JP5163123B2 - セーフティプレフィルドシリンジ - Google Patents

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Description

本発明は、使用後の誤穿刺防止のための針収納機構を備えたプレフィルドシリンジに関する。
従来から、患者に注射器による薬剤投与を行った後、プロテクターにより注射針をリキャップする際、看護師等の医療従事者が手指に患者の血液が付着した注射針を誤って穿刺してしまう、所謂、誤穿刺が問題とされてきた。誤穿刺による医療従事者への病気の伝染、感染等の医療事故を防ぐため、リキャップを行わず、例えば特許文献1に示されたような注射針に手をふれることなく針を廃棄する廃棄容器等を使用する医療機関もある。
しかしながら、救命救急室等、患者に対し迅速な医療処置が要求される場所、或いは廃棄容器を設置することが困難な場所においては、廃棄容器による注射針の廃棄は不可能である。
そこで、例えば特許文献2に示されたような、使用後に注射針を注射筒内に引き込む方式を採用することにより、誤穿刺を防止する注射器の発明がなされている。
また、例えば特許文献3に示されたような、使用後に注射筒の外筒を前方にスライドさせ、該外筒で注射針の先端部まで覆う方式を採用することにより、誤穿刺を防止する注射器の発明もなされている。
特開平1−242064号公報 特開2003−205035号公報 特開平5−337182号公報
しかし、特許文献2記載の注射器は、プランジャーがガスケットを貫通しているため(図8)、当該注射器を予め薬剤が充填された所謂プレフィルドシリンジに採用すると、ガスケットとプランジャーとの間の僅かな隙間から薬剤が漏出したり注射筒内の薬剤に雑菌が混入したりするおそれがあるため、プレフィルドシリンジの容器としては採用できない。また、プレフィルドシリンジの製造工程においては、注射筒内に薬剤を充填し、ガスケットを真空打栓した後、プランジャーをガスケットに取り付けるのが一般的である。そのため、特許文献2記載の注射器では、ガスケットに軸方向の貫通孔が形成されているため、注射筒内を陰圧にして、注射筒内と外界との圧力差によってガスケットを打栓する真空打栓を行うことはできない。
また、特許文献3記載の注射器は、注射筒よりも大きな外筒を採用するため、部材コストがかさむ。さらに、使用後においても外筒の先端は開口しているため、誤って手指が開口部又は開口部付近に接触すると、やはり誤穿刺や血液との接触の虞がある。また、使用後に外筒が後方にスライドすると、再び注射針が露出することになり、誤穿刺を完全に防止することはできない虞がある。そこで、液漏れが生じない構造が必要である。
本発明の目的は保管時に液密を達成でき且つ注射後に針を注射筒内に収納可能な構造を持つプレフィルドシリンジを提供することにある。
そこで、本発明者らは、
(1)先端に接続部を有しかつ基端が開口した注射筒と、前記接続部を封止できかつ着脱自在な蓋部材と、前記注射筒内に液密に摺動自在に設けられたガスケットと、前記ガスケットの基端に連結するプランジャーとを含む、前記注射筒内に薬剤が充填されたプレフィルドシリンジであって、前記ガスケットは先端部に結合手段が設けられるとともに、前記結合手段と前記ガスケットの基端部との間に前記注射筒内部の薬剤を外部から隔離できる隔壁部が設けられたことを特徴とするプレフィルドシリンジ。
(2)前記接続部の前記蓋部材と交換可能に取付けられる針組立体であって、注射針と、前記注射針の基端に固着され基端に前記結合手段に結合される被結合手段が設けられた針基と、前記注射針が挿通し、前記針基を先端方向に嵌合可能かつ基端方向に離脱可能な針基蓋部材とを含むことを特徴とする針組立体。
(3)(1)記載のプレフィルドシリンジと、(2)記載の針組立体とを含むことを特徴とするプレフィルドシリンジ組立体。
(4)前記結合手段が、前記被結合手段に結合するように、前記ガスケットの先端に形成された結合部であることを特徴とする(1)に記載のプレフィルドシリンジ。
