JP5161038B2 - 情報提示システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像等のコンテンツを含む情報を提示する情報提示システムに関する。
近年、インターネットにおけるWebサーバ等、コンテンツ情報を提示するシステムにおいては、画像を含む形態で情報が提示されることが多くなっている。
また、画像を含むコンテンツに対し、複数のユーザがネットワーク上でコミュニケーションや情報交換を行う場合に、画像に重ねてコメントを記入することで、文字のみによるコメントに比べ、よりわかりやすい形態でコミュニケーションや情報交換を行うことができるシステムも知られている(非特許文献1参照)。
非特許文献1に記載されたシステムにおいては、コメントを記入したいWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)を入力すると、サイトの画面キャプチャが画像として取得され、その画像上に複数のユーザそれぞれがコメントを記入することで、多人数によるコミュニケーションが行われる。
"今度はWebにコメント貼り付け「ニコニコブックマーク」"、[online]、2007年6月7日、ITmedia News、[平成19年10月22日検索]、インターネット<http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0706/07/news109.html>
しかしながら、非特許文献1に記載された技術においては、記入したコメントが付箋紙のような状態で画像に重ねて表示される。
そのため、複数のコメントや長文のコメントが記入された場合、話題となっている画像が見にくい状態になる。
したがって、ユーザは、画像にコメントを付す際、コメントがなるべく画像を隠さない位置を選ぶ必要がある等、コメントを付す作業が容易なものであるとは言えなかった。
また、多くのユーザが画像の特定箇所に興味を持ち、その位置にコメントを付そうとした場合、このシステムの形態では記入できるコメントの数にも制約が生じることから、複数のユーザ間で充分なコミュニケーションが取れないこととなる。
このように、従来の技術においては、画像を介して情報を提示する際に、充分な情報を容易に提示することが困難であった。
本発明の課題は、画像を介して情報を提示する際に、充分な情報を容易に提示可能とすることである。
以上の課題を解決するため、本発明に係る情報提示システムは、
ネットワークを介して通信可能に構成されたサーバ(例えば、図1のWebサーバ10)と端末装置(例えば、図1の端末装置20)とを含む情報提示システムであって、前記サーバは、前記端末装置から送信された画像について、情報を書き込む際の区分となるセルを該画像上に形成した登録画像表示領域(例えば、図8の主表示領域)と、該セルに対して書き込まれた情報を表示する書き込み情報表示領域(例えば、図8のCoin情報表示部)とを含む情報提示用画面(例えば、図8のCoinUI画面)を表示するための情報提示用画面データを生成して前記端末装置に送信する情報提示用画面データ生成手段(例えば、図3のCoinウェブサービス処理を実行するWebサーバ10のCPU12および図1の通信装置16)と、前記端末装置から送信された画像および該画像について書き込まれた情報のデータを含む提示情報データを格納する提示情報データベース(例えば、図1の記憶装置13)とを備え、前記端末装置は、前記サーバに情報提示の起点となる画像を送信する起点画像送信手段(例えば、図1のCPU22および通信装置26)と、前記サーバから送信された前記情報提示用画面データに基づいて、情報提示用画面を表示する情報提示用画面表示手段(例えば、図1のCPU22および表示装置25)と、前記情報提示用画面において前記セルに書き込まれた情報を前記サーバに送信する書き込み情報送信手段(例えば、図2のCPU22および通信装置26)とを備え、端末装置は、さらに、前記セルの形状を指定するセルパターン指定情報を前記サーバに送信するセルパターン送信手段を備え、前記サーバにおける前記情報提示用画面生成手段は、前記セルパターン送信手段によって送信された前記セルパターン指定情報に応じた形状で、前記登録画像表示領域におけるセルを形成することを特徴としている。
以下、図を参照して本発明を適用した情報提示システム、サーバ、情報提示装置、情報提示プログラムおよび情報提示方法の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
本実施形態に係る情報提示システムは、画像における位置と対応付けてコメントの入力を受け付け、入力されたコメントを画像に重ねて表示することなく、入力時に指定された位置と関連付けられた情報として画像とは別の領域に表示される。
したがって、画像に対してコメントが付された場合にも、コメントが画像を隠すことがないため、利用者がコメントを付す際の作業が容易になる。
また、画像に重ねてコメントが表示されることなく、画像とは別の領域に表示されるため、長文のコメント等、情報量が多いコメントも付加することができ、充分な情報を提示することが可能となる。
なお、以下、本発明における画像を介した情報提示手法をCoin(商標)と称し、Coinによる情報提示機能を実現したハードウェアおよびソフトウェアの構成をCoinシステムと称する。
(構成)
まず、構成を説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提示システム1のシステム構成を示す図である。
図1において、情報提示システム1は、Webサーバ10と、端末装置20とを含んで構成され、Webサーバ10と端末装置20とは、インターネット等のネットワーク30を介して通信可能とされている。
Webサーバ10は、Webサーバとしての機能およびデータベースサーバとしての機能を有しており、入力装置11と、CPU12と、記憶装置13と、RAM14と、表示装置15と、通信装置16とを備えている。
入力装置11は、キーボードあるいはマウスといった指示入力を行う装置を含み、入力装置11に対して行われた入力操作に対応する信号は、CPU12に入力される。
CPU12は、Webサーバ10全体を制御するものであり、後述する記憶装置13に記憶されたWebサーバプログラムやデータベースサーバプログラムを読み出して実行したり、利用者情報管理テーブル等の各種データを管理したりする。
記憶装置13は、ハードディスク装置あるいはフラッシュメモリ等、情報を不揮発的に記憶する装置であり、Webサーバとしての機能を実現させるWebサーバプログラム、Coinに関するWebサービス(以下、「Coinウェブサービス」と称する。)の機能を実現させるCoinウェブサービスプログラムおよびそれに関連するサブルーチンの各種プログラムを記憶している。また、記憶装置13は、各種データを管理するデータベースサーバとしての機能を実現させるデータベースサーバプログラム、後述するCoinウェブサービスに関する利用者情報管理テーブル、起点Coin管理テーブル、Coinデータテーブル、Coinセルテーブル、Coin情報テーブル、および、コンテンツ管理テーブルを記憶している。
なお、Coinウェブサービスは、端末装置20において、ブラウザ上からWebサーバ10のCoinシステムと通信を行いながら、Coinに関するWebサービスを提供するサービス形態である。
RAM14は、CPU12が各種プログラムを実行する際のワークエリアを形成し、プログラムの実行において使用されるデータや各種パラメータを一時的に保存する。
表示装置15は、CPU12の指示に従って、各種プログラムの実行に伴い形成される各種画面を表示する。
通信装置16は、Webサーバ10がネットワーク30を介して端末装置20と情報を送受信する際に、通信プロトコルに従うデータ形式への変換等を行う通信インターフェースである。
次に、端末装置20の構成について説明する。
端末装置20は、Coinウェブサービスに関するアプリケーションプログラムを実行する機能を有しており、入力装置21と、CPU22と、記憶装置23と、RAM24と、表示装置25と、通信装置26とを備えている。
なお、端末装置20は、例えば、PC(Personal Computer)や携帯電話機、あるいは、PDA(Personal Digital Assistants)や携帯型ゲーム機等によって構成される。
また、端末装置20の構成は、CPU22および記憶装置23を除き、Webサーバ10の対応する各部分と同様であるため、CPU22および記憶装置23についてのみ説明する。
CPU22は、端末装置20全体を制御するものであり、後述する記憶装置23に記憶された端末装置20を制御する基本プログラムや、Coinウェブサービスに関するアプリケーションプログラム(後述するCoinUnitプログラム)を読み出して実行する。
記憶装置23は、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリによって構成され、端末装置20を制御する基本プログラムや、Coinデータの表示と更新を行うためのアプリケーションプログラム(CoinUnitプログラム)およびCoin Unitプログラムの実行において参照されるCoin閲覧ワークテーブルを記憶している。
続いて、Coinウェブサービスにおいて用いられる各種テーブルについて説明する。
