JP5158752B2 - 表示制御装置、表示装置、表示制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、および表示制御方法 - Google Patents
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Description
まず、本実施の形態に係る表示装置1の全体構成について説明する。図1は本実施の形態に係る表示装置(コンピュータ)1を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態に係る表示装置1は、複数の画素からなる表示デバイス2と、ユーザからの各種情報が入力される入力デバイス6a・6bと、入力された各種情報に応じて表示デバイス2にて表示される文字の各画素の輝度を設定して出力する表示制御装置(コンピュータ本体)10と、から構成される装置である。表示制御装置10によって行われる文字の表示制御処理は、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどに代表されるコンピュータ(またはコンピュータ本体)上で実行されるソフトウェア(文字表示プログラム11)によって実現される。
次に、本実施の形態に係る表示装置1のハードウェア構成について説明する。図2は本実施の形態に係る表示装置1の全体的なハードウェア構成を示したブロック図である。前述したように、表示装置1はたとえばパーソナルコンピュータであり得る。パーソナルコンピュータとしては、デスクトップ型またはラップトップ型などの任意のタイプのコンピュータが使用され得る。あるいは、表示装置1は、ワードプロセッサであってもよい。
次に、本実施の形態に係る表示装置1が有する機能構成について説明する。図3は、本実施の形態に係る表示装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。
図4は文字「A」のビットマップデータ13Aを示すイメージ図であって、「A」のビットマップデータ13Aは、補助記憶装置7に格納されている複数のビットマップデータ13,13・・・の一例である。各々のビットマップデータ13は、文字の形状を縦横に並べた点の集合として定義するものであり、0または1の値であるビットの集合である。そして、文字を表示デバイス2に表示する際にCPU4によって参照され、各ビットは文字を描画する位置に応じて決定される表示デバイス2の表示画面を構成する画素の1つに対応付けられる。
以下、文字表示プログラム11の処理手順に含まれる各ステップを文字表示制御処理の流れに沿って説明する。図9は文字表示プログラム11による表示制御処理の全体を示すフローチャートである。前述したように、表示制御処理は、補助記憶装置7に記憶されている文字表示プログラム11がCPU4上で実行されることによって実現される。
次に、上記文字表示プログラム11の処理手順における文字部寄与度設定処理(S1030)の手順について説明する。図10は文字部寄与度設定処理を示すフローチャートであって、S1030はS2000〜S2140によって実現される。
次に、文字表示プログラム11の処理手順における文字部寄与度調整処理(S1040)の手順を説明する。図12は文字部寄与度調整処理を示すフローチャートであって、S1040はS3000〜3100によって実現される。
Kl’=Kl×(100−Sl)÷100・・・(1)
すなわち、文字部寄与度格納領域に記憶されている座標(0、Y)に対応した文字部寄与度をKl’に更新する(S3050)。但し、変数Kl’に、KlからSlを減じた値を代入する構成であってもよい(S3040,S3050)。
Kr’= Kr×(100−Sr)÷100・・・(2)
すなわち、文字部寄与度格納領域に記憶されている座標(Xr,Y)に対応した文字部寄与度をKr’に更新する(S3080)。但し、変数Kr’に、KrからSrを減じた値を代入する構成であってもよい。
次に、上記文字表示プログラム11の処理手順における輝度設定処理(S1050)の手順を説明する。図14は輝度設定処理を示すフローチャートであって、S1050はS4000〜4070によって実現される。
Rm=(Rf−Rb)×Kc÷100+Rb・・・(3)
Bm=(Bf−Bb)×Kc÷100+Bb・・・(4)
Gm=(Gf−Gb)×Kc÷100+Gb・・・(5)
表示デバイス2の表示画面におけるカレント描画対象画素の赤、青、緑の輝度値を、S4020で設定したRm,Bm,Gmの値に変更する(S4030)。ここで、カレント描画対象画素とは、S1010で取得した文字描画位置の座標(Vx,Vy)及びカレント座標(X,Y)から求められる座標であり、表示デバイス2の表示画面上でのカレント描画対象画素のX座標値、及びY座標値をCVx,CVyとすると以下の計算式(6)〜(7)によって求められる。
CVx=Vx+X・・・(6)
CVy=Vy+Y・・・(7)
次に、CPU4は変数Xを1増やす(S4040)。カレント座標(X,Y)がビットマップデータ13を構成する点のうち、右端の点よりさらに右に位置している場合(S4050にてYESの場合)はS4060へ、そうでない場合(S4050にてNOの場合)はS4010へ進む。そして、CPU4は、変数Xを0にセットして、変数Yを1増やす(S4060)。
Claims (10)
- 複数の画素からなる表示デバイスに表示する文字の各画素の輝度を設定する表示制御装置であって、
前記文字を特定する文字情報を取得するための文字情報取得手段と、
前記文字を構成する文字部とその他の余白部とを表わす複数行複数列の2値データからなるビットマップデータを記憶する2値データ記憶手段と、
前記文字部の端部からの距離に応じた前記余白部の各画素の輝度を特定するための距離対応寄与率を記憶する距離対応寄与率記憶手段と、
前記距離対応寄与率を用いて前記ビットマップデータの前記文字部および前記文字部周辺の前記余白部に対応する前記表示デバイス上の各画素の輝度を特定するための寄与率を設定する寄与率設定手段と、
