JP5139754B2 - レジスト塗布装置 - Google Patents

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本発明はレジスト膜塗布装置を技術分野とし、特に圧電振動子として形成される圧電体ウエハにレジスト膜を形成する電着塗布装置に関するものである。
水晶振動子は周波数制御素子として発信機器に組み込まれて、通信機器を含む各種の電子機器に内蔵される。通信機器の小型化、薄型化に伴い、水晶振動子の一層の小型化、薄型化が要求されている。
通常では、水晶振動子を圧電体ウエハの全面に設けてスプレーレジスト法によって電着レジスト膜を形成させる。たとえば特許文献1は、厚みが均一なレジスト膜を形成させるため吐出ノズル先端に設けた電極針を複数本として、吐出ノズルの外周に均等間隔で配置される。これによりムラのない膜厚が均一な電着レジストが形成できる。
特開2006−58628号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の発明は、ミスト状のレジスト微粒子を吐出ノズルの先端で帯電させる電極針を吐出ノズル外周に備えた構造のため、電極針の周辺に発生した微細な渦の影響を受け、ウエハ基板の表面に加工された凹凸の角部分に安定して薄いレジスト膜が得られない問題があった。
また、レジスト剤の液温の変化により粘性が変わり、ミスト状のレジスト微粒子の大きさにバラツキが生じて、均質なレジスト膜が得られない問題があった。
さらに、レジスト剤を収容する容器が小さく前記吐出ノズルに供給するレジスト微粒子供給量にムラが生じ、安定して薄いレジスト膜を電着させるのに問題があった。
そこで本発明は、レジスト微粒子を小さくして膜厚を均一にした電着レジスト膜を高精度に形成できるスプレーレジスト法によるレジスト膜の塗布装置を提供することにある。
第1の観点のレジスト塗布装置は、レジスト剤とキャリアガスと混合して霧状に前記レジスト剤を噴霧する二流体ノズルと、二流体ノズルを所定高さに設け、この二流体ノズルから噴霧されたレジスト粒子のうちの重量の大きいレジスト粒子を下部に落下させるレジスト容器と、二流体ノズルの高さ位置よりも上方に設けられ、前記レジスト粒子のうちの重量の小さいレジスト粒子を前記キャリアガスとともに排出する排出口と、前記二流体ノズルの高さ位置から前記レジスト容器の天井までの間の高さで前記排出口の高さを調整する調整部と、を備える。
この構成により、レジスト容器に漂う二流体ノズルから噴霧されたレジスト粒子のうちから、排出口の高さを調整することで適正なレジスト粒子を選択することができる。
第2の観点のレジスト塗布装置のキャリアガスは、温度調整されて前記レジスト剤と混合される。
キャリアガスが温度調整されることでレジスト粒子の粘度が一定し、圧電体ウエハに使用されるミスト状のレジスト粒子を均一に圧電体ウエハに塗布する際に、キャリアガスの圧電体ウエハに形成された角部又は貫通孔にもレジスト層を形成しやすい。
第3の観点のレジスト塗布装置のレジスト剤は、温度調整されてキャリアガスと混合される。
レジスト剤も温度調整温度調整されることでレジスト粒子の粘度が一定し、圧電体ウエハに使用されるミスト状のレジスト粒子を均一に圧電体ウエハに塗布する際に、キャリアガスの圧電体ウエハに形成された角部又は貫通孔にもレジスト層を形成しやすい。
第4の観点のレジスト塗布装置は、さらに中央に電極針を有する吐出ノズルを備え、排出口から吐出ノズルへキャリアガスのガス圧で重量の小さいレジスト粒子が送られ、電極針でこの重量の小さいレジスト粒子を帯電させる。
この構成によると、吐出ノズルから塗布されるミスト状のレジスト粒子と電極針との距離をより均等にすることができるため、ミスト状のレジスト粒子をほぼ同じ電位に帯電させることができる。
第5の観点のレジスト塗布装置の調整部は、キャリアガスの温度に応じて排出口の高さ位置を変える。
キャリアガスの温度に応じて排出口の高さを変えることで、常に一定の粒径のレジスト粒子が圧電体ウエハに塗布することができる。
本発明によれば、角部であってもウエハ基板上にレジストの塗布厚を均一に、薄く形成することができる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
<レジスト塗布装置の概略>
