JP5139893B2 - 遺体用顎弛緩防止具 - Google Patents

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Description

本発明は、遺体の顎筋肉の弛緩による口開を簡単な操作で確実に防止する顎弛緩防止具に関するものである。
一般に、ヒトの死亡直後、最初に起きる現象は筋肉の弛緩である。顎に関しては、オトガイ舌筋、オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋が弛緩し、下顎が落ち込み、その結果、遺体の口が開いた状態となる。ヒトの顎関節の「死後硬直」は、通常、1〜2時間後に発現し、30〜40時間後に消失が始まり、また筋肉が弛緩する。然るに、美的観点から、口が開かないように顎を上方に押し上げ、口が閉じたままの状態に維持しなければならない。
通常、この問題を解決するために、包帯を用いたり、頭当て部と、帯状体に対しスライド調整可能な顎パッドを有する帯状体とを備え、帯状体の一方端部を頭当て部の一方側に面ファスナーにより着脱自在に固定する顎弛緩防止具、所謂顎バンド(特許文献1参照)や、顎の下側の頚部の前方部外周に当接し、前記前方部外周を把持するよう構成された略U字状のアーム部を有する顎支持部と、遺体の胸や鎖骨に当接する下方支持部とを備え、上記顎支持部に弾性フランジを前側に突設して顎を上方に支持するようにした顎支持装置(商品名:チンカラー)(特許文献2参照)を使用することが一般的に行われている。
前記包帯や顎バンドを使用する場合、包帯や顎バンドを遺体の下顎の下部にあてがい、頬の両側に沿って伸ばし、頭の頂上部で互いに結びつけるか、あるいは着脱自在の面ファスナーなどにより留める。しかしながら、これらの処置方法では次のような欠点がある。
−これらの処置は、通常、従業員や看護師等の手によって行われるが、処置の作業が煩雑で、満足な結果を得るには二人の従業員や看護師を必要とする。
−包帯や顎バンドが緩んだり、外れたりする。
−親族は遺体をすこしでも美的に美しくすることを願っているが、この方法では、顎から頬が包帯や顎バンドで包まれ、髪の毛は押さえつけられているために、美的に満足する方法とは言い難い。
また、前記顎支持装置(商品名:チンカラー)は、略U字状のアーム部を遺体の首部にしっかり固定させ、弾性フランジ部を下顎の下部にあてがい、下顎を弾性フランジで上方に支持するものであるため、首部や下顎の支持部が鬱血し、黒くアザになる。黒くアザになった状態や、略U字状のアーム部で首部を締め付けた状態を親族が見たとき、美的に満足する方法とは言い難い。
また、他の顎弛緩防止方法として、口中の前側部の中切歯、側切歯、犬歯の上下の歯列又は歯茎とに跨るように、顎弛緩防止具の連結された内側の固定部材と外側の固定部材で挟み、内側の固定部材外面及び外側の固定部材内面に設けられた粘接着性材料層で上下の歯列又は歯茎に接着するか、あるいは連結部材のラチェット機構により固定することが提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、通常、ヒトの上下の歯列又は歯茎は重ならないので、この方法で上下の歯列を固定することは非常に難しい。また、遺体の口前面部の歯列又は歯茎で固定させるので、唇が綺麗に閉じず、遺体の形相が悪くなり、美的観点から問題がある。また、処置が煩雑で、遺体の口内に装着することが難しい。
さらに、前記したような顎弛緩防止器具は人目に付きやすく、遺体の尊厳を損なうため、遺体を納棺する際は、取り除かれるのが通常である。しかしながら、遺体の死後硬直は継続したままではなく、1日〜2日後には再び筋肉の弛緩が起こるため、葬儀当日に、再び開口してしまい、上記のような器具による処置では無駄になることが、多々ある。
特開平8−71112号公報(特許請求の範囲) 特許第3732091号公報(特許請求の範囲) 特開2001−258963号公報(特許請求の範囲)
