JP5152472B2 - 無線通信システムにおけるリソース割当制御方法および装置 - Google Patents

無線通信システムにおけるリソース割当制御方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5152472B2
JP5152472B2 JP2007120377A JP2007120377A JP5152472B2 JP 5152472 B2 JP5152472 B2 JP 5152472B2 JP 2007120377 A JP2007120377 A JP 2007120377A JP 2007120377 A JP2007120377 A JP 2007120377A JP 5152472 B2 JP5152472 B2 JP 5152472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resource
cell
control
information transmission
buffer area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007120377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008278273A (ja
Inventor
ジンソック イ
孝二郎 濱辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2007120377A priority Critical patent/JP5152472B2/ja
Priority to US12/110,033 priority patent/US8688134B2/en
Priority to CN2008100950827A priority patent/CN101296514B/zh
Priority to CN201210033139.7A priority patent/CN102685901B/zh
Priority to EP08008116A priority patent/EP1991017A1/en
Publication of JP2008278273A publication Critical patent/JP2008278273A/ja
Priority to US13/351,535 priority patent/US20120113929A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5152472B2 publication Critical patent/JP5152472B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/27Control channels or signalling for resource management between access points
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/02Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
    • H04W16/10Dynamic resource partitioning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

本発明は複数の無線ゾーン(以下、セルという。)を有する無線通信システムに係り、特にそのリソース割当制御方法および装置に関する。
移動体通信システムにおいて、基地局と移動局との間でデータ通信を行うためには、それらの間で予め同期を確立する必要がある。特に移動局からの初期アクセスは同期しているとは限らないのであるから、基地局は移動局の上り同期をとるための何らかの手順を必要とする。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化が進められているLTE(Long Term Evolution)では、上り同期および上りデータ送信を行うために、ランダムアクセスチャネル(RACH:Random Access Channel)と上りリンク共有チャネル(UL−SCH:Uplink-Shared Channel)とを用意している。RACHは、上り同期を確立するための制御信号を送信したり、更に上りデータ送信用のリソースを要求したりするためのチャネルである。大きな遅延無く上り同期を確立するためにはRACH送信の衝突確率はできるだけ小さく抑えることが望ましい(非特許文献1)。他方、UL−SCHはデータおよびレイヤ2/レイヤ3の制御パケットを送信するためのチャネルである。特にUL−SCHの送信電力は伝送速度に応じて大きくなるので、他の信号への干渉を考慮する必要がある。
図1(A)はLTEによる移動体通信システムの一般的な構成を模式的に示す図であり、図1(B)は周波数分割および時間分割に基づく無線リソースを模式的に示すリソース構成図である。ここでは、図1(A)に示すように、基地局eNB1のセルA内に位置する移動局UE(User Equipment)1がUL−SCHにより基地局eNB1へデータを送信し、基地局eNB2のセルB内に位置する移動局UE2がRACHにより基地局eNB2へ制御信号を送信しているものとする。
WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)ではRACHとEDCH (Enhanced Dedicated Channel)とが異なる拡散およびスクランブルコードによって多重化され同一の周波数リソースを共有している。これに対してLTEでは、図1(B)に示すような周波数分割および時間分割された複数のリソースがRACHおよびUL−SCHにより排他的に共有される。具体的には、LTEの上りリンクでは、システム帯域幅10MHzが1msecの時間間隔で時間分割され、さらに1.25MHz幅で周波数分割されたリソース構成を有する。図1(B)では、横軸のt1,t2,・・・がそれぞれ1msecの時間リソースに対応し、縦軸のFB#1、FB#2・・・がそれぞれ1.25MHz幅の周波数リソースに対応する。以下、図1(B)に示すような1つの時間リソースと1つの周波数リソースで特定される1つの矩形のブロックを単に「リソース」という。
このようなシステムのリソースをRACHおよびUL−SCHにどのように割り当てるかは各基地局eNBによって決められる。通常、RACHリソースは、図1(B)に示すように、移動局UEが大きな遅延無く基地局にアクセスできるように周期的に割り当てられる。同時に複数のRACHリソースを割り当てて十分なRACHアクセス容量を確保することも可能である。基地局eNBは、通常、このようなRACHがどのリソースに割り当てられているかを示す情報をブロードキャストしている。したがって、当該セル内の全ての移動局UEは、ブロードキャストされた情報に従って、必要な時にいつでもRACHリソースにアクセスすることが可能となる。1つのセル内でRACHリソースとUL−SCHリソースとが図1(B)に示す周波数分割および時間分割に従って割り当てられる限り、RACHとUL−SCHとが直接干渉することはない。
3GPP TS36.300 V.1.0.0(2007/3/19) 特表2002−526970号公報
しかしながら、隣接セル間でリソース割当を行う制御主体が異なる場合には、一方のセルのRACH送信と他方のセルのUL−SCH送信とが干渉する場合が生じうる。上述したように、各基地局eNBは、それぞれの責任において、自局が制御するセルの上りリソースをRACHおよびUL−SCHに割り当てているので、あるセルの高速上りデータ送信が隣接セルのRACH送信に干渉する場合がある。たとえば呼設定手順を開始する場合、RACH送信による上り同期の確立が必要であることを考慮すれば、このRACH干渉の回避は特に重要である。あるセルのデータ送信が隣接セルのRACH送信へ干渉すると、隣接セルにおいて呼設定が遅延してしまうからである。呼設定の場合に限らず、RACH送信が他の処理の開始前に必要とされる場合でも、高速上りデータ送信による強い上り干渉によって当該処理が遅延するという同様の影響が生じる。
図2(A)および(B)はセル間干渉の一例を示す模式図である。ここでは、図2(A)に示すように、ある周波数リソースに対してセルAとセルBとがそれぞれ独自にRACHリソースおよびUL−SCHリソースを割り当てているものとする。これらセルAおよびセルBが互いに影響しない程度に離れている場合には干渉は問題にならない。しかし、図1(A)に示すようにセルAとセルBとが隣接し、セルAにある移動局UE1のデータ送信の周波数帯域およびタイミングと、セルBにある移動局UE2のRACH送信の周波数帯域およびタイミングとが重なる場合には、図2(B)に示すような干渉が発生する確率が大きくなる。
たとえば、図2(B)において、セルAの移動局UE1がある時点でデータ送信を行おうとした場合、まず基地局eNB1のブロードキャスト信号によって指定されているRACHリソースを用いてRACH送信を行い、基地局eNB1からの応答により許可(GRANT)されたUL−SCHリソースを用いて上りデータ送信を開始する。そのとき、セルBの移動局UE2が同様にデータ送信するためにセルAのUL−SCHと重なるリソースでRACH送信を開始したとすると、基地局eNB2は、セルAの移動局UE1からのUL−SCH送信との干渉により、移動局UE2からのRACH送信を検知することができなくなる。基地局eNB2からの応答がないと、移動局UE2は送信電力をより大きくしてRACH送信を繰り返し、基地局eNB2からの応答(GRANT)を受信してからUL−SCH送信を開始する。このようにUL−SCH送信との衝突によって移動局UE2の通信開始は大きく遅延する可能性が高くなる。
このような干渉を回避するには、たとえば特許文献1に開示されているように、干渉が最も小さくなるリソースをサーチし、その最小干渉リソースをRACH送信に割り当てる方法が考えられる。しかしながら、これではRACHリソースを周期的に割り当てることができなくなり、移動局UEの基地局へのアクセスが安定せず、大きく遅延する可能性が高くなる。さらに、干渉が小さいリソースにデータ送信が割り当てられるのが一般的であるから、最小干渉リソースにRACH送信を割り当てることは逆に干渉が大きくなり衝突が発生しやすくなる。
このような課題はLTEに限られるものではなく、周波数分割および時間分割されたリソース構成のアクセス方式(FTDMA)を用いる無線通信システム一般で生じうる。
本発明の目的は、上記課題を解決しようとするものであり、セル間干渉を低減するリソース割当制御方法および装置を提供することにある。
本発明の他の目的は通信開始遅延を短縮するリソース割当制御方法および装置ならびに無線通信装置を提供することにある。
本発明によるリソース割当制御方法は、セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てるシステムでの複数のセルにおけるリソース割当制御方法であって、少なくとも2つのセルをそれぞれ制御する無線通信装置間で互いのセルの制御用リソース情報を通知し、各無線通信装置は、他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定し前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する、ことを特徴とする。
