JP5128890B2 - 剥離治具及び剥離装置 - Google Patents
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かかる転送位置Bの上方には、図14に示す様に、剥離治具104,104で剥離されて剥離片108によって剥離距離が拡大された積層体102の最上層の鉄板を吸着する複数個の吸着素子110,110・・が回転可能に設けられたアーム112の先端部に設けられている。吸着素子110,110・・に吸着された鉄板は、アーム112によって転送位置Dに転送される。
また、転送位置Bには、積層体102に積層された鉄板が剥離されて積層体102が次第に薄くなったとき、パレット100ごと上昇させるリフト114が設けられている。
転送位置Bで載置された積層体102の全鉄板を転送位置Dに転送し終わったとき、パレット100は、退位位置Cに移送される。
図15に示す様に、剥離治具104では、磁性を帯びることが可能な鉄等の磁性体材料(以下、単に磁性体材料と称することがある)から成る板状のヨーク104dの一面側に、複数枚の四角形の永久磁石104b,104b・・が二層に積層されて載置され、磁化されることのないアルミニウム、真鍮、ステンレス或いは樹脂等の非磁性体材料(以下、単に非磁性体材料と称することがある)から成る箱状のケーシング104aによって覆われている。このケーシング104aのヨーク104dに対向する対向面側には、二本の非磁性体材料から成るレール104e,104eが設けられている。かかる永久磁石104b,104b・・は、同一面積、同一厚さであって非磁性体材料から成るセパレータ104cによってN極側とS極側とに分離されて二列に配列されている。
かかる剥離治具104のレール104e,104eが設けられているケーシング104aの面を積層体102の一側面に近接すると、図16に示す様に、剥離治具104に対向する積層体102の各鉄板には、剥離治具104の磁極と反対の磁極が誘起される。この際に、鉄板間では同一磁極が誘起されるため、鉄板間に反発力が生じて各鉄板を浮揚して剥離する浮揚力が生じる。
しかし、図15及び図16に示す剥離装置104では、積層体102の最上層の鉄板と次層の鉄板との浮揚距離が充分でなく剥離片108の挿入が困難となるおそれがある。
また、図13及び図14に示す転送装置では、剥離装置104,104が積層体102の一側面に沿って移動可能に設けられているが、鉄板の転送を途中で休止や停止等する場合、浮揚した鉄板を積層状態に戻すには、剥離装置104,104を大きくスライドさせて積層体102から遠ざけることを必要とし、転送装置が大型化する。
そこで、本発明は、積層体の最上層の金属板と次層の金属板との浮揚距離を充分に確保できないおそれがあり、且つ浮揚状態の金属板を容易に積層体に容易に戻すことができない従来の剥離治具及び剥離装置の課題を解決し、積層体の最上層の金属板と次層の金属板との浮揚距離を充分に確保でき、且つ浮揚状態の金属板を容易に積層体に戻すことのできる剥離治具及び剥離装置を提供することを目的とする。
このため、転送する積層体の最上層を形成する第1鉄板と次層を形成する第2鉄板との浮揚距離を、他の鉄板の浮揚距離に比較して更に一層拡大するには、積層体の一側面に対向する剥離治具の対向面での磁力を、その下端側に比較して上端側を高磁力とするように調整することが有効であること、及び積層体の一側面に対する剥離治具の対向面からの磁力は、積層体の一側面と剥離治具の対向面との距離に大きく影響されるため、剥離治具の対向面を積層体の一側面に接離することが、積層体の鉄板の浮揚或いは浮揚した鉄板を積層体に戻すことが容易にできるものと考え検討した結果、本発明に到達した。
