JP5133310B2 - 基板ハンドラー、リソグラフィ装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

基板ハンドラー、リソグラフィ装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板ハンドラー、リソグラフィ装置及びデバイス製造方法に関する。
リソグラフィ装置は、基板又は基板の一部に所望のパターンを適用するマシンである。リソグラフィ装置は、たとえばフラット・パネル・ディスプレイ、集積回路(IC)及び微細構造を必要とする他のデバイスの製造に使用することができる。従来の装置では、マスク又はレチクルと呼ばれているパターニング・デバイスを使用して、フラット・パネル・ディスプレイ(又は他のデバイス)の個々の層に対応する回路パターンが生成される。生成されたパターンは、たとえば基板の上に提供されている放射線感応材料(レジスト)の層への画像化を介して基板(たとえばガラス板)(の一部)に転送される。
パターニング・デバイスを使用して、回路パターンではなく、たとえばカラー・フィルタ・パターン即ちドットのマトリックスなどの他のパターンを生成することも可能である。パターニング・デバイスは、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイを備えたパターニング・アレイをマスクの代わりに備えることも可能である。マスクをベースとするシステムと比較すると、このようなシステムの利点は、より速やかにパターンを変更することができ、また、パターンの変更がより低コストであることである。
フラット・パネル・ディスプレイ基板は、その形状を長方形にすることができる。このタイプの基板を露光するために設計されたリソグラフィ装置は、長方形基板の幅全体をカバーする露光領域又は基板の幅の一部(たとえば基板の幅の半分)をカバーする露光領域を提供することができる。基板は、マスク又はレチクルが投影ビームで同期走査されている間、露光領域の真下の部分が走査される。この方法によれば、基板にパターンが転送される。露光領域が基板の幅全体をカバーしている場合、露光は単一走査で完了する。露光領域がたとえば基板の幅の半分をカバーしている場合、第1の走査が終了した後、基板が横方向に移動し、典型的にはさらに走査が実行され、基板の残りの部分が露光される。
知られているリソグラフィ装置は、基板テーブルの上に基板を装荷し、且つ/又は基板テーブルから基板を除去するための基板ハンドラーを備えている。この知られている基板ハンドラーは、基板テーブルに基板を装荷する前に基板を調整するための調整デバイスを備えている。このような調整プロセスには、基板を比較的一様な温度にするステップが含まれている。たとえば調整する前の基板の温度は23±2℃であり、調整後の基板の温度の範囲は23±0.03℃である。知られている基板ハンドラーの調整デバイスは、基板ハンドラーの支持表面の下方に統合された調整水回路を備えている。基板は、調整の間、基板ハンドラーの支持表面に支えられ、調整水回路によって得られる安定した支持表面の温度によって基板が調整される。
しかしながら、基板を処理するために存在しなければならない支持表面のカットアウト又は不連続性などの不規則性のため、支持表面に支持されている基板の温度を一定にすることは場合によっては困難である。このような不規則性には、たとえば、グリッピング・デバイスのグリッピング・フィンガに適応するための溝、場合によってはロボットと交換するために基板を支持表面から持ち上げるためのE−ピンなどのリフティング・デバイスに適応するための開口、及びテーブルの上に提供されている、基板にパターンが投影される基板テーブルへの基板ハンドラーからの粒子の移動を回避するためのピンプルが含まれている。
たとえば、カットアウト(たとえば幅7mmの溝)の上方の基板の一部の温度オフセットは約1℃になることがある。この温度オフセットは、基板の非一様な熱膨張の原因になることがある(熱膨張は、溝に対して直角に、幅7mmの溝毎に約22nmであり、したがって、基板毎の溝が18個の場合、基板毎の総膨張は約400nmであり、また、溝の方向に1μmを超えて膨張することになる)。このような非一様な熱膨張は、そのために基板製品の品質が非一様になることがあるため、リソグラフィ装置における基板のアプリケーションの場合、一般的には許容されない。
支持表面の不規則性の影響は、たとえば、基板ハンドラーの支持表面上でガラス基板を調整する場合に現われる。基板の温度分布を実質的に一様にするためには、このような不規則性が存在しない支持表面と比較した場合、調整時間を十分に長くすることが望ましい。たとえば、溝のない支持表面で基板を調整する場合の調整時間は約15秒であり、溝を備えた同様の支持表面で基板を調整する場合の調整時間は120秒を超える場合がある。そのために基板ハンドラーのスループットがより小さくなり、また、場合によってはリソグラフィ装置のスループットがより小さくなっている。このようなより小さいスループットは望ましいことではない。
また、基板ハンドラーの支持表面の不規則性によるこの影響は、たとえばSi基板などの他の基板を調整する場合にも現われることがある。したがって、溝又は他の不規則性が存在している場合、基板の温度分布を一様にするために必要な調整時間がより長くなるため、基板ハンドラーを使用したこのような基板のスループットは、相対的に間違いなくより小さくなる。
基板を調整するために基板を基板テーブルの支持表面に配置する際に、埃などの粒子が基板の底面に一切存在していないことが望ましい。これらの粒子は、基板と共に基板テーブルへ移動し、そこで最終製品の品質に悪影響を及ぼすことになるため、この汚染はとりわけ望ましいことではない。また、基板テーブルへ移動した粒子は、基板テーブルの支持表面に付着し、延いては、次に露光プロセスのために基板テーブルに置かれる基板の製品品質に重大な悪影響を及ぼすことになる。
本発明の実施例は、調整デバイスを備えた基板ハンドラーを備えている。この基板ハンドラーは、不規則性を有する支持表面で、許容可能な調整時間内に、許容可能な温度範囲になるまで、つまり基板の温度分布が実質的に一様になるまで基板を調整することができる。本発明の実施例は、さらに、基板ハンドラーによって処理される基板が汚染される危険を回避する基板ハンドラーを備えている。
一実施例では、基板を処理するための、基板を調整するための調整デバイスを備えた基板ハンドラーが提供される。基板ハンドラーは、基板を支持表面に対して実質的に平行の方向に変位させるようになされた変位デバイスを備えている。変位デバイスは、調整プロセスの間、ある調整位置から1つ又は複数の他の調整位置へ基板を変位させるようになされている。
一実施例では、基板を処理するための基板ハンドラーであって、基板を調整するための調整デバイスと、基板ハンドラーの支持表面の上方にエア・ベッドを提供するためのフロート・デバイスとを備えた基板ハンドラーが提供される。基板ハンドラーは、基板を調整している間、エア・ベッド上で基板が浮いている状態を維持するようになされている。
