JP5128994B2 - 回転スタンド - Google Patents

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Description

この発明はテレビ受像機、監視カメラその他の被回転物を動力で回転駆動する回転スタンドに関し、コンパクトに構成できるようにしたものである。
被回転物を動力で回転駆動する従来の回転スタンドとして下記特許文献1記載のものがあった。図2にその構成を示す。これはテレビスタンドを構成するものである。ベース10にはドーナツ型ディスク12が回転自在に取り付けられている。ディスク12の中空部14の内周面には内歯歯車16が形成されている。中空部14内にはベース10上にモータ18と減速機構20が固定配置されている。ディスク12上には外蓋22が被せられる。外蓋22の上面には支柱24が立設固定されている。支柱24の上にテレビ受像機26が固定支持される。以上の構成によれば、モータ18を駆動すると減速機構20を介してディスク12と外蓋22が一体になって回転し、この回転に従動してテレビ受像機26が水平方向に回転して画面の向きが調整される。
WO2005/022024号公報(図2)
特許文献1記載の回転スタンドはドーナツ型ディスク12の中空部14にモータ18および減速機構20をベース10の平面方向に配列して収容する構造であるため、中空部14は広い面積が必要であり、ディスク12は大径にならざるを得なかった。またドーナツ型ディスク12とその上に被せられる外蓋22とで形成される内部空間の高さはモータ18および減速機構20を収容するためにある程度の高さが必要である。このためベース10上に広い範囲で外蓋22の突出部が生じ、台座部分(ベース10、ディスク12、外蓋22およびこれら全体を覆うカバーで構成される部分)全体が分厚くなり、見栄えが悪かった。また回転機構部(ディスク12、モータ18、減速機構20、外蓋22)と独立して支柱24が必要であった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、コンパクトに構成できるようにした回転スタンドを提供しようとするものである。
この発明はベース部材と、モータと減速機構を有し前記ベース部材に固定された駆動装置と、筒状部材で構成され該筒の内部空間に前記駆動装置を収容した状態で前記ベース部材に該筒の軸回り方向に回動自在に立設支持された支柱とを具備し、前記支柱の前記筒の内周面には内歯歯車が形成され、前記減速機構の出力ギアが前記内歯歯車に噛み合い、前記駆動装置の駆動により前記出力ギアと前記内歯歯車との噛み合いを介して前記支柱が前記ベース部材に対し該支柱の軸回り方向に回転駆動されるように構成され、前記支柱で被回転物を支持するものである。
この発明によれば駆動装置を支柱内に配置したので、駆動装置と支柱を別々の箇所に配置する場合に比べてコンパクトに構成することができる。また筒状部材で構成される支柱の内周面に内歯歯車を構成したので、支柱と内歯歯車を別々の部品として用意しなくてすみ、その分コンパクトに構成することができる。
この発明は特に前記減速機構が、前記モータの回転が伝達されて回転する第1のウォームと、前記支柱の回動軸に直交する方向に平行な回転軸を有し前記第1のウォームに噛み合う第1のウォームホイールと、1個のギアで1段を構成し前記第1のウォームホイールの回転を減速して伝達する複数段のギアと、該複数段のギアの最終段に同軸に連結された第2のウォームと、前記支柱の回動軸に平行な回転軸を有し前記第2のウォームに噛み合う第2のウォームホイールと、該第2のウォームホイールの回転が伝達されて回転する出力ギアとを有し、前記複数段のギアを構成する複数個のギアはいずれも前記支柱の回動軸に直交する方向に平行な回転軸を有し、かつ前記複数段のギアを構成する複数個のギアには回転軸が前記支柱の軸方向に相互に位置をずらして配列された複数個のギアが含まれるものである。これによれば2組のウォームギア(ウォームとウォームホイールの組み合わせ)の間に前記複数段のギアを配列することにより、該複数段のギアを構成する複数個のギアがいずれも前記支柱の回動軸に直交する方向に平行な回転軸を有しかつ前記複数段のギアを構成する複数個のギアには回転軸が前記支柱の軸方向に相互に位置をずらして配列されたギアが含まれるようにしたので、該複数段のギアがいずれも支柱の回動軸に平行な回転軸を有しかつ回転軸が支柱の径方向に位置をずらして配列されたギアで構成される場合に比べて支柱を小径に構成することができる。