図1は、水晶ウエハ基板10に対してレジスト微粒子R1を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布装置100の構成例を示す概略断面図である。レジスト塗布装置100は、塗布チャンバ70、レジスト微粒子生成チャンバ80及びレジストタンク90を備えている。
レジストタンク90には、液体のレジスト剤R2が入っている。たとえば、レジスト剤R2は、ノボラック系ポジレジストである。レジストタンク90内のレジスト剤R2は、液体供給ポンプ92によってレジスト微粒子生成チャンバ80に送られる。レジストタンク90内は一定温度に設定されている。レジスト剤R2はたとえば10°Cから30°C、好ましくは20°C前後に設定されている。
液体供給ポンプ92によって送られたレジスト剤R2は、まずレジスト微粒子生成チャンバ80の上部に取り付けられたスプレーノズル82に送られる。また、レジスト剤R2を噴霧するため加圧された窒素(N)又はアルゴン(Ar)などの不活性ガスのキャリアガスがスプレーノズル82に供給されている。このキャリアガスは、一定温度に温度調整されている。
レジスト微粒子生成チャンバ80は、その形状が円筒形状、角筒形状又は多角筒形状であり、充分な高さ(たとえば1500mm)がある。そして、スプレーノズル82の先端はレジスト微粒子生成チャンバ80の中央よりも上部位置に設けている。レジスト微粒子R1の排出口81は、スプレーノズル82の先端位置よりも上方に設けられ、レジスト微粒子生成チャンバ80の容器の天井までの間の高さで排出口81の高さを調整する調整部を設けている。
スプレーノズル82は、二流体ノズルになっており、内側の配管からレジスト剤R2が噴出され、内側の配管を覆う外側配管からキャリアガスが噴出される。このためスプレーノズル82は、レジスト剤R2を微粒子(ミスト状)に噴霧することができる。
微粒子となったレジスト微粒子R1はレジスト微粒子生成チャンバ80内に漂う。レジスト微粒子R1のうち、大きな直径のレジスト微粒子R1、すなわち重量のあるレジスト微粒子R1はレジスト微粒子R1自体の自重によってレジスト微粒子生成チャンバ80の下方に落ちる。レジスト微粒子生成チャンバ80の下方に落ちたレジスト微粒子は、互いにくっついてレジスト剤R2となる。そしてレジスト剤R2は一時的にレジスト微粒子生成チャンバ80の底面に蓄えられ、バルブ84を経由して戻しポンプ94によりレジストタンク90に再び戻される。
一方、小さな直径のレジスト微粒子R1は、レジスト微粒子生成チャンバ80の下方に落ちることなくレジスト微粒子生成チャンバ80内で漂う。そして、レジスト微粒子R1は、排出口81からキャリアガスとともに吐出ノズル71に供給される。つまり、レジスト微粒子生成チャンバ80はキャリアガスで加圧され、キャリアガスの加圧力によりレジスト微粒子R1が排出口81を経由して塗布チャンバ70内に配置された吐出ノズル71に送られる。
レジスト微粒子R1は、塗布チャンバ70内でキャリアガスとともに吐出ノズル71から、水晶ウエハ基板10の表面10aに向かって噴射される。水晶ウエハ基板10は、オリエンテーションフラット10cにチャック73で水平に保持されている。チャック73は、Y方向駆動手段75に接続され、図1で左右方向に移動可能である。また、Y方向駆動手段75がX方向駆動手段77に接続され、チャック73は、図1中で紙面表裏方向(前後方向)に移動可能である。この構成については、図3を使って詳述する。
塗布チャンバ70内で水晶ウエハ基板10に塗布されなかったレジスト微粒子R1は、互いに引っ付きあい自重により塗布チャンバ70底面に落ちる。これらが集まることによりレジスト剤R2となり、バルブ85を経由して戻しポンプ94によりレジストタンク90に再び戻される。なお、レジスト剤R2からレジスト微粒子R1にする過程で、レジスト剤R2の溶剤、たとえばシンナーが気化していくので徐々にレジスト剤R2の濃度が濃くなっていく。このため、塗布チャンバ70又は他の配管に溶剤を定期的に補充していくことが好ましい。
<水晶ウエハ基板>
図2(a)は、本実施形態に用いる円形の水晶ウエハ基板10の構成を示す斜視図である。円形の水晶ウエハ基板10は、たとえば厚さ0.8mmの人工単結晶水晶からなり、円形の水晶ウエハ基板10の直径は3インチ又は4インチである。さらに、円形の水晶ウエハ基板10は軸方向が特定できるように、水晶ウエハ基板10の周縁部10eの一部には、水晶の結晶方向を特定するオリエンテーションフラット10cが形成されている。
