JP5153066B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、太陽電池モジュールに関し、特に両面受光型の太陽電池モジュールに用いて好適なものである。
光電変換効果を利用して光エネルギを電気エネルギに変換する太陽光発電は、地球環境に貢献できるクリーンエネルギを得る手段として広く用いられている。そして、太陽電池の光電変換効率の向上に伴って、個人住宅でも多数の太陽電池モジュールを用いる太陽光発電システムが設置されてきている。
太陽光により発電する太陽電池素子を設けた太陽電池モジュールにおいて、太陽電池素子により発電された電力を外部に出力するには、太陽電池モジュール内に正極、陰極の導電体を配置し、それらの端部を接続端子として太陽電池モジュールの外部に取り出しておき、その接続端子に外部へ電流を出力するための電力線を接続して電流を取り出す方法が用いられる。
接続端子は、導電体を太陽電池モジュールの端縁から突設させたり、太陽電池モジュールのカバー材に貫通孔を設けて導電体を露出させたりして設けている。
その接続端子と電力線との接続部は、接続部の保護や漏電の防止等を目的として、端子ボックスと呼ばれる収納体に収納されている。端子ボックスは通常、モジュール製造時には邪魔になるために後付けされる。また接続後に導電体、接続端子や接続部にかかる重量の負担を軽減し、また振動等による揺れや金属疲労等を回避するために、太陽電池モジュールの受光面と反対側の面への接着や外枠へのねじ止めなどにより固定される。
図16は、従来の太陽電池モジュールの要部断面図である。
図16に示すように、太陽電池モジュール100は、複数の太陽電池素子51を含む板状の太陽電池パネル50と、この太陽電池パネル50の外周にシール材(図示せず)を介して嵌め込まれたアルミニウムなどからなる外枠60とを有する。太陽電池パネル50は、受光面側に白板ガラスなどからなる透光性絶縁基板52と裏面側の耐候性基板53との間に、複数の太陽電池素子51…を挟み、内部の隙間にはEVA(エチレンビニルアセテート)などの封止樹脂54が充填されている。
外枠60は、例えば、アルミニウムの押し出し成形で製造され、本体部の61の上部には太陽電池パネル50を挟み込む断面コ字状の嵌合部62を有するとともに、本体枠61部分は中空形成で軽量化を図りつつ、比較的厚肉で頑丈に形成されている。端子ボックス70は一端を外枠60の内側に当接され、裏面側基板53に接着され固定されている。必要に応じて外枠60に端子ボックス70がねじ止めされる。
上記した端子ボックス70の取り付けにおいては、片面受光型の太陽電池モジュールについては、端子ボックスが太陽電池素子の背面に隠れ、受光の邪魔にはならず、問題となることはなかった。
しかしながら、両面受光型の太陽電池モジュールに用いられる場合には、端子ボックスの発電部へのはみ出し量が多くなるので、図16に示すように、太陽電池素子51の一部を覆いその部分の素子の発電量が低下するという問題が発生する。端子ボックス70で太陽電池素子を覆うことがないようにするためには、発電に寄与しない無効部分を多く取る必要があり、太陽電池モジュールの面積の増大を引き起こすことになる。
また、端子ボックス70への接続のための取り出し用の接続リード(接続線)55が基板53と外枠60間に挟まれるので、傷が付く虞がある。この接続リード55は、金属製の外枠60と接触するために表面に絶縁被覆が施されているが、傷が付くと絶縁不良になる虞があるので、傷が付いても絶縁不良が生じないように、従来は絶縁被覆を厚く形成する必要があり、接続リード55のコストが高くなるという難点もあった。
両面受光型の太陽電池モジュールにおいて、端子ボックスを取り付けた時点で、太陽電池モジュールの表裏が固定されることがなく、太陽電池パネルを形成する際の自由度の高い太陽電池パネルが提案されている(特許文献1参照)。この太陽電池パネルは、複数の透光性カバー材の間に両面受光型の発電素子が配置され、前記透光性カバー材の間の端縁から発電された電流を出力するための電極端子が突設され、該端縁に前記電極端子と電流を外部に出力する電力線との接続部を内蔵する端子ボックスが設けられた太陽電池モジュールを用いて形成される太陽電池パネルの製造方法であって、前記端子ボックスを、太陽電池モジュールの表裏面と平行且つ表裏面の中央に位置する面である中心面を挟んで、外形が略対称になるように取り付けるものである。そして、取り付けられた端子ボックスは枠体の中空部内に収納されて太陽電池モジュールが構成されている。
特開2003−158285号公報
