JP5152205B2 - 射出成形品および磁気センサ - Google Patents

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Description

この発明は、樹脂材を射出成形してなる射出成形品、および、紙幣に印刷された磁性体パターンなどの磁気を検出する磁気センサに関するものである。
磁性インクなどで所定の磁性体パターンが印刷された紙幣や証券などの被検知物の識別を行う磁気センサが各種実用化されている。
一般に磁気センサは、長尺型のケースと、複数の磁気抵抗素子(以下、MR素子と称する。)と、磁石とを備える(例えば、特許文献1および2参照。)。ケースは、磁石を収容する開口が設けられていて、底面板が紙幣と対向し、ケースの長尺方向が紙幣の搬送方向に対して垂直になるように配置される。複数のMR素子は、ケースの底面板に配置され、それぞれ周囲の磁界(磁束密度)の変化を感知する。磁石は、ケースの開口内に配置され、MR素子および搬送される紙幣に磁界を印加する。ケースとしては、樹脂材の射出成形により製造される射出成形品が一般的であり、射出成形品は強度を高めるために樹脂材に充填材として長繊維フィラーが分散されることがある(例えば、特許文献3および4参照。)。
特開平5−332703号公報 特開2005−300228号公報 特開2002−86509号公報 特開平6−91707号公報
長尺型磁気センサに用いられる長尺型のケースのような、天面側に開口が設けられた形状の射出成形品では、底面側に存在する樹脂材が多いため、底面板がより収縮してケース全体としてみてアーチ状に反りが生じることがある。このため底面板側が感知面である磁気センサの場合、そのままでは感知面が凹となるように逆アーチ状に湾曲し、被検知物との隙間が均一にならずに検知感度が低下する問題があった。
そこで成形収縮量の差を無くすために、底面に円形穴や溝からなる肉抜き(肉盗み)部を設けることがあった。この肉抜き部を設けることによって成形収縮量のバランスをとることにより射出成形品の反りを抑制することができると考えられていた。しかし、一般に肉抜きの形成位置、形状、および個数に設計上の制約が存在し、射出成形品の底面板が凹となるような逆アーチ状の反りを十分に抑制できない場合があった。
また、反りのある射出成形品の形状を矯正するために、加熱環境下で射出成形品に加重を加え、射出成形品の形状を矯正する矯正加工が行われることがあった。その場合、射出成形品の変形を一定の許容誤差範囲に抑えることが可能であったが、矯正加工にコストや時間がかかることが問題であった。
本発明は、上述の問題を解決して部位ごとの成形収縮量の差を無くし、反りを抑制して射出成形した射出成形品を提供すること、および、ケースのそりが抑制されることにより感知面と被検知物との隙間を均一化して、検知感度の低下を抑えることが可能な磁気センサを提供することを目的とする。
この発明の射出成形品は、複数の長繊維フィラーが分散した樹脂材を射出成形してなり、底面部と側面部とを備えたケース状であって、側面部に、射出成形時に長繊維フィラーの配向方向を部分的に乱す配向阻害部が形成されている。
射出成形品の一例としては、ケース状や断面コの字状等がある。このような構成の射出成形品の変形は長繊維フィラーの配向を制御することにより調整できる。例えばケース状の射出成形品のように、長繊維フィラーの配向を制御しなければ樹脂材が底面部側に凹に反るような構成の射出成形品であっても、長繊維フィラーの配向を最適制御することにより、その反りを低減することができる。
本願発明者らは、ケース状の射出成形品における反りは、外形状に基づく収縮因子(例えば樹脂材が多い部位ほど成形収縮量は大きく、成形収縮量の差によって反りが生じる。)だけではなく、樹脂中に分散させた長繊維フィラーの流動配向度合いによって生じる配向因子にも起因するのでは無いかと考え、本発明の創作に至った。
従来、ケース状の射出成形品、特に一方向に長い長尺型の射出成形品においては、射出成形時の樹脂の硬化による開口部と底面部との収縮差により、底面部が射出成形品の長手方向における中央に向かって収縮し、底面部に対して凹状、すなわち、ケース全体としてみると逆アーチ状に反ることが知られていた。これに対して、本願発明者らは鋭意検討を行った結果、長繊維フィラーが分散された樹脂を用い、ケース状の射出成形品の側面部に長繊維フィラーの配向を乱す配向阻害部を設けることによって、射出成形品の底面部が、凸、即ちケース全体としてみるとアーチ状となる方向に反ることを見いだし、逆アーチ状の反りとアーチ状の反りとを相殺させることが可能であることを見いだした。
