JP5152562B2 - 対象物検索システム及び検索制御装置並びに対象物探索装置 - Google Patents

対象物検索システム及び検索制御装置並びに対象物探索装置 Download PDF

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Description

本発明は、対象物の配置場所を検索する対象物検索システム及び検索制御装置並びに対象物探索装置に関する。
近年、検索エンジンなどのように、所望の検索キーを設定した上で、その検索キーに関連する情報をインターネット上で検索することができるシステムが存在している。このような検索エンジンによれば、所望の検索キーに関連する多数の情報を簡単に収集することができる点において有用である。
しかしながら、このような検索エンジンでは、その検索キーに関連するそのもの自体(以下「現物」と呼ぶ)を検索できる訳ではなく、あくまでも、その検索キーに関連する情報を収集することができるものである。従来、このような現物自体を検索する様々なシステムが考えられている。
従来のシステムでは、同物品を別のIDタグの貼付されたロットへ移管する際にIDタグを読み取り、元のロットのIDと新たなロットのIDなどとをサーバ上で関連付けるとともに、IDとは異なる体系で一意的となるURLなどの組み合わせなどをそれらのIDと関連付けて生成している(特許文献1参照)。
また、その他の従来のシステムにおいては、例えば文書上の情報を読み取り、当該文書に関する文書管理情報を記憶した非接触ICタグを各文書に貼り付けておく。各非接触ICタグには、各文書の文書管理情報に対するURLが記録されている。これにより、第三者はインターネットを介して、当該文書管理情報を検索することが可能である(特許文献2参照)。
特開2005−8297号公報 特開2007−66062号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来システムによれば、サーバ側においてURLなどの組み合わせなどをIDと関連付けて管理しているが、このようなIDタグが付された現物自体を検索できる訳ではない。
また、特許文献2に記載の従来システムによれば、新たにURLアドレスを生成し、このURLアドレスを文書管理情報に対して割り当てているが、具体的な検索方法に関する記述がなされていない。つまり第三者は、インターネットを介して当該文書情報を検索することができるものの当該文書自体を検索することはできない。
本発明の目的は、端末装置が所望の対象物の現物を探し出すことができる対象物検索システム及び検索制御装置並びに対象物探索装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1発明は、複数の対象物探索装置に各々Uniform Resource Locator(URL)を割り当てて制御する検索制御装置と、タグID、及び、前記URLに組み込み可能な所定の限定名、を記憶した無線タグ回路素子が付された対象物の検索要求を行う端末装置と、各前記対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行う前記複数の対象物探索装置と、を有し、前記検索制御装置は、前記複数の対象物探索装置のうちから、前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物に付された無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行った特定の対象物探索装置を探索する探索手段と、前記探索手段によって前記特定の対象物探索装置が探索された場合、前記特定の対象物探索装置のURLと、前記探索手段による送受信で前記無線タグ回路素子から取得された前記限定名と、により新たなURLを生成し、その生成したURLを前記所望の対象物に対し動的に付与する動的付与手段と、前記動的付与手段によって動的に付与されたURLの元となる前記特定の対象物探索装置のURLに、前記所望の対象物に割り当てられた当該対象物のIDを関連付けて管理する関連付け管理手段と、前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物が、前記関連付け管理手段において管理されている対象物である場合、前記特定の対象物探索装置のURLに基づいて、前記特定の対象物探索装置に、前記所望の対象物にアクセスさせるアクセス制御手段と、を有するとともに、前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物が、前記関連付け管理手段において管理されていない対象物である場合、前記探索手段に、前記所望の対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信が可能な新たな特定の対象物探索装置を探索させ、前記探索手段によって前記検索要求に応じた所望の対象物に応じた前記新たな特定の対象物探索装置を探索できた場合、前記新たな特定の対象物探索装置に基づいて前記関連付け管理手段が管理する内容を更新するとともに、前記関連付け管理手段が管理する内容を更新した場合、前記内容を前記端末装置に通知し、前記複数の対象物探索装置に、各々定期的に前記対象物を探索させ、かつ、前記関連付け管理手段は、前記検索要求に応じた所望の対象物に対応させて、更新前の前記特定の対象物探索装置と、前記新たな特定の対象物探索装置とを対応付けて管理しておくことを特徴とする。
第2の発明は、上記第1発明において、前記端末装置は、前記動的付与手段により付与されたURLを用いて前記特定の対象物探索装置にアクセスし、アクセスされた前記特定の対象物探索装置は、前記アクセス時に使用されたURLから前記限定名を抽出し、その抽出した限定名に対応したタグIDを取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたタグIDを用いて前記無線タグ回路素子に対する読み取りを行う読み取り手段と、を有することを特徴とする。
端末装置が所望の対象物の検索要求を行うと、検索制御装置が、この検索要求に応じた所望の対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信が可能な特定の対象物探索装置を見つけ出す。しかもこの検索制御装置は、見つけ出した特定の対象物探索装置に対し、その特定の対象物探索装置のURLとそのURLから取得した限定名とを用いて新たなURLを生成し、その生成したURLを動的に付与する。そして、この所望の対象物に、この特定の対象物探索装置のURLを関連付けて管理している。このため端末装置は、このように管理されている特定の対象物探索装置を経て容易に、所望の対象物の現物を探し出すことができる。具体的には、端末装置が、上記動的に付与されたURLを用いて特定の対象物探索装置にアクセスすることで、前記特定の対象物探索装置は上記URLから抽出した限定名に対応したタグIDを用いて、対象物の無線タグ回路素子に対する読み取りを行う。読み取りにより対象物の存在を確認したら、検索物制御装置にアクセスし、関連づけ管理手段で特定の対象物探索装置のURLに関連づけられている所望の対象物のIDやこれに対応する各種情報等を取得することができる。
また、所望の対象物が関連付け管理手段において管理されている対象物であった場合に前記所望の対象物にアクセスさせることにより、ある対象物が1度でもある対象物探索装置のURLに関連付けられると、その後、特定の対象物探索装置は、逐一、検索要求に応じた所望の対象物を検索する必要がなくなる。このため検索制御装置は、その特定の対象物探索装置を用いて所望の対象物により早くアクセスすることができる。このため検索制御装置は、端末装置から所望の対象物に関する検索要求を受けてから、実際にこの所望の対象物にアクセスするまでの時間を短くすることができる。
また、所望の対象物が関連付け管理手段において管理されていない対象物であった場合、前記所望の対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信が可能な新たな特定の対象物探索装置を探索させることにより、検索制御装置は、端末装置の検索要求に応じた所望の対象物が未だに関連付けられていない場合でも、複数の対象物探索装置を用いて、この所望の対象物を探索することができる。
また、所望の対象物に応じた新たな特定の対象物探索装置を探索できた場合、関連付け管理手段が管理する内容を更新することにより、探索手段が、それ以降に、端末装置の検索要求に応じた所望の対象物を検索した場合、関連付け管理手段を参照して迅速に、その新たな特定の対象物探索装置を経て所望の対象物を探索することができる。
また、関連付け管理手段が管理する内容を更新した場合、前記内容を端末装置に通知することにより、端末装置は、関連付け管理装置において更新がなされたことを直ちに把握することができるとともに、この関連付け管理装置から最新の情報を得ることができる。
また、複数の対象物探索装置に、各々定期的に前記対象物を探索させることにより、検索制御装置は、恒常的に、各対象物がどの対象物探索装置に対応しているかに関して最新の情報を把握しておくことができる。
また、検索要求に応じた所望の対象物に対応させて、更新前の特定の対象物検索装置と、新たな特定の対象物検索装置とを対応付けて管理しておくことにより、所望の対象物が移動された場合でも、その移動前の対象物のURLと移動後の対象物のURLとを管理し、この所望の対処物の移動履歴を正確に管理しておくことができる。
