JP5146263B2 - ロータ、モータおよび圧縮機 - Google Patents

ロータ、モータおよび圧縮機 Download PDF

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Description

この発明は、ロータ、モータおよび圧縮機に関する。
従来、ロータとしては、ロータコアと、このロータコアの軸方向の端面に取り付けられる端板部材と、上記ロータコアおよび上記端板部材を軸方向に貫通して締結するリベットとを備えたものがある(特許第3485877号公報:特許文献1参照)。上記リベットの軸方向の端部は、上記端板部材の端面から突出している。
特許第3485877号公報
しかしながら、上記従来のロータでは、上記リベットの端部は、上記端板部材の端面から突出しているので、上記リベットの端部による撹拌ロスが発生して、性能が低下する問題があった。
そこで、この発明の課題は、リベットの端部による撹拌ロスを低減して、十分な性能を確保できるロータ、このロータを用いたモータ、および、このモータを用いた圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のロータは、
ロータコアと、
このロータコアの軸方向の端面に取り付けられる端部材と、
上記ロータコアおよび上記端部材を軸方向に貫通して締結する締結部材と
を備え、
上記端部材は、外周面から切り欠かれた切り欠き溝を有し、
この切り欠き溝は、上記締結部材の軸方向の端部を収容して隠すと共に、この端部は、上記切り欠き溝の底面に接触し、
上記端部材は、複数あり、
この複数の端部材が上記ロータコアの上記端面に取り付けられた状態で、
上記各端部材における上記切り欠き溝を形成する部分の軸方向の高さは、互いに異なると共に、上記各端部材における上記切り欠き溝の底面と上記ロータコアの上記端面との間の軸方向の長さは、互いに、同じであることを特徴としている。
この発明のロータによれば、上記端部材の上記切り欠き溝は、上記締結部材の上記端部を収容して隠すので、上記締結部材の上記端部による攪拌ロスを低減して、十分な性能を確保できる。
また、上記締結部材の上記端部は、上記端部材の外周面から切り欠かれた上記切り欠き溝に、収容して隠されるので、上記締結部材を上記ロータコアの外周側に配置できて、上記締結部材による締結力が向上し、騒音や振動を低減できる。
また、上記切り欠き溝は、上記端部材の外周面から切り欠かれているので、ロータの回転とともに、上記切り欠き溝内の油を、径方向外側に、効率よく飛ばすことができて、上記切り欠き溝内の油溜まりを防止できる。
また、上記各端部材における上記切り欠き溝を形成する部分の軸方向の高さは、互いに異なると共に、上記各端部材における上記切り欠き溝の底面と上記ロータコアの上記端面との間の軸方向の長さは、互いに、同じであるので、上記高さが異なる上記端部材を締結する上記締結部材の長さを、同じにできて、部品共通化によるコスト低減が図れる。
また、一実施形態のロータでは、
上記端部材は、上記ロータコアの軸方向の両端面の夫々に取り付けられ、
上記締結部材の軸方向の両端部は、夫々、上記端部材の上記切り欠き溝に収容される。
この実施形態のロータによれば、上記締結部材の軸方向の両端部は、夫々、上記端部材の上記切り欠き溝に収容されるので、上記締結部材の両端部を上記切り欠き溝に隠すことができて、上記締結部材の上記端部による攪拌ロスを一層低減できる。
また、一実施形態のロータでは、
ロータコアと、
このロータコアの軸方向の端面に取り付けられる端部材と、
上記ロータコアおよび上記端部材を軸方向に貫通して締結する締結部材と
を備え、
上記端部材は、外周面から切り欠かれた切り欠き溝を有し、
この切り欠き溝は、上記締結部材の軸方向の端部を収容して隠すと共に、この端部は、上記切り欠き溝の底面に接触し、
上記端部材は、複数の上記切り欠き溝を有し、
この端部材が上記ロータコアの上記端面に取り付けられた状態で、
上記各切り欠き溝を形成する部分における軸方向の高さは、互いに異なると共に、上記各切り欠き溝を形成する部分における上記切り欠き溝の底面と上記ロータコアの上記端面との間の軸方向の長さは、互いに、同じである。
この実施形態のロータによれば、上記端部材の上記切り欠き溝は、上記締結部材の上記端部を収容して隠すので、上記締結部材の上記端部による攪拌ロスを低減して、十分な性能を確保できる。
また、上記締結部材の上記端部は、上記端部材の外周面から切り欠かれた上記切り欠き溝に、収容して隠されるので、上記締結部材を上記ロータコアの外周側に配置できて、上記締結部材による締結力が向上し、騒音や振動を低減できる。
