JP5161301B2 - 混合液を少なくとも2つの成分に分けるための装置および方法 - Google Patents

混合液を少なくとも2つの成分に分けるための装置および方法 Download PDF

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Description

関連出願の説明
この出願は、2007年5月14日に出願された米国仮出願No.60/917,794の権利を主張する。
発明の分野
この発明は、混合液或いは血液生成物を少なくとも2つの成分に分けるための装置および方法に関する。
背景技術
この発明の装置および方法は、特に、水性成分および1つ或いはそれ以上の細胞成分を含む生物流体の分離に適している。例えば、この発明の使用可能性は、多量の全血から、血漿成分、血小板を含む第1の細胞成分、単核細胞を含む第2の細胞成分、および、赤血球や顆粒白血球を含む第3の細胞成分を抽出することを含む。
欧州特許出願EP1566191は、多量の全血を、種々の分離プロトコルに基づいて、少なくとも2つの成分に分けるための方法および装置について開示している。例えば、1つのプロトコルは、全血の、血漿成分、血小板成分、および赤血球成分への分離を提供する。この装置は、協働する種々のバッグセットに取り付けられた遠心分離機を有する。特に、バッグセットは、血小板成分バッグ、血漿成分バッグ、および赤血球成分バッグに接続された全血のための環状分離バッグを含む。
上記遠心分離機は、
・上記分離バッグを支持するためのターンテーブル、および上記分離バッグに接続された上記複数の成分バッグを収容するための中央区画室を有し、上記分離バッグを回転してその中に収容されている全血を遠心分離するためのローターと、
・上記分離バッグを絞って、上記分離バッグから、上記血漿成分を上記血漿成分バッグへ移し、上記赤血球成分を上記赤血球成分バッグへ移し、上記血小板成分を上記血小板成分バッグへ移す絞りシステムと、
を有する。
この発明の要約
この発明の1つの目的は、混合液を少なくとも第1の成分および第2の成分へ分離する方法であって、少なくとも上記第1の成分および上記第2の成分の沈降を生じるように、多量の混合液を収容した分離バッグを遠心分離する工程と;第1の移送バッグと上記分離バッグに取り付けられた第1の移送ラインへ上記第2の成分のいくらかを移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;上記第2の成分の上記第1の移送ラインへの移送を停止する工程と;上記分離バッグ内に過圧を生じるように、上記停止する工程の後、上記分離バッグをしぼる工程と;上記過圧を用いて、上記分離容器内に残った上記第2の成分の一部を上記第1の移送ラインを通して上記移送バッグへ移送する工程と;を有し、上記過圧は、上記第2の成分の上記第1の移送バッグへ向かう速やかな移動を引き起こす方法を提供することにある。
この発明の他の目的は、多量の混合液を収容する分離容器を少なくとも血漿成分および血小板成分へ遠心分離する工程と;いくらかの血漿成分を血漿移送バッグへ移送するためしぼりチャンバー内の作動液で上記分離容器をしぼる工程と;いくらかの血小板成分を血小板移送バッグへ移送するためしぼりチャンバー内の作動液で上記分離容器をしぼる工程と;上記分離容器のしぼりから多量の作動液を除去することにより上記少なくとも一方のしぼり工程を逆転させる工程と;上記除去された多量の作動液に関係する多量の上記血漿成分を上記分離容器へ戻す工程と;上記戻した多量の血漿を上記分離容器内に残った血小板と再度混合する工程と;混合された血小板および血漿を上記血小板移送バッグへ移送するため上記分離容器をしぼる工程と;を有する血小板生成物の血漿濃度を調整する方法を提供することにある。
この発明のさらなる目的は、混合血液生成物から、血漿、血漿を多く含む血小板、単核白血球、および赤血球を収集する方法であって、血漿、血小板、単核白血球、および赤血球の沈降を生じるように、多量の混合血液生成物を収容した分離バッグを遠心分離する工程と;いくらかの上記血漿を血漿移送バッグへ移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;いくらかの上記血小板を血小板移送バッグへ移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;上記分離バッグに対する圧力を解放するように上記分離バッグの上記しぼりを逆転する工程と;上記血漿移送バッグから上記分離バッグへいくらかの上記血漿を戻す工程と;上記分離バッグ内でいくらかの上記血漿と血小板を再度混合する工程と;過圧を生じるように、成分が上記分離バッグから流れ出すことを防止する一方で、上記分離バッグに対する上記しぼり圧力を増加する工程と;上記血小板移送バッグに向けていくらかの血小板および血漿を噴出するため上記過圧を使用する工程と;血漿を多く含む血小板を供給するように上記血小板および血漿の残りを上記血小板移送バッグへ移送するため上記分離容器をしぼる工程と;単核白血球を単核白血球移送バッグへ移送するため上記分離バッグをしぼる工程と;上記赤血球成分を赤血球移送バッグへ移送する工程と;を有する方法を提供することにある。
この発明のさらなる目的は、混合液を少なくとも第1の成分および第2の成分へ分離する方法であって、ローターの上に分離容器を供給する工程と;上記分離バッグに接続された少なくとも2つの移送バッグを上記ローターの上に配置する工程と;少なくとも上記第1および第2の成分の沈降を生じるように、上記混合液を収容した上記分離容器を遠心分離する工程と;上記第1の成分のいくらかが上記複数の移送バッグのうちの1つへ移送されるように上記分離バッグをしぼる工程と;このしぼる工程は、上記第1の成分の移送を停止する工程を含み、この停止する工程の後、上記分離バッグに対するしぼり圧力のいくらかを解放するように上記しぼり工程を解放する工程と;上記第1の成分の少なくともいくらかが上記分離容器へ戻ることを許容するように、上記分離容器と上記第1の移送バッグとの間のバルブを開く工程と;上記分離容器内で少なくとも上記第2の成分および上記戻された第1の成分を再度混合する工程と;を有する方法を提供することにある。
この発明の他の特徴および効果は、単なる一例と考えられる以下の説明および図面から明らかになる。
図1は、この発明の分離装置と協働する複数のバッグセットの概略図である。 図2は、図1のバッグセットの分離バッグの拡大図である。 図3は、この発明の分離装置の部分断面概略図である。 図4は、この発明の分離装置のローターの断面図である。
明瞭のため、本発明が、特別な使用、すなわち全血の4つの成分への分離、に関して説明される。すなわち、血漿成分、血小板成分、単核細胞成分、および赤血球成分への分離について説明する。しかしながら、この特別な使用は、一例にすぎないことを理解すべきである。また、本発明の原理が、少なくとも2つの成分を収集するために使用可能であることも理解すべきである。
図1および図2は、全血を、血漿成分(本質的に血漿を含む)、血小板成分(本質的に血小板を含む)、単核細胞成分(単核白血球、リンパ球、およびいくらかの赤血球を含む)、および赤血球成分(本質的に赤血球および顆粒白血球を含む)に分離するためのバッグセットの一例を示す。このバッグセットは、可撓性のある分離バッグ1と、この分離バッグ1に接続された可撓性のある4つのサテライトバッグ2、3、4、5を含む。分離バッグ1は、通常、円形の外側エッジ7および円形の内側エッジ8を有する環状の分離チャンバー6を有する。分離チャンバー6の外側円形エッジ7および内側円形エッジ8は、実質上、同心円である。分離チャンバー6は、分離チャンバー6の中身のサテライトバッグ5内への排出を助けるため、その外側エッジ7から外側に突出した第1の鋭角にされたじょうご状の延出部9を有する。また、分離チャンバー6は、分割された成分を第1、第2、および第3のサテライトバッグ2、3、4内へ導くため、その内側エッジ8からバッグ1の中心に向けて突出した第2の尖っていないじょうご状の延出部10をも有する。