第3の発明は、上記第2発明において、前記検索制御装置は、各前記対象物に対応させた関連情報を管理する関連情報管理手段と、前記特定の対象物探索装置の前記読み取り手段により読み取られたタグIDを用いて前記関連情報管理手段を検索し、対応する前記所望の対象物に関する関連情報を前記関連情報管理手段から前記端末装置に対して提供する情報提供手段とを有することを特徴とする。
これにより、検索制御装置は、各対象物に対応させた関連情報を用意しておけば、端末装置の検索要求に応じて、検索制御装置による各対象物に対するアクセスがあった場合に、この端末装置に、この対象物に対応させた関連情報を供与することができる。
上記目的を達成するために、第4発明は、複数の対象物探索装置に対し各々Uniform Resource Locator(URL)を割り当てて制御する検索制御装置であって、タグID、及び、URLに組み込み可能な所定の限定名、を記憶した無線タグ回路素子がそれぞれ付された各対象物の、前記無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行う複数の対象物探索装置のうちから、前記対象物の検索要求に応じた所望の対象物に付された前記無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行った特定の対象物探索装置を探索する探索手段と、前記探索手段によって前記特定の対象物探索装置が探索された場合、前記特定の対象物探索装置のURLと、前記探索手段による送受信で前記無線タグ回路素子から取得された前記限定名と、により新たなURLを生成し、その生成したURLを前記所望の対象物に対し動的に付与する動的付与手段と、前記動的付与手段によって動的に付与されたURLの元となる前記特定の対象物探索装置のURLに、前記所望の対象物に割り当てられた当該対象物のIDを関連付けて管理する関連付け管理手段と、前記検索要求に応じた所望の対象物が、前記関連付け管理手段において管理されている対象物である場合、前記特定の対象物探索装置のURLに基づいて、前記特定の対象物探索装置に、前記所望の対象物にアクセスさせるアクセス制御手段と、を有するとともに、前記検索要求に応じた所望の対象物が、前記関連付け管理手段において管理されていない対象物である場合、前記探索手段に、前記所望の対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信が可能な新たな特定の対象物探索装置を探索させ、前記探索手段によって前記検索要求に応じた所望の対象物に応じた前記新たな特定の対象物探索装置を探索できた場合、前記新たな特定の対象物探索装置に基づいて前記関連付け管理手段が管理する内容を更新するとともに、前記関連付け管理手段が管理する内容を更新した場合、前記内容を前記無線タグ回路素子が付された対象物の検索要求を行う端末装置に通知し、前記複数の対象物探索装置に、各々定期的に前記対象物を探索させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、第5発明は、検索制御装置により複数の対象物探索装置に各々割り当てられたUniform Resource Locator(URL)に組み込み可能な所定の限定名、及び、タグIDを記憶した無線タグ回路素子が付された対象物の、前記無線タグ回路素子との間で、定期的に情報の送受信を行うことで前記対象物を探索する前記対象物探索装置であって、端末装置の検索要求に応じた所望の対象物に付された無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行った場合、特定の対象物探索装置とされるとともに、その特定の対象物探索装置とされたときのURLと、前記送受信で前記無線タグ回路素子から取得された前記限定名と、により新たなURLが前記検索制御装置により生成されるように構成され、かつ前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物に割り当てられた当該対象物のIDが、前記特定の対象物探索装置のURLと関連付けられて前記検索制御装置により管理されている場合には、前記特定の対象物探索装置のURLが指定されることで前記所望の対象物にアクセスし、前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物のIDが、前記特定の対象物探索装置のURLと関連付けられて前記検索制御装置により管理されていない場合には、前記所望の対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信が可能な別の特定の対象物探索装置が探索されるように構成され、かつ前記検索制御装置が前記別の特定の対象物探索装置を探索できた場合、前記別の特定の対象物探索装置に基づいて前記管理される内容が更新されるとともに前記内容が前記端末装置に通知され、前記検索要求に応じた所望の対象物に対応させて更新前の前記特定の対象物探索装置と前記別の特定の対象物探索装置とが対応付けて前記検索制御装置により管理されるように構成され、かつ、前記新たに生成されたURLを用いて前記端末装置により前記特定の対象物探索装置としてアクセスされた場合に、前記アクセス時に使用されたURLから前記限定名を抽出し、その抽出した限定名に対応したタグIDを取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたタグIDを用いて前記無線タグ回路素子に対する読み取りを行う読み取り手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、端末装置の要求に応じて所望の対象物自体を探し出すことができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態としてのリアルサーチシステム100の構成例を示すシステム構成図である。
リアルサーチシステム100は、端末装置3、サーバ5、サーチデバイス9a,9b,9c及びネットワーク7を備えている。これら端末装置3、サーバ5及びサーチデバイス9a,9b,9cはネットワーク7に接続されている。これらサーチデバイス9a,9b,9cは、それぞれ例えばある会社における各部屋に配置されている装置である。
サーチデバイス9aは、例えば開発センター3階の事務室に配置されている。この開発センター3階の事務室には、このサーチデバイス9aの他にも備品11a(プロジェクタ装置)が存在している。この備品11aにはタグラベルTが付されている。このタグラベルTには無線タグ回路素子Toが配置されている。サーチデバイス9aは、備品11aのタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行う機能を有する。本実施形態では、タグラベルTに配置された無線タグ回路素子Toには、タグIDと限定名が記憶されている。この限定名は、詳細は後述するが、所望の対象物との間で情報の送受信を行うことができるサーチデバイス9aなどの場所情報としてのURL(Uniform Resource Locator)に使われる名称である。
一方、サーチデバイス9bは、例えば本社の会議室に配置されている。この本社の会議室には固定資産11b(テーブル)が存在している。この固定資産11bには、タグラベルTが付されている。なお図示を省略しているが、このタグラベルTにも無線タグ回路素子Toが配置されている。そのサーチデバイス9bは、固定資産11bに付されたタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行う機能を有する。
一方、サーチデバイス9cは、例えばAB工場の第3棟6階に配置されている。このAB工場の第3棟6階には固定資産11c(プリンター)が存在している。この固定資産11cには、タグラベルTが付されている。なお図示を省略しているが、このタグラベルTにも無線タグ回路素子Toが配置されている。そのサーチデバイス9cは、このタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行う機能を有する。
つまりこれら複数のサーチデバイス9a,9b,9cは複数の対象物探索装置に相当し、対象物の一例としての備品11a、固定資産11b,11cのタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行う機能を有する。
一方、端末装置3は、例えばノートブック型パーソナルコンピュータ又は情報端末の一種である。この端末装置3は、タグラベルTが付された対象物としての備品11aなどの検索要求を行う機能を有する。本実施形態における検索要求とは、このような対象物に関する情報を検索する要求のみならず、その対象物自体の配置場所に関する場所情報を検索する要求も表している。
サーバ5は、端末装置3からの検索要求を受け取ると、この検索要求に応じて検索サービスを提供するサーバコンピュータである。この検索サービスは、端末装置3からの検索要求に含まれる所望の対象物の場所情報を表すURLを提供する機能である。このサーバ5は、図示しないRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、CPU(Central Processing Unit)及びハードディスクドライブなどを備えている。
このサーバ5は、検索制御装置に相当し、上述した複数のサーチデバイス9a,9b,9cに各々URLを割り当てて制御する機能を有す。ここでいうURLは場所情報に相当する。
またこのサーバ5は、端末装置3からの検索要求に応じて、サーチデバイス9a,9b,9cによるタグラベルTの読み取り制御を行う。このサーバ5は、所望の検索キーワードに対応する情報を提供するいわゆる検索エンジンとしての機能を有する。
