JP5142684B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、新規な映像及びそれに対応した音楽(特に歌詞付)を使用した演出を実行するパチンコ遊技機に関するものである。
現在のパチンコ機では、アニメや映画をはじめとする画像(動画、映像を含む)を利用し、そのアニメや画像の世界観を表現する演出を液晶表示器等で実行することが重要となっている。その際に画像と音楽の融合は欠かすことができない要素である。現在のパチンコ遊技機においては、映像を含む画像や音楽に関して、内部抽選の結果に応じて、図柄変動時間及び演出内容が決定され、画像表示や音楽の発生が実行されるものがある。また、別のパチンコ遊技機では、図柄の変動とは無関係に、基本的にそれぞれ所定の時間継続する複数の画像を背景画像として繰返すパチンコ遊技機がある。
下記特許文献1では、パチンコ機の遊技盤には作動口及び大入賞口が設けられ、遊技盤には表示部を備えた表示装置が組込まれる。表示部には複数の図柄列が表示され、図柄列は複数種類の図柄によって構成されている。主基板は所定の契機発生に基づき、図柄の変動表示を開始させ、所定時間後に所定の図柄にて確定表示させるべく、コマンドを表示装置の表示制御基板、ランプ制御基板、音声制御基板等の副制御部に出力する。各副制御部は、所定コマンドに応じた制御態様を、複数の中から選択して実行可能なように記憶し、各副制御部において実行される制御態様が互いに対応しあうものとしている。
また、下記特許文献2では、長時間にわたって繰り返し再生される背景画像としての一連の動画は、複数の区間のそれぞれを構成する部分的な動画によって構成されている。演出制御用マイクロコンピュータは、一連の動画のうちの一部の部分的な動画として通常時とは異なる動画を用いることによって予告演出を実現する。部分的な動画の再生期間はあらかじめ決められている長さであり、演出制御用マイクロコンピュータは、特別図柄の変動の残り時間が、部分的な動画の再生期間よりも長いことを条件として、予告演出を実行することに決定することが記載されている。つまり、画像変動図柄の変動とは無関係に、基本的に、それぞれ所定の時間継続する複数の画像を背景画像として繰返すパチンコ遊技機が開示されている。
特開2002−85742公報 特開2005−237711公報
しかし、上記特許文献1では、映像を含む画像や音楽に関して、内部抽選の結果に応じて、図柄変動時間及び演出内容が決定され、画像表示や音楽の発生が実行される。つまり、1図柄変動ごとに画像や音楽が前回の図柄変動時の演出とは無関係に突然且つ頻繁に切換るため、演出の切換内容の強引さが目立ち、不自然な演出の流れとなるという問題があった。つまり、画像表示や音楽がぶつ切りで遊技者に対して違和感を与えるという問題があった。
また、上記特許文献2では、演出画像の一貫性を保つために、長時間にわたって繰り返し再生される背景画像としての一連の動画は、複数の区間のそれぞれを構成する部分的な動画によって構成されているが、いわゆるスーパーリーチ等の通常の背景画像とは異なる発展画像に切換えた場合については何も記載されておらず、やはり、前記発展画像に切換えるときには、それまでの背景画像やそれに伴う音楽が急に切換ると考えるのが普通なため、画像表示や音楽がぶつ切りで遊技者に対して違和感を与えるという問題があった。
そこで本発明では、遊技者に画像と音楽との融合演出に強引さや不自然さを感じさせずに、基本的な画像パターンや音楽を崩すことなく、前記基本的な画像パターンや音楽とは異なる特別演出パターンに切換えることが可能なパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
各々を識別可能な複数種類の識別情報を画像表示部(液晶表示部14)に可変表示可能な可変表示制御手段(CPU121)と、前記識別情報の背景として背景画像演出を前記画像表示部に表示する背景画像演出表示制御手段(CPU121)と、
可変表示の開始条件の成立に基づいて前記識別情報の可変表示を開始し、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能である遊技制御手段(制御部100)と、
音楽を発生する音楽発生部(スピーカ11、12)と、音楽データを記憶する音楽データ記憶手段(音楽データ記憶エリア161)と、音楽再生時間データ記憶手段(音楽再生時間データ記憶エリア162)と、現在再生中音楽データ一時記憶手段(現在再生中音楽データ一時記憶エリア163)と、所定の音楽を前記音楽発生部より発生させる音楽発生制御手段(CPU131)と、
所定時間にわたって繰り返し再生される背景画像としての一連の画像(静止画、動画、映像を含む概念である。以下の記載でも同じ)が、複数の区間のそれぞれを構成する部分的な画像(静止画、動画、映像も含む概念である。以下の記載でも同じ)によって構成されている基本背景画像演出データ及び前記基本画像演出に続く発展画像演出データを記憶する背景画像演出記憶手段(背景画像演出データ記憶エリア143)とを具備し、
更には、前記遊技制御手段は少なくとも第1遊技制御手段(主制御部110)と第2遊技制御手段(副制御部120及び130)とから構成され、前記第1遊技制御手段からの遊技関連情報データ(図11(A)のテーブルの内容)を受信した前記第2遊技制御手段が、所定の画像及び音楽の演出を実行し、
前記第2遊技制御手段は、前記背景画像演出記憶手段より読み出した前記一連の画像の所定区間を構成する基本背景画像を前記画像表示部に予め定められた順序でそれぞれ繰返し再生表示する背景画像演出再生手段(CPU121)及び前記それぞれの基本背景画像に対応した前記音楽発生部から発生する音楽を当該基本背景画像と同期させる画像音楽同期手段(CPU121及びCPU131)を含むパチンコ遊技機であって、
前記識別情報可変表示開始条件が成立したことを条件に、前記第2遊技制御手段が第1制御手段から受信した遊技関連情報に基づいて、識別情報表示変動時間パターン記憶手段(識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142)より選択した識別情報表示変動パターンに伴う前記背景画像演出記憶手段より選択した背景画像演出(図13の動画1〜7)のうち、前記基本背景演出画像とは異なる前記発展背景演出画像(図16及び図17の動画)を有する背景画像演出について、前記識別情報変動開始時から前記発展画像演出に切換えるまでの時間まで、前記識別情報可変表示開始時に実行されている前記基本背景画像及び前記基本背景画像に同期する音楽を継続する基本演出継続調整手段(CPU121のST201〜206,ST251〜256を実行する部分とCPU131の図10(特にST401)を実行する部分)を具備することを特徴とするパチンコ遊技機である。
前記請求項1の説明でカッコで囲んだ構成要件は本発明の第1実施例において相当する部分であるが、これに限定されるものではない(以下の請求項の説明でも同じ)。また、前記「画像と音楽の同期」とは、例えば少なくとも画像の再生を開始するのとほぼ同時に当該画像に対応する音楽も開始し、当該画像の終了とともに、当該音楽も終了するという趣旨である。また、以降の記載で、前記識別情報の代わりとして、図柄や演出図柄という表現を用いることがある。
本発明により、例えばアニメのオープニング曲のように動画とともに歌詞付の音楽が流れる演出が液晶表示部で実行されるときに、動画や歌詞の途中で、いきなりスーパーリーチ演出用の画像やBGMに切換えることがなく、必ず区切りの箇所で切換えるので、前記アニメが持つ独特の世界観を潰すことなく、スムーズにスーパーリーチ演出に変更が可能となるという効果を奏する。
請求項2の発明は、
前記識別情報可変表示中に、前記基本背景演出画像から発展背景画像演出に切換えるまでに、前記基本背景画像演出が継続する時間に応じて、前記第1遊技制御手段から受信した識別情報表示変動パターン実行時間に基づいて、所定の時間補間演出(図12,図14、図15参照)を実行する補間演出実行手段(CPU121のST255、ST257〜280、図9の処理を実行する部分及びCPU131の図10の処理(特にST405〜407,ST408〜410)を実行する部分)を具備し、前記補間演出終了後に前記発展画像演出を実行制御することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機である。
本発明での補間演出画像は、例えば図14に示す画像(動画A及びB)を所定の時間繰返し再生することや、図15に示す期待度演出を所定時間実行することである。
本発明により、例えばアニメのオープニング曲のように動画とともに歌詞付の音楽が流れる演出が液晶表示部で実行されるときに補間演出を用いることで、指定された図柄変動時間を一定の時間に保ちつつ大当たり期待度報知等も可能となり、アニメのオープニング曲のように動画とともに歌詞付の音楽が流れる演出が液晶表示部で実行されるときに、動画や歌詞の途中で、いきなりスーパーリーチ演出用の画像やBGMに切換えることがないので、前記アニメが持つ独特の世界観を潰すことなく、スーパーリーチ演出に変更が可能となる。さらには、図柄変動時間は一定に保ちつつ、前記補間時間を可変にすることによりスーパーリーチ等発展画像時間を固定にできるので、スーパーリーチ等の発展画像の画像数を適正値に保つことができ、画像記憶容量の節約となる効果を奏する。
請求項3の発明は、
前記識別情報可変表示開始時から前記発展画像演出に切換えるまでの時間が、いずれの前記基本背景画像表示時間よりも長く表示制御することを特徴とする請求項1〜2に記載のパチンコ遊技機である。
本発明により、発展演出を伴う演出パターンにおいて、必ず前記補間演出を実行する時間が確保でき、その時間で期待度演出等を表示実行することが可能となり、液晶表示部での演出が多様化するという効果を奏する。
請求項4の発明は、
前記発展画像の実行時間が予め設定記憶されており、当該時間は、前記いずれの背景画像表示時間よりも長く表示制御することを特徴とする請求項1〜3に記載のパチンコ遊技機である。
本発明により、例えば、いわゆるスーパーリーチ演出実行時間を通常の背景画像実行より長くすることで、遊技者の期待感を継続的に煽ることができるという効果を奏する。
請求項5の発明は、
前記補間演出は、予め定められた時間に実行する大当たり期待度演出と、前記補間演出時間から前記大当たり期待度演出を減算した時間に特定の繰返し演出とを実行制御することを特徴とする請求項2〜4に記載のパチンコ遊技機である。
本発明により図柄変動の時間(当該図柄変動に伴う演出実行時間)及びスーパーリーチ実行時間を一定に保ちつつ、前記期待度演出を遊技者に確実に認識可能な時間実行することが可能となる効果を奏する。
請求項6の発明は、
前記補間演出は、割当てられた時間が前記予め定められた時間よりも短時間のときは、前記特定の繰返し演出のみを実行制御(CPU121が図9(b)を実行する部分及びCPU131がST405〜407を実行する部分)することを特徴とする請求項5に記載のパチンコ遊技機である。
本発明により、補間演出において、補間時間演出の実行可能な時間が短時間のときは、大当たり期待度演出をしないことにより、当該変動が大当たり抽選に当選しているときでも、大当たり期待度演出が表示されること無く、大当たりするので、遊技者に対して期待していない喜びを与えることが可能になるという効果を奏する。
請求項7の発明は、
前記補間演出は、割当てられた時間が前記予め定められた時間よりも短時間のときは、前記特別遊技当選期待度演出のみを実行制御(CPU121が図9(a)を実行する部分及びCPU131がST408〜410を実行する部分)することを特徴とする請求項5に記載のパチンコ遊技機である。
本発明により、補間演出において、補間時間演出が実行可能な時間が短時間のときは、大当たり期待度演出を優先実行することにより、短時間に前記期待度演出を実行することにより、遊技者は当該演出内容を充分に視認できなくとも、何か特別な演出が実行されたので、大当りを期待できるのではないかと興趣を高める効果を奏する。