また、上記切り欠き溝は、上記端部材の外周面から切り欠かれているので、ロータの回転とともに、上記切り欠き溝内の油を、径方向外側に、効率よく飛ばすことができて、上記切り欠き溝内の油溜まりを防止できる。
また、上記各切り欠き溝を形成する部分における軸方向の高さは、互いに異なると共に、上記各切り欠き溝を形成する部分における上記切り欠き溝の底面と上記ロータコアの上記端面との間の軸方向の長さは、互いに、同じであるので、上記高さが異なる部分を締結する上記締結部材の長さを、同じにできて、部品共通化によるコスト低減が図れる。
また、一実施形態のロータでは、
上記ロータコアに軸方向に埋め込まれると共に周方向に配置された複数の磁石を有し、
上記締結部材は、上記磁石よりも径方向外側に位置する。
この実施形態のロータによれば、上記締結部材は、上記磁石よりも径方向外側に位置するので、上記締結部材を上記ロータコアの外周側に配置できて、上記締結部材による締結力が一層向上し、騒音や振動を一層低減できる。
また、この発明のモータは、
上記ロータと、
このロータの外周側を囲むように配置されたステータと
を備えることを特徴としている。
この発明のモータによれば、上記ロータを備えるので、ロータの撹拌ロスを低減して、性能を向上できる。
また、この発明の圧縮機は、
密閉容器と、
この密閉容器内に配置された圧縮機構部と、
上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮機構部を駆動する上記モータと
を備えることを特徴としている。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、モータのロータの撹拌ロスを低減して、性能を向上できる。
この発明のロータによれば、上記端部材の上記切り欠き溝は、上記締結部材の上記端部を収容して隠すので、上記締結部材の上記端部による攪拌ロスを低減して、十分な性能を確保できる。
この発明のモータによれば、上記ロータを備えるので、ロータの撹拌ロスを低減して、性能を向上できる。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、モータのロータの撹拌ロスを低減して、性能を向上できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の圧縮機の一実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮機構部2およびモータ3とを備えている。この圧縮機は、ロータリ圧縮機である。
上記密閉容器1の下側側方に、吸入管11を接続する一方、密閉容器1の上側に吐出管12を接続している。上記吸入管11から供給される冷媒ガスは、上記圧縮機構部2の吸込側に導かれる。
上記モータ3は、上記圧縮機構部2の上側に配置され、上記圧縮機構部2を回転軸4を介して駆動する。上記モータ3は、上記圧縮機構部2から吐出された高圧の冷媒ガスが満たされる上記密閉容器1内の高圧領域に配置されている。
上記圧縮機構部2は、シリンダ状の本体部20と、この本体部20の上下の開口端のそれぞれに取り付けられた上端部8および下端部9とを備える。
上記回転軸4は、上端部8および下端部9を貫通して、本体部20の内部に挿入されている。上記回転軸4は、圧縮機構部2の上端板8に設けられた軸受21と、圧縮機構部2の下端部9に設けられた軸受22により回転自在に支持されている。
上記本体部20内の回転軸4にクランクピン5が設けられ、このクランクピン5に嵌合されて駆動されるピストン6とそれに対応するシリンダとの間に形成された圧縮室7により圧縮を行う。ピストン6は、偏芯した状態で回転し、または、公転運動を行い、圧縮室7の容積を変化させる。
上記モータ3は、上記回転軸4に固定された円筒形状のロータ30と、上記ロータ30の外周側を囲むように配置されたステータ40とを有する。上記ステータ40は、上記ロータ30の径方向外側にエアギャップを介して配置されている。つまり、上記モータ3は、インナーロータ型のモータである。
上記ステータ40は、ステータコア41と、このステータコア41に巻回されたコイル42とを有する。
図1、図2および図3に示すように、上記ロータ30は、ロータコア31と、このロータコア31の軸方向の端面に取り付けられる端部材としてのバランスウエイト35と、上記ロータコア31および上記バランスウエイト35を軸方向に貫通して締結する締結部材としてのリベット33とを備えている。ここで、図2は、ロータの平面図を示し、図3は、図2のA−A断面図を示す。
上記ロータコア31の両端面の夫々には、順に、端板36とバランスウエイト35とが取り付けられている。上記リベット33は、上記ロータコア31、上記端板36および上記バランスウエイト35を、貫通して一体に固定している。上記ロータコア31には、4つの磁石32が、軸方向に埋め込まれている、この4つの磁石32は、周方向に配置されている。
