JP5143325B2 - ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドを反応させてヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドとを反応させることによるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造プロセスにおいては、一般に、反応釜に(メタ)アクリル酸、アルキレンオキシドおよび触媒を一括で仕込む形態(一括投入)、あるいは、反応釜に(メタ)アクリル酸および触媒を予め仕込んでおき、アルキレンオキシドを反応釜に投入する形態(逐次投入)が採用されている。
【0003】
また、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドとを反応させて、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを製造する際、副生成物としてジエステル(具体的には、アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート)や、二量体(具体的には、ジアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート)といった不純物が生成するため、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの反応選択率が低下するという問題が生じている。
【0004】
一括投入を行うと、上記不純物の生成が抑制されるため、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの反応選択率を上げることができる、という点で好ましい形態ではある。しかしながら、アルキレンオキシドは酸素との共存下で一定の条件を満たす場合に爆発性を有するガス(混合ガス)となるため、原料アルキレンオキシドの仕込み時や反応開始時に反応系内気相部のアルキレンオキシド濃度が高くなる一括投入では、爆発の危険性が高いという問題がある。
【0005】
逐次投入を行うと、上記問題が減少し、安全にヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを製造することができるようになるとともに、適切な反応温度を選択し制御することによって上記不純物の生成を抑制することができる、という点で好ましい形態である。
【0006】
逐次投入においては、従来、アルキレンオキシドを一定速度で供給することが一般的である。これは、上記不純物の副生を抑制するための適切な反応温度を制御することが容易であり、また、アルキレンオキシドの取扱いの困難さを考慮すると一定速度での供給が好ましい、と考えられていたからである。
【0007】
逐次投入において生産性を上げるためには、アルキレンオキシドの供給速度を増加させ、アルキレンオキシド供給時間を短縮する必要がある。また、製品品質に悪影響を及ぼす上記ジエステルや二量体などの不純物の副生を抑制するためにも、アルキレンオキシドの供給時間を短縮することが望まれる。しかしながら、従来一般的な、単に供給速度を一定量増加させて供給する方法では、供給終了時の残存アルキレンオキシド濃度が高くなってしまい、爆発の危険性の問題が生じてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明が解決しようとする課題は、爆発の危険性を回避しつつ、生産性を上げることができ、さらには製品品質に悪影響を及ぼすジエステルや二量体などの不純物の副生を抑制できる、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した。その結果、アルキレンオキシドの供給速度を供給期間中に特定の条件に合うように変動させることにより、上記課題が解決できることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明にかかるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法は、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドを触媒の存在下で反応させることによりヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを製造する方法において、反応開始時からアルキレンオキシド全量の供給終了時までの時間をT(時間)とした場合に、反応開始時からT/2(時間)経過時までに、アルキレンオキシド全量の50%を超える量のアルキレンオキシドを供給することを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる別のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法は、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドを触媒の存在下で反応させることによりヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを製造する方法において、アルキレンオキシドの全供給量をW(モル)、反応開始時からアルキレンオキシド全量の供給終了時までの時間をT(時間)とした場合に、平均供給速度V(=W/T)(モル/時間)よりも大きい供給速度V0(モル/時間)でアルキレンオキシドの供給を開始し、その後少なくとも1回、アルキレンオキシドの供給速度を減少させて、反応開始時からT(時間)でアルキレンオキシド全量の供給を終了することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
