JP5144985B2 - 一体形タービンノズル及びシュラウド組立体を冷却するための方法及びシステム - Google Patents

一体形タービンノズル及びシュラウド組立体を冷却するための方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、総括的にはガスタービンエンジンに関し、より具体的には、一体形タービンノズル及びシュラウド組立体を冷却するための方法及びシステムに関する。
ガスタービンエンジンの効率を増大させる1つの公知の方法は、タービン作動温度を上昇させることを必要とする。しかしながら、作動温度が上昇すると、一部のエンジン構成部品の温度がその温度限界値を越え、有効寿命の短縮及び/又は材料破壊を生じるおそれがある。さらに、構成部品の熱膨張及び収縮の増大は、構成部品の間隙及び/又は構成部品の相互嵌合関係に悪影響を与えるおそれがある。従って、ガスタービンエンジン内には冷却システムを組入れて、そのような構成部品を冷却するのを可能にして、高い作動温度に曝された時に損傷する結果になる可能性を回避してきた。
冷却の目的で、主要空気ストリームから圧縮機空気を抽出することが知られている。エンジンの作動効率を維持するのを可能にするために、抽出する冷却空気の量は一般的に、全主要空気ストリームの小さなパーセンテージのみに制限される。従って、このことは、構成部品の温度を安全限界値内に維持するのを可能にするために、冷却空気を最大限の効率で利用することを必要とする。
例えば、高温に曝される1つの構成部品は、燃焼器から延びる高圧タービンノズルの直ぐ下流に設置されたシュラウド組立体である。シュラウド組立体は、高圧タービンのロータの周りで円周方向に延び、従って高圧タービンを通って流れる主要ガスストリームの外側境界(フローパス)の一部分を形成する。ガスタービンエンジンの効率は、タービンブレードの半径方向外表面とシュラウド組立体の半径方向内表面との間で測定したタービンブレード間隙の変動によって悪影響を受ける可能性がある。過渡エンジン作動時に、タービンブレード間隙は、タービンロータ及びシュラウド組立体の相対的半径方向変位の関数である。タービンロータは一般的に、固定シュラウドシステムよりも大きい質量を有し、従ってタービン作動時に、タービンロータは一般的に、シュラウド組立体よりも遅い(低速の)熱応答(温度応答)を有する。タービンロータの半径方向変位とシュラウド組立体の半径方向変位との差が過度に大きい時には、ブレード間隙が増大し、それにより、エンジン効率の低下が生じるおそれがある。
さらに、エンジンの作動時に、高圧タービンノズル外側バンドの後縁と隣接するシュラウドセグメントの前縁との間に、ギャップが形成される可能性がある。それに限定されないが、ノズル漏洩及び/又はパージ流を含む冷却空気は、ギャップに流入し、かつ高圧タービンを通って流れる主要ガスストリーム内に流入する。より具体的には、公知のノズル外側バンド後縁及びシュラウド前縁は、単純な90°コーナ部を有するので、ギャップは、主要ガスストリーム内に直接開口している。エンジン作動時に、主要ガスストリームがノズルベーンを通って流れる時、ベーン後縁の下流に円周方向のガス圧力変動が生じる可能性がある。この円周方向ガス圧力変動は、外側バンド及びシュラウドセグメント間のギャップ内への局所的高温ガス吸込みを引き起こす可能性がある。その結果、ギャップを通って流れる冷却空気が、下流シュラウドセグメントを有効に冷却しなくなるおそれがある。
米国特許第6,984,100号公報 米国特許第6,779,597号公報 米国特許第6,485,255号公報 米国特許第6,431,832号公報 米国特許第6,431,820号公報 米国特許第6,398,488号公報 米国特許第6,354,795号公報 米国特許第6,340,285号公報 米国特許第5,511,945号公報 米国特許第5,217,348号公報 米国特許第4,949,545号公報
1つの態様では、ガスタービンエンジンのシュラウドセグメントをフィルム冷却する方法を提供する。本方法は、前面を形成した前縁を有するシュラウドセグメントを含むタービンシュラウド組立体を準備するステップを含む。タービンノズルは、該タービンノズルの外側バンドの後面と前面との間にギャップが形成されるように、タービンシュラウド組立体に組合わされ、後面上に形成されたリップは、ギャップに対して半径方向内側に位置しかつギャップのほぼ軸方向下流に延びる。冷却空気は、ギャップ内に導かれる。ギャップから流出した冷却空気は、リップに対して衝突して、シュラウドセグメントをフィルム冷却するのを可能にする。
別の態様では、ガスタービンエンジン用のタービンノズル及びシュラウド組立体を提供する。本タービンノズル及びシュラウド組立体は、その前面を形成した前縁を備えたシュラウドセグメントを含む。タービンノズルは、その後面を形成した後縁を有する外側バンドを含む。タービンノズルは、シュラウドセグメントの上流に位置し、かつ後面及び前面間にギャップが形成されるようにシュラウドセグメントと組合わされる。ギャップは、ガスタービンエンジンを通って流れる高温ガスフローパスに向けて冷却空気を導くように構成される。後面は、ギャップに対して半径方向内側にて該後面上に形成されかつギャップの軸方向下流に延びるリップを含む。
