JP5155445B2 - ヒステリシス・アクティベーション・タイマの設定 - Google Patents

ヒステリシス・アクティベーション・タイマの設定 Download PDF

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Description

優先権主張
本願は、本願の譲受人に譲渡され、本明細書において参照によって明確に組み込まれている2008年6月10日出願の“INTELLIGENT SETTING OF HYSTERESIS ACTIVATION TIMER TO ENTER HYSTERESIS SOONER AND SAVE BATTERY”と題された米国仮出願61/060,213号の優先権を主張する。
以下の記載は、一般に、無線通信に関し、さらに詳しくは、アクセス端末やモバイル・デバイスのようなデバイスが休止状態にあり、基地局との間でさらなるデータが交換されることが望ましくないと判定した場合、これらアクセス端末やモバイル・デバイスによって実行される動作に関連する方法およびシステムに関する。
無線通信システムはさまざまなタイプの通信を提供するために広く開発され、例えば、音声および/またはデータが、そのような無線通信システムによって提供されうる。一般的な無線通信システムすなわちネットワークは、複数のユーザへ、1または複数の共有リソース(例えば、帯域幅、送信電力)に対するアクセスを提供しうる。例えば、システムは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、符号分割多重化(CDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)のような様々な多元接続技術を使用することができる。
通常、無線多元接続通信システムは、複数のアクセス端末のための通信を同時にサポートすることができる。おのおののアクセス端末は、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信を介して、1または複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(すなわち、ダウンリンク)は、基地局からアクセス端末への通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわち、アップリンク)は、アクセス端末から基地局への通信リンクを称する。この通信リンクは、単一入力単一出力システム、複数入力単一出力システム、あるいは複数入力複数出力(MIMO)システムによって確立される。
MIMOシステムはデータ送信のために一般に、複数(N個)の送信アンテナと複数(N個)の受信アンテナとを適用する。N個の送信アンテナおよびN個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも称されるN個の独立チャネルへ分割される。ここでN≦min{N、N}である。N個の独立チャネルのおのおのは、ディメンションに相当する。さらに、複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加のディメンションが利用される場合、MIMOシステムは、(例えば、高められたスペクトル効率、より高いスループット、および/またはより高い信頼性のような)向上されたパフォーマンスを与える。
MIMOシステムは、順方向リンク通信および逆方向リンク通信を、共通の物理媒体によって分割するさまざまなデュプレクス技術をサポートしうる。例えば、周波数分割デュプレクス(FDD)システムは、順方向リンク通信および逆方向リンク通信のために異なる周波数領域を利用しうる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、相互原理によって、逆方向リンク・チャネルから順方向リンク・チャネルを推定できるように、順方向リンク送信および逆方向リンク送信が、同じ周波数領域にある。
無線通信システムはしばしば、有効通信範囲領域を提供する1または複数の基地局を使用する。一般的な基地局は、ブロードキャスト・サービス、マルチキャスト・サービス、および/またはユニキャスト・サービスのために、複数のデータ・ストリームを送信する。ここで、データ・ストリームは、モバイル・デバイスに対して興味のある独立した受信からなるデータのストリームでありうる。そのような基地局の有効通信範囲領域内のアクセス端末は、合成ストリームによって搬送される1つ、1つより多い、または全てのデータ・ストリームを受信するために適用されうる。同様に、モバイル・デバイスは、基地局あるいは他のモバイル・デバイスへデータを送信することができる。
無線通信システムは、一般に、複数のパケット・ゾーンに分割される。ここで、モバイル・デバイスが、さまざまなゾーンを通過するので、無線ネットワークに関連付けられたシステムID(SID)パラメータ、ネットワークID(NID)パラメータ、またはパケット・ゾーンID(PZID)パラメータにおける変化が検知された場合には常に、そのパケット・データ・サービスに再接続することが要求されうる。そして、一般に、CDMA2000(登録商標)拡散スペクトル・システムにおける高速パケット・データ送信をサポートするために必要な要件を定義する3GPP2規格“Data Service Options for Spread Spectrum Systems:Service Options 33 and 66”(例えば、3GPP2 C.S0017−012−A、バージョン2.0)に準拠して、無線ネットワークが、いわゆる“R−P”インタフェース(A10およびA11としても知られている)を、パケット・データ・サービスに関連付けられたパケット・データ・サービス提供ノード(PDSN)とラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)との間で移動させる必要がある場合、あるいは、新たなIPアドレスをモバイル・デバイスに割り当てる必要がある場合、PPP(ポイント・トゥ・ポイント)接続を維持するために、再接続処理が必要とされる。しかしながら、パケット・ゾーン変化が迅速かつ連続的である場合、そのような性急なおよび/またはコンスタントな再接続を行うために、過剰な量の処理リソースが不必要に使用され、それに相応して、モバイル・デバイスのバッテリ寿命も短くなる。前述した問題を回避するために、モバイル・デバイスは、ヒステリシス状態とされる。これによって、モバイル・デバイスは、複数のパケット・ゾーン間を移動している場合、および、関連付けられた基地局がモバイル・デバイスに対して、複数の訪問パケット・ゾーンを格納することを求めない場合、接続回数を低減できるようになる。一般に、モバイル・デバイスがヒステリシスに入る前の残り時間をモニタするヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を用いることによって、ヒステリシス状態に入ることができる。したがって、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)をより小さな値に設定することによって、モバイル・デバイスはヒステリシス状態により迅速に入ることができるので、パケット・ゾーンが迅速に変化した場合の再接続の回避のみならず、エアによるメッセージングの節約が可能となる。
しかしながら、同時に動作しており基地局とデータを連続的に交換している複数のアプリケーションをモバイル・デバイスまたはアクセス端末が有している場合、コンフリクトが生じうる。このコンフリクトは、複数のアプリケーションが、交換するデータを有しておらず、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)の制御(例えば、設定または再設定)を試み、その結果、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)は、所望されない、あるいは、不正確な値が設定される場合に生じる。
以下は、1または複数の実施形態の基本的な理解を与えるために、そのような実施形態の簡略化された概要を示す。この概要は、考えられるすべての実施形態の広範囲な概観ではなく、すべての実施形態の重要要素や決定的要素を特定することも、何れかまたはすべての実施形態のスコープを線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、簡略化された形式で1または複数の実施形態のいくつかの概念を表すことである。
権利主張される主題は、モバイル・デバイスが休止状態にあり、基地局とさらなるデータが交換されることが望ましくない場合に、モバイル・デバイスによって実行されうる動作に関連する。そのような1つの動作は、モバイル・デバイスのために、基地局と交換すべきデータが存在するかしないかに基づいて、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を、0秒から30秒の間の値に設定することである。その後、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)が終了すると、モバイル・デバイスは、ヒステリシス状態に移行し、ヒステリシス・タイマが起動する。デバイスをヒステリシス状態にすることによって、デバイスは、複数のパケット・ゾーンを移動している場合、および、基地局がデバイスに対して、複数の訪問パケット・ゾーンを格納することを求めない場合、接続回数を低減できるようになる。さらに、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)が終了すると、ヒステリシス状態が始まる。ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)をより小さな値に設定することによって、一般に、デバイスは、より早くヒステリシス状態となり、もって、パケット・ゾーンが急激に変化した場合における再登録を回避することができる。さらに、デバイスをヒステリシス状態にすることによって、エアによるメッセージングの節約のみならず、デバイスのバッテリ寿命の節電にもなる。したがって、相互通信するさらなるデータがないことをデバイスが認識している場合、権利主張される主題の目的は、関連付けられたヒステリシス・アクティベーション・タイマを、許容可能な最低値に設定することである。これは、実行中のデータ交換が終了するときを識別し、その後、デバイスを迅速にヒステリシス状態にできるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を適切な値に設定できる機能を、データ交換中のアプリケーションに持たせることが必要であることを示唆する。1つの態様によれば、権利主張される主題によって、モバイル・デバイス上で実行しているすべてのアプリケーションが、交換するデータがないと認識した場合、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)の値を適切に設定できるようになる。しかしながら、多くのアプリケーションが、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)値の設定を同時に試みた場合、これは、望まれない接続をもたらすので、この単純な解決策は非現実的となりうる。したがって、さらなる態様によれば、権利主張される主題によって、アプリケーションは、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)ステータスを確認し、その後、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)をどの値に設定するかについて知的な決定を行うことができるようになる。これは、アプリケーションに対して、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)が動作中であるか否かを知らせることによって、すなわち、(例えば、ヒステリシスス・アクティベーション・タイマ(HAT)が動作している場合)ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)が終了するまでどれくらいの時間が残っているかを知らせることによって達成されうる。上記の情報に基づいて、アプリケーションは、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)値を新たな値に設定または変更するか否かについて、知的な決定を行いうる。アプリケーションが適切なヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)値を決定し、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を新たな値に設定すれば、モバイル・デバイスは、それにしたがって、すでに動作している場合には、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)が停止および/または再起動する次回から有効になるようにヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を更新しうる。
