JP5157947B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタなどの画像形成装置に関する。
カラー画像を形成する画像形成装置として、4サイクル方式およびタンデム方式などの画像形成装置が存在する。
このうち、複数の感光体と複数の現像部とを有するタンデム方式の画像形成装置においては、各感光体上に形成された画像を用紙に転写する際に、一般に転写ベルト(直接転写ベルトあるいは中間転写ベルト)が用いられる。
一方、特許文献1には、転写ベルトを有しないタイプのタンデム方式の画像形成装置が示されている。転写ベルトを設けないことによれば、装置の小型化あるいはコスト低減等を図ることが可能である。
特開2003−84540号公報
転写ベルトを有しないタンデム方式の画像形成装置においては、或るイメージングユニットから、隣接する次のイメージングユニットへと用紙を適切に搬送する技術が求められる。具体的には、或るイメージングユニット(例えばイエロー用ユニット)における感光体ドラムと転写ローラとの対向位置(例えば位置P1)から排出された用紙を、隣接する次のイメージングユニット(例えばマゼンタ用ユニット)における感光体ドラムと転写ローラとの対向位置(例えば位置P2)へと適切に搬送する技術である。
特許文献1には、このような用紙搬送技術として、上記の位置P1と位置P2との間にガイド部材(搬送ガイド)を設けておき、位置P1から排出された用紙を当該ガイド部材に沿わせつつ、次の位置P2へと搬送する技術が記載されている。
しかしながら、このような搬送技術においては、用紙がガイド部材と擦れあうため、用紙がスムーズに搬送されないことがある。
そこで、この発明は、転写ベルトを用いることなく或る感光体から別の感光体へと用紙を搬送するに際して、当該用紙をスムーズに搬送することが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像形成装置であって、第1の感光体と第2の感光体とを含む複数の感光体と、前記複数の感光体にそれぞれ対応して設けられ、前記複数の感光体に形成された画像を用紙に転写する複数の転写手段であって、第1の転写手段と第2の転写手段とを含む複数の転写手段と、前記第1の感光体と前記第1の転写手段との対向位置である第1の位置と、前記第2の感光体と前記第2の転写手段との対向位置である第2の位置との間に設けられ、前記用紙を案内する可動ガイド部材と、用紙搬送経路上における前記用紙の先端位置を検出する検出手段と、前記可動ガイド部材を移動する駆動手段とを備え、前記可動ガイド部材は、少なくともその一部が用紙搬送方向にスライド移動可能であり、前記駆動手段は、前記第1の位置を通過した前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材上を通過する際に、前記可動ガイド部材の少なくとも一部をスライド移動させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像形成装置において、前記可動ガイド部材の前記スライド移動の速度は、前記用紙の搬送速度と略同一であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像形成装置において、前記駆動手段は、前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材の下流側端にまで到達したことに応答して、前記可動ガイド部材の少なくとも一部をスライド移動させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記可動ガイド部材は、上流側部材と、前記上流側部材に対してスライド移動可能な下流側部材とを有し、前記可動ガイド部材の少なくとも一部は、前記下流側部材であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記可動ガイド部材は、前記感光体の回転軸に略平行な所定軸回りに回動可能であり、前記駆動手段は、前記第1の位置を通過した前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材上を通過する際に、前記可動ガイド部材を回転させることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る画像形成装置において、前記第2の位置は、前記第1の位置に対して斜め上方の位置であり、前記駆動手段は、前記第1の位置を通過した前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材上を通過する際に、水平面に対する前記可動ガイド部材の角度が増大するように前記可動ガイド部材を回転させることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5または請求項6の発明に係る画像形成装置において、前記駆動手段は、前記第1の位置を通過した前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材上を通過する際に、前記用紙の先端側を前記第1の位置における前記用紙の排出方向よりも上方に向かわせるように、前記可動ガイド部材を回転させることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記可動ガイド部材の用紙搬送面は、回転開始前において、前記第1の位置から排出される用紙の排出方向に略平行な方向に沿って配置されることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項5ないし請求項8のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記駆動手段は、前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材の回転中心軸に対応する位置にまで到達した後に、前記可動ガイド部材の回転を開始することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項5ないし請求項9のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記可動ガイド部材と前記第2の位置との間に設けられる固定ガイド部材、をさらに備え、前記可動ガイド部材の回転終了時においては、前記可動ガイド部材の用紙搬送面が水平面となす角度は、前記固定ガイド部材の用紙搬送面が前記水平面となす角度よりも大きいことを特徴とする。