図2(b)は、本実施形態に用いる矩形の水晶ウエハ基板15の構成を示す斜視図である。矩形の水晶ウエハ基板15は、たとえば厚さ約0.8mmの人工水晶からなり、矩形の水晶ウエハ基板15の一辺は2インチである。さらに、矩形の水晶ウエハ基板15は軸方向が特定できるように、水晶ウエハ基板15の周縁部15eの一部には、水晶の結晶方向を特定するオリエンテーションフラット15cが形成されている。
図2(a)の円形の水晶ウエハ基板10及び図2(b)の矩形の水晶ウエハ基板15は、すでに音叉型水晶振動片20が形成された状況を示している。音叉型水晶振動片20は、完全に1個の振動片とはなっておらず、音叉型水晶振動片20の基部の一部が円形の水晶ウエハ基板10又は矩形の水晶ウエハ基板15と接続されている。このため、一つ一つの音叉型水晶振動片20をパレットなどに並べて処理することなく、数百から数千個の音叉型水晶振動片20を一枚の水晶ウエハ基板10及び水晶ウエハ基板15として、取り扱うことができる。
水晶ウエハ基板10は音叉型水晶振動片20が形成された後、電極膜18がスパッタリングなどで形成される。電極膜18は、水晶ウエハ基板10にクロム(Cr)層を数百オングストロームで形成し、そのクロム層の上に金(Au)層を数百オングストロームで形成した構成である。電極膜18は、音叉型水晶振動片20が形成されたことによる貫通孔及びオリエンテーションフラット10cなどにも形成される。なお、以下の実施形態では、図2(a)に示すオリエンテーションフラット10cを有する円形の水晶ウエハ基板10で説明する。
<ウエハ駆動手段の構成>
図3(a)は、図1の塗布チャンバ70内の拡大図であり、図3(b)は、図3(a)の平面図である。吐出ノズル71から吐出されたレジスト微粒子R1は、水晶ウエハ基板10を均一な厚さで満遍なく塗布するために、Y方向駆動手段75及びX方向駆動手段77が矢印AR1方向及び矢印AR2方向に移動可能である。これにより水晶ウエハ基板10が移動する。Y方向駆動手段75及びX方向駆動手段77は、リニアモータで構成されたり、ステッピングモータとボールネジとから構成されたりする。水晶ウエハ基板10の移動速度は、レジスト微粒子R1の膜厚と、吐出ノズル71からのレジスト微粒子R1の供給量によって適宜設定する。
チャック73、Z方向駆動手段75又はX方向駆動手段77の外側表面は、プラスチックなどの非導電性材料で覆う。チャック73は、水晶ウエハ基板10のオリエンテーションフラット10cを保持する。チャック73は、オリエンテーションフラット10cの電極膜18と接する部分のみ導電性材料が表面に出ている。レジスト微粒子R1がチャック73又は駆動手段などに付着しにくくするためである。
吐出ノズル71は中央に電極針72が備えられ、その電極針72には直流電源部79から50kV〜150kV程度の高電圧の直流が印加されている。一方、水晶ウエハ基板10の電極膜18は接地されるように構成されている。レジスト微粒子R1が電極針72の近傍を通過する際にレジスト微粒子R1が帯電される。このため、吐出ノズル7から吐出されたレジスト微粒子R1は吐出圧力とともにクーロン力によって水晶ウエハ基板10に塗布される。
水晶ウエハ基板10には、数百から数千個の音叉型水晶振動片20が設けられているため、複数の貫通穴又は凹凸が水晶ウエハ基板10に形成されている。たとえば図3(a)では、一つの貫通穴10fを誇張して描いてある。塗布されるレジスト微粒子R1は、クーロン力により貫通穴10f内部にもそして角部にも均一に形成される。
本実施形態では、吐出ノズル71が固定され水晶ウエハ基板10がXY平面で移動する構成にしたが、吐出ノズル71がXY平面で移動し水晶ウエハ基板10が固定される構成でもよい。また、レジスト微粒子R1はクーロン力で水晶ウエハ基板10に引っ付くため、重力作用はほとんど無視できるため、吐出ノズル71を水平に固定し水晶ウエハ基板10をXZ平面又はYZ平面に移動する構成としてもよい。
<排出口の構成>
図4A,図4Bは、レジスト微粒子生成チャンバ80の容器の天井までの間の高さで、排出口81の高さを調整する調整部を示した拡大断面図である。
図4A(a)は、図1排出口81の変形例であり、排出口81の先端にフレキシブルチューブ81aを設け、高さ調整棒88を図示しない高さ調節器で上下動することができる。
