JP5158960B2 - 農薬散布による農作物表面の汚れを軽減する方法、農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物および散布液 - Google Patents

農薬散布による農作物表面の汚れを軽減する方法、農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物および散布液 Download PDF

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Description

本発明は、農薬散布時もしくは農薬散布後に、対象作物表面に付着した農薬有効成分及び/又は農薬製剤基材の汚れを軽減する作用を有するアジュバント組成物に関する。当該アジュバント組成物を単独散布、もしくは農薬製剤及び/又は農薬基材を含む農薬散布液として散布することにより、農作物表面に付着した汚れを軽減する方法に関する。
農薬散布液の散布により、ナス、トマト等の果実の表面に農薬有効成分や農薬製剤の基材が汚れとして残る傾向がある。特に水和剤やフロアブル剤の使用においては、その残留する汚れが顕著であり、農作物の製品価値を下げる原因となっており、薬剤防除効果を保持しながら、尚かつ作物表面での汚れ軽減の方法が求められている。
一部の展着剤において、農作物表面の汚れ軽減作用が述べられている。非特許文献1では、まくぴか(商品名、石原産業社製、ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン93.0%)が農薬のよる汚れの軽減効果をナスを対象作物に用いて示している。これはシリコーン系界面活性剤の特長である高い界面張力の低下能力から生じる広がりが起因していると想定される。
また、非特許文献2では、スカッシュ(商品名、花王社製、ソルビタン脂肪酸エステル70.0%、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル5.5%)も同様にナスを対象作物として、農薬による汚れの軽減効果を示している。これは展着剤の希釈倍率が1000倍(有効成分濃度:755ppm)である高濃度散布により実現されている方法である。
しかしながらその他の展着剤において、農薬散布による農作物表面の汚れ軽減効果に関する報告例は知られておらず、展着剤の展着機能と汚れ防止効果との関連性については知られていない。
近年、農薬の飛散による環境汚染などの問題から、農薬散布液の広範な飛散を抑制できるドリフト低減散布方法が推奨されている。この散布方法の場合、農作物への農薬散布液の付着性が低下することが知られており、満足できる農薬散布状態が得られない問題がある。このためドリフト低減散布においては、散布条件の変更、散布液の薬剤濃度や散布量の変更など、通常散布と異なる散布条件検討が必要とされ、ドリフト低減散布における上記展着剤による農作物表面の汚れを軽減する作用は報告されていない。
石原産業株式会社、ホームページhttp://www.iskweb.co.jp/ibj/Table/Invite.htm、平成20年8月11日現在 丸和バイオケミカル株式会社グループ、ホームページ、http://www.mbc-g.co.jp/agro/products/22k.shtml、平成20年8月11日現在
農薬散布液の散布により生じる、農作物の表面に付着する汚れを軽減する方法が求められている。さらに近年推奨されているドリフト低減散布方法においても適用できる、農作物表面の汚れ軽減方法が求められている。本発明では農薬薬効効果を安定に保持しながら、尚かつ農作物表面の汚れを軽減する方法を課題とする。また農作物表面の汚れ軽減効果を有する組成物を提供することを課題とする。加えて農作物表面の汚れ軽減効果を有する散布液を提供することを課題とする。
本発明者らはこれらの課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明の特定の界面活性剤成分を含むアジュバント組成物が、農薬散布による農作物表面に付着する汚れの軽減作用を有することを見出した。更に当該アジュバント組成物は、ドリフト低減散布においても農作物表面に付着する汚れの軽減作用を示すことを見出した。
すなわち、本発明は、
(1) 下記の(A)成分及び(B)成分を、アジュバント組成物全体に対して、下記の範囲、
(A)界面活性剤成分としてのジアルキルスルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルを、両者の合計含有量が45〜85質量%
(B)流動点降下用成分を5〜40質量%
で含有し、かつ、アジュバント組成物全体に対する(A)成分及び(B)成分の合計含量が50質量%以上であることを特徴とするアジュバント組成物を、希釈液もしくは農薬成分を含む希釈液と混合して散布液を調製し、その散布液を散布することによる農作物表面の汚れを軽減する方法。
(2) ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムとポリオキシエチレンアルキルエーテルの混合比率が4:1〜1:5である上記(1)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(3) ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムがジ(分岐アルキル)スルホコハク酸ナトリウムである上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(4) ジ(分岐アルキル)スルホコハク酸ナトリウムがビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムである上記(3)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(5) ポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキル鎖がC11〜C15の範囲である上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(6) ポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキル鎖がC12〜C14の範囲である上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(7) 流動点降下用成分がグリコール類及び/又は水である上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(8) グリコール類がプロピレングリコール及び/又はポリエチレングリコールである上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(9) ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキル(C12〜C14)エーテルを含有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(10) ドリフト低減散布による上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(11) 散布液を散布する場合において、粒径100μm以下の散布粒子の合計体積割合が40%以下である上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(12) 散布液が、該アジュバント組成物を希釈液10Lあたり0.5〜10mL添加することにより調製される、上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(13) 散布液中の界面活性剤成分の濃度が50〜1000ppmである、上記(1)又は(2)に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