本明細書に記載されたさまざまな態様によれば、権利主張される主題は、無線通信環境において、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定する方法を開示する。ここで、この方法は、アプリケーションがデータを交換しているか否かを判定するためにデータ・セッションをモニタすることと、ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるか否かに関するインジケーションを、ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得することと、このインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定することと、その後、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いてヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新することとを含む。
さらなる態様によれば、権利主張される主題は、命令群を保持するメモリを含む。これら命令群は、アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションをモニタすることと、ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるか否かを示すインジケーションを、ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得することと、このインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定することと、その後、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いてヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新することとに関連する。それに加えて、この装置はまた、メモリに接続され、このメモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサをも含みうる。
さらに、権利主張される主題は、さらなる態様にしたがって、無線通信環境においてヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定する無線通信装置を開示する。この装置は、送信手段と受信手段との間でデータ交換がなされているか否かを判定する手段と、受信手段に関連付けられたヒステリシス・アクティベーション・タイマの現在のステータスをチェックする手段と、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認する手段と、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いてヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新する手段とを含む。
さらに、さらなる態様によれば、権利主張される主題は、コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品を開示する。このコンピュータ読取可能媒体は、アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションをモニタするためのコードと、ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得するためのコードと、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定するためのコードと、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いてヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新するためのコードとを備える。
さらに、さらなる態様によれば、権利主張される主題は、プロセッサを備える無線通信装置を開示する。このプロセッサは、アプリケーションがデータを交換しているか否かを判定するためにデータ・セッションを連続的にモニタし、ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるか否かを示すインジケーションを、ヒステリシス・アクティベーション・タイマから取得し、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認し、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いてヒステリシス・アクティベーション・タイマを再設定するように構成される。
前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、後に十分に記載され、特許請求の範囲において特に指摘されている特徴を備える。次の記載および添付図面は、1または複数の実施形態のある実例となる態様を詳細に記載する。しかしながら、これらの態様は、さまざまな実施形態の原理が適用されるさまざまな方法のうちの僅かしか示しておらず、記載された実施形態は、そのような全ての局面およびそれらの均等物を示すことが意図されている。
図1は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがう無線通信システムの実例である。 図2は、多くのユーザをサポートするように構成され、開示されたさまざまな実施形態および態様が実施されるさらなる無線通信システムの例示を提供する。 図3は、関連付けられたモバイル・デバイスあるいはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するためにより迅速にヒステリシスに入ることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定するシステムの実例である。 図4は、関連付けられたモバイル・デバイスあるいはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するためにより迅速にヒステリシス状態に入ることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定するシステムの実例である。 図5は、関連付けられたモバイル・デバイスあるいはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するためにより迅速にヒステリシスに入ることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定する方法の実例である。 図6は、関連付けられたモバイル・デバイスあるいはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するためにより迅速にヒステリシスに入ることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定するコール・フローの実例である。 図7は、関連付けられたモバイル・デバイスあるいはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するためにより迅速にヒステリシスに入ることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定するアクセス端末の実例である。 図8は、本明細書で開示されたされたさまざまなシステムおよび方法と共に適用されうる無線ネットワーク環境の実例である。 図9は、関連付けられたモバイル・デバイスあるいはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するためにより迅速にヒステリシスに入ることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定するシステムの実例である。
さまざまな実施形態が、全体を通じて同一要素を示すために同一の参照番号が使用される図面を参照して説明される。次の記述では、説明の目的のために、多数の特定の詳細が、1または複数の実施形態についての完全な理解を提供するために記述される。しかしながら、そのような実施形態は、これら具体的な詳細なしで実現されうることが明白でありうる。他の事例では、1または複数の実施形態の記載を容易にするために、周知の構成およびデバイスがブロック図形式で示される。
本願で使用されるように、用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのうちの何れかであるコンピュータ関連エンティティを称することが意図されている。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピュータ・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピュータ・デバイスとの両方が構成要素になりえる。1または複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、構成要素は、1つのコンピュータに局在化されるか、および/または、複数のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。これら構成要素は、(例えば、信号によってローカル・システムや分散システム内の他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、および/または、他のシステムを備えた例えばインターネットのようなネットワークを経由して他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータのような)1または複数のデータのパケットを有する信号にしたがって、ローカル処理および/またはリモート処理によって通信することができる。
本明細書に記述された技術は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムに使用することができる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新リリースであり、ダウンリンクではOFDMAを用い、アップリンクではSC−FDMAを用いる。
シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、シングル・キャリア変調および周波数ドメイン等値化を用いる。SC−FDMAは、OFDMAシステムと類似の性能を有し、本質的に全体的に同等の複雑さを有する。SC−FDMA信号は、その固有のシングル・キャリア構造により、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、例えば、より低いPAPRが送信電力効率の観点からアクセス端末に非常に役立つアップリンク通信で使用されうる。したがって、SC−FDMAは、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)すなわちイボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続性スキームとして実施されうる。
さらに、さまざまな実施形態は、本明細書において、アクセス端末に関して記載される。アクセス端末はまた、システム、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル、遠隔局、遠隔端末、モバイル・デバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、またはユーザ機器(UE)とも称されうる。アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、コンピューティング・デバイス、あるいは無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな実施形態が、基地局に関連して記載される。基地局は、アクセス端末と通信するために利用することができ、アクセス・ポイント、ノードB、イボルブド・ノードB(eNodeB)、あるいはその他のいくつかの用語で称されうる。
さらに、本明細書に記載のさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミング技術および/またはエンジニアリング技術を用いた方法、装置、または製造物品として実現されうる。本明細書で使用される用語「製造物品」は、任意のコンピュータ読取可能デバイス、キャリア、または媒体からアクセスすることが可能なコンピュータ・プログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、限定される訳ではないが、磁気記憶装置(例えば、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、DVDなど)、スマート・カード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キー・ドライブなど)を含みうる。さらに、本明細書に記載されたさまざまな記憶媒体は、情報を格納するための1または複数のデバイス、および/または、その他のマシン読取可能媒体を表すことができる。用語「マシン読取可能媒体」は、限定されることなく、無線チャネル、および、命令群および/またはデータを格納、包含、および/または搬送することができるその他任意の媒体を含みうる。
図1に示すように、本明細書に記載されたさまざまな実施形態にしたがった無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナ・グループを含むことができる基地局102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2つのアンテナしか例示されていないが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。基地局102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。それらおのおのは、当業者によって理解されるように、信号の送信および受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナなど)を備えうる。
基地局102は、アクセス端末116およびアクセス端末122のような1または複数アクセス端末と通信しうる。しかしながら、基地局102は、アクセス端末116、122に類似の実質的に任意の数のアクセス端末と通信しうることが認識されるべきである。アクセス端末116およびアクセス端末122は、例えば、セルラ電話、スマート・フォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または、無線通信システム100による通信に適したその他任意のデバイスでありうる。図示するように、アクセス端末116は、アンテナ112、114と通信しており、ここでは、アンテナ112およびアンテナ114が、順方向リンク118によってアクセス端末116へ情報を送信し、逆方向リンク120によってアクセス端末116から情報を受信する。さらに、アクセス端末122は、アンテナ104、106と通信しており、ここでは、アンテナ104およびアンテナ106が、順方向リンク124によってアクセス端末122へ情報を送信し、逆方向リンク126によってアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用し、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することができる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を使用し、順方向リンク124および逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を使用することができる。
通信するように指定された領域および/またはアンテナのおのおののグループは、基地局102のセクタと称されうる。例えば、基地局102によってカバーされる領域のセクタ内のアクセス端末に通信するように、複数のアンテナが設計されうる。順方向リンク118および順方向リンク124による通信では、基地局102の送信アンテナは、アクセス端末116およびアクセス端末122のための順方向リンク118および順方向リンク124の信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを適用することができる。また、基地局102が、関連付けられた有効通信範囲にランダムに散在したアクセス端末116、122に送信するためにビームフォーミングを利用している間、近隣セル内のモバイル・デバイスは、すべてのアクセス端末に対して単一のアンテナによって送信している基地局に比べて、少ない干渉しか被らない。
図2は、多くのユーザをサポートするように構成され、開示されたさまざまな実施形態および態様が実施されるさらなる無線通信システム200の例示を提供する。図2に示すように、一例として、システム200は、例えばマクロ・セル202a−202gのような複数のセル202のための通信を提供する。ここで、おのおののセルは、対応するアクセス・ポイント(AP)204(例えば、AP204a−204g)によってサービス提供される。セルはおのおのの、1または複数のセクタにさらに分割されうる。ユーザ機器(UE)または移動局としても知られており、AT206a−206kを含むさまざまなアクセス端末(AT)206が、システムの全体にわたって分散している。AT206はおのおのの、例えば、ATがアクティブであるか、および、ソフト・ハンドオフにあるかに依存して、所与の瞬間において、順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)によって、1または複数のAP204と通信することができる。無線通信システム200は、大きな地理的領域にわたってサービスを提供することができ、例えば、マクロ・セル202a−202gは、近隣の数ブロックをカバーすることができる。
まず、権利主張される主題の広範囲な説明を提供する前に、権利主張される主題は、ある事例および/または態様では、モバイル・デバイス、アクセス端末、アクセス・ポイント、基地局、フェムトセル、またはホーム・ノードB(HNB)局に関して説明されるが、権利主張される主題は、拡張型アプリケーションを発見し、それらを、より広い無線通信インフラストラクチャ内で利用されうることが注目されるべきである。例えば、権利主張される主題は、等しく判別不能な効果および/または適用可能性を用いて、基地局および/またはアクセス端末内で利用されうる。
権利主張される主題を実現する概念は、アクセス端末またはモバイル・デバイスが休止状態にあり、基地局とさらなるデータが交換がなされることが望ましくない場合に、アクセス端末またはモバイル・デバイスによって実行されうる動作に関連する。特に、権利主張される主題によれば、アクセス端末またはモバイル・デバイスが、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)によって指定された時間内で、基地局との間でさらなるデータ交換がなされることが望ましくないと判定した場合、このアクセス端末またはモバイル・デバイスは、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)をゼロに設定しうる。それに加えて、および/または、その代わりに、権利主張される主題のさらなる態様によれば、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)がアクティブであり、モバイル・デバイスまたはアクセス端末が、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)の終了前に、対応する基地局との間でさらなるデータが交換されることを確認した場合、このモバイル・デバイスまたはアクセス端末は、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)をキャンセルしうる。
権利主張される主題のさらなる態様によれば、アクセス端末またはモバイル・デバイスが休止状態になり(あるいは、まさに休止状態になろうとしており)、関連付けられた基地局との間でのさらなるデータ交換が望ましくないことを確認すると、モバイル・デバイスまたはアクセス端末は、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を、例えば、ゼロと30との間の値に設定しうる。タイマが終了すると、アクセス端末またはモバイル・デバイスは、ヒステリシス状態に入る。この時点で、ヒステリシス・タイマが起動しうる。ヒステリシス状態によって、モバイル・デバイスまたはアクセス端末は、複数のパケット・ゾーンを移動している場合、および、関連付けられた基地局がモバイル・デバイスまたはアクセス端末に対して、複数の訪問パケット・ゾーンを格納することを求めない場合、接続回数を低減できるようになる。ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)が終了すると、ヒステリシス状態が始まる。したがって、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)をより小さな値に設定することによって、アクセス端末またはモバイル・デバイスは、ヒステリシス状態となり、もって、パケット・ゾーンが迅速に変化した場合における再登録を回避し、エアによる不必要なメッセージングを削減することができる。アクセス端末またはモバイル・デバイスを、迅速にヒステリシス状態にすることによって、モバイル・デバイスまたはアクセス端末は、バッテリ寿命を顕著に延ばすことができる。
