JP5135551B2 - 試料ホルダー - Google Patents

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本発明は、集束イオンビーム加工装置と透過型電子顕微鏡に用いる共用試料ホルダーに関する。
透過型電子顕微鏡(以下、TEMと略す。)観察に用いる薄膜試料の作製方法として、集束イオンビーム加工装置(以下、FIBと略す。)を利用した方法が広く用いられている。特に、特許文献1〜3に記載されているように、大きな試料から数μm〜数十μm程度の微細な部分を摘出し、専用の試料台に接着後、摘出した試料片を薄膜化する方法(以下、マイクロサンプリング法と称す。)は、観察したい部分を狙って薄膜試料にすることが可能であり、現在広く用いられている。
FIBにより加工した試料は、加工終了後、TEMで観察するために、TEM内に挿入される。FIBとTEMで別の試料ホルダーを使うと、FIB用の試料ホルダーからTEM用の試料ホルダーに試料を移し替える必要があり、試料が非常に小さく壊れ易いために、この移し替え作業中に試料を破損する恐れがある。したがって、FIBで試料を加工する際に用いる試料ホルダーと、TEMでの観察に用いる試料ホルダーは、同一である方が望ましく、そのような共用ホルダーが広く用いられている。
FIBで作製した試料には、集束イオンビームの入射方向と平行な筋状の表面凹凸が付くことが多い(例えば特許文献1、2を参照)。このような筋状の表面凹凸は、TEMによる組織観察時に邪魔になるため、できる限り低減することが望ましい。筋状の表面凹凸を低減するために最も有効な方法は、ある方向から試料を加工した後、最初の加工方向と直交する方向から加工することである(図1を参照)。さらには、最初の加工方向とそれに直交する方向だけでなく、多方向から加工することで、試料の表面凹凸はさらに低減する。また、1方向からのみ加工した場合、集束イオンビーム源に近い試料部分と、遠い試料部分で、試料厚みが異なる。このような試料厚みの違いを低減するためには、ある方向から試料を加工した後、最初の加工方向とのなす角が180°の方向から加工すると良い(図1を参照)。したがって、FIBにおける試料加工では、できるだけ広い角度範囲で加工できることが望ましい。
しかしながら、現在、広く用いられているFIB用の試料ホルダーでは、加工方向を変えるためには、試料を一度試料ホルダーから取り外し、角度を変えて、再度取り付けなければならず、作業効率が悪い上、試料を破損することが多い。
試料を取り外すことなく、多方向からの加工を可能にした方法の一例として、特許文献2のFIB用試料ホルダーや、特許文献3に提案された試料リテイナーがある。しかしながら、特許文献2に提案されている試料ホルダーは、FIB専用の試料ホルダーであり、TEM用試料ホルダーではない。実際の試料作製及び観察の過程では、FIB加工後、TEM観察し、再度FIB加工し、TEM観察すると言う過程を何度も繰り返すことが多く、その度にFIB試料ホルダーから試料を取り外し、TEM用試料ホルダーに試料を移す作業を必要とする前記FIB用試料ホルダーは、作業効率の点で好ましくない上、試料を移す際に、ハンドリングミスにより試料を破損する確率が高い。
特許文献3の試料リテイナーは、FIB用の試料ホルダー又はTEM用の試料ホルダーの先端に取り付けて使用するため、FIB加工後TEM観察する際、及び、TEM観察後、再度FIB加工する際、試料リテイナーを取り外して、付け替える作業を必要とするため、やはり作業効率の点で好ましくない。さらには、加工方向は0〜90°の範囲でしか変化させることができないため、厚さが均一な試料を作製することは難しい。
特開平11−258129号公報 特開2007−220344号公報 特開2003−149103号公報
そこで、本発明は、FIBによりTEM観察に用いる試料を作製するに当たり、試料を取り外すことなく、0〜180°の角度範囲の多方向からの加工を可能にする、FIBとTEMの共用試料ホルダーを提供することを目的とする。