さらに別の態様では、ガスタービンエンジン用の冷却システムを提供する。ガスタービンエンジンは、前面を形成した前縁を有するシュラウドセグメントと、後面を形成した後縁を有する外側バンドを備えたタービンノズルとを含む。タービンノズルは、シュラウドセグメントの上流に位置し、かつ後面及び前面間にギャップが形成されるようにタービンシュラウド組立体と組合わされ、後面上に形成されたリップは、ギャップに対して半径方向内側に位置しかつギャップのほぼ軸方向下流に延びる。本冷却システムは、ギャップを通して、かつガスタービンエンジンの中心軸線とほぼ平行に該ガスタービンエンジンを通って流れる高温ガスフローパスに向けて冷却空気を導き、またギャップから流出した冷却空気をリップに対して衝突させて、シュラウドセグメントをフィルム冷却するのを可能にするように構成される。
本発明は、シュラウドセグメントをフィルム冷却するためのタービンシュラウド冷却システムを提供する。本タービンシュラウド冷却システムは、高圧タービンを通って流れる高温ガスフローパスとタービンノズル及びシュラウドセグメント間に形成されたギャップを通って流れる冷却空気との間にバリヤを形成するのを可能にする。より具体的には、外側バンドの後縁における延長リップは、高温ガスフローパスとタービンノズルの外側バンド及びシュラウドセグメント間に形成されたギャップとの間にバリヤを形成するのを可能にする。さらに、延長リップは、ギャップを加圧するのを可能にして、ギャップ内への高温ガス進入を防止する又は制限するのを可能にする。1つの実施形態では、延長リップは、シュラウド前縁の丸コーナ部分と平行に、軸方向後方に面したフィルム冷却スロットを形成して、下流のシュラウドセグメントをフィルム冷却するのを可能にする。
以下において航空機ガスタービンのシュラウド組立体を冷却することに関連したその応用に関して本発明を説明するが、本発明の冷却システム又は組立体はまた、適切な変更を加えることにより、それに限定されないがノズル及び/又はベーンセクションのようなその他のタービンエンジン構成部品を冷却するのを可能にするためにも適用することができることは、当業者には明らかでありまた本明細書に記載した教示から分かる筈である。
図1は、シュラウド組立体を通る高圧冷却空気流を概略的に示す例示的なシュラウド組立体の側面図である。図2は、シュラウド組立体を通る高圧冷却空気流を概略的に示す別のシュラウド組立体の側面図である。過渡エンジン作動時にシュラウド組立体の温度応答及び/又はシュラウド組立体の変位を制御するのを可能にするために、この例示的な実施形態では、タービンエンジン冷却組立体108は、ガスタービンエンジンの高圧タービンセクション112及び低圧タービンセクション114のための、その全体を参照符号110で示したシュラウド組立体を含む。タービンエンジン冷却組立体108は、それに限定されないがノズルセクション及び/又はベーンセクションのようなガスタービンエンジンのその他のセクションの冷却を可能にするためにも適用することができることは、当業者には明らかでありまた本明細書に記載した教示から分かる筈である。
シュラウド組立体110は、シュラウドセグメント130の形態になったタービンエンジン冷却構成部品を含む。各シュラウドセグメント130は、該シュラウドセグメント130の円周方向前縁133に前方取付けフック132を含む。シュラウドセグメント130はまた、中央セクション取付けフック134と該シュラウドセグメント130の円周方向後縁137に隣接して後方取付けフック136とを含む。
複数のシュラウドセグメント130は、一般に知られた方式で円周方向に配置されて、環状分割形シュラウドを形成する。シュラウドセグメント130は、高圧タービンブレード(図示せず)と該シュラウドセグメント130の高圧タービンセクションの半径方向内表面138との間、及び低圧タービンブレード(図示せず)と該シュラウドセグメント130の低圧タービンセクションの半径方向内表面140との間に環状の間隙を形成する。複数の分割形シュラウド支持体144が、シュラウドセグメント130を相互連結する。各シュラウド支持体144は、円周方向に延びかつ隣り合うシュラウドセグメント130を支持する。別の実施形態では、シュラウド支持体144は、2つのシュラウドセグメント130よりも少い又は多いあらゆる適当な数のシュラウドセグメント130を支持するように変更されている。この例示的な実施形態では、シュラウド組立体110は、26個のシュラウドセグメント130と13個のシュラウド支持体144とを含んでいるが、別の実施形態では、あらゆる適当な数のシュラウドセグメント130及び/又はシュラウド支持体144を利用することができる。
