JP5133256B2 - 経鼻持続気道陽圧装置およびシステム - Google Patents

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Description

本発明は、概して、幼児などの患者に対して持続気道陽圧療法を施すための装置および方法に関する。特に、本発明は、呼吸動作の特性が改善された可変流の経鼻持続気道陽圧装置、システム、および方法に関する。
持続気道陽圧(以後、「CPAP」と呼ぶ)療法が、呼吸困難および/または呼吸不全を抱える患者の治療のために、長年にわたって使用されてきている。より最近では、CPAP療法は、呼気の際の肺の虚脱を防止し、吸気の際の肺の膨張を助けることによって、未発達な肺の患者(特に、幼児、殊に早産児または新生児)を助けるうえで有用であるとして発展を続けている。
大まかに言えば、CPAP療法は、自発的に呼吸を行っている患者の肺へと、呼吸のサイクルの全体にわたって正の圧力を持続的に送ることを必要とする。例えば気管内チューブなど、さまざまな患者インターフェイス(気道介在)装置を使用して、CPAPを患者に送達することができる。しかしながら、幼児においては、より侵襲の少ない患者インターフェイス装置、とくには患者の鼻孔を介して鼻腔と直接的または間接的にやり取りをする患者インターフェイス装置(例えば、マスクまたは鼻カニューレ)を使用することが、より望ましい。そのようなシステムは、一般に、経鼻持続気道陽圧(以後、「nCPAP」と呼ぶ)システムと呼ばれている。
理論的には、CPAPシステムは、一定の安定した圧力を患者の気道へと送達しなければならない。従来からの人工呼吸器ベースのCPAP装置においては、比較的一定かつ連続的な気体(例えば、空気、O、など)の流れが患者の気道へと送られ、この気流が、患者からの流出経路に配置された絞りによって、患者の肺に圧力を生み出す。残念なことに、この連続的な流れは、患者の呼吸の同調性に負の影響を有する可能性がある。さらに詳しくは、患者が、流入する気体に逆らって息を吐き出さなければならず、したがって患者の呼吸の労苦が増加する。患者の呼吸の吸気および呼気の段階により、うまく適合するように、制御バルブを使用することが可能である(例えば、系への気体の流入を制御し、さらには/あるいは系からの流出の絞りの程度を変化させる)。しかしながら、多くの患者、特に幼児において、人工呼吸器の手法は、患者に要求される呼吸の労苦が依然として極めて大であるため、満足できるものではない。すなわち、制御バルブシステムでは、患者が経験する実際の呼吸のサイクルを正確に複製することが基本的に不可能であるため、患者は、依然として、大きなモーメントの流入気体に逆らい、かつ制御バルブの抵抗に逆らって、呼気を行わなければならない。肺が未発達である幼児においては、必要とされる呼吸の労苦がわずかに増加するだけでも、当該CPAPシステムが実用できなくなってしまう可能性がある。
より最近では、可変流の考え方を、患者への吸気および患者からの呼気のための別個の経路に組み合わせて取り入れたnCPAPシステムが開発されている。患者が息を吸うとき、流入する気体は、最小の抵抗の経路をとって患者の気道へと案内される。呼気の際、気体が、やはり最小の抵抗の経路をとって呼気チューブまたは排気チューブから出ることで、呼気段階における抵抗を少なくする。例えば、ペンシルベニア州ConshohockenのViasys Healthcare Inc.から市販されているInfant Flow(商標)というシステムが、供給される気体の方向を幼児の呼吸のパターンにつれて意図的に変化させる一方で、呼吸サイクルの全体にわたって一定の圧力を維持する可変流のCPAP生成装置(または、「CPAP生成器」)を備えている。
Infant Flow CPAP生成器は、2つの導管(患者の鼻孔のそれぞれに1つずつ)および1つの排気チューブを形成している。気体が、インジェクタノズルを介してそれぞれの個々の導管へと向けられる。導管の領域へと作用する気体ジェットのモーメントが、公知のジェットポンプの原理に従って、患者の肺の内側に正の圧力を生み出す。患者からの呼気の流れに対応するために、この生成器は、この生成器の製造者の文献において「流体フリップ」効果として特徴付けられているものに依存している。より詳しくは、患者からの呼気の気流が、インジェクタノズルから流入する(導管内の)流れに圧力を加える。コアンダ効果(coanda effect)の故に、呼気の気流がノズルの流れの向きを変え、ノズルからの気流に流体フリップを生じさせると理論化されている。結果として、ノズルからの流体の流れ、ならびに呼気の流れが、排気チューブへと容易に進行し、患者に必要とされる呼吸の労苦が軽減される。きわめて有望ではあるものの、「流体フリップ」の手法を取り入れている現在のnCPAP製品は、最適ではないと考えられる。例えば、インジェクタノズルの気流は、比較的大きなモーメントを有しているため、特に幼児の場合には、患者の呼気では容易に打ち勝つことが不可能である。
以上に鑑み、nCPAP装置、システム、および方法に対する改良の必要性があり、従って、本発明は、上記課題を解決するとともに、改良されたnCPAP装置、システム、および方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の原理によるいくつかの態様は、経鼻持続気道陽圧(nCPAP)システムにおいて使用するためのnCPAP装置に関する。この装置は、患者側および排気側を規定する生成器本体を備えている。生成器本体は、少なくとも第1および第2の流体流通回路を形成している。流体流通回路のそれぞれが、チューブならびに少なくとも第1および第2のノズルを備えている。チューブは、軸方向の中心線を形成している通路を規定している。通路は、患者側へと開いているチューブの近位端から、排気側へと開いているチューブの遠位端まで延びている。第1および第2のノズルは、前記チューブに組み合わせられ、それぞれ入口端および出口端を構成している。それぞれのノズルの入口端は、流体供給源へと開いている一方で、それぞれの出口端は、前記通路へと開いている。この点に関し、それぞれのノズルは、それぞれ対応する流れの方向の軸に沿って出口端から流体のジェット気流を発するように構成されている。
以上を念頭に、第1および第2のノズルは、当該流れ方向の軸が、互いに対して非平行であり、かつ当該通路の軸方向の中心線に対して非平行であるように、配置されている。この構成によれば、生成器本体が、それぞれが持続的な陽圧を患者へ送達する2つの主要な通路を備えており、それぞれの通路に、少なくとも2つのジェット流誘起ノズルを介して流体が供給される。一実施の形態においては、ノズルは、当該チューブ/通路に対して、当該流れの方向の軸(したがって、発せられる流体ジェット気流)が当該通路の軸方向の中心線において互いに交差または衝突するように配置される。
これに限定されるわけではないが、一実施形態においては、生成器本体は、排気ポート、ジェット本体、マニホールドカバー、およびインターフェイスプレートを備えている。排気ポートは排気導管を形成している。ジェット本体は、前記それぞれのノズル、前記チューブのそれぞれの遠位部、ならびに前記チューブの遠位部に流通可能に接続されたチャンバなど、流体流通回路の各部を形成または提供している。マニホールドカバーは、排気ポートとジェット本体との間に組み付けられる。この点に関し、マニホールドカバーは供給ポートを形成する。インターフェイスプレートは、前記第1および第2のチューブの近位部を形成し、これらのチューブ近位部が、対応する1つのチューブ遠位部へと流通可能につながって前記第1および第2のチューブを完成させるように、ジェット本体へと組み付けられる。最終的な組み立てにより、前記供給ポートは、それぞれのノズルへと流通可能につながり、前記チャンバは前記排気導管へと流通可能につながっている。
本発明の別の態様は、生成器本体と、流体供給源と、排気チューブとを備えている経鼻持続気道陽圧(nCPAP)システムに関する。生成器本体は、患者側および排気側を規定し、さらに第1および第2の流体流通回路を形成している。それぞれの流体流通回路は、通路を規定しているチューブと、当該通路と流通可能に接続された第1および第2のノズルとを備えている。この点に関し、それぞれの流体流通回路に関して、第1および第2のノズルによって規定される流れの方向の軸が、互いに対して非平行で、当該通路によって規定される軸方向の中心線に対しても非平行である。流体供給源は、それぞれのノズルの入口端と流通可能に接続される。最後に、排気チューブは、それぞれの通路の遠位端と流通可能に接続される。
この構成によれば、生成器本体を患者の鼻孔へと固定したとき、システムは、流体を流体供給源からノズルへと送達することによって、患者において持続気道陽圧を設定するように構成されている。次いで、ノズルは、当該通路内に主流体ジェット気流を生成する。以上を念頭に、このシステムは、動作の吸気段階においては、主流体ジェット気流が患者の鼻孔に向かって連続的に流れ(患者の吸気の需要に合致するよう、気体の流れを取り込むことができ)、動作の呼気段階においては、患者の鼻孔から吐き出された空気が流体ジェット気流を容易に中断し、吐き出された空気が容易に排気チューブへと流れるよう、呼気の流れに対する抵抗が低減されることを特徴とする。