請求項1ないし請求項10に記載の発明によれば、転写ベルトを用いることなく或る感光体から別の感光体へと用紙を搬送するに際して、動摩擦力を低減して、当該用紙をスムーズに搬送することが可能である。
特に、請求項2に記載の発明によれば、動摩擦力をさらに低減して、用紙をよりスムーズに搬送することができる。
また特に請求項5に記載の発明によれば、ガイド部材への用紙の衝突を緩和して、その搬送方向を変更しつつ当該用紙をスムーズに搬送することが可能である。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 可動ガイド部材付近の詳細構成を示す図である。 可動ガイド部材の斜視図である。 可動ガイド部材の断面図である。 下流側部材がスライドする様子を示す図である。 下流側部材がスライドする様子を示す図である。 下流側部材がスライドする様子を示す図である。 可動ガイド部の動作を示す図である。 可動ガイド部の動作を示す図である。 可動ガイド部の動作を示す図である。 可動ガイド部の動作を示す図である。 可動ガイド部の動作を示す図である。 可動ガイド部の動作を示す図である。 可動ガイド部の動作を示す図である。 可動ガイド部の動作を示す図である。 比較例に係る画像形成装置の一部を示す図である。 比較例に係る画像形成装置の一部を示す図である。 用紙先端が固定ガイド部材に向けて進行する様子を示す図である。 用紙先端が固定ガイド部材に衝突する様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.装置概要>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。この画像形成装置1は、像担持体上の静電潜像を現像して画像を形成する装置である。ここでは、画像形成装置として、電子写真装置、より詳細には、タンデム方式のフルカラー電子写真装置を例示する。また、この画像形成装置1は、転写ベルトを有しないタイプの装置であることから、ベルトレスタンデム方式の画像形成装置である、とも表現される。
図1に示すように、画像形成装置1は、複数(具体的には4つ)のイメージングユニット10(詳細には、10Y,10M,10C,10K)を備えている。具体的には、イエローのイメージングユニット10Yと、マゼンタのイメージングユニット10Mと、シアンのイメージングユニット10Cと、ブラックのイメージングユニット10Kとが用紙搬送経路上において上流側(図1の左下側)から下流側(図1の右上側)へとこの順序で配置されている。各イメージングユニット10は、それぞれ、最終出力画像のうちの各色成分(具体的には、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各成分)の画像を電子写真方式によって形成する。そして、当該各色成分の画像が順次に用紙(記録紙)PA上に重畳して転写されることによって、用紙PAにフルカラー画像が形成される。
各イメージングユニット10は、それぞれ、感光体(像担持体)11と帯電器12と露光器13と現像器14と転写ローラ(転写器)15とイレーサ(除電器)16とクリーナ17とを有している。詳細には、各イメージングユニット10において、略円柱状の感光体(感光体ドラムとも称する)11の外周を囲むように、帯電器12と露光器13と現像器14と転写ローラ15とイレーサ16とクリーナ17とがこの順序で反時計回りに配置されている。このうち転写ローラ15は、感光体11に対向する位置に配置されている。より詳細には、略円柱状の転写ローラ15と略円柱状の感光体11とは、図1の紙面奥行き方向に延びるように互いに平行に配置されるとともに、それぞれの母線が互いに接するように配置されている。また、感光体11Y,11M,11C,11Kおよび転写ローラ15Y,15M,15C,15Kは、その回転中心軸が互いに平行になるように、配置されている。
各イメージングユニット10においては、帯電器12によって帯電された感光体11の表面が露光器13によって選択的に除電され、静電潜像が形成される。そして、感光体11上に形成された静電潜像は現像器14によって現像され、感光体11上にトナー像が形成される。当該トナー像は、転写ローラ15によって感光体11から用紙上に転写される。このような動作が、複数(4つの)の色成分について順次に実行されることによって、フルカラー画像が用紙PA上に形成される。
画像形成装置1の下側(搬送経路上における上流側)には給紙部30が設けられている。給紙部30は、給紙トレイ31とフィードローラ32と給紙ローラ33とを備えており、搬送ローラ41を経由して各イメージングユニット10に向けて、用紙PAを供給するように構成されている。
用紙PAの搬送経路上には、図2にも示すように、固定ガイド部材21、可動ガイド部材22(22p,22q,22r)、および転写前ガイド部材23(23p,23q,23r)等が設けられている。