(14) 下記の(A)成分及び(B)成分を、アジュバント組成物全体に対して、下記の範囲、
(A)界面活性剤成分としてのジアルキルスルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルを、両者の合計含有量が45〜85質量%
(B)流動点降下用成分を5〜40質量%
で含有し、かつ、アジュバント組成物全体に対する(A)成分及び(B)成分の合計含量が50質量%以上であることを特徴とする、農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物。
(15) ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムとポリオキシエチレンアルキルエーテルの混合比率が4:1〜1:5である上記(14)に記載の農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物。
(16) ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキル(C12〜C14)エーテルを含有することを特徴とする上記(14)又は(15)に記載の農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物。
(17) 上記(14)又は(15)に記載のアジュバント組成物を希釈液10Lあたり0.5〜10mL添加することにより調製される、農作物表面の汚れ軽減用散布液。
(18) 上記(14)又は(15)に記載のアジュバント組成物の界面活性剤成分の濃度が50〜1000ppmである、農作物表面の汚れ軽減用散布液。
(19) 農薬活性成分、ジ(分岐C8〜C12アルキル)スルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、C2〜C4アルキレングリコール及び水を含み、農薬活性成分濃度が5〜1000ppmであり、界面活性剤成分(A)であるジ(分岐C8〜C12アルキル)スルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルの合計濃度が、散布液全体に対して150〜300ppmの濃度であり、C2〜C4アルキレングリコールの濃度が、散布液全体に対して20 〜100ppmの濃度である、農作物表面の汚れ軽減用農薬散布液。
に関する。
本発明の農作物表面の汚れを軽減する方法は、特定成分組成のアジュバント組成物を農薬希釈液に加え農薬散布液とし、農薬散布することで達成される。従って汚れ軽減のための作業を別途行うことなしに、農薬散布と汚れ軽減操作とを同時作業で行うことができる方法である。また散布粒子の体積中位径が大きいドリフト低減散布においてもその汚れ軽減効果が得られる方法であり、多様な散布方法において適用できる。当該アジュバント組成物は農薬効果を保持しつつ、農作物表面の汚れ軽減効果を有する。
以下に、本発明の農薬散布による農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物、それを添加した農薬散布液、および農作物表面の汚れを軽減する方法についてより詳しく説明する。
本発明のアジュバント組成物は、下記の(A)成分及び(B)成分を、アジュバント組成物全体に対して、下記の範囲、
(A)界面活性剤成分としてのジアルキルスルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルを、両者の合計含有量が45〜85質量%
(B)流動点降下用成分を5〜40質量%
で含有し、かつ、アジュバント組成物全体に対する(A)成分及び(B)成分の合計含量が50質量%以上であることを特徴とする。
本発明のアジュバント組成物は、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルを組み合わせ、かつ両者の合計含有量を45%〜85質量%とすることにより、上記の効果を達成した。即ち、(A)成分の界面活性剤成分として、特定の合計含量割合で、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルを含み、かつ、(B)成分(流動点降下用成分)を含む本発明のアジュバント組成物は、通常散布のみならず、ドリフト低減散布においても農作物表面の汚れ軽減効果を達成することができる。(A)成分の好ましい合計含量としては45〜85質量%であり、より好ましくは50〜80質量%である。更に好ましくは60〜80質量%である。
本発明のアジュバント組成物において、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムの含有量は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとの組み合わせで、両者の合計含量が上記範囲となるように任意に設定できる。ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムの含有量が4質量%未満ではアニオン性界面活性剤の特性である物性が活かされない場合があり、また70質量%超では流動性が乏しくなる可能性があるため、その好ましい範囲はアジュバント組成物全体に対して5〜70質量%、より好ましくは7〜55質量%、更に好ましくは10〜55質量%、最も好ましくは15〜55質量%である。
また、本発明のアジュバント組成物において、ポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量も、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムとの組み合わせで、両者の合計含量が上記範囲となるように任意に設定できる。好ましいポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量はアジュバント組成物全体に対して9〜80質量%、より好ましくは10〜80質量%である。9質量%未満ではノニオン界面活性剤の特性が出にくく、また80質量%超では、ジアルキルスルホコハク酸の最適量範囲の添加に支障をきたす可能性がある。より好ましいポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量はアジュバント組成物全体に対して20〜70質量%、更に好ましくは20〜65質量%である。この時該アジュバント組成物は満足できる該汚れ軽減作用を発揮することができる。またポリオキシエチレンアルキルエーテルのポリオキシエチレンの重合度が9以上では流動点が1〜10℃前後であり、80質量%以下での調製が好ましい。
ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルの混合比率は、両者の合計含量が45〜85質量%の範囲であれば、それぞれ1〜84質量%の範囲で、任意で変えることができるが、好ましくはそれぞれの含量が前記した範囲内になるように用いるのが好ましい。より好ましくはジアルキルスルホコハク酸ナトリウムとポリオキシエチレンアルキルエーテルとの混合比率(質量割合)は4:1〜1:10である。更に好ましい該比率は4:1〜1:5であり、最も好ましくは3:1〜1:4である。
本発明のアジュバント組成物において、用いられるジアルキルスルホコハク酸ナトリウムのアルキルとしては、例えば、C8〜C12の直鎖アルキル又は分岐アルキルの何れであってもよい。例えばn−オクチル基、n−ノニル基、デカニル基、ウンデカニル基、ドデカニル基又は2−エチルヘキシル基等を挙げることができる。この中でも湿潤性の高いジ(分岐C8〜C12アルキル)スルホコハク酸ナトリウムが好ましく、更にその中でもビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムが好ましい。使用するジアルキルスルホコハク酸ナトリウムの不純物が多いものは、対象作物への付着性が劣るため、純度は高いものが好ましく、有効成分としては65%以上が好ましい。ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムの代表的なものとしてはラピゾールRTMA90(商品名、日本油脂株式会社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム90%含有,メタノール3.7%含有)、エアロールRTMCT−1L(商品名、東邦化学株式会社製ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム70%含有)、ニューカルゲンEP−70G(商品名、竹本油脂株式会社製,ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム70%含有)等が挙げられる。
本発明で使用するポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、アルキル鎖が様々なものが使用できるが、その中でも、アルキル鎖の炭素数がC11〜C15の範囲のものが好ましい。それらは炭素数が1種類のものであっても、2種以上の混合物であっても良い。例えばC11〜C15のアルキル鎖をもつものの混合物、C12〜C14のアルキル鎖をもつものの混合物又はC13のアルキル鎖をもつもの単独等を具体的に挙げることができる。これらのなかでC12〜C14のアルキル鎖をもつものの混合物が特に農薬を対象作物へ均一に付着させる均一付着性を向上させるのに好ましい。またポリオキシエチレン鎖の重合度も界面活性剤の油−水の特性値を示すHLB(Hydrophile-Lipophile Balance)への影響が大きく、重要な湿潤性等の因子である。重合度は各種あり、2以上であれば何れも使用しうる。その中でも対象作物への付着性に優れる重合度は3以上であり、より好ましくは3〜12程度である。また、場合によっては、7以上のものが好ましく、さらに好ましくは7〜12である。ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代表的なものとしてはペグノールRTMST−3(商品名、東邦化学株式会社製、ポリオキシエチレン重合度=3)、ペグノールRTMST−5(商品名、東邦化学株式会社製、ポリオキシエチレン重合度=5)、ペグノールRTMST−7(商品名、東邦化学株式会社製、ポリオキシエチレン重合度=7)、ペグノールRTMST−9(商品名、東邦化学株式会社製、ポリオキシエチレン重合度=9)、ペグノールRTMST−12(商品名、東邦化学株式会社製、ポリオキシエチレン重合度=12)等が挙げられる。この中でもポリオキシエチレンの重合度が7以上のペグノールRTMST−7、ペグノールRTMST−9、ペグノールRTMST−12が好ましい。尚、上記したペグノールRTMはポリオキシエチレンアルキル(C12〜C14の混合)エーテルである。
本発明のアジュバント組成物に用いられる流動点降下用成分は、組成物の流動点(融点)を下げることにより流動性を持たせることのできる成分を言い、組成物中、5〜40質量%程度の添加が必要であり、5〜35質量%程度の添加が好ましく、より好ましくは5〜30質量%である。この成分は流動性のないゲル状化合物であるジアルキルスルホコハク酸を溶解し、流動化させる性能があり、また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルの流動点を下げ、冬季の凍結を抑制する効果を有するものであれば使用することができる。このようなものの例としては、グリコール類、アルコール類、水等が挙げられる。これら流動点降下用成分の含有量はアジュバント組成物全体に対して、5〜40質量%程度あればよいが、5〜30質量%の範囲が適正であり、10〜25質量%が更に好ましい。
グリコール類として好ましいものとしては例えばC2〜C4アルキレングリコール、ポリアルキレングリコール等が挙げられ、具体的にはプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。また、アルコール類としては例えばC1〜C4のアルコール等のアルコールが挙げられ、具体的にはメタノール、イソプロピルアルコール、エタノール等が挙げられる。この中でも毒性が低く、農薬製剤との混合の際に、農薬有効成分を溶解させたり、作物表面へダメージを与えることにより薬害を発生しやすいメタノール等のアルコール類にみられる危険性が少なく、なおかつ引火点が高いグリコール類、例えばC2〜C4アルキレングリコール、又は/及び水が好ましい。これらのなかでもとくにプロピレングリコールが好ましい。流動点降下用成分は単独又は2種以上併用何れでもよい。
本発明のアジュバント組成物は、好ましくはグリコール類(好ましくはC2〜C4アルキレングリコール、より好ましくはプロピレングリコール)を、該組成物全体に対して、5〜25質量%、好ましくは5〜20質量%、更に好ましくは7〜15質量%の範囲で含有する。また、グリコール類と水の併用はより好ましい。例えばプロピレングリコールと水との併用は、両者を界面活性剤成分に混合することにより、アジュバント組成物の流動点を下げる効果があり、寒冷地(−15℃以上0℃以下)で凍結することがなく最適である。流動点降下用成分として、グリコール類及び水を併用する場合の、本発明のアジュバント組成物全体に対する両者の合計含有量は、上記5〜40質量%、好ましくは5〜30質量%の範囲で良く、グリコール類及び水の比率は8:2〜3:7が好ましく、更には7:3〜4:6が好ましい。本発明のアジュバント組成物の水含量は、アジュバント組成物全体に対して、0〜20質量%程度が良く、グリコール類と併用する場合は5〜15質量%程度が好ましい。
本発明のアジュバント組成物には、以下のその他界面活性剤も、農薬有効成分の付着状況を悪化するものでなければ混合することができる。例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合物、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンフェニルエーテルポリマー、ポリオキシエチレンアルキレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー等のノニオン系イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルサルフエート、リグニンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等の陰イオン性界面活性剤が挙げられる。これらのその他の界面活性剤は通常0〜20質量%程度の範囲で使用するのが好ましい。併用が好ましい場合もあり、その場合は通常上記範囲内で添加すればよく、より好ましくは5〜10質量%である。
