JP5142806B2 - 導電率計および導電率測定方法、ならびに、これらを用いた電極異常監視装置および電極異常監視方法 - Google Patents

導電率計および導電率測定方法、ならびに、これらを用いた電極異常監視装置および電極異常監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5142806B2
JP5142806B2 JP2008115439A JP2008115439A JP5142806B2 JP 5142806 B2 JP5142806 B2 JP 5142806B2 JP 2008115439 A JP2008115439 A JP 2008115439A JP 2008115439 A JP2008115439 A JP 2008115439A JP 5142806 B2 JP5142806 B2 JP 5142806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrodes
conductivity
resistance element
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008115439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009264954A (ja
Inventor
幸雄 安原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP2008115439A priority Critical patent/JP5142806B2/ja
Publication of JP2009264954A publication Critical patent/JP2009264954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5142806B2 publication Critical patent/JP5142806B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、センサ内に被測定液と接触する電極を複数配置して、電極間における電流と電圧との関係から被測定液の導電率を測定する導電率計、および導電率測定方法に関する。
半導体製造工程では、シリコンウェハの表面に付着した不純物、酸化物などを取り除くためにウェハ表面が洗浄される。この洗浄工程に使用される洗浄用の薬液としては、弱酸であるフッ酸などが用いられているが、シリコンウェハの表面に付着した不純物、酸化物などを取り除く除去能力は、薬液中のフッ酸濃度により大きく変化するため、薬液の濃度(イオン度)が一定となるように厳密に管理する必要がある。
このような薬液の濃度を測定するための装置の一つとして、センサ内に一対の電極を配置して電極間における電流と電圧との関係から導電率を測定する導電率計がある。導電率計における測定形態としては、2電極法、3電極法、および4電極法が知られている。
特許文献1に開示されている薬液濃度計は4電極式の導電率計(薬液濃度計)である。この導電率計(薬液濃度計)は、高精度の濃度測定が可能なように構成されており、電極材料には、洗浄薬液に対する耐薬品性と薬品への金属汚染防止に優れたアモルファスカーボンが使用されている。しかし、特許文献1の段落0028に記載されているように「アモルファスカーボンは硬く、脆い性質がある」ため、まれにクラックや破断等の異常が発生する。また、前記導電率計は演算用の電子回路やデジタル表示部を備えているが、ひとたび電極に異常が発生すると、定電流回路が正常に作動しなくなるおそれがあり、かかる場合にデジタル表示部に測定濃度の値を表示できないおそれがある。
また、特許文献2には、被測定液が無い状態であっても電圧測定用電極間が電気的に開放された状態とならず、被測定液がない状態に対応する電圧を検出する導電率計が開示されている。しかし、本発明によっても、検出された電圧が電極の異常によるものなのか、被測定液が無いことによるものなのかを判別することは出来ない。
図1は、従来における4電極法の導電率計1aである。測定用管路2内には所定の間隔を空けて一対の定電流印加用電極20、21と、該定電流印加用電極20、21の間に所定の間隔を空けて一対の電圧測定用電極30、31が、被測定液5に接触して配置されている。被測定液5には、一般に酸、アルカリ、またはその他の電解質の水溶液が用いられるが、特に限定されるものではない。測定用管路2としては、被測定液を流しながら測定することができるような形状、例えば、図2および図3に示したような測定用管路にするのが望ましいが、特に限定されるものではなく、被測定液を滞留させることのできる測定用液槽などを用いてもよい。
図2および図3に示したような測定用管路2を用いる場合には、測定用管路2は、管路軸Cと垂直な断面が円形である円筒状の流路であり、その一方側から他方側へ被測定液5が流れるようになっている。
測定用管路2内には、定電流印加用電極20、21と電圧測定用電極30、31が管路方向へ一定間隔離間して配置されている。
これらの定電流印加用電極20、21および電圧測定用電極30、31は、測定用管路
2内に、管路中心を通り、管路軸Cに対して垂直方向に管路を横断するように配置されている。
