JP5128210B2 - 凸版印刷版の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の凸版印刷版の製造方法であるフレキソ印刷版の製造方法は、(A)支持体上に、(B)感光性樹脂層と、(C)少なくとも1種の赤外線吸収性物質を含むマスク層とが、この順に積層されてなるフレキソ印刷版製造用多層積層体からフレキソ印刷版を製造する方法であって、感光性樹脂層上に残存膜を残しつつ、マスク層を赤外線レーザー光で選択的に除去してパターニングする工程(工程(1))と、パターニングされたマスク層を介して感光性樹脂層を紫外線で露光する工程(工程(2))と、マスク層を除去すると共に、露光後の感光性樹脂層を現像する工程(工程(3))と、を含む。
本発明のフレキソ印刷版の製造方法は、フレキソ印刷版多層積層体からフレキソ印刷版を製造するものである。まずここで、フレキソ印刷版製造用多層積層体について説明する。
フレキソ印刷版製造用多層積層体に用いられる支持体は、従来、フレキソ印刷版用の支持体として用いられているものであって、様々な印刷条件に適した機械強度、物理的性質を満たす材料、例えば金属シート、プラスチックフィルム、紙、及びこれらの複合体等の中から任意に選んで形成させることができる。このような材料の例としては、付加重合ポリマー及び線状縮合ポリマーにより形成されるポリマー性フィルム;発泡体;例えばガラス繊維織物のような織物及び不織布;並びに、鋼及びアルミニウムのような金属を挙げることができる。このような支持体としては、ポリエチレン又はポリエステルフィルムを用いることが好ましく、ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることが更に好ましい。支持体は、通常50μmから300μm、好ましくは75μmから200μmの厚みのフィルム又はシート状に形成される。
感光性樹脂層としては、特に限定されるものではないが、バインダー樹脂、光重合性モノマー、及び光重合開始剤を含んでいることが好ましい。
感光性樹脂層に含まれるバインダー樹脂としては、スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、1,2−ポリブタジエン系、塩化ビニル系、及びポリアミド系等の各種樹脂を挙げることができる。これらのうち特に好ましいバインダー樹脂としては、スチレン系エラストマーがあり、具体的にはスチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体及びスチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体、並びにこれらの水素添加物を挙げることができる。バインダー樹脂は、感光性樹脂組成物中に30質量%以上95質量%以下、好ましくは50質量%以上85質量%以下の割合で配合される。配合量が30質量%以上であることにより、ゴム弾性に優れた組成物を得ることができ、配合量が95質量%以下であることにより、再現性に優れたパターンの形成が可能となる。
光重合性モノマーとしては、上記バインダー樹脂を架橋可能なモノマーであり、バインダー樹脂と相溶性がよい化合物であればよく、特に限定されるものではない。具体的には、アクリル酸エステル類、アクリルアミド類、メタクリル酸エステル類、メタクリルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、スチレン類、及びクロトン酸エステル類等があり、付加重合性不飽和結合を有する化合物から選ばれる。上記化合物は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、配合量は、上記バインダー樹脂100質量部に対して、3質量部以上80質量部以下であることが好ましく、5質量部以上20質量部以下であることが更に好ましい。配合量が3質量部以上であることにより、再現性に優れたパターンを得ることができ、80質量部以下であることにより、良好なゴム弾性を得ることができる。
光重合開始剤としては、感光性樹脂組成物に慣用される、公知の化合物の中から任意に選択することができるが、特にベンゾイン系、フェノン系、及びアントラキノン系が好ましい。具体的には、ベンゾイン系の光重合開始剤として、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン−n−プロピルエーテル、α−メチルベンゾイン、α−エチルベンゾイン、α−フェニルベンゾイン、及びα−アリルベンゾイン;フェノン系の光重合開始剤として、ベンゾフェノン、ω−ブロモアセトフェノン、及びアセトフェノン;並びに、アントラキノン系の光重合開始剤として、アントラキノン、クロロアントラキノン、メチルアントラキノン、及びエチルアントラキノン等を挙げることができる。これらの光重合開始剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。光重合開始剤の配合量は、バインダー樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上5質量部以下であることが好ましく、0.5質量部以上2質量部以下であることが更に好ましい。配合量が0.1質量部以上であることにより、実用的な感度を得ることができ、5質量部以下であることにより、良好なパターンを得ることができる。