請求項8の発明は、
前記補間演出を実行する直前に実行されていた基本背景画像番号を記憶している基本画像番号データ一時記憶手段(実行基本背景画像番号一時記憶エリア153)を具備し、前記発展演出終了後には、前記基本画像番号データ一時記憶手段に記憶されている基本背景画像番号を所定の基本背景画像番号に切換え、当該基本背景画像の画像再生を当該画像の最初から開始するとともに、前記音楽発生手段が、当該基本背景画像に対応した音楽を当該基本背景画像に同期して発生することを特徴とする請求項1〜7に記載のパチンコ遊技機である。
前記「基本画像番号データ一時記憶手段に記憶されている基本背景画像を所定の基本背景画像に切換え」とは、例えば、スーパーリーチ等の発展演出が終了して、大当たり抽選結果がハズレであるとの報知が前記識別情報で確定表示されたときに、前記補間演出を実行する直前に実行されていた基本背景画像の次の基本背景画像の最初からアニメ画像の動画再生及び当該動画に同期した音楽を開始することである。これにより前記アニメ画像及び音楽が持つ独特の世界観の継続性を保つことができる効果を奏する。
請求項9の発明は、
各々を識別可能な複数種類の識別情報を画像表示部に可変表示可能な可変表示制御手段(CPU121)と前記識別情報の背景として背景画像演出を前記画像表示部に表示する背景画像演出表示制御手段(CPU121)と、
可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報の可変表示を開始し、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能である遊技制御手段(制御部100)と、
音楽を発生する音楽発生部(スピーカ11,12)と、
所定時間にわたって繰り返し再生される背景画像としての一連の画像が、複数の区間のそれぞれを構成する部分的な画像によって構成されている基本背景画像演出データ及び前記基本画像演出に続く発展画像演出データを記憶する背景画像演出記憶手段(背景画像演出データ記憶エリア143)と、
更には、前記遊技制御手段は少なくとも第1遊技制御手段(主制御部110)と第2遊技制御手段(副制御部120、130)とから構成され、前記第1遊技制御手段からの遊技関連情報データ(図11(A)のテーブルの内容)を受信した前記第2遊技制御手段が、所定の画像及び音楽の演出を実行し、
前記第2遊技制御手段は、前記背景画像演出記憶手段より読み出した前記一連の画像の所定区間を構成する基本背景画像を前記画像表示部に予め定められた順序でそれぞれ繰返し再生表示する背景画像演出再生手段(CPU121)及び前記それぞれの基本背景画像に対応した前記音楽発生部から発生する音楽を当該基本背景画像と同期させる画像音楽同期手段(CPU121、131)を含むパチンコ遊技機であって、
前記識別情報可変表示開始条件が成立したことを条件に、前記第2遊技制御手段が第1制御手段から受信した遊技関連情報に基づいて、識別情報表示変動時間パターン記憶手段(識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142)より選択した変動時間パターンに応じて前記背景画像演出記憶手段から選択された背景画像演出(図13の動画1〜7)のうち、前記基本背景画像のみとは異なる発展画像演出(図16、図17)を有する背景画像演出について、前記識別情報変動開始時から前記発展画像演出への切換りまでの時間データを一時記憶する実行中時間データ一時記憶手段(背景画像演出時間データ一時記憶エリア151)と、
現在実行中の背景画像データを記憶する実行背景画像データ一時記憶手段(現在実行背景画像データ一時記憶エリア152)と、
音楽データを記憶する音楽データ記憶手段(音楽データ161)と、
現在実行中の音楽を次の音楽へ切換えるまでの時間を記憶する音楽時間データ記憶手段(音楽再生時間データ162)と、
現在の再生時間を記憶する音楽再生時間一時記憶手段(現在再生中音楽データ再生位置一時記憶エリア165)と、
所定の音楽を前記音楽発生部より発生させる音楽発生制御手段(CPU131)と、
時間を計測する計測手段(音楽再生位置測定プログラム164)とを具備し、
前記背景画像演出記憶手段には、少なくとも通常の背景画像演出を行う基本背景画像演出データと、前記基本背景画像演出データとは異なる特別背景画像演出データが記憶されており、
前記実行中時間データ一時記憶手段及び音楽再生時間データ一時記憶手段は、記憶しているデータを計測手段に基づいて、更新可能に構成されており、前記識別情報可変表示開始条件が成立したことを条件に、前記第2遊技制御手段が第1制御手段から受信した遊技関連情報に基づいて前記識別情報表示変動時間パターン記憶手段より選択した変動時間パターンに応じて前記背景画像演出記憶手段から選択された背景画像演出のうち、前記基本背景画像のみとは異なる発展画像演出を有する背景画像演出を選択したことを条件に、
前記実行中時間データ一時記憶手段と音楽再生時間データ一時記憶手段との時間データ比較を実行する時間データ比較手段(CPU121、131がST451を実行する部分)と、更に実行中時間データ一時記憶手段の時間データが音楽再生時間データ一時記憶手段の時間データよりも大であることを条件に、現在実行中の基本背景画像を切換えるまでの時間経過後、前記特別背景画像演出を実行する特別背景画像演出実行手段(CPU121がST451〜459を実行する部分)とを具備することを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明では、例えば、アニメのオープニング画像等に利用される、所定時間に渡り繰返し再生される基本背景画像としての一連の動画は、複数の区間のそれぞれを構成する部分的な動画に構成され、所定の基本背景画像(部分的な動画)と当該基本画像表示に同期した音楽の繰返しにより、常に前記アニメの世界観を保ち続けることが可能であるとともに、所定の基本背景画像演出が行なわれているときに、例えばスーパーリーチ等の発展画像が実行される図柄変動パターンが選択されたときに、図柄変動開始から前記スーパーリーチに発展するまでの時間と、現在の音楽を次の音楽へ切換えるまでの時間(即ち、現在実行中の再生画像が終了するまでの残時間)を比較し、前記図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間が、現在の音楽を切換えるまでの時間より大であるときは、次の背景演出(前記部分的な動画)でスーパーリーチに発展するまでは、従来の基本背景画像演出とは異なる特別背景画像演出(この特別背景画像は、対応する基本背景画像とは、似ているものの一部が異なっている(図23参照))に差替えて表示し、本図柄変動の大当たり期待度を示すので、前記アニメの世界観を崩すことなく、前記大当たり期待度演出からスーパーリーチ演出まで、遊技者にとって違和感無く表示できる効果を奏する。また、前記のように、前記特別背景画像は、対応する基本背景画像とは、似ているものの一部が異なっている動画のため、間違い探し的な楽しみを遊技者に付与する効果も奏する。
請求項10の発明は、
前記識別情報可変表示開始時から前記発展画像演出に切換えるまでの時間が、いずれの前記基本背景画像表示時間よりも長く表示制御ことを特徴とする請求項9に記載のパチンコ遊技機である。
本発明では、識別情報可変表示開始時から前記発展画像演出に切換えるまでの時間が、いずれの前記基本背景画像表示時間よりも長いことにより、前記基本背景画像のいずれの時点から識別情報可変表示が開始されても、前記期待度演出が実行可能となる効果を奏する。
請求項11の発明は、
前記特別背景画像演出を実行可能な時間が所定値以下の場合は、前記実行中時間データ一時記憶手段と音楽再生時間データ一時記憶手段との時間データ比較を行い、更に実行中時間データ一時記憶手段の値が大の場合でも、現在実行中の基本背景画像を切換えるまでの時間経過後、次の基本背景画像を表示制御することを特徴とする請求項9もしくは10に記載のパチンコ遊技機である。
前記特別背景画像を表示する時間が所定の時間より短いときは、遊技者が前記大当たり期待度演出を確認し難いので、前記特別背景演出に差替えをしないで、基本背景画像を表示する。これにより、たとえその図柄変動が大当たり抽選に当選して実行されているとしても前記期待度演出は実行されないので、遊技者の期待感は余り大きくない。しかし、予想に反して大当たり表示となるので、遊技者に望外の喜びを付与することが可能となる効果を奏する。
請求項12の発明は、
前記発展画像演出を実行する直前に実行されていた前記基本背景画像演出を記憶している基本背景画像演出番号一時記憶手段(実行背景画像番号一時記憶エリア153)を具備し、前記発展背景画像演出終了後には、前記基本画像演出番号一時記憶手段に記憶されている基本背景画像を所定の基本背景画像に切換え、当該基本背景画像演出の画像再生を当該画像の最初から開始するとともに、前記音楽発生部が、当該基本背景画像演出に対応した音楽を当該基本背景画像に同期して発生することを特徴とする請求項9〜11に記載のパチンコ遊技機である。
前記「基本背景画像番号データ一時記憶手段に記憶されている基本背景画像を所定の基本背景画像に切換え」とは、例えば、スーパーリーチ等の発展演出が終了して、大当たり抽選結果がハズレであるとの報知が前記識別情報で確定表示されたときに、前記発展演出を実行する直前に実行されていた基本背景画像の次の基本背景画像の最初からアニメ画像の動画再生及び当該動画に同期した音楽を開始することである。これにより前記アニメ画像が持つ独特の世界観の継続性を保つことができる効果を奏する。
大当たり抽選のランダムな結果においても、基本的な画像や音楽を崩すことのない演出を実行した上で、違和感のない大当たり期待度演出を実行することが可能となる。具体的には、補間演出を実行することにより、背景画像や当該背景画像に同期した音楽の切れ目で、演出画像及び音楽が変化するため、遊技者に違和感を与えない演出が可能となる。また、前記発展演出(スーパーリーチ)の画像数を適正値に保つことができ、画像記憶容量の節約となる(下記第1実施例)。
また、基本的な画像や音楽を崩すことのない演出を実行した上で、発展演出に切換える前に通常背景画像とは異なった類似特別画像を表示することにより、違和感無く、発展画像に移行することが可能となるとともに、前記発展画像の直前に間違い探し的な要素を大当たり期待度報知に加えることにより、遊技者の画像に対する興趣が高まる(下記第2実施例)。
まず、第1実施例について記載する。図1はパチンコ遊技機1の外観構成を示す正面図である。パチンコ遊技機1は、ベース枠(外枠)2に開閉自在に取り付けられた正面扉3(前扉)を有している。正面扉3には、その上部を開口する略円形の窓4が形成されている。窓4には、例えばガラス板等の透明板55が嵌め込まれており、この透明板55を介して、その奥側に設けられた遊技盤5(図2参照)を視認することができる。正面扉3は本体枠56に取り付けられ、本体枠56から回動して前方に開くことができる。遊技盤5の周囲には演出効果を盛り上げるランプ類L1が設置されている。
正面扉3の下部には、遊技媒体である遊技球を貯留するための球受容器(球受け皿)6が配置されている。球受容器6に貯留された遊技球は、パチンコ遊技機1の内部に設けられた発射装置(図示せず)に1球ずつ供給される。球受容器6の右側にはハンドル7が設けられており、遊技者がこのハンドル7を握って、軸線回りに回転させることにより、発射装置から遊技盤5に向かって遊技球が1つずつ発射される。
遊技盤5の下部には操作手段として作動する押しボタン8,9,10が配置されている。押しボタン8,10は、大当たり遊技中に例えばいわゆる確率変動大当たりへの昇格演出として、2種類の宝箱が液晶表示部14に表示されたときに、遊技者自らがいずれかを操作することにより、カーソル表示を左右に移動させ、押しボタン9を操作することでいずれかの宝箱を選択決定できるようになっている。また、遊技盤5の下部の左右には、音楽発生部として作動する効果音を発生するためのスピーカ11,12が設けられている。