本発明は、前記したような従来の遺体用顎弛緩防止具の不都合な点や問題点を解決するものであり、死後、顎部の筋肉が弛緩し、口が開くのを簡便かつ確実に防止することができる遺体用顎弛緩防止具を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によれば、遺体の少なくとも臼歯を覆う水平な板状部と、該板状部に対して略垂直に形成され、臼歯の側面に配置される少なくとも一つの壁部とを有する左右一対の接合部材を備え、該接合部材が略U字状に屈曲した弾性の連結部で一体的に連結されており、上記板状部に一つ以上の貫通孔が形成されていると共に、少なくとも上記板状部の上面及び下面の臼歯と接触する面に粘接着剤層が形成されており、上記粘接着剤で上下の歯列を接着し、顎の弛緩による開口を防止できるようにしたことを特徴とする遺体用顎弛緩防止具が提供される。
尚、本明細書において、「粘接着剤層」とは、粘着剤層及び接着剤層を含む包括的な用語と理解されるべきである。
適な態様においては、前記壁部の臼歯と接触する面にも粘接着剤層が形成されている。
前記壁部としては、少なくとも前記板状部の内側縁部に略垂直に垂下して形成された内側下方壁部及び/又は板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部を含むことが好ましい。好適な態様においては、前記板状部の内側縁部に略垂直に垂下して形成された内側下方壁部と、前記板状部の外側縁部に略垂直に垂下して形成された外側下方壁部とを含み、これらの板状部両側の内側下方壁部と外側下方壁部とで下顎の歯列に跨るように構成される。この場合にも、前記壁部として、前記板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部をさらに含むことができる。
別の態様においては、前記壁部は、前記板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部と下方に垂下して形成された内側下方壁部と、前記板状部の外側縁部に略垂直に上方に立設された外側上方壁部と下方に垂下して形成された外側下方壁部とからなり、これらの板状部両側の内側下方壁部と外側下方壁部とで下顎の歯列に跨るように、且つ、板状部両側の内側上方壁部と外側上方壁部とで上顎の歯列に跨るように構成されている。
本発明の遺体用顎弛緩防止具は、遺体の少なくとも臼歯を覆う水平な板状部と、該板状部に対して略垂直に形成され、臼歯の側面に配置される少なくとも一つの壁部とを有する接合部材を備えた、比較的単純な構成のため、遺体の口中に簡単に挿入でき、顎弛緩防止具の装着作業が容易である。また、少なくとも上記板状部の上面及び下面の臼歯と接触する面に粘接着剤層が形成されており、上記粘接着剤で上下の歯列の比較的頂部表面積が広い上下の臼歯同士を接着・固定するため、顎の弛緩により口が開くのを簡便かつ確実に防止することができる。しかも、遺体の口中に挿入された顎弛緩防止具は、一旦、上下の臼歯同士が接着・固定されると、外から見えないため、遺体の美的観点からも好ましい。
本発明の遺体用顎弛緩防止具においては、前記板状部に一つ以上の貫通孔が形成されているため、上下の臼歯間に介挿されて噛み合わされた時に、板状部の上面に設けられた粘接着剤層と下面に設けられた粘接着剤層が貫通孔を介して一体化される。そのため、上下の臼歯同士を強い接合強度で接着・固定することができ、顎の弛緩により口が開くのをより確実に防止することができる。
さらに、前記板状部とそれに対して略垂直に形成された少なくとも一つの壁部とを有する左右一対の接合部材が、略U字状に屈曲した弾性の連結部で一体的に連結されているため、連結部と左右一対の接合部材を指で挟み、左右一対の接合部材間の間隔が若干狭くなるように押し曲げることにより、遺体の口中への挿入が容易になると共に、挿入した後、指を離すと、略U字状に屈曲した連結部の弾性により左右一対の接合部材が広がって元の状態に戻り、接合部材の壁部が臼歯の内側面に当接するので、顎弛緩防止具の遺体の口内への装着作業がより簡便かつ確実なものとなる。この場合、前記壁部として、少なくとも前記板状部の内側縁部に略垂直に垂下して形成された内側下方壁部及び/又は板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部を含むと、顎弛緩防止具の遺体の口内への装着作業をより簡便かつ安定して行うことができ、また、壁部(内側下方壁部及び/又は内側上方壁部)の臼歯と接触する面にも粘接着剤層が形成されていると、顎弛緩防止具の遺体の臼歯への接着・固定がより確実なものとなる。
