JP5161541B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本願発明は、座がサイドフレーム(脚フレーム)で支持されている簡易構造の椅子に関するものである。
椅子の脚をパイプや棒材で構成した簡易な構造の椅子(骨組みをフレーム構造とした椅子)は、会議室用や講演会場用、或いは商談用等に広く使用されている。そして、この種の椅子において脚フレームは様々の形態が提案されており、本願出願人はその一例を特許文献1で提案した。
すなわち特許文献1(図1〜2の実施形態)において、脚フレームは座の左右外側に配置された左右のサイドフレームを有する形態になっており、サイドフレームの接地部に、座をその前後中途部において下方から支持する側面視前傾姿勢の補助支柱部が設けられている一方、サイドフレームは座よりも高い位置において前後方向に延びる梁状部(アッパーメンバー)を有して、梁状部の後端を背もたれの裏側に回り込ませて、この回り込み部に背もたれが連結されている。この特許文献1において座と背もたれとは一体に連続しており、また、サイドフレームの梁状部に肘当てを取り付けることができる。
特開2006−239079号公報
特許文献1の発明は、脚フレームの撓み変形を有効に利用して背もたれに高いロッキング性能を付与することを主たる目的としており、そこで、補助支柱部を傾斜姿勢にし、かつ、サイドフレームの後端に背もたれを連結している。
本願発明は特許文献と同様にサイドフレームを有する椅子において、ロッキング時のクッション性とフィット性とをより向上することや、サイドフレームに肘当てを能率良く取り付けできるようにすること等を目的するものである。
本願発明の椅子は、互いに分離した座と背もたれとを備えており、前記座はその左右両側に配置されたサイドフレームで支持されており、更に、前記背もたれの裏側には、当該背もたれの少なくとも上端部まで延びると共に当該背もたれの左右側縁の左右内側に位置した背支柱が配置されている、という基本構成になっている。そして、請求項1の発明では、上記基本構成において、前記サイドフレームは着座した人の肘が載り得る高さ位置で前後方向に延びるアッパーメンバーを備えており、前記左右サイドフレームにおけるアッパーメンバーの後端と背支柱の上下中途高さ部位とが前記背もたれの後ろに位置して左右外向きに延びる横向きアーム部と前記背もたれの左右外側に位置して前記横向きアーム部の先端から手前に向けて延びる前向きアーム部とを有するブラケットで連結されている一方、前記背もたれは着座した人が凭れ掛かると後ろ向きに撓む柔軟な素材からなっており、前記背もたれは、その上端部を前記背支柱に取り付けると共に中途高さ部位の左右側部を前記ブラケットに取り付けることにより、着座した人の体圧で撓み変形することが許容されている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記座は左右サイドフレームに差し渡し固定されたステーに締結されている一方、前記背支柱は座の下面に固定されており、更に、前記背もたれは着座した人の腰部を後ろから支えるよう縦断側面視で前向き凸状になったランバーサポート部を有しており、前記ランバーサポート部の左右両端部が前記ブラケットの横向きアーム部に連結されている。
請求項3の発明は、請求項1又は2の椅子に肘当てを取り付ける構造に関するものであり、この発明では、前記サイドフレームにおけるアッパーメンバーの後端部と前記ブラケットの前端部とは互いに嵌合して固定されていると共に、前記サイドフレームのアッパーメンバーには肘当てが上方から重なっており、前記肘当ての前部はビスでサイドフレームに固定されている一方、前記肘当ての後端部は前記ブラケットの前向きアーム部に上向き動不能に保持されている。