一実施例では、放射ビームを調整するようになされた照明システムと、放射ビームの断面を変調することができる個々に制御可能な複数のエレメントのアレイと、基板を支持するように構築された基板テーブルと、基板テーブル上に支持されている基板の目標部分に変調放射ビームを投射するようになされた投影システムとを備えたリソグラフィ装置が提供される。リソグラフィ装置は、基板を処理するための、基板を調整するための調整デバイスを備えた基板ハンドラーを備えている。基板ハンドラーは、基板を支持表面に対して実質的に平行の方向に変位させるようになされた変位デバイスを備えている。変位デバイスは、調整プロセスの間、ある調整位置から1つ又は複数の他の調整位置へ基板を変位させるようになされている。基板ハンドラーは、さらに、基板を基板テーブルに装荷するようになされている。
一実施例では、放射ビームを調整するようになされた照明システムと、放射ビームの断面を変調することができる個々に制御可能な複数のエレメントのアレイと、基板を支持するように構築された基板テーブルと、基板テーブル上に支持されている基板の目標部分に変調放射ビームを投射するようになされた投影システムとを備えたリソグラフィ装置が提供される。リソグラフィ装置は、基板を処理するための基板ハンドラーであって、基板を調整するための調整デバイスと、基板ハンドラーの支持表面の上方にエア・ベッドを提供するためのフロート・デバイスとを備えた基板ハンドラーを備えている。基板ハンドラーは、基板を調整している間、エア・ベッド上で基板が浮いている状態を維持するようになされている。基板ハンドラーは、さらに、基板を基板テーブルに装荷するようになされている。
一実施例では、基板ハンドラーの支持表面に支持されている基板を調整するステップを含む、デバイスを製造するための方法が提供される。調整プロセスの間、ある調整位置から1つ又は複数の他の調整位置へ基板が変位する。
一実施例では、基板ハンドラーの支持表面に支持されている基板を調整するステップを含む、デバイスを製造するための方法が提供される。基板を調整している間、基板は、支持表面の上方のエア・ベッド上で浮いている状態を維持する。
本発明の一実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 本発明の他の実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 図2に示す本発明の一実施例を使用して基板にパターンを転送するモードを示す図である。 光学エンジンの配置を示す図である。 本発明の一実施例による基板ハンドラーの略上面図である。 図5に示す基板ハンドラーの略側面図である。
図1は、本発明の一実施例によるリソグラフィ装置を略図で示したものである。このリソグラフィ装置は、
− 放射ビームB(たとえばUV放射)を調整するようになされた照明システム(イルミネータ)IL
− 放射ビームを変調するパターニング・デバイスPD(たとえば個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ):通常、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイの位置は、アイテムPSに対して固定することができるが、固定する代わりに、特定のパラメータに従って個々に制御可能な複数のエレメントのアレイを正確に位置決めするようになされたポジショナに接続することも可能である。
− 基板(たとえばレジスト被覆基板)Wを支持するように構築された、特定のパラメータに従って該基板を正確に位置決めするようになされたポジショナPWに接続された基板テーブルWT
− 個々に制御可能な複数のエレメントのアレイによって変調された放射のビームを基板Wの目標部分C(たとえば1つ又は複数のダイが含まれている)に投射するようになされた投影システム(たとえば屈折投影レンズ系)PS
を備えている。
照明システムは、放射を導き、整形し、或いは制御するための、屈折光学コンポーネント、反射光学コンポーネント、磁気光学コンポーネント、電磁光学コンポーネント、静電光学コンポーネント又は他のタイプの光学コンポーネント、或いはそれらの任意の組合せなどの様々なタイプの光学コンポーネントを備えることができる。
本明細書に使用されている「パターニング・デバイス」という用語は、放射ビームの断面を変調し、それにより基板の目標部分にパターンを生成するべく使用することができる任意のデバイスを意味するものとして広義に解釈されたい。放射ビームに付与されるパターンは、たとえばそのパターンに移相フィーチャ又はいわゆる補助フィーチャが含まれている場合、基板の目標部分における所望のパターンに必ずしも厳密に対応している必要はないことに留意されたい。同様に、基板に最終的に生成されるパターンは、任意の瞬間に個々に制御可能な複数のエレメントのアレイに形成されるパターンに必ずしも対応している必要はない。これは、基板の個々の部分に最終的に形成されるパターンが、所与の時間期間又は所与の露光回数で積み上げられ、その間に、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上のパターン及び/又は基板の相対位置が変更される構造の場合がそうである。基板の目標部分に生成されるパターンは、通常、目標部分に生成されるデバイス、たとえば集積回路又はフラット・パネル・ディスプレイなどのデバイス中の特定の機能層(たとえばフラット・パネル・ディスプレイ中のカラー・フィルタ層又はフラット・パネル・ディスプレイ中の薄膜トランジスタ層)に対応している。このようなパターニング・デバイスの実施例には、たとえばレチクル、プログラム可能ミラー・アレイ、レーザ・ダイオード・アレイ、発光ダイオード・アレイ、回折格子光バルブ及びLCDアレイがある。電子手段(たとえばコンピュータ)を使用してそのパターンをプログラムすることができるパターニング・デバイス、たとえばプログラム可能な複数のエレメントを備えたパターニング・デバイスなどのパターニング・デバイス(たとえば上に挙げた、レチクルを除くすべてのデバイス)は、本明細書においては集合的に「コントラスト・デバイス」として参照されている。一実施例では、パターニング・デバイスは、少なくとも10個のプログラム可能エレメントを備えており、たとえば少なくとも100個、少なくとも1000個、少なくとも10000個、少なくとも100000個、少なくとも1000000個又は少なくとも10000000個のプログラム可能エレメントを備えている。以下、これらのデバイスのいくつかの実施例について、もう少し詳細に説明しておく。
プログラム可能ミラー・アレイ:プログラム可能ミラー・アレイは、粘弾性制御層及び反射表面を有するマトリックス・アドレス指定可能表面を備えることができる。このような装置の基礎をなしている基本原理は、(たとえば)反射表面のアドレス指定領域が入射光を回折光として反射し、一方、非アドレス指定領域が入射光を非回折光として反射することである。適切な空間フィルタを使用することにより、非回折光を反射ビームからフィルタ除去し、基板に到達する回折光のみを残すことができる。この方法によれば、マトリックス・アドレス指定可能表面のアドレス指定パターンに従ってビームがパターン化される。別法として、フィルタを使用して回折光をフィルタ除去し、基板に到達する非回折光を残すことができることは理解されよう。複数の回折型光MEMSデバイスのアレイを対応する方法で使用することも可能である。回折型光MEMSデバイスは、互いに変形して入射光を回折光として反射する回折格子を形成することができる複数の反射リボンからなっている。プログラム可能ミラー・アレイの他の代替実施例には、マトリックスに配列された微小ミラーが使用されており、適切な局部電界を印加することによって、或いは圧電駆動手段を使用することによって微小ミラーの各々を1つの軸の周りに個々に傾斜させることができる。この場合も、入射する放射ビームを反射する方向がアドレス指定されたミラーと非アドレス指定ミラーとでそれぞれ異なるよう、微小ミラーをマトリックス・アドレス指定することができる。この方法によれば、マトリックス・アドレス指定可能ミラーのアドレス指定パターンに従って反射ビームをパターン化することができる。必要なマトリックス・アドレス指定は、適切な電子デバイスを使用して実行することができる。ここで参照されているミラー・アレイに関する詳細な情報については、たとえば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている米国特許第5,296,891号及び第5,523,193号、並びにPCT特許出願第WO98/38597号及びWO98/33096号を参照されたい。
