JP5158189B2 - メール受信装置 - Google Patents

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    • H04L51/56Unified messaging, e.g. interactions between e-mail, instant messaging or converged IP messaging [CPM]

Description

【技術分野】
【0001】
発明は、メール受信装置に関し、特に情報伝達の確実性及び利便性を向上させるメール受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子メールシステムにおいては、メール受信装置が、受信したメールを送信日時や受信日時に従って並び替え、受信者に対して表示する。そして、一般的に、受信者は、表示された順にメールを開封して参照する。このため、メールの受信数が多い場合等には、表示順序の関係で、受信者に開封されること無く放置されたり、受信者の都合で後回しにされたりするメールが発生する場合がある。このような場合には、送信者が或る期限までにメールによって通知したい情報が、この期限までに通知できなくなる可能性がある。このため、メールの持つ情報の有効性が損なわれる虞がある。また、受信者は、メールを開封したとしても、メール全体を開封して参照しなければ、送信者がいつまでにメールを開封し参照することを期待しているのか知ることができない。このため、受信者は送信者の期待するメールの開封期限を知るために、メール全体を開封して参照する必要があり、負担が大きい。
【0003】
この問題に対処する電子メールシステムが、特開平7−162452号公報及び特開平7−183912号公報に開示されている。
【0004】
特開平7−162452号公報に開示されている電子メールシステムは、メールに開封期限を付加して送信するメール送信装置と、メール送信装置からメールを受信するメール受信装置とを備えている。メール受信装置は、メール送信装置から受信したメールに付加された開封期限を参照し、未開封のメールについて開封期限の過ぎたもの、開封期限の迫っているものの順で並び替えて表示する。また、開封期限の過ぎたメール、開封期限の迫っているメールを判別するためのアラームを表示する。
【0005】
これにより、受信者は、受信したメールを、その優先順位を考慮しながら開封し参照することが可能となる。
【0006】
また、特開平7−183912号公報に開示されている電子メールシステムは、メールに開封期限と共に受信者に対する返信要否を付加して送信するメール送信装置と、メール送信装置からメールを受信するメール受信装置とを備えている。メール受信装置は、メール送信装置から受信したメールに付加された開封期限及び返信要否を参照する。そして、開封期限の過ぎた未開封のメール、或いは返信が必要であるにも関わらず開封期限の過ぎたメールを検出し、その旨を送信者(メール送信装置)に通知する。
【0007】
これにより、送信者は、受信者がメールを開封せずに放置していること、或いは返信すべきメールに対して返信せず放置していることを知ることが可能となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特開平7−162452号公報及び特開平7−183912号公報に開示の電子メールシステムには、受信メールの期限管理が不十分であるという課題があった。
【0008】
すなわち、特開平7−162452号公報で開示の技術では、送信者はメールの開封期限のみしか設定できない。このため、例え添付ファイルに重要な情報が含まれている場合でも、受信者はメールを開封した時に添付ファイルに気付かず、見落としてしまう危険性がある。特に、携帯電話同士間で送受信される写真や音声等の添付ファイルは、サーバ上に一時保存されるため、受信者がアクセスし忘れることによって削除されてしまう虞があるので、注意が必要である。
【0009】
また、特開平7−183912号公報に開示の技術では、送信者がメールの返信要否を設定できるが、返信期限を設定できない。このため、受信者が、メールを開封後にその内容の検討や必要情報のサーチ等に時間を要する場合(すなわち、開封期限から時間が経過してしまった場合)、返信すべきメールに対して返信せず放置してしまう危険性がある。
【0010】
本発明の目的は、受信メールに添付された添付ファイルを見落としたり、返信すべきメールに対して返信せず放置してしまうことを防止するメール受信装置を提供することである
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第一のメール受信装置は、
添付ファイルとその参照期限と、前記添付ファイルの参照有無が判断される対象者を示す対象者情報とが付加されたメールを受信するメール受信部と、
前記受信したメールにおいて宛先に対応する情報が前記対象者情報に含まれている場合には、その受信したメールの前記添付ファイルが参照されたか否かを監視する監視部と、
前記宛先に対応する情報が前記対象者情報に含まれている前記メールに添付され、かつ、未参照である前記添付ファイルの内で、前記参照期限が迫っている添付ファイルが有る場合には、前記参照期限の近い添付ファイルを添付している前記メールが有ることを警告する警告部と、
を備える。
【0012】
本発明の第二のメール受信装置は、
返信期限と、返信したか否かが判断される対象者を示す対象者情報とが付加されたメールを受信するメール受信部と、
前記受信したメールにおいて宛先に対応する情報が前記対象者情報に含まれている場合には、その受信したメールに対する返信が行われたか否かを監視する監視部と、
前記宛先に対応する情報が前記対象者情報に含まれ、かつ、未返信である前記メールの内で、前記返信期限が迫っている前記メールが有る場合には、前記返信期限の近い前記メールが有ることを警告する警告部と、
を備える。
【発明の効果】
【0017】
本発明の第一のメール受信装置によれば、メール受信部により、添付ファイルとその参照期限とが付加されたメールを受信し、監視部により、添付ファイルがユーザにより参照されたか否かを監視し、警告部により、未参照の添付ファイルの内で、その参照期限が迫っているものをユーザに警告するようにしている。 このため、受信メールに添付された添付ファイルを見落とすおそれがない。また、受信メールに係る期限をより確実に管理することが可能となる。
【0018】
本発明の第二のメール受信装置によれば、メール受信部により、返信期限が付加されたメールを受信し、監視部により、メールに対してユーザによる返信が行われたか否かを監視し、警告部により、未返信のメールの内で、その返信期限が迫っているものをユーザに警告するようにしている。 このため、返信すべきメールに対して返信せず放置してしまうおそれがない。また、受信メールに係る期限をより確実に管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1は、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態を示す図である。
【0022】
図2は、図1に示すメール受信装置を適用した電子メールシステムの構成例を示すブロック図である。
【0023】
図3は、電子メールシステムにおいて送受信されるメールの構成例を示す図である。
【0024】
図4Aは、本発明のメール受信装置の警告部の第一の構成例を示すブロック図である。
【0025】
図4Bは、本発明のメール受信装置の警告部の第二の構成例を示すブロック図である。
【0026】
図4Cは、本発明のメール受信装置の警告部の第三の構成例を示すブロック図である。
【0027】
図5は、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態を適用した電子メールシステムに用いるメール送信装置におけるメール送信動作例を示すフローチャート図である。
【0028】
図6は、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態におけるメール受信動作例を示すフローチャート図である。
【0029】
図7は、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態におけるアラーム実行動作例を示すフローチャート図である。
