JP5154673B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、調理器本体の上部に設けられた天板における被加熱物載置部に載置された被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の加熱開始指令及び加熱停止指令を指令するための手動操作式の指令操作体と、前記加熱手段が加熱作動中であることを表示する発光式表示部と、前記指令操作体にて加熱開始指令が指令されると表示作動を実行しかつ前記指令操作体にて加熱停止指令が指令されると表示作動を停止するように、前記指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて前記発光式表示部の作動を制御する表示制御手段とが備えられた加熱調理器に関する。
上記加熱調理器において、従来では、前記発光式表示部が天板の上部面における周縁部よりも中央側に寄った箇所に位置させた発光面を発光させるように設けられたものがあった。つまり、その発光式表示部は、天板をガラス等の透光性の材質にて構成して、天板の前記発光面が位置する箇所の下方側に複数のLEDランプを備え、そのLEDランプが発光した光を透光性の天板を通して前記発光面から発光させるようにして、天板の上方側から使用者が目視することができるように構成されていた。又、別の発光式表示部として、加熱調理器の前面側に位置する操作パネル部に位置させて発光面を発光させる発光式表示部が設けられ、この発光面はLEDランプの発光した光をそのまま発光させる形態となっていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−97973号公報
上記従来構成では、例えば、使用者が、加熱調理器が設置される部屋の出入口付近等の加熱調理器から離間した場所から、加熱手段が加熱作動しているか否かを確認するような場合には、前記発光式表示部による表示状態が確認し難いものとなる不利があった。
すなわち、使用者が外出する時などにおいて、加熱調理器が加熱作動中であるか否かを確認する必要がある場合、天板の下方側に設けられる発光式表示部の表示状態を確認するときは、使用者は加熱調理器の近くまで行って天板の上から下方側を目視して確認しなければならず煩わしさがある。
又、前記操作パネル部に備えられる発光式表示部の表示状態を確認するときにおいても遠くからは確認し難いものであり、使用者は加熱調理器の近くまで行って目視にて確認しなければならず煩わしさがあった。
説明を加えると、前記操作パネル部には、発光式表示部だけではなく各種の指令を行うための複数の操作具やそれらに関連する表示装置等が備えられることから設置スペースが少なく、発光式表示部は小型のLEDランプ等を用いて構成されることが一般的であり、その表示状態が見難い場合が多い。又、キッチンカウンターに形成した開口から差込挿入して設置するようなビルトインタイプのコンロにおいては、操作パネル部は加熱調理器が設置されるキッチンカウンターよりも下方側に位置するので離れた場所からは見難いものであった。その結果、使用者は加熱調理器の近くまで行って発光式表示部の表示状態を目視にて確認しなければならず煩わしいものとなっていた。
さらに、上記従来構成では、天板の周縁部から中央側に寄った位置における天板の上部面に発光式表示部が設けられるので、例えば、天板の上に大型の鍋等の大型の被加熱物が載置されているような場合には、加熱調理器から離間した場所から、加熱手段が加熱作動しているか否かを確認するような場合に、被加熱物によって発光式表示部が覆われてしまい、確認し難いものとなる不利もあった。
本発明の目的は、加熱調理器から離間した場所から目視するような場合であっても、加熱手段が加熱作動中であるか否かを確認することを煩わしさの少ない状態で行うことが可能となる加熱調理器を提供する点にある。
本発明に係る加熱調理器は、調理器本体の上部に設けられた天板における被加熱物載置部に載置された被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の加熱開始指令及び加熱停止指令を指令するための手動操作式の指令操作体と、前記加熱手段が加熱作動中であることを表示する発光式表示部と、前記指令操作体にて加熱開始指令が指令されると表示作動を実行しかつ前記指令操作体にて加熱停止指令が指令されると表示作動を停止するように、前記指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて前記発光式表示部の作動を制御する表示制御手段とが備えられたものであって、その第1特徴構成は、
前記発光式表示部が、前記天板の周縁部に位置させた発光面を発光させるように設けられ
前記加熱手段が、機器横幅方向に分散配置される前記被加熱物載置部に対応して複数備えられ、
前記発光式表示部が、複数の前記加熱手段の設置位置に対応するように機器横幅方向に位置を異ならせて複数備えられ、
複数の前記加熱手段に対応して備えられる複数の前記指令操作体の夫々に対して使用者の手が接触する又は近づく状態である予備操作状態であることを検出する複数の予備操作検出手段が備えられ、
前記複数の発光式表示部の夫々が、前記加熱作動中であることを表示する加熱作動表示状態、前記予備操作状態であることを表示する予備操作表示状態、及び、表示停止状態に切り換え可能に構成され、
前記表示制御手段が、
複数の前記加熱手段の夫々に対応して設けられる前記指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて、複数の前記加熱手段の夫々に対応する前記発光式表示部を前記加熱作動表示状態と前記表示停止状態とに切り換える形態で、且つ、
複数の前記加熱手段の夫々に対応して設けられる前記指令操作体についての前記予備操作状態が前記予備操作検出手段にて検出されると、その予備操作状態が検出された指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて前記加熱作動表示状態と前記表示停止状態とに切り換えられる前記発光式表示部を、前記表示停止状態であれば前記予備操作表示状態に切り換える形態で、
複数の前記発光式表示部の作動を制御するように構成されている点にある。