上記した特許文献1のものにおいては、端子ボックスで太陽電池素子を覆い、発電への無効部を無くすことができる。しかしながら、この特許文献1のものでは、端子ボックスを太陽電池パネルの端部に取り付けるために、略コの字に形成した支持脚を端子ボックスに設ける必要があり、端子ボックスの形状が複雑になるという難点がある。また、太陽電池パネルの厚さの変化に応じた支持脚が必要となり、種々の形状のパネルには対応できないという問題もある。
そこで、この発明においては、端子ボックスを特殊な形状を必要とせず、発電に寄与しない無効部分を減らして太陽電池パネルの面積の増大を抑制した太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
この発明の太陽電池モジュールは、複数の太陽電池素子が透光性の第1の部材と第2の部材との間に充填材を介して挟持される共に、前記第1、第2の部材間の端縁から発電された電流を出力するための接続線が延出された太陽電池パネルと、この太陽電池パネルの端縁近傍に取り付けられ、前記接続線と電流を外部に出力する電力線との接続部を内蔵する端子ボックスと、前記太陽電池パネルの外周に嵌め込まれる嵌合部を有する外枠と、を備え、前記外枠の少なくとも前記端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側の外周が嵌め込まれる端子ボックス側嵌合部は、外枠の一部を構成するフレームに取り付けられるスペーサ部材の上部と前記フレームの上部に設けられた延出部で構成されるとともに、前記端子ボックス側嵌合部には、前記端子ボックスを前記フレームの端面側に近接して配置するための開口スペース部が設けられていることを特徴とする。
また、前記端子ボックス側嵌合部のフレームに嵌合溝部が設けられ、前記スペーサ部材の下面側に前記嵌合溝部と嵌合する凸部が設けられ、前記スペーサ部材が前記フレームに対してスライド自在に装着されるように構成することができる。
また、前記接続線が延出される辺側を第1の部材の方が第2の部材の外側に延出するように前記第2の部材が配置され、前記端子ボックスに前記第1の部材方向に延出する立ち上がり部が設けられ、前記第2の部材と前記立ち上がり部との間隙間に前記接続線が案内されるように構成すればよい。
また、前記第2の部材は透光性部材で構成され、前記太陽電池パネルは両面受光型の太陽電池パネルで構成することができる。
この発明は、太陽電池モジュールの外枠の一部を構成するフレームの端面側に近接するように、端子ボックスを開口スペース部から挿入できるので、端子ボックスの発電部へのはみ出し量が少なくできる。その結果、太陽電池モジュールの面積を増大せずに、変換効率の向上に寄与することができる。
さらに、フレームとスペース部材とを別部材で構成しているので、開口スペース部を簡単に設けることができる。また、端子ボックスが挿入される箇所には嵌合部を設けていないので、接続線が透光性部材と外枠との間で挟み込まれることなくなる。従って、接続線に傷が付くのが防止でき、絶縁被覆を必要以上厚くしなくても絶縁不良の発生を抑制できる。
また、端子ボックスに立ち上がり部を設け、端子ボックスの立ち上がり部と太陽電池パネル端縁との間を通って接続線を端子ボックス内に案内するように構成することで、接続線は樹脂製端子ボックスの立ち上がり部で外枠と直接当接することが無くなり、接続線の絶縁被覆を薄いものを用いても絶縁性は十分に確保することができる。
この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
図1は、この発明の第1の実施形態を示す太陽電池モジュールの平面図、図2は、図1のA−A’線断面図、図3は、図1のA−A’線断面における要部拡大断面図、図4は、図1のB−B’線断面図、図5は、図1のB−B’線断面における要部拡大断面図である。
図1ないし図5に示すように、この発明の太陽電池モジュール1は、複数の両面受光型の太陽電池素子11…を含む矩形状の両面受光型太陽電池パネル10、この太陽電池パネル10の外周をシール材17を介して嵌め込まれたアルミニウムまたはステンレスまたは鋼板ロールフォーミング材等で形成された金属製外枠20と、を備える。
この実施形態においては、太陽電池モジュール1における外枠20の断面構造はA−A’断面、B−B’断面しか図示していない。但し、外枠20の断面構造は、端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネル10の辺が嵌め込まれる側を除いて各3辺の断面の基本的構造は同一である。この基本的断面構造が同じ外枠20の3つのフレーム20aと、端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネル10の辺側に取り付けられるフレーム20bにより、外枠20が構成されている。
