JP5161275B2 - シート材打抜き機、打抜き機に用いられる刃当り調整シート - Google Patents
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Description
シート材を打抜いてブランクを形成するには、例えば特許文献1に記載されたシート材打抜き機が用いられている。このシート材打抜き機に備えられた打抜き型は、シート材を切断する複数の打抜き刃を型基板に植設して構成されており、複数の打抜き刃はブランクの形状構成のために何箇所も交差している。
このため作業者(紙器などの製造業者)は、打抜き型を打抜き機の型装着部に装着してから、打抜き作業に先立って試験打ちして、切り斑取り作業を行っている。
試験打ち後にその打抜き型を型装着部から外す。そして、打抜き刃によるシート材の切り斑を確認して、打抜き型の裏面の切断がよくない打抜き刃に対応する箇所に粘着テープを貼り付ける。再度、打抜き型を打抜き機に装着して、切り斑を確認する。
上記テープ貼着部分が局部的に盛り上がるので、テープ貼着部分の打抜き刃が僅かながら押出されて、これにより切断がよくない箇所の刃当りが調整される。
上記作業を繰り返し行い、型全体の打抜き刃がシート材を確実に切断できること、即ち切り斑が無くなったことを確認した後に、打抜き作業を開始する。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、打抜き型の切り斑取り作業を行うことなく自動的に刃当りを調整することができ、利便性を有し作業効率の向上を図ることが可能となり、コストダウンを実現できるシート材打抜き機、シート材打抜き機に用いられる刃当り調整シートを提供することを、その目的とする。
符号3は打抜き型を示し、この打抜き型3は複数の打抜き刃5を備えている。これらの打抜き刃5はブランクB(図5参照)の形状に沿って配置されており、刃先は下方を向いている。また、打抜き型3には合成ゴムから成る押え部材7が設けられている。打抜き型3は装置本体の型装着部9に装着されており、この打抜き型3は上下方向へ駆動されるようになっている。
刃当り調整シート17は上層シート19、中間シート21及び下層シート23が積層された三層構造となっている。
上層シート19と下層シート23は、樹脂の一種であるポリエチレンテレフタレートによって構成されており、厚さ寸法はそれぞれ0.1mmである。ポリエチレンテレフタレートの引張降伏応力は48〜73MPa、引張弾性率は2000〜4100MPaであり、剛性に優れることから、引っ張りには強い。
中間シート21は弾力性に優れる合成ゴムの一種であるエチレン・プロピレンゴムによって構成されており、厚さ寸法は0.5mmである。エチレン・プロピレンゴムは、伸びが80〜100%で、反発弾性や耐摩耗性に優れることから、衝撃吸収に適している。
そのため、上層シート19と下層シート23との間に中間シート21が挟まれて且つ接着されたことになるので、中間シート21を構成するゴムの上下方向の弾力性はそのまま保持される一方で、左右方向の伸び縮みは抑制される。
上記した構成の刃当り調整シート17が面板13に接着剤を介して固着されている。
図1に示すように載置台11にシート材Sを載置する。
打抜き型3が下方向へ駆動されて、図4に示すようにシート材Sは押え部材7によって押えられながら打抜き刃5によって打ち抜かれる。図5に示すようにシート材Sに切り込みKが形成されて、ブランクBが形成される。なお、ブランクBには、打抜き型3に備えられた図示しない罫押し刃(刃先が丸まっているもの)によって折り目Lが形成される。
また、刃当り調整シート17は、上記の工夫した構造を有するので、結果として耐久性も飛躍的に向上する。
上記実施の形態では、上層シート19と下層シート23をポリエチレンテレフタレートによって構成したが、上層シート19と下層シート23を、例えばポリプロピレンによって構成してもよい。
上層シート19、下層シート23、中間シート21の厚さ寸法は構成材料の特性により適宜設定することになり、上記した実施の形態の厚さ寸法に必ずしも、限定されないことは理解されたい。
7…押え部材 9…型装着部 11…載置台
13…面板 15…デットプレート 17…刃当り調整シート
19…上層シート 21…中間シート 23…下層シート
B…ブランク S…シート材 K…切り込み
L…折り目 D…錆び、埃
Claims (4)
- 上下方向へ駆動され打抜き刃を備える打抜き型と、前記打抜き刃に対向して備えられ前記打抜き刃によって打ち抜かれるシート材が載置される載置台とを有し、前記載置台は上面が硬質材から成る面板と、面板の下側に備えられる硬質材から成るデッドプレートとを有するシート材打抜き機において、前記面板の裏面側に弾性材から成る刃当り調整シートが貼着されており、前記弾性材から成る刃当り調整シートは、樹脂シートと、ゴムシートとが積層されて一体に構成されており、前記樹脂シートが面板側にあることを特徴とするシート材打抜き機。
- 請求項1に記載したシート材打抜き機において、弾性材から成る刃当り調整シートは、ゴムシートの下に樹脂シートがさらに積層されて三層構造で一体に構成されていることを特徴とするシート材打抜き機。
- 請求項1または2に記載したシート材打抜き機において、刃当り調整シートを構成する樹脂シートはポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンで形成されていることを特徴とするシート材打抜き機。
- 請求項1から3のいずれかに記載したシート材打抜き機に用いられる刃当り調整シート。
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JP2010196275A JP5161275B2 (ja) | 2010-09-02 | 2010-09-02 | シート材打抜き機、打抜き機に用いられる刃当り調整シート |
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