感光性樹脂層には、必要に応じて染料、顔料、重合禁止剤、酸化防止剤、及び光劣化防止剤等を添加し、その性能の改善を図ることもできる。更に、耐摩耗性を改善するために、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、及びポリウレタン樹脂等、バインダー樹脂と相溶性のある樹脂を混入することもできる。
フレキソ印刷版製造用多層積層体においては、感光性樹脂層の膜厚は、0.4mm以上10mm以下であることが好ましく、0.5mm以上7.5mm以下であることが更に好ましい。感光性樹脂層の膜厚は、上記膜厚の範囲内において、被印刷体や使用する印刷機の種類に応じて適宜選択すればよい。
フレキソ印刷版製造用多層積層体においては、マスク層が、(a)少なくとも1種の赤外線吸収性物質を含むものである。また、マスク層は、(b)少なくとも1種の紫外線吸収性物質、及び(c)皮膜形成性バインダー樹脂を含む。
マスク層に含有される赤外線吸収物質は、赤外線レーザー光を照射したときに、これを吸収して発熱し、マスク層を融解する役割を果たすものである。赤外線吸収物質としては、赤外線レーザー光を吸収するものであれば特に限定されるものではなく、カーボンブラック、アニリンブラック、及びシアニンブラック等の黒色顔料;フタロシアニン及びナフタロシアニン系の緑色顔料;グラファイト、鉄粉、ジアミン系金属錯体、ジチオール系金属錯体、フェノールチオール系金属錯体、メルカプトフェノール系金属錯体、結晶水含有無機化合物、硫酸銅、硫化クロム、及びケイ酸塩化合物;酸化クロム、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化マンガン、酸化鉄、酸化コバルト、及び酸化タングステン等の金属酸化物;これらの金属の水酸化物及び硫酸塩;並びに、ビスマス、鉄、マグネシウム、及びアルミニウムの金属粉等を用いることができる。これらの中でも、光熱変換率、経済性、及び取扱い性の観点から、カーボンブラックを用いることが好ましい。カーボンブラックは粒径が10nm以上100nm以下の広い範囲で使用が可能であり、粒径が小さいほど赤外線に対する感度も高くなる。
紫外線吸収性物質としては、紫外線を吸収するものであれば特に限定されるものではないが、カーボンブラック及びグラファイトを用いることが好ましい。ここで、カーボンブラック及びグラファイトは上述した赤外線吸収性物質としての作用と、紫外線吸収性物質としての作用とを有し、経済性及び取り扱いの面からも好ましいため、特に好適に用いることができる。
本発明において、マスク層は、皮膜形成性バインダー樹脂を含む。マスク層に含まれる皮膜形成性バインダー樹脂としては、有機溶剤に可溶であって、これを含む溶液を平面上に塗布し、乾燥した後に皮膜を形成するものであり、かつ赤外線レーザー光をマスク層に照射した場合に、赤外線吸収性物質により発熱する熱によって溶融除去可能なものであって、かつマスク層が除去された部分の感光性樹脂層上に残存膜が形成されるよう、適宜選択することが好ましい。
本発明においては、マスク層には、所望に応じ界面活性剤、分散剤、可塑剤、接着性改良剤、及び塗布助剤等を添加することができる。可塑剤は、フレキソ印刷版製造用多層積層体を曲げたり、たわめたりしたときに、しわが発生することを抑制するために添加するものである。この可塑剤としては、例えばトリフェニルホスファイト、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、エチレングリコールジベンゾエート、グリセリルカーボネート、ポリエチレングリコール、トリブチルシトレート、及びウレタン系オリゴマー等を挙げることができる。また、界面活性剤としては、フッ素系界面活性剤が好ましい。
マスク層の膜厚は、赤外線レーザー光を照射したときに速やかに除去される程度の膜厚であって、紫外線を効果的に遮断できる程度の膜厚とすることが好ましい。具体的には、0.05μm以上20μm以下であることが好ましく、0.1μm以上10μm以下であることが更に好ましい。