太陽電池パネル10は、受光面側に白板ガラスなどからなる透光性絶縁基板12と裏面側の白板ガラスなどからなる透光性絶縁基板13とを用いて、複数の太陽電池素子11…をその間に挟み、内部の隙間にはEVA(エチレンビニルアセテート)などの透明封止樹脂14が充填されて形成されている。
この実施形態における受光面側の透光性絶縁基板12と裏面側の透光性絶縁基板13においては、裏面側の透光性絶縁基板13の外寸法を受光面側の透光性絶縁基板12の外寸法より小さくしている。例えば、受光面側の透光性絶縁性基板12が外寸法980mm×1500mmの白板ガラスで構成され、裏面側の透光性絶縁性基板13は外寸法が960mm×1470mmの白板ガラスで構成し、受光面側の基板より外寸法を小さくしている。
太陽電池素子11…は、結晶系や非晶質系など色々なタイプのものがあるが、太陽電池素子表面の欠陥領域の発電ロスを抑え、高出力を実現した太陽電池素子が注目されている。この太陽電池素子は、結晶系基板とp型及びn型アモルファスシリコン層の間にドーパントを導入しない実質的にi型の非晶質シリコン層を形成し、界面特性を改善したものである。これら太陽電池素子11…は、インナーリードで直並列に接続され、太陽電池パネル10から接続リード15を介して所定の出力、例えば、200Wの出力が発生するように構成されている。
この実施形態における外枠20は、前述したように、基本的断面構造が同じ3つのフレーム20aと、端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネル10の辺側に取り付けられるフレーム20bにより構成されている。図6は、この実施形態における外枠の一部を構成するフレーム20aの断面図、図7は、端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームの一部を示す断面図、図8は、端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームの一部を示す断面図、図9は、端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームを示す断面図、図10は、端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームを嵌合部側から見た正面図である。
図6に示すように、フレーム20aは、中空構造の本体部21a、本体部21aの上部に位置し太陽電池パネルの外周部をシール材を嵌め込む断面コ字状の嵌合部22を有する。嵌合部22には、シール材を溜めるための凹部26が設けられている。外枠20の4辺のうち少なくとも対向する2辺、この実施形態では、後述するフレーム20bを含め4辺に、底面から外方向に突出し更に上方向に伸びた鍔部27が形成されている。また、フレーム20aの下方部には、後述するように、各フレーム20aを組み立て、固定する際に用いられるコーナーピースが圧入される矩形状の中空取り付け部28が設けられる。
この実施形態においては、端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネル10の辺側に取り付けられるフレーム20bは、図7ないし図10に示すように、端子ボックス30が挿入される開口スペース部29cを形成するために、本体部21bに複数のスペーサ部材40…がスライド自在に取り付けられる。この実施形態においては、2つのスペーサ部材40、40の間に端子ボックス30が挿入される開口スペース部29cが設けられている。この開口スペース部29cからフレーム20bの端部壁面側に向かって端子ボックス30が収容できるように構成されている。
図7に示すように、フレーム20bの本体部21bには、スペーサ部材40を嵌合するための逆Tの字型の溝部29bが設けられている。この溝部29bは、本体部21bの下方部に設けられた後述するコーナーピースが嵌め込まれる矩形状取り付け部28bの上面部に設けられている。そして、この溝部29bは、辺に沿って設けられている。
更に、フレーム20bの本体部21bの上方には、嵌合部の一方の端部を構成する延出部22aが設けられている。
図8に示すように、スペーサ部材40は、上記した溝部29bと嵌合するT字型の凸部47と、取り付け部28bの壁面と当接する袴部41を有する。また、スペーサ部材40の上面部42の一部にはシール材を溜めるための凹部46が設けられている。