第1特徴構成によれば、加熱手段が加熱作動中であることを表示する発光式表示部は、指令操作体にて加熱開始指令が指令されると表示作動を実行しかつ指令操作体にて加熱停止指令が指令されると表示作動を停止することになるが、この発光式表示部は、天板の周縁部に位置させた発光面を発光させるように設けられているから、加熱調理器が設置される部屋の出入口付近等、加熱調理器から離間した場所であっても、使用者が目視することにより発光式表示部の表示状態を容易に確認することが可能となる。
説明を加えると、天板は加熱調理器にける上部側箇所に位置するものであり、天板の周縁部は加熱調理器から離間した場所に居る使用者であっても目視することが可能な位置にあり、前記発光式表示部が天板の周縁部に位置させた発光面を発光させるように設けられるものであるから、天板の周縁部に沿って長く形成すること等により発光式表示部を大きくすることが可能であり、離間した場所から目視するときにおいても判り易い状態で表示することが可能となる。その結果、使用者が加熱調理器の近くまで行って表示状態を確認しなくても、例えば加熱調理器が設置される部屋の入口付近等の離れた場所から発光式表示部の表示状態を容易に確認することが可能となる。
又、加熱調理器が設置される部屋の入口付近等の加熱調理器から離れた場所から、使用者が加熱作動中であるか否かを確認するような場合には、使用者は、加熱調理器における天板の上に被加熱物(鍋等)が載置されているか否かを目視で確認したり、その被加熱物の下方側の加熱手段の加熱状態等を目視で確認することになるが、そのとき、天板の周縁部は、目視する使用者の視野に入り易いものであり、又、加熱調理器における天板は一般に人間の目の高さよりも低い位置に設けられるものであり、離れた場所から使用者が目視で確認するときには高い位置から見下ろすような状態となるので、天板の周縁部に設けられた発光部が発光していれば、その発光状態を目で確認し易いものとなる。
しかも、前記発光式表示部が、天板の周縁部に位置させた発光面を発光させるように設けられるものであるから、天板の上に大型の鍋等の大型の被加熱物が載置されているような場合であっても、被加熱物によって発光面が覆われることはないから、発光式表示部の発光状態を目で確認し易いものとなる。
従って、第1特徴構成によれば、加熱調理器から離間した場所から目視するような場合であっても、加熱手段が加熱作動中であるか否かを確認することを煩わしさの少ない状態で行うことが可能となる加熱調理器を提供できるに至った。
また、第1特徴構成によれば、機器横幅方向に分散配置される被加熱物載置部に対応して備えられる複数の加熱手段のうちのいずれかについて、指令操作体にて加熱開始指令が指令されると、複数の発光式表示部のうちの加熱作動を実行する加熱手段に対応する発光式表示部が表示作動を実行することになる。
そして、複数の発光式表示部は、複数の加熱手段の設置位置に対応するように機器横幅方向に位置を異ならせて備えられ、加熱作動している加熱手段に対応する発光式表示部が表示作動することから、加熱調理を行うために加熱調理器の近くに居る使用者は、調理を行うときの立姿勢のままで目視にて複数の加熱手段のうちで所望の加熱手段による加熱作動が行われているか否かを確認することができる。
従って、第1特徴構成によれば、加熱調理器の近くに居る使用者は、複数の加熱手段のうちのどの加熱手段が加熱作動中であるかについて、被加熱物の下方側から覗き込んで確認する等の煩わしい操作を要することなく容易に確認することができる。
さらに、第1特徴構成によれば、前記複数の発光式表示部の夫々が、前記加熱作動中であることを表示する加熱作動表示状態、前記予備操作状態であることを表示する予備操作表示状態、及び、表示停止状態に切り換え可能に構成され、複数の指令操作体のうちのいずれかにて加熱開始指令が指令されるとその加熱手段に対応する発光式表示部が前記加熱作動表示状態に切り換えられ、前記指令操作体にて加熱停止指令が指令されると前記発光式表示部が表示停止状態に切り換えられる。このようにして複数の発光式表示部の夫々が対応する加熱手段が加熱作動中であることを表示することができる。
そして、使用者が選択した指令操作体に手で触れるか又は手を近づけるとそのことが予備操作検出手段によって検出されるが、その予備操作状態が検出された指令操作体の加熱開始指令及び加熱停止指令に基づいて加熱作動表示状態と表示停止状態とに切り換えられる発光式表示部が、そのとき表示停止状態であれば予備操作表示状態に切り換えられることになる。つまり、発光式表示部が、表示停止状態であるときに、その発光式表示部に対応する指令操作体において予備操作状態が検出されると、表示停止状態から予備操作表示状態に切り換わるのである。
上述したように複数の発光式表示部が天板の周縁部における外側面において複数の加熱手段の設置位置に対応するように位置を異ならせて備えられるものであり、又、複数の加熱手段のうちのいずれかを加熱開始させるために、使用者が選択した指令操作体に手で触れるか又は手を近づけると前記発光式表示部が予備操作表示状態に切り換えられることによって、どの加熱手段に対する指令操作体を操作しようとしているのかを容易に確認することができる。尚、使用者が選択した指令操作体が加熱開始させようとしている加熱手段に対応するものであれば、その指令操作体にてそのまま加熱開始指令を指令することによって加熱手段を加熱作動にさせることができる。
説明を加えると、複数の指令操作体は一般に操作パネル部等に他の操作具類と合わせて狭い領域に並べて備えられることが多く、使用者が加熱開始を指令する場合に、どの指令操作具がどの加熱手段に対応するものであるかが分かり難い場合があるが、使用者がいずれかの指令操作具に手を触れるか又は手を近づけると、発光式表示部にて予備操作状態であることが表示されるので、使用者は、どの加熱手段を加熱作動させようとしているのかを容易に確認することができる。
従って、第1特徴構成によれば、発光式表示部の構成を利用して、加熱手段の加熱作動を開始させる前の予備的な操作状態である前記予備操作状態であることを表示することにより、加熱作動させたい加熱手段に対応するものであるか否かを容易に確認することができる。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記発光式表示部における前記発光面を前記天板の周縁部における機器前面側に位置させている点にある。
第2特徴構成によれば、前記発光式表示部における前記発光面を前記天板の周縁部における機器前面側に位置させているので、使用者の視界に入り易い位置に前記発光面が存在することになる。説明を加えると、この種の加熱調理器は一般的に台所のカウンター等に機器前面側から操作する形態で設置されるものであり、使用者は加熱調理器の機器前面側から目視することが多く、前記発光面が天板の周縁部における機器前面側に位置していれば、使用者の視界に入り易い状態となる。その結果、使用者が加熱作動中であるか否かを確認するような場合に目視による確認を行い易いものとなる。