また、本発明は、磁性を帯びることが可能な磁性体材料から成る複数枚の金属板が積層され、前記金属板の各側面が露出する積層体の一側面に対向するように配設された前述した剥離治具と、前記積層体の一側面に対向する前記剥離治具の対向面が、前記積層体の一側面に接離可能となるように、前記剥離治具を移動する移動手段とが設けられていることを特徴とする剥離装置でもある。
また、前記磁石が、厚さ、面積及び形成材料の少なくとも一つが異なる複数枚の永久磁石であることによって、剥離治具の対向面の下端部よりも上端部側を容易に高磁力とすることができる。
或いは、前記磁石が、磁性体材料から成り且つ前記剥離治具の対向面に沿って延出された金属芯にコイルが巻回されて成る電磁石であって、前記金属芯が前記剥離治具の対向面の下端側よりも上端側に幅広に形成することによっても、剥離治具の対向面の下端部よりも上端部側を容易に高磁力とすることができる。
また、剥離治具の移動手段として、シリンダ装置を好適に用いることができる。
また、本発明に係る剥離装置では、前述した剥離治具の対向面を積層体の一側面に移動手段によって接離できる。この様に、剥離治具の対向面を積層体の一側面に移動手段によって接離する際に、積層体の一側面に対する剥離治具の対向面からの磁力が、積層体の一側面と剥離治具の対向面との距離に大きく影響され、積層体の金属板の浮揚或いは浮揚した金属板を積層体に戻すことが容易にできる。
図1に示す様に、剥離治具10では、磁性を帯びることが可能な鉄等の磁性体材料(以下、単に磁性体材料と称することがある)から成る板状のヨーク12上に、二種類の四角形の永久磁石14a,14bが載置され、磁化されることのないアルミニウム、真鍮、ステンレス或いは樹脂等の非磁性体材料(以下、単に非磁性体材料と称することがある)から成る箱状のケーシング16によって覆われている。このケーシング16のヨーク12に対向する対向面側には、二本の非磁性体材料から成るレール18,18が設けられている。かかる永久磁石14a,14bは同一厚さであるが、永久磁石14bは永久磁石14aの面積が約1/2に形成されている。
また、ヨーク12の永久磁石14a,14bを載置する載置面側は、図1(c)に示す様に、上端部12cが下端部12a及び中途部12bよりも低部に形成されている。かかるヨーク12の上端部12cには、永久磁石14aを二枚積層して載置し、中途部12bには、永久磁石14aを一枚載置する。更に、ヨーク12の下端部12aには、小面積の永久磁石14bを一枚載置する。
かかる永久磁石14a,14bは、図1(a)に示す様に、非磁性体材料から成るセパレータ20によってN極側とS極側とに分離されて二列に配列されている。
一方、図15に示す従来の剥離治具104では、永久磁石104bとして図1に示す剥離治具10で用いた永久磁石と同様に、希土類から成る永久磁石を用いたとき、その作業面の磁力は、4700G〜4430Gで略一定であった。
更に、図15に示す従来の剥離治具104を用いて、同様にして鉄板の板厚を変更してフロート距離Xを測定した結果を、図2(b)のグラフに併せて示す。図2(b)のグラフにおいて、符号104の曲線が図15に示す剥離治具104を用いた結果である。
図2(b)から明らかな様に、図1に示す剥離治具10のフロート距離は、図15に示す従来の剥離治具104のフロート距離よりも大きい。特に、鉄板の板厚が厚くなったとき、フロート距離を拡大できる。
このため、図13及び図14に示す転送装置の剥離装置104に代えて、図1に示す剥離治具10を設けることによって、積層体102の最上層の鉄板と次層の鉄板との浮揚距離を充分に確保でき、剥離片108の挿入を容易に行うことができる。
更に、図1に示す剥離治具10では、同一厚さであるが面積の異なる二種類の永久磁石14a,14bを用い、永久磁石の積層数及び面積差によって、その作業面の下端部から上端部側方向に磁力が次第に高くなるようにしている。従って、図1に示す剥離治具10は、面積及び厚さが同一の永久磁石104b,104b・・を、ヨーク104dの一面側に沿って同一枚数積層している図15に示す従来の剥離治具104に比較して、使用した永久磁石重量を少なくでき、その製造コストの低減を図ることができる。