また端末装置3は、上述したサーバ5による検索サービスによって提供されたURLに基づいて、このURLにリンクされたサーチデバイス9a,9b,9cのいずれかにアクセスする機能を有する。この端末装置3は、いわゆるブラウザソフトウェアを搭載しており、サーバ5から提供された情報をこのブラウザソフトウェア上で表示する機能を有する。
図2は、サーチデバイス9a,9b,9cのハードウェア構成例を示すブロック図である。なおサーチデバイス9b,9cは、サーチデバイス9aと同様の構成であるので説明を省略する。サーチデバイス9aは、高周波回路16及び制御回路133を有する。高周波回路16は、次のような送信部212、受信部213及び送受分離器214を備えている。
送信部212は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスする(この例では読み取り)ための質問波を生成するブロックである。すなわち、送信部212は、基準周波数を発生する水晶振動子215Aと、この水晶振動子215Aにより発生した周波数を元に、所定周波数の搬送波をCPU13の制御により発生させるPLL(Phase Locked Loop)215B及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)215Cと、上記CPU13から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例ではCPU13からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路216(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路216により変調された変調波を増幅(この例では制御回路133からの「TX_PWR」信号によって増幅率が決定される増幅)する可変送信アンプ217とを備えている。上記発生される搬送波は、例えばUHF帯、マイクロ波帯、あるいは短波帯の周波数を用いており、上記送信アンプ217の出力は、送受分離器214を介しアンテナ11に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。なお、質問波は上記のように変調した信号(変調波)に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部213は、アンテナ12で受信されて送受分離器214を介して入力された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記発生させられた搬送波とを乗算して復調する受信第1乗算回路218と、その受信第1乗算回路218の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ219と、この第1バンドパスフィルタ219の出力を増幅する受信第1アンプ221と、この受信第1アンプ221の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第1リミッタ220と、上記アンテナ12で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記発生された後に移相器227により位相を90°遅らせた搬送波とを乗算する受信第2乗算回路222と、その受信第2乗算回路222の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ223と、この第2バンドパスフィルタ223の出力を増幅する受信第2アンプ225と、この受信第2アンプ225の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第2リミッタ224とを備えている。そして、上記第1リミッタ220から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ224から出力される信号「RXS−Q」は、上記制御回路133に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ221及び受信第2アンプ225の出力は、強度検出手段としてのRSSI(Received Signal Strength Indicator)回路226にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」がCPU4に入力されるようになっている。このようにして、サーチデバイス9a,9b,9cでは、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの応答波の復調が行われる。
上述した制御回路133は、RAM(Random Access Memory)14、Flash ROM(Flash Read Only Memory:書き換え可能不揮発メモリ)15、CPU(Central Processing Unit)13及びLAN通信部16などを備えている。Flash ROM15内には、CPU13がWebサーバとして稼動するためのプログラムを記憶している。CPU13は、Flash ROM15から読み出したプログラムをRAM14で動作させ、Webサーバ機能を発揮させる。LAN通信部16は、CPU13の制御によってネットワーク7を経由したデータ通信を制御する。
図3は、無線タグTに配置された無線タグ回路素子Toの構成例を示す図である。図3において、無線タグ回路素子Toは、上述したようにサーチデバイス9aなどのアンテナ12と非接触で信号の送受信を行う上記タグ側アンテナ151と、このタグ側アンテナ151に接続された上記IC回路部150とを有している。
IC回路部150は、タグ側アンテナ151により受信された質問波(上記応答要求コマンドを含む信号)を整流する整流部152と、この整流部152により整流された質問波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部153と、上記タグ側アンテナ151により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部155と、上記タグ側アンテナ151に接続された変復調部156と、上記リーダ1からの上記応答要求コマンドの受信時に当該無線タグ回路素子Toが応答信号をどの識別スロットに出力するかを決定するための乱数を発生させる乱数発生器158(詳細は後述)と、上記メモリ部155、クロック抽出部154、乱数発生器158、及び変復調部156等を介し上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部157とを備えている。
変復調部156は、タグ側アンテナ151により受信された上記無線タグ情報通信装置1のリーダアンテナ3からの通信信号の復調を行い、また、上記制御部157からの返信信号を変調し、タグ側アンテナ151より応答波(タグIDを含む信号)として送信する。
クロック抽出部154は受信した信号からクロック成分を抽出して制御部157にクロックを抽出するものであり、受信した信号のクロック成分の周波数に対応したクロックを制御部157に供給する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、この返信信号を上記乱数発生器158により発生させた乱数に対応する識別スロットで上記変復調部156により上記タグ側アンテナ151から返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図4は、図1に示すサーバ5における機能の構成例を示すブロック図である。なお、この以下の機能ブロックは、上述したCPUが実行する機能を概念的に表しており、図示のような形態以外にも様々な形態のブロックに分けて機能させるようにしても良い。
サーバ5は、探索部21、動的付与部23、データベース25、情報提供部27及びアクセス制御部29を有する。なお動的付与部23は、これら探索部21、情報提供部27及びアクセス制御部29などの一部の機能として組み込まれていても良い。
探索部21は探索手段に相当し、上述した複数のサーチデバイス9a,9b,9cのうちから、端末装置3の検索要求に応じた所望の備品11aなどの対象物に付されたタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信が可能な特定のサーチデバイス9aなどを探索する機能を有する。
動的付与部23は動的付与手段に相当し、探索部21によって特定のサーチデバイス9aなどが探索された場合、所望の対象物としての備品11aにそのサーチデバイス9aなどの場所情報の一例としてのURLを動的に付する機能を有する。
データベース25は、後述する情報提供部27とともにいわゆる検索エンジンとしての機能を発揮する構成に対応している。このデータベース25は、端末装置3からの検索要求に応じた情報を所定の検索キーごとに分類して蓄積しておく機能を有する。またこのデータベース25は、後述する種々のテーブル及び後述する関連情報を有する。
具体的には、データベース25は関連付け管理手段に相当し、動的付与部23によって動的に付与された特定のサーチデバイス9aなどのURL(場所情報に相当)に、所望の対象物としての備品9aのID(識別子の一例に相当)を関連付けて管理している。つまり、このデータベース25は、対象物としての備品9aなどをそれらに割り当てたIDによって関連付けて管理している。
上述したアクセス制御部29はアクセス制御手段に相当し、端末装置3の検索要求に応じたサーチデバイス9aなどの所望の対象物が、上述したデータベース25において管理されている対象物である場合、上述した特定のサーチデバイス9aなどのURLに基づいて、そのサーチデバイス9aなどに、所望の対象物である備品11aにアクセスさせる機能を有する。
