JP5152514B2 - 通信制御装置及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信制御装置及び通信システムに関する。
携帯電話による通信は電波を利用するため、通信サービスのエリア内であっても、屋内や地下等の電波の届かない電波不感エリアでは、携帯電話による通信が不可能となる。そこで、電波不感エリアにおいても携帯電話による通信を可能とすべく、小型基地局を用いた通信システムの構築が検討されている。
この通信システムにおいては、半径数十メートル程度の極小セル(フェムトセル)を通信圏内とする小型基地局(以下「フェムトセル基地局」と称す)が、電波不感エリア内に設置される。また、フェムトセル基地局は、有線通信回線を用いたIPネットワークを介して、携帯電話事業者の移動体通信ネットワークに接続される。従って、電波不感エリア内の携帯電話は、フェムトセル基地局及びIPネットワークを介して、移動体通信ネットワークに接続される。その結果、電波不感エリア内においても携帯電話による通信が可能となる。
なお、下記特許文献1には、光通信の加入者宅内に設置された無線基地局を備える通信システムが開示されている。この通信システムにおいて、加入者宅内で使用される携帯電話からの信号は、宅内の無線基地局から光通信ケーブルを介して収容局に送信され、収容局からIP網、一般電話交換網、又は移動通信交換網等の各種ネットワークに送信される。
また、近年におけるネットワーク技術の発展に伴い、家庭内やオフィス内においても、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略称する)やIP電話等の複数のネットワーク機器を相互に接続するホームネットワークが普及しつつある。ホームネットワークには、ホームネットワークと外部のIPネットワークとを接続するためのインタフェースとして、ホームゲートウェイ装置(以下、「ホームゲートウェイ」と略称する)が接続される。ホームゲートウェイは、ホームネットワークとIPネットワークとの間の信号の送受信、プロトコル変換、及びルーティングを行うとともに、ホームネットワークに接続されているネットワーク機器の管理や制御を行う。
特開2004−15103号公報
図9は、ホームゲートウェイ(HGW)101とフェムトセル基地局102とが同一の建物100内に設置された例を示す図である。ホームネットワークシステムは、LAN又はPLC等を用いたホームネットワーク103と、ホームネットワーク103に接続されたホームゲートウェイ101と、ホームネットワーク103に接続された複数のネットワーク機器とを備えている。図9に示した例では、ネットワーク機器として、パソコン104及びIP電話105が、ホームネットワーク103に接続されている。ホームゲートウェイ101は、コンセント等の外部電源110に接続されている。また、ホームゲートウェイ101は、建物100の外部のIPネットワーク108に接続されている。
フェムトセル基地局102は、LANケーブルを介してホームゲートウェイ101に接続されている。また、フェムトセル基地局102はアンテナ106を有しており、フェムトセル基地局102のアンテナ106と、携帯電話107のアンテナ107Aとの間で、電波の送受信が行われる。また、フェムトセル基地局102は、コンセント等の外部電源111に接続されている。フェムトセル基地局102は、IPネットワーク108及びゲートウェイ(GW)123を介して、携帯電話事業者の移動体通信ネットワーク109に接続されている。移動体通信ネットワーク109は、無線制御装置120、移動交換局121、HLR122A、及びVLR122Bを有して構成されている。
図9に示した例によると、携帯電話107と相手先の通信端末(例えば携帯電話)との間の音声信号は、携帯電話事業者の移動体通信ネットワーク109を経由して送受信されることとなる。従って、IP電話を用いた通信と比較すると通信料金が高額となるのが現状である。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、携帯電話等の移動通信端末を用いながらも、IP電話のような低課金のサービスを受けることを可能とすることにより、ユーザの利便性を向上し得る、通信制御装置及び通信システムを得ることを目的とするものである。