なお、本実施形態において、コンテンツに情報を関連付けたデータ構造をCoinデータと称し、コンテンツをCoinデータの形式とすることを「Coin化」と称する。また、本実施形態におけるWebサーバ10は、起点となる画像コンテンツのCoinデータに関連する各種テーブル(起点Coin管理テーブル、Coinデータテーブル、Coinセルテーブル、Coin情報テーブルおよびコンテンツ管理テーブル)をデータベース上で管理しており、このデータベースを適宜「Coinデータベース」と称する。
(利用者情報管理テーブル)
図2(a)は、Coinウェブサービスにおける利用者の情報を管理するための利用者情報管理テーブルの内容を示す図である。
図2(a)において、利用者情報管理テーブルには、利用者番号、アカウントおよびパスワードといった利用者を識別する情報が含まれている。
これら各カラムのデータは、具体的には、それぞれ図2(a)の右欄に掲げた意味を有しており、実際に参照される利用者情報管理テーブルにおいては、特定の利用者を識別する具体的な情報が格納される。
(起点Coin管理テーブル)
図2(b)は、Coinウェブサービスにおける起点となる最上位階層のCoinデータを管理するための起点Coin管理テーブルの内容を示す図である。
図2(b)において、起点Coin管理テーブルには、起点Coin管理データを識別するために付された起点Coin管理ID、その最上位階層のCoinデータを作成した利用者の利用者番号、Coinデータの公開タイプ(無制限/コメント可/閲覧のみ可)、および、最上位階層であるそのCoinデータを識別するためのCoinID(最上位階層CoinID)を示す各カラムが含まれている。
起点Coin管理テーブルは、利用者によって最初の情報提示の起点となる画像が登録された際に、最上位階層のCoinデータが生成される毎に作成される。
これら各カラムのデータは、具体的には、それぞれ図2(b)の右欄に掲げた意味を有しており、実際に参照される起点Coin管理テーブルにおいては、最上位階層となるCoinデータを指し示す具体的な情報が格納される。
(Coinデータテーブル)
図2(c)は、どのコンテンツにCoinデータを付帯させたかを管理するためのCoinデータテーブルの内容を示す図である。
図2(c)において、Coinデータテーブルには、Coinデータを識別するために付されたCoinID、どの起点Coin管理データに属するかを示す(最上位階層となるCoinデータを表す)起点Coin管理ID、表示するコンテンツに付されたコンテンツID、Coinデータのタイトル、Coinデータの説明文、Coinデータを作成した利用者の利用者番号、登録日時、画像に重ねるセルの幾何学パターンを示すCoinセルID、画像上で横方向に配置されるセルの数を示すCoinセル横個数、画像上で縦方向に配置されるセルの数を示すCoinセル縦個数、セルの縦横比(アスペクト比)あるいはグリッドの全体倍率を示すCoinグリッド比率特性、画像上に表示するグリッド線の色を示すグリッド線カラー、および、そのCoinデータと関連付けられている情報の傾向を示すCoinカラーを示す各カラムが含まれている。
これら各カラムのデータは、具体的には、それぞれ図2(c)の右欄に掲げた意味を有しており、実際に参照されるCoinテーブルにおいては、情報提示の起点となるコンテンツに設定された具体的な情報が格納される。
(Coinセルテーブル)
図2(d)は、Coinデータのいずれのセルに情報を関連付けたかを管理するためのCoinセルテーブルの内容を示す図である。
図2(d)において、Coinセルテーブルには、セルに付されたCoinセルID、そのセルが内包されるCoinデータのCoinID、表示画面上におけるCoinセル番号、および、そのセルに書き込まれた情報の傾向を示すCoinセルカラーを示す各カラムが含まれている。
これら各カラムのデータは、具体的には、それぞれ図2(d)の右欄に掲げた意味を有しており、実際に参照されるCoinセルテーブルにおいては、情報が書き込まれたセルの具体的な管理情報が格納される。
(Coin情報テーブル)
図2(e)は、Coinセルテーブルのセルに書き込まれた情報(情報文やコンテンツ等)の属性を表すCoin情報テーブルの内容を示す図である。
図2(e)において、Coin情報テーブルには、書き込まれた情報に付されたCoin情報ID、その情報が書き込まれたセルのCoinセルID、情報を書き込んだ利用者の利用者番号、情報が書き込まれた登録日時、下の階層としてリンクするCoinIDを設定する下階層CoinID、および、書き込まれた情報文を示す各カラムが含まれている。
これら各カラムのデータは、具体的には、それぞれ図2(e)の右欄に掲げた意味を有しており、実際に参照されるCoin情報テーブルにおいては、セルに書き込まれた情報の具体的な属性が格納される。
(コンテンツ管理テーブル)
図2(f)は、Coinデータに対応づけられたコンテンツの属性を表すコンテンツ管理テーブルの内容を示す図である。
図2(f)において、コンテンツ管理テーブルには、Coin化されたコンテンツに付されているコンテンツID、コンテンツの元ファイル名、コンテンツを処理する際の種別を示すコンテンツ種別、コンテンツのサムネイル画像、コンテンツの格納データサイズ、および、コンテンツの実体データが格納される格納コンテンツデータ領域を示す各カラムが含まれている。
これら各カラムのデータは、具体的には、それぞれ図2(f)の右欄に掲げた意味を有しており、実際に参照されるコンテンツ管理テーブルにおいては、Coinデータに対応づけられたコンテンツの具体的な情報が格納される。
(動作)
次に、動作を説明する。
本実施形態における情報提示システム1では、Webサーバ10が、端末装置20からの要求に応じて、情報提示の起点となる画像を登録し、起点Coin管理テーブルおよびそれに関連する各種テーブルを作成する。そして、他の利用者が端末装置20においてCoinUnitプログラムを実行し、Webサーバ10にCoinデータの閲覧を要求すると、Webサーバ10は、Coinデータベースの起点Coin管理テーブルを基に最上位階層となるCoinデータをCoinデータテーブルから読み出し、端末装置20に対し、Coinデータとして関連付けられた各種データを送信する。端末装置20は、Webサーバ10からCoinデータを受信すると、CoinUnitプログラムによって、Coinデータの表示および更新を行うためのユーザインターフェース画面(以下、「CoinUI画面」と言う。)を表示し、利用者によるCoinデータの閲覧および情報の書き込みを可能とする。
以下、具体的なフローチャートに従って、情報提示システム1の動作を説明する。なお、以下の説明において、“XX=YY”の表記は、左項に示すデータベースカラム名のデータとして、右項に示す処理結果の変数を設定することを意味している。
(Coinウェブサービス処理)
図3は、Webサーバ10と端末装置20とによって実行されるCoinウェブサービス処理を示すフローチャートである。
Coinウェブサービス処理は、利用者が、端末装置20においてWebサーバ10にCoinウェブサービスのログイン要求を指示入力することによって開始される。
図3において、Coinウェブサービスが開始されると、端末装置20は、Webサーバ10に利用者によって入力されたアカウントおよびパスワードを送信して、Webサーバ10に対するログイン処理を行う(ステップT1)。
すると、Webサーバ10は、そのログイン要求に対するイニシャライズ処理を行い(ステップS1)、既に登録されている起点となる最上位階層のCoinデータの一覧を表す画面(以下、「Coin一覧画面」と言う。)の表示データおよびログインした利用者の利用者番号を端末装置20に送信する(ステップS2)。なお、Coin一覧画面のデータには、一覧表示されているCoinデータの起点Coin管理IDとCoinIDが含まれている。
次いで、端末装置20は、Webサーバ10によって送信されたCoin一覧画面を表示し、利用者による指示入力(Coinデータの選択/Coinデータの新規作成)を受け付ける待機状態となる(ステップT2)。
ステップT2において、利用者がCoinデータの選択を指示入力したと判定した場合、端末装置20は、カレントの“起点Coin管理ID”パラメータとして、選択したCoinデータの起点Coin管理IDを設定し、カレントの“CoinID”パラメータとして、選択したCoinデータのCoinIDを設定する(ステップT3)。
また、ステップT2において、利用者がCoinデータの新規作成を指示入力したと判定した場合、端末装置20は、Webサーバ10に起点となる最上位階層のCoinデータの新規作成指示を出力し、Webサーバ10は、Coinデータ作成処理(後述)を実行する(ステップS3)。
なお、Coinデータ作成処理の実行時、Webサーバ10は、カレント起点Coin管理IDとカレントCoinIDを端末装置20に送信する。
ステップT2において、Coinデータの選択およびCoinデータの新規作成が指示入力されていないと判定した場合、端末装置20は、ステップT2の処理を繰り返し、指示入力を待つ待機状態となる。
ステップT3の後、および、Webサーバ10からカレント起点CoinIDおよびカレントCoinIDを受信した後、端末装置20は、閲覧階層を“0”に設定し、閲覧階層の配列(階層配列[閲覧階層])における閲覧階層[0]の値をカレントCoinID(この時点で最上位階層のCoinIDを指し示す)に設定する(ステップT4)。