本発明の主旨とするところは、以下の通りである。
(1) 集束イオンビーム(FIB)加工装置と透過型電子顕微鏡(TEM)の試料ホルダーとして共用できる試料ホルダーであって、試料ホルダー本体と、回転操作のための突起を有する円弧状回転台と、試料を搭載する試料台であって前記円弧状回転台の突起に嵌合するための穴を有する試料台と、前記試料ホルダー本体に装着された前記試料台を当該試料台の上から押さえる試料台押さえ手段と、前記試料台が前記円弧状回転台に連動して回転可能なように前記試料台押さえ手段を試料ホルダー本体に固定する固定手段と、を少なくとも有すると共に、試料ホルダー本体に、FIBが入射する側の一部に形成されたFIB加工用の切り欠き部と、TEM観察用の電子線通過穴と、該通過穴に沿った円弧状の溝と、が本体成されており、前記円弧状回転台は前記円弧状の溝に嵌合可能であり、前記試料台押さえ手段によって、前記試料ホルダーに前記試料台を固定することを特徴とする、試料ホルダー。
(2) 前記突起の直径が0.1〜1.0mmであり、突起の高さが0.3〜3mmである(1)に記載の試料ホルダー。
本発明の試料ホルダーを用いることで、TEM観察に用いる試料をFIBにより作製するに当たり、表面の筋状凹凸が少なく、厚さが均一な試料を効率良く作製することができる。また、試料の取り外し作業や移し替え作業が不要であることから、作業効率が高く、しかも、試料の周囲に試料ホルダー本体が配置されているため、試料の破損を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図2は、本実施形態の試料ホルダーの先端部の一例を示す平面図である。材質は、通常のFIB用試料ホルダーと同様に、真鍮等で良い。図2に示すように、本実施形態において、試料ホルダーは、試料ホルダー本体1と、円弧状回転台2と、試料台16と、本実施形態の試料台押さえ手段の一例としての押さえ板20とを含む。通常のFIB用試料ホルダーと同様に、集束イオンビームが試料に入射できるように、試料ホルダ本体1の入射する側の一部が切り欠いてある。切り欠き部分の角度5は、60〜120°程度が良い。小さ過ぎる(60°未満)と、加工できる試料の領域が小さくなり過ぎる。逆に、大き過ぎる(120°超)と、試料ホルダーの強度が弱くなる。また、試料押さえ固定用ネジ穴9は、後述する押さえ板20をネジによって試料ホルダー本体に固定するための穴である。
また、該切り欠き部の奥に、TEM観察時に電子線が通過できるように、電子線通過穴10が設けられている。そして、試料ホルダーの該電子線通過穴10周囲の少なくとも一部に円弧状の溝4が刻まれてあり、その溝に円弧状回転台2が嵌め込んである。円弧状回転台2は、溝4に沿って動かすことができる。円弧状回転台2には突起3が付いており、突起3に略扇型状の試料台16を嵌め込んで固定する(図4を参照)。
溝4の外周部の円弧の大きさは、試料台16の大きさによって決まる。試料台16の大きさは、半径が1mm未満だと取り扱いが難しい。逆に、半径が3mm超だと、通常の汎用TEMの試料室に試料ホルダーを挿入することが難しい。したがって、試料台16の大きさは、半径1〜3mmが望ましい。ここでいう、半径とは、円弧を円周の一部として含む円の半径をいい、例えば略扇形状の試料台16における半径Rは、図4に示す通りである。このような試料台16を嵌め込むのであるから、前記円弧の大きさも外側の弧の半径1〜3mmであることが望ましい。
円弧状の溝4の深さは、試料ホルダー本体1の厚さにもよるが、0.1〜2mm程度が望ましい。0.1mm未満だと円弧状回転台2を嵌め込んで固定することが難しく、2mm超だと試料ホルダー本体1の厚みが厚くなり過ぎ、TEM観察に支障をきたす可能性が高くなる。また、円弧状の溝4は、試料ホルダー本体1を貫通すると円弧状回転台2を乗せることが難しくなるので、試料ホルダー本体1を貫通しない深さとすることが好ましい。