この発明は前記モータを例えば前記減速機構の上方または下方に横置き(モータ回転軸を支柱の回動軸に直交する方向に平行に配置した姿勢)または斜め横置きの姿勢で配置することができる。これによれば支柱をさらに小径にするような設計も容易となる。またこの発明は前記モータを前記減速機構の側方に縦置き(モータ回転軸を支柱の回動軸に平行に配置した姿勢)または斜め縦置きの姿勢で配置することもできる。これによれば支柱の高さを抑制するような設計も容易になる。
この発明は前記駆動装置が、ハウジング内に前記モータと前記減速機構を収容した単一構造体で構成され、かつ前記ハウジングで前記ベース部材に固定され、かつ前記ハウジングから前記出力ギアの一部が外部に露出して前記内歯歯車に噛み合うものとすることができる。これによれば予めモータと減速機構をハウジング内に収容した状態にしてベース部材に装着することができるので、モータと減速機構を個別部品ごとにベース部材に装着する場合に比べて組み立てを容易にすることができる。
この発明は前記支柱が円筒状部材で構成され、前記ハウジングが前記支柱の円筒内に収容されかつ該支柱と同軸に配置される円柱状外形に形成されたものとすることができる。
この発明は前記ベース部材を板状部材で構成し、前記ベース部材の前記駆動装置を配置する周りの箇所に円弧状溝穴を周方向に複数個形成し、前記ベース部材の表面側に第1の樹脂製スラストベアリングを介して前記支柱を立設支持し、前記ベース部材の裏面側に前記第1の樹脂製スラストベアリングに対向して第2の樹脂製スラストベアリングを介して金属製ベアリングプレートを支持し、前記円弧状溝穴における前記第1の樹脂製スラストベアリングと前記第2の樹脂製スラストベアリングとの間隙を該円弧状溝穴に収容配置したガイドポストにより前記ベース部材の板厚に規制し、前記支柱の前記第1の樹脂製スラストベアリングに支持される側の端面に周方向に適宜の間隔で複数のねじ穴を形成し、前記第1の樹脂製スラストベアリング、前記第2の樹脂製スラストベアリング、前記ガイドポスト、前記金属製ベアリングプレートに前記支柱の各ねじ穴に対応して複数のねじ通し穴をそれぞれ形成し、前記ベース部材の裏面側から複数本のねじを、前記金属製ベアリングプレート、前記第2の樹脂製スラストベアリング、前記ガイドポスト、前記第1の樹脂製スラストベアリングの各ねじ通し穴を通して前記支柱のねじ穴にそれぞれねじ込んでこれら金属製ベアリングプレート、第2の樹脂製スラストベアリング、ガイドポスト、第1の樹脂製スラストベアリングおよび支柱を一体化し、もって該支柱を前記ベース部材に回動自在に連結し、かつその回動範囲を前記ガイドポストが前記円弧状溝穴内を移動できる範囲で規制してなるものとして構成することができる。
この発明は前記駆動装置が駆動されていない状態で前記支柱にその回動方向の外力が加えられると、該外力により前記駆動装置の前記減速機構および前記モータが回転して該支柱が該外力の方向に回動するものとすることができる。あるいは前記減速機構の動力伝達系路中にクラッチが配置され、前記駆動装置が駆動されていない状態で前記支柱にその回動方向の外力が加えられると、該外力により前記クラッチが外れて該支柱が該外力の方向に回動するものとすることができる。これによれば手動で被回転物を回転させることができる。また被回転物に不測に外力が加わったときに該被回転物が回転して該外力を逃がして、被回転物の転倒や被回転物あるいは回転スタンドの破損を防止することができる。
《実施の形態1》