本発明の第1の態様に係る通信制御装置は、移動通信端末との間で電波の送受信を行うアンテナと、有線通信回線を介して移動体通信ネットワークに接続される第1の接続部と、前記アンテナと前記第1の接続部との間における、移動体通信に関連する第1の信号処理を実行する処理部とを備え、前記処理部は、前記移動通信端末の呼制御に関する信号をSIPによって処理するSIP処理部と、前記移動通信端末から前記アンテナを介して前記処理部に入力された制御信号を、呼制御系信号と無線制御系信号とに振り分ける、振り分け処理部とを有し、前記呼制御系信号は、前記SIP処理部を経由して、前記処理部から前記第1の接続部に向けて出力され、前記無線制御系信号は、前記SIP処理部を経由せずに、前記処理部から前記第1の接続部に向けて出力されることを特徴とするものである。
第1の態様に係る通信制御装置によれば、処理部は、移動通信端末の呼制御に関する信号をSIPによって処理するSIP処理部を有する。そのため、相手先の通信端末がIPネットワークに接続されている場合には、移動通信端末と相手先の通信端末との間の音声信号は、移動体通信ネットワークではなくIPネットワークを介して送受信される。従って、携帯電話等の移動通信端末を用いながらも、IP電話のような低課金のサービスが期待できる。しかも、処理部は、移動通信端末からアンテナを介して入力された制御信号を呼制御系信号と無線制御系信号とに振り分ける振り分け処理部を有している。従って、SIP処理部による処理が必要な呼制御系信号と、SIP処理部による処理が不要な無線制御系信号とを、振り分け処理部によって適切に振り分けて処理することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る通信制御装置は、第1の態様に係る通信制御装置において特に、ホームネットワークに接続される第2の接続部をさらに備え、前記処理部は、前記第2の接続部を介した前記ホームネットワークに関連する第2の信号処理をさらに実行することを特徴とするものである。
第2の態様に係る通信制御装置によれば、処理部は、ホームネットワークに関連する信号処理と、移動体通信に関連する信号処理との双方を実行する。従って、ホームネットワークの終端装置としての機能と、フェムトセル基地局としての機能とを単一の処理部に統合することにより、終端装置及びフェムトセル基地局を一体化して構成することができるため、ユーザの利便性を向上することができる。
本発明の第3の態様に係る通信システムは、第1又は第2の態様に係る通信制御装置と、前記有線通信回線を介して前記通信制御装置に接続されたIPネットワークと、前記IPネットワークに接続され、前記移動通信端末に関する呼処理を行うSIPサーバとを備えることを特徴とするものである。
第3の態様に係る通信システムによれば、処理部は、移動通信端末の呼制御に関する信号をSIPによって処理するSIP処理部を有する。そのため、相手先の通信端末がIPネットワークに接続されている場合には、移動通信端末と相手先の通信端末との間の音声信号は、移動体通信ネットワークではなくIPネットワークを介して送受信される。従って、携帯電話等の移動通信端末を用いながらも、IP電話のような低課金のサービスが期待できる。しかも、処理部は、移動通信端末からアンテナを介して入力された制御信号を呼制御系信号と無線制御系信号とに振り分ける振り分け処理部を有している。従って、SIP処理部による処理が必要な呼制御系信号と、SIP処理部による処理が不要な無線制御系信号とを、振り分け処理部によって適切に振り分けて処理することが可能となる。
本発明によれば、携帯電話等の移動通信端末を用いながらも、IP電話のような低課金のサービスを受けることを可能とすることにより、ユーザの利便性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る通信制御装置2を備える通信システムの全体構成を概略的に示す図である。通信制御装置2は、建物1内に設置されている。建物1は、例えばオフィス又はユーザの自宅等であり、屋外基地局からの電波が届きにくい(又は届かない)電波不感エリアである。
建物1内には、ホームネットワークシステムが導入されている。ホームネットワークシステムは、LAN(Local Area Network)又はPLC(Power Line Communication)等を用いたホームネットワーク3と、ネットワークケーブル6を介してホームネットワーク3に接続された通信制御装置2と、ホームネットワーク3に接続された複数のネットワーク機器とを備えている。図1に示した例では、ネットワーク機器として、パソコン4及びIP電話5が、ホームネットワーク3に接続されている。