本発明のアジュバント組成物における、上記(A)成分及び(B)成分の合計含有量は、アジュバント組成物全体に対して少なくとも50質量%以上が好ましく、より好ましくは70質量%以上であり、更に好ましくは90質量%以上である。上限は100質量%まで良いが、実際には99質量%以下である。アジュバント組成物における、上記(A)成分及び(B)成分以外の成分は任意成分や界面活性剤成分に含まれる溶剤等の成分であり、0〜50質量%、好ましくは0〜30質量%、更に好ましくは0〜10質量%の範囲で含有しても良い。任意成分としては前記したその他の界面活性剤成分等が挙げられる。
本発明のアジュバント組成物は、農薬有効成分を含む希釈液に添加し農薬散布液を作製する際に使用できる。ここでの農薬有効成分を含む希釈液とは、既に製剤化された農薬製剤を通常水で希釈した希釈液を意味し、以下、場合により農薬製剤の希釈液ともいう。農薬製剤としては、例えばフロアブル剤、乳剤、水和剤、顆粒水和剤、マイクロカプセル剤等が挙げられ、希釈水で充分に分散や乳化することができるものであれば何れも使用できる。本発明のアジュバント組成物はいずれの農薬製剤の希釈液にも使用可能である。農薬製剤の希釈濃度は特に限定されず何れの濃度においても適用できるが、通常の散布濃度の農薬製剤の希釈液であることが好ましく、該散布液全体に対して、農薬活性成分濃度が5〜1000ppm、好ましくは25〜1000ppm、更に好ましくは25〜500ppm程度である。本発明のアジュバント組成物を利用した農薬散布液の作製方法は、農薬製剤に前もって本発明のアジュバント組成物を添加し、その後水を加える方法でも作製できるし、農薬製剤の希釈液に後から添加することにより作製することもできる。本発明のアジュバント組成物の添加量は、対象となる作物への付着性を充分に考慮し、付着性の悪い稲、麦、キャベツ等では添加量を多めに設定し、また付着性の良好なキュウリ等は添加量を少な目に設定ができ、ある程度任意に調整することができるが、希釈液10Lあたり、アジュバント組成物を0.5〜10ml添加することが好ましく、さらに希釈液10Lあたり、アジュバント組成物を1〜3ml添加することがより好ましい。
農薬散布液中に含まれる界面活性剤濃度は、ジアルキルスルホコハク酸及びポリオキシエチレンアルキルエーテル及びその他界面活性剤成分の合計濃度のことを示し、農薬散布による農作物表面の汚れ軽減効果に影響を与える。その濃度は対象作物の種類や散布ノズル等の散布条件により異なるが、50〜1000ppmであることが好ましい。さらに好ましくは、100〜800ppmである。ドリフト低減ノズルを用いた散布の場合は、150〜800ppmの濃度が好ましい。該散布液においては、ジアルキルスルホコハク酸(好ましくはジ(分岐C8〜C12アルキル)スルホコハク酸)及びポリオキシエチレンアルキルエーテル(好ましくは重合度3〜12、より好ましくは重合度7〜12で、好ましくはアルキル基の炭素数が11〜15、より好ましくは12〜14)の合計濃度は、散布液全体に対して、通常150〜300ppm、より好ましくは200〜270ppm程度である。また、散布液全体に対するグリコール類(好ましくはC2〜C4アルキレングリコール)の濃度は20〜100ppm程度が好ましい。
本発明のアジュバント組成物による農薬散布による農作物表面の汚れ軽減方法は、通常の場合、水で上記の適用濃度に希釈し散布液を調製し、農作物に散布することで達成される。また、農薬製剤を含む希釈液により、散布液を調製し、農作物に散布することで達成される。上記のアジュバント組成物を添加した散布液は、そのまま通常の散布機を用いる散布方法で散布することができる。散布方法としては動噴散布、ブームスプレーヤ散布、スピードスプレーヤ散布及び無人ヘリコプター散布が挙げられる。
本発明において、ドリフト低減散布とは、粒径100μm以下の散布粒子の合計体積割合が40%以下の状態で散布することをいう(社団法人 日本植物防疫協会、農薬散布技術、平成10年3月2日、P28、表II−2より)。ドリフト低減散布の方法としては、以下が挙げられる。
1) 通常の散布用ノズルを用いて散布圧力を通常の1.0〜2.0MPa以下にする。
2) ドリフト低減用ノズルを使用する(散布圧力が1.0〜2.0MPa)。
本発明で記載しているドリフト低減ノズルとは、粒径100μm以下の散布粒子の合計体積割合が40%以下のノズルのことをいう。また、ノズルの使用に於いては、更に好ましくは、粒径100μm以下の散布粒子の合計体積割合が40%以下の粒子により、ドリフトを抑制するだけでなく、散布粒子径を大きくする観点も一つの有効な手法であり、散布粒子の体積中位径(Volume Median Diameter:散布粒子累積の50%粒子径)が100μm以上で、かつ100μm以下の散布粒子の合計体積割合が40%以下のドリフト低減ノズルを用いて散布することが望ましい。ドリフト低減ノズルとしては、例えば、キリナシESチップ(商品名、ヤマホ工業株式会社製、体積中位径280〜345μm、100μm以下合計体積割合5〜15%(1.5MPa))、キリナシKSチップ(商品名、ヤマホ工業株式会社製、体積中位径259〜452μm、100μm以下合計体積割合4〜7%(1.5MPa))、セービングノズル(商品名、ヤマホ工業株式会社製、体積中位径100μm、100μm以下合計体積割合35%(1.0MPa))等が挙げられる。
本発明の農薬散布による農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物は各種農薬製剤(殺菌剤、殺虫剤、除草剤等)が登録を取得している作物へ適応することができ、例えば、稲、麦等の穀類、キャベツ、じゃがいも、キュウリ、ナス、トマト等の野菜類、茶、リンゴ、柑橘等の果樹類等に殺菌剤、殺虫剤、除草剤等とともに使用が可能である。
本発明の農薬散布による農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物に適応可能な農薬有効成分は、例えば「社団法人 日本植物防疫協会 農薬要覧2006 平成18年10月19日発行」に記載されているものが使用することができ、1種もしくは2種以上の組み合わせで農薬登録の範疇での使用方法とともに使用することができる。