図2は、本体枠56に取り付けられた遊技盤5の正面図である。遊技盤5の周縁には、発射装置から発射された遊技球を遊技盤5の左側上部に導くための略円弧状のガイドレール13が配置されている。遊技盤5には、図示しないが多数本の障害釘が配設されており、ガイドレール13に沿って遊技盤5の左側上部から上方に放たれた遊技球は、遊技盤5の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って下方へと落下していく。
遊技盤5のほぼ中央には、画像表示部の一例の液晶表示部14が配置されている。液晶表示部14は、リーチ演出を含む図柄変動を表示するとともに後述する背景画像演出等を表示する。図柄には、1,2,3…などの数字を使用するが、アルファベットなどの文字やキャラクタ絵柄などを使用することができる。なお、液晶表示部14に代えて、ブラウン管や回転リールなどの可変表示装置を用いてもよい。
液晶表示部14の下方には、遊技球が入球可能で、入球により特別図柄抽選(大当たり抽選)の契機となる始動入賞口18および役物始動口19が配置されている。役物始動口19は、電動式チューリップ(いわゆる、電チュー)20が取り付けられている。通常時は、役物始動口19が閉状態となっていて遊技球が入らなくなっている。すなわち、通常時には、電動チューリップ20の羽根201、202が互いに近接して窄められ、羽根201、202の先端が始動入賞口18との間に入球が難しい所定の隙間をあけて近接した状態になっている。液晶表示部14の左隣には入球により普通図柄抽選の契機となる特定領域である普通図柄始動ゲート21が設けられている。
始動入賞口18または役物始動口19に遊技球が入ると、予め定める個数の賞球(遊技球)が遊技者に付与されるとともに、遊技者が大当たり遊技を実行できるか否かを決定するための大当たり抽選が行われる。大当たり抽選の抽選結果は、特別図柄表示部24の図柄で表示される。液晶表示部14には3つの絵柄がスクロールされるように表示される。液晶表示部14の表示は、始動入賞口18または役物始動口19に遊技球が入るのに応答して変動を開始し、所定時間が経過した後、スクロールしている3つの絵柄が順に停止されていく。大当たりの抽選結果は、3つの絵柄の表示が停止したときに、液晶表示部14に表示される図柄の組合せによっても表示される。
役物始動口19の下方には、例えば左右に長い長方形状に形成され、複数個の遊技球が同時に入球可能な特別入賞口22が配置されている。この特別入賞口22に関連して、特別入賞口22に遊技球を案内する開状態および特別入賞口22に遊技球が入るのを阻止する閉状態に開閉可能な開閉板23が設けられている。すなわち、開閉板23は、遊技盤5の盤面に沿った状態で特別入賞口22を閉塞して、特別入賞口22に遊技球が入るのを阻止することができ、また、この状態から、特別入賞口22の下端縁に沿って配置された回動軸(図示せず)を中心に手前側に倒伏することにより、特別入賞口22を開放して、特別入賞口22上に落下してくる遊技球を特別入賞口22内に導き入れることができる。
特別入賞口22への遊技球の入球に対しては、予め定める個数の賞球が、図示しない賞球払出装置により賞球として、図1に示した球受容器6に払い出される。大当たり遊技に突入すると、開閉板23が開状態となり、容易に遊技球が特別入賞口22に入るので、遊技者は多数個の賞球を獲得することができる。
液晶表示部14の左側には、遊技球の流れに影響を与えるための風車27が配置されている。また、遊技盤5の下部には、遊技球の入球に対して賞球が付与されるだけの普通入賞口28が、左側に2つ、右側に1つ(計3つ)配置されている。始動入賞口18、役物始動口19および普通入賞口28に入らなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤5の下部に形成されたアウト球回収口29から機内に回収される。さらに、液晶表示部14の上部には、前記液晶表示部内で実行される演出を盛り上げる、装飾効果を奏するための演出ランプL2が設けられている。
液晶表示部14の右下側には特別図柄表示部24と、普通図柄表示部25と、特別図柄用保留表示部26と、普通図柄保留表示部27とが設けられている。特別図柄表示部24は7セグメント表示器が用いられており、始動入賞ごとの特別図柄抽選結果を示すセグメント表示を行う。普通図柄表示部25は、例えば赤色と緑色の発光ダイオードが用いられており、普通図柄始動ゲート21を遊技球が通過時に抽選が行われ、当該抽選に当選したときは、所定時間変動した後に、赤色発光ダイオードが点灯し、電動式チューリップ20の羽根201、202が所定の時間および回数開く。一方、外れのときは緑色発光ダイオードが点灯する。特別図柄保留表示部26、普通図柄保留表示部27は、それぞれ7セグメント表示器が用いられており、特別図柄と普通図柄の抽選に関しての結果表示を保留している遊技球数を表示する。
図3はこの発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。図3において、遊技制御手段として作動する制御部100は、I/Oポート101A,101Bと、ドライバ回路102,103,104と、主制御部110と、副制御部120,130と、中継基板140とを含む。I/Oポート101Aは、主制御部110と、入力部30のうちの始動口センサ31と、役物始動口センサ34と、大入賞口センサ32と、スルーゲートセンサ33と、複数の普通入賞口28のそれぞれに設けられる普通入賞口センサ41,42,43とのインタフェースであり、ドライバ回路102,103,104は、出力部60を駆動する。
主制御部110は、パチンコ遊技機1における遊技の基本となる動作を制御するためのものであり、制御の中枢となる大当たり抽選実行や、その結果に基づいて、前記液晶表示部で実行される演出番号(図柄変動時間)を選択するCPU111や、大当たり抽選を行うための乱数発生部とプログラムソフトとが記憶されたROM112や、制御時に必要なデータが書込まれるRAM113を含むマイクロコンピュータで構成されている。
主制御部110は、入力部30からI/Oポート101Aを介して入力された信号に基づいて、抽選結果に応じたコマンドやデータなどを中継基板140を介して副制御部120に一方向に出力するとともに、ドライバ回路102を介して出力部60に含まれる特別図柄表示部24と、普通図柄表示部25と、特別図柄用保留表示部26と、普通図柄用保留表示部27と、始動口役物駆動部61と、大入賞口役物駆動部62とに制御信号を与える。始動口役物駆動部61は、図2に示した電動チューリップ20の羽根201、202を開閉する。大入賞口役物駆動部62は、特別入賞口22の開閉板23を開閉する。始動入賞に基づいて行われる抽選処理はCPU111により図示しないROM112内のプログラムに従って実行される。
副制御部120は、主制御部110からのコマンドを受信してドライバ回路103を介して液晶表示部14の表示を制御するものであり、可変表示制御手段、背景画像演出表示制御手段、背景画像演出再生手段、画像音楽同期手段、基本演出継続調整手段、補間演出実行手段として作動するCPU121と、ROM122と、RAM123とを含むマイクロコンピュータで構成されている。ROM122は、CPU121が液晶画像を制御するための前記基本背景画像の継続時間や次の基本画像への切換、後述する補間演出である繰返し演出の実行時間や繰返し演出から期待度演出への切換、補間演出からスーパーリーチ演出の切換等を実行するためのプログラムが格納されている液晶画像演出制御プログラム141と、CPU121に選択された液晶画像演出の実行時間と、当該液晶画像演出の実行開始からスーパーリーチにまで発展する時間等を記憶している識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142と、液晶表示部14に表示する演出画像(基本背景画像、繰返し演出画像、期待度演出画像、スーパーリーチ演出画像等)を記憶している背景画像演出データエリア143と、時間を計測し、現在実行背景画像時間一時記憶部152のデータを更新するプログラムである時間計測プログラム144とを含む。
また、RAM123には、液晶背景画像演出を次の内容に切換えるまでの時間を一時記憶するエリアである背景画像演出時間データ一時記憶エリア151(この時間データは液晶画像演出制御141プログラムにより、逐次更新される)と、実際に現在実行中の画像データを記憶している現在実行背景画像データ一時記憶エリア152と、後に詳述する現在実行している基本背景画像番号を記憶している実行背景画像番号一時記憶エリア153と、これも後に詳述する繰返し画像再生回数Tk等の各種変数等一時記憶エリア154とを含む。
また、副制御部120には、双方向でデータを送受信する副制御部130が接続されている。副制御部130は、ドライバ回路104を介して、音楽発生部であるスピーカ11,12と装飾効果を演出するための演出ランプL1,L2を制御するものであり、CPU131と、ROM132と、RAM133とを含む。
画像音楽同期手段、基本演出継続調整手段、補間演出実行手段として作動するCPU131は、CPU121が制御する液晶画像演出に同期して、液晶画像に対応する音楽を発生制御する。ROM132は、スピーカから発生する音楽データを記憶している音楽データ記憶手段として作用する音楽データ記憶エリア161と、音楽1曲内に液晶演出を切換える節目までの時間データを記憶している音楽再生時間データ記憶エリア162とを含む。RAM133は、現在実行中の音楽データを一時記憶する現在再生中音楽データ一時記憶エリア163を含む。
入力部30は、始動口センサ31と、役物始動口センサ34と、大入賞口センサ32と、スルーゲートセンサ33と、複数の普通入賞口28のそれぞれに設けられる普通入賞口センサ41,42,43と、押しボタン8に関連して設けられる左押しボタンセンサ51と、押しボタン9に関連して設けられる中押しボタンセンサ52と、押しボタン10に関連して設けられる右押しボタンセンサ53とを含む。
始動口センサ31は、始動入賞口18への遊技球の入球を検出し、大入賞口センサ32は、特別入賞口22への入球を検出する。ゲートセンサ33は、普通図柄始動ゲート21を遊技球が通過したことを検出する。普通入賞口センサ41,42,43はそれぞれ複数の普通入賞口28への遊技球の入球を検出する。左押しボタンセンサ51と、中押しボタンセンサ52と、右押しボタンセンサ53は、押しボタン8,9,10のそれぞれが押されたことを検出する。
次に、図4を参照して、主制御部で実行される始動口18もしくは役物始動口19に遊技球が入球したときの遊技制御について説明する。主制御部はCPU111の割込み制御時(例えば4msに1回)により始動口18,19に入球(始動口に遊技球が入球すると所定数の球の払出があるので、以下入球のことを入賞と記載することもある)が有るか否かを監視している。始動口入賞が無く(ST100でNO)、保留球数も「0」のときは(ST103でYES)、ST100に戻って始動口に入賞がないかを引続き監視する。始動口に遊技球が入賞すると(ST100でYES)、乱数値を取得する(ST101)。ここでの乱数とは、少なくとも大当たり抽選用乱数と副制御部120に送信する図柄変動番号用乱数である。主制御部は、当該大当たり抽選用乱数と大当たり用テーブルに基づいて大当たり抽選を実施する。後に詳述するが、前記主制御部110から送信された当該図柄変動番号データを受信した副制御部120は、当該番号に基づいた変動時間の演出(背景画像演出及び演出図柄変動演出)を該当するテーブルの中から選択して液晶表示部14で実行する。
主制御部110はST101で前記乱数を取得して、乱数の保留球数が上限(通常は4個)であるか否かを判定する(ST102)。保留球数が上限値であれば(ST102でYES)、ST103で保留数が「0」であるか否かを判定するが、ここでは「0」ではないので、ST106に進んで特別図柄が変動中か否かを判定する。特別図柄が変動中のときは(ST106でYES)、ST100に戻って、始動口入賞があるか否かを監視する。特別図柄が変動中でないときは(ST106でNO)、特別図柄変動番号データを副制御部120に送信し(ST107)、保留数記憶部より保留球数を1減算する(ST108)。