具体的には、まず、給紙部30の近傍に固定ガイド部材21が設けられている。固定ガイド部材21は、給紙部30から供給される用紙PAを位置P1(図2)へと案内するガイド部材である。ここで、位置P1は、用紙PAの搬送経路上において、イメージングユニット10Yにおける感光体11Yと転写ローラ15Yとが対向する位置である。
また、複数のイメージングユニット10のうち、隣接する2つのイメージングユニット10の相互間には、それぞれ、可動ガイド部材22および転写前ガイド部材23が設けられる。換言すれば、複数の感光体11のうち、隣接する2つの感光体11の相互間には、それぞれ、可動ガイド部材22および転写前ガイド部材23が設けられる。
詳細には、位置P1と位置P2(次述)との間には、可動ガイド部材22(22p)と転写前ガイド部材23(23p)とがこの順序で設けられている。換言すれば、可動ガイド部材22pは、位置P1と転写前ガイド部材23pとの間に設けられており、転写前ガイド部材23pは、可動ガイド部材22pと位置P2との間に設けられている。ここで、位置P2は、用紙PAの搬送経路上において、イメージングユニット10Mにおける感光体11Mと転写ローラ15Mとが対向する位置である。また位置P2は、位置P1に対して斜め上方の位置である。より詳細には、位置P2は、位置P1における用紙排出方向に沿って位置P1から延びる直線LD1(図8参照)よりも上方に存在する。換言すれば、位置P2は、位置P1を通り且つ位置P1における排出角度θe(後述)を有する直線LD1よりも上方に存在する。
また、位置P2と位置P3との間には、可動ガイド部材22(22q)と転写前ガイド部材23(23q)とがこの順序で設けられている。さらに、位置P3と位置P4との間には、可動ガイド部材22(22r)と転写前ガイド部材23(23r)とがこの順序で設けられている。なお、位置P3は、イメージングユニット10Cにおける感光体11Cと転写ローラ15Cとが対向する位置であり、位置P4は、イメージングユニット10Kにおける感光体11Kと転写ローラ15Kとが対向する位置である。また、位置P3は、位置P2に対して斜め上方の位置であり、位置P4は、位置P3に対して斜め上方の位置である。可動ガイド部材22等を用いた用紙搬送動作については後に詳述する。
また、位置P4を通過した用紙PAの搬送方向下流側には定着器45(図1)が設けられており、さらにその搬送方向下流側には排紙部46が設けられている。
また、固定ガイド部材21には用紙検出センサ43が設けられており、当該用紙検出センサ43によって用紙先端の通過が検出される。さらに、コントローラ60は、センサ43によって検出された用紙先端位置通過時刻からの経過時間、搬送用の各ローラの回転速度、および各感光体11の回転速度等に基づいて、用紙搬送経路上における用紙の先端位置(用紙先端の現在位置)を検出する。ここで、コントローラ60は、CPUおよび半導体メモリ等を備えて構成され、CPU等において所定のプログラムを実行することによって、画像形成装置1における各種動作(駆動動作等)を制御する制御部として機能する。
画像形成装置1は、ネットワーク等を介して接続された他の情報装置(パーソナルコンピュータ等)から伝送されてきた画像データに基づく画像を、上述のような印刷機構を用いて印刷出力することによって、カラーページプリンタとして機能する。
また、画像形成装置1においては、各イメージングユニット10における感光体11と転写ローラ15との配列方向は、イメージングユニット10ごとに互いに異なっている。詳細には、図1および図2に示すように、感光体11の中心と転写ローラ15の中心とを結ぶ直線が鉛直線(水平面HLに垂直な線)となす角度は、イメージングユニット10ごとに互いに異なっている。例えば、感光体11Mの中心と転写ローラ15Mの中心とを結ぶ直線が鉛直線となす角度θmは、感光体11Yの中心と転写ローラ15Yの中心とを結ぶ直線が鉛直線となす角度θyよりも大きい。すなわち、感光体11Mと転写ローラ15との配列方向が鉛直方向となす角度θmは、感光体11Yと転写ローラ15Yとの配列方向が鉛直方向となす角度θyよりも大きい。同様に、感光体11Cの中心と転写ローラ15Cの中心とを結ぶ直線が鉛直線となす角度θcは、角度θmよりも大きい。また、感光体11Kの中心と転写ローラ15Kの中心とを結ぶ直線が鉛直線となす角度θkは、角度θcよりも大きい。換言すれば、各イメージングユニット10の傾斜角度は互いに異なっている。具体的には、下流側に進むにつれて各イメージングユニット10の傾斜角度は徐々に大きくなっている。また、複数のイメージングユニット10(詳細にはその各位置P1〜P4)は、或る略円弧状の曲線に沿って配置されている。このような配置によれば、複数のイメージングユニットの相互間の傾斜角度を互いに同一にして当該複数のイメージングユニットを水平方向に直列的に並べて配置する場合に比べて、装置サイズ(具体的には、奥行き方向(図1の左右方向)の長さ)を低減することができる。
つぎに、図2を参照しながら、各イメージングユニット10の転写ローラ15付近における詳細構成について説明する。なお、図2においては、図示の簡略化のために各イメージングユニット10の帯電器12等が省略されている。
上述したように、位置P1と位置P2との間には、可動ガイド部材22pと転写前ガイド部材23pとが設けられている。転写前ガイド部材23pは、画像形成装置1の所定部材に固定された固定ガイドである。また、可動ガイド部材22pは、次述するように、所定軸AX1回りに回転するとともにその一部がスライド移動する可動部材である。
図3に示すように、可動ガイド部材22pは、上流側部材26と、当該上流側部材26に対してスライド移動可能な下流側部材27とを有する。
