JP5156664B2 - 運転整理支援システム - Google Patents
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Description
(1)パターンの汎用性が乏しい。
(2)パターンを設定するためのユーザーによる入力操作に手間がかかる。
本実施形態の運転整理システムは計算機システムとしての構成をとるもので、プログラムを実行する中央処理装置1100 、データを蓄積するデータベース1200、ユーザーからの入力を受け付ける入力装置1300、ダイヤ図をはじめとする各種GUIを表示する表示装置1400からなる。
図4は図1のダイヤデータテーブル1210のテーブル構成を示す図である。ダイヤデータテーブル1210は列車毎に運行計画時のダイヤデータである運行計画ダイヤ4100と、運転整理シミュレーション部1120によって算出された運行予測や運転整理後のダイヤデータである運行演算ダイヤ4200を保有する。テーブル4300は運行計画ダイヤ4100のテーブル構成を示す図である。運行計画ダイヤ4100は、列車が走行する駅毎に1レコードのデータを保有し、走行駅の駅名である駅4310、駅への到着時刻4320、出発時刻4330、当駅出発順序4340、使用番線4350の項目を持ち、始発から終着までの全ての駅のレコードを保有する。レコード4370は01BレのA駅走行時における運行計画を示しており、A駅到着時刻が15:00、出発時刻が15:02、出発順序が7番目、使用番線がX番線であることを示している。テーブル4400は運行演算ダイヤ4200のテーブル構成を示す図である。テーブルの項目は運行計画ダイヤ4300と同一であるが、到着時刻4420、出発時刻4430、出発順序4440、使用番線4450には図1の運転整理シミュレーション部1120にて算出した値を格納する。レコード4480は01BレのB駅走行時における運行演算結果であり、B駅到着時刻が15:35、B駅出発が15:40、出発順序が7番目、使用番線がY番線であることを示している。
図2に戻り、運転整理支援システムにおける処理の流れの説明を続ける。ステップ2200ではステップ2100にてダイヤ図形式で表示された運行演算ダイヤ4200をユーザーが視認し、ダイヤデータを示す直線のなかで、長さ、始点、終点座標の変更が必要な直線が存在するのかを判定する。存在するのであれば、ステップ2300へと処理を進め、存在しない場合には処理を終了とする。なお、本実施例ではダイヤ図上にてひとつながりで表示され、同一列車を示す直線集合をダイヤスジと表記する。また、本実施例においては、図3に示すダイヤ図のうち、01Bレ及び01Cレを示すダイヤスジのA駅、B駅間の直線3520及び直線3620の長さを横軸方向へ圧縮、つまりB駅到着を早めるためにダイヤスジ更新が必要であるとユーザーが判断し、図5のダイヤ図に示すように、01BレのB駅到着番線をY番線からX番線に変えることによりB駅到着時刻を早め、かつ、01Aレよりも後発であった出発順序を繰り上げて出発するようにダイヤ変更を行うものとする。図5における01Bレを示す各直線のうち直線5520、5530、5540、5550、5560が更新の行われた直線で、図3に示す01Bレの直線3520、3530、3540、3550、3560の長さ及び座標を更新したものである。ステップ2300ではダイヤスジ更新方法の選択を行う。ダイヤスジ更新方法は、紙面上へペンによる自由な線分描画方法を模擬したダイヤスジ更新方法であるフリーハンド方式と、ダイヤスジを横軸方向へスライドすることによりダイヤスジ更新を行うスライド方式の2通りが存在し、ユーザーがフリーハンド方式を選択した場合にはステップ2400へと処理を進め、スジスライド方式を選択した場合にはステップ2500へと処理を進める。
Claims (8)
- 運行計画、運行予測、運転整理の3種のダイヤデータを保有するダイヤデータテーブルと、運転整理の生成及び運行予測のシミュレーションを実行する運転整理シミュレーション部と、を有する運転整理支援システムにおいて、
前記ダイヤデータを、横軸を時刻、縦軸を走行位置とする座標系における直線集合ダイヤ図として表示するダイヤ図表示部と、
前記ダイヤデータの一部を示すダイヤ図上の直線のカテゴリ名称を示す直線の種別と、前記種別に応じた直線に対する処理方式とを定義したスジリンク定義テーブルと、
前記ダイヤデータの一部を示すダイヤ図上の直線を、前記直線を示す始点座標及び終点座標に加え、直線の種別、前記直線の始点側でつながっている直線の駅名及び直線の種別、前記直線の終点側でつながっている直線の駅名及び直線の種別を付加したスジリンクへと変換するスジリンク生成部と、