ここで、底面部に肉抜き部を設けることが知られているが、底面部に肉抜き部を設けただけでは、配向因子の効果が十分に得られず、逆アーチ状の反りを十分に低減できない。また、側面部において配向阻害部(肉抜き等)が形成された場合、側面部の厚みが局所的に低減するため、逆に逆アーチ状の反りが促進されるかのように思われるが、側面部に射出方向、すなわち長繊維フィラーの配向方向を阻害するように配向阻害部を設けた場合、底面部の逆アーチ状の反り方向とは逆方向に反りを発生させることができた点は新たな知見である。
例えば、側面部の板厚が底面部の板厚よりも薄ければ、底面部での成形収縮量が大きくなる傾向があるが、配向阻害部により側面部の成形収縮量を大きくして、底面部の成形収縮量とのバランスをとることで、射出成形品の反りを抑制できるため、本発明が効果的である。
配向阻害部は、長繊維フィラーの平均の配向方向に対して垂直方向に部分的に陥没または隆起する形状となるように構成すると、射出成形時に長繊維フィラーの配向方向を、平均の配向方向から乱し易くなる。
肉抜き部が、側面部に設けられた配向阻害部とは別に底面部に設けられていると、底面部の等価的な板厚が薄くなるので、収縮因子をより小さくすることができ底面部の成形収縮量をより抑えられる。
この発明の磁気センサは、ケースと複数の磁気抵抗素子と磁石とを備える。ケースは、上述の射出成形品である。複数の磁気抵抗素子は、ケースの底面部のうち開口とは反対側の面に配置され、それぞれ周囲の磁界の変化を感知する。磁石は、ケースの開口内部に収納され、複数の磁気抵抗素子の周囲に磁界を印加する。
したがって、感知面と被検知物との隙間を均一化して、検知感度の低下を抑えられる。
この発明の射出成形品によれば、側面部に配向阻害部を形成し、配向阻害部により長繊維フィラーの配向を乱して、その周辺の側面部の成形収縮量を大きくすることにより各部の成形収縮量の差を無くして、射出成形品の反りを抑制できる。また、この発明の磁気センサによれば、感知面と被検知物との隙間を均一化して、検知感度の低下を抑えられる。
第1の実施形態に係るケースの斜視図である。 同ケースの配向阻害部の他の構成例を示す部分斜視図である。 同ケースの配向阻害部の他の構成例を示す部分斜視図である。 第2の実施形態に係る磁気センサの要部側面図である。 同磁気センサの展開図である。 同磁気センサのケースの展開図である。 実測定の結果を説明する図である。
符号の説明
1…ケース
2…底面板(底面部)
3…右側面板(側面部)
4…左側面板(側面部)
5…背面板
6…正面板
8A〜8W…配向阻害部
9…長繊維フィラー
10…ケース
12…素子収容部
13…磁石収容部
14A,14B…配向阻害部
15…ピン貫通孔
16…肉抜穴
17…肉抜溝
20…磁気抵抗素子
30…長尺型磁石
40…モールド樹脂
50…端子ピン
100…磁気センサ
101…紙幣
102…紙幣ガイド板
以下、第1の実施形態に係る射出成形品の構成を説明する。
図1は射出成形品であるケース1の斜視図であり、同図(A)は全体斜視図、同図(B)は部分断面の斜視図である。
ケース1は、底面部としての底面板2と、側面部としての右側面板3および左側面板4と、背面板5と、正面板6とから構成されていて、正面板6−背面板5間が長尺で、底面板2の上面側が開口した形状である。このように開口が形成されているので、射出成形の硬化時において、樹脂材は収縮因子により底面板2が収縮しやすくなっている。
ケース1は、長繊維フィラー9を分散した樹脂材を射出成形してなる射出成形品であり、金型内に図中左手前に示す正面板6側から樹脂材を射出して成形されている。したがって、底面板2、右側面板3、および左側面板4では、樹脂材の流動配向がほぼケース1の長手方向となり、長繊維フィラー9の繊維配向もほぼケース1の長手方向となっている。
右側面板3および左側面板4の上面には、複数の配向阻害部8Aが形成されている。各配向阻害部8Aは、ケースの上面から垂直に陥没する、板厚方向の断面が矩形の横溝であり、それぞれはケース1の長手方向に配列されている。配向阻害部8が、射出成形時に樹脂材および長繊維フィラーの流動配向を乱すように形成されているため、樹脂材および長繊維フィラーの流動方向は乱され、配向阻害部8Aの周囲では長繊維フィラー9の繊維配向が、ケース1の長手方向から乱れている。一方、底面板2側では長繊維フィラー9の繊維配向が、ケース1の長手方向となっている。このため、ケース1は成形品の内部に強度分布が生じ、配向因子により底面板2に比べて右側面板3および左側面板4は収縮しやすくなっている。