各シュラウド支持体144は、それぞれの前方突出ハンガ152、154及び156を形成する前方セクション146、中央セクション148及び後方セクション150を含む。取付けフック132、134及び136は、シュラウド支持体144がそれぞれのシュラウドセグメント130を支持するように、それぞれ協働するハンガ152、154及び156によってタングイングルーブ又はフックインハンガ相互連結の形態で受けられる。
シュラウド組立体110は、環状シュラウドリング構造体158を含み、環状シュラウドリング構造体158は次に、シュラウド支持体144を所望の位置に保持する。1つの実施形態では、シュラウドリング構造体158は、単体の連続環状シュラウドリング構造体である。各シュラウド支持体144及び各シュラウドセグメント130の半径方向位置は、シュラウドリング構造体158上に形成された2つのみの環状位置制御リング162、164によって厳密に制御される。従来型のシュラウドリング構造体と対照的に、シュラウドリング構造体158は、シュラウド組立体110の重量を軽減する又は制限するのを可能にするために、2つのみの位置制御リング162、164しか含まない。中央セクション位置制御リング162は、軸方向前方突出ハンガ166を含み、軸方向前方突出ハンガ166は、支持構造体中央セクション148によって形成された後方突出取付けフック167を受けかつ/又は該後方突出取付けフック167と協働して、第1の円周方向タングイングルーブ又はフックインハンガ相互連結の形態になる。後方位置制御リング164は、軸方向前方突出ハンガ168を含み、軸方向前方突出ハンガ168は、支持構造体後方セクション150の後方突出取付けフック169を受けかつ/又は該後方突出取付けフック169と協働して、第2の円周方向タングイングルーブ又はフックインハンガ相互連結の形態になる。
この例示的な実施形態では、ハンガ166及び/又は168は、それぞれのハンガ154及びハンガ156とダイレクト軸方向整列状態になっており、つまり同一の半径方向平面内でほぼ整列しており、シュラウド支持体144に対して、従って対応するシュラウドセグメント130に対して行われる半径方向支持及び/又は半径方向位置制御を最大にするのを可能にする。この整列配向により、シュラウド支持構造体全体の剛性を増大させることが可能になる。図2に示す別の実施形態では、ハンガ166及び/又はハンガ168は、それぞれのハンガ154及びハンガ156とオフセット軸方向整列状態になっており、つまり同一の半径方向平面内でほぼ整列していない。この例示的な実施形態では、シュラウドリング構造体158は、該シュラウドリング構造体158の後端部において燃焼器ケース(図示せず)にボルト止めされる。シュラウドリング構造体158は、燃焼器ケース接合面において前縁133から離れる方向に片持支持される。従って、中央セクション位置制御リング162は、燃焼器後方フランジ(図示せず)から数インチ離して配置され、それによって燃焼器ケースにおける半径方向歪みのあらゆる不均一な円周方向変化から切り離される。
この例示的な実施形態では、高圧冷却空気170は、シュラウド組立体110の上流に位置した圧縮機(図示せず)から抽出される。圧縮機から抽出された高圧冷却空気170の第1の部分171は、高圧タービンセクション112を冷却うるのを可能にする。圧縮機から抽出された高圧冷却空気170の第2の部分172は、低圧タービンセクション114を冷却するのを可能にする。さらに図1を参照すると、第1の部分171及び第2の部分172に対応する方向矢印は、それぞれ高圧タービンセクション能動対流冷却域173を通る高圧冷却空気170の第1の部分171及び低圧タービンセクション能動対流冷却域186(後述する)を通る高圧冷却空気170の第2の部分172のフローパスの少なくとも一部分を示している。
この実施形態では、高圧冷却空気170の第1の部分171は、第1のつまり高圧タービンセクション能動対流冷却域173内に調量して送られる。より具体的には、高圧冷却空気170の第1の部分171は、シュラウド支持体144内に形成された少なくとも1つの高圧タービンセクション(HPTS)送給孔174を通して調量して送られる。高圧冷却空気170の第1の部分171は、高圧タービンセクション能動対流冷却域173内に配置された鍋形HPTSインピンジメントバッフル175に対して衝突する。バッフル175は、シュラウド支持体144に結合され、従って少なくとも部分的に上方HPTS空洞又はプレナム176を形成する。高圧冷却空気170の第1の部分171は次に、インピンジメントバッフル175内に形成された複数の穿孔177を通して、シュラウドセグメント130内に形成された下方HPTS空洞又はプレナム178内に冷却空気として調量して送られ、その下方HPTS空洞又はプレナム内において、冷却空気は、シュラウドセグメント130の裏面179に対して衝突する。