このサーバ5は、端末装置3の検索要求に応じた所望の対象物としての備品11aなどが、データベース25において管理されていない対象物である場合、探索部21に、所望の対象物としての備品11aのタグラベルTとの間で情報の送受信が可能な新たな特定のサーチデバイス9b,9cのいずれかを探索させる機能を有する。
また、このサーバ5は、探索部21によって検索要求に応じた所望の対象物としての備品11aに応じた新たな特定のサーチデバイス9b,9cを探索できた場合、その新たな特定のサーチデバイス9b,9cのいずれかに基づいてデータベース25が管理する内容を更新する機能を有する。
またサーバ5は、上述のように元々端末装置3からの検索要求があったことから、このようにデータベース25が管理する内容を更新した場合、この端末装置3に通知する機能を有する。また、このサーバ5は、これら複数のサーチデバイス9a,9b,9cに、各々定期的に備品11aなどの対象物を探索させる機能を有するようにしても良い。また、データベース25は、更新前の特定のサーチデバイス9aと、新たな特定のサーチデバイス9b,9cのいずれかと対応付けて管理しておいても良い。
また、上述した情報提供部27は情報提供手段に相当し、サーバ5のアクセス、制御部29による備品11aなどの所望の対象物に対するアクセスがあった場合に、データベース25から、端末装置3に対して所望の対象物に関する関連情報を提供する機能を有する。つまりデータベース25においては、上述した関連情報がその関連する所望の対象物を表すIDごとに管理されている。
図5は、図1に示すサーチデバイス9aの機能の構成例を示すブロック図である。なおサーチデバイス9b,9cは、それぞれサーチデバイス9aとほぼ同様の構成であるので説明を省略する。また、以下の機能ブロックは、上述したCPU13が実行する機能を概念的に表しており、図示のような形態以外にも様々な形態のブロックに分けて機能させるようにしても良い。
まず、このサーチデバイス9aは、上述したように各対象物に付されたタグラベルTへのアクセス機能の他にも、例えばWebサーバとしての機能も有する。このWebサーバの機能は、上述した端末装置3からの要求に応じて、後述する物品情報を端末装置3に対して提供する機能を表している。この物品情報は、サーチデバイス9aが情報の送受信を行うことができるタグラベルTが付された備品9aなどの対象物に関する情報を表している。なお、ここでいうWebサーバ機能においては、この端末装置3がサーバ5を経由しないでサーチデバイス9aにアクセスしている。
このサーチデバイス9aは、Webサーバ機能、タグラベルTに配置された無線タグ回路素子Toの読み取り機能、端末装置3からのURL受付機能、サーバ5へのID及び関連情報の問い合わせ機能、問い合わせ結果としての関連情報からHTMLデータを生成して端末装置3に返信するURL生成機能並びにURL転送機能を有する。
上述したWebサーバ機能とは、端末装置3がサーバ5を経由することなく直接的にサーチデバイス9aなどにアクセスして情報を取得することができる機能をいう。本実施形態では、このようなWebサーバ機能によって端末装置3が得られる情報を「物品情報」と呼んでいる。つまり各サーチデバイス9aなどは、近傍に配置している対象物に関する物品情報を有しており、Webサーバ機能によって物品情報を端末装置3に提供する機能を有する。
上述したURL生成機能とは、新たに探索された所望の対象物に貼り付けられたタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信が可能なサーチデバイス9aなどの場所情報を表すURLを生成する機能をいう。また上述したURL転送機能とは、上記URL生成機能によって新たなURLが生成された場合にこれを端末装置3に転送する機能をいう。
上述したサーチデバイス9aは、関連情報要求部31、タグ読み取り制御部33、ネットワーク通信部36、物品情報提供部35、Webサーバ部38及び再探索部37を有する。
タグ読み取り制御部33は、上述したタグラベルTの無線タグ回路素子Toからの読み取り機能を制御する。このタグラベルTの読み取り機能としては、例えばタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行い、例えば、タグID及び後述する限定名などの情報を読み取る機能を表している。
ネットワーク通信部36は、上述したネットワーク7を経由したネットワーク通信を制御する機能を有する。具体的にはこのネットワーク通信部36は、例えば関連情報要求部31、物品情報提供部35又はWebサーバ部36からの要求に応じてネットワーク7を経由したデータ通信を制御する。Webサーバ部36は、上述したWebサーバ機能を発揮する。
関連情報要求部31は、上述した端末装置3からの直接的な要求に応じて、サーバ3に対してこの要求に含まれる対象物に関係する関連情報をサーバ5に対して要求する機能を有する。ここで直接的な要求と表現したのは、この端末装置3がサーバ5を経由せず直接サーチデバイス9aにアクセスしているためである。
物品情報提供部35は、上述した関連情報要求部31によってサーバ5に対して要求され返信された物品情報に基づいて後述する物品情報ページを構成するとともに、この物品情報ページを要求元である端末装置3に対して返信する機能を有する。
一方、再探索部37は、サーチデバイス9a自らが所望の対象物として備品11aを探索できなかった場合に、その他のサーチデバイス9b,9cに対してその備品11aの探索を要求する機能を有する。
リアルサーチシステム1は以上のような構成であり、次に図1〜図5を参照しつつこのリアルサーチシステム1の動作例について説明する。
図6は、図4に示すデータベース25の一部を構成する対象物管理テーブル25aの一例を示すテーブル構成例である。なお、このテーブル構成例では、この対象物管理テーブル25aが管理する物品のうち一部の物品について図示している。ここでいう物品とは上述した対象物を表している。
この対象物管理テーブル25aでは、複数の対象物又は複数種類の対象物を互いに識別するための物品コードごとに、品名、型番、購入日、管理部門名、管理者名、メールアドレス、保管場所、サーチデバイス名及びタグIDを管理している。なおこのタグIDは、例えば16進数によって表されている。
この対象物管理テーブル25aを参照すると、例えば「851201589000」という物品コードに対応させて、品名が「ハイビジョンプロジェクタNo.5」として管理されているとともにサーチデバイス名が「www001.kaihatsu−c.brother.co.jp」として管理されている。なお、このサーチデバイス名は、このサーチデバイスのホスト名として取り扱われる。
また、この対象物管理テーブル25aでは、図示を省略しているが、各物品コードに対応して、品名がスタンダードプロジェクタNo.1,No.2,No.3、ハイビジョンプロジェクタNo.4及びモバイルプロジェクタNo.7,No.9を管理している。
図7は、リアルサーチシステム100の動作例を示すシーケンスチャートである。なおこのシーケンスチャートにおいては、端末装置3における処理を左側縦方向に配置し、サーバ5における手順を中央縦方向に配置し、サーチデバイス9a,9b,9cにおける手順を右側縦方向に配置している。なお、以下の説明では、特にすべてのサーチデバイス9a,9b,9cに言及する必要がない場合、サーチデバイス9a,9b,9cのうちサーチデバイス9aを例示して説明する。
まずステップS1では、端末装置3が内蔵するブラウザソフトウェアを用いて、サーバ3が提供する所定の検索ページに接続を試みる。次にステップS2では、サーバ5の情報提供部27が、端末装置3からの検索ページの要求に対し、所定の検索ページを端末装置3に対して返信する。
すると、この端末装置3においては、その図示しない表示領域に、図8に示す検索ページが表示される。この検索ページは、いわゆる検索エンジンとほぼ同様の画面が表示されているが、検索キーワードの入力欄及び検索ボタン以外に、対象物の存在確認の有無を問いかける項目が存在している。
この対象物の存在確認の有無は、端末装置3の操作者が必要に応じて「有」を選択したり「無」を選択することが可能となっている。まず所望の対象物の存在確認を「無」と設定して端末装置3がサーバ5に対して検索を行った場合には、この端末装置3がサーバ5に対し、いわゆる通常の検索エンジンと同様に入力した検索キーワードに対応した情報の収集を行うことができる。
一方、所望の対象物の存在確認を「有」と設定して端末装置3がサーバ5に対して検索を行った場合には、この端末装置3がサーバ5に対し、いわゆる通常の検索エンジンの代わりに、所望の対象物自体を検索することができる。すなわちステップS3では、図8に示すように端末装置3において検索キーワードとして「開発センタ プロジェクタ」と入力するとともに、存在確認を「有」と設定して検索ボタン3aを押す。
すると、次にステップS4では、サーバ5において情報提供部27が、その情報端末3からの検索要求が所望の対象物の存在確認を要するものであるか否かを判断する。情報提供部27は、存在確認を要しない場合、指定された検索キーワードに基づいてデータベース25を検索し、検索結果ページを端末装置3に対して返信する(図示しない)。
一方、情報提供部27は、端末装置3からの検索要求において存在確認を要すると判断した場合、探索部21に次のようなステップS5を実行させる。このステップS5では、この探索部21が、端末装置3の探索要求に含まれる対象物がデータベース25の対象物管理テーブル25aに存在しているかどうかを判断する。つまり、この探索部21は、端末装置3の探索要求に含まれる対象物がデータベース25の対象物管理テーブル25aにおいてヒットするか否かを判断する。