さらに、分離バッグ1は、環状チャンバー6の内側エッジ8に接続された半可撓性のディスク状接続部材11を有する。ディスク状接続部材11は、後述する遠心分離機のローターの3つのピンチバルブメンバー(図2に点線で示す)を部分的に囲むため、第2のじょうご状延出部10に面したその内側エッジに3つのまるくされた凹所12を有する。ディスク状の接続部材11は、分離バッグ1を遠心分離機のローターへ接続するための連続した複数の孔13を有する。
サテライトバッグ2は、2つの目的を有し、全血収集バッグとして、または単核細胞成分バッグとして、連続して使用される。サテライトバッグ2は、分離工程の前にドナーからの多量の全血(通常約450ml)を始めに受け入れて、分離工程中に単核細胞成分を受け入れるように指定されている。サテライトバッグ2は、平らで、実質的に矩形で、その上角部に2つの補強された耳部を有する。2つの耳部は、バッグを吊り下げるための孔14を有する。サテライトバッグ2は、移送チューブ20によって分離バッグ1へ接続されている。移送チューブ20の第1の端部はサテライトバッグ2の上端に接続され、第2の端部は内側円形エッジ8に近い第2のじょうご状延出部10に接続されている。サテライトバッグ2は、多量の抗凝固溶液(約450mlの献血のため一般的に約63mlのクエン酸・リン酸・ブドウ糖の入った血液保存液)を収容している。壊れ易いコネクター21が移送チューブ20に取り付けられ、移送チューブ20を通る液体の流れをブロックし、抗凝固溶液がサテライトバッグ2から分離バッグ1へ流れることを防止する。
上記バッグセットは、さらに、一端をサテライトバッグ2の上端に接続し、他端に鞘23によって保護された針を有する収集チューブ22を有する。収集チューブ22は、クランプ24を備えている。
サテライトバッグ3は、血漿成分を受け入れるように指定される。サテライトバッグ3は、平らで、実質的に矩形で、その上角部に2つの補強された耳部を有する。2つの耳部は、バッグを吊り下げるための孔14を有する。サテライトバッグ3は、移送チューブ25によって分離バッグ1へ接続されている。移送チューブ25は、サテライトバッグ3の上端に接続された第1の端部、および内側円形エッジ8に近い第2のじょうご状延出部10に接続された第2の端部を有する。この第2の端部は、2番目のじょうご状延出部10に対して上記第1の移送チューブ20の第2の端部と反対側に接続される。
サテライトバッグ4は、血小板成分を受け入れるように指定される。サテライトバッグ4は、平らで、実質的に矩形で、その上角部に2つの補強された耳部を有する。2つの耳部は、バッグを吊り下げるための孔14を有する。サテライトバッグ4は、移送チューブ26によって分離バッグ1へ接続されている。移送チューブ26は、サテライトバッグ4の上端に接続された第1の端部、および第2のじょうご状延出部10の先端に接続された第2の端部を有する。
サテライトバッグ5は、赤血球成分を受け入れるように指定される。サテライトバッグ5は、平らで、実質的に矩形で、その上角部に2つの補強された耳部を有する。2つの耳部は、バッグを吊り下げるための孔14を有する。サテライトバッグ5は、移送チューブ27によって分離バッグ1へ接続されている。移送チューブ27は、サテライトバッグ5の上端に接続された第1の端部、および第1のじょうご状延出部9の先端に接続された第2の端部を有する。移送チューブ27は、白血球減少フィルター28の入口および出口にそれぞれ接続された2つのチューブ部分を有する。分離バッグ1に接続された側のチューブ部分は、クランプ24を備えている。サテライトバッグ5に接続された側のチューブ部分は、壊れ易いコネクター29を備えている。この壊れ易いコネクター29は、壊れたとき、分離バッグ1とサテライトバッグ5との間の液体の流通を許容する。フィルター28は、例えば、ポール社によって製造されたRC2Dタイプのフィルターである。このようなフィルターは、ディスク状のケースを有する。このケースには、放射状の入口および出口ポートが、向かい合わせの反対側に接続されている。ポリカーボネート(GEレキサンHF1140)によって形成されたこのケースは、約33mlの内容量を有する。このケースは、ポリエステル繊維の不織布(直径約2ミクロン)の多層で構成された濾過媒体によって満たされている。しかしながら、他のメーカーによる他の繊維が使用可能であることも理解される。サテライトバッグ5は、赤血球のための多量の貯蔵液を収容している。
上記分離バッグ1の変体は、偏心した外側円形エッジ7および/或いは内側円形エッジ8を有する分離チャンバー6を含む。代わりに、分離チャンバー6が内側エッジ8から外側エッジ7へ延びた放射状の壁を有し、チャンバー6が、環状である代りに、C型にされる。分離チャンバー6は、(分離バッグが遠心分離機のローターに搭載されたとき、内側エッジが外側エッジより遠心分離機のローターの軸に近い)内側エッジおよび外側エッジを含むあらゆる形状を有し、例えば、2つの横放射状エッジによって環状の境界を定められた部分の形、或いは矩形の形が、使用されても良い。この変体により、全てのサテライトバッグは、分離バッグの内側エッジに接続される。
また、分離バッグ1は、遠心分離機のローターの平らな支持面、或いは円錐台形の支持面のいずれかにフィットするように形成可能である。
図1および図2に示すバッグセットの複数のバッグおよび複数のチューブは、全て、血液および血液成分の接触に適した可撓性を有するプラスティック材料によって形成されている。
図3および図4は、遠心分離によって多量の混合液を分離するための装置の実施例を示す。この装置は、図1および図2に示す分離バッグのセットを受け入れるために設けられた遠心分離機、および分離された成分のサテライトバッグ内への移送を生じるための成分移送手段を有する。
遠心分離機は、垂直中心軸31を中心にしたローターの回転を許容する軸受組立体30によって支持されたローターを有する。このローターは、円筒ローターシャフト、プーリー34、中央区画室35、支持部材36、環状ターンテーブル37、およびバランス組立体38を有する。円筒ローターシャフトは、第1上部分32、および第2下部分33を有し、上記シャフトの第1部分32の一部が上記軸受組立体30を通って延びている。プーリー34は、上記シャフトの上部分32の下端に接続されている。複数のサテライトバッグを収容するための中央区画室35は、上記ローターシャフト32、33の上端に接続される。支持部材36は、上記中央区画室35内の決められた位置に少なくとも1つのサテライトバッグを支持するため、中央区画室35内に取り付けられる。分離バッグを支持するための環状ターンテーブル37は、区画室35の上端に接続される。ローターシャフト32、33、区画室35、およびターンテーブル37の中心軸は、回転軸31と一致する。バランス組立体38は、ターンテーブル37に固設される。
上記遠心分離機は、さらに、垂直中心軸31を中心にローターを回転させるように、プーリー34の溝に係合されたベルト41を介して、ローターへ接続されたモーター40を有する。
上記分離装置は、複数のピンチバルブメンバー42、43、44をさらに有する。これらピンチバルブメンバー42、43、44は、ローターに搭載され、可撓性を有するプラスティックチューブを通る液体の流れを選択的に遮断或いは許容し、プラスティックチューブを選択的に密閉および切断する。それぞれのピンチバルブメンバー42、43、44は、細長くされた円筒形の本体と、固定上あご、および開位置と閉位置との間を移動可能な下あごによって規定された溝を有するヘッドと、を有する。上記溝は、上記下あごが上記開位置にあるとき、図1および図2に示すバッグセットの移送チューブ20、25、26の1つが、溝内にこぎれいに接続可能なように、必要な大きさにされている。上記細長くされた本体は、下あごを動かすための機構を収容しており、プラスティックチューブを密閉および切断するために必要なエネルギーを供給する無線周波数発信機に接続されている。ピンチバルブメンバー42、43、44は、その長手軸がローターの中心軸31と同一平面で且つ平行となるように、中央区画室35の外面に搭載され、そのヘッドが中央区画室35のリムより上方に突出する。分離バッグ1がターンテーブル37に搭載された状態における、分離バッグ1およびそれに接続された複数本の移送チューブ20、25、26に対するピンチバルブメンバー42、43、44の位置は、図2に点線で示されている。上記ローターシャフトの下部分33の周りに搭載されたスリップリングアレイ45を介して、ピンチバルブメンバー42、43、44へ電力が供給される。