円弧状の溝4の幅8は、0.1〜2.0mm程度が望ましい。0.1mm未満だと取り扱いが難しく、円弧状回転台2を嵌め込んで固定することが難しくなる可能性が高い。2.0mm超だと、TEM観察時の電子線通過穴10が小さくなり、観察範囲が小さくなるため好ましくない。
円弧状の溝4の内側の試料ホルダー部分6の幅は、0.1〜2.0mm程度が望ましい。0.1mm未満だと、試料ホルダーの強度が弱くなるため、好ましくない。2.0mm超だと、TEM観察時の電子線通過穴10が小さくなり、観察範囲が小さくなるため、好ましくない。
図3に、円弧状回転台2の形状を示す。円弧状回転台2の頂角11の大きさは、90〜180°程度が望ましい。90°未満だと、円弧状回転台2の面積が小さくなり、試料台の装着及び固定が難しい。180°超だと、円弧状回転台2がイオンビームの経路に重なるため、試料の加工方向を180°変化させることができない。
円弧状回転台2の厚み15は、厚過ぎると固定し難いため、溝4の深さと同じかそれ以下であることが望ましく、0.1〜2mmであれば良い。
円弧状回転台2に付いている突起3の高さ14は、0.3〜3mmが望ましい。0.3mm未満だと取り扱いが難しく、3mm超になるとTEMやFIBの試料室に挿入することが難しくなる可能性が高い。
突起3の直径は、0.1〜1.0mmが望ましい。0.1mm未満だと取り扱いが難しくなる可能性が高い。1.0mm超だと円弧状回転台2の幅よりも大きくなり過ぎるおそれがあり、円弧状回転台2を溝4に嵌め込むことができなくなる可能性がある。但し、突起の形状は、円柱状に限られず、例えば三角柱や四角柱のような多角柱、断面が楕円状、その他の形状のものなど、取り扱いが容易な形状であればよい。この場合、突起の断面の形状の大きさは、直径0.1〜1.0mmの円の内部の形状に収まる。
図4に、本実施形態の試料ホルダーに試料台16を装着した状態を示す。試料ホルダーに装着された試料台16上であって、切り欠き部から照射したFIBと、TEM観察時の電子線とが照射可能な位置に、試料18は装着される。図5には、試料台16の上から押さえ板20を装着し、試料押さえ固定用ネジ穴19にネジ21を嵌合して固定した状態を示す。試料台16は、通常FIBで加工する際に用いる略半円状もしくは略扇型の金属板で良い。必要に応じて略半円状もしくは略扇型の一部に三角形状の部分が付いているものでも良い。試料台16の厚さは0.01〜0.2mmが望ましい。厚さが0.01mm未満だと、ピンセット等での取り扱いが難しい上、試料ホルダーの強度が弱くなり、曲がる恐れがある。試料台の厚さが0.2mm超だと、本発明の試料ホルダーにしっかりと固定することが難しくなる。
本実施形態の試料ホルダーに装着するために、試料台16は、突起3を嵌め込む穴17を有することが必要である。穴17の直径は、例えば0.15〜1.1mm程度が好ましい。試料台16を本発明の試料ホルダーに装着するには、試料台の穴17を円弧状回転台2の突起3に嵌め込むようにして、試料台を置き、その上から押さえ板20を被せ、ネジ21で固定する。押さえ板20を試料に被せる際に、回転台の突起3が邪魔にならないように、押さえ板20には、試料ホルダー本体の円弧状の溝4と同じ曲率の円弧状の穴22があいている。
試料台16を回転させるには、ねじ21を一旦緩め、突起3をピンセット等で掴んで円弧状回転台2と一緒に回転させる。この方法では、試料押さえ板20は外す必要がなく、試料台16は円弧状回転台2に装着されたままで、試料台16を回転させることができるため、ハンドリングミスによる試料の破損を殆ど無くすことができる。
(実施例1)
表1に示す化学組成を有する鋼を作製し、幅3mm、長さ5mm、厚さ1mmに切り出して、FIB加工装置に挿入し、タングステン製の針を使って、マイクロサンプリング法により試料の一部を抽出した。抽出した試料は、タングステン製の針の先端に接着してある。抽出した試料の大きさは、幅5μm、長さ10μm、高さ15μmである。
