、絶縁カレントトランス(第2絶縁カレントトランス)16cを介して入力電流検出回路19に入力される。
主回路の整流回路17aで整流された電圧は負荷調整回路20を介してダイオードD1と平滑素子である平滑コンデンサC1との直列回路に印加される。負荷調整回路20のスイッチ素子Q1はLED21をバイパスするバイパス回路を形成するものであり、パルス幅制御回路22により駆動制御される。バイパス回路はスイッチ素子Q1と整流回路17aとの閉回路で形成される。負荷調整回路20のパルス幅制御回路22は、抵抗R3に流れる電流をLED21に供給される電流(直流350mA)としてフィードバック回路23aでフィードバックして検出する。そして、LED21に供給される電流が所定値以上となると、パルス幅制御回路22はスイッチ素子Q1をパルス幅制御してLED21をバイパスする回路を形成する。すなわち、そのバイパス回路に流れる電流を調整して、LED21に供給される電流を一定に調整する。
また、パルス幅制御回路22は、LED21の電圧を、抵抗R1と抵抗R2とで分圧された抵抗R2の電圧をフィードバック回路23bを介してフィードバックして検出し、LED21の電圧が所定値以上となると、スイッチ素子Q1をパルス幅制御し、LED21に印加される電圧を一定に調整するとともに、LED21の電圧が別の所定値以上となると、LED21に印加される電圧を零とし主回路の動作を停止させる安全回路として動作する。
なお、スイッチ素子Q1、ダイオードD1、平滑コンデンサC1からなる回路は、昇圧チョッパ回路に類似した回路構成であるが、整流回路17aとダイオードD1との間にインダクタンスがない点で相違する。インダクタンスがないとスイッチ素子Q1がオンしたときに整流回路17aが短絡してしまうことになるが、交流定電流電源12は光度比率に応じた電流を出力する定電流源であるため、絶縁カレントトランス16aを介して整流回路17aで整流された電源も定電流源である。従って、スイッチ素子Q1がオンしたときに大電流が流れることはない。
次に、制御電源回路18は、交流定電流電源12から供給される電流を絶縁カレントトランス16a、整流回路17a、絶縁カレントトランス16bを介して入力し、制御電源を生成するものである。制御電源回路18は、絶縁カレントトランス16bを介して供給される電流を整流する整流回路(第2整流回路)17bと、整流回路17bで整流して得られた電流を調整して出力電圧が一定となるように調整する電圧調整回路24とを有し、電圧調整回路24の出力電圧をダイオードD2を介して平滑素子であるコンデンサC2で平滑して制御電源電圧Vccを得るようにしている。
制御電源回路18の電圧調整回路24は、主回路の負荷調整回路20と同様に、出力端をバイパスする回路を形成するスイッチ素子Q3を有し、出力電圧である制御電源電圧Vccが所定値以上となると、出力端をバイパスする回路を形成し、そのバイパス回路に流れる電流を調整して、制御電源電圧Vccを一定に調整する。スイッチ素子Q3は電圧制御回路25により駆動制御される。制御電源回路18で得られた制御電源電圧Vccは、制御電源を必要とする各構成要素に供給される。これにより、主回路の絶縁カレントトランス16aの二次側巻線より制御電源を取得する場合に比較し、LED21の個数に関係なく安定した制御電源を得ることができる。
一方、入力電流検出回路19は、交流定電流電源12から供給される電流を絶縁カレントトランス16a、整流回路17a、絶縁カレントトランス16cを介して入力した電流に基づいて、交流定電流電源12からの出力電流を実効値で検出し、入力した電流の実効値に基づいて交流定電流電源12からの出力電流を検出する。入力電流検出回路19で検出した出力電流の値から光度比率が算出される。光度比率は適切に識別する必要がある。
交流定電流電源12に接続されている負荷や電源の出力自体が変動したとき、1次側の電流の平均値で出力電流値を検出する場合には、交流定電流電源12の変動に伴う出力電流値の変化量を適切に算出できないが、電流の実効値で出力電流を検出する場合には、出力電流値の変化量を適切に算出できるので、光度比率に所望の制御することができる。
交流定電流電源12からの出力電流が電球の光度比−相対電流値特性で変化すると、この場合には、LED21の光度比率に基づく電流では光度比が合わないのでLED21の光度比率に変換する必要がある。そこで、特性変換回路26でその変換を行う。すなわち、特性変換回路26は、出力電流検出器19で検出された出力電流を電球の光度比−相対電流値特性に基づいてLED21が所定の光度となるように電流に変換する。デューティ制御回路27は、LED21を流れる電流が特性変換回路26で変換された電流になるようにスイッチ素子Q2をデューティ制御(PWM制御)する。