支持部材36は、一般に、上記ローターの回転軸に対して傾斜された壁46の部分を有する。傾斜された壁46の上部へその上部が固定されたサテライトバッグは、ローターの回転中の遠心分離力によって、傾斜された壁46に対して押し付けられ、サテライトバッグの下部分が、その上部分より回転軸に近付けられる。その結果、支持されたサテライトバッグ内に収容された液体は、遠心分離力の下で、支持されたサテライトバッグから分離バッグ内へ排出される。
ターンテーブル37は、その上端の比較的小さなエッジが区画室35のリムへ接続された中央円錐台部分47と、この円錐台部分47の下端の比較的大きなエッジに接続された環状の平らな部分48と、この平らな部分48の外縁部から上方に延びた外側円筒フランジ49と、を有する。ターンテーブル37は、開位置と閉位置との間を回動させるヒンジによって、フランジ49に固定された丸天井造りの円形の蓋50を有する。蓋50は、蓋を閉位置へ閉塞可能なロック51とともに取り付けられる。蓋50は、蓋50が閉位置に配置された状態で、ターンテーブル37の円錐台部分47および平らな部分48とともに、円錐台状の環状区画室52を規定する環状の内面を有する。環状区画室52は、実質的に平行四辺形の径方向断面を有する。一定の容積を有する円錐台状の環状区画室52(以降、“分離区画室”)は、図1および図2に示すように、分離バッグ1を収容するために設けられている。
一般にリング形のバランス組立体38は、中央区画室35の上端とターンテーブル37の円錐台壁47との間を延びたローターの空間内へ取り付けられる。バランス組立体38は、放射状の平面に沿った矩形断面を有する空洞を規定したリング状に形成されたハウジング53を有する。バランス組立体は、ハウジング53の上述した空洞の放射方向に沿った深さより僅かに小さい径を有する複数の非常に重いボール54をさらに有する。複数のボール54が互いに接触すると、これらボールは、ハウジング53の約180°の扇形領域をいっぱいにする。
上記成分移送手段は、分離区画室52内の分離バッグをしぼって、分離された複数の成分を複数のサテライトバッグ内へ移送するための、しぼりシステムを有する。このしぼりシステムは、可撓性を有する環状の隔壁55を有する。この隔壁は、ターンテーブル37の円錐台部分47と環状の平らな部分48の内側の覆いとなるように形成され、その比較的小さな円形エッジおよび比較的大きな円形エッジに沿って固定される。しぼりシステムは、ローターシャフトの下部分33の下端からターンテーブル37までローターを通って延びたダクト57を通して、可撓性を有する隔壁55とターンテーブル37の間に規定された膨張しうる作動チャンバー、即ちしぼりチャンバー56内へ作動液を送り込むとともにチャンバー56から作動液を排出するための水圧ポンピングステーション60をさらに有する。ポンピングステーション60は、回転液体カップリング58を介してローターダクト57へ液密に接続された水圧シリンダー62内を移動可能なピストン61を有するピストンポンプを有する。ピストン61は、ピストンロッド61に連結されたリードスクリュー64を動かすステッピングモーター63によって作動される。ステッピングモーター63は、不連続の増加或いはステップによって制御可能であり、各ステップは、モーター63の軸のほんの少しの回転、ピストン61の僅かな直線的な移動、および作動チャンバー56内へ送り込まれる或いは作動チャンバー56から送り出される液体の予め決められた小さな容積に一致する。水圧シリンダー62は、水圧シリンダー62、ローターダクト57、および膨張可能な作動チャンバー56を含む水圧サーキット内への作動液の導入或いは水圧サーキットからの作動液の排出を選択的に許容するため、バルブ66によって出入りを制御される作動液貯蔵部65にも接続されている。圧力計67は、上記水圧サーキット内の水圧を測るため、水圧サーキットに接続されている。
分離装置は、装置を作動したとき、分離バッグ1内で起る分離工程の特性を検出するための4つのセンサー70、71、72、73をさらに有する。これら4つのセンサー70、71、72、73は、ローターの回転軸31から異なる距離で蓋50に固定されている。センサー73は、回転軸31に最も近くに配置され、センサー71は、回転軸31から最も離れて配置され、センサー72とセンサー70は、センサー70がセンサー72より回転軸に近くなるようにその間を埋める。蓋50が閉じられると、4つのセンサー70、71、72、73は、図2に示すように、分離バッグ1に面する。センサー70は、第2のじょうご状延出部10(血漿出口)へ接続されたチューブ25の端部から僅かに離れて分離チャンバー6に対向して配置されるように、蓋50に埋め込まれている。センサー70は、気相/液相界面、血漿と血小板/単核細胞層との間の界面、血小板が多い血漿と赤血球と同様の単核細胞との間の界面を検出可能である。センサー71(以下、“外側センサー”と称する)は、上記内側エッジから上記分離チャンバー6の幅の約2/3の位置で、移送チューブ20、26のそれぞれの端部より2番目の移送チューブ25の端部に近く、第2のじょうご状延出部10に関してずれた位置で分離チャンバーに対向して配置されるように、蓋50に埋め込まれている。外側センサー71は、液体、例えば血液を検出可能である。センサー72は、上記内側エッジから上記分離チャンバーの幅の約1/3の位置で、分離チャンバー6に対向して配置されるように、蓋50に埋め込まれている。センサー72は、血漿と血液細胞との間の界面を検出可能である。センサー73、すなわち内側センサーは、移送チューブ26(血小板出口)に近接して配置されている。このセンサーは、赤血球層のトップを検出可能である。各センサー70、71、72、73は、赤外LEDを含むフォトセルおよび光検出器を有することができる。電力は、スリップリングアレイ45を介してセンサー70、71、72へ供給される。
上記分離装置は、制御ユニット(マイクロプロセッサー)とメモリーを含むコントローラー80をさらに有する。メモリーは、種々の分離プロトコルやこのような分離プロトコルに従う装置の動作に関する情報やプログラムされた命令をマイクロプロセッサーに供給する。特に、上記マイクロプロセッサーは、分離工程の種々のステージにおいてローターが回転される遠心分離速度に関する情報、および分離された各要素が分離バッグ1からサテライトバッグ2、3、4内へ移送される種々の移送流量に関する情報を受けるようにプログラムされている。種々の移送流量に関する情報は、例えば、水圧サーキット内における作動液の流量として、或いは水圧ポンピングステーション60のステッピングモーター63の回転速度として表現することができる。マイクロプロセッサーは、直接的或いはメモリーを通して、圧力計67からの情報およびフォトセル70、71、72、37からの情報を受け取るとともに、遠心分離モーター40、ステッピングモーター63、およびピンチバルブメンバー42、43、44を制御するように、さらにプログラムされており、選択された分離プロトコルに沿って分離装置を動作させる。
コントロールユニット80は、分離作業中に分離された成分の実際の量、および分離バッグ1内に初めに収容された混合液(例えば、全血)の実際の量を決定するとともに分離装置のスクリーン81を介して表示するようにもプログラムされている。
