JP5158657B2 - 情報処理装置およびその制御方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子メールの送信に対する制御技術に関するものである。
近年、個人情報や機密情報漏洩が企業の信頼というものに影響を及ぼすようになってきている。情報の漏洩は外部からの不正アクセスにより起きてしまうこともあるが、多くは企業内部の人間の不注意等から起きており、電子メールを用いた不注意なファイルの送信など、外部サーバにデータを送信してしまうことにより情報の漏洩が起きてしまうことがある。
データの誤送信を防止するための技術として、例えば特許文献1では、メール送受信端末とメール配送装置との間に配される送信メール保留装置で、送信される電子メールを保留し、送信者が誤送と判断した場合に送信を取り消す技術が提案されている。
具体的には、送信メール保留装置は、保留すると設定されている送信先アドレスをもつ電子メールを受信した場合には、受信した電子メールを送信者へ送信して内容を確認させる。そして、送信者が当該電子メールを誤送であると判断した場合、特定アドレスへ電子メールを送ることで前述の電子メールの外部への送信を取り消すことを提案している。
特開平11−243412号公報
特許文献1に記載されている技術は、電子メールの送信先に従い保留すべきか否かを判断し、電子メールの誤送信を防止するものである。
しかしながら、電子メールの誤送信には、送信先を間違える(電子メールの送信先と内容とが一致していない)というのみならず、電子メールが未完成にも関わらず送信をしてしまうという場合もある。
そのような作成途中の電子メールを送信してしまうと、送信先に対して迷惑をかけるだけでなく、内容を十分に吟味せずに送信することになるため、情報漏洩といった問題も生じる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、送信指示を出された電子メールが作成途中であるか否かを判断することにある
本発明は、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置であって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの引用部分を識別するための情報とを記憶する記憶手段と、前記電子メールから前記記憶手段に記憶された情報により識別される引用部分を除いた部分の終端を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された終端の文字が前記記憶手段に記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。また、本発明は、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置であって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの署名部分を識別するための情報とを記憶する記憶手段と、前記電子メールから前記記憶手段に記憶された情報により識別される署名部分を除いた部分の終端を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された終端の文字が前記記憶手段に記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの引用部分を識別するための情報とを記憶し、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置の検出手段が、前記電子メールから前記記憶された情報により識別される引用部分を除いた部分の終端を検出する検出工程と、前記情報処理装置の判定手段が、前記検出工程により検出された終端の文字が前記記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定工程と、を備えることを特徴とする。また、本発明は、電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの署名部分を識別するための情報とを記憶し、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置の検出手段が、前記電子メールから前記記憶された情報により識別される署名部分を除いた部分の終端を検出する検出工程と、前記情報処理装置の判定手段が、前記検出工程により検出された終端の文字が前記記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの引用部分を識別するための情報とを記憶し、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、前記電子メールから前記記憶された情報により識別される引用部分を除いた部分の終端を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された終端の文字が前記記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定手段として機能させることを特徴とする。また、本発明は、電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの署名部分を識別するための情報とを記憶し、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、前記電子メールから前記記憶された情報により識別される署名部分を除いた部分の終端を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された終端の文字が前記記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、送信指示を出された電子メールが作成途中であるか否かを判断することが可能となる。これにより、例えば、作成途中の電子メールを誤って送信してしまうという誤送信を防止することが可能となる。