図9に示すように、スペーサ部材40の凸部47を溝部29bに嵌合させ、スペーサ部材40をフレーム20bの所定の位置までスライドさせる。そして、袴部41とフレーム20bの取り付け部28の壁面とをねじ44にて固定する。フレーム20bにスペーサ部材40、40を固定することにより、スペーサ部材40の上面部42とフレーム20bの本体部21bの延出部22aとの間で太陽電池パネル10を挟み込む断面コ字状の端子ボックス側嵌合部22cが形成される。
このようにして、フレーム20bとスペーサ部材40とにより、太陽電池パネル10を挟み込む端子ボックス側嵌合部22cと端子ボックス30がフレーム20bの本体部21bに近接する位置まで挿入できる開口スペース部29cとが設けられる。
また、フレーム20bとスペーサ部材40とは、アルミニウム等の押し出し成形により容易に形成することができる。
図3に示すように、端子ボックス30は、裏面側透光性基板13の接続リード15が引き出される辺の端部に近接して接着剤18等により固定される。この実施形態においては、両面受光型の太陽電池モジュール1を構成している。このため、裏面側透光性基板13に端子ボックス30を取り付ける部分は、裏面側においては発電の無効部となる。そこで、図1ないし図3に示すように、この実施形態においては、端子ボックス30をフレーム20b側の端部に近接して配置し、端子ボックス30が外枠20内に収納されるように構成して無効になる面積をほとんど無くしている。
一方、接続リード15は絶縁被覆されており、太陽電池パネル10の裏面側透光性基板13の端部から延出され、端子ボックス30の立ち上がり部38と裏面側透光性基板13との間を通り、端子ボックス30内に案内される。また、端子ボックス30が位置する箇所には嵌合部22cが形成されていない。このため、従来のように、透光性絶縁基板13と外枠20の勘合部分22と挟み込まれることなく、端子ボックス30の端子部へ接続リード15を案内することができる。
フレーム20a、20aまたはフレーム20aと20bは、図11に示すように、コーナーピース50を用いて固定される。コーナーピース50には、取り付け部28、28bに圧入される鉤状部51…が設けられている。矩形状取り付け部28b、28にコーナーピース50の鉤状部51を圧入して、コーナーピース50を固定し、フレーム20a、20aまたはフレーム20aと20bが固定される。
各フレーム20a、20bの嵌合部22、22cをそれぞれ太陽電池パネル10の外周部に嵌め込み、シール部材17で固定すると共に、コーナーピース50を圧入して固定することで、外枠20が太陽電池パネル10に取り付けられる。
このように、この実施形態においては、太陽電池モジュール1の外枠20の一部を構成するフレーム20bの開口スペース部29cからフレーム20bの壁面に近接させてに端子ボックス30を挿入配置できるので、端子ボックス30の発電部へのはみ出し量が少なくできる。その結果、太陽電池モジュールの面積を増大せずに、変換効率の向上に寄与することができる。
さらに、接続リード15が透光性絶縁基板13と外枠20の嵌合部22cとで挟み込まれることがなくなる。従って、接続リード15に傷が付くのが防止でき、絶縁被覆を必要以上厚くしなくても絶縁不良の発生を抑制できる。
次に、この発明の上記実施形態に用いられる端子ボックス30の一例につき図12ないし図15を参照して説明する。図12は、この発明の第1の実施形態に用いられる端子ボックスを示す分解斜視図、図13は、この発明の第1の実施形態に用いられる端子ボックスを示す斜視図、図14は、この発明に用いられる太陽電池パネルの接続リード部分を示す平面図、図15は、太陽電池パネルに端子ボックスを取り付けられた状態を示す平面図である。
この端子ボックス30は、1面が開口した箱形の本体部31とその開口スペース部に取り付けられ開口部を密閉する蓋部32とで構成されている。これら本体部31及び蓋部32とは絶縁性樹脂成形により形成される。この実施形態においては、太陽電池パネル10を外枠20のフレーム20bに嵌め込んだ際に、接続リード15がフレーム20bの壁面に当接することを抑制する立ち上がり部38が設けられている。この例では本体部31に立ち上がり部が38が連接して設けられている。この立ち上がり部38と裏面側透光性基板13の端部との間を通って接続リード15を案内するものである。