したがって、上記を考慮することによって、アクセス端末またはモバイル・デバイスが、さらに交換するデータが存在しないことを認識または確認した場合、権利主張される主題の目的は、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を許容可能な最低値に設定することである。これは、モバイル・デバイスまたはアクセス端末と、対応する基地局との間でデータを交換しているアプリケーションが、データ交換がいつ終了するかを判定するために必要な認識を行うことと、その後、モバイル・デバイスまたはアクセス端末を迅速にヒステリシス状態にするのに十分な低い値にヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を設定するために必要な洞察を行うことと、を必要とすることを意味する。
関連付けられたモバイル・デバイスまたはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するために、ヒステリシスに迅速に入ることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定するシステム300を図示する図3に移る。例示するように、システム300は、アクセス端末またはモバイル・デバイス304(以降、「アクセス端末304」と称する)と連続的および/または動作的または散発的および/または断続的に通信している基地局302を含みうる。基地局とアクセス端末304それぞれの基本機能が、図1および図2に関連して上記のように説明されたので、これら機能のさらなる詳細な記載は、不必要な重複を避けるために、および、簡略化および簡潔化のために省略されている。それにもかかわらず、例示されるように、アクセス端末304は、関連付けられた基地局302と継続的にデータ交換を行う必要があるか否かを判定する、アクセス端末304で実行するアプリケーションのために必要な機能および能力を提供する実行エンジン306を含みうる。ここでは、現在、アプリケーションと基地局302との間でなされている実行中のデータ交換が存在する。実行エンジン306は、現在のデータ相互通信が停止または終了するときを確認し、その後、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308を、アクセス端末304を迅速にヒステリシス状態にするために十分な低い値に設定しうる。
実行エンジン306は、特に、アクセス端末304上で実行または動作しているアプリケーションへと機能および/または能力を提供するために、以下の方式で動作しうる。実行エンジン306は、データ・セッションがアクティブであるか否か、および、実行しているアプリケーションのおのおのが、例えば基地局302とデータ交換しているか否か、を判定するために、実行中のさまざまなアプリケーションによって伝送されるデータ・セッションをモニタしうる。さらに、実行エンジン306は、実行中のアプリケーションのおのおのが交換する必要のあるデータ量を確認し、さらには、交換されるべきデータ量に少なくとも部分的に基づいて、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308と通信し、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308の現在のステータスを取得する。実行エンジン306は、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308が動作していることを確認した場合には、さらに、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ306において現在設定されている時間が終了する前の残り時間の値を得るために、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308に対して問い合わせを行う。実行エンジン306は、その後、例えば、実行中の各アプリケーションが交換しなければならないデータ量や、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308が終了する前の残りの時間長さのような要因に少なくとも部分的に基づいて、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308を設定するための適切な値を決定しうる。例えば、実行エンジン306は、上記要因に少なくとも部分的に基づいて、何の措置も講じないこと、また、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308が時間切れになりアクセス端末304をヒステリシス状態にする前の期間を長く、あるいは短くすることを決定しうる。実行エンジン306は、適切な措置が確認されると、適切な値を用いて、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308を更新または設定しうる。
ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308に関し、この構成要素は、ハードウェア・タイマおよび/またはソフトウェア・タイマ(例えば、ハードウェアおよび/または実行中のソフトウェアの組み合わせとして実現されるタイマ)として実現されうる。したがって、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308は、例えばカウント・アップ・タイマ(例えば、値からカウント・アップすることによって、時間経過を示す)またはカウント・ダウン・タイマ(例えば、値からカウント・ダウンすることによって、時間経過を示す)のようなヒステリシス・アクティベーション・タイマの機能を提供するように構成された一般的な特別ではないハードウェア・タイマでありうる。さらに、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308は、ヒステリシス・アクティベーション・タイマの能力および/または機能を提供するために特別に製造あるいは個別化されたタイマでありうる。
実行エンジン306および/またはヒステリシス・アクティベーション・タイマ308は、その全体がハードウェアによって、および/または、ハードウェアと、実行中のソフトウェアとの組み合わせによって実現されうることが注目されるべきである。さらに、実行エンジンおよび/またはヒステリシス・アクティベーション・タイマ308は、その他の互換性のある構成要素内に組み込まれるか、および/または、関連付けられうる。それに加えて、実行エンジン306および/またはヒステリシス・アクティベーション・タイマ308は、限定される訳ではないが、プロセッサを含む任意のタイプのマシン、および/または、有線通信ネットワークおよび/または無線通信ネットワークとの有効な通信が可能な任意のタイプのマシンでありうる。
図4は、アクセス端末304の、特に、関連付けられたモバイル・デバイスまたはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するために迅速にヒステリシス状態することができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308を知的に設定する実行エンジン306のより詳細な例示を提供しており、例示するように、実行エンジン306は、アクティビティ・モニタ402を含みうる。アクティビティ・モニタ402は、データ・セッション・アクティビティを連続的および/または散発的にモニタし、および/または、アクセス端末304上で実行しており実行エンジン306によって提供される能力および/または機能を利用しているアプリケーションが、(例えば、基地局304、その他のアクセス端末などのような)対応するデバイスとデータを交換しているか否かを判定しうる。アクティビティ・モニタ402が、連続的および/または断続的なデータ・セッション・アクティビティが存在するかを判定し、および/または、アクセス端末304上で実行しており実行エンジン306によって提供される機能および/または能力を利用している1または複数のアプリケーションが、データを交換していることを確認している場合、アクティビティ・モニタ402は、1または複数のアプリケーションが、(例えば、基地局302やその他のアクセス端末のような)対応するデバイスと交換するさらなるデータを有さなくなるまで、あるいは、1または複数のアプリケーションが、対応するデバイスと交換される必要のあるデータ量が、完全ではないにせよ、終わりに近づいていることを示すインジケーションをアクティビティ・モニタ402に与える時間まで、そのようなアクティビティのモニタリングを継続しうる。
さらに例示するように、実行エンジン306はまた、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308の現在のステータスを定期的および/または連続的にチェックするステータス・モニタ404をも含みうる。ステータス・モニタ404によって返された結果に少なくとも部分的に基づいて、分析構成要素406は、ヒステリシス・アクティベーション・モニタ308が動作していないとステータス・モニタ404がレポートした場合、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308に設定すべき値を確認するために利用されうる。さらに、分析構成要素406はまた、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308が動作しているとステータス・モニタ404が示した場合、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308を再設定すべき新たな値を提供するために適用されうる。したがって、ステータス・モニタ404から受信あるいは導出された入力に少なくとも部分的に基づいて、分析構成要素406は、1つの事例において、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308が終了する前の、設定された残り時間の値を得るために、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308に対して問い合せを行い、その後、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308を再設定するための改訂された時間値を決定するために、設定された残り時間の値を利用する。あるいは、さらなる態様によれば、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308が今まで非アクティブであったとの、ステータス・モニタ404から受信または要求された通知に少なくとも部分的に基づいて、分析構成要素406が、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308を設定するための新たな値を確認しうる。
さらに、実行エンジン306は、分析構成要素406から受信された入力に少なくとも部分的に基づいて、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308がタイマとして利用する値の設定、再設定、または更新を行うか否かを決定しうる。したがって、分析構成要素406から受信した入力の1つのセットに基づいて、更新モジュール408によって、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308値の更新または再設定を行うか否かの決定がなされる。変更のない場合、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ308値として、現在の値を残す。さらに、分析構成要素406から得られた入力の別のセットに基づいて、アクセス端末304上で動作しているアプリケーションがデータ交換を完了するためには現在の値は不適切である(例えば、この値によって定義された期間が長すぎるか、短かすぎる)との判定が、更新モジュール408によってなされうる。それゆえ、更新モジュール408は、動作しているアプリケーションに適応するためにヒステリシス・アクティベーション・タイマ308によって利用される値の設定、再設定、または更新を行いうる。
