JP5147622B2 - 溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置 - Google Patents

溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置 Download PDF

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Description

本発明は溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置に関するものである。
従来、ロボット用の溶接用トーチの集電装置として、特許文献1が公知である。この構成を説明すると、図6に示すように、溶接ロボットの手首部100に設けられたケーシング102内に、中空軸106が回転自在に設けられている。中空軸106は歯車105を介して駆動モータ104にて回転駆動される。歯車105には、ワイヤ108をガイドするガイドブッシュ110と円筒状の導電体からなるスリップリング112が同心状に固定されている。スリップリング112の中心には、ワイヤ108を通す貫通孔114が形成され、スリップリング112の先端には溶接用トーチ116が取付けされている。
スリップリング112の外周側には、図7に示すように、放射状に複数の摺動孔118を備えたブラシホルダ120が設けられ、ケーシング102に固定されている。各摺動孔118にはそれぞれカーボンブラシ122が装入されている。カーボンブラシ122の頭部は絶縁材料からなるバネ受け124を介して径方向に収縮し得るリングバネ126によって押さえられており、カーボンブラシ122は常にスリップリング112に対して押し付けるようにされている。そして、カーボンブラシ122には、パワーケーブル128が接続されて、パワーケーブル128から、カーボンブラシ122、スリップリング112、溶接用トーチ116に電流が供給される(以下、この技術を従来技術1という)。前記スリップリング112、カーボンブラシ122等により集電装置が構成されている。
従来技術1の集電装置は、スリップリング112がその軸心を中心に回転する際に、カーボンブラシ122の内周面とスリップリング112の外周面がスリップリング112の軸心方向において摺接するようにされている。
又、他の溶接機の集電装置として、特許文献2の構成が公知である(図8参照)。この構成について説明すると、図示しない溶接用トーチに繋がるパワーケーブル導体200の一端には筒状のスリップリング202が設けられている。ホルダー203内には、筒状をなす導電性のコネクタ206が遊転自在に支持され、該コネクタ206に対して導電ブラシ208が固定されている。前記導電ブラシ208は、スリップリング202の一端に設けられた径方向に拡がるフランジ面204に対して摺動自在に接触されている。前記導電ブラシ208に接触するスリップリング202は、バネ等の付勢手段により導電ブラシ208に接触する方向へ付勢されている。
コネクタ206、スリップリング202、パワーケーブル導体200内にはワイヤ210が挿通されて、図示しない溶接用トーチへと送給されるようになっている。又、コネクタ206には図示しないパワーケーブルが接続されて、コネクタ206、導電ブラシ208、スリップリング202を介して図示しない溶接用トーチへ給電される(以下、この技術を従来技術2という)。
従来技術2の集電装置は、スリップリング202がその軸心を中心に相対回転する際に、導電ブラシ208の端面とスリップリング202のフランジ面204とがスリップリング202の径方向において摺接するようにされている。
特許第3261788号 特許第3543228号
ところで、集電装置の集電能力を上げるためには、集電にかかわるカーボンブラシ、導電ブラシとスリップリングとの接触面積が広い方が好ましい。
従来技術1では、カーボンブラシ122の内周面とスリップリング112の外周面がスリップリング112の軸心方向において摺接する。このことから、集電能力の向上のためには、カーボンブラシ122を、スリップリング112の軸心方向に延長するとともに、スリップリング112のカーボンブラシ122と接触する部位を同じく軸心方向に延長することが考えられる。
一方、従来技術2では、導電ブラシ208とスリップリング202のフランジ面204(すなわち、接触面)とがスリップリング202の径方向において摺接するようにされている。このことから、集電能力の向上のためには、導電ブラシ208及びスリップリング202のフランジ面204(接触面)をともに径方向に延長することが考えられる。
ところが、従来技術1では、集電装置が軸心方向に単に延びると、集電装置の周辺部分に配置されている各種部材も軸心方向に変位して配置構成することになり、溶接する際に、ワークや治具に干渉する虞がある。