以下、寄付された全血から4つの血液成分、すなわち、血漿成分、血小板成分、単核細胞成分、および赤血球成分を調整することを目的とした第1の分離プロトコルの一例について説明する。代りに、このプロトコルは、単核細胞の廃棄を伴う3つの成分の収集や、少なくとも2つの成分の収集にさえ用いることができる。
上記第1の分離プロトコルに沿った分離装置の動作は以下のようになる。
第1ステージ(第1プロトコル):サテライトバッグ2が多量の全血を収容した図1に示すバッグセットが、遠心分離機のローター(図3、4に示す)内の所定位置に取り付けられる。
第1ステージの初めで、図1のバッグセットのサテライトバッグ2は、凝固していない多量の全血(通常約500ml)を収容している。収集チューブ22は、サテライトバッグ2の近くで密閉および遮断されている。サテライトバッグ5を分離バッグ1へ接続している移送チューブ27のクランプ24は、閉じられている。4つのサテライトバッグ2、3、4、5は、互いに重ねられ、サテライトバッグ2がバッグ装填器36の傾斜された壁46に近接するように、バッグ装填器36に装填される。サテライトバッグ2、3、4、5は、傾斜された壁46の上方にあるバッグ装填器36の上部へ、それぞれの上部耳部を介して固定される。この位置で、これらサテライトバッグは、ローターの回転軸を含む平面の一側に実質的に配置され、多量の全血を収容したサテライトバッグ2の下部がその上部より回転軸31に近付けられている。
そして、分離バッグ1がターンテーブル37の上に置かれ、中央区画室35の開口の周りでターンテーブル37上に突出した複数本のピン(図示せず)が分離バッグ1のディスク状接続部材11の複数の孔13内に埋め込まれる。サテライトバッグ2を分離バッグ1へ接続した移送チューブ20は、ピンチバルブメンバー42内へ挿入され、サテライトバッグ3を分離バッグ1へ接続した移送チューブ25は、ピンチバルブメンバー43内へ挿入され、サテライトバッグ4を分離バッグ1へ接続した移送チューブ26は、ピンチバルブメンバー44内へ挿入される。サテライトバッグ2と分離バッグ1との間の接続を遮断している壊れ易いコネクター21は、壊される。ローターの蓋50は、閉められる。
第2ステージ(第1プロトコル):サテライトバッグ2内に収容されている凝固していない全血が、分離バッグ1内へ移送される。
第2ステージの初めで、ピンチバルブメンバー42が開かれて、ピンチバルブメンバー43、44が閉じられる。ローターは、遠心分離モーター40によって動作を開始され、その回転速度が、第1の遠心分離速度(例えば約1500RPM)に達するまで絶え間なく増加される。この第1の遠心分離速度は、遠心力によって、サテライトバッグ2の中身が分離バッグ1内へ移送されるのに十分に高く、全ての移送が短い時間内で終わるように選択される一方で、同時に、溶血が起き得る決められた圧力のしきい値を実質的に超えた圧力がサテライトバッグ2内に生じることのない十分に低い速度にされ、分離バッグ1内へ流れ込む血液の流れに溶血を引き起こす剪断力が発生しない十分に低い速度にされる。
サテライトバッグ2内で溶血が生じる圧力のしきい値は10PSIであり、このような圧力のしきい値に達することがなく、且つ分離バッグへ流れ込む血液中の剪断力が溶血を生じない最大の回転速度は約1800RPMである。約1500RPMの回転速度で、500mlの凝固していない血液のサテライトバッグ2から分離バッグ1内への移送が約1分で行われる。
外側セル71が血液を検出したとき、(後に血漿成分が移送される)サテライトバッグ3に接続された移送チューブ25を通る流体の流れを制御するバルブメンバー43が、予め決められた時間間隔(例えば、約30秒)で開かれて、血液が流入した際の分離バッグ1からの空気の排出を許容する。
遠心分離工程の開始から予め決められた一定時間内に外側セル71が血液を検出しない場合、コントロールユニット80は、ローターを停止させ、警報を発生させる。このような現象は、特に、壊れ易いコネクター21をうっかり壊さなかった場合に起り得る。
第3ステージ(第1プロトコル):分離バッグ1内にある空気が、後に単核細胞成分が移送されるサテライトバッグ2内へ排出される。
第3ステージの初めで、サテライトバッグ2の中身全てが分離バッグ1内へ移送されており、ピンチバルブメンバー42が開かれており、且つピンチバルブメンバー43、44が閉じられている。ローターは、上述した第1の回転速度(約1500RPM)で回転している。ポンピングステーション60が作動され、作動液が一定の流量(例えば、約240ml/min)で作動チャンバー56へ送り込まれ、その結果として、分離バッグ1が絞られる。分離バッグ1内にある空気は、単核細胞成分のためのサテライトバッグ2内へ排出される。センサー70による気/液界面の検出から予め決められた時間間隔の後、ポンピングステーション60が停止され、ピンチバルブメンバー42が閉じられる。僅かな量の空気が分離バッグ1内に残る。
第4ステージ(第1プロトコル):分離チャンバー内の血液が、所望するレベルまで沈降させられる。
このステージの初めで、ピンチバルブメンバー42、43が閉じられる。ローターの速度が、血液成分が所望するレベルで沈降する、高い、第2の遠心分離速度(例えば、約3200RPM、“ハードスピン”と呼ばれる)に達するまで、絶え間なく増加される。ピンチバルブメンバー44が開かれて、空気がさらに血小板バッグ4へ排出可能となる。空気を排出するため、ポンピングステーションが作動され、作動液が一定の流量で作動チャンバーへ送り込まれ、分離バッグ1が絞られる。絞りは、液圧が以下に説明する一定圧から予め決められた値になるまで続けられる。
ローターは、予め決められた時間間隔(例えば、約220秒)で、第2の遠心分離速度で回転される。この時間間隔は、たとえ分離チャンバー1内へ初めに移送された全血のヘマトクリット値でも、上記予め決められた時間間隔の終わりでその中の血液沈降物が、外側環状赤血球細胞の層が90で内側環状血漿の層が実質的に細胞の無い点になるように、選択される。より詳細には、この沈降ステージの結果として、分離バッグ1は、4つの層:主に血漿を含む第1の内側層、主に血小板を含む第2の中間層、主に白血球(リンパ球、単核白血球、および顆粒白血球)を含む第3の中間層、および主に赤血球を含む第4の外側層、を見せる。第3および第4の層は、部分的に重なる(顆粒赤血球は、第4の層に部分的に埋め込まれる)。
第5ステージ(第1プロトコル):血漿成分が、サテライトバッグ3内へ移送される。
このステージの初めで、ピンチバルブメンバー42、43が閉じられる。ピンチバルブメンバー44は開いたまま。ローターは、沈降ステージと同じ高い遠心分離速度で回転を続ける。センサー72が、予め決められた沈降ピリオドの終わり前に起ることができる血漿/血液細胞界面の移動の外側を検出した後で、予め決められた時間間隔の後、サテライトバッグ3へのアクセスをコントロールするピンチバルブメンバー43が開かれる。ポンピングステーション60が作動され、作動液が一定の流量(例えば、約150−220ml/min)で作動チャンバー56内へ送り込まれる。作動チャンバー56の拡張は、分離バッグ1を絞り、サテライトバッグ3内への血漿の移送を引き起こし、いくらかの血漿の移送チューブ26内への移送を引き起こす。ピンチバルブ44は、以下に説明するような一定圧力へ増大する圧力のターニングポイントで閉じられる。従って、血漿の大部分がバッグ3へ移送される。ピンチバルブメンバー43は、移動する血漿の内側および血漿/単核細胞界面の中間センサー70による検出の後、予め決められた時間間隔が経過した後で閉じられる。このステージの終わりで、第1に、血漿の全量の大部分がサテライトバッグ3内にあり、第2に、血漿の全量の小部分が分離バッグ1内に残り、第3に、血漿の全量の僅かな部分が移送チューブ26に入り込んでいる。
血漿成分の移送流量(作動流体或いは作動液の流量に直接的に関係する)は、血漿成分が血小板に混ざることを避けるように、血小板層をかき乱すことのない可能な限り高い値が選択される。