図5および図6を参照して、関連付けられたモバイル・デバイスまたはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するために、迅速にヒステリシスにすることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定することに関する方法が例示される。説明を単純にする目的で、これら方法は、一連の動作として示され説明されているが、これら方法は、1または複数の実施形態にしたがって、幾つかの動作が本明細書で示され記載されたものとは異なる順序で、あるいは他の動作と同時に生じうるので、動作の順序によって限定されないことが理解され認識されるべきである。例えば、当業者であれば、これら方法はその代わりに、例えば状態図におけるように、一連の相互関連する状態またはイベントとして表されうることを理解し認識するだろう。さらに、1または複数の実施形態にしたがって方法を実現するために、必ずしも例示された全ての動作が必要とされる訳ではない。
図5を参照して、関連付けられたモバイル・デバイスまたはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するために、迅速にヒステリシスにすることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定する方法500が例示されている。方法500は502で始まり、ここでは、1または複数のアプリケーションがデータを交換しているか否か、および/または、データ・セッションが現在アクティブであるか否かが判定されうる。アクティブなデータ・セッションが存在すること、および/または、1または複数のアプリケーションがデータを交換しているものと502で確認された場合、方法500は、これらアプリケーションがデータを交換しているか否か、および/または、アクティブなデータ・セッションが存在し続けるか否かのモニタを続ける。一方、データ・セッションが非アクティブになったこと、および/または、1または複数のアプリケーションが、(例えば基地局302のような)対応する基地局と交換すべきさらなるデータを持っていないこと(または、1または複数のアプリケーションが、交換されるべきデータ量が少ないこと、および/または、データ・セッションが間もなく終了することを示すこと)が502で確認された場合、方法500は504に進み、ヒステリシス・アクティベーション・データのステータスが確認され、方法500は506に進む。504において、ヒステリシス・アクティベーション・タイマが動作していないと判定された場合、506において、新たな適切なヒステリシス・アクティベーション・タイマ値が確認され、ヒステリシス・アクティベーション・タイマが、この値を用いて更新されうる。あるいは、504において、ヒステリシス・アクティベーション・タイマが動作していると判定された場合、506において、ヒステリシス・アクティベーション・タイマが終了する前の残り時間を取得するようにヒステリシス・アクティベーション・タイマに対して問い合せがなされ、ヒステリシス・アクティベーション・タイマから取得された残り時間の値に少なくとも部分的に基づいて、改訂された値が決定され、方法500は動作508に進む。508では、この改訂された値を用いてヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新する前に、方法500は、この改訂され決定された値が、ヒステリシス・アクティベーション・タイマが終了する前の現在の残り時間のヒステリシス・アクティベーション・タイマから取得された以前の値に好ましいか否かを確認する。改訂された値が、以前に取得された値に好ましいと判定された場合、508において、この値を用いてヒステリシス・アクティベーション・タイマが更新されうる。あるいは、ヒステリシス・アクティベーション・タイマから取得された以前の値が、改訂され決定された新たな値に好ましいと判定された場合、何の動作を講じる必要もなく、ヒステリシス・アクティベーション・タイマは、(例えば、モバイル・デバイスをヒステリシス状態に迅速に移行させるような)目的を有効にするために、現在設定されている値を利用しうる。
図6は、例えば、(アクセス端末304のような)モバイル・デバイス上で動作しているアプリケーションと、改良型モバイル加入者ソフトウェア(AMSS)との間でなされるコール・フロー600を例示する。図示するように、コール・フロー600は、602で開始される。ここでは、進行中のデータ・セッションがアクティブであり、モバイル・デバイス上で動作しているアプリケーションが、基地局とデータを交換している。604では、権利主張された主題と協調し、実行エンジン306によって提供される能力および機能と連携して動作しているアプリケーションが、基地局と交換される必要のあるさらなるデータが存在しないと判定する。遠隔の基地局と、モバイル・デバイス上で動作しているアプリケーションとの間のデータ交換が終了したとの認識がなされると、606において、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)ステータスが要求され、608において、適切な応答が受信される。610では、608で受信された応答(例えば、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)が動作しているか否か)に少なくとも部分的に基づいて、ヒステリシス・アクティベーション・タイマの設定、再設定、または更新を行うための適切な値に関する判定がなされうる。612では、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)の所望される新たな値が設定され、その後、614では、このヒステリシス・アクティベーション・タイマ値が、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)に更新され、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)が再起動される。限定することなく、また、一般性を失うことなく、612では、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)値をさらに変える必要があるか否かに関する判定がなされうることが注目されるべきである。ヒステリシス・アクティベーション・タイマが現在動作している値が、決定された新たな値に好適であると確認された(例えば、動作610において確認された)場合、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)の値を設定または更新するための動作を講じる必要はないので、その結果、ヒステリシス・アクティベーション・タイマ(HAT)を再起動する必要はない。
本明細書で記載された1または複数の態様によれば、関連付けられたモバイル・デバイスまたはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するために、迅速にヒステリシスにすることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定することについて推論がなされうることが認識されるだろう。本明細書で使用されるように、「推論する」または「推論」なる用語は一般に、イベントおよび/またはデータによって取得されたような観察のセットから、システム、環境、および/または、ユーザの状態の推論あるいはそれらに関する推理のプロセスを称する。推論は、特定のコンテキストまたは動作を特定するために適用されるか、あるいは、例えば状態にわたる確率分布を生成しうる。推論は、確率論的、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づく対象となる状態にわたる確率分布の計算である。推論はまた、イベントおよび/またはデータのセットから、より高いレベルのイベントを構築するために適用される技術を称することができる。そのような推論によって、イベントが時間的に近接していようといまいと、これらイベントおよびデータが1または幾つかのイベント・ソースおよびデータ・ソースに由来していようと、観察されたイベントおよび/または格納されたイベント・データのセットから、新たなイベントまたは動作を構築することができる。
図7は、アクセス端末304のバッテリ寿命を節約するためにより迅速にヒステリシスにすることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定することを容易にするアクセス端末の実例700である。アクセス端末304は、例えば(図示しない)受信アンテナから信号を受信し、受信した信号について一般的な動作(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート等)を実行し、これら調整された信号をデジタル化してサンプルを得る受信機702を備えうる。受信機702は、例えばMMSE受信機であり、受信したシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ706へ送る復調器704を備えうる。プロセッサ706は、受信機702によって受信された情報の分析、および/または、送信機714による送信のための情報の生成に特化されたプロセッサ、アクセス端末304の1または複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、受信機702によって受信された情報の分析と、送信機714による送信のための情報の生成と、アクセス端末304の1または複数の構成要素の制御との両方を行うプロセッサでありうる。
アクセス端末304は、プロセッサ706に動作可能に接続されたメモリ708をさらに備える。このメモリは、送信されるべきデータ、受信したデータ、および、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報を格納しうる。例えば、メモリ708は、1または複数の基地局によって適用されるグループ特有のシグナリング制約を格納しうる。メモリ708は、さらに、リソース・ブロック割当を通信するために使用されるシグナリング制約を識別すること、および/または、受信した割当メッセージを分析するためにそのシグナリング制約を適用することとに関連付けられたプロトコルおよび/またはアルゴリズムを格納しうる。
本明細書に記載されたデータ・ストア(例えば、メモリ708)は、揮発性メモリであるか、あるいは不揮発性メモリである。あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるだろう。限定ではなく例示によって、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例示によって、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような多くの形態で利用可能である。主題となるシステムおよび方法のメモリ708は、限定される訳ではないが、これらおよびその他任意の適切なタイプのメモリを備えることが意図される。
受信機702はさらに、図3の実行エンジン306に実質的に同じでありうる実行エンジン710に動作可能に接続されている。アクセス端末304はさらに、変調器712と、送信機714とを備える。送信機714は、例えば基地局や他の基地局等へ信号を送信する。プロセッサ706と別に示されているが、実行エンジン710および/または変調器712は、プロセッサ706または多くのプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが理解されるべきである。