図14に示すように、この実施形態の太陽電池パネル10は、パネルの端縁から4つの絶縁被覆された接続リード15a〜15dが導出されている。例えば、接続リード15aが陰極端子、接続リード15dが正極端子として太陽電池パネル10の端縁より引き出されている。更に、太陽電池パネル10の端縁からはバイパス用の接続リード15b、15cが引き出されている。すなわち、この太陽電池パネル10は、例えば、複数の太陽電池素子11を直列に接続したストリングスを6個の直列に接続して構成されている。そして、陰極端子、正極端子として導出される接続リード15a、15dが接続されたストリングス以外のストリングスからバイパス用の接続リード15b、15cが接続されている。各接続リード間には、バイパスダイオードが接続され、どれかのストリングが影等の影響により出力が低下した場合でも太陽電池モジュール1からは電力が取り出されるように構成している。このため、接続リード15a、15b、15c、15dはシリーズに端子ボックス30内でバイパスダイオードを介して接続される。
端子ボックス30の本体部31の内部には、接続リードに対応して設けられた端子台33a〜33eが設けられている。そして、その端子台33a〜33eに対応して本体部31の底には、接続リードが挿入される挿入穴36…が設けられている。そして、本体部31の両側面には電力線が挿入される挿入穴37、37が設けられている。
この実施形態においては、接続リード4本に対して端子台が5つ設けている。この実施形態では端子台33eには、接続リードは接続されないので、端子台33eと端子台33cはジャンパー線35で接続されている。端子台33aと33b間、端子台33bと33e間、並びに端子台33cと33d間にはバイパスダイオード34がそれぞれ接続される。
そして、端子ボックス30と接続リード15a〜15dの接続は、挿入穴36…より、接続リード15a〜15dを通し、そして、各端子台33a〜33dに接続リード15a〜15dを半田付けにより接続する。そして、端子台33aに挿入穴37から挿入された電力線16をケーブルかしめなどの方法により強固に取り付ける。同様にして、端子台33dに挿入穴37から挿入された電力線16をケーブルかしめなどの方法により強固に取り付ける。挿入穴37には必要に応じてブッシングなどを取り付け防水性を向上させると良い。更に、図示はしないが電力線16の抜け止めを端子ボックス30に設けて機械的強度を向上させるように構成させると良い。
このようにして、端子ボックス30を用いて接続リード15a、15b、15c、15dがシリーズに接続され、端子ボックス30より正極用の電力線16、陰極用の電力線16がそれぞれ導出される。
図2、図3及び図15に示すように、端子ボックス30は、裏面側透光性基板13の接続リード15が引き出される辺の端縁近傍に接着剤18等により固定される。端子ボックス30の立ち上がり部分38と裏面側透光性基板13の端部との間に接続リード15が案内され、端子ボックス30内に接続リード15が挿入されている。従って、接続リード15の取り扱いが簡単になる。また、従来のように、嵌合部22内には接続リード15が引き回されないので、接続リード15の断線、絶縁不良などが生じる虞もない。
更に、接続リード15は樹脂製端子ボックス30の立ち上がり部38で外枠20の一部を構成するフレーム20bと直接当接することが無くなり、接続リード15の絶縁被覆を薄いものを用いても絶縁性は十分に確保することができる。
上記した実施形態においては、フレーム20bにスペーサ部材40をねじ44を用いて固定していたが、ねじを用いずに両者を固定しても良い。例えば、嵌合部29bと凸部47のはめあいを締まりばめの状態になるように構成し、嵌合部29bに凸部47を圧入し、両者を固定するように構成しても良い。この場合、スペーサ部材40の袴部41を無くすことができる。
図16に、この発明の他の実施形態おけるフレーム20bとスペーサ部材40との固定態様を示す。この図16に示すものは、フレーム20bの嵌合部29bとスペーサ部材40の凸部47とはスライド自在の状態の形状に構成されている。そして、スペーサ部材40、40の間のフレーム20bの嵌合部29bには、樹脂又はアルミニウムなどの金属で形成された位置決め部材48が挿入されている。この位置決め部材48により、スペーサ部材40、40の間隔が規制され、所定の位置に所定の大きさの開口部21bが形成される。
また、スペーサ部材40の位置決め部材48とは反対側には、フレーム20bの嵌合部29bに圧入される固定部材49が取り付けられる。この固定部材49は、樹脂又はアルミニウムなどで構成され、嵌合部29bに圧入することにより、スペーサ部材40を位置決め部材49と挟み込み、スペーサ部材40をフレーム20bに固定する。固定部材49は、上記したコーナーピース50に設けた鉤状部などを設けても良い。