プログラム可能LCDアレイ:参照によりその全体が本明細書に組み込まれている米国特許第5,229,872号に、このような構造の実施例の1つが記載されている。
リソグラフィ装置は、1つ又は複数のコントラスト・デバイスを備えることができる。たとえば、リソグラフィ装置は、互いに独立して制御される、個々に制御可能な複数のエレメントの複数のアレイを有することができる。このような構造の場合、個々に制御可能な複数のエレメントの複数のアレイの一部又はすべてのアレイは、共通照明システム(又は照明システムの一部)、個々に制御可能な複数のエレメントの複数のアレイのための共通支持構造、及び/又は共通投影システム(又は投影システムの一部)のうちの少なくとも1つを有することができる。
たとえば図1に示すような実施例の場合、基板Wの形状は実質的に円形であり、その周囲の一部に沿って任意選択でノッチ及び/又は平らな縁を備えている。一実施例では、基板の形状は多角形であり、たとえば長方形である。基板の形状が実質的に円形である実施例には、基板の直径が少なくとも25mm、たとえば少なくとも50mm、少なくとも75mm、少なくとも100mm、少なくとも125mm、少なくとも150mm、少なくとも175mm、少なくとも200mm、少なくとも250mm又は少なくとも300mmである実施例が含まれている。一実施例では、基板の直径は、最大500mm、最大400mm、最大350mm、最大300mm、最大250mm、最大200mm、最大150mm、最大100mm又は最大75mmである。基板が多角形、たとえば長方形である実施例には、基板の少なくとも1つの辺、たとえば少なくとも2つの辺又は少なくとも3つの辺の長さが少なくとも5cm、たとえば少なくとも25cm、少なくとも50cm、少なくとも100cm、少なくとも150cm、少なくとも200cm又は少なくとも250cmである実施例が含まれている。一実施例では、基板の少なくとも1つの辺の長さが最大1000cmであり、たとえば最大750cm、最大500cm、最大350cm、最大250cm、最大150cm又は最大75cmである。一実施例では、基板Wはウェハであり、たとえば半導体ウェハである。一実施例では、ウェハ材料は、Si、SiGe、SiGeC、SiC、Ge、GaAs、InP及びInAsからなるグループから選択される。一実施例では、ウェハはIII/V族化合物半導体ウェハである。一実施例では、ウェハはシリコン・ウェハである。一実施例では、基板はセラミック基板である。一実施例では、基板はガラス基板である。一実施例では、基板はプラスチック基板である。一実施例では、基板は透明である(人間の肉眼に対して)。一実施例では、基板が着色されている。一実施例では、基板は無着色である。基板の厚さは様々であり、たとえば基板の材料及び/又は基板の寸法に応じてある程度変更することができる。一実施例では、基板の厚さは少なくとも50μmであり、たとえば少なくとも100μm、少なくとも200μm、少なくとも300μm、少なくとも400μm、少なくとも500μm又は少なくとも600μmである。一実施例では、基板の厚さは最大5000μmであり、たとえば最大3500μm、最大2500μm、最大1750μm、最大1250μm、最大1000μm、最大800μm、最大600μm、最大500μm、最大400μm又は最大300μmである。本明細書において参照されている基板は、たとえばトラック(通常、基板にレジストの層を塗布し、且つ、露光済みのレジストを現像するツール)、度量衡学ツール及び/又は検査ツール中で、露光前又は露光後に処理することができる。一実施例では、基板の上にレジスト層が提供されている。
本明細書に使用されている「投影システム」という用語は、たとえば使用する露光放射に適した、若しくは液浸液の使用又は真空の使用などの他の要因に適した、屈折光学系、反射光学系、カタディオプトリック光学系、磁気光学系、電磁光学系及び静電光学系、又はそれらの任意の組合せを始めとする任意のタイプの投影システムが包含されているものとして広義に解釈されたい。本明細書における「投影レンズ」という用語の使用はすべて、より一般的な「投影システム」という用語の同義語と見なすことができる。
投影システムは、基板にパターンが干渉的に形成されるよう、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイにパターンを画像化することができる。別法としては、投影システムは、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイのエレメントがシャッタとして作用する二次ソースを画像化することも可能である。この点に関して、投影システムは、たとえば二次ソースを形成し、且つ、基板にスポットを画像化するための複数の集束エレメントのアレイ、たとえば微小レンズ・アレイ(MLAとして知られている)又はフレネル・レンズ・アレイなどを備えることができる。一実施例では、複数の集束レンズのアレイ(たとえばMLA)は、少なくとも10個の集束エレメントを備えており、たとえば少なくとも100個の集束エレメント、少なくとも1000個の集束エレメント、少なくとも10000個の集束エレメント、少なくとも100000個の集束エレメント又は少なくとも1000000個の集束エレメントを備えている。一実施例では、パターニング・デバイスの個々に制御可能な複数のエレメントの数は、複数の集束エレメントのアレイの集束エレメントの数に等しいか或いはそれ以上である。一実施例では、複数の集束エレメントのアレイの複数の集束エレメントのうちの1つ又は複数のエレメント(たとえば1000個以上、大部分又はほとんどすべてのエレメント)を、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイの個々に制御可能な複数のエレメントのうちの1つ又は複数のエレメントに光学的に結合させることができ、たとえば個々に制御可能な複数のエレメントのアレイの個々に制御可能な複数のエレメントのうちの2個以上のエレメント、たとえば3個以上、5個以上、10個以上、20個以上、25個以上、35個以上又は50個以上のエレメントに光学的に結合させることができる。一実施例では、たとえば1つ又は複数のアクチュエータを使用して、少なくとも基板に向かう方向及び基板から遠ざかる方向にMLAを移動させることができる(たとえばアクチュエータを使用して)。MLAを基板に向かって移動させることができ、また、MLAを基板から遠ざかる方向に移動させることができるため、たとえば、基板を移動させることなく焦点を調整することができる。
