JP5133789B2 - インクジェットプリンターのクリーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弾性材料からなるワイパーをインクジェットヘッドのインク吐出面に接触させながら相対的に移動させることにより、前記ワイパーで前記インク吐出面のクリーニングを行うインクジェットプリンターのクリーニング装置に関する。
インクジェットプリンターは、ヘッドのインク吐出面(ヘッド表面)に開口したインク吐出口からインクの液滴を吐出するとともに、インク吐出にタイミングを合せてヘッドと印刷用紙等の印刷媒体を所定の方向に相対移動させることにより、印刷媒体に移行したインクで所望の文字や画像を形成する画像形成手段として広く用いられている。
前記インクジェットプリンターは、長期間使用するにつれ、吐出された液滴以外の微少なインク滴やインク以外の異物等がインク吐出面に付着して堆積・固着し、これによって本来のインク吐出機能が損なわれ、例えば吐出口からのインク吐出が困難となったり、インク吐出方向が変わってしまう等の不都合を生じることがあった。
そこで、従来のインクジェットプリンターでは、インク吐出面を清掃するための弾性部材からなるワイピング部材(ブレード)を備えたクリーニング装置を設け、このクリーニング装置のワイピング部材をインク吐出面に接触させてクリーニング動作を定期的に行うことで、インク吐出面の異物等を除去していた。
特に、ヘッドのインク吐出面は吐出されるインク(記録液)に対して撥インク性が付与されていることが一般的であり、インク吐出面にインク滴が付着した場合には前記クリーニング装置のワイピング部材によるワイピングで容易に除去することができるものとされていた。
下記特許文献1は、上述したようなクリーニング装置を有する従来のインクジェット記録装置の一例が開示されている。この装置は、記録ヘッドとそのノズル面をワイピングするクリーニング機構を備えており、記録ヘッドのノズルから吐出されるインクのノズル面に対する後退メニスカス速度(RMV)と、ノズル面をブレードがワイピングする速度(Vw )がVw ≦1.1×RMVという関係にあるものであり、これによって記録ヘッドのノズル面に拭きのこりが少なく高いクリーニング効率が得られるものとされている。そして、RMVは図9に示す装置を用い、以下の方法により測定することができる。すなわち、記録ヘッドのノズル面と同じ撥水面上に被測定対象のインク100を25μlを垂らし、下面が親水性のラバー部材101(6mmφ)と撥水面102との間隙(1mm)に該インク100を保持させ、半径20mmで円を描くように、インク100を保持したまま、この部材101を回転軸103の周りに一定周速(Vmm/sec)で回転させる。周速を変化させ、インク100がラバー部材101に追随してゆく最大の速度を測定し、これを前記RMVとする。
下記特許文献2は、上述したような弾性部材からなるワイピング部材(ブレード)でノズル面をクリーニングするクリーニング装置とは異なり、図10に示すように、インクジェットヘッド200のノズル面201に対して空気吹出ノズル202で空気を吹出し、空気吹出ノズル202とノズル面201を移動手段により相対的に平行移動させ、ノズル面201から空気の噴射によって剥離されたインク203等を、ノズル面201の近傍に配置された空気吸出ノズル204から吸い出すものである。これによって、余分なインクの消費を抑えると共に周囲の汚染を防止してインクジェットヘッド200のノズル面201の全体に良好なクリーニングを行うことができるものとされている。
特開2003−191478号公報 特開2004−174845号公報
特許文献1に記載の装置によれば、経年使用による耐久性の低下や傷の発生により記録ヘッドのノズル面の撥インク性が低下した場合や、近年のインクジェットプリンタで見られるようにヘッドのノズル面に対する撥液性が低い記録液を使用するような場合には、クリーニング動作後にもノズル面にインク滴が残留してしまう危険性がある。ワイピング速度を低速にすることである程度の対処も可能であるとも考えられるが、クリーニング時間の大幅な延長につながり、システムの効率低下を招いてしまうのでやはり好ましくない。