前記壁部として、前記板状部の内側縁部に略垂直に垂下して形成された内側下方壁部と、前記板状部の外側縁部に略垂直に垂下して形成された外側下方壁部とを含む好適な態様においては、これらの板状部両側の内側下方壁部と外側下方壁部とで下顎の歯列に跨るように装着できるので、装着された顎弛緩防止具がより安定した状態となる。この場合、内側下方壁部及び/又は外側下方壁部の下顎の歯列の臼歯と接触する面にも粘接着剤層が形成されていると、顎弛緩防止具の遺体の臼歯への接着・固定がより確実なものとなる。また、前記壁部として、前記板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部をさらに含む好適な態様においては、内側上方壁部が上歯列の臼歯の内側面に当接するので、顎弛緩防止具の遺体の口内への装着作業がより簡便かつ確実なものとなる。この場合、内側上方壁部の上顎の歯列の臼歯と接触する面にも粘接着剤層が形成されていると、顎弛緩防止具の遺体の臼歯への接着・固定がより確実なものとなる。
別の態様においては、前記壁部は、前記板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部と下方に垂下して形成された内側下方壁部と、前記板状部の外側縁部に略垂直に上方に立設された外側上方壁部と下方に垂下して形成された外側下方壁部とからなり、これらの板状部両側の内側下方壁部と外側下方壁部とで下顎の歯列に跨るように、且つ、板状部両側の内側上方壁部と外側上方壁部とで上顎の歯列に跨るように構成されているため、装着された顎弛緩防止具がより安定した状態となる。この場合にも、内側下方壁部及び/又は外側下方壁部の下顎の歯列の臼歯と接触する面、及び/又は内側上方壁部及び/又は外側上方壁部の上顎の歯列の臼歯と接触する面にも粘接着剤層が形成されていると、顎弛緩防止具の遺体の臼歯への接着・固定がより確実なものとなる。
本発明の遺体用顎弛緩防止具は、比較的単純な構成で遺体の口中に簡単に挿入でき、顎弛緩防止具の装着作業が容易とするため、また、上下の歯列の比較的頂部表面積が広い上下の臼歯同士を接着・固定して顎の弛緩により口が開くのを簡便かつ確実に防止することができ、しかも、遺体の口中に挿入された顎弛緩防止具は、一旦、上下の臼歯同士が接着・固定されると、外から見えないようにするために、遺体の少なくとも臼歯を覆う水平な板状部と、該板状部に対して略垂直に形成され、臼歯の側面に配置される少なくとも一つの壁部とを有する接合部材を備え、少なくとも上記板状部の上面及び下面の臼歯と接触する面に粘接着剤層が形成されていることを特徴としている。
上下の臼歯同士を強い接合強度で接着・固定できるようにするためには、前記板状部に一つ以上の貫通孔を形成し、上下の臼歯間に介挿されて噛み合わされた時に、板状部の上面に設けられた粘接着剤層と下面に設けられた粘接着剤層が貫通孔を介して一体化されるようにする。尚、比較的軟らかい粘接着剤を用いて、口内への装着前に予め貫通孔内が粘接着剤で充填された状態とすることもできる。
さらに、遺体の口中への挿入を容易にするためには、前記板状部とそれに対して略垂直に形成された少なくとも一つの壁部、好ましくは板状部の内側縁部に略垂直に垂下して形成された内側下方壁部及び/又は板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部とを有する左右一対の接合部材が、略U字状に屈曲した弾性の連結部で一体的に連結されていることが好ましい。このような構成とすることにより、連結部と左右一対の接合部材を指で挟み、左右一対の接合部材間の間隔が若干狭くなるように押し曲げることにより、遺体の口中への挿入が容易になると共に、挿入した後、指を離すと、略U字状に屈曲した連結部の弾性により左右一対の接合部材が広がって元の状態に戻り、接合部材の壁部が臼歯の内側面に当接する。