本発明の原理による他の態様は、患者に対して持続気道陽圧を設定して送達するための方法に関する。この方法は、生成器本体を患者の鼻孔へと流通可能に接続するステップを含んでいる。この点に関し、生成器本体は、患者側および排気側を規定しており、第1および第2の気流回路を形成している。それぞれの気流回路は、患者側へと開いた近位端と排気側へと開いた遠位端とを有する通路を規定しているチューブを備える。さらに、それぞれの通路は軸方向の中心線を規定している。それぞれの流体回路は、さらに第1および第2のノズルを備えており、それぞれのノズルは、入口端および出口端を構成しており、出口端は当該通路へと開いている。さらに、それぞれのノズルは流れの方向の軸を規定しており、ノズルは、個々の気流回路に関して、流れの方向の軸が互いに対して非平行で、かつ当該通路の軸方向の中心線に対しても非平行であるように配置されている。
以上に鑑み、流体は、供給源からそれぞれのノズルの入口端へと押し込まれる。主流体ジェット気流が、それぞれの通路の内部に生成される。とくに、それぞれの第1および第2のノズルは、二次流体ジェット気流を当該通路内へと患者の鼻孔に向けて発する。二次流体ジェット気流は、当該通路において互いに衝突し、混ざり合って主流体ジェット気流を形成する。このジェット気流のモーメントが圧力に変換される。患者の吸気の期間において、主流体ジェット気流が患者の鼻孔に向かって流れ続け、吸気の需要に合致するよう必要に応じて追加の流れを取り込む。反対に、患者の呼気の期間においては、患者から吐き出された空気が、二次流体ジェット気流を中断させて主ジェット気流を取り除き、吐き出された空気の流れに対する抵抗を最小限にする。結果として、吐き出された空気が、通路を通って生成器本体の排気側へと流れる。一実施の形態においては、二次流体ジェット気流が、低モーメントのジェットであるとして特徴付けられる。また別の実施の形態において、この方法は、呼気の期間において、患者から吐き出された空気が二次ジェット気流を中断させ、呼気の流れにおける流れの分離を防止する流れ方向の渦を生成する。
本発明によれば、呼気の段階の際に渦の発散を容易に生じさせ、ジェットの流体流の中断を促進して、患者の呼吸の労苦を軽減することができる。
本発明の実施の形態の好ましい特徴について添付の図面を参照して以下に説明する。ただし、本発明はこれらの実施形態に限定するものではない。また、添付の図面は、本発明のさらなる理解をもたらすために用意されており、本明細書へ取り入れられて、本明細書の一部を構成する。本発明の他の実施の形態および本発明が目的とする多くの利点は、それらが以下の詳細な説明を参照することによって更に理解されるであろう。図面の各要素は、必ずしも互いに比例尺で描かれているわけではない。対応関係にある類似の部品は、類似の参照番号によって指し示されている。
本発明の原理による経鼻持続気道陽圧(nCPAP)装置22を取り入れてなるnCPAPシステム20の一実施の形態が、図1のブロック図に示されている。大まかに言えば、システム20は、患者24へとCPAP療法を提供するように構成されており、nCPAP装置22、流体供給源26、および圧力監視器28を備えている。nCPAP装置22は、さらに詳しく後述されるが、大まかには、生成器本体30、患者インターフェイス部32、および排気チューブ34を備えている。生成器本体30は、患者インターフェイス部32および排気チューブ34の両者へと流通可能に接続されており、患者インターフェイス部32は、患者24の鼻腔との流通を確立するように構成されている。流体供給源26は、流体(例えば、空気および/または酸素などの気体)の連続的な流れを生成器本体30に供給する。圧力監視器28も、生成器本体30と流通可能に接続されており、生成器本体30の内部の圧力を採取または測定する。使用時、生成器本体30は、患者インターフェイス部32を介して、持続的な気道の陽圧を生成して患者24に送達する。患者24が息を吐き出すとき、吐き出された空気は、後述のとおり患者インターフェイス部32/生成器本体30を通って容易に流れ、排気チューブ34を介してnCPAP装置22から排気される。本明細書において使用されるとき、「近位」および「遠位」などといった方向に関する用語は、当該構成部品の患者24に対する向きを基準にして使用される。したがって、「近位」は、「遠位」に比べて患者24により近い。
本発明の原理による生成器本体30の一実施の形態を、図2Aに示している。生成器本体30は、一実施の形態においては、組み合わさって種々の特徴を形成するいくつかの互いに関連した構成部品で構成されている。それらの構成部品については、さらに詳しく後述する。当然ながら、生成器本体30の特徴を、別個に形成された後に組み立てられる構成部品を含まない構成によって達成することも可能である。したがって、生成器本体30のより幅広い態様を最初に説明することが、全体としての生成器本体30に対する各構成部品の位置づけをよりよく理解するために有用である。
大まかに言えば、生成器本体30は、患者(図示せず)への吸気の流体(例えば、気体)の流れおよび患者からの排気の流体の流れのための別個のチャネル(経路)を介して、可変流のCPAPを確立するように構成されている。したがって、生成器本体30を、患者側36と排気側38とを規定するものとして概説することができる。このような約束事を念頭に置いて、さらに図2Bを参照すると、生成器本体30は、おおむね第1および第2の流体流通回路40a、40b(図2Aおよび図2Bにおいて広く指し示されており、図2Bには第1の流体流通回路40aのみが示されている)を画定または形成している。流体流通回路40a、40bは、それぞれ、通路44a、44bを形成するチューブ42a、42bを備えている。第1のチューブ42a/通路44aが、図2Bにより分かり易く示されている。チューブ42a、42bが、並列の様相で配置され、開いた近位端46a、46b(すなわち、患者側36に隣接している)から開いた遠位端(第1のチューブ42aの遠位端48aが、図2Bに示されている)まで延び、軸方向の中心線C(図2Bにおいて、第1の流体流通回路40aについて示されている)を規定している。複数のノズル(図2Aにおいては隠れており、図2Bにおいて50で広く指し示されている)が、それぞれの通路44a、44bに流通可能に組み合わせられている。例えば、図2Bに最もよく示されているように、生成器本体30は、第1のチューブ42aによって画定される通路44aと流通可能に接続された第1および第2のノズル50a、50bを形成している。具体的には示されていないが、第2のチューブ42bによって画定される通路44bに関しても、同様のノズルの配置構成が設けられている。いずれにせよ、ノズル50a、50bは、後述のように、軸方向の中心線Cに対して所定の仕様に配向されている。
第1および第2の流体回路40a、40bが、同一であるものとして図示および説明されているが、別の実施の形態においては、流体回路40a、40bは、サイズ、形状、向き、などのうちの1つ以上に関して同一でない。同様に、流体回路40a、40bが、それぞれ2つのノズル50を備えるものとして説明されているが、流体回路40a、40bの一方または両方が、3つ以上のノズル50を備えてもよい。またさらに、他の実施の形態においては、3つ以上の流体回路40a、40bを形成することができる。いずれにせよ、とくに図2Bを参照すると、ノズル50a、50bのそれぞれが、入口端52から出口端54まで延びており、出口端54が、入口端52と比べて小さくされた直径を有している。それぞれのノズル50a、50bの入口端52は、マニホールド56へと流通可能に接続されている。最後に、生成器本体30は、それぞれの通路44a、44b(図2A)の開いた遠位端(例えば、遠位端48a)を排気導管60と流通可能に接続するチャンバ58を形成している。
上述の全体的な構造の特徴を念頭に、マニホールド56への流体の流れは、ノズル50を通って案内され、ノズル50が、流体の流れを当該チューブ44a、44bへと案内される低モーメントのジェット気流へと変換する。このようにして生成されるジェット気流については、さらに詳しく後述する。しかしながら、大まかに言えば、主ジェット気流またはジェットポンプが、結果として通路44a、44bにおいて生成され、おおむね患者側36へと(したがって、患者へと)導かれ、通路44a、44b内に持続気道陽圧を生み出す(例えば、主ジェット気流のモーメントが、圧力へと変換される)。このようにして、動作の吸気段階において、持続気道陽圧が、患者へと送達される。この目的のため、主ジェット気流は、必要な場合(例えば、患者の吸気の需要が、主ジェット気流の所定の流れを超える場合)の追加の気体の受け入れを強化するように生成される。反対に、動作の呼気の段階においては、それぞれ近位端46a、46bにおいて通路44a、44bに進入する(患者から)吐き出された空気が、ジェット気流を容易に中断させ、主ジェット気流を実質的に取り除く。その結果、ノズル50からの流体の流れが、後方へと折り返される。結果として、吐き出された空気の流れに対する抵抗が最小限にされ、流路の水力学的直径を実質的に増加させる。このようにして、吐き出された空気およびノズル50からの流体の流れが、通路44a、44bを通ってチャンバ58/導管60へと案内される。