この発明を電動回転式テレビスタンドに適用した実施の形態を以下説明する。図3はその概要を示す。(a)は正面図、(b)は平面図である。電動回転式テレビスタンド(以下「テレビスタンド」)30は金属製の板状部材で構成されるベース部材32と、ベース部材32の上面の適宜の位置に垂直方向の軸の回り方向に回動自在に立設支持された金属製の支柱34を具える。ベース部材32および支柱34を必要に応じて、ベース部材32に装着したプラスチック製のカバー35で覆うこともできる。支柱34の頂部には液晶テレビ、プラズマテレビ等のテレビ受像機36が取り付け固定される。テレビスタンド30はベース部材32を水平面38(テレビ台の上面等)の上に載置して使用される。支柱34は筒状部材で構成され、その筒の内部空間には駆動装置40が収容されている。この駆動装置40を駆動することにより支柱34はベース部材32に対しその軸回り方向(水平方向)に回転駆動され、テレビ受像機36の画面の向きが調整される。
テレビスタンド30の構成を図1に分解して示す。またその組み立てた状態での駆動装置40の内部構成(ハウジングは省略)を図4〜図6に示す。図4は平面図、図5は図4のA矢視図(支柱34は図4のB−B矢視断面を示す)、図6は図4のC矢視図(支柱34は図4のD−D矢視断面を示す)である。図7は底面図(駆動装置40は省略)である。図1においてベース部材32(支柱34を立設支持する付近のみ示す)は鉄板等で構成される。ベース部材32には駆動装置40を設置する周りの箇所に複数個(この例では4個)の円弧状溝穴42が同一半径上に等角度間隔で形成されている。各円弧状溝穴42の周方向角度幅(周方向長さ)は等しい。この円弧状溝穴42の周方向の長さで支柱34の最大回動角度幅が決まる。ベース部材32の各円弧状溝穴42で囲まれた内側の領域には駆動装置40をベース部材32に固定するための3個のねじ穴44が形成されている。駆動装置40は樹脂製ハウジング45内にモータおよび減速機構を収容した単一構造体(駆動ユニット)として構成されている。ハウジング45は支柱34の円筒状の内部空間46内に収容されて支柱34と同軸に配置される円柱状外形を有する。ハウジング45の外周面近傍位置にはその上下面間を貫通する3本のねじ通し穴47がハウジング45の軸方向に沿って形成されている。駆動装置40は3本のねじ43をハウジング45の上方から各ねじ通し穴47に通し、ベース部材32のねじ穴44にそれぞれねじ込むことによりベース部材32に固定される。
支柱34は両端が開口したアルミ等の金属製の円筒状部材で構成されている。支柱34の内部空間46の内周面の周方向の一部の領域(円弧状溝穴42の周方向角度幅で決まる最大回動角度幅分支柱34を回転駆動するのに十分な周方向角度分の領域)には内歯歯車48が該内部空間46の軸方向の全長(両開口端間全長)にわたり形成されている。支柱34の下端面には支柱34をベース部材32に回動自在に立設支持するためのねじ50をねじ込む4個のねじ穴52(図5、図6、図7)が周方向に等角度間隔で形成されている。また支柱34の下端面の4個のねじ穴52の周方向の各中間位置には、スラストベアリング54の上面の周方向等間隔の位置に形成された4個のボス56を収容する凹所58(図6)が形成されている。スラストベアリング54はPOM等の樹脂でリング状に構成され、支柱34の下端面に嵌め込み装着される。このときスラストベアリング54のボス56は支柱34の下端面の凹所58に嵌合し、スラストベアリング54と支柱34の相対回転を阻止する。スラストベアリング54の4個のボス56の周方向の各中間位置にはねじ通し穴60が形成されている。スラストベアリング54の下面には各ねじ通し穴60と同軸にガイドポスト62が一体に突出形成されている。ねじ通し穴60はガイドポスト62を貫通して形成されている。ガイドポスト62の突出高さは円弧状溝穴42が形成されている箇所のベース部材32の板厚に設定されている。ボス56を凹所58に収容してスラストベアリング54を支柱34の下端面に装着した状態では、支柱34の下端面の各ねじ穴52とスラストベアリング54の各ねじ通し穴60は相互に同軸に位置決めされる(図5、図6、図7)。
駆動装置40をベース部材32上にねじ43で固定した状態で、スラストベアリング54を装着した支柱34が上方から駆動装置40に同軸に被せられベース部材32の表面に載置される。このときスラストベアリング54のガイドポスト62はベース部材32の円弧状溝穴42に摺動自在に収容され、スラストベアリング54の下面はベース部材32の表面に摺動自在に当接する。ベース部材32の裏面側にはスラストベアリング54に対向してスラストベアリング64および補強用のベアリングプレート66が同軸に重ねて配置される。スラストベアリング64はスラストベアリング54と同じ樹脂材料でリング状に構成されている。ベアリングプレート66は鉄等の金属でリング状に構成されている。スラストベアリング64の上面をベース部材32の裏面に摺動自在に当接し、ベアリングプレート66をスラストベアリング64の下面に支持する。