顎弛緩防止具をより安定した状態で装着可能とするためには、前記壁部として、前記板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部と下方に垂下して形成された内側下方壁部、あるいはさらに前記板状部の外側縁部に略垂直に上方に立設された外側上方壁部と下方に垂下して形成された外側下方壁部を含み、これらの板状部両側の内側下方壁部と外側下方壁部とで下顎の歯列に跨るように、且つ、板状部両側の内側上方壁部と外側上方壁部とで上顎の歯列に跨るように構成することができる。この場合にも、内側下方壁部及び/又は外側下方壁部の下顎の歯列の臼歯と接触する面、及び/又は内側上方壁部及び/又は外側上方壁部の上顎の歯列の臼歯と接触する面にも粘接着剤層が形成されていると、顎弛緩防止具の遺体の臼歯への接着・固定がより確実なものとなる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の遺体用顎弛緩防止具の好適な態様の具体例について説明する。
図1〜3は、本発明の遺体用顎弛緩防止具の一実施態様を示している。この顎弛緩防止具1は、3つの貫通孔4が形成された遺体の少なくとも臼歯を覆う水平な板状部3と、該板状部3の内側縁部に略垂直に垂下して形成された壁部5(内側下方壁部)とを有する左右一対の接合部材2,2が、略U字状に屈曲した弾性の連結部6で一体的に連結されている。U字状の凹陥部8を形成する周壁部は下方から上方にかけて前方にやや突出したテーパ状に形成されており、指で挟持する際に持ち易いようになっている。また、上記板状部3の上面及び下面の臼歯と接触する面には粘接着剤層7,7が形成されている。尚、上下の粘接着剤層7,7が接触しないように収納部内に収納できる収納器を用いる場合には、上下の粘接着剤層7,7の表面には離型紙を被覆しておく必要はない。しかしながら、上下の粘接着剤層7,7が接触しないように収納できない収納器内に顎弛緩防止具1を収納する場合には、予め上下の粘接着剤層7,7の表面には離型紙(図示せず)が被覆しておき、顎弛緩防止具1の使用の際に、離型紙を剝がして用いるようにすればよい。
上記接合部材2と連結部6の材質としては、比較的弾性のあるプラスチックや金属などを使用することができる。但し、遺体を火葬する習慣のある国では、金属は焼却されずに残るため、プラスチック製とすることが好ましい。プラスチックとしては、例えば、ポリスチロール(PS)、ポリビニクロライド(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、ナイロン等のポリアミド(PA)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPEE)、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(PPAE)などを好適に用いることができる。
板状部3は、臼歯(小臼歯及び大臼歯)を覆うような大きさであることが好ましい。歯列は、図4に示されるように、前側から左右一対の中切歯A、側切歯B、犬歯C、第一小臼歯D、第二小臼歯E、第一大臼歯F、第二大臼歯G、第三大臼歯Hの順に並んでいる。従って、上下の列歯同士を接着・固定するためには、板状部3は、少なくとも2つ以上の小臼歯及び/又は大臼歯(好ましくは大臼歯)を覆うような大きさである必要があり、好ましくは3つ以上の小臼歯及び/又は大臼歯、さらに好ましくは第一小臼歯D、第二小臼歯E、第一大臼歯F、第二大臼歯G、第三大臼歯Hの全てを覆うような大きさであることが好ましい。板状部3の形状は、歯列の形状に相応する形状、例えば図示のような湾曲した楕円形のほか、湾曲した長方形など、必要な数の臼歯(小臼歯及び大臼歯)を覆うような大きさであれば任意の形状でよい。尚、対象となる歯は、入れ歯であってもよい。
壁部5及び連結部6の厚さは、0.3mm〜2.0mm程度が好ましい。また、板状部3の厚さは、0.2mm〜1.5mm程度が好ましい。貫通孔4は、上記実施態様では略長方形に3個形成されているが、正方形、長方形、楕円、円形など任意の形状でよく、またその数も1つ以上の任意の数でよい。尚、貫通孔4の合計面積が大きいほど、上下の粘接着剤が一体化し易く、接着強度の点では好ましい。
また、粘接着剤層7の形状は、図示のように板状部3の形状とほぼ等しい形状が好ましいが、正方形、長方形、楕円、円形など任意の形状でよい。また、粘接着剤層7の厚さは0.1mm〜2mm程度が好ましい。