本発明によるリソース割当制御装置は、セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てるシステムにおける複数のセルの各々に対するリソース割当制御装置であって、少なくとも1つの他のセルとの間でそれぞれの制御用リソース情報を通知するセル間リソース管理手段と、他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲内に緩衝領域リソースを設定する緩衝領域リソース設定手段と、を有し、前記緩衝領域リソース設定手段は、前記他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定する緩衝領域リソース候補設定手段と、前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する間引き制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による無線通信装置は、複数セルを有し、セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てる無線通信システムにおける各セルを制御する無線通信装置であって、少なくとも1つの他のセルの無線通信装置との間でそれぞれの制御用リソース情報を通知するセル間リソース管理手段と、他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲内に緩衝領域リソースを設定する緩衝領域リソース設定手段と、を有し、前記緩衝領域リソース設定手段は、前記他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定する緩衝領域リソース候補設定手段と、前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する間引き制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による移動通信システムは、複数セルをそれぞれ制御する複数の基地局と、前記所定のリソース構成に従って各基地局と通信可能な複数の移動局と、を有し、セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てる移動通信システムであって、各基地局は、少なくとも1つの他のセルの無線通信装置との間でそれぞれの制御用リソース情報を通知するセル間リソース管理手段と、他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲内に緩衝領域リソースを設定する緩衝領域リソース設定手段と、を有し、前記緩衝領域リソース設定手段は、前記他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定する緩衝領域リソース候補設定手段と、前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する間引き制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、隣接セルが使用する制御用リソースに対応する自局のリソースの所定範囲内に緩衝領域リソースを設定することにより、セル間干渉を低減することができ、通信開始遅延を短縮することが可能となる。
1.実施例の概略
図3(A)、(B)および(C)は、それぞれ本発明の第1実施例、第2実施例および第3実施態例によるリソース割当制御方法を示すフローチャートである。ここでは説明を簡略化するために、2つの無線通信装置がそれぞれ制御するセルは互いに干渉が生じうる隣接セルであり、各セルは図1(B)と同様に周波数分割および時間分割によるリソース構成を有するものとする。これらのセルのRACHリソースはそれぞれの無線通信装置により配置される。ただし、本発明は、LTEに限らず、周波数分割および時間分割されたリソース構成のアクセス方式(FTDMA)を用いる無線通信システムで適用可能である。
図3(A)に示す本発明の第1実施例によれば、まず無線通信装置間で互いのRACHリソース情報を交換して隣接セル間のRACH使用状況を共有する(ステップS20)。各無線通信装置は、他の無線通信装置が使用するRACHリソースに対応する自局のリソースの所定リソース範囲を緩衝領域リソースとして設定する(ステップS21)。この所定リソース範囲(第1実施例では緩衝領域リソース)は、後述するように、無線通信装置間の周波数および同期ずれ等による変動を考慮して、周波数方向および/または時間方向に余裕を持ったリソース領域であることが望ましい。すなわち、所定リソース範囲は、他のセルのRACHリソースに対応する自セルのリソース、または当該リソースと当該リソースから所定範囲内のリソースとの範囲となる。そして、各無線通信装置は緩衝領域リソースを割り当てないようにUL−SCHスケジューリングを実行する(ステップS22)。緩衝領域リソースをUL−SCH送信に割り当てないことで、他の無線通信装置のRACH送信への干渉を回避することができる。
図3(B)に示す本発明の第2実施例によれば、第1実施例と同様にステップS20およびS21によって緩衝領域リソースの設定が行われ、続いて他の無線通信装置へ与える干渉が小さいUL−SCH送信が存在するかどうか、すなわち干渉が許容範囲内となるUL−SCH送信を行う移動局UEが存在するか否かを判定する(ステップS30)。各無線通信装置は、干渉が小さいUL−SCH送信には緩衝領域リソースの割当を許可し、それ以外のUL−SCH送信には緩衝領域リソースを割り当てないようにUL−SCHスケジューリングを実行する(ステップS31)。このように一定条件を満たすUL−SCH送信に緩衝領域リソースを割り当て可能にすることで、セル間干渉を低減しつつリソースの効率的な利用を図ることができ、上り通信開始遅延を短縮することが可能となる。
図3(C)に示す本発明の第3実施例によれば、まず、第1実施例と同様にステップS20によって隣接セル間のRACH使用状況を共有し、他の無線通信装置が使用するRACHリソースに対応する自局のリソースの所定リソース範囲を緩衝領域リソース候補として設定する(ステップS40)。続いて、緩衝領域リソース候補を非持続的に除外して緩衝領域リソースを設定する(ステップS41)。具体例は後述するが、非持続的な除外とは、緩衝領域リソース候補が連続して除外されるのではなく、任意のパターンでまばらに除外されることをいう。言い換えれば、隣接セルのRACH送信への干渉が連続しないように、自局セルの緩衝領域リソース候補を任意のパターンで除外する。そして、各無線通信装置は緩衝領域リソースの割当を抑制するようにUL−SCHスケジューリングを実行する(ステップS42)。割当の抑制は、ステップS22の割当禁止とステップS31の条件付き割当禁止のいずれかであることを示す。このように緩衝領域リソース候補を非持続的に除外し、除外されたリソースを割当可能にすることで、複数のセルが隣接する場合にセル間干渉を低減しつつリソースの効率的で公平な利用を図ることができ、上り通信開始遅延を短縮することが可能となる。
具体的には、任意の隣接セルに対する緩衝領域リソース候補はそのRACHリソースに対応しているので、通常、時間方向に一定の周期で配列されている。従って、この配列されている緩衝領域リソース候補を時間方向にランダムパターン(あるいは所定のパターン)により間引くことで緩衝領域リソースを生成することができる。また、隣接セルに対する緩衝領域リソース候補が周波数方向にも存在している場合には、周波数方向にランダムパターン(あるいは所定のパターン)により間引くことで緩衝領域リソースを生成することができる。さらに、複数のセルが隣接している場合には、間引かれる緩衝領域リソース候補に対応するセルをランダムパターン(あるいは所定のパターン)により選択することで緩衝領域リソースを生成することも可能である。ランダムに選択することで公平性を確保することができるが、各セルのRACH干渉レベルを考慮して、対象となる隣接セルの選択確率を変化させてもよい。
2.第1実施例
図4は本発明の第1実施例によるリソース割当制御方法を適用したRACHリソースおよびUL−SCHリソースの割当例を示すリソース構成図である。ここでは、セルAとセルBとが時間領域で完全には同期していない場合を仮定している。すなわち、セルAの時間リソースt1,t2・・・を基準とすれば、セルBの時間リソースt1,t2・・・は時間方向に若干進んでおり完全には一致していない。このために、一方のセルの1つの時間リソースが他方のセルでは2つの時間リソースにまたがっている。たとえばセルAの時間リソースt7は、セルBの時間リソースt6およびt7の両方に重なっている。
もしセルAおよびセルBが同一の無線通信装置により制御されて完全に同期していれば、双方のセルの時間リソースの位置は時間的に一致するはずである。セルAおよびセルBが異なる無線通信装置によりそれぞれ制御されている場合には、何らかの同期手段あるいは周知の同期メカニズムを設ければよい。たとえば無線通信装置間で時間情報(送信フレームの番号など)を直接あるいは移動局を介して交換することで相互の内部クロックの同期をとることができる。あるいは、中央局の同期プロトコルに従って無線通信装置間の同期をとることもできるし、GPSを利用して高精度の同期をとることも可能である。ただし、一般的には、信号の伝搬遅延やクロック発生器のばらつき等の変動要因を考慮して、一方のセルにおける1つの時間リソースに対して、他方のセルにおける2個の連続した時間リソースあるいは必要であれば3個以上の連続した時間リソース(以下、これらを時間リソースの組という。)を緩衝領域リソースとして対応づけるのが望ましい。もし1個の時間リソースが更に時間分割可能であれば、より細かい粒度で緩衝領域リソースの組の時間幅を設定することもできる。
このようなセルAとセルBとが隣接し、一方のUL−SCH送信が他方のRACH送信に干渉しうる位置関係にあるとする。また、セルAのRACH送信は、周波数リソースFB#3の時間リソースt2、t7、t12・・・に周期的に割り当てられ、セルBのRACHリソースは、周波数リソースFB#2で時間リソースt4、t9、t14・・・に周期的に割り当てられているものとする。それぞれのRACHリソース割当位置は、RACHリソース情報を交換することで知ることができるので、一方のセルは、他方のセルのRACHリソース割当位置にそれぞれ対応するリソースの組(ここでは2個の連続する時間リソース)を緩衝領域リソースとして設定することができる。
図4において、各セルのリソース位置を(周波数リソース、時間リソース)というように時間−周波数座標で表示し、複数のリソースが割当られる場合は、「+」を用いて表示することとすれば、セルAのRACHリソース(FB#3、t2)に対しては、セルBに1組の緩衝領域リソース(FB#3、t1+t2)が設定される。逆に、セルBのRACHリソース(FB#2、t4)に対しては、セルAに1組の緩衝領域リソース(FB#2、t4+t5)が設定される。以下、同様に、一方のセルの各RACHリソースに対して、他方のセルに1組の緩衝領域リソースが設定される。