【0030】
図8は、監視部及び警告部をネットワークサーバ内に設けたときのメール受信装置とネットワークサーバとの関係の一例を示すブロック図である。
【0031】
図9は、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態を示す図である。
【0032】
図10は、図9に示すメール受信装置を適用した電子メールシステムの構成例を示すブロック図である。
【0033】
図11は、電子メールシステムにおいて送受信されるメールの構成例を示す図である。
【0034】
図12は、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態を適用した電子メールシステムに用いるメール送信装置におけるメール送信動作例を示すフローチャート図である。
【0035】
図13は、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態におけるメール受信動作例を示すフローチャート図である。
【0036】
図14は、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態におけるアラーム実行動作例を示すフローチャート図である。
【0037】
図15は、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態を示す図である。
【0038】
図16は、図15に示すメール受信装置を適用した電子メールシステムの構成例を示すブロック図である。
【0039】
図17は、電子メールシステムにおいて送受信されるメールの構成例を示す図である。
【0040】
図18は、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態を適用した電子メールシステムに用いるメール送信装置におけるメール送信動作例を示すフローチャート図である。
【0041】
図19は、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態におけるメール受信動作例を示すフローチャート図である。
【0042】
図20は、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態におけるアラーム実行動作例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0043】
1, 1a, 1b 電子メールシステム
10, 10a, 10b メール送信装置
20, 20a, 20b メール受信装置
30, 30a, 30b メール
31, 31a, 31b メールヘッダ
32 メール本文
33 添付ファイル
40 ネットワークサーバ
110 入力部
120, 120a, 120b メール作成部
121 メールヘッダ作成部
122 メール本文作成部
123 添付ファイル参照期限作成部
124 添付ファイル参照期限対象者作成部
125 メール封入部
126 メール返信期限作成部
127 メール返信期限対象者作成部
128 メール開封期限作成部
129 メール開封対象者作成部
130 メール送信部
210 メール受信部
220 メール蓄積部
230, 230a,230b 期限対象者判定部
240 期限蓄積部
250, 250a, 250b 監視部
260, 260a, 260b 警告部
261 期限判定部
262 アラーム実行部
263 ディスプレイ
264 スピーカ
265 アラーム解除部
266 優先表示部
267 優先表示解除部
268 メーラ
269 メーラ起動部
270 メーラ起動解除部
311 送信日時
312 表題
313 送信者
314 宛先
315 添付ファイル参照期限
316 添付ファイル参照期限対象者
317 メール返信期限
318 メール返信期限対象者
319 メール開封期限
320 メール開封期限対象者
410 保管部
【発明を実施するための最良の形態】
【0044】
以下、本発明のメール受信装置の第一から第三の実施の形態について、図1から図20を参照して説明する。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
[第一の実施の形態]
最初に、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態について説明する。
【0045】
図1は、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態を示す図である。
【0046】
図1に示す第一の実施の形態のメール受信装置20は、メール受信部210と、監視部250と、警告部260とにより構成する。
メール受信部210は、添付ファイル33とその参照期限315とが付加されたメール30を受信する。
監視部250は、添付ファイル33が受信者(ユーザ)により参照されたか否かを監視する。警告部260は、未参照の添付ファイルの内で、その参照期限が迫っている添付ファイルを受信者に警告する。
【0047】
上記制御は、メール受信装置20に含まれる図示しないCPU等のコンピュータによりプログラムに基づいて実行されても良い。
【0048】
このように、第一の実施の形態のメール受信装置によれば、監視部により、受信したメールの添付ファイルがユーザにより参照されたか否かを監視し、警告部により、参照期限が迫っている添付ファイルをユーザに警告するようにしている。 このため、受信メールに添付された添付ファイルを見落とすおそれがない。また、添付ファイルの有効性が損なわれるのを未然に防止できる。更に、受信メールに係る期限をより確実に管理することが可能となる。
【0049】
以下、図1に示す第一の実施の形態のメール受信装置20のより詳細な構成及び動作の一例を、このメール受信装置20を図2に示す電子メールシステム1に適用した場合を例に取って説明する。
【0050】
図2は、第一の実施の形態のメール受信装置を適用した電子メールシステムの構成例を示したブロック図である。
【0051】
図2に示す電子メールシステム1は、メール送信装置10と、メール受信装置20とを備えて構成されている。メール送信装置10はメールの送信に係る処理を行い、メール受信装置20はメールの受信に係る処理を行うものである。なお、図示されないが、メール送信装置10及びメール受信装置20は、インターネットやイントラネット等のネットワークを介してメールの送受信を行う。
【0052】
図3は、電子メールシステム1において送受信されるメールの構成例を示している。メール30は、図示の如くメールヘッダ31と、テキストから成るメール本文32と、添付ファイル33(添付ファイル33_1及び添付ファイル33_2)とから構成されている。 メールヘッダ31には、メール30の送信日時311、表題312、送信者313、宛先314、添付ファイル33_1及び33_2の参照期限315_1及び315_2、及びこれら添付ファイル参照期限315_1及び315_2の対象者316_1及び316_2が設けられている。
【0053】
添付ファイルの参照期限315_1及び315_2は、添付ファイル参照期限と呼称し、符号315で総称することがある。また、 添付ファイルの参照期限対象者316_1及び316_2は、添付ファイル参照期限対象者と呼称し、符号316で総称することがある。
【0054】
図2に戻って、メール送信装置10は、入力部110と、メール作成部120と、メール送信部130とを備えている。入力部110は送信者からのメール情報を入力する。メール作成部120は、入力部110から受けたメール情報に従って図3に示したメール30を作成する。メール送信部130は、メール作成部120により作成されたメール30をネットワークを介して送出する。 メール作成部120は、メールヘッダ作成部121と、メール本文作成部122と、添付ファイル参照期限作成部123と、添付ファイル参照期限対象者作成部124と、メール封入部125とを備えている。 メールヘッダ作成部121は、メールヘッダ31中の添付ファイル参照期限315及びその対象者316以外の情報を作成すると共に、メールヘッダ31添付ファイル33を挿入する。メール本文作成部122はメール本文32を作成する。添付ファイル参照期限作成部123は添付ファイル参照期限315を作成する。添付ファイル参照期限対象者作成部124は添付ファイル参照期限対象者316を作成する。メール封入部125は添付ファイル33を挿入したメールヘッダ31とメール本文32とをメール30として封入する。