図8は、無線通信システム800の例を示す。無線通信システム800は、簡潔さの目的のため、1つの基地局810と1つのアクセス端末850しか示していない。しかしながら、システム800は、1より多い基地局、および/または、1より多いアクセス端末を含みうることが認識されるべきである。ここで、追加の基地局および/またはアクセス端末は、以下に示す基地局810およびアクセス端末850の例と実質的に類似しうるか、あるいは、異なりうる。さらに、基地局810および/またはアクセス端末850は、その間の無線通信を容易にするために、本明細書に記載されたシステム(図1−4、図7および図9)および/または方法(図5−6)を適用しうることが理解されるべきである。
基地局810では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース812から送信(TX)データ・プロセッサ814へ提供される。一例によれば、おのおののデータ・ストリームが、それぞれのアンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ814は、トラフィック・データ・ストリームをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符合化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符合化されたデータを提供する。
おのおののデータ・ストリームの符合化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。さらに、あるいは、その代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されうる。パイロット・データは、一般には、周知の方式で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するために、アクセス端末850において使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符合化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、Mフェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ830によって実行または提供される指示によって決定されうる。
データ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理するTX MIMOプロセッサ820に提供される。TX MIMOプロセッサ820はその後、N個の変調シンボル・ストリームを、N個の送信機(TMTR)822a乃至822tへ提供する。さまざまな実施形態において、TX MIMOプロセッサ820は、データ・ストリームのシンボル、および、そのシンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
おのおのの送信機822は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。さらに、送信機822a乃至822tからのN個の変調信号は、N個のアンテナ824a乃至824tそれぞれから送信される。
アクセス端末850では、送信された変調信号が、N個のアンテナ852a乃至852rによって受信され、受信された信号がおのおののアンテナ852からそれぞれの受信機(RCVR)854a乃至854rへ提供される。おのおのの受信機854は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
RXデータ・プロセッサ860は、N個の受信機854からN個のシンボル・ストリームを受信し、受信されたこれらシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ860は、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ860による処理は、基地局810におけるTX MIMOプロセッサ820およびTXデータ・プロセッサ814によって実行されるものと相補的である。
プロセッサ870は、上述したように、利用可能などの技術を利用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ870は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。
逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームに関するトラフィック・データをデータ・ソース836から受け取るTXデータ・プロセッサ838によって処理され、変調器880によって変調され、送信機854a乃至854rによって調整され、基地局810へ送り戻される。
基地局810では、アクセス端末850からの変調信号が、アンテナ824によって受信され、受信機822によって調整され、復調器840によって復調され、RXデータ・プロセッサ842によって処理されることにより、アクセス端末850によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。さらに、プロセッサ830は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符合化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
プロセッサ830およびプロセッサ870は、基地局810およびアクセス端末850それぞれにおける動作を指示(例えば、制御、調整、管理等)する。プロセッサ830およびプロセッサ870はそれぞれ、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ832およびメモリ872に関連付けられうる。プロセッサ830およびプロセッサ870はまた、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれのための周波数およびインパルス応答推定値を導出する計算をも実行する。
態様では、論理チャネルが、制御チャネルとトラフィック・チャネルとに分類される。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャキャストするためのDLチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を含みうる。さらに、論理制御チャネルは、ページング情報を転送するDLチャネルであるページング制御チャネル(PCCH)を含みうる。さらに、論理制御チャネルは、1またはいくつかのMTCHのためにマルチメディア・ブロードキャストおよびマルチキャスト・サービス(MBMS)スケジュールおよび制御情報を送信するために使用されるポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルであるマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を備えうる。一般に、ラジオ・リソース制御(RRC)接続を確立した後、このチャネルは、MBMS(例えば、旧MCCH+MSCH)を受信するUEによってのみ使用される。さらに、論理制御チャネルは、専用制御情報を送信するポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用される専用制御チャネル(DCCH)を含みうる。態様では、論理トラフィック・チャネルは、ユーザ情報を転送するために、1つのUEに専用のポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルである専用トラフィック・チャネル(DTCH)を備える。さらに、論理トラフィック・チャネルは、トラフィック・データを送信するポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルのためのマルチキャスト・トラフィック・チャネル(MTCH)をも含みうる。
態様では、伝送チャネルが、DLとULとに分類される。DL伝送チャネルは、ブロードキャスト・チャネル(BCH)、ダウンリンク共有データ・チャネル(DL−SDCH)、およびページング・チャネル(PCH)を備える。PCHは、セル全体にわたってブロードキャストされることにより、および、他の制御/トラフィック・チャネルのために使用されうる物理レイヤ(PHY)リソースにマップされることにより、UE節電をサポートする(例えば、不連続受信(DRX)サイクルが、ネットワークによってUEへ示される)。UL伝送チャネルは、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)、要求チャネル(REQCH)、アップリンク共有データ・チャネル(UL−SDCH)、および複数のPHYチャネルを備える。
PHYチャネルは、DLチャネルとULチャネルとのセットを備える。例えば、DL PHYチャネルは、共通のパイロット・チャネル(CPICH)、同期チャネル(SCH)、共通制御チャネル(CCCH)、共有DL制御チャネル(SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有UL割当チャネル(SUACH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、DL物理共有データ・チャネル(DL−PSDCH)、UL電力制御チャネル(UPCCH)、ページング・インジケータ・チャネル(PICH)、および/または、負荷インジケータ・チャネル(LICH)を含みうる。さらなる実例として、UL PHYチャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)、チャネル品質インジケータ・チャネル(CQICH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、アンテナ・サブセット・インジケータ・チャネル(ASICH)、共有要求チャネル(SREQCH)、UL物理共有データ・チャネル(UL−PSDCH)、および/またはブロードキャスト・パイロット・チャネル(BPICH)を含みうる。
本明細書に記載された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはこれらの任意の組み合わせで実現されうることが理解されるべきである。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1または複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラム可能ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロ・プロセッサ、本明細書に記載の機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内に実装されうる。
これら実施形態が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアあるいはマイクロコード、プログラム・コードあるいはコード・セグメントで実現される場合、これらは、例えば記憶素子のような機械読取可能媒体に格納されうる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラム文からなる任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいは記憶内容の引渡および/または受信を行うことによって、他のコード・セグメントまたはハードウェア回路に接続されうる。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージ引渡し、トークン引渡、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を用いて引渡、転送、あるいは送信されうる。
ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載のこれら技術は、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能等)を用いて実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装されうる。プロセッサ外部に実装される場合、メモリ・ユニットは、当該技術分野で周知のさまざまな手段によってプロセッサと通信可能に接続されうる。
図9に移って、無線通信環境において、関連付けられたモバイル・デバイスあるいはアクセス端末のバッテリ寿命を節約するためにより迅速にヒステリシスにすることができるように、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定するシステム900が例示される。システム900は、例えば、アクセス端末内に存在することができる。図示するように、システム900は、プロセッサ、ソフトウェア、または(例えば、ファームウェアのような)これらの組み合わせによって実現される機能を表しうる。システム900は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ902を含む。論理グループ902は、アプリケーションがデータを交換しているか否かを判定するための電子構成要素904を含みうる。さらに、論理グループ902は、ヒステリシス・アクティベーション・タイマのステータスを確認するための電子構成要素906を含みうる。さらに、論理グループ902は、ヒステリシス・アクティベーション・タイマを設定するための適切な値を決定するための電子構成要素908を含みうる。さらに、論理グループ902は、適切な値を用いてヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新するための電子構成要素910を含みうる。さらに、システム900は、電子構成要素904、906、908、910に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ912を含みうる。メモリ912の外部にあるとして示されているが、電子構成要素904、906、908、910は、メモリ912の内部に存在しうることが理解されるべきである。
上述したものは、1または複数の実施形態のうちの一例を含む。もちろん、上述した実施形態を説明する目的で、構成要素または方法の考えられるすべての組み合わせを記述することは可能ではないが、当業者であれば、さまざまな実施形態のさらに多くの組み合わせおよび置き換えが可能であることを認識することができる。したがって、記載された実施形態は、特許請求の範囲の精神およびスコープ内にあるそのようなすべての変更、変更、および変形を含むことが意図される。さらにまた、用語「含む」が、詳細説明あるいは特許請求の範囲のうちの何れかで使用されている限り、その用語は、用語「備える」が、請求項における遷移語として適用される場合に解釈される用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。
以下に、出願時の特許請求の範囲に対応する発明を付記する。
[発明1]
無線通信環境においてヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定する方法であって、
アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションをモニタすることと、
前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得することと、
前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定することと、
前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新することと
を備える方法。
[発明2]
前記更新することはさらに、現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に交換した後に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再起動することを備える発明1に記載の方法。
[発明3]
前記決定することはさらに、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を取得することを備える発明1に記載の方法。
[発明4]
前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値は、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に少なくとも部分的に基づく発明3に記載の方法。
[発明5]
前記決定することはさらに、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値と比較し、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を維持することを決定することを備える発明1に記載の方法。
[発明6]
前記獲得することに少なくとも部分的に基づいて、かつ、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマが非アクティブであると前記インジケーションが示す場合、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを起動することをさらに備える発明1に記載の方法。
[発明7]
無線通信装置であって、
アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションをモニタすることと、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得することと、前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定することと、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新することと、に関連する命令群を保持するメモリと、
前記メモリに接続され、前記メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサと
を備える無線通信装置。
[発明8]
前記更新することはさらに、現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に交換した後に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再起動することを備える発明7に記載の無線通信装置。
[発明9]
前記決定することはさらに、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を取得し、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認するために前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を利用することを備える発明7に記載の無線通信装置。
[発明10]
前記決定することはさらに、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値と比較し、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を維持することを決定することを備える発明7に記載の無線通信装置。
[発明11]
前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマが非アクティブであることを示すことを獲得することに少なくとも部分的に基づいて、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを起動することをさらに備える発明7に記載の無線通信装置。
[発明12]
無線通信環境においてヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定する無線通信装置であって、
送信手段と受信手段との間でデータ交換がなされているか否かを判定する手段と、
前記受信手段に関連付けられたヒステリシス・アクティベーション・タイマの現在のステータスをチェックする手段と、
新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認する手段と、
前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新する手段と
を備える無線通信装置。
[発明12]
前記更新する手段は、現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に交換した後に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再起動する発明12に記載の無線通信装置。
[発明14]
前記確認する手段は、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認する前に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を取得する発明12に記載の無線通信装置。
[発明15]
前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマにおいてアクティブにされた前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマ値が終了すると、前記受信手段は、ヒステリシス状態に入る発明12に記載の無線通信装置。
[発明16]
コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
前記コンピュータ読取可能媒体は、
アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションをモニタするためのコードと、
前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得するためのコードと、
新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定するためのコードと、
前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを設定するためのコードと
を備えるコンピュータ・プログラム製品。
[発明17]
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に交換した後に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再起動するためのコードを備える発明16に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[発明18]
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を取得するためのコードを備える発明16に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[発明19]