特許文献2に記載の装置によれば、空気の噴射によって除去したインク滴を回収するために複雑な回収機構が必要になり、コストアップを招くという問題があった。また、回収機構を設けない場合や、簡易的な吸収体を設けて回収したインクを処理しようとした場合には、除去されたインク滴又は簡易的に回収したインクが垂れて装置内を汚染したり、 ノズル面に残されたインクでノズルが詰まって画像形成品位の低下を招く。さらに、ノズル面で乾燥して固まったインク等の固着物に対しては除去能力が極めて低いという問題があった。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、経年使用による耐久性の低下や傷の発生により記録ヘッドのノズル面の撥インク性が低下した場合や、ヘッドのノズル面に対する撥液性が低い記録液を使用するような場合、さらには低温での粘度が著しく高い記録液を使用する場合などに、特に速度を落とすことなく有効なクリーニング効果が得られ、除去したインクを簡易な構成で確実に処理できる構造であるために装置内の汚染やノズル詰まりによる画像形成品位の低下がなく、さらにノズル面に付着したインク滴に対する除去能力が高いだけでなく、ノズル面で乾燥して固まったインク等の固着物に対する除去能力も高いインクジェットプリンターのクリーニング装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置は、
インクジェットヘッドのインク吐出面に沿って移動可能な基体と、弾性材料からなり前記基体のクリーニング時の移動方向についての一端部側に設けられてインクジェットヘッドのインク吐出面に接触するワイパーと、前記ワイパーに隣接し前記基体のクリーニング時の移動方向についての他端部側に設けられ前記インク吐出面に空気を噴射して前記インク吐出面のインク滴を前記ワイパーに向けて移動させる空気噴射ノズルと、前記空気噴射ノズルに供給される空気を加温する加温手段と、前記基体を前記インク吐出面に沿って移動させる移動手段と、環境温度を検出する環境温度検出手段とを具備し、前記環境温度検出手段が検出した環境温度が所定の基準よりも低い場合に前記加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が前記空気噴射ノズルから噴射されるように構成したことを特徴としている。
請求項2に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置は、請求項1に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置において、
前記空気噴射ノズルによる前記空気噴射ノズルからの加温空気の噴射方向が、前記空気噴射ノズルから前記インク吐出面に垂直に向かう方向と、前記空気噴射ノズルから前記ワイパーが前記インク吐出面と接触している位置に向かう方向とがなす角度の範囲内にあることを特徴としている。
請求項3に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置は、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置において、
記基体以外に設置されて前記空気噴射ノズルに空気を供給する噴射空気貯留タンクと、前記基体以外に設置されて前記空気噴射ノズルから噴射される空気に圧力を与える圧力発生手段とをさらに有し、
前記加温手段が前記噴射空気貯留タンクに取り付けられるとともに、前記環境温度検出手段が前記噴射空気貯留タンク内の温度を検出するように前記噴射空気貯留タンクに取り付けられていることを特徴としている。
請求項4に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置は、請求項1乃至3の一つに記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置において、
前記インク吐出面の温度を検出するヘッド温度検出手段をさらに備え、
前記環境温度検出手段が検出した環境温度が所定の基準よりも低く、かつ前記ヘッド温度検出手段が検出した前記インク吐出面の温度が所定の基準よりも低い場合にのみ、前記加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が前記空気噴射ノズルから噴射されるように構成したことを特徴としている。
請求項5に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置は、請求項4に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置において、
インクの温度を検出するインク温度検出手段をさらに備え、
前記環境温度検出手段が検出した環境温度が所定の基準よりも低く、前記ヘッド温度検出手段が検出した前記インク吐出面の温度が所定の基準よりも低く、かつ前記インク温度検出手段が検出したインクの温度が所定の基準よりも低い場合にのみ、前記加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が前記空気噴射ノズルから噴射されるように構成したことを特徴としている。
