JP5158382B2 - リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置の製造過程におけるリソグラフィー工程に用いられる、半導体基板とレジストとの間に形成されるレジスト下層膜として有用な、ポリシラン化合物を含むレジスト下層膜形成組成物に関する。
近年、半導体素子の高集積化に伴い、配線などのパターンの微細化が求められている。微細なパターンを形成するために、露光用の光源としてArFエキシマレーザー(波長193nm)のような短波長光を採用し、レジストパターンを形成することが行われている。
レジストパターンのアスペクト比(高さ/幅)が大きくなるほど、パターン倒れが発生しやすくなる。パターン倒れを防ぐためには、レジストの膜厚を薄くする必要がある。しかしながら、膜厚の薄いレジストから形成されるレジストパターンは、当該レジストパターンをマスクとして被エッチング材料をドライエッチングする際、消失してしまうおそれがある。パターン倒れを防ぎ、且つ所望の断面形状を有するレジストパターンを形成するため、レジストパターンの下地としてレジスト下層膜が設けられる。
レジスト下層膜を形成するための、珪素を含有する高分子化合物を含む組成物が知られている(例えば下記特許文献1ないし3を参照。)。特許文献1には、2種類の、アルコキシシランの加水分解縮合物を含むレジスト下層膜用組成物が開示されている。特許文献2には、共重合による繰り返し単位を有するポリシロキサンを含む反射防止膜材料が開示されている。特許文献3には、炭素−酸素単結合及び/又は炭素−酸素二重結合を有する有機基を含む反射防止膜用のシリコーン樹脂が開示されている。しかしながら、特許文献1ないし3のいずれにも、ポリシランについては記載されていない。
下記特許文献4には、耐熱性に優れ、溶媒に対する溶解性が向上したポリシラン、及びその製造方法が開示されている。しかしながら、このポリシランはレジスト下層膜(反射防止膜)用途に適することが、特許文献4に記載されているとはいえない。
特開2004−157469号公報 特開2004−310019号公報 特開2005−015779号公報 特開2007−077198号公報
珪素を含有する高分子化合物から形成されるレジスト下層膜は、有機レジストに対する、CF4、CHF3などのハロゲン系ガスを用いたドライエッチングの選択比が大きいという特徴を有する。このレジスト下層膜は、ハードマスクとしての特性を備えることが求められる場合、膜中の珪素の含有率を高める必要がある。
更に、レジスト下層膜形成組成物を基板上に塗布し、加熱により硬化させてレジスト下層膜を形成する際、均一に塗布できること、及び加熱時に昇華物が生じないことが求められている。
本発明に係るレジスト下層膜形成組成物は、ラクトン環又はアダマンタン環が導入されたポリシラン化合物を含むことを特徴とする。ポリシラン化合物は、Si−Si結合を主鎖に有するポリマーであって、ラクトン環又はアダマンタン環は側鎖に導入されている。ポリシラン化合物の主鎖は、直鎖状、枝分かれ状のいずれでもよい。
本発明は、下記式(1)
Figure 0005158382
{式中、
1及びR2は、互いに独立して、−X−Y[式中、Xは、酸素原子、炭素原子数1ないし18のアルキレン基又は−OCn2n−(式中、nは1ないし18の整数を表す。)で表される基を表し、Yは、ラクトン環又はアダマンタン環を表す。]で表される基を表すか、又は、
1及びR2の一方は前記−X−Yで表される基を表し、他方はアリール基、メチル基、エチル基又は炭素原子数3ないし6の環状アルキル基を表す。}で表される単位構造を有するポリシラン化合物、及び有機溶媒を含むリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物である。
炭素原子数1ないし18のアルキレン基とは、例えば炭素原子数2のアルキレン基であり、1ないし18の整数とは例えば1又は2である。
前記式(1)で表される単位構造は、一つの態様において、下記式(1a)
Figure 0005158382
[式中、R1はアリール基、メチル基、エチル基又は炭素原子数3ないし6の環状アルキル基を表し、Xは、酸素原子、炭素原子数1ないし18のアルキレン基又は−OCn2n−(式中、nは1ないし18の整数を表す。)で表される基を表し、Yは、ラクトン環又はアダマンタン環を表す。]で表される。
前記ポリシラン化合物は、下記式(2)及び/又は式(3)
Figure 0005158382
(式中、R3はアリール基、メチル基、エチル基又は炭素原子数3ないし6の環状アルキル基を表し、R1は前記式(1a)で定義した通りである。)で表される単位構造を更に有することができる。