ここで、“閲覧階層”は、利用者がCoinUI画面において明細行をクリックして閲覧していった場合に、カレント(閲覧中)となるCoinデータの階層を表したデータである。この“閲覧階層”の値は、階層配列データの要素番号に対応しており、要素番号が“閲覧階層”の階層配列データとして、閲覧されているCoinデータのCoinIDが格納される。
ステップT4の後、端末装置20は、カレントのCoinIDを、要素番号が“閲覧階層”の階層配列の値に設定する(ステップT5)。
このとき、閲覧中(カレント)の起点Coin管理IDおよびCoinIDが端末装置20からWebサーバ10に送信される。
すると、Webサーバ10は、受信した起点Coin管理IDとCoinIDとを基に、記憶装置13に記憶された各種テーブルを検索する。そして、Webサーバ10は、検索した各種テーブルのデータを基に、登録された画像や、関連情報や操作インターフェースを含むCoinUI画面(図8参照)の表示データを生成する(ステップS4)。
なお、このCoinUI画面には、いずれの階層のCoinデータの情報を閲覧しているかを表示する閲覧階層表示部が含まれている。
閲覧階層表示部においては、例えば、最上位階層のCoinデータ「像について教えて下さい」の下の階層に位置するCoinデータ「もっと大きな牙を持つマンモス」を閲覧している際には、“像について教えて下さい→もっと大きな牙を持つマンモス”といったように閲覧中の階層が表される。
ステップS4において生成されたCoinUI画面の表示データは、情報が書き込まれているセルのCoinセル番号およびCoinセルカラーの配列データと共に、Webサーバ10から端末装置20に送信される。
端末装置20は、そのCoinUI画面の表示データ等を受信すると、画像上にセルを形成するグリッドを描いてCoinUI画面を表示する(ステップT6)。このとき、端末装置20は、情報が書き込まれたセルに、設定されているCoinセルカラーを透過色として着色する。
そして、端末装置20は、CoinUI画面に対する利用者の指示入力を待つ待機状態となる(ステップT7)。
ステップT7において、利用者の指示入力がないと判定した場合、端末装置20は、ステップT7の処理を繰り返し、利用者の指示入力(セルの選択)があると判定した場合、Coinセル情報閲覧処理(後述)を実行する(ステップT8)。
次に、端末装置20は、利用者によってCoin情報表示部の明細行(Coin情報表示部に表示された1つの情報文)が選択されたか否かの判定を行う(ステップT9)。
ステップT9において、Coin情報表示部の明細行が選択されたと判定した場合、端末装置20は、選択された明細行のCoin情報ID、閲覧階層、階層配列の値をWebサーバ10に送信する。なお、ステップT9において、Coin情報表示部の明細行が選択されなかったと判定した場合、端末装置20は、ステップT10の処理に移行する。
Webサーバ10は、明細行のCoin情報ID、閲覧階層、階層配列の値を端末装置20から受信すると、それらを基に閲覧階層移動処理を実行する(ステップS5)。
このとき、閲覧階層移動処理において取得された閲覧階層および階層配列の値がWebサーバ10から端末装置20に送信される。
ステップT9の後、および、閲覧階層および階層配列の値を受信してカレントの値を更新した後、端末装置20は、利用者によって「コンテンツ書き込み」ボタンあるいは「書き込み」ボタンが押下されたか否かの判定を行う(ステップT10)。
ステップT10において、「コンテンツ書き込み」ボタンあるいは「書き込み」ボタンが押下されたと判定した場合、カレントのCoinID、カーソル位置、文字記入欄の文字、その他入力された情報(指示入力の内容等)および利用者番号が端末装置20からWebサーバ10に送信される。なお、ステップT10において、「コンテンツ書き込み」ボタンおよび「書き込み」ボタンが押下されていないと判定した場合、端末装置20は、ステップT11の処理に移行する。
Webサーバ10は、カレントCoinID、カーソル位置、文字記入欄の文字、その他入力された情報および利用者番号を受信すると、それらを基にCoinセル情報登録処理(後述)を実行する(ステップS6)。
このとき、Coinセル情報登録処理において更新されたCoinセルテーブルに基づくCoin情報表示部の表示データがWebサーバ10から端末装置20に送信される。
ステップT10において、「コンテンツ書き込み」ボタンおよび「書き込み」ボタンが押下されていないと判定した場合、および、Webサーバ10からCoin情報表示部の表示データを受信して、Coin情報表示部を更新した後、端末装置20は、「戻る」ボタンが押下されたか否かの判定を行う(ステップT11)。
ステップT11において、「戻る」ボタンが押下されていないと判定した場合、端末装置20は、ステップT12の処理に移行し、「戻る」ボタンが押下されたと判定した場合、閲覧階層、階層配列およびその他入力された情報(指示入力の内容等)をWebサーバ10に送信する。
Webサーバ10は、閲覧階層、階層配列およびその他入力された情報を受信すると、それらを基に、閲覧階層移動処理を実行する(ステップS7)。
このとき、閲覧階層移動処理において取得された閲覧階層および階層配列の値がWebサーバ10から端末装置20に送信される。
ステップT11において、「戻る」ボタンが押下されていないと判定した場合、および、Webサーバ10から閲覧階層および階層配列を受信した後、端末装置20は、「保存」ボタンが押下されたか否かの判定を行う(ステップT12)。
ステップT12において、「保存」ボタンが押下されたと判定された場合、端末装置20からWebサーバ10にカレント起点Coin管理IDおよび入力情報(指示入力の内容等)が送信される。なお、ステップT12において、「保存」ボタンが押下されていないと判定した場合、端末装置20は、ステップT13の処理に移行する。
Webサーバ10は、カレント起点Coin管理IDおよび入力情報を受信すると、受信したカレント起点Coin管理IDと対応付けられたCoinデータテーブル、Coinセルテーブル、Coin情報テーブルおよびコンテンツ管理テーブルを1つのファイルとしてまとめたファイル(即ち、最上位階層のCoinデータと関連する全ての情報を1つにまとめたデータファイル)を作成し、作成したCoinファイルを端末装置20に送信する(ステップS8)。なお、以下、最上位階層のCoinデータと関連する全ての情報を1つにまとめたデータファイルを「Coinファイル」と言う。
ステップT12において、「保存」ボタンが押下されていないと判定した場合、および、Webサーバ10からCoinファイルを受信した後、端末装置20は、「終了」ボタンが押下されたか否かの判定を行い(ステップT13)、「終了」ボタンが押下されていないと判定した場合、ステップT5の処理に移行する。
一方、「終了」ボタンが押下されたと判定した場合、端末装置20は、ステップT2の処理に移行し、Coin一覧画面を表示する状態となる。
(Coinデータ作成処理)
次に、Coinウェブサービス処理のステップS3において実行されるCoinデータ作成処理について説明する。
図4は、Webサーバ10と端末装置20とによって実行されるCoinデータ作成処理を示すフローチャートである。
Coinデータ作成処理は、コンテンツを登録して起点となる最上位階層のCoinデータを新規作成したり、既に存在するCoinデータの下の階層にリンクするCoinデータを作成するなど、コンテンツのCoin化を行うために実行される。
図4において、Coin作成処理が開始されると、Webサーバ10は、Coinデータを作成するための登録フォーム(Coinデータ登録フォーム)を作成し、端末装置20に送信する(ステップS101)。
端末装置20は、Coinデータ登録フォームを受信すると、登録するコンテンツファイルの指定を受け付け(ステップT101)、コンテンツファイルに対するタイトルおよび説明文の入力画面を表示して、入力の待機状態となる(ステップT102)。
ステップT102において、入力が行われていないと判定した場合、端末装置20は、ステップT102の処理を繰り返し、入力が行われたと判定した場合、Coinセルのパターン、Coinグリッド比率特性、横個数、縦個数、Coinセルカラーの選択入力画面を表示して、入力の待機状態となる(ステップT103)。
ステップT103において、入力が行われていないと判定した場合、端末装置20は、ステップT103の処理を繰り返し、入力が行われた場合、現在作成中のCoinデータが最上位階層として新規に作成されるものであるか否かの判定を行う(ステップT104)。
ステップT104において、現在作成中のCoinデータが最上位階層として新規に作成されるものでないと判定した場合、端末装置20は、ステップT106の処理に移行する。
一方、現在作成中のCoinデータが最上位階層として新規に作成されるものであると判定した場合、端末装置20は、Coinデータの公開タイプを選択する選択入力画面を表示して、入力の待機状態となる(ステップT105)。
このとき、Coinデータが最上位階層として新規に作成されるものであること、および、選択された公開タイプが、端末装置20からWebサーバ10に送信される。
Webサーバ10は、Coinファイルが新規に作成されるものであること、および、選択された公開タイプを受信すると、カレント起点Coin管理IDとして新規起点CoinIDを設定する(ステップS102)。