初めに、本発明に係るヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法を好ましく適用することができるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造プロセスの概略を説明する。
【0013】
まず、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドとを、触媒の存在下で反応させる。この反応は反応率が100%に満たないことが多く、反応終了時の反応液中には未反応の(メタ)アクリル酸やアルキレンオキシド等が残存する場合が一般的である。そこで、上記の反応液は、これら未反応原料等を反応液中から除去するための工程へと導かれる。そして、続く最終段階として、蒸留等による精製が行われて、目的のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが得られる。
【0014】
以下、本発明にかかる製造方法の特徴である、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドとの、触媒の存在下での反応工程について説明する。
【0015】
本発明において用いることが出来るアルキレンオキシドは、好ましくは炭素数2〜6、より好ましくは炭素数2〜4のアルキレンオキシドであり、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドが挙げられ、好ましくはエチレンオキシド、プロピレンオキシドである。また、本発明において用いる(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸またはメタクリル酸を意味する。
【0016】
本発明における(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドの触媒の存在下における反応は、この種の反応に一般的に用いられている方法に従って行うことができる。
【0017】
例えば、バッチ式で反応を行う場合、原料(メタ)アクリル酸を仕込んだ所へアルキレンオキシドを投入して行われる。この際、アルキレンオキシドは、逐次投入する。すなわち、連続的および/または間欠的に(メタ)アクリル酸に投入する(以下、それぞれ「連続的投入」、「間欠的投入」と称することがある)。そして、この種の反応においてよく行われるように、全アルキレンオキシドの投入終了後も反応を継続させて、いわゆる熟成を行い、反応を完結させることもできる。
【0018】
また、(メタ)アクリル酸についても初期に一度に仕込む必要は必ずしもなく、いくつかに分割して投入することもできる。
【0019】
上述した逐次投入は、いわゆる一括投入(反応釜に(メタ)アクリル酸、アルキレンオキシド、触媒を一括で仕込む形態)でない形態を意味する。「連続的投入」は、少しずつ連続的に投入する逐次投入をいい、「間欠的投入」は、間欠的に、例えば2、3回に分けて投入するというように、全投入量を任意の回数に分けて投入する逐次投入のことをいう。
【0020】
また、本発明においては、上記逐次投入としては、アルキレンオキシドの一部を初期投入量として予め仕込んでおいた状態から、残りを連続的投入および/または間欠的投入して反応を開始する方法なども挙げることができる。この場合、アルキレンオキシドの初期投入量は、その全投入量の0.1〜30重量%とすることが好ましく、より好ましくは0.5〜20重量%、さらにより好ましくは1〜10重量%である。
【0021】
上記連続的投入をする場合は、投入速度を一定にしたまま投入終了まで進行させても、途中で少なくとも1回速度を変化させて進行させても、速度自体を連続的に任意に変化させながら進行させてもよく、その連続投入の形態については特に限定はされないが、なかでも、途中で1回速度を変化させ、かつ、変更前から変更後へと速度を低下させる形態がより好ましい。
【0022】