以上の原理を念頭に、一実施の形態による生成器本体30の構成部品が、図3の分解図にさらに詳しく示されている。生成器本体30は、ジェット本体70、インターフェイスプレート72、マニホールドカバー74、および排気ポート76を含んでいる。大まかに言えば、マニホールドカバー74は、ジェット本体70と排気ポート76との間に配置され、マニホール56(図2Aおよび図2B)を形成するようにジェット本体70に組み合わせられている。インターフェイスプレート72は、ジェット本体70へと組み付けられ、ジェット本体70/インターフェイスプレート72の組み合わせによってチューブ42a、42b/通路44a、44b(図2B)が画定されている。さらに、インターフェイスプレート72は、患者インターフェイス部32(図1)への流体の連絡をもたらすように構成されている。反対に、排気ポート76は、ジェット本体70/インターフェイスプレート72によって形成される通路を、排気チューブ34(図1)と流通可能に接続している。
ジェット本体70が、図4A〜図4Dにさらに詳しく示されている。一実施の形態において、ジェット本体70は、第1および第2の遠位筒状部材92a、92bとチャンバ58とを形成または包囲するハウジング90を備えている。さらに詳しく後述されるように、遠位筒状部材92a、92bは、最終的にインターフェイスプレート72(図3)に組み合わせられたときに、チューブ42a、42b(図2A)の遠位側の部分を画定する。さらに、ハウジング90は、ノズル50(図4Aおよび図4Bにおいて広く指し示されている)を画定または包囲している。最後に、好ましい一実施の形態においては、ジェット本体70は、中間壁94、圧力監視ポート96、および取り付け部品98(図4Aに最もよく示されている)をさらに有している。後述のように、中間壁94は、チャンバ58を、ジェット本体70の近位側の部位から流体的に絶縁している。圧力監視ポート96は、生成器本体30(図2A)の内部の空気の圧力を取り出し、あるいは採取するように配置されている。最後に、取り付け部品98は、ジェット本体70、したがって組み立て済みの生成器本体30を、患者に固定するための手段を提供している。
上記の説明に相応し、さらに図4Bおよび図4Cを具体的に参照すると、ハウジング90は、近位部100、中間部102、および遠位部104を画定していると説明することができる。部位100〜104は連続的であり、それぞれが、他の構成部品への組み付けの促進を含むジェット本体70の特定の特徴を規定している。
例えば、近位部100は、インターフェイスプレート72(図3)ならびに患者インターフェイス部(図示せず)の一部分を収容して維持するように寸法付けられた開口106を形成している。一実施の形態においては、近位部100、したがって開口106が、正面図(図4A)においておおむね長円状であるが、他の形状も容認可能である。さらに、開口106の形状は、後述のとおり、患者インターフェイス部をジェット本体70に対して所望の向きで容易に組み付けることができる特定の非対称な属性を有してもよい。
中間部102は、遠位筒状部材92a、92b、およびノズル50を、形成または保持している(図4Bに最もよく示されている)。一実施の形態においては、ノズル50は、中間部102(したがって、ジェット本体70)に成型されている、あるいは、中間部102(したがって、ジェット本体70)によって形成されている。ジェット生成ノズルが、主たる導管ハウジングとは別に形成されて、後に主たる導管ハウジングへと組み付けられるCPAP生成器の構成に比べ、一体に成型されるノズル50は、使用時に漏れを生じる(結果として、患者を想定よりも高い圧力条件、または想定よりも低い圧力条件にさらすことになりかねない)可能性がより低い。しかしながら、選択肢として、ノズル50を別途形成することも可能である。さらに、中間部102は、内表面107を画定している。
遠位部104は、チャンバ58を画定しており、中間部102および遠位部104は、中間壁94によって隔てられている。さらに、中間部102および遠位部104の外側は、後述のように、マニホールドカバー74(図3)に収容され、マニホールドカバー74に取り付けられるように構成されている。
ハウジング90についての上記の説明に関して、遠位筒状部材92a、92bは、一実施の形態においては同一であり、したがって、第1の遠位筒状部材92aならびに第1の遠位筒状部材92aと対応するノズル50との関係についての以下の説明は、第2の遠位筒状部材92bおよび対応するノズル50についても、同様に当てはまる。この点を念頭に、遠位筒状部材92aは、中間壁94に形成された遠位側108から、ハウジングの中間部102の内表面107から横方向に離間している近位側110まで延びている。遠位筒状部材92aの大部分の直径は、実質的に一様であるが、遠位側108(チャンバ58へと流通可能に開いている)においてわずかに広がっている。この直径の広がりは、遠位筒状部材92aからチャンバ58への層流の流体の流れを促進する。これに限られるわけではないが、例として、遠位筒状部材92aは、0.194インチ程度の内径を有しており、ノズル50a、50b(図4C)のそれぞれが、そのように画定された直径へと突き出している。
さらに、遠位筒状部材92aは、軸方向の中心線Cを画定しており、(図4Cに示されている軸方向の中心線Cは、最終的にインターフェイスプレート72(図3)に組み合わせられたときの通路42a(図2B)の軸方向の中心線C(図2B)でもあることを、理解すべきである)。図示のとおり、ノズル50a、50bは、近位側110において遠位筒状部材92aへと流通可能に開いており、軸方向の中心線Cに対して非平行かつ互いに対しても非平行な形状で配置されている。さらに詳しくは、ノズル50a、50bは、それぞれの出口端54が遠位筒状部材92aへと突き出すように、筒状部92aの周上の反対側に形成されている。ノズル50a、50bはそれぞれ、流れの方向の軸D、Dを画定している。流れの方向の軸D、Dは、それぞれのノズル50a、50bによって画定される中心軸に一致し、ノズルのそれぞれの出口端54から出る流体の方向を定めている。これを念頭に、一実施の形態においては、ノズル50a、50bは、流れの方向の軸D、Dがほぼ軸方向の中心線Cにて互いに交差または衝突するように配置されている。すなわち、ノズル50a、50bが、軸方向の中心線Cを中心にして対称に配置されている。
この目的のため、一実施の形態においては、ノズル50a、50bの角度は、流れの方向の軸D、Dが40°〜80°の範囲、好ましくは50°〜70°の範囲、さらに好ましくは約60°(±1°)の内包角Θを定めるべく組み合わせられるように、軸方向の中心線Cに対して配向されている。さらに、ノズル50a、50bのそれぞれが、入口端52から出口端54へと狭くなる流体の流れの経路によって、ジェット気流の流体の流れを生成するように構成されている。例えば、一実施の形態においては、入口端52が、約0.069インチの直径を有する一方で、出口端54は、約0.0245インチの直径を有している(幅広くさまざまな他の寸法も同様に容認可能であることを、理解すべきである)。いずれにせよ、ノズル50a、50bによって生成された流体のジェット気流が、ほぼ軸方向の中心線Cにおいて互いに衝突して、混ざり合う。他の実施の形態においては、3つ以上のノズル50を、遠位筒状部材92aを巡るさまざまな周状の位置に配置して、遠位筒状部材92aに組み合わせることが可能であるが、そのような代案の実施の形態の多くにおいて、複数のノズル50のそれぞれによって確立されるそれぞれの流れの方向の軸はすべて、ほぼ軸方向の中心線Cにおいてお互いに衝突する。他の代案の実施の形態においては、ノズル50が、それぞれの流れの方向の軸D、Dが軸方向の中心線Cから離れた点で交差するよう、オフセットされた関係に配置および/または配向されている。この構成は、後述のように、動作の呼気のモードにおいて渦を生じさせる。
ノズル50の出口端54を画定または包囲するほかに、ハウジングの中間部102は、ノズル50の入口端52を、入口端52がハウジング90の外部へと開くように形成してもいる。例えば、一実施の形態においては、中間部102の外側が、後面114およびレッジ116を備えている。後面114は、レッジ116から遠位部104へと斜め(横断面積において先細り)の様相で延びている。図4Dに示されているように、それぞれのノズル50の入口端52が、後面114を貫通して延び、後面114に対して流通可能に開いており、レッジ116は、マニホールドカバー74(図3)を組み付けるための表面を提供している。このように、後面114が、後述のとおりマニホールドカバー74が最終的にジェット本体70へと組み付けられたときに、マニホールド56(図2B)を完成させる。
ハウジング90についての上記の説明を念頭に、一実施の形態の形態においては、図4Cに最もよく示されているように、圧力監視ポート96は、ハウジング90から延びており、中間部102を貫いて延びる開口118(破線で示されている)を形成している。開口118は、中間壁94(図4B)の付近においてハウジング90の内部へと開いており、とくには遠位筒状部材92a、92bとハウジングの中間部102の内表面107との間の体積間隔119(広く指し示されている)へと開いている。さらに詳しく後述されるとおり、この位置は、インターフェイスプレート72(図3)の造作と連動して、ジェット本体70/生成器本体30(図2A)の内部の圧力の取り出しまたは測定を容易にする。