上記顎弛緩防止具1の使用においては、例えば、連結部6のU字状の凹陥部8に人差し指を入れ、その外側から親指と中指で左右一対の接合部材2,2を挟み、左右一対の接合部材2,2間の間隔が若干狭くなるように押し曲げ、遺体の口中へ挿入する。挿入した後、指を離すと、略U字状に屈曲した連結部6の弾性により左右一対の接合部材2,2が広がって元の状態に戻り、接合部材2,2の壁部5(内側下方壁部)が臼歯の内側面に当接する。上記顎弛緩防止具1においては、前記板状部3に貫通孔4が形成されているため、上下の臼歯間に介挿されて噛み合わされた時に、板状部3の上面に設けられた粘接着剤層7と下面に設けられた粘接着剤層7が貫通孔4を介して一体化される。そのため、上下の臼歯同士を強い接合強度で接着・固定することができ、顎の弛緩により口が開くのをより確実に防止することができる。
図6は、本発明の遺体用顎弛緩防止具の他の実施態様を示している。この顎弛緩防止具1aは、前記壁部が、板状部3の内側縁部に略垂直に垂下して形成された内側下方壁部5aと、外側縁部に略垂直に垂下して形成された外側下方壁部5bとからなり、これらの板状部両側の内側下方壁部5aと外側下方壁部5bとで下顎の歯列に跨るように構成されている点で前記した実施態様と異なるが、他の構成は前記した実施態様と同様である。
図7は、本発明の遺体用顎弛緩防止具の別の実施態様を示している。この顎弛緩防止具1bは、前記壁部が、板状部3の内側縁部に略垂直に下方に垂下して形成された内側下方壁部5aと、上方に立設された内側上方壁部5cとからなり、内側下方壁部5aが下歯列の臼歯の内側面に当接し、内側上方壁部5cが上顎の歯列の臼歯の内側面に当接するように構成されている点で前記した実施態様と異なるが、他の構成は前記した実施態様と同様である。
図8は、本発明の遺体用顎弛緩防止具のさらに他の実施態様を示している。この顎弛緩防止具1cは、前記壁部が、板状部3の内側縁部に略垂直に下方に垂下して形成された内側下方壁部5aと、上方に立設された内側上方壁部5cと、板状部3の外側縁部に略垂直に垂下して形成された外側下方壁部5bとからなり、これらの板状部両側の内側下方壁部5aと外側下方壁部5bとで下顎の歯列に跨るように、且つ、内側上方壁部5cが上顎の歯列の臼歯の内側面に当接するように構成されている点で前記した実施態様と異なるが、他の構成は前記した実施態様と同様である。
図9は、本発明の遺体用顎弛緩防止具のさらに別の実施態様を示している。この顎弛緩防止具1dは、前記壁部が、板状部3の内側縁部に略垂直に下方に垂下して形成された内側下方壁部5aと、上方に立設された内側上方壁部5cと、板状部3の外側縁部に略垂直に下方に垂下して形成された外側下方壁部5bと、上方に立設された外側上方壁部5dとからなり、これらの板状部両側の内側下方壁部5aと外側下方壁部5bとで下顎の歯列に跨るように、且つ、板状部両側の内側上方壁部5cと外側上方壁部5dとで上顎の歯列に跨るように構成されている点で前記した実施態様と異なるが、他の構成は前記した実施態様と同様である。
尚、前記したいずれの実施態様においても、内側下方壁部5a及び/又は内側上方壁部5cの外側面、及び/又は外側下方壁部5b及び/又は外側上方壁部5dの内側面に粘接着剤層を形成することもできる。
10乃至図12は、本発明の遺体用顎弛緩防止具のさらに他の実施態様を示している。この顎弛緩防止具1fは、2つの貫通孔4が形成された遺体の少なくとも臼歯を覆う水平な板状部3と、該板状部3の内側縁部に略垂直に垂下して形成された壁部5(内側下方壁部)とを有する左右一対の接合部材2f,2fが、略U字状に屈曲した弾性の連結部6で一体的に連結されている。連結部6は、中央部に、実質的に平坦な中央側壁部10とそれに向かって内側にやや湾曲した左右側壁部9,9とから形成された凹陥部8を有しており、該凹陥部8を形成する中央側壁部10及び左右側壁部9,9は下方から上方にかけて前方にやや突出したテーパ状に形成されている。従って、例えば、人差し指を凹陥部8内に入れ、親指と中指を左右側壁部9,9の内側にやや湾曲した部分に置くことにより、顎弛緩防止具1fを持ち易く、且つ、左右一対の接合部材2f,2f間の間隔が若干狭くなるように押し曲げ易くなり、遺体の口中への挿入・装着作業をより簡便に行うことができる。また、図12に示されるように、板状部3は、臼歯(小臼歯及び大臼歯)の頂部表面に対応するように、前後両端部がやや反り上がった湾曲状に形成され、装着した時に臼歯(小臼歯及び大臼歯)の頂部表面にぴったりと合致するように形成されている。尚、前記図1〜に示した実施態様においても、このように臼歯(小臼歯及び大臼歯)の頂部表面に対応するように、板状部の前後両端部がやや反り上がった湾曲状に形成することが好ましい。