従来技術2では、集電能力の向上のために集電装置をスリップリングの径方向に単に延ばすと、集電装置の周辺部分に配置されている各種部材も同じく径方向に変位して配置構成することになり、同じく溶接する際に、ワークや治具に干渉する虞がある。
本発明の目的は、集電能力を向上することができるとともに、集電能力の向上に伴う集電装置の形状の大きさを抑制できる溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングに固定され、溶接電源から電流を供給する第1導電部材と、前記第1導電部材と同軸に配置されるとともに、該第1導電部材と摺接して前記第1導電部材の軸心の周りで前記第1導電部材に対して回転自在に配置された第2導電部材を備え、前記第1導電部材及び前記第2導電部材に溶接用ワイヤが挿通された溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置において、前記第2導電部材に摺接する前記第1導電部材の第1摺接面、及び前記第1導電部材に摺接する前記第2導電部材の第2摺接面のいずれか一方は、凸球面又はテーパ面に形成され、他方は前記凸球面に摺接する凹球面、又は前記テーパ面に摺接する逆テーパ面に形成され、前記第2導電部材の前記溶接ワイヤが通過する空間域には、前記第1導電部材に一端が嵌合されたプロテクタが配置されて、前記溶接用ワイヤの前記第2導電部材に対する触れが防止されていることを特徴とする溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置を要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1導電部材がスリップリングであり、前記第2導電部材が導電ブラシであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記第2導電部材は、その軸心方向に沿って割られた複数の分割体から構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2において、前記第2導電部材は、1つの部材から構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、前記第2導電部材を、第1導電部材側に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、集電能力を向上することができるとともに、集電能力の向上に伴う集電装置の形状の大きさを抑制できる効果を奏する。又、この結果、集電能力が向上するにもかかわらず、集電装置の形状がコンパクトであるため、ワークや治具に干渉する虞を抑制することができる。又、プロテクタにより、溶接用ワイヤの第2導電部材に対する触れを防止できる。
請求項2の発明によれば、第1導電部材をスリップリングとし、第2導電部材を導電ブラシとすることにより、請求項1の効果を容易に実現できる。
又、請求項3の発明では、仮に1つの部材として第2導電部材を形成する場合は、第2導電部材に設けられる第2摺接面は、第1摺接面に良好に摺接させるために加工精度を良くする必要があるが、請求項3の発明によれば、第2導電部材が複数の分割体から構成されているため、第2摺接面の形成がしやすくなり、1つの部材として第2導電部材を形成する場合よりも加工精度をそれほどシビアにしなくてもよくなる。
請求項4の発明によれば、請求項1又は請求項2の構成に加えて、第2導電部材を1つの部材で形成しても、請求項1又は請求項2の作用効果を容易に実現できる。
請求項5の発明によれば、付勢手段が設けられていることにより、第1導電部材に対する第2導電部材の接触を良好にすることができる。
以下、本発明を具体化した溶接用トーチ組立体を備えた溶接ロボットの一実施形態を図1〜4を参照して説明する。
図1に示すように、マニピュレータ11の旋回ベース19は基台20の上に取り付けられ、第1軸J1回りに旋回する。旋回ベース19の上には下アーム21が取り付けられ、第2軸J2回りに揺動する。下アーム21の上端には上アーム22が取り付けられ、第3軸J3回りに揺動する。上アーム22の先端部には胴体23が取り付けられて、上アーム22の長手方向の第4軸J4(すなわち、手首第1軸)回りに回転する。
胴体23の先端部には手首部12を構成する揺動体24が取り付けられて、第4軸J4(手首第1軸)に直交する第5軸J5(すなわち、手首第2軸)回りに揺動する。揺動体24のハウジング24a(図2参照)には回転体25が取り付けられて、第5軸J5(すなわち、手首第2軸)に直交する第6軸J6(すなわち、手首第3軸)回りに回転する。回転体25には前記溶接用トーチ13が取り付けられている。第1軸J1乃至第6軸J6には、図示しない減速機を介したモータが設けられていて、図示しないロボット制御装置からの指令を入力して駆動される。