レジスト微粒子R1は、レジスト微粒子生成チャンバ80の天井に近いほど粒径は小さくなる。このためフレキシブルチューブ81aを高さ調整棒88で調整することにより、水晶ウエハ基板10に適したレジスト微粒子R1の大きさを選択することができる。
図4A(b)は、図1の排出口81の変形例であり、レジスト微粒子生成チャンバ80の天井に近い位置に排出口81bを設け、レジスト微粒子生成チャンバ80の天井から遠い位置、すなわち図示していないスプレーノズル82の噴霧口に近い位置に排出口81cを設け、バルブ86又はバルブ87を開閉して、希望する粒径のレジスト微粒子R1を得ることができる。
また、図4B(c)は、図1排出口81の変形例であり、排出口81に上下動する可動管89を設けている。図4B(d)は、(c)の排出口81が上下動する開口部Wを示す透視図である。可動管89はスライド部89aを備え、図示していない駆動装置により上下動することができる。また可動管89は吐出ノズル71に接続される配管ともスライドできるようにジャバラ又はレールなどの摺動部材89bを備えている。
スライド部89aによって排出口81の位置を変えることにより、レジスト微粒子生成チャンバ80内で漂うレジスト微粒子R1を、希望する粒径で効率よく得ることができる。
レジスト剤の種類により粘度が変わり、またレジスト剤の温度によっても粘度が変わるため、水晶ウエハ基板10の角部及び孔部に対しても均一な膜厚を形成する際にはレジスト剤の温度調整が必要である。さらに、水晶ウエハ基板10の角部及び孔部に対しても均一な膜厚を形成するためにはレジスト微粒子R1の粒径も大きく影響する。本実施形態では、レジスト微粒子R1の粒径を選択することができるので、水晶ウエハ基板10により均一なレジスト膜を形成し易い。また、レジスト微粒子R1はスプレーノズル82からキャリアガスの圧力により形成し、その際にキャリアガスがレジスト微粒子R1の熱を奪ったり又は熱を与えたりするため、キャリアガスの温度調整は重要である。
キャリアガスの温度が上がれば、レジスト剤R2又はレジスト微粒子R1の粘度が下がり、レジスト微粒子R1の粒径が小さくなる方向になるため、キャリアガスの温度に応じて排出口81の高さを低くすることで、常に一定の粒径のレジスト微粒子R1を吐出ノズル71に送ることもできる。
<窒素ガス加温装置の概略>
図5は、キャリアガスの一つとして窒素ガスを一定温度に調整するガス温調装置110の構成例を示す概略断面図である。ガス温調装置110は、窒素ガス温調槽120、循環液温調タンク130及び温度制御盤140を備えている。
窒素ガス温調槽120には、液体たとえば水が入っており、その中を窒素が流れる供給配管121及び排出配管122が配置されている。供給配管121又は排出配管122は液体との接触面積が大きくなるようにらせん状に形成されている。配管と液体との接触面積が大きくなれば蛇行状であってもよい。また供給配管121又は排出配管122に羽(フィン)を設けて接触面積を増やしてもよい。窒素ガスはたとえば10°Cから30°C、好ましくは20°C前後になるように設定されている。窒素ガス温度はレジスト剤R2と同じであることが好ましい。
循環液温調タンク130内には循環水が蓄えられる。そして、循環液温調タンク130内に水温を調整する温調器142と水温度を検知するサーモカップル144とが設置されている。そして、窒素ガス温調槽120と循環液温調タンク130との間には循環ポンプ131が配置され、循環液温調タンク130内の温度調整された水は窒素ガス温調槽120に送られる。循環液温調タンク130内からの循環される水によって窒素ガス温調槽120内は一定温度に保たれる。
温度制御盤140は、温調器142と温調ケーブル141を介して接続され、サーモカップル144と温度ケーブル143を介して接続されている。温度制御盤140は、サーモカップル144からの温度を検知し、所定温度より高いか低いかを判断しその結果に基づいて、温調器142内のヒーター又はクーラのON―OFFを行う。温度制御盤140は、温調器142内のON−OFFのタイミングをたとえばPID制御によって、循環液温調タンク130内の循環液を一定温度に保っている。
スプレーノズル82は、レジスト剤R2を噴霧するため加圧された窒素又はアルゴンなどの不活性ガスのキャリアガスが供給されるとしたが、基本的には加圧ガスであれば適用できる。