【0055】
これに対応して、メール受信装置20は、メール受信部210と、メール蓄積部220と、期限対象者判定部230と、期限蓄積部240と、監視部250と、警告部260とを備えている。 メール受信部210はネットワークを介してメール30を受信する。 メール蓄積部220は、メール受信部210で受信されたメール30(メールヘッダ31、メール本文32、及び添付ファイル33)を蓄積する。 期限対象者判定部230は添付ファイル参照期限対象者判定部231を有し、この添付ファイル参照期限対象者判定部231により、メールヘッダ31中の添付ファイル参照期限対象者316に基づき、受信者が添付ファイル参照期限315の対象者であるか否かを判定する。 期限蓄積部240は、期限対象者判定部230により受信者が対象者であると判定された添付ファイル参照期限315を蓄積する。 監視部250は、受信者により添付ファイル33が参照されたか否かを監視する。 警告部260は、監視部250の監視結果と添付ファイル参照期限315とに基づき受信者に警告を行う。
【0056】
図4Aから図4Cは、本発明のメール受信装置の警告部の第一の構成例から第三の構成例をそれぞれ示したブロック図である。
【0057】
また、警告部260は、図4Aに示す如く、期限判定部261と、アラーム実行部262と、ディスプレイ263と、スピーカ264と、アラーム解除部265とを備えている。 期限判定部261は、監視部250で未参照と判断された添付ファイルの参照期限を判定する。 アラーム実行部262は、期限判定部261の判定結果に応じてアラームを実行(通知)する。 ディスプレイ263とスピーカ264は、アラーム実行部262がアラーム実行手段として用いる。 アラーム解除部265は、受信者の要求に応じてアラームの実行を解除する。
【0058】
ここで、アラーム実行手段であるディスプレイ263及びスピーカ264はそれぞれ画像、光、及び音により受信者の視覚及び聴覚に訴えてアラームを通知する。しかし、アラーム実行手段は、視覚や聴覚に限らず振動やにおい等五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)に訴えてアラームを通知する手段であれば良い。
【0059】
また、警告部260は、図4Bに示す如く、期限判定部261と、添付ファイル参照期限が間近なメールから優先的にディスプレイ263上に表示する優先表示部266と、この優先表示部266による優先表示を解除する優先表示解除部267とで構成しても良い。 或いは、警告部260は、図4Cに示す如く、期限判定部261と、アラームを実行させるためにメーラ268を自動起動するメーラ起動部269と、このメーラ起動部269によるメーラ268の自動起動を解除するメーラ起動解除部270とで構成しても良い。 なお、図4A〜図4Cの各ブロックを組み合わせて警告部260を構成しても良い。
[動作例]
次に本発明のメール受信装置20の第一の実施の形態の動作の一例を説明する。 ここでは、まず、図2に示したメール送信装置10におけるメール送信動作例を、図5を参照して説明する。次に、メール受信装置20におけるメール受信動作例及びアラーム実行動作例を、図6及び図7をそれぞれ参照して説明する。
【0060】
図5は、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態を適用した電子メールシステムに用いるメール送信装置におけるメール送信動作例を示したフローチャート図である。
【0061】
図6は、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態におけるメール受信動作例を示したフローチャート図である。
【0062】
図7は、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態におけるアラーム実行動作例を示したフローチャート図である。
【0063】
まず、図2に示すメール送信装置10におけるメール送信動作例を説明する。
【0064】
図5のステップS1では、送信者からのメール情報が入力部110により入力される。すると、メール作成部120内のメールヘッダ作成部121が、メール情報中の図3に示したメールヘッダ情報(送信日時311、表題312、送信者313、宛先314)を設定したメールヘッダ31を作成すると共に、入力されたメール情報に添付ファイル情報がある場合にはメールヘッダ31に添付ファイル情報を挿入する(不図示)。これと並行して、メール作成部120内のメール本文作成部122が、入力部110に入力されたメール情報中のメール本文情報に基づきメール本文32を作成する。
【0065】
図5のステップS2では、メール送信装置のメールヘッダ作成部121は、メールヘッダ31に添付ファイル情報が挿入されているか否かを調べ、添付ファイル情報が挿入されていると判定されたときには、ステップS3へ続ける。添付ファイル情報が挿入されていないと判定されたときには、ステップS6へと続ける。
【0066】
図5のステップS3では、メール送信装置は、送信者が添付ファイル参照期限315の設定を要求するか否かを調べる。 これは、例えば図示しない表示部に添付ファイル参照期限315(図3)の設定を要求するか否かを質問する表示をし、入力部110からその回答を得ることにより成される。 そして、調べた結果が添付ファイル参照期限315の設定を要求することを示すときには、ステップS4へ続ける。調べた結果が添付ファイル参照期限315の設定を要求することを示さないときには、ステップS6へと続ける。
【0067】
図5のステップS4では、添付ファイル参照期限作成部123は、送信者が入力部110から入力した添付ファイルの参照期限を示す“年月日時分(秒)”を受けこれを添付ファイル参照期限315とする。
【0068】
図5のステップS5では、添付ファイル参照期限対象者作成部124は、添付ファイルを複数人に送信する場合、入力部110から入力された送信区分(All/To/CC/BCC)又はアドレスを添付ファイル参照期限対象者316とする。すなわち、送信区分の“To”が添付ファイル参照期限対象者316として指定されたときには、“To”の部分のすべてのアドレスが添付ファイル参照期限対象者316となる。そして、ステップS6へと続ける。
【0069】
図3の例では、添付ファイル33_1の参照期限315_1として“2010/01/01 17:30”、及び添付ファイル33_1の参照期限対象者316_1として“送信区分Toのみ”がそれぞれ設定されている。これは、添付ファイル33_1の参照期限対象者316_1の“To”に対応するアドレス(suzuki@NEC、及びsaito@NEC)が参照期限対象者のアドレスを示している。また、添付ファイル33_2の参照期限315_2、及び添付ファイル33_2の参照期限対象者316_2として共に“無し”が設定されている。
【0070】
図5のステップS6では、メール封入部125が、上記の各ステップで作成された各情報を封入してメール30を作成する。 尚、図5のステップS1で添付ファイル情報をメールヘッダ31に挿入した場合には、メール封入部125は、メールヘッダ31に挿入された添付ファイル情報に対応する添付ファイルを封入してメール30を作成する。
【0071】
図5のステップS7では、メール送信部130は、メール封入部125が作成したメール30をネットワークを介して送出する。
【0072】
次に、メール受信装置20におけるメール受信動作例を、図2及び図6を参照して説明する。
【0073】
図6のステップT1では、まず、メール受信装置20内のメール受信部210が、メール送信装置10から送信されたメール30を受信する。
【0074】
図6のステップT2では、メール受信部210が受信したメール30内の、メールヘッダ31、メール本文32、及び添付ファイル33をそれぞれ関連づけてメール蓄積部220に格納する。
【0075】
図6のステップT3では、添付ファイル参照期限対象者判定部231が、受信したメール30のメールヘッダ31中に添付ファイル参照期限315が設定されているか否かを調べる。そして、調べた結果が添付ファイル参照期限315が設定されていることを示すときには、ステップT4へ続ける。調べた結果が添付ファイル参照期限315が設定されていることを示さないときには、本処理を終了する。