本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれるポリシラン化合物が有する単位構造の総和を100%とした場合、前記式(1a)で表される単位構造の割合は1ないし100%の範囲、前記式(2)で表される単位構造の割合は0ないし90%の範囲、前記式(3)で表される単位構造の割合は0ないし99%の範囲である。つまり、前記式(2)及び式(3)で表される単位構造は必須ではなく、前記式(2)及び式(3)で表される単位構造の一方又は両方の含有割合は0%であってもよい。
前記ポリシラン化合物は、
下記式(4)
Figure 0005158382
で表される単位構造を更に有することができる。
前記ポリシラン化合物は、末端に水素原子を有することができる。
また、前記ポリシラン化合物は、末端にシラノール基を有することもできる。
前記式(1a)で表される単位構造を有するポリシラン化合物は、下記式(5)
Figure 0005158382
(式中、R1は前記式(1a)で定義した通りである。)で表される単位構造を有するポリシラン化合物と、式Y−OH、式Y−Cn2nOH又は式Y−CH=CH2(式中、Yはラクトン環又はアダマンタン環を表し、nは1ないし18の整数を表す。)で表される化合物とを反応させることにより得ることができる。
1ないし18の整数とは、例えば1又は2である。
上記式(5)で表される単位構造において、R1が水素原子を表す場合、前記式(1)で表される単位構造(ただし、R1及びR2は前記−X−Yで表される基を表す。)を有するポリシラン化合物が得られる。
前記式(1a)で表される単位構造と前記式(2)及び/又は(3)で表される単位構造を有するポリシラン化合物は、下記式(6)及び式(7)
Figure 0005158382
(式中、R1は前記式(2)で定義した通りであり、R3は式(3)で定義した通りである。)で表される単位構造を有するポリシラン化合物と、式Y−OH、式Y−Cn2nOH又は式Y−CH=CH2(式中、Yはラクトン環又はアダマンタン環を表し、nは1ないし18の整数を表す。)で表される化合物とを反応させることにより得られる。
1ないし18の整数とは、例えば1又は2である。
上記式(6)で表される構造単位と上記式(7)で表される構造単位とのモル比は、例えば90:10ないし50:50、又は75:25ないし50:50の範囲である。上記式(5)で表される単位構造、又は上記式(6)及び式(7)で表される単位構造を少なくとも有するポリシラン化合物の、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)による重量平均分子量は、例えば1000ないし15000、又は1000ないし10000の範囲である。
上記式で表される単位構造において、アリール基は、例えばフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基である。また、前記ラクトン環は、例えば4員環、5員環、6員環である。
本発明のレジスト下層膜形成組成物により得られるレジスト下層膜の上に形成されるレジストは、ポジ型レジスト、ネガ型レジストいずれでもよい。KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、EUV(極端紫外線)又は電子線に感光する化学増幅型レジストを用いることもできる。
本発明に係るレジスト下層膜形成組成物は、所定の溶媒を含むことが望ましい。溶媒としては、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、乳酸エチル、シクロヘキサノン、γ−ブチロラクトン、アセチルアセトン、トルエン、4−メチル−2−ペンタノール、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、シクロヘキサノールのような有機溶媒が挙げられる。本発明のレジスト下層膜形成組成物から溶媒を除いた成分を固形分とみなすと、組成物に対する固形分の割合は例えば1ないし30質量%又は1ないし10質量%である。