上記図1012に示す実施態様においても、前記図6〜9に示されるように、板状部3の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部を設けたり、板状部3の外側縁部に略垂直に下方に垂下して形成された外側下方壁部及び/又は上方に立設された外側上方壁部を設けることもでき、また、内側下方壁部及び/又は内側上方壁部の外側面、及び/又は外側下方壁部及び/又は外側上方壁部の内側面に粘接着剤層を形成することもできる。
上記顎弛緩防止具1fの使用においては、例えば、人差し指を連結部6の凹陥部8内に入れ、その外側から親指と中指を左右側壁部9,9の内側にやや湾曲した部分に置いて左右一対の接合部材2f,2fを挟み、左右一対の接合部材2f,2f間の間隔が若干狭くなるように押し曲げ、遺体の口中へ挿入する。挿入した後、指を離すと、略U字状に屈曲した連結部6の弾性により左右一対の接合部材2f,2fが広がって元の状態に戻り、接合部材2f,2fの壁部5(内側下方壁部)が臼歯の内側面に当接する。上記顎弛緩防止具1fにおいては、前記板状部3は、臼歯(小臼歯及び大臼歯)の頂部表面に対応するように前後両端部がやや反り上がった湾曲状に形成されているため、装着した時に臼歯(小臼歯及び大臼歯)の頂部表面にぴったりとフィットし、また板状部3に貫通孔4が形成されているため、上下の臼歯間に介挿されて噛み合わされた時に、板状部3の上面に設けられた粘接着剤層7と下面に設けられた粘接着剤層7が貫通孔4を介して一体化される。そのため、上下の臼歯同士を強い接合強度で接着・固定することができ、顎の弛緩により口が開くのをより確実に且つ簡便に防止することができる。
前記粘接着剤層としては、従来公知の各種粘接着剤、特に軟膏形の粘接着剤を用いることができ、特定の粘接着剤に限定されるものではない。軟膏形の粘接着剤としては、例えば、室温で液状の炭素数5以上の一価のアルコール類や多価アルコール類などのアルコール系有機溶剤(A)と、カルボキシビニルポリマー、カルボキシビニルポリマーのアルカリ塩等のアクリル酸重合体もしくは架橋型アクリル酸重合体、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキサイド、ポリアルキレンオキサイド系の熱可塑性を有するノニオン型吸水性樹脂、合成親油性スメクタイト、デンプン糖[D.E.(dextrose equivalent)が50%以下]などの少なくとも1種の増粘剤(B)を含有した粘稠液基剤に、プラスチックファイバー、グラスファイバー、絹繊維、パルプ繊維、綿、セピオライト等の繊維状粘土鉱物などの少なくとも1種のフィラー(C)を含有している軟膏形粘接着剤を好適に用いることができる。
アルコール系有機溶剤(A)としては、室温で液状の炭素数5以上のアルコール溶剤は全て使用でき、特定のものに限定されないが、例えば、一価のアルコール類としては、アミルアルコール、ヘキシルアルコール、青葉アルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ベンジルアルコール等が挙げられる。多価アルコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール(重合度の平均分子量が500以下)等が挙げられる。これらのアルコール系有機溶剤(A)は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
アルコール系有機溶剤(A)の含有量は、軟膏形粘接着剤全体量の20〜90質量%が好ましく、より好ましくは25〜85質量%、さらに好ましくは30〜80質量%である。アルコール系有機溶剤(A)の含有量が90質量%を超えて多量に配合されると、軟膏形粘接着剤が軟らかくなり、上下顎の歯列又は歯茎をしっかり接着・固定することができなくなるので好ましくない。一方、アルコール系有機溶剤の含有量が低すぎると、軟膏形粘接着剤が硬くなり、接着力が低下するので好ましくない。