下流側部材27は、平坦な搬送面である下流側搬送面25dと当該下流側搬送面の両側の側方においてそれぞれ下方に折り曲げられた側面部27e,27fとを有する。また、上流側部材26は、平坦な搬送面である上流側搬送面25uと当該上流側搬送面の両側の側方においてそれぞれ下方に折り曲げられて形成された側面部26e,26fとを有する。さらに、図4の断面図に示すように、側面部26e,26fは、それぞれ、さらに内側に向けて略U字状に折り曲げられて形成されたガイド部26g,26hを有している。なお、図4は、軸AX1を通り且つ上流側搬送面25uに垂直な断面における、可動ガイド部材22pの断面図である。
また、図4の断面図に示すように、側面部27e,27fの下端は、それぞれ、略U字状の溝部を有するガイド部26g,26hで摺動自在に支持されている。そのため、下流側部材27は、上流側部材26のガイド部26g,26hによってガイドされ、上流側部材26に対してスライド移動する。また、上流側部材26の下面側にはモータM4が固定され、当該モータM4の回転軸はボールネジ28に直結されている。そして、ボールベアリングを介してボールネジ28に螺合するナット部29が下流側部材27の下面側に固定されている。このような構成によってモータM4の回転運動がナット部29の直線運動に変換される。この結果、モータM4の回転に応じてナット部29がボールネジ28の伸延方向に移動すると、図5、図6および図7に示すように、下流側部材27が上流側部材26に対して当該伸延方向に移動する。なお、モータM4、ボールネジ28およびナット部29等は、駆動部24pのうちのスライド駆動部を構成する。
また、可動ガイド部材22pの上流側部材26は、その側面部26e,26fに設けられた貫通孔26m,26nを有しており、当該貫通孔26m,26nには軸部材が貫通して固定されている。当該軸部材は、用紙PAの幅方向(図2の紙面奥行き方向)に沿って延設されており、当該軸部材は駆動部24pのうちの回転駆動部(モータM1およびギアGR1などを有する)によって当該軸部材の中心軸AX1を中心に回転駆動される。この回転駆動により、上流側部材26は軸AX1を中心に回動し、下流側部材27も当該軸AX1を中心に回動する。すなわち、可動ガイド部材22pが軸AX1を中心に回動する。なお、軸AX1は、各感光体11の各中心軸に対して略平行である。また、同様に、後述する軸AX2,AX3も、それぞれ、各感光体11の各中心軸に対して略平行である。
このような上流側部材26の回転動作(向き、速度およびタイミング等)および下流側部材27のスライド動作(向き、速度およびタイミング等)は、コントローラ60によって制御される。詳細には、当該各動作は用紙PAの先端位置に応じて制御される。なお、可動ガイド部材22p等の動作については後に詳述する。
また、上流側部材26および下流側部材27は、それぞれ、用紙PAの搬送方向に垂直な方向(すなわち用紙PAの幅方向)において、用紙幅と同程度の長さを有している。すなわち、可動ガイド部材22pは、用紙幅と同程度の幅を有している。
同様に、転写前ガイド部材23pも、用紙PAの搬送方向に垂直な方向(すなわち用紙PAの幅方向)において、用紙幅と同程度の長さを有している。
また、上述したように、位置P2と位置P3との間には、可動ガイド部材22qと転写前ガイド部材23qとが設けられている。可動ガイド部材22qおよび転写前ガイド部材23qは、それぞれ、可動ガイド部材22pおよび転写前ガイド部材23pと同様の構成を有している。ただし、可動ガイド部材22qは、軸AX2を中心に回動可能である。可動ガイド部材22qは、駆動部24q(モータM2およびギアGR2などを有する)によって回転駆動される。また、駆動部24qは、モータM4等と同様の構成を有するモータM5等をも有しており、可動ガイド部材22qの下流側部材27は、当該モータM5等によって、可動ガイド部材22qの上流側部材26に対してスライド移動可能である。
さらに、位置P3と位置P4との間に設けられた可動ガイド部材22(22r)および転写前ガイド部材23(23r)についても同様である。ただし、可動ガイド部材22rは、軸AX3を中心に回動可能である。可動ガイド部材22rは、駆動部24r(モータM3およびギアGR3などを有する)によって回転駆動される。また、駆動部24rは、モータM4等と同様の構成を有するモータM6等をも有しており、可動ガイド部材22rの下流側部材27は、当該モータM5等によって、可動ガイド部材22rの上流側部材26に対してスライド移動可能である。
<2.動作>
図8〜図15は、位置P1と位置P2との間に設けられる可動ガイド部材22pの動作等を示す図である。図8〜図15は時刻順に並べられており、図8〜図15は、可動ガイド部材22p等に沿って用紙PAが搬送される様子を示す。なお、図8〜図15においては、図示の簡略化のために、帯電器12等の構成が省略されている。
図8は、感光体11Yおよび転写ローラ15Yの回転動作に伴って、用紙PAの先端が、感光体11Yと転写ローラ15Yとの対向位置P1を通過していく様子を示している。
図8の時点では、可動ガイド部材22pは未だ回転を開始しておらず停止している。
また、この時点においては、可動ガイド部材22pの搬送面CS(詳細には上流側部材26の上流側搬送面25u)は、位置P1から排出される用紙の排出方向(破線LD1で示す)に略平行な方向に沿って配置されている。このとき、角度θ1は角度θeと略同一である。ここで、角度θ1は、可動ガイド部材22pの用紙搬送面CSが水平面HLとなす角度であり、角度θeは、位置P1から排出される用紙の排出方向が水平面HLとなす角度である。
換言すれば、可動ガイド部材22pの回転開始前において、可動ガイド部材22pの用紙搬送面CSは用紙PAの排出方向に沿って配置されている。