スラストベアリング64およびベアリングプレート66にはスラストベアリング54の各ねじ通し穴64に対応する位置にねじ通し穴68,70がそれぞれ形成されている。スラストベアリング64およびベアリングプレート66の各ねじ通し穴68,70をスラストベアリング54のねじ通し穴60に同軸に位置決めした状態で、ベアリングプレート66の下面側から4本のねじ50をこれらねじ通し穴70,68,60に通して支柱34の下端面のねじ穴52にねじ込む。これにより図5、図6に示すように支柱34,スラストベアリング54,64、ベアリングプレート66はスラストベアリング54,64の間にベース部材32を挟んだ状態で一体化され、支柱34はベース部材32に立設支持された状態となる。このときスラストベアリング54の下面のガイドポスト62の下端面は対向するスラストベアリング64の上面のねじ通し穴68の周囲の部分に当接し、スラストベアリング54,64相互の間隙を円弧状溝穴42が形成されている箇所のベース部材32の板厚に規制する。これにより、スラストベアリング54,64とベース部材32の当接面の摩擦は小さく抑えられ、スラストベアリング54,64はベース部材32表裏各面をそれぞれ摺動できるようになり、支柱34はベース部材32に対し支柱34の軸回り方向に回動自在になる。支柱34の回動範囲はガイドポスト62円弧状溝穴42内を移動できる範囲で規制され、例えば60度位に設定される(図7参照)。
なお図5、図6に示すように、ベース部材32の支柱34を支持する箇所はその周囲の部分よりもやや盛り上げて形成され、その裏面にスラストベアリング64、ベアリングプレート66、ねじ50を収容する空間37を形成している。また支柱34の開口した上端部には図5、図6に示すように金属製の蓋39がねじ49で装着され、開口が塞がれる。
次に駆動装置40の構成を説明する。図1において駆動装置40のハウジング45は左右に分割される2つの部分45A,45Bからなる半割構造であり、その内部にモータおよび減速機構が収容される。ハウジング45の内部構成を図4、図5、図6を参照して説明する。なお図4、図5、図6ではハウジング45は省略している。モータ72と減速機構74の各構成要素はハウジング45内の構造部に支持されて支柱34の回動軸76の方向(上下方向)に順次ずらして配列(縦型配置)されている。すなわちモータ72は減速機構74の上方でベース部材32の面に対し横置きの姿勢(モータ72の回転軸78が支柱34の回動軸76に直交する姿勢)または斜め横置きの姿勢で配置されている。
減速機構74は次のように構成されている。モータ72の回転軸78にはウォーム80が装着されている。ウォーム80にはその下面側でウォームホイール82が噛み合う。ウォームホイール82にはギア84が同軸に連結されている。ギア84にはその斜め下面側でギア86が噛み合う。ギア86にはギア88が同軸に連結されている。ギア88にはその斜め下面側でギア90が噛み合う。ギア90にはウォーム92が同軸に連結されている。ウォームホイール82並びにギア84の回転軸85、ギア86,88の回転軸89、ギア90並びにウォーム92の回転軸93は相互に平行でかつベース部材32の面に対し平行に配置されている。ウォーム92にはウォームホイール94が噛み合っている。ウォームホイール94の下面には出力ギア96が同軸に連結されている。ウォームホイール94および出力ギア96の回転軸98は支柱34の回動軸76に平行(ベース部材32の面に垂直)に配置されている。ハウジング45の側面下部には開口部100(図1)が形成され、この開口部100から出力ギア96の一部が外部に露出して支柱34の内周面に形成された内歯歯車48に噛み合う(図4)。ギア84,86,88,90,96は平歯車で構成される。