本発明の第3特徴構成は、第1特徴構成又は第2特徴構成に加えて、前記発光式表示部における前記発光面が前記天板の周縁部に沿って長尺となる帯状に形成されている点にある。
第3特徴構成によれば、前記発光式表示部における前記発光面が前記天板の周縁部に沿って長尺となる帯状に形成されている、前記発光面は天板の周縁部に沿って広い範囲にわたって発光して表示することができるので、加熱手段が加熱作動中であるか否かを分かり易い状態で表示することができる。
従って、第3特徴構成によれば、加熱調理器から離間した場所から目視するような場合であっても、加熱手段が加熱作動中であるか否かを一層確認し易いものにできる。
本発明の第4特徴構成は、第1特徴構成〜第3特徴構成のいずれかに加えて、前記発光式表示部における前記発光面を、前記天板の周縁部における側面に対応する箇所、並びに、その側面の上部側に連なる前記天板の上部面に対応する箇所に位置させている点にある。
第4特徴構成によれば、前記発光式表示部における前記発光面を、前記天板の周縁部における側面に対応する箇所、並びに、その側面の上部側に連なる前記天板の上部面に対応する箇所に位置させているから、加熱調理器の近くに居る使用者は、加熱手段の上に被加熱物が載置されているような場合であっても、被加熱物の下方側から覗き込んで加熱手段が加熱作動中であるか否かを確認する等の煩わしい操作を要することなく、調理を行うときの立姿勢のままで目視にて発光式表示部の表示状態を確認することが可能となる。
従って、第4特徴構成によれば、加熱調理器から離間した場所から目視するような場合だけでなく、加熱調理を行うために使用者が加熱調理器の近くに居る場合においても、煩わしさの少ない状態で加熱手段が加熱作動中であるか否かを容易に確認することが可能となる。
本発明の第特徴構成は、第1特徴構成〜第4特徴構成のいずれかに加えて、前記表示制御手段が、複数の前記加熱手段の夫々に対応して設けられる前記指令操作体についての前記予備操作状態が前記予備操作検出手段にて検出されると、その予備操作状態が検出された指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて前記加熱作動状態と前記表示停止状態とに切り換えられる前記発光式表示部を、前記予備操作表示状態であれば前記表示停止状態に切り換える形態で、複数の前記発光式表示部の作動を制御するように構成されている点にある。
特徴構成によれば、使用者が選択した指令操作体に手で触れるか又は手を近づけるとそのことが予備操作検出手段によって検出されると、その予備操作状態が検出された指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて加熱作動表示状態と表示停止状態とに切り換えられる発光式表示部が、そのとき前記予備操作表示状態であれば前記表示停止状態に切り換えられることになる。つまり、発光式表示部が、前記予備操作表示状態であるときに、その発光式表示部に対応する指令操作体において予備操作状態が検出されると、前記予備操作表示状態から前記表示停止状態に切り換わるのである。
使用者が加熱開始を指令する場合に、いずれかの指令操作具に手を触れるか又は手を近づけると、発光式表示部にて予備操作状態であることが表示されるが、その発光式表示部が加熱作動をさせようとしている加熱手段とは異なる加熱手段に対応する場合には、そのまま加熱開始指令を指令することができない。そこで、予備操作表示状態に切り換わっている発光式表示部に対応する指令操作具に対して手を触れるか又は手を近づける操作を行うことにより、発光式表示部を前記表示停止状態に切り換えることができ、加熱作動させようとしている加熱手段に対応する別の指令操作具にて加熱開始指令を指令することができる。
従って、第特徴構成によれば、選択した指令操作具が加熱作動させたい加熱手段に対応していない場合には、発光式表示部を予備操作表示状態から表示停止状態に切り換えて、別の指令操作具に対する操作を実行することができる。
本発明の第特徴構成は、第1特徴構成〜第5特徴構成のいずれかに加えて、前記複数の発光式表示部の夫々が、前記加熱作動表示状態と前記予備操作表示状態とで発光色を異ならせ、且つ、前記表示停止状態において発光を停止するように構成されている点にある。
特徴構成によれば、前記発光式表示部は、前記加熱作動中であることを表示する加熱作動表示状態と前記予備操作状態であることが検出されたことを表示する予備操作表示手段とで発光色が異なるように構成されているので、使用者は、予備操作状態が検出された状態であるのか加熱手段が加熱作動中であるのかを容易に識別することができる。又、前記表示停止状態において発光を停止するから、加熱手段が加熱作動中であるのか加熱を停止しているのかを容易に識別することができる。
従って、第特徴構成によれば、発光色を異ならせることによって感覚的に判り易い状態で、加熱手段が加熱作動中であるのか前記予備操作状態が検出された状態であるのかを表示することができ、しかも、発光の有無によって加熱手段が加熱作動中であるのか加熱を停止しているのかを識別できるので、誤操作のおそれを少ないものにすることが可能となる。
本発明の第特徴構成は、第1特徴構成〜第特徴構成のいずれかに加えて、前記発光式表示部が発光表示面積又は発光強度を変更可能に構成され、前記加熱手段が、加熱量を指令する加熱量指令手段にて指令された加熱量に調整されるように構成され、前記表示制御手段が、前記発光式表示部の発光表示面積又は発光強度を前記加熱量指令手段にて指令される加熱量に応じて変更するように、前記発光式表示部の作動を制御するように構成されている点にある。
特徴構成によれば、いずれかの加熱手段が加熱作動中であるときに、加熱量変更指令手段にて加熱量の変更が指令されると、その加熱手段に対応する発光式表示部の発光表示面積又は発光強度が加熱量指令手段にて指令される加熱量に応じて変更することになる。
従って、加熱手段が加熱状態であることを表示するために、前記発光式表示部を利用して加熱手段の加熱量の表示を行うことができ、前記発光式表示部により加熱量を表示するための表示手段を兼用することで構成を簡素化することが可能となる。