図に示すように、このリソグラフィ装置は、反射型(たとえば個々に制御可能な複数のエレメントの反射型アレイを使用した)タイプの装置である。別法としては、このリソグラフィ装置は、透過型(たとえば個々に制御可能な複数のエレメントの透過型アレイを使用した)タイプの装置であっても良い。
リソグラフィ装置は、2つ(二重ステージ)以上の基板テーブルを有するタイプの装置であっても良い。このような「多重ステージ」マシンの場合、追加テーブルを並列に使用することができ、或いは1つ又は複数の他のテーブルを露光のために使用している間、1つ又は複数のテーブルに対して予備ステップを実行することができる。
また、リソグラフィ装置は、基板の少なくとも一部が比較的屈折率の大きい「液浸液」、たとえば水で覆われ、それにより投影システムと基板の間の空間が充填されるタイプの装置であっても良い。また、リソグラフィ装置内の他の空間、たとえばパターニング・デバイスと投影システムの間の空間に液浸液を適用することも可能である。液浸技法は、当分野では、投影システムの開口数を大きくすることで良く知られている。本明細書に使用されている「液浸」という用語は、基板などの構造を液体中に浸すことを意味しているのではなく、単に、露光の間、投影システムと基板の間に液体が置かれることを意味しているにすぎない。
図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOから放射ビームを受け取っている。一実施例では、放射源は、少なくとも5nmの波長の放射、たとえば少なくとも10nm、少なくとも50nm、少なくとも100nm、少なくとも150nm、少なくとも175nm、少なくとも200nm、少なくとも250nm、少なくとも275nm、少なくとも300nm、少なくとも325nm、少なくとも350nm又は少なくとも360nmの波長の放射を提供している。一実施例では、放射源SOによって提供される放射は、最大450nmの波長、たとえば最大425nm、最大375nm、最大360nm、最大325nm、最大275nm、最大250nm、最大225nm、最大200nm又は最大175nmの波長を有している。一実施例では、放射は、436nm、405nm、365nm、355nm、248nm、193nm、157nm及び/又は126nmを含む波長を有している。一実施例では、放射には、365nm近辺又は355nm近辺の波長が含まれている。一実施例では、放射には、たとえば365nm、405nm及び436nmを包含する広帯域の波長が含まれている。355nmのレーザ源を使用することも可能である。放射源がたとえばエキシマ・レーザである場合、放射源及びリソグラフィ装置は、個別の構成要素にすることができる。このような場合、放射源は、リソグラフィ装置の一部を形成しているとは見なされず、放射ビームは、たとえば適切な誘導ミラー及び/又はビーム・エキスパンダを備えたビーム引渡しシステムBDを使用して放射源SOからイルミネータILへ引き渡される。それ以外のたとえば放射源が水銀灯などの場合、放射源はリソグラフィ装置の一構成要素にすることができる。放射源SO及びイルミネータILは、必要に応じてビーム引渡しシステムBDと共に放射システムと呼ぶことができる。
イルミネータILは、放射ビームの角強度分布を調整するためのアジャスタADを備えることができる。通常、イルミネータのひとみ平面内における強度分布の少なくとも外部及び/又は内部ラジアル・エクステント(一般に、それぞれσ−外部及びσ−内部と呼ばれている)は調整が可能である。また、イルミネータILは、インテグレータIN及びコンデンサCOなどの他の様々なコンポーネントを備えることができる。イルミネータを使用して放射ビームを調整し、所望する一様な強度分布をその断面に持たせることができる。また、イルミネータIL又はイルミネータILに関連する追加コンポーネントは、たとえば個々に制御可能な複数のエレメントのアレイの個々に制御可能な複数のエレメントのうちの1つ又は複数のエレメントにそれぞれ結合することができる複数のサブビームに放射ビームを分割するように構成することも可能である。たとえば二次元回折格子を使用して放射ビームをサブビームに分割することができる。この説明の中では、「放射のビーム」及び「放射ビーム」という用語には、それには限定されないが、ビームが放射のこのような複数のサブビームからなっている状況が包含されている。
パターニング・デバイスPD(たとえば個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ)に放射ビームBが入射し、パターニング・デバイスによって変調される。パターニング・デバイスPDで反射した放射ビームBは、放射ビームを基板Wの目標部分Cに集束させる投影システムPSを通過する。基板テーブルWTは、ポジショナPW及び位置センサIF(たとえば干渉デバイス、直線エンコーダ又は容量センサ)を使用して正確に移動させることができ、それによりたとえば異なる目標部分Cを放射ビームBの光路内に配置することができる。個々に制御可能な複数のエレメントのアレイのための位置決めデバイスが使用されている場合、それを使用して、たとえば走査中に、放射ビームBの光路に対するパターニング・デバイスPDの位置を正確に修正することができる。一実施例では、基板テーブルWTの移動は、図1には明確に示されていないが、長ストローク・モジュール(粗位置決め)及び短ストローク・モジュール(精密位置決め)を使用して実現されている。一実施例では、リソグラフィ装置は、少なくとも基板テーブルWTを移動させるための短ストローク・モジュールは備えていない。また、類似のシステムを使用して、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイを位置決めすることも可能である。別法/追加として、放射ビームBを移動可能にし、且つ、対物テーブル及び/又は個々に制御可能な複数のエレメントのアレイに固定位置を持たせることによって必要な相対移動を提供することも可能であることは理解されよう。このような構造によってリソグラフィ装置のサイズの制限を促進することができる。たとえばフラット・パネル・ディスプレイの製造に適用することができるさらに他の方法として、基板テーブルWT及び投影システムPSの位置を固定し、基板Wが基板テーブルWTに対して移動するように構成することも可能である。たとえば基板テーブルWTは、基板Wの両端間を実質的に一定の速度で走査するためのシステムを備えることができる。
図1に示すように、放射のビームBは、放射が最初にビーム・スプリッタで反射してパターニング・デバイスPDに向かうようになされたビーム・スプリッタBSを使用してパターニング・デバイスPDへ導くことができる。放射のビームBは、ビーム・スプリッタを使用しなくてもパターニング・デバイスへ導くことができることを認識されたい。一実施例では、放射のビームは、0°と90°の間の角度、たとえば5°と85°の間、15°と75°の間、25°と65°の間又は35°と55°の間の角度(図1に示す実施例では90°の角度)でパターニング・デバイスへ導かれる。放射のビームBは、パターニング・デバイスPDによって変調され、変調されたビームがパターニング・デバイスPDで反射してビーム・スプリッタBSへ戻り、ビーム・スプリッタBSを透過して投影システムPSに到達する。しかしながら、代替構造を使用して放射のビームBをパターニング・デバイスPDへ導き、続いて投影システムPSへ導くことも可能であることは理解されよう。詳細には、透過型パターニング・デバイスを使用する場合、図1に示すような構造は不要である。