この様に、剥離治具10の作業面の下端部から上端部側方向に磁力が次第に高くなるように調整するには、図3に示す様に、面積のみが異なる三種の永久磁石14a,14b,14cを用いても行うことができる。図3に示す剥離治具10では、ヨーク12の作業面側の面に積層する永久磁石数が下端部から上端部側方向に同一枚数であっても、その下端部から上端部に配置する永久磁石を、下端部から上端部側方向に次第に面積の大きな永久磁石を配列することによって、作業面の磁力を下端部から上端部側方向に次第に高くできる。図3では、下端部に最小面積の永久磁石14bを配置し、上端部に最大面積の永久磁石14aを配置すると共に、上端部と下端部との中間部には、中間面積の永久磁石14cを配設している。
また、図4に示す様に、ヨーク12の作業面側の面を、剥離治具10の作業面との距離が下端部から上端部側方向に次第に大きくなるように階段状に形成(ヨーク12の厚さが下端部から上端部側方向に次第に薄くなるように階段状に形成)する。かかるヨーク12の階段状の面に、面積及び厚さの等しい複数枚の永久磁石14aを載置する。その際に、永久磁石14aの積層枚数を、ヨーク12の下端部から上端部方向に次第に増加することによっても、剥離治具10の作業面の下端部から上端部側方向に磁力が次第に高くなるように調整できる。
図5に示す剥離治具10では、ヨーク12の作業面側の面を、作業面との距離が上端部から下端部側方向に次第に大きくなるように階段状に形成(ヨーク12の厚さが上端部から下端部側方向に次第に薄くなるように階段状に形成)している。このため、かかるヨーク12の階段状の面に、面積及び厚さが同一の永久磁石14a,14a,14aを積層することによって、積層した永久磁石14a,14a,14aの上面と作業面との距離を、下端部から上端部側方向に次第に短縮でき、作業面において、その下端部から上端部側方向に磁力を次第に高くできる。
図6に示す剥離治具10の作業面の上部側に用いられている永久磁石15aは、Nd系希土類から成る永久磁石である。一方、剥離治具10の作業面の下部側に用いられている永久磁石15bは、Fe系フェライトから成る永久磁石である。かかる永久磁石15aと永久磁石15bとの磁力は、面積及び厚さが同一である場合は、永久磁石15a>永久磁石15bである。
このため、図6の剥離治具10では、上端部側の永久磁石15aは二枚積層し、その直下部の永久磁石15aは一枚配設している。一方、下端部側に配設した永久磁石15bでは三枚積層して、一枚の永久磁石15aとの磁力の調整を図り、剥離治具10の作業面の下端部から上端部側方向に磁力が次第に高くなるように調整している。
尚、ヨーク12の作業面側の面も、積層する永久磁石の枚数に応じて凹凸面に形成されている。
図7に示す剥離治具10では、その作業面の下端部に最小面積の永久磁石14bを配設すると共に、上端部に最大面積の永久磁石14aを配設し、且つ作業面の中途部に中間面積の永久磁石14cを配設する。更に、作業面の下端部から上端部側方向に永久磁石の積層枚数も次第に増加している。このため、ヨーク12の作業面側の面を、積層する永久磁石の枚数に対応するように階段状に形成されている。
また、図1〜図7に示す剥離治具10では、長形形状の作業面の長軸方向に沿ってN極とS極との磁極ができるように永久磁石を二列に配設しているが、図8に示す剥離治具10の様に、長形形状の作業面の長軸方向に沿ってN極又はS極の単極の磁極が形成できるように、永久磁石14aを一列に配設してもよい。図8に示す剥離治具10では、永久磁石14aの積層枚数を作業面の下端部から上端部側方向に次第に増加して、剥離治具10の作業面の下端側から上端側方向に磁力が次第に高くなるように調整している。このため、ヨーク12の作業面側の面を、積層する永久磁石の枚数に対応するように階段状に形成されている。