さらに、感光体11Yおよび転写ローラ15Yの回転に伴って、図9に示すように用紙PAが下流側に進行し、用紙PAの先端位置が図10に示す位置PT11にまで到達した後に、可動ガイド部材22pが軸AX1を中心に反時計回りに回転し始める。図10においては、用紙PAの先端位置が用紙搬送経路において可動ガイド部材22pの回転中心位置PT11を超える位置にまで到達した状態が示されている。そして、このような状態に到達すると、駆動部24p(図1)によって、可動ガイド部材22pの回転が開始される。
なお、回転中心位置PT11は、用紙搬送経路において、可動ガイド部材22pの回転中心軸AX1に対応する位置、あるいは可動ガイド部材22pの回転中心軸AX1に最も近い位置であるとも表現される。
このようにして、用紙PAの先端位置が可動ガイド部材22p上を通過する際(詳細には図10の状態において)に可動ガイド部材22pが回転し始める。そして、可動ガイド部材22pは、水平面HLに対する可動ガイド部材22pの角度が値θ1からさらに大きな値になるように回転し、可動ガイド部材22pの回転動作によって下流側搬送面25dが上昇する。そして、例えば用紙PAが厚い紙である場合においては、上昇していく下流側搬送面25dによって、用紙PAの先端部分が当該用紙先端部分の下側から持ち上げられるようにして、用紙PAと可動ガイド部材22pとが接触する。したがって、この接触時の衝撃は非常に小さい。すなわち、用紙PAの先端部と可動ガイド部材22pとが、大きな衝撃力を伴うことなく接触する。
また、感光体11Yおよび転写ローラ15Yの回転に伴って、図11に示すように用紙PAが下流側に進行し、用紙PAの先端位置が図11に示す位置PT12にまで到達すると、可動ガイド部材22pの下流側部材27がスライド動作を開始する。位置PT12は、スライド移動開始前における下流側部材27の下流側端の位置である。このように、用紙PAの先端位置が可動ガイド部材22pの下流側端にまで到達したことに応答して、下流側部材27のスライド移動が開始される。
さらに、図12に示すように、用紙PAの搬送動作と可動ガイド部材22pの回転動作と下流側部材27のスライド動作とが継続される。このとき、下流側部材27は、用紙PAの先端部を支持(載置)しつつ、用紙PAの搬送速度と略同一の速度でスライド移動する。
このようなスライド動作によれば、理想的には、用紙PAが下流側部材27に一旦接触すると搬送面CSに沿う方向においては下流側部材27と用紙PAとの相対移動が生じることなく、用紙PAが可動ガイド部材22pによって搬送される。したがって、用紙PAと下流側部材27との間に動摩擦力が生じることなく(あるいは、非常に小さな摩擦力が生じる状態で)、用紙PAは下流側部材27によってガイドされて搬送される。すなわち、用紙PAと可動ガイド部材22pとの間の動摩擦力が低減された状態で、用紙PAが搬送される。
その後、可動ガイド部材22pの回転が終了する(図13参照)。具体的には、可動ガイド部材22pの回転動作は、下流側部材27のスライド動作の終了と同時に終了する。当該回転動作およびスライド動作の終了時点においては、用紙PAの先端位置が転写前ガイド部材23pに近接している。
また、図13に示すように、可動ガイド部材22pの回転終了時においては、角度θ2は角度θsよりも大きい。ここで、角度θ2は、回転終了後の可動ガイド部材22pの用紙搬送面CS(下流側部材27の下流側搬送面25d)が水平面HLとなす角度である。また、角度θsは、転写前ガイド部材23p(固定ガイド部材)の(上流側)用紙搬送面が可動ガイド部材22pからの用紙受取部分において水平面HLとなす角度である。
さらに、図14に示すように、可動ガイド部材22pが停止した状態で、用紙PAの搬送動作が継続される。これにより、用紙PAは可動ガイド部材22pから転写前ガイド部材23pへとスムーズに受け渡され、今度は用紙PAの先端部分は転写前ガイド部材23pに沿って進行する。
その後、可動ガイド部材22pの停止状態において、用紙PAの更なる搬送動作が継続される(図15も参照)。これにより、用紙PAの先端は位置P2へと到達する。
さらにその後、同様の動作が継続されて用紙の後端が位置P2を通過すると、今度はモータM1の逆回転駆動が開始され、可動ガイド部材22pが軸AX1を中心に時計回りに回転し図8の位置へと戻される。また、この逆回転動作とともに、下流側部材27が上流側(上流側部材26側)へ向けてスライド移動する。このような逆回転動作と逆スライド動作とによって、次の用紙に対する画像転写動作が可能になる。
以上のようにして、イメージングユニット10Yによるイエロー画像の転写動作が実行される。また、その他のイメージングユニット10M,10C,10Kに関する転写動作についても同様に実行される。これにより、用紙PA上にカラー画像が生成される。
<3.比較例との比較等>
つぎに、上記の実施形態に係る動作を、比較例(図16および図17参照)と比較しながら、さらに説明する。
そのため、まず、比較例について説明する。
図16および図17には、当該比較例に係る画像形成装置900の一部が示されている。
図16に示すように、画像形成装置900は、上記の画像形成装置1とほぼ同様の構成を有するが、可動ガイド部材22(22p,22q,22r)に代えて固定ガイド部材92(92p,92q,92r)を備えている点などで上記の画像形成装置1と相違する。
また、図17は、用紙PAの先端が固定ガイド部材92(92p)付近を通過する様子を示す図である。
図17に示すように、固定ガイド部材92pは、位置P1と位置P2との間に設けられる。位置P1から排出された用紙は、当該固定ガイド部材92pに沿って、次の位置P2へと搬送される。
このような固定ガイド部材92pを設けることによれば、用紙先端は、常に固定ガイド部材92p等に沿って進行する。したがって、搬送対象用紙の厚さが異なる場合においても、各用紙に関する搬送経路の長さを一定値に維持することができる。すなわち、搬送経路の長さを安定化させることができる。