このようにして、収縮因子と配向因子とのバランスが取れ、ケース1は、図中上下方向の反りが生じにくくなっている。
なお、本発明における樹脂材としては、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)等を用いることができるがこれに限るものではない。また、上記樹脂材中に含まれる長繊維フィラーとしては、アスペクト比は特に限定されず、アスペクト比が1よりも大きいものであればよい。なお、本発明における「長繊維フィラーの平均の配向方向」とは、樹脂材中に含まれる配向された各長繊維フィラーの配向方向の平均をとったものであり、実質的に、射出成形の射出方向と略同じ方向である。
図2は配向阻害部の他の構成例を説明する、左側面板4周辺の部分斜視図である。
同図(A)に示す左側面板4の上面には、配向阻害部8B,8Cが形成されている。配向阻害部8Bは板厚方向の断面形状が三角形の、板厚方向に延設された溝である。配向阻害部8Cは、ケースの開口内側および開口上面側に設けられた立方体状の欠けである。このような形状の配向阻害部8B,8Cは、射出方向に対して垂直に形成されていることから、その周囲で長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れる。
同図(B)に示す左側面板4の上面には、配向阻害部8D,8Eが形成されている。配向阻害部8Dは、板厚方向の断面形状が矩形の、板厚方向から斜めに延設された斜め溝である。配向阻害部8Eは、2つの斜め溝が組み合わされた格子溝である。このような形状の配向阻害部8D,8Eは、射出方向に対して垂直に形成されていることから、その周囲では、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れる。
同図(C)に示す左側面板4の上面には、配向阻害部8F,8G,8Hが形成されている。配向阻害部8Fは、上面での断面形状が円形の有底穴である。配向阻害部8Gは、上面での断面形状が矩形の有底穴である。配向阻害部8Hは、ケースの開口内側および開口上面側に設けられた半円柱状の欠けである。このような形状の配向阻害部8F,8G,8Hは、射出方向に対して垂直に形成されていることから、その周囲では、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れる。
同図(D)に示す左側面板4には、板厚方向に貫通する配向阻害部8Iが形成されている。配向阻害部8Iは、長円孔形状である。このような形状の配向阻害部8Iは、射出方向に対して垂直に形成されていることから、その周囲では、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れる。
図3は配向阻害部の他の構成例を説明する左側面板4周辺の部分斜視図である。
同図(F)に示す左側面板4の開口側には、配向阻害部8K,8L,8Mが形成されている。配向阻害部8Kは、底面板から左側面板4の中央付近まで設けられた、断面三角形のリブである。配向阻害部8Lは、底面板から左側面板4の中央付近まで設けられた、断面矩形のリブである。配向阻害部8Mは、底面板から左側面板4の上面付近まで設けられた、断面台形のリブである。このような形状の配向阻害部8K,8L,8Mの内部に長繊維フィラーが流れ込もうとするため、その周囲で、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れる。
同図(G)に示す左側面板4の上面には、配向阻害部8N,8O,8P,8Qが形成されている。配向阻害部8Nは、長手方向の断面形状が三角形の三角柱状のボスである。配向阻害部8Oは、板厚方向の断面形状が三角形の三角柱状のボスである。配向阻害部8Pは、長方体状のボスである。配向阻害部8Qは、板厚方向の幅が板厚と等しい、長方体状のボスである。このような形状の配向阻害部8N,8O,8P,8Q内部に長繊維フィラーが流れ込もうとするため、その周囲で、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れる。