(5)前記結合手段が、前記ガスケットの先端に取付けられ、前記被結合手段に結合される結合部材であることを特徴とする(1)に記載のプレフィルドシリンジ。
(6)前記接続部内部に、前記針基の基端方向への移動を制限する係合部を設けたことを特徴とする(1)に記載のプレフィルドシリンジ。
(7)前記ガスケット基端および前記プランジャー先端に、前記ガスケットと前記プランジャーとが連結される連結部が設けられることを特徴とする(1)に記載のプレフィルドシリンジ。
(8)前記連結部が、前記ガスケットと前記プランジャーとが連結可能かつ連結解除不能となるように設けられた嵌合凸部および嵌合凹部であることを特徴とする(7)に記載のプレフィルドシリンジ。
(9)前記被結合手段が、前記結合手段に結合するように、前記針基の基端に形成した被結合部であることを特徴とする(2)に記載の針組立体。
(10)前記被結合手段が、前記針基の基端に取付けられ、前記結合手段に結合する前記被結合部材であることを特徴とする(2)に記載の針組立体。
(11)前記プランジャーの前記連結部基端側を切離し可能とする切離手段が設けられていることを特徴とする(1),(7),(8)に記載のプレフィルドシリンジ。
(12)前記切離手段が、前記プランジャー側部に設けられた切欠きであることを特徴とする(11)に記載のプレフィルドシリンジ。
を用いることにより、ガスケットの結合手段と連結部との間に隔壁部を有するため、注射筒内と外界とが液密となり保管時においては注射筒内より薬剤が漏出したり注射筒内の薬剤に雑菌が混入したりすることがなく、注射後には注射針に触れることなく注射針を注射筒内に収納可能であるため注射後の誤穿刺による医療事故を回避することができることを見出し本願発明に至った。
本発明のプレフィルドシリンジは上述のように、結合手段と連結部との間に隔壁部を設けることで液密が達成でき、使用後に針が収納できる構造となるため、ガスケットからの液漏れや注射筒内への雑菌の混入の心配がなく使用後の誤穿刺が防止できるため医療に好適に用いることができる。
本発明の注射器用プランジャーについての一実施態様例の縦断面図。 (a),(b)ガスケットとプランジャーとの連結部についての他の実施様態例の部分拡大縦断面図。 (a),(b)ガスケットに設けられた結合手段の他の実施様態例の部分拡大縦断面図。 本発明の針組立体についての一実施態様例の縦断面図である。 (a),(b)針基に設けられた被結合手段の他の実施様態例の部分拡大縦断面図。 図1に記載したプレフィルドシリンジに図4に記載した針組立体を装着したプレフィルドシリンジ組立体の縦断面図 図6に記載したプレフィルドシリンジの薬剤投与後の処理方法についての縦断面図。 従来の針収納型シリンジのプランジャーの先端部分拡大縦断面図である。
符号の説明
A プレフィルドシリンジ
B 針組立体
C プレフィルドシリンジ組立体
1 注射筒
11 接続部
111 リブ
12 開口部
15 薬剤
2 ガスケット
20 連結部
21 係合手段
211 係合手段
212 係合手段
22 雌ねじ
23 隔壁部
24 嵌合凹部
3 プランジャー
31 雄ねじ
32 嵌合凸部
33 切離手段
331 切欠き
4 蓋部材
5 注射針
6 針基
61 被係合手段
611 被係合手段
612 被係合手段
62 上爪
63 下爪
7 針基蓋部材
71 針基嵌合部
72 孔
8 針カバー
以下、図を用いて本発明のプレフィルドシリンジを説明する。しかし、本願発明は、これら図面に記載した実施態様例に限定されるものではない。
