JP2012502598A - マルチ・キャリア動作における物理ランダム・アクセス・チャネル(prach)送信 - Google Patents

マルチ・キャリア動作における物理ランダム・アクセス・チャネル(prach)送信 Download PDF

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Abstract

マルチ・キャリアを有する無線環境内でのランダム・アクセスのために、アップリンク・キャリアを選択することを容易にするシステムおよび方法が記載される。ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアの選択は、利用可能なアップリンク・キャリアのセットからランダムに選択されうる。さらに、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアは、どのアップリンク・キャリアが、アンカ・キャリアとペアをなされるかに基づいて選択されうる。さらに、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアは、ユーザ機器(UE)に関連する帯域幅に基づいて特定されうる。ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリアを特定するために、基準信号もまた適用されうる。

Description

関連出願に対する相互参照
本願は、2008年9月12日に出願された“RANDOM ACCESS IN A MULTI−CARRIER COMMUNICATION SYSTEM”と題された米国仮出願61/096,602号、および2009年5月4日に出願された“PHYSICAL RANDOM ACCESS CHANNEL(PRACH)TRANSMISSION IN MULTICARRIER OPERATION”と題された米国仮出願61/175,398号の利益を主張する。上記出願の全体は、参照によって本明細書に組み込まれている。
以下の記述は、一般に無線通信に関し、さらに詳しくは、マルチ・キャリアを有する環境における物理ランダム・アクセス・チャンネル(PRACH)送信に関する。
無線通信システムはさまざまなタイプの通信を提供するために広く開発され、例えば、音声および/またはデータが、そのような無線通信システムによって提供されうる。一般的な無線通信システムすなわちネットワークは、複数のユーザへ、1または複数の共有リソース(例えば、帯域幅、送信電力)に対するアクセスを提供しうる。例えば、システムは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、符号分割多重化(CDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)のような様々な多元接続技術を使用することができる。
通常、無線多元接続通信システムは、複数のモバイル・デバイスのための通信を同時にサポートすることができる。おのおののモバイル・デバイスは、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信を介して、1または複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(すなわち、ダウンリンク)は、基地局からモバイル・デバイスへの通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわち、アップリンク)は、モバイル・デバイスから基地局への通信リンクを称する。
無線通信システムはしばしば、有効範囲領域を提供する1または複数の基地局を使用する。一般的な基地局は、ブロードキャスト・サービス、マルチキャスト・サービス、および/またはユニキャスト・サービスのために複数のデータ・ストリームを送信することができる。これらデータ・ストリームは、モバイル・デバイスに対して興味のある独立した受信からなるデータのストリームでありうる。そのような基地局の有効範囲領域内のモバイル・デバイスは、合成ストリームによって搬送された1つ、複数、あるいはすべてのデータ・ストリームを受信するために使用されうる。同様に、モバイル・デバイスは、基地局あるいは別のモバイルのデバイスへデータを送信しうる。
マルチ・キャリア無線通信環境内では、このようなヘテロジニアスなネットワーク内に多くのアップリンク・キャリアおよび/またはダウンリンク・キャリアが存在する。アクセス手順は、ユーザ機器(UE)が、C−RNTIを取得し、アップリンク(UL)同期を確立し、物理チャネル設定を受信し、および/または、RRC接続モードのための情報を取得することを含む。さらに、物理ランダム・アクセス・チャンネル(PRACH)プロセスは、UEがアップリンク・キャリアを使って基地局へのPRACHメッセージを開始することを含む。基地局は、ダウンリンク・キャリアを使って応答する。しかしながら、マルチ・キャリア環境では、複数のダウンリンク・キャリアが、1つのアップリンク・キャリアに関連付けられうる。
以下は、1または複数の実施形態の基本的な理解を与えるために、そのような実施形態の簡略化された概要を示す。この概要は、考えられるすべての実施形態の広範囲な概観ではなく、すべての実施形態の重要要素や決定的要素を特定することも、何れかまたはすべての実施形態のスコープを線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、簡略化された形式で1または複数の実施形態のいくつかの概念を表すことである。
関連する態様は、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアを選択することを容易にする方法。この方法は、複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにユーザ機器(UE)によって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定することを含みうる。さらに、この方法は、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行することを含みうる。
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにユーザ機器(UE)によって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定し、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含みうる。さらに、この無線通信装置は、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリを含みうる。
また別の態様は、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアを選択する無線通信装置に関する。この無線通信装置は、複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにUEによって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定する手段を含みうる。さらに、この無線通信装置は、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行する手段を備えうる。
また別の態様は、少なくとも1つのコンピュータに対して、複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにUEによって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定させ、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行させるための格納されたコードを有するコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品に関する。
他の態様は、無線環境におけるマルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行することを容易にする方法。この方法は、UEのためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、アップリンク・キャリアによって受信することを備えうる。ここで、アップリンク・キャリアは、複数のアップリンク・キャリアから決定されうる。さらに、この方法は、決定されたランダム・キャリアに基づいてランダム・アクセスを実行することを備えうる。
他の態様は、無線環境におけるマルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行することを容易にする方法。この方法は、少なくとも1つのダウンリンク(DL)キャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを定義することを備えうる。
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、UEのためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、複数のアップリンク・キャリアから決定されたアップリンク・キャリアによって受信し、決定されたアップリンク・キャリアに基づいてランダム・アクセスを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含みうる。さらに、この無線通信装置は、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリを含みうる。
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、少なくとも1つのダウンリンク(DL)キャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを定義するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含みうる。さらに、この無線通信装置は、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリを含みうる。
他の態様は、無線環境におけるマルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行する無線通信装置に関する。この無線通信装置は、UEのためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルをアップリンク・キャリアによって受信する手段を備えうる。ここで、アップリンク・キャリアは、複数のアップリンク・キャリアから決定される。さらに、この無線通信装置は、決定されたアップリンク・キャリアに基づいて、ランダム・アクセスを実行する手段を備えうる。
他の態様は、無線環境において、マルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行する無線通信装置に関する。この無線通信装置は、少なくとも1つのDLキャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを定義する手段を備えうる。
また別の態様は、少なくとも1つのコンピュータに対して、UEのためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、複数のアップリンク・キャリアから決定されたアップリンク・キャリアによって受信させ、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行させるための、格納されたコードを有するコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品に関する。
さらに別の態様は、少なくとも1つのコンピュータに対して、少なくとも1つのDLキャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを定義させるための、格納されたコードを有するコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品に関する。
別の態様は、ダウンリンク・キャリアを特定することを容易にする方法。この方法は、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)が向けられているDLキャリアに対応する1または複数の時間オフセットを定義することを備えうる。この方法はさらに、アップリンクによってメッセージを通信する場合、1または複数の時間オフセットを適用することを備えうる。この方法はさらに、受信された時間オフセットに基づいて、DLキャリアを特定することを備えうる。
前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、後に十分に記載され、特許請求の範囲において特に指摘されている特徴を備える。次の記載および添付図面は、1または複数の実施形態のある実例となる態様を詳細に記載する。しかしながら、これらの態様は、さまざまな実施形態の原理が適用されるさまざまな方法のうちの僅かしか示しておらず、記載された実施形態は、そのようなすべての局面およびそれらの均等物を示すことが意図されている。