近年の多種多様なインクの中には、低温状態において高粘度化するものものがあり、クリーニング時に回収不良を起こしてしまう問題を有するものもあったが、請求項1に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置によれば、空気噴射ノズルから所定温度以上の温度の空気を噴射しながら、この空気噴射ノズル及びワイパーを移動手段によってインク吐出面に沿って移動させることにより、ワイパーはインク吐出面のインク滴及び固着したインクをかきとって回収することができる。このように、ワイパーと空気噴射ノズルを一体化することでクリーニング速度を低下させることなくヘッドのインク吐出面のインク滴を確実に除去できるとともに、回収したインク等による装置内汚染や画像形成品位の低下が防止される。また、クリーニング時には空気噴射ノズルからの空気の噴き付けによってワイパーにインクを供給しているため、撥水膜の劣化が著しい乾燥状態でのワイピングが防止され、ヘッドのインク吐出面に傷をつけるのを防止できる。また、インク吐出面に噴射される空気の温度を決定する環境温度、すなわちインクジェットプリンターが設置されている環境の環境温度を検出し、検出した該環境温度が所定の基準よりも低い場合に加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が空気噴射ノズルから噴射されるように構成したので、空気噴射ノズルからの所定温度以上の温度の空気の噴射により、ノズル面の高粘度化したインクは低粘度化して速やかにワイパーに送られ、複雑な回収機構を用いることなくワイパーを伝って確実に回収される。また加温手段の制御により消費電力の低減効果も得られる。
請求項2に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置によれば、請求項1に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置における上記効果において、空気噴射ノズルによる空気の噴射方向がワイパー側に傾けられており、インク吐出面にあるインク滴がワイパーに向かうように構成されているので、空気吹き付けにより除去されたインク滴を吹き付け方向の前方にあるワイパーに確実に伝えて回収・除去することができる。
請求項3に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置によれば、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置における上記効果において、移動手段によって移動する基体にワイパーと空気噴射ノズルを取り付け、基体以外に設置した噴射空気貯留タンクに加温手段を設けて空気噴射ノズルに供給される空気を加温できるようにし、基体以外に設置した圧力発生手段により空気噴射ノズルから噴射される空気に圧力を与えるように構成し、全体として簡易な構成で機能の異なるワイパーと空気噴射ノズルを一体化することができた。さらに、噴射空気貯留タンクに環境温度検出手段を設けることにより、インク吐出面に噴射される空気の温度を決定する噴射空気貯留タンク内の空気の温度を直接検出するように構成したので、検出した噴射空気貯留タンク内の空気の温度が所定の基準よりも低い場合には速やかに加温手段を作動させることにより所定温度以上の温度の空気を空気噴射ノズルから噴射してインク吐出面に吹き付けることができる。
請求項4に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置によれば、請求項1乃至3の一つに記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置における上記効果において、インク吐出面の温度を検出するヘッド温度検出手段をさらに備え、環境温度検出手段が検出した環境温度が所定の基準よりも低く、かつヘッド温度検出手段が検出したインク吐出面の温度が所定の基準よりも低い場合にのみ、加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が空気噴射ノズルから噴射されるように構成したので、環境が低温にもかかわらず、使用によってヘッドが高温になっており、インクが低温でもヘッドにより加温されるような場合であれば、噴射空気を加温する必要がなく、節電が図れる。