原料(メタ)アクリル酸と原料アルキレンオキシドの反応器への投入については、それぞれ別々の投入ラインから投入してもよいし、反応器に投入する前に、配管、または、ラインミキサー、ミキシングタンクなどで予め混合してから投入してもよい。また、原料は常温で投入してもよいし、所望の反応温度まで予め加温してから投入することもできる。また、反応器出口液を反応器入口へ循環させる場合や、未反応の(メタ)アクリル酸や未反応のアルキレンオキシドを回収再利用する場合には、これらの液を原料(メタ)アクリル酸、原料アルキレンオキシドと混合してから反応器へ投入してもよい。しかし、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドを別々の投入ラインから反応液中に投入した場合、(メタ)アクリル酸の投入付近では反応液中のモル比が(メタ)アクリル酸過剰になるので、好ましくは、反応器へ投入する前に、それぞれの原料を配管などで予め混合してから投入するのがよい。
【0023】
本発明において用いることが出来る反応用の触媒は、特に限定されないが、塩化クロム、アセチルアセトンクロム、蟻酸クロム、酢酸クロム、アクリル酸クロム、メタクリル酸クロム、重クロム酸ソーダ、ジブチルジチオカルバミン酸クロムなどのクロム化合物;鉄粉、塩化鉄、蟻酸鉄、酢酸鉄、アクリル酸鉄、メタクリル酸鉄などの鉄化合物;トリアルキルアミン類、ピリジンなどの環状アミン類及びその4級塩や、3級アミノ基、4級アンモニウム塩、ピリジニウム基などの塩基性官能基をもつ樹脂などのアミン化合物;などの群から選ばれた1種または2種以上の化合物であることが好ましい。
【0024】
上記触媒の量は特に限定されないが、均一触媒の場合は、原料(メタ)アクリル酸に対して0.05〜10重量%の範囲で用いることが好ましく、より好ましくは0.1〜3重量%の範囲で用いる。さらに、均一系触媒の場合、反応釜に予め仕込んでおくことが一般的であるが、特に限定はされず、反応釜とは別の溶解槽で原料(メタ)アクリル酸に溶解させてから反応釜に仕込むこともできる。一方、不均一触媒でバッチ反応の場合には、原料(メタ)アクリル酸に対して5〜80重量%の範囲で用いることが好ましく、より好ましくは10〜70重量%の範囲で用いる。
【0025】
また、反応液には、重合防止剤を必要により添加してもよい。重合防止剤としては、特に制限はなく、一般に工業的に用いられるものであれば使用可能であり、具体的には、例えば、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、tert−ブチルハイドロキノン、2,6−ジ−tert−ブチルハイドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチルハイドロキノン、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、ハイドロキノンモノメチルエーテル等のフェノール化合物;N−イソプロピル−N’−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、N−(1−メチルヘプチル)−N’−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−パラ−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−パラ−フェニレンジアミン等のパラフェニレンジアミン類;チオジフェニルアミン、フェノチアジン等のアミン化合物;ジブチルジチオカルバミン酸銅、ジエチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸銅等のジアルキルジチオカルバミン酸銅塩類;2,2,4,4−テトラメチルアゼチジン−1−オキシル、2,2−ジメチル−4,4−ジプロピルアゼチジン−1−オキシル、2,2,5,5−テトラメチルピロリジン−1−オキシル、2,2,5,5−テトラメチル−3−オキソピロリジン−1−オキシル、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、6−アザ−7,7−ジメチル−スピロ(4,5)デカン−6−オキシル、2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトキシピペリジン−1−オキシル、2,2,6,6−テトラメチル−4−ベンゾイルオキシピペリジン−1−オキシル等のN−オキシル化合物などが例示される。これら重合防止剤は1種のみ用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0026】
上記重合防止剤の添加量は、原料(メタ)アクリル酸に対して、0.0001〜1重量%であることが好ましく、より好ましくは0.001〜0.5重量%である。
【0027】
本発明に係るヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法においては、アルキレンオキシドを逐次投入、すなわち、連続的投入および/または間欠的投入し、(メタ)アクリル酸と反応させる。
【0028】