図1に示すように、上アーム22の図示しない挿通孔及び胴体23の一部に設けられた挿通孔(図示しない)には、一線式パワーケーブル30が通過されている。一線式パワーケーブル30は、胴体23の長手方向に延びて溶接用トーチ13に接続されている。
図2(a)に示すように手首部12を構成する揺動体24には、モータ40が設けられ、モータ40が回転駆動すると同モータ40に設けられた減速機41を介してギヤ42が回転駆動される。前記ギヤ42はその中心に中空部43を有するとともに先端には第1リング部材44及び第2リング部材45がギヤ42と同軸となるように一体に固定されている。ギヤ42、第1リング部材44及び第2リング部材45は、揺動体24の下端に対して軸受26により回動自在に支持されている。
ギヤ42の中空部43、第1リング部材44及び第2リング部材45の中空部46,47には絶縁材からなる筒状のカバー部材48が内嵌されて固定されている。該カバー部材48により、中空部43,46,47内に配置されるブラシホルダ66、センサボディ61等の種々の導電性の部材とギヤ42、第1リング部材44及び第2リング部材45との絶縁が図られている。カバー部材48の揺動体24とは反対側の一端は同じく絶縁材からなるフランジ部49が形成され、第2リング部材45の端面を覆うように配置されている。
又、カバー部材48の揺動体24側の一端は揺動体24の溶接用トーチ13に向かう面に摺動自在に接している。該揺動体24の溶接用トーチ13に向かう面において、カバー部材48内に位置するように、第1導電部材としてのスリップリング50が配置されている。
スリップリング50は、導電性(本実施形態では金属製)の材質からなり、図2(a)に示すように、筒状の本体部51と、本体部51の周部から突出されたフランジ部52と、本体部51から揺動体24のハウジング24aの貫通孔24bを貫通して配置された筒状の連結部53とから構成されている。連結部53と本体部51とは同軸上に位置する。又、スリップリング50には、その軸心に沿って透孔50aが形成され、一線式パワーケーブル30(図1参照)の図示しないコンジットパイプ内を送給されてきた溶接用ワイヤ、一線式パワーケーブル30内を介して供給されるシールドガスが通過可能である。
スリップリング50は、フランジ部52に対して絶縁材からなるカラー54を介して貫通されたボルト55により、ハウジング24aに締付け固定されている。
又、貫通孔24bには、絶縁材からなる円筒状の取付座56が嵌合され、取付座56に設けられたフランジ部57がスリップリング50のフランジ部52とハウジング24aに介在することにより、スリップリング50と揺動体24との絶縁が図られている。
連結部53には、前記一線式パワーケーブル30(図1参照)が接続されている。一線式パワーケーブル30は、溶接用ワイヤが送給されるコンジットパイプだけでなく、その外周に沿って送気されるシールドガスのための通路を形成するホース(図示しない)、その外周を被覆して溶接電力を供給する導電線(図示しない)及び最外周の絶縁被覆からなる多重構造となっており、前記導電線が連結部53に対して電気的に接続されている。なお、前記溶接電力は、図示はしないが、溶接電源としての溶接電源装置から供給される。
又、本体部51の連結部53と反対側に位置する端面には、半球状の凸球面58が形成されている。凸球面58の球心(すなわち、曲率中心)はスリップリング50の軸心上に位置する。凸球面58は第1摺接面に相当する。
図2(a)に示すように第2リング部材45にはショックセンサユニット60が取付けられている。なお、ショックセンサユニット60の構成の詳細な説明は後述する。
ショックセンサユニット60のセンサボディ61は、導電性を有するように金属にて有底円筒状に形成され、外周部に形成された取付フランジ62に取付ボルト63,64がフランジ部49を介して第2リング部材45に着脱自在に締付け固定されている。取付ボルト63は絶縁性の材質から形成されている。取付ボルト63の材質は、例えば合成樹脂が挙げられるが、絶縁性であれば、材質は限定されない。一方、図2(a)に示すように取付ボルト64は、金属製からなり、絶縁性のカラー65を介して第2リング部材45に螺合されることにより、センサボディ61は第2リング部材45とは絶縁が図られている。
図2(a),(b)に示すように、センサボディ61の内端面には導電性のブラシホルダ66が固定されている。ブラシホルダ66は有底円筒状に形成され、外周部に形成されたフランジ部67がセンサボディ61の端面に対して導電性(本実施形態では金属製)のビス68により締付け固定されている。