それら農薬製剤の有効成分としては、殺虫剤では、アクリナトリン、アセキノシル、アセタミプリド、アセフェート、アミトラズ、アラニカルブ、アレスリン、イソキサチオン、イミダクロプリド、インドキサカルブMP、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ、エチプロール、エチルチオメトン、エトキサゾール、エトフェンプロックス、エマメクチン安息香酸塩、塩酸レバミゾール、オキサミル、カズサホス、カルタップ塩酸塩、カルボスルファン、クロチアニジン、クロフェンテジン、クロマフェノジド、クロルピリホス、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、シクロプロトリン、ジノテフラン、シフルトリン、ジメトエート、スピノサド、ダイアジノン、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオシクラムシュウ酸塩、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルトリン、テフルベンズロン、トラロメトリン、トルフェンピラド、ノバルロン、ハルフェンプロックス、ビフェナゼート、ビフェントリン、ピメトロジン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、ピリダベン、ピリダリル、ピリプロキシフェン、ピリミジフェン、ピリミホスメチル、ピレトリン、フィプロニル、フェニソブロモエート、フェノチオカルブ、フルアクリピリム、フルシトリネート、フルバリネート、フルフェノクスロン、プロパホス、プロフェノホス、ヘキシチアゾクス、ペルメトリン、ベンスルタップ、ベンゾエピン、ベンフラカルブ、ボーベリア・バシアーナ、ボーベリア・ブロンニアティ、ホサロン、マシン油、マラソン、メスルフェンホス、メソミル、メトキシフェノジド、ルフェヌロン、BPMC、BT(バチルス・チューリンゲンシス菌)、メチダチオン、フェニトロチオン、イソプロカルブ、フェンチオン、NAC等が挙げられ、作物や害虫に併せて適切に選択することができる。また殺菌剤との組み合わせ使用も可能である。
殺菌剤としては、アシベンゾランSメチル、アゾキシストロビン、アンバム、硫黄、イソプロチオラン、イプコナゾール、イプロジオン、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン酢酸塩、イミベンコナゾール、エクロメゾール、オキサジキシル、オキシテトラサイクリン、オキスポコナゾールフマル酸塩、オキソリニック酸、カスガマイシン、カルプロパミド、キノメチオナート、キャプタン、クレソキシムメチル、クロロネブ、シアゾファミド、ジエトフェンカルブ、ジクロシメット、ジクロメジン、ジチアノン、ジネブ、ジフェノコナゾール、シフルフェナミド、ジフルメトリム、シプロコナゾール、シプロジニル、シメコナゾール、ジメトモルフ、シモキサニル、シュードモナス・フルオレッセンス、シュードモナスCAB−02、ジラム、水和硫黄、ストレプトマイシン、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、チアジアジン、チアジニル、チアベンダゾール、チウラム、チオファネートメチル、チフルザミド、テクロフタラム、テトラコナゾール、テブコナゾール、銅、トリアジメホン、トリアジン、トリコデルマ・アトロビリデ、トリシクラゾール、トリフルミゾール、トリフロキシストロビン、トリホリン、トルクルホスメチル、バチルスズブチリス、バリダマイシン、ビテルタノール、ヒドロキシイソキサゾール、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ファモキサドン、フェナリモル、フェノキサニル、フェリムゾン、フェンブコナゾール、フェンヘキサミド、フサライド、フラメトピル、フルアジナム、フルオルイミド、フルジオキソニル、フルスルファミド、フルトラニル、プロシミドン、プロパモカルブ塩酸塩、プロピコナゾール、プロピネブ、プロベナゾール、ヘキサコナゾール、ベノミル、ペフラゾエート、ペンシクロン、ボスカリド、ホセチル、ポリカーバメート、マンゼブ、マンネブ、ミクロブタニル、ミルディオマイシン、メタスルホカルブ、メトミノストロビン、メパニピリム、有機銅、硫酸亜鉛、硫酸銅、エジフェンホス、イプロベンホス、クロロタロニル等が挙げられ、作物や害虫に併せて適切に選択することができる。また殺虫剤との組み合わせ使用も可能である。
除草剤としては、アイオキシニル、アジムスルフロン、アシュラム、アトラジン、アニロホス、アラクロール、イソウロン、イソキサベン、イマザキン、イマザピル、イマゾスルフロン、インダノファン、エスプロカルブ、エトキシスルホン、エトベンザニド、塩素酸塩、オキサジアゾン、オキサジアルギル、オキサジクロメホン、オルソベンカーブ、オリザリン、カフェンストロール、カルフェントラゾンエチル、カルブチレート、キザロホップメチル、クミルロン、グリホサートアンモニウム塩、グリホサートイソプロピルアミン塩、グリホサートカリウム塩、グリホサートトリメシウム塩、グルホシネート、クレトジム、クロメプロップ、クロルフタリム、シアナジン、シアン酸塩、シクロスルファムロン、ジクワット、ジチオピル、シデュロン、シノスルフロン、シハロホップブチル、ジフルフェニカン、ジメタメトリン、ジナテナミド、シメトリン、シンメトリン、セトキシジム、ダイムロン、ダゾメット、チフェンスルフロンメチル、デスメディファム、テトラピオン、テニルクロール、テプラロキシジム、トリアジフラム、トリクロピル、トリフルラリン、トリフロキシスルフロンナトリウム塩、ナプロパミド、ニコスルフロン、パラコート、ハロスルフロンメチル、ビアラホス、ビスピリバックナトリウム塩、ビフェノックス、ピラゾキシフェン、ピラゾスルフロンメチル、ピラゾエート、ピラフルフェンチオン、ピリフタリド、ピリブチカルブ、ピリミノバックメチル、フェノチオール、フェントラザミド、フェンメディファム、ブタクロール、ブタミホス、フラザスルフロン、フルアジホップ、フルチアセットメチル、フルミオキサジン、プレチラクロール、プロジアミン、プロピサミド、ブロマシル、プロメトリン、ブロモブチド、フロラスラム、ベスロジン、ベンスルフロンメチル、ベンゾフェナップ、ベンゾビシクロン、ベンタゾンナトリウム塩、ベンチオカーブ、ペンディメタリン、ペントキサゾン、ベンフレセート、メタミトロン、メトスルフロンメチル、メトラクロール、メトリブジン、メフェナセット、モリネート、リニュロン、リムスルフロン、レナシル、ACN,シマジン、ジクロベニル、クロルチアミド、ジウロン、プロパニル、MCP,MCPイソプロピルアミン塩、MCPB,MCPP,MDBA、MDBAイソプロピルアミン塩、PAC,SAP,2,4PA等が挙げられる。
本発明の農薬散布による農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物は、具体的に以下の工程により製造することができるが、類似の機械や工程を適応することができ、これに限定されるものではない。
工程:ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、流動点降下用成分を釜に入れ、次いで、必要によりポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合物等の界面活性剤を入れ、常温もしくは加温し、混合溶解することで所望のアジュバント組成物を得る。
上記で得られた本発明のアジュバント組成物は必要に応じて、容器に充填して保存することができる。該容器としては、汎用されているプラスチックボトル等から落下試験等を考慮して適宜選択することができる。具体的には、例えば多層ナイロンボトル等が挙げられる。好ましくは高密度ポリエチレン(炭酸カルシウム入り)/ナイロンで構成される多層ナイロンボトル(北酸株式会社製)が挙げられる。本発明のアジュバント組成物を該ボトルに充填したものは長期の耐久性にすぐれているため好ましい。尚、上記ボトル材質の個所で記載した"/"は接着剤で接合されていることを意味する。
次に実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。本発明の実施例は、以下に示す農薬散布による農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物を試験例1、2にて農薬散布液を調製して散布された方法で示す。また比較例も同様に示した。