最後に、図4Aに戻ると、取り付け部品98は、一実施の形態においては、ハウジングの近位部100から反対の様相で延びる1対のフランジ120a、120bを備えており、フランジ120a、120bはそれぞれ、クリップ122a、122bを終端としている。クリップ122a、122bはそれぞれ、すき間124a、124bを確立すべくハウジング90から離間している。すき間124a、124bは、生成器本体30(図2A)を患者へと固定するために何らかのやり方で使用されるストラップ(図示せず)を、スライド可能に受け入れるように寸法付けられている。クリップ122a、122bは、ストラップと摩擦係合する表面を提供している。代案として、取り付け部品98は、さまざまな他の形態をとることができ、いくつかの実施の形態においては省略される。
図3に戻り、さらに図5A〜図5Cを参照して、一実施の形態において、インターフェイスプレート72は、フレーム140、第1および第2の近位筒状部材142a、142b、ならびに第1および第2の接続体144a、144bを備えている。大まかに言うと、接続体144a、144bは、近位筒状部材142a、142bをフレーム140から横方向に離間させるように、当該近位筒状部材142a、142bとフレーム140との間を部分的に延在している。
フレーム140は、ジェット本体70の開口106(図4A)に入れ込まれるように寸法付けられている。したがって、一実施の形態においては、フレーム140が略長円形状(図5Aに最もよく示されている)を有しており、ジェット本体のハウジング90(図4A)へと密に嵌め込みまたは組み付け(例えば、溶接)されるように構成された比較的平坦な後面146(図5Bおよび図5C)を終端としている。代案として、フレーム140は、さまざまな他の形態をとることができる。
一実施の形態においては、近位筒状部材142a、142bが並置されかつ同一に形成されており、したがって、第1の近位筒状部材142aについての以下の説明が、第2の近位筒状部材142bにも同様に当てはまる。これを念頭に、とくに図5Bおよび図5Cを参照すると、近位筒状部材142aは通路150を形成しており、遠位領域152、中間領域154、および近位領域156によって定められている。近位領域156は、近位端46aを終端としている(さもなければ、最終的な組み立て後に、チューブ42a(図2A)の近位端46aに対応し、あるいはチューブ42aの近位端46aを規定する)。反対に、遠位端152は、ジェット本体70の遠位筒状部材92a、92b(図4B)の該当する1つを覆って組み付けられるように、寸法および形状付けられている。すなわち、遠位領域152の内径が、当該遠位筒状部材92aまたは92bの外径よりも大きい。とくに、一実施の形態においては、遠位領域152は、後述のとおり、最終的にジェット本体70へと組み付けられたときに、圧力チャンバ(図示せず)を確立するために、フレーム140の後面146を超えて遠位方向に延びている。
中間領域154は、遠位部152から延びており、遠位部152の内径に比べて小さな内径を有しており、一実施の形態においては、第1の部位158および第2の部位160を含んでいる。第2の部位160の直径は、第1の部位158から近位領域156へと先細りになっている。さらに詳しくは、第1の部位158の内径が、当該遠位筒状部材92a(図4C)の直径に一致し、近位領域156の内径よりも大きい。さらに詳しく後述されるとおり、この拡大された領域は、使用時にジェット気流を受け入れて、ジェット気流の中断を促進する。これに限られるわけではないが、一例として、第1の部位158の内径が、0.194インチ程度である一方で、近位領域156の内径は、0.142インチ程度である。代案として、幅広くさまざまな他の寸法も、少なくとも中間領域154の一部分(すなわち、第1の部位158)が近位領域156の内径よりも大きな内径を有する限りにおいて、同様に容認可能である。これらの同じ趣旨に沿って、第1の部位158の長手方向の長さは、近位筒状部材142aの組み付け相手である遠位筒状部材92aに組み合わせられているノズル50a、50b(図4C)の間の角度の向きおよび横オフセットの距離に対応する。さらに詳しくは、第1の部位158は、最終的な組み立ての後に、ノズル50によって生成されるジェット気流が、主ジェット気流またはジェットポンプの形成を保証すべく第2の部位160および/または近位領域156(すなわち、直径が小さくされている領域)の付近または範囲内において互いに衝突するように、寸法付けられている。これに限られるわけではないが、一実施の形態においては、第1の部位158は、約0.134インチの長手方向長さを有している。
最後に、近位領域156は、フレーム140に対して近位方向に外へと延びており、患者インターフェイス部32(図1)の当該部位を収容するための表面を画定している。一実施の形態においては、図3および図5Bに最もよく示されているように、半径方向のスロット162が、近位筒状部材142aの内側164(すなわち、対立する近位筒状部材142bに面する側)に沿って形成され、近位端46aから延びている。半径方向のスロット162は、患者インターフェイス部32(図1)に応じた寸法とされ、後述されるように、近位筒状部材142aに存在しうる圧力の取り出しまたは採取を可能にする領域を提供している。一実施の形態においては、半径方向のスロット162は、0.05〜0.5インチ程度の長手方向長さを有しているが、他の寸法も同様に容認可能である。他の実施の形態においては、スロット162の寸法は、筒状部材142aの近位端64の内径に相関付けられている。驚くべきことに、近位端64での筒状部材142aの内径の85%を超えない長さを有し、かつ/または近位端64での筒状部材142aの内径の25%以上の幅を有するように、半径方向のスロット162を形成することで、患者へと送達される圧力を高い精度で、しかしながら背圧の発生を最小限または皆無にしつつ、採取できることが発見された。ところで、第2の近位筒状部材142bも、半径方向のスロット162を(第1の近位筒状部材142aに面する側に沿って)同様に形成している。
最後に、接続体144a、144bは、当該近位筒状部材142a、142bの外周の一部分から延在している。この点に関し、図5Aに最もよく示されているように、第1および第2の圧力タップまたは切り抜き166、168が、接続体144a、144bの間に形成されている。切り抜き166、168は、半径方向のスロット162とインターフェイスプレート72の後面170(図5Bに広く指し示されている)との間の流体の接続手段を構成している。後述されるとおり、切り抜き166、168は、最終的な組み立ての後に、生成器本体30(図2A)の内部の圧力の取り出し又は採取を容易にする。
図6Aおよび図6Bを参照し、一実施の形態において、マニホールドカバー74は、側壁180、仕切り182、および供給ポート184を備えている。側壁180は、前側186から後ろ側188まで延びる連続的な筒状体を形成している。この点に関し、側壁180は、ジェット本体のハウジング90(図4A)の一部分の周囲へと組み付けられるように寸法付けられており、したがって、一実施の形態においては、横断面において長円形状を有している。
仕切り182は、側壁180の後ろ側188から半径方向内側へと延びており、開口192を画定するエッジ190を終端としている。開口192は、筒状の側壁180の内部へと流通可能に開いており、ジェット本体のハウジングの遠位部104(図4C)を受け入れるように寸法付けられている。したがって、一実施の形態においては、エッジ190/開口192は、長円形状を形成している。
最後に、とくに図6Bを参照して、供給ポート184は、側壁180から外向きに延び、側壁180の厚さを貫く開口194を形成している。支持ポート184は、流体供給源から延びるチューブなど、チューブ(図示せず)に組み付けられて、チューブに流通可能につながるように構成されている。したがって、この構成によって、供給ポート184は、流体供給源と筒状の側壁180の内部との間の流体の接続を提供する。このようにして、供給ポート184は、後述のように、生成器本体30(図2A)への流体の流れの供給を容易にしている。
排気ポート76が、図7A〜図7Cに詳しく示されている。排気76は、すでに述べた導管60を形成する導管体200を備えている。一実施の形態においては、導管体200は、第1のセグメント202および第2のセグメント204を含んでいる。第1のセグメント202は、一実施の形態においては部分リム208を備えている前面206から、おおむね長手方向の状態で延びている。部分リム208は、図7Aに最もよく示されており、溶接などによってマニホールドカバーの仕切り182(図6A)へと容易に組み付けることができるよう、広げられた表面を提供している。いずれにせよ、前面206は、ジェット本体のハウジングの遠位部104(図4A)を受け入れて、チャンバ58(図4A)と導管60との間に流体の接続手段を構成するように寸法および形状付けられている。