なお、セルAおよびセルBの各々には基準周波数発振器が設けられ、周波数リソースFB#1、FB#2、FB#3・・・の周波数分割を可能にしているが、これらの周波数変動を考慮して周波数方向にも余裕を設けた緩衝領域リソースを設定することも望ましい。たとえば、セルBのRACHリソース(FB#2、t4)に対するセルAの緩衝領域リソース組(FB#2、t4+t5)を周波数方向に所定幅αだけ広げて、(FB#2±α、t4+t5)というように設定することもできる。所定幅αは周波数リソース幅以下に設定してもよい。
セルAおよびセルBのそれぞれの無線通信装置は、こうして設定された緩衝領域リソースをUL−SCH送信に割り当てないようにUL−SCHのスケジューリングを実行する。UL−SCH送信は緩衝領域リソース以外のリソースに割り当てられるので、他方のセルのRACHリソースへの干渉を確実に回避することができる。
3.第2実施例
図5は本発明の第2実施例によるリソース割当制御方法を適用したRACHリソースおよびUL−SCHリソースの割当例を示すリソース構成図である。ここでは説明の整合性を維持するために、図4のセルAと同じ周波数−時間位置にRACHリソースおよび緩衝領域リソースが配置されているものとする。
第2実施例においても、上述したようにUL−SCH送信は緩衝領域リソースに原則的に割り当てられないが、UL−SCH送信が他のセルへ与える干渉レベルが許容範囲内である場合、または許容範囲内であると見なすような場合には、当該UL−SCH送信への緩衝領域リソースの割当を例外的に許可する。
図5において、緩衝領域リソースは隣接セルBから通知されたRACHリソース位置に対応して設定されている。セルAの無線通信装置は、セルA内に音声パケット送信(VoIP)を要求している移動局UEがあれば、その音声パケット送信に対して時間リソース毎に周波数ホップするUL−SCHリソースを割り当てる。たとえば、音声パケット送信を周波数ダイバーシティ利得が最大となるように周波数リソース全体に渡ってランダムに割り当てることができる。
音声パケット送信を割り当てる際、緩衝領域リソースが存在する時間リソース(ここでは、t4,t5、t9、t10・・・)では、その緩衝領域リソースに当該音声パケット送信を優先的に割り当てるのが望ましい。音声パケット送信では必要帯域が比較的狭く要求する送信パワーも低いので緩衝領域リソースに割り当てても他のセルに対して大きな干渉を生じないからである。これにより高速UL−SCH送信へ割り当てるべきリソースに余裕ができる。図5の例では、たとえば緩衝領域リソース(FB#2、t4)および(FB#2、t4)におけるそれぞれ異なる周波数帯域に低パワー要求の音声パケット送信が割り当てられている。ただし、複数の移動局UEの音声パケット送信を緩衝領域リソースに持続的に割り当てることは避けるべきであるから、1つの緩衝領域リソースに対する割当上限を予め決めておくことが望ましい。
4.第3実施例
図6は複数の隣接セルが存在する場合のセル構成の一例を示す図であり、図7(A)は本発明の第3実施例によるリソース割当制御方法を説明するための緩衝領域リソース候補と持続的干渉回避パターンとを模式的に示すリソース構成図であり、図7(B)は本実施例によるリソース割当制御方法を適用した緩衝領域リソースの割当例を示すリソース構成図である。ここでは説明の整合性を維持するために、図4のセルAと同じ周波数−時間位置にRACHリソースが配置されているものとする。
まず、図6に示すように、あるセルAの周囲に複数個のセルが存在し、ここでは隣接セルB,C,DおよびEとの間で干渉が発生しうるものとする。この状況で隣接セル間でRACHリソース情報が共有されることで、セルAでは、図7(A)に示すようにセルB、C、DおよびEにそれぞれ対応する緩衝領域リソースが設定される。このように隣接セルの個数が多い場合には、セルAの利用可能なリソースの大きな割合を緩衝領域リソースが占めることとなり、セルAの実効的な容量が減少してしまう。この例では、隣接セルB、C、DおよびEの各々が5リソース毎に1つのRACHリソースを割り当てているので、これらに対応する緩衝領域リソースの合計は利用可能な全リソースの40%に達する。上述した第2実施形態に従えば、このような緩衝領域リソースは低速度データ送信の移動局などに割り当てることができるが、隣接セルへの干渉が生じる高速データ送信の移動局には割り当てられない。このように各セルで実効的な容量が減少するのであるから、結果的にネットワーク全体の容量が減少することとなる。
本実施例によれば、図7(A)に示すセルB、C、DおよびEにそれぞれ対応する緩衝領域リソース候補を非持続的に除外する(持続的な干渉を回避する)パターン(図中の"x"でマークされたパターン)を適用し、その持続的干渉回避パターンに従って各セルに対する緩衝領域リソースを、例えば図7(B)に示すように決定する。どのようなパターンを用いるかは、各セルの無線通信装置が自律的に決定することもできるし、他の無線通信装置との情報交換により決定されてもよい。
持続的干渉回避パターンとしては、緩衝領域リソース候補をある確率で除外するランダムパターンが望ましい一例である。緩衝領域リソース候補から除外されたリソースには高速データ送信が割り当てられて干渉が生じる可能性が高くなるが、ランダムに除外されるのでRACH送信と部分的にのみ干渉するだけであり、持続的あるいは連続的な干渉を有効に回避することができる。またランダムパターンを用いることで、部分的な干渉の発生確率がセルB、C、DおよびEの間で公平になるという利点もある。
ただし、ランダムパターンであっても、除外されるリソースの割合、周期の分布および緩衝領域の幅の分布を設定して発生させることが可能であり、隣接セルのRACH干渉の状況に応じて適当なランダムパターンを選択することもできる。
持続的干渉回避パターンはランダムではなく所定パターンであってもよい。次に、図7(A)における持続的干渉回避パターンを例として所定パターンについて説明する。
1)パターンI:
セルB用の緩衝領域リソースに示すように、RACHリソース情報に基づく緩衝領域リソース候補の組を1つ置きに残す(あるいは削除する)。具体的には、当初の緩衝領域リソース候補の組は(FB#4、t3+t4),(FB#4、t8+t9)、(FB#4、t13+t14)・・・であるが、これらを1つ置きに除外する(あるいは残す)パターンに従って、図7(B)のリソース組(FB#4、t3+t4),(FB#4、t13+t14)・・・を最終的に緩衝領域リソースとして設定する。この例のパターンでは、緩衝領域の周期は10リソース、幅は2リソース、緩衝領域の残存率は1/2である。
2)パターンII:
セルC用の緩衝領域リソースに示すように、RACHリソース情報に基づく緩衝領域リソース候補の組を2つ置きに残す(あるいは1つ置きに2つずつ除外する)。具体的には、当初の緩衝領域リソースの組は(FB#3、t5+t6),(FB#3、t10+t11)、(FB#3、t15+t16)・・・であるが、これらを2つ置きに残すパターンに従って、図7(B)のリソース組(FB#3、t5+t6),・・・を最終的に緩衝領域リソースとして設定する。この例のパターンでは、緩衝領域の周期は15リソース、幅は2リソース、緩衝領域の残存率は1/3である。
3)パターンIII:
セルD用の緩衝領域リソースに示すように、RACHリソース情報に基づく緩衝領域リソース候補の組のうち前のリソースを残す(あるいは除外する)組と後のリソースを残す(あるいは削除する)組とを交互に切り替える。具体的には、当初の緩衝領域リソースの組は(FB#2、t4+t5),(FB#2、t9+t10)、(FB#2、t14+t15)・・・であるが、これらを1組毎に残すリソースの位置を前後で切り替えるパターンに従って、図7(B)のリソース(FB#2、t4),(FB#2、t10),(FB#2、t14),・・・を最終的に緩衝領域リソースとして設定する。この例のパターンでは、緩衝領域の周期は4あるいは6リソース、幅は1リソース、緩衝領域の残存率は1/2である。
4)パターンIV:
セルE用の緩衝領域リソースに示すように、RACHリソース情報に基づく緩衝領域リソース候補の組のうち前のリソースを残す(あるいは除外する)組と後のリソースを残す(あるいは削除する)組とを2つ置きに交互に切り替え、それ以外の緩衝領域リソースを削除する。具体的には、当初の緩衝領域リソースの組は(FB#1、t1+t2),(FB#1、t6+t7)、(FB#1、t11+t12)・・・であるが、これらを3組毎に残すリソースの位置を前後で切り替え、それ以外を削除するパターンに従って、図7(B)のリソース(FB#1、t1),(FB#1、t17),・・・を最終的に緩衝領域リソースとして設定する。この例のパターンでは、緩衝領域の周期は14あるいは16リソース、幅は1リソース、緩衝領域の残存率は1/4である。
上記所定パターンI−IVは一例であるが、周期、幅および残存率が異なっているので、それぞれ特徴的なパターンとして利用可能である。したがって、このような複数の特徴的なパターンから1つを選択して全ての隣接セルに対して適用してもよいし、図7で示す例のようにセル毎に異なるパターンを適用することも可能である。さらに、これら所定パターンI−IVをランダムに選択して各セルに適用することも可能である。
また、持続的干渉回避パターンは図7に示すように時間領域だけに適用されるものではなく、周波数領域およびセル領域にも適用可能である。ランダムパターンを用いた場合、時間領域でのランダム化により、上述したように1つの隣接セルに対応する緩衝領域リソースが時間領域において連続干渉を回避するように設定される。また、1つの時間リソースに複数の緩衝領域リソースが存在するセルに対しては、周波数領域でのランダム化あるいは時間領域でのランダム化との組み合わせにより、1つの隣接セルに対応する緩衝領域リソースが周波数領域において持続的干渉を回避するように設定される。さらに、複数の隣接セルが存在する場合、そのセルを選択するかをランダムパターンで選択するセル領域でのランダム化により、各隣接セルに対応する緩衝領域リソースが持続的干渉を回避するように設定される。セル領域でのランダム化に、周波数領域でのランダム化および/または時間領域でのランダム化を組み合わせることも可能である。
たとえばGSM(Global System for Mobile Communications)方式では時間領域および/またはセル領域でのランダム化を行うことができ、WCDMAやLTEではセル領域、周波数領域および時間領域でのランダム化を任意の組み合わせることができる。
なお持続的干渉回避パターンでは干渉を完全に排除することはできないが、隣接セルの無線通信装置間の通信によって、各セルのRACHリソースの時間および周波数の配置を同じにすることで、干渉を改善することも可能である。この場合、RACHがUL−SCHを干渉することが回避でき、さらにRACHは送信確率が低いことからセル内での衝突、またはセル間での干渉が比較的起こりにくいからである。
5.システム構成
図8は本発明を実装した無線通信装置を含む無線通信システムの概略的構成を示すブロック図である。ここでは無線通信装置10および11を含む複数の無線通信装置がネットワーク12により通信可能に接続されているものとする。また、無線通信装置10および11はそれぞれセルAおよびセルBを制御し、セルAおよびBは図4に示すリソース構成を有するものとする。各無線通信装置は、上述した第1から第3実施形態によるチャネル割当制御のいずれかを適用してUL−SCHスケジューリングを実行する。