図9に示す剥離治具10では、面積のみが異なる三種類の永久磁石14a,14b,14cを用い、作業面の下端部と上端部に最小面積の永久磁石14bを配設し、上端部に配設した永久磁石14bの直下部に、最大面積の永久磁石14aを配設した。更に、この永久磁石14aと下端部の永久磁石14bとの間には、中間面積の永久磁石14cを配設した。これらの永久磁石14a,14b,14cの積層枚数は同数とした。
かかる図9に示す剥離治具10の作業面での磁力は、その下端部から上端部側方向に次第に強くなり、上端部の直下部で最大となり、上端部での磁力はその直下部よりも低下する。
また、図10に示す剥離治具10の様に、面積及び厚さが同一の永久磁石14aを用い、積層枚数を調整して、作業面の磁力を調整してもよい。図10に示す剥離治具10では、作業面の下端部及び上端部では一枚の永久磁石14aをヨーク12の作業面側の面に載置し、上端部の直下部では三枚の永久磁石14aを積層した。更に、この三枚の永久磁石14aを積層した上端部の直下部と下端部との間では、二枚の永久磁石14aを積層した。
かかる図10に示す剥離治具10の作業面での磁力は、その下端部から上端部方向に次第に強くなり、上端部の直下部で最大となり、上端部での磁力はその直下部よりも低下する。
このため、図2(a)に示す様に、図10に示す剥離治具10の作業面を、図2(a)に示す様に、載置台51上に載置されている複数枚の鉄板が積層され、鉄板の各側面が露出する積層体61の一側面に当接したとき、最上層の鉄板に対する磁力は、次層の鉄板に対する磁力よりも弱くなるため、最上層の鉄板を取り出し易くなる。
例えば、磁性体材料から成る金属芯にコイルが巻回されて成る複数個の電磁石を、作業面の下端部から上端部側方向に配設し、各電磁石に通電する電流量を調整することによって作業面の磁力分布を調整できる。すなわち、作業面の下端部から上端部方向に電磁石に通電する電流量を次第に増大することによって、作業面の磁力を下端部から上端部側方向に次第に強くできる。
但し、複数の電磁石を作業面の下端部から上端部側方向に配設し且つ各電磁石に通電する電流量を調整することは煩雑である。
この点、図11に示す剥離治具10では、各電磁石に通電する電流量を調整する等の煩雑な作業を省略できる。かかる電磁石を用いた剥離治具10を図11(a)〜(c)に示す。図11(a)は剥離治具10の正面断面図であり、図11(b)は図11(a)のY−Yでの断面図である。更に、図11(c)は図11(a)のZ−Zでの断面図である。
かかる図11に示す剥離治具10には、その作業面にN極とS極との磁極が形成されるように、二本の電磁石30,30が配設されている。この電磁石30は、磁性体材料から成り且つ剥離治具10の作業面に沿って延出された金属芯30aにコイル30bが巻回されている。かかる金属芯30aは、図11(c)に示す様に、その幅が上端部から下端部方向に次第に幅狭に形成されている。
この様に、上端部から下端部方向に次第に幅狭に形成されている金属芯30aと剥離治具10の作業面と金属芯30aとの距離が、作業面の上端部から下端部方向に次第に長くなる。このため、電磁石30,30に通電したとき、作業面の磁力は、作業面の下端部から上端部方向に次第に強くできる。
この際に、積層体に積層された鉄板の転送を途中で休止や停止等する場合、剥離治具10で浮揚して剥離した鉄板を積層状態に戻すことが必要である。この場合、剥離治具10を積層体の一端側から離すことによって、容易に剥離治具10で浮揚して剥離した鉄板を積層状態に戻すことができる。
また、積層体の鉄板の転送を開始或いは再開する際には、剥離治具10を積層体の一側面より離した状態から、剥離治具10を積層体の一側面に近接又は当接させて、積層体の鉄板を浮揚して剥離することが必要である。