Figure 0005135551
真鍮を加工して、図6に示す先端部を有する試料ホルダー本体、図7に示す円弧状回転台、及び、図8に示す押さえ板を作製した。さらに、Mo製の半円状試料台に穴を打ち抜き、図9に示す試料台を作製した。前記円弧状回転台を前記試料ホルダー本体の溝に嵌め込み、回転台の突起に前記試料台の穴を嵌め込むようにして、試料台を回転台の上に被せ、その上から押さえ板を被せて、ネジで固定した。このようにして、試料台を固定した試料ホルダーを、FIB加工装置内に挿入し、先に抽出しておいた試料を、試料台の上に載せ、タングステンの化学蒸着により固定した。抽出した試料を試料台の上に載せた状態を図10に示す。試料台に固定した試料を、図10に示した方向からのGaイオンビームで加工し、ビーム入射側の試料厚さを約0.1μmにした。この時、ビーム入射側と反対側の試料の厚さは約0.3μmであった(図11を参照)。次に、試料押さえのネジを緩め、円弧状回転台を180°回転させて、Gaイオンビームが試料の反対側から入射する状態にして、再度押さえ板をネジで固定し、反対側の試料厚みも0.1μmになるように加工した(図12を参照)。次いで、試料押さえのネジを再度緩め、円弧状回転台を90°回転させて、Gaイオンビームが、最初の加工方向と直行する方向から入射するようにし、Gaイオンビームで試料をさらに0.01μm程度薄くした。
この方法で作製した試料をTEMで観察し、試料厚さ及び試料表面の筋状凹凸の有無を調べた。TEM観察は、FIB加工した試料を搭載した試料ホルダーをそのままTEMに装着して、実施した。観察に用いた加速電圧は200kVである。試料厚さは、電子線エネルギー損失分光法(以下、EELS)の弾性散乱強度Ieと非弾性散乱強度Inから、次式により求めた。
t=λ・ln{(Ie+In)/Ie}
但し、tは試料厚さ、λは材料中の電子線の有効平均自由工程である。λは、R.F. Egerton, Electron Energy Loss Spectroscopy in the Electron Microscope Second Edition、Plenum Publishing Corporation (1996年)に記載の値(0.074μm)を用いて計算した。試料厚さの測定は、図13のa、b、c、dに示すように、試料の4箇所で行った。結果を表2に示す。
比較例として、市販のFIB用試料ホルダーを用いて、1方向からの加工により作製した試料をTEM観察した結果を表2に示す。用いた試料ホルダーの概略図を図14に示す。図15に示した半円状の試料台を試料搭載部23に乗せ、その上から試料押さえ板26を被せ、バネ25で押さえ板を固定し、試料にFIB加工を施した。試料搭載部23は、段差24を有する。
Figure 0005135551
次に、図6〜8に示した本発明の試料ホルダーを用いて、円弧状回転台ごと試料を回転させた場合の、ハンドリングミスによる試料破損確率を調べた。調査は90°の回転を50回、180°の回転を50回行って、確率を計算した。結果を表3に示す。本発明の試料ホルダーを使うと、ハンドリングミスによる試料破損は皆無である。一方、図14に示した市販のFIB用試料ホルダーを用いた場合、試料の加工方向を変えるためには、一旦試料台を試料ホルダーから外し、試料台の方向を変更して再度装着することになる。図14に示した試料ホルダーでは、バネ25及び試料押さえ板26を外し、試料台を試料ホルダーから外し、試料台の方向を任意の方向に変更して再度試料ホルダーに装着する。このようにして、試料台の方向を、90°及び180°変更した場合の試料破損確率を調査した。その結果を表3に比較例として示す。本発明の試料ホルダーを使うと、ハンドリングミスによる試料破損は皆無であったのに対し、市販のFIB用試料ホルダーで試料台を回転させた場合、約39%の確率で試料が破損した。
Figure 0005135551
(実施例2)