ネットワーク12で接続された複数の無線通信装置は1つの基地局eNBに含まれてもよいし、各無線通信装置がそれぞれ1つの基地局eNBであってもよい。いずれにしても複数の移動局UEがセルAあるいはセルB内でRACH送信あるいはUL−SCH送信を行う際の隣接セル間干渉が本実施例により低減される。以下、無線通信装置および移動局の構成および動作を説明する。
5.1)無線通信装置
図9は本発明によるリソース割当制御装置を実装する無線通信装置の構成を示すブロック図である。無線通信装置は複数の移動局と無線通信する物理層デバイスとしての無線送受信部101を有する。無線送受信部101は、RACHリソース制御部102が指定したRACHリソース情報をブロードキャストチャネルBCHによりブロードキャストし、これにより各移動局のRACH送信が可能となる。
RACH関連情報測定部103は、複数の移動局からのRACHアクセス回数、アクセス遅延、あるいは受信電力などの少なくともいずれかを検出して当該セルにおけるRACH干渉レベルやRACHアクセス負荷状況を測定する。
セル間リソース管理部104は、隣接セルの各無線通信装置からRACHリソース情報を受信し、RACHリソース制御部102により指定された自局RACHリソース情報を隣接セルの各無線通信装置へ送信する。受信した隣接セルのRACHリソース情報は緩衝領域リソース設定部105へ出力される。緩衝領域リソース設定部105は、必要に応じてRACH関連情報測定部103からRACH干渉情報を入力し、上述した実施形態で説明したように各隣接セルに対する緩衝領域リソースを決定してUL−SCHスケジューラ106へ出力する。
第1実施例によれば、UL−SCHスケジューラ106は、自局セルの移動局からUL−SCH送信のスケジュール要求があると、自局セルのRACHリソースおよび緩衝領域リソースを除く利用可能なリソースを割り当ててスケジュール許可(GRANT)を当該移動局へ応答する。ただし、第2実施形態によれば、UL−SCHスケジューラ106は、移動局が要求したサービスの種類がVoIPのような低送信パワーサービスあるいは隣接セルに対して高パス損失であれば、そのUL−SCH送信に対して緩衝領域リソースを割り当てることができる。
こうして割り当てられたUL−SCHリソースが移動局へ通知されると、当該移動局はそのUL−SCHリソースを用いてデータ送信あるいはL2/L3制御パケット送信を開始する。無線通信装置のL2処理部107およびL3処理部108は、受信した上りデータをそれぞれのレイヤプロトコルに従って処理する。
なお、RACHリソース制御部102、RACH関連情報測定部103、セル間リソース管理部104、緩衝領域リソース設定部105およびUL−SCHスケジューラ106は、プログラム制御プロセッサあるいはコンピュータ上でプログラムを実行することにより同様の機能を実現することもできる。
5.2)移動局
図10は図8に示す移動局の構成を示すブロック図である。移動局UEは、基地局eNBあるいは無線通信装置と無線通信する物理層デバイスとしての無線送受信部201を有する。無線送受信部201は、無線通信装置からブロードキャストされているRACHリソース情報を受信してRACH制御部202へ出力する。RACH制御部202は、受信したRACHリソース情報に従って、同期外れ時あるいは送信データ発生時に無線送受信部201によりRACH送信を実行する。RACH制御部202は、このRACH送信に対する応答を無線通信装置から受信することで上り同期を確立する。
UL−SCH制御部203は、データ発生時にスケジュール要求を生成し無線送受信部201により送信する。スケジュール要求に対する応答として無線通信装置からスケジュール許可を受信すると、UL−SCH制御部203は送信フォーマットをL2処理部204へ出力し、L2処理部204は、L3処理部205から入力した送信データを割り当てられたUL−SCHリソースを用いて無線送受信部201を通して送信する。
また、移動局にはパス損失測定部206が設けられてもよい。パス損失測定部206は隣接セルからの下りのパイロットの受信品質を測定することで隣接セルとのパス損失を推定することができる。この隣接セルへのパス損失の情報は制御部207の制御によって無線通信装置へレポートされ、上述した第2実施形態における緩衝領域リソース割当許可を判定するために使用される。なお、制御部207は、RACH制御部202およびUL−SCH制御部203を含む移動局全体の動作を制御する。
6.動作
図11は、図8〜図10に示す無線通信システムにおけるリソース再配置動作を示すシーケンス図である。まずセルAの無線通信装置10のRACHリソース制御部102がRACHリソースの再配置を行うと(ステップS40)、セル間リソース管理部104は新たなRACHリソース情報を隣接セルBの無線通信装置11へ通知し(ステップS41)、さらに無線送受信部101によってセルAに位置する移動局UE1へ通知する(ステップS42)。
隣接セルBの無線通信装置11のセル間リソース管理部104は、隣接セルAのRACHリソースが変更されたことを知ると、隣接セルAの新たなRACHリソース情報を緩衝領域リソース設定部105へ出力し、上述した各実施形態により緩衝領域リソースを決定する。そして、UL−SCHスケジューラ106は自局セルBのRACHリソースと隣接セルAに対する緩衝領域リソースとに基づいてUL−SCHリソースの再配置(スケジューリング)を行い(ステップS43)、自局セルBに位置してUL−SCH送信を行う移動局UE2へ通知する(ステップS44)。
新たなRACHリソース情報を受信した移動局UE1はその新たなRACHリソースによってRACHアクセスを実行し(ステップS45)、新たなUL−SCHリソース情報を受信した移動局UE2はその新たなUL−SCHリソースでUL−SCH送信を実行する(ステップS46)。すでに述べたように、移動局UE2のUL−SCH送信は、移動局UE1のRACHリソースとは異なる周波数帯域あるいはタイミングであるか、あるいは、移動局UE1のRACH送信への干渉が許容しうる程度であるから、移動局UE1の上り同期確立に大きな遅延が発生する可能性は低くなる。
なお、ここでは無線通信装置10から無線通信装置11へRACHリソース情報が通知された場合を示しているが、無線通信装置11から無線通信装置10へもRACHリソース情報が通知されており、この場合も基本的な動作は上述したとおりであるから説明は省略する。以下、1つの無線通信装置が1つの基地局eNBである場合を一例として本発明の実施例を説明する。
7.第1実施例
図12は本発明の第1実施例によるリソース割当制御方法を示すフローチャートである。隣接するセルの各々を制御する基地局eNBは、RACHリソース制御部102によりRACHスケジューリング情報および現在占有されているRACHリソースを他方の基地局eNBへレポートすることにより、セル間のRACHリソース情報を共有する(ステップS301)。続いて、各基地局eNBの緩衝領域リソース設定部105は、RACH関連情報測定部103からのRACH干渉レベルが所定しきい値より大きいか否かを判断する(ステップS302)。RACH干渉が大きければ(ステップS302のYES)、緩衝領域リソース設定部105は隣接セルのRACHリソース情報から当該隣接セルに対する緩衝領域リソースを設定する(ステップS303)。UL−SCHスケジューラ106は、緩衝領域リソースをUL−SCH送信に割り当てないように、すなわち自局のRACHリソースおよび緩衝領域リソース以外のリソースにUL−SCH送信を割り当てるようにスケジューリングを行う(ステップS304)。RACH干渉が小さければ(ステップS302のNO)、緩衝領域リソースを設定することなく、自局のRACHリソース以外のリソースにUL−SCH送信を割り当てるようにスケジューリングを行う(ステップS304)。
8.第2実施例
本発明の第2実施例によれば、基地局eNBは次のように動作する。
・基地局eNBは、現在使用されているRACHスケジューリング情報を隣接セルへレポートする。
・基地局eNBは、隣接セルのRACHリソースおよびその近傍のリソースを上り緩衝領域リソースとして保持する。この上り緩衝領域リソースは、VoIP移動局UEあるいは、セルの中央に位置することで隣接セルへのパス損失が大きい移動局UEによって使用可能である。
より具体的には、RACHおよびUL−SCHのセル間割当制御は次のように実行される。
図13は本発明の第2実施例によるリソース割当制御方法を示すフローチャートである。隣接するセルの各々を制御する基地局eNBは、RACHリソース制御部102によりRACHスケジューリング情報および現在占有されているRACHリソースを他方の基地局eNBへレポートすることにより、セル間のRACHリソース情報を共有する(ステップS401)。続いて、各基地局eNBの緩衝領域リソース設定部105は、RACH関連情報測定部103からのRACH干渉レベルが所定しきい値より大きいか否かを判断する(ステップS402)。RACH干渉が大きければ(ステップS402のYES)、緩衝領域リソース設定部105は隣接セルのRACHリソース情報から緩衝領域リソースを設定しUL−SCHスケジューラ106へ出力する(ステップS403)。
続いて、UL−SCHスケジューラ106は、スケジュール要求から低い送信パワーを要求する移動局UE(ここではVoIPパケット送信を行う移動局とする。)であるか否かを判断し(ステップS404)、VoIP移動局UEであれば(ステップS404のYES)、そのVoIPパケット送信に対して時間リソース毎に周波数ホップするUL−SCHリソースを割り当てるが、緩衝領域リソースが存在する時間リソースでは、所定の割当上限内で当該緩衝領域リソースの優先的割当を許可する(ステップS405)。望ましくは、VoIPパケット送信を周波数ダイバーシティ利得が最大となるように周波数リソース全体に渡ってランダムに割り当てる。VoIP移動局UEあるいはセルの中央に位置することで隣接セルへのパス損失が大きい移動局UEでない場合には(ステップS404のNO)、ステップS405をスキップする。
続いて、UL−SCHスケジューラ106は、移動局UEからレポートされた隣接セルへのパス損失の情報から当該移動局UEが隣接セルへのパス損失が大きいか否かを判断する(ステップS406)。なお、隣接セルへのパス損失が大きいか否かだけでなく、現在のセルでのパス損失と隣接セルへのパス損失との比が大きいか否かで判断するとしても良い。隣接セルへのパス損失が大きい移動局UEであれば(ステップS406のYES)、隣接セルへの干渉が小さいので、UL−SCHスケジューラ106は当該移動局UEの送信に対する緩衝領域リソースの割当を許可する(ステップS407)。隣接セルへのパス損失が小さい場合には(ステップS406のNO)、ステップS407をスキップする。
こうしてUL−SCHスケジューラ106は、ステップS405あるいはS407で割当許可されたUL−SCH送信以外には緩衝領域リソースを割り当てないようにUL−SCHスケジューリングを行う(ステップS408)。なお、RACH干渉が小さい場合には(ステップS402のNO)、ステップS403〜S407を実行しないで、UL−SCHスケジューラ106は通常のUL−SCHスケジューリングを実行する。