一方、ST102で保留球数が上限値でないときは(ST102でNO)、主制御部のRAM内の乱数値格納エリアへ取得乱数値を格納する(ST104)。そして、保留球数の数を1増加して(ST105)、ST106へ進む。以下は前記と同じである。
次に、図5〜図17を用いて副制御部120及び130で実行される制御処理と液晶画像演出について記載する。図5〜図9では、副制御部120の液晶画像演出制御のフローが示されている。まず、図5を参照して、現在の背景画像データ(N)を現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットする(ST201)。
ここで、液晶表示部14で実行される、基本となる背景画像(動画)について説明する。なお、以下に記載する液晶画像と音楽による演出は、いわゆる時短遊技中が望ましい。時短遊技とは、特別図柄の変動時間、特に大当たり抽選でハズレのときの特別図柄の変動時間がいわゆる通常遊技時よりも短い場合である。例えばハズレ変動の場合、通常遊技時では、特別図柄の変動時間が平均12秒とすると、時短遊技時は平均1秒という具合である。また、このときは遊技を迅速に次々と消化していく形態が望ましいので、役物始動口19の電動式チューリップ20(普通電動役物)が、通常遊技時よりも長時間開放していることが望ましい。例えば、通常遊技時は、普通図柄の変動時間は30秒で、電動式チューリップの開放時間は0.5秒であるが、時短遊技時では、普通図柄の変動時間は、2秒で、開放時間は5.8秒である。また、大当たり確率であるが、前記時短遊技中は通常遊技時の当選確率(例えば1/300)が望ましい。後述するが、前記背景画像演出といわゆるスーパーリーチ演出との間に大当たり期待度演出を実行するので、大当たり確率が向上しており(例えば1/30)、非常に近い将来に大当たりが約束されているいわゆる確率変動遊技時よりも、大当たり確率は低確率で、前記時短遊技中のほうが、期待度報知演出やスーパーリーチ演出に対する遊技者の注目度が格段に大きいからである。なお、当然のことながら、特別図柄の変動時間に液晶画像の演出図柄を含む画像演出時間も同期するので、いわゆる液晶表示部での図柄変動時間も特別図柄とほぼ同じ時間に短時間になる。もちろん、液晶表示器で表示される図柄自体が特別図柄でも良い。
図13は、副制御部120がスーパーリーチ等の発展画像を含む長時間変動演出を選択するとき以外の基本背景画像である。前記基本背景画像は、アニメのオープニング曲のように動画とともに歌詞付の音楽が流れる。図13のように再生画像(ここでは動画であるが静止画像でも良い)は、(1:再生時間6秒)→(2:再生時間7秒)→(3:再生時間8秒)→(4:再生時間5秒)→(5:再生時間9秒)→(6:再生時間4秒)→(7:再生時間7秒)→(1)→(2)→・・・の順にループして、何度も再生される。ここでは、後述するスーパーリーチ演出画像(図16、17参照)で直接バトルを行なう正義熊(パンダ熊)と悪役熊とが、レーシングマシンに乗込んで、勝負している動画が繰り返される。
図13の液晶表示部の上部の下向きの矢印は図柄が変動している態様を示すものである。液晶画像全体は、前側フレームにおける変動→停止を繰り返す図柄の画像(図柄以外は透明)と後側フレームにおける背景画像の重ね合せ画像である。基本的に背景画像は、図13に示すように、所定の時間が経過するごとに切換っていくが、図柄の変動時間は、主制御部110から指定された変動時間となっている。よって、基本的には背景画像と図柄変動には相関性が無く、遊技者の目にはそれぞれが独立して表示されているように見える。そのタイムチャートの模式図を図12(a)に示す。ここでは、時短遊技中の短時間の図柄変動時間のみが繰り返すものとする。液晶背景画像としてはN=1→2→3→・・・と切換っていく。その間液晶の変動図柄は、変動開始→変動終了が繰り返される。
ここまでの副制御部120の制御を図5のフロー図に基づいて説明する。説明しやすいように、前記背景画像をN(N=1〜7)に切換えたときから説明する。まず、切換えた現在の背景画像データ(N)を現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットする(ST201)。次に、現在の背景画像演出の再生時間を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットする(ST202)。例えばN=1のときは6秒がセットされる(図13参照)。次に、現在の背景画像用音楽更新情報を副制御部130に送信する(ST203)。つまり、例えばN=1のときは、背景画像1に対応した音楽を背景画像に同期して6秒間流すように副制御部130に指令する。
次に、CPU121の割込み制御時に、背景画像演出時間データ一時記憶エリア151を更新する(ST204)。つまり、現在液晶表示部で表示している背景画像を次の背景画像に切換えるまでの残時間を更新する。次に、主制御部110より特別図柄の変動時間(特別図柄変動番号)を受信したか否かを判断する(ST205)。ここでは、受信したときは(ST205でYES)、スーパーリーチ変動か否かの判断をする(ST206)。スーパーリーチ変動のときは(ST206でYES)、後に詳述するスーパーリーチ変動処理(ST250)へと進む。
ST206でスーパーリーチ変動でないと判断したときは、背景画像演出時間データ一時記憶エリア151の残時間は「0」か否かを判断する(ST207)。つまり次のN+1の背景画像に液晶画像を切換えるか否かを判断する。ST207でNOのときは、ST204に戻って、現在の背景画像演出再生残時間を更新する。ST207でYESのときは、次の背景画像データ(N+1)を現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットする(ST208)。ただし、N=7のときはN=1に戻る。次に当該液晶背景画像演出の再生時間を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットし(ST209)、当該音楽変更情報を副制御部130に送信する(ST210)。この一連の制御によって、液晶表示器の背景画像を例えば前記のようにN=1のときは(2)の背景画像に切換え、歌詞付の音楽も2の背景画像用に切換え、図13(2)の演出が実行される。その後は、ST204を実行し、前記と同様の処理を繰り返す。
次にST206でYESの場合、つまり、主制御部の指令に基づいて変動時間の長いスーパーリーチ演出が選択されたときのスーパーリーチ変動処理について説明する。なお、このスーパーリーチに発展する液晶画像演出については、前記各背景画像演出(N=1〜7)の再生時間よりも、図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間のほうが長いデータがROM122の識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142に記憶されている。つまり、ここでは、このスーパーリーチに発展する液晶画像演出については、図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間は、少なくとも図13の背景画像演出で、再生時間の最も長い(5)の9秒よりも長いということである。このように規定することにより、後に詳述する補間演出が有効となる。さらには、これも後に詳述するが、前記補間演出の一部を構成する大当たり期待度演出の時間はこの実施例では2秒と固定なので、このスーパーリーチに発展する液晶画像演出については、図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間は、図13の背景画像演出で、再生時間の最も長い(5)の9秒+2秒の11秒とすることで前記補間演出内で遊技者に認識できるに足る時間大当たり期待度延出が実行できるのでさらに効果的なものとなる。
次に、図6〜図10、及び図12を参照して、スーパーリーチ変動処理(ST250)について説明する。このうち図6〜図9までは副制御部120の背景画像処理のフロー図である。また、図10は、前記背景画像処理に同期して実行される副制御部130の音楽制御処理のフロー図である。また、図12(b)及び(c)では、背景画像演出(1)が実行されているときに、主制御部からの指令により、副制御部120がスーパーリーチ演出(総演出時間40秒かつ、図柄変動開始からスーパーリーチまで発展するまでの時間10秒)を選択した場合のタイムチャート模式図を示したものである。図12(b)では、背景画像1を開始してから4秒後にスーパーリーチを含む図柄変動が開始したパターンであり、図12(c)では、背景画像1が開始してから1秒後にスーパーリーチを含む図柄変動が開始したパターンである。
まず、Taの値をRAM123の各種変数等記憶エリア154の所定エリアに記憶する(ST251)。Ta=Tf−Trと定義する。Tfは、図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間である。図12(b)、(c)ではTfは共通で10秒である。また、Trは図柄変動開始から、現背景画像から次の背景画像に切換えるまでの残時間である。つまり、Taは後に詳述する補間演出を実行する時間である。図12(b)では8秒間であり、図12(c)では5秒間である。
次に、Tvの初期値をRAM123の各種変数等記憶エリア154の所定エリアに記憶する(ST252)。ここではTv=Ta−Teと定義する。ここで、Taは前記の後に詳述する補間演出を実行する時間であり、Teは、当該補間演出中の最後に実行する大当り期待度演出の実行時間である。ここではTe=2秒の固定時間とする。つまり、Tvは後に詳述する繰返し演出の実行残時間である。図12(b)では、初期値は6秒間であり、図12(c)では初期値は3秒間である。
次にTkの値をRAM123の各種変数等記憶エリア154の所定エリアに記憶する(ST253)。ここではTk=Tv/Tc(Tvは前記初期値)と定義する。Tcは、繰返し演出画像1回分の消化時間(ここでは、1秒)である。Tkの値は小数点以下は切り捨てる。つまりTkは、後に詳述する繰返し演出を最後まで実行する回数である。図12(b)では、6回であり、図12(c)では3回である。本繰返し演出は、図14に示すようにそれぞれ実行時間1秒の補間動画Aと補間動画Bの繰返し動画演出である。
次にTaの値は、Teの値より大きいかを判断する(ST254)。これは、後述する補間演出で遊技者が充分認識できる程度まで大当たり期待度演出ができるかどうかを判断するものである。つまりここでは2秒間前記期待度演出が実行できるか否かを判断する。前記期待度演出の画像を図15に示す。悪役熊の背景のオーラに違いが有り、大当たり期待度は、(1)<(2)<(3)の順に高くなる。
ST254でYESの場合は、当該背景画像演出時間データ一時記憶エリア151の残時間は「0」か否かを判断する(ST255)。当該背景画像演出時間データ一時記憶エリアの残時間が「0」でないときは(ST255でNO)、背景画像演出時間データ一時記憶エリア151の現在の背景画像の再生残時間を更新して(ST256)ST255に戻る。一方、当該背景画像演出時間データ一時記憶エリアの残時間が「0」のとき(ST255でYES)、すなわち液晶表示部でスーパーリーチを含む図柄変動が開始したときの背景画像が終了したときは、背景画像は補間演出になる(図12(b)(c)参照)。