試料ホルダー本体先端部、及び円弧状回転台の形状を様々に変えて、実施例1と同様の試料作製を行った。TEMで試料厚さ及び試料表面の筋状凹凸の有無及び試料台回転時のハンドリングミスによる試料破損確率を調べた。試料破損確立の調査は、前記実施例1と全く同じ方法で行った。結果を表4に示す。試料厚さの均一性は、最も厚い試料部分と、最も薄い試料部分の試料厚さの差が0.1μm以下であるかどうかで判断した。本発明の条件範囲内において、試料厚さはほぼ均一であり、筋状表面凹凸による試料破損は皆無であった。また、本発明を適用した試料ホルダーを使用した場合には、ハンドリングミスによる試料破損確率は非常に低く、特に突起の高さが0.3〜3.0mmであり、突起の直径が0.1〜1.0mmの範囲にある場合には、試料破損は皆無であった。
Figure 0005135551
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
FIBによる試料加工時の加工方向(イオンビーム入射方向)を示す図である。 本発明の試料ホルダーの形状を示す一例の図である。 本発明の試料ホルダーの円弧状回転台の一例の図である。 本発明の試料ホルダー(試料を装着した状態)を示す図である。 本発明の試料ホルダー(試料及び押さえ板を装着した状態)を示す図である。 実施例1で用いた本発明の試料ホルダーの形状を示す図である。 実施例1で用いた本発明の試料ホルダーの円弧状回転台の形状を示す図である。 実施例1で用いた本発明の試料ホルダーの押さえ板の形状を示す図である。 実施例1記載の比較例に用いた試料台の形状を示す図である。 実施例1記載のGaイオンビームによる試料加工方法を示す図である。 実施例1記載のGaイオンビームによる試料加工方法を示す図である。 実施例1記載のGaイオンビームによる試料加工方法を示す図である。 実施例1及び2に記載の試料厚さ測定箇所を示す図である。 実施例1記載の比較例の試料ホルダー及び押さえ板を示す図である。 実施例1記載の比較例の試料台を示す図である。
符号の説明
0 試料
1 試料ホルダー本体
2 円弧状回転台
3 円弧状回転台の突起
4 円弧状溝
5 試料ホルダーの切り欠き部の頂角
6 円弧状溝の内側の試料ホルダー部分
7 円弧の半径
8 円弧状溝の幅
9 試料押さえ固定用ネジ穴
10 TEM観察用電子線通過穴
11 円弧状回転台の頂角
12 円弧状回転台の半径
13 円弧状回転台の幅
14 円弧状回転台の突起の高さ
15 円弧状回転台の厚さ
16 試料台
17 試料台の穴
18 試料
19 試料押さえ固定用ネジ穴
20 押さえ板
21 試料押さえ固定用ネジ
22 押さえ板の穴
23 試料搭載部
24 段差
25 押さえ板固定用バネ
26 押さえ板

Claims (2)

  1. 集束イオンビーム(FIB)加工装置と透過型電子顕微鏡(TEM)の試料ホルダーとして共用できる試料ホルダーであって、
    試料ホルダー本体と、回転操作のための突起を有する円弧状回転台と、試料を搭載する試料台であって前記円弧状回転台の突起に嵌合するための穴を有する試料台と、前記試料ホルダー本体に装着された前記試料台を当該試料台の上から押さえる試料台押さえ手段と、前記試料台が前記円弧状回転台に連動して回転可能なように前記試料台押さえ手段を試料ホルダー本体に固定する固定手段と、を少なくとも有すると共に、
    試料ホルダー本体に、FIBが入射する側の一部に形成されたFIB加工用の切り欠き部と、TEM観察用の電子線通過穴と、該通過穴に沿った円弧状の溝と、が形成されており、
    前記円弧状回転台は前記円弧状の溝に嵌合可能であり、
    前記試料台押さえ手段によって、前記試料ホルダー本体に前記試料台を固定することを特徴とする、試料ホルダー。
  2. 前記突起の直径が0.1〜1.0mmであり、突起の高さが0.3〜3mmである、請求項1に記載の試料ホルダー。
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