上述したリソース割当制御の一例を次に示す。まず、基地局eNBは、隣接セルと共に、時間および周波数領域におけるRACHリソースの配置を互いに共有する。隣接セルのRACHリソースに対応する緩衝領域リソースへの割当は次のように行われる。
・基地局eNBは、たとえば当該セルの中央に位置することで隣接セルへのパス損失が大きい移動局UEに割り当てる(ただし、移動局UEには、隣接セルへのパス損失を現在の主セルにレポートする機能が必要である)。これはステップS404のNO、ステップS406のYESおよびステップS407、ステップS408という処理フローに対応する。
・あるいは、基地局eNBは、送信パワー要求が低い移動局UE(たとえば、VoIPを行う移動局など)に割り当てる。これはステップS404のYES、ステップS406のNO、ステップS408という処理フローに対応する。
・あるいは、基地局eNBは、当該リソース領域を使用しないままにしておく。これはステップS404のNO、ステップS406のNO、ステップS408という処理フローに対応する。
・あるいは、基地局eNBは、干渉が大きいことを示すパワー制御信号のような過負荷インジケータが受信されないときには、高速データ送信の移動局UEを割り当てる。これはステップS402のNO、ステップS408という処理フローに対応する。
9.第3実施例
本発明の第3実施例によれば、他のセルのRACHリソース情報と当該他のセルへの持続的な干渉を回避するパターンとに基づいて当該他のセルに対する緩衝領域リソースを決定する。
図14は本発明の第3実施例によるリソース割当制御装置を実装する無線通信装置の構成を示すブロック図である。なお、図9に示す構成と同一機能のブロックには同一参照番号を付している。図14に示す構成が図9と異なる箇所は、緩衝領域リソース候補設定部105と間引き制御部109とを設けたところであるが、緩衝領域リソース候補設定部105は図9の緩衝領域リソース候補設定部105と同一機能であるから同一参照番号を付している。すなわち、緩衝領域リソース候補は隣接セルのRACHリソースに対応した緩衝領域リソースに等しい。
間引き制御部109は、緩衝領域リソース候補を非持続的に除外する持続的干渉回避パターンおよび必要に応じてRACH干渉情報を用いて、緩衝領域リソース候補設定部105で設定された緩衝領域リソース候補を非持続的に除外する。こうして緩衝領域リソース候補を間引きすることで緩衝領域リソースを生成し、UL−SCHスケジューラ106へ出力する。なお、持続的緩衝回避パターンは、設定ファイルとして無線通信装置に設定されているものでも良く、また、いずれかのネットワークを通じて取得され記憶されるものであっても良い。
図15は本発明の第3実施例によるリソース割当制御方法を示すフローチャートである。隣接するセルの各々を制御する基地局eNBは、RACHリソース制御部102によりRACHスケジューリング情報および現在占有されているRACHリソースを他方の基地局eNBへレポートすることにより、セル間のRACHリソース情報を共有する(ステップS501)。続いて、各基地局eNBの緩衝領域リソース設定部105は、RACH関連情報測定部103からのRACH干渉レベルが所定しきい値より大きいか否かを判断する(ステップS502)。RACH干渉が大きければ(ステップS502のYES)、緩衝領域リソース候補設定部105は隣接セルのRACHリソース情報から緩衝領域リソース候補を設定して間引き制御部109へ出力する(ステップS503)。
間引き制御部109は、時間領域、周波数領域および/またはセル領域において、緩衝領域リソース候補を持続的干渉回避パターンに従って除外し、各隣接セルに対する緩衝領域リソースを決定する(ステップS504)。設定された緩衝領域リソースはUL−SCHスケジューラ106へ出力される。どのようなパターンを用いるかは、各セルの基地局eNBが自律的に決定することもできるし、他の基地局eNBとの情報交換により決定されてもよい。すでに述べたように持続的干渉回避パターンとしてはランダムパターンが望ましい一例である。
UL−SCHスケジューラ106は、緩衝領域リソースをUL−SCH送信に割り当てないように、すなわち自局のRACHリソースおよび緩衝領域リソース以外のリソースにUL−SCH送信を割り当てるようにスケジューリングを行う(ステップS505)。RACH干渉が小さければ(ステップS502のNO)、緩衝領域リソースを設定することなく、自局のRACHリソース以外のリソースにUL−SCH送信を割り当てるようにスケジューリングを行う(ステップS505)。
上述したリソース割当制御の持続的干渉回避パターンとしてランダムパターンを用いた一例を次に示す。まず、基地局eNBは、隣接セルと共に、時間および周波数領域におけるRACHリソースの配置を互いに共有する。隣接セルのRACHリソースに対応する緩衝領域リソースへの割当は次のように行われる。
・時間領域におけるランダムパターンに従って他のセルへの持続的な干渉を回避する;
・周波数領域におけるランダムパターンに従って他のセルへの持続的な干渉を回避する;
・セル領域におけるランダムパターンに従って他のセルへの持続的な干渉を回避する;
・時間領域、周波数領域およびセル領域の任意の組み合わせにおけるランダムパターンに従って他のセルへの持続的な干渉を回避する。
本発明はセル間干渉が生じうる無線通信システム、特に周波数分割および時間分割されたリソース構成のアクセス方式(FTDMA)を用いる移動体通信システムに適用可能である。
(A)はLTEによる移動体通信システムの一般的な構成を模式的に示す図であり、(B)は周波数分割および時間分割に基づく無線リソースを模式的に示すリソース構成図である。 (A)および(B)はセル間干渉の一例を示す模式図である。 (A)、(B)および(C)は、それぞれ本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態によるリソース割当制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるリソース割当制御方法を適用したRACHリソースおよびUL−SCHリソースの割当例を示すリソース構成図である。 本発明の第2実施形態によるリソース割当制御方法を適用したRACHリソースおよびUL−SCHリソースの割当例を示すリソース構成図である。 複数の隣接セルが存在する場合のセル構成の一例を示す図である。 (A)は本発明の第3実施形態によるリソース割当制御方法を説明するための緩衝領域リソース候補と持続的干渉回避パターンとを模式的に示すリソース構成図であり、(B)は本実施形態によるリソース割当制御方法を適用した緩衝領域リソースの割当例を示すリソース構成図である。 本発明によるリソース割当制御装置を実装した無線通信装置を含む無線通信システムの概略的構成を示すブロック図である。 本発明によるリソース割当制御装置を実装する無線通信装置の構成を示すブロック図である。 図8に示す移動局の構成を示すブロック図である。 図8〜図10に示す無線通信システムにおけるリソース再配置動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施例によるリソース割当制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例によるリソース割当制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例によるリソース割当制御装置を実装する無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施例によるリソース割当制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10、11 無線通信装置
12 ネットワーク
101 無線送受信部
102 RACHリソース制御部
103 RACH関連情報測定部
104 セル間リソース管理部
105 緩衝領域リソース設定部
106 UL−SCHスケジューラ
107 L2処理部
108 L3処理部
109 間引き制御部
201 無線送受信部
202 RACH制御部
203 UL−SCH制御部
204 L2処理部
205 L3処理部
206 パス損失測定部
RACH ランダムアクセスチャネル
UL−SCH 上りリンク共有チャネル

Claims (22)

  1. セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てるシステムでの複数のセルにおけるリソース割当制御方法であって、
    少なくとも2つのセルをそれぞれ制御する無線通信装置間で互いのセルの制御用リソース情報を通知し、
    各無線通信装置は、他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定し
    前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する、
    ことを特徴とするリソース割当制御方法。
  2. 前記各無線通信装置は、自セル内の情報送信要求に対して前記緩衝領域リソースの割当を抑制することを特徴とする請求項1に記載のリソース割当制御方法。
  3. 前記情報送信要求に対して前記緩衝領域リソースを割り当てないことを特徴とする請求項に記載のリソース割当制御方法。
  4. 前記情報送信による他のセルへの干渉の程度に基づいて当該情報送信要求に対して前記緩衝領域リソースの割当を可能にすることを特徴とする請求項に記載のリソース割当制御方法。
  5. 他のセルへの干渉が許容範囲内の情報送信は、送信周波数帯域が所定値より低い種類の情報送信であることを特徴とする請求項4に記載のリソース割当制御方法。
  6. 他のセルへの干渉が許容範囲内の情報送信は、他のセルからのパス損失が所定レベルより大きい無線送受信端末からの情報送信であることを特徴とする請求項4に記載のリソース割当制御方法。
  7. 前記緩衝領域リソースは所定周期のうちに少なくとも1つのリソースを含むことを特徴とする請求項に記載のリソース割当制御方法。
  8. 非持続的パターンは他のセルごとに設定されることを特徴とする請求項またはに記載のリソース割当制御方法。
  9. セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てるシステムにおいて複数のセルの各々に対するリソース割当制御装置であって、
    少なくとも1つの他のセルとの間でそれぞれの制御用リソース情報を通知するセル間リソース管理手段と、
    他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲内に緩衝領域リソースを設定する緩衝領域リソース設定手段と、
    を有し、前記緩衝領域リソース設定手段は、
    前記他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定する緩衝領域リソース候補設定手段と、
    前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する間引き制御手段と、