以上の構成によれば、リモコン操作等によりモータ72を駆動すると、その回転が減速機構74で順次減速されて出力ギア96に伝達され、出力ギア96と内歯歯車48との噛み合いにより支柱34がその回動軸76の周りに回動し、支柱34に連結されたテレビ受像機36(図3)を水平方向に回動させてその画面の向きが調整される。
なお2組のウォームギア(ウォーム80とウォームホイール82、ウォーム92とウォームホイール94)はいずれもセルフロックがかからないようにウォーム80,92の進み角が設定されている。これによりモータ72が駆動されていない状態でテレビ受像機36(図3)にその回動方向の外力が加わると、該外力により減速機構74およびモータ72が回転して支柱34が該外力の方向に回動して該外力を逃がす。したがって手動でテレビ受像機36を回転させることができる。またテレビ受像機36に不測に外力が加わった場合にも支柱34が該外力の方向に回動して該外力を逃がし、テレビ受像機36の転倒やテレビ受像機36あるいはテレビスタンド30の破損を防止することができる。あるいは減速機構74の動力伝達系路中にクラッチを配置して、モータ72が駆動されていない状態でテレビ受像機36にその回動方向の外力が加わると、該外力により該クラッチが外れて支柱34が該外力の方向に回動して該外力を逃がすようにすることもできる。
《実施の形態2》
前記実施の形態1の構成において駆動装置40内のモータ72を縦置き配置に変更した実施の形態を図8〜図10に示す。図8は平面図、図9は図8のA矢視図(支柱34は断面図で示す)、図10は図8のC矢視図(支柱34は断面図で示す)である。実施の形態1と共通する部分には同一の符号を用いる。モータ72は減速機構74の側方でベース部材32の面に対し縦置きの姿勢(モータ72の回転軸78が支柱34の回動軸76に平行となる姿勢)または斜め縦置きの姿勢で配置されている。モータ72の回転軸78にはウォーム80が装着されている。ウォーム80にはウォームホイール82が噛み合う。複数段のギア84,86,88,90は実施の形態1に比べて立てて(回動軸76に沿わせて)配列されている。他の構成は実施の形態1と同じである。
以上説明した各実施の形態によれば次の効果が得られる。
(a)駆動装置40全体を支柱34内に配置したので、駆動装置40と支柱34を別々の箇所に配置する場合に比べてコンパクトに構成することができる。
(b)筒状部材で構成される支柱34の内周面に内歯歯車48を構成したので、支柱34と内歯歯車48を別々の部品として用意しなくてすみ、その分コンパクトに構成することができる。
(c)駆動装置40全体を支柱34内に配置したので支柱40の周囲には突出した部分(図2の従来装置における支柱24の周囲のディスク12および外蓋22)がなく、台座部分全体(ベース部材32およびそのカバー35(図3))を非常に薄型に構成でき、意匠上の自由度が上がる。
(d)2組のウォームギア(ウォーム80とウォームホイール82、ウォーム92とウォームホイール94)の間に複数段のギア84,86,88,90を配列して、該複数段のギア84,86,88,90がいずれも支柱24の回動軸76に直交する方向に平行な回転軸85,89を有しかつギア84とギア86,88とギア90が支柱24の軸方向に相互に位置をずらして配列されるようにしたので、複数段のギアがいずれも支柱24の回動軸76に平行な回転軸を有しかつ支柱24の径方向に位置をずらして配列される場合に比べて支柱24を小径に構成することができる。
(e)支柱34自身が被回転物(テレビ受像機36)を支えるので、コンパクトでありながら十分な強度を保つことができる。
(f)駆動装置40をハウジング45内にモータ72と減速機構74を収容した単一構造体で構成したので組み立てが容易になる。
(g)2組のウォームギアはセルフロックがかからないようにしたので、手動で被回転物を回転させることができる。また被回転物に不測に外力が加わった場合には該外力を逃がすことができる。あるいは減速機構74の動力伝達系路中に配置したクラッチで外力を逃がすこともできる。