ここで、新規起点Coin管理IDは、既存の起点Coin管理IDの最大値に“1”を加えた値である。
次に、Webサーバ10は、起点Coin管理テーブルの起点Coin管理IDをカレント起点Coin管理ID、最上位階層CoinIDを空欄に設定し、公開タイプを含む起点Coin管理テーブルのデータを登録する(ステップS103)。
このとき、カレント起点Coin管理IDが端末装置20に送信される。
ステップT104において、現在作成中のCoinデータが最上位階層として新規に作成されるものでないと判定した場合、および、Webサーバ10からカレント起点Coin管理IDを受信した後、端末装置20は、利用者によって入力された情報をWebサーバ10に送信して、コンテンツファイルをアップロードする(ステップT106)。
このとき、カレント起点Coin管理ID、Coinデータのタイトル、Coinデータの説明文、Coinデータを作成した利用者の利用者番号、画像に重ねるセルの幾何学パターンを示すCoinセルID、セルの縦横比あるいはグリッドの全体倍率を示すCoinグリッド比率特性、画像上で横方向に配置されるセルの数を示すCoinセル横個数、画像上で縦方向に配置されるセルの数を示すCoinセル縦個数、グリッド線を表示する際のグリッド線カラーおよび入力されたコンテンツファイルが、端末装置20からWebサーバ10に送信される。
端末装置20は、ステップT106の後、メインフローに戻る。
一方、Coinデータのタイトル等を受信すると、Webサーバ10は、作成CoinIDとカレントCoinIDに新規CoinIDを設定する(ステップS104)。
ここで、新規CoinIDは、CoinIDの最大値に“1”を加えた値である。
次に、Webサーバ10は、現在作成中のCoinデータが最上位階層として新規に作成されるものであるか否かを判定し(ステップS105)、現在作成中のCoinデータが最上位階層として新規に作成されるものであると判定した場合、カレント起点Coin管理IDを有する起点Coin管理テーブルの最上位階層CoinIDを、作成CoinIDに更新する(ステップS106)。
ステップS105において、現在作成中のCoinデータが最上位階層として新規に作成されるものでないと判定した場合、および、ステップS106の後、Webサーバ10は、コンテンツファイルからサムネイル画像を生成し(ステップS107)、作成コンテンツIDを、新規コンテンツIDに設定する(ステップS108)。
ここで、新規コンテンツIDは、既存のコンテンツIDの最大値に“1”を加えた値である。
次に、Webサーバ10は、コンテンツ管理テーブルのコンテンツIDを新規コンテンツIDに設定し、各コンテンツデータを登録する(ステップS109)。
具体的には、Webサーバ10は、コンテンツID=新規コンテンツID、元ファイル名=コンテンツのファイル名、コンテンツ種別=取得したコンテンツ種別(テキスト、画像、音声等)、サムネイル画像=作成サムネイル画像、格納データバイトサイズ=コンテンツデータのバイトサイズ、格納コンテンツデータ領域=取得したコンテンツデータ(原データをそのまま格納)としてコンテンツ管理テーブルに追加する。
さらに、Webサーバ10は、CoinデータテーブルのCoinIDを作成CoinID、コンテンツIDを新規コンテンツIDに設定し、各Coinデータを登録する(ステップS110)。
具体的には、Webサーバ10は、CoinID=作成CoinID、起点Coin管理ID=カレント起点Coin管理ID、コンテンツID=作成コンテンツID、Coinデータタイトル=受信したタイトル、Coinデータ説明文=受信した説明文、利用者番号=ログイン中の利用者番号、登録日時=システム時刻、CoinセルパターンID=受信したパターン、Coin横個数=受信した横個数、Coin縦個数=受信した縦個数、Coinグリッド比率特性=受信した縦横のアスペクト比あるいは全体の倍率、グリッド線カラー=受信したグリッド線カラー、Coin色情報=0としてCoinテーブルに追加する。
そして、Webサーバ10は、メインフローに戻る。
(Coinセル情報閲覧処理)
次に、Coinウェブサービス処理のステップT8において実行されるCoinセル情報閲覧処理について説明する。
図5は、Webサーバ10と端末装置20とによって実行されるCoinセル情報閲覧処理を示すフローチャートである。
Coinセル情報閲覧処理は、端末装置20においてセルが選択されることに対応して、選択されたセルに登録されている情報をCoin情報表示部に表示するために実行される。
図5において、Coinセル情報閲覧処理が開始されると、端末装置20は、入力されたカーソル操作の種類を判定する(ステップT201)。
ステップT201において、カーソル操作が行われていないと判定した場合、端末装置20は、現在のカーソル位置のCoinセル番号を取得し(ステップT202)、ステップT207の処理に移行する。
また、ステップT201において、方向キーが押下されたと判定した場合、端末装置20は、押下された方向キーに対応する方向にカーソルを移動し(ステップT203)、移動したカーソル位置のCoinセル番号を取得する(ステップT204)。
さらに、ステップT201において、いずれかのCoinセルが選択されたと判定した場合、端末装置20は、選択された位置のCoinセル番号を取得する(ステップT205)。
ステップT204およびステップT205の後、端末装置20は、Webサーバ10に対し、Coinセル番号を送信する(ステップT206)。
Webサーバ10は、Coinセル番号を受信すると、Coinセルテーブルを検索し、Coinセル番号のデータが取得されたか否かの判定を行う(ステップS201)。
具体的には、Webサーバ10は、CoinセルテーブルをCoinID=カレントCoinID、かつ、Coinセル番号=受信したCoinセル番号の条件で検索し、検索条件に該当するCoinセルIDを取得する。
ステップS201において、検索条件に該当するCoinセルIDが取得されなかったと判定した場合、Webサーバ10は、検索条件に該当するCoinセルIDが取得されなかったことを端末装置20に通知し、検索条件に該当するCoinセルIDが取得されたと判定した場合、Webサーバ10は、Coin情報テーブルから、取得されたCoinセルIDと同一のCoinセルIDのレコードを取得する(ステップS202)。
次に、Webサーバ10は、最終レコードまで検索し終えたか否かの判定を行い(ステップS203)、最終レコードまで検索し終えたと判定した場合、Webサーバ10は、ステップS207の処理に移行する。
一方、最終レコードまで検索し終えていないと判定した場合、Webサーバ10は、Coin情報テーブルから、さらに1レコードを取得し(ステップS204)、コンテンツ管理テーブルを、カレントのコンテンツIDを基に検索し、コンテンツのサムネイル画像を取得する(ステップS205)。
さらに、Webサーバ10は、明細行が選択(クリック等)されたときに、そのCoin情報IDが取得できる状態で明細行を作成し(ステップS206)、ステップS203の処理に移行する。
具体的には、Webサーバ10は、検索されたレコードのうち第何番目のレコードであるかを示すレコード番号、その登録日時、サムネイル画像、および情報文を、Coin情報表示部の明細行として表示する表示データを作成する。
ステップS203において、最終レコードまで検索し終えたと判定した場合、Webサーバ10は、端末装置20に明細行の表示データを送信し(ステップS207)、メインフローに戻る。
明細行の表示データを受信すると、端末装置20は、明細行を表示すると共に、Coinセル番号のCoinセル上にカーソルを表示し(ステップT207)、カーソル位置のCoinセル番号をCoinUI画面上に表示する(ステップT208)。
ステップT208の後、端末装置20は、メインフローに戻る。
(閲覧階層移動処理)
次に、Coinウェブサービス処理のステップS5およびS7において実行される閲覧階層移動処理について説明する。
図6は、Webサーバ10が実行する閲覧階層移動処理を示すフローチャートである。
閲覧階層移動処理は、Coin情報表示部の明細行を利用者が選択した際に階層を下に移動したり、「戻る」ボタンが押下されることにより、階層を1つ上がったりするために実行される。
図6において、閲覧階層移動処理が開始されると、Webサーバ10は、「戻る」ボタンが押下されたか否かの判定を行い(ステップS301)、「戻る」ボタンが押下されたと判定した場合、閲覧階層が0より大きいか否かの判定を行う(ステップS302)。
ステップS302において、閲覧階層が0より大きいと判定した場合、Webサーバ10は、閲覧階層を“1”減じて、閲覧階層を1つ上の階層に設定する(ステップ303)。
一方、ステップ302において、閲覧階層が0より大きくないと判定した場合、および、ステップS303の後、Webサーバ10は、メインフローに戻る。
また、ステップS301において、「戻る」ボタンが押下されていないと判定した場合、Webサーバ10は、選択された明細行から下階層CoinIDを取得する(ステップS304)。
具体的には、Coin情報テーブルをCoin情報ID=選択した明細行のCoin情報IDの条件で検索し、検索条件に該当する下階層CoinIDを取得する。
次に、Webサーバ10は、選択された明細行にコンテンツが含まれているか否かの判定を行う(ステップS305)。