増粘剤(B)の含有量は、軟膏形粘接着剤全体量の10〜80質量%が好ましく、より好ましくは12〜70質量%である。増粘剤(B)の含有量が80質量%を超えて多量に配合されると、軟膏形粘接着剤が硬くなり、柔軟性が低下し、接着力が悪くなり、使用時に支障をきたす。また、経済性の点からも好ましくない。一方、増粘剤(B)の含有量が低すぎると、軟膏形粘接着剤が軟らかくなって、接着力が低下し、上下顎の歯列又は歯茎をしっかり接着・固定することができなくなるので好ましくない。
増粘剤(B)としてのカルボキシビニルポリマーのアルカリ塩は、カルボキシビニルポリマーをアルカリ性物質で中和したものであり、中和することにより著しく増粘する。アルカリ中和剤としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジ−2(エチルヘキシル)アミン、トリアミルアミン、ドデシルアミン、モルフォリンなどのアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウムなどの無機塩、アンモニア水などが例示でき、その中でも取り扱いが容易であることからアミン類が好ましい。
フィラー(C)の含有量は、軟膏形粘接着剤全体量の0〜50質量%が好ましく、より好ましくは1〜35質量%である。フィラー(C)の含有量が50質量%を超えて多量に配合されると、軟膏形粘接着剤が硬くなり、柔軟性が低下し、接着力が悪くなり、上下顎の歯列又は歯茎の接着が悪くなり、口が開いてくるなどの支障をきたすので好ましくない。一方、フィラー(C)を含有せず、あるいはその含有量が低すぎると、軟膏形粘接着剤が軟らかくなって、接着力が低下し、上下顎の歯列又は歯茎をしっかり接着・固定することができなくなるので好ましくない。
さらに、前記軟膏形粘接着剤を安定に維持するために、安定剤として、酸化防止剤(D)や、防カビ・防腐剤(E)などの少なくとも1種を含有することができる。
酸化防止剤(D)としては、従来知られている各種酸化防止剤を用いることができ、特定のものに限定されないが、それらの中でも、α−トコフェロール、ノルジヒドログアヤレチック酸(NDGA)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、没食子酸エステル、クエン酸イソプロピル、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸、イソアスコルビン酸などが挙げられる。これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
防カビ・防腐剤(E)としては、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸イソブチル、プロピオン酸ナトリウム、チアベンダゾール、イソチアゾロンなどが挙げられる。これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
酸化防止剤(D)及び防カビ・防腐剤(E)の含有量は、各成分の所望の効果を維持し、安全性及び良好な経済性の観点から、軟膏形粘接着剤全体に占める割合で、酸化防止剤(D)、防カビ・防腐剤(E)はそれぞれ約0.001〜10質量%が好ましく、より好ましくは約0.005〜8質量%である。
以下、軟膏形粘接着剤の処方例及び試験例を示して本発明についてより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
軟膏形粘接着剤の処方例:
表1に示す配合割合で、アルコール系有機溶剤(プロピレングリコール)(A)に酸化防止剤(ジブチルヒドロキシトルエン)(D)を溶解し、さらに、増粘剤(カルボキシビニールポリマー)(B)を溶解して粘稠液基剤を調合した。この粘稠液基剤の中にフィラー(グラスファイバー)(C)を加えてよく撹拌して軟膏形粘接着剤を調製した。
Figure 0005139893
試験例:
前記のようにして調製した軟膏形粘接着剤を、図1に示す板状部の上面、下面に貫通孔を介して挟むように固着した遺体用顎弛緩防止具を作製した。
得られた遺体用顎弛緩防止具を、遺体の代用として歯列、歯茎並びに顎関節を有する複製咬合模型((株)ニッシン製)に装着したところ、十分な係止力を発揮し、上下の顎を一体的に接着・固定することができた。