図1は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがう無線通信システムの実例である。 図2は、無線通信環境において適用される通信装置の例示である。 図3は、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアを、複数のアップリンク・キャリアから選択することを容易にする無線通信システムの実例である。 図4は、マルチ・キャリアを有する無線通信システムにおけるランダム・アクセス設計の実例である。 図5は、マルチ・キャリアを有する無線通信システムにおけるランダム・アクセス設計の実例である。 図6は、マルチ・キャリアを有する無線通信システムにおけるランダム・アクセス設計の実例である。 図7は、複数のキャリアを有する環境において実行されるランダム・アクセスの実例である。 図8は、権利主張される主題にしたがうランダム・アクセスに関連するリソース・クリアの実例である。 図9は、パイロットまたはLRP信号に基づいてランダム・アクセス中にユーザ設備をリダイレクトしうるシステムの実例である。 図10は、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアを選択することを容易にする方法の実例である。 図11は、無線環境におけるマルチ・キャリアについてランダム・アクセスを実行することを容易にする方法の実例である。 図12は、無線通信システムにおける各キャリアのために識別情報(ID)を割り当てることを容易にするモバイル・デバイスの実例である。 図13は、無線通信環境において割り当てられた識別情報(ID)に基づいて、各キャリアのための制御情報を伝送することを容易にするシステムの実例である。 図14は、本明細書に記載されたさまざまなシステムおよび方法と共に適用されうる無線ネットワーク環境の実例である。 図15は、ランダム・アクセスのために適用されるべきアップリンク・キャリアを特定することを容易にするシステムの実例である。 図16は、無線環境におけるマルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行するシステムの実例である。
さまざまな実施形態が、全体を通じて同一要素を示すために同一の参照番号が使用される図面を参照して説明される。次の記述では、説明の目的のために、多数の特定の詳細が、1または複数の実施形態についての完全な理解を提供するために記述される。しかしながら、そのような実施形態は、これら具体的な詳細なしで実現されうることが明白でありうる。他の事例では、1または複数の実施形態の記載を容易にするために、周知の構成およびデバイスがブロック図形式で示される。
本願で使用されるような用語「モジュール」、「キャリア」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアの何れかであるコンピュータ関連エンティティを称することが意図される。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピュータ・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピュータ・デバイスとの両方が構成要素になりえる。1または複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、構成要素は、1つのコンピュータに局在化されるか、および/または、複数のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。これら構成要素は、(例えば、信号によってローカル・システムや分散システム内の他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、および/または、他のシステムを備えた例えばインターネットのようなネットワークを経由して他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータのような)1または複数のデータのパケットを有する信号にしたがって、ローカル処理および/またはリモート処理によって通信することができる。
本明細書に記述された技術は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムに使用することができる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新リリースであり、ダウンリンクではOFDMAを用い、アップリンクではSC−FDMAを用いる。
シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、シングル・キャリア変調および周波数領域等値化を用いる。SC−FDMAは、OFDMAシステムと類似の性能を有し、本質的に全体的に同等の複雑さを有する。SC−FDMA信号は、その固有のシングル・キャリア構造により、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、例えば、より低いPAPRが送信電力効率の観点からアクセス端末に非常に役立つアップリンク通信で使用されうる。したがって、SC−FDMAは、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)すなわちイボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続性スキームとして実施されうる。
さらに、本明細書では、さまざまな実施形態が、モバイル・デバイスに関連して記載される。モバイル・デバイスはまた、システム、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、あるいはユーザ機器(UE)とも称されうる。モバイル・デバイスは、セルラ電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有する携帯型デバイス、コンピュータ・デバイス、あるいは無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな実施形態が、基地局に関連して記載される。基地局はモバイル・デバイスと通信するために利用することができ、アクセス・ポイント、ノードBあるいはその他の用語で称されうる。
さらに、本明細書に記載のさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミング技術および/またはエンジニアリング技術を用いた方法、装置、または製造物品として実現されうる。本明細書で使用される用語「製造物品」は、任意のコンピュータ読取可能デバイス、キャリア、または媒体からアクセスすることが可能なコンピュータ・プログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、限定される訳ではないが、磁気記憶装置(例えば、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、DVD等)、スマート・カード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キー・ドライブ等)を含みうる。さらに、本明細書に記載されたさまざまな記憶媒体は、情報を格納するための1または複数のデバイス、および/または、その他の機械読取可能媒体を表すことができる。用語「機械読取可能媒体」は、限定されることなく、無線チャネル、および、命令群および/またはデータを格納、包含、および/または搬送することができるその他任意の媒体を含みうる。
図1に示すように、本明細書に記載されたさまざまな実施形態にしたがった無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナ・グループを含むことができる基地局102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2本のアンテナしか例示されていないが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。基地局102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。それらおのおのは、当業者によって理解されるように、信号の送信および受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナなど)を備えうる。
基地局102は、例えばモバイル・デバイス116およびモバイル・デバイス122のような1または複数のモバイル・デバイスと通信しうる。しかしながら、基地局102は、モバイル・デバイス116およびモバイル・デバイス122に類似した実質的に任意の数のモバイル・デバイスと通信しうることが理解されるべきである。モバイル・デバイス116、122は例えば、セルラ電話、スマート・フォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピュータ・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または、無線通信システム100を介して通信するのに適切なその他任意のデバイスでありうる。図示するように、モバイル・デバイス116は、アンテナ112およびアンテナ114と通信している。ここで、アンテナ112およびアンテナ114は、順方向リンク118によってアクセス端末116へ情報を送信し、逆方向リンク120によってアクセス端末116から情報を受信する。さらに、モバイル・デバイス122はアンテナ104およびアンテナ106と通信している。ここで、アンテナ104およびアンテナ106は、順方向リンク124でアクセス端末122へ情報を送信し、逆方向リンク126でアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用し、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することができる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を使用し、順方向リンク124および逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を使用することができる。
通信するように指定された領域および/またはアンテナのおのおののグループは、基地局102のセクタと称されうる。例えば、基地局102によってカバーされる領域のセクタ内のアクセス端末に通信するように、複数のアンテナが設計されうる。順方向リンク118および順方向リンク124による通信では、基地局102の送信アンテナは、アクセス端末116およびアクセス端末122のための順方向リンク118および順方向リンク124の信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを適用することができる。また、基地局102が、関連付けられた有効通信範囲にランダムに散在したモバイル・デバイス116、122に送信するためにビームフォーミングを利用している間、近隣セル内のモバイル・デバイスは、すべてのモバイル・デバイスに対して単一のアンテナによって送信している基地局に比べて、少ない干渉しか被らない。
基地局102(および/または基地局102のおのおののセクタ)は、1または複数の多元接続技術(例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA)を使用しうる。例えば、基地局102は、対応する帯域幅においてモバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス116、122)と通信するために特定の技術を利用しうる。さらに、基地局102によって、1より多くの技術が適用される場合、おのおのの技術は、それぞれの帯域幅に関連付けられうる。本明細書に記載された技術は下記を含みうる。グローバル・システム・フォー・モバイル(GSM(登録商標))、汎用パケット・ラジオ・サービス(GPRS)、エンハンスト・データ・レート・フォーGSMイボリューション(EDGE)、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)、cdmaOne(IS−95)、CDMA2000、イボリューション−データ・オプティマイズド(EV−DO)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、ワールドワイド・インタオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMAX)、MediaFLO、デジタル・マルチメディア・ブロードキャスティング(DMB)、デジタル・ビデオ・ブロードキャスティング−ハンドヘルド(DVB−H)等。前述した技術のリストは、例として与えられたものであって、権利主張される主題はそれに限定されないことが認識されるべきであり、実質的に任意の無線通信技術が、特許請求の範囲内にあることが意図されることが認識されるべきである。
基地局102は、第1の技術を用いて第1の帯域幅を利用しうる。さらに、基地局102は、第1の技術に対応するパイロットを、第2の帯域幅で送信しうる。例示によれば、第2の帯域幅は、基地局102、および/または、通信のために任意の第2の技術を利用する別の基地局(図示せず)によって導入されうる。さらに、パイロットは、第1の技術の存在を(例えば、第2の技術によって通信しているモバイル・デバイスへ)示しうる。例えば、パイロットは、第1の技術の存在に関する情報を伝送するビットを使用しうる。さらに、例えば、第1の技術を利用するセクタのセクタID、第1の周波数帯域幅を示すキャリア・インデクス等のような情報がパイロットに含まれうる。
別の例によれば、パイロットは、ビーコン(および/またはビーコンのシーケンス)でありうる。ビーコンは、OFDMシンボルでありうる。ここでは、電力の大部分が、1つのサブキャリアまたは少数のサブキャリア(例えば、少ない数のサブキャリア)で送信される。したがって、ビーコンは、モバイル・デバイスによって観察されうる強いピークをもたらすが、同時に、帯域幅の狭い部分において、データと干渉する(例えば、帯域幅の残りの部分は、ビーコンによって影響されない)。この例によれば、第1のセクタは、第1の帯域幅で、CDMAによって通信し、第2のセクタは、第2の帯域幅で、OFDMによって通信しうる。したがって、第1のセクタは、第2の帯域幅においてOFDMビーコン(またはOFDMビーコンのシーケンス)を(例えば、第2の帯域幅においてOFDMを利用して動作しているモバイル・デバイスへ)送信することによって、第1の帯域幅におけるCDMAの利用可能性を示しうる。