使用済みインピンジメント冷却空気180のような高圧冷却空気の一部分は、高圧タービンノズル外側バンド183と前縁133との間に形成されたギャップ182をパージするのを可能にするように構成された、シュラウドセグメント前縁133に又は該シュラウドセグメント前縁133の近くに形成された複数の前方に向いた冷却開口181を通してプレナム178から流出する。高圧冷却空気の一部分184は、シュラウドセグメント130内に形成された複数の後方に向いた冷却開口185を通して調量して送られて、内表面138及び/又は140のフィルム冷却するのを可能にする。冷却開口181から流出した高圧冷却空気の使用済みインピンジメント冷却空気180は、前縁133におけるシュラウド組立体110内への高温ガスの進入又は再循環を防止する又は制限するのを可能にする。
圧縮機から抽出された高圧冷却空気の第2の部分172は、低圧タービンセクション114を冷却するのを可能にする。この実施形態では、高圧冷却空気170の第2の部分172は、第2のつまり低圧タービンセクション能動対流冷却域186内に調量して送られる。より具体的には、高圧冷却空気170の第2の部分172は、シュラウド支持体144内に形成された少なくとも1つの低圧タービン送給孔187を通して調量して送られる。高圧冷却空気170の第2の部分172は、低圧タービンセクション能動対流冷却域186内に配置された鍋形低圧タービンセクション(LPTS)インピンジメントバッフル188に対して衝突する。バッフル188は、シュラウド支持体144に結合され、従って上方LPTS空洞又はプレナム189を少なくとも部分的に形成する。高圧冷却空気170の第2の部分172は次に、インピンジメントバッフル188内に形成された穿孔190を通してかつ下方LPTS空洞又はプレナム191内に調量して送られ、その下方LPTS空洞又はプレナム191内において、高圧冷却空気は、シュラウドセグメント130の裏面192に対して衝突する。冷却空気193は、シュラウドセグメント130を貫通して形成された複数の後方に向いた冷却開口194を通してプレナム191から流出して、下流のシュラウドセグメント130の後縁137の半径方向内表面140をフィルム冷却するのを可能にする。
図1に示すように、高圧冷却空気170は、先ず始めに、少なくとも部分的に高圧タービンノズル外側バンド183と中央セクション位置制御リング162を形成するシュラウドリング構造体158の部分との間に形成されたダクト204内に導かれる。高圧冷却空気170は、ダクト204を通して該高圧冷却空気170を導かれながら、該ダクト204内で第1の部分171と第2の部分172とに分離される。高圧冷却空気170の第1の部分171は、HPTS送給孔174を通して能動対流冷却域173及びプレナム178内に調量して送られて、高圧タービンセクション112をインピンジメント冷却するのを可能にする。使用済みインピンジメント冷却空気180は、シュラウドセグメント前縁冷却開口181を通してシュラウドセグメント130から流出して高圧タービンノズル外側バンド183とシュラウドセグメント130との間に形成されたギャップ182をパージするのを可能にし、また/或いは高圧タービンセクション112の後端部205に形成された冷却開口185を通してシュラウドセグメント130から流出して該シュラウドセグメント130の内表面138及び/又は140をフィルム冷却するのを可能にする。
高圧冷却空気170の第2の部分172は、少なくとも部分的にシュラウド支持体144とシュラウドセグメント130との間にかつ中央セクション位置制御リング162と後方位置制御リング164との間に形成された第2の能動対流冷却域186内に導かれる。高圧冷却空気170の第2の部分172は、低圧タービンセクション114を冷却するのを可能にする。1つの実施形態では、高圧冷却空気170の第2の部分172は、シュラウド支持体144内に形成された複数の低圧タービン送給孔187を通して調量して送られる。より具体的には、高圧冷却空気170の第2の部分172は、シュラウド支持体144とシュラウドリング構造体158との間にかつ中央セクション位置制御リング162と後方位置制御リング164との間に非能動対流冷却域211を形成した第3の領域210を冷却空気がバイパスするように、能動対流冷却域186内に直接調量して送られて、低圧タービンセクション114におけるシュラウドセグメントインピンジメント冷却を可能にする。使用済みインピンジメント冷却空気は、シュラウドセグメント130の後縁137に又は該後縁137の近くに形成された冷却開口194を通してシュラウドセグメント130から流出する。