図に示す装置は、好ましい4つのモードで使用することができる。
1.ステップ・モード:個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ及び基板が本質的に静止状態に維持され、放射ビームに付与されたパターン全体が目標部分Cに1回で投影される(即ち単一静止露光)。次に、基板テーブルWTがX方向及び/又はY方向にシフトされ、異なる目標部分Cが露光される。ステップ・モードでは、露光視野の最大サイズによって、単一静止露光で画像化される目標部分Cのサイズが制限される。
2.走査モード:放射ビームに付与されたパターンが目標部分Cに投影されている間、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ及び基板が同期走査される(即ち単一動的露光)。個々に制御可能な複数のエレメントのアレイに対する基板の速度及び方向は、投影システムPSの倍率(縮小率)及び画像反転特性によって決まる。走査モードでは、露光視野の最大サイズによって、単一動的露光における目標部分の幅(非走査方向の幅)が制限され、また、走査運動の長さによって目標部分の高さ(走査方向の高さ)が決まる。
3.パルス・モード:個々に制御可能な複数のエレメントのアレイが基本的に静止状態に維持され、パルス放射源を使用してパターン全体が基板Wの目標部分Cに投影される。投影ビームBを使用して基板Wの両端間のラインを走査することができるよう、基本的に一定の速度で基板テーブルWTが移動する。個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上のパターンは、必要に応じて放射システムのパルスとパルスの間に更新され、パルスは、連続する目標部分Cが基板W上の必要な位置で露光されるように計時されている。したがって投影ビームBは、細長い基板の完全なパターンを露光するべく基板Wの両端間を走査することができる。このプロセスは、基板W全体がライン毎に露光されるまで繰り返される。
4.連続走査モード:パルス・モードと基本的に同じであるが、変調された放射のビームBに対して基板Wが実質的に一定の速度で走査され、投影ビームBが基板Wの両端間を走査して基板Wを露光すると、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上のパターンが更新される点が異なっている。実質的に一定の放射源、つまり、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上のパターンの更新と同期したパルス放射源を使用することができる。
上で説明した使用モードの組合せ及び/又はその変形形態、或いは全く異なる使用モードを使用することも可能である。
図2は、たとえばフラット・パネル・ディスプレイの製造に使用することができる本発明の一実施例によるリソグラフィ装置の構造を示したものである。図1に示すコンポーネントに対応するコンポーネントは、同じ参照数表示で示されている。また、様々な実施例についての以上の説明、たとえば基板の様々な構成、コントラスト・デバイス、MLA、放射のビーム等は、このリソグラフィ装置の構造にも適用される。
図2に示すように、投影システムPSは、2つのレンズL1、L2を備えたビーム・エキスパンダを備えている。第1のレンズL1は、変調放射ビームBを受け取り、且つ、開口絞りASの開口を通して変調放射ビームBを集束させるようになされている。開口内には別のレンズALを配置することができる。放射ビームBは、開口絞りASの開口を通して集束した後、発散して第2のレンズL2(たとえば視野レンズ)によって集束する。
投影システムPSは、さらに、広がった変調放射Bを受け取るようになされた複数のレンズのアレイMLAを備えている。パターニング・デバイスPDの個々に制御可能な複数のエレメントのうちの1つ又は複数のエレメントに対応している変調放射ビームBの異なる部分が、複数のレンズのアレイMLAの対応する異なるレンズを通過する。レンズの各々は、変調放射ビームBの対応する部分を基板W上の一点に集束させている。この方法によれば、複数の放射スポットSのアレイが基板Wに露光される。図に示す複数のレンズ14のアレイには8つのレンズしか示されていないが、この複数のレンズのアレイは数千個のレンズを備えることができることは理解されよう(パターニング・デバイスPDとして使用されている個々に制御可能な複数のエレメントのアレイについても同様である)。
図3は、基板Wにパターンを生成する方法を略図で示したものである。塗りつぶされた円は、投影システムPSの複数のレンズのアレイMLAによって基板に投影された複数のスポットSのアレイを表している。基板は、一連の露光が基板に露光される際に、投影システムに対してY方向に移動する。空白の円は、基板に既に露光済みのスポット露光SEを表している。図に示すように、投影システムPSの複数のレンズのアレイによって基板に投影されたスポットの各々は、スポット露光の列Rを基板Wに露光している。基板に対する完全なパターンは、複数のスポットSの各々によって露光されたスポット露光SEのすべての列Rを合わせることによって生成される。このような構造は、一般に、「ピクセル格子画像化」と呼ばれている。
複数の放射スポットSのアレイは、基板Wに対して角度θで配置されていることが分かる(基板の縁がX方向及びY方向に平行に位置している)。これは、基板が走査方向(Y方向)に移動する際に、放射スポットの各々が基板の異なる領域を通過し、それにより複数の放射スポットSのアレイによって基板全体がカバーされるようにするためである。一実施例では、角度θは最大20°、10°であり、たとえば最大5°、最大3°、最大1°、最大0.5°、最大0.25°、最大0.10°、最大0.05°又は最大0.01°である。一実施例では、角度θは少なくとも0.001°である。
図4は、フラット・パネル・ディスプレイ基板W全体が、複数の光学エンジンを使用して単一走査で露光される様子を略図で示したものである。複数の放射スポットSの一方のアレイの縁と、複数の放射スポットSの隣接するアレイの縁がわずかに重畳する(走査方向Yに重畳する)よう、「チェス盤」構成で2列32、33に配置された8つの光学エンジン(図示せず)によって複数の放射スポットSの8つのアレイ31が生成されている。一実施例では、光学エンジンは少なくとも3列に配置されており、たとえば4列又は5列に配置されている。この方法によれば放射の帯が基板Wの幅全体に広がるため、単一走査で基板全体を露光することができる。適切な任意の数の光学エンジンを使用することができることは理解されよう。一実施例では、光学エンジンの数は少なくとも1個であり、たとえば少なくとも2個、少なくとも4個、少なくとも8個、少なくとも10個、少なくとも12個、少なくとも14個又は少なくとも17個である。一実施例では、光学エンジンの数は40個未満であり、たとえば30個未満又は20個未満である。
光学エンジンの各々は、上で説明した照明システムIL、パターニング・デバイスPD及び投影システムPSを個々に備えることができる。しかしながら、照明システム、パターニング・デバイス及び投影システムのうちの1つ又は複数の少なくとも一部を複数の光学エンジンが共有することも可能であることを理解されたい。