本発明に係るレジスト下層膜形成組成物は、架橋剤が添加されていてもよい。更に、架橋反応を促進させる架橋触媒が添加されていてもよい。固形分に対する架橋剤の割合は例えば10質量%以下、固形分に対する架橋触媒の割合は例えば3質量%以下とすることができる。架橋剤としては、ヘキサメトキシメチルメラミン、テトラメトキシメチルベンゾグアナミン、テトラメトキシメチルグリコールウリル、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)尿素などの含窒素化合物等が挙げられる。架橋触媒としては、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ピリジニウム−p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、5−スルホサリチル酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸、1−ナフタレンスルホン酸及びピリジニウム−1−ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸化合物等が挙げられる。
アンモニウム塩又はホスホニウム塩を架橋触媒として用いることによって、上記架橋剤を添加することなく、本発明に係るレジスト下層膜形成組成物を硬化させてレジスト下層膜を形成しやすくすることができる。アンモニウム塩としては、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムブロマイド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラプロピルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、トリブチルメチルアンモニウムクロライド、トリオクチルメチルアンモニウムクロライド、フェニルトリメチルアンモニウムクロライドのような第4級アンモニウム塩が挙げられ、例えばベンジルトリエチルアンモニウムクロライドが選択される。ホスホニウム塩としては、エチルトリフェニルホスホニウムブロマイド、エチルトリフェニルホスホニウムヨージド、ベンジルトリフェニルホスホニウムクロライド、ブチルトリフェニルホスホニウムブロマイド、テトラブチルホスホニウムブロマイドのような第4級ホスホニウム塩が挙げられ、例えばエチルトリフェニルホスホニウムブロマイド又はテトラブチルホスホニウムブロマイドが選択される。第4級アンモニウム塩又は第4級ホスホニウム塩の、本発明に係るレジスト下層膜形成組成物の固形分に対する割合は、例えば0.001ないし3質量%又は0.005ないし0.1質量%とすることができる。アンモニウム塩又はホスホニウム塩は、ポリシラン化合物にシラノール基が存在する場合、シラノール基同士の縮合を促進させるため、硬化性が向上すると考えられる。
本発明に係るレジスト下層膜形成組成物は、界面活性剤を固形分に対し例えば2質量%以下の割合で含んでもよい。界面活性剤は、基板に対する塗布性を向上させることができ、例えばノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤が用いられる。また本発明のレジスト下層膜形成組成物は、接着補助剤を固形分に対し例えば2質量%以下の割合で含んでもよい。接着補助剤は、下地とレジスト下層膜との密着性又はレジストとレジスト下層膜との密着性を向上させることができ、レジストの現像をおこなう際にレジストの剥離を抑制することができる。接着補助剤として、クロロシラン類、アルコキシシラン類、シラザン類、シラン類、複素環状化合物等が挙げられる。さらに、必要に応じて、酸発生剤を固形分に対し例えば1質量%以下の割合で含んでもよい。酸発生剤として、ヨードニウム塩化合物、スルホニウム塩化合物などの光酸発生剤が挙げられる。光酸発生剤から発生する酸により、レジスト下層膜表面の酸性度を調整することができる。
上記架橋剤、架橋触媒、界面活性剤、接着補助剤、光酸発生剤などの添加物は、熱硬化させてレジスト下層膜を形成する際に発生する昇華物の原因になりうるため、必要がない場合は添加しない。
本発明の他の態様は、半導体基板上に有機膜を形成する工程、前記有機膜上に本発明に係るレジスト下層膜形成組成物を塗布して硬化させることによりレジスト下層膜を形成する工程、前記レジスト下層膜上にレジストパターンを形成する工程、前記レジストパターンをマスクとしてハロゲン系ガス(例えばCF4及び/又はCHF3を含むガス)を用いて前記レジスト下層膜をエッチングする工程、及び、エッチング後の前記レジスト下層膜をマスクとして酸素を含むガスを用いて前記有機膜をエッチングする工程、を含む半導体装置の製造方法である。本発明に係るレジスト下層膜形成組成物は、上記方法のみならず、ダブルパターニングプロセス又はダブル露光プロセスに適用し、レジストパターンの下部に設けられるハードマスクを半導体基板上に形成するために用いることもできる。
前記半導体基板は、代表的にはシリコンウエハーであるが、SOI(Silicon on Insulator)基板、又は砒化ガリウム(GaAs)、リン化インジウム(InP)、リン化ガリウム(GaP)などの化合物半導体ウエハーを用いてもよい。前記半導体装置とは、上記半導体基板を用いて製造される半導体素子(ダイオード、トランジスタ、メモリなど)、及びその半導体素子を用いて製造される電子機器(携帯電話機、テレビ受像機、パーソナルコンピュータなど)を含む。