図1は、本発明のプレフィルドシリンジについての一実施態様例の縦断面図である。図2(a)及び(b)はガスケットとプランジャーとの連結部についての他の実施様態例の部分拡大縦断面図である。図3(a)及び(b)はガスケットに設けられた結合手段の他の実施様態例の部分拡大縦断面図である。図4は、本発明の針組立体についての一実施態様例の縦断面図である。図5(a)及び(b)は針基に設けられた被結合手段の他の実施様態例の部分拡大縦断面図である。図6は図1に記載したプレフィルドシリンジに図4に記載した針組立体を装着したプレフィルドシリンジ組立体の縦断面図である。図7は図6に記載したプレフィルドシリンジの薬剤投与後の処理方法についての縦断面図である。図8は従来の針収納型シリンジのプランジャーの先端部分拡大縦断面図である。
図1は、注射筒1とガスケット2とプランジャー3と蓋部材4とを含むセーフティプレフィルドシリンジである。注射筒1は中空の略円筒状であって、先端には流路を持つ接続部11を有し、基端に開口部を持つ。接続部11にはリブ111が設けられ、着脱自在の蓋部材4により流路が閉鎖されている。注射筒1の内部にはガスケット2が液密且つ注射筒1の軸方向に摺動可能に収納され、注射筒1とガスケット2と蓋部材4とで囲まれた空間15に薬液を含んでいる。ガスケット2の先端に、結合手段である先端内壁に環状のリブを設けた筒体21がガスケットと一体に形成され、基端に嵌合凹部24が設けられている。ここで、ガスケット先端に形成された筒体21は注射筒1に形成された接続部11と同軸上に形成される。筒体21と嵌合凹部24との間には隔壁部23が形成されており、隔壁部23によって先端が縮径した筒体21と連結部20である嵌合凹部24とが隔てられることによって注射筒内と外界とが液密となっている。嵌合凹部22と嵌合可能な嵌合凸部32を先端に設けたプランジャー3がガスケット2に装着され、プランジャーには注射筒からプランジャーを分離するための切離手段33である切欠き331が形成されている。結合手段と連結部との間に隔壁部を設けることによって、ガスケットと隔壁部とによって注射筒内の空間と外界とが液密となるので注射筒内の薬剤が外部へ漏出したり薬剤に雑菌が混入したりする心配もない。
ガスケット2とプランジャー3との連結部20の構造は、ガスケット2とプランジャー3との連結が可能であれば特に限定されるものではなく、ガスケット2とプランジャー3との連結の解除が不能な構造であってもかまわない。図2(a)のようにガスケット2の基端に嵌合凹部24を形成し、プランジャー3の先端にガスケット2の嵌合凹部24と嵌合する嵌合凸部32を形成して嵌合させることで連結させてもよいし、図2(b)のようにガスケットに雌ねじ22を形成し、プランジャー3にガスケット2の雌ねじ22と螺合可能な雄ねじ31を形成して螺合させて連結させてもよい。連結部20を雄ねじ31と雌ねじ22の螺合にした場合は連結部20が切離手段33を兼ねることができ、プレフィルドシリンジ製造の際にも注射筒に打栓したガスケットにプランジャーを連結することが容易である。
切離手段33はガスケット2とプランジャー3とが分離可能であればどんな構造であってもよく、例えば切欠き331を設けてプランジャー3を折ることが可能な構造や、点線状に切り込みとヒンジ部とを交互に設けてプランジャーを捩切る構造などがある。ガスケット2とプランジャー3との連結が螺合であるような、連結部20が切離手段33を兼ねている構造であっても連結部20とは別に切離手段33を設けてもかまわない。
ガスケット2が注射筒1の基端の開口部から脱落するのを防ぐために、注射筒1に係止部を設けてもよい。係止部の形状及び材質は、ガスケット2が注射筒1から脱落が防止できればどんなものでもよく、例えば注射筒1の開口部付近に環状の凸部を注射筒1と一体成型してもよいし、また、注射筒1と別部材の係止部を形成して注射筒1に嵌め込んでもよい。
ガスケット2は、ゴム弾性体であり、材質として通常のシリンジ用ガスケットで用いられるゴム弾性を示す樹脂を用いることができる。前記ゴム弾性体は液密であることから、ブチルゴム、シリコーンゴム、熱可塑性エラストマー、シリコーンエラストマー等を用いることができる。また、注射筒1及びプランジャー3は、シリンジに用いることができれば特に限定されるものではなく、公知の材質を用いることができるが、成型が容易であることから熱可塑性樹脂が好ましい。