図5及び6は、一括して参照番号1で示す基板ハンドラーの一実施例を示したものである。基板ハンドラー1は、実質的に平らな基板2、詳細には、参照符号10で示すフラット・パネル・ディスプレイを基板テーブル15に装荷するようになされている。基板ハンドラー1は、実質的に平らな基板2を支持するための支持表面3を備えている。この支持表面3は、基板2を支持する支持平面を画定している。
基板ハンドラー1は、支持平面に対して実質的に平行の平面内で基板2を移動させるためのコンベヤ・デバイス5を備えている。基板ハンドラー1が基板テーブル15の隣に位置し、且つ、基板ハンドラー1の支持平面が基板テーブル15の支持表面/平面と同じ平面内(一般的には水平平面)に実質的に位置すると、基板テーブル15の上で/或いは基板テーブル15から図に示す方向へ基板2を移動させることができる。この移動は、基板テーブル15の支持表面/平面に平行であるため、基板テーブル15の上方には基板ハンドラー1のための広い空間は不要である。したがって、たとえばレンズ・カラムなどの他の物体を基板テーブル15の上方に配置することができる。リソグラフィ装置の中には、場合によっては基板テーブル15の上方にこのようなレンズを備えているものもある。このような実施例では、場合によってはこの基板ハンドラー1を使用して、基板テーブル15の上方にレンズが存在していない位置へ基板テーブル15を移動させることなく、基板2を基板テーブル15に装荷し/或いは基板テーブル15から除去することができる。そのため、より効率的に基板2を装荷し/除去することができる。
コンベヤ・デバイス5は、グリッピング・デバイス及びグリッピング・デバイスを移動させるための駆動デバイスを備えている。グリッピング・デバイスは、基板2をグリップするようになされており、したがって、基板2がグリッピング・デバイスの少なくとも可動部分に対して画定された位置に留まっている間、基板2を押したり引っ張ったりすることによって移動させることができる。基板2は、グリッピング・デバイスによって実際にグリップされ、グリッピング・デバイスに対する位置を一定にすることができるため、装荷/除去運動の間、基板2を急激に加速することができる。
グリッピング・デバイスはビーム6を備えており、その上に多数の真空フィンガ7が配置されている。これらの真空フィンガ7は、基板2の下面に対して配置することができる孔(真空パッド)を備えている。孔から空気をポンプで排気することによって孔の内部が真空になると、真空フィンガ7によって基板2がグリップされる。一実施例では、たとえばビームにピボット可能に取り付けることによって真空フィンガ7を支持平面上で直角の方向に移動させることができるため、孔が真空になると、真空フィンガ7を基板2の底部表面に向けて容易に移動させることができる。
真空フィンガ7は、基板ハンドラー1の支持表面3に提供されている溝8に配置されているため、基板2の支持位置に影響を及ぼすことなく基板2の下面をグリップすることができる。
基板テーブル15の支持表面3の溝8が使用されているため、基板ハンドラー1と基板テーブル15及び必需品を完全に交換するためには、基板テーブル15の少なくとも一部に(部分的な)溝16を提供しなければならない場合もある。
真空フィンガ7の代替として、基板2をグリップするための他のグリッピング・デバイスを使用することも可能であり、たとえばクランプなどのグリッピング・デバイスを使用することができる。しかしながら、基板2の一方の面とのごくわずかな接触によって基板2をグリップするためには真空が適切であるため、真空フィンガ7であることが望ましい。基板2の一方の面(通常は頂面)には画像が投影されるため、基板2の両面を接触させることは一般に望ましくない。グリッピング・デバイスとこの画像が接触すると、画像が損傷することがある。また、真空を使用することによって基板2に何らかの損傷を与える機会は、通常、他のグリッピング・デバイスと比較すると極めて限られている。
駆動デバイスは、たとえばベルト及びベルトが取り付けられている2つの(ギヤー)ホイールを備えている。ベルトは、真空フィンガ7が配置されているビーム6に接続されている。駆動デバイスは、基板テーブル15に基板2を装荷するためにビーム6を基板テーブル15に向かって移動させ、また、基板テーブル15から基板を除去するためにビーム6を基板テーブル15から遠ざかる方向に移動させることができる。基板ハンドラー1には、グリッピング・デバイスを駆動するための知られている任意の代替駆動デバイスを使用することができる。可能な適切な駆動デバイスには、リニア・モータ、水力モータ、空気圧モータなどがある。
基板ハンドラー1は、基板ハンドラー1とロボットの間で基板2を交換するためのリフティング・デバイスをリフティング・ピン9の形態で備えている。このようなリフティング・ピン9は、ロボットのフォーク又は他の保持エレメントを基板2の下にもたらすことができるよう、基板2を支持表面3から持ち上げることができる。リフティング・ピン9を基板ハンドラー1に適応させるために、カットアウトが基板ハンドラー1の支持表面3に提供されている。
ロボットを使用して、基板装荷ステーション又は他の任意の(一次)保管ステーションへ基板2を運搬し、また、基板装荷ステーション又は他の任意の(一次)保管ステーションから基板2を運搬することができる。基板2を基板ハンドラー1と交換するために適したロボットについては当業者に知られている。
基板テーブル15は、基板ハンドラー1の支持表面3と支持表面3に支持されている基板2の間にエア・ベッドを提供することによって基板を支持表面3の上方で浮いている状態に維持し、それにより、基板ハンドラー1から基板テーブル15へ運搬している間、或いは基板テーブル15から基板ハンドラー1へ運搬している間、基板と基板ハンドラー1の間の摩擦を小さくするためのフロート・デバイス10を備えている。このフロート・デバイス10は、基板テーブル15の支持表面3に、空気ポンプ又は他の空気供給デバイスに接続された多数の微小孔11を備えている。(図5及び6には限られた数の微小孔11のみが示されている。一実施例では、これらの微小孔は、実質的に支持表面3全体に提供されている。)空気ポンプが起動すると、微小孔11から空気流が流出し、基板2がエア・ベッド上で支持される。基板2は、適切な他の任意の流体を使用して浮いた状態に維持することも可能であることに留意されたい。
フロート・デバイス10を使用して、基板サポートに対するグリッピング・デバイスの摩擦を小さくすることができる。たとえば、支持表面の微小孔を介して基板2と支持表面3の間に導入された空気によってエア・ベッドが提供される場合、このエア・ベッドを使用して基板2及びグリッピング・デバイス、詳細にはビーム6を基板ハンドラー1の上で浮遊させることができる。
基板2と基板テーブル15の間の摩擦を小さくするために、基板テーブル15は、エア・ベッドを提供するフロート・デバイス10を備えることも可能である。
基板ハンドラー1は、さらに、基板テーブル15上への装荷に先立って基板2を調整するための調整デバイス12を備えている。この調整は、基板テーブル15上の基板2に対する露光プロセスの開始に先立って、基板2の温度を特定の範囲内の温度にするために必要であり、つまり基板2の温度分布を実質的に一様にするために必要である。基板2の温度は、通常、ロボットが基板2を基板ハンドラー1の支持表面3に置いた時点ではこの所望の温度範囲内に入っていない。調整デバイス12を使用して基板2を調整することにより、基板2の温度を実質的に一様にすることができる。たとえば基板2を基板ハンドラー1に導入した時、基板内の温度は23±2℃であるが、所望の出力温度は23±0.03℃である。