上記ロータコア31は、積層された複数の電磁鋼板からなる。上記ロータコア31は、中央に回転軸4が内嵌される円穴31aを設けた円筒形状をしている。
上記ロータコア31は、軸方向に貫通する4つの埋込穴31bを有し、この埋込穴31bは、周方向に略正四角形状に配置されている。上記磁石32は、永久磁石であり、上記4つの埋込穴31bに夫々埋め込まれ、周方向に略正四角形状に配置されている。
上記ロータコア31は、上記埋込穴31bの径方向外側に、軸方向に貫通する4つの穴31cを有する。隣り合う上記穴31cの間の中心角度は、全て等しく、90°である。
上記リベット33は、上記4つの穴31cに夫々挿通されている。上記リベット33の数量は、4つであり、隣り合う上記リベット33の間の中心角度は、全て等しく、90°である。上記リベット33は、上記磁石32よりも径方向外側に位置する。
上記バランスウエイト35は、半円環状に形成されている。バランスウエイト35は、外周面から切り欠かれた切り欠き溝35aを有する。切り欠き溝35aは、上面からも切り欠かれ、半長円形状に形成されている。切り欠き溝35aは、上記リベット33を挿通する穴に、連通している。
上記切り欠き溝35aは、上記リベット33の軸方向の端部33aを収容して隠す。このリベット33の端部33aは、リベット頭である。上記切り欠き溝35aは、上記リベット33の端部33aよりも大きく形成され、上記リベット33の端部33aは、上記バランスウエイト35の上面35b、および、上記バランスウエイト35の外周面から、突出しない。
上記構成のロータ30によれば、上記バランスウエイト35の上記切り欠き溝35aは、上記リベット33の上記端部33aを収容して隠すので、上記リベット33の上記端部33aによる攪拌ロスを低減して、十分な性能を確保できる。
また、上記リベット33の上記端部33aは、上記バランスウエイト35の外周面から切り欠かれた上記切り欠き溝35aに、収容して隠されるので、上記リベット33を上記ロータコア31の外周側に配置できて、上記リベット33による締結力が向上し、騒音や振動を低減できる。
また、上記切り欠き溝35aは、上記バランスウエイト35の外周面から切り欠かれているので、ロータの回転とともに、上記切り欠き溝35a内の油を、径方向外側に、効率よく飛ばすことができて、上記切り欠き溝35a内の油溜まりを防止できる。
また、上記リベット33は、上記磁石32よりも径方向外側に位置するので、上記リベット33を上記ロータコア31の外周側に配置できて、上記リベット33による締結力が一層向上し、騒音や振動を一層低減できる。
また、上記構成のモータ3によれば、上記ロータ30を備えるので、ロータ30の撹拌ロスを低減して、性能を向上できる。
また、上記構成の圧縮機によれば、上記モータ3を備えるので、モータ3のロータ30の撹拌ロスを低減して、性能を向上できる。
(第2の実施形態)
図4は、この発明のロータの第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、リベットの両端部がバランスウエイトおよび端板の切り欠き溝に隠されている点が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図4に示すように、この第2実施形態のロータ130では、ロータコア31の上側の端面に、バランスウエイト35および端板36を取り付け、ロータコア31の下側の端面に、端部材としての端板36を取り付けている。リベット33の両端部33aは、夫々、上側の上記バランスウエイト35の切り欠き溝35aと、下側の端板36の切り欠き溝36aとに、収容されている。
したがって、上記リベット33の両端部33aを上記切り欠き溝35a,36aに隠すことができて、上記リベット33の上記端部33aによる攪拌ロスを一層低減できる。
(第3の実施形態)
図5は、この発明のロータの第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、バランスウエイトの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図5に示すように、この第3実施形態のロータ230では、端部材として、2つのバランスウエイト35A,35Bを含む。2つのバランスウエイト35A,35Bは、互いに、軸方向の反対側かつ径方向の反対側に位置する。
この2つのバランスウエイト35A,35Bがロータコア31の端面に取り付けられた状態で、一方のバランスウエイト35Aの切り欠き溝35aを形成する部分の軸方向の高さH1と、他方のバランスウエイト35Bの切り欠き溝35aを形成する部分の軸方向の高さH2とは、互いに異なる。