定電流印加用電極20、21および電圧測定用電極30、31は、好ましくは円柱形状である。また、定電流印加用電極20、21の径は互いに同一であることが好ましく、電圧測定用電極30、31の径も互いに同一であることが好ましい。
しかし、定電流印加用電極20、21の径と、電圧測定用電極30、31の径とは必ずしも互いに同一である必要はない。
また、定電流印加用電極20、21および電圧測定用電極30、31は、管路軸Cに沿って見たときに4本の電極位置が全て重なるように、電極軸が互いに同一方向を向くように配置することが好ましい。
なお、定電流印加用電極20、21および電圧測定用電極30、31の径としては、測定用管路2の管路径、電極の加工精度やコスト、被測定液5の流速に対応できる強度などを考慮に入れて適宜設定することができる。おおむね、電極の直径が3mm以上であるとこのような条件を満たすことができるが、上記条件を満たすものであるならば、定電流印加用電極20、21および電圧測定用電極30、31として利用することができる。
定電流印加用電極20、21及び電圧測定用電極30、31は、酸性またはアルカリ性の被測定液に対して耐性を有する材料で形成されている。このような耐薬液用材料としては、炭素を主成分とした材料、白金、ハステロイ(登録商標)などを挙げることができるが、炭素を主成分とした材料が好ましい。また、高度な耐食性を必要としない場合にはステンレス等の金属を使用することができる。
炭素を主成分とした材料としては、緻密なアモルファスカーボン(ガラス状カーボン)、炭化珪素などを挙げることができる。これらの中でも、アモルファスカーボンが特に好ましい。このアモルファスカーボンは、気孔のない緻密な構造を有しており、被測定液としてフッ酸等の薬液に接する場合においても長期的に安定である。
交流電源3は可変電圧源または可変電流源からなり、基準電気抵抗素子6両端の電圧V1に基づいて印加電流aを制御することができるように構成されている。なお、符号40は、基準電気抵抗素子6両端の電圧値を測定するための電圧計、符号42は、電圧測定用電極30、31間の電圧値を測定するための電圧計である。
測定用管路2における電極間の抵抗10〜12は、被測定液のインピーダンスを表わす。交流電源3とグラウンド4間には、基準抵抗6と3つの電極間インピーダンス10〜12が存在する。基準抵抗6の抵抗値をR1、電極間インピーダンス10〜12の抵抗値をそれぞれR2〜R4とし、これらの抵抗に定電流値aを流した場合に必要な交流電源3の出力電圧Vは、次式に示すとおりとなる。
V=a×(R1+R2+R3+R4)
抵抗値が既知の基準抵抗6と該基準抵抗6にかかる電圧V1から定電流値aが求められ、電圧測定用電極30、31間にかかる電圧V3と定電流値aから電極間インピーダンスR3の値を求めることができる。そして、電極間インピーダンスR3の逆数として、被測定液5の導電率を求めることができる。
測定用管路2の不特定の電極に異常が発生した場合、電極間インピーダンス10〜12のいずれかのインピーダンスが高くなり、定電流値aを供給するために交流電源3が出力しなければならない電圧も大きくなる。しかし、交流電源3の出力電圧Vにも上限がある
ため、交流電源3の出力電圧が上限値を超えると電気回路に供給される電流はaよりも小さくなり、定電流回路として正常に作動しなくなる。
また、被測定液5が無い場合も電極間インピーダンス10〜12が電気的に開放された状態となる。したがって、電気回路に供給される電流はaよりも小さくなり、定電流回路として正常に作動しない。
特開2007−327950号広報 特許第3422263号広報
本発明は、電極等に異常が発生した場合や、被測定液が無くなった場合でも定電流回路が正常に作動し、電極異常を判別することができる導電率計および導電率測定方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、電極の異常を簡便に判別することができる電極異常監視装置および電極異常監視方法を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題および目的を達成するために発明されたものであって、本発明の導電率計は、
被測定液と接触する複数の電極を備え、電極間における電流と電圧との関係から被測定液の導電率を測定する導電率計であって、
導電率の測定が可能なように所定の間隔で配置される、少なくとも一対の定電流印加用電極、および少なくとも一対の電圧測定用電極と、
前記定電流印加用電極に定電流を供給する電源と、
隣接する全ての電極間に対して並列に接続される電気抵抗素子と、
前記電気抵抗素子に対して直列に接続される基準電気抵抗素子とを備え、
前記電気抵抗素子の各抵抗値がそれぞれ、被測定液がない場合における前記各電気抵抗素子に並列する電極間の各インピーダンスよりも小さく、かつ、前記電気抵抗素子および基準電気抵抗素子の各抵抗値の合計が、前記電源の最大出力値以下で定電流を流すことができるよう設定されていることを特徴する。
また、本発明の導電率測定方法は、
被測定液と接触する複数の電極が被測定液の導電率の測定が可能なように所定の間隔で配置されており、
前記複数の電極は、少なくとも一対の定電流印加用電極および、少なくとも一対の電圧測定用電極を含み、
前記定電流印加用電極に定電流を供給する電源を備えた導電率計を用いた導電率の測定方法であって、
隣接する全ての電極間に対して並列に電気抵抗素子を接続するとともに、前記電気抵抗素子に対して直列に基準電気抵抗素子を接続し、