主題とするシステムおよび/または方法によって、UEは、マルチ・キャリアを含む無線環境においてランダム・アクセスを実行できるようになる。特に、基地局とのランダム・アクセスを実行するために、アップリンク・キャリアがランダムに選択されうる。それに加えて、UEは、複数のマルチ・キャリアで定義されたアンカ・キャリアとペアをなすアップリンク・キャリアでランダム・アクセスを実行しうる。さらに、主題とするイノベーションによって、UEは、(例えば基準信号のような)パイロット信号をアグリゲートしうる。ここで、基地局またはセルは、このようなパイロット信号に基づいて、ユーザ機器をリダイレクトしうる。さらに、ダウンリンク・キャリアを特定するために、ランダム・アクセス・プリアンブルに時間オフセットが適用されうる。それに加えて、ランダム・アクセスのために使用されるアップリンク・キャリアに対応するダウンリンク・キャリアをUEが決定できるようにするために、特定のダウンリンク・キャリアについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットが定義されうる。
図2に移って、無線通信環境内で適用される通信装置200が例示される。通信装置200は、基地局またはその一部であるか、モバイル・デバイスまたはその一部であるか、無線通信環境で送信されたデータを受信する実質的に任意の通信装置でありうる。通信システムでは、通信装置200は、マルチ・キャリア無線環境内のアップリンク・キャリアでランダム・アクセスを実行するために、以下に記載されるような構成要素を適用する。
通信装置200は、ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリアを決定しうる選択モジュール202を含みうる。選択モジュール202は、アンカ・キャリア、および対応するペアをなすアップリンク・キャリア(例えば、特定されたアンカ・キャリアに関連付けられたアップリンク・キャリア)を特定しうる。さらに、選択モジュール202は、マルチ・キャリア無線環境内の複数のアップリンク・キャリアから、アップリンク・キャリアを選択しうる。
この通信装置200はさらに、(例えば、特定されたアンカ・キャリアのような)特定のキャリアで、別のセルから、検出可能な低再使用プリアンブル(LRP)またはパイロット信号(例えば基準信号)を測定しうる。通信されたそのようなパイロット信号あるいはLRPに基づいて、通信装置200は、異なるセルへリダイレクトされうる。
通信装置200はさらに、マルチ・キャリア無線環境内のおのおののダウンリンク・キャリアのために、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)パラメータのセットを定義しうる定義モジュール206を含みうる。定義されたRACHパラメータのセットに基づいて、ダウンリンク・キャリアが特定されうる。例えば、ランダム・アクセスのために利用されるアップリンク・キャリアは、ダウンリンク・キャリアとペアをなしうる。ここで、RACHパラメータのセットは、ダウンリンク・キャリアを特定しうる。
さらに、図示されていないが、通信装置200は、複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにUEによって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定することと、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行すること等に関連する命令群を保持するメモリを含みうることが認識されるべきである。さらに、通信装置200は、(例えば、メモリ内に保持された命令群、別のソースから取得された命令群のような)命令群を実行することに関連して利用されるプロセッサを含みうる。
さらに、図示されていないが、通信装置200は、UEのためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、複数のアップリンク・キャリアから決定されうるアップリンク・キャリアによって受信することと、決定されたランダム・キャリアによってランダム・アクセスを実行すること等に関連する命令群を保持するメモリを含みうる。さらに、通信装置200は、(例えば、メモリ内に保持された命令群、別のソースから取得された命令群のような)命令群を実行することに関連して利用されるプロセッサを含みうる。
図3を参照して、ユーザ機器のために、複数のキャリアに関連する制御情報の識別情報を提供しうる無線通信装置300が例示される。このシステム300は、ユーザ機器304(および/または、(図示しない)任意の数の他のユーザ機器)と通信する基地局302を含む。さらに、システム300は、MIMOシステムでありうる。さらに、システム300は、OFDMA無線ネットワーク、3GPP LTE無線ネットワーク等において動作しうる。さらに、基地局302内において図示および以下に説明される構成要素および機能は、一例において、逆に、ユーザ機器304内にも存在することができるが、そして、図示する構成は、説明を簡単にするために、これら構成要素を除外している。基地局302(例えば、発展型ノードB、eノードB、eNB)は、情報、信号、データ、命令群、コマンド、ビット、シンボル等を送信および/または受信しうる。用語eNBはまた、基地局、アクセス・ポイント、ノードB、またはその他いくつかの専門用語でも称されうることが認識されるべきである。基地局302は、順方向リンク(ダウンリンク)および/または逆方向リンク(アップリンク)によってUE304と通信しうる。UE304は、情報、信号、データ、命令群、コマンド、ビット、シンボル等を送信および/または受信しうる。さらに、図示されていないが、システム300は、基地局302に類似した任意の数の別の基地局(単数または複数)、および/または、UE304に類似した任意の数のUE(単数または複数)を含みうる。例示によれば、システム300は、ロング・ターム・イボリューション・アドバンスト(LTE−A)ベースのシステムでありうる。しかしながら、権利主張された主題は、それには限定されない。
基地局302は、ランダム・アクセスのために使用される、アップリンク・キャリアとペアをなすダウンリンク・キャリアを特定するために、キャリアに関連付けられたダウンリンク・キャリアを評価しうるダウンリンク特定モジュール306を含む。特に、ダウンリンク特定モジュール306は、特定のダウンリンク・キャリアに関連して定義されうるRACHパラメータのセットを評価しうる。したがって、ユーザ機器304は、選択されたアップリンク・キャリアでランダム・アクセスを実行し、基地局302は、定義されたRACHパラメータに基づいて、対応するダウンリンク・キャリアを決定しうる。ダウンリンク・キャリアを特定するために時間オフセットが利用されうることが認識されるべきである。基地局302はさらに、干渉を除去しうる干渉クリア・モジュール308を含みうる。言い換えれば、干渉クリア・モジュール308は、アクセスのために利用されるリソースが、干渉除去されていることを保証しうる。
ユーザ機器304は、基地局302とのランダム・アクセスを実行するためのアップリンク・キャリアを選択しうる選択モジュール310を含みうる。選択モジュール310は、ランダム・アクセスを実行するために、アンカ・キャリアおよび対応するアップリンク・キャリアを特定しうる。他の事例では、選択モジュール310は、PRACHをサポートするマルチ・キャリア・グループから、アップリンク・キャリアをランダムに選択しうる。
ユーザ機器304はさらに、ランダム・アクセスを実行しうるランダム・アクセス(RA)モジュール312を含みうる。例えば、ランダム・アクセス・モジュール312は、ユーザ機器304が、ランダム・アクセス・プリアンブルを通信し、基地局302からランダム・アクセス応答を受信し、基地局302とスケジュールされた送信を通信し、基地局302から競合解決策を受信できるようにする。
ユーザ機器304はさらに、検出可能なセルからのパイロット信号(例えば、基準信号)および/または低再使用プリアンブル(LRP)をアグリゲートおよび/または収集しうるパイロット・モジュール314を含みうる。パイロット・モジュール314は、これら測定値を、基地局302へ通信しうる。ここで、基地局は、ユーザ機器304を別のセルへリダイレクトするべきかを判定しうる。
ユーザ機器304はまた、マルチ・キャリア・システム内のおのおのダウンリンク・キャリアが、RACHパラメータの特定のセットに対応することを保証する定義モジュール316を含みうる。したがって、検出されたRACHパラメータのセットが検出され、基地局302においてダウンリンク・キャリアが特定される。
システム300は、LTE−Aに関連するランダム・アクセスのために、マルチ・キャリア動作をサポートしうる。例えば、システム300では、複数のDLキャリアが、1つのアップリンク(UL)キャリアに関連付けられうる。対照的に、LTEリリース8に関連付けられている従来のアプローチの場合、各PRACH(例えば、各ULキャリア)は、1つのDLキャリアに関連付けられうる。
例によれば、競合ベースのPRACHの場合、UE304は、特定のULキャリアを利用するアップリンクでランダム・アクセス信号(例えば、メッセージ1、ランダム・アクセス・プリアンブル、ランダム・アクセス・プローブ、ランダム・アクセス・シーケンス)を送信することによって、PRACHを開始しうる。基地局302は、メッセージ1の受信に対して、ダウンリンクで送信されるランダム・アクセス応答(例えばメッセージ2)をもって応答しうる。しかしながら、LTE−Aマルチ・キャリア動作に関連する1つのULキャリアに、複数のDLキャリアが関連付けられうるので、従来のアプローチは、メッセージ1のために利用される1つのULキャリアに関連付けられているすべてのDLキャリアを用いて、基地局302からメッセージ2を送信することを含みうる。なぜなら、基地局302は、メッセージ2のために向けられたUEを知らないからである。先の例により、結果的に、ダウンリンク・リソースが非効率的に利用されうる。
対照的に、システム300は、LTE−Aマルチ・キャリア動作に関連する効率を高める。UE304は、アップリンクによってメッセージ1を送信する場合に利用されるべき可能な時間オフセットのセットから、特定の時間オフセットを特定しうる。さらに、UE304は、この選択された特定の時間オフセットを用いて、アップリンクによってランダム・アクセス・メッセージ(例えば、メッセージ1)を送信しうる。
基地局302は、UE304から受信されたメッセージ1に関連付けられた特定の時間オフセットを認識しうる。さらに、基地局302は、メッセージ1の特定の時間オフセットに対応する可能なDLキャリアのセットからDLキャリア(例えば、DLキャリア1)を特定しうる。その後、基地局302は、特定された可能なDLキャリアのセットからのDLキャリア(例えば、DLキャリア1)を利用して、ダウンリンクによってメッセージ2を送信しうる。別の例によれば、可能なDLキャリアのサブセットは、基地局302によって認識されたオフセットに対応しうる。さらに、基地局302は、このようなDLキャリアのサブセットを用いて、メッセージ2を送信しうる。
システム300で利用される各DLキャリアは、特定の時間オフセットに関連付けられうる。一般に、PRACHは、送信機会のために、周期性およびオフセットを用いて高次レイヤによって設定されうる。LTEリリース8では、PRACHは、ラジオ・フレームのうちの任意のサブフレーム(例えば、周期=1ミリ秒)で送信するように設定されうる。別の例によれば、PRACHは、2ミリ秒の周期で設定されうる。したがって、PRACH送信は、(例えば、10ミリ秒の周期を持つラジオ・フレームを仮定すると)サブフレーム0、2、4、6、8で生じうる。
システム300は、ランダム・アクセスを行う前に、基地局302とUE304との両方によって知られうる、DLキャリアに特有のオフセットを適用しうる。例えば、DLキャリア特有のオフセットはおのおの、所与の1つのDLキャリアに対応しうる。しかし、権利主張される主題は、それに限定されないことが認識されるべきである。例えば、DLキャリア特有のオフセットは、(例えば、基地局302によって、システム情報とともに)ブロードキャストされうる。別の例示によれば、DLキャリア特有のオフセットは、予め定義されるか、動的に決定される等なされうる。さらなる例によれば、DLキャリア特有のオフセットが、(例えば、基地局302および/またはUE304の)メモリ内に保持されうる。
PRACHが向けられている異なるDLキャリアを区別するために、UE304は、アップリンクによってメッセージ1を送信する場合に利用されるべきDLキャリア特有のオフセットを選択しうる。例えば、PRACHは、1ミリ秒の周期で設定されうる。この例によれば、2つの可能なDLキャリアが存在する場合、可能なDLキャリアのうちの1つ(例えば、DLキャリア1)は、偶数のサブフレームに対応するように定義され、可能なDLキャリアのうちの他(例えば、DLキャリア2)は、奇数のサブフレームに対応するように定義されうる。しかしながら、権利主張される主題は、DLキャリアとオフセットとの間の先の関係に限定されていないことが認識されるべきである。例えば、分割は直交している必要はないことが考慮される。