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値と比較し、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を維持することを決定するためのコードを備える発明16に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[発明20]
無線通信装置であって、
アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションを連続的にモニタし、
前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから取得し、
新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認し、
前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再設定する
ように構成されたプロセッサ
を備える無線通信装置。
[発明21]
前記プロセッサはさらに、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値と比較し、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を維持することを決定するように構成された発明20に記載の無線通信装置。

Claims (20)

  1. 無線通信環境においてヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定する方法であって、
    アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションをモニタすることと、
    前記データ・セッションが非アクティブになった場合、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得することと、
    前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定することと、
    前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新することと
    を備える方法。
  2. 前記更新することはさらに、現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に交換した後に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再起動することを備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記決定することはさらに、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を取得することを備える請求項1に記載の方法。
  4. 前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値は、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に少なくとも部分的に基づく請求項3に記載の方法。
  5. 前記決定することはさらに、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値と比較し、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を維持することを決定することを備える請求項1に記載の方法。
  6. 前記獲得することに少なくとも部分的に基づいて、かつ、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマが非アクティブであると前記インジケーションが示す場合、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを起動することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  7. 無線通信装置であって、
    アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションをモニタすることと、前記データ・セッションが非アクティブになった場合、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得することと、前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定することと、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新することと、に関連する命令群を保持するメモリと、
    前記メモリに接続され、前記メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサと
    を備える無線通信装置。
  8. 前記更新することはさらに、現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に交換した後に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再起動することを備える請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記決定することはさらに、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を取得し、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認するために前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を利用することを備える請求項7に記載の無線通信装置。
  10. 前記決定することはさらに、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値と比較し、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を維持することを決定することを備える請求項7に記載の無線通信装置。
  11. 前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマが非アクティブであることを示すことを獲得することに少なくとも部分的に基づいて、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを起動することをさらに備える請求項7に記載の無線通信装置。
  12. 無線通信環境においてヒステリシス・アクティベーション・タイマを知的に設定する無線通信装置であって、
    送信手段と受信手段との間でデータ交換がなされているか否かを判定する手段と、
    前記データ交換がなされていないと判定された場合、前記受信手段に関連付けられたヒステリシス・アクティベーション・タイマの現在のステータスをチェックする手段と、
    新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認する手段と、
    前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを更新する手段と
    を備える無線通信装置。
  13. 前記更新する手段は、現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に交換した後に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再起動する請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 前記確認する手段は、前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認する前に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を取得する請求項12に記載の無線通信装置。
  15. 前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマにおいてアクティブにされた前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマ値が終了すると、前記受信手段は、ヒステリシス状態に入る請求項12に記載の無線通信装置。
  16. コンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションをモニタするためのコードと、
    前記データ・セッションが非アクティブになった場合、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから獲得するためのコードと、
    新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を決定するためのコードと、
    前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを設定するためのコードと
    記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
  17. 現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値に交換した後に、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再起動するためのコードさらに記録した請求項16に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体
  18. 前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を取得するためのコードさらに記録した請求項16に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体
  19. 前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値と比較し、前記現在のヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を維持することを決定するためのコードさらに記録した請求項16に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体
  20. 無線通信装置であって、
    アプリケーションがデータを交換しているかを判定するためにデータ・セッションを連続的にモニタし、
    前記データ・セッションが非アクティブになった場合、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマがアクティブであるかを示すインジケーションを、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマから取得し、
    新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を確認し、
    前記新たなヒステリシス・アクティベーション・タイマ値を用いて、前記ヒステリシス・アクティベーション・タイマを再設定する
    ように構成されたプロセッサ
    を備える無線通信装置。
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