第1の実施の形態によれば、制御電源回路18により制御電源を得るので、LED点灯装置11が必要とする最大限の電力を供給できる程度の大きさの絶縁カレントトランス16bにすることができ、主回路の絶縁カレントトランス16aの二次側巻線より制御電源を取得する場合に比較し電力の省力化が図れる。また、制御電源回路18の電圧調整回路24は、制御電源電圧Vccが所定値以上となると、制御電源電圧Vccを一定に調整するので、主回路の絶縁カレントトランス16aの二次側巻線より制御電源を取得する場合に比較し安定した制御電源を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図2は本発明の第2の実施の形態に係わるLED点灯装置の回路図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、主回路のLED21に印加する電流または電圧が所定値以上になったとき、主回路の負荷調整回路20のバイパス回路に流す電流を制御電源回路18に供給する電流供給ライン28を設けたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図2において、電流供給ライン28は、主回路の負荷調整回路20のスイッチ素子Q1と制御電源回路18のダイオードD2の前段との間にダイオードD3を介して接続される。そして、主回路の負荷調整回路20のスイッチ素子Q1の一端(ソース端子)が制御電源回路18の整流回路17bとダイオードD2との間に接続され、これにより、スイッチ素子Q1がオンしたときに、スイッチ素子Q1と整流回路17aとで形成されるバイパス回路に流れる電流が電圧調整回路24に供給されるので、主回路の負荷調整回路20の電圧調整時の余剰電流を制御電源回路18に供給でき、制御電源回路18の絶縁カレントトランス16bの一層の小型化が図れるとともに省電力化が図れる。
図3は本発明の第3の実施の形態に係わる標識灯システムの構成図である。この標識灯システムは、光源がLED21であるLED点灯装置11が一体化されたLED式標識灯29と、光源が電球30の電球式標識灯31とが混在する標識灯システムに対して、第1の実施の形態または第2の実施の形態のLED点灯装置11を適用したものである。交流定電流電源12の出力電流が、電球30を用いる電球式標識灯31の電球30の光度比率の出力電流である場合には、LED式標識灯29のLED21に対してはLED点灯装置11を適用する。
いま、交流定電流電源12は、電球30を用いる電球式標識灯31の電球30の光度比率になるように出力電流を切り換えるものであるとする。直列接続幹線ケーブル13は、交流定電流電源12の出力端から延在して、LED式標識灯29や電球式標識灯31を設置する滑走路や誘導路の路側に沿って敷設される。直列接続幹線ケーブル13にはゴム被覆絶縁変圧器14が接続され、直列接続幹線ケーブル13の高電圧からLED式標識灯29や電球式標識灯31側と通電可能な状態を維持しながら絶縁され、分岐線ケーブル15に定電流を供給する。
分岐線ケーブル15にはLED式標識灯29や電球式標識灯31が接続され、LED式標識灯29では絶縁カレントトランス16a、16b、16cを介してLED点灯装置11に定電流が供給され、LED点灯装置11によりLED21が点灯制御される。また、電球式標識灯31では電球30に定電流が供給され、電球30が点灯制御される。
交流定電流電源12から電球の光度比率に対応した出力電流がLED式標識灯29のLED点灯装置11に供給されると、LED点灯装置11は、電球の光度比率に対応した出力電流を電球の光度比−相対電流値特性に基づく電流に変換する。従って、LED21を適正にその光度比率の光出力で点灯できる。LED点灯装置11は、簡素化された構成であるので、その大きさを小さくでき、LED点灯装置11をLED式標識灯29の筐体内に収納することが可能である。
第3の実施の形態によれば、光源がLED21であるLED式標識灯29と、光源が電球30である電球式標識灯31とが混在する場合であっても、同じ交流定電流電源12からLED式標識灯29のLED21や電球式標識灯31の電球30の点灯用の電源を供給できる。
図4は本発明の第4の実施の形態に係わるLED点灯装置の回路図である。この第4の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態の形態に対し、6.6Aの定電流電力を出力するゴム被覆絶縁変圧器14に代えて、0.66Aの交流定電流電力を出力するゴム被覆絶縁変圧器14’を設け、絶縁カレントトランス16aを省略し、LED点灯装置11をLED式標識灯29と分離して設置できるようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
ゴム被覆絶縁変圧器14’は、交流定電流電源12から供給される出力電流を直列接続幹線ケーブル13を介して入力し、0.66Aの定電流電力が出力されるように分岐ケーブル15に供給する。これにより、LED点灯用の0.66Aの交流定電流出力を主回路の整流回路17aに供給し、それとともに、絶縁カレントトランス16bを介して制御電源回路18に入力され、同様に、絶縁カレントトランス16cを介して入力電流検出回路19に入力される。
図5は本発明の第5の実施の形態に係わる標識灯システムの構成図である。この標識灯システムは、図4に示したLED点灯装置11と、LED式標識灯29とを分離設置した標識灯システムを示している。本実施の形態の標識灯システムの場合、LED点灯装置11に対して複数のLED式標識灯29が接続されてもよい。
図5に示すように、交流定電流電源12から供給される出力電流を直列接続幹線ケーブル13を介して入力し、直列接続されたゴム被覆絶縁変圧器14’を介して、それぞれのLED点灯装置11に供給する。これにより、LED点灯装置11とLED式標識灯29とが別置きの場合にも、LED式標識灯29に点灯用電源を供給できる。