【0076】
図6のステップT4では、添付ファイル参照期限対象者判定部231が、メールヘッダ31中の添付ファイル参照期限対象者316を参照し、受信者が添付ファイル参照期限315の対象者であるか否かを調べる。すなわち、受信者のアドレスが、添付ファイル参照期限対象者で示す送信区分に対応するアドレスの中にあるか否かを調べる。調べた結果が受信者が添付ファイル参照期限315の対象者であることを示すときには、ステップT5へ続ける。調べた結果が受信者が添付ファイル参照期限315の対象者であることを示さないときには、本処理を終了する。
【0077】
図6のステップT5では、添付ファイル参照期限対象者判定部231は、メールヘッダ31中の添付ファイル参照期限315を期限蓄積部240に格納する。
【0078】
そして、図6のステップT6で、監視部250が、自身の内部に格納してある添付ファイル参照フラグFLG1を“ON(未参照)”に設定し本処理を終了する。
【0079】
ここで、監視部250は、“ON(未参照)”に設定された添付ファイル参照フラグFLG1に対応する添付ファイル33が受信者により参照された場合、或いは削除された場合に添付ファイル参照フラグFLG1を“OFF(参照済み)”に設定するものとする。
【0080】
次に、メール受信装置20におけるアラーム実行動作例を、図2及び図7を参照して説明する。
【0081】
図7のステップU1では、まず警告部260が、監視部250に格納された添付ファイル参照フラグFLG1を参照し、このフラグFLG1がOFFか否か、すなわち、添付ファイル33が受信者により参照されたか否かを判定する。判定した結果が、添付ファイル参照フラグFLG1がOFFであることを示すときには、すなわち、添付ファイル33が参照済みのときには、警告部260は、何ら処理を実行しないで、本処理を終了する。 判定した結果が、添付ファイル参照フラグFLG1がONであることを示すときには、ステップU2へ続ける。
【0082】
図7のステップU2では、警告部260は、期限蓄積部240に格納されている添付ファイル参照期限315を参照し、添付ファイル33の参照期限が間近に迫っているか否かを判定する。
【0083】
判定した結果が、添付ファイル33の参照期限が間近に迫っていることを示すときには、ステップU3へ続ける。 判定した結果が、添付ファイル33の参照期限が間近に迫っていることを示さないときには、すなわち、参照期限に余裕があるときには、警告部260は、本処理を終了する。
【0084】
図7のステップU3では、警告部260は、図4A〜図4Cに示したいずれかの手段を用いてアラームを実行し、受信者に添付ファイル33の参照期限が間近なことを知らせる。そして、ステップU4へ続ける。
【0085】
図7のステップU4では、監視部250は、添付ファイル33が受信者により参照されたか否かを調べる。調べた結果が受信者が参照したことを示すときには、ステップU7へ続ける。調べた結果が受信者が参照したことを示さないときには、ステップU5へ続ける。 添付ファイル33が受信者により参照されたか否かは、次のように調べる。すなわち、受信者による添付ファイルの参照は、メール受信装置が、受信者の入力手段(図示しない)への操作による入力手段からの指示にしたがい、メール蓄積部の添付ファイルを表示手段(図示しない)に表示させることにより行う。監視部250は、メール受信装置がメール蓄積部の添付ファイルを表示手段に表示させるためにこの添付ファイルをアクセスしたことを監視し、添付ファイルの参照の有無を調べる。
【0086】
図7のステップU5では、監視部250は、受信者の入力手段への操作による入力手段からのアラーム解除要求を監視し、アラーム解除要求の有無を調べる。調べた結果がアラーム解除要求を受けたことを示すときには、ステップU7へ続ける。調べた結果がアラーム解除要求を受けたことを示さないときには、ステップU6へ続ける。
【0087】
図7のステップU6では、監視部250は、受信者の入力手段への操作による入力手段からの添付ファイルの削除要求を監視し、添付ファイルの削除要求の有無を調べる。調べた結果が添付ファイルの削除要求を受けたことを示すときには、メール蓄積部から添付ファイルを削除すると共に、この添付ファイルに対応する期限蓄積部内の添付ファイル参照期限を削除する。そして、ステップU7へ続ける。調べた結果が添付ファイルの削除要求を受けたことを示さないときには、ステップU2へ戻る。
【0088】
図7のステップU7では、監視部250は、添付ファイル参照フラグFLG1を“OFF(参照済み)”に設定する。
【0089】
図7のステップU8では、警告部260は、ステップU3で実行したアラームを解除し、本処理を終了する。
【0090】
このように、受信者が添付ファイル33の参照、添付ファイル33の削除、及びアラーム解除要求のいずれも行わない場合には、警告部260は、上記のステップU2及びステップU3を繰り返し実行し、定期的に受信者に添付ファイルの参照期限が迫っていることを通知し続ける。
【0091】
このように、本発明のメール受信装置の第一の実施の形態においては、添付ファイルの参照期限が迫っているメールを受信者に確実に警告できるため、添付ファイルの有効性が損なわれるのを未然に防止できる。また、受けたメールで添付ファイル参照期限対象者として指定されたときのみ、添付ファイルの参照期限が迫っている場合に警告をうけることになる。このため、添付ファイル参照期限対象者として指定されていないときには、添付ファイルの参照期限に関する警告をうけることがない。このため、添付ファイル参照期限対象者として指定されなかった受信者は、添付ファイルの参照期限に関する警告をうけこれに対応する、といった労力を軽減することができる。
【0092】
また、図2に示したメール受信装置20内の監視部250及び警告部260は、図8に示す如く、メール受信装置20とインターネットやイントラネット等のネットワークを介して接続されたネットワークサーバ40に設けることができる。
【0093】
ここで、図8は、監視部及び警告部をネットワークサーバ内に設けたときのメール受信装置とネットワークサーバとの関係の一例を示すブロック図である。
【0094】
この場合、メール受信装置20は、受信したメール30に付加された添付ファイル33及びその参照期限315をネットワークサーバ40内の保管部410にアップロードし、必要に応じてネットワークサーバ40にアクセスして添付ファイル33を取得(参照)する。
【0095】
監視部250は、メール受信装置20による添付ファイル33へのアクセスを監視し、監視部250をメール受信装置20内に設けた場合と同様にして添付ファイル参照フラグFLG1を更新する。また、警告部260は、図7に示した動作と同様、フラグFLG1と保管部410に格納されている添付ファイル参照期限315とに基づきアラーム実行の要否を判断する。アラームの実行が必要である場合、警告部260は、図7に示した動作とは異なり、メール受信装置20に対してアラームの実行を指示する警告指示を与え、メール受信装置20に所望のアラームを実行させる。
[第二の実施の形態]
次に、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態について説明する。
【0096】
図9は、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態を示す図である。
【0097】
図9に示す第二の実施の形態のメール受信装置20aは、メール受信部210と、監視部250aと、警告部260aとにより構成する。
【0098】
メール受信部210は、メール返信期限317が付加されたメール30aを受信する。監視部250aは、メール30aに対して受信者による返信が行われたか否かを監視する。警告部260aは、未返信のメールのうちで、その返信期限が迫っているものを受信者に警告する。
【0099】
上記制御は、メール受信装置20aに含まれる図示しないCPU等のコンピュータによりプログラムに基づいて実行されても良い。
【0100】
このように、第二の実施の形態のメール受信装置によれば、監視部により、受信したメールに対してユーザによる返信が行われたか否かを監視し、警告部により、返信期限が迫っているメールに対してユーザに警告するようにしている。 このため、返信すべきメールに対して返信せず放置してしまうおそれがない。また、メールの有効性が損なわれるのを未然に防止できる。更に、受信メールに係る期限をより確実に管理することが可能となる。