図2(b)に示すようにブラシホルダ66は、スリップリング50側に形成された大径のブラシ収納孔69、軸心方向の中央に形成されてブラシ収納孔69よりも小径のバネ収納孔70、及び底部に設けられたバネ収納孔70よりもさらに小径の貫通孔71を有する。ブラシ収納孔69、バネ収納孔70及び貫通孔71は同軸となるように形成されている。
ブラシ収納孔69内には、第2導電部材としての金属製の導電ブラシ72が収納されている。導電ブラシ72は、図3(a)、(b)に示すように、円筒状の部材をその軸心を中心に、すなわち、軸心方向に沿って等角度で分割して形成された分割体72aにて構成されている。本実施形態では、60度で分割体72aが等分割されているが、60度の等分割に限定されるものではなく、他の角度で等分割してもよい。又、分割方法は等分割に限定されるものではない。分割体72aの凸球面58に向かう端面は、該凸球面58と摺接可能に凸球面58と同じ曲率の凹球面73が形成されている。導電ブラシ72は、前記スリップリング50に対して同軸に配置されている。又、分割体72aにおいて、凹球面73が設けられた端面とは反対側の端面には、逆テーパ状の当接面74が形成されている。凹球面73は第2摺接面に相当する。なお、ここで当接面74が逆テーパ状とは、全分割体72aが、ブラシホルダ66内に収納されて導電ブラシ72が略円筒状になったときに、全分割体72aにより形成される当接面74の形状をいい、逆テーパとは、開口側(図3(b)において、下側)へ行くほど径が拡径する形状である。
ブラシホルダ66のバネ収納孔70には付勢手段としてのコイルバネ75が収納されている。コイルバネ75は、一端がブラシホルダ66の底部に当接されるとともに、他端が導電ブラシ72の当接面74に対してバネ受け76を介して当接されている。このことにより、導電ブラシ72をスリップリング50に常時付勢する。前記コイルバネ75による付勢力は、ブラシホルダ66がその軸心周りで回動した際に、導電ブラシ72がブラシホルダ66とともに回動して、導電ブラシ72のスリップリング50に対する相対回動を許容する範囲が好適である。
なお、コイルバネ75の最大圧縮時は、図2(a)に示すようにセンサボディ61が取付ボルト63,64により第2リング部材45に取付されている時である。この状態から、後述する導電ブラシ72の交換時に、ブラシホルダ66及びセンサボディ61が一体になって図2(a)において、下方に移動したとき、コイルバネ75の付勢力が開放されて、コイルバネ75が伸張することにより、導電ブラシ72を上方に移動させる。この場合、コイルバネ75の最大に伸張した時のコイルバネ75の最大圧縮時からの伸張増加量は、コイルバネ75により押圧移動された導電ブラシ72が、ブラシ収納孔69から抜け出さない程度のものとなっている。
なお、付勢手段としては、コイルバネ75に限定されるものではなく、他の弾性部材にて構成されていてもよい。又、バネ受け76は、筒状にかつ、外形が円錐台状に形成されており、その外周面が導電ブラシ72の当接面74に対して密接されている。
ブラシホルダ66の貫通孔71と前記スリップリング50の透孔50aには、円筒状をなす金属製のプロテクタ77の両端がそれぞれ嵌合固定されている。プロテクタ77は図2(b)に示すように、導電ブラシ72の分割体72aの中心部に形成される空間域、バネ受け76に形成された透孔76aに貫通して配置されている。このプロテクタ77により、一線式パワーケーブル30の図示しないコンジットパイプ内を送給されてきた溶接用ワイヤが、ブラシホルダ66を通過する際に、分割体72a、コイルバネ75等に触れないようにしている。なお、透孔50aの内面とプロテクタ77の一端外周面、及び、ブラシホルダ66の貫通孔71の内面とプロテクタ77の他端外周面間はシール材78によりシールされている。
そして、ギヤ42がモータ40により回動された際、第1リング部材44、第2リング部材45、センサボディ61、ブラシホルダ66、及び導電ブラシ72が一体に、ブラシホルダ66の軸心の周りに回動される。このことにより、導電ブラシ72の凹球面73は、揺動体24のハウジング24aに固定されているスリップリング50の凸球面58に摺接する。この回動は、360度未満のみならず、360度以上の正逆回動が可能である。
スリップリング50、及び導電ブラシ72とにより、溶接用トーチの集電装置が構成されている。
なお、取付ボルト63,64を緩めて、センサボディ61を図2(a)において、下方へ移動すれば、センサボディ61と、センサボディ61に連結されたブラシホルダ66とを、ともに揺動体24から取りはずことが可能である。この取り外しにより、導電ブラシ72の交換が可能である。
次に、ショックセンサユニット60を説明する。