ガスケット2の結合手段21の材質及び形状は使用中に結合手段21が破損したり結合手段21とガスケット2とが分離したりしないものであって、後述の被結合手段61と結合可能であれば特に限定されるものではなく、図3(a)の様に結合手段211とガスケット2とが一体形成されていてもよいし、図3(b)の様に結合手段212とガスケット2とが別体であり、結合手段212をガスケット2に嵌め込んだ形状でもよい。結合手段212とガスケット2とが別体の場合は、結合手段212のガスケット2への装着方法は使用中に外れないものであれば特に限定されない。
図4は注射針5と針基6を含む針本体と、針基蓋部材7と針カバー8とからなる針組立体である。針本体は先端が注射針5であって、注射針5には基端に注射針と連通する流路を備えた針基6の先端が固着し、針基6の基端には左右に上爪62と下爪63を備えた被結合手段61が設けられている。針基蓋部材7は先端に注射針5が挿通可能な孔72を有し、孔72の基端側には針基6が嵌合する針基嵌合部71が設けられ、基端は開口している。孔72には注射針5が挿通されて針基嵌合部71には針基6の先端が嵌合し、針基嵌合部71に針基6の先端が嵌合することで針基蓋部材7の先端側が閉塞する。針カバー8は先端が閉塞し基端が開口し、針カバー8の基端が針基蓋部材7の先端側に嵌合することで注射針5は針カバー8によって覆われている。針基6の径は注射針5より大きいために針本体が針基蓋部材7の先端の孔72を貫通することは不可能であり、針本体は針基蓋部材7の基端方向に離脱可能となっている。また、針基6の先端と針基嵌合部71との嵌合は容易に外れるものではないため、不用意に針本体が針基蓋部材7と分離することはない。
針基6の基端に設けられる被係合手段61の形状及び材質は、上記ガスケット2の係合手段21と係合可能であって、保管時及び使用時に針基6から分離することがなければ特に限定されるものではない。図5(a)のように針基6と被係合手段611とを一体に形成してもよく、図5(b)のように針基6と被係合手段612を別に形成し、針基6と被係合手段612とを結合させてもよい。
図6は本発明のプレフィルドシリンジAと針組立体Bとからなるプレフィルドシリンジ組立体Cである。注射筒1より蓋部材4を外して針組立体Bの針基蓋部材7の基端側を接続部11に装着する。このとき、針組立体Bの上爪62は注射筒1の接続部11に形成されたリブ111に係合し、針本体が注射筒の基端方向に移動しないようになっている。針基6は針基蓋部材7の先端の針基嵌合部71に嵌合した状態であるので、針基蓋部材7の先端は閉塞されているため針基蓋部材7から液が漏れ出すことはなく、使用の際には注射針5以外から液が出ることはない。
針基蓋部材7と接続部11の装着方法についても特に限定されるものではない。針基蓋部材7の基端が接続部11に被さることで係合してもよいし、接続部11にネジ溝を形成して針基蓋部材7の内側に接続部11のネジ溝と螺合可能なネジ山を形成して螺合してもよいし、接続部11を二重円管状にして外管内側に雌ねじを設けた形状とし、針基蓋部材7に雌ねじと螺合可能な突部を設けて針基蓋部材を螺入して係合させてもよい。
図7を用いて本発明のプレフィルドシリンジ組立体Cの薬液投与後の処理方法について説明する。患者から注射針5を抜き、プランジャー31を注射筒1の先端方向へ押し込みガスケット2の筒体211を接続部11の流路に侵入させ、ガスケットの筒状体211を被結合手段611の下爪63に圧接し、下爪63とガスケットに形成された筒体211のリブとを係合させることによって、爪の左右の間隔が狭められて針本体の上爪62と注射筒1の接続部11に形成されたリブ111との係合が外れ、針本体とガスケット2とが一体化することによって、針本体がガスケット2と一緒に摺動操作可能となる。その後プランジャー3を引き、針本体とガスケット2とを注射筒1の内部に収納し、プランジャー3の切離手段33である切欠き331でプランジャー3を折ることによってプランジャー2とガスケット3とを分離する。