本発明に係る遺体用顎弛緩防止具の一実施態様を示す概略斜視図である。 図1に示す遺体用顎弛緩防止具の概略平面図である。 図1及び図2に示す遺体用顎弛緩防止具のIII−III線矢視断面図である。 ヒトの歯列を示す概略平面図である。 図1に示す遺体用顎弛緩防止具を遺体の口内に装着した状態を示す概略側面図である。 本発明に係る遺体用顎弛緩防止具の他の実施態様を示す概略断面図である。 本発明に係る遺体用顎弛緩防止具の別の実施態様を示す概略断面図である。 本発明に係る遺体用顎弛緩防止具のさらに他の実施態様を示す概略断面図である。 本発明に係る遺体用顎弛緩防止具のさらに別の実施態様を示す概略断面図である。 本発明に係る遺体用顎弛緩防止具のさらに他の実施態様を示す概略平面図である。 10に示す遺体用顎弛緩防止具のXII−XII線矢視断面図である。 10に示す遺体用顎弛緩防止具の左側面図である。
1,1a,1b,1c,1d,1f 顎弛緩防止具
2,2a,2b,2c,2d,2f 接合部材
3 板状部
4 貫通孔
5 壁部
5a 内側下方壁部
5b 外側下方壁部
5c 内側上方壁部
5d 外側上方壁部
6 連結部
7 粘接着剤層
8 凹陥部
9 左右側壁部
10 中央側壁部

Claims (7)

  1. 遺体の少なくとも臼歯を覆う水平な板状部(3)と、該板状部に対して略垂直に形成され、臼歯の側面に配置される少なくとも一つの壁部(5)とを有する左右一対の接合部材(2,2a,2b,2c,2d,2f)を備え、該接合部材が略U字状に屈曲した弾性の連結部(6)で一体的に連結されており、上記板状部に一つ以上の貫通孔(4)が形成されていると共に、少なくとも上記板状部の上面及び下面の臼歯と接触する面に粘接着剤層(7)が形成されており、上記粘接着剤で上下の歯列を接着し、顎の弛緩による開口を防止できるようにしたことを特徴とする遺体用顎弛緩防止具。
  2. 前記連結部(6)は、中央部に、実質的に平坦な中央側壁部(10)とそれに向かって内側にやや湾曲した左右側壁部(9)とから形成された凹陥部(8)を有しており、該凹陥部を形成する中央側壁部及び左右側壁部は下方から上方にかけて前方にやや突出したテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の遺体用顎弛緩防止具。
  3. 前記壁部の臼歯と接触する面にも粘接着剤層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遺体用顎弛緩防止具。
  4. 前記壁部として、前記板状部の内側縁部に略垂直に垂下して形成された内側下方壁部(5a)及び/又は板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部(5c)を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の遺体用顎弛緩防止具。
  5. 前記壁部として、前記板状部の内側縁部に略垂直に垂下して形成された内側下方壁部(5a)と、前記板状部の外側縁部に略垂直に垂下して形成された外側下方壁部(5b)とを含み、これらの板状部両側の内側下方壁部と外側下方壁部とで下顎の歯列に跨るように構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の遺体用顎弛緩防止具。
  6. 前記壁部として、前記板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部(5c)をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の遺体用顎弛緩防止具。
  7. 前記壁部は、前記板状部の内側縁部に略垂直に上方に立設された内側上方壁部(5c)と下方に垂下して形成された内側下方壁部(5a)と、前記板状部の外側縁部に略垂直に上方に立設された外側上方壁部(5d)と下方に垂下して形成された外側下方壁部(5b)とからなり、これらの板状部両側の内側下方壁部と外側下方壁部とで下顎の歯列に跨るように、且つ、板状部両側の内側上方壁部と外側上方壁部とで上顎の歯列に跨るように構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の遺体用顎弛緩防止具。
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