    を有することを特徴とするリソース割当制御装置。
  10. 自セル内の情報送信要求に対して前記緩衝領域リソースの割当を抑制する情報送信用リソース割当手段を更に有することを特徴とする請求項に記載のリソース割当制御装置。
  11. 前記情報送信用リソース割当手段は、前記情報送信要求に対して前記緩衝領域リソースを割り当てないことを特徴とする請求項10に記載のリソース割当制御装置。
  12. 前記情報送信用リソース割当手段は、前記情報送信による他のセルへの干渉の程度に基づいて当該情報送信要求に対する前記緩衝領域リソースの割当を可能にすることを特徴とする請求項10に記載のリソース割当制御装置。
  13. 他のセルへの干渉が許容範囲内の情報送信は、送信周波数帯域が所定値より低い種類の情報送信であることを特徴とする請求項12に記載のリソース割当制御装置。
  14. 他のセルへの干渉が許容範囲内の情報送信は、他のセルからのパス損失が所定レベルより大きい無線送受信端末からの情報送信であることを特徴とする請求項12に記載のリソース割当制御装置。
  15. 前記緩衝領域リソースは所定周期のうちに少なくとも1つのリソースを含むことを特徴とする請求項に記載のリソース割当制御装置。
  16. 非持続的パターンは他のセルごとに設定されることを特徴とする請求項または15に記載のリソース割当制御装置。
  17. 複数セルを有し、セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てる無線通信システムにおける各セルを制御する無線通信装置であって、
    少なくとも1つの他のセルの無線通信装置との間でそれぞれの制御用リソース情報を通知するセル間リソース管理手段と、
    他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲内に緩衝領域リソースを設定する緩衝領域リソース設定手段と、
    を有し、前記緩衝領域リソース設定手段は、
    前記他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定する緩衝領域リソース候補設定手段と、
    前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する間引き制御手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  18. 自セル内の情報送信要求に対して前記緩衝領域リソースの割当を抑制する情報送信用リソース割当手段を更に有することを特徴とする請求項17に記載の無線通信装置。
  19. 請求項18に記載の無線通信装置との間で所定のリソース構成に従って通信可能な移動局であって、
    前記無線通信装置が制御するセルにおける制御用リソースを用いて制御信号を送信する第1制御手段と、
    情報送信要求を前記無線通信装置へ送信し、その応答として割り当てられた情報送信用リソースにより情報の送信を行う第2制御手段と、
    前記無線通信装置が制御するセルとは異なるセルからのパス損失を測定するパス損失測定手段と、
    前記他のセルからのパス損失情報を前記無線通信装置へ通知する第3制御手段と、
    を有し、前記無線通信装置の前記情報送信用リソース割当手段は前記パス損失情報に基づいて前記情報送信要求に対するリソース割当制御を行うことを特徴とする移動局。
  20. 複数セルをそれぞれ制御する複数の基地局と、前記所定のリソース構成に従って各基地局と通信可能な複数の移動局と、を有し、セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てる移動通信システムであって、
    各基地局は、
    少なくとも1つの他のセルの無線通信装置との間でそれぞれの制御用リソース情報を通知するセル間リソース管理手段と、
    他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲内に緩衝領域リソースを設定する緩衝領域リソース設定手段と、
    を有し、前記緩衝領域リソース設定手段は、
    前記他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定する緩衝領域リソース候補設定手段と、
    前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する間引き制御手段と、
    を有することを特徴とする移動通信システム。
  21. 前記基地局は、自セル内の情報送信要求に対して前記緩衝領域リソースの割当を抑制する情報送信用リソース割当手段を更に有することを特徴とする請求項20に記載の移動通信システム。
  22. コンピュータを、
    セル毎に制御用にリソースを割り当て、制御用に用いないリソースを情報送信に割り当てるシステムにおいて複数のセルの各々に対するリソース割当制御装置であって、
    少なくとも1つの他のセルとの間でそれぞれの制御用リソース情報を通知するセル間リソース管理手段と、
    他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲内に緩衝領域リソースを設定する緩衝領域リソース設定手段と、
    を備え、前記緩衝領域リソース設定手段が、
    前記他のセルの制御用リソースに対応した自セルのリソースの所定リソース範囲に緩衝領域リソース候補を設定する緩衝領域リソース候補設定手段と、
    前記緩衝領域リソース候補を非持続的パターンに従って間引きすることにより前記緩衝領域リソースを設定する間引き制御手段と、
    を備えたリソース割当制御装置として機能させるためのプログラム。
JP2007120377A 2007-04-28 2007-04-28 無線通信システムにおけるリソース割当制御方法および装置 Active JP5152472B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007120377A JP5152472B2 (ja) 2007-04-28 2007-04-28 無線通信システムにおけるリソース割当制御方法および装置
US12/110,033 US8688134B2 (en) 2007-04-28 2008-04-25 Method and device for resource allocation control in radio communications system
CN2008100950827A CN101296514B (zh) 2007-04-28 2008-04-28 用于无线电通信系统中的资源分配控制的方法和设备
CN201210033139.7A CN102685901B (zh) 2007-04-28 2008-04-28 用于无线电通信系统中的资源分配控制的方法和设备
EP08008116A EP1991017A1 (en) 2007-04-28 2008-04-28 Method and device for resource allocation control in radio communications system
US13/351,535 US20120113929A1 (en) 2007-04-28 2012-01-17 Method and Device for Resource Allocation Control in Radio Communications System

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007120377A JP5152472B2 (ja) 2007-04-28 2007-04-28 無線通信システムにおけるリソース割当制御方法および装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012201100A Division JP5448012B2 (ja) 2012-09-13 2012-09-13 無線通信システム、その通信方法、基地局および移動局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008278273A JP2008278273A (ja) 2008-11-13
JP5152472B2 true JP5152472B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=39745436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007120377A Active JP5152472B2 (ja) 2007-04-28 2007-04-28 無線通信システムにおけるリソース割当制御方法および装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US8688134B2 (ja)
EP (1) EP1991017A1 (ja)
JP (1) JP5152472B2 (ja)
CN (2) CN101296514B (ja)

Families Citing this family (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8493919B2 (en) * 2007-09-21 2013-07-23 Qualcomm Incorporated Interference mitigation in a wireless communication system
WO2010067404A1 (ja) * 2008-12-12 2010-06-17 株式会社 日立製作所 無線通信システム用の基地局
CN101784122B (zh) * 2009-01-16 2014-03-12 中兴通讯股份有限公司 物理随机接入信道配置信息的处理方法
JP5097142B2 (ja) * 2009-02-04 2012-12-12 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法及び無線基地局
US8315629B2 (en) * 2009-02-24 2012-11-20 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Asymmetric uplink/downlink connections in a mobile communication system
JP5285497B2 (ja) * 2009-03-12 2013-09-11 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法及び無線基地局
JP2010213243A (ja) 2009-03-12 2010-09-24 Ntt Docomo Inc 無線通信システムの無線局で使用される制御装置及び制御方法
US8036674B2 (en) * 2009-03-20 2011-10-11 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Inter-cell interference prediction for frequency resource allocation