この探索部21は、対象物管理テーブル25aにおいてレコードがヒットしなかった場合には、その端末装置3に対し、例えば0件がヒットした旨を返信する。つまり、これは上述した検索キーワードに該当するレコードが対象物管理テーブル25aに存在しないことを表している。
一方、この探索部21は、対象物管理テーブル25aにおいてレコードがヒットした場合には、このヒット数分にわたり次のようなループ処理を実行する。このループ処理は、サーバ5が、アクセス制御部29によって、端末装置3の検索要求に応じた所望の対象物が、対象物管理テーブル25aにおいて管理されている対象物である場合、特定のサーチデバイス9aのURLに基づいて、その特定のサーチデバイス9a、その所望の対象物にアクセスさせるための準備処理である。
このとき、この探索部21は、このようなヒット数あるいはヒットした品名を把握している。すなわちステップS7では、探索部21が、アクセス制御部29を制御し、このようにヒットし関連付けられている所望の対象物としてのサーチデバイス9aなどに、タグラベルTの無線タグ回路素子ToからタグIDの読み取り要求をさせる。
次にステップS8では、この要求を受け取ったサーチデバイス9aがサーチ処理を実行する。このサーチ処理は、サーチデバイス9aなどが、自らの近傍に配置する備品11aなどに付されたタグラベルTからタグIDを読み出そうと試みる処理である。
このサーチ処理では、探索部21が、複数のサーチデバイス9a,9b,9cのうちから、端末装置3による検索要求に応じた所望の対象物に付された無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信が可能な特定のサーチデバイス9a,9b,9cのいずれかを探索する(探索手段に相当)。このサーチ処理では、サーチ結果として限定名をサーバ5に返信する。なお、このサーチ処理では、併せて見つかったタグIDをサーバ5に返信しても良い。このサーチ処理の詳細については後述する。
次にステップS9では、サーバ5において探索部21が、上述したサーチ処理において所望の対象物が見つかったか否かを判断する。具体的には、所望の対象物が見つかった場合にはタグIDが得られており、見つからなかった場合にはタグIDが得られていない。
探索部21は、所望の対象物が見つかった場合には、動的付与部23に、次のように動的にURLを付与させる。この動的付与部23は、探索部21によって特定のサーチデバイス9aなどが探索された場合、その所望の対象物にその特定のサーチデバイス9aなどのURLを動的に付する(動的付与手段に相当)。
具体的には、動的付与部23は、その所望の対象物のタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行うことができるサーチデバイス9aなどを表すURLと、その無線タグ回路素子ToのタグIDとともに読み出した限定名とを用いて所定のURLを生成する(ステップS10)。なおサーバ5は、複数のサーチデバイス9a,9b,9cに、各々、例えば定期的に対象物を探索させるようにしても良い。
一方、所望の対象物が見つからなかった場合は、動的付与部23は、このステップS10の処理を行わない。サーバ5においては、探索部21が、上述のようなステップS7,S9及びS10を、上述したヒット数分にわたり繰り返しループ処理を行う。
次に対象物管理テーブル25aでは、動的付与部23によって動的に付与されたその特定のサーチデバイス9aなどのURL(上述したサーチデバイス名に相当)に、その所望の対象物のIDを関連付けて管理する(関連付け管理手段に相当)。
次にステップS11では、サーバ5の情報提供部27が、探索部21によって生成されたURLなどを用いて検索結果ページを構成する。次にステップS12では、サーバ5の情報提供部27が、このように構成された検索結果ページのHTMLデータを端末装置3に対して返信する。次にステップS13では、この端末装置3のブラウザソフトが、この検索結果ページのHTMLデータに基づいて検索結果ページを表示させる。
図9は、上述した図7のステップS13によって表示された画面の一例を示す図である。
この検索結果ページでは、上述した検索キーワード(図示のキーワードに相当)、「開発センタ プロジェクタ」を指定するとともに、所望の対象物の存在確認を要する旨が上部に表されている。またこの検索結果ページでは、それら検索キーワードなどの下側に、例えばヒットして存在が確認された7件の品名が並んで表示されている。これら7件の品名は、上述したサーチデバイス9aなどによって、それらの品名に該当する対象物に付されたタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行うことができた対象物の物品名を表している。各品名の表示項目は、サーチデバイス9aなどにアクセスするためのURLにリンクが張られている。これらのこのサーチデバイス9aなどは、それぞれ、対応する対象物に付されたタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行うことができるサーチデバイスである。
図9に示す検索ページでは、対象物にアクセスしたいときに、これら7件の品名をクリックすると、各品名にリンクした所望の対象物に対応した限定名を含むURLを入力し、そのURLに対応したサーチデバイス9aに接続することもできる。
図10は、図7に示すサーチ処理S8の具体的な手順の一例を示すフローチャートである。なおこの図10においては、サーチデバイス9aなどがサーチ処理において実行する手順を表している。
まずステップS21では、例えば図5に示すサーチデバイス9aにおいてタグ読み取り制御部33が、対象物の一例としての備品11aに付されたタグラベルTからタグIDを読み取ろうと試みる。
次にステップS22では、タグ読み取り制御部33が、このタグラベルTからタグIDを読み取ることができたか否かを判断する。タグ読み取り制御部33は、タグIDを読み取ることができた場合、次に示すステップS23を実行し、タグIDが読み取れなかった場合には次に示すステップS26を実行する。
このステップS23では、タグ読み取り制御部33がそのタグラベルTからデータとして、例えば限定名を読み取る。次にステップS24では、関連情報要求部31が、タグ読み取り制御部33が読み取った限定名を用いる。具体的には、この関連情報要求部31は、例えば、その限定名に拡張子として「.id」を追加したファイル名を作成し、このファイル名でタグIDをIC記憶部に記憶しておく。次にステップS25では、この関連情報要求部31が、上述したサーバ3へこの限定名を返信する。
一方、上述したステップS22においてタグ読み取り制御部33がタグIDを読み取り制御に失敗した場合には、関連情報要求部31が、今回が例えば5回目の失敗であるか否かを判断する。この関連情報要求部31は、失敗回数が例えば5回未満である場合にはステップS21を再度実行し、タグ読み取り制御部33に再度タグIDを読み取らせる制御を行わせる。
一方、関連情報要求部31が、今回が例えば5回目の失敗である場合には、再度探索が必要であるか否かを判断する(ステップS27)。この関連情報要求部31は、再度探索が必要であると判断した場合、再探索部37に後述する再サーチ処理を実行させる。一方、この関連情報要求部31は、再度探索が必要ではないと判断した場合、サーバ3に対して対象物が存在しなかったことを返信する(ステップS28)。
<再サーチ処理>
図11は、再サーチ処理に用いるサーチデバイス巡回テーブル25bの構成例を示す図である。なおこの図11に示すサーチデバイス巡回テーブル25bは、上述した図4に示すデータベース25の一部を構成するテーブル構成例である。
このサーチデバイス巡回テーブル25bは、サーチデバイス名及び巡回済みフラグを含んでいる。またこのサーチデバイス巡回テーブル25bは、所望の対象物が存在する場合に巡回して探索させるべきサーチデバイス9aなどの一覧及びその巡回順を管理するためのテーブルである。
このサーチデバイス名は、これら巡回すべきサーチデバイスのURL(場所情報に相当)を配列したものであり、巡回済みフラグは、これら各サーチデバイス9aなどを用いて所望の対象物が存在しているか否かを巡回したか否かを表す識別子である。なお本実施形態では巡回済みフラグが「1」である場合には、巡回が完了しており、巡回済みフラグが「0」である場合には巡回が済んでいないことを表している。
つまり探索部21が、アクセス制御部29を制御する、データベース25のサーチデバイス巡回テーブル25bにて管理されている巡回順に従って各サーチデバイス9aなどによって所望の対象物を探索させるようになっている。
図12は、図10に示す再サーチ処理の手順の一例を示すシーケンスチャートである。なおこの図12に示すシーケンスチャートにおいては、左側縦方向に端末装置3における手順を示し、中央やや左側縦方向に基点のサーチデバイス9aにおける再サーチ処理に含まれる各手順を表し、中央やや右側縦方向にサーバ5における各手順の一例を示し、一番右側縦方向に次のサーチデバイス9bにおける手順の一例を示している。
まずステップS31では、基点のサーチデバイス9aの再探索部37が、サーバ5に対して他のサーチデバイス9bなどによって探索するように、例えばサーバ5に再探索の依頼を行う。なお、再探索部37は、このサーバ5を経由せず、直接、他のサーチデバイス9bに再探索の依頼をしてもよい。
このサーバ5は、上述のように端末装置3の検索要求に応じた所望の対象物が、データベース25において管理されていない対象物である場合、後述するように、探索部21にその所望の対象物に付されたタグラベルTの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信が可能な新たな特定のサーチデバイス9bなどを探索させる。