請求項4の発明は請求項3の展開例であり、請求項3において、前記サイドフレームはパイプ製であり、このサイドフレームにおけるアッパーメンバーの後端部に前記ブラケットにおける前向きアーム部に設けたボス部が挿入固定されており、更に、前記肘当ての後端部には側面視後ろ向き鉤状の係止爪が下向きに突設されており、前記ブラケットのボス部に、前記肘当ての係合爪が上向き動不能に入り込む係合穴が形成されており、かつ、前記サイドフレームにおけるアッパーメンバーのうち前記ブラケットのボス部に嵌まった部分に、前記肘当ての係合爪が前記ブラケットの係合穴に嵌まることを許容する逃がし穴を空けている。
本願発明では、背もたれはブラケットと背支柱とに取り付けられているため、背もたれは座と分離した状態でしっかりと取り付けることができる。このため背もたれは座とは独立して変形したり多少は動いたりすることが可能であり、その結果、高いフィット性やクッション性を確保し得る。特に、背もたれは着座した人の体圧で撓み変形する柔軟性があるため、フィット性・クッション性に優れている。
そして、サイドフレームのアッパーメンバーに背もたれを連結するのではなく、アッパーメンバー及び背支柱と別部材であるブラケットに背もたれを連結するものであり、ブラケットは背もたれに応じた形態・構造に精度良く製造できるため、背もたれが複雑な構造・形態であっても簡単に適応できる。
背支柱はサイドフレームに固定することも可能であるが、請求項3のように座の下面に固定すると、座が椅子の骨組みを構成する強度メンバーの一部を兼用するため、椅子の全体の構造が簡単になる利点がある
サイドフレームのアッパーメンバーに肘当てを取り付ける方法としては、例えば肘当てをアッパーメンバーに前後複数本のビスで固定することや、アッパーメンバーに下方から重なる当て板を設けて当て板と肘当てとをビスで締結することなども可能であるが、請求項3のように構成すると、背もたれを取り付けるためのブラケットが肘当ての取り付け部材を兼用するため、それだけ構造が簡単になる利点がある。更に請求項4の構成を採用すると、肘当てはその前部を1本のビスでアッパーメンバーに固定するだけで良いため、組立作業性を向上できる。
次に、図面を参照して本願発明の実施形態を説明する。本実施形態は、会議室や講演会場等に設置されることが多い簡易タイプの椅子に適用している。
(1).椅子の概略
まず、図1〜図6に基づいて椅子の概略を説明する。図1は椅子の概略斜視図、図2のうち(A)は椅子の側面図、(B)は背支柱の側面図、(C)は背支柱の正面図、図3のうち(A)は脚フレームの斜視図、(B)は背支柱の下部の正面図、(C)は座の縦断側面図、図4のうち(A)は背もたれ2の側面図、(B)は背もたれ2の縦断側面図、図5のうち(A)は背もたれ2の底面図、(B)は図4(A)のVB-VB 視断面図、(C)は図4(A)のVC-VC 視断面図、図6は一部の部材を断面表示した分離平面図である。
図1や図2(A)に示すように、椅子は、座1、背もたれ2、座1の左右両側に配置された丸パイプ製のサイドフレーム3を備えている。サイドフレーム3は、座1の前端近くにおいて若干後傾しつつ上下方向に延びる起立部3aと、起立部3aの下端から後ろ向きに延びる水平状の接地部3bと、起立部3aの上端から後ろ向きに延びるアッパーメンバー3cとを有しており、全体的には側面視でコ字状に近い形態になっている。アッパーメンバー3cは側面視で下向き凹状に緩い曲率で湾曲しており、前端よりも後端が低くなるように全体的に傾斜している。そして、アッパーメンバー3cには肘当て4が装着されている。
左右サイドフレーム3における接地部3bの後端は後部横杆5を介して一体に連続している。また、図3(A)(C)に示すように、左右サイドフレーム3の起立部3aには平面視後ろ向き凸形の前部ステー6が溶接よって固定されている。従って、本実施形態では、サイドフレーム3と後部横杆5と前部ステー6とで脚フレームが構成されている。
図3(C)に示すように、座1は中空の座本体7とその上面に張ったクッション7aとを備えている。座本体7は樹脂を素材にしたブロー成形によって中空に製造されている。そして、座1の略前半部は前部ステー6に複数本のビス8で固定されている。ビス8は押さえ部材9を介してナット10にねじ込まれており、ナット10は座本体7の上面に形成した凹所に回転不能に嵌まっている。なお、図3(C)において座本体7の上面は左右中間部とその両側とに段差がある状態に描かれているが、これは断面表示の切断箇所が3カ所で相違するためであり、実際には座本体7の上面は滑らかに連続している。
