JP5141699B2 - 潤滑油供給装置 - Google Patents
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Description
図1から図4を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、オイル受け部から被潤滑部に潤滑油が供給される車両の動力伝達装置に設けられ、オイル受け部に潤滑油を供給する潤滑油供給装置に関する。図1は、本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置を示す正面図、図2は、第1実施形態に係る動力伝達装置を示す側面図(A視図)、図3は、第1実施形態に係る誘導部材を示す斜視図、図4は、一対のギアの噛合い部を示す図である。
(a)低車速度時(デフリングギアの回転数が少ないため)。
(b)供給先がデフ軸からみて高い(高さに対して潤滑油の勢いが足りないため)。
(c)供給先がデフリングギアよりも車両後方にある(潤滑油の飛び出し方向を目標に向けるのが難しいため)。
(d)車両が坂を上っている時(デフリングギア周囲の潤滑油が増え、飛び出す潤滑油の勢いがなくなるため)。
第1実施形態の第1変形例について説明する。図5は、本変形例に係る動力伝達装置を示す正面図である。本変形例の潤滑油供給装置1−11が上記第1実施形態の潤滑油供給装置1−1と異なる点は、デフリングギア7の回転が高速である場合に、誘導通路17を介してオイル受け部8に潤滑油が送られるだけでなく、デフリングギア7の回転の勢いにより誘導通路17を介さずにオイル受け部8に潤滑油が送られることである。これにより、高車速時に隙間14に供給される潤滑油の量が過大となることが抑制され、引き摺り損失が低減することで、動力伝達装置1の伝達効率が向上する。
第1実施形態の第2変形例について説明する。図6は、本変形例に係る動力伝達装置を示す正面図である。本変形例の潤滑油供給装置1−12が上記第1実施形態の潤滑油供給装置1−1と異なる点は、誘導部材10に開閉弁18が設けられている点である。開閉弁18は、デフ外周面カバー部12aに設けられ、通路15と外部との間を連通あるいは遮断するものである。開閉弁18は、通路15の圧力に応じて開閉するもので、通路15の圧力が低圧であると閉じ、通路15の圧力が高圧であると開く。これにより、低車速時には開閉弁18が閉じて通路15の潤滑油が外部へ流出することが抑制され、デフリングギア7により効率的に噛合い部40に潤滑油が送られる。一方、高車速時には開閉弁18が開き、通路15の潤滑油が外部へ流出し、オイル受け部8へ向けて流れることができる。
第1実施形態の第3変形例について説明する。図7は、本変形例に係る動力伝達装置を示す正面図である。本変形例の潤滑油供給装置1−13が上記第1実施形態の潤滑油供給装置1−1と異なる点は、誘導部材10が外周面カバー部12を有しない点である。これにより、誘導部材10をコンパクト化することができる。
図8を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図8は、第2実施形態に係る動力伝達装置を示す正面図である。
図9を参照して第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図9は、本実施形態に係る動力伝達装置を示す側面図である。
また、側壁部51aにおけるデフリングギア7と対向する壁面に、壁面に沿って流れる潤滑油を接続部53cに誘導する方向に延在する段差部が設けられることが好ましい。
また、抑制構造として、一対のギアが噛み合うことで歯溝から押し出される潤滑油を流出口53bに導く油路が設けられてもよい。
(1)デフリングギア7の軸方向における第二通路54の幅が、デフリングギア7の外周面の幅と近似している。
(2)デフリングギア7がはすば歯車である場合、第二通路54が、接続部53cからオイル受け部8に向けてデフリングギア7の軸方向におけるデフリングギア7の回転方向前方の歯面が向く側に傾斜している。
(3)第二構成部52は、第二通路54を挟んでデフリングギア7の軸方向において互いに対向する内壁面を有し、互いに対向する内壁面のうち、デフリングギア7の回転方向後方の歯面が向く側の内壁面には、他方の内壁面に向けて突出する突出部が形成されている。