即ち、前記Tk回数分の繰返し背景演出の液晶画像データを現在実行背景画像データ一時記憶エリア152に記憶する(ST257)。次に音楽更新情報を副制御部130に送信する(ST258)。つまり、繰返し演出用の音楽を当該繰返し画像演出に同期して発生させる指令を副制御部130に送信する。当該繰返し演出用の音楽はアニメの世界観を壊さない、アニメに関連した音楽である。次にRAM123内の各種変数等記憶エリア154の所定エリアに記憶されているTkの値を各種変数等記憶エリア154の所定エリアに改めてTk2として記憶する(ST259)。次に、前記繰返し演出の回数Tkが1以上であるか否かを判断する(ST260)。ST260でYESの場合は、1秒の繰返し演出が少なくとも1回実行されることになる。そこでTcの初期値(ここでは1秒)を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットし(ST261)、繰返し画像演出を開始するとともに、時間計測プログラム144に従って、前記Tc並びにTvの残時間の減算を開始する(ST262)。次に、CPU121の割込み制御時に、Tcの残時間を更新する(ST263)とともに、Tvの残時間を更新する(ST264)。
次に図7を参照して、Tcの残時間が「0」であるか(実際は割込み制御のタイミングに依存するので実際は0以下か否か)を判断する(ST265)。Tcの残時間が「0」以下のときは(ST265でYES)、繰返し画像再表示処理を実行し、Tcの初期値(ここでは1秒)を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットする(ST267)。次にTkの値を1減算する(ST268)。
次に、前記Tkの値が「0」以下か否かを判定する(ST269)。Tkの値が「0」以下の場合は(ST269でYES)、繰返し演出残時間Tvが1秒未満ということなので、ST270の演算を実行しTv残時間を求め、Tv残時間分の画像データを現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットする(ST271)とともに、残時間Tvを背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットする(ST272)。そして、CPU121の割込み制御時ごとに、Tv残時間を更新し(ST273)、Tv残時間が「0」以下になるまでTv残時間を更新する(ST274)。
一方、ST265でNOの場合は、その回の1秒間の繰返し演出がまだ終了していないので、ST269に進み、Tkが「0」以下か否かを判断するが、ここでは、ST260の判断でTkは1以上であるので、必然的にNOであるので、ST263に戻り、前記と同様の処理を実行する。
一方、ST265でYESの場合で、ST269でNOの場合、つまりまだ1回分以上の繰返し演出を実行する場合も、ST263に戻り、前記と同様の処理を進める。
また、ST260でNOの場合、つまり繰返し演出を実行する時間が1回分(ここでは1秒)未満の場合は、ST272に飛んで、ST252で求めて記憶しているTvの値を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットする。次にCPU121の割込み制御ごとに、Tvの残時間を更新し(ST273)、Tvの値が「0」以下になるまでループする(ST274)。
次に前記処理を実行した結果ST274でYESの場合、つまり繰返し演出が終了したときは、大当たり期待度演出を実行する。即ち、大当たり期待度演出画像データを現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットする(ST275)。次に音楽更新情報を副制御部130に送信する(ST276)。つまり、大当たり期待度演出用の音楽を当該大当たり期待度演出に同期して発生させる指令を副制御部130に送信する。当該音楽もアニメの世界観にマッチする音楽である。
次に、大当たり期待度演出時間の初期値(ここでは2秒)を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットし(ST277)、大当たり期待度演出を開始するとともに、Teの残時間の計測を開始する(ST277)。次にCPU121の割込み制御時ごとに、前記大当たり期待度演出の残時間を更新する(ST279)。この更新処理はTeの値が「0」以下になるまで実行される(ST280)。液晶表示部14で表示する大当たり期待度演出の動画の一例を図15に示す。悪役熊の放つオーラの種類によって、大当たり信頼度が異なる。
次に図8を参照して、スーパーリーチ演出処理について説明する。前記ST280でYESのとき、つまり大当たり期待度演出が終了したときは、スーパーリーチ演出を実行する。つまり、スーパーリーチ演出画像データを現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットする(ST281)。次に、次に音楽更新情報を副制御部130に送信する(ST282)。つまり、スーパーリーチ演出用の音楽を当該スーパーリーチ演出に同期して発生させる指令を副制御部130に送信する。次に、スーパーリーチ演出の実行時間初期値Tsr(ここでは30秒)を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットする(ST283)。次にスーパーリーチ演出を開始し、Tsrの残時間計測を開始する(ST284)。次にCPU121の割込み制御時にTsrの残時間を更新する(ST285)。Tsrの残時間が「0」以下になるまで前記更新処理を繰り返す(ST286)。
スーパーリーチ演出が終了(ST286でYES)後、当該図柄変動は、大当たりか否かを判断し(ST287)、ハズレの場合は(ST287でNO)、当該変動が開始したときの基本背景画像(N)の次(N+1)の基本背景画像データを現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットし、ST202に戻り、図柄変動が開始する。
一方、スーパーリーチ演出が終了(ST286でYES)後、当該図柄変動が大当たりの場合は(ST287でYES)、大当たり演出を実行(ST288)後、当該変動が開始したときの基本背景画像(N)の次(N+1)の基本背景画像データを現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットし、ST202に戻り、図柄変動が開始する。一方で、大当たりの種別によっては、当該変動が開始したときの基本背景画像(N)の次(N+1)の基本背景画像データを現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットせず、別の特定演出(例えば確変用演出)を実行する場合もありうる。
ところで、本実施例では、スーパーリーチに発展する図柄変動において、液晶表示器14での図柄変動開始時からスーパーリーチ変動に発展するまでの時間は、図13で示すいずれの背景画像演出が実行される時間よりも長く設定している(図11(A)参照)。よって、前記補間演出は、必ず実施される。その一方で、本実施例以外で液晶表示器の図柄変動開始が、前記背景画像を切換えた直後に始まった場合等は、前記補間演出実行時間が前記期待度演出実行時間よりも短い場合が生じる。つまり、図6のST254でNOの場合である。そのときの副制御部120の画像処理を図9に示す。なお、スーパーリーチに発展する図柄変動において、液晶表示器14での図柄変動開始時からスーパーリーチ変動に発展するまでの時間は、図13で示す「いずれの背景画像演出が実行される時間+2秒」より長い図柄変動パターンのみをROM122の識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142に記憶しておけば、前記補間演出実行時間が前記期待度演出実行時間よりも短い場合は生じない。
次にST254でNOのときに進む補間演出処理2(ST300)について図9を参照して説明する。図9(a)は、補間演出時間中は、繰返し演出は実行せず、期待度演出のみをTa時間実行する場合である。まず、期待度演出画像データを現在実行背景画像データ一時記憶エリア152に記憶する(ST301)。次に副制御部130に対して期待度演出画像用の音楽を画像に同期させて発生するように指令を送信する(ST302)。次にTaの初期値を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151に記憶する(ST303)。次に、期待度演出を開始するとともに前記Taの残時間の計測を開始する(ST304)。次のCPU121の割込み制御のタイミングで背景画像演出時間データ一時記憶エリア151のTaの残時間を更新し(ST305)、次にTaの値が「0」以下であるか否かを判断する(ST306)。ST306でNOの場合はST305に戻って、Taが「0」以下になるまでループする。Taの値が「0」以下になれば(ST306でYES)、ST281に飛ぶ。大当たり期待度演出を優先実行することにより、短時間に前記期待度演出を実行することにより、遊技者は当該演出内容を充分に視認できなくとも、何か特別な演出が実行されたので、大当りを期待できるのではないかと興趣を高める効果を奏する。
一方、図9(b)は、補間演出時間中は、繰返し演出のみをTa時間実行し、期待度演出は実行しない場合である。まず、液晶表示器で現在実行されている背景画像演出時間データ一時記憶エリア151の残時間は「0」か否かの判断を実行する(ST310)。ST310でNOの場合はST311に進み、現在の背景画像残時間を更新し(ST311)、現在実行されている背景画像演出時間一時記憶エリア151の残時間が「0」になるまでループする。液晶表示器で現在実行されている背景画像演出時間データ一時記憶エリア151の残時間が「0」の場合は(ST310でYES)、前記Tk回数分の繰返し画像データを前記現在実行背景画像データ一時記憶エリア152に記憶する(ST312)。次に、副制御部130に繰返し演出画像用の音楽を繰返し画像に同期して発生する指令を送信する(ST313)。次にTk2をTa/Tcの値(小数点以下切り下げ)とし、RAM123内の各種変数等記憶エリア154の所定のエリアに記憶し(ST314)、ST261に移行する。
図10は、副制御部130の制御処理フロー図である。まず副制御部130のCPU131は、現在の音楽更新情報を副制御部から受信したかを監視している(ST401)。現在の音楽更新情報を副制御部120から受信したときは(ST401でYES)、当該受信の音楽更新情報は、基本背景画像用音楽更新情報か否かを判断する(ST402)。ST402でYESの場合は、音楽更新情報に基づき、基本背景画像に対応した音楽を音楽データ記憶エリア161から選択し、現在再生中音楽データ一時記憶エリア163に当該データをセットし(ST403)、当該音楽を再生処理する(ST404)。その後、次の音楽更新情報を副制御部120から受信したら(ST414でYES)、ST402へ戻る。
次にST402でNOのときは、ST405へ進み、副制御部120から受信した現在の音楽更新情報が繰返し演出用音楽更新情報であるときは(ST405でYES)、音楽更新情報に基づき、繰返し演出画像に対応した音楽を音楽データ記憶エリア161から選択し、現在再生中音楽データ一時記憶エリア163にデータをセットし(ST406)、当該音楽を再生処理する(ST407)。その後、次の音楽更新情報を副制御部120から受信すれば(ST414でYES)、ST402へ戻る。
次にST405でNOのときは、ST408へ進み、副制御部120から受信した現在の音楽更新情報が期待度演出用音楽更新情報であるときは(ST408でYES)、音楽更新情報に基づき、期待度演出画像に対応した音楽を音楽データ記憶エリア161から選択し、現在再生中音楽データ記憶エリア163にデータをセットする(ST409)。その後、次の音楽更新情報を副制御部120から受信すれば(ST411でYES)、ST402へ戻る。
次にST408でNOのときは、ST411へ進み、副制御部120から受信した現在の音楽更新情報がスーパーリーチ演出用音楽更新情報であるので、音楽更新情報に基づき、スーパーリーチ演出画像に対応した音楽を音楽データ記憶エリア161から選択し、現在再生中音楽データ一時記憶エリア163にデータをセットする(ST412)。その後、次の音楽更新情報を副制御部120から受信すれば(ST414でYES)、ST402へ戻る。