請求項5に記載されたインクジェットプリンターのクリーニング装置によれば、請求項4に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置における上記効果において、インクの温度を検出するインク温度検出手段をさらに備え、環境温度検出手段が検出した環境温度が所定の基準よりも低く、ヘッド温度検出手段が検出したインク吐出面の温度が所定の基準よりも低く、かつインク温度検出手段が検出したインクの温度が所定の基準よりも低い場合にのみ、加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が空気噴射ノズルから噴射されるように構成したので、インクが高温で加温手段を作動させる必要がない場合や、またインクが所定の温度以下でも、環境温度又はインク吐出面の温度が所定の温度以上で加温手段を作動させる必要がない場合であれば、節電が図れる。
本発明の実施形態を図1乃至図8を参照して説明する。
図1〜図3は本実施形態に係るインクジェットプリンターのクリーニング装置を示す図であって、図1は本例のインクジェットプリンターのクリーニング装置の正面図、図2は本例のインクジェットプリンターのクリーニング装置のクリーニング時の作用を示す図、図3は本例のインクジェットプリンターのクリーニング装置における空気噴射ノズルによる空気噴射方向の範囲を示す模式図である。
また、図4は、本実施形態に係るインクジェットプリンターのクリーニング装置のクリーニング時の動作を示す動作フロー図である。
また、図5〜図7は、本実施形態に係るクリーニング装置を備えたインクジェットプリンターを示す図であって、図5はインクジェットヘッド付近の平面図、図6はクリーニング装置の正面図、図7はクリーニング装置の作動を示す図である。
また、図8は、本実施形態に係るクリーニング装置における加温手段のON/OFF制御の説明図である。
まず、図1〜図4を参照して本例に係るインクジェットプリンターのクリーニング装置2の基本構造及び基本動作を説明する。
図1及び図2に示すように、本例のクリーニング装置2は基体3を有している。この基体3は、移動手段4によってインクジェットヘッド1(以下、ヘッド1とも呼ぶ)のインク吐出面5に沿って移動できるようになっている他、後述するようにインクジェット記録装置の作動状況に応じて必要な位置に移動することができる。
基体3のクリーニング時の移動方向についての一端部には、ワイパー6が設けられている。ワイパー6は弾性材料からなる板状のブレードであり、クリーニング時にはインクジェットヘッド1のインク吐出面5に弾性的に接触する。
また、基体3のクリーニング時の移動方向についての他端部側には、ワイパー6に隣接して空気噴射ノズル7が設けられている。空気噴射ノズル7は、ヘッド1のインク吐出面5に必要に応じて加温した空気を噴射してインク吐出面5のインク滴8をワイパー6に向けて移動させる機能を備えており、ヘッド1の外部の所定位置に設けられた噴射空気貯留タンク11及び圧力発生手段9に可撓性の管10を介して直列に接続されている。さらに、噴射空気貯留タンク11には、噴射空気貯留タンク11内の空気を加温する加温手段12と、噴射空気貯留タンク11内の空気の温度を検出する環境温度検出手段としての温度検出手段13が取り付けられている。
そして、図示はしないが、本例のクリーニング装置2は、温度検出手段13の検出した温度情報を受けて加温手段12のON/OFFを制御するとともに、クリーニング時における空気噴射ノズル7の制御も行なう制御手段を備えている。
かかる構成によれば、本例のクリーニング装置2は図示しない制御手段によって図4に示す手順にて制御される。すなわち、インクジェットプリンターの電源がONとされると(S1)、温度検出手段13によって噴射空気貯留タンク11内の空気の温度が検出され(S2)、噴射空気貯留タンク11内の空気の温度が設定温度(例えば23℃)以下であると検出された場合にのみ加温手段が作動して噴射空気貯留タンク11内の空気が暖められ(S3)、噴射空気貯留タンク11内の空気の温度が設定温度以上になると(S4)、加温手段の作動を停止し(S5)、クリーニング動作開始可能状態となる(S6)。
その後、インクジェットプリンターの設置環境温度によっては、加温した噴射空気貯留タンク11内の空気が冷やされる場合もありうるため、随時または一定時間毎に温度検出手段13によってによって噴射空気貯留タンク11内の温度を検出する(S2)。また、同様に、インクジェットプリンターの設置環境温度によっては、クリーニング動作実施(S7)により加温された空気を使用することで、クリーニング動作実施(S7)後は設定温度よりも低温の空気が噴射空気貯留タンク11内に供給・貯留されるため、クリーニング動作実施(S7)後は必ず温度検出手段13によって噴射空気貯留タンク11内の空気の温度を検出する(S2)。
以上の動作により、常に一定温度以上に加温された空気が所定の動作タイミングで噴射空気貯留タンク11から空気噴射ノズル7に供給され、ヘッド1のインク吐出面5に向けて噴射される。