加熱調理器の斜視図 加熱調理器の制御構成を示すブロック図 流量制御弁の構成を示す図 流量制御弁の要部を示す図 点消火指令部及び加熱量設定操作部の構成を示す図 前面火力表示部を示す図 加熱調理器の設置状態での斜視図 発光式表示部の取り付け状態を示す図 発光式表示部の構成を示す断面図 発光式表示部の構成を示す斜視図 発光式表示部の表示状態を示す作用図 発光式表示部の表示状態を示す作用図
以下、図面に基づいて、本発明に係る加熱調理器の実施形態を説明する。
図1に加熱調理器の一例であるガスコンロを示している。このガスコンロは、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2を備えるグリル部3を備えた調理器本体10の上部にガラス製の天板5を備えて、ビルトインタイプのガスコンロにて構成されている。3つのコンロバーナ1は、天板5の機器横幅方向に分散配置される被加熱物載置部に対応して複数備えられている。つまり、コンロバーナ1は、標準バーナ1aと、小バーナ1bと、高火力バーナ1cとによって構成されており、これら3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の夫々が被加熱物を加熱する加熱手段を構成する。又、図1に示すように、グリル部3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口4が形成され、天板5の上部に、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応して被加熱物を載置する五徳6が載置支持されている。
このガスコンロは、図7に示すように、システムキッチンKに設けられるキッチンカウンターCに形成した設置用の開口を通して差し込み装着される構成となっており、天板5はキッチンカウンターCよりも上方側に位置する状態で設置されることになる。
図2に示すように、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々には、点火プラグ7及び着火状態を検出する熱電対8が設けられており、グリルバーナ2は上面バーナ2aと左右一対の下面バーナ2b,2cとを備えた両面バーナにて構成されて、上面バーナ2a及び左右一対の下面バーナ2b,2cの夫々にも点火プラグ7及び着火状態を検出するための熱電対8等が備えられている。
又、標準バーナ1a、小バーナ1b、高火力バーナ1cの夫々には、下端側が固定された状態で上下方向に伸縮自在な伸縮機構9が設けられ、その伸縮機構9の内部には、加熱用位置に位置する調理容器等の被加熱物の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ11が設けられている。つまり、五徳6上に載置された被加熱物の底部が伸縮機構9の上端に当接した状態で、この温度センサ11により加熱用位置に位置する被加熱物の温度を検出するように構成されている。
前記標準バーナ1a、小バーナ1b、高火力バーナ1c、及び、グリルバーナ2へのガス供給構成について説明すると、図2に示すように、元ガス供給路12には元ガス電磁弁13が設けられ、この元ガス供給路12から、標準バーナ用分岐路14a、小バーナ用分岐路14b、高火力バーナ用分岐路14c、グリルバーナ用分岐路14dの4系統に分岐しており、グリルバーナ2へのグリルバーナ用分岐路14dは、さらに、上面バーナ用の分岐路と下面バーナ用分岐路とに分岐してそれらの分岐路には夫々、オリフィスof付きの流路15と開閉式電磁弁16を備えたバイパス路17が設けられている。そして、標準バーナ用分岐路14a、小バーナ用分岐路14b、高火力バーナ用分岐路14c、及び、グリルバーナ用分岐路14dの夫々には、ステッピングモータ19(図3参照)の駆動によってガス量を調整して前記各バーナの燃焼量(加熱量)を調整する流量制御弁18が備えられている。
この流量制御弁18は、図3に示すように、駆動源としてのステッピングモータ19と、このステッピングモータ19の回転操作をスライド移動操作に変更させるネジ送り式の移動操作機構20と、ガス通過用の挿通孔21が形成されたスライド閉子22と、複数のガス通過用の調整孔23を形成した流量調整板24等を備えて構成されている。そして、前記スライド閉子22と流量調整板24とによってガス量を変更可能な流量調整部25が構成されている。つまり、ガス流路を遮蔽する状態でスライド閉子22と流量調整板24とがバネ26によって圧接される状態で相対的にスライド自在に設けられ、ステッピングモータ19を駆動することでスライド閉子22をスライド移動させながら、図4に示すように、スライド閉子22に形成された挿通孔21が流量調整板24の調整孔23と重なり合う面積合計を変更させることで、バーナへのガス供給量を変更調整自在な構成となっている。尚、前記スライド閉子22のスライド移動量はスライド移動検出センサ27によって検出される構成となっている。
図1及び図2に示すように、ガスコンロ前側面には、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の点火及び消火や火力調節と各種の設定とを指令する手動操作部Sが設けられ、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成された制御部Hが、その手動操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、前記各バーナ1a、1b、1c、2を制御するように構成されている。
次に、前記手動操作部Sの構成について説明する。図1、図5及び図6に示すように、ガスコンロ前側面には、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応して、点火指令を指令する点火指令状態と消火指令を指令する消火指令状態とに切り換え自在な人為操作式の点消火指令部28及び燃焼量すなわち加熱量の調節を指令する加熱量指令手段としての手動操作式の加熱量設定操作部29が夫々備えられており、又、詳述はしないが、タイマー運転等の各種の設定を指令する設定入力パネル50、及び、グリルバーナ2に対して点火及び消火や自動運転等の設定を指令するための設定入力パネル60、グリルバーナ2が燃焼して加熱作動中であるときに点灯表示するグリル燃焼ランプ61等も備えられ、この設定入力パネル50及び設定入力パネル60は開閉式になっており、使用しないときは内方側に収納することができる構成となっている(図7参照)。