したがって、5つのDLキャリアが存在すると考えられたい。PRACH機会のうちの1/5番目に関連付けられた5つのDLキャリアのおのおのを有するのではなく、PRACH機会のうちの2/5番目が、各DLキャリアのために適用されうる(例えば、オフセットは、複数のDLキャリアに対応しうる)。したがって、1ミリ秒の周期を持つ各DLキャリアは、10ミリ秒の周期を持つ4つのオフセットに関連付けられうる。これは、DLオーバヘッドとPRACH遅れとのトレードオフを達成しうる。
さらに、図示されていないが、複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにUEによって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定することと、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行すること、等に関連する命令群を保持するメモリを含みうることが認識されるべきである。さらに、通信装置200は、(例えば、メモリ内に保持された命令群、別のソースから取得された命令群のような)命令群を実行することに関連して利用されるプロセッサを含みうる。
それに加えて、図示されていないが、UEのためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、複数のアップリンク・キャリアから決定されたアップリンク・キャリアによって受信することと、決定されたランダム・キャリアによってランダム・アクセスを実行すること、等に関連する命令群を保持するメモリを含みうることが認識されるべきである。さらに、通信装置200は、(例えば、メモリ内に保持された命令群、別のソースから取得された命令群のような)命令群を実行することに関連して利用されるプロセッサを含みうる。
図4に示すように、無線通信システム400の例は、キャリアおのおののために識別情報(ID)を割り当てることを提供する。図4は、マルチ・キャリア動作のために適用可能なランダム・アクセス400の設計を図示する。この設計では、各ダウンリンク・キャリアは、対応するアップリンク・キャリアとペアをなされる。ランダム・アクセスのためにUEによって選択されたセルは、セルのためのダウンリンク・アンカ・キャリアとペアをなされたアップリンク・アンカ・キャリアを有する。アップリンク・アンカ・キャリアは、システムにアクセスできる非常に多くのUEに適応するために、複数の物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)をサポートすることができる。これは、マルチ・セグメント動作において特に重要である。UEは、アップリンク・アンカ・キャリアでサポートされているPRACHのうちの1においてランダム・アクセスを実行する。UEが、特定のダウンリンク・キャリアにキャンプしている場合、UEは、ペアをなすアップリンク・キャリアでランダム・アクセスを実行する。UEが同期され、UEがシステム情報の一部を受信するダウンリンク・キャリアに、UEがキャンプすることが認識されるべきである。
図5は、マルチ・キャリア動作に適用可能なランダム・アクセスの別の設計500を図示する。この設計では、UEは、PRACHをサポートするアップリンク・キャリアのグループから、アップリンク・キャリアをランダムに選択することができる。UEが、セル上の特定のダウンリンク・キャリア上にキャンプしている場合、UEは、未だにこのセルの任意のアップリンク・キャリアでランダム・アクセスを実行しうる。UEが同期され、UEがシステム情報の一部を受信するダウンリンク・キャリアに、UEがキャンプすることが認識されるべきである。UEは、選択されたアップリンク・キャリアでサポートされてるPRACHでランダム・アクセスを実行することができる。UEは、ランダム・アクセスのために使用されるアップリンク・キャリアとペアをなすダウンリンク・キャリアでのランダム・アクセス応答を期待する。
図6は、マルチ・セグメント動作に適用可能なランダム・アクセスの設計600を示す。この例において、セルは、ダウンリンク・キャリア1およびアップリンク・キャリア1を割り当てられる。このセルは、アップリンク・キャリアの別の部分で、3つのPRACH1、2および3をサポートする。UE1は、帯域幅全体のうちの一部のみを「見る」ことができ、PRACH2のみでランダム・アクセスを実行することができる。UE2およびUE3は、より大きな帯域幅能力を有し、3つのPRACHのうちの何れかでランダム・アクセスを実行することができる。
多元接続スキーム(例えば図4および図5で示されるスキーム)がサポートされている場合、システム情報は、ランダム・アクセスのためにどのスキームが使用されるのかを示すフラグを含む。選択されたセルについて、複数のアップリンク・キャリアが利用可能である場合、UEはまず、1つのアップリンク・キャリアでのランダム・アクセスを試み、最初の試みが不成功であれば、その後、同じセルについて別のアップリンク・キャリアでランダム・アクセスを試みる。
図7は、3GPPリリース8との下位互換性のあるランダム・アクセス手順の設計700を示す。UEは、PRACHで、シグネチャ・シーケンスを備えるランダム・アクセス・プリアンブルを送信する(ステップ1)。UEは、ダウンリンク共有チャネル(DL−SCH)でランダム・アクセス応答を受信する(ステップ2)。ランダム・アクセス応答は、タイミング・アラインメント情報、初期アップリンク許可、テンポラリC−RNTIの割当等を備えうる。UEは、アップリンク共有チャネル(UL−SCH)で、第1のスケジュールされたアップリンク送信を送る(ステップ3)。UEが最初のアクセスを実行すると、第1のアップリンク送信は、確立目的を持つRRC接続要求、SAEテンポラリ移動局識別子(S−TMSI)、またはランダムID等を備えることができる。複数のUEが、同時に、同じPRACHで、同じランダム・アクセス・プリアンブルをセルへ送信する場合、競合解決のための情報が、DL−SCHで送信されうる(ステップ4)。RRC接続セットアップおよび物理レイヤ(PHY)チャネル設定もまた実行される。ステップ1乃至4で送信されたメッセージは、それぞれ、メッセージ1乃至4とも称される。
ダウンリンクにおける最良のセルである選択されたセルにUEが同期される場合、このセルは、近隣のセルからの干渉が除去されているキャリア・リソースで。または、除去されていないキャリア・リソースで、メッセージ2およびメッセージ4を送信する。しかしながら、最良のダウンリンクのセルは、異なるタイプのセル(例えば、マクロ・セルおよびピコ・セル)の送信電力レベルにおける起こりうる矛盾によって、UEのための最良のアップリンクを持たないことがありうる。したがって、干渉は、このセルへのメッセージ3の信頼できる送信を保証するために、選択されたセルのアップリンク・リソースにおいて静的に除去されうる。
UEは、最良の経路損失(PL)を持たない選択されたセルへのランダム・アクセスを実行し、このセルへアクセス/送信している他のセルへ顕著な干渉をもたらしうる。したがって、リソースをクリアし、それらを使用しないために、顕著な干渉を経験するであろうセルにとって有益でありうる。
UEは、干渉が除去されたリソースでメッセージ3(最初にスケジュールされたアップリンク送信)を送信しうる。なぜなら、このメッセージは、(例えば、UEが最良の経路損失を持つセルのような)他のセルにおいて、アップリンク・データと干渉するからである。しかしながら、セルが同じPRACH設定を有する場合、UEは、干渉除去無しでPRACHでメッセージ1(ランダム・アクセス・プリアンブル)を送信することができる。PRACH設定は、メッセージ1を送信するために使用される、アクセス・リソースと称される特定のリソースに関連付けられうる。近隣のセルのために同じPRACH設定が使用される場合、PRACHのための大きな処理ゲインおよび使用されているPRACHの可能性が小さいことにより、干渉除去は、メッセージ1のために必要とされない。マクロ・セルの有効通信範囲内のピコ・セルが、同じPRACH設定を有することは有益である(例えば、PRACHが設定され、もしもMACレイヤによってトリガされた場合、ランダム・アクセス・プリアンブルの送信が、ある時間リソースおよび周波数リソースに限定される)。
PRACHのためのアクセス・リソースをクリアすることは望ましい。クリアされたアクセス・リソースは稀にしか存在せず、規則的に設定されたアクセス・リソースよりも周期性は低い。異なるセルのうちの異なる時間オフセットおよび/または異なる非オーバラップPRACH設定は、アクセス・リソースの衝突を回避し、クリアを可能にする。
図8は、ランダム・アクセスのためのリソース・クリアの設計800を示す。図8に示される例において、PRACH設定Aは、サブフレーム4、7等に、近隣のセルからの干渉が除去されていないアクセス・リソースを含んでいる。PRACH設定Bは、サブフレーム5、8等に、近隣のセルからの干渉が除去されていないアクセス・リソースを含んでいる。サブフレーム1および2は、近隣のセルからの干渉が除去された、クリアされたアクセス・リソースを含みうる。クリアされた、および/または、クリアされていないアクセス・リソースは、システム情報によってUEへ伝送されるか、あるいは、別の方式によって提供されうる。
UEの観点から、最良ではないダウリンク・セルであるセルにアクセスするための手順は、最良のダウンリンク・セルにアクセスするための手順と同じでありうる。システムは、アクセスに使用されたリソースが、干渉除去されていることを保証する。選択されたセルが、最良の経路喪失を持つセルである場合、メッセージ2およびメッセージ4が、干渉除去されたリソースで送信されうる。さらに、CSGを持つセルもまた、同じアップリンク・キャリアを用いるのであれば、メッセージ1およびメッセージ3のアクセス・リソースが、クリアされたアクセス・リソースで送信されうる。
アクセス・リソースの動的なクリアを可能にするために、アクセス・リソースをクリアするために、UEは、UEがアクセスすることができないCSGセルと通信することができる。UEは、CSGセルの有効通信範囲内にあり、このセルに対する支配的な干渉体であるかもしれないが、CSGによって、セルにアクセスすることができないかもしれない。しかしながら、リソースをクリアして、UEが別のセルにアクセスできるようにするために、UEはCSGセルと通信することができる。
図7に示すような、3GPPリリース8との下位互換性を持つランダム・アクセス手順を使用することは、いくつかの理由により望ましい。第1に、ランダム・アクセス手順を変更する必要がない。第2に、静的にクリアされたアクセス・リソースは小さい。マルチ・キャリア設定の場合、少なくとも1つのキャリアは、リリース8と互換性を持ち、ランダム・アクセス手順が容易にサポートされる。
図9は、下位互換性および負荷平準化/範囲拡張のためのリダイレクションをサポートするランダム・アクセス手順の設計を例示する。UEは、初期アクセスを、電源投入時に、あるいは、RRCアイドル・モードにおいてキャンプ・セルに対して実行することを望む。UEは、最良のダウンリンク・セルに同期し、この最良のダウンリンク・セルを選択している(あるいは、最良のダウンリンク・セルにキャンプしている)。UEのキャンプは、UEが同期され、UEがシステム情報の一部を受信するダウンリンク・キャリアにキャンプするUEに関連しており、ことが認識されるべきである。UEがランダム・アクセスを実行する準備ができると、UEは、例えば各セルのためのアンカ・キャリアのような1つのキャリアで、異なるセルから検出可能な低再使用プリアンブル(LRP)を測定する。LRPは、干渉除去されたリソースで送信された基準信号またはパイロットであり、ダウンリンク・チャネルおよび経路喪失を推定するためにUEによって使用される。
UEは、選択されたセルへと、ランダム・アクセス・プリアンブルを送信し(ステップ1)、ランダム・アクセス応答を受信する(ステップ2)。UEは、検出可能なセルのLRP測定値をメッセージ3でレポートする(ステップ3)。
セル測定値およびLRP測定値の負荷に基づいて、UEは、新たなセルへとリダイレクトされうる。その後、選択されたセルは、リダイレクション・メッセージをUEへ送信する(ステップ4)。このリダイレクション・メッセージは、新たなセルを特定し、また、このセルのシステム情報をも含んでいる。これは、新たなセルからシステム情報を送信するために使用されるダウンリンク・リソースにおける干渉を静的にクリアする必要性を回避することができる。メッセージ3およびメッセージ4の内容は、負荷平準化/範囲拡張のためのリダイレクションをサポートするために修正されうる。
UEは、RRC接続モードで、サービス提供セルと通信し、負荷平準化/範囲拡張を目的として、新たなセルにアクセスするためにリダイレクトされうる。サービス提供セルは、UEに対して、特定のキャリアで新たなセルへアクセスするように指示するために、再設定メッセージを送信しうる。リダイレクトの決定、および/または、特定のキャリアは、セル負荷や、UEからレポートされたLRP測定値に基づきうる。再設定メッセージは、新たなセルにアクセスするために使用されるシステム情報を含みうる。これによって、UEは、新たなセルからシステム情報を読み取ることをスキップできるようになる。新たなセルは、システム情報をUEへ送信するために、干渉除去されたリソースを提供する必要が無いであろう。
別の態様では、ランダム・アクセス手順は、3GPPリリース8との下位互換性が無いと定義されうる。UEは、RRCアイドル・モード、または、RRC接続モードで動作することができる。UEは、動作モードに依存して、異なる方式でランダム・アクセスを実行することができる。