アルキレンオキシドの供給量(全供給量)は、(メタ)アクリル酸1モルに対して、アルキレンオキシドが1.0〜10モルであることが好ましい範囲であり、より好ましくは1.0〜5.0モル、さらに好ましくは1.0〜3.0モル、さらにより好ましくは1.0〜2.0モルである。アルキレンオキシドの供給量が(メタ)アクリル酸に対して等モルに満たない量である場合には、反応が進行せず、本発明の特徴的な方法を実施することができないという点で好ましくない。また、アルキレンオキシドの供給量が10モルを超えると、回収工程が必要となり経済的に不利になるという点で好ましくない。
【0029】
本発明に係る製造方法においては、アルキレンオキシドの供給速度を供給期間中に特定の条件に合うように変動させることが特徴である。
【0030】
上記特定の条件の一つは、反応開始時からアルキレンオキシド全量の供給終了時までの時間をT(時間)とした場合に、反応開始時からT/2(時間)経過時までに、アルキレンオキシド全量の50%を超える量のアルキレンオキシドを供給することである。
【0031】
好ましくは、反応開始時からT/2(時間)経過時までに、アルキレンオキシド全量の50%を超えて95%以下の量のアルキレンオキシドを供給することであり、より好ましくは60〜90%であり、さらにより好ましくは65〜85%であり、特に好ましくは70〜80%である。
【0032】
反応開始時からアルキレンオキシド全量の供給終了時までの時間T(時間)は、各種反応条件により適宜変動するが、3〜6時間であることが好ましい。
【0033】
この特定の条件を満たすようにアルキレンオキシドを供給することにより、反応の前半部で後半部よりも多量のアルキレンオキシドが供給されることになる。この供給形態により、従来のアルキレンオキシドを一定速度で供給する場合に比べて、アルキレンオキシド供給時間が短縮でき、生産性が向上する。さらに、製品品質に悪影響を及ぼすジエステルや二量体などの不純物の副生を抑制することができる。また、従来のアルキレンオキシドを一定速度で供給する場合に比べて、反応速度が大きくなり、供給終了時の残存アルキレンオキシド濃度を低く抑えることができるため、爆発の危険性の問題も回避できる。
【0034】
上記特定の条件のもう一つは、アルキレンオキシドの全供給量をW(モル)、反応開始時からアルキレンオキシド全量の供給終了時までの時間をT(時間)とした場合に、平均供給速度V(=W/T)(モル/時間)よりも大きい供給速度V0(モル/時間)でアルキレンオキシドの供給を開始し、その後少なくとも1回、アルキレンオキシドの供給速度を減少させて、反応開始時からT(時間)でアルキレンオキシド全量の供給を終了することである。
【0035】
反応開始時からアルキレンオキシド全量の供給終了時までの時間T(時間)は、各種反応条件により適宜変動するが、3〜6時間であることが好ましい。
【0036】
上記アルキレンオキシドの供給開始速度V0(モル/時間)は、上記平均供給速度V(=W/T)(モル/時間)の1.1倍以上であることが好ましく、1.3倍以上であることがより好ましく、1.7倍以上であることがさらにより好ましく、2.0倍以上であることが特に好ましい。
【0037】
上記特定の条件においては、アルキレンオキシドの供給を開始した後に少なくとも1回、アルキレンオキシドの供給速度を減少させて、反応開始時からT(時間)でアルキレンオキシド全量の供給を終了させる。供給速度の減少操作は、1回以上であれば何回でもよく、段階的に減少させてもよいし、無段階的(連続的)に減少させてもよいし、それらの組み合わせでも良い。最終的に反応開始時からT(時間)でアルキレンオキシド全量の供給が終了できればよい。
【0038】
この特定の条件を満たすようにアルキレンオキシドを供給することにより、反応の前半部で後半部よりも多量のアルキレンオキシドが供給されることになる。この供給形態により、従来のアルキレンオキシドを一定速度で供給する場合に比べて、アルキレンオキシド供給時間が短縮でき、生産性が向上する。さらに、製品品質に悪影響を及ぼすジエステルや二量体などの不純物の副生を抑制することができる。また、従来のアルキレンオキシドを一定速度で供給する場合に比べて、反応速度が大きくなり、供給終了時の残存アルキレンオキシド濃度を低く抑えることができるため、爆発の危険性の問題も回避できる。
【0039】
上記爆発の危険性を評価する手段としては、特に限定はされないが、例えば、アルキレンオキシド供給終了時の反応系内気相部の組成から評価する方法、詳しくは、アルキレンオキシド濃度と酸素濃度とから評価する方法が挙げられる。そして、通常、アルキレンオキシド濃度と酸素濃度とから評価する爆発の危険性は、反応系内部の温度、圧力、空間容積などといった環境条件に依存する。例えば、一般的な環境条件下で反応が行われる場合、上記酸素濃度が3〜4容積%であれば、上記アルキレンオキシド濃度が25容積%未満、好ましくは20容積%未満、より好ましくは15容積%未満であると、爆発の危険性を回避することができる。
【0040】
本発明に係るヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法における、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドの反応の温度は、40〜100℃の範囲が好ましく、45〜90℃の範囲がより好ましく、45〜80℃の範囲がさらにより好ましく、50〜80℃の範囲が特に好ましい。