具体的には、Webサーバ10は、下階層CoinID≠階層配列[閲覧階層]であるか否か等によって、選択された明細行にコンテンツが含まれているか否かを判定する。
ステップS305において、選択された明細行にコンテンツが含まれていないと判定した場合、Webサーバ10は、情報文内にURLの記載があるか否かの判定を行い(ステップS306)、情報文内にURLの記載がないと判定した場合、メインフローに戻る。
一方、ステップS306において、情報文内にURLの記載があると判定した場合、Webサーバ10は、ブラウザソフトでURLを開き(ステップS307)、メインフローに戻る。
また、ステップS305において、選択された明細行にコンテンツが含まれていると判定した場合、Webサーバ10は、閲覧階層に“1”を加算して、閲覧階層を1つ下の階層に設定し(ステップS308)、階層配列[閲覧階層]のデータとして、ステップS304において取得した下階層CoinIDを設定する(ステップS309)。
ステップS309の後、Webサーバ10は、メインフローに戻る。
(Coinセル情報登録処理)
次に、Coinウェブサービス処理のステップS6において実行されるCoinセル情報登録処理について説明する。
図7は、Webサーバ10が実行するCoinセル情報登録処理を示すフローチャートである。
Coinセル情報登録処理は、カーソル位置のセルに対して、情報文やコンテンツ等、情報を書き込むために実行される。
図7において、Coinセル情報登録処理が開始されると、Webサーバ10は、作成セル番号として、カーソル位置のCoinセル番号を取得して設定する(ステップS401)。
次に、Webサーバ10は、利用者によって、「コンテンツ書き込み」ボタンが押下されたか否かの判定を行い(ステップS402)、「コンテンツ書き込み」ボタンが押下されたと判定した場合、Webサーバ10は、Coinデータ作成処理を実行して作成CoinIDを取得し(ステップS403)、文字記入欄データとして、ステップS403において入力されたタイトルを設定する(ステップS404)。
また、ステップS402において、「コンテンツ書き込み」ボタンが押下されていないと判定した場合、Webサーバ10は、作成CoinIDにカレントCoinIDを設定する(ステップS405)。
ステップS404およびステップS405の後、Webサーバ10は、Coinセル内が空欄であるか否かの判定を行う(ステップS406)。
具体的には、Webサーバ10は、CoinセルテーブルをCoinID=カレントCoinID、かつ、Coinセル番号=作成セル番号の条件で検索し、CoinセルIDを作成CoinセルIDとして取得できるか否かで、そのセルに情報が書き込まれていないこと(空欄)を判定する。
ステップS406において、Coinセル内が空欄でないと判定した場合、Webサーバ10は、ステップS409の処理に移行する。
一方、ステップS406において、Coinセル内が空欄であると判定した場合、Webサーバ10は、作成CoinセルIDに新規CoinセルIDを設定する(ステップS407)。
ここで、新規CoinセルIDは、Coinセルテーブルにおいて、CoinセルIDの最大値に“1”を加えた値である。
次に、Webサーバ10は、Coinセルに情報を登録するため、Coinセルテーブルに各Coinセルデータを登録する(ステップS408)。
具体的には、CoinセルID=作成CoinセルID、CoinID=作成CoinID、Coinセル番号=編集セル番号、としてCoinセルテーブルに追加する。
ステップS406において、Coinセル内が空欄でないと判定した場合、および、ステップS408の後、Webサーバ10は、新規Coin情報IDを取得し(ステップS409)、作成CoinIDのCoinセルに情報を登録するため、下階層CoinID(下の階層としてリンクするCoinID)に作成CoinID、情報文に文字記入欄のコメントを設定し、各Coin情報データを登録する(ステップS410)。
具体的には、Webサーバ10は、Coin情報ID=新規Coin情報ID、CoinセルID=作成CoinセルID、利用者番号=情報を登録した利用者番号、登録日時=システム時刻、下階層CoinID=作成CoinID、情報文=文字記入欄のコメントとしてCoin情報テーブルに追加する。
ここで、新規Coin情報IDは、Coin情報テーブルにおいて、Coin情報IDの最大値に“1”を加えた値である。
続いて、Webサーバ10は、セルに書き込まれた情報に対して、その内容を表す色(Coinセルカラー)を付す処理を行う(ステップS411)。
このとき、Webサーバ10は、(1)書き込まれた情報の文字数やコンテンツのバイト数を色と対応付ける方法(例えば、文字数が多いときは赤、少ないときは青に近づける等)、(2)関連付けられた情報のリンクを辿り、書き込まれた情報に関するキーワードを抽出して、キーワードに対して用意された変換辞書を基に色を決定する方法(例えば、顔文字が抽出された場合には、感情的な文章であるものとして赤に近い色に変換する等)、(3)後述するイメージカラー・オブ・インフォメーションによって文章に色を付す方法、等を用いて、セルに色を付すことができる。
本実施形態においては、セルに書き込まれた情報文は画像上に表示されないものとしている。そこで、書き込まれた情報文に対応する色をセルに付加する(具体的には、透過色としてセルに着色する)ことで、セルに書き込まれた情報を利用者に提示するヒントとすることができる。
なお、画像全体のCoinセルカラーを平均化や偏差を算出するなどして画像に書き込まれた情報全体の色を付す等、各セルのCoinセルカラーを要素として、複数のセルからなるひとまとまりのデータ(具体的には、登録された画像あるいはCoinファイル全体等)について色を付すこともできる。
そして、Webサーバ10は、Coinセルテーブルを、CoinセルID=作成CoinセルIDの条件で検索し、検索されたCoinセルテーブルにおいて、CoinセルカラーをステップS411において付されたCoinセルカラーに更新する(ステップS412)。
ステップS412の後、Webサーバ10は、メインフローに戻る。
上記Coinウェブサービス処理およびそのサブフローが実行されることにより、図8に示すCoinUI画面が表示されると共に、情報が記入されたセルには、階層的に情報文が登録される。
図8は、Coinウェブサービス処理における端末装置20上で実行されるCoinUI画面の解説図である。
Coinウェブサービス処理において、画像が登録され、新規にCoinデータが作成されると、その画像を主表示領域に配置し、その上にグリッドが重畳されたCoinUI画面が表示される。主表示領域の周囲には、セルに書き込まれた情報を表示するCoin情報表示部、セルに情報文を書き込むための文字記入欄、情報文の書き込みを実行するための「書き込み」ボタン、コンテンツの書き込みを実行するための「コンテンツ書き込み」ボタン、閲覧階層を1つ上がるための「戻る」ボタン、主表示領域の画像に付されたタイトルを表示するためのタイトル表示部、主表示領域の画像と併せて登録された説明文を表示するタイトル説明文表示部、グリッド線の表示/非表示を切り替える「ON/OFF」ボタン、グリッド線の色を切り替える「変更」ボタン、選択されているセルのCoinセル番号を表示するセル番号表示部、起点となる最上位階層のCoinデータを新規に作成するための「新規」ボタン、データベースから閲覧したいCoinデータを開くための「開く」ボタン、開いているデータベース上のCoinデータをCoinファイルとして保存するための「保存」ボタン、Coinデータの表示を終了するための「終了」ボタン、Coinデータにおけるいずれの階層の情報を閲覧しているかを表示する閲覧階層表示部が表示されている。
図8に示すCoinUI画面において、主表示領域の各セルがクリックされると、そのセルに書き込まれている情報文やコンテンツがCoin情報表示部に表示される。
例えば、セルC3〜C5をクリックした場合、図8下段に示す各表示内容がCoin情報表示部に表示される。
そして、セルに書き込まれたコンテンツが音、Coinデータ、URLである場合に、Coin情報表示部において、それらのコンテンツが表示されている明細行をクリックすると、各コンテンツが実行される。即ち、セルC3の例のように、コンテンツとして音が書き込まれている場合、その音が再生され、セルC5の例のように、コンテンツとして画像(Coinデータ)が書き込まれている場合、その画像に対応するCoinデータが、閲覧中のCoinデータの下階層として画面推移し、新たにCoinUI画面を表示する。また、セルC6の例のように、コンテンツとしてURLが書き込まれている場合、そのURLに該当するWebページが表示される。
(イメージカラー・オブ・インフォメーション)
次に、情報に色を付す手法であるイメージカラー・オブ・インフォメーションについて説明する。
この方法では、情報の内容を示す軸に色が対応付けられた「ものさし」が予め用意されており、書き込まれた情報文に色を付す際には、情報文を形態素解析し、抽出された特徴的な単語(あるいは複数の単語から判定された文章のタイプ)が、情報文の内容として、ものさしのいずれの位置に該当するかをシステムが判定し、その位置の色を情報文の色とする。