RRCアイドル・モードでは、UEは、UEによってなされた決定にしたがって、セルにアクセスする自由度を持っている(例えば、UEベースの移動)。UEがセルにアクセスする準備ができている場合(例えば、UEが、送信するデータを持っている場合)、UEは、LRP測定値およびセル負荷に基づいてセルおよびキャリアを選択することができる。UEは、候補セルに同期し、候補セルからシステム情報を取得することができる。範囲拡張セルの場合、同期およびシステム情報のために使用されるリソースは、例えば、静的なリソース・クリアを用いて、干渉除去されうる。UEは、他のセルのLRPをモニタすることができる。UEは、スペクトルにおいてキャリアがかなり接近していると仮定して、おのおののセルにつき1つのキャリア(例えば、アンカ・キャリア)でLRPをモニタしうる。各セルは、例えば、UEの数およびリソース分配のような負荷を通知しうる。この負荷情報は、おのおののキャリアのために提供され、干渉除去されたリソースでブロードキャストされうる。この負荷情報は、セルのアンカ・キャリアで送信されるか、あるいは、各キャリアで独立して送信されうる。UEは、負荷情報がどのように送信されるかに依存して、アンカ・キャリアのみにおいて、あるいは、各キャリアにおいて、負荷情報をモニタする。
UEは、指定されたアルゴリズムに基づいて、アクセスのためのキャリアおよびセルを選択しうる。1つの設計では、UEは、各セルおよび各キャリアが独立して取り扱われるアルゴリズムに基づいて決定を行うことができる。別の設計では、各セルのすべてのキャリアがともに取り扱われ、セルのためのメトリックが得られる。UEは、異なる候補セルを、これらメトリックに基づいて比較し、セルおよびキャリアを選択する。両設計について、UEは、選択されたセルおよびキャリアへのランダム・アクセスを実行する。
RRC接続モードでは、特定のキャリアにおける別のセルへのランダム・アクセスを実行するための決定が、(ネットワーク・ベースの移動の場合)ネットワークによって、または(UEベースの移動の場合)UEによってなされうる。UEベースの移動のためのランダム・アクセス手順は、以下の通りでありうる。UEが、候補セルに同期し、候補セルからシステム情報を取得する。範囲拡張セルの場合、同期およびシステム情報のために使用されるリソースは、例えば、静的なリソース・クリアを用いて、干渉除去されうる。UEは、あるしきい値を超えるすべてのセルについてのLRP測定値をモニタしレポートする。UEは、スペクトルにおいてキャリアがかなり接近していると仮定して、おのおののセルにつき1つのキャリア(例えば、アンカ・キャリア)でLRPをモニタしうる。UEは、現在のサービス提供セルに対してのみレポートを送信する。サービス提供セルは、バックホールを介して、これらレポートを、他のセルと共有する。セル間およびキャリア間のリソースの分配は、このUEのみならず、他のUEからのLRPに基づいて実行されうる。このリソース分配は、指定されたアルゴリズムに基づき、バックホール調整されたセルのセット間で実行される。
各セルは、リソース分配や、UE数等を伝送する負荷情報を送信することができる。この負荷情報は、各キャリアについて提供され、干渉除去されたリソースで、ブロードキャスト・メッセージあるいはユニキャスト・メッセージによって送信されうる。この負荷情報は、セルのアンカ・キャリアで送信されるか、あるいは、各キャリアで独立して送信されうる。UEは、負荷情報がどのように送信されるかに依存して、アンカ・キャリアのみにおいて、あるいは、各キャリアにおいて、負荷情報をモニタする。UEは、指定されたアルゴリズムに基づいて、アクセスのためのキャリアおよびセルを選択しうる。その後、UEは、選択されたセルおよびキャリアへのランダム・アクセスを実行しうる。
ネットワーク・ベースの移動のためのランダム・アクセス手順は以下の通りである。UEは、別のセルのLRP測定値を定期的にモニタして、レポートする。UEは、スペクトルにおいてキャリアがかなり接近していると仮定して、おのおののセルにつき1つのキャリア(例えば、アンカ・キャリア)についてのLRP測定値をレポートしうる。UEは、サービス提供セルに対してのみレポートを送信する。サービス提供セルは、バックホールを介して、これらレポートを、他のセルと共有する。セル間およびキャリア間のリソース分配は、UEからのLPRレポートのみならず、他のUEからのLRPレポートに基づいて実行されうる。セルおよびキャリアは、指定されたアルゴリズムに基づいて、および、バックホールを介したセルのセット間の調整によって、UEのために選択されうる。サービス提供セルは、選択されたセルおよびキャリアを含む再設定メッセージをUEへ送信する。UEは、その後、選択されたセルおよびキャリアへのランダム・アクセスを実行しうる。
図10および図11を参照して、マルチ・キャリア環境内でランダム・アクセスを適用することに関連する方法が例示される。説明を単純にする目的で、これら方法は、一連の動作として示され説明されているが、これら方法は、1または複数の実施形態にしたがって、幾つかの動作が本明細書で示され記載されたものとは異なる順序で、あるいは他の動作と同時に生じうるので、動作の順序によって限定されないことが理解され認識されるべきである。例えば、当業者であれば、これら方法はその代わりに、例えば状態図におけるように、一連の相互関連する状態またはイベントとして表されうることを理解し認識するだろう。さらに、1または複数の実施形態にしたがって方法を実現するために、必ずしも例示されたすべての動作が必要とされる訳ではない。
図10に移って、クロス・キャリア動作に関連する制御情報を識別することを容易にする方法1000が例示されている。参照番号1002では、複数のアップリンク・キャリアからのランダム・アクセスのためにUEによって使用されるべきアップリンク・キャリアが決定されうる。参照番号1004では、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスが実行されうる。
図11を参照して、クロス・キャリア動作のため、複数のキャリアの制御情報をUEへ通信することを容易にする方法1100。参照番号1102では、UEのためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルが、アップリンク・キャリアによって受信される。ここで、アップリンク・キャリアは、複数のアップリンク・キャリアから決定される。参照番号1104では、決定されたアップリンク・キャリアによって、ランダム・アクセスが実行されうる。
図12は、無線通信システムにおける各キャリアのために識別情報(ID)を割り当てることを容易にするモバイル・デバイス1200の例示である。モバイル・デバイス1200は、例えば(図示しない)受信アンテナから信号を受信し、受信した信号について一般的な動作(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート等)を実行し、これら調整された信号をデジタル化してサンプルを得る受信機1202を備えうる。受信機1202は、受信したシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ1206へ提供する復調器1204を備えうる。プロセッサ1206は、受信機1202によって受信された情報を分析すること、および/または、送信機1216による送信のための情報を生成することに特化されたプロセッサ、モバイル・デバイス1200の1または複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、受信機1202によって受信された情報を分析することと、送信機1216による送信のための情報を生成することと、モバイル・デバイス1200のうちの1または複数の構成要素を制御することとをすべて行うプロセッサでありうる。
モバイル・デバイス1200は、プロセッサ1206に動作可能に接続されたメモリ1208をさらに備える。このメモリは、送信されるべきデータ、受信したデータ、利用可能なチャネルに関連する情報、分析された信号および/または干渉強度に関連付けられたデータ、割り当てられたチャネル、電力、レート等に関連する情報、および、チャネルの推定およびチャネルを介した通信のために適切なその他任意の情報を格納しうる。メモリ1208はさらに、(例えば、パフォーマンス・ベース、キャパシティ・ベース等での)チャネルの推定および/または利用に関連付けられたアルゴリズムおよび/またはプロトコルを格納しうる。
本明細書に記載されたデータ・ストア(例えば、メモリ1208)は、揮発性メモリであるか、あるいは不揮発性メモリである。あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるだろう。限定ではなく例示によって、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例示によって、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような多くの形態で利用可能である。主題となるシステムおよび方法のメモリ1208は、限定される訳ではないが、これらおよびその他任意の適切なタイプのメモリを備えることが意図される。
プロセッサ1206はさらに、選択モジュール1210および/またはパイロット・モジュール1212に動作可能に接続されうる。選択モジュール1210は、モバイル・デバイス1200がランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリアを決定しうる。選択モジュール1210は、アップリンク・キャリアをランダムに選択するか、および/または、アンカ・キャリアおよび対応する(例えば、ペアをなす)アップリンク・キャリアを特定しうる。パイロット・モジュール1212は、基地局からのリダイレクションを強化するために、検出可能なセルから、パイロット信号および/またはLRPを収集しうる。さらに、図示されていないが、ランダム・アクセスのために利用されるアップリンク・キャリアに関連するダウンリンク・キャリアを基地局が特定できるようにするために、モバイル・デバイス1200は、各ダウンリンク・キャリアのRACHパラメータのセットを定義しうる。
モバイル・デバイス1200はさらに、信号を変調する変調器1214と、この信号を例えば基地局、別のモバイル・デバイス等へ送信する送信機1216とを備える。プロセッサ606と別に示されているが、選択モジュール1210、パイロット・モジュール1212、復調器1204、および/または、変調器1214は、プロセッサ1206または複数のプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
図13は、前述したように、無線通信環境において、割り当てられた識別情報(ID)に基づいて、各キャリアのための制御情報を伝送することを容易にするシステム1300の例示である。システム1300は、複数の受信アンテナ1306によって1または複数のモバイル・デバイス1304から信号を受信する受信機1310と、送信アンテナ1308によって1または複数のモバイル・デバイス1304へ送信する送信機1324とを有する基地局1302(例えば、アクセス・ポイント)を備える。受信機1310は、受信アンテナ1306から情報を受信する。さらに、受信した情報を復調する復調器1312と動作可能に関連付けられている。復調されたシンボルは、 信号(例えば、パイロット)強度および/または干渉強度、モバイル・デバイス1304(または、(図示しない)別の基地局)との間で送受信されうるデータ、および/または、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の情報を推定することに関連する情報を格納するメモリ1316に接続され、図12に関連して上述されたプロセッサに類似しうるプロセッサ1314によって分析されうる。
プロセッサ1314はさらに、DL特定モジュール1318および/または干渉モジュール1320に接続される。DL特定モジュール1318は、ランダム・アクセスのために利用されるアップリンク・キャリアに対応するダウンリンク・キャリアを決定するために、時間オフセットおよび/またはRACHパラメータのセットを評価しうる。干渉モジュール1320は、アクセスのために利用されるリソースにおける干渉を除去しうる。さらに、干渉モジュール1320は、検出されたセルから受信されたパイロット信号および/またはLRPを評価し、UEが別のセルへリダイレクトされうるべきか否かを判定しうる。さらに、プロセッサ1314と別に示されているが、DL特定モジュール1318、干渉モジュール1320、復調器1312、および/または、変調器1322は、プロセッサ1314または複数のプロセッサ(図示せず)のうちの一部でありうることが認識されるべきである。
図14は、無線通信システム1400の例を示す。無線通信システム1400は、簡潔さの目的で、1つの基地局1410と1つのモバイル・デバイス1450としか示していない。しかしながら、システム1400は、1より多い基地局、および/または、1より多いモバイル・デバイスを含むことができ、これら追加の基地局および/またはモバイル・デバイスは、以下に説明する基地局1410およびモバイル・デバイス1450の例と実質的に同じでも、別のものでもありうることが認識されるべきである。それに加えて、基地局1410および/またはモバイル・デバイス1450は、その間の無線通信を容易にするために、本明細書に記載されたシステム(図1乃至図9、図12乃至図13)、および/または方法(図10乃至図11)を適用しうることが認識されるべきである。
基地局1410では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース1412から送信(TX)データ・プロセッサ1414へ提供される。一例によれば、おのおののデータ・ストリームが、それぞれのアンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ1414は、トラフィック・データ・ストリームをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符合化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符合化されたデータを提供する。