座1の後部には、背支柱11がビス12で固定されている。すなわち、図2(B)(C)に示すように、背支柱11は、背もたれ2の左右側縁の左右内側に配置された左右2本の丸パイプから成っており、その下端を前向きに折り曲げてこの前向き部に左右横長で広い面積の当て板13を溶接によって固着し、当て板13を前後左右4本のビス12で座本体7に締結している。ビス12はナット14にねじ込まれており、ナット14は座本体7の上面部に形成した凹所に回転不能に嵌まっている。
なお、図3(C)のとおり、座本体7のうち当て板13の手前側の部分は他の部分に比べて全体の厚さが厚い肉厚部7bになっている。これは、背もたれ2に作用した荷重が背支柱11を介して手前側に向いた押圧力として作用することから、強度を確保するための措置である。
背もたれ2はエラストマー系の柔軟な素材から成っており、全体的に平面視では前向き凹状に湾曲しつつ、着座した人の腰が当たる部分は側面視(及び縦断側面視)で前向き凸状に湾曲したランバーサポート部2aになっている。また、前面と背面には多数の縦リブ15が形成されている。例えば図4に示すように、背もたれ2の上部には後ろ向きに開口した固定部2bが形成されている一方、背支柱11の上端にはアッパープレート16が一体に設けられており、背もたれ2の固定部2bはアッパープレート16にビス及びナット(いずれも図示せず)の群で締結されている。
図2(A)(B)に示すように、背支柱11は背面視で縦長矩形のメインカバー17によって後ろから覆われている。また、背支柱11の上端に設けたアッパープレート16はメインカバー17に被さる形態の上カバー18で覆われており、更に、背支柱11の下端に固定した当て板13の部分は下カバー19で覆われている。
(2).背もたれの下部の連結構造
図4,5に示すように、背もたれ2のうちランバーサポート部2aの左右両端部には後ろ向きに突出する中間軸受けリブ21が一体に形成されており、また、背もたれ2の下端部には、左右中間位置に寄った状態で左右2個の下軸受けリブ22が後ろ向きに突設されている。中間軸受けリブ21は2個で1セットになっている。
そして、図1,図2(A)や図6に表れているように、サイドフレーム3のアッパーメンバー3cと背支柱11とにはブラケット23が固定されており、このブラケット23に背もたれ2の中間軸受けリブ21が連結されており、また、背もたれ2の下軸受けリブ22はメインカバー17の下部に連結されている。これらの点を従前の図(特に図6)に加えて図7,8も参照して説明する。
図7のうち(A)はブラケット23を中心にした部分の一部破断平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)はブラケット23の正面図、(E)はブラケット23の側面図((A)のE−E視断面図)、図8のうち(A)は背もたれ2の下軸受けリブ22の箇所での連結構造を示す平断面図、(B)は連結した状態での(A)のB−B視断面図である。なお、図6,7においてブラケット23は底面視での形態を描いている。
ブラケット23は樹脂成形品又はアルミダイキャスト品であり、図6や図7に示すように、背支柱11に固定される上下長手の基部23a、基部23aの上部から左右外向きに延びる横向きアーム部23b、横向きアーム部23bの先端から手前に向けて延びる前向きアーム部23c、前向きアーム部23cの前端に前向き突設したボス部23d、の各部分から成っている。従って、ブラケット23は、背支柱11を起点にすると、背もたれ2の後ろ側から外側に回り込んで手前に延びる形態になっている。ボス部23dはサイドフレーム3のアッパーメンバー3cに嵌め込まれている。
図7(A)に示すように、ブラケット23における基部23aの背面は背支柱11に嵌まるように円弧溝になっており、そして、図7(B)に示すように基部23aは上下2本のビス24で背支柱11に固定されている(ビス24が嵌まる座ぐり穴を符号25で示している。)。