この2つのバランスウエイト35A,35Bが上記ロータコア31の上記端面に取り付けられた状態で、上記一方のバランスウエイト35Aの上記切り欠き溝35aの底面と上記ロータコア31の上記端面との間の軸方向の長さL1と、上記他方のバランスウエイト35Bの上記切り欠き溝35aの底面と上記ロータコア31の上記端面との間の軸方向の長さL2とは、互いに、同じである。つまり、上記2つのバランスウエイト35A,35Bは、上記切り欠き溝35aの底面を形成する厚みが互いに等しい。
したがって、上記高さが異なるバランスウエイト35A,35Bを締結する上記リベット33の長さを、同じにできて、部品共通化によるコスト低減が図れる。
(第4の実施形態)
図6は、この発明のロータの第4の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、バランスウエイトの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図6に示すように、この第4実施形態のロータ330では、端部材として、バランスウエイト一体型の端板37を含む。この端板37は、2つのウエイト部371c,372cを有する。2つのウエイト部371c,372cは、互いに、径方向の反対側に位置する。各ウエイト部371c,372cには、切り欠き溝37aが形成される。端板37が、ロータコア31の端面に取り付けられた状態で、一方のウエイト部371cの軸方向の高さH1と、他方のウエイト部372cの軸方向の高さH2とは、互いに異なる。
端板37が上記ロータコア31の上記端面に取り付けられた状態で、一方のウエイト部371cの上記切り欠き溝37aの底面と上記ロータコア31の上記端面との間の軸方向の長さL1と、他方のウエイト部372cの上記切り欠き溝37aの底面と上記ロータコア31の上記端面との間の軸方向の長さL2とは、互いに、同じである。つまり、バランスウエイト一体型の端板37は、双方のウエイト部371c,372cの上記切り欠き溝37aの底面を形成する厚みが互いに等しい。
したがって、ウエイト部371c,372cの高さが異なるバランスウエイト一体型の端板37を締結する上記リベット33の長さを、同じにできて、部品共通化によるコスト低減が図れる。
(第5の実施形態)
図7は、この発明のロータの第5の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第5の実施形態では、バランスウエイトの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図7に示すように、この第5実施形態のロータ430では、端部材として、2つのバランスウエイト一体型の端板37A,37Bを含む。各端板37A,37Bは、ウエイト部37cを有する。ウエイト部37cには、切り欠き溝37aが形成される。
2つの端板37A,37Bは、互いに、軸方向の反対側に位置する。各端板37A,37Bのウエイト部37cは、互いに、径方向の反対側に位置する。
この2つの端板37A,37Bがロータコア31の端面に取り付けられた状態で、一方の端板37Aの切り欠き溝37aを形成する部分の軸方向の高さH1と、他方の端板37Bの切り欠き溝37aを形成する部分の軸方向の高さH2とは、互いに異なる。
この2つの端板37A,37Bが上記ロータコア31の上記端面に取り付けられた状態で、上記一方の端板37Aの上記切り欠き溝37aの底面と上記ロータコア31の上記端面との間の軸方向の長さL1と、上記他方の端板37Bの上記切り欠き溝37aの底面と上記ロータコア31の上記端面との間の軸方向の長さL2とは、互いに、同じである。つまり、上記2つの端板37A,37Bは、上記切り欠き溝37aの底面を形成する厚みが互いに等しい。
したがって、上記高さが異なる端板37A,37Bを締結する上記リベット33の長さを、同じにできて、部品共通化によるコスト低減が図れる。
(第6の実施形態)
図8は、この発明のロータの第6の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第6の実施形態では、バランスウエイトの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図8に示すように、この第6実施形態のロータ530では、端部材として、4つのバランスウエイト35A,35B,35C,35Dを含む。第1のバランスウエイト35Aおよび第2のバランスウエイト35Bは、ロータコア31の一方の端面に、取り付けられ、第3のバランスウエイト35Cおよび第4のバランスウエイト35Dは、ロータコア31の他方の端面に、取り付けられている。第1のバランスウエイト35Aおよび第2のバランスウエイト35Bは、互いに、径方向の反対側に位置する。第3のバランスウエイト35Cおよび第4のバランスウエイト35Dは、互いに、径方向の反対側に位置する。