この様に、剥離治具10を積層体の一側面に接離する剥離装置の一例を図12に示す。図12に示す剥離装置50は、図1〜図11のいずれかに示す剥離治具10と、剥離治具10の作業面を積層体の一側面に接離する移動手段としてのシリンダ装置60とから構成される。図12に示す剥離装置50には、積層体の一側面に当接又は近接するレール54が端面に設けられた箱状のケーシング52内に剥離治具10が内装されている。この剥離治具10は、その作業面がケーシング52のレール54が設けられた端面の内壁面に接離可能に挿入されている。かかる剥離治具10の作業面に対して反対面からは、軸58が延出されており、軸58の他端側は、ケーシング52の裏蓋56の外側面に装着された移送装置としてのシリンダ装置60に挿入されている。
他方、図12(b)に示す様に、シリンダ装置60の矢印Eから圧縮空気を供給すると、剥離治具10はケーシング52の裏蓋56側に引き寄せられ、剥離治具10の作業面はケーシング52のレール54が設けられた端面の内壁面から離れる。かかる図12(b)に示す剥離治具10は、その作業面が積層体の一側面から離れ、浮遊状態の鉄板を積層状態に戻す状態を示す。
かかる図12に示す剥離装置50によれば、図13及び図14に示す転送装置に装着することによって、積層体からの鉄板の回転移送の開始又は再開の際に、積層体の一側面に剥離治具10の作業面を迅速に近接でき、積層体の鉄板を浮揚して剥離できる。他方、積層体からの鉄板の回転移送の停止又は休止の際に、積層体の一側面から剥離治具10の作業面を迅速に離すことができ、浮揚した鉄板を積層状態とすることができる。
12 ヨーク
12a 下端部
12b 中途部
12c 上端部
14a,14b,14c,15a,15b,15c 永久磁石
16 ケーシング
18,18 レール
20 セパレータ
30 電磁石
30a 金属芯
30b コイル
50 剥離装置
52 ケーシング
54 レール
56 裏蓋
58 軸
60 シリンダ装置
Claims (6)
- 磁性を帯びることが可能な磁性体材料から成る複数枚の金属板が積層され、前記金属板の各側面が露出する積層体の一側面に対向する対向面が、前記積層体の一側面に当接又は近接したとき、内装されている磁石による磁力によって前記積層体の上層側の金属板が浮揚して剥離される剥離治具であって、
前記剥離治具の対向面の磁力分布が、前記対向面の下端部側から上端部の直下位置までの範囲においては下端部側よりも上端部側を高磁力とし、かつ、前記対向面の上端部における磁力は、前記対向面の上端部の直下位置における磁力よりも低磁力となるように、磁石が内装されていることを特徴とする剥離治具。 - 前記積層体の一側面に対向する剥離治具の対向面に、互いに異なる磁極が形成されるように前記磁石が配設されている請求項1記載の剥離治具。
- 前記磁石が、厚さ、面積及び形成材料の少なくとも一つが異なる複数枚の永久磁石であることを特徴とする請求項1または2記載の剥離治具。
- 前記磁石が、磁性体材料から成り且つ前記剥離治具の対向面に沿って延出された金属芯にコイルが巻回されて成る電磁石であって、前記金属芯が前記剥離治具の対向面の下端側よりも上端側に幅広に形成されている請求項1または2記載の剥離治具。
- 磁性を帯びることが可能な磁性体材料から成る複数枚の金属板が積層され、前記金属板の各側面が露出する積層体の一側面に対向するように配設された請求項1〜4のいずれか一項記載の剥離治具と、
前記積層体の一側面に対向する前記剥離治具の対向面が、前記積層体の一側面に接離可能となるように、前記剥離治具を移動する移動手段とが設けられていることを特徴とする剥離装置。 - 前記移動手段が、シリンダ装置である請求項5記載の剥離装置。
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