おのおののデータ・ストリームの符合化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。さらに、あるいは、その代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されうる。パイロット・データは一般に、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するためにモバイル・デバイス1450において使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、Mフェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ1430によって実行または提供される指示によって決定されうる。
データ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理するTX MIMOプロセッサ1420に提供される。TX MIMOプロセッサ1420は、その後、N個の変調シンボル・ストリームを、N個の送信機(TMTR)1422a乃至1422tへ提供する。さまざまな実施形態において、TX MIMOプロセッサ1420は、データ・ストリームのシンボル、および、そのシンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
おのおのの送信機1422は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。さらに、送信機1422a乃至1422tからのN個の変調信号が、N個のアンテナ1424a乃至1424tそれぞれから送信される。
モバイル・デバイス1450では、送信された変調信号は、N個のアンテナ1452a乃至1452rによって受信され、おのおののアンテナ1452から受信した信号は、受信機(RCVR)1454a乃至1454rのそれぞれに提供される。おのおのの受信機1454は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
RXデータ・プロセッサ1460は、N個の受信機1454からN個のシンボル・ストリームを受信し、受信されたこれらシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ1460は、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ1460による処理は、基地局1410におけるTX MIMOプロセッサ1420およびTXデータ・プロセッサ1414によって実行されるものと相補的である。
プロセッサ1470は、上述したように、どの事前符合化行列を使用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ1470は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。
逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向のリンク・メッセージは、データ・ソース1436からの多くのデータ・ストリームに関するトラフィック・データも受信するTXデータ・プロセッサ1438によって処理され、変調器1480によって変調され、送信機1454a乃至1454rによって調整され、基地局1410へ送り戻される。
基地局1410では、モバイル・デバイス1450からの変調信号が、アンテナ1424によって受信され、受信機1422によって調整され、復調器1440によって復調され、RXデータ・プロセッサ1442によって処理されて、モバイル・デバイス1450によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。さらに、プロセッサ1430は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符号化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
プロセッサ1430およびプロセッサ1470は、基地局1410およびモバイル・デバイス1450それぞれにおける動作を指示(例えば、制御、調整、管理等)する。プロセッサ1430およびプロセッサ1470はそれぞれ、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ1432およびメモリ1472に関連付けられうる。プロセッサ1430およびプロセッサ1470はまた、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれのための周波数およびインパルス応答推定値を導出する計算をも実行する。
本明細書に記載された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはこれらの任意の組み合わせで実現されうることが理解されるべきである。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1または複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラム可能ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロ・プロセッサ、本明細書に記載の機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内に実装されうる。
これら実施形態が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアあるいはマイクロコード、プログラム・コードあるいはコード・セグメントで実現される場合、これらは、例えば記憶素子のような機械読取可能媒体に格納されうる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラム文からなる任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいは記憶内容の引渡および/または受信を行うことによって、他のコード・セグメントまたはハードウェア回路に接続されうる。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージ引渡し、トークン引渡、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を用いて引渡、転送、あるいは送信されうる。
ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載のこれら技術は、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能等)を用いて実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装されうる。プロセッサ外部に実装される場合、メモリ・ユニットは、当該技術分野で周知のさまざまな手段によってプロセッサと通信可能に接続されうる。
図15を参照して、ランダム・アクセスを実行するためにアップリンク・キャリアを識別するシステム1500が例示される。例えば、システム1000は、基地局、モバイル・デバイスなどの中に少なくとも部分的に存在しうる。システム1500は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム1500は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ1502を含む。論理グループ1502は、複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにUEによって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定するための電子構成要素1504を含みうる。それに加えて、論理グループ1502は、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行するための電子構成要素1506を備えうる。さらに、システム1500は、電子構成要素1504、1506に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1508を含みうる。メモリ1508の外側にあるとして示されているが、電子構成要素1504、1506のうちの1または複数は、メモリ1508内に存在しうることが理解されるべきである。
図16に移って、マルチ・キャリア無線環境においてランダム・アクセスを実行するシステム1600が例示されている。システム1600は、例えば、基地局、モバイル・デバイス等に存在しうる。図示するように、システム1600は、プロセッサ、ソフトウェア、または(例えば、ファームウェアのような)これらの組み合わせによって実現される機能を表しうる。システム1600は、マルチ・キャリア無線環境において、ユーザ機器とのランダム・アクセスを実行することを容易にする電子構成要素からなる論理グループ1602を含む。論理グループ1602は、UEのためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルをアップリンク・キャリアによって受信するための電子構成要素1604を含みうる。ここで、アップリンク・キャリアは、複数のアップリンク・キャリアから決定される。それに加えて、論理グループ1602は、決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行するための電子構成要素1606を備えうる。さらに、システム1600は、電子構成要素1604、1606に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1608を含みうる。メモリ1608の外側にあると示されているが、電子構成要素1604、1606のうちの1または複数は、メモリ1608内に存在しうることが理解されるべきである。
上述したものは、1または複数の実施形態の一例を含んでいる。もちろん、上述した実施形態を説明する目的で、構成要素または方法の考えられるすべての組み合わせを記述することは可能ではないが、当業者であれば、さまざまな実施形態のさらに多くの組み合わせおよび置き換えが可能であることを認識することができる。したがって、記載された実施形態は、特許請求の範囲の精神およびスコープ内にあるそのようなすべての変更、変更、および変形を含むことが意図される。さらにまた、用語「含む」が、詳細説明あるいは特許請求の範囲のうちの何れかで使用されている限り、その用語は、用語「備える」が、請求項における遷移語として適用される場合に解釈される用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。

Claims (73)

  1. マルチ・キャリア無線環境内でランダム・アクセスを実行することを容易にする無線通信の方法であって、
    複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにユーザ機器(UE)によって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定することと、
    前記決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行することと
    を備える方法。
  2. 前記アップリンク・キャリアを決定することはさらに、
    複数のダウンリンク・キャリアからダウンリンク・アンカ・キャリアを決定することと、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・アンカ・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択することと
    を備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記アップリンク・キャリアを決定することはさらに、
    前記UEが同期され、前記UEがシステム情報のうちの少なくとも一部を受信するダウンリンク・キャリアに、前記UEがキャンプされるダウンリンク・キャリアを決定することと、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択することと
    を備える請求項1に記載の方法。
  4. 前記アップリンク・キャリアを決定することはさらに、ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記UEがランダム・アクセス・パラメータを知っている複数のアップリンク・キャリアのうちの1つをランダムに選択することを備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記アップリンク・キャリアを決定することはさらに、
    前記UEの帯域幅能力に基づいて、1または複数のアップリンク・キャリアのセットを判定することと、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記1または複数のアップリンク・キャリアのセットから、アップリンク・キャリアを選択することと
    を備える請求項1に記載の方法。
  6. 前記ランダム・アクセスを実行することはさらに、
    基地局へランダム・アクセス・プリアンブルを送信することと、
    アップリンク許可を備えるランダム・アクセス応答を前記基地局から受信することと、
    前記アップリンク許可にしたがって、スケジュールされた送信を、前記基地局へ送ることと
    を備える請求項1に記載の方法。
  7. 干渉除去されたリソースで、検出可能なセルから、基準信号を受信することと、