コントロールユニット80は、以下の方法によって、サテライトバッグ3内へ移送された血漿の体積を決定する。第1に、コントロールユニット80は、血漿が実際にサテライトバッグ3内へ注がれ始めたときを決定する。第2に、コントロールユニット80は、血漿が実際にサテライトバッグ3内へ注がれ始めた時点から、センサー70が血漿と血小板/単核細胞との間の界面を検出した後でポンピングステーション60が作動チャンバー56内への作動液の送り込みを停止した時点までに、ステッピングモーター63によってなされたステップ数をカウントする。最後に、コントロールユニット80は、カウントしたステップ数と1ステップ当りに流れる作動液の体積から、サテライトバッグ3内の血漿の体積と一致する、このステージ中に作動チャンバー56内へ流れ込んだ作動液の全体積を算出する。
コントロールユニット80は、以下の方法によって、血漿が実際にサテライトバッグ3内へ注がれ始めたときを決定する。コントロールユニット80は、圧力センサー67によって計測される作動液の不連続な引き続いた圧力値を連続的に記録し、同時に、コントロールユニット80は、新たな圧力値を記録する度に、例えば計算によって、最後の4つの計測値の平均から、圧力変化の様子を分析し、圧力の経時的な変化を示すカーブの勾配、および計算された複数の連続した勾配の比較により分析する。コントロールユニット80は、血漿がサテライトバッグ3内へ注がれ始めた時点を、絶え間なく増加する圧力の第1フェイズと実質的に一定の圧力の第2フェイズとの間の劇的なターニングポイントに一致するものとして決定する。圧力計37によって決定されるこの一定圧力は、圧力Pとしてコントローラーに記録される。このターニングポイントは、コントロールユニット80にバルブ44を閉じさせるための信号でもある。
コントロールユニット80は、一度決定されたサテライトバッグ3内の血漿の実際の体積をスクリーン81上に表示させるようにプログラム可能である。
また、コントロールユニット80は、以下の方法によって、上述した第2ステージで分離バッグ1内へ移送された凝固されていない全血の体積をも決定する。第1に、コントロールユニット80は、上述した第3ステージ(サテライトバッグ2内への空気の移送)でポンピングステーション60が作動チャンバー56内へ作動液を送り込み始めたときから、上述したように決定された、血漿がサテライトバッグ3内へ実際に注がれ始めるまでのステッピングモーター63のステップ数をカウントする。第2に、コントロールユニット80は、カウントしたステップ数と1ステップ当りに流れる作動液の体積から、分離区画室52が空気を含まなくなるまでに作動チャンバー56内へ送り込まれた作動液の全体積を算出する。最後に、コントロールユニット80は、コントロールユニット80のメモリー内に記録されている固定された体積から算出される作動液の体積を減ずることによって、分離バッグ1内の凝固されていない血液の体積を算出する。この固定された体積は、分離区画室52の固定された体積から、隔壁55の体積を引いて、分離チャンバー6の境界を定める2枚の重ねられたプラスティックシートのリングの体積を引いて、且つ作動チャンバー56内の作動液の固定された残りの体積を引いた体積と一致する。
コントロールユニット80は、一度決定された分離バッグ1内の凝固されていない血液の実際の体積をスクリーン81上に表示させるようにプログラム可能である。
第6ステージ(第1プロトコル):血小板成分が、サテライトバッグ4内へ移送される。
サテライトバッグ4へのアクセスをコントロールするピンチバルブメンバー44が開かれて、ピンチバルブメンバー42、43が閉じられる。ローターは3200rpmで回転し続けている。ポンピングステーション60は、作動液を第1の血小板流量で作動チャンバー56内へ送り込むように作動され、その結果として分離バッグ1を絞り、血小板成分およびチューブ26内の血漿成分の小部分のサテライトバッグ4内への移送を引き起こす。血小板のための上記第1の血小板流量(例えば、約15ml/min)は、上記第5ステージでサテライトバッグ3内へ移送された血漿成分の流量(例えば、約150−220ml/min)より実質的に低い。血小板成分の第1の移送流量(作動液の第1の流量に直接的に関係する)は、血小板の活性化の引き金になることなく、同時に、懸濁している血小板の沈降を防止するのに十分高い値が選択される。
以下に説明するように予め決められた量の血小板が収集された後、およびセンサー73が懸濁した血小板と単核細胞/赤血球との間の界面を検出した後、ポンピングステーションが停止されてそしてピンチバルブメンバー44が閉じられる。
コントロールユニット80は、この段階で、処置の中で、以下に説明する方法で、サテライトバッグ4内へ移送された血小板成分の量を決める。第1に、コントロールユニット80は、ピンチバルブメンバー44を開いた後、ポンピングステーション60が作動チャンバー56内へ作動液を送り込み始めたときから、センサー73が懸濁した血小板と単核細胞/赤血球との間の界面を検出した後、ポンピングステーション60が停止されるまでのステッピングモーター63のステップ数をカウントする。第2に、コントロールユニット80は、カウントしたステップ数と1ステップ当りに流れる作動液の体積から、サテライトバッグ4へ移送された血小板成分の体積と一致する、このステージの間に作動チャンバー56内へ送り込まれた作動液の全体積を算出する。この体積は、コントロールユニット80のメモリー内に記録される。
第7ステージ(第1プロトコル):作動液の流れが逆転される。
ピンチバルブメンバー44を閉じた後、ローターがおよそ900rpmへ減速される。水圧システムが逆転されて体積Vxの作動液が作動チャンバー56すなわちしぼりチャンバー56から引き出され、分離バッグ1に対するしぼり圧力のいくらかを解放する。この作動液の逆転の間、分離バッグ1内におけるいくらかの血小板、赤血球、および単核細胞層の間で分離状態が維持される。体積Vxは、血小板のしぼり出し或いは噴出に関連して以下により詳細に説明される最後に所望される血小板の体積に基づいてコントローラーによって選択される。体積Vxは、最終的な血小板生成物における最終的な血漿の濃度を示すことができる。体積Vxの変動は、血漿の中身を変化させ且つ結晶を多く含んだ血小板を供給するために使用可能である。
第8ステージ(第1プロトコル):血漿成分が分離バッグ1へ戻る(再混合)。
水圧ポンピングステーション60の逆送りが停止され、ローターの速度が3200へ増加され、ピンチバルブ43が開かれる。これにより、血漿の移送量が作動チャンバー56から除去された作動液の移送量に直接的に関係するように、除去された作動液の体積Vxに一致する体積Vxの血漿がサテライトバッグ3から排出される。戻された血漿は、血小板および赤血球と再混合され、残りの血小板が赤血球から分離されることを保証する。このハードスピンにおいて、赤血球は、赤血球層内へ速やかに沈降させられる。
第9ステージ(第1プロトコル):作動チャンバー56内の作動液が、全てのバルブの閉塞を伴い、分離バッグ1に対する圧力を増加するため、増加される。
全てのバルブ42、43、44が閉じられる。ローターは、ハードスピン、すなわち約3200rpmで回転を続ける。作動ポンピングステーションは、作動チャンバーすなわち絞りチャンバー56へ作動液を戻すように作動される。作動チャンバー56は、分離バッグ1に与えられる圧力が圧力P+ΔPになるまで、作動液を受け入れる。すなわち、分離バッグ1が以下により詳細に説明される速やかなしぼり出し或いは噴出のための圧力にされることを保証するしぼり出しのため、上記圧力が一定圧力より上昇される。
第10ステージ(第1プロトコル):血小板ラインの洗浄。
上述した第9ステージで示すように作動チャンバー56が作動液で満たされた後、ピンチバルブ42および43を閉じたまま、ピンチバルブメンバー44が開かれる。ローターは、3200rpmで回転を続ける。作動チャンバー56によって与えられた圧力によって、いくらか残った血小板および血漿が、サテライトバッグ4に接続された移送チューブ26へ、分離バッグ1から速やかに絞りだされ或いは噴出される。作動ポンピングステーション60は、この速やかなしぼり出し或いは噴出の間中停止しており、全てのしぼり出しは、既に作動チャンバー56内にある作動液から作られた圧力の結果である。この噴出しぼり出しは、第6ステージの血小板しぼり出しから移送ライン26内に残ったいくらかの血小板を洗浄する。