本発明に係るレジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜は、ラクトン環又はアダマンタン環が導入されたポリシロキサン化合物を含む組成物から形成されるレジスト下層膜と比較して、珪素の含有率を高くすることができる。レジスト下層膜の珪素含有率を高くすることによって、酸素を含むガスに対するドライエッチング耐性が向上し、ハードマスクとして使いやすくなる。
本発明に係るレジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜は、レジストの現像液に対する耐性が向上する。よって、レジストを現像する際に、レジスト下層膜は、現像液と反応することなく残存する。
更に、本発明に係るレジスト下層膜形成組成物は、均一に塗布できると共に、架橋剤を添加することなく、硬化させることができる。レジスト下層膜形成組成物に含まれるポリシラン化合物は、水酸基(ヒドロキシル基)などの架橋部位、例えばシラノール基を有する場合、シラノール基同士が縮合することにより硬化する。よって、本発明に係るレジスト下層膜形成組成物は、添加物に起因する、熱硬化時の昇華物の発生を抑制することができる。なお、シラノール基は、親水性を示し、珪素原子と結合した水酸基(ヒドロキシル基)とも表現される。シラノール基は、トリメチルシリル基によりキャッピングされ、消滅する。具体的には、シラノール基(Si−OH)がヘキサメチルジシラザン(HMDS)と反応して、疎水性を示すSi−O−Si(Me)3となる(Meはメチル基を表す)。この現象を利用して、シラノール基の存在を明らかにすることができる。さらに、FT−NIR(フーリエ変換近赤外)分光装置を用いて当該組成物を分析することで、シラノール基の存在を推定することができる。
その上、本発明に係るレジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜は、アダマンタン環、ラクトン環の少なくとも一方が導入されたポリマーを含むレジスト、例えばArFエキシマレーザー用レジストとの密着性の向上が期待される。
本発明に係るレジスト下層膜形成組成物に含まれるポリシラン化合物の、単位構造の具体例を、下記式(8)ないし式(20)に示す。ただし、このポリシラン化合物の単位構造は下記例に限定されない。
Figure 0005158382
上記式(8)で表される単位構造を有するポリシラン化合物は、触媒として塩化ニッケルを用いることによって、下記反応式(21)に従って得られる。その際、副生成物として水素が発生する。なお、1−アダマンタノールに代えて2−アダマンタノールを用いると、上記式(9)で表される単位構造を有するポリシランが得られる。
Figure 0005158382
前記式(11)で表される単位構造を有するポリシラン化合物は、下記反応式(22)に従って得られる。アダマンタン環と酸素原子との間のアルキレン基は、下記反応式(22)に示すようなエチレン基に限らず、例えばメチレン基とすることができる。
Figure 0005158382
また、1−アダマンタノール又は2−アダマンタノールに代えて5員環のヒドロキシラクトンを用いる場合、前記式(16)、式(17)又は式(18)で表される単位構造を有するポリシラン化合物が得られる。その際、副生成物として水素が発生する。例えば前記式(17)で表される単位構造を有するポリシラン化合物は、下記反応式(23)に従って得られる。
Figure 0005158382
ヒドロキシラクトンが4員環又は6員環の場合でも、上記反応式(23)と同様の反応により、4員環又は6員環のラクトンが導入された単位構造を有するポリシラン化合物を得ることができる。複数の水酸基(ヒドロキシル基)によって置換されたラクトンを用いる場合、最も反応性の高い水酸基、すなわち1級水酸基と反応することにより、例えば前記式(19)で表される単位構造を有するポリシラン化合物が得られる。
前記式(20)で表される単位構造を有するポリシラン化合物は、例えば下記反応式(24)に従って得られる。下記反応式(24)を適用すれば、前記式(20)で表される単位構造におけるラクトン環が、4員環若しくは6員環に置換された単位構造、又はアダマンタン環に置換された単位構造を有するポリシラン化合物が得られる。
Figure 0005158382