    前記検出可能なセルための基準信号測定値を取得することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  8. 前記ランダム・アクセスを実行することはさらに、
    前記基準信号測定値を第1のセルへ送信することと、
    前記基準信号測定値に基づいて選択された第2のセルを特定するメッセージを受信することと、
    前記第2のセルにアクセスすることと
    を備える請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2のセルへアクセスすることはさらに、
    前記受信したメッセージから、前記第2のセルのシステム情報を取得することと、
    前記システム情報に基づいて、前記第2のセルにアクセスすることと
    を備える請求項8に記載の方法。
  10. 前記アップリンク・キャリアを決定することはさらに、前記基準信号測定値に基づいて、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアおよびセルを選択することを備え、
    前記ランダム・アクセスを実行することはさらに、前記選択されたアップリンク・キャリアによって、前記選択されたセルへのランダム・アクセスを実行することを備える請求項7に記載の方法。
  11. 前記アップリンク・キャリアおよびセルを選択することはさらに、前記検出可能なセルの負荷情報にさらに基づいて、前記アップリンク・キャリアおよびセルを選択することを備える請求項10に記載の方法。
  12. 前記ランダム・アクセスを実行することはさらに、近隣のセルからの干渉除去されたアップリンク・リソースで、ランダム・アクセス・プリアンブルを送信することを備える請求項1に記載の方法。
  13. 前記ランダム・アクセスが不成功である場合、
    前記複数のアップリンク・キャリアから、別のアップリンク・キャリアを選択することと、
    前記別のアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  14. 前記ランダム・アクセスを実行することはさらに、
    少なくとも1つのダウンリンク(DL)キャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを特定することと、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、獲得されたダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択することと、
    ランダム・アクセスを実行するために、前記UEによって特定および使用されたPRACHパラメータのセットに基づいて、前記UEによって獲得されたダウンリンク・キャリアを基地局が特定できるようにする、対応するPRACHパラメータを用いて、前記選択されたアップリンク・キャリアにおけるランダム・アクセスを実行することと、
    前記獲得されたダウンリンク・キャリアでランダム・アクセス応答を受信することと
    を備える請求項1に記載の方法。
  15. 前記獲得されたDLキャリアはダウンリンク・アンカ・キャリアである請求項14に記載の方法。
  16. 前記PRACHパラメータのセットに基づいて、特定のラジオ・フレーム、前記ラジオ・フレーム内のサブフレーム、および周波数領域における物理リソース・ブロックのうちの少なくとも1つを特定することをさらに備える請求項14に記載の方法。
  17. 前記ランダム・アクセスを実行することはさらに、
    少なくとも1つのDLキャリアのおのおのを用いて、物理ランダム・アクセス・チャンネル(PRACH)パラメータのセットを特定することと、
    前記少なくとも1つのダウンリンク・キャリアから、ダウンリンク・アンカ・キャリアを決定することと、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・アンカ・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択することと、
    前記対応するPRACHパラメータを用いて、前記選択されたアップリンク・キャリアで前記ランダム・アクセスを実行することと、
    前記特定されたPRACHパラメータのセットに基づいて、基地局が、前記ダウンリンク・アンカ・キャリアを特定できるようにすることと、
    前記ダウンリンク・アンカ・キャリアでランダム・アクセス応答を受信することと
    を備える請求項1に記載の方法。
  18. 無線通信装置であって、
    複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにユーザ機器(UE)によって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定し、前記決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと
    を備える無線通信装置。
  19. 複数のダウンリンク・キャリアからダウンリンク・アンカ・キャリアを決定し、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・アンカ・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項18に記載の無線通信装置。
  20. 前記UEが同期され、前記UEがシステム情報のうちの一部を受信するダウンリンク・キャリアに、前記UEがキャンプされるダウンリンク・キャリアを決定し、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項18に記載の無線通信装置。
  21. ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記UEがランダム・アクセス・パラメータを知っている複数のアップリンク・キャリアのうちの1つをランダムに選択するように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項18に記載の無線通信装置。
  22. 前記UEの帯域幅能力に基づいて、1または複数のアップリンク・キャリアのセットを判定し、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記1または複数のアップリンク・キャリアのセットから、アップリンク・キャリアを選択する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項18に記載の無線通信装置。
  23. ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアを選択する無線通信装置であって、
    複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにユーザ機器(UE)によって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定する手段と、
    前記決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行する手段と
    を備える無線通信装置。
  24. 前記アップリンク・キャリアを決定する手段はさらに、
    複数のダウンリンク・キャリアからダウンリンク・アンカ・キャリアを決定する手段と、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・アンカ・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択する手段と
    を備える請求項23に記載の無線通信装置。
  25. 前記アップリンク・キャリアを決定する手段はさらに、
    前記UEが同期され、前記UEがシステム情報のうちの少なくとも一部を受信するダウンリンク・キャリアに、前記UEがキャンプされるダウンリンク・キャリアを決定する手段と、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択する手段と
    備える請求項23に記載の無線通信装置。
  26. 前記アップリンク・キャリアを決定する手段はさらに、ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記UEがランダム・アクセス・パラメータを知っている複数のアップリンク・キャリアのうちの1つをランダムに選択することを備える請求項23に記載の無線通信装置。
  27. 前記アップリンク・キャリアを決定する手段はさらに、
    前記UEの帯域幅能力に基づいて、1または複数のアップリンク・キャリアのセットを判定する手段と、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記1または複数のアップリンク・キャリアのセットから、アップリンク・キャリアを選択する手段と
    備える請求項23に記載の無線通信装置。
  28. 前記ランダム・アクセスを実行する手段はさらに、
    基地局へランダム・アクセス・プリアンブルを送信する手段と、
    アップリンク許可を備えるランダム・アクセス応答を前記基地局から受信する手段と、
    前記アップリンク許可にしたがって、スケジュールされた送信を、前記基地局へ送る手段と
    を備える請求項23に記載の無線通信装置。
  29. 検出可能なセルから基準信号を受信する手段と、
    前記検出可能なセルための基準信号測定値を取得する手段と
    をさらに備える請求項23に記載の無線通信装置。
  30. 前記検出可能なセルからの基準信号は、干渉除去されたリソースにある請求項29に記載の無線通信装置。
  31. 前記ランダム・アクセスを実行する手段はさらに、
    前記基準信号測定値を第1のセルへ送信する手段と、
    前記基準信号測定値に基づいて選択された第2のセルを特定するメッセージを受信する手段と、
    前記第2のセルにアクセスする手段と
    を備える請求項29に記載の無線通信装置。
  32. 前記第2のセルへアクセスする手段はさらに、
    前記受信したメッセージから、前記第2のセルのシステム情報を取得する手段と、
    前記システム情報に基づいて、前記第2のセルにアクセスする手段と
    を備える請求項31に記載の無線通信装置。
  33. 前記アップリンク・キャリアを決定する手段はさらに、前記基準信号測定値に基づいて、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアおよびセルを選択する手段を備え、
    前記ランダム・アクセスを実行する手段はさらに、前記選択されたアップリンク・キャリアによって、前記選択されたセルへのランダム・アクセスを実行する手段を備える請求項29に記載の無線通信装置。
  34. 前記アップリンク・キャリアおよびセルを選択する手段はさらに、前記検出可能なセルの負荷情報にさらに基づいて、前記アップリンク・キャリアおよびセルを選択する手段を備える請求項33に記載の無線通信装置。
  35. 前記ランダム・アクセスを実行する手段はさらに、近隣のセルからの干渉除去されたアップリンク・リソースで、ランダム・アクセス・プリアンブルを送信する手段を備える請求項23に記載の無線通信装置。
  36. 前記ランダム・アクセスが不成功である場合、
    前記複数のアップリンク・キャリアから、別のアップリンク・キャリアを選択する手段と、
    前記別のアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行する手段と
    をさらに備える請求項23に記載の無線通信装置。
  37. 前記ランダム・アクセスを実行する手段はさらに、
    少なくとも1つのダウンリンク(DL)キャリアのおのおのについて、基地局が定義する物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを特定する手段と、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、獲得されたダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択する手段と、
    ランダム・アクセスを実行するために、前記UEによって特定および使用されたPRACHパラメータのセットに基づいて、前記UEによって獲得されたダウンリンク・キャリアを基地局が特定できうるようにする、対応するPRACHパラメータを用いて、前記選択されたアップリンク・キャリアにおけるランダム・アクセスを実行する手段と、
    前記獲得されたダウンリンク・キャリアでランダム・アクセス応答を受信する手段と
    を備える請求項23に記載の無線通信装置。
  38. 前記ダウンリンク・キャリアはアンカ・ダウンリンク・キャリアである請求項37に記載の無線通信装置。
  39. 前記PRACHパラメータのセットに基づいて、特定のラジオ・フレーム、前記ラジオ・フレーム内のサブフレーム、および周波数領域における物理リソース・ブロックのうちの少なくとも1つを特定する手段をさらに備える請求項37に記載の無線通信装置。
  40. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、複数のアップリンク・キャリアから、ランダム・アクセスのためにユーザ機器(UE)によって使用されるべきアップリンク・キャリアを決定させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記決定されたアップリンク・キャリアによってランダム・アクセスを実行させるためのコードと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品