図1に示すフローパスにおいて、高圧タービンセクション能動対流冷却域173及び/又は低圧タービンセクション能動対流冷却域186は、直接的にかつ能動的に冷却される。低圧タービンセクション非能動対流冷却域211は、非能動的である、つまり何らの高圧冷却空気も非能動対流冷却域211を通って流れない。従がって、過渡エンジン作動時に生じる環境状態に対する非能動対流冷却域211内における温度応答は、低下される及び/又は遅延される。その結果、中央セクション位置制御リング162及び/又は後方位置制御リング164の過渡変位もまた、減少する及び/又は遅延する。
図2に示す別の実施形態では、高圧冷却空気170は、少なくとも部分的に高圧タービンノズル外側バンド183と中央セクション位置制御リング162を形成したシュラウドリング構造体158との間に形成されたダクト204内に導かれる。高圧冷却空気170は、第1の部分171と第2の部分172とに分離される。高圧冷却空気170の第1の部分171は、1つ又は複数のHPTS送給孔174を通して、少なくとも部分的にプレナム176及びプレナム178を形成した高圧タービンセクション能動対流冷却域173内に調量して送られて、高圧タービンセクション112におけるシュラウドセグメントインピンジメント冷却を可能にする。使用済みインピンジメント冷却空気180は、シュラウドセグメント前縁冷却開口181を通してシュラウドセグメント130から流出して、高圧タービンノズル外側バンド183とシュラウドセグメント130との間のギャップ182をパージするのを可能にし、また/或いは高圧タービンセクション112の後端部205に形成された冷却開口185を通してシュラウドセグメント130から流出して、内表面138及び/又は140をフィルム冷却するのを可能にする。
高圧冷却空気170の第2の部分172は、少なくとも部分的にシュラウド支持体144とシュラウドセグメント130との間にかつ中央セクション位置制御リング162と後方位置制御リング164との間に形成された低圧タービンセクション能動対流冷却域186内に導かれて、低圧タービンセクション114を冷却するのを可能にする。1つの実施形態では、高圧冷却空気170の第2の部分172は、シュラウド支持体144を貫通して形成された複数の低圧タービン送給孔187を通して調量して送られる。高圧冷却空気170の第2の部分172は、少なくとも部分的にプレナム189及びプレナム191を形成した低圧タービンセクション能動対流冷却域186内に直接調量して送られて、低圧タービンセクション114におけるシュラウドセグメントインピンジメント冷却を可能にする。使用済みインピンジメント冷却空気193は、シュラウドセグメント130の後縁137に又は該後縁137の近くに形成された冷却開口194を通して該シュラウドセグメント130から流出する。
図1及び図2に示すようなシュラウド冷却組立体は、それぞれ1つ又は複数の送給孔174及び送給孔187を通して、高圧タービンセクション能動対流冷却域173及び/又は低圧タービンセクション能動対流冷却域186内に高圧冷却空気を直接導く。
図1及び図2に示すようなシュラウド冷却組立体では、高圧冷却空気は、低圧タービンセクション非能動対流冷却域211内には調量して送られないし或いは導かれない。その結果、低圧タービンセクション非能動対流冷却域211を形成した構成部品は、過渡エンジン作動時に、従来型のシュラウド冷却組立体内の能動対流冷却域を形成した構成部品よりも比較的低速で温度状態及び/又は環境に応答する。温度状態及び/又は環境に対するこのより低速の応答は、中央セクション位置制御リング162及び/又は後方位置制御リング164の比較的低速の過渡変位を可能にする。
従って、低圧タービンセクションシュラウドリング構造体をバイパスさせることによって、図1及び図2に示す高圧冷却空気フローパスは、過渡エンジン作動時にシュラウドセグメントの過渡温度応答及び/又は変位を減少させるかつ/又は遅延させるのを可能にする。この一層低速の応答はさらに、ブレード先端間隙及びタービンエンジン効率の改善を可能にする。
図3は、例示的なタービンノズル及びシュラウド組立体300を示している。シュラウド組立体300は、シュラウド組立体110(図1及び図2に示す)と同様であり、組立体110の構成部品と同一である組立体300の構成部品は、図3において同じ参照符号を用いて特定している。ギャップ182は、上流タービンノズル302の外側バンド183と、シュラウドセグメント130を含む隣接する下流シュラウド組立体110との間の接合面に形成される。この例示的な実施形態では、タービンノズル302は、シュラウドセグメント130の上流に位置しかつ該シュラウドセグメント130に結合され(組合わされ)て、ガスタービンエンジン用のタービンノズル及びシュラウド組立体300を形成する。
シュラウドセグメント前縁133は、シュラウドセグメント130の前面304を形成する。この例示的な実施形態では、前面304は、部分的にギャップ182を形成する丸形又は弓形のコーナ部306を含む。さらに、コーナ部306は、以下により詳細に説明するように、シュラウドセグメント130の内表面138、140に又は該内表面138、140に隣接して又は該内表面138、140の近くに、その全体を方向矢印308によって表したフィルム冷却層を形成する或いは発生するのを可能にするように構成される。