また、この画像形成装置900においても、画像形成装置1と同様に、複数のイメージングユニット10は、或る円弧上の各位置に配置されている(図16参照)。そして、各イメージングユニットにおける感光体ドラムと転写ローラとの配置角度は、イメージングユニットごとに互いに異なっている。換言すれば、各イメージングユニットの傾斜角度は互いに異なっている。このような配置によれば、複数のイメージングユニットの相互間の傾斜角度を互いに同一にして当該複数のイメージングユニットを水平方向に直列的に並べて配置する場合に比べて、装置サイズ(奥行きサイズ)を低減することができる。
また、各イメージングユニット10の傾斜配置においては、例えば、或るイメージングユニット(例えばマゼンタ用ユニット)は、より上流側のイメージングユニット(例えばイエロー用ユニット)よりもさらに大きな傾斜角度で配置される。そして、これらの隣接するイメージングユニットに設けられるガイド部材は、位置P1から或る角度で排出される用紙をさらに大きな角度(水平面に対する角度)で次のイメージングユニットの対向位置へと搬送することを要求される。
そして、このような搬送を実現するため、この画像形成装置900は、次のように搬送経路の途中で折り曲げられた固定ガイド部材92pを設け、当該ガイド部材92pに沿って用紙を搬送する。
詳細には、固定ガイド部材92pは、用紙搬送経路上において途中で折り曲げられており、固定ガイド部材92pの用紙搬送面CSは、比較的上流側(図17の左側)の上流側搬送面95uと比較的下流側(図17の右側)の下流側搬送面95dとに大別される。また、下流側搬送面95dの水平面HLに対する角度θdは、上流側搬送面95uの水平面HLに対する角度θuよりも大きい(θd>θu)。すなわち、下流側搬送面95dは、上流側搬送面95uよりも大きな傾斜角度を伴って配置されている。
このような構成により、固定ガイド部材92pは、位置P1から角度θeで排出された用紙PAを、当該角度θeと略同一の傾斜角度θuを有する上流側搬送面95uで受け取った後、さらに大きな傾斜角度θd(>θe)の上流側搬送面95uに沿わせて用紙PAを次の位置P2へ向けて案内することができる。
しかしながら、画像形成装置900に係る構成においては、次のような問題(第1の問題とも称する)が存在する。
具体的には、位置P1から排出された用紙PA(特に、薄い用紙)は、固定ガイド部材92pに接触しながら移動する。そのため、用紙PAと固定ガイド部材92pとの間の摩擦力(動摩擦力)によって、当該用紙PAがスムーズに搬送されないことがある。また、下流側搬送面95dの水平面HLに対する角度θdが比較的大きいため、用紙PAと固定ガイド部材92pとの間の摩擦力は比較的大きくなる。したがって、このような現象は下流側搬送面95dにおいて特に生じやすい。
これに対して、上記実施形態においては、可動ガイド部材の少なくとも一部がスライド移動する。具体的には、下流側部材27が上流側部材26に対してスライド移動する。これにより、用紙PAと固定ガイド部材92pとの間の動摩擦力が抑制され、用紙PAが可動ガイド部材22p(具体的には、下流側部材27)によってスムーズに搬送される。また、下流側部材27が用紙PAの搬送速度と略同一の速度で移動することによれば、用紙PAと固定ガイド部材92pとの間の動摩擦力を非常に抑制することが可能である。また特に、上記実施形態においては、可動ガイド部材22pの回転に伴って角度θ1(図8)よりも大きな角度で用紙PAが搬送される際に、下流側部材27がスライド移動するため、摩擦軽減効果が大きい。さらに、用紙PAの先端位置が可動ガイド部材22p(下流側部材27)の下流側端DEにまで到達したことに応答して、可動ガイド部材22p(下流側部材27)がスライド移動するので、用紙PAが下流側部材27に載置された状態で安定して搬送される。
また、画像形成装置900に係る構成においては、次のような問題(第2の問題とも称する)も存在する。
具体的には、位置P1から排出された用紙PA(特に、厚い用紙)の先端が、上流側搬送面95uの上方を上流側搬送面95uに略平行に移動して下流側搬送面95dにまで到達すると、当該下流側搬送面95dに比較的大きな衝撃力を伴って衝突することがある。このような衝突は、画像の転写に関して悪影響を及ぼし、転写画像を劣化させる。
図18および図19は、このような状況を示す模式図である。位置P1から排出された用紙PAが、固定ガイド部材92pの上流側搬送面95uから浮いた状態で当該上流側搬送面95uに対して平行に進行(図18)した後、下流側搬送面95dに衝突(図19)する様子が示されている。特に、比較的厚い紙は、図18において上流側搬送面95uに対して略平行に直進した後、比較的大きな衝撃力を伴って下流側搬送面95dに衝突する。
これに対して、上記の実施形態に係る画像形成装置1によれば、このような衝撃力を低減することができる。
具体的には、駆動部24pは、位置P1を通過した用紙PAの先端位置が可動ガイド部材22p上を通過する際に、可動ガイド部材22pを回転させる(図8〜図15(特に図10〜図13)参照)。この際、可動ガイド部材22pは、用紙PAの先端側を当該用紙PAの排出方向よりも上方に向かわせるように、回転する。詳細には、可動ガイド部材22pは、水平面に対する当該可動ガイド部材22pの角度が増大するように回転する。換言すれば、当該角度が値θ1(および値θe)よりも大きくなるように可動ガイド部材22pが回転する。そして、これに応じて、用紙PAの先端側は、値θ1(および値θe)よりも大きな角度で、斜め上方に向けて進行する。換言すれば、用紙PAの先端側は、位置P1における排出方向よりも上方に向けて進行する。