【0041】
上記温度範囲が40℃未満の場合には、反応速度の低下が著しく、未反応のアルキレンオキシドの気相中のガス濃度が高くなり、爆発するおそれがあるので、安全を確保するために気相部を不活性ガスで希釈し、アルキレンオキシドの気相中のガス濃度を下げる必要がある。その場合、反応器の設計圧力を高くする必要があり、経済的に好ましくない。また、アルキレンオキシドの投入速度を遅くし、未反応のアルキレンオキシドの濃度を下げる方法もあるが、反応時間が長くなり生産性が低下する。
【0042】
また、上記温度範囲が100℃を超えると、ジエステル、あるいは、ジアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートの生成を抑制し難いために好ましくない。
【0043】
本発明においては、目的物であるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの重合促進物質であるジエステルの生成を従来通常より抑制していることにより、反応時のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの重合を抑制することができ、反応釜内および配管での重合による閉塞がなくなり生産性をより向上することもできる。
【0044】
本発明に係る製造方法においては、反応および蒸留、または反応、熟成および蒸留を含む製造工程において、ジエステルの生成防止剤を2以上に分割して添加してもよい。生成防止剤としては、シュウ酸、無水シュウ酸、マロン酸、コハク酸、無水コハク酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、サリチル酸、オクタン酸、アジピン酸、セパシン酸、テトラデカンジカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,3,6−ヘキサントリカルボン酸、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4−ペンタンテトラカルボン酸、1,6,7,12−ドデカンテトラカルボン酸、安息香酸、オルソトルイル酸、メタトルイル酸、パラトルイル酸、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ピロメリット酸、無水ピロメリット酸、トリメリット酸、無水トリメリット酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸、1,3,5,7−ナフタレンテトラカルボン酸、ポリアクリル酸等のカルボン酸およびその無水物;グリセリン、ジエチレングリコール、トリメチロールプロパン、クレゾール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサン、キシリトール、マンニトール、カテコール、レゾルシン、2,6−ジヒドロキシトルエン、tert−ブチルカテコール、ピロガロール、2,4−ビス(ヒドロキシメチル)フェノール、1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン、2,4,6−トリス(ヒドロキシメチル)フェノール、1,2,4,5−テトラヒドロキシベンゼン等の多価アルコール;エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四プロピオン酸、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン四酢酸、アセチルアセトン、クペロン、オキシン、ベンジジン、ジエチルジチオカルバミン酸等の金属キレート剤;などの群から選ばれた1種または2種以上の化合物であることが好ましい。
【0045】
本発明に係る製造方法においては、反応を温和に進行させることなどを目的として、溶媒中で反応を行ってもよい。溶媒としては、トルエン、キシレン、ヘプタン、オクタンなどの一般的なものを用いることができる。
【0046】
本発明に係る製造方法においては、反応時の系内圧力は、使用する原料の種類や混合比にもよるが、一般には加圧下で行われる。
【0047】
【実施例】
以下に本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0048】
−実施例1−
アクリル酸658g、触媒として酢酸クロム2.62g、および、重合防止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル1.44gを、容量1.5リットルの撹拌機付きSUS−316製オートクレーブに仕込み、その内部温度を50℃に昇温した後、その内部を窒素ガスで置換し、酸素濃度4容積%、内部圧を0.1MPaとした。
【0049】
その後、上記オートクレーブ内に、エチレンオキシド287gを60分かけて供給した後、供給速度を変更し、143gを120分かけて供給した。この間、反応温度を50℃に維持した。
【0050】