上記した3つの点消火指令部28は同じ構成であるから、そのうちの標準バーナ1aに対するものを代表して構成を以下に説明し、他のものについては説明を省略する。
図5に示すように、点火指令及び消火指令を指令する押し操作式の点消火スイッチ32がガスコンロの前面パネル38の内部に設けられ、前面パネル38に形成した挿通孔39を通して裏面側から挿通する状態で円筒状の指令操作部31が設けられている。そして、この指令操作部31は、その回転軸心方向つまり前面パネル38の板面に直交する方向でのスライド移動により、前記点消火スイッチ32を消火指令状態に操作する消火指令用の押し込み位置と、その押し込み位置よりも突出して点消火スイッチ32を点火指令状態に操作する点火指令用の突出位置とに切り換え自在に構成され、さらに、前記突出位置にて回転操作することで燃焼量を調整することができるように構成されている。すなわち、この指令操作部31がコンロバーナ1の加熱開始及び加熱停止を指令するための手動操作式の指令操作体に対応する。
説明を加えると、指令操作部31は、押し操作される毎に回転軸心方向に移動して、図示しない位置保持機構によって、前面パネル38とほぼ面一になる押し込み位置と前方に突出する突出位置とに切り換え自在に構成され、指令操作部31が前記突出位置に切り換えられているときに、正転方向及び逆転方向の夫々にその軸心周りで回動操作可能となるように構成されている。そして、この指令操作部31が押し込み位置に切り換えられるとそれに伴って点消火スイッチ32がOFF状態となり、指令操作部31が突出位置に切り替えられるとそれに伴って点消火スイッチ32がON状態となるように連動して切り換わる構成となっている。図2及び図5に示すように、この点消火スイッチ32の切り換え信号は制御部Hに入力されており、制御部Hはこの点消火スイッチ32がON状態に切り換わると標準バーナ1aに対する点火作動を開始し、OFF状態に切り換わると標準バーナ1aの燃焼作動を停止するように構成されている。つまり、前記指令操作部31及び点消火スイッチ32により、点消火指令部28が構成されている。
又、前記前面パネル38の内部には、指令操作部31の回転操作に伴ってパルス信号を出力するパルス発生手段としてのロータリーエンコーダ33が設けられている。つまり、このロータリーエンコーダ33の操作軸34に前記指令操作部31が一体回動自在に且つ軸心方向での相対移動を許容する状態で接続されている。このロータリーエンコーダ33は、指令操作部31の一方向への回転操作に伴って2つのパルス信号のうちの一方のパルス信号が他方のパルス信号より位相が進み、指令操作部31の他方向への回転操作に伴って前記他方のパルス信号が前記一方のパルス信号より位相が進む状態で、指令操作部31の回転操作に伴って互いに異なる位相の2つのパルス信号を出力するように構成されている。つまり、このロータリーエンコーダ33は、2つの出力端子を備えており、その2つの出力端子から上述したような位相の異なるパルス信号が出力される構成である。このようなロータリーエンコーダ33は周知のものであるから詳細な構成についての説明は省略する。
図6に示すように、前記前面パネル38の外面側において前記各指令操作部31の周囲には火力を表示する複数のLEDランプ35を並べる状態で火力を表示する前面火力表示部36が設けられている。この前面火力表示部36は複数のLEDランプ35をレベルメータとして用いて、指令操作部31にて設定された加熱量の大きさに応じた数のLEDランプ35を点灯させて表示する構成となっている。この実施形態では、加熱量の大きさが最小から最大まで、標準バーナ1a及び高火力バーナ1cでは5段階に変更調整でき、小バーナ1bでは3段階に変更調整できる構成となっているので、標準バーナ1a及び高火力バーナ1cの夫々に対応する前面火力表示部36は5個のLEDランプ35にて構成され、小バーナ1bに対応する前面火力表示部36は3個のLEDランプ35にて構成されている。
そして、制御部Hは、図2に示すように、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応するロータリーエンコーダ33にて発生するパルス信号に基づいて、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対する燃料供給量を調整するように標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対する流量制御弁18の作動を制御するように構成されている。
つまり、制御部Hは、ロータリーエンコーダ33から出力される前記パルス信号に基づいて、指令操作部31の回転操作方向並びに回転操作量を判別するとともに、その判別した回転操作方向並びに回転操作量に対応させて標準バーナ1a等の加熱量を調整することになるが、そのとき、ロータリーエンコーダ33から出力される2つのパルス信号のデータを予め定めた設定単位時間毎に繰り返し読み込み、その読み込まれた前記2つのパルス信号のデータにおけるデータパターンに基づいて、指令操作部31の回転操作方向並びに回転操作量を判別するように構成されている。つまり、前記指令操作部31及びロータリーエンコーダ33により、前記加熱量設定操作部29が構成されている。
又、制御部Hは、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応するロータリーエンコーダ33にて発生するパルス信号に基づいて、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々の加熱量(火力)を標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応する前面火力表示部36にて表示するように前面火力表示部36を制御するように構成されている。例えば、図6に示すように、標準バーナ1aに対応するロータリーエンコーダ33にて発生するパルス信号が火力「3」に対応する場合は、前面火力表示部36を構成するLEDランプ35を3個点灯させる。
尚、前記グリルバーナ2については、コンロバーナ1のように手動操作で火力を変更調整することはなく、調理内容に応じて制御部Hが自動的に火力を調整する構成となっている。
そして、このガスコンロでは、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2が加熱作動中であることを表示する発光式表示部40が、天板5の機器前面側に位置する周縁部における側面5aに対応する箇所を発光させるように設けられている。又、発光式表示部40は、3つのコンロバーナ1の設置位置に対応するように機器横幅方向に位置を異ならせて複数(3個)備えられている。これらの3個の発光式表示部40の夫々は、発光色を異ならせる表示状態に切り換え可能に構成されている。