  41. 無線環境におけるマルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行することを容易にする無線通信の方法であって、
    ユーザ機器(UE)のためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、複数のアップリンク・キャリアから決定されるアップリンク・キャリアによって受信することと、
    前記決定されたアップリンク・キャリアに基づいてランダム・アクセスを実行することと
    を備える方法。
  42. 複数のダウンリンク・キャリアからダウンリンク・キャリアを決定することと、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択することと、
    前記ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリア選択について前記UEに通知することと
    をさらに備える請求項41に記載の方法。
  43. 前記ダウンリンク・キャリアがアンカ・キャリアである請求項42に記載の方法。
  44. 前記ダウンリンク・キャリアを決定することはさらに、前記基準信号測定値、チャネル品質フィードバック、および、前記検出可能なセルの負荷情報のうちの少なくとも1つに基づいて、ランダム・アクセスのためのダウンリンク・キャリアおよびセルを選択することを備える請求項42に記載の方法。
  45. 前記UEの帯域幅能力に基づいて、1または複数のアップリンク・キャリアのセットを判定することと、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記1または複数のアップリンク・キャリアのセットから、アップリンク・キャリアを選択することと、
    前記ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリア選択について前記UEに通知することと
    をさらに備える請求項41に記載の方法。
  46. 前記アップリンク・キャリアを選択することはさらに、前記基準信号測定値、チャネル品質フィードバック、前記検出可能なセルの負荷情報のうちの少なくとも1つに基づいて、ランダム・アクセスのためのアップリンク・キャリアおよびセルを選択することを備える請求項45に記載の方法。
  47. 前記ランダム・アクセスを実行することはさらに、
    基地局においてランダム・アクセス・プリアンブルを受信することと、
    ランダム・アクセスのために使用される前記1または複数のダウンリンク・キャリアのセットを決定することと、
    前記基地局からのアップリンク許可を備える、前記決定された1または複数のダウンリンク・キャリアのセットで、ランダム・アクセス応答を送信することと、
    前記アップリンク許可に従って、前記基地局において、スケジュールされた送信を受信することと
    を備える請求項41に記載の方法。
  48. ランダム・アクセスを実行するために定義され前記UEによって使用されるPRACHパラメータのセットに基づいて、前記UEによって獲得されたダウンリンク・キャリアを特定することと、
    前記特定されたダウンリンク・キャリアでランダム・アクセス応答を送信することと
    をさらに備える請求項47に記載の方法。
  49. 前記ランダム・アクセスを実行することはさらに、近隣のセルからの干渉除去されたアップリンク・リソースで、ランダム・アクセス・プリアンブルを受信することを備える請求項41に記載の方法。
  50. 前記ランダム・アクセスが不成功である場合、
    前記複数のアップリンク・キャリアから、別のアップリンク・キャリアを選択することと、
    前記ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリア選択について前記UEに通知することと、
    前記別のアップリンク・キャリアに基づいてランダム・アクセスを実行することと
    をさらに備える請求項41に記載の方法。
  51. 少なくとも1つの検出可能なセルについて、干渉のあるリソースをクリアすることをさらに備え、前記リソースは、ランダム・アクセスのために必要とされる請求項41に記載の方法。
  52. 無線環境におけるマルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行することを容易にする無線通信の方法であって、
    少なくとも1つのダウンリンク(DL)キャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを定義することを備える方法。
  53. 前記パラメータのセットは、少なくとも、特定のラジオ・フレーム、前記ラジオ・フレーム内のサブフレーム、および周波数領域における物理リソース・ブロックを含む請求項52に記載の方法。
  54. ランダム・アクセスを実行するために定義され前記UEによって使用されるPRACHパラメータのセットに基づいて、前記UEによって獲得されたダウンリンク・キャリアを特定することと、
    前記特定されたダウンリンク・キャリアでランダム・アクセス応答を送信することと
    をさらに備える請求項52に記載の方法。
  55. 前記少なくとも1つのダウンリンク・キャリアからダウンリンク・キャリアを決定することと、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択することと、
    前記ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリア選択について前記UEに通知することと
    をさらに備える請求項52に記載の方法。
  56. 前記ダウンリンク・キャリアを決定することはさらに、前記基準信号測定値、チャネル品質フィードバック、および、前記検出可能なセルの負荷情報のうちの少なくとも1つに基づいて、ランダム・アクセスのためのダウンリンク・キャリアおよびセルを選択することを備える請求項52に記載の方法。
  57. 無線通信装置であって、
    ユーザ機器(UE)のためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、複数のアップリンク・キャリアから決定されたアップリンク・キャリアによって受信し、
    前記決定されたアップリンク・キャリアに基づいてランダム・アクセスを実行する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと
    を備える無線通信装置。
  58. 無線通信装置であって、
    少なくとも1つのダウンリンク(DL)キャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを定義するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える無線通信装置。
  59. ランダム・アクセスを実行するために定義され前記UEによって使用されるPRACHパラメータのセットに基づいて、前記UEによって獲得されたダウンリンク・キャリアを特定し、
    前記特定されたダウンリンク・キャリアでランダム・アクセス応答を送信する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項58に記載の無線通信装置。
  60. 前記少なくとも1つのダウンリンク・キャリアからダウンリンク・キャリアを決定し、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択し、
    前記ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリア選択について前記UEに通知する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項58に記載の無線通信装置。
  61. 無線環境におけるマルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行する無線通信装置であって、
    ユーザ機器(UE)のためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、複数のアップリンク・キャリアから決定されたアップリンク・キャリアによって受信する手段と、
    前記決定されたアップリンク・キャリアに基づいてランダム・アクセスを実行する手段と
    を備える無線通信装置。
  62. 無線環境におけるマルチ・キャリアのためのランダム・アクセスを実行する無線通信装置であって、
    少なくとも1つのダウンリンク(DL)キャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを定義する手段を備える無線通信装置。
  63. ランダム・アクセスを実行するために定義され前記UEによって使用されるPRACHパラメータのセットに基づいて、前記UEによって獲得されたダウンリンク・キャリアを特定する手段と、
    前記特定されたダウンリンク・キャリアで前記ランダム・アクセス応答を送信する手段と
    をさらに備える請求項62に記載の無線通信装置。
  64. 前記少なくとも1つのダウンリンク・キャリアからダウンリンク・キャリアを決定する手段と、
    ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択する手段と、
    前記ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリア選択について前記UEに通知する手段と
    をさらに備える請求項62に記載の無線通信装置。
  65. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、ユーザ機器(UE)のためのランダム・アクセスに関連するランダム・アクセス・プリアンブルを、複数のアップリンク・キャリアから決定されたアップリンク・キャリアによって受信させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記決定されたアップリンク・キャリアに基づいてランダム・アクセスを実行させるためのコードと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品。
  66. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、少なくとも1つのダウンリンク(DL)キャリアのおのおのについて、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)パラメータのセットを定義させるためのコードを備えるコンピュータ・プログラム製品。
  67. 少なくとも1つのコンピュータに対して、ランダム・アクセスを実行するために定義され前記UEによって使用されるPRACHパラメータのセットに基づいて、前記UEによって獲得されたダウンリンク・キャリアを特定させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記特定されたダウンリンク・キャリアで前記ランダム・アクセス応答を送信させるためのコードと
    を備えるコンピュータ読取可能媒体をさらに備える請求項66に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  68. 前記コンピュータ読取可能媒体は、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記少なくとも1つのダウンリンク・キャリアからダウンリンク・キャリアを決定させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、ランダム・アクセスのために使用されるべきアップリンク・キャリアとして、前記ダウンリンク・キャリアに対応するアップリンク・キャリアを選択させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記ランダム・アクセスを実行するアップリンク・キャリア選択について前記UEに通知させるためのコードと
    をさらに備える請求項66に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  69. ダウンリンク・キャリアを備えたオフセットを利用することを容易にする方法であって、
    物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)が向けられているダウンリンク・キャリアに対応する1または複数の時間オフセットを定義することと、
    アップリンクによってメッセージを通信する場合、前記1または複数の時間オフセットを適用することと、
    受信された時間オフセットに基づいて、前記ダウンリンク・キャリアを特定することと
    を備える方法。
  70. 前記1または複数の時間オフセットは、同じPRACHパラメータを共有する別のダウンリンク・キャリアについて異なる請求項69に記載の方法。
  71. 前記ダウンリンク・キャリアに対応する1または複数の時間オフセットをブロードキャストすることをさらに備える請求項69に記載の方法。
  72. 前記1または複数の時間オフセットをメモリ内に保持することをさらに備える請求項69に記載の方法。
  73. 前記1または複数の時間オフセットは、予め定義されるか、動的に決定されるか、メモリに保持されるかのうちの少なくとも1つのである請求項69に記載の方法。
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