前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を調整するための境界部調整データを記憶する境界部調整データ記憶手段と、
前記寄与率設定手段により設定された寄与率の内、前記ビットマップデータの行方向端部および列方向端部の少なくとも1つの端部に対応する各画素の前記寄与率を、前記境界部調整データを用いて調整する寄与率調整手段と、
前記寄与率が高い場合に、前記輝度が前記文字部に対して予め設定された文字色に対応した輝度に近く、前記寄与率が低い場合に、前記輝度が前記余白部に対して予め設定された背景色の輝度に近くなるように、前記寄与率に応じて前記文字の各画素の輝度を設定して出力する輝度出力手段と、を備え、
前記文字情報取得手段は、前記文字情報として前記文字部の線の幅に関する情報を取得し、
前記境界部調整データ記憶手段は、
前記ビットマップデータの前記文字部を含む行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率よりも、前記ビットマップデータの前記余白部のみから構成される行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を大きく減少させる前記境界部調整データを設定して記憶し、
前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率について、該ビットマップデータが含む文字の前記線の幅が細い場合の寄与率よりも前記線の幅が太い場合の寄与率を大きく減少させる前記境界部調整データを設定して記憶する、表示制御装置。 - 前記距離対応寄与率記憶手段は、
前記余白部の画素の位置が前記文字部の端部から離れるにつれて当該画素の前記距離対応寄与率を段階的に減少させて記憶し、
前記余白部の画素の位置が前記文字部の端部から離れるにつれて減少させる当該画素の前記距離対応寄与率について、前記文字部の線の幅が細い場合の距離対応寄与率よりも前記線の幅が太い場合の距離対応寄与率を、高い値に設定して記憶する、請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記境界部調整データ記憶手段は、前記文字の文字色に対応付けて前記境界部調整データを記憶し、
前記寄与率調整手段は、前記文字情報取得手段が前記文字情報として前記文字色を取得したことを受け、前記寄与率設定手段により設定された寄与率の内、前記ビットマップデータの行方向端部および列方向端部の少なくとも1つの端部に対応する各画素の前記寄与率を、前記取得した文字色に対応する前記境界部調整データに従って調整する、請求項1または2に記載の表示制御装置。 - 前記境界部調整データ記憶手段は、前記ビットマップデータの左端部列と右端部列とにそれぞれ対応する各画素の前記寄与率を調整するための左端部境界部調整データと右端部境界部調整データとを記憶し、
前記左端部境界部調整データと前記右端部境界部調整データとを異ならせる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 前記境界部調整データ記憶手段は、前記ビットマップデータの上端部行と下端部行とにそれぞれ対応する各画素の前記寄与率を調整するための上端部境界部調整データと下端部境界部調整データとを記憶し、
前記上端部境界部調整データと前記下端部境界部調整データとを異ならせる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 前記境界部調整データ記憶手段は、前記文字部の線の幅の各々と前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部の各々とに対応付けて前記境界部調整データが格納される境界部調整データテーブルを記憶し、
前記寄与率調整手段は、前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を、前記境界部調整データテーブルに基づいて、取得された前記文字部の線の幅に関する情報と前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部とに対応する境界部調整データに従って調整する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示制御装置と、前記表示デバイスと、からなる表示装置。
- 表示デバイスに表示する文字を構成する文字部とその他の余白部とを表わす複数行複数列の2値データからなるビットマップデータを記憶するコンピュータに、複数の画素からなる前記文字の各画素の輝度を設定させるための表示制御プログラムであって、
前記文字の文字情報を取得するための文字情報取得ステップと、
前記文字部の端部からの距離に応じた前記余白部の各画素の輝度を特定するための距離対応寄与率を記憶する距離対応寄与率記憶ステップと、
前記距離対応寄与率を用いて前記ビットマップデータの前記文字部および前記文字部周辺の前記余白部に対応する前記表示デバイス上の各画素の輝度を特定するための寄与率を設定する寄与率設定ステップと、
前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を調整するための境界部調整データを記憶する境界部調整データ記憶ステップと、
前記寄与率設定ステップにより設定された寄与率の内、前記ビットマップデータの行方向端部および列方向端部の少なくとも1つの端部に対応する各画素の前記寄与率を、前記境界部調整データを用いて調整する寄与率調整ステップと、
前記寄与率が高い場合に、前記輝度が前記文字部に対して予め設定された文字色に対応した輝度に近く、前記寄与率が低い場合に、前記輝度が前記余白部に対して予め設定された背景色の輝度に近くなるように、前記寄与率に応じて前記文字の各画素の輝度を設定して出力する輝度出力ステップと、をコンピュータに実行させ、