これによれば、上述のような衝突、すなわち常に大きな角度θd(>θu(=θ1))を有する状態で固定された下流側搬送面95dへの衝突、が回避される。したがって、転写ベルトを用いることなく或る感光体から別の感光体へと用紙を搬送するに際して、その搬送方向を変更しつつも、ガイド部材への用紙の衝突を緩和して当該用紙をスムーズに搬送することが可能である。
特に、図10に示すように、用紙PAの先端位置が用紙搬送経路上において可動ガイド部材22pの回転中心位置PT11を超える位置にまで到達した後に、可動ガイド部材22pの回転が開始されることが好ましい。これによれば、用紙PAの先端位置が位置PT11を超える位置にまで到達した後に、可動ガイド部材22pの回転動作に伴って搬送面CSのうち位置PT11よりも下流側の部分(具体的には、上流側搬送面25uの一部と下流側搬送面25d)が上昇する。そして、この上昇動作に伴って、用紙PAの先端部分が下流側搬送面25d等によって当該用紙先端部分の下側から持ち上げられるようにして、用紙PAと可動ガイド部材22pとが接触する。したがって、当該接触時の衝撃を非常に良好に抑制することができる。特に、用紙PAが厚い紙である場合には、上記の画像形成装置900に比べて、接触時の衝撃を非常に良好に低減することが可能である。
このように、上記実施形態に係る画像形成装置1によれば、上述の問題(第2の問題)を解決することも可能である。
また、上記実施形態においては、可動ガイド部材22pの用紙搬送面CSは、回転開始前において、位置P1から排出される用紙PAの排出方向に略平行な方向に沿って配置される(図8参照)。換言すれば、角度θ1と角度θeとは略同一である。そのため、比較的薄い用紙PAが自重で撓み上流側搬送面25uに接する場合においても、可動ガイド部材22pは、位置P1から排出される用紙PAと可動ガイド部材22p(上流側搬送面25u)との接触角度を非常に小さな値に抑制した状態で、当該用紙PAを案内することができる。したがって、非常にスムーズに用紙PAを搬送することができる。
また、可動ガイド部材22pの回転終了時においては、可動ガイド部材22pの用紙搬送面CSが水平面HLとなす角度θ2は、転写前ガイド部材23pの用紙搬送面が水平面HLとなす角度θsよりも大きい(図13参照)。したがって、用紙PAが自重で多少撓む場合においても、当該用紙PAが転写前ガイド部材23pの下側に潜り込むことを防止できる。すなわち、用紙PAをスムーズに搬送することができる。
また、上記実施形態においては、搬送対象用紙の厚さが比較的薄い場合にも比較的厚い場合にも、当該用紙の先端は可動ガイド部材22p等に沿って進行する。具体的には、当該用紙の先端は、可動ガイド部材22p等よりも下がることもなく且つ可動ガイド部材22p等から大きく浮き上がることもない。したがって、搬送対象用紙の厚さが異なる場合においても、各用紙に関する搬送経路の長さを一定値に維持することができる。すなわち、搬送経路の長さを安定化させることができる。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、可動ガイド部材22pの搬送方向における中央部分に中心軸AX1が設けられる場合を例示したが、これに限定されない。例えば、中央部分よりも上流側寄りの位置に軸AX1が設けられてもよい。あるいは、逆に、中央部分よりも下流側寄りの位置に軸AX1が設けられてもよい。
また、上記実施形態においては、3つの軸AX1,AX2,AX3のそれぞれを駆動するためにそれぞれ別のモータM1,M2,M3を設ける場合を例示したが、これに限定されない。例えば、単一のモータM11で3つの軸AX1,AX2,AX3を駆動するようにしてもよい。より詳細には、3つの軸AX1,AX2,AX3回りにそれぞれクラッチ装置(電磁式クラッチ装置等)を設けるとともに、これらのクラッチ装置に共通のモータM11からの駆動力をギア等を介して各クラッチ装置に伝達する。そして、当該駆動力をさらに各可動ガイド部材22の駆動軸AX1,AX2,AX3に伝達するか否かを、各クラッチ装置の切換動作によって切り換えることによって、3つの可動ガイド部材22p,22q,22rをそれぞれ独立して回転させる。このように、3つの可動ガイド部材22p,22q,22rを共通のモータM11によって駆動するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、各可動ガイド部材22のスライド動作を実現する機構としてボールネジ機構を例示したが、これに限定されない。例えば、ラック・アンド・ピニオン機構、あるいは、ウォームギア機構等を用いて下流側部材27のスライド動作を実現するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、可動ガイド部材22pの一部である下流側部材27が用紙の先端部を載置した状態で移動する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、用紙搬送方向における全長が比較的短い(より詳細には上記実施形態の半分の)可動ガイド部材22pを設け、当該可動ガイド部材22p全体が位置P1と位置P2との間の用紙搬送経路(直線ないし曲線)に沿って移動することによって、用紙PAを搬送するようにしてもよい。このように、可動ガイド部材22pはその全体が移動するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、可動ガイド部材22pの一部(下流側部材27)が用紙の先端部を載置した状態でスライド移動するとともに回転移動する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、可動ガイド部材22pが回転移動を伴うことなく、可動ガイド部材22p全体が位置P1と位置P2との間の用紙搬送経路(直線)に沿ってスライド移動することによって、用紙PAを搬送するようにしてもい。このように、可動ガイド部材22pは回転移動を伴わずにスライド移動するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、プリンタ機能のみを有する画像形成装置を例示したが、これに限定されない。例えば、スキャン機能等をも有する複合機(画像形成装置)に本発明を適用するようにしてもよい。