前記3つの発光式表示部40のうち機器横幅方向の中央に位置する発光式表示部40は、小バーナ1bの加熱状態の表示とグリルバーナ2の加熱状態の表示とに兼用する構成となっている。但し、小バーナ1bとグリルバーナ2とが同時に加熱作動するときは、小バーナ1bの加熱状態の表示が優先的に実行され、小バーナ1bが加熱していないときにグリルバーナ2が加熱状態であればグリルバーナ2の加熱状態を表示するようになっている。
次に、前記発光式表示部40の具体構成について説明する。
図1及び図7に示すように、前記発光式表示部40は、前記天板5の周縁部に位置させた発光面41を発光させるように設けられている。より具体的には、前記発光式表示部40における発光面41を天板5の周縁部における機器前面側に位置させているようになっており、しかも、発光面41が天板5の周縁部に沿って長尺となる帯状に形成されている。すなわち、発光式表示部40は、その上下方向の幅が天板5の機器前面側に位置する周縁部における側面5aの上下幅と略同じであり、しかも、水平方向の幅が上下方向の幅よりも充分大きい幅、例えば上下方向の幅の数倍〜数十倍程度の幅を有するような横方向に長い形状にて構成されている。
発光式表示部40は、図9及び図10に示すように、光源としての複数個の発光ダイオード42が備えられ、これらの発光ダイオード42から発した光を表示用の拡散板45に導く略板状の導光体43が設けられ、この導光体43の周囲を遮光板44にて囲うように構成して、発光ダイオード42から発した光が外周部に漏れない状態で導光体43にて拡散板45に導かれて発光面41にて略均等に面表示状態で発光するように構成されている。
図9に示すように、前記発光面41は、天板5の機器前面側に位置する周縁部における縦向き平坦面状の側面5aに対応する箇所だけでなく、その側面5aの上部側に連なり且つ断面が緩やかな略円弧状に形成される天板5の上部面5bに対応する箇所からも光を外部に放出させるように構成され、光は機器前面側の外側方だけでなく上方側に向けて発光される構成となっている。説明を加えると、前記発光面41は、垂直な姿勢の平坦面にて形成される天板5の機器前面側に位置する周縁部における側面5aに対応する表示部分と、天板5の上部面5bに対応する箇所であり前記表示部分から上部側に連なり断面形状が円弧状になるように屈曲形成された表示部分とを備え、光を機器前面側の外側方だけでなく上方側にも発光させるようになっている。従って、前記発光式表示部40における前記発光面41を、天板5の周縁部における側面5aに対応する箇所、並びに、その側面5aの上部側に連なる天板5の上部面5bに対応する箇所に位置させる構成となっている。
そして、前記2列に並ぶ複数の発光ダイオード42のうち片側の一列のものは、青色の発光ダイオードで構成され、他の一列のものが赤色の発光ダイオードで構成されている。このように互いに発光色の異なる発光ダイオード42を備えることで、発光面41から発光する光を複数の異なる色で発光する複数の発光状態に切り換えることが可能な構成となっている。つまり、3個の発光式表示部40の夫々は、複数の赤色発光ダイオードを点灯させる加熱作動表示状態、複数の青色発光ダイオードを点灯させる予備操作表示状態、全ての発光ダイオードを消灯させる表示停止状態、さらに、複数の赤色発光ダイオード及び複数の青色発光ダイオードを点灯させて青と赤の色の組み合わせで略桃色で発光させる点火処理表示状態の夫々に切り換え可能に構成されている。
前記導光体43の内部には発光面41の表示領域を5個に仕切るための仕切り部46が設けられ、複数の発光ダイオード42のうちのいずれかを選択的に点灯させることで、5個の表示領域のうちの一部だけを表示させることができるように構成されている。このように複数の発光式表示部40の夫々は複数の表示領域のうちの一部だけを選択的に表示させることにより発光面41の発光表示面積を変更可能に構成されている。
又、仕切り部46によって仕切られる5個の表示領域のうちで、最も左側に位置する表示領域、つまり、後述するように火力表示するときに最小火力を表示する表示領域は、他の領域よりも長尺に構成され、この最も左側に位置する表示領域だけが発光表示する場合においても、機器横幅方向に沿って長尺となる帯状にて発光表示される構成となっている。
前記天板5は、図8に示すように、天板本体を構成するガラス製のトッププレート5Aと、このトッププレート5Aの周縁部を囲う状態で受止め支持する金属材からなる枠体5Bとを備えており、それらを接着材にて接続して天板5を構成するようになっているが、それらを組み付ける際に、前記枠体5Bにおける機器前面側に位置する箇所の一部を切り欠いてその切り欠かれた箇所に前記発光式表示部40を装着して枠体5Bの側面、すなわち、天板5の機器前面側に位置する周縁部における側面5aと発光式表示部40における発光面41とが略面一になる状態で組み付ける構成となっている。
前記制御部Hは、前記3個の発光式表示部40の作動を制御するように構成され、これらの発光式表示部40を利用して3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2が加熱作動中であることを表示するように構成されている。そして、制御部Hは、3個のコンロバーナ1の夫々に対応して設けられる指令操作部31の加熱開始指令及び加熱停止指令に基づいて、3個のコンロバーナ1の夫々に対応する発光式表示部40を前記加熱作動表示状態と前記表示停止状態とに切り換える形態で複数の発光式表示部40の作動を制御するように構成されている。
又、発光式表示部40を利用して、加熱作動中の表示だけでなく、コンロバーナ1を加熱させるために、3つの指令操作部31のいずれかに手を触れるか又は手を近づけた予備操作が行われたか否かを表示することができるように構成されている。
すなわち、指令操作部31に対して使用者の手が接触する又は近づく状態である予備操作状態であることを検出する複数の予備操作検出手段としての予備操作検出部47が3個の指令操作部31の夫々に対応して各別に備えられ、制御部Hが、3個のコンロバーナ1の夫々に対応して設けられる指令操作部31についての前記予備操作状態が前記予備操作検出部48にて検出されると、その予備操作状態が検出された指令操作部31の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて前記加熱作動表示状態と前記表示停止状態とに切り換えられる発光式表示部40を、前記表示停止状態であれば前記予備操作表示状態に切り換える形態で、複数の発光式表示部40の作動を制御するように構成されている。