エチレンオキシド供給終了時の反応液組成は、アクリル酸19.5重量%、エチレンオキシド12.3重量%であり、その時のオートクレーブ気相部のエチレンオキシド濃度は23容積%であり、酸素濃度は3.5容積%であった。
【0051】
エチレンオキシドの供給終了後、70℃に昇温して、未反応アクリル酸が0.1重量%以下になるまで反応を継続した。3時間反応を継続することで、未反応アクリル酸が0.09重量%になったので、反応液を冷却した。得られた反応液中の、ヒドロキシエチルアクリレート濃度は91.4重量%であり、ジエステル濃度は0.18重量%、ジエチレングリコールモノアクリレート濃度は7.4重量%であった。
【0052】
−比較例1−
エチレンオキシド430gを一定速度で240分かけて供給した以外は、実施例1と同様の操作を行った。
【0053】
エチレンオキシド供給終了時の反応液組成は、アクリル酸20.3重量%、エチレンオキシド13.9重量%であり、その時のオートクレーブ気相部のエチレンオキシド濃度は25容積%で、酸素濃度は3.5容積%であり、実施例1と同様に爆発範囲を外れた。
【0054】
エチレンオキシドの供給終了後、70℃に昇温して反応を継続し、3.5時間反応を継続することで、未反応アクリル酸が0.09重量%になったので、反応液を冷却した。得られた反応液中の、ヒドロキシエチルアクリレート濃度は90.2重量%であり、ジエステル濃度は0.24重量%、ジエチレングリコールモノアクリレート濃度は8.2重量%であった
比較例1では、エチレンオキシド供給終了時のオートクレーブ気相部のエチレンオキシド濃度は、実施例1とほぼ同等であり、共に爆発の危険性はなかった。しかし、実施例1に比べ、副生成物であるジエステルやジエチレングリコールモノアクリレートの生成量が増加したうえ、反応時間が1.5時間長くなり、生産性が低下した。
【0055】
−比較例2−
エチレンオキシド430gを一定速度で180分かけて供給した以外は、実施例1と同様の操作を行った。
【0056】
エチレンオキシド供給終了時の反応液組成は、アクリル酸25.3重量%、エチレンオキシド16.5重量%であり、その時のオートクレーブ気相部のエチレンオキシド濃度は30容積%で、酸素濃度は3.5容積%であり、このガス組成では爆発範囲に入り、爆発の危険性が生じた。そこで、着火源が近くないことを確認した上で反応を継続した。
【0057】
エチレンオキシドの供給終了後、70℃に昇温して反応を継続し、3時間反応を継続することで、未反応アクリル酸が0.08重量%になったので、反応液を冷却した。得られた反応液中の、ヒドロキシエチルアクリレート濃度は91.2重量%であり、ジエステル濃度は0.20重量%、ジエチレングリコールモノアクリレート濃度は7.5重量%であった。
【0058】
比較例2では、副生成物であるジエステルやジエチレングリコールモノアクリレートの生成量は実施例1とほぼ同等であったが、エチレンオキシド供給終了時のオートクレーブ気相部のエチレンオキシド濃度は実施例1より高くなり爆発の危険性が増加した。
【0059】
−参考例1−
メタクリル酸746g、触媒として酢酸クロム2.62g、および、重合防止剤としてフェノチアジン2.24gを、容量1.5リットルの撹拌機付きSUS−316製オートクレーブに仕込み、その内部温度を60℃に昇温した後、その内部を窒素ガスで置換し、酸素濃度を4容積%、内部圧を0.1MPaとした。
【0060】
その後、上記オートクレーブ内に、エチレンオキシド272gを90分かけて供給した後、供給速度を変更し、117gを60分かけて供給した。この間、反応温度を60℃に維持した。
【0061】
エチレンオキシド供給終了時の反応液組成は、メタクリル酸26.8重量%、エチレンオキシド12.8重量%であり、その時のオートクレーブ気相部のエチレンオキシド濃度は24容積%で、酸素濃度は3.8容積%であった。
【0062】
エチレンオキシドの供給終了後、75℃に昇温して、未反応メタクリル酸が0.1重量%以下になるまで反応を継続した。3時間反応を継続することで、未反応メタクリル酸が0.09重量%になったので、反応液を冷却した。得られた反応液中の、ヒドロキシエチルメタクリレート濃度は95.7重量%であり、ジエステル濃度は0.06重量%、ジエチレングリコールモノメタクリレート濃度は3.5重量%であった。
【0063】
−比較例3−
エチレンオキシド58gを38分かけて供給した後、供給速度を変更し、331gを112分かけて供給した以外は、参考例1と同様の操作を行った。
【0064】
エチレンオキシド供給終了時の反応液組成は、メタクリル酸32.2重量%、エチレンオキシド15.1重量%であり、その時のオートクレーブ気相部のエチレンオキシド濃度は28容積%で、酸素濃度は3.8容積%であり、このガス組成では爆発範囲に入り、爆発の危険性が生じた。そこで、着火源が近くないことを確認した上で反応を継続した。
【0065】