【0101】
以下、図9に示すメール受信装置20aのより詳細な構成及び動作の一例を、このメール受信装置20aを図10に示す電子メールシステム1aに適用した場合を例に取って説明する。
【0102】
図10に示す電子メールシステム1aは、メール送信装置10aと、メール受信装置20aとを備えて構成されている。
【0103】
メール送信装置10aは、図2に示したメール送信装置のうちの、添付ファイル参照期限作成部123と添付ファイル参照期限対象者作成部124とを、メール返信期限作成部126とメール返信期限対象者作成部127とに代えたものである。メール受信装置20aは、図2に示したメール受信装置のうちの、添付ファイル対象者判定部231をメール返信期限対象者判定部232に代えたものである。
【0104】
図11は、電子メールシステム1aにおいて送受信されるメールの構成例を示している。メール30aは、図示の如くメールヘッダ31aと、テキストから成るメール本文32とから構成されている。 メールヘッダ31aには、メール30aの送信日時311、表題312、送信者313、宛先314、メール返信期限317、及びメール返信期限対象者情報(以下、メール返信期限対象者と呼称する)318が設けられている。
【0105】
ここで、図10に示すメール送信装置10aのメール返信期限作成部126及びメール返信期限対象者作成部127は、図11に示すメール返信期限317及びメール返信期限対象者318をそれぞれ作成するものである。また、図10に示すメール受信装置20aのメール返信期限対象者判定部232は、メール返信期限対象者318に基づき受信者がメール返信期限317の対象者であると判定した場合に、メール返信期限317を期限蓄積部240に蓄積するものである。
【0106】
また、図10に示すメール受信装置20aの監視部250aは、図2に示した監視部250と異なり、受信者によりメールの返信が行われたか否かを監視する。警告部260aは、この監視部250aの監視結果とメール返信期限317とに基づき受信者に警告を行う。
[動作例]
次に本発明のメール受信装置の第二の実施の形態の動作の一例を説明する。ここでは、まず、図10に示したメール送信装置10aにおけるメール送信動作例を、図12を参照して説明する。次に、メール受信装置20aにおけるメール受信動作例及びアラーム実行動作例を、図13及び図14をそれぞれ参照して説明する。
【0107】
図12は、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態を適用した電子メールシステムに用いるメール送信装置におけるメール送信動作例を示したフローチャート図である。
【0108】
図13は、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態におけるメール受信動作例を示したフローチャート図である。
【0109】
図14は、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態におけるアラーム実行動作例を示したフローチャート図である。
【0110】
まず、図10に示すメール送信装置10aにおけるメール送信動作例を説明する。
【0111】
図12のステップS10では、送信者からのメール情報が入力部110により入力される。すると、メール作成部120a内のメールヘッダ作成部121が、メール情報中の図11に示すメールヘッダ情報(送信日時311、表題312、送信者313、宛先314)を設定したメールヘッダ31aを作成する。これと並行して、メール本文作成部122が、入力部110に入力されたメール情報中のメール本文情報に基づきメール本文32を作成する。
【0112】
図12のステップS11では、メール送信装置は、送信者がメール返信期限317の設定を要求するか否かを調べる。 これは、例えば図示しない表示部にメール返信期限317の設定を要求するか否かを質問する表示をし、入力部からその回答を得ることにより成される。 そして、調べた結果がメール返信期限317の設定を要求することを示すときには、ステップS12へ続ける。調べた結果がメール返信期限317の設定を要求することを示さないときには、ステップS14へと続ける。
【0113】
図12のステップS12では、メール返信期限作成部126は、入力部110から入力された“年月日時分(秒)”をメール返信期限317とする。
【0114】
図12のステップS13では、メール返信期限対象者作成部127は、宛先314を調べ、複数人分の宛先がある場合(メール30aを複数人に送信する場合)には、入力部110から入力された送信区分(All/To/CC/BCC)又はアドレスをメール返信期限対象者318とする(ステップS13)。すなわち、送信区分の“To”がメール返信期限対象者318として指定されたときには、“To”の部分のすべてのアドレスがメール返信期限対象者318となる。 また、アドレスがメール返信期限対象者318として指定されたときには、このアドレスがメール返信期限対象者318となる。
【0115】
図11の例では、メール返信期限317及びメール返信期限対象者318として、“2010/01/30 18:00”及び“suzuki@NEC”がそれぞれ設定されている。
【0116】
図12のステップS14では、メール封入部125が、上記の各ステップで作成された各情報を封入してメール30aを作成する。
【0117】
図12のステップS15では、メール送信部130は、メール封入部125が作成したメール30aをネットワークを介して送出する。
【0118】
次に、メール受信装置20aにおけるメール受信動作例を、図10及び図13を参照して説明する。
【0119】
図13のステップT10では、まず、メール受信装置20a内のメール受信部210が、メール送信装置10aから送信されたメール30aを受信する。
【0120】
図13のステップT11では、メール受信部210が受信したメール30a内の、メールヘッダ31a、及びメール本文32をそれぞれ関連づけてメール蓄積部220に格納する。
【0121】
図13のステップT12では、メール返信期限対象者判定部232が、受信したメール30aのメールヘッダ31a中にメール返信期限317が設定されているか否かを調べる。そして、調べた結果がメール返信期限317が設定されていることを示すときには、ステップT13へ続ける。調べた結果がメール返信期限317が設定されていることを示さないときには、本処理を終了する。
【0122】
図13のステップT13では、メール返信期限対象者判定部232が、メールヘッダ31a中のメール返信期限対象者318を参照し、受信者がメール返信期限317の対象者であるか否かを調べる。すなわち、受信者のアドレスが、メール返信期限対象者318で示すアドレスか否かを調べる。調べた結果が受信者がメール返信期限対象者318であることを示すときには、ステップT14へ続ける。調べた結果が受信者がメール返信期限対象者318であることを示さないときには、本処理を終了する。
【0123】
図13のステップT14では、メール返信期限対象者判定部232は、メールヘッダ31a中のメール返信期限317を期限蓄積部240に格納する。
【0124】
図13のステップT15では、監視部250aは、自身の内部に格納してあるメール返信フラグFLG2を“ON(未返信)”に設定し本処理を終了する。 ここで、監視部250aは、“ON(未返信)”に設定されたメール返信フラグFLG2に対応するメール30aに対する返信が受信者により行われた場合、或いはメール30aが削除された場合にフラグFLG2を“OFF(返信済み)”に設定するものとする。
【0125】
次に、メール受信装置20aにおけるアラーム実行動作例を、図10及び図14を参照して説明する。
【0126】
図14のステップU10では、まず警告部260aが、監視部250aに格納されたメール返信フラグFLG2を参照し、このフラグFLG2がOFFか否か、すなわち、メール返信フラグFLG2に対応するメール30aが受信者により返信されたか否かを判定する。判定した結果が、メール返信フラグFLG2がOFFであることを示すときには、すなわち、メール30aが返信されたときには、警告部260aは、何ら処理を実行しないで、本処理を終了する。 判定した結果が、メール返信フラグFLG2がONであることを示すときには、ステップU11へ続ける。