なお、本例では、空気噴射ノズル7には、ヘッド1の外部の所定位置に設けられた噴射空気貯留タンク11が管10を介して接続され、ヘッド1の外部の所定位置に設けられた圧力発生手段9が管10によって噴射空気貯留タンク11に接続されているが、この接続順は逆でも良い。すなわち、空気噴射ノズル7には、まずヘッド1の外部の所定位置に設けられた圧力発生手段9が管10を介して接続され、ヘッド1の外部の所定位置に設けられた噴射空気貯留タンク11が管10を介して圧力発生手段9に接続される構成でも良い。この構成の場合、噴射空気貯留タンク11に貯留された空気は、噴射空気貯留タンク11に設けられた加温手段12で暖められて所定の温度の空気となり、圧力発生手段9に送られて圧力を与えられて空気噴射ノズル7に供給される。
さらに、空気噴射ノズル7に接続されるヘッド1の外部にある噴射空気貯留タンク11(加温手段12を含む)と圧力発生手段9は必ずしも構成部品として別体である必要はなく、一体に構成されていてもよい。要するに、空気噴射ノズル7から噴射される空気に所定の温度と圧力を与えうる機能を備えた構成であればよい。
空気を噴射してインク吐出面5のインク滴8をワイパー6に向けて移動させる機能を得るため、本例のクリーニング装置2における空気噴射ノズル7は、図3に模式的に示すように、インク吐出面5に対する空気噴射ノズル7による空気の噴射方向が、インク吐出面5に垂直に向かう方向Aと、ワイパー6がインク吐出面5と接触している位置bに向かう方向Bとがなす角度θの範囲内に設定されている。本例では、空気噴射ノズル7からワイパー6側に斜めに噴射された空気が、ワイパー6と空気噴射ノズル7の間のインク吐出面5に衝突し、インク吐出面5にあるインク滴8をワイパー6に向けて移動させるようになっている。
図1乃至図3には示していないが、基体3には回収したインクを受けるパン(受皿)と、パンに溜まったインクを排出する排出管が設けられており、回収したインクは排出管を介して飛散や蒸発を許容しないタンク(廃インクボトル)に回収して保持することができる。
以上の構成において、ヘッド1のクリーニングは、インクジェットプリンターの動作乃至状態に応じて適当なタイミングで行なう。例えば、必要に応じてヘッド1内の乾燥したインクを押し出すためにパージを行い、その後ヘッド1のインク吐出面5に廃インクが残るのでこれを除去するために次のような動作を行なう。
基体3をヘッド1のクリーニング方向の始点に設定してから、図2に示すように、空気噴射ノズル7から空気を噴射しながら、この空気噴射ノズル7及びワイパー6を搭載した基体3を移動手段4によってインク吐出面5に沿って移動させていく。本例では、ヘッド1に対して、ワイパー6が先となり、空気噴射ノズル7が後となるような向きで基体3を移動させるが、逆でもよい。
ワイパー6は、弾性的に変形した状態に対応した力でインク吐出面5に接触しながら移動し、インク吐出面5のインク滴8を回収するとともに、ヘッド1内のインクのメニスカスを破壊することなく、インク吐出面5に固着したインクをかきとって回収することができる。
空気噴射ノズル7はインク吐出面5に空気を噴射し、インク吐出面5のインク滴8に圧力を加えてこれをワイパー6に移動させる。移動してワイパー6に接したインク滴8は、ワイパー6を伝ってインク吐出面5から離れ、確実に回収されるので、特許文献2で示した空気噴射式の除去機構における空気吸出しノズルのような複雑な回収機構は不要である。このため複雑な回収機構によるコストアップが避けられ、廃インクの確実な回収によって装置内での廃インクによる汚染やノズル詰まりによる画像形成品位の低下が避けられる。
また、本例によれば、インクの除去工程においてワイパー6だけでなくワイパー6側にインク滴8を送る空気噴射ノズル7も併用するので、クリーニング時には空気噴射ノズル7からの空気の吹き付けによってワイパー6にインクを供給しているため、撥水膜の劣化が著しい乾燥状態でのワイピングが防止され、ワイパー6は常に濡れた状態のインク吐出面5に接して移動することとなり、ヘッド1のインク吐出面5に傷をつけることがない。
このように、本例によれば、ワイパー6と空気噴射ノズル7を一体化することでクリーニング速度を低下させることなくヘッド1のインク吐出面5のインク滴8及び固着したインクを確実に除去できるとともに、回収したインク等による装置内汚染や画像形成品位の低下が防止される。また、ワイパー6と空気噴射ノズル7を一体化することで装置全体の小型化が実現できる(特に、後述するラインヘッド1型のインクジェットプリンターでは小型化による効果が大きい)。