JP5296587B2 (ja) 2009-03-27 2013-09-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信システム及び無線通信方法
CN101860912B (zh) * 2009-04-09 2013-01-16 电信科学技术研究院 一种资源分配方法、装置和系统
CN102017682B (zh) * 2009-04-17 2013-08-07 华为技术有限公司 一种下行小区间干扰协调方法和基站
US9106378B2 (en) 2009-06-10 2015-08-11 Qualcomm Incorporated Systems, apparatus and methods for communicating downlink information
US8340676B2 (en) * 2009-06-25 2012-12-25 Motorola Mobility Llc Control and data signaling in heterogeneous wireless communication networks
US9392621B2 (en) * 2009-06-26 2016-07-12 Qualcomm Incorporated Initiating a random access procedure for determining communication parameters
US8498273B2 (en) 2009-08-06 2013-07-30 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Management of uplink resources in multi-carrier CDMA system
US9144037B2 (en) 2009-08-11 2015-09-22 Qualcomm Incorporated Interference mitigation by puncturing transmission of interfering cells
US8724563B2 (en) * 2009-08-24 2014-05-13 Qualcomm Incorporated Method and apparatus that facilitates detecting system information blocks in a heterogeneous network
US9277566B2 (en) 2009-09-14 2016-03-01 Qualcomm Incorporated Cross-subframe control channel design
US8942192B2 (en) * 2009-09-15 2015-01-27 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for subframe interlacing in heterogeneous networks
US8619687B2 (en) * 2010-02-12 2013-12-31 Sharp Laboratories Of America, Inc. Coordinating uplink resource allocation
US9271167B2 (en) 2010-04-13 2016-02-23 Qualcomm Incorporated Determination of radio link failure with enhanced interference coordination and cancellation
US9226288B2 (en) 2010-04-13 2015-12-29 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for supporting communications in a heterogeneous network
US9392608B2 (en) 2010-04-13 2016-07-12 Qualcomm Incorporated Resource partitioning information for enhanced interference coordination
US9125072B2 (en) 2010-04-13 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Heterogeneous network (HetNet) user equipment (UE) radio resource management (RRM) measurements
CN102238624A (zh) * 2010-04-30 2011-11-09 北京三星通信技术研究有限公司 一种获取上行数据接收状况的方法
GB2480691B (en) * 2010-05-28 2012-10-03 Toshiba Res Europ Ltd Radio resource management in femtocells
GB2480690A (en) * 2010-05-28 2011-11-30 Toshiba Res Europ Ltd Radio resource management in femto cells
JP5696382B2 (ja) * 2010-07-06 2015-04-08 日本電気株式会社 基地局装置、無線リソースの割当て方法、及びプログラム
US8886190B2 (en) 2010-10-08 2014-11-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for measuring cells in the presence of interference
US8638131B2 (en) 2011-02-23 2014-01-28 Qualcomm Incorporated Dynamic feedback-controlled output driver with minimum slew rate variation from process, temperature and supply
CN102685796A (zh) * 2011-03-08 2012-09-19 中国移动通信集团公司 控制信息的发送与接收方法、系统与基站、终端
US8885525B2 (en) * 2011-08-24 2014-11-11 Industrial Technology Research Institute Method and apparatus for soft buffer partitioning in time-division duplexing system
CN102413475B (zh) * 2012-01-04 2014-04-16 西安电子科技大学 一种认知无线网络中的资源流的构建方法及系统
JP2013187835A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Sumitomo Electric Ind Ltd ランダムアクセス制御装置、無線基地局装置、管理装置およびランダムアクセス制御プログラム
JP6053305B2 (ja) * 2012-03-30 2016-12-27 株式会社Nttドコモ 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法
CN109889459B (zh) * 2012-05-28 2022-04-26 索尼公司 认知无线电系统及其资源分配设备和方法
CN104955156A (zh) * 2014-03-26 2015-09-30 华为技术有限公司 一种数据发送方法、装置、基站及用户设备
WO2015199391A1 (ko) * 2014-06-22 2015-12-30 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 풀 듀플렉스 기지국의 신호 송수신 방법 및 장치
CN111107640B (zh) * 2014-07-30 2023-11-21 华为技术有限公司 一种频谱资源配置方法,主基站及辅基站
EP3200529B1 (en) * 2014-09-25 2021-01-20 Ntt Docomo, Inc. User terminal and corresponding wireless communication method
EP3343994B1 (en) * 2015-09-25 2020-08-12 Huawei Technologies Co., Ltd. Service processing method and apparatus
CN105429964B (zh) * 2015-11-05 2019-03-22 河北远东通信系统工程有限公司 一种媒体服务器资源控制分配方法
US10548160B2 (en) * 2016-10-31 2020-01-28 Qualcomm Incorporated Interference mitigation on grant-based and grant-less traffic multiplexing in wireless communication
WO2019008149A1 (en) * 2017-07-06 2019-01-10 Sony Corporation SPACE REUSING FOR PLANNED DATA TRANSFER PERIODS
CN107666332B (zh) * 2017-09-27 2019-12-10 普联技术有限公司 无线模块间抗干扰的方法和装置、一种终端
US20200252700A1 (en) * 2017-10-27 2020-08-06 Nec Corporation Resource allocation device and resource allocation method
US11324014B2 (en) * 2017-12-22 2022-05-03 Qualcomm Incorporated Exposure detection in millimeter wave systems
WO2020181408A1 (en) 2019-03-08 2020-09-17 Qualcomm Incorporated Interference management for two-step random access

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05206933A (ja) 1992-01-27 1993-08-13 Fujitsu Ltd 無線チャネル割り当て方式
WO1996023371A1 (fr) * 1995-01-25 1996-08-01 Ntt Mobile Communications Network Inc. Systeme mobile de communications radio
US6697415B1 (en) * 1996-06-03 2004-02-24 Broadcom Corporation Spread spectrum transceiver module utilizing multiple mode transmission