この4つのバランスウエイト35A,35B,35C,35Dがロータコア31の端面に取り付けられた状態で、第1のバランスウエイト35Aの切り欠き溝35aを形成する部分の軸方向の高さH1と、第2のバランスウエイト35Bの切り欠き溝35aを形成する部分の軸方向の高さH2と、第3のバランスウエイト35Cの切り欠き溝35aを形成する部分の軸方向の高さH3と、第4のバランスウエイト35Dの切り欠き溝35aを形成する部分の軸方向の高さH4とは、互いに異なる。
この4つのバランスウエイト35A,35B,35C,35Dがロータコア31の端面に取り付けられた状態で、第1のバランスウエイト35Aの切り欠き溝35aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL1と、第2のバランスウエイト35Bの切り欠き溝35aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL2と、第3のバランスウエイト35Cの切り欠き溝35aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL3と、第4のバランスウエイト35Dの切り欠き溝35aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL4とは、互いに、同じである。つまり、4つのバランスウエイト35A,35B,35C,35Dは、切り欠き溝35aの底面を形成する厚みが互いに等しい。
したがって、上記高さが異なるバランスウエイト35A,35B,35C,35Dを締結する上記リベット33の長さを、同じにできて、部品共通化によるコスト低減が図れる。
(第7の実施形態)
図9は、この発明のロータの第7の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第7の実施形態では、バランスウエイトの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図9に示すように、この第7実施形態のロータ630では、端部材として、2つのバランスウエイト35A,35Bを含む。第1のバランスウエイト35Aおよび第2のバランスウエイト35Bは、ロータコア31の一方の端面に、取り付けられている。第1のバランスウエイト35Aおよび第2のバランスウエイト35Bは、互いに、径方向の反対側に位置する。
この2つのバランスウエイト35A,35Bがロータコア31の端面に取り付けられた状態で、第1のバランスウエイト35Aの切り欠き溝35aを形成する部分の軸方向の高さH1と、第2のバランスウエイト35Bの切り欠き溝35aを形成する部分の軸方向の高さH2とは、互いに異なる。
この2つのバランスウエイト35A,35Bがロータコア31の端面に取り付けられた状態で、第1のバランスウエイト35Aの切り欠き溝35aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL1と、第2のバランスウエイト35Bの切り欠き溝35aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL2とは、互いに、同じである。つまり、2つのバランスウエイト35A,35Bは、切り欠き溝35aの底面を形成する厚みが互いに等しい。
したがって、上記高さが異なるバランスウエイト35A,35Bを締結する上記リベット33の長さを、同じにできて、部品共通化によるコスト低減が図れる。
(第8の実施形態)
図10は、この発明のロータの第8の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第8の実施形態では、バランスウエイトの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図10に示すように、この第8実施形態のロータ730では、端部材として、2つのバランスウエイト一体型の端板37A,37Bを含む。2つの端板37A,37Bは、互いに、軸方向の反対側に位置する。各端板37A,37Bは、2つのウエイト部371c,372cを有する。2つのウエイト部371c,372cは、互いに、径方向の反対側に位置する。各ウエイト部371c,372cには、切り欠き溝37aが形成される。
第1の端板37Aが、ロータコア31の端面に取り付けられた状態で、一方のウエイト部371cの軸方向の高さH1と、他方のウエイト部372cの軸方向の高さH2とは、互いに異なる。