前記文字情報取得ステップは、前記文字情報として前記文字部の線の幅に関する情報を取得し、
前記境界部調整データ記憶ステップは、
前記ビットマップデータの前記文字部を含む行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率よりも、前記ビットマップデータの前記余白部のみから構成される行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を大きく減少させる前記境界部調整データを設定して記憶し、
前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率について、該ビットマップデータが含む文字の前記線の幅が細い場合の寄与率よりも前記線の幅が太い場合の寄与率を大きく減少させる前記境界部調整データを設定して記憶する、表示制御プログラム。 - 表示デバイスに表示する文字を構成する文字部とその他の余白部とを表わす複数行複数列の2値データからなるビットマップデータを記憶するコンピュータに、複数の画素からなる前記文字の各画素の輝度を設定させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記文字の文字情報を取得するための文字情報取得ステップと、
前記文字部の端部からの距離に応じた前記余白部の各画素の輝度を特定するための距離対応寄与率を記憶する距離対応寄与率記憶ステップと、
前記距離対応寄与率を用いて前記ビットマップデータの前記文字部および前記文字部周辺の前記余白部に対応する前記表示デバイス上の各画素の輝度を特定するための寄与率を設定する寄与率設定ステップと、
前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を調整するための境界部調整データを記憶する境界部調整データ記憶ステップと、
前記寄与率設定ステップにより設定された寄与率の内、前記ビットマップデータの行方向端部および列方向端部の少なくとも1つの端部に対応する各画素の前記寄与率を、前記境界部調整データを用いて調整する寄与率調整ステップと、
前記寄与率が高い場合に、前記輝度が前記文字部に対して予め設定された文字色に対応した輝度に近く、前記寄与率が低い場合に、前記輝度が前記余白部に対して予め設定された背景色の輝度に近くなるように、前記寄与率に応じて前記文字の各画素の輝度を設定して出力する輝度出力ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し、
前記文字情報取得ステップは、前記文字情報として前記文字部の線の幅に関する情報を取得し、
前記境界部調整データ記憶ステップは、
前記ビットマップデータの前記文字部を含む行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率よりも、前記ビットマップデータの前記余白部のみから構成される行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を大きく減少させる前記境界部調整データを設定して記憶し、
前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率について、該ビットマップデータが含む文字の前記線の幅が細い場合の寄与率よりも前記線の幅が太い場合の寄与率を大きく減少させる前記境界部調整データを設定して記憶する、記録媒体。 - 表示デバイスに表示する文字を構成する文字部とその他の余白部とを表わす複数行複数列の2値データからなるビットマップデータを記憶するコンピュータに、複数の画素からなる前記文字の各画素の輝度を設定させるための表示制御方法であって、
前記文字の文字情報を取得するための文字情報取得ステップと、
前記文字部の端部からの距離に応じた前記余白部の各画素の輝度を特定するための距離対応寄与率を記憶する距離対応寄与率記憶ステップと、
前記距離対応寄与率を用いて前記ビットマップデータの前記文字部および前記文字部周辺の前記余白部に対応する前記表示デバイス上の各画素の輝度を特定するための寄与率を設定する寄与率設定ステップと、
前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を調整するための境界部調整データを記憶する境界部調整データ記憶ステップと、
前記寄与率設定ステップにより設定された寄与率の内、前記ビットマップデータの行方向端部および列方向端部の少なくとも1つの端部に対応する各画素の前記寄与率を、前記境界部調整データを用いて調整する寄与率調整ステップと、
前記寄与率が高い場合に、前記輝度が前記文字部に対して予め設定された文字色に対応した輝度に近く、前記寄与率が低い場合に、前記輝度が前記余白部に対して予め設定された背景色の輝度に近くなるように、前記寄与率に応じて前記文字の各画素の輝度を設定して出力する輝度出力ステップと、をコンピュータに実行させ、
前記文字情報取得ステップは、前記文字情報として前記文字部の線の幅に関する情報を取得し、
前記境界部調整データ記憶ステップは、
前記ビットマップデータの前記文字部を含む行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率よりも、前記ビットマップデータの前記余白部のみから構成される行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率を大きく減少させる前記境界部調整データを設定して記憶し、
前記ビットマップデータの行方向端部または列方向端部に対応する各画素の前記寄与率について、該ビットマップデータが含む文字の前記線の幅が細い場合の寄与率よりも前記線の幅が太い場合の寄与率を大きく減少させる前記境界部調整データを設定して記憶する、表示制御方法。
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