前記電気抵抗素子の各抵抗値がそれぞれ、被測定液がない場合における前記各電気抵抗素子に並列する電極間の各インピーダンスよりも小さく、かつ前記電気抵抗素子および基準電気抵抗素子の各抵抗値の合計が、前記電源の最大出力値以下で定電流を流すことができるように設定した状態で被測定液の導電率を測定することを特徴とする。
上記の発明において、前記電気抵抗素子の各抵抗値の比は、電極間の各インピーダンスの比と略同一であることが好ましい。
さらに、上記の発明において、前記定電流印加用電極および電圧測定用電極は、アモル
ファスカーボンからなることが好ましい。
また、上記の発明は、前記各電気抵抗素子両端の電圧値を測定するための電圧値測定手段を備えることを特徴とする。
また、上記の発明は、前記定電流印加用電極および電圧測定用電極が、測定用管路内に、管路中心を通り管路軸に対して垂直方向に管路を横断するように管路方向へ所定間隔離間して配置することを特徴とする。
また、本発明の電極異常監視装置は、上記の導電率計と、
前記電圧値測定手段によって測定された各電気抵抗素子両端の電圧値を常時監視するための電圧値監視手段とを備え、
前記各電気抵抗素子両端の電圧値の比が、正常時における電圧値の比と所定割合だけ乖離した場合に、前記電流印加用電極および電圧測定用電極の少なくともいずれかに異常が発生したと判別することを特徴とする。
また、本発明の電極異常監視方法は、上記の導電率測定方法を用い、
前記電圧値測定手段によって測定された各電気抵抗素子両端の電圧値を電圧値監視手段によって常時監視し、
前記各電気抵抗素子両端の電圧値の比が、正常時における電圧値の比と所定割合だけ乖離した場合に、前記電流印加用電極および電圧測定用電極の少なくともいずれかに異常が発生したと判別することを特徴とする。
本発明によれば、電極に異常が発生した場合や、被測定液が無くなった場合であっても、隣接する全ての電極間に対して電気抵抗素子が並列に接続されているため、定電流回路は正常に作動する。そして、前記電気抵抗素子の抵抗は既知であるため、各電極間の電圧比を正常時と比べることで、電極の異常を判別することができる。
以下、図面を参照しながら本発明について説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
図4は、本発明における4電極法の導電率計1bである。
図4に示した導電率計1bは、基本的には図1に示した導電率計1と同様な構成であり、同一の構成部材には同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施例の導電率計1bでは、電極間インピーダンス10〜12と並列に、抵抗値が既知の電気抵抗素子13〜15を配置している。なお、電気抵抗素子としては、特に限定されるものではないが、金属皮膜抵抗、特に高精度のものが好ましい。また、この実施例では4電極法の導電率計を例にしているが、少なくとも一対の定電流印加用電極、および少なくとも一対の電圧測定用電極を有する導電率計であれば、電極の数は5極以上であってもよい。
交流電源の最大出力値をVmax、定電流値をa、電極間インピーダンス10〜12を電
気的に開放した場合において、これら電気抵抗素子13〜15の抵抗値R2'〜R4'を次の条件を満たすように設定することで、電極に異常が発生した場合や被測定液5がない場合にも、定電流回路が正常に作動する。
Vmax≧a×(R1+R2'+R3'+R4')
既知の抵抗値R3'と電気抵抗素子14にかかる電圧V3から、電気抵抗素子14に流
れる電流値a3が求められ、定電流値aから電気抵抗素子14に流れる電流値a3を差し
引くことで、電圧測定用電極30、31間に流れる電流値を求めることができる。そして、電圧測定用電極30、31間に流れる電流値と電圧V3から電極間インピーダンスR3の値を求めることができ、電極間インピーダンスR3の逆数として、被測定液5の導電率を求めることができる。
図5は、本発明における別の実施例の4電極法の導電率計1cである。
図5に示した導電率計1cは、基本的には図1〜図4に示した導電率計1a、1bと同様な構成であり、同一の構成部材には同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施例の導電率計1cでは、電気抵抗素子13、15両端の電圧を測定する電圧計41、43を配置している。抵抗値R2'〜R4'は既知であり、正常時における抵抗13〜15間の電圧比は一定である。しかし、電極に異常が発生すると前記電圧比は変化する。したがって、各電極間の電圧比を正常時と比べることで、電極の異常を判別することができる。
この際、R2'とR3'とR4'の抵抗値の比を、R2とR3とR4のインピーダンスの
比と略同一となるように設定することで、電圧比を分かり易くすることが望ましい。電極間インピーダンス10〜12は、電極間の距離や電極の形状、および電極の材料などにより異なるが、図5の実施例では電極の形状と材料は同一のものを使用し、電極インピーダンスの比がR2':R3':R4'=1:4:1となるように、各電極間の距離を設定して
いる。
したがって、例えば、R2':R3':R4'=400Ω:1600Ω:400Ωと設定
した場合、この電極間に発生する電圧の比は1:4:1であり、電極に異常が発生するとこの電圧比が継続的に、正常状態とは相違することになる。