コントロールユニット80は、この段階で、処置の中で、以下に説明する方法で、サテライトバッグ4内へ移送された噴出された血小板および血漿成分の体積を決定する。第1に、コントロールユニット80は、ポンピングステーション60が分離バッグ1に対する圧力がP+ΔPになるまで作動チャンバー56内へ作動液の送り込みを開始したときからピンチバルブメンバー44が開かれるまでの間のステッピングモーター63によるステップ数をカウントする。コントロールユニット80は、カウントしたステップ数と1ステップ当りの作動液の決められた小さな体積から、このステージの間にサテライトバッグ4へ速やかに絞りだされ或いは移送されたいくらかの血漿成分を伴う血小板の体積と一致する、このステージの間作動チャンバー56内へ送り込まれた作動液の全体積を算出する。この体積は、コントロールユニット80のメモリーへ記憶される。
第11ステージ(第1プロトコル):残った血小板が収集される。
ピンチバルブ44が開かれたまま。赤血球層のトップが内側フォトセル73によって検出された後で決められた時間が経過するまで、残された血小板/血漿或いは血漿を多く含んだ血小板の約15ml/minの低い流量が与えられるように、作動ポンピングステーション60が作動される。この予め決められた時間は、血小板の最大数が収集されることを保証する。遠心分離機、すなわちローターは、3200rpmで回転を続ける。予め決められた時間の後、バルブ44が閉じられて血小板の収集が完了される。
コントロールユニット80は、このステージの間、以下の方法で、サテライトバッグ4内へ移送された血小板成分の体積を決める。第1に、コントロールユニット80は、ポンピングステーション60が作動チャンバー56内へ作動液の送り込みを開始したときからセンサー73が懸濁した血小板と単核/赤血球との間の界面を検出した後でポンピングステーション60が停止されるまでの間の、ステッピングモーター63によるステップ数をカウントする。第2に、コントロールユニット80は、カウントしたステップ数と1ステップ当りの作動液の決められた小さな体積から、このステージの間にサテライトバッグ4へ移送された血小板成分の体積と一致する、このステージの間作動チャンバー56内へ送り込まれた作動液の全体積を算出する。
全血小板体積を決めるため、コントロールユニット80は、第6、第10、第11ステージにおける血小板の収集から、決められた体積を回収して加算する。コントロールユニット80は、ディスプレイスクリーン81上にこの全体積を表示するようプログラムされることが可能である。
第12ステージ(第1プロトコル):単核細胞成分がサテライトバッグ2内へ移送される。
第12ステージは、第11ステージの終わりでピンチバルブメンバー44が閉じられるやいなやスタート可能である。この第12ステージの始まりで、3つのピンチバルブメンバー42、43、44が閉じられる。作動ポンピングステーション60によって調整された流量を伴って、ローターは、予め同じ遠心分離速度で回転される。作動液を作動チャンバー56内へ一定の流量(例えば、約60ml/min)で送り込むように、サテライトバッグ2へのアクセスをコントロールするピンチバルブメンバー42が開かれて、作動ポンピングシステム60が作動される。拡張する作動チャンバー56が分離バッグ1を絞り、リンパ球、単核白血球、および少量の赤血球を含む単核細胞成分の第1のサテライトバッグ2内への移送を引き起こす。予め決められた体積(例えば、10および20mlの間)がサテライトバッグ2内へ移送された後、ポンピングシステム60が停止されてピンチバルブメンバー42が閉じられる。赤血球と単核細胞層との間の分離を維持するため、ローターが3200rpmで回転し続ける。
コントロールユニット80は、ピンチバルブメンバー42を開いてから閉じるまでの間のステッピングモーターのステップ数に一致する、サテライトバッグ2内へ実際に移送された単核細胞成分の体積を、コントロールユニットのメモリーに記憶された、サテライトバッグ2内に残った全血の経験的に決められた体積に加算することによって、単核細胞成分のサテライトバッグ2内における実際の体積を決める。
コントロールユニット80は、一度決められたサテライトバッグ2内の単核細胞成分の実際の体積をスクリーン81上に表示するようにプログラムされることが可能である。
第13ステージ(第1プロトコル):遠心分離工程が終了される。
ローターの回転速度が停止するまで減速され、作動チャンバー56が実質的に空になるまで高い流量(例えば、約800ml/min)で作動チャンバー56から作動液を送り出すように、ポンピングシステム60が作動されて逆転され、移送チューブ20、25、26を密閉および切断するように、ピンチバルブメンバー42、43、44が作動される。赤血球が分離バッグ1内に残る。
第14ステージ(第1プロトコル):赤血球成分がサテライトバッグ5内へ移送される。
コントロールユニット80は、予め決められた凝固されていない全血の体積から、予め決められた血漿成分、血小板成分、および単核細胞成分の体積を引くことにより、分離バッグ1内に残っている赤血球の体積を決める。
ローターの蓋50が開かれて、サテライトバッグ5へ接続された分離バッグ1がそこから除去される。移送チューブ27に取り付けたクランプ24が開かれる。サテライトバッグ5と白血球減少フィルター28との間の接続を遮断する壊れ易いコネクター29が壊される。サテライトバッグ5内に収容された貯蔵液は、フィルター28を通った引力によって流れが許容されて分離バッグ1内へ流れ込み、そこで赤血球と混合されてその粘性が低くされる。そして、分離バッグ1の中身は、フィルター28を通る排出引力によって流れが許容され、サテライトバッグ5内へ流れ込む。白血球(顆粒白血球および残りの単核白血球およびリンパ球)がフィルター28によってトラップされ、バッグ5内に最終的にパックされた赤血球成分が実質的に白血球を全く含まなくなる。
コントロールユニット80は、第1分離プロトコルの第14ステージの結果として、分離バッグ1からサテライトバッグ5内への赤血球の実際に続いて起る移送の結果生じる、サテライトバッグ5内の赤血球の体積を決定することもできる。コントロールユニット80は、凝固されていない全血の予め決められた体積から、血漿成分、血小板成分、単核細胞成分、および白血球減少フィルター28の内容量の予め決められた体積を引くとともに、その結果にサテライトバッグ5内に収容された赤血球貯蔵液の知られている体積を加算することによって赤血球の体積を算出する。
コントロールユニット80は、一度決められた、分離バッグ1内の赤血球成分の実際の体積およびサテライトバッグ5内の赤血球成分の実際の体積のうちの一方、或いは両方を、スクリーン81上に表示するようにプログラムされることも可能である。
特に血小板の収集に関して過圧しぼりが説明されたが、同様なしぼりシステムが他の血液成分に使用可能であることが理解される。本発明はサテライトバッグから分離容器への血漿成分の移動について説明されたが、最大収集量或いは成分の混合が望まれる2つのステージでの成分の収集が望まれる場合、同様の原理が他の成分の収集に使用可能であることが理解される。上述したプロトコルは、4つの成分、すなわち第1の成分:血漿、第2の成分:血小板、第3の成分:単核細胞、および第4の成分:赤血球の収集に関して説明されている。しかしながら、このコンセプトは、少なくとも2つの成分の収集、或いは3つの成分の収集に使用可能であることが理解される。また、“第1”や“第2”などの数字の使用も、単なる説明目的のためのものであり、特別な順番を意味する数字は必要ないことがさらに理解される。