さらには、近年のインクジェットシステムに使用される多種多様化したインク(記録液)の中には、低温時にインク中成分が析出してしまうものがある。このようなインクの場合、クリーニング時の環境次第ではインク吐出面にインク中成分が析出し、正常なクリーニングがなされないこともあったが、本例のように低温時でも設定温度以上に加温された空気をインク吐出面に噴射することにより、インク吐出面におけるインク中成分の析出を確実に防ぎ、また仮にインク中成分が析出した場合であっても、空気によってこれを再溶解することにより、常に正常なクリーニングが可能になるという効果が得られる。
また、温度検出手段13により、環境温度に依存して変化する噴射空気貯留タンク11内の空気の温度を検出し、これが低温の場合にのみ加温手段12を作動させて空気を加温することができるので、加温に必要なエネルギーを最小限とすることができる。
なお、以上説明した実施形態では、インクジェットヘッド1の位置が固定されており、これに対してクリーニング装置2が移動する構成であったが、逆にクリーニング装置2が位置固定されており、これに対してインクジェットヘッド1が移動してクリーニングが行われるものとしてもよい。
次に、図5〜図7を参照して、本例のクリーニング装置2を、ラインヘッド型のインクジェットプリンター(インクジェット記録装置)のインクジェットヘッド1に設けた場合の具体的構造例を説明する。
図5及び図7に示すように、本例のクリーニング装置2が設けられたラインヘッド型のインクジェットプリンターは、C(シアン)、K(ブラック)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の4色のインクを吐出する4系列のヘッド1(C,K,M,Y)を有している。各色の系列は、それぞれ同色の6個のヘッド1で構成されており、各系列内において6個のヘッド1は千鳥状に配置されている。すなわち、各系列において、各ヘッド1はノズルが並んだ長手方向を主走査方向(図5において横方向)に平行にして並べられ、かつ副走査方向(図5において縦方向)にずらした2位置に1個おきで配置されている。このため、副走査方向と平行な紙搬送方向に移動する図示しない印刷用紙に対して、各ヘッド1におけるインク吐出のタイミングを副走査方向の位置の違いに応じて制御することにより、全体として印刷用紙上に主走査方向に連続した画像形成を行なうことができるように構成されている。
図5〜図7に示すように、本例のメンテナンス部20は各色のヘッド1の系列ごとに設けられており、回収したインクの受皿であるパン21と、パン21内に設けられた基台22と、基台22上に弾性手段としてのばね23を介して設けられたクリーニング装置2及びキャップ25とを有している。なお、一つのパン21の中にある各クリーニング装置2の空気噴射ノズル7は、ばね23に沿って設けられた図示しない配管及びこれに連通する基台22内の図示しない配管、そしてパン21を貫通して基台22に連通した可撓性の管26(図1では管10)を介して、パン21の外に設けられた噴射空気貯留タンク11と圧力発生手段9(図1参照)に接続されている。また、各パン21には、排出管27が接続連通されており、各クリーニング装置2のワイパー6から流れ落ちてパン21内に溜まった廃インクを、パン21の外に設けられた図示しない廃インクボトルに導出するようになっている。
ここで、各メンテナンス部20に設けられた6個ずつのクリーニング装置2及びキャップ25は、系列の6個のヘッド1に対応する位置及び千鳥の配置で設置されており、インクジェットプリンターの動作乃至状態に合せて駆動されるメンテナンス部20の動作に伴い、前述したようにクリーニング装置2は対応する各ヘッド1のインク吐出面5をクリーニングし、またキャップ25は対応する各ヘッド1のインク吐出面5を覆って密閉するようになっている。
以上の構成における、メンテナンス部20の作動について説明する。
インクジェットプリンターが記録動作中のときは、メンテナンス部20は図5及び図7(a)に示す待機位置に設定される。
インクジェットプリンターの停止時(放置状態)には、メンテナンス部20は、各キャップ25が対応する各ヘッド1の真下から上昇し、各キャップ25に対応する各ヘッド1を密閉するキャップ位置に設定される。
メンテナンス部20がヘッド1のメンテナンスを行なう場合には、メンテナンス部20は、各クリーニング装置2が対応する各ヘッド1のインク吐出面5の端部に接するメンテナンス位置に設定され、他端部に向けて移動することにより前述したような作用で各ヘッド1のインク吐出面5をクリーニングする。
例えば、図7に示すように、図7(a)に示す待機位置にある各メンテナンス部20は、インクジェットプリンターの動作乃至状態に応じた所定のタイミングで、図7(b)に示すように下降し、さらに図7(c)に示すように各ヘッド1の下方に移動し、その後微少寸法上昇してワイパー6がインク吐出面5に接するメンテナンス位置に設定される。