通信制御装置2は、ホームゲートウェイとフェムトセル基地局とが一体化された装置である。通信制御装置2は、コンセント等の外部電源8に接続されている。また、通信制御装置2は、光ファイバやメタルケーブル等の有線通信回線10を介して、建物1の外部のIPネットワーク9に接続されている。通信制御装置2はアンテナ2Aを有しており、通信制御装置2のアンテナ2Aと、携帯電話7のアンテナ7Aとの間で、電波の送受信が行われる。
IPネットワーク9は、ゲートウェイ(GW)12を介して、携帯電話事業者の移動体通信ネットワーク11に接続されている。移動体通信ネットワーク11は、無線制御装置13、HLR(Home Location Register)14、移動交換局18、及びVLR(Visitor Location Register)15を有して構成されている。
また、IPネットワーク9には、SIPサーバ16と、IP電話17とが接続されている。SIPサーバ16は、IPネットワーク9を介した通信において、通信端末間の呼処理を行う。
携帯電話7は、ユーザが有する移動通信端末である。携帯電話7を保持するユーザが建物1内(つまりフェムトセル基地局の通信圏内)に位置する場合には、携帯電話7のアンテナ7Aと通信制御装置2のアンテナ2Aとの間で、無線による信号の送受信が行われる。建物1内の携帯電話7は、通信制御装置2、有線通信回線10、IPネットワーク9、及びゲートウェイ12を介して、移動体通信ネットワーク11に接続される。その結果、電波不感エリアである建物1内においても、ユーザは、携帯電話7による通信が可能となる。
図2は、通信制御装置2の外観構成の例を示す斜視図である。通信制御装置2の筐体の側面には、外部電源8に接続される電源プラグ20が接続されている。また、通信制御装置2の筐体の側面には、IPネットワーク9に接続するための有線通信回線10が接続されるコネクタ21と、ホームネットワーク3に接続するためのネットワークケーブル6が接続されるコネクタ22とが設けられている。また、通信制御装置2の筐体の側面には、アンテナ2Aが取り付けられている。
図3は、通信制御装置2の内部構成の例を示すブロック図である。図3に示すように、通信制御装置2は、CPU等の処理装置30と、処理装置30に接続されたブリッジ31と、ブリッジ31に接続されたドライバ32,35と、ドライバ32に接続されたWAN(Wide Area Network)インタフェース33及びLANインタフェース34と、ドライバ35に接続されたPHY処理部36とを備えて構成されている。PHY処理部36は、携帯電話の無線プロトコルにおける物理レイヤ(Physical Layer)を処理する。WANインタフェース33はコネクタ21に接続されており、LANインタフェース34はコネクタ22に接続されている。
処理装置30は、ホームネットワークに関連する信号処理と、携帯電話による移動体通信に関連する信号処理との双方を実行可能である。具体的に、処理装置30は、MAC処理部40、RLC処理部41、RRC処理部42、PDCP処理部43、TCP/UDP/RTP処理部44、IP処理部45、振り分け処理部46、プロトコル変換部47、IPアドレス変換部48、B2BUA処理部49、及びSIP処理部50を有している。近年、CPUの処理能力が向上していることから、ホームゲートウェイの高速・大容量の通信処理機能と、フェムトセル基地局の無線通信機能とを、単一の処理装置30に集約することは十分に可能である。
MAC処理部40、RLC処理部41、RRC処理部42、及びPDCP処理部43は、携帯電話の無線プロトコルにおける、MAC(Medium Access Control)サブレイヤ、RLC(Radio Link Control)サブレイヤ、RRC(Radio Resource Control)レイヤ、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)サブレイヤをそれぞれ処理する。
TCP/UDP/RTP処理部44及びIP処理部45は、ホームゲートウェイとしての通信制御装置2が、ホームネットワーク3に接続されているパソコン4又はIP電話5等のネットワーク機器や、外部のIPネットワーク9との間で通信を行うために必要な機能である。TCP/UDP/RTP処理部44は、TCP(Transmission Control Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)、又はRTP(Real-time Transport Protocol)を処理する。IP処理部45は、IP(Internet Protocol)を処理する。