具体的には、まず、ステップS32では、サーバ5の探索部21が、データベース25のサーチデバイス巡回テーブル25bを参照する。次にステップS33では、探索部21が、このサーチデバイス巡回テーブル25bにおける次の巡回順に該当するサーチデバイス名の巡回済みフラグが「0」であるか否かを判断する。
探索部21は、ステップS33において巡回済みフラグが「0」でないサーチデバイス名が存在しない場合には、上述した基点のサーチデバイス9aに対しその見つからなかった旨を返信するとともに(ステップS34)、そのサーチデバイス巡回テーブル25bの巡回済みフラグをすべて「0」に設定する。
一方、探索部21は、ステップS33において次の巡回済みフラグが「0」である場合には、このサーチデバイス巡回テーブル25bにおいて次の巡回順に当たるサーチデバイス9bなどに、所望の対象物に付されたタグラベルTのタグIDを読み取らせる。
次の巡回順のサーチデバイス9bなどにおいては、上述した図7に示すサーチ処理ステップS8と同様の処理を実行し、サーバ5に対し同様に返信を行う。次にステップS36では、サーバ5の探索部21が、所望の対象物のタグIDを読み取ることができる新たなサーチデバイス9bなどが見つかったか否かを判断する。
この探索部21は、所望の対象物が見つからなかった場合は、このサーチデバイス9bなどに該当するサーチデバイス名について、サーチデバイス巡回テーブル25bの巡回済みフラグを「1」に設定し、上述したステップS33から再度処理を実行する(ステップS37)。
一方、探索部21は、所望の対象物が見つかった場合には、この所望の対象物に付されたタグラベルTとの間でタグIDを読み取ることができたサーチデバイス9bなどのURL(場所情報に相当)を生成する。具体的には、探索部21は、上述のようにこのサーチデバイス9bなどのURLと、タグIDとともに読み出された限定名とを用いて、新たなURLを生成していく(ステップS38)。
このときサーバ5は、探索部21によって検索要求に応じた所望の対象物に応じた新たな特定のサーチデバイス9bなどを探索できた場合、その新たな特定のサーチデバイス9bに基づいてデータベース25が管理する内容を更新する。ここで更新する内容としては、例えば、データベース25において管理するサーチデバイス名を挙げることができる。またこのとき、サーバ5は、データベース25が管理する内容を更新した場合、その内容を端末装置3に通知するようにしてもよい。
次にステップS39では、この探索部21が、新たに生成したURLを、上述した基点のサーチデバイス9aに対して返信する。そして、このサーバ5においては、探索部21が、サーチデバイス巡回テーブル25bの巡回済みフラグをすべて「0」に設定する(ステップS40)。
一方、基点のサーチデバイス9aにおいては、再探索部37が、ステップS34又はステップS39のいずれかによるサーバ5からの返信結果に応じて、所望の対象物が見つかったか否かを判断する(ステップS41)。
サーチデバイス9aの再探索部37は、所望の対象物が見つからなかった場合には、例えば「Not Found」という結果ページを生成する(ステップS42)。一方、この再探索部37は、所望の対象物が見つかった場合には、上述のように新たに生成したURLへの転送ページを生成する(ステップS43)。
次にステップS44では、この再探索部37が、このように生成した転送ページのHTMLデータを端末装置3に対して返信する。次にステップS45では、端末装置3が、そのブラウザソフトによって、このように返信された転送ページのHTMLデータに基づいて結果ページを表示する。
以上のようにして、端末装置3は、サーバ5に対し検索要求を行うことで、サーチデバイス9a,9b,9cに順次所望の対象物を探索させることができるが、さらに次のようにしてURLを直接指定することによって、いずれかのサーチデバイス9a,9b,9cなどのいずれかによって所望の対象物に関する物品情報を取得することもできる。本実施形態では、このように端末装置3が、サーバ5の代わりにいずれかのサーチデバイス9aなどに直接アクセスして所望の情報を得させることができる機能を「Webサーバ機能」と呼んでいる。また本実施形態では、このWebサーバ機能によって端末装置3が得られる情報を「物品情報」と呼んでいる。
図13は、端末装置3がサーチデバイス9aなどに対し物品情報を要求する手順の一例を示すシーケンスチャートである。なおこの図13の例では、端末装置3が、品名が「ハイビジョンプロジェクタNO.5」に関する物品情報を要求しているものと例示する。
まずステップS51では、端末装置3が、図示しない表示領域に表示された図9に示す検索結果ページから、例えば「ハイビジョンプロジェクタNO.5」を選択し、この品名ハイビジョンプロジェクタNO.5にリンクしているURLを指定してサーチデバイス9cに接続を試みる。
サーチデバイス9cにおいては、物品情報提供部35が、上述した記憶部に記憶している「限定名.id」というファイル名のファイルからタグIDを取得する(ステップS52)。つまり物品情報提供部35は、端末装置3からの要求があった場合においてもサーバ5に対して特に要求を行っていない。
次にステップS53では、物品情報提供部35が、タグ読み取り制御部33を制御し、このように得られたタグIDを読み取らせる。次にステップS54では、物品情報提供部35が、タグ読み取り制御部33がタグIDを読み取ることができたか否かを判断する。
物品情報提供部35は、タグIDを読み取ることができなかった場合にはステップS55を実行する。このステップS55では、物品情報提供部35が、5回目の失敗であるか否かを判断し、5回目の失敗でないときは上述したステップS53を再度実行する。
一方、物品情報提供部35は、5回目の失敗である場合、前述した再サーチ処理と同様の再サーチ処理(ステップS100に相当)と同様の処理を実行し、終了する。一方、物品情報提供部35が、ステップS54にてタグIDを読み取ることができた場合には、この読み取ることができたタグIDを元に、サーバ5に対して関連情報の要求を行う(ステップS56)。
次にステップS57では、サーバ5の情報提供部27が、このような関連情報の要求に応じてデータベース25を検索する。具体的には、情報提供部27が、データベース25においてタグIDに応じて管理している関連情報を検索し、このタグIDに対応する関連情報が存在しているか否かを判断する。次にステップS58では、情報提供部27が、データベース25から取得した関連情報を、上述したサーチデバイス9cに対し返信する。
一方、このサーチデバイス9cでは、この関連情報に基づいて、この対応する対象物に関する物品情報を生成し、物品情報提供部35が、対応する対象物に関する物品情報に基づいて物品情報ページを構成する(ステップS59)。次にステップS60では、この物品情報提供部35が、このように構成した物品情報ページのHTMLデータを端末装置3に対し返信する。
以上のようにしてサーバ5は、その情報提供部27が、サーバ5による所望の対象物に対するアクセスがあった場合、データベース25から、端末装置3に対して所望の対象物に関する関連情報を物品情報ページにより提供している(情報提供手段に相当)。
端末装置3では、その内蔵するブラウザソフトウェアによって、このように返信された物品情報ページのHTMLデータに基づいて物品情報ページを表示させる(ステップS61)。このような物品情報ページのHTMLデータとしては、例えば図14に示すような内容を例示することができる。
図15は、端末装置3の表示領域に表示された物品情報ページの一例を示す画面例である。この端末装置3は、内蔵するブラウザソフトによってこのような物品情報ページを表示している。なお、図15に示す物品情報ページは、上述した図14に示すHTMLデータに基づいて表示されている。
この物品情報ページによれば、物品コード、品名、型番、購入日、管理部門名、管理者名、メールアドレス、保管場所及び存在確認が表示されている。このような検索によって、端末装置3が、所望の対象物に関する物品情報ページを表示することができると、この所望の物品が、例えばどこに配置されているのかのみならず、得られた物品情報に基づいて、その所望の対象物に関してどのような管理がなされているかについて把握することができるようになる。
なお、図15に示す物品情報ページは、物品情報を参照するときに、ブラウザソフトウェアのアドレス欄に、所望の対象物に対応した限定名を含むURLを入力すると、そのURLに対応したサーチデバイス9aに接続することもできる。
上記実施形態におけるリアルサーチシステム100は、無線タグ回路素子Toが付された対象物11a,11b,11cの検索要求を行う端末装置3と、各前記対象物11a,11b,11cの無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信を行う複数のサーチデバイス9a,9b,9cと、それら複数のサーチデバイス9a,9b,9cに各々場所情報を割り当てて制御するサーバ5とを有する。しかもこのサーバ5は、それら複数のサーチデバイス9a,9b,9cのうちから、その端末装置3の検索要求に応じた所望の対象物11a,11b,11cに付された無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信が可能な特定のサーチデバイスを探索する探索部21と、探索部21によってその特定のサーチデバイスが探索された場合、その所望の対象物にその特定のサーチデバイスの場所情報を動的に付する動的付与部23と、この動的付与部23によって動的に付与されたその特定のサーチデバイスのURLに、その所望の対象物のIDを関連付けて管理するデータベース25とを備えることを特徴とする。