11…LED点灯装置、12…交流定電流電源、13…直列接続幹線ケーブル、14、14’…ゴム被覆絶縁変圧器、15…分岐ケーブル、16a…第1絶縁カレントトランス、16b…第3絶縁カレントトランス、16c…第2絶縁カレントトランス、17…整流回路、18…制御電源回路、19…入力電流検出回路、20…負荷調整回路、21…LED、22…パルス幅制御回路、23…フィードバック回路、24…電圧調整回路、25…電圧制御回路、26…特性変換回路、27…デューティ制御回路、28…電流供給ライン、29…LED式標識灯、30…電球、31…電球式標識灯

Claims (4)

  1. 交流定電流電源から出力される電流を第1絶縁カレントトランスを介して入力し整流する第1整流回路と;
    前記第1整流回路で整流された電流を平滑する平滑素子と;
    前記平滑素子で平滑された電流をLEDに印加し、LEDに印加する電流または電圧が所定値以上になると回路の入力電流をバイパスするバイパス回路を有し、このバイパス回路に流れる電流を調整してLEDに印加される電流または電圧が一定となるように調整する負荷調整回路と;
    前記交流定電流電源から供給される電流を前記第1絶縁カレントトランスと直列に設けられた第2絶縁カレントトランスを介して入力し、入力された電流を検出する入力電流検出回路と;
    前記入力電流検出回路からの検出信号に基づき前記交流定電流電源から供給される所定の電流に対し、所定の明るさになるようにLEDの電流をデューティ制御するデューティ制御回路と;
    前記交流定電流電源から供給される電流を前記第1絶縁カレントトランスおよび前記第2絶縁カレントトランスと直列に設けられた第3絶縁カレントトランスを介して入力し整流する第2整流回路と、前記第2整流回路で整流して得られた電流を調整して出力電圧が一定となるように調整する電圧調整回路とを有し、
    前記電圧調整回路の出力電圧を、前記負荷調整回路、前記入力電流検出回路、前記デューティ制御回路への制御電源電圧として出力する制御電源回路と;
    を備えたことを特徴とするLED点灯装置。
  2. 前記LEDに印加する電流または電圧が所定値以上になったとき前記負荷調整回路の前記バイパス回路に流す電流を前記制御電源回路に供給する電流供給ラインを設けたことを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  3. 前記入力電流検出回路で検出された入力電流を基に、電球の光度比−相対電流値特性にLEDの光度比−相対電流値特性を変換する特性変換回路を有し、前記デューティ制御回路は、前記LEDに流れる電流が前記特性変換回路で変換された電流になるようにデューティ制御することを特徴とする請求項1または2記載のLED点灯装置。
  4. 請求項3記載のLED点灯装置に接続され光源がLEDであるLED式標識灯と;
    光源が電球である電球式標識灯と;
    LED式標識灯と電球式標識灯とを混在して直列接続する直列接続幹線ケーブルと;
    切換タップを切り換えて複数の光度比率に対応した出力電流を前記直列接続幹線ケーブルに出力する交流定電流電源と;
    を備えたことを特徴とする標識灯システム。
JP2009105592A 2009-04-23 2009-04-23 Led点灯装置及び標識灯システム Active JP5163590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009105592A JP5163590B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 Led点灯装置及び標識灯システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009105592A JP5163590B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 Led点灯装置及び標識灯システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010257718A JP2010257718A (ja) 2010-11-11
JP5163590B2 true JP5163590B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=43318426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009105592A Active JP5163590B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 Led点灯装置及び標識灯システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5163590B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102223084B (zh) * 2011-06-16 2012-11-07 湖北网安科技有限公司 一种交流恒流源电路
CN102548145A (zh) * 2011-12-31 2012-07-04 江苏三显照明科技有限公司 一种档位可调的恒流电源
JP2013145634A (ja) 2012-01-13 2013-07-25 Sony Corp 電球型光源装置