振り分け処理部46は、RRC処理部42から入力された制御メッセージ(制御信号)を、無線制御系信号S1と呼制御系信号S2とに振り分け、無線制御系信号S1をIPアドレス変換部48に向けて出力するとともに、呼制御系信号S2をプロトコル変換部47に向けて出力する。また、振り分け処理部46は、IPアドレス変換部48から入力された無線制御系信号S4、及びプロトコル変換部47から入力された呼制御系信号S5を、RRC処理部42に向けて出力する。呼制御系信号S2,S5には、呼処理のための制御メッセージと、携帯電話の位置登録及び認証のための制御メッセージとが含まれる。
プロトコル変換部47は、呼制御系信号S2,S5に関して、携帯電話7のプロトコルとIPネットワーク9のプロトコルとを相互に変換する。つまり、プロトコル変換部47は、振り分け処理部46から入力された呼制御系信号S2を、IPネットワーク9に対応するプロトコル(SIP)に変換し、B2BUA処理部49からIPアドレス変換部48を介して入力された呼制御系信号S5を、携帯電話7に対応するプロトコルに変換する。
B2BUA(Back-to-Back User Agent)処理部49は、プロトコル変換部47からIPアドレス変換部48を介して入力された呼制御系信号S2と、SIP処理部50から入力された呼制御系信号S5との間でメッセージの整合をとるために、新たなリクエストの生成等の処理を行う。
SIP処理部50は、B2BUA処理部49から入力された呼制御系信号S2、及びTCP/UDP/RTP処理部44から入力された呼制御系信号S5を、SIP(Session Initiation Protocol)によって処理する。
IPアドレス変換部48は、無線制御系信号S1,S4、呼制御系信号S2,S5、及び音声信号S3,S6にそれぞれ含まれているIPアドレスを、所望のものに変換する。また、IPアドレス変換部48は、PDCP処理部43によって処理される又は処理されたパケットデータに含まれているIPアドレスを、所望のものに変換する。
処理装置30においては、RLC処理部41、振り分け処理部46、及びPDCP処理部43と、TCP/UDP/RTP処理部44とが、IPアドレス変換部48を介して双方向に接続されるとともに、SIP処理部50とTCP/UDP/RTP処理部44とが双方向に接続されることにより、携帯電話による移動体通信に関連する機能と、ホームネットワークに関連する機能とが互いに連携されている。
図4は、無線制御に関して、携帯電話7、通信制御装置2、及び無線制御装置13の各プロトコルスタックを示す図である。携帯電話7は、下位レイヤから順に、PHY、MAC、RLC、RRC、及びNAS(Non-Access Stratum)を含む。また、通信制御装置2は、携帯電話7側においては、下位レイヤから順に、PHY、MAC、RLC、RRC、及び振り分け(図3の振り分け処理部46に相当する)を含み、IPネットワーク9側においては、下位レイヤから順に、PHY、Layer2、IP、TCP、及びRANAP(Radio Access Network Application Part)を含む。なお、図3では、RANAPを処理する処理部の記載を省略している。また、無線制御装置13は、下位レイヤから順に、PHY、Layer2、IP、TCP、RANAP、及びNASを含む。
図5は、呼制御に関して、携帯電話7、通信制御装置2、及びSIPサーバ16の各プロトコルスタックを示す図である。携帯電話7のプロトコルスタックは、図4と同様である。通信制御装置2は、携帯電話7側においては、下位レイヤから順に、PHY、MAC、RLC、RRC、振り分け、変換(図3のプロトコル変換部47に相当する)、及びB2BUAを含み、IPネットワーク9側においては、下位レイヤから順に、PHY、Layer2、IP、UDP、SIP、及びB2BUAを含む。また、SIPサーバ16は、下位レイヤから順に、PHY、Layer2、IP、UDP、及びSIPを含む。
図6〜8は、建物1内の携帯電話7が、IPネットワーク9に接続されているIP電話17(図1参照)と通話を行う際の処理の流れを示す図である。まず、携帯電話7は、後に呼設定の要求信号を送信するための信号チャネルの設定要求信号(無線制御系信号)S1を送信する。無線制御系信号S1は、通信制御装置2のアンテナ2Aによって受信され、PHY処理部36、ドライバ35、及びブリッジ31をこの順に経由して、処理装置30に入力される。