又、制御部Hは、3個のコンロバーナ1の夫々に対応して設けられる指令操作部31についての前記予備操作状態が前記予備操作検出部47にて検出されると、その予備操作状態が検出された指令操作部31の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて加熱作動表示状態と表示停止状態とに切り換えられる発光式表示部40を、前記予備操作表示状態であれば前記表示停止状態に切り換える形態で、複数の発光式表示部40の作動を制御するように構成されている。
さらに、前記制御部Hは、発光式表示部40の発光表示面積を加熱量設定操作部29にて指令される加熱量に応じて変更するように、発光式表示部40の作動を制御するように構成されている。従って、前記制御部Hを利用して発光式表示部40の作動を制御する表示制御手段が構成される。
すなわち、図2及び図5に示すように、前記各指令操作部31は、導電性の材料例えば導電性の金属材等によって構成され、この導電性の指令操作部31において人間の手が触れるか又は近づいたことを例えば微弱な電流や電圧の変化あるいは静電容量の変化等によって検出する予備操作検出部47が、複数の指令操作部31の夫々に対応して各別に設けられている。
前記制御部Hは、いずれかの予備操作検出部47にて前記予備操作状態であることが検出されると、その予備操作状態であることが検出された指令操作部31にて加熱開始が指令されるコンロバーナ1に対応する発光式表示部40を予備操作表示状態に切り換える。具体的には、全ての青色の発光ダイオード42を点灯表示させて青色表示させる(図11(ロ)参照)。そのことにより予備操作状態が検出されたことが表示される。
例えば、標準バーナ1aを点火させようとして誤って小バーナ1bに対する指令操作部31に対して前記予備操作を行った場合、小バーナ1bに対応する中央側の発光式表示部40が点灯するので、使用者は操作が誤ったことが確認できる。そこで、再度、小バーナ1bに対する指令操作部31に触れると、中央側に位置する発光式表示部40が消灯することになる。
予備操作状態が検出された指令操作部31が、使用者が点火させたいコンロバーナ1に対応するものであれば、その指令操作部31を押し操作して加熱開始指令が指令されると、制御部Hは、対応するコンロバーナ1に対する点火処理を実行してコンロバーナ1を点火させて加熱開始することになるが、その処理と併行して、指令操作部31にて加熱開始が指令されるコンロバーナ1に対応する発光式表示部40を点火処理表示状態に切り換える。具体的には、発光式表示部40における複数の青色の発光ダイオード42及び複数の赤色の発光ダイオード42を点灯表示させて桃色表示させる(図11(ハ)参照)。
前記制御部Hは、コンロバーナ1に対する着火が完了したことを熱電対8の検出情報に基づいて確認すると、指令操作部31にて加熱開始が指令されるコンロバーナ1に対応する発光式表示部40を加熱作動表示状態に切り換える。具体的には、発光式表示部40における赤色の発光ダイオード42を点灯表示させて赤色表示する。しかも、指令操作部31が回転操作されることによって調整される加熱量に対応した個数だけ赤色の発光ダイオード42を点灯させる(図11(ニ)参照)。すなわち、前面火力表示部36にて表示している状態と同様に複数段階表示のいずれかに対応する個数だけ、赤色の発光ダイオード42を点灯表示し、加熱量を表すレベルメータとして機能するように構成されている。
そして、前記指令操作部31を押し操作して消火指令用の押し込み位置に切り換えると、燃焼していたコンロバーナ1が燃焼を停止して、発光式表示部40が発光を停止する状態に切り換わる(図11(イ)参照)。
上述の動作説明では標準バーナ1aについて説明したが、小バーナ1b及び高火力バーナ1cについても同様な表示状態となる。例えば、図12(ホ)には、小バーナ1bを最大火力(3段階)で燃焼して加熱作動しているときの表示状態を示している。又、小バーナ1bが燃焼していない状態でグリルバーナ2が燃焼して加熱作動しているときは、図12(ヘ)に示すように、中央側に位置する発光式表示部40の全ての表示領域が赤色で点灯する状態となる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
)上記実施形態では、前記複数の発光式表示部の夫々が、前記加熱作動表示状態と前記予備操作表示状態とで発光色を異ならせ、且つ、前記表示停止状態において発光を停止するように構成されるものを例示したが、このような構成に代えて、点滅発光するときの点滅周期を変化させることにより表示状態を異ならせる等、表示状態を切り換える構成としては各種の形態で実施することができる。
)上記実施形態では、前記発光式表示部が発光表示面積を変更可能に構成され、前記表示制御手段が、前記加熱手段の加熱量の変化に応じて発光表示面積を変更するように、前記発光式表示部の作動を制御する構成としたが、このような構成に代えて、前記発光式表示部を発光強度を変更可能に構成して、前記表示制御手段が、前記加熱量の指令情報に応じて発光強度を変更するように、前記発光式表示部の作動を制御する構成としてもよい。
又、前記発光式表示部の発光表示面積又は発光強度を前記加熱量指令手段にて指令される加熱量に応じて変更する構成に限らず、発光式表示部の発光表示面積又は発光強度を常に一定の状態で表示する構成としてもよい。
)上記実施形態では、前記発光面41が、天板5の機器前面側に位置する周縁部における縦向き平坦面状の側面5aに対応する箇所だけでなく、その側面5aの上部側に連なり且つ断面が緩やかな略円弧状に形成される天板5の上部面5bに対応する箇所からも光を外部に放出させる構成としたが、このような構成に代えて、次のように構成してもよい。
例えば、前記発光面が、例えば、キッチンカウンターの上面から曲率をもってなだらかに天板の上部面に対応する箇所に連なるような形状、言い換えると、上下方向の全幅にわたり断面形状が円弧状に形成される構成としてもよく、又、キッチンカウンターの上面から天板の上部面に向けて延びる斜め姿勢の平坦面にて形成される構成としてもよい。