第1実施形態に係る電子メール送受信制御システムの全体構成を示す図である。 メール送受信端末およびメール中継装置のハードウエア構成を示す図である。 第1実施形態において電子メールが作成途中か否かを判断する処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における電子メールに対するルール適用処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る電子メール送受信制御システムの全体構成を示す図である。 第2実施形態において電子メールが作成途中か否かを判断する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における電子メールに対するルール適用処理を示すフローチャートである。 引用部分(A)、署名部分(B)を判定するルールの設定画面の一例を示す図である。 末尾文字設定画面の一例を示す図である。 制御ルール設定画面の一例を示す図である。 エラーメッセージの一例を示す図である。 図8(A)に示す引用部分判定ルール設定画面において設定された引用部分識別記号が記憶されるテーブルの一例を示す図である。 図8(B)に示す署名部分判定ルール設定画面において設定された署名部分が記憶されるテーブルの一例を示す図である。 図9に示す末尾文字設定画面において設定された末尾文字が記憶されるテーブルの一例を示す図である。 図10に示す制御ルール設定画面において設定された制御ルールが記憶されるテーブルの一例を示す図である。 保留された電子メールに対する指示を受け付ける画面の一例を示す図である。
以下に、本発明を適用した好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態:保留処理をサーバ装置で行う場合>
本発明の処理の保留処理をサーバ装置(メール中継装置150)で行う場合について、図1〜図4、図8〜図16を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る電子メール送受信制御システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電子メール送受信制御システムは、メール送受信端末110と管理者端末120とメール中継装置150とメール配送装置190とが含まれ構成されている。メール送受信端末110と管理者端末120とメール中継装置150とメール配送装置190とはそれぞれネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。図1には、メール送受信端末110を1つ図示しているが、本実施形態では、1又は複数のメール送受信端末がネットワークを介して管理者端末120とメール中継装置150とメール配送装置190と相互に通信可能に接続されている。
なお、メール中継装置150は、本発明の情報処理装置の一適用例となる構成である。
メール送受信端末110から送信された電子メールは、該電子メールの宛先に設定されたメールアドレスに従って、メール中継装置150とメール配送装置190とを介して、該宛先である不図示の他のメール送受信端末に送信される。
電子メールの送受信を行うメール送受信端末110は、ユーザが各種操作指示を行う情報処理装置である。メール送受信端末110は、ネットワークを介して、メール中継装置150とデータの送受信が可能である。メール送受信端末110は、メール作成部111とメール送受信部112と操作部113とを備えている。
メール作成部111は、ユーザによる操作により、電子メールの作成や編集を行う機能を備えている。
メール送受信部112は、ユーザから送信の指示がなされた電子メールをメール中継装置150に送信する機能と、メール中継装置150から電子メールを受信する機能とを備えている。
操作部113は、ユーザからの電子メールに対する送信指示を受け付け、メール送受信部に当該指示を送信する機能を備える。
さらに、メール中継装置150の記憶手段(ルール保存部156)に記憶されたルールの登録、編集、削除、閲覧などの、ユーザによる操作指示を受け付ける機能と、メール中継装置150のルール設定部154に対して、当該ユーザにより操作された指示(ルールの登録、編集、削除、閲覧など)を送信する機能を備えている。
さらに、操作部113はユーザによりメール中継装置150へ電子メールの送信が指示された日時(送信日時)を取得し、取得した送信日時を示す情報を当該電子メールに付加する機能を備えている。
また、操作部113は、メール中継装置150の記憶手段(保留メール保存部157)に保留された電子メールの閲覧、削除、送信(中継)などの、ユーザによる操作指示を受け付ける機能と、当該ユーザにより受け付けた操作指示(保留された電子メールの閲覧、削除、送信(中継)など)を保留メール管理処理部155に送信する機能を備えている。
なお、メール送受信部112は、一般に知られているSMTP、POP、IMAP等のプロトコルに対応したメールクライアント(メールユーザエージェント:MUA)に対応する機能部である。また、操作部113は、例えばHTTP又はHTTPSに対応したWEBブラウザの機能を利用して実現される。
管理者端末120は、本実施形態における電子メール送受信制御システムの管理者からの操作を受け付ける端末である。
管理者端末120の管理操作部121は、メール中継装置150の記憶手段(ルール保存部156)に記憶されたルールの登録、編集、削除、閲覧などの、管理者による操作指示を受け付ける機能と、メール中継装置150のルール設定部154に対して、当該管理者により操作された指示(ルールの登録、編集、削除、閲覧など)を送信する機能を備えている。
また、管理操作部121は、メール中継装置150の記憶手段(保留メール保存部157)に保留された電子メールの閲覧、削除、送信(中継)などの、管理者による操作指示を受け付ける機能と、当該管理者により受け付けた操作指示(保留された電子メールの閲覧、削除、送信(中継)など)を保留メール管理処理部155に送信する機能を備えている。