次に、図11について詳細に説明する。図11(A)は、遊技球が始動口18もしくは役物始動口19に入賞したときに取得する乱数により決定される変動番号別の液晶表示部14での図柄の変動パターン選択テーブルである。ここでは特別図柄の変動時間と液晶表示部の図柄の変動時間は等しいものとする。このテーブルは上記時短遊技中に使用されるテーブルである。(a)の変動番号1〜6は、大当たり抽選がハズレのときに参照されるテーブルであり、(b)の変動番号7〜10は大当たり抽選が大当たりのときに参照されるテーブルである。
図11(A)の変動番号1は、図柄の変動時間1秒のハズレ変動である。前記のようにこのテーブルが参照されるのはいわゆる時短遊技中であるので、大当たり抽選に非当選のときは、ほとんどの場合(84.4%)、この変動番号1が選択される。変動番号2は、選択率5%で10秒間のハズレ変動である。この変動番号2は、このテーブルでは前記のようにほとんどの場合、1秒のハズレ変動なので、変動時間を10秒と長くすることにより、遊技者に対して、リーチに発展するのではないかとの期待を持たせる役目を担う。変動番号3は、変動時間15秒(選択率10%)のリーチハズレ変動である。後に詳しく説明するが、このテーブルを用いた時短遊技中は、スーパーリーチに発展すれば、かなり大当たりを期待できるテーブルとなっているので、この変動番号3番は、スーパーリーチに発展するのではないかとの期待感を遊技者に付与する役目を担う。
変動番号4番と8番はそれぞれ同じスーパーリーチAに発展するハズレ変動と当たり変動である。前記両変動番号とも変動時間は40秒で変動開始から10秒で30秒間のスーパーリーチ演出に発展する。変動番号4番と8番のそれぞれの選択率は0.3%と10%であり、大当たり確率が1/300とすると、前記スーパーリーチA演出の大当たり期待度は10%である。
変動番号5番と9番はそれぞれ同じスーパーリーチBに発展するハズレ変動と当たり変動である。前記両変動番号とも変動時間は50秒で変動開始から10秒で40秒間のスーパーリーチ演出に発展する。変動番号5番と9番のそれぞれの選択率は0.2%と25%であり、大当たり確率が1/300とすると、前記スーパーリーチB演出の大当たり期待度は29.5%である。
変動番号6番と10番はそれぞれ同じスーパーリーチCに発展するハズレ変動と当たり変動である。前記両変動番号とも変動時間は60秒で変動開始から10秒で50秒間のスーパーリーチC演出に発展する。変動番号6番と10番のそれぞれの選択率は0.1%と54%であり、大当たり確率が1/300とすると、前記スーパーリーチC演出の大当たり期待度は64.4%である。よって、スーパーリーチA<B<Cの順に大当たり信頼度が高くなる。
ちなみに変動番号3番と7番はそれぞれノーマルリーチハズレ変動と当たり変動である。前記両変動番号とも変動時間は15秒である。変動番号3番と7番のそれぞれの選択率は10%と1%であり、大当たり確率が1/300とすると、前記ノーマルリーチ演出の大当たり期待度は0.03%である。よって、ノーマルリーチでは大当たりを期待できず、スーパーリーチに発展することにより、大当たりの期待が高まるテーブルとなっている。
図11(B)は、前記補間演出で、スーパーリーチに発展する直前に液晶表示部に表示される大当たり期待度演出選択テーブルである。図15を参照して、演出1の画像が表示されれば、大当たり信頼度26.9%であり、演出2の画像が表示されれば、75.1%であり、演出3の画像が表示されれば、大当たり期待度89%である。つまり、大当たり期待度は1<2<3の順に高くなる。
次に図12について改めて詳細に記載する。図12(a)は前記時短状態での液晶表示部14での図柄の変動と背景画像(ここでは図13の背景画像1〜3を再生する場合について図示している)との関係のタイムチャート模式図である。液晶表示は、変動図柄と背景画像との重ね合せ画像(動画)として、表示される。
図12の(b)と(c)については、スーパーリーチを含む背景画像について示したものである。(b)と(c)ともに、図柄変動時間が40秒間で、背景画像1(図13参照)が再生中に図柄変動が開始し、その10秒後に30秒のスーパーリーチに発展する変動画像パターンである。ちなみにノーマルリーチ演出(左中右図柄のうち、左右の図柄が同一図柄で仮停止し、中図柄のみが変動している状態)になるのは前記図柄変動開始から8秒後とする。
図12(b)については、再生時間6秒間の背景画像1のアニメ動画及び前記動画に同期した歌詞付音楽がスタートしてから4秒後に図柄変動が始まる。この時点で背景画像1及び歌詞付音楽が終了するまでの2秒間は、通常の基本演出が実行される。そして、背景画像1及び歌詞付音楽が終了したときに、スーパーリーチに発展するまでの補間演出が実行される。当該図柄変動がスーパーリーチに発展するまでは変動開始10秒後なので、8秒間補間演出が実行され、続いて30秒間のスーパーリーチ演出が実行され、40秒間の当該液晶変動画面を形成することになる。補間演出時間のうち、ここでは期待度演出は2秒間と固定なので、期待度演出の前に6秒間繰返し演出が実行される。
前記のように繰返し演出は、図14のそれぞれ1秒の動画である補間演出画像Aと補間演出画像Bの繰り返しである。また前記のように大当たり期待度演出は、図11(B)のテーブルより選択され、図15のような画像で表示される。悪役熊のオーラによって大当たり信頼度が変化し、大当たり信頼度は(1)<(2)<(3)の順に高くなる。また、スーパーリーチは図11(A)のテーブルにより選択され、例えば、図16に示すように車レースで競っていた正義熊と悪役熊との地上での戦闘シーン動画である。
図16のスーパーリーチ演出に引続き、大当たり抽選に当選していれば、図17(a)のように正義熊が悪役熊を倒して、リーチ図柄と同一の「7」が液晶画面中央に表示される。一方、大当たり抽選に当選していなければ、図17(b)のように正義熊が悪役熊の攻撃に吹っ飛び倒されて、リーチ図柄と異なる図柄(例えば8)が液晶画面中央に表示される。
本実施例のような液晶画像演出処理及び前記液晶画像演出と同期した音楽発生処理を実行すること、即ち、上記補間演出(この補間演出も前記基本背景画像、音楽に関連したものとなっている)を実行することにより、背景画像や背景画像に同期した音楽(特に歌詞付)の上記基本背景画像の切換え時に前記背景演出画像及び音楽が前記補間演出用に変化するため、一連の(例えば図13の背景画像N)液晶動画やそれに同期する音楽を途中でいきなり他の画像や音楽に切換えることがなく、遊技者に違和感を与えない演出が可能となる。
また、図柄変動時間が主制御部で予め決定されていても、前記補間演出時間を可変にすることにより、前記発展演出(スーパーリーチ)画像を前記図柄変動時間ごとに記憶しておく必要がないので、スーパーリーチ演出画像数を適正値に保つことができ、画像記憶容量の節約となる。
次に本発明の第2実施例について記載する。パチンコ遊技機の筐体(図1)及び遊技盤(図2)については第1実施例と同じなので説明は省略する。電気的構成ブロック図についても構成は第1実施例(図3)とほとんど同じであるが、副制御部120、130については、機能が異なるので、図18を参照して、その点のみを説明する。
図18を参照して、副制御部120は、主制御部110からのコマンドを受信してドライバ回路103を介して液晶表示部14の表示を制御するものであり、可変表示制御手段、背景画像演出表示制御手段、背景画像演出再生手段、画像音楽同期手段、時間データ比較手段及び特別背景画像演出実行手段として作動するCPU121と、ROM122と、RAM123とを含むマイクロコンピュータで構成されている。ROM122は、液晶画像演出制御制御プログラム141と、識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142と、背景画像演出データ記憶エリア143と、時間計測プログラム144とを含む。
前記液晶画像演出制御プログラム141は、CPU121が主制御部110からの指令に従って、ROM122の識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142から識別情報表示変動時間パターン(以下、図柄表示変動時間パターンと記載する場合あり)を選択し、液晶演出(背景画像)を切換えるまでの時間データを背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットし、前記背景画像演出時間データ一時記憶エリアと、後述する現在再生中音楽データ一再生位置記憶エリア165との一時記憶データを比較するプログラムであり、また、基本背景画像の切換、後述する通常背景画像から特別背景画像への切換、前記特別背景画像からスーパーリーチ演出画像の切換等を実行するためのプログラムである。
識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142には、CPU121に選択された識別情報表示変動パターンの実行時間と、当該識別情報表示変動パターンの実行開始からスーパーリーチにまで発展する時間等を記憶している。背景画像演出データ記憶エリア143には、液晶表示部14に表示する演出画像(基本背景画像、特別背景画像、期待度演出画像、スーパーリーチ演出画像等)が記憶されている。時間計測プログラム144は、前記演出時間開始時からの経過時間を計測し、前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151のデータを更新するプログラムである。
次に同じく図18を参照して、副制御部120には、双方向でデータを送受信する副制御部130が接続されている。副制御部130は、ドライバ回路104を介して、音楽発生部であるスピーカ11,12と装飾効果を演出するための演出ランプL1,L2を制御するものであり、CPU131と、ROM132と、RAM133とを含む。画像音楽同期手段、音楽発生制御手段及び時間データ比較手段として作動するCPU131と、ROM132と、RAM133とを含むマイクロコンピュータで構成されている。図18のROM内に図示されている音楽データ161、音楽時間再生データ162の役割は、図3と同様である。音楽再生位置測定プログラム164は、時間を計測し、現在の音楽再生位置と音楽再生時間データに従って、現在再生中音楽データ再生位置記憶エリア165のデータを更新するプログラムである。RAM133の現在生成中音楽データ再生位置一時記憶エリアは、液晶画像演出を切換える節目までの時間データと、現在再生中の音楽がどの位置であるかとを併せて記憶している。
次に、主制御部で実行される始動口18もしくは役物始動口19に遊技球が入球したときの遊技制御については第1実施例と同じ(図4)であるので省略する。
次に、副制御部120で実行される制御フローを図19と図20を参照して説明する。本実施例で実行される通常背景画像(基本背景画像)は図13と同様である。つまり、図13は、副制御部120がスーパーリーチ等の発展画像を含む長時間変動演出を選択するとき以外の基本背景画像である。前記基本画像は、アニメのオープニング曲のように動画とともに歌詞付の音楽が流れる。図13のように再生画像(ここでは動画であるが静止画像でも良い)は、(1:再生時間6秒)→(2:再生時間7秒)→(3:再生時間8秒)→(4:再生時間5秒)→(5:再生時間9秒)→(6:再生時間4秒)→(7:再生時間7秒)→(1)→(2)→・・・の順にループして、何度も再生される。なお、スーパーリーチを含む図柄変動については、図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間は図13の各動画の再生時間よりも、長いものとするのが望ましい。また、本第2実施例が適用される遊技状態も、第1実施例と同様に、上記「0046」段落で説明したいわゆる時短状態が望ましい。