なお前記実施の形態1ではモータ72を上側に配置し減速機構74を下側に配置してモータ72の回転を順次下方に伝達するように構成したが、モータ72および減速機構74の組み合わせ全体を上下反転させてモータ72の回転を順次上方に伝達するように構成することもできる。同様に前記実施の形態2においてモータ72および減速機構74の組み合わせ全体を上下反転させてモータ72の回転を順次上方に伝達するように構成することもできる。
また前記実施の形態ではガイドポスト62を上側のスラストベアリング54の下面に一体に形成したが、これに代えて下側のスラストベアリング64の上面に一体に形成することもできる。またガイドポスト62をスラストベアリング54,64とは別体の独立した部品として構成してスラストベアリング54,64間に配置することもできる。
また前記実施の形態ではこの発明を電動回転式テレビスタンドに適用した場合について説明したが、この発明は監視カメラその他の各種被回転物を動力で回転駆動する回転スタンドに適用することができる。
この発明を電動回転式テレビスタンドに適用した実施の形態を示す分解斜視図である。 従来の電動回転式テレビスタンドを示す分解斜視図である。 この発明を電動回転式テレビスタンドに適用した実施の形態の概要を示す正面図および平面図である。 図1の電動回転式テレビスタンドを組み立てた状態での駆動装置40の内部構成を示す平面図で、モータを横置き配置した実施の形態を示すものである。 図4のA矢視図である(支柱34は図4のB−B矢視断面を示す)。 図4のC矢視図である(支柱34は図4のD−D矢視断面を示す)。 図1の電動回転式テレビスタンドを組み立てた状態での底面図(駆動装置40は省略)である。 図1の電動回転式テレビスタンドを組み立てた状態での駆動装置40の内部構成を示す平面図で、モータを縦置き配置した実施の形態を示すものである。 図8のA矢視図である(支柱34は断面図で示す)。 図8のC矢視図である(支柱34は断面図で示す)。
符号の説明
30…回転スタンド(テレビスタンド)、32…ベース部材、34…支柱、36…被回転物(テレビ受像機)、40…駆動装置、42…円弧状溝穴、45…ハウジング、46…支柱の内部空間、48…内歯歯車、50…ねじ、52…支柱の端面に形成されたねじ穴、54…第1の樹脂製スラストベアリング、60,68,70…ねじ通し穴、62…ガイドポスト、64…第2の樹脂製スラストベアリング、66…金属製ベアリングプレート、72…モータ、74…減速機構、76…支柱の回動軸、80…第1のウォーム、82…第1のウォームホイール、84,86,88,90…複数段のギア、92…第2のウォーム、94…第2のウォームホイール、96…出力ギア

Claims (8)

  1. ベース部材(32)と、
    モータ(72)と減速機構(74)を有し前記ベース部材(32)に固定された駆動装置(40)と、
    筒状部材で構成され該筒の内部空間(46)に前記駆動装置(40)を収容した状態で前記ベース部材(32)に該筒の軸回り方向に回動自在に立設支持された支柱(34)とを具備し、
    前記減速機構(74)が、前記モータ(72)の回転が伝達されて回転する第1のウォーム(80)と、前記支柱(34)の回動軸(76)に直交する方向に平行な回転軸(85)を有し前記第1のウォーム(80)に噛み合う第1のウォームホイール(82)と、1個のギアで1段を構成し前記第1のウォームホイール(82)の回転を減速して伝達する複数段のギア(84,86,88,90)と、該複数段のギア(84,86,88,90)の最終段のギア(90)に同軸に連結された第2のウォーム(92)と、前記支柱(34)の回動軸(76)に平行な回転軸(98)を有し前記第2のウォーム(92)に噛み合う第2のウォームホイール(94)と、該第2のウォームホイール(94)の回転が伝達されて回転する出力ギア(96)とを有し、
    前記複数段のギアを構成する複数個のギア(84,86,88,90)はいずれも前記支柱(34)の回動軸(76)に直交する方向に平行な回転軸(85,89,93)を有し、かつ前記複数段のギアを構成する複数個のギア(84,86,88,90)には回転軸(85,89)(89,93)が前記支柱(34)の軸方向に相互に位置をずらして配列された複数個のギア(84,86)(88,90)が含まれ、
    前記支柱(34)の前記筒の内周面には内歯歯車(48)が形成され、