このように構成することで、スペーサ部材40の位置決めとフレーム20bへの固定とを行うことができる。
上記した実施形態では、裏面側の透光性絶縁基板13の外寸法を受光面側の透光性絶縁基板12の外寸法より小さくしているが、同じ大きさの透光性絶縁性基板12、13で構成しても良い。
また、上記した実施形態においては、裏面側の基板を透光性絶縁基板13で構成したが、透光性を有さない絶縁性の裏面部材を用いた太陽電池モジュールにもこの発明は適用できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、太陽光発電装置に適用される。
この発明の第1の実施形態を示す太陽電池モジュールの平面図である。 図1のA−A’線断面図である。 図1のA−A’線断面における要部拡大断面図である。 図1のB−B’線断面図である。 図1のB−B’線断面における要部拡大断面図である。 この発明の実施形態における外枠の一部を構成するフレームを示す断面図である。 この発明の実施形態における端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームの一部を示す断面図である。 この発明の実施形態における端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームの一部を示す断面図である。 この発明の実施形態における端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームを示す断面図である。 端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームを嵌合部側から見た正面図である。 この発明の実施形態におけるフレームとフレームの固定方法を示す平面図である。 この発明の実施形態に用いられる端子ボックスを示す分解斜視図である。 この発明の実施形態に用いられる端子ボックスを示す斜視図である。 この発明に用いられる太陽電池パネルの接続リード部分を示す平面図である。 太陽電池パネルに端子ボックスを取り付けられた状態を示す平面図である。 この発明の他の実施形態における端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側に取り付けられる外枠の一部を構成するフレームを嵌合部側から見た正面図である。 従来の太陽電池モジュールの要部断面図である。
符号の説明
10 太陽電池パネル
11 太陽電池素子
15 接続リード
16 電力線
20 外枠
20a、20b フレーム
21 本体部
22 嵌合部
28 開口部
30 端子ボックス
40 スペーサ部材

Claims (4)

  1. 複数の太陽電池素子が透光性の第1の部材と第2の部材との間に充填材を介して挟持されると共に、前記第1の部材、前記第2の部材との間から発電された電流を出力するための接続線が延出された太陽電池パネルと、
    前記接続線と電流を外部に出力する電力線とを接続する接続部を内蔵し、前記太陽電池パネルの端縁近傍に取り付けられる端子ボックスと、
    前記太陽電池パネルの外周に嵌め込まれる嵌合部を有する外枠と、
    を備え、
    前記外枠は、フレームとスペーサ部材で構成され、
    少なくとも前記端子ボックスが取り付けられた太陽電池パネルの辺側においては、前記フレーム内に前記端子ボックスが収納されるとともに、前記スペーサ部材と前記フレームとの間で太陽電池パネルを挟み込むことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記フレームに嵌合溝部が設けられとともに、前記スペーサ部材に前記嵌合溝部と嵌合する凸部が設けられ、前記スペーサ部材が前記フレームに対してスライド自在に装着されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記第1の部材は、第2の部材に比べて前記接続線が引き出される辺が外側に延出するように配置され、前記端子ボックスは、前記第1の部材上に設けられ、前記第2の部材と前記端子ボックスとの間隙間に前記接続線が案内されることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記第2の部材は透光性部材で構成され、前記太陽電池パネルは両面受光型の太陽電池パネルであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
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