次に図19のフロー図について説明する。説明を簡易化するために、現在の通常背景画像データ(図13の背景画像Nの動画データでN=1〜7で、7の次は1に戻る)を現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットするところから始める(ST401)。次に前記現在の通常背景画像の再生時間(例えばN=3のときは8秒)を背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットする(ST402)。次に現在の背景画像用の音楽を当該背景画像に同期して発生させる指令を副制御部130に送信する(ST403)。
次にCPU121の割込み制御時(例えば4msecに1回)に、前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151のデータ(次の背景画像演出に切換えるまでの残時間)を更新する(ST404)。次に主制御部110より特別図柄変動番号(図11(A)参照)の受信はあったかを判断する(ST405)。主制御部110から送信された前記特別図柄変動番号により、例えば、液晶表示部14の図柄変動時間が決定される。そして、識別情報表示変動時間記憶エリア142に記憶されている図柄変動時間の演出パターンテーブルの中から図柄変動パターンをCPU121が選択する。その結果、長時間変動であるスーパーリーチまで発展する演出変動パターンが選択されたか否かを判断する(ST406)。ST406でスーパーリーチ演出が選択された場合は、ST450の通常背景画像データと特別背景画像データとのいずれを選択するか判定処理が実行される。この判定処理については後に説明する。
ST406で通常の短時間変動が選択された場合は(ST406でNO)、CPU121の割込み制御時に前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151が「0」であるか否かを判断する(ST407)。ST407でNOの場合(通常背景画像Nの演出が実行中)は、ST404に戻って前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151のデータ(背景画像Nの実行残時間)を更新する。前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151が「0」になるまで、このループを繰り返す。
次に、前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151が「0」と判断したときは(ST407でYES)、次の背景画像データ(図13の背景画像N+1の動画データ)を前記現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットする。次に当該背景画像の再生時間を前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151にセットする(ST409)。次に当該背景画像用の音楽を当該背景画像に同期して発生する指令を副制御部130に送信する(ST410)。その後、ST404に戻る。
次に図20を参照してサブルーチン450について説明する。まず、主制御部110より受信した変動番号に基づいて、ROM122の識別情報表示変動時間パターン記憶エリア142から選択したスーパーリーチを含む図柄表示変動時間パターンにおいて、図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間は、図柄変動開始時の背景画像の実行残時間(即ち図柄変動開始時に発生している音楽終了までの残時間)よりも長いかを判断する(ST451)。ST451でNOの場合、つまり選択したスーパーリーチを含む図柄表示変動パターンにおいて、図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間が、図柄変動開始時の背景画像の実行残時間(即ち図柄変動開始時に発生している音楽終了までの残時間)よりも短い場合は、ST470を経てST461に進んで、図柄変動開始から所定の時間(本実施例では10秒)経過後、図13に示す現在実行中の基本背景画像から、スーパーリーチ演出へ発展し、時間計測停止情報を副制御部130に送信して、現在の基本背景画像用音楽を停止させる(ST461)。その後、スーパーリーチ演出用の音楽を当該スーパーリーチ演出に同期して発生する指令を副制御部130に送信する(ST462)。次に、当該スーパーリーチ演出が終了すれば、時間計測再開情報を副制御部130に送信して、例えば、当該図柄変動開始時に液晶表示部に表示していた前記基本背景画像の次の背景画像用の音楽を当該背景画像に同期して発生する指令を副制御部130に送信する(ST463)。なお、本実施例では図13に示す各背景画像の再生時間より、各スーパーリーチ変動において、図柄変動開始からスーパーリーチ発展までの時間が長くなる図柄変動を採用している(前記識別情報表示変動時間パターン記憶エリアに記憶している)ので、ST451でNOの場合は、本実施例では生じない。一方で、前記背景画像再生時間が長い場合にはST451がNOの場合が生じうる。そのときは、後述する大当たり期待度を報知する特別背景画像は出現しないが、大当たり抽選に当選しているときは、期待度演出無しで、大当たりするので、遊技者に望外の喜びを与えるという効果が生じる。
一方、ST451でYESの場合、つまり選択したスーパーリーチを含む図柄表示変動パターンにおいて、図柄変動開始からスーパーリーチに発展するまでの時間が、図柄変動開始時の背景画像の実行残時間よりも長い場合は、前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151のデータが「0」か否かを判断する(ST452)。ST452でNOの場合、つまり、図柄変動開始時の背景画像の表示がまだ実行中である場合は、前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151のデータ(前記背景画像の実行残時間)を更新して(ST453)、ST452に戻る。前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151のデータが「0」になるまでこのループを繰り返す。
次にST452でYESの場合、つまり、前記背景画像演出時間データ一時記憶エリア151のデータが「0」になったときは、現在実行背景画像データ一時記憶エリア152の画像データを確認し(背景画像Nと確認)(ST454)し、当該基本背景画像演出番号を実行背景画像意番号一時記憶エリア153に記憶する。次に背景画像「N+1」用の特別背景画像データを前記現在実行背景画像データ一時記憶エリア152にセットする(ST455)。そして、基本背景画像「N+1」用と同一の背景画像「N+1」用の音楽を当該特別背景画像に同期して発生する指令を副制御部130に送信する(ST456)。そして、特別背景画像演出を実行する時間(初期値Ts:例えば図22(b)では6秒、(c)では8.5秒、(d)では1秒)を背景画像演出時間データ記憶エリア151にセットする(ST457)。そして、特別背景画像演出を開始するとともに、時間計測プログラム144に従って、Tsの残時間計測を開始する(ST458)。CPU121の割り込み制御時ごとにTsの値を確認し、Ts=0(特別背景画像演出終了)になったか否かを判断し(ST459)、Tsが「0」でなければ(ST459でNO)、Tsの値を更新する(ST460)。Ts=0になれば(ST459でYES)、特別背景画像演出を終了する。
前記特別背景画像演出が終了すれば、スーパーリーチ演出を開始し、時間計測停止情報を副制御部130に送信して、現在の特別背景画像用音楽(基本背景画像用音楽と同じ)を停止させる(ST461)。その後、スーパーリーチ演出用の音楽を当該スーパーリーチ演出に同期して発生する指令を副制御部130に送信する(ST462)。次に、当該スーパーリーチ演出が終了すれば、時間計測再開情報を副制御部130に送信して、例えば、前記実行背景画像番号一時記憶エリア153に記憶している前記基本背景画像の次の背景画像用の音楽を当該背景画像に同期して発生する指令を副制御部130に送信する(ST463)。
次に図21を参照して、副制御部130が実行する制御処理フローについて説明する。まず、音楽更新情報を副制御部120より受信したか否かの判断をする(ST501)。ST501でYESの場合は、音楽更新情報に基づき、背景画像に対応した音楽を選択し、現在再生中音楽データ再生位置記憶エリア165にセットする。次にCPU131の割込み制御のときに現在再生中音楽データ再生位置記憶エリアのデータを更新する(ST503)。一方、ST501でNOの場合は、前記ST503に移行する。
次に、時間計測停止情報を副制御部120より受信したか否かの判断を実行し(ST504)、ST504でYESの場合は、通常及び特別背景画像用の音楽を停止し、時間計測再開情報を副制御部120より受信するまで(ST505)、スーパーリーチ用の音楽を画像に同期させて発生させる。一方、ST504でNOのときは、ST501へ戻る。
次に図22を参照して、スーパーリーチ前の特別背景画像演出を実行するときのタイムチャートの模式図を示す。なお、本実施例の液晶図柄変動パターン選択テーブルは第1実施例と同じ(図11(A)参照)である。まず、図22(a)は、スーパーリーチに発展しない上記時短状態の背景画像4(再生時間5秒)及び5(再生時間9秒)(図13参照)に対する図柄変動パターン(図11(A)の変動番号1)を示したものである。(1)が図柄変動開始で、(2)が図柄変動停止である。液晶画像全体は、前側フレームにおける変動→停止を繰り返す図柄の画像(図柄以外は透明)と後側フレームにおける背景画像の重ね合せ画像である。
次に図22(b)は、図11(A)の変動番号4もしくは8の場合である。ここでは、背景画像4の再生開始の1秒後に、スーパーリーチを含む長時間変動が選択される。図柄変動開始からスーパーリーチ発展までの時間は10秒なので、図柄変動開始から背景画像4から5へ切換えるまでの時間(換言すると図柄変動開始時から音楽4が終了するまでの時間)4秒より長い。背景画像5の再生が始まる際に、通常背景画像5を特別背景画像5に切換え、図11(B)の大当たり期待度演出選択テーブルに基づいて、前記特別背景画像5で大当たり期待度演出が実行される。上記時短時の通常の背景画像は図13の(5)に示す動画が表示される。一方、前記特別背景画像では、図23に示すように通常とは少し異なった動画が表示される。つまり、図23(1)では、道路の端に動物が歩いている。図23(2)では、鳥が飛んでいる。図23(3)では、車のバックドアのシンボルが2台同じになっている。大当たり期待度は、(1)<(2)<(3)の順に高くなる。前記特別背景画像は、前記基本背景画像の一部が異なることにより大当たり期待度演出を実行するので、遊技者にとっては間違い探し的な楽しみがあるという効果を奏する。ちなみに特別背景画像でも音楽は前記基本背景5と同じものが流れる。スーパーリーチに発展するときに、当該特別背景画像及び当該音楽をフェードアウトして、スーパーリーチ用の背景画像と音楽に切換える。
次に図24(c)も図11(A)の変動番号4もしくは8の場合である。ここでは、背景画像4の再生開始の3.5秒後に、スーパーリーチを含む長時間変動が開始する。図柄変動開始からスーパーリーチ発展までの時間は10秒なので、図柄変動開始から背景画像4から5へ切換えるまでの時間1.5秒より長い。背景画像5の再生が始まる際に、通常背景画像5を特別背景画像5に切換え、図11の大当たり期待度演出選択テーブルに基づいて、前記特別背景画像5で大当たり期待度演出が(b)の場合と同様に実行される。
なお、背景画像と図柄変動の開始時の関係上、前記特別背景画像演出実行時間が短時間になり、遊技者にとって確認し難い場合がある。例えば、図22(d)では、背景画像5の開始と同時に図柄変動が始まると、特別背景画像6は1秒間しか表示実行されない。特別背景画像実行時間が所定値より短い場合は、特別背景画像を再生しないで、通常の背景画像を再生しても良い。なお、本実施例でも、スーパーリーチの動画の一例として、第1実施例と同様に図16、図17を挙げることができる。