センサボディ61内の収納空間内には、スプリングガイド79がセンサボディ61の軸線方向に沿って摺動自在に収納されている。スプリングガイド79は、有底円筒状に形成されるとともに底部にセンサボディ61の軸線と同軸に貫通孔80が形成され、さらに、外周面にはリング状のシール材81が嵌合されている。シール材81がスプリングガイド79に設けられることにより、スプリングガイド79の摺動時におけるセンサボディ61とスプリングガイド79間のシール性を保持するようにされている。
センサボディ61内にはコイルスプリング82が収納されている。コイルスプリング82は、一端がバネ座83を介してブラシホルダ66の底部に当接され、他端がセンサボディ61の底部に当接されている。コイルスプリング82によりスプリングガイド79がセンサボディ61の底部側へ付勢されている。
又、シール材81が設けられ、スプリングガイド79がコイルスプリング82に抗して移動する際に、高圧のシールドガスが一線式パワーケーブル30を介してセンサボディ61とスプリングガイド79で囲まれた空間に充填して供給されているため、同空間はダンピング機能を発揮する空間域となる。
センサボディ61の底部にはセンサボディ61の収納空間の内径よりも径が縮径された貫通孔84が形成されている(図2(a)参照)。貫通孔84内にはスウイングシャフト85が貫通されている。そして、スウイングシャフト85は、その自由端部に膨出部85aが形成されて、センサボディ61に対してその軸線に沿って摺動可能にされ、かつセンサボディ61の底部に対して揺動可能に膨出部85aにて支持されている。
スウイングシャフト85の膨出部85aの端面及びスプリングガイド79の底面は図2(a)に示すように平面を有し、両者が当接した際に該平面同士が密着可能である。
又、スウイングシャフト85がセンサボディ61に対してその軸線に沿って摺動した際、或いは図4に示すようにセンサボディ61の底部に対して揺動した際、スプリングガイド79をコイルスプリング82の付勢力に抗してセンサボディ61の軸線方向に移動させる。このときのスプリングガイド79の移動により、スプリングガイド79の側部に設けられた図示しないドッグが、センサボディ61内に設けられた図示しないショック検出スイッチを検出動作するようにされている。このスプリングガイド79が移動する際、センサボディ61とスプリングガイド79で囲まれた空間は、高圧のシールドガスが充填されてダンピング機能を発揮するため、衝撃吸収ができる。
スウイングシャフト85の先端には電力入力金具86を介して溶接用トーチ13が取付けされている。
センサボディ61の底部とスウイングシャフト85の先端部に設けられた電力入力金具86間は、可撓性銅線87が連結されている。そして、溶接用トーチ13がスウイングシャフト85に連結された状態で、電力入力金具86は、溶接用トーチ13のトーチボディ13aに対して電気的に接続されている。
一線式パワーケーブル30を介して送給された溶接用ワイヤ(図示しない)は、スリップリング50、導電ブラシ72、ブラシホルダ66、スプリングガイド79、スウイングシャフト85にそれぞれ設けられた貫通孔80等の空間領域を介して溶接用トーチ13内に導入されている。
又、一線式パワーケーブル30から給電された電力は、スリップリング50、導電ブラシ72、ブラシホルダ66、センサボディ61、可撓性銅線87、電力入力金具86を介して溶接用トーチ13のトーチボディ13aに供給される。又、トーチボディ13aに供給された電力は、図示しないチップボディ、給電チップ等の導通部を介して給電チップに内接する溶接用ワイヤに供給される。なお、導電部材は可撓性銅線に限定されるものではなく、他の金属線であってもよく、例えば、銀線であってもよい。
又、センサボディ61を覆うように第2リング部材45には弾性を有するゴム又は弾性を有する合成樹脂からなる絶縁フード90がカバー部材48のフランジ部49に対して着脱自在に掛け止めされている。絶縁フード90はその弾性力に抗して、その取付側の端部を変形させることによりフランジ部49から取り外し可能である。
さらに、絶縁フード90の先端外周面と溶接用トーチ13の電力入力金具86間には、絶縁フード91にて覆われている。絶縁フード91は、絶縁性のゴムや、絶縁性であって可撓性の合成樹脂から形成されている。この絶縁フード91により、スウイングシャフト85、可撓性銅線87及び電力入力金具86等が覆われている。
さて、上記のように構成された溶接用トーチの集電装置は、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態の溶接用トーチの集電装置は、ハウジング24aに固定され、図示しない溶接電源としての溶接電源装置から電流を供給するスリップリング50(第1導電部材)と、スリップリング50と同軸に配置されている。又、集電装置は、スリップリング50と摺接してスリップリング50の軸心の周りでスリップリング50に対して回転自在に配置された導電ブラシ72(第2導電部材)を備えている。そして、導電ブラシ72に摺接するスリップリング50の面(第1摺接面)は、凸球面58に形成され、スリップリング50に摺接する導電ブラシ72の面(第2摺接面)は、前記凸球面58に摺接する凹球面73に形成されている。このように構成されていることから、スリップリング50(第1導電部材)の軸心の周りでスリップリング50に対して導電ブラシ72(第2導電部材)が回転されると、スリップリング50の凸球面58に対して、導電ブラシ72の凹球面73が良好に摺接する。