)上記実施形態では、前記発光面を天板の周縁部に沿って長尺となる帯状に形成するにあたり、帯状の表示面の全面が均一に表示されるような構成を例示したが、これに代えて、発光表示する領域と発光しない領域とが交互に配置される状態で複数並べられて、全体として周縁部に沿って長尺となる帯状に形成するような構成のものでもよく、具体構成は適宜変更して実施することができる。
)上記実施形態では、前記発光面を前記天板の機器前面側に位置する周縁部における側面に備える構成としたが、機器前面側に位置する周縁部における側面に限らず、前記天板の周縁部における機器横幅方向の横側箇所又は機器後面側箇所に発光式表示部を備える構成としてもよい。又、前記発光面を天板の周縁部の全周にわたる状態で設ける構成としてもよい。この場合には、複数の加熱手段のうちのいずれかの加熱手段が加熱作動中であれば発光状態に切り換わる構成となる。
)上記実施形態では、前記発光式表示部が発光ダイオードからの光を導光体にて拡散板に導いて表示する構成を例示したが、発光ダイオードの光を光ファイバーにて導いて表示させる構成や、光源として発光ダイオードを用いるものに代えて小型の白熱電球等を用いるようにしてもよい。
)上記実施形態では、前記天板が、ガラス製のトッププレートと金属製の枠体とで構成されるものを例示したが、このような構成に代えて、天板全体をガラスで一体的に構成したり、天板全体を金属材で一体的に構成するものでもよい。
)上記実施形態では、加熱手段としてガス燃焼式のバーナを備える加熱調理器を例示したが、本発明は、加熱手段として電磁誘導により被加熱物を加熱する誘導用加熱コイル等を備えた加熱調理器にも適用できる。
1 加熱手段
5 天板
31 指令操作体
40 発光式表示部
41 発光面
47 予備操作検出手段
H 表示制御手段

Claims (7)

  1. 調理器本体の上部に設けられた天板における被加熱物載置部に載置された被加熱物を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段の加熱開始指令及び加熱停止指令を指令するための手動操作式の指令操作体と、
    前記加熱手段が加熱作動中であることを表示する発光式表示部と、
    前記指令操作体にて加熱開始指令が指令されると表示作動を実行しかつ前記指令操作体にて加熱停止指令が指令されると表示作動を停止するように、前記指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて前記発光式表示部の作動を制御する表示制御手段とが備えられた加熱調理器であって、
    前記発光式表示部が、前記天板の周縁部に位置させた発光面を発光させるように設けられ、
    前記加熱手段が、機器横幅方向に分散配置される前記被加熱物載置部に対応して複数備えられ、
    前記発光式表示部が、複数の前記加熱手段の設置位置に対応するように機器横幅方向に位置を異ならせて複数備えられ、
    複数の前記加熱手段に対応して備えられる複数の前記指令操作体の夫々に対して使用者の手が接触する又は近づく状態である予備操作状態であることを検出する複数の予備操作検出手段が備えられ、
    前記複数の発光式表示部の夫々が、前記加熱作動中であることを表示する加熱作動表示状態、前記予備操作状態であることを表示する予備操作表示状態、及び、表示停止状態に切り換え可能に構成され、
    前記表示制御手段が、
    複数の前記加熱手段の夫々に対応して設けられる前記指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて、複数の前記加熱手段の夫々に対応する前記発光式表示部を前記加熱作動表示状態と前記表示停止状態とに切り換える形態で、且つ、
    複数の前記加熱手段の夫々に対応して設けられる前記指令操作体についての前記予備操作状態が前記予備操作検出手段にて検出されると、その予備操作状態が検出された指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて前記加熱作動表示状態と前記表示停止状態とに切り換えられる前記発光式表示部を、前記表示停止状態であれば前記予備操作表示状態に切り換える形態で、
    複数の前記発光式表示部の作動を制御するように構成されている加熱調理器。
  2. 前記発光式表示部における前記発光面を前記天板の周縁部における機器前面側に位置させている請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記発光式表示部における前記発光面が前記天板の周縁部に沿って長尺となる帯状に形成されている請求項1又は2記載の加熱調理器。
  4. 前記発光式表示部における前記発光面を、前記天板の周縁部における側面に対応する箇所、並びに、その側面の上部側に連なる前記天板の上部面に対応する箇所に位置させている請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記表示制御手段が、
    複数の前記加熱手段の夫々に対応して設けられる前記指令操作体についての前記予備操作状態が前記予備操作検出手段にて検出されると、その予備操作状態が検出された指令操作体の加熱開始指令及び前記加熱停止指令に基づいて前記加熱作動表示状態と前記表示停止状態とに切り換えられる前記発光式表示部を、前記予備操作表示状態であれば前記表示停止状態に切り換える形態で、
    複数の前記発光式表示部の作動を制御するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 前記複数の発光式表示部の夫々が、前記加熱作動表示状態と前記予備操作表示状態とで発光色を異ならせ、且つ、前記表示停止状態において発光を停止するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 前記発光式表示部が発光表示面積又は発光強度を変更可能に構成され、
    前記加熱手段が、加熱量を指令する加熱量指令手段にて指令された加熱量に調整されるように構成され、
    前記表示制御手段が、
    前記発光式表示部の発光表示面積又は発光強度を前記加熱量指令手段にて指令される加熱量に応じて変更するように、前記発光式表示部の作動を制御するように構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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