メール中継装置150は、メール送受信端末110から送信された電子メールに対してルールを適用し、その結果に基づいて、メール配送装置190にメールを転送(中継)する。
メール中継装置150は、メール受信処理部151、ルール適用処理部152、メール送信処理部153、ルール設定部154、保留メール管理処理部155を備えている。また、メール中継装置150は、外部メモリ211などの記憶手段に、ルール保存部156、保留メール保存部157の記憶領域を備えている。
メール受信処理部151は、メール送受信端末110のメール送受信部112から送信された電子メールを受信する機能を備える。なお、この電子メールには前述の通り、操作部113により送信日時を示す情報が付加されている。
ルール適用処理部152は、メール受信処理部151が受信した電子メールに対して、ルール保存部156に記憶されたルールを適用し、ルールに応じた処理を実行する。
メール送信処理部153は、電子メールをメール配送装置190に送信する機能を備える。
ルール設定部154は、メール送受信端末110の操作部113から、ルール保存部156に記憶されたルールの登録、編集、削除、閲覧など操作指示を受け付ける機能、及び、当該操作指示に従って、ルール保存部156に記憶されたルールの登録、編集、削除、閲覧などの処理を実行する機能を備える。また、ルール設定部154は、例えばHTTP又はHTTPSに対応したWEBサーバの機能を利用して実現される。
保留メール管理処理部155は、メール送受信端末110の操作部113から受け付けた指示に従い、保留メール保存部157に保留されている電子メールの送信等を行う機能を備える。
ルール保存部156は、ルール適用処理部152で用いられるルール(具体的には、図12〜図15に示すルールテーブル)が記憶されている記憶領域である。
保留メール保存部157は、ルール適用処理部152で保留すると判定された電子メールを保留しておく記憶領域である。
メール配送装置190は、いわゆるメールサーバであって、メール送信処理部153から送信された電子メールに設定された宛先に向けて該電子メールを送信する機能(SMTPサーバの機能等)を備えている。さらに、メール配送装置190は、メール送受信端末110宛に送信された電子メールを、メール送受信端末からのリクエストに応じてメール送受信端末110に送信する機能(POP3サーバの機能等)などを備えていてもよい。
なお、メール送受信端末110、管理者端末120、メール中継装置150、メール配送装置190は、それぞれコンピュータである。
図2は、メール送受信端末110、管理者端末120、メール中継装置150、メール配送装置190のハードウエア構成を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(BASIC INPUT / OUTPUT SYSTEM)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各コンピュータが実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じてユーザが使用するものである。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上に各種操作画面およびマウスカーソル等(不図示)を表示しユーザ指示を可能とする。
なお、後述する各処理を実現するためのプログラムは、例えば外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
さらに、前述のルール保存部156、保留メール保存部157、および、各種情報テーブルは、例えば外部メモリ211に格納されるよう構成される。
図3は、ルール適用処理部152が、メール送受信端末110から送信された電子メールが作成途中であるか否かを判断する処理を示すフローチャートである。
なお、図3に示すフローチャートのステップS301、ステップS302の処理はメール送受信端末110のCPU201が外部メモリ211等の記憶領域に記録されているプログラムによる制御に従って行うものである。また、ステップS303〜ステップS310の処理はメール中継装置150のCPU201が外部メモリ211等の記憶領域に記録されているプログラムによる制御に従って行うものである。
ステップS301では、操作部113は、メール作成部111で作成された電子メールに対するユーザからの送信指示の有無を判断する。送信指示があった場合(ステップS301:YES)は、処理をステップS302に移行する。送信指示が無い場合(ステップS301:NO)は、送信指示があるまで待機する。
そして、ユーザによる送信指示を検知すると、ステップS302へ処理を移行し、メール送受信部112は当該送信指示を受けた電子メールをメール中継装置150へ送信する。
なお、このメール中継装置150へ電子メールが送信される際に、送信が指示された日時(送信日時)の情報が当該電子メールに付加される。
ステップS303では、メール中継装置150のメール受信処理部151が、ステップS302でメール送受信端末110から送信された電子メールを受信する。
ステップS304では、ルール適用処理部152が、ステップS303で受信した電子メールのうち、引用部分を検索する。引用部分か否かの判断については、ルール保存部156に記憶された図12に示すテーブルの引用部分識別記号が行頭にあるか否かで判断する。すなわち、行頭に引用部分識別記号がある行については、引用部分であると判断する。なお、図12に示す引用部分識別記号については、メール送受信端末110または管理者端末120に表示される引用部分判定ルール設定画面(図8(A))からユーザまたは管理者により設定され、図12に示すテーブルは、メール中継装置150のルール保存部156に記憶される。
例えば、図12に示す例では、電子メール本文の行頭文字が「>」または「≫」である行については引用部分であると判断されることとなる。
そして、ステップS305では、ステップS304で引用部分であると判断された部分を判定対象から除外する。