【0127】
図14のステップU11では、警告部260aは、期限蓄積部240に格納されているメール返信期限317を参照し、メール30aに対する返信期限が間近に迫っているか否かを判定する。
【0128】
判定した結果が、メール30aに対する返信期限が間近に迫っていることを示すときには、ステップU13へ続ける。 判定した結果が、メール30aに対する返信期限が間近に迫っていることを示さないときには、すなわち、返信期限に余裕があるときには、警告部260aは、本処理を終了する。
【0129】
図14のステップU12では、警告部260aは、図2に示した警告部260が図7のステップU3で行った処理と同様にしてアラームを実行し、受信者にメール30aに対する返信期限が間近なことを知らせる。そして、ステップU13へ続ける。
【0130】
図14のステップU13では、監視部250aは、受信者によるメール30aに対する返信が行われたか否かを調べる。調べた結果が受信者が返信したことを示すときには、ステップU16へ続ける。調べた結果が受信者が返信したことを示さないときには、ステップU14へ続ける。 受信者によるメール30aに対する返信が行われたか否かは、次のように調べる。すなわち、受信者によるメール30aに対する返信の調査は、メール受信装置20aが、受信者の入力手段(図示しない)への操作による入力手段からの指示にしたがい、メール30aに対する返信処理を行ったか否かを調べることにより行う。監視部250aは、メール受信装置20aがメール30aに対する返信処理の実行の有無を調べる。
【0131】
図14のステップU14では、監視部250aは、受信者の入力手段への操作による入力手段からのアラーム解除要求を監視し、アラーム解除要求の有無を調べる。調べた結果がアラーム解除要求を受けたことを示すときには、ステップU16へ続ける。調べた結果がアラーム解除要求を受けたことを示さないときには、ステップU15へ続ける。
【0132】
図14のステップU15では、監視部250aは、受信者の入力手段への操作による入力手段からのメール30aの削除要求を監視し、メール30aの削除要求の有無を調べる。調べた結果がメール30aの削除要求を受けたことを示すときには、メール蓄積部220からメール30aを削除すると共に、このメール30aに対応する期限蓄積部内のメール返信期限317を削除する。そして、ステップU16へ続ける。調べた結果がメール30aの削除要求を受けたことを示さないときには、ステップU11へ戻る。
【0133】
図14のステップU16では、監視部250aは、メール返信フラグFLG2を“OFF(返信済み)”に設定する。
【0134】
図14のステップU17では、警告部260aは、ステップU12で実行したアラームを解除し、本処理を終了する。
【0135】
このように、受信者がメール30aに対する返信、アラーム解除要求、メール30aの削除のいずれも行わない場合には、警告部260aは、上記のステップU11及びU12を繰り返し実行し、定期的に受信者にメールの返信期限が迫っていることを通知し続ける。
【0136】
このように、本発明のメール受信装置の第二の実施の形態においては、返信期限が迫っているメールを受信者に確実に警告できるため、メールの有効性が損なわれるのを未然に防止できる。また、受けたメールでメール返信期限対象者として指定されたときのみ、メール返信期限が迫っている場合に警告をうけることになる。このため、メール返信期限対象者として指定されていないときには、メールに対する返信期限に関する警告をうけることがない。このため、メール返信期限対象者として指定されなかった受信者は、メールに対する返信期限に関する警告をうけこれに対応するといった労力を軽減することができる。
【0137】
また、図10に示したメール受信装置20a内の監視部250a及び警告部260aは、図2に示した監視部250及び警告部260と同様、図8に示したネットワークサーバ40に設けることができる。
[第三の実施の形態]
最後に、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態について説明する。
【0138】
図15は、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態を示す図である。
【0139】
図15に示すメール受信装置20bは、メール受信部210と、監視部250bと、警告部260bとにより構成する。
【0140】
メール受信部210は、添付ファイル33と添付ファイル参照期限315、メール返信期限317、及びメール開封期限319が付加されたメール30bを受信する。 監視部250bは、添付ファイル33が受信者(ユーザ)により参照されたか否か、メール30bに対して受信者による返信が行われたか否か、及びメール30bが開封されたか否か、を監視する。警告部260bは、未参照の添付ファイルの内で、その参照期限が迫っているものを受信者に警告する。また、未返信のメールの内で、その返信期限が迫っているものを受信者に警告する。更に、未開封のメールの内で、その開封期限が迫っているものを受信者に警告する。
【0141】
以下、図15に示す第三の実施の形態のメール受信装置20bのより詳細な構成及び動作の一例を、このメール受信装置20bを図16に示す電子メールシステム1bに適用した場合を例に取って説明する。
【0142】
図16に示す電子メールシステム1bは、メール送信装置10bと、メール受信装置20bとを備えて構成されている。
【0143】
メール送信装置10bは、入力部110と、メール作成部120bと、メール送信部130とにより構成されている。入力部110とメール送信部130は、第一の実施の形態及び第二の実施の形態と同様である。 メール作成部120bは、第一の実施の形態で説明した図2に示した添付ファイル参照期限作成部123及び添付ファイル参照期限対象者作成部124を有している。また、第二の実施の形態で説明した図10に示したメール返信期限作成部126及びメール返信期限対象者作成部127も有している。本メール送信装置10bのメール作成部120bは、これらに加えて、メール開封期限作成部128及びメール開封期限対象者作成部129を更に有している。
【0144】
メール受信装置20bは、メール受信部210と、メール蓄積部220と、期限対象者判定部230bと、期限蓄積部240と、監視部250bと、警告部260bとにより構成されている。 メール受信部210とメール蓄積部220は、第一の実施の形態と同様である。
【0145】
期限対象者判定部230bは、第一の実施の形態の図2で示した添付ファイル参照期限対象者判定部231と、第二の実施の形態の図10で示したメール返信期限対象者判定部232に、加えてメール開封期限対象者判定部233を有している。
【0146】
期限蓄積部240は、第一の実施の形態の図2で示した添付ファイル参照期限315と、第二の実施の形態の図10で示したメール返信期限317に加えてメール開封期限319を蓄積する。
【0147】
監視部250bは、添付ファイル33が受信者(ユーザ)により参照されたか否か、メール30bに対して受信者による返信が行われたか否か、及びメール30bが開封されたか否か、を監視する。警告部260bは、未参照の添付ファイルの内で、その参照期限が迫っているものを受信者に警告する。また、未返信のメールの内で、その返信期限が迫っているものを受信者に警告する。更に、未開封のメールの内で、その開封期限が迫っているものを受信者に警告する。
【0148】
図17は、電子メールシステム1bにおいて送受信されるメールの構成例を示している。メール30bは、第一の実施の形態の図3で示したメール30に、
第二の実施の形態の図11で示したメール30aのメール返信期限317とメール返信期限対象者318を加え、更にメール開封期限319とメール開封期限対象者320を加えたものである。
【0149】
ここで、図16に示すメール送信装置10bのメール開封期限作成部128及びメール開封期限対象者作成部129は、図17に示すメール開封期限319及びその対象者情報(以下、メール開封期限対象者と呼称する)320をそれぞれ作成するものである。また、図16に示すメール受信装置20bのメール開封期限対象者判定部233は、メール開封期限対象者320に基づき受信者がメール開封期限319の対象者であると判定した場合に、メール開封期限319を期限蓄積部240に蓄積するものである。