外側バンド183は、該外側バンド183の後面312を形成した後縁310を有する。タービンノズル302がシュラウドセグメント130に組合わされた時に、後面312と前面304との間にはギャップ182が形成される。ギャップ182は、冷却空気320が、矢印325で表したほぼ軸方向に進む燃焼ガスつまり高温ガスフローパスに向かって半径方向内向きに流れるのを可能にする。高温ガスフローパス325は、ガスタービンエンジンによって定まる中心軸線326とほぼ平行に流れる。冷却空気320には、少なくとも部分的に外側バンド183によって形成されたタービンノズル能動対流冷却域331から流出する使用済みタービンノズル冷却空気330、少なくとも部分的にタービンノズル302とシュラウドセグメント130を含むシュラウド組立体110との間に形成されたダクト204(図1に示す)からの漏洩空気332、及び/又はシュラウドセグメント130と協働するシュラウド支持体144との間に形成された能動対流冷却域173(図1に示す)から流出するシュラウド前縁冷却空気334を含むことができる。
この例示的な実施形態では、後面312上にリップ350が形成される。より具体的には、この例示的な実施形態では、リップ350は、ギャップ182に対して半径方向内側に位置し、かつギャップ182のほぼ後方つまり下流に延びる。リップ350は、シュラウドセグメント130の内表面138、140に沿って冷却空気320を導いて、該シュラウドセグメント130をフィルム冷却するのを可能にするように構成される。より具体的には、リップ350は、ギャップ182から流出した冷却空気320を該リップ350に対して衝突させかつ冷却空気320をシュラウドセグメント130の内表面138、140に向けて導いて、シュラウドセグメント130をフィルム冷却するのを可能にするように構成される。さらに、リップ350は、ギャップ182の軸方向下流に延びることによって、ギャップ182を加圧して内表面138、140に又は該内表面138、140の近くにフィルム冷却層308を形成する又は発生させるのを可能にして、ギャップ182内への望ましくない高温ガス進入を制限することが可能になるようにすることができる。
この例示的な実施形態では、複数の吐出開口360が、後縁310の後面312内に形成される。吐出開口360は、ギャップ182内への使用済みタービンノズル冷却空気330の流れを調量して送るように構成される。図3に示すように、吐出開口360は、中心軸線326及び/又はガスタービンエンジンを通って流れる高温ガスフルーパス325とほぼ平行に配向される。吐出開口360は、コーナ部306に向けて使用済みタービンノズル冷却空気330を導いて、フィルム冷却層308を形成するのを可能にするように構成される。この例示的な実施形態では、吐出開口360は、シュラウドセグメント130の内表面138、140とほぼ直線的に整列している。
図4は、タービンノズル及びシュラウド組立体300の別の実施形態を示している。図4に示す例示的な実施形態は、図3に示す実施形態とほぼ同様である。従って、図3に示す構成部品と同一である図4に示す構成部品は、図4においては図3において使用したのと同じ参照符号を用いて特定している。この例示的な実施形態では、複数の吐出開口362が、外側バンド後縁310内にかつリップ350を貫通して形成される。吐出開口362は、リップ350を通して使用済みタービンノズル冷却空気330の流れを調量して送るように構成される。冷却空気320はギャップ182から流出すると、冷却空気320は、リップ350に対して衝突しかつ丸コーナ部306に沿って流れてシュラウドセグメント130の内表面138、140に又は該内表面138、140に隣接して又は該内表面138、140の近くにフィルム冷却層308を形成し又は発生させて、該シュラウドセグメント130をフィルム冷却するのを可能にする。リップ350内に形成された吐出開口362から流出した使用済みタービンノズル冷却空気330は、内表面140に沿って形成されたフィルム冷却層308を高温ガスフローパス325から遮蔽するのを可能にする。より具体的には、使用済みタービンノズル冷却空気330は、フィルム冷却層308と高温ガスフローパス325との間にバリヤを形成するのを可能にする。図4に示すように、この例示的な実施形態では、吐出開口362は、高温ガスフローパス325とほぼ平行にリップ350内に形成される。