同図(H)に示す左側面板4には、配向阻害部8R,8S,8Tが形成されている。配向阻害部8Rは、底面板から左側面板4の中央付近まで設けられた、断面半円形のリブである。配向阻害部8Sは、底面板から左側面板4の上面付近まで設けられた、断面半円形のリブである。配向阻害部8Tは、底面板から左側面板4の上面付近まで設けられた、断面円形の円柱が断面矩形の柱によって左側面板4と接続された形状のリブである。このような形状の配向阻害部8R,8S,8T内部に長繊維フィラーが流れ込もうとするため、その周囲で、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れる。
同図(I)に示す左側面板4の上面には、配向阻害部8U,8V,8Wが形成されている。配向阻害部8Uは、上面から垂直に立ち上がる円柱状のボスである。配向阻害部8Vは、上面から垂直に立ち上がる長円柱状のボスである。配向阻害部8Wは、上面から垂直に立ち上がる円管状のボスである。このような形状の配向阻害部8U,8V,8W内部に長繊維フィラーが流れ込もうとするため、その周囲で、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れる。
以上に示したように各種形状の配向阻害部によって、形成位置の周辺の長繊維フィラーの繊維配向を乱すことができる。このため、収縮因子による成形収縮性が他の部位よりも小さい部位、例えば、一方に開口を有するケース状の射出成形品の側面板、特に厚肉な底面板を備えるケースの側面板に、配向阻害部を形成することにより、配向因子による成形収縮性を他の部位よりも大きくすることで、部位ごとの成形収縮性のバランスをとることができる。
また以上のような配向阻害部は、長尺型ケースの長尺方向に複数設けた方がよい。底面板の収縮度合いにもよるが、複数の配向阻害部を設けることで、配向因子をよりバランスよく乱すことができ、配向因子により部位ごとの成形収縮性のバランスを効率的にとることができる。
次に、第2の実施形態に係る射出成形品をケースとして備える磁気センサの構成を説明する。
図4は磁気センサ100を利用した紙幣識別装置の要部側面図である。
紙幣識別装置は、紙幣ガイド板102と磁気センサ100とを備える。磁気センサ100と紙幣ガイド板102とは対向するように配置され、紙幣ガイド板102と磁気センサ100との間に紙幣101が通紙される。紙幣101の搬送方向は図面に垂直であり、磁気センサ100は紙幣101の搬送方向に垂直な方向に長尺なものである。ただし、紙幣は多少のスキューをもって搬送される場合があり、磁気センサ100の長手方向は、紙幣101の搬送方向に対して常に厳密に直交する向きであるとは限らない。
図5は磁気センサ100の一部を拡大して表示した図である。同図(A)は正面図、同図(B)は正面断面図、同図(C)は下面図、同図(D)は上面図、同図(E)は側面図、同図(F)は側面断面図である。
磁気センサ100は、ケース10と複数のMR素子20と長尺型磁石30とモールド樹脂40と複数の端子ピン50とを備える。なお、ここでは図示していないが、アルミニウム製などの磁界を透過する金属カバーをケース10の下面に設けて、金属カバーを実装基板に対してアース接続すると好適である。また、本発明の磁気抵抗素子としてはMR素子に限られるものではなく、ホール素子を用いても良い。
複数のMR素子20は、それぞれ4端子型のものであって直方体形状を成し、磁気センサ100の長手方向をそれぞれ長手方向としている。長尺型磁石30は、直方体形状を成し、磁気センサ100の長手方向をその長手方向としている。モールド樹脂40は、長尺型磁石30をケース10の開口内に封止する。複数の端子ピン50は、それぞれ基端側がいずれかのMR素子20の4つの端子のいずれかに接続配線を介して接続され、先端側がケース10の上面から突出している。
図6はケース10の一部を拡大して表示した図である。同図(A)は正面図、同図(B)は正面断面図、同図(C)は下面図、同図(D)は上面図、同図(E)は側面図、同図(F)は側面断面図である。
ケース10は、長繊維フィラーを分散した樹脂材を射出成形してなる射出成形品であり、金型内に図(C)〜図(F)中の左側に示す正面板側から樹脂材を射出して成形されている。したがって、底面板、右側面板、および左側面板では、樹脂材の流動配向がほぼケース10の長手方向となり、長繊維フィラーの繊維配向もほぼケース10の長手方向となっている。ケース10の底面板が底面部に相当し、ケース10の側面板が側面部に相当する。