[動作例]
次に本発明のメール受信装置の第三の実施の形態の動作の一例を説明する。ここでは、まず、図16に示したメール送信装置10bにおけるメール送信動作例を、図18を参照して説明する。次に、メール受信装置20bにおけるメール受信動作例及びアラーム実行動作例を、図19及び図20をそれぞれ参照して説明する。
【0150】
図18は、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態を適用した電子メールシステムに用いるメール送信装置におけるメール送信動作例を示したフローチャート図である。
【0151】
図19は、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態におけるメール受信動作例を示したフローチャート図である。
【0152】
図20は、本発明のメール受信装置の第三の実施の形態におけるアラーム実行動作例を示したフローチャート図である。
【0153】
まず、図16に示すメール送信装置10bにおけるメール送信動作例を説明する。
【0154】
図18のステップS20では、送信者からのメール情報が入力部110により入力される。すると、メール作成部120b内のメールヘッダ作成部121が、メール情報中の図17に示すメールヘッダ情報(送信日時311、表題312、送信者313、宛先314)を設定したメールヘッダ31bを作成すると共に、メール情報に添付ファイル情報がある場合にはメールヘッダ31bに添付ファイル情報を挿入する(不図示)。これと並行して、メール作成部120b内のメール本文作成部122が、入力部110に入力されたメール情報中のメール本文情報に基づきメール本文32を作成する。
【0155】
図18のステップS21では、添付ファイル参照期限作成部123及び添付ファイル参照期限対象者作成部124が、図5に示したステップS2〜S5を実行して、添付ファイル参照期限315及び添付ファイル参照期限対象者316をそれぞれ作成する。但し、図5に示したステップS2〜S5中の“ステップS6へと続ける”とした文言を“ステップS22へと続ける”に変更する。
【0156】
図18のステップS22では、メール返信期限作成部126及びメール返信期限対象者作成部127が、図12に示したステップS11〜S13を実行して、メール返信期限317及びメール返信期限対象者318をそれぞれ作成する。但し、図12に示したステップS11〜S13中の“ステップS14へと続ける”とした文言を“ステップS23へと続ける”に変更する。
【0157】
図18のステップS23では、メール送信装置10bは、送信者がメール開封期限319の設定を要求するか否かを調べる。 これは、例えば図示しない表示部にメール開封期限319の設定を要求するか否かを質問する表示をし、入力部からその回答を得ることにより成される。 そして、調べた結果がメール開封期限319の設定を要求することを示すときには、ステップS24へ続ける。調べた結果がメール開封期限319の設定を要求することを示さないときには、ステップS26へと続ける。
【0158】
図18のステップS24では、メール開封期限作成部128は、入力部110から入力された“年月日時分(秒)”をメール開封期限319とする。
【0159】
図18のステップS25では、メール開封期限対象者作成部129は、宛先314を調べ、複数人分の宛先がある場合(メール30aを複数人に送信する場合)には、入力部110から入力された送信区分(All/To/CC/BCC)又はアドレスをメール開封期限対象者320とする。
【0160】
図17の例では、メール開封期限319及びメール開封期限対象者320として、“2010/01/05 13:45”及び“送信区分All(宛先全て)”がそれぞれ設定されている。
【0161】
図18のステップS26では、メール封入部125が、上記の各ステップで作成された各情報を封入してメール30bを作成する。
【0162】
図18のステップS26では、メール送信部130は、メール封入部125が作成したメール30bをネットワークを介して送出する。
【0163】
次に、メール受信装置20bにおけるメール受信動作例を、図16及び図19を参照して説明する。
【0164】
図19のステップT20では、まず、メール受信装置20b内のメール受信部210が、メール送信装置10bから送信されたメール30bを受信する。
【0165】
図19のステップT21では、メール受信部210が受信したメール30b内の、メールヘッダ31b、メール本文32、及び添付ファイル33をそれぞれ関連づけてメール蓄積部220に格納する。
【0166】
図19のステップ22(T22)では、添付ファイル参照期限対象者判定部231及び監視部250bは、図6に示したステップT3〜T6を実行して、添付ファイル参照期限315を期限蓄積部240に格納すると共に、添付ファイル参照フラグFLG1を“ON(未参照)”に設定する。
但し、図6に示したステップT3〜T6中の“本処理を終了する”とした文言を“ステップ23(T23)へと続ける”に変更する。
【0167】
図19のステップT23では、メール返信期限対象者判定部232及び監視部250bは、図13に示したステップT12〜T15を実行して、メール返信期限317を期限蓄積部240に格納すると共に、メール返信フラグFLG2を“ON(未返信)”に設定する。 但し、図13に示したステップT12〜T15中の“本処理を終了する”とした文言を“ステップT24へと続ける”に変更する。
【0168】
図19のステップT24では、メール開封期限対象者判定部233が、受信したメール30bのメールヘッダ31b中にメール開封期限319が設定されているか否かを調べる。そして、調べた結果がメール開封期限319が設定されていることを示すときには、ステップT25へ続ける。調べた結果がメール開封期限319が設定されていることを示さないときには、本処理を終了する。
【0169】
図19のステップT25では、メール開封期限対象者判定部233が、メールヘッダ31b中のメール開封期限対象者320を参照し、受信者がメール開封期限319の対象者であるか否かを調べる。 すなわち、受信者のアドレスが、メール開封期限対象者320で示すアドレスか否かを調べる。調べた結果が受信者のアドレスがメール開封期限対象者320であることを示すときには、ステップT26へ続ける。調べた結果が受信者のアドレスがメール開封期限対象者320であることを示さないときには、本処理を終了する。 今回の例では、図17で示すメール30bのメールヘッダ31b内のメール開封期限対象者320は“All”であるので、宛先314で示す全てのアドレスがメール開封期限対象者320となる。
【0170】
図19のステップT26では、メール開封期限対象者判定部233は、メールヘッダ31b中のメール開封期限319を期限蓄積部240に格納する。
【0171】
図19のステップT27では、監視部250bは、自身の内部に格納してあるメール開封フラグFLG3を“ON(未開封)”に設定し本処理を終了する。 ここで、監視部250bは、受信者により“ON(未開封)”に設定されたメール返信フラグFLG3に対応するメール30bが開封された場合、或いはメール30bが削除された場合にフラグFLG3を“OFF(開封済み)”に設定するものとする。
【0172】
次に、メール受信装置20bにおけるアラーム実行動作例を、図16及び図20を参照して説明する。 但し、添付ファイル参照期限315に係る動作は第一の実施の形態の図7で説明した動作と同様であるため、その説明を省略する。また、メール返信期限317に係る動作は第二の実施の形態の図14で説明した動作と同様であるため、その説明を省略する。したがって、ここでは、メール開封期限319に係る動作のみを説明する。
【0173】
図20のステップU20では、まず警告部260bが、監視部250bに格納されたメール開封フラグFLG3を参照し、このフラグFLG3がOFFか否か、すなわち、メール開封フラグFLG3に対応するメール30bが受信者により開封されたか否かを判定する。判定した結果が、メール開封フラグFLG3がOFFであることを示すときには、すなわち、メール30bが開封されたときには、警告部260bは、何ら処理を実行しないで、本処理を終了する。 判定した結果が、メール開封フラグFLG3がONであることを示すときには、ステップU21へ続ける。