なお、ヘッド1とメンテナンス部20の移動は相対的なものであり、上述のようにメンテナンス部20が移動してもよいし、ヘッド1が移動してもよい。
次に、図8を参照して、本例のクリーニング装置における加温手段のON/OFF制御についてさらに詳しく説明する。
図8では、高いクリーニング効果を得るという本例の目的に関係する要因として、環境温度と、ヘッド温度と、インク温度の3つの温度を想定し、さらにこれら温度が、それぞれ所定の基準(例えば前述したような23℃)よりも低温である場合と高温である場合について、8種類の組み合わせを想定した(上3段の「高温」「低温」の各ブロックの繋がりで示す)。そして、それぞれの場合について、下3段の「例A」、「例B」、「例C」ごとに、ヒータ(加温手段12)のON/OFFについての制御のバリエーションを「高温」「低温」の各組み合わせに対応するブロック内に表示したものである。
前述した通り、本例では、噴射空気貯留タンク11に設けられた温度検出手段13が、環境温度に依存する噴射空気貯留タンク11内の空気の温度を検出し、この温度が設定した所定の基準よりも低い場合に、加温手段が作動して噴射空気貯留タンク11内の空気を暖め、所定温度以上の温度の空気が空気噴射ノズルからインク吐出面5に噴射されるようにしている。
すなわち、前述した本例は、温度検出手段が、環境温度(すなわち環境温度に依存する噴射空気貯留タンク11内の空気の温度)を検出する温度検出手段13のみである場合であって、図8では上から4段目の「例A」に相当するものである。
例Aでは、ヘッド温度、インク温度に関係なく、環境温度(=噴射空気貯留タンク内温度、以下同様)がある所定の基準温度(例えばインクに析出が発生する前述した23℃)より低温の場合にヒータがONし、噴射空気を加温する。環境温度が高温の場合には加温は不要としてヒータはOFFとなる。図8の「例A」において、各ブロック中の※1は、「インク温度は環境温度に依存すると考え、環境が低温にもかかわらずインクが高温になることはないと考える。逆も同様である。」との考え方に基づくものである。同※2は、「ヘッド温度は環境温度に依存すると考え、環境が低温にもかかわらずヘッドが高温になることはないと考える。逆も同様である。」との考え方に基づくものである。
次に、本例の中での加温手段12のON/OFF制御のバリエーションとして、図8の上から5段目に「例B」を示す。「例B」では、温度検出手段として、温度検出手段13に加えてインク吐出面5の温度を検出するヘッド温度検出手段(図示せず)をさらに備えている。
例Bでは、温度検出手段13が検出した環境温度が所定の基準よりも低く、かつヘッド温度検出手段が検出した前記インク吐出面5の温度が所定の基準よりも低い場合にのみ、加温手段12を作動させて所定温度以上の温度の空気が空気噴射ノズル7から噴射されるようにしている。
例Bでは、環境が低温にもかかわらず、使用によってヘッドが高温の場合、インクが低温でもヘッドにより加温されるため、噴射空気を加温する必要がなく、節電が図れる。図8の「例B」において、各ブロック中の※3は、「環境温度が低温でも、使用によりヘッド温度が高温になる場合はあるが、環境が高温の場合にヘッドが低温になることはない。」との考え方に基づくものである。同※4は、「環境が低温の場合、インクが高温になることはないが、使用によりヘッドが高温であれば加温の必要はない。」との考え方に基づくものである。
次に、本例の中での加温手段12のON/OFF制御のバリエーションとして、図8の最下目に「例C」を示す。「例C」では、温度検出手段として、温度検出手段13に加えてインク吐出面5の温度を検出するヘッド温度検出手段(図示せず)と、さらにインクの温度を検出するインク温度検出手段(図示せず)を備えている。
例Cでは、温度検出手段13が検出した環境温度が所定の基準よりも低く、ヘッド温度検出手段が検出したインク吐出面5の温度が所定の基準よりも低く、かつインク温度検出手段が検出したインクの温度が所定の基準よりも低い場合にのみ、加温手段12を作動させて所定温度以上の温度の空気が空気噴射ノズル7から噴射されるようにしている。
例Cでは、環境温度に関係なくインク温度が変化している場合(例:環境は低温だが、寒い部屋からインクカートリッジを持って来て使用する場合や、朝晩で急激な温度変化があり、インク温度が環境温度に依存していない場合等)に対応し、最終的に環境、ヘッド、インクの温度でヒータON/OFFを決定する。図8の「例C」において、各ブロック中の※5は、「インクが高温であれば加温の必要はないが、インクが低温でも環境またはヘッドが高温であれば加温の必要はない。」との考え方に基づくものである。