実施例1(アジュバント組成物例1)
ラピゾールRTMA90(商品名、日本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム90%含有、メタノール3.7%含有)を30質量部及びペグノールRTMST−9(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度9)を30質量部、プロピレングリコール10質量部及び水道水10質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム33.8%,ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル37.5%)を得た。
実施例2(アジュバント組成物例2)
ラピゾールRTMA90(商品名、日本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム90%含有、メタノール3.7%含有)を20質量部及びペグノールRTMST−9(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度9)を60質量部、プロピレングリコール10質量部及び水道水10質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム18%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル60%)を得た。
実施例3(アジュバント組成物例3)
ラピゾールRTMA90(商品名、日本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム90%含有、メタノール3.7%含有)を60質量部及びペグノールRTMST−9(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度9)を20質量部、プロピレングリコール10質量部及び水道水10質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム54%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル20%)を得た。
実施例4(アジュバント組成物例4)
ラピゾールRTMA90(商品名、日本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム90%含有、メタノール3.7%含有)を20質量部及びペグノールRTMST−3(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度3)を60質量部、プロピレングリコール10質量部及び水道水10質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム18%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル60%)を得た。
実施例5(アジュバント組成物例5)
ラピゾールRTMA90(商品名、日本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム90%含有、メタノール3.7%含有)を20質量部及びペグノールRTMST−5(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度5)を40質量部、プロピレングリコール10質量部及び水道水10質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム22.5%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル50%)を得た。
実施例6(アジュバント組成物例6)
ラピゾールRTMA90(商品名、日本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム90%含有、メタノール3.7%含有)を20質量部及びペグノールRTMST−12(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度12)を50質量部、ニューカルゲン5050PB(商品名、竹本油脂社製、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合物)を10質量部、プロピレングリコール10質量部及び水道水10質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム18%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル50%)を得た。
実施例7(アジュバント組成物例7)
ラピゾールRTMA90(商品名、日本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム90%含有、メタノール3.7%含有)を30質量部及びペグノールRTMST−3(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度3)を30質量部、プロピレングリコール10質量部及び水道水10質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム33.8%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル37.5%)を得た。
実施例8(アジュバント組成物例8)
ニューカルゲンEP−70G(商品名、竹本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム70%含有)を20質量部及びペグノールRTMST−5(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度5)を50質量部、プロピレングリコール20質量部及び水道水10質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム14%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル50%)を得た。
実施例9(アジュバント組成物例9)
ニューカルゲンEP−70G(商品名、竹本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム70%含有)を32.1質量部及びペグノールRTMST−9(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度9)を50質量部、プロピレングリコール8.95質量部及び水道水8.95質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム22.5%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル50%)を得た。
実施例10(アジュバント組成物例10)