一方、全ての電極間には既知の電気抵抗素子13〜15が並列に接続されているので、各電極間の電圧の比は、この電気抵抗素子13〜15両端の電圧を測定することによって得ることができる。電気抵抗素子13〜15両端の電圧比を正常時の電圧比と比べることで、電極の異常を容易に判別することが可能となる。
なお、電極の異常の判別に際しては、正常時の電圧比よりも所定の割合、例えば、30%程度相違した状態の電圧比が継続して測定された場合に、電極の異常(電極のクラックや破断等)により電圧比が崩れたと判別することができる。ここで、所定の割合は、被測定液5の種類や、電極20、21、30、31の種類などによって適宜設定することができるが、電極異常以外の原因で発生する程度の小さな値としてはならない。
通常、本実施例のような構成の導電率計では、電極異常以外にも、電極表面に汚れや気泡が付着することによっても測定電圧に変化が生じる。しかしながら、電極の汚れは、被測定液5に接触する全ての電極で生じるため、電圧比に大きな相違が生じることはない。また、電極表面に気泡が付着した場合も、気泡による電極への影響は小さく、気泡が消滅すれば電圧比は正常な状態に戻ることから、継続して電圧比が崩れることはあり得ない。
したがって、このような電極異常以外の原因で発生する程度に電圧比が崩れた場合に、電極にクラックや破断等の異常が発生したと判別することができる。
また、本実施例によれば、電極の異常の有無だけでなく、異常が発生した電極を特定することも可能である。例えば、図5において電圧V2が他の電圧と比べて大きな値を示した場合、電極の異常は、定電流印加用電極20または電圧測定用電極30のどちらか、もしくはその両方の電極20、30で発生したものと特定することができる。
図6は、本発明の導電率計を利用した電極異常監視装置1dである。
図6に示した電極異常監視装置1dは、基本的には図1〜図5に示した導電率計1a、1b、1cと同様な構成を有しており、同一の構成部材には同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施例の電極異常監視装置1dでは、電気抵抗素子13〜15両端の電圧を測定するために、端子X〜Zにおける電位を、不図示のサンプリングインターフェースを介して、不図示のコンピュータからなる電極異常監視システムに入力している。
このように構成することによって、被測定液5の測定中において、常時、電気抵抗素子13〜15両端の電圧を監視するとともに、電極異常監視システムによって、電気抵抗素子13〜15両端の電圧比R2’:R3’:R4’を記憶しておくことが可能となる。
したがって、電極異常が発生した場合にも、導電率計の使用者は迅速に電極異常を知ることができ、異常に対する対処を行うことが可能となる。
さらには、電気抵抗素子14両端の電圧値も常時、電極異常監視システムによって記憶しておくことができるため、測定用管路2内を流れる被測定液5の導電率を常時監視したり、導電率の変化を得たりすることができる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、電極を5本以上用いて測定したり、電極異常監視システムをマイコンによって構成して導電率計に一体化させることができるなど、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、従来の導電率計を説明する図である。 図2は、測定用管路の一例として、測定用管路と、その内部に配置された電極を示した管路軸に沿った断面図である。 図3は、図2の測定用管路における管路軸に対して垂直方向の断面図である。 図4は、本発明の導電率計を説明する図である。 図5は、本発明の導電率計を説明する図である。 図6は、本発明の導電率計を利用した電極異常監視装置を説明する図である。
符号の説明
1a、1b、1c 導電率計
1d 導電率計および電極異常監視装置
2 測定用管路
3 交流電源
4 グラウンド
5 被測定液
6 基準抵抗および基準抵抗値
10、11、12 電極間インピーダンス
13、14、15 電気抵抗素子
20、21 定電流印加用電極
30、31 電圧測定用電極
40、41、42、43 電圧計

Claims (12)

  1. 被測定液と接触する複数の電極を備え、電極間における電流と電圧との関係から被測定液の導電率を測定する導電率計であって、
    導電率の測定が可能なように所定の間隔で配置される、少なくとも一対の定電流印加用電極、および少なくとも一対の電圧測定用電極と、
    前記定電流印加用電極に定電流を供給する電源と、
    隣接する全ての電極間に対して並列に接続される電気抵抗素子と、
    前記電気抵抗素子に対して直列に接続される基準電気抵抗素子とを備え、
    前記電気抵抗素子の各抵抗値がそれぞれ、被測定液がない場合における前記各電気抵抗素子に並列する電極間の各インピーダンスよりも小さく、かつ、前記電気抵抗素子および基準電気抵抗素子の各抵抗値の合計が、前記電源の最大出力値以下で定電流を流すことができるよう設定されていることを特徴とする導電率計。
  2. 前記電気抵抗素子の各抵抗値の比が、電極間の各インピーダンスの比と略同一とすることを特徴とする請求項1に記載の導電率計。
  3. 前記定電流印加用電極および電圧測定用電極は、アモルファスカーボンからなることを特徴とする請求項1または2に記載の導電率計。
  4. 前記各電気抵抗素子両端の電圧値を測定するための電圧値測定手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の導電率計。