なお、ステップS304、ステップS305の引用部分を検索し、除外する処理については、例えば返信メールのような引用部分(電子メールの送信者が書いた文ではない部分)が含まれる電子メールを想定した処理であり、本発明において必須の処理ではなく、省略したとしても本発明の目的を達成することは可能である。
また、ステップS304およびステップS305の処理については、ユーザにより図8(A)において引用部分識別記号が登録されていない場合(図12に示すテーブルに引用部分識別記号が登録されていない場合)には実行されない。
ステップS306では、ステップS303で受信した電子メールの本文からさらに署名部分を検索する。署名部分か否かの判断については、引用部分の判断と同様、ルール保存部156に記憶された図13に示すテーブルの署名部分に一致するか否かで判断する。なお、図13に示す署名部分については、メール送受信端末110または管理者端末120に表示される署名部分判定ルール設定画面(図8(B))からユーザまたは管理者により設定される。
そしてステップS307では、ステップS306で署名部分であると判断された部分について判定対象から除外する。
なお、ステップS306、ステップS307の署名部分を検索し、除外する処理については、送信者が作成した文のあとに署名が付される電子メールを想定した処理であり、本発明において必須の処理ではなく、省略したとしても本発明の目的を達成することは可能である。
また、ステップS306およびステップS307の処理については、ユーザにより図8(B)において署名部分の登録がなされていない場合(図13に示すテーブルに署名部分が登録されていない場合)には実行されない。
ステップS308では、ステップS303で受信した電子メールのうち、ステップS305およびステップS307の処理で除外されなかった部分の最後(末尾)の文字に基づき、当該電子メールが作成途中であるか作成完了しているかを判断する。
具体的には、電子メールの本文の終端(末尾)を検出し、末尾の文字が、ルール保存部156に記憶された図14に示すテーブルにある末尾文字と一致するか否かによって判断する。例えば、図14の例では、電子メールの本文の末尾が「。」又は「!」であれば、当該電子メールは作成完了した電子メールであると判断する。
他方、電子メールの本文の末尾が、ルール保存部156に記憶された図14のテーブルにある末尾文字と異なる文字である場合には、当該電子メールは作成途中であると判断される。
なお、ステップS304およびステップS305の処理により、引用部分が除外された場合は、電子メール本文の終端を検出する際に、引用部分を除いた部分の終端を検出することになる。また、ステップS306およびステップS307の処理により、署名部分が除外された場合は、電子メール本文の終端を検出する際に、署名部分を除いた部分の終端を検出することになる。ステップS304〜ステップS307の処理が実行されていない場合は、メール本文の最終行の最終文字を検出することになる。
なお、図14に示すテーブルは、メール送受信端末110または管理者端末120に表示される末尾文字設定画面(図9)からユーザまたは管理者により設定される。
ステップS308で作成途中であると判断された場合(ステップS308:YES(終端の文字が末尾文字テーブル(図14)に登録された文字と異なる場合))は、処理をステップS309に移行する。なお、ステップS309の処理の詳細については、図4のフローチャートを用いて後述する。
ステップS308で作成完了していると判断された場合(ステップS309:NO(終端の文字が末尾文字テーブル(図14)に登録された文字と一致する場合))は、処理をステップS310に移行し、メール送信処理部153は当該電子メールをメール配送装置190へ送信する。
次に、図4のフローチャートを用いて、図3のステップS309の処理の詳細について説明する。
なお、ステップS401〜ステップS403、ステップS410〜ステップS412、ステップS415、ステップS416の処理については、メール中継装置150のCPU201が外部メモリ211等の記憶領域に記録されているプログラムによる制御に従って行うものであり、ステップS404〜ステップS409、ステップS413、ステップS414の処理については、メール送受信端末110のCPU201が外部メモリ211等の記憶領域に記録されているプログラムによる制御に従って行うものである。
ステップS401では、ルール適用処理部152が、ルール保存部156に記憶された図15に示す制御ルールテーブルに登録されている制御ルール(一時保留(一定時間保留)するのか、保留(ユーザまたは管理者からの指示があるまで保留)するのか)に従い、作成途中のメールに対する処理を判断する。
なお、制御ルールテーブルへの登録は、メール送受信端末110または管理者端末120に表示される制御ルール設定画面(図10)からユーザまたは管理者により設定される。
なお、本実施形態においては、作成途中の電子メールに対する処理については、図10に示す設定画面において選択が可能であるとしているが、あらかじめ設定された処理を実行するように構成してもよい。また、図10に示す「一時保留」、「保留」以外の処理を選択または設定できるようにしてもよい。
ステップS401において、設定された制御ルールが保留であると判断された場合(ステップS401:保留)は、処理をステップS402に移行し、設定された制御ルールが一時保留であると判断された場合(ステップS401:一時保留)は、処理をステップS415に移行する。なお、いずれの場合も、当該保留されることになった電子メールは、保留メール保存部157に保存される。
ステップS402では、保留された旨を示す情報を生成し、ステップS403で当該情報をメール送受信端末110へ送信する。
ステップS404では、メール送受信端末110は、メール中継装置150から保留された旨の情報を受信する。
ステップS404で保留された旨の情報を受信すると、ステップS405においてエラーメッセージ(一例として図11)を表示し、保留された電子メールに対するユーザからの指示を待つ。
ステップS406では、保留された電子メールに対するユーザからの指示を判断する。