ここに開示した装置や方法に種々の変更を加えることができることは当業者にとって明らかなことである。従って、本発明が上述した実施例で議論された主題に限定されるものではないことが理解されるべきである。むしろ、本発明は、変更や変化をカバーすべきである。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
混合液を少なくとも第1の成分および第2の成分へ分離する方法であって、
少なくとも上記第1の成分および上記第2の成分の沈降を生じるように、多量の混合液を収容した分離バッグを遠心分離する工程と;
第1の移送バッグと上記分離バッグに取り付けられた第1の移送ラインへ上記第2の成分のいくらかを移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;
上記第2の成分の上記第1の移送ラインへの移送を停止する工程と;
上記分離バッグ内に過圧を生じるように、上記停止する工程の後、上記分離バッグをしぼる工程と;
上記過圧を用いて、上記分離容器内に残った上記第2の成分の一部を上記第1の移送ラインを通して上記移送バッグへ移送する工程と;を有し、
上記過圧は、上記第2の成分の上記第1の移送バッグへ向かう速やかな移動を引き起こす方法。
[2]
過圧を生じるための上記しぼる工程の前に、上記分離バッグから第2の移送バッグへ上記第1の成分のいくらかをしぼる工程をさらに有する[1]の方法。
[3]
上記第1の成分の移送のためしぼる工程と上記第2の成分の移送のためしぼる工程は、作動液が上記分離バッグをしぼるように水圧システムを順方向に動かす工程を含む[2]の方法。
[4]
上記分離バッグのしぼりを減少するように上記作動液を逆転させるため上記水圧システムを逆に動かす工程と;
この逆に動かす工程の後、上記第2の移送バッグから上記分離容器へ戻すように上記第1の成分のいくらかを移送する工程と;
上記分離バッグ内で第1および第2の成分を再度混合する工程と;をさらに有する[3]の方法。
[5]
上記逆に動かす工程および上記再度混合する工程は、上記停止する工程の後に起きる[4]の方法。
[6]
上記混合液を少なくとも第1、第2、および第3の成分に分離する[2]の方法であって、上記遠心分離する工程は、上記第1、第2、および第3の成分の沈降を生じる方法。
[7]
上記分離容器へ接続された第3の移送バッグ内へ上記第3の成分をしぼる工程をさらに有する[6]の方法。
[8]
上記分離容器へ接続された第3の移送バッグ内へ上記第3の成分を引力で排出する工程をさらに有する[6]の方法。
[9]
上記引力で排出する工程の間中、上記第3の成分からいかなる不所望な成分をも除去するように上記第3の成分を濾過する工程をさらに有する[8]の方法。
[10]
上記混合液を4つの成分に分離する[2]の方法であって、上記遠心分離する工程は、上記第1、第2、第3、第4の成分の沈降をさらに生じる方法。
[11]
上記第2の成分は血小板を含み、上記第1の成分は血漿を含む[1]の方法。
[12]
上記第1の成分は血漿を含み、上記第2の成分は血小板を含み、上記第3の成分は単核細胞を含む[7]の方法。
[13]
上記第1の成分は血漿を含み、上記第2の成分は血小板を含み、上記第3の成分は赤血球を含む[8]の方法。
[14]
上記第1の成分は血漿を含み、上記第2の成分は血小板を含み、上記第3の成分は単核細胞を含み、上記第4の成分は赤血球を含む[10]の方法。
[15]
上記遠心分離する工程は、
沈降を生じるハードスピンのための1分当りの十分な回転数で遠心分離機を回転する工程と;
上記ハードスピンのための1分当りの回転数とほぼ同じ回転数で生じる上記第2の成分のいくらかの移送のための上記しぼる工程と;を有する[1]の方法。
[16]
上記遠心分離する工程は、
沈降を生じるハードスピンのための1分当りの十分な回転数で遠心分離機を回転する工程と;
上記ハードスピンのための1分当りの回転数とほぼ同じ回転数で生じる上記第1の成分のための上記しぼる工程と;を有する[2]の方法。
[17]
上記混合液が上記分離バッグ内にあるときを検出する工程をさらに有する請求項1の方法。
[18]
上記第1および第2の成分の間の界面を検出する工程をさらに有する[1]の方法。
[19]
上記赤血球のための界面を検出する工程を有する[14]の方法。
[20]
多量の混合液を収容する分離容器を少なくとも血漿成分および血小板成分へ遠心分離する工程と;
いくらかの血漿成分を血漿移送バッグへ移送するためしぼりチャンバー内の作動液で上記分離容器をしぼる工程と;
いくらかの血小板成分を血小板移送バッグへ移送するためしぼりチャンバー内の作動液で上記分離容器をしぼる工程と;
上記しぼりチャンバーから多量の作動液を除去することにより上記少なくとも一方のしぼり工程を逆転させる工程と;
上記除去された多量の作動液に関係する多量の上記血漿成分を上記分離容器へ戻す工程と;
上記戻した多量の血漿を上記分離容器内に残った血小板と再度混合する工程と;
混合された血小板および血漿を上記血小板移送バッグへ移送するため上記分離容器をしぼる工程と;
を有する血小板生成物の血漿濃度を調整する方法。
[21]
除去される作動液の量を調整することにより、上記分離バッグ内に戻されて血小板と再度混合される血漿の量を調整する工程をさらに有する[20]の方法。
[22]
上記分離バッグへ過圧を与える工程と;
混合された血小板および血漿を移送するしぼり工程の前に、上記過圧の力によって血小板を上記血小板バッグへ噴出する工程と;
を有する[21]の方法。
[23]
上記過圧を与える工程は、分離バッグからのいかなる成分の移送をも防止する一方で、作動液で上記分離容器をしぼる工程を含む[22]の方法。
[24]
混合血液生成物から、血漿、血漿を多く含む血小板、単核白血球、および赤血球を収集する方法であって、
血漿、血小板、単核白血球、および赤血球の沈降を生じるように、多量の混合血液生成物を収容した分離バッグを遠心分離する工程と;
いくらかの上記血漿を血漿移送バッグへ移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;
いくらかの上記血小板を血小板移送バッグへ移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;
上記分離バッグに対する圧力を解放するように上記分離バッグの上記しぼりを逆転する工程と;
上記血漿移送バッグから上記分離バッグへいくらかの上記血漿を戻す工程と;
上記分離バッグ内でいくらかの上記血漿と血小板を再度混合する工程と;
過圧を生じるように、成分が上記分離バッグから流れ出すことを防止する一方で、上記分離バッグに対する上記しぼり圧力を増加する工程と;
上記血小板移送バッグに向けていくらかの血小板および血漿を噴出するため上記過圧を使用する工程と;
血漿を多く含む血小板を供給するように上記血小板および血漿の残りを上記血小板移送バッグへ移送するため上記分離容器をしぼる工程と;
単核白血球を単核白血球移送バッグへ移送するため上記分離バッグをしぼる工程と;
上記赤血球成分を赤血球移送バッグへ移送する工程と;
を有する方法。
[25]
分離容器と;
第1の移送バッグと;
この第1の移送バッグを上記分離容器へ接続する第1の移送チューブと;
第2の移送バッグと;
この第2の移送バッグを上記分離容器へ接続する第2の移送チューブと;
第3の移送バッグと;
この第3の移送バッグを上記分離容器へ接続する第3の移送チューブと;
第4の移送バッグと;
この第4の移送バッグを上記分離容器へ接続する第4の移送チューブと;
を有する分離セットと、
上記第1の移送チューブを受け入れるための第1のバルブと;
上記第2の移送チューブを受け入れるための第2のバルブと;
上記第3の移送チューブを受け入れるための第3のバルブと;
を有し、上記分離セットを受け入れて、該分離セットがその上に置かれるローターと、
このローターを回転して、上記分離容器内の血液生成物を、第1、第2、第3、および第4の成分内へ沈降させるモーターと、
上記血液生成物が上記分離バッグ内にあることを検出する第1のセンサーと、