このように本発明のプレフィルドシリンジ組立体を用いると、プランジャーを押し込んでガスケットと針本体を圧接させることによって針本体と注射筒との係合を外してガスケットと針本体を係合させることができ、プランジャーを切離手段によってガスケットと分離させることでガスケットの摺動を不可能とし、注射筒内にガスケットとガスケットに係合した針部を残留して安全に廃棄することが可能である。特にガスケットとプランジャーとの連結が螺合である場合は連結部が切離手段を兼ねているため螺合を解除することでガスケットとプランジャーとの分離が可能である。最後に注射筒の接続部に蓋部材を装着して廃棄するのもよい。
ガスケット2の結合手段21と針本体の被結合手段61との結合状態について、ガスケット2を注射筒1の先端方向へ押し込み、ガスケット2を針本体の被結合手段61に接することによって結合手段21と被結合手段61とが結合し、接続部11と針本体との結合が解除されて針本体とガスケット2とが注射筒1の内部に収納可能となるものであれば、特に限定されるものではなく、場合によっては接続部11にリブ111以外の別の構造を設けてもよいし、接続部11に何も設けなくてもよい。例えば、ガスケット2の係合手段21と針本体の被係合手段61とを、それぞれが圧接すると結合する程度の磁力をもつ磁性体で形成してもよい。
本発明のプレフィルドシリンジは上述のように、結合手段と連結部との間に隔壁部を設けることで液密が達成でき、使用後に針が収納できる構造となるため、ガスケットからの液漏れや注射筒内への雑菌の混入の心配がなく使用後の誤穿刺が防止できるため医療に好適に用いることができる。

Claims (6)

  1. 先端に接続部を有し、かつ基端が開口した注射筒と、前記接続部に取付けられる針組立体であって、注射針と、前記注射針の基端に固着され、基端に結合手段に結合される被結合手段が設けられた針基と、前記注射針が挿通し、前記針基を先端方向に嵌合可能かつ基端方向に離脱可能な針基蓋部材とを含む針組立体と、前記注射筒内に液密に摺動自在に設けられたゴム弾性体で形成されたガスケットと、前記ガスケットの基端に連結するプランジャーとを含む、前記注射筒内に薬剤が充填されたプレフィルドシリンジ組立体であって、前記ガスケットは先端部に接続部内に突出するように結合手段が設けられるとともに、前記結合手段と前記ガスケットの基端部との間に前記注射筒内部の薬剤を外部から隔離できる隔壁部が設けられ、前記結合手段は、前記被結合手段に結合するように、前記ガスケットの先端に前記ガスケットと同素材で形成された結合部であることを特徴とするプレフィルドシリンジ組立体。
  2. 前記接続部内部に、前記針基の基端方向への移動を制限する係合部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプレフィルドシリンジ組立体。
  3. 前記ガスケット基端および前記プランジャー先端に、前記ガスケットと前記プランジャーとが連結される連結部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のプレフィルドシリンジ組立体。
  4. 前記連結部が、前記ガスケットと前記プランジャーとが連結可能かつ連結解除不能となるように設けられた嵌合凸部および嵌合凹部であることを特徴とする請求項3に記載のプレフィルドシリンジ組立体。
  5. 前記プランジャーの前記連結部基端側を切離し可能とする切離手段が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載のプレフィルドシリンジ組立体。
  6. 前記切離手段が、前記プランジャー側部に設けられた切欠きであることを特徴とする請求項に記載のプレフィルドシリンジ組立体
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