第1の端板37Aがロータコア31の端面に取り付けられた状態で、一方のウエイト部371cの切り欠き溝37aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL1と、他方のウエイト部372cの切り欠き溝37aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL2とは、互いに、同じである。つまり、第1の端板37Aは、双方のウエイト部371c,372cの切り欠き溝37aの底面を形成する厚みが互いに等しい。
第2の端板37Bが、ロータコア31の端面に取り付けられた状態で、一方のウエイト部371cの軸方向の高さH3と、他方のウエイト部372cの軸方向の高さH4とは、互いに異なる。
第2の端板37Bがロータコア31の端面に取り付けられた状態で、一方のウエイト部371cの切り欠き溝37aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL3と、他方のウエイト部372cの切り欠き溝37aの底面とロータコア31の端面との間の軸方向の長さL4とは、互いに、同じである。つまり、第2の端板37Bは、双方のウエイト部371c,372cの切り欠き溝37aの底面を形成する厚みが互いに等しい。
第1の端板37Aの切り欠き溝37aの底面の厚み(L1,L2)と、第2の端板37Bの切り欠き溝37aの底面の厚み(L3,L4)とは、互いに、異なる。
したがって、ウエイト部371c,372cの高さが異なる端板37A,37Bを締結する上記リベット33の長さを、同じにできて、部品共通化によるコスト低減が図れる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、圧縮機構部として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。また、端部材や締結部材の数量の増減は、自由である。また、端部材として、バランスウエイト以外に、端板やバランスウエイト一体型の端板を用いてもよい。また、締結部材として、リベット以外に、ボルトを用いてもよい。また、締結部材を、磁石よりも径方向内側に、配置してもよい。
また、上記第1〜上記第8の実施形態を様々に組み合わせてもよい。例えば、バランスウエイトに、複数の切り欠き溝を設け、このバランスウエイトがロータコアの端面に取り付けられた状態で、各切り欠き溝を形成する部分における軸方向の高さを、互いに異なるようにすると共に、各切り欠き溝を形成する部分における切り欠き溝の底面とロータコアの端面との間の軸方向の長さを、互いに、同じになるようにしてもよい。
本発明の圧縮機の一実施形態を示す縦断面図である。 本発明のロータの第1実施形態を示す平面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明のロータの第2実施形態を示す断面図である。 本発明のロータの第3実施形態を示す断面図である。 本発明のロータの第4実施形態を示す断面図である。 本発明のロータの第5実施形態を示す断面図である。 本発明のロータの第6実施形態を示す断面図である。 本発明のロータの第7実施形態を示す断面図である。 本発明のロータの第8実施形態を示す断面図である。
1 密閉容器
2 圧縮機構部
3 モータ
4 回転軸
5 クランクピン
6 ピストン
7 圧縮室
8 上端部
9 下端部
11 吸入管
12 吐出管
20 本体部
21,22 軸受
30,130,230,330,430,530,630.730 ロータ
31 ロータコア
31a 円穴
31b 埋込穴
31c 穴
32 磁石
33 リベット(締結部材)
33a 端部
35,35A,35B,35C,35D バランスウエイト(端部材)
35a,36a,37a 切り欠き溝
35b,37b 上面
36 端板(端部材)
37,37A,37B バランスウエイト一体型の端板(端部材)
37c,371c,372c ウエイト部
40 ステータ
41 ステータコア
42 コイル
H1,H2,H3,H4 高さ
L1,L2,L3,L4 長さ

Claims (6)

  1. ロータコア(31)と、
    このロータコア(31)の軸方向の端面に取り付けられる端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)と、
    上記ロータコア(31)および上記端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)を軸方向に貫通して締結する締結部材(33)と
    を備え、
    上記端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)は、外周面から切り欠かれた切り欠き溝(35a,36a,37a)を有し、
    この切り欠き溝(35a,36a,37a)は、上記締結部材(33)の軸方向の端部(33a)を収容して隠すと共に、この端部(33a)は、上記切り欠き溝(35a,36a,37a)の底面に接触し、
    上記端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)は、複数あり、
    この複数の端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)が上記ロータコア(31)の上記端面に取り付けられた状態で、
    上記各端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)における上記切り欠き溝(35a,36a,37a)を形成する部分の軸方向の高さ(H1,H2,H3,H4)は、互いに異なると共に、上記各端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)における上記切り欠き溝(35a,36a,37a)の底面と上記ロータコア(31)の上記端面との間の軸方向の長さ(L1,L2,L3,L4)は、互いに、同じであることを特徴とするロータ。
  2. ロータコア(31)と、
    このロータコア(31)の軸方向の端面に取り付けられる端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)と、
    上記ロータコア(31)および上記端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)を軸方向に貫通して締結する締結部材(33)と
    を備え、
    上記端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)は、外周面から切り欠かれた切り欠き溝(35a,36a,37a)を有し、
    この切り欠き溝(35a,36a,37a)は、上記締結部材(33)の軸方向の端部(33a)を収容して隠すと共に、この端部(33a)は、上記切り欠き溝(35a,36a,37a)の底面に接触し、
    上記端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)は、複数の上記切り欠き溝(35a,36a,37a)を有し、
    この端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)が上記ロータコア(31)の上記端面に取り付けられた状態で、
    上記各切り欠き溝(35a,36a,37a)を形成する部分(371c,372c,37c)における軸方向の高さ(H1,H2,H3,H4)は、互いに異なると共に、上記各切り欠き溝(35a,36a,37a)を形成する部分(371c,372c,37c)における上記切り欠き溝(35a,36a,37a)の底面と上記ロータコア(31)の上記端面との間の軸方向の長さ(L1,L2,L3,L4)は、互いに、同じであることを特徴とするロータ。
  3. 請求項1または2に記載のロータにおいて、
    上記端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)は、上記ロータコア(31)の軸方向の両端面の夫々に取り付けられ、
    上記締結部材(33)の軸方向の両端部(33a)は、夫々、上記端部材(35,35A〜35D,36,37,37A,37B)の上記切り欠き溝(35a,36a,37a)に収容されることを特徴とするロータ。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載のロータにおいて、
    上記ロータコア(31)に軸方向に埋め込まれると共に周方向に配置された複数の磁石(32)を有し、
    上記締結部材(33)は、上記磁石(32)よりも径方向外側に位置することを特徴とするロータ。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載のロータ(30,130,230,330,430,530,630.730)と、
    このロータ(30,130,230,330,430,530,630.730)の外周側を囲むように配置されたステータ(40)と
    を備えることを特徴とするモータ。
  6. 密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮機構部(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置されると共に上記圧縮機構部(2)を駆動する請求項5に記載のモータ(3)と
    を備えることを特徴とする圧縮機。
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