具体的には、本実施形態では、図11における送信するボタン1101がユーザにより押下されるとこのまま送信しても良い旨の指示であると判断し、再編集するボタン1102がユーザにより押下されると、再編集する旨の指示であると判断する。
ユーザからの指示がこのまま送信しても良い旨の指示である場合(ステップS406:OK)は、処理をステップS407に移行し、メール中継装置150へ当該指示内容を伝えるための情報を作成する。
他方、ユーザからの指示が再編集する旨の指示である場合(ステップS406:NG)は、処理をステップS408に移行し、メール中継装置150へ当該指示内容を伝えるための情報を作成する。
ステップS409では、ステップS407またはステップS408で作成した情報をメール中継装置150に送信する。
ステップS410では、メール中継装置150は、ステップS409でメール送受信端末110から送信された情報を受信し、ステップS411では当該受信した情報がこのまま送信しても良い旨の情報であるか、再編集する旨の情報であるかを判断する。
このまま送信しても良い旨の情報である場合(ステップS411:OK)は、処理をステップS416に移行する。
他方、再編集する旨の情報であると判断した場合(ステップS411:NG)は、処理をステップS412に移行する。
ステップS412では、当該再編集する指示を受けた電子メールのデータをメール送受信端末110に送信する。
ステップS413でメール送受信端末110は、メール中継装置150から送られてきた電子メールデータを受け取ると、当該電子メールをメール作成部111に引き渡し、ユーザによる再編集を受け付ける(ステップS414)。
設定された制御ルールが一時保留である場合(ステップS401:一時保留)は、処理をステップS415に移行し、ステップS415では、一時保留された電子メールの送信予定日時が到来したか否かを判断する。
具体的には、例えば、メール送受信端末110から送信された際に付加された送信日時が「2010年6月25日15時30分00秒」であり、設定された保留時間が「5分」である場合は、当該電子メールの送信予定日時は「2010年6月25日15時35分00秒」となる。
送信予定日時が到来したと判断された場合は(ステップS415:YES)、処理をステップS416に移行する。なお、送信予定日時が到来していない場合(ステップS415:NO)は、送信予定日時の到来を待って処理をステップS416に移行する。
ステップS416では、メール中継装置150はメール配送装置190へ電子メールを送信する。
なお、ステップS415において送信予定日時が到来していないと判断された場合であっても、メール送受信端末110や管理者端末120に表示される保留メールに対する指示を受け付ける画面(図16)から、ユーザや管理者からの指示を受け付けた場合には、送信予定日時の到来前に送信できるよう構成してもよい。
以上説明した処理を行うことで、作成途中の電子メールを誤って送信してしまうという誤送信を防ぐことが可能な仕組みが実現する。
<第2実施形態:保留処理をクライアント装置で行う場合>
次に、本発明の処理の保留処理をクライアント装置(メール送受信端末500)で行う場合について、図2および図5〜図16を用いて説明する。
図2は図5で示すメール送受信端末500、管理者端末510およびメール配送装置550のハードウエア構成を示す図である。なお、構成についての詳細は第1実施形態における図2と同様であるためここでの説明は省略する。
図5は、本実施形態に係る電子メール送受信制御システムの構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態に係る電子メール送受信制御システムは、メール送受信端末500と管理者端末510とメール配送装置550とが含まれた構成となっている。メール送受信端末500とメール配送装置550とはそれぞれネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。図5には、メール送受信端末500を1つ図示しているが、本実施形態では、1又は複数のメール送受信端末がネットワークを介して管理者端末510とメール配送装置550と相互に通信可能に接続されている。なお、メール送受信端末500は、本発明の情報処理装置の一適用例となる構成である。
メール送受信端末500から送信された電子メールは、該電子メールの宛先に設定されたメールアドレスに従って、メール配送装置550を介して、該宛先である不図示の他のメール送受信端末に送信される。電子メールの送受信を行うメール送受信端末500は、ユーザが各種操作指示を行う情報処理装置である。
メール送受信端末500は、メール作成部501と、操作部502と、ルール適用処理部503と、ルール設定部506と、保留メール管理処理部507と、メール送信処理部508とを備えている。また、メール送受信端末500は、外部メモリ211などの記憶手段に、ルール保存部504、保留メール保存部505の記憶領域を備えている。
メール作成部501は、ユーザによる操作により、電子メールの作成や編集を行う機能を備えている。メール作成部501で作成された電子メールは、ユーザからの送信指示によりルール適用処理部503へ引き渡される。
操作部502は、ルール保存部504に記憶されたルールの登録、編集、削除、閲覧などの、ユーザによる操作指示を受け付ける機能と、ルール設定部506に対して、当該ユーザにより操作された指示(ルールの登録、編集、削除、閲覧など)を送信する機能を備えている。
また、操作部502は、ユーザからの電子メールに対する送信指示を受け付け、メール作成部501に当該指示を伝える機能を備える。
さらに、操作部502はユーザによりメール配送装置550へ電子メールの送信が指示された日時(送信日時)を取得し、取得した送信日時を示す情報を当該電子メールに付加する機能を備えている。
また、操作部502は、保留メール保存部505に一時保留された電子メールの閲覧、削除、送信(中継)などの、ユーザによる操作指示を受け付ける機能と、当該ユーザにより受け付けた操作指示(一時保留された電子メールの閲覧、削除、送信(中継)など)を保留メール管理処理部507に送信する機能を備えている。