図6を参照して、処理装置30に入力された無線制御系信号S1は、処理装置30内において、MAC処理部40、RLC処理部41、RRC処理部42、振り分け処理部46、IPアドレス変換部48、TCP/UDP/RTP処理部44(厳密にはTCP)、及びIP処理部45をこの順に経由して、処理装置30から出力される。
処理装置30から出力された無線制御系信号S1は、ブリッジ31、ドライバ32、WANインタフェース33、及びコネクタ21をこの順に経由して、通信制御装置2から出力される。通信制御装置2から出力された無線制御系信号S1は、有線通信回線10、IPネットワーク9、及びゲートウェイ12をこの順に経由して、移動体通信ネットワーク11の無線制御装置13に入力される。
無線制御系信号S1を受信した無線制御装置13は、適当な信号チャネルを設定し、その設定情報を含む無線制御系信号S4を、無線制御系信号S1の送信ルートとは逆順序のルートで携帯電話7に向けて送信する。
無線制御系信号S4を受信した携帯電話7は、相手先のIP電話17の電話番号を含む呼設定の要求信号(呼制御系信号)S2を送信する。呼制御系信号S2は、通信制御装置2のアンテナ2Aによって受信され、PHY処理部36、ドライバ35、及びブリッジ31をこの順に経由して、処理装置30に入力される。
図7を参照して、処理装置30に入力された呼制御系信号S2は、処理装置30内において、MAC処理部40、RLC処理部41、RRC処理部42、振り分け処理部46、プロトコル変換部47、IPアドレス変換部48、B2BUA処理部49、SIP処理部50、TCP/UDP/RTP処理部44(厳密にはUDP)、及びIP処理部45をこの順に経由して、処理装置30から出力される。
処理装置30から出力された呼制御系信号S2は、ブリッジ31、ドライバ32、WANインタフェース33、及びコネクタ21をこの順に経由して、通信制御装置2から出力される。通信制御装置2から出力された呼制御系信号S2は、有線通信回線10及びIPネットワーク9をこの順に経由して、SIPサーバ16に入力される。
SIPサーバ16は、ロケーションサーバ(図示しない)を参照することによってIP電話17のIPアドレスを割り出し、IP電話17に対してセッション確立要求を送信する。このセッション確立要求信号に対してIP電話17が応答すると、SIPサーバ16は、応答の確認信号を含む呼制御系信号S5を、呼制御系信号S2の送信ルートとは逆順序のルートで携帯電話7に向けて送信する。これにより、コネクションが設定されて、携帯電話7とIP電話17との間での通話が可能な状態となる。
通話開始後、携帯電話7から送信された音声信号S3は、通信制御装置2のアンテナ2Aによって受信され、PHY処理部36、ドライバ35、及びブリッジ31をこの順に経由して、処理装置30に入力される。
図8を参照して、処理装置30に入力された音声信号S3は、処理装置30内において、MAC処理部40、RLC処理部41、IPアドレス変換部48、TCP/UDP/RTP処理部44(厳密にはRTP)、及びIP処理部45をこの順に経由して、処理装置30から出力される。
処理装置30から出力された音声信号S3は、ブリッジ31、ドライバ32、WANインタフェース33、及びコネクタ21をこの順に経由して、通信制御装置2から出力される。通信制御装置2から出力された音声信号S3は、有線通信回線10及びIPネットワーク9をこの順に経由して、IP電話17に入力される。また、IP電話17から送信された音声信号S6は、音声信号S3の送信ルートとは逆順序のルートで携帯電話7に向けて送信される。
通話が終了すると、上述の呼制御系信号S2,S5の送受信と同様の方法によって、呼が切断される。また、上述の無線制御系信号S1,S4の送受信と同様の方法によって、チャネルの設定が解除される。
なお、以上の説明では、移動体通信ネットワーク11が有する無線制御装置13によってチャネルの設定及び解除を行ったが、無線制御装置13と同様の機能を有するサーバをIPネットワーク9上に設け、このサーバによってチャネルの設定及び解除を行っても良い。
また、以上の説明では、フェムトセル基地局の機能をホームゲートウェイに統合させる例について述べたが、ホームネットワークのONU(Optical Network Unit)又はルータ等の他の終端装置に統合させることも可能である。
このように本実施の形態に係る通信制御装置2及び通信システムによれば、処理装置30は、ホームネットワーク3に関連する信号処理と、携帯電話7による移動体通信に関連する信号処理との双方を実行する。従って、ホームネットワーク3の終端装置としての機能と、フェムトセル基地局としての機能とを単一の処理装置30に統合することにより、終端装置及びフェムトセル基地局を一体化して構成することができるため、ユーザの利便性を向上することができる。