また、図6及び図7(A)に示すように、横向きアーム部23bの前面に、背もたれ2の中間軸受けリブ21に内側から重なるインナー軸受け26をビス27で固定している一方、前向きアーム部23cに背もたれ2における中間軸受けリブ21の外側に位置するアウター軸受け28を一体に設け、背もたれ2の中間軸受けリブ21が連結軸29を介してインナー軸受け26とアウター軸受け28とに連結されている。中間軸受けリブ21とアウター軸受け28との間にはカラー30が配置されている。アウター軸受け28を横向きアーム部23bに形成してカラー30を無くすことも可能である。
図8に示すように、背もたれ2の下軸受けリブ22には左右長手の1本のジョイント31が軸32で連結されている。ジョイント31は基本的には筒状で、その左右両端寄り部位に、下軸受けリブ22に嵌まる前向き開口部33を有する大径部31aが形成されている。また、大径部31aの左右両側の部分にはブッシュ34が嵌まっている。他方、背支柱11を覆うメインカバー17の下部には、ジョイント31のうち大径部31aの内側の部分が嵌まる前向き開口穴35を有する左右一対の支持片36が一体に形成されている。前向き開口穴35は先端部が窄まっており、従って、ジョイント31は前向き開口穴35に強制的に嵌め込まれる。
強制的な嵌め込みに際して容易に弾性変形するように、支持片36にはスリット37を形成している。メインカバー17は下カバー18と前後左右にずれ不能に噛み合うようになっており、そこで、図8において符号38で示すように、メインカバー17の下部には穴が空いた左右一対の舌片38を設けて、舌片38を下カバー18の受け爪(図示せず)に嵌めんでいる。図示は省略するが、下カバー18はビスで座本体7に固定されている。なお、背もたれ2の下軸受けリブ22は、ブラケット類を介して背支柱11又は座本体7に連結することも可能である。
(3).肘当ての取り付け
次に、従前の図に加えて図9〜図12も参照して肘当て4を説明する。図9のうち(A)は肘当て4の平面図、(B)は(A)のB−B視断面図側面図、(C)は(A)のC−C視断面図正面図、(D)は(B)のD−D視断面図、図10のうち(A)は分離側断面図、(B)はブラケット23のボス部23dの側面図、(C)は肘当て4の前部を固定した状態での縦断側面図、図11は分離平面図、図12のうち(A)は肘当て4の取り付け手順を示す側断面図、(B)は取り付け後の側断面図である。
肘当て4は、サイドフレーム3におけるアッパーメンバー3cの略全体に上から重なる前後長さであり、前端部には、サイドフレーム3の起立部3aの上部に手前から重なる下向き凸部4aが形成されている。また、図9(D)から理解できるように、肘当て4はアッパーメンバー3cの外径の略3倍程度の横幅があり、全体として下向き開口樋状に形成されている。そして、内部にはアッパーメンバー3cを左右両側から挟む前後長手の左右の縦リブ40が一体に形成されており、左右縦リブ40の間には、アッパーメンバー3cにきっちり重なる下向きの横リブ41が前後に適宜間隔で複数枚形成されている。縦リブ40の外側には横長のリブ42が一体に形成されている。
肘当て4の前端寄り部位でかつ左右中間部に、サイドフレーム3のアッパーメンバー3cに設けた穴に嵌まる筒形突起4bが一体に形成されており、アッパーメンバー3cに下方から挿入したフロントビス44が筒形突起4bにねじ込まれている。これにより、肘当て4はその前部においてアッパーメンバー3cに締結されている。
他方、既述のとおりブラケット23のボス部23dはアッパーメンバー3cの後部に後ろから挿入されており、ボス部23dの先端寄り部位に、上下に貫通する貫通穴45と、貫通穴45と一体に連続した上向き凹状のナット受け部46′とが形成されており、ナット受け部46′に角形ナット46が回転不能に嵌め込まれており、アッパーメンバー3cに下方から挿入されたリアビス47が角形ナット46に下方からねじ込まれている。