ルール適用処理部503は、メール作成部501から電子メールを受け取る機能を備え、当該受け取った電子メールに対して、ルール保存部156に記憶されたルールを適用し、ルールに応じた処理を実行する。なお、この電子メールには前述の通り、操作部502により送信日時を示す情報が付加されている。
メール送信処理部508は、電子メールをメール配送装置550に送信する機能を備える。
ルール設定部506は、操作部502から、ルール保存部504に記憶されたルールの登録、編集、削除、閲覧など操作指示を受け付ける機能、及び、当該操作指示に従って、ルール保存部504に記憶されたルールの登録、編集、削除、閲覧などの処理を実行する機能を備える。
保留メール管理処理部507は、操作部502から受け付けた指示に従い、保留メール保存部505に保留されている電子メールの送信等を行う機能を備える。
ルール保存部504は、ルール適用処理部503で用いられるルール(具体的には、図12〜図15に示すルールテーブル)が記憶されている記憶領域である。
保留メール保存部505は、ルール適用処理部503で保留すると判定された電子メールを保留しておく記憶領域である。
管理者端末510は、本実施形態における電子メール送受信制御システムの管理者からの操作を受け付ける端末である。
管理者端末510の管理操作部511は、ルール保存部504に記憶されたルールの登録、編集、削除、閲覧などの、管理者による操作指示を受け付ける機能と、ルール設定部506に対して、当該管理者により操作された指示(ルールの登録、編集、削除、閲覧など)を送信する機能を備えている。
また、管理操作部511は、保留メール保存部505に一時保留された電子メールの閲覧、削除、送信(中継)などの、管理者による操作指示を受け付ける機能と、当該管理者により受け付けた操作指示(一時保留された電子メールの閲覧、削除、送信(中継)など)を保留メール管理処理部507に送信する機能を備えている。
メール中継装置150は、メール送受信端末110から送信された電子メールに対してルールを適用し、その結果に基づいて、メール配送装置190にメールを転送(中継)する。
メール配送装置550は、いわゆるメールサーバであって、メール送信処理部508から送信された電子メールに設定された宛先に向けて該電子メールを送信する機能(SMTPサーバの機能等)を備えている。さらに、メール配送装置550は、メール送受信端末500宛に送信された電子メールを、メール送受信端末からのリクエストに応じてメール送受信端末500に送信する機能(POP3サーバの機能等)などを備えていてもよい。
なお、メール送受信端末500、メール配送装置550は、それぞれコンピュータである。
図6は、ルール適用処理部503が、メール作成部501から受け取った電子メールが作成途中であるか否かを判断する処理を示すフローチャートである。
図6の処理は、メール送受信端末500のCPU201が外部メモリ211等の記憶領域に記録されているプログラムによる制御に従って行うものである。
ステップS601では、操作部502は、メール作成部501で作成された電子メールに対するユーザからの送信指示の有無を判断する。送信指示があった場合(ステップS601:YES)は、処理をステップS602に移行する。送信指示が無い場合(ステップS601:NO)は、送信指示を受けるまで待機する。
そして、送信指示を検知すると、当該電子メールはルール適用処理部503へ引き渡され、ステップS602に処理が移行する。
なお、送信指示があった場合は、送信が指示された日時(送信日時)の情報が当該電子メールに付加される。
ステップS602では、ルール適用処理部503が、ステップS601で送信指示を受けた電子メールの本文のうち、引用部分を検索する。なお、引用部分か否かの判断については、ルール保存部に記憶された図12に示すテーブルの引用部分識別記号が行頭に有るか否かで判断する。すなわち、行頭に引用部分識別記号がある行については引用部分であると判断する。なお、図12に示す引用部分識別記号については、メール送受信端末500または管理者端末510に表示される引用部分判定ルール設定画面(図8(A))からユーザまたは管理者により設定され、図12に示すテーブルは、メール送受信端末500のルール保存部504に記憶される。
例えば、図12に示す例では、メール本文の行頭文字が「>」または「≫」である部分は引用部分であると判断されることとなる。
そして、ステップS603では、ステップS602で引用部分であると判断された部分を判定対象から除外する処理を行う。
ステップS604では、ステップS601で送信指示を受けたと判断された電子メールの本文からさらに署名部分を検索する。署名部分か否かの判断については、引用部分の判断と同様、ルール保存部504に記憶された図13に示すテーブルの署名部分に一致するか否かで判断する。なお、図13に示す署名部分については、メール送受信端末500または管理者端末510に表示される署名部分判定ルール設定画面(図8(B))からユーザまたは管理者により設定される。
そしてステップS605で、ステップS604で署名部分であると判断された部分について判定対象から除外する処理を行う。
なお、ステップS602およびステップS603の処理については、ユーザにより図8(A)において引用部分識別記号が登録されていない場合(図12に示すテーブルに引用部分識別記号が登録されていない場合)には実行されない。
また、ステップS604およびステップS605の処理については、ユーザにより図8(B)において署名部分の登録がなされていない場合(図13に示すテーブルに署名部分が登録されていない場合)には実行されない。
ステップS606では、ステップS601で送信指示を受けたと判断された電子メールの本文のうち、ステップS603およびステップS605の処理で除外されなかった部分の最後(末尾)の文字に基づき、当該電子メールが作成途中であるか作成完了しているかを判断する。
具体的には、電子メールの本文の終端(末尾)を検出し、末尾の文字が、ルール保存部504に記憶された図14に示すテーブルにある末尾文字と一致するか否かによって判断する。例えば、図14の例では、電子メールの本文の末尾が「。」又は「!」であれば、当該電子メールは作成完了した電子メールであると判断する。