ケース10には、素子収容部12と磁石収容部13と複数の配向阻害部14Aと複数の配向阻害部14Bと複数のピン貫通孔15と複数の肉抜穴16と複数の肉抜溝17とが形成されている。
素子収容部12は、複数のMR素子20を収容するケース10の下面に形成された空間である。磁石収容部13は、長尺型磁石30およびモールド樹脂40を収容するケース10の上面に形成された開口空間である。複数のピン貫通孔15は、端子ピン50が貫通する孔である。複数の肉抜穴16はケース10の下面に形成された肉抜きのための有底穴である。複数の肉抜溝17は、ケース10の右側面および左側面に形成された肉抜きのための溝である。
複数の配向阻害部14Aは、左側面板および右側面板の上面に設けられていて、板厚方向の断面形状が矩形の、板厚方向に延設された溝である。配向阻害部14Bは、ケースの開口内側および開口上面側に設けられた立方体状の欠けである。このような形状の配向阻害部14A,14Bがケース10の長手方向に沿って配列され、上面から垂直に陥没して設けられているので、それぞれの周囲では、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れている。なお、複数の配向阻害部14Aおよび配向阻害部14Bは、側面板の板厚方向に垂直に形成されているので、それぞれが付設される周辺部位での、側面板の板厚方向の等価的な肉厚を抑制する作用がほとんど無い。
肉抜溝17は、側面板の等価的な肉厚を抑制する作用がある。なお、ケース10の長手方向に沿って全長にわたって射出方向に平行に陥没する形状であるので、その周囲では、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向からほとんど乱れること無く、長繊維フィラーはケースの長手方向に沿って配向している。
素子収容部12および複数の肉抜穴16は、底面板の等価的な肉厚を抑制する作用がある。なお、これらはケース10の長手方向に沿って部分的に陥没した形状となっており、それぞれが付設される底面板の周囲では、長繊維フィラーの繊維配向がケースの長手方向から乱れることになる。
したがって、側面板は肉抜溝17によって板厚が抑制されるとともに、配向阻害部14A,14Bによって繊維配向が乱されていて、底面板は、素子収容部12および肉抜穴16によって板厚が抑制されるとともに繊維配向が乱されている。したがって、側面板での収縮因子および配向因子に基づく成形収縮量と、底面板での収縮因子および配向因子に基づく成形収縮量とのバランスがとれ、ケース10の反りが低減される。
次に、ケース10と略同一外形のケースの成形収縮を、実測定とシミュレーションとにより確認した結果を説明する。
実測定とシミュレーションとでのケースは、以下の寸法とした。
全長:193mm
全幅:15.7mm
全高:7.35mm
まず、配向阻害部の有無について検討した。
シミュレーションにて、肉抜穴と肉抜溝と配向阻害部との無いケースC1、肉抜穴と肉抜溝と有し配向阻害部の無いケースC2、肉抜穴と肉抜溝と配向阻害部とを有するケースC3とを比較した。
各ケースは以下の設定とした。
ケースC1:肉抜穴無し
肉抜溝無し
配向阻害部無し
ケースC2:肉抜穴有り
肉抜溝有り
配向阻害部無し
ケースC3:肉抜穴有り
肉抜溝有り
配向阻害部有り 横溝形状(貫通)
17個×2列
深さ0.5mm
幅1.6mm
シミュレーションの結果、ケースC1は、底面板が底面に対して凹に反り、その最大変形位置の反り量は1.13mmであった。ケースC2は、底面板が底面に対して凹に反り、その最大変形位置の反り量は0.55mmであった。ケースC3は、逆に底面板が底面に対して凸に反り、その最大変形位置の反り量は0.40mmであった。したがって、配向阻害部によって、底面板が底面に対して凸に反る方向のバイアスがかかることが確認された。
次に、配向阻害部の深さについて検討した。
シミュレーションにて、配向阻害部の深さを異ならせて比較した。
各ケースは以下の設定とした。
ケースC3:上記
ケースC4:肉抜穴有り
肉抜溝有り
配向阻害部有り 横溝形状(貫通)
17個×2列
深さ1.0mm
幅1.6mm