(4)第二通路54に整流部材が配置されている。
(5)第二通路54において、オイル受け部8側の流路断面積が、接続部53c側の流路断面積よりも小さい。
(6)第二通路54における接続部53c側からオイル受け部8側へ向かう潤滑油の移動を許容し、かつオイル受け部8側から接続部53c側へ向かう潤滑油の移動を抑制する構造を備える。
1−1,1−2,1−3,1−4 潤滑油供給装置
2 ケース
4 カウンタドリブンギア
5 ドライブピニオンギア
6 MG2リダクションギア
7 デフリングギア
8 オイル受け部
9 貯留部
10,30 誘導部材
11,31 筒状部
12,32 外周面カバー部
13,33 側面カバー部
14,24 隙間
17,37 誘導通路
40,41 噛合い部
50 通路部材
81 流入口
82 第二流入口
Claims (8)
- オイル受け部から被潤滑部に潤滑油が供給される車両の動力伝達装置に設けられ、前記オイル受け部に潤滑油を供給する潤滑油供給装置であって、
前記オイル受け部よりも鉛直方向下方に配置されて互いに噛み合っており、潤滑油の供給を受ける一対のギアと、
前記一対のギアの噛合い部と前記オイル受け部とを連通する誘導通路と、を備え、
前記誘導通路は、前記噛合い部における前記一対のギアに形成された歯が引き込まれる側に接続されている
ことを特徴とする潤滑油供給装置。 - 請求項1に記載の潤滑油供給装置において、
前記誘導通路は、前記噛合い部における前記一対のギアの接線と平行な方向において、前記噛合い部における前記歯が引き込まれる側と対向している潤滑油供給装置。 - 請求項1または2に記載の潤滑油供給装置において、
前記噛合い部を挟んで軸方向において互いに対向する一対の壁部を備え、
前記壁部は、前記誘導通路を構成する部材と接続されており、前記一対の壁部の間の空間部が、前記誘導通路と連続している潤滑油供給装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の潤滑油供給装置において、
前記一対のギアの一方が、前記動力伝達装置内に貯留された潤滑油を回転によって送り出すことで前記噛合い部に潤滑油が供給される潤滑油供給装置。 - 請求項4に記載の潤滑油供給装置において、
前記貯留された潤滑油を回転によって送り出すギアとは、前記車両の駆動輪と同軸上に配置され、前記駆動輪と接続された差動機構のリングギアである潤滑油供給装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の潤滑油供給装置において、
前記一対のギアとは異なり、前記一対のギアよりも鉛直方向下方に配置された第三のギアを備え、
前記第三のギアは、前記動力伝達装置内に貯留された潤滑油を回転によって送り出すことで前記一対のギアに潤滑油を供給する潤滑油供給装置。 - 請求項6に記載の潤滑油供給装置において、
前記第三のギアによって送られる潤滑油を前記一対のギアに導く通路部材を備え、
前記通路部材は、
前記第三のギアの周方向に沿って前記第三のギアと対向して設けられ、前記第三のギアとの間に前記第三のギアによって送られる潤滑油が流入する第一通路を形成する第一構成部と、
前記第一通路内の潤滑油を前記一対のギアに導く第二通路を形成する第二構成部と、
を有し、
前記第二通路は、前記第一通路における前記第三のギアの回転方向に沿った潤滑油の流れ方向の下流側に形成された流出口よりも前記流れ方向の上流側において前記第一通路に接続されており、
前記潤滑油供給装置は、更に、前記第一通路において潤滑油が前記第二通路との接続部から前記流出口へ向けて流れることを抑制する抑制構造を備える潤滑油供給装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の潤滑油供給装置において、
前記噛合い部における前記一対のギアの接線において、前記噛合い部よりも前記歯が引き込まれる側は、前記噛合い部から離れるにつれて鉛直方向の上側に向かう潤滑油供給装置。
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