これにより、端末装置3が所望の対象物の検索要求を行うと、サーバ5が、この検索要求に応じた所望の対象物の無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信が可能な特定のサーチデバイスを見つけ出す。しかもこのサーバ5は、動的に、この所望の対象物に、この特定のサーチデバイスの場所情報を関連付けて管理している。このため端末装置3は、このように管理されている特定のサーチデバイスを経て容易に、所望の対象物の現物を探し出すことができる。
上記実施形態におけるリアルサーチシステム100は、上述した構成に加えてさらに、サーバ5は、端末装置3の検索要求に応じた所望の対象物が、データベース25において管理されている対象物である場合、その特定のサーチデバイスの場所情報に基づいて、その特定のサーチデバイスに、その所望の対象物にアクセスさせるアクセス制御部29を備えることを特徴とする。
これにより、ある対象物が1度でもあるサーチデバイス9aのURLに関連付けられると、その後、その特定のサーチデバイス9aは、逐一、検索要求に応じた所望の対象物を検索する必要がなくなる。このためサーバ5は、その特定のサーチデバイス9sを用いて所望の対象物により早くアクセスすることができる。このためサーバ5は、端末装置3から所望の対象物に関する検索要求を受けてから、実際にこの所望の対象物にアクセスするまでの時間を短くすることができる。
上記実施形態におけるリアルサーチシステム100は、上述した構成に加えてさらに、サーバ5は、端末装置3の検索要求に応じた所望の対象物が、データベース25において管理されていない対象物である場合、探索手段21に、その所望の対象物の無線タグ回路素子Toとの間で情報の送受信が可能な新たな特定のサーチデバイス9bなどを探索させることを特徴とする。
これにより、サーバ5は、端末装置3の検索要求に応じた所望の対象物が未だに関連付けられていない場合でも、複数のサーチデバイス9a,9b,9cを用いて、この所望の対象物を探索することができる。
上記実施形態におけるリアルサーチシステム100は、上述した構成に加えてさらに、サーバ5は、探索部21によって上記検索要求に応じた所望の対象物に応じた新たな特定のサーチデバイスを探索できた場合、その新たな特定のサーチデバイスに基づいてデータベース25が管理する内容を更新することを特徴とする。
これにより、探索部21が、それ以降に、端末装置3の検索要求に応じた所望の対象物を検索した場合、データベース25を参照して迅速に、その新たな特定のサーチデバイス9bなどを経て所望の対象物を探索することができる。
上記実施形態におけるリアルサーチシステム100は、上述した構成に加えてさらに、サーバ5は、データベース25が管理する内容を更新した場合、その内容を端末装置3に通知することを特徴とする。
これにより、端末装置3は、データベース25において更新がなされたことを直ちに把握することができるとともに、このデータベース25から最新の情報を得ることができる。
上記実施形態におけるリアルサーチシステム100は、上述した構成に加えてさらに、サーバ5は、複数のサーチデバイス9a,9b,9cに、各々定期的に対象物11a,11b,11cを探索させることを特徴とする。
これにより、サーバ5は、恒常的に、各対象物11a,11b,11cがどのサーチデバイス9a,9b,9cに対応しているかに関して最新の情報を把握しておくことができる。
上記実施形態におけるリアルサーチシステム100は、上述した構成に加えてさらに、データベース25は、上記検索要求に応じた所望の対象物に対応させて、更新前のその特定のサーチデバイス9aなどと、その新たな特定のサーチデバイス9bなどとを対応付けて管理しておくことを特徴とする。
これにより、所望の対象物が移動された場合でも、その移動前の対象物11a,11b,11cの場所情報と移動後の対象物11a,11b,11cの場所情報とを管理し、この所望の対処物11a,11b,11cの移動履歴を正確に管理しておくことができる。
上記実施形態におけるリアルサーチシステム100は、上述した構成に加えてさらに、サーバ5は、各対象物11a,11b,11cに対応させた関連情報を管理するデータベース25と、サーバ5による所望の対象物に対するアクセスがあった場合、上記データベース25から、端末装置3に対してその所望の対象物に関する関連情報を提供する情報提供部27とを有することを特徴とする。
これにより、サーバ11は、各対象物11a,11b,11cに対応させた関連情報を用意しておけば、端末装置3の検索要求に応じて、サーバ5による各対象物に対するアクセスがあった場合に、この端末装置3に、この対象物11a,11b,11cに対応させた関連情報を供与することができる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
上述した図15に示す物品情報ページでは、例えば関連情報との関連付けが多いものほど検索結果の上位に表示させるようにしてもよい。つまりこの物品情報ページでは、関連情報が多い対象物ほど物品情報がヒットしやすくなり表示順位が上位となるように表示される。
端末装置3では、URLが与えられれば、HTMLに埋め込んだり、ブックマークに登録しておくことができる。なお、URLは一意に決まるので、端末装置3は、そのURLをキャッシュしておけば、2回目以降はそのURLによる物品情報ページへのアクセスが速くすることができる。
また上記実施形態では、上述した探索によって新たに発見された対象物のURLなどの位置情報とともに更新時間や見出しとしての物品名等、最小限の情報をいわゆるRSS(RDF Site Summary)として構成し、更新情報として配信して提示するようにしてもよい。このRSSの詳細については後述する。この位置情報は、上記実施形態のように、対象物が移動すれば、その移動によりURLなどが変化する。
上述したサーバ5は、物品(上述した対象物に相当)のURLなどの位置情報が変わったタイミングで、RSSを作成することにより、RSSリーダーを備える端末装置3が、そのRSSリーダーにRSSのURL(これ自体は例えば不変である)を登録しておけば、最新の物品情報(対象物の位置情報など)を自動的に取得することができる。このようにすると、探索によって新たに発見した対象物に関するURLなどの位置情報を表示できるので、対象物の追跡を行う上で便利となる。なおこの場合、サーチデバイスが作成した図14のようなHTML自体がコンテンツに相当している。
なお上述したRSSとは、主に、サイトの更新情報やニュースの見出しや要約と、それらの情報の内容(コンテンツ)へのリンクを提示するのに用いられているものである。すなわちこのRSSは「メタデータ」の集まりを表している。
例えばApple(登録商標)が提供しているソフトウェアiTunes(登録商標)や音楽プレーヤーiPod(登録商標)で用いられる「PodCast」(造語)も、この方法で音楽や映像の更新情報とコンテンツへのリンクを提示している。上記RDFとは「Resource Description Framework」の略で、(ネット上にある)リソースを記述するための規格(枠組み)を表している。そのRDFを「サイトの要約」に利用するのが、上述したRSSである。
RSSの実体は、例えばXML言語で記述されており、複数の更新情報を、一つのRSSの中に記述することも可能である。例としては、あるホームページの中には、数々の「RSS」という名称の付されたアイコンが配置されているものが存在している。一般のWebブラウザ上でこれをクリックすると、XMLの記述がそのまま表示される。HTMLで記述されるホームページとは違って、RSSには文字の書式や画像の大きさ・位置などの表現方法を含んでいないので、そのまま上記XMLの記述内容が表示される。
RSSは、一般のWebブラウザではXMLを解釈できないが、RSSリーダー(フィードリーダー、RSSアグリゲータとも呼ばれている)という専用のソフトウェアで解釈できる。RSSリーダーは、RSSを入力されるとXMLを解釈して、更新情報を知り、今自分が持っている情報との時間を比較して、まだ持っていない情報であったり、より新しい情報と判断すれば、新しい見出しや要約を表示し、同時に、リンク先のコンテンツを自動的にダウンロードする。
例えば、RSSで更新を提示している、ある特定対象の情報を毎日取得する場合は、そのRSSリーダーに、そのRSSのURL(これ自体は例えば不変である)を登録しておけば、定期的あるいは手動にて更新チェック、つまりRSSをダウンロードして解釈及び更新判断が行われ、常に新しい情報内容を自動的にダウンロードして読むことができる。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本実施形態におけるリアルサーチシステムの構成例を示すシステム構成図である。 サーチデバイスのハードウェア構成例を示すブロック図である。 無線タグに配置された無線タグ回路素子の構成例を示す図である。 図1に示すサーバにおける機能の構成例を示すブロック図である。 図1に示すサーチデバイスの機能の構成例を示すブロック図である。 対象物管理テーブルの構成例を示す図である。 リアルサーチシステムの動作例を示すシーケンスチャートである。 端末装置に表示された検索画面の一例を示す図である。 検索結果ページの一例を示す画面図である。 図7に示すサーチ処理の具体的な手順の一例を示すフローチャートである。 サーチデバイス巡回テーブルの構成例を示す図である。 再サーチ処理の手順の一例を示すシーケンスチャートである。 端末装置がサーチデバイスに対して物品情報を要求する手順の一例を示すシーケンスチャートである。 サーチデバイスが生成したHTMLデータの一例を示す図である。 端末装置に表示された物品情報ページの一例を示す画面図である。