情報に色を付すものさしは、具体的には、情報に対して想起されるイメージの対が両端に位置する一次元の指標として形成することができる。そして、両端のイメージには、それを表す色が付されていると共に、それらの色の間は、グラデーションによって連続的に変化するものとされている。そして、抽出された単語をものさしのイメージと対応させるテーブルを用意しておき、そのテーブルを参照することで、Coinシステムが、ものさしにおける単語の位置を判定し、その位置の色を情報文の色とする。
例えば、ものさしとして、「役に立つ」と「おもしろい」とを両端のイメージとし、「役に立つ」に青、「おもしろい」に赤が付されたものを形成することができる。そして、取得できた単語「辞典」を、上記テーブルを参照して、このものさしに照らし合わせたとした場合、「辞典」は「おもしろい」より「役に立つ」というイメージに近いものであることから、判定結果として、青に近い色が付されることとなる。
なお、情報に対して想起されるイメージの対をものさしの両端とし、さらに、それらのどちらにも当てはまらない「その他」という指標を併せて持ち、イメージの対と「その他」とをそれぞれ頂点とする三角形のものさしとすることもできる。例えば、“どちらかというと「おもしろい」だが、「それ以外」という要素もある”といった場合には、その度合いに応じて、「おもしろい」と「それ以外」の間の位置に判定される。
この場合、「その他」を灰色とし、イメージの対に付された色と灰色とをグラデーションでつなぐことで、色との対応付けを行うことができる。
以上のように、本実施形態に係る情報提示システムは、Webサーバ10と端末装置20とが連携することにより、画像コンテンツを登録してCoinデータを作成し、そのCoinデータを基にCoinUI画面を表示する。そして、このCoinUI画面では、登録された画像に重ねてグリッドが形成されており、そのグリッドによって区分された領域(セル)を選択して情報を書き込むことができる。このように書き込まれた情報は、セルと対応付けられた情報として、登録された画像の周囲に形成されるCoin情報表示領域に表示される。
そのため、画像について書き込まれた情報が、その画像を隠すことないことから、長い情報や多数の情報が書き込まれた場合にも画像が見にくくなることが回避される。
したがって、利用者は、画像に情報を書き込む際の作業が容易なものとなる。
また、情報を書き込む上で、領域の制約を受けないことから、多くの利用者が画像における特定箇所に書き込みを行う場合であっても、充分な情報を書き込むことができるため、複数の利用者間で充分なコミュニケーションを取ることができる。
また、既定のセルを選択して情報を書き込むことができるため、画像における情報の書き込み位置を選択する作業が容易なものとなる。
このように、本実施形態に係る情報提示システムにおいては、画像を介して情報を提示する際に、充分な情報を容易に提示することが可能となる。
なお、本実施形態においては、画像上に形成されるセルの形状を、グリッドによって区分された正方形の領域であるものとして説明したが、セルの形状を本実施形態におけるパターンとは異なる幾何学パターンとすることができる。
図9は、画像上に形成されるセルの形状の例を示す図である。
図9において、画像上に形成されるセルの形状は、図9(a),(g),(h)に示すように、任意の大きさのパターンを同じ大きさで繰り返し主表示領域内に敷き詰める形態(グループA)、図9(b)〜(e)に示すように、画像全体を縦、横に分割する数を指定してセルを形成する形態(グループB)、および、図9(f)に示すように、Coinデータ作成者が任意のセル形状を組み合わせて任意の位置に任意の大きさで配置した形態(グループC)といったグループに分類でき、Coinデータ作成時に、これらのセルの形状が設定される。
ここで、グループCの形態で指定を行う場合、Coinデータの登録者が、各種セル形状から複数の形状を選択したり、自らセル形状を作成したりして、それを任意の位置に任意の大きさで配置したものを、セル形状のパターンとして指定する。
これらのセルは、互いに重ならないように形成され、セルのない領域は情報の書き込み対象外とされている。また、各セルはベクトルの座標データとして特定されており、Coinシステムにおいて、セルの位置や領域の特定が容易に行えるものとなっている。
なお、図9において、各セル形状の上に記載されたパラメータは、Coinデータ内で各セル形状を取り扱う際に、設定するセル形状の属性を示すために用いられる。
また、本実施形態においては、Webサーバ10のCoinデータベースにCoinシステムに関連する各種テーブルを格納し、利用者によって情報文の書き込み等を可能とした場合について説明したが、Webサーバ10のCoinデータベースにCoinファイルを格納しておき、端末装置20からCoinファイルの閲覧のみを行えるシステムとすることもできる。
(応用例1)
Coinファイルの閲覧に際し、利用者が情報を閲覧した履歴を記録しておくことで、後に閲覧順序を確認したり、従前に閲覧していた情報を逆に辿ったりすることができる。
(応用例2)
利用者によってセルが閲覧された場合に、閲覧済みであるか否かを示すフラグをパラメータとして用意しておくことで、利用者は、自身が未読である情報を容易に判別することが可能となる。
(応用例3)
本実施形態においては、静止画がコンテンツとして登録される場合を例に挙げて説明したが、動画を対象としてCoinファイルを作成することもできる。
即ち、情報文を書き込むセルを選択すると共に、動画において、その情報文を書き込む時刻(具体的には、開始フレーム番号および終了フレーム番号等)を選択し、その時刻の範囲においてのみ、そのセルを選択すると情報が閲覧できるものとすることができる。
このような形態は、例えば、旅行時に撮影したビデオにコメントを書き込む場合や、ビデオを用いてマニュアルを作成する場合に有効である。
(応用例4)
本実施の形態におけるCoinウェブサービスを、インターネット広告等、ネットワークを介した広告コンテンツに適用することが可能である。
具体的には、商品を広告する静止画や動画、あるいは、FLASH(商標)等のコンテンツをCoin化し、Webサーバ10のCoinデータベースに格納しておく。また、本応用例では、商品を広告するためのコンテンツは、商品販売者によってCoin化されており、商品販売者によって設置される商品データベース(商品についての各種情報を格納したデータベース)とCoinデータベースとが、商品のIDによって関連付けられている。
そして、利用者に閲覧されるWebページ上には、そのWebページの運用者(アフィリエイター)によって、Coin化されたコンテンツを示すHTMLタグ(例えば、起点CoinIDを示すタグ)を埋め込んだアフィリエイトバナー広告が設置されている。
利用者が、閲覧中のWebページにおいて、アフィリエイトバナー広告をクリックすると、端末装置20からWebサーバ10に対し、起点CoinID等、Coin化されたコンテンツを特定する情報が送信される。すると、Webサーバ10は、それに対応して、該当するCoinデータを端末装置20に送信する。
Coinデータを受信すると、端末装置20においては、上記実施形態における場合と同様にCoinUI画面を表示し、利用者が、Coinデータの閲覧および情報の書き込みを可能な状態となる。
本応用例においては、利用者がCoinUI画面に対して行った操作入力が、逐次、Webサーバ10に送信され、Webサーバ10は、利用者の操作履歴を記憶し、広告の効果を検証可能なデータとして保持する。
また、本応用例において、Webサーバ10は、Coinデータベースの1つとして、Coinアンケートテーブルを記憶している。
Coinアンケートテーブルには、Coinデータのセルに関連付けられた各種アンケートが格納されており、利用者がCoinUI画面において、セルを選択した場合、そのセルに対応付けられたアンケートが端末装置20に送信される。
端末装置20においては、受信したアンケートをCoinUI画面におけるアンケート表示領域に表示し、利用者がアンケートに対する応答を行うと、その応答内容がWebサーバ10に送信される。
端末装置20から送信されたアンケートの応答内容は、Webサーバ10に記憶され、商品販売者が利用可能なデータとして保持される。
本応用例のようにCoinを利用した広告形態とすることにより、アフィリエイトバナー広告自体を、商品についての多様な情報を含むものとすることができ、アフィリエイトバナー広告をクリックした利用者にとって、商品に関する情報を容易に得ることができるものとなる。
また、Coinを利用した広告形態とすることにより、音楽や動画等、多様な種類のコンテンツを含むアフィリエイトバナー広告を実現することが可能となる。
これにより、アフィリエイターにおいては、同一の商品のアフィリエイトバナー広告であっても、他のアフィリエイターのものと差別化することができ、より高い成約率を期待することができる。
さらに、Coinを利用した広告形態とすることにより、Coinが有する操作履歴の取得機能を用いて、利用者の情報取得プロセスを詳細に把握することができ、効果的なマーケティングデータを簡単に取得することが可能となる。
また、本応用例では、利用者がアフィリエイトバナー広告をクリックした場合、他のサイトにジャンプすることなく、現在閲覧しているWebページの一部が展開して、商品に関するCoinUI画面を表示するものとできる。そのため、Webページを閲覧する閲覧者は、本来の閲覧目的から逸脱することなく商品の情報を参照することができ、抵抗感なくアフィリエイトバナー広告を閲覧することができる。
(応用例5)