フレキソ印刷版製造用多層積層体が有するカバーフィルムとしては、特に限定されるものではなく、凸版印刷版製造用多層積層体に用いられる従来公知のカバーフィルムを用いることができる。即ち、カバーフィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ナイロン6、ナイロン4、ナイロン66、ナイロン12、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエーテルイミド、ポリスルフォン、ポリフェニレンスフィド、及びポリフェニレンオキサイド等の樹脂を含むフィルムを用いることができる。これらの中でも、ポリエチレンテレフタレート、及びポリエチレン−2,6−ナフタレートを好ましく用いることができるが、可撓性に優れ、かつ寸法安定性に優れるという点で、ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。上記の樹脂は、単独で用いてもよく、複数を組み合わせて用いてもよい。カバーフィルムの膜厚は、50μm以上400μm以下であることが好ましく、75μm以上300μm以下であることが更に好ましい。なお、カバーフィルムとマスク層との間には、必要に応じて剥離層を形成してもよい。
フレキソ印刷版製造用多層積層体の製造方法としては、従来公知の方法を採用することができ、特に限定されるものではない。具体的には、例えば、支持体上に感光性樹脂層を形成し、次いでコーティング又はラミネーション技術により、マスク層を形成することにより製造される。マスク層は、一般に、赤外線吸収物質、紫外線吸収物質、皮膜形成性バインダー樹脂、及び溶剤を含むマスク層形成用組成物をカバーフィルム上に塗布することにより形成される。この際、マスク層形成用組成物は、スプレーコーティングを含む任意のコーティング技術を使用して塗布することができる。また、マスク層は、感光性樹脂層上にマスク層形成用組成物を塗布することによっても形成することができる。
[工程(1)]
工程(1)においては、感光性樹脂層上に残存膜を残しつつ、マスク層を赤外線レーザー光で選択的に除去してパターニングを行う。工程(1)において、マスク層をパターニングする際、感光性樹脂層上に残存膜を形成させるためには、具体的には、赤外線レーザーの出力を1.5J/cm2以上3.5J/cm2以下として、パターニングを行うことが好ましい。また、マスク層に用いる皮膜形成性バインダー樹脂の種類によっては、赤外線レーザーの出力が上記範囲外であっても残存膜を形成させることができる。
工程(2)においては、パターニングされたマスク層を介して感光性樹脂層を紫外線で露光を行う。
工程(3)においては、マスク層を除去すると共に、露光後の感光性樹脂層を現像する。
[マスク層の形成]
「ビュートバーB76」(ポリビニルブチラール、ソリューシア社製)をトルエン・エタノール混合溶媒(トルエン/エタノール=1/1)に溶解し、10質量%の均質な溶液を調製した。これに「MHIブラック#217」(カーボンブラック、顔料分濃度30質量%、御国色素社製)を、ポリビニルブチラール100質量部に対してカーボンブラックが30質量部となるように加え、マスク層形成用組成物とした。次いで、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなるカバーフィルム上に上記マスク層形成用組成物を塗布し、80℃で5分間乾燥して、膜厚2μmのマスク層を得た。
「D−1155」(スチレン−ブタジエン共重合体、質量平均分子量240000、JSRエラストマー社製)100質量部、「ニッソーPB−1000」(1,2−ポリブタジエン、質量平均分子量1000、日ソー社製)70質量部、トリメチロールプロパンアクリレート10質量部、メトキシフェニルアセトン3質量部、2,6−tert−ブチル−4−ヒドロキシルトルエン0.05質量部、「オイルブルー#503」(染料、オリエント化学社製)0.002質量部、及びテトラヒドロフラン0.2質量部を混合して、感光性樹脂組成物を調製した。この感光性樹脂組成物を高粘度ポンプで押出機に圧入し、押出機内で混練しながら、支持体となるポリエチレンテレフタレートシート上にT型ダイスから1.7mmの厚さで押し出して、感光性樹脂層を得た。
上記凸版印刷版製造用多層積層体に対し、370nmに中心波長を有する紫外線ランプにより、75mJ/cm2にて支持体側からバック露光した。次いで、凸版印刷版製造用多層積層体のカバーフィルムを剥離し、NIRレーザー書き込み装置(「CDI−spark」、エスコグラフィックス社製)のドラム上に固定し、800rpmで回転させて、19WのエネルギーのNIRレーザーを用いて解像度が2540dpiになるようにレーザーを照射し、マスク層を選択的に除去した。マスク層を除去した部位について、電子顕微鏡観察を行い、残存膜の有無を確認した。
[マスク層の形成]