図5及び6に示す調整デバイスは、支持表面に支持されている基板2を調整している間、支持表面3の温度を実質的に一定に維持するための調整流体回路、詳細には調整水(冷却水)回路13を備えている。この調整水回路13は、基板ハンドラー1の支持表面の下方に統合されている。図5には調整水回路13の一部のみが示されている。一実施例では、この調整水回路は、事実上、基板ハンドラー1の支持表面3の下方全体にわたって存在している。
上で説明したように、溝8及びリフティング・ピン9のためのカットアウトは、基板ハンドラー1及び/又は場合によってはロボットと基板を交換するために、基板ハンドラー1の支持表面3に提供されている。しかしながら、支持表面3のこれらの不規則性は、一般に、基板の調整に対して負の影響を及ぼすことがある。詳細には、これらの不規則性は、基板温度の一様性に対して負の影響を及ぼすことがあり、これは支持表面3の溝8又はカットアウトの上方の基板2と支持表面3の間の熱伝導率が小さいことが原因である。
一実施例では、調整プロセスの間、ある調整位置から1つ又は複数の他の調整位置へ基板2が変位し、したがって調整プロセスの間、調整するべき基板2の異なる部分が支持表面の不規則性の上方に配置される。調整プロセスの間、溝8及びカットアウトなどの不規則性の上方に基板2の異なる部分を配置することにより、基板を変位させない場合における基板の調整と比較すると、実質的により短い調整時間内に基板2の温度分布を実質的に一様にすることができる。
一実施例では、調整プロセスの間に基板2が特定の方向に変位する総距離は、少なくとも基板2がそれに対して変位する個々の不規則性の方向の寸法である。この距離は、1つ又は複数のステップを跨いだ距離であっても、或いは連続運動における距離であっても良い。基板2の他の部分を不規則性の上方に置くために、支持表面3に対して実質的に平行の1つ又は複数の方向に基板2を移動させることができる。
本発明の実施例の場合、許容可能な一様な温度分布の基板を得るために必要な調整時間がより短いため、リソグラフィ装置のスループットを大きくすることができる。
上で説明したように、基板の底面への粒子の付着による汚染の危険が存在している可能性がある。この点に関して、本発明の一実施例によれば、基板2を実際に調整している間、基板2は、基板ハンドラー1上でエア・ベッドの上に浮いた状態を維持する。一実施例では、基板2は、基板ハンドラー1によって処理されている間中、浮いた状態を維持する。
調整プロセスの間、基板2と支持表面3の間にエア・ベッドを備えることにより、基板2と支持表面3が接触しないため、埃粒子などの粒子が基板2の底に付着する危険が著しく減少する。また、調整の間、基板が浮いており、不規則性の縁部分の急峻な変化は、実質的にその影響が小さいため、基板2が支持表面3の上に直接置かれている場合と比較すると、より一様な温度分布を得ることができる。
空気は、その熱伝導率が小さいため、一実施例では、基板2は、調整に際して可能な限り支持表面の近くに維持される。しかしながら、基板2を汚染する危険の観点から、基板2を浮いた状態に維持する高さは、最小限の高さでなければならない。一実施例では、実際の調整の間の基板2の浮遊高は、0.01〜0.15mmの範囲であり、この範囲は0.025〜0.075mmであることがより好ましく、支持表面の上方約0.05mmであることがさらに好ましい。
一実施例では、汚染の危険がかなり高く、また、とりわけ基板2と支持表面3の間に沿って粒子を引きずることによってもたらされる可能性のある損傷の危険がかなり高いため、基板2を運搬している間の基板2の浮遊高は、調整の間の基板2の浮遊高より高くなっている。一実施例では、基板2を運搬している間、基板2は、少なくとも0.01mm、好ましくは少なくとも0.15mm、さらに好ましくは少なくとも0.20mmの浮遊高で浮いた状態を維持している。
一実施例では、調整中の浮遊高は、基板2の運搬中/移動中の浮遊高より低く、調整の間、基板2は、支持表面に対して複数の全く別の位置にもたらされる。したがってある調整位置から他の調整位置へ基板2が移動している間、基板2の浮遊高をより低くすることができ、それにより調整が最適化される。また、基板2が移動している間、基板2の浮遊高をより高くすることができ、それにより主として粒子の引きずりが回避される。
代替として基板2を支持表面に対して常に移動させることができる。しかしながら、その場合、基板2のより短い調整時間と、基板2の移動と共に粒子を引きずる危険との間の選択に依存する次善の最適浮遊高を選択しなければならない。
一実施例では、基板2が支持表面3に対して変位している間の移動方向は、支持表面の不規則性、詳細には真空フィンガのための溝8が装荷方向に配置されているため、基板テーブル15に基板を装荷するための基板ハンドラー1の装荷方向(A)に対して少なくとも部分的に直角である。基板2をこの装荷方向に対して少なくとも部分的に直角に移動させることにより、基板2の異なる部分が基板ハンドラー1の支持表面3の不規則性の上方に配置される。
図5及び6に示す実施例の場合、基板2は、調整の間、装荷方向に対して直角の方向に変位する。装荷方向は、図6に矢印Aで示す方向であり、調整の間に移動する距離は、少なくとも溝の幅であることが好ましい。図5の実線は基板2の第1の調整位置を示しており、ダッシュ線は基板2の第2の調整位置を示している。また、基板2は、この距離を複数のステップで変位させることも可能である。
この移動を可能にするために、真空フィンガ7をたとえば装荷方向Aに対して直角の方向に移動させることができる。そのために、真空フィンガ7をこの方向に移動させることができるよう、溝8の幅を局部的に広くすることができる。しかしながら、調整プロセスの間、基板を変位させるための適切な他の任意のデバイスを適用することも可能である。
代替実施例では、実際に調整している間、基板2を上で説明したエア・ベッドで支持する代わりに基板ハンドラー1の支持表面3で支持する場合、調整プロセスの間、基板2の変位を適用することができる。このような実施例の場合、ある調整位置から他の調整位置へ基板2が移動する毎に、フロート・デバイス10を使用して支持表面3から基板2が持ち上げられる。このような実施例の場合、実際に調整している間、基板と支持表面が接触するため、汚染の危険を回避することができないことは明らかであろう。しかしながら、実質的に一様な温度分布を得るために必要な時間は、基板2を変位させない場合よりはるかに短い。
一実施例では、基板ハンドラー1を使用してリソグラフィ装置の基板テーブル15に基板2を装荷する場合、以下のアクションが連続的に実行される。ロボットが基板装荷ステーションから基板2を取り上げ、基板ハンドラー1の支持表面3の上方に持ち上げられているリフティング・ピンの上に基板2を置く。次に、リフティング・ピンが基板ハンドラー1の支持表面3に後退し、グリッピング・デバイスが基板2をグリップし、フロート・デバイス10が起動して基板2をエア・ベッド上で浮遊させる。このエア・ベッドの浮遊高は、たとえば約0.05mmである。この浮遊高で基板2が調整デバイスによって調整される。調整の間、ある調整位置から他の調整位置へ基板2を移動させることができるため、基板2の汚染又は基板2の損傷を回避するために、フロート・デバイス10によって、たとえば約0.2mmのより高い浮遊高まで基板2を一時的に持ち上げることができる。調整プロセスが終了すると、基板2がたとえば約0.2mmのより高い浮遊高まで持ち上げられ、続いて基板テーブル15へ運搬され、そこで画像が投影される。