本実施の形態において、Coin化するコンテンツが2次元画像である場合を例に挙げて説明したが、3次元画像をCoin化することも可能である。
具体的には、X軸、Y軸、Z軸の3軸で定義された3次元座標上において、幾何学図形で区分された3次元のオブジェクトを形成し、そのオブジェクトを構成する図形上に、Coinのセルを形成することができる。
例えば、ポリゴンによって表現された3次元のオブジェクトにおいて、各ポリゴンにセルを形成し、そのセルに対して、上記実施形態同様に情報を書き込むことができる。
3次元画像にセルを形成した場合、CoinUI画面に3次元画像の操作インターフェースを設置し、その3次元画像の回転操作を行うことにより、3次元画像の背面に位置するセルを選択することも可能である。
本応用例のように、3次元画像にセルを形成する場合、商品の3次元画像に形成されたセルに対して、各箇所の説明(操作方法、使用上の注意等)を書き込んだり、商品の特徴に関する詳細な説明を書き込んだりすることができる。
また、本応用例のように、3次元画像にセルを形成する場合、製品の設計を行う過程において、試作品の3次元画像を介して、製品設計の発注者と受注者とが情報の授受を行うことが可能となる。
即ち、製品設計の発注者と受注者とが、試作品の3次元画像に形成されたセルに、設計の修正内容や設計意図等の情報を書き込んで情報交換を行うといったことが可能となる。
このような場合、立体的な製品の設計を行う上で、柔軟かつ効果的なコミュニケーション形態を実現することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態においては、Webサーバ10と端末装置20との間で通信を行いながら、Coinウェブサービス処理を行う情報提示システムについて説明したが、本実施形態では、単体のPC等においてCoinウェブサービス処理と同様の機能を実現する場合について説明する。
(構成)
図10は、本実施形態に係る情報提示装置2の構成を示す図である。
図10において、情報提示装置2は、入力装置41と、CPU42と、記憶装置43と、RAM44と、表示装置45と、通信装置46とを備えている。
なお、情報提示装置2は、例えば、PCや携帯電話機、あるいは、PDAや携帯型ゲーム機等によって構成されるが、ここではPCである場合を例に挙げて説明する。
図10に示す情報提示装置2の構成は、CPU42および記憶装置43の機能を除き、図1のWebサーバ10における各部の構成と同様である。したがって、ここではCPU42および記憶装置43の機能についてのみ説明し、他の部分については、図1の各部についての説明を参照することとする。
CPU42は、情報提示装置2全体を制御するものであり、記憶装置43に記憶されたCoinアプリケーション処理のためのアプリケーションプログラム(CoinUnitプログラム)を読み出して実行したり、起点Coin管理テーブル等の各種データを管理したりする。
記憶装置43は、ハードディスク装置あるいはフラッシュメモリ等、情報を不揮発的に記憶する装置であり、Coinデータの表示と更新を行うためのCoinUnitプログラムおよびそれに関連するサブルーチンの各種プログラムを記憶している。また、記憶装置43は、Coinアプリケーション処理で用いられる起点Coin管理テーブル、Coinデータテーブル、Coinセルテーブル、Coin情報テーブル、および、コンテンツ管理テーブルをCoinファイルの形式で記憶している。
ここで、記憶装置43が記憶している起点Coin管理テーブル、Coinデータテーブル、Coinセルテーブル、Coin情報テーブル、および、コンテンツ管理テーブルは、第1実施形態における図2(a)〜(f)の各テーブルとそれぞれ同様である。ただし、本実施形態における情報提示装置2においては、扱うCoinファイル内に起点となる最上位階層のCoinデータは1つしかないため、起点Coin管理テーブルは、起点Coin管理IDが“0”の1件しかなく、また、利用者を管理する必要がないことから利用者管理テーブルが用意されておらず、そのため利用者番号については、各テーブルにおいて定義されないものとなる。
(動作)
次に、動作を説明する。
なお、以下の説明において、“XX=YY”の表記は、左項に示すデータベースカラム名のデータとして、右項に示す処理結果の変数を設定することを意味している。
(Coinアプリケーション処理)
図11は、情報提示装置2が実行するCoinアプリケーション処理を示すフローチャートである。
Coinアプリケーション処理は、情報提示装置2の利用者が、Coinアプリケーション処理の開始を指示入力することに対応して起動される。
Coinアプリケーション処理が開始されると、情報提示装置2は、各種パラメータの初期化およびCoinアプリケーション処理の初期画面の表示を行い(ステップP1)、利用者による指示入力を受け付ける待機状態となる(ステップP2)。
ステップP2において、利用者による指示入力が行われていないと判定した場合、情報提示装置2は、ステップP2の処理を繰り返し、利用者による指示入力が行われたと判定した場合、指示入力された内容がCoinファイルの操作であるか否かの判定を行う(ステップP3)。
ステップP3において、入力された内容がCoinファイルの操作であると判定した場合、情報提示装置2は、各入力内容に応じた処理を行う。
即ち、入力された内容がCoinファイルの保存であると判定した場合、情報提示装置2は、RAM44に展開中の各テーブルをCoinファイルとして保存し(ステップP4)、ステップP8の処理に移行する。
また、ステップP3において、入力された内容がCoinファイルを開く指示入力であると判定した場合、情報提示装置2は、指示されたCoinファイルをRAM44に展開し(ステップP5)、ステップP7の処理に移行する。
さらに、ステップP3において、入力された内容がCoinファイルの新規作成であると判定した場合、情報提示装置2は、単体アプリケーション用のCoinデータ作成処理(後述)を実行し(ステップP6)、ステップP7の処理に移行する。
なお、ステップP3において、入力された内容がCoinファイルの操作でないと判定した場合、情報提示装置2は、ステップP8の処理に移行する。
ステップP5およびステップP6の後、情報提示装置2は、閲覧階層を“0”に設定すると共に、階層配列[0]の値を、開いている起点Coin管理テーブルの最上位階層CoinIDに設定する(ステップP7)。
ステップP3において、入力された内容がCoinファイルの操作でないと判定した場合、および、ステップP4、ステップP7の後、情報提示装置2は、カレントのCoinIDとして階層配列[閲覧階層]のデータを設定する(ステップP8)。
続いて、情報提示装置2は、カレントCoinIDを基に、CoinUI画面および閲覧階層表示部を表示する(ステップP9)。
そして、情報提示装置2は、登録された画像に重ねて、グリッドを表示すると共に、情報が書き込まれたセルに、設定されているCoinセルカラーを透過色として着色し(ステップP10)、単体アプリケーション用のCoinセル情報閲覧処理(後述)を実行する(ステップP11)。
次に、情報提示装置2は、利用者によって、Coin情報表示部の明細行が選択されたか否かの判定を行い(ステップP12)、Coin情報表示部の明細行が選択されたと判定した場合、閲覧階層移動処理を実行して(ステップP13)、ステップP2の処理に移行する。
一方、ステップP12において、Coin情報表示部の明細行がクリックされていないと判定した場合、情報提示装置2は、「コンテンツ書き込み」ボタンあるいは「書き込み」ボタンが押下されたか否かの判定を行い(ステップP14)、「コンテンツ書き込み」ボタンあるいは「書き込み」ボタンが押下されたと判定した場合、Coinセル情報登録処理を実行する(ステップP15)。
また、ステップP14において、「コンテンツ書き込み」ボタンあるいは「書き込み」ボタンが押下されていないと判定した場合、および、ステップP15の後、情報提示装置2は、「戻る」ボタンが押下されたか否かの判定を行い(ステップP16)、「戻る」ボタンが押下されたと判定した場合、閲覧階層移動処理を実行する(ステップP17)。
一方、ステップP16において、「戻る」ボタンが押下されていないと判定した場合、および、ステップP17の後、情報提示装置2は、「終了」ボタンが押下されたか否かの判定を行い(ステップP18)、「終了」ボタンが押下されていないと判定した場合、ステップP2の処理に移行する。
また、ステップP18において、「終了」ボタンが押下されたと判定した場合、情報提示装置2は、Coinアプリケーション処理を終了する。
なお、Coinアプリケーション処理における閲覧階層移動処理およびCoinセル情報登録処理は、第1実施形態における場合と同様である。また、他のサブフローにおいても、単に動作主体が異なる(Webサーバ10ではなく情報提示装置2である)等、第1実施形態の対応する各サブフローと共通する部分を含むため、異なる部分を中心に説明する。
(単体アプリケーション用のCoinデータ作成処理)
次に、Coinアプリケーション処理のステップP6において実行される単体アプリケーション用のCoinデータ作成処理について説明する。
図12は、単体アプリケーション用のCoinデータ作成処理を示すフローチャートである。
図12において、ステップP101〜P103の処理は、図4に示すCoinデータ作成処理におけるステップT101〜T103と同様である。