1 画像形成装置
10,10Y,10M,10C,10K イメージングユニット
11,11Y,11M,11C,11K 感光体
12 帯電器
13 露光器
14 現像器
15,15Y,15M,15C,15K 転写ローラ
22,22p,22q,22r 可動ガイド部材
23,23p,23q,23r 転写前ガイド部材(固定ガイド部材)
25d 下流側搬送面
25u 上流側搬送面
26 上流側部材
27 下流側部材
43 用紙検出センサ
45 定着器
46 排紙部
P1〜P4 対向位置
PT11 回転中心位置

Claims (10)

  1. 画像形成装置であって、
    第1の感光体と第2の感光体とを含む複数の感光体と、
    前記複数の感光体にそれぞれ対応して設けられ、前記複数の感光体に形成された画像を用紙に転写する複数の転写手段であって、第1の転写手段と第2の転写手段とを含む複数の転写手段と、
    前記第1の感光体と前記第1の転写手段との対向位置である第1の位置と、前記第2の感光体と前記第2の転写手段との対向位置である第2の位置との間に設けられ、前記用紙を案内する可動ガイド部材と、
    用紙搬送経路上における前記用紙の先端位置を検出する検出手段と、
    前記可動ガイド部材を移動する駆動手段と、
    を備え、
    前記可動ガイド部材は、少なくともその一部が用紙搬送方向にスライド移動可能であり、
    前記駆動手段は、前記第1の位置を通過した前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材上を通過する際に、前記可動ガイド部材の少なくとも一部をスライド移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記可動ガイド部材の前記スライド移動の速度は、前記用紙の搬送速度と略同一であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記駆動手段は、前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材の下流側端にまで到達したことに応答して、前記可動ガイド部材の少なくとも一部をスライド移動させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記可動ガイド部材は、
    上流側部材と、
    前記上流側部材に対してスライド移動可能な下流側部材と、
    を有し、
    前記可動ガイド部材の少なくとも一部は、前記下流側部材であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記可動ガイド部材は、前記感光体の回転軸に略平行な所定軸回りに回動可能であり、
    前記駆動手段は、前記第1の位置を通過した前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材上を通過する際に、前記可動ガイド部材を回転させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記第2の位置は、前記第1の位置に対して斜め上方の位置であり、
    前記駆動手段は、前記第1の位置を通過した前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材上を通過する際に、水平面に対する前記可動ガイド部材の角度が増大するように前記可動ガイド部材を回転させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記駆動手段は、前記第1の位置を通過した前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材上を通過する際に、前記用紙の先端側を前記第1の位置における前記用紙の排出方向よりも上方に向かわせるように、前記可動ガイド部材を回転させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記可動ガイド部材の用紙搬送面は、回転開始前において、前記第1の位置から排出される用紙の排出方向に略平行な方向に沿って配置されることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記駆動手段は、前記用紙の先端位置が前記可動ガイド部材の回転中心軸に対応する位置にまで到達した後に、前記可動ガイド部材の回転を開始することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項5ないし請求項9のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記可動ガイド部材と前記第2の位置との間に設けられる固定ガイド部材、
    をさらに備え、
    前記可動ガイド部材の回転終了時においては、前記可動ガイド部材の用紙搬送面が水平面となす角度は、前記固定ガイド部材の用紙搬送面が前記水平面となす角度よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
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