又、スリップリング50と導電ブラシ72とがそれぞれ凸球面58及び凹球面73を有している。この構成によれば、スリップリング50と導電ブラシ72の径方向と軸心方向にそれぞれ凸球面58及び凹球面73を拡げることができることから、集電能力を向上することができる。
なお、特許文献1のように、カーボンブラシ122とスリップリング112とがスリップリング112の軸心方向に延びる接触面同士で摺接させている場合、集電能力を上げるためには、スリップリング112の軸心方向に延長する必要がある。その結果、スリップリング112とカーボンブラシ122がともに軸心方向に、すなわち、集電装置が軸心方向に長くなる問題がある。
又、特許文献2のようにスリップリング202と導電ブラシ208とが径方向に拡がる接触面同士で摺接させている場合、集電能力を向上させようとすると、接触面を径方向に拡げる必要がある。その結果、スリップリング202と導電ブラシ208がともに径方向に、すなわち集電装置が径方向に大きくなる問題がある。
それに対して、本実施形態では、径方向と軸心方向にそれぞれ凸球面58及び凹球面73を拡げればよい。このことから、径方向へのみ拡げることなく、或いは軸心方向へのみ拡げる場合と異なり、集電能力の向上のための集電装置の寸法を径方向と軸心方向の両方へ拡げることができ、この結果、集電能力の向上に伴う集電装置における形状の、スリップリングの径方向及び軸心方向へ大きくなるのを抑制できる。又、この結果、集電能力が向上するにもかかわらず、集電装置の形状がコンパクトであるため、ワークや治具に干渉する虞を抑制することができる。
又、上述したようにコンパクトにできるため、同じ集電能力の場合は、小型化できることから、ロボットへの負荷を軽減できる。
又、特許文献1では、図6に示すようにパワーケーブル128の給電接続部をケース130に対して一旦ネジ129により止着し、その上で、バネ受け124に対して導線131を介して接続していることから、ネジ等の締結部品、導線131等が必要となる。これに対して、本実施形態では、一線式パワーケーブル30は、スリップリング50に対して直接接続するだけでよいため、これらの部品は必要でなく、部品点数を少なくすることができる。
(2) 本実施形態の集電装置は、導電ブラシ72(第2導電部材)は、その軸心方向に沿って割られた複数の分割体72aから構成されている。
ここで、仮に1つの部材として導電ブラシ72(第2導電部材)を形成する場合は、導電ブラシ72(第2導電部材)に設けられる凹球面73(第2摺接面)は、凸球面58(第1摺接面)に良好に摺接させるために加工精度を良くする必要がある。しかし、本実施形態によれば、導電ブラシ72(第2導電部材)が複数の分割体72aから構成されているため、凹球面73(第2摺接面)の形成がしやすくなり、1つの部材として導電ブラシ(第2導電部材)を形成する場合よりも加工精度をそれほどシビアにしなくてもよくなる。
(3) 本実施形態の集電装置は、導電ブラシ72(第2導電部材)を、スリップリング50(第1導電部材)側に付勢するコイルバネ75(付勢手段)が設けられている。この結果、コイルバネ75(付勢手段)が設けられていることにより、スリップリング50(第1導電部材)に対する導電ブラシ72(第2導電部材)の接触を良好にすることができる。
(4) 本実施形態では、導電ブラシ72が摩耗で交換等のメンテナンスが必要なときは、絶縁フード90がカバー部材48のフランジ部49に対して着脱自在に掛け止めされていることから、絶縁フード90をその弾性力に抗して、その取付側の端部を変形させることによりフランジ部49から取り外すことができる。そして、取付ボルト63,64を緩めて、取り外すことにより、センサボディ61と、ブラシホルダ66とを一体に図2(a)において、下方に移動すると、導電ブラシ72の交換が可能となっている。このように、本実施形態では、導電ブラシ72の交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。このため、メンテナンス性を向上することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように構成してもよい。