更新対象となるダイヤ図上の直線群より前記スジリンクの部分集合を生成し、集合内に存在する前記スジリンクの更新とダイヤ図上への表示を実行するダイヤスジ更新部と、
前記ダイヤスジ更新部が生成したスジリンク集合の更新前後を比較することにより、条件節を列車の運行遅延及び更新対象としたダイヤスジが示す列車の走行進路、実行節を列車に対するダイヤ変更内容とするIF-THEN形式のルールを生成する運転整理ルール生成部と、
前記運転整理シミュレーション部により算出したダイヤデータに対し、前記運転整理ルール生成部にて生成した運転整理ルールを適用し、条件節を満たす列車の運行遅延が存在する場合には、該当列車に対して実行節に示すダイヤ変更を実行する運転整理ルール実行部と、を有することを特徴とする運転整理支援システム。
- 請求項1記載の運転整理支援システムにおいて、
前記更新対象となる直線を指定し、前記スジリンク定義テーブルに定義された前記処理方式に基づき、入力装置の指す座標位置更新に合わせて直線の終点座標を更新し、直線に対する更新が終了したら直線の終点側で接続した直線を新たな更新対象とする直線として指定して更新を行うことを特徴とする運転整理支援システム。
- 請求項1または2記載の運転整理支援システムにおいて、
前記更新対象とするひとつながりの直線の始端となる直線と終端となる直線を指定し、
入力装置の横軸方向の座標位置更新に合わせて始端となる直線の始点は固定したまま、始端と終端の直線間にある直線全てを横軸方向へスライドすることによりダイヤスジ更新を行うことを特徴とする運転整理支援システム。
- 請求項1から3の何れか記載の運転整理支援システムにおいて、
前記ダイヤスジ更新部にて更新対象とした直線集合内の直線を集合内で一意に識別するための情報と、更新前後の直線を比較することにより算出した運行遅延情報及びダイヤ変更内容情報より構成されるレコードを直線集合全レコード分保有した情報を運転整理ルールとして生成することを特徴とする運転整理支援システム。
- 請求項1から4の何れか記載の運転整理支援システムにおいて、
前記運転整理ルール実行判定対象となる列車情報を、ダイヤ図上に表示される直線単位に分解して直線集合を生成し、運転整理ルールのレコードが持つ直線識別情報にて特定する直線が列車情報を分解して生成した直線集合に存在するかを運転整理ルール内の全レコードについて判定し、全レコードについて判定が可となった場合には、運転整理ルールのレコードの中で運行遅延が設定されたレコードについて、レコードが特定する列車情報の直線集合内の直線に対し、レコードにて設定された運行遅延と同様の運行遅延が発生していると判定した場合には、運転整理ルールに設定されているダイヤ変更内容を、列車情報に対して実行することでダイヤ変更を行うことを特徴とする運転整理支援システム。
- 請求項1から5の何れか記載の運転整理支援システムにおいて、
縦軸と横軸が垂直に交わる平面座標としてダイヤ図を表示することを特徴とする運転整理支援システム。
- 請求項1から6の何れか記載の運転整理支援システムにおいて、
前記視点を直上方向として縦軸と横軸が垂直に交わる平面座標として設定されたダイヤ図の2次元座標系を、ユーザーの定める視点位置に応じて鳥瞰図のように透視投影した座標系へと変換し、変換後の座標系におけるダイヤ図を表示することを特徴とする運転整理支援システム。
- 請求項1から7の何れか記載の運転整理支援システムにおいて、
前記直線の種別とは、駅内着、駅内発、停車、通過、駅間及び折返しを含むことを特徴とする運転整理支援システム。
Priority Applications (1)
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JP2009032143A JP5156664B2 (ja) | 2009-02-16 | 2009-02-16 | 運転整理支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009032143A JP5156664B2 (ja) | 2009-02-16 | 2009-02-16 | 運転整理支援システム |
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Family
ID=42815304
Family Applications (1)
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JP2009032143A Active JP5156664B2 (ja) | 2009-02-16 | 2009-02-16 | 運転整理支援システム |
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