前記式(15)で表される単位構造は、前記反応式(21)ないし(24)で表される反応が進行しなかったため、未反応で残存する単位構造である。前記式(12)ないし(14)で表される単位構造は、ラクトン環又はアダマンタン環が導入されない未反応の単位構造である。
以下、本発明について実施例によって具体的に説明する。ただし、本発明は下記実施例の記載に限定されるものではない。
(合成例1)
下記式(6a)及び式(7a):
Figure 0005158382
で表される単位構造と共に、末端にシラノール基、水素原子及び塩素原子を有するポリシラン化合物(大阪ガスケミカル(株)製、商品名SI−2030、重量平均分子量2200、数平均分子量1400)を濃度10質量%で含むトルエン溶液を用意した。末端の塩素原子は、上記ポリシラン合成時の原料に由来する不純物である。このトルエン溶液20.00gに、1−アダマンタノール(東京化成工業(株)製)2.04g及び塩化ニッケル0.40gを添加し、室温で17時間攪拌した。その後、ろ過により塩化ニッケルを除き、減圧下で溶媒(トルエン)を留去した後、80℃において10時間真空乾燥を行った。収量は2.36gであった。得られたポリマーにおけるアダマンタン環の導入量は、1−アダマンタノールとの反応前の原料ポリシラン化合物100質量%に対し、15質量%である。
(合成例2)
合成例1で示したポリシラン化合物(大阪ガスケミカル(株)製、商品名SI−2030、重量平均分子量2200、数平均分子量1400)を濃度10質量%で含むトルエン溶液20.00gに、α−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトン1.37g及び塩化ニッケル0.34gを添加し、室温で17時間攪拌した。その後、ろ過により塩化ニッケルを除き、減圧下で溶媒(トルエン)を留去した後、80℃において10時間真空乾燥を行った。収量は2.48gであった。得られたポリマーにおける5員環のラクトンの導入量は、α−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンとの反応前の原料ポリシラン化合物100質量%に対し、19質量%である。
(実施例1)
合成例1で得られたポリマー0.40gにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート9.60gを加え、4.0質量%溶液とした。そして、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物である溶液を調製した。
(実施例2)
合成例2で得られたポリマー0.40gにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート9.60gを加え、4.0質量%溶液とした。そして、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物である溶液を調製した。
(比較例1)
合成例1で示したポリシラン化合物(大阪ガスケミカル(株)製、商品名SI−2030、重量平均分子量2200、数平均分子量1400)0.36gに、1−アダマンタノール(東京化成工業(株)製)0.04g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート9.60gを加え、4.0質量%溶液とした。そして、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、レジスト下層膜形成組成物である溶液を調製した。本比較例のレジスト下層膜形成組成物は、ポリマー(ポリシラン化合物)にアダマンタン環が導入されていない点が、実施例1と相違する。
(比較例2)
合成例1で示したポリシラン化合物(大阪ガスケミカル(株)製、商品名SI−2030、重量平均分子量2200、数平均分子量1400)0.36gに、α−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトン0.04g、プロピレングリコールモノメチルエーテル2.88g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート6.72gを加え、4.0質量%溶液とした。そして、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、下層膜形成組成物である溶液を調製した。本比較例のレジスト下層膜形成組成物は、ポリマー(ポリシラン化合物)にラクトン環が導入されていない点が、実施例2と相違する。
<フォトレジスト溶剤等への溶出試験>