第2のセグメント204は、前面206の反対側において第1のセグメント202から延びており、70°〜110°の範囲の曲げを規定しており、例えば一実施の形態においては、約90°の曲げを規定している。この1つの構成において、排気ポート76は、組み合わせられる排気チューブ(図示せず)を排気ポート76から離れるように、したがって生成器本体30(図2A)に対して所望の方向に、容易に延ばすことができるようにしている。この目的のため、一実施の形態においては、第2のセグメント204は、第2のセグメント204の後端面212に隣接する周状のかかり210を形成している。かかり210は、排気チューブをかかり210の周囲で回転させることができる状態で、排気チューブを排気ポート76へと容易に固定できるように構成されている。
あるいは、排気ポート76は、外周のかかり210を省略できるよう、排気チューブの固定を容易にするさまざまな他の構造を取り入れることができる。これらの同じ趣旨に添い、とくに図7Cを参照すると、一実施の形態においては、第2のセグメント204は、自身の後ろ側216に沿って溝214を形成している。溝214は、使用時の排気ポート76/排気チューブの内部からの余分な圧力の解放を促進する。代案として、溝214を省略することが可能である。第1および第2のセグメント202、204を、剛に接続されているものとして説明したが、別の実施の形態においては、排気ポート76は、第2のセグメント204が第1のセグメント202へと回転可能に接続されるように構成される。この構成によれば、ユーザは、第2のセグメント204(したがって、第2のセグメント204へと取り付けられた排気チューブ)を所望の空間的位置へと、第1のセグメント202(したがって、生成器本体30の残りの部分)に対して回転させることができる。
本発明の原理による生成器本体30の組み立てを、図8Aおよび図8Bを参照して説明することができる。この点に関し、構成部品70〜76を、或る特定の順序で組み立てられるものとして説明するが、必ずしもこれに限られるわけではない。とくに図8Aを参照すると、マニホールドカバー74が、ジェット本体70へと組み付けられる。さらに詳しくは、ジェット本体70のハウジング90の遠位部104は、マニホールドカバー74の仕切り182によって画定される開口192に受け入れられ、この開口192を通過する。マニホールドカバーの側壁180の前側186は、ジェット本体のハウジング90の後面114(したがって、ノズル50の入口端52)がマニホールドカバーの側壁180によって画定される内部領域に位置するように、ジェット本体のハウジング90のレッジ116に当接する。
次いで、マニホールドカバー74は、マニホールドカバーの側壁180の前側186をジェット本体のハウジング190のレッジ116へと超音波で溶接するなどにより、ジェット本体70へと固定される。最終的に組み立てられると、ジェット本体のハウジング90およびマニホールドカバーの側壁180は、協働してマニホールド56を画定する。さらに詳しくは、マニホールドカバー76をジェット本体70へと組み付けることによって、マニホールド56の周囲に流体のシール(気密性)が確立され、したがって供給ポート184とそれぞれのノズル50の入口端52との間の流体の接続が確立される。すなわち、マニホールドカバー74は、それぞれのノズル50が供給ポート184へと流通可能につながっているただ1つのマニホールド56へと流通可能につながるように、ジェット本体のハウジング90の遠位部104の全体の周囲を延びている。
次いで、排気ポート76は、導管60がチャンバ58へと流通可能につながるように、ジェット本体のハウジング90の遠位部104を覆って組み付けられる。一実施の形態においては、排気ポートの導管体200の前面206は、マニホールドカバーの仕切り182および/またはジェット本体の遠位部104の外側に当接して固定(例えば、溶接)され、流体密封シールが確立される。
図8Bを参照すると、インターフェイスプレート72が、ジェット本体70へと組み付けられる。さらに詳しくは、インターフェイスプレートのフレーム140が、ハウジングの近位部100の開口106へと入れ込まれ、インターフェイスプレート72の近位筒状部材142a、142bが、ジェット本体70のそれぞれの遠位筒状部材92a、92bへと組み合わせられて、流通可能につながる。したがって、インターフェイスプレート72がジェット本体70へと最終的に組み付けられると、第1の近位筒状部材142aおよび遠位筒状部材92aが、協働して第1のチューブ42aを画定し、第2の近位筒状部材142bおよび遠位筒状部材92bが、協働して第2のチューブ42bを画定する。この点に関し、インターフェイスプレート72をジェット本体70へと溶接するなどによって、対応する筒状部材142a/92aおよび142b/92bの間に、流体密封シール(例えば、3psiにおいて流体の漏れがない)が確立される。
いずれにせよ、このように構成されたチューブ42a、42bがそれぞれ、どちらもチャンバ58(導管60へと流通可能につながっている)へと流通可能に接続されたそれぞれの通路44a、44bを形成する。さらに、少なくとも2つのノズル50(広く指し示されている)が、当該1つの通路44a、44b内に突き出して、流通可能につながっており、当該ノズル50によって規定される流れの方向の軸D(図4C)が、一実施の形態においては、ほぼ通路44aまたは44bの軸方向の中心線C(図4C)において互いに交差または衝突している。繰り返しになるが、近位筒状部142aおよび142bの中間領域154および近位領域156が、結果としてのチューブ42aまたは42bを、それぞれのノズルの出口端54の付近(すなわち、第1の部位158(図4C)の辺り)の内径が出口端54のさらに下流(すなわち、第2の部位160および近位領域156の辺り)の内径に比べて大きくなるように形成している。参考として、この大きくされた直径(したがって、大きくされた体積)が、図8Bにおいては、それぞれのチューブ42a、42b内の逃げ領域220として反映されている。
さらに、すき間または圧力チャンバ222(広く指し示されている)が、ジェット本体のハウジング90と、インターフェイスプレートのフレーム140と、近位および遠位の筒状部材142/92のそれぞれの外側との間に形成されている。圧力チャンバ222は、切り抜き166、168(図8Bでは隠れているが、図5Aに示されている)において流通可能に開いており、圧力監視ポート96(図4C)へと流通可能につながっている。後述のように、生成器本体30の患者側36に隣接する生成器本体30の内部の圧力が、圧力チャンバ222へと伝えられる。圧力チャンバ222は、生成器本体30の内部の圧力を測定するために、圧力を圧力タップまたは切り抜き166、168(図5A)から圧力監視ポート96へと通すための手段をもたらしている。後で明らかにされるとおり、半径方向のスロット162が、チューブ42a、42b内の圧力を採取するための場所を画定している。当然ながら、半径方向のスロット162がそれぞれのチューブ42a、42bの近位端に位置している(すなわち、可能な限り患者インターフェイス部(図示せず)の近くに位置している)こと、および切り抜き166、168が半径方向のスロット162のすぐ近く(例えば、一実施の形態においては0.2インチ程度)にあることから、従来からのnCPAP生成器の構成に比べて、実際に患者へと送達される圧力をより正確に評価することが可能になる。
一実施の形態においては、生成器本体の構成部品70〜76のそれぞれが、後の溶接による組み立てに適している同種のプラスチック材料から成型される。例えば、一実施の形態においては、生成器本体の構成部品70〜76のそれぞれが、成型ポリカーボネートであるが、アクリル樹脂またはアクリル共重合体樹脂、他の熱可塑性材料、などといった他のプラスチック材料も容認可能である。これらの同じ趣旨に沿って、構成部品70〜76の互いの取り付けは、3psiの圧力において漏れが生じない流体密封シールを特徴とする。例えば、溶接(例えば、超音波溶接)、接着剤、などを使用することができる。あるいは、構成部品70〜76の2つ以上を一体に形成することができ、例えば、一代替実施の形態においては、生成器本体30を、単一の一体の部品として成型または形成することが可能である。
しかしながら、驚くべきことに、構成部品70〜76を互いに別個に形成することで、集合体としての生成器本体30の主要な造作について、生成器本体30の全体サイズを最小限にしつつ密な公差を達成できることが発見されている。さらに、上述の一実施の形態においては、構成部品70〜76が積み重ねの様相で組み立てられている。隣接する構成部品の間のすべての取り合い面が、使用時の患者へと向かう流体の流れの方向に対して、基本的に直角である。したがって、隣接する構成部品70〜76の間で生じうるいかなる漏れも、患者の流体の流れへと開いてはおらず、代わりに生成器本体30の外部へと流れる。これにより、結果として、患者への高圧の漏れの発生が防止される。
次いで、組み立てられた生成器本体30に、図8Cに示されているようなnCPAP装置22を形成するうえで、追加の構成部品を備えることができる。例えば、流体供給チューブ230の一端が、供給ポート184へと流通可能に接続され、他端(図示せず)が、加圧気体(例えば、空気、酸素、など)の供給源などの流体供給源(図示せず)へと流通可能に接続される。同様に、通気チューブ232の一端が、圧力監視ポート96へと流通可能に接続され、他端(図示せず)が、圧力監視装置(図示せず)へと流通可能に接続される。すでに述べたように、圧力監視ポート96は、生成器本体30の内部の流体の圧力へと開いており、したがって圧力監視装置によって、通気チューブ232を介して、患者へと送達されている圧力のレベルを割り出すことができる。最後に、排気チューブ34が、排気ポートの導管体200を覆って流通可能に接続される。