ニューカルゲンEP−70G(商品名、竹本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム70%含有)を10質量部及びニューカルゲンD−1203(商品名、竹本油脂社製、ポリオキシエチレンアルキル(C13)エーテル100%含有)を70質量部、プロピレングリコール20質量部を200mLのフラスコに入れ、常温混合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム7%、ポリオキシエチレンアルキル(C13)エーテル70%)を得た。
比較例1(アジュバント組成物例11)
スカッシュRTM(商品名、花王社製、ソルビタン脂肪酸エステル70.0%、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル5.5%)100質量部。
比較例2(アジュバント組成物例12)
ミックスパワーRTM(商品名、シンジェンタ社製、ポリオキシエチレンアルキルエーテル40%、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル40%)100質量部。
比較例3(アジュバント組成物例13)
ニーズRTM(商品名、花王社製、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル44%、ポリナフチルメタンスルホン酸ジアルキルジメチルアンモニウム18%)100質量部。
比較例4(アジュバント組成物例14)
ペグノールRTMST−9(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度9)を100質量部。
比較例5(アジュバント組成物例15)
ニューカルゲンEP−70G(商品名、竹本油脂社製、ジアルキルスルホコハク酸Na 70%)100質量部。
比較例6(アジュバント組成物例16)
ニューカルゲンD−212(商品名、竹本油脂社製、ポリオキシエチレン化ヒマシ油 100%)100質量部。
比較例7(アジュバント組成物例17)
ニューカルゲンD−935(商品名、竹本油脂社製、ソルビタンモノオレート 100%)100質量部。
比較例8(アジュバント組成物例18)
ニューカルゲン4000G(商品名、竹本油脂社製、アルキルグルコシド 100%)100質量部。
比較例9(アジュバント組成物例19)
ニューカルゲンEP−70G(商品名、竹本油脂社製、ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム70%含有)を16.0質量部及びペグノールRTMST−9(商品名、東邦化学社製、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル100%含有、ポリオキシエチレン重合度9)を25質量部、プロピレングリコール10質量部及び水道水49質量部を200mLのフラスコに入れ、60℃にて混合融合し、アジュバント組成物(ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム11.2%、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル25%)を得た。
比較例10(アジュバント組成物例20)
新グラミンRTM(商品名、三共アグロ社製、ポリオキシエチレンドデシルエーテル 10.0%、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 10.0%、リグニンスルホン酸カリウム 12.0%)100質量部。
試験例1:ナス、トマト、ピーマンの汚れ軽減効果試験
上記の実施例1,2,3,9(アジュバント組成物例1,2,3,9)、ならびに比較例1、3〜10(アジュバント組成物例11、13〜20)で得られた組成物について、以下の試験方法にて農作物の汚れ軽減効果を確認した。
(1)使用農薬製剤及び農薬散布液の調製方法
スミレックス水和剤(商品名、住友化学社製、プロシミドン50.5%含有)1質量部を2L三角フラスコ中の希釈水約999質量部に静かに流し込み、手振りを行い均一に混合させ、農薬希釈液を調製した。次いで、各アジュバント組成物を指定量(表1参照)を加え、手振りにて混合し農薬散布液を調製した。
(2)使用作物と設置方法
ナス果実、品種:千両2号、トマト果実、品種:桃太郎、ピーマン果実、品種:京波
各果実をS字に曲げた針金の一端に挿し、もう一方を壁に掛け、垂直に吊した。
(3)散布条件
農薬散布液を霧吹き(100μm以下の散布粒子の合計体積割合が10%以下:ドリフト低減ノズルに相当)に入れ、果実に吹き付け、農薬散布液が表面一面に水滴が付着する程度まで散布した。
(4)調査方法
農薬散布液の散布後に、散布液が十分乾燥した後、表面を肉眼にて達観調査した。また併せてデジタルカメラ(本体:Canon EOS kiss Digital X(商品名、キャノン社製)、レンズ:EF-S18-55mm F3.5-5.6II USM(商品名、キャノン社製))で撮影した。
試験例1の調査結果を以下の評価基準に従い評価し、結果を表1にまとめた。
表1
添加量/水道水10L当り ナス トマト ピーマン
(界面活性剤成分濃度) 果実 果実 果実
実施例1 3.3mL(235ppm) ± + +
実施例2 3.3mL(257ppm) ± + +
実施例3 3.3mL(244ppm) ± + +
実施例9 3.3mL(239ppm) ± + +
比較例1 10 mL(755ppm) ++ + ++
比較例3 10 mL(620ppm) +++ ++ +++
比較例4 3.3mL(330ppm) + ++ ++
比較例5 3.3mL(231ppm) + ++ ++
比較例6 3.3mL(330ppm) ++++ ++ ++++
比較例7 3.3mL(330ppm) +++ ++ +++
比較例8 3.3mL(330ppm) ++ +++ ++++
比較例9 3.3mL(119ppm) +++ ++ ++
比較例10 3.3mL(106ppm) +++ +++ +++
評価基準:デジタルカメラの写真画像より目視判断
評価基準 果実表面の汚れ状況
± ほとんど汚れが観察されない。
+ 全体の約1割以下で汚れが観察される。
++ 全体の2割程度汚れが観察される。
+++ 全体の5割程度汚れが観察される。
++++ 全体の8割程度汚れが観察される。
+++++ ほぼ全面に汚れが観察される。
表1より本発明の実施例は、比較例と比較し、ナスの果実表面の表面汚れがほとんど観察されない程度まで軽減されていることが明らかになった。また、トマト、ピーマンの果実表面の表面汚れは全体の約1割以下まで汚れが軽減されていることが明らかになった。これは作物表面の汚れ軽減効果が、界面活性剤濃度に単に依存するものでなく、また、本発明のアジュバント組成物に使用している界面活性剤の単独ではその機能が十分でないことが明らかになった。そのため本発明のアジュバント組成物の組成が汚れ軽減効果を発現する重要な因子であることがわかった。
試験例2:ナスの汚れ軽減効果試験
上記の実施例9(アジュバント組成物例9)ならびに比較例2、3、9(アジュバント組成物例12、13、19)で得られた組成物について以下の試験方法にて作物への汚れ軽減効果を確認した。
(1)使用農薬製剤及び農薬散布液の調整方法
スミレックス水和剤(商品名、住友化学社製、プロシミドン50.5%含有)1質量部を2L三角フラスコ中の希釈水約999質量部に静かに流し込み、手振りを行い均一に混合させ、農薬希釈液を調製した。次いで、各アジュバント組成物を指定量(表2参照)を加え、手振りにて混合し農薬散布液を調製した。
(2)使用作物と設置方法
ナス果実、品種:千両2号
ナス果実をダブルクリップを用いて横挿した鉄棒に垂直に吊した。