実施例1及び実施例2で得られたレジスト下層膜形成組成物(溶液)を、スピナーにより、それぞれ、シリコンウエハー上に塗布した。各シリコンウエハーに塗布された溶液を、ホットプレート上、270℃で7分間焼成(ベーク)し、各実施例に対応するレジスト下層膜(膜厚90nm)を形成した。これらのレジスト下層膜を、フォトレジスト組成物に使用される溶剤であるプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート及びプロピレングリコールモノメチルエーテルに浸漬し、これらの溶剤に不溶であることを確認した。更に、2.38質量%TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)のような一般に使用されているアルカリ現像液に対しても不溶であった。
<光学パラメータの測定>
実施例1及び実施例2で得られたレジスト下層膜形成組成物を用い、上記と同様のレジスト下層膜形成方法により、シリコンウエハー上に各実施例に対応するレジスト下層膜(膜厚40nm)を形成した。そして、分光エリプソメーターにより、下層膜の波長193nmでの屈折率(n値)及び減衰係数(k値)を測定した。測定結果を下記表1に示す。
Figure 0005158382
<ドライエッチング速度の試験>
実施例1及び実施例2で得られたレジスト下層膜形成組成物を用い、前記と同様のレジスト下層膜形成方法により、シリコンウエハー上に各実施例に対応するレジスト下層膜(膜厚90nm)を形成した。そして、日本サイエンティフィック社製RIEシステムES401及びsamco社製PC−1000を用い、ドライエッチングガスとしてテトラフルオロメタン(CF4)及び酸素(O2)をそれぞれ使用した条件下でドライエッチング速度(単位時間当たりの膜厚の減少量(nm/秒))を測定した。測定結果を下記表2に示す。表2に記載の選択比は、フォトレジスト(富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)〔旧富士フイルムアーチ(株)〕製、商品名GARS8105G1)のドライエッチング速度を1.0としたときの、各実施例のレジスト下層膜形成組成物から形成されたレジスト下層膜のドライエッチング速度を表す。
Figure 0005158382
表2の結果は、次のことを示している。実施例1及び実施例2で得られた下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜は、エッチング時に用いられるCF4ガス条件で、レジストのドライエッチング速度に比べ1倍以上の大きなドライエッチング速度を有する。
更に、レジスト下層膜の下に形成される有機膜(SOC膜と称する)のエッチング時に用いられるO2(酸素)ガス条件で、レジストに比べ1倍より遥かに小さいドライエッチング速度を有し、良好なハードマスク特性を有する。
<シリコンウエハーへの塗布試験>
比較例1及び比較例2で得られたレジスト下層膜形成組成物を、スピナーにより、それぞれ、シリコンウエハー上に塗布しようとしたところ、比較例2では、塗布ムラが生じ、均一な膜を形成することができなかった。また比較例1では、ホットプレート上、270℃で7分間焼成(ベーク)中に1−アダマンタノールが昇華し、形成されたレジスト下層膜中に1−アダマンタノールは残存しなかった。一方、実施例1及び実施例2で得られたレジスト下層膜形成組成物の場合、上記のような問題は生じなかった。
<半導体装置の製造>
シリコンウエハー上に公知のSOC膜を形成し、実施例1又は実施例2で得られたレジスト下層膜形成組成物(溶液)を、スピナーにより塗布する。その後、270℃の温度に保持したホットプレート上で7分間焼成(ベーク)することで、SOC膜上に塗布された溶液を硬化させ、レジスト下層膜を形成する。形成されたレジスト下層膜上に、公知のポジ型又はネガ型のフォトレジスト(化学増幅型フォトレジストなど)を用い、公知のプロセスを経てレジストパターンを形成する。そして、そのレジストパターンをマスクとして、CF4を含むエッチングガスを用いてレジスト下層膜に対するドライエッチングをおこなう。エッチング後のレジスト下層膜は、レジストパターンが転写されている。このレジスト下層膜をマスクとして、酸素を含むエッチングガスを用いてSOC膜に対するエッチングをおこなう。この段階では、レジストパターンは除去され、シリコンウエハー上にレジスト下層膜及びSOC膜のパターンが形成される。
引き続き、公知のプロセスを経て、各種半導体装置を作製することができる。なお、最終的に作製される半導体装置では、SOC膜のパターンは除去されている。

Claims (12)

  1. 下記式(1)
    Figure 0005158382
    {式中、