エチレンオキシドの供給終了後、75℃に昇温して反応を継続し、3.5時間反応を継続することで、未反応メタクリル酸が0.08重量%になったので、反応液を冷却した。得られた反応液中の、ヒドロキシエチルメタクリレート濃度は94.6重量%であり、ジエステル濃度は0.15重量%、ジエチレングリコールモノメタクリレート濃度は4.0重量%であり、参考例1より副生成物の生成量が多くなった。
【0066】
比較例3では、エチレンオキシド供給終了時のオートクレーブ気相部のエチレンオキシド濃度が参考例1より高くなり爆発の危険性が増加した。しかも、参考例1に比べ、副生成物であるジエステルやジエチレングリコールモノメタクリレートの生成量が増加したうえ、エチレンオキシド供給終了後の熟成時間が0.5時間長くなり、生産性が低下した。
【0067】
−参考例2−
アクリル酸663g、触媒として酢酸クロム3.32g、および、重合防止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル1.03gを、容量1.5リットルの撹拌機付きSUS−316製オートクレーブに仕込んだ後、プロピレンオキシド55gを、プランジャーポンプを使用してオートクレーブ内に投入した。その後、内部温度を55℃に昇温し、その昇温期間中に、内部を窒素ガスで置換し、酸素濃度を3.5容積%、内部圧を0.1MPaとした。
【0068】
反応温度が55℃に達した時点からプロピレンオキシドを投入し始め、330gを90分かけて供給した後、供給速度を変更し、202gを150分かけて供給した。この間、反応温度を55℃に維持した。
【0069】
プロピレンオキシド供給終了時の反応液組成は、アクリル酸20.2重量%、プロピレンオキシド15.4重量%であり、その時のオートクレーブ気相部のプロピレンオキシド濃度は15容積%で、酸素濃度は3.2容積%であった。
【0070】
プロピレンオキシドの供給終了後、反応温度を70℃に上昇させ、未反応アクリル酸が0.1重量%以下になるまで反応を継続した。2.5時間反応を継続することで、未反応アクリル酸が0.09重量%となったので、反応液を冷却した。得られた反応液中の、ヒドロキシプロピルアクリレート濃度は94.3重量%であり、ジエステル濃度は0.15重量%、ジプロピレングリコールモノアクリレート濃度は4.2重量%であった。
【0071】
−比較例4−
反応温度が55℃に達した時点からではなく、反応温度が55℃に達した後さらに1時間維持してから、プロピレンオキシドを投入した以外は、参考例2と同様の操作を行った。
【0072】
プロピレンオキシド供給終了時の反応液組成は、アクリル酸18.5重量%、プロピレンオキシド13.7重量%であり、その時のオートクレーブ気相部のプロピレンオキシド濃度は14容積%で、酸素濃度は3.3容積%であった。
【0073】
プロピレンオキシドの供給終了後、反応温度を70℃に上昇させ、3時間反応を継続することで、未反応アクリル酸が0.09重量%となったので、反応液を冷却した。得られた反応液中の、ヒドロキシプロピルアクリレート濃度は91.6重量%であり、ジエステル濃度は0.27重量%、ジプロピレングリコールモノアクリレート濃度は7.6重量%であった。
【0074】
比較例4では、プロピレンオキシド供給終了時のオートクレーブ気相部のプロピレンオキシド濃度は、参考例2とほぼ同等であり、共に爆発の危険性はなかった。しかし、参考例2に比べ、副生成物であるジエステルやジプロピレングリコールモノアクリレートの生成量が増加したうえ、反応経過させた分、反応時間が長くなり、生産性が低下した。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、アルキレンオキシド供給時間が短縮でき、生産性が向上する。さらに、製品品質に悪影響を及ぼすジエステルや二量体などの不純物の副生を抑制することができる。また、従来のアルキレンオキシドを一定速度で供給する場合に比べて、供給終了時の残存アルキレンオキシド濃度を低く抑えることができ、爆発の危険性の問題も回避できる。
Claims (2)
- (メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドを触媒の存在下で反応させることによりヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを製造する製造方法であって、
アルキレンオキシド供給開始時からアルキレンオキシド全量の供給終了時までの時間をT(時間)とした場合に、
T(時間)にわたってアルキレンオキシドを(メタ)アクリル酸に連続的に供給し、
前記供給開始時からT/2(時間)経過時までに、アルキレンオキシド全量の65%以上の量のアルキレンオキシドを供給する、
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法。 - 前記アルキレンオキシド供給終了時の反応系内気相部の組成が、酸素濃度4容積%以下、アルキレンオキシド濃度25容積%未満とする、請求項1に記載のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法。
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