他方、電子メールの本文の末尾が、ルール保存部504に記憶された図14のテーブルにある末尾文字と異なる文字である場合には、当該電子メールは作成途中であると判断される。
なお、ステップS602およびステップS603の処理により、引用部分が除外された場合は、電子メール本文の終端を検出する際に、引用部分を除いた部分の終端を検出することになる。また、ステップS604およびステップS605の処理により、署名部分が除外された場合は、電子メール本文の終端を検出する際に、署名部分を除いた部分の終端を検出することになる。ステップS602〜ステップS605の処理が実行されていない場合は、メール本文の最終行の最終文字を検出することになる。
なお、図14に示すテーブルは、メール送受信端末500または管理者端末510に表示される末尾文字設定画面(図9)からユーザまたは管理者により設定される。
ステップS606で作成途中であると判断された場合(ステップS606:YES(終端の文字が末尾文字テーブル(図14)に登録された文字と異なる場合))は、処理をステップS608に移行する。なお、ステップS608の処理の詳細については、図7のフローチャートを用いて後述する。
ステップS606で作成完了していると判断された場合(ステップS606:NO(終端の文字が末尾文字テーブル(図14)に登録された文字と一致する場合))は、処理をステップS607に移行し、メール送信処理部508は当該電子メールをメール配送装置550へ送信する。
次に、図7のフローチャートを用いて、図6のステップS608の処理の詳細について説明する。
図7に示すフローチャートの処理は、メール送受信端末500のCPU201が外部メモリ211等の記憶領域に記録されているプログラムによる制御に従って行うものである。
ステップS701では、ルール適用処理部503が、ユーザにより設定された作成途中のメールに対する処理を判断する。
具体的には、ルール保存部504に記憶された図15に示す制御ルールテーブルに登録されている制御ルール(一時保留(一定時間保留)するのか、保留(ユーザまたは管理者からの指示があるまで保留)するのか)に従い判断する。なお、制御ルールテーブル(図15)への登録は、制御ルール設定画面(図10)により設定される。
なお、本実施形態においては、作成途中の電子メールに対する処理については、図10に示す設定画面において選択が可能であるとしているが、あらかじめ設定された処理を実行するように構成してもよい。また、図10に示す「一時保留」、「保留」以外の処理を選択または設定できるようにしてもよい。
ステップS701において、設定された制御ルールが保留であると判断された場合(ステップS701:保留)は、処理をステップS702に移行し、設定された制御ルールが一時保留である場合(ステップS701:一時保留)は、処理をステップS706に移行する。
なお、いずれの場合も、当該保留されることになった電子メールは、保留メール保存部505に保存される。
ステップS702では、エラーメッセージ(一例として図11)を表示し、保留された電子メールに対するユーザからの指示を待つ。
ステップS703では、保留された電子メールに対するユーザからの指示を判断する。
具体的には、本実施形態では、図11における送信するボタン1101がユーザにより押下されるとこのまま送信しても良い旨の指示であると判断し、再編集するボタン1102がユーザにより押下されると、再編集する旨の指示であると判断する。
ユーザからの指示がこのまま送信しても良い旨の指示である場合(ステップS703:OK)は、処理をステップS704に移行し、ユーザからの指示が再編集する旨の指示である場合(ステップS703:NG)は、処理をステップS705に移行する。
ステップS704では、ルール適用処理部503は、ユーザからの送信指示を受けた電子メールをメール送信処理部508へ引き渡し、メール送信処理部508がメール配送装置550へ当該電子メールを送信する。
ステップS705では、ルール適用処理部503は当該再編集する旨の指示を受けた電子メールをメール作成部501に引き渡し、ユーザからの再編集を受け付ける。
設定された制御ルールが一時保留である場合(ステップS701:一時保留)は、処理をステップS706に移行し、ステップS706では、一時保留された電子メールの送信予定日時が到来したか否かを判断する。
具体的には、例えば、メール送受信端末110から送信された際に付加された送信日時が「2010年6月25日15時30分00秒」であり、設定された保留時間が「5分」である場合は、当該電子メールの送信予定日時は「2010年6月25日15時35分00秒」となる。
送信予定日時が到来したと判断された場合は(ステップS706:YES)、処理をステップS707に移行する。なお、送信予定日時が到来していない場合(ステップS706:NO)は、送信予定日時の到来を待って処理をステップS707に移行する。
ステップS707では、ルール適用処理部503は、ユーザからの送信指示を受けた電子メールをメール送信処理部508へ引き渡し、メール送信処理部508がメール配送装置550へ当該電子メールを送信する。
なお、ステップS706において送信予定日時が到来していないと判断された場合であっても、メール送受信端末500や管理者端末510に表示される保留メールに対する指示を受け付ける画面(図16)から、ユーザや管理者からの指示を受け付けた場合には、送信予定日時の到来前に送信できるよう構成してもよい。
以上説明した処理を行うことで、作成途中の電子メールを誤って送信してしまうという誤送信を防ぐことが可能な仕組みが実現する。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどがある。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
110 メール送受信端末
111 メール作成部
112 メール送受信部
113 操作部
120 管理者端末
121 管理操作部