図9,10に示すように、肘当て4の後端部で左右中間部には側面視で後ろ向き鉤状の係合爪48が下向きに突設されている一方、ブラケット23のボス部23dには、係合爪48が上向き動不能に嵌まる係合穴49が形成されている。また、アッパーメンバー3cの後端部には係合爪48の嵌め込みを許容するための逃がし穴50が空いている。係合穴49の後部は下向きに開口しているが、これはブラケット23を成形するに際して金型をいわゆる抜き違いさせるために生じたものである。ブラケット23におけるボス部23dの外側面は若干切欠かれていて平坦面になっている。
上記の説明から理解できるように、肘当て4を取り付けるに当たっては、図12(A)のように肘当て4を傾けた姿勢にしてまず係合爪48をボス部23dの係合穴49に差し込み、次いで、係合爪48を支点にして倒すことで肘当て4をアッパーメンバー3cに重ね、それからフロントビス44とリアビス47とをねじ込むことになる。ブラケット23がアルミダイキャスト製である場合は、リアビス47はボス部23dにねじ込むことも可能である。
(4).まとめ
以上の構成において、着座した人が背を伸ばした状態ではその腰部が背もたれ2のランバーサポート部2aで支えられており、これによって上半身は安定良く支えられている。そして、着座した人が背もたれ2に凭れ掛かると、背もたれ2はランバーサポート部2aが伸び変形しつつ後ろ向きに沈むように撓み変形し、これによって高いフィット性とクッション性とが付与される。
また、背もたれ2の下軸受けリブ22はメインカバー17で支えられているため、背もたれ2上端部と下端部とで背支柱11に突っ張った状態になっており、このため背もたれ2が過度に変形することはなくて、人の身体は的確に支えられる。
また、アッパーメンバー3cと背支柱11とがブラケット23を介して連結されていることと、背支柱11とサイドフレーム3とが座本体7を介して連結されていることとにより、サイドフレーム3とブラケット23と背支柱11と座本体7とで閉じた状態の構造体が構成されており、これにより、サイドフレーム3とブラケット23と背支柱11と座本体7とが互いに補強し合って全体として頑丈な構造になっている。
そして、背もたれ2の中間軸受けリブ21はブラケット23に連結されているが、ブラケット23は背支柱11及びサイドフレーム3とは別構造体であるため複雑な形状であっても精度良く容易に製造でき、このため、中間軸受けリブ21を有する背もたれ2であっても特段の支障なく取り付けられる。また、背もたれ2を連結するためのブラケット23を使用して肘当て4を取り付けるものであるため、それだけ構造が簡単になる。更に本実施形態のように背もたれ2の下端部をメインカバー17(或いは背支柱11)に連結すると、ランバーサポート部2aの形態が的確に保持されるため特に好ましい。
なお、背支柱11は、例えばサイドフレーム3における後部横杆5に連結することも可能である。また、アッパーメンバー3cの下面に当て部材を配置して、当て部材と肘当て4とをビスで締結するといったことも可能である。また、背もたれは、樹脂製等のシェル体にクッションを張った構造とすることも可能である。なお、背支柱11と当て板13とアッパープレート16とを含んだ全体をバックフレームと呼ぶことも可能である。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えばサイドフレーム3はアッパーメンバー3cを備えていれば足りるのであり、脚フレームとしてサイドフレームの他の要素を含んでいてもよい。また、背支柱の素材や形態は必要に応じて任意に選択できるのであり、例えば板金製やアルミダイキャスト製とすることも可能である。また、上記の実施形態ではブラケットは左右に分離しているが、一体に連続させてもよい。
また、サイドフレーム3を丸棒製として、アッパーメンバーの後端部をブラケットに設けた穴に挿入固定するといったことも可能である。更に、肘当てにパッドを取り付けることも可能である。