一実施の形態においては、周状のかかり210(図7A)は、排気チューブ34を排気ポート76に対して長手方向にロックされた状態で固定する。一実施の形態においては、排気チューブ34は、排気チューブ34を「狭窄」を生じることなく所望の状態に容易に向ける(例えば、曲げる)ことができるよう、波形またはアコーディオン状の構成を有している(例えば、波形の伸縮可能チューブである)。さらなる実施の形態においては、排気チューブ34は、図8Cに示されているように、主たる波状部234、逃げ部236、および先端238を画定している。先端238は、排気ポート76を覆うように配置されて、排気ポート76へと固定されるように構成されており、したがって波形を有していない。主たる波状部234は、チューブ34の大部分にわたって延びており、ユーザの所望および指示のとおりに伸縮させられ、伸縮後の長さを維持するように構造的に形成されている。反対に、逃げ部236は、容易な伸縮のための内向きおよび外向きに延びる壁部分を備えているが、壁の厚さが薄くされており、きわめて柔軟である(波状部234と比べて)。
これにより、排気チューブ34を長手方向について排気ポート76へと固定したまま、ユーザが容易に排気チューブ34を排気ポート76に対して回転させることができる。代案として、排気チューブ34(ならびに、流体供給チューブ230および通気チューブ232)は、さまざまな他の形態をとることができる。例えば、排気チューブ34、チューブ34、230、および/または232のうちの1つまたはすべてを、ユーザによって所望の形状へと繰り返し曲げることができ、曲げ後の形状を自身で維持することができる剛であるが柔軟な材料で形成することができる。参考までに、チューブ34、230、および232のそれぞれの長さは、図示を容易にするために図8Cにおいては短縮されている。
図9Aおよび図9Bに示されているように、nCPAPシステム20(図1)の使用に先立って、患者インターフェイス部32が、nCPAP装置22へと組み付けられ、とくに生成器本体30へと組み付けられる。患者インターフェイス部32は、患者の鼻腔(図示せず)へと流体を接続するために適したさまざまな形態をとることができる。したがって、患者インターフェイス部32は、図示のような対向する一対の鼻突起を備えることができる。あるいは、患者インターフェイス部32は、生成器本体30について患者の両方の鼻腔へのただ1つの流通可能な接続を行うマスクであってよい。いずれにせよ、一実施の形態においては、患者インターフェイス部32は、弾性的かつ従順な材料で形成されたベース240を備えており、後述のように生成器本体30の特定の形状と相互作用するように構成されている。
例えば、一実施の形態においては、ベース240は、ベース240の厚みを貫通して延びる1対の管腔242a、242bと、管腔242a、242bの間を延びるチャネル244とを形成している。チャネル244および管腔242a、242bは、ベース240の遠位面246に対して開いており、チャネル244は、生成器本体30のチューブ42a、42bのそれぞれに組み合わせられた半径方向のスロット162の長手方向長さに一致する長手方向長さを有している。これを念頭に、患者インターフェイス部32の生成器本体30への組み付けは、チューブ42a、42bのそれぞれを当該管腔242a、242bの内側に取り付けることを含んでいる。さらに、ベース240は、摩擦によってジェット本体のハウジング90とチューブ42a、42bとの間に固定されるように、ジェット本体のハウジング90の近位部100の内側に配置される。
この点に関し、一実施の形態においては、ベース240の形状は、ジェット本体のハウジング90の近位部100の形状に一致している。好ましい一実施の形態においては、一致する形状が、患者インターフェイス部32の生成器本体30に対する所望の向きを保証するために、非対称である。例えば、一実施の形態においては、ベース240およびジェット本体のハウジング90の近位部100は、図9Aに示されているように、1対のアーチ状(すなわち、おおむね曲線の)角250と、1対の比較的明確な(すなわち、「尖った」)角252とを備えている(すなわち、曲線の角250が、尖った角252に比べて大きな曲率半径を有している)。この構成によれば、患者インターフェイス部32を、誤って図9Aに示した向きと反対の向きで生成器本体30へと組み付けてしまうことがない。代案として、患者インターフェイス部32は、非対称な形状のベース240を含んでも、含まなくてもよいさまざまな他の形態をとることができる。
いずれにせよ、一実施の形態においては、患者インターフェイス部32は、ジェット本体のハウジング90の近位部100と圧力監視ポート96との間に所望の流体の接続を維持するように構成されている。とくに、図9Cを参照すると、ベース240は、チャネル244がそれぞれのチューブ42a、42bによって定められている半径方向のスロット162に対して開くように、生成器本体30のチューブ42a、42bに組み付けられる。したがって、通路44a、44b内の流体の流れは、半径方向のスロット162およびチャネル244を介して外へと流れることができる。さらに、チャネル244からの流体の流れは、インターフェイスプレート72によって画定された圧力タップまたは切り抜き166、168へと流れ、圧力タップまたは切り抜き166、168を通過して流れることができる(図9Cの断面図においては切り抜き168のみが存在し、切り抜き166は図5Aに示されていることを理解すべきである)。
次いで、切り抜き166、168は、インターフェイスプレート72とジェット本体のハウジング90の近位部100との間に画定されている圧力チャンバ222へと流通可能に開いている。したがって、圧力監視の流体回路は、圧力監視ポート96(図9A)および通路44a、44bが、半径方向のスロット162、チャネル244、切り抜き166、168、および圧力チャンバ222を介して流通可能に接続されることによって確立される。この目的のため、一実施の形態においては、半径方向のスロット162をそれぞれのチューブ42a、42bの内側に沿って位置させ、かつ患者の鼻孔に直接的に流通している管腔242a、242bのきわめて近くに位置させることによって、圧力監視回路は、患者が実際に直面する圧力とほぼ同一(患者へと届けられる実際の圧力の0.2〜0.3cmの範囲内)の圧力を検出することができる。
当然ながら、本発明の原理によるnCPAP装置22、とくに生成器本体30は、幅広くさまざまな他の患者インターフェイス部の構成(患者インターフェイス部32に関して上述した特徴の一部またはすべてを取り入れても、あるいは取り入れていなくてもよい)において有用である。すなわち、患者インターフェイス部32に限られるわけではない。
nCPAPシステム20(図1)の一部としてのnCPAP装置22の動作、とくに生成器本体30の動作を、まず図10Aを参照して説明する。図示を容易にするため、nCPAP装置22は、患者インターフェイス部32(図9A)を備えずに示されている。この点を念頭に、nCPAP装置22は、患者(図示せず)へと固定される。本発明のnCPAP装置22は、幅広くさまざまな患者において有用であるが、このnCPAP装置22は、幼児または新生児にCPAP療法を提供するためにきわめて適している。いずれにせよ、nCPAP装置22は、ストラップ(図示せず)を患者の頭部の周囲に固定し、次いでストラップを生成器本体30の取り付け部品98へと固定することによって、患者へと取り付けられる。例えば、ストラップは、ストラップをすき間124a、124b(図10Aには、そのうちの1つが示されている)に入れ込むことによって生成器本体30へ固定され、ストラップに対する生成器本体30の位置は、クリップ122a、122b(図10Aには、そのうちの1つが示されている)によって保持される。
ひとたび患者へと固定されると、流体(例えば、空気、酸素、など)が、供給チューブ230を介して生成器本体30へと供給される。さらに詳しくは、流体が、供給ポート184へと押し込まれ、供給ポート184は、流体の流れをマニホールド56へと案内する。マニホールド56は、供給された流体がノズル50(広く50として指し示され、図10Aにおいてはノズル50a、50bとして示されている)へと押し込まれるように、それぞれのノズル50の入口端52と流通可能につながっている。次いで、ノズル50のそれぞれが、当該通路44a、44b(図2A)の内部に低モーメントの二次ジェット流体流を生成する。
例えば、図10Aは、チューブ42aによって画定された通路44aを、ノズル50a、50bとともに示している。第1のノズル50aは、通路44aの内部に第1の低モーメントの二次ジェット気流Sを生成する。同様に、第2のノズル50bは、通路44aの内部に第2の低モーメントの二次ジェット気流Sを生成する。本明細書において使用されるとき、用語「低モーメント」は、ただ1つのノズルを取り入れてなる従来からのnCPAP生成器において見られるノズル誘起のジェット気流のモーメントに対する比較である。例として、5cm水のCPAPをもたらすために、ただ1つのノズルでは、直径0.2インチの導管において10ミリニュートンというジェット気流のモーメントを生成しなければならない。対照的に、図示の生成器本体30の実施の形態においては、それぞれのノズル50a、50bが、5ミリニュートンというジェット気流のモーメントを生成することで、5cm水のCPAPが生み出される。