上記分離バッグ内の空気と上記血液生成物との間の界面を検出する第2のセンサーと、
比較的低い密度の第1の成分と比較的中間の密度の第2の成分との間の界面を検出する第3のセンサーと、
最も密度のつまった第4の成分の層の頂面を検出するための第4のセンサーと、
しぼり圧力を上記分離バッグへ与えて、上記分離された第1、第2、および第3の成分の少なくとも1つを、上記分離バッグから、上記複数の移送チューブの少なくとも1つを通して、上記複数の移送バッグの少なくとも1つへしぼるしぼり装置と、
上記第1、第2、第3、および第4のセンサーから検出された情報を受け取って、上記ローターの回転および上記しぼり装置を制御するコントローラーと、
を有する血液生成物を4つの成分へ分離するための装置。

Claims (24)

  1. 混合液を少なくとも第1の成分および第2の成分へ分離する方法であって、
    少なくとも上記第1の成分および上記第2の成分の沈降を生じるように、多量の混合液を収容した分離バッグを遠心分離する工程と;
    第1の移送バッグと上記分離バッグに取り付けられた第1の移送ラインへ上記第2の成分のいくらかを移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;
    上記第2の成分の上記第1の移送ラインへの移送を停止する工程と;
    上記分離バッグ内に過圧を生じるように、上記停止する工程の後、上記分離バッグをしぼる工程と;
    上記過圧を用いて、上記分離容器内に残った上記第2の成分の一部を上記第1の移送ラインを通して上記移送バッグへ移送する工程と;を有し、
    上記過圧は、上記第2の成分の上記第1の移送バッグへ向かう速やかな移動を引き起こす方法。
  2. 過圧を生じるための上記しぼる工程の前に、上記分離バッグから第2の移送バッグへ上記第1の成分のいくらかをしぼる工程をさらに有する請求項1の方法。
  3. 上記第1の成分の移送のためしぼる工程と上記第2の成分の移送のためしぼる工程は、作動液が上記分離バッグをしぼるように水圧システムを順方向に動かす工程を含む請求項2の方法。
  4. 上記分離バッグのしぼりを減少するように上記作動液を逆転させるため上記水圧システムを逆に動かす工程と;
    この逆に動かす工程の後、上記第2の移送バッグから上記分離容器へ戻すように上記第1の成分のいくらかを移送する工程と;
    上記分離バッグ内で第1および第2の成分を再度混合する工程と;をさらに有する請求項3の方法。
  5. 上記逆に動かす工程および上記再度混合する工程は、上記停止する工程の後に起きる請求項4の方法。
  6. 上記混合液を少なくとも第1、第2、および第3の成分に分離する請求項2の方法であって、上記遠心分離する工程は、上記第1、第2、および第3の成分の沈降を生じる方法。
  7. 上記分離容器へ接続された第3の移送バッグ内へ上記第3の成分をしぼる工程をさらに有する請求項6の方法。
  8. 上記分離容器へ接続された第3の移送バッグ内へ上記第3の成分を引力で排出する工程をさらに有する請求項6の方法。
  9. 上記引力で排出する工程の間中、上記第3の成分からいかなる不所望な成分をも除去するように上記第3の成分を濾過する工程をさらに有する請求項8の方法。
  10. 上記混合液を4つの成分に分離する請求項2の方法であって、上記遠心分離する工程は、上記第1、第2、第3、第4の成分の沈降をさらに生じる方法。
  11. 上記第2の成分は血小板を含み、上記第1の成分は血漿を含む請求項1の方法。
  12. 上記第1の成分は血漿を含み、上記第2の成分は血小板を含み、上記第3の成分は単核細胞を含む請求項7の方法。
  13. 上記第1の成分は血漿を含み、上記第2の成分は血小板を含み、上記第3の成分は赤血球を含む請求項8の方法。
  14. 上記第1の成分は血漿を含み、上記第2の成分は血小板を含み、上記第3の成分は単核細胞を含み、上記第4の成分は赤血球を含む請求項10の方法。
  15. 上記遠心分離する工程は、
    沈降を生じるハードスピンのための1分当りの十分な回転数で遠心分離機を回転する工程と;
    上記ハードスピンのための1分当りの回転数とほぼ同じ回転数で生じる上記第2の成分のいくらかの移送のための上記しぼる工程と;を有する請求項1の方法。
  16. 上記遠心分離する工程は、
    沈降を生じるハードスピンのための1分当りの十分な回転数で遠心分離機を回転する工程と;
    上記ハードスピンのための1分当りの回転数とほぼ同じ回転数で生じる上記第1の成分のための上記しぼる工程と;を有する請求項2の方法。
  17. 上記混合液が上記分離バッグ内にあるときを検出する工程をさらに有する請求項1の方法。
  18. 上記第1および第2の成分の間の界面を検出する工程をさらに有する請求項1の方法。
  19. 上記赤血球のための界面を検出する工程を有する請求項14の方法。
  20. 多量の混合液を収容する分離容器を少なくとも血漿成分および血小板成分へ遠心分離する工程と;
    いくらかの血漿成分を血漿移送バッグへ移送するためしぼりチャンバー内の作動液で上記分離容器をしぼる工程と;
    いくらかの血小板成分を血小板移送バッグへ移送するためしぼりチャンバー内の作動液で上記分離容器をしぼる工程と;
    上記しぼりチャンバーから多量の作動液を除去することにより上記少なくとも一方のしぼり工程を逆転させる工程と;
    上記除去された多量の作動液に関係する多量の上記血漿成分を上記分離容器へ戻す工程と;
    上記戻した多量の血漿を上記分離容器内に残った血小板と再度混合する工程と;
    混合された血小板および血漿を上記血小板移送バッグへ移送するため上記分離容器をしぼる工程と;
    を有する血小板生成物の血漿濃度を調整する方法。
  21. 除去される作動液の量を調整することにより、上記分離バッグ内に戻されて血小板と再度混合される血漿の量を調整する工程をさらに有する請求項20の方法。
  22. 上記分離バッグへ過圧を与える工程と;
    混合された血小板および血漿を移送するしぼり工程の前に、上記過圧の力によって血小板を上記血小板バッグへ噴出する工程と;
    を有する請求項21の方法。
  23. 上記過圧を与える工程は、分離バッグからのいかなる成分の移送をも防止する一方で、作動液で上記分離容器をしぼる工程を含む請求項22の方法。
  24. 混合血液生成物から、血漿、血漿を多く含む血小板、単核白血球、および赤血球を収集する方法であって、
    血漿、血小板、単核白血球、および赤血球の沈降を生じるように、多量の混合血液生成物を収容した分離バッグを遠心分離する工程と;
    いくらかの上記血漿を血漿移送バッグへ移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;
    いくらかの上記血小板を血小板移送バッグへ移送するように上記分離バッグをしぼる工程と;
    上記分離バッグに対する圧力を解放するように上記分離バッグの上記しぼりを逆転する工程と;
    上記血漿移送バッグから上記分離バッグへいくらかの上記血漿を戻す工程と;
    上記分離バッグ内でいくらかの上記血漿と血小板を再度混合する工程と;
    過圧を生じるように、成分が上記分離バッグから流れ出すことを防止する一方で、上記分離バッグに対する上記しぼり圧力を増加する工程と;
    上記血小板移送バッグに向けていくらかの血小板および血漿を噴出するため上記過圧を使用する工程と;
    血漿を多く含む血小板を供給するように上記血小板および血漿の残りを上記血小板移送バッグへ移送するため上記分離容器をしぼる工程と;
    単核白血球を単核白血球移送バッグへ移送するため上記分離バッグをしぼる工程と;
    上記赤血球成分を赤血球移送バッグへ移送する工程と;
    を有する方法。
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