(3)散布条件
農薬散布液を霧吹き(100μm以下の散布粒子の合計体積割合が10%以下:ドリフト低減ノズルに相当)に入れ、果実に吹き付け、農薬散布液が表面一面に水滴が付着する程度まで散布した。
(4)調査方法
農薬散布液の散布後に、散布液が十分乾燥した後、表面を肉眼にて達観調査した。また併せてデジタルカメラ(本体:Canon EOS kiss Digital X(商品名、キャノン社製)、レンズ:EF-S18-55mm F3.5-5.6II USM(商品名、キャノン社製))で撮影した。
試験例2の調査結果を以下の評価基準に従い評価し、結果を表2にまとめた。
表2
添加量/水道水10L当り ナス
(界面活性剤成分濃度) 果実
実施例9 3.3mL(239ppm) ±
比較例2 10 mL(800ppm) ±〜+
比較例2 3.3mL(264ppm) +
比較例3 10 mL(620ppm) ++
比較例9 3.3mL(119ppm) ++
評価基準:デジタルカメラの写真画像より目視判断
評価基準 果実表面の汚れ状況
± ほとんど汚れが観察されない。
+ 全体の約1割以下で汚れが観察される。
++ 全体の2割程度汚れが観察される。
+++ 全体の5割程度汚れが観察される。
++++ 全体の8割程度汚れが観察される。
+++++ ほぼ全面に汚れが観察される。
表2より本発明の実施例は、比較例2、3、9よりも優れた汚れ軽減効果が確認された。

Claims (18)

  1. 下記の(A)成分及び(B)成分を、アジュバント組成物全体に対して、下記の範囲、(A)界面活性剤成分としてのジアルキルスルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルを、両者の合計含有量が45〜85質量%(B)グリコール及び/又は水を5〜40質量%で含有し、かつ、アジュバント組成物全体に対する(A)成分及び(B)成分の合計含量が50質量%以上であることを特徴とするアジュバント組成物を、希釈液もしくは農薬成分を含む希釈液と混合して散布液を調製し、その散布液を散布することによる農作物表面の汚れを軽減する方法。
  2. ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムとポリオキシエチレンアルキルエーテルの混合比率(質量)が4:1〜1:5である請求項1に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  3. ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムがジ(分岐アルキル)スルホコハク酸ナトリウムである請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  4. ジ(分岐アルキル)スルホコハク酸ナトリウムがビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムである請求項3に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  5. ポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキル鎖がC11〜C15の範囲である請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  6. ポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキル鎖がC12〜C14の範囲である請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  7. グリコールがプロピレングリコール及び/又はポリエチレングリコールである請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  8. ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキル(C12〜C14)エーテルを含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  9. ドリフト低減散布による請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  10. 散布液を散布する場合において、粒径100μm以下の散布粒子の合計体積割合が40%以下である請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  11. 散布液が、該アジュバント組成物を希釈液10Lあたり0.5〜10mL添加することにより調製される、請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  12. 散布液中の界面活性剤成分の濃度が50〜1000ppmである、請求項1又は2に記載の農作物表面の汚れを軽減する方法。
  13. 下記の(A)成分及び(B)成分を、アジュバント組成物全体に対して、下記の範囲、(A)界面活性剤成分としてのジアルキルスルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルを、両者の合計含有量が45〜85質量%(B)流動点降下用成分を5〜40質量%で含有し、かつ、アジュバント組成物全体に対する(A)成分及び(B)成分の合計含量が50質量%以上であることを特徴とする、農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物。
  14. ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムとポリオキシエチレンアルキルエーテルの混合比率(質量)が4:1〜1:5である請求項13に記載の農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物。
  15. ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキル(C12〜C14)エーテルを含有することを特徴とする請求項13又は14に記載の農作物表面の汚れ軽減用アジュバント組成物。
  16. 請求項13又は14に記載のアジュバント組成物を希釈液10Lあたり0.5〜10mL添加することにより調製される、農作物表面の汚れ軽減用散布液。
  17. 請求項13又は14に記載のアジュバント組成物の界面活性剤成分の濃度が50〜1000ppmである、農作物表面の汚れ軽減用散布液。
  18. 農薬活性成分、ジ(分岐C8〜C12アルキル)スルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、C2〜C4アルキレングリコール及び水を含み、農薬活性成分濃度が5〜1000ppmであり、界面活性剤成分(A)であるジ(分岐C8〜C12アルキル)スルホコハク酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキルエーテルの合計濃度が、散布液全体に対して150〜300ppmの濃度であり、C2〜C4アルキレングリコールの濃度が、散布液全体に対して20
    〜100ppmの濃度である、農作物表面の汚れ軽減用農薬散布液。
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