○ 図3(b)で二点鎖線で示すように、凹球面73の代わりに、分割体72aに逆テーパ面92を設け、この逆テーパ面92に摺接可能にスリップリング50の凸球面58の代わりに、円錐台形状をなすようにテーパ面(図示しない)を設けてもよい。この逆テーパ面92は、複数の分割体72aがブラシホルダ66に収納された際に、各逆テーパ面92が集合することにより、前記スリップリング50の円錐台形状をなすテーパ面と摺接するように形成されるものとする。
○ 図3(c)、(d)に示すように、分割体72aの代わりに、導電ブラシ72を円筒状に一体形成してもよい。この場合、図3(c)、(d)に示すように、凹球面73が形成されるものとする。この場合、前記実施形態と同様に凹球面73とは反対側の面には逆テーパ状の当接面74が形成されるものとする。
○ 又、図3(d)の導電ブラシ72を円筒状に一体形成した実施形態において、二点鎖線で示すように、凹球面73の代わりに、導電ブラシ72に逆テーパ面92を設け、この逆テーパ面92に摺接可能にスリップリング50の凸球面58の代わりに、円錐台形状をなすようにテーパ面(図示しない)を設けてもよい。この場合においても、前記実施形態の(1)と同様の効果を奏する。
○ 図5に示すように、スリップリング50の凸球面58の代わりに第1摺接面として凹球面94を形成し、導電ブラシ72に凹球面73の代わりに第2摺接面として凸球面95を形成してもよい。
この場合、導電ブラシ72は、実施形態と同様に分割体で形成してもよく、或いは一体形成してもよい。この場合においても、前記実施形態の(1)と同様の効果を奏する。
○ 又、図5に示す実施形態の変形例として、スリップリング50の第1摺接面として凹球面94の代わりに逆テーパ面96を形成し、導電ブラシ72の第2摺接面として凸球面95の代わりに前記逆テーパ面96に摺接するようにテーパ面97を形成してもよい。この場合においても、前記実施形態の(1)と同様の効果を奏する。
本発明を具体化した一実施形態の溶接ロボットの概略図。 (a)は回転体25の断面図、(b)は集電装置の拡大図。 (a)は導電ブラシの平面図、(b)は導電ブラシの断面図、(c)は他の実施形態の導電ブラシの平面図、(d)は同じく他の実施形態の導電ブラシの断面図。 溶接用トーチが動く場合の説明図。 他の実施形態の集電装置の断面図。 従来のロボット用の溶接用トーチの集電装置の概略断面図。 図6のA−A線断面図。 従来のロボット用の溶接用トーチの集電装置の概略断面図。
符号の説明
11…マニピュレータ、13…溶接用トーチ、
24a…ハウジング、30…一線式パワーケーブル、
50…スリップリング(第1導電部材)、51…本体部、
58…凸球面(第1摺接面)、72…導電ブラシ(第2導電部材)、
73…凹球面(第2摺接面)、75…コイルバネ(付勢手段)。

Claims (5)

  1. ハウジングに固定され、溶接電源から電流を供給する第1導電部材と、前記第1導電部材と同軸に配置されるとともに、該第1導電部材と摺接して前記第1導電部材の軸心の周りで前記第1導電部材に対して回転自在に配置された第2導電部材を備え、前記第1導電部材及び前記第2導電部材に溶接用ワイヤが挿通された溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置において、
    前記第2導電部材に摺接する前記第1導電部材の第1摺接面、及び前記第1導電部材に摺接する前記第2導電部材の第2摺接面のいずれか一方は、凸球面又はテーパ面に形成され、他方は前記凸球面に摺接する凹球面、又は前記テーパ面に摺接する逆テーパ面に形成され、前記第2導電部材の前記溶接ワイヤが通過する空間域には、前記第1導電部材に一端が嵌合されたプロテクタが配置されて、前記溶接用ワイヤの前記第2導電部材に対する触れが防止されていることを特徴とする溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置。
  2. 前記第1導電部材がスリップリングであり、前記第2導電部材が導電ブラシであることを特徴とする請求項1に記載の溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置。
  3. 前記第2導電部材は、その軸心方向に沿って割られた複数の分割体から構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置。
  4. 前記第2導電部材は、1つの部材から構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置。
  5. 前記第2導電部材を、第1導電部材側に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の溶接ロボットにおける溶接用トーチの集電装置。
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