図1は本発明の実施形態に係るインクジェットプリンターのクリーニング装置の正面図である。 図2は本発明の実施形態に係るインクジェットプリンターのクリーニング装置のクリーニング時の作用を示す図である。 図3は本発明の実施形態に係るインクジェットプリンターのクリーニング装置における空気噴射ノズルによる空気の噴射方向の範囲を示す模式図である。 図4は本発明の実施形態に係るインクジェットプリンターのクリーニング装置のクリーニング時の動作を示す動作フロー図である。 図5は本発明の実施形態に係るインクジェットプリンターにおけるインクジェットヘッド付近の平面図である。 図6は本発明の実施形態に係るインクジェットプリンターにおけるクリーニング装置の正面図である。 図7は本発明の実施形態に係るインクジェットプリンターにおけるクリーニング装置の作動を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係るクリーニング装置における加温手段のON/OFF制御の説明図である。 特許文献1に示す従来のインクジェットプリンターの開発において使用されたRMVを測定するための装置を示す図である。 特許文献2に示す従来のインクジェットプリンターを示す図である。
符号の説明
1…インクジェットヘッド(ヘッド)
2…クリーニング装置
3…基体
4…移動手段
5…インク吐出面
6…ワイパー
7…空気噴射ノズル
8…インク滴
9…圧力発生手段
11…噴射空気貯留タンク
12…加温手段
13…環境温度検出手段としての温度検出手段
20…メンテナンス部

Claims (5)

  1. インクジェットヘッドのインク吐出面に沿って移動可能な基体と、弾性材料からなり前記基体のクリーニング時の移動方向についての一端部側に設けられてインクジェットヘッドのインク吐出面に接触するワイパーと、前記ワイパーに隣接し前記基体のクリーニング時の移動方向についての他端部側に設けられ前記インク吐出面に空気を噴射して前記インク吐出面のインク滴を前記ワイパーに向けて移動させる空気噴射ノズルと、前記空気噴射ノズルに供給される空気を加温する加温手段と、前記基体を前記インク吐出面に沿って移動させる移動手段と、環境温度を検出する環境温度検出手段とを具備し、前記環境温度検出手段が検出した環境温度が所定の基準よりも低い場合に前記加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が前記空気噴射ノズルから噴射されるように構成したことを特徴とするインクジェットプリンターのクリーニング装置。
  2. 前記空気噴射ノズルによる前記空気噴射ノズルからの加温空気の噴射方向が、前記空気噴射ノズルから前記インク吐出面に垂直に向かう方向と、前記空気噴射ノズルから前記ワイパーが前記インク吐出面と接触している位置に向かう方向とがなす角度の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置。
  3. 記基体以外に設置されて前記空気噴射ノズルに空気を供給する噴射空気貯留タンクと、前記基体以外に設置されて前記空気噴射ノズルから噴射される空気に圧力を与える圧力発生手段とをさらに有し、
    前記加温手段が前記噴射空気貯留タンクに取り付けられるとともに、前記環境温度検出手段が前記噴射空気貯留タンク内の温度を検出するように前記噴射空気貯留タンクに取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置。
  4. 前記インク吐出面の温度を検出するヘッド温度検出手段をさらに備え、
    前記環境温度検出手段が検出した環境温度が所定の基準よりも低く、かつ前記ヘッド温度検出手段が検出した前記インク吐出面の温度が所定の基準よりも低い場合にのみ、前記加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が前記空気噴射ノズルから噴射されるように構成したことを特徴とする請求項1乃至3の一つに記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置。
  5. インクの温度を検出するインク温度検出手段をさらに備え、
    前記環境温度検出手段が検出した環境温度が所定の基準よりも低く、前記ヘッド温度検出手段が検出した前記インク吐出面の温度が所定の基準よりも低く、かつ前記インク温度検出手段が検出したインクの温度が所定の基準よりも低い場合にのみ、前記加温手段を作動させて所定温度以上の温度の空気が前記空気噴射ノズルから噴射されるように構成したことを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンターのクリーニング装置。
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