  5. 前記定電流印加用電極および電圧測定用電極が、測定用管路内に、管路中心を通り管路軸に対して垂直方向に管路を横断するように管路方向へ所定間隔離間して配置することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の導電率計。
  6. 被測定液と接触する複数の電極が被測定液の導電率の測定が可能なように所定の間隔で配置されており、
    前記複数の電極は、少なくとも一対の定電流印加用電極および、少なくとも一対の電圧測定用電極を含み、
    前記定電流印加用電極に定電流を供給する電源を備えた導電率計を用いた導電率の測定方法であって、
    隣接する全ての電極間に対して並列に電気抵抗素子を接続するとともに、前記電気抵抗素子に対して直列に基準電気抵抗素子を接続し、
    前記電気抵抗素子の各抵抗値がそれぞれ、被測定液がない場合における前記各電気抵抗素子に並列する電極間の各インピーダンスよりも小さく、かつ前記電気抵抗素子および基準電気抵抗素子の各抵抗値の合計が、前記電源の最大出力値以下で定電流を流すことができるように設定した状態で被測定液の導電率を測定することを特徴とする導電率測定方法。
  7. 前記電気抵抗素子の各抵抗値の比が、電極間の各インピーダンスの比と略同一とすることを特徴とする請求項6に記載の導電率測定方法。
  8. 前記定電流印加用電極および電圧測定用電極は、アモルファスカーボンからなることを特徴とする請求項6または7に記載の導電率測定方法。
  9. 前記各電気抵抗素子両端の電圧値を測定するための電圧値測定手段を備えることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の導電率測定方法。
  10. 前記定電流印加用電極および電圧測定用電極が、測定用管路内に、管路中心を通り管路軸に対して垂直方向に管路を横断するように管路方向へ所定間隔離間して配置することを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の導電率測定方法。
  11. 請求項4に記載の導電率計と、
    前記電圧値測定手段によって測定された各電気抵抗素子両端の電圧値を常時監視するための電圧値監視手段とを備え、
    前記各電気抵抗素子両端の電圧値の比が、正常時における電圧値の比と所定割合だけ乖離した場合に、前記電流印加用電極および電圧測定用電極の少なくともいずれかに異常が発生したと判別することを特徴とする電極異常監視装置。
  12. 請求項9に記載の導電率測定方法を用い、
    前記電圧値測定手段によって測定された各電気抵抗素子両端の電圧値を電圧値監視手段によって常時監視し、
    前記各電気抵抗素子両端の電圧値の比が、正常時における電圧値の比と所定割合だけ乖離した場合に、前記電流印加用電極および電圧測定用電極の少なくともいずれかに異常が発生したと判別することを特徴とする電極異常監視方法。
JP2008115439A 2008-04-25 2008-04-25 導電率計および導電率測定方法、ならびに、これらを用いた電極異常監視装置および電極異常監視方法 Expired - Fee Related JP5142806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115439A JP5142806B2 (ja) 2008-04-25 2008-04-25 導電率計および導電率測定方法、ならびに、これらを用いた電極異常監視装置および電極異常監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115439A JP5142806B2 (ja) 2008-04-25 2008-04-25 導電率計および導電率測定方法、ならびに、これらを用いた電極異常監視装置および電極異常監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009264954A JP2009264954A (ja) 2009-11-12
JP5142806B2 true JP5142806B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=41390984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008115439A Expired - Fee Related JP5142806B2 (ja) 2008-04-25 2008-04-25 導電率計および導電率測定方法、ならびに、これらを用いた電極異常監視装置および電極異常監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5142806B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011078692A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-30 Wema System As Quality sensor apparatus
DE102010042637A1 (de) * 2010-10-19 2012-04-19 Endress + Hauser Conducta Gesellschaft für Mess- und Regeltechnik GmbH + Co. KG Leitfähigkeitssensor