図3及び図4を参照すると、前方に向いた冷却開口181は、シュラウドセグメント前縁133内に形成されかつギャップ182内へのシュラウド前縁冷却空気334の流れを調量して送るように構成される。この例示的な実施形態では、冷却開口181は、図3に示すような後面312内に形成された吐出開口360又は図4に示すようなリップ350を貫通して延びる吐出開口362から半径方向外側に位置している。1つの例示的な実施形態では、少なくとも1つの冷却開口181は、少なくとも1つの吐出開口360、362とほぼ平行である。シュラウド前縁冷却空気334が冷却開口181からギャップ182内に流出すると、冷却空気334は、ダクト204(図1に示す)から導かれた漏洩空気332と混合する。混合した冷却空気320は、該冷却空気320がギャップ182から流出する時に、リップ350に対して衝突する。冷却空気320は次に、丸コーナ部306に沿って流れて、フィルム冷却層308を形成し又は発生させる。この例示的な実施形態では、図3に示すように、後面312を貫通する吐出開口360から流出した使用済みタービンノズル冷却空気330は、コーナ部306に向けて導かれて、シュラウドセグメント内表面138上にフィルム冷却層308の形成するのを可能にする。図4に示すような別の実施形態では、使用済みタービンノズル冷却空気330は、リップ350内に形成された吐出開口362から流出して、内表面138、140に沿って形成されたフィルム冷却層308を高温ガスフローパス325と接触しないように遮蔽するのを可能にする。
上述した方法及びシステムは、シュラウドセグメントをフィルム冷却するのを可能にする。本方法及びシステムは、高圧タービンを通って流れる高温ガスフローパスとタービンノズル及びシュラウドセグメント間に形成されたギャップを通って流れかつ該ギャップから流出する冷却空気との間にバリヤを形成するのを可能にする。より具体的には、ギャップを通って流れる冷却空気は、タービンノズルの後縁から延びるリップに対して衝突するように導かれる。リップは、ギャップに対して半径方向内側に位置しかつギャップの軸方向下流に延びて、シュラウドセグメントの前縁上に形成された丸コーナ部に向けて衝突後冷却空気を導き、コーナ部により、ギャップの下流でシュラウドセグメントの内表面に又は該内表面の近くに又は該内表面に隣接してフィルム冷却層が形成され又は発生することが可能になる。この例示的な実施形態では、後面内に形成された吐出開口を通してタービンノズル外側バンドから流出する使用済みタービンノズル冷却空気は、ギャップから流出する冷却空気を丸コーナ部に向けて導いて、さらにフィルム冷却層を形成する又は発生させるのを可能にする。別の実施形態では、リップ内に形成された吐出開口を通してタービンノズル外側バンドから流出する使用済みタービンノズル冷却空気は、ガスタービンエンジンを通って流れる高温ガスフローパスからフィルム冷却層を遮蔽するのを可能にする。その結果、延長リップは、高温ガスフローパスと、外側バンド及びシュラウドセグメント間に形成されたギャップを通って流れかつ該ギャップから流出する冷却空気との間のバリヤとして働く。さらに、延長リップは、ギャップ内の冷却空気を加圧して、従来型の冷却システム又は組立体において見ることができるようなノズル後縁伴流効果によるギャップ内への高温ガス進入を防止する又は制限するのを可能にする。
以上、シュラウドセグメントをフィルム冷却するための方法及びシステムの例示的な実施形態を詳細に説明している。本方法及びシステムは、本明細書に記載した特定の実施形態に限定されるものではなく、むしろ、本方法のステップ及び/又は本システムの構成部品は、本明細書に記載したその他のステップ及び/又は構成部品とは独立してかつ別個に利用することができる。さらに、記載した方法ステップ及び/又はシステム構成部品は、その他の方法及び/又はシステム内で使用すること或いはその他の方法及び/又はシステムと組合せて使用することもでき、また本明細書に記載した方法及びシステムのみで実施することに限定されるものではない。
様々な特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明が特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変更で実施することができることは、当業者には分かるであろう。
シュラウド組立体を通る高圧冷却空気流を概略的に示す例示的なシュラウド組立体の側面図。 シュラウド組立体を通る高圧冷却空気流を概略的に示す別のシュラウド組立体の側面図。 例示的なタービンノズル及びシュラウド組立体の概略図。 タービンノズル及びシュラウド組立体の別の実施形態の概略図。
符号の説明
108 タービンエンジン冷却組立体
110 シュラウド組立体
112 高圧タービンセクション
114 低圧タービンセクション
130 シュラウドセグメント
132 取付けフック
133 前縁
137 後縁
138 内表面
144 シュラウド支持体
146 前方セクション
148 中央セクション
150 後方セクション
152 協働ハンガ
152 突出ハンガ
158 シュラウドリング構造体
162 制御リング
166 軸方向前方突出ハンガ
167 後方突出取付けフック
170 高圧冷却空気
171 第1の部分
172 第2の部分
173 能動対流冷却域
174 送給孔
175 バッフル