さらに図4Cを参照すると、第1の二次ジェット気流Sが、流れの方向の軸Dに沿って第1のノズル50aから発射される一方で、第2の二次ジェット気流Sは、流れの方向の軸Dに沿って発射される。すでに述べた通路44aの軸方向の中心線Cに対するノズル50a、50bの向きゆえに、二次ジェット気流S、Sは、ほぼ軸方向の中心線Cにおいて互いに交差または衝突し、主ジェット気流またはジェットポンプPを生む。このようにして、実質的に、低モーメントの二次ジェット気流S、Sが互いに組み合わせられ、患者へと向かう方向(すなわち、生成器本体30の患者側36)に流れる安定なより大きなモーメントのジェットポンプを確立または生成する。このようにして、ジェットポンプは、患者のための低モーメントの気道陽圧源として機能する(すなわち、ジェットポンプのモーメントが圧力へと変換される)。
患者が息を吸っている期間(「吸気段階」)において、主ジェット気流Pは、通路44a(および、44b)を介して患者の鼻腔に向かって容易に流れる。二次ジェット気流S、Sの間の境界点が、通路44aの小径の近位領域156またはその付近にあるため、ジェット気流S、Sの衝突によって生み出される渦(すなわち、渦を巻く流体の流れ)はわずかであり、容易に通路44a内に閉じ込められる。このようにして、吸気の段階において、持続気道陽圧が、通路44a、44bの内部に生成され、通路44a、44bによって患者へと送達される。さらに、主ジェット気流Pをそれぞれの通路44a、44bにおいてほぼ中心に位置させ、小径の近位領域156を設けることによって、ベンチュリ効果が生み出され、患者の吸気の需要を満足させるべく患者へと向かう気流への追加の気体の取り込みを向上させる。
他の実施の形態においては、生成器本体30が、ノズル50a、50bのうちの少なくとも1つの直径を変化させることができるように構成される。例えば、マンドレルまたはピンを、ノズル50aまたは50b内にスライド可能に配置し、ユーザがピンを出口端54に向かい、あるいは出口端54から離れるように動かして、出口端54の有効直径を変化させることができるように、ノズル50aまたは50bに組み合わせることができる。これにより、ユーザが、流量‐CPAPの関係を、患者の呼吸の労苦の要件によく合致するように変化させることができる。
患者(図示せず)が息を吐いている期間(「呼気段階」)におけるnCPAP装置22の動作を、図10Bに示している。参考までに、生成器本体30へと送り込まれている流体の流量は一定であり、したがって吸気段階または呼気段階のどちらであるかによって変化するわけではない。したがって、上述の検討に従い、第1および第2の二次ジェット気流S、Sは、それぞれノズル50a、50bによって依然として生成され、当該通路44aへと案内されて、軸方向の中心線Cに近付く。しかしながら、呼気段階においては、患者が吐き出した空気は通路44aに進入し、図10Bに矢印Eによって示されている方向に流れる。吐き出された空気流Eは、基本的には、主ジェット気流P(図10A)および二次ジェット気流S、Sに同時に相互作用し、あるいは主ジェット気流Pおよび二次ジェット気流S、Sを中断させる。二次ジェット気流S、Sが中断されることで、もはや二次ジェット気流S、Sが組み合わさって主ジェット気流Pを形成することがない。
二次ジェット気流S、Sは、(ただ1つの大モーメントのジェット気流に比べて)低モーメントであり、かつ、集合的により大きな表面積をもたらしているため、吐き出された空気Eが、所望のジェット気流の中断を容易に達成できる。図10Bに示されているように、中断された二次ジェット気流S、Sが引き離され、吐き出された空気Eの流れに対する抵抗が最小限となる。その後に、二次ジェット気流S、Sは、吐き出された気流Eによって折り「返され」る。結果として、図10Cに示されているように、吐き出された空気Eならびに「転向」されたノズルの気流N、Nが、通路44a、チャンバ58、および導管60を通って容易に流れ、排気チューブ34を介して生成器本体30から排気される。呼気段階における流体の流れは、図10Cにおいて矢印によって示されている。
きわめて大きな流れ方向の渦(二次ジェット気流S、Sについて図10Bに符号「V」で概略的に示されている)へと変化し、あるいはそのような渦を形成する二次ジェット気流S、Sによって、気流の中断を特徴付けることができる。上記を示唆する他の実施の形態においては、流れ方向の渦の形成を、二次ジェット気流S、Sが軸方向の中心線Cから外れた点で互いに衝突するようなノズル50a、50bの配置/配向によって、さらに誘起することができる。いずれにせよ、生成された渦Vは、軸方向の中心線Cから離れるように、逃げ領域220へと分散する。結果として、流れ方向の渦Vが、吐き出された気流における流れの分離の発生を防止する(あるいは、引き起こさない)。上述したノズル50a、50bからの流れの方向の曲げ(または「反転」)を、逃げ領域220の壁によって引き起こされるコアンダ効果によって強化することができる。いずれにせよ、主ジェット気流Pおよび二次ジェット気流S、Sによる吐き出された空気Eに対する抵抗が、逃げ領域220に沿って最小化され、吐き出された空気Eの流路の水力直径が実質的に増加する。
ジェット気流の衝突およびジェット気流の中断という生成器本体30の特徴が、図11A〜図12Bの写真に反映されている。とくに、図11Aおよび図12Aは、本発明の原理による生成器本体によって確立された流体回路の一部分の流体の流れの縦断面図である。参考までに、図11Aおよび図12Aの写真は、近位側304から遠位側306へと延びる通路(図2Aの通路44aまたは44bに類似)を形成しているチューブ300(図2Aのチューブ42aまたは42bに類似)の一部分を示している。さらに、一対のノズル308a、308b(図2Aのノズル50a、50bに類似)が、通路へと流通可能に接続され、それぞれチューブ300内に低モーメントの二次ジェット気流S、S(広く指し示されている)を生成している。
以上を念頭に、図11Aは、動作の吸気段階を示しており、二次ジェット気流S、Sが、チューブ300内で互いに衝突し、協働して主ジェット気流Pを生み出している。すでに述べたように、主ジェット気流Pは、近位側304へと(したがって、患者(図示せず)へと)向けられており、そのモーメントが正の圧力へと変換される。図11Bに示されているように、吸気段階におけるノズル308a、308bの付近のチューブ300内の気流の横断面の写真が提示されており、二次ジェット気流S、Sによって、気流の渦Vが生成される可能性があるが、これらの渦Vは比較的わずかまたは貧弱であり、チューブ300の内表面まで広がることがなく、チューブ300の内表面と相互作用することもない。
反対に、呼気の段階においては、図12Aに示されているとおり、患者から吐き出された空気(広くEで指し示されている)が、低モーメントの二次ジェット気流S、Sを容易に中断させる。当然ながら、主ジェット気流P(図11A)は、二次ジェット気流S、Sが中断されることで、二次ジェット気流S、Sがただ1つのコヒーレントな主ジェット気流Pへと合流することがないため、図12Aにおいては見られない。図12Bは、二次ジェット気流S、Sの中断によって生み出された流れ方向の渦V(渦を巻く流れ)を示している。流れ方向の渦Vが、チューブ300内に広がり、あるいは伝搬している。
当然ながら、ノズル308によって生成される低モーメントのジェットの流体流は、患者から吐き出される低モーメント/圧力の空気によって容易に中断される。したがって、ただ1つのジェット気流を、患者の呼気の際の流体反転技法とともに取り入れているこれまでのnCPAP装置ときわめて対照的である。
本発明の原理によるnCPAP装置、とくに生成器本体は、必要とされる患者の呼吸の労苦が軽減されるという特徴を有している。これは、幼児または新生児などといった肺の能力が低い患者にとってきわめて重要である。さらに、複数のノズル/ジェット気流をただ1つの通路内で組み合わせることによって、ノズルの出口の直径を小さくでき、したがって装置の全体サイズを小さくできる。通常の動作時、多数のノズルのそれぞれがモーメントの小さいジェット気流を生成しているため、本発明のnCPAP装置が生じさせる可聴ノイズは、ただ1つのノズルによるより大きなモーメントのジェット気流に依存する従来からの可変流nCPAP生成器に比べ、小さくなり、幼児または新生児などといった肺の能力が低い患者にとって有用である。
本発明を、好ましい実施の形態を参照して説明したが、当業者であれば、本発明の技術的思想および技術的範囲から離れることなく形態および細部について変更が可能であることを、理解できるであろう。