「マクロメルト6900」(ポリアミド樹脂、ヘンケル社製)をトルエン・イソブチルアルコール混合溶媒(トルエン/イソブチルアルコール=1/2)に溶解し、10質量%の均一な溶液を調製して、「MHIブラック#217」(カーボンブラック、顔料分濃度30質量%、御国色素社製)を、ポリアミド樹脂100質量部に対して10質量部となるように加え、マスク層形成用組成物とした。次いで、「バイロン30P」(ポリエステル樹脂、東洋紡社製)を、シクロヘキサノン・トルエン・1,4−ジオキサン混合溶媒(シクロヘキサノン/トルエン/1,4−ジオキサン=1/1/1)に溶解し、マスク層のカバーフィルムとなる接着層付きポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱ポリエステルフィルム社製、「ダイヤホイルT100E」)上に塗布し、80℃で5分間乾燥して、膜厚0.8μmの塗膜(赤外線吸収性下地層)を形成した。この赤外線吸収性下地層上に、マスク層形成用組成物を塗布し、80℃で5分間乾燥させて、膜厚2μmの塗膜を形成させ、マスク層とした。これをNIRレーザー書き込み装置(「CDI−spark」、エスコグラフィックス社製)のドラム上に固定し、800rpmで回転させ、19WのエネルギーのNIRレーザーを用いて解像度が2540dpiとなるようにレーザーを照射し、マスク層を選択的に除去した。
「D−1155」(スチレン−ブタジエン共重合体、質量平均分子量240000、JSRエラストマー社製)100質量部、「ニッソーPB−1000」(液状1,2−ポリブタジエン、質量平均分子量1000、日ソー社製)70質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート10質量部、メトキシフェニルアセトン3質量部、2,6−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン0.05質量部、「オイルブルー#503」(染料、オリエント化学社製)0.002質量部、及びテトラヒドロフラン0.2質量部を混合して、感光性樹脂組成物を調製した。この感光性樹脂組成物を、高粘度用ポンプで押出機に圧入し、押出機内で混練しながら、支持体となるポリエチレンテレフタレートシート上にT型ダイスから1.7mmの厚さで押し出して、感光性樹脂層を得た。
次に、感光性樹脂層と、感光性樹脂層のカバーフィルムとなる100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを、ラミネートローラーを使用してラミネートして、370nmに中心波長を有する紫外線ランプにより70mJ/cm2にてバック露光した。感光性樹脂層のカバーフィルムを剥離し、感光性樹脂層とマスク層とをラミネートして、マスク層の支持体であったポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離した。赤外線吸収性下地層は、ポリエチレンテレフタレートフィルムに接着されているため、レーザーイメージングされたマスク層のみが感光性樹脂層上に積層された。得られた積層体のマスク層を除去された部位について、電子顕微鏡観察を行い、残存膜の有無を確認した。
マスク層形成用組成物に用いる「ビュートバーB76」の代わりに、「スミテート HF51」(エチレン−酢酸ビニル共重合体、住友化学社製)を用いた点以外は、実施例1と同様の方法によりマスク層形成用組成物を調製した。次いで、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなるカバーフィルム上に上記マスク層形成用組成物を塗布し、80℃で5分間乾燥して、膜厚2μmのマスク層を形成したところ、マスク層中にカーボンブラックが均一に分散されず、均一なマスク層を形成できなかった。
Claims (4)
- (A)支持体上に、(B)感光性樹脂層と、(C)少なくとも1種の赤外線吸収性物質を含むマスク層とが、この順に積層されてなる凸版印刷版製造用多層積層体から凸版印刷版を製造する凸版印刷版の製造方法であって、
前記マスク層から残存膜を形成しつつ、前記マスク層を赤外線レーザー光で選択的に除去してパターニングされたマスク層を形成する工程と、
パターニングされた前記マスク層を介して前記感光性樹脂層を紫外線で露光する工程と、
前記パターニングされたマスク層を除去すると共に、露光後の前記感光性樹脂層を現像する工程と、を含む、凸版印刷版の製造方法。 - 前記残存膜の酸素透過度が、5000ml/(m2・24hr・atm)以上5000000ml/(m2・24hr・atm)以下である、請求項1に記載の凸版印刷版の製造方法。
- 前記残存膜の550nmにおける光学密度が0.1以下である、請求項1又は2に記載の凸版印刷版の製造方法。
- (A)支持体上に、(B)感光性樹脂層と、(C)ポリビニルブチラール及び少なくとも1種の赤外線吸収性物質を含むマスク層とが、この順に積層されてなる凸版印刷版製造用多層積層体から凸版印刷版を製造する凸版印刷版の製造方法であって、
前記マスク層から残存膜を形成しつつ、前記マスク層を赤外線レーザー光で選択的に除去してパターニングされたマスク層を形成する工程と、
パターニングされた前記マスク層を介して前記感光性樹脂層を紫外線で露光する工程と、
前記パターニングされたマスク層を除去すると共に、露光後の前記感光性樹脂層を現像する工程と、を含む、凸版印刷版の製造方法。
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