DE19845040A1 (de) 1998-09-30 2000-04-06 Siemens Ag Verfahren zum rückwirkungsfreien Betreiben von mindestens zwei nach dem DCMA (Code Division Multiple Access)-Prinzip arbeitenden Basisstationen in einem universellen Mobiltelekommunikationssystem, vorzugsweise Inhouse-Basisstationen, mit teilweise überlappenden Funkfeldern untereinander und/oder zu einem Telekommunikations-Funkzellennetz
DE19858113C1 (de) * 1998-12-16 2000-03-30 Siemens Ag Verfahren zur Datenübertragung mit Makrodiversitäts-Empfang
US6850764B1 (en) * 1998-12-17 2005-02-01 Cisco Technology, Inc. Method and system for allocating bandwidth in a wireless communications network
US6163700A (en) * 1998-12-30 2000-12-19 Ericsson Inc. System and method for adaptive reservation of radio resources for cells belonging to localized service area
FI107306B (fi) * 1999-04-13 2001-06-29 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä langattomassa tiedonsiirtojärjestelmässä sekä langaton tiedonsiirtojärjestelmä
JP4316749B2 (ja) * 1999-11-16 2009-08-19 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー 無線同期方法
JP3613457B2 (ja) 2000-01-18 2005-01-26 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ Cdma移動通信システムおよびそのランダムアクセス制御方法ならびに基地局装置
US6771968B1 (en) * 2000-10-11 2004-08-03 Bellsouth Intellectual Property Corporation Interference protection for wireless office systems
US7113516B1 (en) * 2000-11-28 2006-09-26 Texas Instruments Incorporated Transmit buffer with dynamic size queues
JP2002171572A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Hitachi Ltd 無線基地局、パケット中継装置並びに無線通信システム
JP3608532B2 (ja) * 2001-06-28 2005-01-12 日本電気株式会社 セルラシステムの隣接周波数干渉回避方法、セルラシステム、移動局、及び基地局制御装置
EP1526685A1 (en) * 2003-10-24 2005-04-27 International University Bremen Gmbh Inter-Cell Interference mitigation technique using reservation indicators
CN1305340C (zh) * 2003-12-05 2007-03-14 清华大学 无线通信中提高蜂窝小区下行频率复用效率的方法
US7684372B2 (en) * 2004-05-04 2010-03-23 Ipwireless, Inc. Signaling MIMO allocations
CN1783861B (zh) * 2004-12-01 2011-04-13 华为技术有限公司 一种在无线通信系统中实现频率软复用的方法
US7702351B2 (en) * 2005-02-17 2010-04-20 Qualcomm Incorporated System and method for global power control
CN1885752A (zh) * 2005-06-20 2006-12-27 华为技术有限公司 多小区频率复用的实现方法
EP1932382B1 (en) * 2005-10-03 2012-08-15 Telefonaktiebolaget LM Ericsson Throughput optimized carrier allocation
DK1938647T3 (en) 2005-10-21 2016-11-07 ERICSSON TELEFON AB L M (publ) Teknik til at udføre en direkte adgangsprocedure over en radiogrænseflade
DE102006000937B4 (de) * 2006-01-05 2011-05-12 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Übertragen von Daten von einer ersten Kommunikationseinrichtung zu einer zweiten Kommunikationseinrichtung, Kommunikationseinrichtung und Computerprogrammelement
EP2276299B1 (en) * 2006-03-20 2017-08-16 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. Wireless cellular telecommunication network for determining a location area
US8606281B2 (en) * 2007-04-26 2013-12-10 Nokia Corporation System and method for requesting uplink resources in a communication system
JP5167760B2 (ja) * 2007-10-24 2013-03-21 富士通株式会社 無線通信システムにおける上り通信方法並びに無線通信システム、無線端末及び無線基地局

Also Published As

Publication number Publication date
US8688134B2 (en) 2014-04-01
US20080268859A1 (en) 2008-10-30
US20120113929A1 (en) 2012-05-10
CN101296514B (zh) 2013-08-14
CN102685901B (zh) 2015-08-05
EP1991017A1 (en) 2008-11-12
CN102685901A (zh) 2012-09-19
CN101296514A (zh) 2008-10-29
JP2008278273A (ja) 2008-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5152472B2 (ja) 無線通信システムにおけるリソース割当制御方法および装置
CN110649998B (zh) 用于在授权频谱和非授权频谱上动态分配资源的系统与方法
CN106465137B (zh) 基于业务的服务质量约束进行业务通信的系统和方法
CA2985543C (en) Transmitting a scheduling request for a device-to-device transmission
US10021702B2 (en) Measurement-assisted dynamic frequency-reuse in cellular telecommunications networks
JP4946610B2 (ja) 無線通信システムにおける上りアクセス送信電力制御方法および装置
CA3127384C (en) User-equipment-coordination set for a wireless network using an unlicensed frequency band
CN111757403B (zh) 一种资源配置方法及通信装置
WO2018192444A1 (zh) 一种信息交互的方法、装置及存储介质
KR20130048709A (ko) 단말 간 직접 연결 통신의 무선 자원 운용 방법
US11497049B2 (en) Methods and apparatus for scheduling and/or granting uplink resources
CN115589596A (zh) 侧行通信的方法及装置
WO2017008221A1 (zh) 一种lte集群系统同频组网资源调度方法及装置
JP2015522231A (ja) スペクトル割り当て方法および装置
CN105101414B (zh) 用户设备及其方法
JP6111095B2 (ja) 基地局装置および無線通信方法
CN112567858B (zh) 带宽部分的共享资源配置
JP5448012B2 (ja) 無線通信システム、その通信方法、基地局および移動局
JP5225114B2 (ja) 通信システム
JP5329389B2 (ja) 無線通信システムの周波数資源割り当て方法およびそのシステム
WO2017166164A1 (zh) 下行物理信道的发送方法、ue和基站
KR102391248B1 (ko) 무선 통신 시스템 내 협력 통신 방법 및 장치
JPWO2016121872A1 (ja) ユーザ装置及び通信制御方法
WO2021022523A1 (en) Resource scheduling in relay communication
KR20240005649A (ko) 무선 자원 할당과 사용을 관리하는 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120229

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120913

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5152472

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150