ステップP103の後、情報提示装置2は、作成CoinIDを新規CoinIDに設定する(ステップP104)。
ステップP105およびステップP106の処理は、図4に示すCoinデータ作成処理におけるステップT104およびステップT105と同様である。
ステップP106の後、情報提示装置2は、起点Coin管理テーブルの起点Coin管理IDを単体アプリケーションで作成した事を示す0(ゼロ)、最上位階層CoinIDを作成CoinIDに設定し、公開タイプを含む起点Coin管理テーブルのデータを登録する(ステップP107)。
次に、情報提示装置2は、コンテンツファイルからサムネイル画像を生成し(ステップP108)、作成CoinIDとカレントCoinIDに新規コンテンツIDを設定する(ステップP109)。
そして、情報提示装置2は、コンテンツ管理テーブルのコンテンツIDに新規コンテンツIDを設定し、各コンテンツデータを登録する(ステップP110)。
具体的には、情報提示装置2は、コンテンツID=新規コンテンツID、元ファイル名=コンテンツのファイル名、コンテンツ種別=取得したコンテンツ種別(テキスト、画像、音声等)、サムネイル画像=作成サムネイル画像、格納データバイトサイズ=コンテンツデータのバイトサイズ、格納コンテンツデータ領域=取得したコンテンツデータ(原データをそのまま格納)としてコンテンツ管理テーブルに追加する。
さらに、情報提示装置2は、CoinデータテーブルのCoinIDを作成CoinID、コンテンツIDを新規コンテンツIDに設定し、各Coinデータを登録する(ステップP111)。
具体的には、情報提示装置2は、CoinID=作成CoinID、起点Coin管理ID=0、コンテンツID=新規コンテンツID、Coinデータタイトル=受信したタイトル、Coinデータ説明文=受信した説明文、利用者番号=ログイン中の利用者番号、登録日時=システム時刻、CoinセルパターンID=受信したパターン、Coin横個数=受信した横個数、Coin縦個数=受信した縦個数、Coinグリッド比率特性=受信した縦横のアスペクト比あるいは全体の倍率、Coinセル色=受信したセル色、Coin色情報=0としてCoinテーブルに追加する。
そして、情報提示装置2は、作成CoinID、作成コンテンツID=新規コンテンツIDを戻り値とし(ステップP112)、単体アプリケーション用のCoinデータ作成処理を終了してメインフローに戻る。
(単体アプリケーション用のCoinセル情報閲覧処理)
次に、Coinアプリケーション処理のステップP12において実行される単体アプリケーション用のCoinセル情報閲覧処理について説明する。
図13は、単体アプリケーション用のCoinセル情報閲覧処理を示すフローチャートである。
図13において、ステップP201〜P205の処理は、図5に示すCoinセル情報閲覧処理におけるステップT201〜T205の処理と同様である。
ステップP204およびステップP205の後、情報提示装置2は、Coinセルテーブルを検索し、Coinセル番号のデータが取得されたか否かの判定を行う(ステップP206)。
具体的には、情報提示装置2は、Coinセルテーブルを、CoinID=カレントCoinID、かつ、Coinセル番号=受信したCoinセル番号の条件で検索し、検索条件に該当するCoinセルIDを取得する。
ステップP206において、検索条件に該当するCoinセルIDが取得されなかったと判定した場合、情報提示装置2は、ステップP212の処理に移行し、検索条件に該当するCoinセルIDが取得されたと判定した場合、Coin情報テーブルから、取得されたCoinセルIDと同一のCoinセルIDのレコードを取得する(ステップP207)。
ステップP207の後、情報提示装置2は、ステップP208の処理に移行する。
ステップP208〜P211の処理は、図5のステップS203〜S206と同様である。
ステップP202の後、および、ステップP206において、検索条件に該当するCoinセルIDが取得されなかったと判定した場合、情報提示装置2は、Coinセル番号のCoinセル上にカーソルを表示し(ステップP212)、カーソル位置のCoinセル番号をCoinUI画面上に表示する(ステップP213)。
ステップP213の後、情報提示装置2は、メインフローに戻る。
これらの処理が行われた結果、第1実施形態における図8と同様のCoinUI画面が表示され、利用者は、セルに書き込まれた情報を閲覧することができる。
以上のように、本実施形態に係る情報提示装置2は、自装置における単独のアプリケーション機能として、画像コンテンツを登録してCoinファイルを作成し、そのCoinファイルを基にCoinUI画面を表示する。そして、このCoinUI画面では、登録された画像に重ねてグリッドが形成されており、そのグリッドによって区分された領域(セル)を選択して情報文を書き込むことができる。このように書き込まれた情報文は、セルと対応付けられた情報として、登録された画像の周囲に形成されるCoin情報表示領域に表示される。
そのため、画像について書き込まれた情報が、その画像を隠すことないことから、長い情報文や多数の情報文が書き込まれた場合にも画像が見にくくなることが回避される。
したがって、利用者は、画像に情報文を書き込む際の作業が容易なものとなる。
また、情報文を書き込む上で、領域の制約を受けないことから、画像における特定箇所に多数の書き込みを行う場合であっても、充分な情報を書き込むことができる。
また、既定のセルを選択して情報文を書き込むことができるため、画像における情報文の書き込み位置を選択する作業が容易なものとなる。
このように、本実施形態に係る情報提示システムにおいては、画像を介して情報を提示する際に、充分な情報を容易に提示することが可能となる。
第1実施形態に係る情報提示システム1のシステム構成を示す図である。 Coinウェブサービスに用いられる各種テーブルを示す図である。 Coinウェブサービス処理を示すフローチャートである。 Coin作成処理を示すフローチャートである。 Coinセル情報閲覧処理を示すフローチャートである。 Webサーバ10が実行する閲覧階層移動処理を示すフローチャートである。 Webサーバ10が実行するCoinセル情報登録処理を示すフローチャートである。 Coinウェブサービス処理におけるCoinUI画面の解説図である。 画像上に形成されるセルの形状の例を示す図である。 第2実施形態に係る情報提示装置2の構成を示す図である。 Coinアプリケーション処理を示すフローチャートである。 単体アプリケーション用のCoinデータ作成処理を示すフローチャートである。 単体アプリケーション用のCoinセル情報閲覧処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報提示システム、2 情報提示装置、10 Webサーバ、11,21,41 入力装置、12,22,42 CPU、13,23,43 記憶装置、14,24,44 RAM、15,25,45 表示装置、16,26,46 通信装置、20 端末装置、30 ネットワーク

Claims (3)

  1. ネットワークを介して通信可能に構成されたサーバと端末装置とを含む情報提示システムであって、
    前記サーバは、
    前記端末装置から送信された画像について、情報を書き込む際の区分となるセルを該画像上に形成した登録画像表示領域と、該セルに対して書き込まれた情報を表示する書き込み情報表示領域とを含む情報提示用画面を表示するための情報提示用画面データを生成して前記端末装置に送信する情報提示用画面データ生成手段と、
    前記端末装置から送信された画像および該画像について書き込まれた情報のデータを含む提示情報データを格納する提示情報データベースと、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記サーバに情報提示の起点となる画像を送信する起点画像送信手段と、
    前記サーバから送信された前記情報提示用画面データに基づいて、情報提示用画面を表示する情報提示用画面表示手段と、
    前記情報提示用画面において前記セルに書き込まれた情報を前記サーバに送信する書き込み情報送信手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、さらに、前記セルの形状を指定するセルパターン指定情報を前記サーバに送信するセルパターン送信手段を備え、
    前記サーバにおける前記情報提示用画面生成手段は、前記セルパターン送信手段によって送信された前記セルパターン指定情報に応じた形状で、前記登録画像表示領域におけるセルを形成することを特徴とする情報提示システム。
  2. 前記サーバは、前記端末装置から送信された情報に、その情報の内容を表す色を付す情報色付与手段をさらに備え、
    前記情報提示用画面生成手段は、前記情報提示用画面において、前記情報色付与手段によって付された情報の色を提示することを特徴とする請求項1記載の情報提示システム。
  3. 前記提示情報データベースは、同一の前記セルについて書き込まれた情報に階層を付与した状態で前記提示情報データを記憶し、
    前記情報提示用画面生成手段は、前記セルに書き込まれた情報の階層に基づいて、前記情報提示用画面における情報の表示を行うことを特徴とする請求項1または2記載の情報提示システム。
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