符号の説明
3 端末装置
5 サーバ(検索制御装置に相当)
9a サーチデバイス(対象物探索装置に相当)
9b サーチデバイス(対象物探索装置に相当)
9c サーチデバイス(対象物探索装置に相当)
21 探索部(探索手段に相当)
23 動的付与部(動的付与手段に相当)
25 データベース(関連付け管理手段、関連情報管理手段に相当)
25a 対象物管理テーブル(関連付け管理手段に相当)
27 情報提供部(情報提供手段に相当)
29 アクセス制御部(アクセス制御手段に相当)
100 リアルサーチシステム(対象物検索システムに相当)

Claims (5)

  1. 複数の対象物探索装置に各々Uniform Resource Locator(URL)を割り当てて制御する検索制御装置と、
    タグID、及び、前記URLに組み込み可能な所定の限定名、を記憶した無線タグ回路素子が付された対象物の検索要求を行う端末装置と、
    各前記対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行う前記複数の対象物探索装置と、
    を有し、
    前記検索制御装置は、
    前記複数の対象物探索装置のうちから、前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物に付された無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行った特定の対象物探索装置を探索する探索手段と、
    前記探索手段によって前記特定の対象物探索装置が探索された場合、前記特定の対象物探索装置のURLと、前記探索手段による送受信で前記無線タグ回路素子から取得された前記限定名と、により新たなURLを生成し、その生成したURLを前記所望の対象物に対し動的に付与する動的付与手段と、
    前記動的付与手段によって動的に付与されたURLの元となる前記特定の対象物探索装置のURLに、前記所望の対象物に割り当てられた当該対象物のIDを関連付けて管理する関連付け管理手段と、
    前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物が、前記関連付け管理手段において管理されている対象物である場合、前記特定の対象物探索装置のURLに基づいて、前記特定の対象物探索装置に、前記所望の対象物にアクセスさせるアクセス制御手段と、
    を有するとともに、
    前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物が、前記関連付け管理手段において管理されていない対象物である場合、前記探索手段に、前記所望の対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信が可能な新たな特定の対象物探索装置を探索させ、
    前記探索手段によって前記検索要求に応じた所望の対象物に応じた前記新たな特定の対象物探索装置を探索できた場合、前記新たな特定の対象物探索装置に基づいて前記関連付け管理手段が管理する内容を更新するとともに、前記関連付け管理手段が管理する内容を更新した場合、前記内容を前記端末装置に通知し、
    前記複数の対象物探索装置に、各々定期的に前記対象物を探索させ、
    かつ、
    前記関連付け管理手段は、
    前記検索要求に応じた所望の対象物に対応させて、更新前の前記特定の対象物探索装置と、前記新たな特定の対象物探索装置とを対応付けて管理しておく
    ことを特徴とする対象物検索システム。
  2. 請求項1記載の対象物検索システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記動的付与手段により付与されたURLを用いて前記特定の対象物探索装置にアクセスし、
    アクセスされた前記特定の対象物探索装置は、
    前記アクセス時に使用されたURLから前記限定名を抽出し、その抽出した限定名に対応したタグIDを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたタグIDを用いて前記無線タグ回路素子に対する読み取りを行う読み取り手段と、
    を有することを特徴とする対象物検索システム。
  3. 請求項2記載の対象物検索システムにおいて、
    前記検索制御装置は、
    各前記対象物に対応させた関連情報を管理する関連情報管理手段と、
    前記特定の対象物探索装置の前記読み取り手段により読み取られたタグIDを用いて前記関連情報管理手段を検索し、対応する前記所望の対象物に関する関連情報を前記関連情報管理手段から前記端末装置に対して提供する情報提供手段と
    を有することを特徴とする対象物検索システム。
  4. 複数の対象物探索装置に対し各々Uniform Resource Locator(URL)を割り当てて制御する検索制御装置であって、
    タグID、及び、前記URLに組み込み可能な所定の限定名、を記憶した無線タグ回路素子がそれぞれ付された各対象物の、前記無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行う複数の対象物探索装置のうちから、前記対象物の検索要求に応じた所望の対象物に付された前記無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行った特定の対象物探索装置を探索する探索手段と、
    前記探索手段によって前記特定の対象物探索装置が探索された場合、前記特定の対象物探索装置のURLと、前記探索手段による送受信で前記無線タグ回路素子から取得された前記限定名と、により新たなURLを生成し、その生成したURLを前記所望の対象物に対し動的に付与する動的付与手段と、
    前記動的付与手段によって動的に付与されたURLの元となる前記特定の対象物探索装置のURLに、前記所望の対象物に割り当てられた当該対象物のIDを関連付けて管理する関連付け管理手段と、
    前記検索要求に応じた所望の対象物が、前記関連付け管理手段において管理されている対象物である場合、前記特定の対象物探索装置のURLに基づいて、前記特定の対象物探索装置に、前記所望の対象物にアクセスさせるアクセス制御手段と、を有するとともに、
    前記検索要求に応じた所望の対象物が、前記関連付け管理手段において管理されていない対象物である場合、前記探索手段に、前記所望の対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信が可能な新たな特定の対象物探索装置を探索させ、
    前記探索手段によって前記検索要求に応じた所望の対象物に応じた前記新たな特定の対象物探索装置を探索できた場合、前記新たな特定の対象物探索装置に基づいて前記関連付け管理手段が管理する内容を更新するとともに、前記関連付け管理手段が管理する内容を更新した場合、前記内容を前記無線タグ回路素子が付された前記対象物の検索要求を行う端末装置に通知し、
    前記複数の対象物探索装置に、各々定期的に前記対象物を探索させる
    ことを特徴とする検索制御装置。
  5. 検索制御装置により複数の対象物探索装置に各々割り当てられたUniform Resource Locator(URL)に組み込み可能な所定の限定名、及び、タグIDを記憶した無線タグ回路素子が付された対象物の、前記無線タグ回路素子との間で、定期的に情報の送受信を行うことで前記対象物を探索する前記対象物探索装置であって、
    端末装置の検索要求に応じた所望の対象物に付された無線タグ回路素子との間で情報の送受信を行った場合、特定の対象物探索装置とされるとともに、その特定の対象物探索装置とされたときのURLと、前記送受信で前記無線タグ回路素子から取得された前記限定名と、により新たなURLが前記検索制御装置により生成されるように構成され、かつ
    前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物に割り当てられた当該対象物のIDが、前記特定の対象物探索装置のURLと関連付けられて前記検索制御装置により管理されている場合には、前記特定の対象物探索装置のURLが指定されることで前記所望の対象物にアクセスし、前記端末装置の検索要求に応じた所望の対象物のIDが、前記特定の対象物探索装置のURLと関連付けられて前記検索制御装置により管理されていない場合には、前記所望の対象物の無線タグ回路素子との間で情報の送受信が可能な別の特定の対象物探索装置が探索されるように構成され、かつ
    前記検索制御装置が前記別の特定の対象物探索装置を探索できた場合、前記別の特定の対象物探索装置に基づいて前記管理される内容が更新されるとともに前記内容が前記端末装置に通知され、前記検索要求に応じた所望の対象物に対応させて更新前の前記特定の対象物探索装置と前記別の特定の対象物探索装置とが対応付けて前記検索制御装置により管理されるように構成され、
    かつ、
    前記新たに生成されたURLを用いて前記端末装置により前記特定の対象物探索装置としてアクセスされた場合に、前記アクセス時に使用されたURLから前記限定名を抽出し、その抽出した限定名に対応したタグIDを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたタグIDを用いて前記無線タグ回路素子に対する読み取りを行う読み取り手段と、
    を有することを特徴とする対象物探索装置。
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