【0174】
図20のステップU21では、警告部260bは、期限蓄積部240に格納されているメール開封期限319を参照し、メール30bの開封期限が間近に迫っているか否かを判定する。
【0175】
判定した結果が、メール30bに対する開封期限が間近に迫っていることを示すときには、ステップU22へ続ける。 判定した結果が、メール30bに対する開封期限が間近に迫っていることを示さないときには、すなわち、開封期限に余裕があるときには、警告部260bは、何ら処理を実行しないで、本処理を終了する。
【0176】
図20のステップU22では、警告部260bは、図2に示した警告部260が図7のステップU3で行った処理と同様にアラームを実行し、受信者にメール30bに対する開封期限が間近なことを知らせる。そして、ステップU23へ続ける。
【0177】
図20のステップU23では、監視部250bは、受信者によるメール30bの開封が行われたか否かを調べる。調べた結果が受信者が開封したことを示すときには、ステップU26へ続ける。調べた結果が受信者が開封したことを示さないときには、ステップU24へ続ける。 受信者によるメール30bの開封が行われたか否かは、次のように調べる。すなわち、受信者によるメール30bの開封の調査は、メール受信装置20bが、受信者の入力手段(図示しない)への操作による入力手段からの指示にしたがい、メール30bに対する開封処理を行ったか否かを調べることにより行う。監視部250bは、メール受信装置20bがメール30bに対する開封処理の実行の有無を調べる。
【0178】
図20のステップU24では、監視部250bは、受信者の入力手段への操作による入力手段からのアラーム解除要求を監視し、アラーム解除要求の有無を調べる。調べた結果がアラーム解除要求を受けたことを示すときには、ステップU26へ続ける。調べた結果がアラーム解除要求を受けたことを示さないときには、ステップU25へ続ける。
【0179】
図20のステップU25では、監視部250bは、受信者の入力手段への操作による入力手段からのメール30bの削除要求を監視し、メール30bの削除要求の有無を調べる。調べた結果がメール30bの削除要求を受けたことを示すときには、メール蓄積部からメール30bを削除すると共に、このメール30bに対応する期限蓄積部内の添付ファイル参照期限315、メール返信期限317、及びメール開封期限319を削除する。そして、ステップU26へ続ける。調べた結果がメール30bの削除要求を受けたことを示さないときには、ステップU21へ戻る。
【0180】
図20のステップU26では、監視部250bは、メール開封フラグFLG3を“OFF(開封済み)”に設定する。
【0181】
図20のステップU27では、警告部260bは、ステップU22で実行したアラームを解除し、本処理を終了する。
【0182】
このように、受信者がメール30bに対する開封、アラーム解除要求、メール30bの削除のいずれも行わない場合には、警告部260bは、上記のステップU21及びU22を繰り返し実行し、定期的に受信者にメールの開封期限が迫っていることを通知し続ける。
【0183】
以上説明したように、本発明のメール受信装置によれば、監視部により、受信したメールの添付ファイルがユーザにより参照されたか否か、メールに対して受信者による返信が行われたか否か、及びメールが開封されたか否かを、監視する。そして、警告部により、添付ファイルの参照期限が迫っているものを受信者に警告する。また、返信期限が迫っているメールを受信者に警告する。更に、開封期限が迫っているメールを受信者に警告するようにしている。
【0184】
このため、受信メールに添付された添付ファイルを見落とすおそれがなく、添付ファイルの有効性が損なわれるのを未然に防止できる。また、返信すべきメールに対して返信せず放置してしまうおそれがない。また、開封すべきメールに対して開封せず放置してしまうおそれがない。このため、メールの有効性が損なわれるのを未然に防止できる。更に、受信メールに係る期限をより確実に管理することが可能となる。
【0185】
また、図16に示したメール受信装置20b内の監視部250b及び警告部260bは、図2に示した監視部250及び警告部260と同様、図8に示したネットワークサーバ40に設けることができる。
【0186】
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0187】
この出願は、2008年3月7日に出願された日本出願特願2008−058347を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (8)

  1. 付ファイルとその参照期限と、前記添付ファイルの参照有無が判断される対象者を示す対象者情報とが付加されたメールを受信するメール受信部と、
    前記受信したメールにおいて宛先に対応する情報が前記対象者情報に含まれている場合には、その受信したメールの前記添付ファイルが参照されたか否かを監視する監視部と、
    前記宛先に対応する情報が前記対象者情報に含まれている前記メールに添付され、かつ、未参照である前記添付ファイルの内で、前記参照期限が迫っている添付ファイルが有る場合には、前記参照期限の近い添付ファイルを添付している前記メールが有ることを警告する警告部と、
    を備えるメール受信装置
  2. 信期限と、返信したか否かが判断される対象者を示す対象者情報とが付加されたメールを受信するメール受信部と、
    前記受信したメールにおいて宛先に対応する情報が前記対象者情報に含まれている場合には、その受信したメールに対する返信が行われたか否かを監視する監視部と、
    前記宛先に対応する情報が前記対象者情報に含まれ、かつ、未返信である前記メールの内で、前記返信期限が迫っている前記メールが有る場合には、前記返信期限の近い前記メールが有ることを警告する警告部と、
    を備えるメール受信装置
  3. 記メールは、さらに、その開封期限が付加されており、
    前記監視部は、さらに、前記受信したメールが開封されたか否かを監視し、
    前記警告部は、さらに、未開封のメールの内で、前記開封期限が迫っているメールが有る場合には、その開封期限の近い前記メールが有ることを警告する請求項1記載のメール受信装置
  4. 記メールは、さらに、開封したか否かが判断される対象者を示す対象者情報が付加されており
    前記監視部は、前記受信したメールの宛先に対応する情報が開封有無判断に関わる前記対象者情報に含まれている場合に、前記受信したメールが開封されたか否かを監視し、
    前記警告部は、前記宛先に対応する情報が開封有無判断に関わる前記対象者情報に含まれ、かつ、未開封である前記メールの内で、前記開封期限が迫っているメールが有る場合には、その開封期限の近い前記メールが有ることを警告する請求項3記載のメール受信装置
  5. 記メールは、さらに、その開封期限が付加されており、
    前記監視部は、さらに、前記受信したメールが開封されたか否かを監視し、
    前記警告部は、さらに、未開封のメールの内で、前記開封期限が迫っているメールが有る場合には、その開封期限の近い前記メールが有ることを警告する請求項2記載のメール受信装置
  6. 記メールは、さらに、開封したか否かが判断される対象者を示す対象者情報が付加されており
    前記監視部は、前記受信したメールの宛先に対応する情報が開封有無判断に関わる前記対象者情報に含まれる場合に、前記受信したメールが開封されたか否かを監視し、
    前記警告部は、前記宛先に対応する情報が開封有無判断に関わる前記対象者情報に含まれ、かつ、未開封である前記メールの内で、その開封期限が迫っているメールが有る場合には、その開封期限の近い前記メールが有ることを警告する請求項5記載のメール受信装置
  7. 前記警告部は、アラームによって警告する請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載のメール受信装置
  8. 前記警告部は、前記期限の近いメールを他のメールよりも優先的に表示することによって警告する請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載のメール受信装置
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