パチンコ遊技機の筐体斜視図である(第1実施例及び第2実施例共通)。 遊技盤の正面図である(第1実施例及び第2実施例共通)。 第1実施例の電気制御ブロック図である。 主制御部の遊技球の始動口入賞に関する制御フローである(第1実施例及び第2実施例共通)。 第1実施例の副制御部120の制御フローその1である。 第1実施例の副制御部120の制御フローその2である。 第1実施例の副制御部120の制御フローその3である。 第1実施例の副制御部120の制御フローその4である。 第1実施例の副制御部120の制御フローその5である。 第1実施例の副制御部130の制御フローである。 液晶表示部で実行される図柄変動パターン選択テーブル(第1実施例及び第2実施例共通)及び液晶表示部で実行される大当たり期待度演出選択テーブルである(第1実施例及び第2実施例共通)。 第1実施例の図柄変動パターン及び背景画像演出パターンのタイムチャートの模式図である。 所定時間に渡り繰返し再生される基本背景画像としての一連の動画を構成する複数の区間のそれぞれを構成する部分的な動画である(第1実施例及び第2実施例共通)。 第1実施例の繰返し演出画像である。 第1実施例の大当たり期待度演出画像である。 スーパーリーチ演出画像の一例である(第1実施例及び第2実施例共通)。 スーパーリーチ演出画像の最終局面の一例である(第1実施例及び第2実施例共通)。 第2実施例の電気制御ブロック図である。 第2実施例の副制御部120の制御フローその1である。 第2実施例の副制御部120の制御フローその2である。 第2実施例の副制御部130の制御フローである。 第2実施例の図柄変動パターン及び背景画像演出パターンのタイムチャートの模式図である。 第2実施例の大当たり期待度演出画像である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機の筐体、 5 遊技盤面、 14 液晶表示器、 100 遊技制御部、 110 主制御部、 111CPU、 120 副制御部、 121 CPU、 130 副制御部、 131 CPU

Claims (12)

  1. 各々を識別可能な複数種類の識別情報を画像表示部に可変表示可能な可変表示制御手段と、前記識別情報の背景として背景画像演出を前記画像表示部に表示する背景画像演出表示制御手段と、
    可変表示の開始条件の成立に基づいて前記識別情報の可変表示を開始し、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能である遊技制御手段と、
    音楽を発生する音楽発生部と、音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、音楽再生時間データ記憶手段と、現在再生中音楽データ一時記憶手段と、所定の音楽を前記音楽発生部より発生させる音楽発生制御手段と、
    所定時間にわたって繰り返し再生される背景画像としての一連の画像が、複数の区間のそれぞれを構成する部分的な画像によって構成されている基本背景画像演出データ及び前記基本画像演出に続く発展画像演出データを記憶する背景画像演出記憶手段とを具備し、
    更には、前記遊技制御手段は少なくとも第1遊技制御手段と第2遊技制御手段とから構成され、前記第1遊技制御手段からの遊技関連情報データを受信した前記第2遊技制御手段が、所定の画像及び音楽の演出を実行し、
    前記第2遊技制御手段は、前記背景画像演出記憶手段より読み出した前記一連の画像の所定区間を構成する基本背景画像を前記画像表示部に予め定められた順序でそれぞれ繰返し再生表示する背景画像演出再生手段及び前記それぞれの基本背景画像に対応した前記音楽発生部から発生する音楽を当該基本背景画像と同期させる画像音楽同期手段を含むパチンコ遊技機であって、
    前記識別情報可変表示開始条件が成立したことを条件に、前記第2遊技制御手段が第1制御手段から受信した遊技関連情報に基づいて、識別情報表示変動時間パターン記憶手段より選択した識別情報表示変動パターンに伴う前記背景画像演出記憶手段より選択した背景画像演出のうち、前記基本背景演出画像とは異なる前記発展背景演出画像を有する背景画像演出について、前記識別情報変動開始時から前記発展画像演出に切換えるまでの時間まで、前記識別情報可変表示開始時に実行されている前記基本背景画像及び前記基本背景画像に同期する音楽を継続する基本演出継続調整手段を具備することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記識別情報可変表示中に、前記基本背景演出画像から発展背景画像演出に切換えるまでに、前記基本背景画像演出が継続する時間に応じて、前記第1遊技制御手段から受信した識別情報表示変動パターン実行時間に基づいて、所定の時間補間演出を実行する補間演出実行手段を具備し、前記補間演出終了後に前記発展画像演出を実行制御することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記識別情報可変表示開始時から前記発展画像演出に切換えるまでの時間が、いずれの前記基本背景画像表示時間よりも長く表示制御することを特徴とする請求項1〜2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記発展画像演出の実行時間が予め設定記憶されており、当該時間は、前記いずれの背景画像表示時間よりも長く表示制御することを特徴とする請求項1〜3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記補間演出は、予め定められた時間に実行する大当たり期待度演出と、前記補間演出実行時間から前記大当たり期待度演出実行時間を減算した時間に特定の繰返し演出とを実行制御することを特徴とする請求項2〜4に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記補間演出は、割当てられた時間が前記予め定められた時間よりも短時間のときは、前記特定の繰返し演出のみを実行制御することを特徴とする請求項5に記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記補間演出は、割当てられた時間が前記予め定められた時間よりも短時間のときは、前記特別遊技当選期待度演出のみを実行制御することを特徴とする請求項5に記載のパチンコ遊技機。
  8. 前記補間演出を実行する直前に実行されていた基本背景画像番号を記憶している基本画像番号データ一時記憶手段を具備し、前記発展演出終了後には、前記基本画像番号データ一時記憶手段に記憶されている基本背景画像番号を所定の基本背景画像番号に切換え、当該基本背景画像の画像再生を当該画像の最初から開始するとともに、前記音楽発生手段が、当該基本背景画像に対応した音楽を当該基本背景画像に同期して発生することを特徴とする請求項1〜7に記載のパチンコ遊技機。
  9. 各々を識別可能な複数種類の識別情報を画像表示部に可変表示可能な可変表示制御手段と前記識別情報の背景として背景画像演出を前記画像表示部に表示する背景画像演出表示制御手段と、
    可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報の可変表示を開始し、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能である遊技制御手段と、
    音楽を発生する音楽発生部と、
    所定時間にわたって繰り返し再生される背景画像としての一連の画像が、複数の区間のそれぞれを構成する部分的な画像によって構成されている基本背景画像演出データ及び前記基本画像演出に続く発展画像演出データを記憶する背景画像演出記憶手段と、
    更には、前記遊技制御手段は少なくとも第1遊技制御手段と第2遊技制御手段とから構成され、前記第1遊技制御手段からの遊技関連情報データを受信した前記第2遊技制御手段が、所定の画像及び音楽の演出を実行し、
    前記第2遊技制御手段は、前記背景画像演出記憶手段より読み出した前記一連の画像の所定区間を構成する基本背景画像を前記画像表示部に予め定められた順序でそれぞれ繰返し再生表示する背景画像演出再生手段及び前記それぞれの基本背景画像に対応した前記音楽発生部から発生する音楽を当該基本背景画像と同期させる画像音楽同期手段を含むパチンコ遊技機であって、
    前記識別情報可変表示開始条件が成立したことを条件に、前記第2遊技制御手段が第1制御手段から受信した遊技関連情報に基づいて、識別情報表示変動時間パターン記憶手段より選択した変動時間パターンに応じて前記背景画像演出記憶手段から選択された背景画像演出のうち、前記基本背景画像のみとは異なる発展画像演出を有する背景画像演出について、前記識別情報変動開始時から前記発展画像演出への切換りまでの時間データを一時記憶する実行中時間データ一時記憶手段と、
    現在実行中の背景画像データを記憶する実行背景画像データ一時記憶手段と、
    音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、
    現在実行中の音楽を次の音楽へ切換えるまでの時間を記憶する音楽時間データ記憶手段と、
    現在の再生時間を記憶する音楽再生時間一時記憶手段と、
    所定の音楽を前記音楽発生部より発生させる音楽発生制御手段と、
    時間を計測する計測手段とを具備し、
    前記背景画像演出記憶手段には、少なくとも通常の背景画像演出を行う基本背景画像演出データと、前記基本背景画像演出データとは異なる特別背景画像演出データが記憶されており、
    前記実行中時間データ一時記憶手段及び音楽再生時間データ一時記憶手段は、記憶しているデータを計測手段に基づいて、更新可能に構成されており、前記識別情報可変表示開始条件が成立したことを条件に、前記第2遊技制御手段が第1制御手段から受信した遊技関連情報に基づいて前記識別情報表示変動時間パターン記憶手段より選択した変動時間パターンに応じて前記背景画像演出記憶手段から選択された背景画像演出のうち、前記基本背景画像のみとは異なる発展画像演出を有する背景画像演出を選択したことを条件に、
    前記実行中時間データ一時記憶手段と音楽再生時間データ一時記憶手段との時間データ比較を実行する時間データ比較手段と、更に実行中時間データ一時記憶手段の時間データが音楽再生時間データ一時記憶手段も時間データよりも大であることを条件に、現在実行中の基本背景画像を切換えるまでの時間経過後、前記特別背景画像演出を実行する特別背景画像演出実行手段とを具備することを特徴とするパチンコ遊技機。
  10. 前記識別情報可変表示開始時から前記発展画像演出に切換えるまでの時間を、いずれの前記基本背景画像表示時間よりも長く表示制御することを特徴とする請求項9に記載のパチンコ遊技機。
  11. 前記特別背景画像演出を実行可能な時間が所定値以下の場合は、前記実行中時間データ一時記憶手段と音楽再生時間データ一時記憶手段との時間データ比較を行い、更に実行中時間データ一時記憶手段の値が大の場合でも、現在実行中の基本背景画像を切換えるまでの時間経過後、次の基本背景画像を表示制御することを特徴とする請求項10もしくは11に記載のパチンコ遊技機。
  12. 前記発展画像演出を実行する直前に実行されていた前記基本背景画像演出を記憶している基本背景画像演出番号一時記憶手段を具備し、前記発展背景画像演出終了後には、前記基本画像演出番号一時記憶手段に記憶されている基本背景画像を所定の基本背景画像に切換え、当該基本背景画像演出の画像再生を当該画像の最初から開始するとともに、前記音楽発生部が、当該基本背景画像演出に対応した音楽を当該基本背景画像に同期して発生することを特徴とする請求項9〜11に記載のパチンコ遊技機。
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