176 空洞又はプレナム
177 穿孔
179 裏面
180 使用済みインピンジメント冷却空気
181 冷却開口
182 ギャップ
183 外側バンド
184 部分
185 冷却開口
186 能動対流冷却域
187 送給孔
188 インピンジメントバッフル
190 穿孔
193 冷却空気
193 使用済みインピンジメント冷却空気
204 ダクト
205 後縁
211 非能動対流冷却域
300 ノズル及びシュラウド組立体
302 タービンノズル
304 前面
306 コーナ部
308 フィルム冷却層
310 後縁
312 後面
320 冷却空気
325 高温ガスフローパス
326 中心軸線
330 タービンノズル冷却空気
331 能動対流冷却域
332 漏洩空気
334 前縁冷却空気
350 リップ

Claims (6)

  1. ガスタービンエンジン用のタービンノズル及びシュラウド組立体(300)であって、
    その前面(304)を形成した前縁(133)を含むシュラウドセグメント(130)と、
    その後面(312)を形成した後縁(137)を有する外側バンド(183)を含むタービンノズル(302)と、
    前記後面(312)内に形成された複数の吐出開口(362)と、
    を含み、
    前記タービンノズルが、前記シュラウドセグメントの上流に位置し、かつ前記後面及び前面間にギャップ(182)が形成されるように前記シュラウドセグメントと組合わされ、
    前記ギャップが、ガスタービンエンジンを通って流れる高温ガスフローパス(325)に向けて冷却空気を導くように構成され、
    前記後面が、前記ギャップに対して半径方向内側にて該後面上に形成されかつ前記ギャップの軸方向下流に延びるリップ(350)を含み、
    前記複数の吐出開口が、前記ギャップ(182)内に冷却空気(320)の流れを調量して送るように構成される、
    各吐出開口(362)が、前記シュラウドセグメント(130)の内表面とほぼ直線的に整列して、前記前縁(133)上に形成された丸コーナ部(306)に向けて冷却空気(320)を導くのを可能にする、
    タービンノズル及びシュラウド組立体(300)。
  2. 前記リップ(350)が、前記シュラウドセグメント(130)の内表面に沿って冷却空気(320)を導くように構成されて、該シュラウドセグメントの下流部分をフィルム冷却するのを可能にする、請求項1に記載のタービンノズル及びシュラウド組立体(300)。
  3. 前記複数の吐出開口の各吐出開口(362)が、前記前縁(133)上に形成された丸コーナ部(306)に向けて使用済みタービンノズル冷却空気(182)を導くように構成される、請求項1に記載のタービンノズル及びシュラウド組立体(300)。
  4. 前記前縁(133)内に形成された複数の前方に向いた冷却開口(181)をさらに含み、
    前記複数の冷却開口が、前記ギャップ(182)内に冷却空気(193)の流れを調量して送るように構成される、
    請求項1に記載のタービンノズル及びシュラウド組立体(300)。
  5. 前記複数の冷却開口(181)の少なくとも1つが、前記後面(312)内に形成された前記複数の吐出開口(362)の少なくとも1つとほぼ平行である、請求項1に記載のタービンノズル及びシュラウド組立体(300)。
  6. ガスタービンエンジン用の冷却システム(108)であって、前記ガスタービンエンジンが、
    前面(304)を形成した前縁(133)を有するシュラウドセグメント(130)と、
    後面(312)を形成した後縁(137)を有する外側バンド(183)を含むタービンノズル(302)と、
    前記後面(312)内に形成された複数の吐出開口(362)と、
    を含み、
    前記タービンノズルが、前記シュラウドセグメントの上流に位置し、かつ前記後面及び前面間にギャップ(182)が形成されるようにタービンシュラウド組立体(300)と組合わされ、前記後面上に形成されたリップ(350)が、前記ギャップに対して半径方向内側に位置しかつ前記ギャップのほぼ軸方向下流に延び、
    該冷却システムが、
    前記ギャップを通して、かつガスタービンエンジンの中心軸線(326)とほぼ平行に該ガスタービンエンジンを通って流れる高温ガスフローパス(325)に向けて冷却空気(193)を導き、また
    前記ギャップから流出した冷却空気(180)を前記リップに対して衝突させて、前記シュラウドセグメントをフィルム冷却するのを可能にする、
    ように構成され、
    各吐出開口(362)が、前記シュラウドセグメント(130)の内表面とほぼ直線的に整列して、前記前縁(133)上に形成された丸コーナ部(306)に向けて冷却空気(320)を導くのを可能にする、
    冷却システム(108)。
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