    1及びR2は、互いに独立して、−X−Y[式中、Xは、酸素原子、炭素原子数1ないし18のアルキレン基又は−OCn2n−(式中、nは1ないし18の整数を表す。)で表される基を表し、Yは、ラクトン環又はアダマンタン環を表す。]で表される基を表すか、又は、
    1及びR2の一方は前記−X−Yで表される基を表し、他方はアリール基、メチル基、エチル基又は炭素原子数3ないし6の環状アルキル基を表す。}で表される単位構造を有するポリシラン化合物、及び有機溶媒を含むリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  2. 前記式(1)で表される単位構造が、下記式(1a)
    Figure 0005158382
    (式中、R1はアリール基、メチル基、エチル基又は炭素原子数3ないし6の環状アルキル基を表し、X及びYは、請求項1で定義した通りである。)で表されるところの、請求項1に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  3. 前記ポリシラン化合物が、下記式(2)及び/又は式(3)
    Figure 0005158382
    (式中、R3はアリール基、メチル基、エチル基又は炭素原子数3ないし6の環状アルキル基を表し、R1は請求項2で定義した通りである。)で表される単位構造を更に有するところの、請求項2に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  4. 前記ポリシラン化合物が、下記式(4)
    Figure 0005158382
    で表される単位構造を更に有するところの、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  5. 前記ポリシラン化合物が、末端に水素原子を有するところの、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  6. 前記ポリシラン化合物が、末端にシラノール基を有するところの、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  7. 前記ポリシラン化合物が、下記式(5)
    Figure 0005158382
    (式中、R1は請求項2で定義した通りである。)で表される単位構造を有するポリシラン化合物と、式Y−OH、式Y−Cn2nOH又は式Y−CH=CH2(式中、Yはラクトン環又はアダマンタン環を表し、nは1ないし18の整数を表す。)で表される化合物とを反応させることにより得られるポリマーであるところの、請求項2に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  8. 前記ポリシラン化合物が、下記式(6)及び式(7)
    Figure 0005158382
    (式中、R1及びR3は、請求項3で定義した通りである。)で表される単位構造を有するポリシラン化合物と、式Y−OH、式Y−Cn2nOH又は式Y−CH=CH2(式中、Yはラクトン環又はアダマンタン環を表し、nは1ないし18の整数を表す。)で表される化合物とを反応させることにより得られるポリマーであるところの、請求項3に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  9. 前記アリール基が、フェニル基、ナフチル基、又はアントラセニル基であるところの、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  10. 前記ラクトン環が、4員環、5員環、又は6員環であるところの、請求項1ないし9のいずれか一項に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  11. 第4級アンモニウム塩又は第4級ホスホニウム塩を更に含む、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物。
  12. 半導体基板上に有機膜を形成する工程、
    前記有機膜上に請求項1ないし11のいずれか一項に記載のレジスト下層膜形成組成物を塗布し硬化させることによりレジスト下層膜を形成する工程、
    前記レジスト下層膜上にレジストパターンを形成する工程、
    前記レジストパターンをマスクとしてハロゲン系ガスを用いて前記レジスト下層膜をエッチングする工程、及び、
    エッチング後の前記レジスト下層膜をマスクとして酸素を含むガスを用いて前記有機膜をエッチングする工程、
    を含む半導体装置の製造方法。
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