RU2491538C1 (ru) * 2012-04-16 2013-08-27 Роальд Евгеньевич Тайманов Контактный датчик удельной электрической проводимости жидкости

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2506433B2 (ja) * 1989-03-07 1996-06-12 富士通株式会社 4線式抵抗測定装置
JP3422263B2 (ja) * 1998-08-31 2003-06-30 ダイキン工業株式会社 水質管理用導電率センサおよび吸収式冷温水機
JP2001021519A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Matsushita Electric Works Ltd 静電容量式水分センサ
JP2001215203A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Kawasaki Kiko Co Ltd 電気伝導度測定装置、土壌導電率測定方法及び土壌溶液導電率測定装置
US6683464B2 (en) * 2002-03-01 2004-01-27 Kavlico Corporation Stabilized conductivity sensing system
JP5142587B2 (ja) * 2006-05-11 2013-02-13 株式会社鷺宮製作所 薬液用濃度計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009264954A (ja) 2009-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7466149B1 (en) Electronic system and software for multielectrode sensors and electrochemical devices
JP2006501472A5 (ja)
JP4394411B2 (ja) 計測装置
JP5142806B2 (ja) 導電率計および導電率測定方法、ならびに、これらを用いた電極異常監視装置および電極異常監視方法
RU2016141161A (ru) Система и способ определения гемолиза
US10209210B2 (en) Measuring device using electrical conductivity and having function of informing electrode contamination
WO2021165709A1 (en) Method and measuring arrangement for determining the internal corrosion rate of steel structures
JP2005519279A (ja) 安定化導電率検出システム
JP5142587B2 (ja) 薬液用濃度計
JP6481443B2 (ja) 電磁流量計
JP4532357B2 (ja) 濃度測定装置
RU2491538C1 (ru) Контактный датчик удельной электрической проводимости жидкости
US7511504B2 (en) Method and device for monitoring a reference half cell
EP1657540A1 (en) Resistivity detector and resistivity detection apparatus
CN110702748B (zh) 电位传感器组件以及监测电位传感器的传感器功能的方法
JP5042166B2 (ja) 導電率測定装置および導電率測定装置を用いた導電率測定方法
JP2009063500A (ja) レベルゲージセンサ
CN109765334B (zh) 一种颗粒堆积床内气液两相流含气率测量装置及方法
RU2708682C1 (ru) Контактный датчик удельной электрической проводимости жидкости
JP2010085349A (ja) 電磁流量計及び絶縁抵抗計測方法
US6250153B1 (en) Continuous, non-metallic, media sensors for corrosive environments
JP2008281420A (ja) 比較電極劣化検出装置
US20240151562A1 (en) 360 degree in-line sensor, assembly, and method
JP2003207481A (ja) 電解質測定装置
CA2772706A1 (en) Water analysis measurement arrangement

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101108

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees