JP5136454B2 - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents

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本発明は、可変圧縮比内燃機関に関する。
従来、シリンダブロックとクランクケースとを相対移動させて機械圧縮比を変更可能とする可変圧縮比内燃機関において、油圧を用いて機械圧縮比を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−133612号公報
しかしながら、上記の技術にあっては、油圧を所望の油圧に制御できない場合や油圧が低下した場合等の油圧に異常が生じた場合において、機械圧縮比が高圧縮比の状態に固定され内燃機関の破損を招いたり、機械圧縮比を一定に保持できず異常振動を引き起こしたりする弊害が生じるおそれがあった。
本発明は上記問題点に鑑みたものであり、本発明の目的は、可変圧縮比内燃機関において、機械圧縮比を制御する油圧に異常が生じた場合の弊害を回避する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
シリンダブロック又はクランクケースに固定された油圧ピストンと、前記油圧ピストンを前記シリンダブロックと前記クランクケースとの相対移動方向において移動自在に収容し前記シリンダブロックと前記クランクケースとを近づける方向の油圧又は遠ざける方向の油圧を前記油圧ピストンに対して作用させる前記油圧ピストンを挟む2つの油圧室と、2つの前記油圧室へ油を供給する又は2つの前記油圧室から油を回収する第1油路と、を備え、2つの前記油圧室の油圧を制御することで機械圧縮比を変更可能な可変圧縮比内燃機関において、
2つの前記油圧室を連通する第2油路と、
正常時は前記第2油路を遮断すると共に前記油圧室の油圧を制御できなくなった異常時に前記第2油路の遮断を解除する遮断弁と、
前記シリンダブロックと前記クランクケースとを遠ざける方向の油圧が増加する方向にのみ前記第2油路の油を流す逆止弁と、
を備えることを特徴とする可変圧縮比内燃機関である。
本発明によると、油圧室の油圧を制御できなくなった異常時に、遮断弁の第2油路の遮断が解除される。これにより、2つの油圧室が第2油路によってつながる。さらに、シリンダブロックとクランクケースとを遠ざける方向の油圧が増加する方向にのみ逆止弁が第2油路の油を流す。これにより、シリンダブロックとクランクケースとが遠ざかる低圧縮比側へ機械圧縮比が変更されることだけを許容する。したがって、シリンダブロックとクランクケースとが近づいた機械圧縮比が高圧縮比の状態に固定されることに起因する内燃機関が破損する弊害を回避できる。
前記第1油路の油圧が低下した異常時に前記シリンダブロックと前記クランクケースとの相対移動を最低機械圧縮比の位置で固定するロック機構を備えるとよい。
本発明によると、第1油路の油圧が低下した異常時に、ロック機構によってシリンダブロックとクランクケースとの相対移動を最低機械圧縮比で固定する。これにより、機械圧縮比をシリンダブロックとクランクケースとが最も遠ざかった最低機械圧縮比に保持できる。したがって、機械圧縮比の変動に起因する異常振動の弊害を回避できる。
本発明によると、可変圧縮比内燃機関において、機械圧縮比を制御する油圧に異常が生じた場合の弊害を回避できる。
実施例1に係る可変圧縮比内燃機関の概略構成を示す図である。 実施例1に係る可変圧縮比内燃機関におけるシリンダブロックとクランクケースとの重複部位近傍及び連通油路を示す拡大図である。 実施例1に係る可変圧縮比内燃機関におけるシリンダブロックとクランクケースとの重複部位近傍及びロック機構を示す拡大図である。 実施例1の他の例に係る可変圧縮比内燃機関におけるシリンダブロックとクランクケースとの重複部位近傍及びロック機構を示す拡大図である。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の可変圧縮比内燃機関(以下、内燃機関という)の概略構成を示す。図1に示す内燃機関1において、シリンダ2内の燃焼室に、シリンダヘッド6に設けられた吸気ポートを介して吸気管10が接続されている。シリンダ2への吸気の流入は吸気弁7によって制御される。また、シリンダ2内の燃焼室に、シリンダヘッド6に設けられた排気ポートを介して排気管11が接続されている。シリンダ2外への排気の排出は排気弁8によって制御される。ここで、吸気ポートには燃料噴射弁5が設けられている。また、シリンダ2の頂部には、点火プラグ9が設けられている。
内燃機関1において、シリンダブロック3がクランクケース12に対してシリンダ軸線方向に相対移動自在となっている。このため、可変圧縮比機構20によってシリンダブロック3をクランクケース12に対して相対移動させることによって、燃焼室の容積を変更し機械圧縮比を変更することができる。シリンダブロック3をクランクケース12に近づけることで、機械圧縮比を高圧縮比に変更できる。また、シリンダブロック3をクランクケース12から遠ざけることで、機械圧縮比を低圧縮比に変更できる。
ここで、可変圧縮比機構20の詳細について説明する。図2は、シリンダブロック3とクランクケース12とが相対移動する際に両者が重なる部位(以下、重複部位という)近傍の拡大図である。重複部位において、シリンダブロック3の側壁の一部がシリンダ2の軸線に対して垂直方向(図示水平方向)に外側に突出している突出部3aが設けられている。
突出部3aの上側には、突出部3aのシリンダヘッド6側とシリンダブロック3とクランクケース12とによって第1油圧室20aが形成されている。また、突出部3aの下側には、突出部3aのクランクケース12側とシリンダブロック3とクランクケース12とによって第2油圧室20bが形成されている。
ここで、突出部3aの上側であるシリンダヘッド6側には、シリンダヘッド側ピストン20cが突出部3aに固定されている。また、突出部3aの下側であるクランクケース12側には、クランクケース側ピストン20dが突出部3aに固定されている。シリンダヘッド側ピストン20c及びクランクケース側ピストン20dの断面積は同一である。そして、突出部3a、シリンダヘッド側ピストン20c及びクランクケース側ピストン20dによって、油圧ピストン20eが構成されている。このため、第1油圧室20aと第2油圧室20bは、油圧ピストン20eで遮断されており、油圧ピストン20eを挟んでいる。
第1油圧室20a及び第2油圧室20bは、油制御装置15によって第1油圧室用油路18又は第2油圧室用油路19を経て、油が供給されたり、油が回収されたりし、それぞれの油圧室内の油圧が制御される。第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19が本発明の第1油路に相当する。そして、第1油圧室20a内の油圧は、シリンダヘッド側ピストン20cに作用し、第2油圧室20b内の油圧は、クランクケース側ピストン20dに作用する。これらの力の合力に応じた力が、油圧ピストン20eを介してシリンダブロック3に作用する。例えば、第1油圧室20a内の油圧が第2油圧室20b内の油圧より大きい場合には、シリンダブロック3をクランクケース12に近づける力がシリンダブロック3に作用する。第1油圧室20a内の油圧が第2油圧室20b内の油圧より小さい場合には、シリンダブロック3をクランクケース12から遠ざける力がシリンダブロック3に作用する。
ここで、図1に示すように、油制御装置15への油の供給は、内燃機関1の機関出力によって駆動されるポンプ14によってオイルパン13に貯留された油が油供給路16を経て圧送されてくる。また、第1油圧室20a及び第2油圧室20bから回収された油は、油制御装置15及び油回収路17を経て、再びオイルパン13に貯留される。ここで、油供給路16及び油回収路17の途中には、それぞれ逆止弁であるチェックバルブ21,22が設けられている。チェックバルブ21は、油供給路16において油が油制御装置15側からオイルパン13側へ逆流することを防止する。チェックバルブ22は、油回収路17において油がオイルパン13側から油制御装置15側へ逆流することを防止する。
なお、図1では、図中右側の可変圧縮比機構20につながる油供給路16等を表示し、図中左側の可変圧縮比機構20につながる油供給路等の表示を省略している。
図2に示すように、第1油圧室20aと第2油圧室20bとを連通する連通油路23が設けられている。連通油路23が本発明の第2油路に相当する。連通油路23には、遮断弁24及びチェックバルブ25が設けられている。遮断弁24は、正常時は連通油路23を遮断すると共に、第1油圧室20a及び/又は第2油圧室20bの油圧を制御できなくなった異常時に連通油路23の遮断を解除する。チェックバルブ25は、第1油圧室20aから第2油圧室20bに流れる方向にのみ連通油路23の油を流す逆止弁である。つまり、チェックバルブ25は、シリンダブロック3とクランクケース12とを遠ざける方向(低圧縮比となる方向)の油圧が増加する方向にのみ連通油路23の油を流す。
図3に示すように、重複部位の上側には、ロック機構40が設けられている。ロック機構40は、シリンダブロック3に設けられ凹部41aを有する受け部41と、クランクケース12に設けられ最低機械圧縮比のときに凹部41aに嵌合するロックピン43を有するロック装置42と、を備える。
ロック装置42では、ロックピン油圧室44に第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19と同じくロックピン油圧室用油路45を用いて油制御装置15から油圧が供給さ
れている。また、ロックピン油圧室44は、ピストン46を介してバネ47によってロックピン油圧室44が小さくなり且つロックピン43が受け部41側へ突き出る方に付勢されている。
これにより、ロックピン43は、第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19と同時にロックピン油圧室用油路45の油圧が低下すると、ロックピン油圧室44の油圧が低下してバネ47の付勢力に抗しえなくなり、ロックピン43はバネ47の付勢力によって受け部41側へ突き出る。そして、シリンダブロック3とクランクケース12との相対移動が最低機械圧縮比以外の場合では、ロックピン43が受け部41に突き当たった状態でその相対移動を許容する。しかし、シリンダブロック3とクランクケース12との相対移動が最低機械圧縮となると、その位置でロックピン43が凹部41aに嵌合し、以後の相対移動が禁止される。つまり、ロック機構40は、第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19の油圧が低下した異常時に、シリンダブロック3とクランクケース12との相対移動を最低機械圧縮比の位置で固定する。
内燃機関1には、内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(以下、ECUという)30が併設されている。ECU30は、CPUの他、各種のプログラム及びマップを記憶するROM及びRAM等を備えており、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御する。
ECU30には、クランクポジションセンサ31及びアクセル開度センサ32等、内燃機関1の運転状態を検知する種々のセンサが電気配線を介して接続され、それらの出力信号がECU30に入力される。一方、ECU30と油制御装置15及び遮断弁24が電気配線を介して接続され、ECU30からの指令によって、油制御装置15が第1油圧室20a及び第2油圧室20bへの油の供給若しくは回収を行い、遮断弁24の遮断及び遮断の解除の切り替えを行う。
このように構成された内燃機関1において、クランクポジションセンサ31やアクセル開度センサ32等の出力信号に基づいて、内燃機関1の機械圧縮比をどのように変更するか、若しくは機械圧縮比を一定の値に保持するか決定する。
内燃機関1の機械圧縮比を上昇させるときは、油制御装置15によって第1油圧室20aに油を供給し、第2油圧室20bから油を回収する。これによって、第1油圧室20a内の油圧が上昇する一方で、第2油圧室20b内の油圧が低下する。その結果、油圧ピストン20eに作用する油圧によって生じる力の合力は、シリンダブロック3をクランクケース12側に近づける方向の力となる。その結果、シリンダブロック3がクランクケース12に近づくことで、燃焼室容積が減少し、内燃機関1の機械圧縮比が上昇する。
内燃機関1の機械圧縮比を低下させるときは、油制御装置15によって第1油圧室20aから油を回収し、第2油圧室20bに油を供給する。これによって、第1油圧室20a内の油圧が低下する一方で、第2油圧室20b内の油圧が上昇する。その結果、油圧ピストン20eに作用する油圧によって生じる力の合力は、シリンダブロック3をクランクケース12から遠ざける方向の力となる。その結果、シリンダブロック3がクランクケース12から遠ざかることで、燃焼室容積が増大し、内燃機関1の機械圧縮比が低下する。
内燃機関1の機械圧縮比を一定の値に保持するときは、油制御装置15によって第1油圧室20aへ供給する油圧と第2油圧室20bへ供給する油圧を同じにして油の流れを遮断する。これによって、第1油圧室20aと第2油圧室20bとが、等しい油圧で満たされた状態で密封される。その結果、シリンダブロック3はクランクケース12に対してその位置を維持し、内燃機関1の機械圧縮比は一定の値に保持される。
ところで、第1油圧室20a及び第2油圧室20bの油圧を所望の油圧に制御できない場合や油制御装置15から供給する第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19の油圧が低下した場合等の油圧に異常が生じる場合がある。第1油圧室20a及び第2油圧室20bの油圧を所望の油圧に制御できない場合には、機関負荷の増加時等にノッキングを避けるためにシリンダブロック3を上方へ移動させることができず、機械圧縮比を低圧縮比側へ制御できなくなる。よって、機械圧縮比が高圧縮比の状態に固定され、異常燃焼により内燃機関1の破損を招く。また、油制御装置15から供給する第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19の油圧が低下した場合には、燃焼圧等の外力に対抗して油圧ピストン20eを保持することができず、シリンダブロック3の位置を一定に保てなくなる。よって、外力に応じて内燃機関1のシリンダブロック3の位置が常時変化し、機械圧縮比を一定に保持できず、異常振動を引き起こす。このように、油圧に異常が生じる場合には、様々な弊害が生じるおそれがあった。
これに対し、本実施例では、第1油圧室20a及び第2油圧室20bの油圧を制御できなくなった異常時に、遮断弁24の連通油路23の遮断が解除される。これにより、第1油圧室20a及び第2油圧室20bが連通油路23によってつながる。さらに、シリンダブロック3とクランクケース12とを遠ざける方向の油圧が増加する方向にのみチェックバルブ25が連通油路23の油を流す。これにより、シリンダブロック3とクランクケース12とが遠ざかる低圧縮比側へ機械圧縮比が変更されることだけを許容する。したがって、第1油圧室20a及び第2油圧室20bの油圧を制御できなくなった異常時における、シリンダブロック3とクランクケース12とが近づいた機械圧縮比が高圧縮比の状態に固定されることに起因する内燃機関1が破損する弊害を回避できる。
また、本実施例では、第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19の油圧が低下した異常時に、ロック機構40によってシリンダブロック3とクランクケース12との相対移動を最低機械圧縮比で固定する。これにより、機械圧縮比をシリンダブロック3とクランクケース12とが最も遠ざかった最低機械圧縮比に保持できる。したがって、第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19の油圧が低下した異常時における、機械圧縮比の変動に起因する異常振動の弊害を回避できる。
なお、本実施例では、シリンダブロック3に突出部3aを設けて油圧ピストン20eを構成していた。しかしこれに限られない。クランクケース12に突出部を設けて油圧ピストンを構成してもよい。
また、ロック機構40は、図4に示すように、ロックピン43の先端を上側が下側よりも突出するくさび形状にし、受け部41をロックピン43の先端のくさび形状を連続させた鋸歯形状の段差を設けたものとしてもよい。これによると、ロック機構40は、シリンダブロック3が上方に動くこと(シリンダブロック3がクランクケース12から遠ざかる方向=機械圧縮比が低下する方向)だけを許容する。よって、ロック機構40は、第1油圧室用油路18及び第2油圧室用油路19の油圧が低下した異常時に、シリンダブロック3が最上位の最低機械圧縮比の位置まで移動すると、シリンダブロック3を固定する。
本発明に係る可変圧縮比内燃機関は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
1 内燃機関
2 シリンダ
3 シリンダブロック
3a 突出部
12 クランクケース
14 ポンプ
15 油制御装置
16 油供給路
17 油回収路
18 第1油圧室用油路
19 第2油圧室用油路
20 可変圧縮比機構
20a 第1油圧室
20b 第2油圧室
20c シリンダヘッド側ピストン
20d クランクケース側ピストン
20e 油圧ピストン
21,22 チェックバルブ
23 連通油路
24 遮断弁
25 チェックバルブ
31 クランクポジションセンサ
32 アクセル開度センサ
40 ロック機構
41 受け部
41a 凹部
42 ロック装置
43 ロックピン
44 ロックピン油圧室
45 ロックピン油圧室用油路
46 ピストン
47 バネ

Claims (2)

  1. シリンダブロック又はクランクケースに固定された油圧ピストンと、前記油圧ピストンを前記シリンダブロックと前記クランクケースとの相対移動方向において移動自在に収容し前記シリンダブロックと前記クランクケースとを近づける方向の油圧又は遠ざける方向の油圧を前記油圧ピストンに対して作用させる前記油圧ピストンを挟む2つの油圧室と、2つの前記油圧室へ油を供給する又は2つの前記油圧室から油を回収する第1油路と、を備え、2つの前記油圧室の油圧を制御することで機械圧縮比を変更可能な可変圧縮比内燃機関において、
    2つの前記油圧室を連通する第2油路と、
    正常時は前記第2油路を遮断すると共に前記油圧室の油圧を制御できなくなった異常時に前記第2油路の遮断を解除する遮断弁と、
    前記シリンダブロックと前記クランクケースとを遠ざける方向の油圧が増加する方向にのみ前記第2油路の油を流す逆止弁と、
    を備えることを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  2. 前記第1油路の油圧が低下した異常時に前記シリンダブロックと前記クランクケースとの相対移動を最低機械圧縮比で固定するロック機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
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