CN104067696B (zh) * 2012-01-26 2016-08-24 夏普株式会社 Led点亮装置
JP5054236B1 (ja) * 2012-01-26 2012-10-24 シャープ株式会社 Led点灯装置
JP5149457B1 (ja) * 2012-09-06 2013-02-20 シャープ株式会社 Led点灯装置
JP5214047B1 (ja) * 2012-07-25 2013-06-19 シャープ株式会社 Led点灯装置
KR101422036B1 (ko) * 2012-08-22 2014-07-23 엘지전자 주식회사 발광 다이오드 조명 장치
KR101422035B1 (ko) * 2012-08-22 2014-07-23 엘지전자 주식회사 발광 다이오드 조명 장치
FR3009474B1 (fr) * 2013-08-02 2015-07-31 Renault Sa Dispositif a diodes electroluminescentes
JP6176482B2 (ja) * 2013-09-25 2017-08-09 東芝ライテック株式会社 標識灯
CN104039055B (zh) * 2014-06-25 2016-06-29 广东顺德锐铂汇电子科技有限公司 双用照明灯智能控制电路
CN105451389A (zh) * 2015-11-20 2016-03-30 芜湖锐芯电子科技有限公司 一种led灯发光模块
CN105451391B (zh) * 2015-12-17 2017-11-17 盐城工学院 一种led驱动电路及灯具

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0765961A (ja) * 1993-08-31 1995-03-10 Toshiba Lighting & Technol Corp 直列負荷制御装置、空港用標識灯制御装置および空港用標識灯装置
JPH09238466A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Toshiba Lighting & Technol Corp 電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置
JP2006139755A (ja) * 2004-10-15 2006-06-01 Toshiba Lighting & Technology Corp Led式標識灯点灯装置及び標識灯システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010257718A (ja) 2010-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5163590B2 (ja) Led点灯装置及び標識灯システム
JP2006139755A (ja) Led式標識灯点灯装置及び標識灯システム
US8040071B2 (en) Circuits and methods for driving light sources
JP5132749B2 (ja) 光源点灯装置及び照明器具
US8569964B2 (en) Control circuit of light-emitting element
US20130257297A1 (en) Lamp comprising high-efficiency light devices
JP2014160574A (ja) Led駆動装置及びled照明装置
US8896222B2 (en) Power supply device and luminaire
JP2015072779A (ja) 照明装置
JP5896144B2 (ja) 電源装置および照明装置
JP5871134B2 (ja) 航空標識灯および航空標識灯システム
US9648689B2 (en) Drive unit for a lighting element and operating method therefor
US20130342121A1 (en) Luminaire
KR101844460B1 (ko) 호환형 엘이디 램프 제어 회로 및 이를 포함하는 엘이디 램프 등기구
JP2011176191A (ja) Led点灯装置
CN106341919B (zh) 照明控制装置、照明设备和照明器具
JP2010244959A (ja) 発光素子の制御回路
JP2004335128A (ja) Led点灯装置およびled標識灯
JP2012160284A (ja) Led点灯装置、照明装置および照明制御システム
JP2013026177A (ja) Led点灯装置及びそれを用いた照明器具
JP7303489B2 (ja) 照明装置
JP6754104B2 (ja) 照明装置
US20150002041A1 (en) Voltage control circuit for dimmer and dimming method using the same
JP6240105B2 (ja) 光源駆動装置及び照明器具
JP6238010B2 (ja) 点灯装置および標識灯

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5163590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3