本発明の原理によるnCPAP装置を含む経鼻持続気道陽圧システムの一実施形態を示すブロック図である。 本発明の原理によるnCPAP装置の生成器本体部の実施形態の斜視図である。 図2Aの生成器本体の縦断面図である。 図2Aの生成器本体として使用するための本発明の原理による一実施形態の生成器本体の分解図である。 図3の生成器本体の部品であるジェット本体部品の正面図である。 図4Aのジェット本体の横断面図である。 図4Aのジェット本体の上面断面図である。 図4Aのジェット本体の背面図である。 図3の生成器本体の部品であるインターフェイスプレートの正面図である。 図5Aのインターフェイスプレートの上面断面図である。 図5Aのインターフェイスプレートの横断面図である。 図3の生成器本体の部品であるマニホールドカバーの前方斜視図である。 図6Aのマニホールドカバーの横断面図である。 図3の生成器本体の部品である排気ポートの正面図である。 図7Aの排気ポートの横断面図である。 図7Aの排気ポートの後方からの斜視図である。 図3の生成器本体の組み立てを説明する断面図である。 図3の生成器本体の組み立てを説明する断面図である。 図3の生成器本体を含む本発明の原理によるnCPAP装置の斜視図である。 一実施形態の患者インターフェイス部に組み合わせられた図3の生成器本体の分解斜視図である。 図9Aの患者インターフェイス部の底面断面図である。 最終的な組み立て後の図9Aの生成器本体および患者インターフェイス部の組み合わせの底面断面図である。 図8CのnCPAP装置の断面図であり、動作の吸気段階における流体の流れを示している。 図10AのnCPAP装置の断面図であり、動作の呼気段階における流体の流れを示している。 図10AのnCPAP装置の断面図であり、動作の呼気段階における流体の流れを示している。 動作の吸気段階の最中の本発明によるnCPAP装置の一部分の写真である。 動作の吸気段階の最中の本発明によるnCPAP装置の一部分の写真である。 動作の呼気段階の最中の図11Aおよび11BのnCPAP装置の写真である。 動作の呼気段階の最中の図11Aおよび11BのnCPAP装置の写真である。
符号の説明
20 nCPAPシステム
22 nCPAP装置
26 流体供給源
28 圧力監視器
30 生成器本体
32 患者インターフェイス部
34 排気チューブ
36 患者側
38 排気側
40a、40b 流体流通回路
42a、42b チューブ
44a、44b 通路
46a、46b 近位端
48a 遠位端
50a、50b ノズル

Claims (12)

  1. 経鼻持続気道陽圧(nCPAP)システムにおいて使用するためのnCPAP装置であって、
    患者側および排気側を画定し、第1および第2の流体流通回路を形成している生成器本体を有しており、
    前記第1および第2の流体流通回路の各々は、
    軸方向の中心線を形成している通路と、前記通路が患者側へと開いている近位端と、前記通路が排気側へと開いている遠位端と、を画定しているチューブと、
    該チューブに組み合わせられた第1および第2のノズルと、
    を備えており、
    前記第1および第2のノズルの各々は、流体供給源へと開いている入口端と、前記通路へと開いて入口端の径に比べて小さい径を備える出口端とを画定し、前記出口端から流れの方向の軸に沿って流体のジェット気流を発するように構成されており、
    前記第1および第2の流体流通回路それぞれにおいて、前記第1および第2のノズルの前記流れの方向の軸は、お互いに対して非平行であるとともに、対応する前記通路の軸方向の中心線に対しても非平行であることを特徴とする装置。
  2. 前記第1および第2のノズルは、前記対応する通路の軸方向の中心線に対して横方向に整列している請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1および第2のノズルは、流れの方向の軸が通路内で交差するように、対応の通路に対して配置されている請求項1に記載の装置。
  4. 前記第1および第2のノズルは、流れの方向の軸が前記通路の軸方向の中心線において交差するように配置されている請求項3に記載の装置。
  5. 前記第1および第2のノズルは、対応する流れの方向の軸によって40〜80°の範囲の内包角が形成されるように配置されている請求項1に記載の装置。
  6. 前記チューブは、前記ノズルの出口端から前記遠位端まで延びる遠位領域と、前記出口端から前記近位端に向かって延びる中間領域と、前記中間領域から前記近位端まで延びる近位領域とを形成しており、
    前記通路は、前記出口端の直近の前記中間領域における通路の直径が、前記近位領域における通路の直径に比べて大きくされた請求項1に記載の装置。
  7. 前記第1および第2の流体回路の第1および第2のノズルの入口端が、すべて共通のマニホールドへと流通可能に接続されている請求項1に記載の装置。
  8. 前記生成器本体は、内部に前記チューブの少なくとも一部分が配置されるハウジングであって、前記近位端に隣接する開口を形成しているハウジングを含み、
    当該装置は、
    1対の管腔を形成し、それぞれの管腔が対応する前記チューブの近位端に対して取り付けられるように寸法付けられているベースと、
    前記管腔へと流通可能に接続され、患者の鼻孔へと流通可能に接続されるように構成されているインターフェイス部と、
    を備える患者インターフェイス部をさらに有しており、
    前記ハウジングおよび前記ベースは、最終的な組み立てにより、前記ベースが前記ハウジングの前記開口に入れ込まれるように構成されている請求項1に記載の装置。
  9. 加圧流体を供給源から前記ノズルへと供給するために、各ノズルの入口端と流通可能に接続された供給チューブと、
    前記生成器本体の内部の流体の圧力を採取するために、それぞれのノズル出口端の近位で前記通路と流通可能に接続された圧力監視チューブと、
    それぞれのチューブの遠位端と流通可能に接続された導管を画定する排気ポートと、
    前記排気ポートに取り付けられ、前記導管と流通可能に接続された排気チューブと、
    前記通路と流通可能に接続されたインターフェイス部を備え、患者の鼻孔と流通可能に接続されるように構成されている患者インターフェイス部と、
    をさらに備えている請求項1に記載の装置。
  10. 前記生成器本体は、
    排気導管を形成している排気ポートと、
    前記それぞれのノズル、前記第1および第2のチューブのそれぞれの遠位部、ならびに前記遠位部に流通可能に接続されたチャンバを形成しているジェット本体と、
    前記排気ポートと前記ジェット本体との間に組み付けられ、供給ポートを形成しているマニホールドカバーと、
    前記第1および第2のチューブのそれぞれの近位部を形成しているインターフェイスプレートと、を備えており、
    前記インターフェイスプレートは、対応する前記チューブ遠位部および前記チューブ近位部が前記第1および第2のチューブを形成すべく互いに流通可能につながるように、前記ジェット本体へと組み付けられ、
    最終的な組み立てにより、前記供給ポートは前記ノズルと流通可能につながり、前記チャンバは前記排気導管と流通可能につながっている請求項1に記載の装置。
  11. 患者側および排気側を画定するとともに、第1および第2の流体流通回路を形成している生成器本体と、流体供給源と、排気チューブとを有している経鼻持続気道陽圧(nCPAP)システムであって、
    前記第1および第2の流体流通回路の各々は、
    患者側へと開いている近位端と、排気側へと開いている遠位端と、軸方向の中心線とによって画定される通路を形成しているチューブと、前記チューブに組み合わせられた第1および第2のノズルと、を備えており、
    前記第1および第2のノズルの各々は、流体供給源へと開いている入口端と、当該通路へと開いて入口端の径に比べて小さい径を備える出口端とによって画定される流路を形成するとともに、
    各ノズルは、前記出口端から流れの方向の軸に沿って流体のジェット気流を発するように構成され、
    前記第1および第2の流体流通回路それぞれにおいて、当該第1および第2のノズルの前記流れの方向の軸は、互いに対して非平行であるとともに、前記通路の軸方向の中心線に対しても非平行であり、
    前記流体供給源は、各ノズルの入口端に流通可能に接続され、
    前記排気チューブは、前記通路の遠位端にそれぞれ流通可能に接続され、
    前記システムは、前記生成器本体を患者の鼻孔に固定することにより、流体を前記流体供給源から前記ノズルへと供給し、前記ノズルから二次流体ジェット気流を発し、前記二次流体ジェット気流を混ぜ合わせることによって、それぞれの通路内に主流体ジェット気流を生成することにより、患者において持続気道陽圧を生成するように構成されており、
    動作の吸気段階においては、各主流体ジェット気流は患者の鼻孔に向かって連続的に流れ、動作の呼気段階においては、患者の鼻孔から吐き出された空気によって、吐き出された空気が容易に前記チューブを通って前記排気チューブへと流れるように、前記ジェット気流を中断することを特徴とするシステム。
  12. 前記チューブの各々は、前記それぞれのノズルから延びる中間領域と、前記中間領域から前記近位端へと延びる近位領域を含んでおり、前記中間領域は、前記近位領域の内径に比べて大きくされた内径を有する請求項11に記載のシステム。
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