また、レジスト膜の形成される対象物は凹凸を有する水晶ウエハ基板10としたが、平板状であっても他の材料であっても適用できる。また上記実施形態では水晶ウエハで説明しているが、水晶以外にもタンタル酸リチウム,ニオブ酸リチウム等の圧電材料を利用することができる。
さらに、上記実施形態では循環液温調タンク130に温調器142とサーモカップル144とを設置したが、窒素ガス温調槽120に温調器142を設置し循環液温調タンク130にサーモカップル144を設置してもよい。
また、窒素ガスの温度を調節する設備として、循環液温調タンク130と循環ポンプ131とを設けたが、これらを設けることなく直接窒素ガス温調槽120の液体を温度調整するようにしてもよい。
レジスト微粒子の塗布に関する一実施例を説明するレジスト膜塗布装置100の構成例を示す概略断面図である。 (a)は本実施形態に用いる円形の水晶ウエハ基板10を示す斜視図、(b)は矩形のウエハ基板15を示す斜視図である。 (a)は図1の塗布チャンバ70内の拡大図であり、(b)は(a)の平面図である。 (a)は図1の排出口81の拡大図であり排出口81の先端にフレキシブルチューブ81aの構成を示す概略断面図である。 (b)は排出口81b,81cの構成を示す概略断面図である。 (c)は上下動する可動管89を設けた排出口の構成を示す概略断面図である。 (d)は(c)の排出口81が上下動する開口部Wを示す透視図である。 窒素ガスを一定温度に加温する装置110の構成例を示す概略断面図である。
符号の説明
10 … 水晶ウエハ基板、(10c … オリエンテーションフラット)
15 … 水晶ウエハ基板(15c … オリエンテーションフラット)
18 … 電極膜
20 … 音叉型水晶振動片
70 … 塗布チャンバ
71 … 吐出ノズル
72 … 電極針
73 … チャック
75 … Y方向駆動手段
77 … X方向駆動手段
80 … レジスト微粒子生成チャンバ
81,81b,81c … 排出口(81a … フレキシブルチューブ)
82 … スプレーノズル
84,85,86,87 … バルブ
88 … 高さ調節棒
89 … 可動管(89a … スライド部、89b … シールドパッキン)
90 … レジストタンク
92 … 液体供給ポンプ
94 … 戻しポンプ
100 … レジスト塗布装置
110 … 窒素ガス加温装置
120 … 窒素ガス温調槽
121,122 … 窒素ガス配管
130 … 循環液温調タンク
131 … 循環ポンプ
140 … 温度制御盤
142 … 温調器
144 … サーモカップル
AR1,AR2 … 矢印
R1 … レジスト微粒子
R2 … レジスト剤

Claims (5)

  1. レジスト剤とキャリアガスと混合して霧状に前記レジスト剤を噴霧する二流体ノズルと、
    前記二流体ノズルを所定高さに設け、この二流体ノズルから噴霧されたレジスト粒子のうちの重量の大きいレジスト粒子を下部に落下させるレジスト容器と、
    前記二流体ノズルの高さ位置よりも上方に設けられ、前記レジスト粒子のうちの重量の小さいレジスト粒子を前記キャリアガスとともに排出する排出口と、
    前記二流体ノズルの高さ位置から前記レジスト容器の天井までの間の高さで前記排出口の高さを調整する調整部と、
    を備えることを特徴とするレジスト塗布装置。
  2. 前記キャリアガスは、温度調整されて前記レジスト剤と混合されることを特徴とする請求項1に記載のレジスト塗布装置。
  3. 前記レジスト剤は、温度調整されて前記キャリアガスと混合されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレジスト塗布装置。
  4. さらに、中央に電極針を有する吐出ノズルを備え、
    前記排出口から前記吐出ノズルへ前記キャリアガスのガス圧で重量の小さいレジスト粒子が送られ、前記電極針でこの重量の小さいレジスト粒子を帯電させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のレジスト塗布装置。
  5. 前記調整部は、前記キャリアガスの温度に応じて前記排出口の高さ位置を変えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のレジスト塗布装置。
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