シミュレーションの結果、ケースC3は、底面板が底面に対して凸に反り、その最大変形位置の反り量は0.40mmであった。ケースC4は、底面板が底面に対して凸に反り、その最大変形位置の反り量は1.1mmであった。したがって、配向阻害部の深さによって、特にその深さが深いほど底面板に対して凸に反る方向のバイアスが強まり、浅いほどバイアスが弱まることが確認された。
次に、配向阻害部の数について検討した。
シミュレーションにて、配向阻害部の数を異ならせて比較した。
各ケースは以下の設定とした。
ケースC4:上記
ケースC5:肉抜穴有り
肉抜溝有り
配向阻害部有り 横溝形状(貫通)
9個×2列
深さ1.0mm
幅1.6mm
ケースC6:肉抜穴有り
肉抜溝有り
配向阻害部有り 横溝形状(貫通)
5個×2列
深さ1.0mm
幅1.6mm
シミュレーションの結果、ケースC4は、底面板が底面に対して凸に反り、その最大変形位置の反り量は1.1mmであった。ケースC5は、底面板が底面に対して凸に反り、その最大変形位置の反り量は0.6mmであった。ケースC6は、底面板が底面に対して凸に反り、その最大変形位置の反り量は0.5mmであった。したがって、配向阻害部の数によって、特にその数が多いほど底面板に対して凸に反る方向のバイアスが強まり、少ないほどバイアスが弱まることが確認された。
次に、配向阻害部の形状について検討した。
シミュレーションにて、配向阻害部の形状を異ならせて比較した。
各ケースは以下の設定とした。
ケースC4:上記
ケースC7:肉抜穴有り
肉抜溝有り
配向阻害部有り 欠け形状(非貫通)
9個×2列
深さ1.0mm
幅1.6mm
シミュレーションの結果、ケースC4は、底面板が底面に対して凸に反り、その最大変形位置の反り量は1.1mmであった。ケースC7は、底面板が底面に対して凸に反り、その最大変形位置の反り量は0.05mmであった。したがって、配向阻害部の形状によって、特にその形状が貫通形状であれば底面板が底面に対して凸に反る方向のバイアスが強まり、非貫通形状であればバイアスが弱まることが確認された。
以上の各シミュレーションから、本発明の配向阻害部によって底面板が底面に対して凸に反る方向のバイアスがかかり、その程度は配向阻害部の数や形状、深さなどによって調整できることが確認できた。
次に、実測定の結果について説明する。
実測定では、配向阻害部を備える場合と、配向阻害部を備えない場合と、配向阻害部及び肉抜穴を備えない場合と、を比較した。ケースの肉抜穴の数は合計36個、ケースの配向阻害部の数は合計34個(配向阻害部14Aが16個で配向阻害部14Bが18個)、配向阻害部の深さを1.0mmとした。
図7にケースの反り量の実測値を示す。図中の破線が配向阻害部を有するケースであり、図中の一点鎖線が配向阻害部の無いケースであり、図中の二点鎖線が肉抜穴および配向阻害部の無いケースである。
実測の結果、いずれのケースも両端を水平に保持した場合に底面板が底面に対して凸に反ったが、最大変形位置での反り量は、配向阻害部が有る場合に約0.05mm、配向阻害部が無い場合に約0.13mm、肉抜穴および配向阻害部が無い場合に約0.20mmであった。したがって、配向阻害部の有無によって、反り量が低減できることが確認された。

Claims (5)

  1. 長繊維フィラーを分散した樹脂材を射出成形してなり、底面部と側面部とを有するケース状の射出成形品であって、
    前記側面部に、射出成形時に長繊維フィラーの配向方向を部分的に乱す配向阻害部を形成し、前記底面部の底面を、前記長繊維フィラーの平均の配向方向に対して垂直方向に部分的に陥没した形状で形成した射出成形品。
  2. 前記側面部の板厚が前記底面部の板厚よりも薄い請求項1に記載の射出成形品。
  3. 前記配向阻害部は、前記長繊維フィラーの平均の配向方向に対して垂直方向に部分的に陥没した形状である、請求項1または2に記載の射出成形品。
  4. 前記配向阻害部は、前記長繊維フィラーの平均の配向方向に対して垂直方向に部分的に隆起した形状である、請求項1または2に記載の射出成形品。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の射出成形品からなるケースと、
    前記底面部に付設され、それぞれ周囲の磁界の変化を感知する複数の磁電変換素子と、
    前記ケースの開口内部に収納され、前記複数の磁電変換素子の周囲に磁界を印加する磁石と、
    を備える磁気センサ。
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