しかも、処理装置30は、携帯電話7等の移動通信端末の呼制御に関する信号をSIPによって処理するSIP処理部50を有する。そのため、相手先の通信端末(実施の形態の例ではIP電話17)がIPネットワーク9に接続されている場合には、移動通信端末と相手先の通信端末との間の音声信号は、移動体通信ネットワーク11ではなくIPネットワーク9を介して送受信される。従って、携帯電話7等の移動通信端末を用いながらも、IP電話のような低課金のサービスが期待できる。
また、本実施の形態に係る通信制御装置2及び通信システムによれば、処理装置30は振り分け処理部46を有して構成されている。従って、SIP処理部50による処理が必要な呼制御系信号S2,S5と、SIP処理部50による処理が不要な無線制御系信号S1,S4とを、振り分け処理部46によって適切に振り分けて処理することが可能となる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る通信制御装置を備える通信システムの全体構成を概略的に示す図である。 通信制御装置の外観構成の例を示す斜視図である。 通信制御装置の内部構成の例を示すブロック図である。 無線制御に関して、携帯電話、通信制御装置、及び無線制御装置の各プロトコルスタックを示す図である。 呼制御に関して、携帯電話、通信制御装置、及びSIPサーバの各プロトコルスタックを示す図である。 建物内の携帯電話が、通信相手先のIP電話と通話を行う際の処理の流れを示す図である。 建物内の携帯電話が、通信相手先のIP電話と通話を行う際の処理の流れを示す図である。 建物内の携帯電話が、通信相手先のIP電話と通話を行う際の処理の流れを示す図である。 ホームゲートウェイとフェムトセル基地局とが同一の建物内に設置された例を示す図である。
符号の説明
2 通信制御装置
2A アンテナ
3 ホームネットワーク
7 携帯電話
9 IPネットワーク
10 有線通信回線
11 移動体通信ネットワーク
16 SIPサーバ
17 IP電話
21,22 コネクタ
30 処理装置
46 振り分け処理部
47 プロトコル変換部
50 SIP処理部

Claims (4)

  1. 移動通信端末との間で電波の送受信を行うアンテナと、
    有線通信回線を介して移動体通信ネットワークに接続される第1の接続部と、
    前記アンテナと前記第1の接続部との間における、RRC処理およびRLC処理を含む移動体通信に関連する第1の信号処理を実行する処理部と
    を備え、
    前記処理部は、
    前記移動通信端末の呼制御に関する信号をSIPによって処理するSIP処理部と、
    前記移動通信端末から前記アンテナを介して前記処理部に入力された制御信号を、呼制御系信号と無線制御系信号とに振り分ける、振り分け処理部と
    前記アンテナと前記振り分け処理部との間に設けられたRRC処理部およびRLC処理部と
    を有し、
    前記呼制御系信号は、前記SIP処理部を経由して、前記処理部から前記第1の接続部に向けて出力され、
    前記無線制御系信号は、前記SIP処理部を経由せずに、前記処理部から前記第1の接続部に向けて出力される、通信制御装置。
  2. 前記第1の接続部は、前記有線通信回線およびIPネットワークを介して前記移動体通信ネットワークに接続され、
    音声情報は、前記アンテナ、前記RLC処理部および前記第1の接続部を介して前記IPネットワークおよび前記移動通信端末間を送受信される、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. ホームネットワークに接続される第2の接続部をさらに備え、
    前記処理部は、前記第2の接続部を介した前記ホームネットワークに関連する第2の信号処理をさらに実行する、請求項に記載の通信制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信制御装置と、
    前記有線通信回線を介して前記通信制御装置に接続されたIPネットワークと、
    前記IPネットワークに接続され、前記移動通信端末に関する呼処理を行うSIPサーバと
    を備える、通信システム。
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