実施形態に係る椅子の概略斜視図である。 (A)は椅子の側面図、(B)は背支柱の側面図、(C)は背支柱の正面図である。 (A)は脚フレームの斜視図、(B)は背支柱の下部の正面図、(C)は座の部分縦断側面図である。 背もたれの側面図及び縦断側面図である。 (A)は背もたれ2の底面図、(B)は図4(A)のVB-VB 視断面図、(C)は図4(A)のVC-VC 視断面図である。 一部の部材を断面表示した分離平面図である。 ブラケットの形態と背もたれの取り付け構造とを示す図である。 (A)は背もたれの下軸受けリブの箇所での連結構造を示す平断面図、(B)は連結した状態での(A)のB−B視断面図である。 肘当ての構造を示す図である。 肘当ての形態と取り付け構造とを示す図である。 肘当とブラケットとの分離平面図である。 (A)は肘当ての取り付け手順を示す側断面図、(B)は取り付け後の側断面図である。
1 座
2 背もたれ
3 サイドフレーム
3c アッパーメンバー
4 肘当て
11 背支柱
13 背支柱の下端に設けた当て板
16 背支柱の上端に設けたアッパープレート
21 背もたれをその下端より部位で連結するための中間軸受けリブ
22 背もたれをその下端部で連結するための下軸受けリブ
23 ブラケット
31 背もたれの下部を連結するためのジョイント
44 肘当てを固定するためのフロントビス
48 肘当ての係合爪
49 係合穴

Claims (4)

  1. 互いに分離した座と背もたれとを備えており、前記座はその左右両側に配置されたサイドフレームで支持されており、更に、前記背もたれの裏側には、当該背もたれの少なくとも上端部まで延びると共に当該背もたれの左右側縁の左右内側に位置した背支柱が配置されている、という構成において、
    前記サイドフレームは着座した人の肘が載り得る高さ位置で前後方向に延びるアッパーメンバーを備えており、前記左右サイドフレームにおけるアッパーメンバーの後端と背支柱の上下中途高さ部位とが前記背もたれの後ろに位置して左右外向きに延びる横向きアーム部と前記背もたれの左右外側に位置して前記横向きアーム部の先端から手前に向けて延びる前向きアーム部とを有するブラケットで連結されている一方、
    前記背もたれは着座した人が凭れ掛かると後ろ向きに撓む柔軟な素材からなっており、前記背もたれは、その上端部を前記背支柱に取り付けると共に中途高さ部位の左右側部を前記ブラケットに取り付けることにより、着座した人の体圧で撓み変形することが許容されている、
    椅子。
  2. 前記座は左右サイドフレームに差し渡し固定されたステーに締結されている一方、前記背支柱は座の下面に固定されており、更に、前記背もたれは着座した人の腰部を後ろから支えるよう縦断側面視で前向き凸状になったランバーサポート部を有しており、前記ランバーサポート部の左右両端部が前記ブラケットの横向きアーム部に連結されている、
    請求項1に記載した椅子。
  3. 前記サイドフレームにおけるアッパーメンバーの後端部と前記ブラケットの前端部とは互いに嵌合して固定されていると共に、前記サイドフレームのアッパーメンバーには肘当てが上方から重なっており、前記肘当ての前部はビスでサイドフレームに固定されている一方、前記肘当ての後端部は前記ブラケットの前向きアーム部に上向き動不能に保持されている、
    請求項1又は2に記載した椅子。
  4. 前記サイドフレームはパイプ製であり、このサイドフレームにおけるアッパーメンバーの後端部に前記ブラケットにおける前向きアーム部に設けたボス部が挿入固定されており、更に、前記肘当ての後端部には側面視後ろ向き鉤状の係止爪が下向きに突設されており、前記ブラケットのボス部に、前記肘当ての係合爪が上向き動不能に入り込む係合穴が形成されており、かつ、前記サイドフレームにおけるアッパーメンバーのうち前記ブラケットのボス部に嵌まった部分に、前記肘当ての係合爪が前記ブラケットの係合穴に嵌まることを許容する逃がし穴を空けている、
    請求項3に記載した椅子。
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