    前記減速機構(74)の前記出力ギア(96)が前記内歯歯車(48)に噛み合い、
    前記駆動装置(40)の駆動により前記出力ギア(96)と前記内歯歯車(48)との噛み合いを介して前記支柱(34)が前記ベース部材(32)に対し該支柱(34)の軸回り方向に回転駆動されるように構成され、
    前記支柱(34)で被回転物(36)を支持する回転スタンド。
  2. 前記モータ(72)が前記減速機構(74)の上方または下方に横置きまたは斜め横置きの姿勢で配置されている請求項1記載の回転スタンド。
  3. 前記モータ(72)が前記減速機構(74)の側方に縦置きまたは斜め縦置きの姿勢で配置されている請求項1記載の回転スタンド。
  4. 前記駆動装置(40)が、
    ハウジング(45)内に前記モータ(72)と前記減速機構(74)を収容した単一構造体で構成され、
    かつ前記ハウジング(45)で前記ベース部材(32)に固定され、
    かつ前記ハウジング(45)から前記出力ギア(96)の一部が外部に露出して前記内歯歯車(48)に噛み合う
    請求項1から3のいずれか1つに記載の回転スタンド。
  5. 前記支柱(34)が円筒状部材で構成され、前記ハウジング(45)が前記支柱(34)の円筒内に収容されかつ該支柱(34)と同軸に配置される円柱状外形を有する請求項4記載の回転スタンド。
  6. 前記ベース部材(32)を板状部材で構成し、
    前記ベース部材(32)の前記駆動装置(40)を配置する周りの箇所に円弧状溝穴(42)を周方向に複数個形成し、
    前記ベース部材(32)の表面側に第1の樹脂製スラストベアリング(54)を介して前記支柱(34)を立設支持し、
    前記ベース部材(32)の裏面側に前記第1の樹脂製スラストベアリング(54)に対向して第2の樹脂製スラストベアリング(64)を介して金属製ベアリングプレート(66)を支持し、
    前記円弧状溝穴(42)における前記第1の樹脂製スラストベアリング(54)と前記第2の樹脂製スラストベアリング(64)との間隙を該円弧状溝穴(42)に収容配置したガイドポスト(62)により前記ベース部材(32)の板厚に規制し、
    前記支柱(34)の前記第1の樹脂製スラストベアリング(54)に支持される側の端面に周方向に適宜の間隔で複数のねじ穴(52)を形成し、
    前記第1の樹脂製スラストベアリング(54)、前記第2の樹脂製スラストベアリング(64)、前記ガイドポスト(62)、前記金属製ベアリングプレート(66)に前記支柱(34)の各ねじ穴(52)に対応して複数のねじ通し穴(60,68,70)をそれぞれ形成し、
    前記ベース部材(32)の裏面側から複数本のねじ(50)を、前記金属製ベアリングプレート(66)、前記第2の樹脂製スラストベアリング(64)、前記ガイドポスト(62)、前記第1の樹脂製スラストベアリング(54)の各ねじ通し穴(60,68,70)を通して前記支柱(34)のねじ穴(52)にそれぞれねじ込んでこれら金属製ベアリングプレート(66)、第2の樹脂製スラストベアリング(64)、ガイドポスト(62)、第1の樹脂製スラストベアリング(54)および支柱(34)を一体化し、
    もって該支柱(34)を前記ベース部材(32)に回動自在に連結し、かつその回動範囲を前記ガイドポスト(62)が前記円弧状溝穴(42)内を移動できる範囲で規制してなる請求項1から5のいずれか1つに記載の回転スタンド。
  7. 前記駆動装置(40)が駆動されていない状態で前記支柱(34)にその回動方向の外力が加えられると、該外力により前記駆動装置(40)の前記減速機構(74)および前記モータ(72)が回転して該支柱(34)が該外力の方向に回動する請求項1から6のいずれか1つに記載の回転スタンド。
  8. 前記減速機構(74)の動力伝達系路中にクラッチが配置され、前記駆動装置(40)が駆動されていない状態で前記支柱(34)にその回動方向の外力が加えられると、該外力により前記クラッチが外れて該支柱(34)が該外力の方向に回動する請求項1から6のいずれか1つに記載の回転スタンド。
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