150 メール中継装置
151 メール受信処理部
152 ルール適用処理部
153 メール送信処理部
154 ルール設定部
155 保留メール管理処理部
156 ルール保存部
157 保留メール保存部
190 メール配送装置

Claims (11)

  1. ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置であって、
    前記電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの引用部分を識別するための情報とを記憶する記憶手段と、
    前記電子メールから前記記憶手段に記憶された情報により識別される引用部分を除いた部分の終端を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された終端の文字が前記記憶手段に記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置であって、
    前記電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの署名部分を識別するための情報とを記憶する記憶手段と、
    前記電子メールから前記記憶手段に記憶された情報により識別される署名部分を除いた部分の終端を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された終端の文字が前記記憶手段に記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記判定手段により作成途中であると判定された電子メールの送信を保留する送信制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段はさらに、前記判定手段により作成途中であると判定された電子メールの送信を保留する保留時間を記憶し、
    前記送信制御手段は、前記記憶手段に記憶された保留時間の間、当該作成途中であると判定された電子メールを保留することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記送信制御手段は、前記送信が保留されている電子メールの保留時間が前記記憶手段に記憶された保留時間を経過した場合、当該保留されている電子メールを送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記送信制御手段により送信が保留されている電子メールに対して、送信を許可する旨の指示を受け付ける送信許可受付手段をさらに備え、
    前記送信制御手段は、前記送信許可受付手段で送信を許可する旨の指示を受け付けた電子メールを即時送信することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記送信制御手段により送信が保留されている電子メールに対して、送信を取り消す旨の指示を受け付ける送信取消受付手段をさらに備え、
    前記送信制御手段は、前記送信取消受付手段で送信を取り消す旨の指示を受け付けた電子メールの送信を取り消すことを特徴とする請求項3乃至6に記載の情報処理装置。
  8. 電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの引用部分を識別するための情報とを記憶し、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の検出手段が、前記電子メールから前記記憶された情報により識別される引用部分を除いた部分の終端を検出する検出工程と、
    前記情報処理装置の判定手段が、前記検出工程により検出された終端の文字が前記記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  9. 電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの署名部分を識別するための情報とを記憶し、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の検出手段が、前記電子メールから前記記憶された情報により識別される署名部分を除いた部分の終端を検出する検出工程と、
    前記情報処理装置の判定手段が、前記検出工程により検出された終端の文字が前記記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  10. 電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの引用部分を識別するための情報とを記憶し、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記電子メールから前記記憶された情報により識別される引用部分を除いた部分の終端を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された終端の文字が前記記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 電子メールが作成途中であるか否かを判断するための末尾文字と、前記電子メールの署名部分を識別するための情報とを記憶し、ユーザによる送信指示がなされた電子メールが作成途中であるか否かを判断する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記電子メールから前記記憶された情報により識別される署名部分を除いた部分の終端を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された終端の文字が前記記憶された末尾文字と一致するか否かによって、前記電子メールが作成途中であるか否かを判定する判定手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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