以上の説明では、基板ハンドラー1は、1枚の基板を基板テーブル15に装荷し、且つ、調整するものとして記述されている。しかしながら、本発明による基板ハンドラーを使用して、同時に複数の基板を基板テーブル15に装荷し、且つ、調整することができる。このような複数の基板は、互いに積み重ねて運搬することができ、或いは互いに隣り合わせに並べて運搬することができる。これらの複数の基板は、そのサイズ及び形状が異なっていても良い。一実施例では、基板ハンドラー1によって、図5に示す基板のサイズの半分のサイズの2枚の基板が同時に調整され、且つ、運搬されるため、2枚の基板が基板ハンドラー1の支持表面に互いに隣り合わせに配置される。
図面には、1つの基板テーブル15と組み合わせた1つの基板ハンドラー1のみが示されている。1つ(又は複数)の基板テーブル15と組み合わせた(複数の)基板ハンドラー1を提供することができる。たとえば、基板テーブル15が1つの場合、1つの基板ハンドラー1を提供して基板を基板テーブル15に装荷し、且つ、もう1つの基板ハンドラー1を提供して基板テーブル15から基板を除去することができる。このような構造を使用することにより、基板をより効率的に処理することができ、より大きいスループットが得られる。このような実施例の場合、調整デバイスを備える必要があるのは、基板を基板テーブルに装荷するための基板ハンドラーのみであることは理解されよう。
本明細書においては、とりわけ特定のデバイス(たとえば集積回路又はフラット・パネル・ディスプレイ)の製造におけるリソグラフィ装置の使用が参照されているが、本明細書において説明されているリソグラフィ装置は、他のアプリケーションを有していることを理解されたい。このアプリケーションには、それらに限定されないが、集積回路、集積光学系、磁気領域メモリのための誘導及び検出パターン、フラット・パネル・ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド、超小型電気機械デバイス(MEMS)などの製造が含まれている。また、たとえばフラット・パネル・ディスプレイの場合、本発明による装置を使用して、たとえば薄膜トランジスタ層及び/又はカラー・フィルタ層などの様々な層の生成を補助することができる。
コンテキストが許容する場合、「レンズ」という用語は、屈折光学コンポーネント、反射光学コンポーネント、磁気光学コンポーネント、電磁光学コンポーネント及び静電光学コンポーネントを始めとする様々なタイプの光学コンポーネントのうちの任意の1つ又は組合せを意味している。
以上、本発明の特定の実施例について説明したが、説明した以外の方法で本発明を実践することができることは理解されよう。たとえば本発明は、上で開示した方法を記述した1つ又は複数の機械可読命令シーケンスを含んだコンピュータ・プログラムの形態を取ることができ、或いはこのようなコンピュータ・プログラムを記憶したデータ記憶媒体(たとえば半導体記憶装置、磁気ディスク又は光ディスク)の形態を取ることができる。
以上の説明は、本発明の例示を意図したものであり、本発明を何ら制限するものではない。したがって、特許請求の範囲に示す各請求項の範囲を逸脱することなく、上で説明した本発明に改変を加えることができることは当業者には理解されよう。
A 装荷方向
AD 放射ビームの角強度分布を調整するためのアジャスタ
AL、L1、L2、14 レンズ
AS 開口絞り
B 放射ビーム(放射のビーム、投影ビーム、変調放射ビーム、変調放射)
BD ビーム引渡しシステム
BS ビーム・スプリッタ
C 基板の目標部分
CO コンデンサ
IF 位置センサ
IL 照明システム(イルミネータ)
IN インテグレータ
MLA 複数のレンズのアレイ
PD パターニング・デバイス
PS 投影システム
PW ポジショナ
R スポット露光の列
S 放射スポット
SE スポット露光
SO 放射源
W、2 基板(フラット・パネル・ディスプレイ基板)
WT、15 基板テーブル
θ 基板に対する複数の放射スポットのアレイの角度
1 基板ハンドラー
3 基板ハンドラーの支持表面
5 コンベヤ・デバイス
6 ビーム
7 真空フィンガ
8、16 溝
9 リフティング・ピン
10 フロート・デバイス
11 微小孔
12 調整デバイス
13 調整水回路
31 複数の放射スポットの8つのアレイ
32、33 光学エンジンの列

Claims (7)

  1. 基板を処理するための基板ハンドラーであって、前記基板の温度を調整するための調整デバイスと、前記基板ハンドラーの支持表面の上方にエア・ベッドを提供するためのフロート・デバイスとを備え、前記支持表面は、不連続部分をもつ支持平面を画定し、前記不連続部分は、前記フロート・デバイスと異なる領域にあり、前記基板を調整している間、前記基板を前記エア・ベッド上で浮いている状態に維持するようになされた基板ハンドラー。
  2. 前記不連続部分は、前記不連続部分の上方の基板と支持表面との間の熱伝導率を小さくし、前記フロート・デバイスの微小孔を含む支持表面の部分と異なる領域にある、請求項1に記載の基板ハンドラー。
  3. 前記基板ハンドラーが、前記基板を前記支持表面に対して実質的に平行の方向に変位させるようになされた変位デバイスを備え、変位方向は、前記基板の装荷方向に対して少なくとも部分的に直角であり、前記変位デバイスが、調整プロセスの間、ある調整位置から1つ又は複数の他の調整位置へ前記基板を変位させるようになされた、請求項1または2に記載の基板ハンドラー。
  4. 基板を支持するように構築された基板テーブルと、
    前記基板テーブル上に支持されている前記基板の目標部分に放射ビームを投射するようになされた投影システムとを備えたリソグラフィ装置であって、
    前記リソグラフィ装置が請求項1から3のいずれかに記載の基板ハンドラーを備え、前記基板ハンドラーが、さらに、前記基板テーブルに基板を装荷するようになされたリソグラフィ装置。
  5. デバイスを製造するための方法であって、
    基板ハンドラーの支持表面に支持されている基板の温度を調整するステップと、
    前記基板を調整している間、前記基板を前記支持表面の上方のエア・ベッド上で浮いている状態にするステップとを含み、
    前記支持表面は、不連続部分をもつ支持平面を画定し、前記不連続部分は、前記エア・ベッドを提供するためのフロート・デバイスと異なる領域にる、方法。
  6. 前記基板ハンドラーによる処理が完了するまで、前記基板と前記支持表面が接触しないよう前記基板が浮いている、請求項5に記載の方法。
  7. 前記調整ステップの間、ある調整位置から1つ又は複数の他の調整位置へ前記基板を変位させるステップをさらに含み、変位方向は、前記支持表面に対して実質的に平行の方向であり、かつ前記基板の装荷方向に対して少なくとも部分的に直角である、請求項5または6に記載の方法。
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