JP5128187B2 - テストインジケータ - Google Patents
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Description
具体的には、特許文献1に記載のテストインジケータは、図5に示されるように、測定子3と、第1のアーム5と、第2のアーム6と、指針23とを備えている。なお、図5 は、本体ケースやカバー等を省略し、主要部のみを表示する。
第2のアーム6は、第1のアーム5に隣接して配置され、その中間部分に形成された第2の軸部62で揺動自在に支持されている。また、ピニオン71、クラウンギア21は、一体化されて回転自在に取り付けられている。
第2のアーム6には、第1のアーム5に形成された移動面52,53の各々に対応して接触し、かつ第1のアーム5の揺動を第2のアーム6に伝達する伝達ピン63,64が設けられている。さらに、第2のアーム6の端部には、ピニオン71に噛合するセクタギア61が設けられている。
測定子3が、U方向に揺動すると、第1のアーム5は、第1の軸部51を中心として、図5中、反時計回りに回動し、これに伴い、移動面53が、下方に移動する。この移動面53の下方への移動によって、第2のアーム6の伝達ピン64も、下方に押し下げられ、これに伴い、第2のアーム6は第2の軸部62を中心として、反時計回りに回動する。この際、測定子3のU方向への揺動量よりも、第2のアーム5の伝達ピン64の移動量の方が大きく、さらに、この伝達ピン64の移動量よりもセクタギア61の移動量の方が大きいので、測定子3の揺動量が拡大してセクタギア61の移動量に変換される。
そして、第2のアーム6の反時計回りの回動に伴って、セクタギア61を介して、ピニオン71が時計回りに回転される。さらに、クラウンギア21を介して、指針23と一体で設けられたセンターピニオン22が回転され、回転軸24を介して指針23も回転される。このようにして、測定子3の揺動量が指針23の回転量として表示される。
すなわち、測定子3の揺動方向によらず、常に指針23の回転は同一方向となるように構成されている。
また、従来のテストインジケータでは、表示値にセンターピニオン、クラウンギアによる機械的な誤差が影響し、このような影響を排除して高精度化することも困難だった。
本発明によれば、測定子の揺動が、アームおよびアームの基端部に設けられたセクタギアを介して、ピニオンの回転に機械的に変換される。このピニオンの回転量をロータリーエンコーダが検出する。そして、制御手段が検出されたピニオンの回転量を測定子の揺動量に変換して、表示手段に表示する。従って、従来のようなピニオンの回転量がクラウンギアおよびセンターピニオンを介して指針の回転量に機械的に変換される機構を備えないので、表示手段を本体ケースに固定しなければならないという制約をなくすことができ る。これによって、表示手段を本体ケースに回転可能に支持させることができ、表示手段の表示方向を可変にすることができ、測定作業を容易化することができる。
ここで、表示手段は、本体ケースに対して90度以上回転可能であることが好ましい。
これに対して、本発明によれば、表示手段をロータの回転軸周りに回転させることできるので、例えば、表示手段を90度回転させることで、従来の垂直形と縦形との機種の両機能を発揮させることが可能となる。また、180度回転可能に構成すれば、表示方向を反転させることもできる。このようにすれば、測定状態に応じて従来の2種類の機種を揃える必要がなくなり、テストインジケータの利便性が向上される。
また、表示基板とステータとを一体の基板として形成することで、部品点数を削減できる。また、ステータを本体ケースに対して位置決めすれば、表示基板を別途位置決めする必要がなくなり、組み立て作業の効率化が図れる。さらに、ステータで取得されたロータの回転量の情報を、表示手段に伝達する伝達経路が必要となるが、この伝達経路を一体化された基板上に形成することによって、組立時に、伝達経路のための配線等の作業が省けて、組立作業が簡単になる。
図1は、本実施形態のテストインジケータの外観を示す斜視図である。図2および図3は、テストインジケータの使用形態を説明する側面図および平面図である。図4は、テストインジケータの内部構造を部分的に示す斜視図である。
図1に示すように、テストインジケータは、本体ケース1と、カバー2と、本体ケース1に揺動可能に支持される測定子3と、この測定子3の揺動量をデジタル表示する表示手段としての表示ユニット4とを備えている。
表示ユニット4は、扁平な円盤状に形成され、本体ケース1に回転自在に支持された表示用ケース41と、この表示用ケース41内に収納された表示基板42とから構成され る。表示基板42の基板上には、デジタル表示部43が形成され、表示用ケース41の上面に開口された表示窓44から当該デジタル表示部43が視認可能になっている。表示用ケース41の上面には、デジタル表示部43と並んで、2つのスイッチ54,55が配置されている。2つのスイッチ54,55のうちスイッチ54は、電源オンオフスイッチ、スイッチ55は、ピークホールドスイッチとして機能する。
具体的には、図2に示すように、本体ケース1およびカバー2の測定子3側とは反対側の端部に、それぞれ表示用軸受部15を中心とする円弧状の曲面部19,20が形成されている。これら表示用軸受部15は、本発明の表示手段用の軸受部を構成する。
そして、表示用ケース41のデジタル表示部43が、測定子3のU方向の揺動と同じ方向を向く状態(図中の実線で示す位置)から、本体ケース1に対して測定子3側とは反対方向を向く状態(図中の2点鎖線で示す位置)まで曲面部19,20に沿って移動でき、さらに、測定子3のD方向の揺動と同じ方向を向く状態(図中の2点鎖線で示す位置)まで移動でき、デジタル表示部43の向きを変化させることができる。すなわち、表示用ケース41が本体ケース1に対して、180度の範囲で回転可能に構成されている。
本体ケース1の内部には、測定子3を連結する第1のアーム5と、この第1のアーム5に対して測定子3とは反対側に隣接され端部にセクタギア61を有する第2のアーム6 と、セクタギア61と噛合するピニオン71と、このピニオン71の回転量を電気信号として検出可能なロータリーエンコーダ8とが収納されている。このうち、第1のアーム 5、第2のアーム6は、本発明のアームを構成する。なお、測定子3、第1のアーム5、第2のアーム6については、従来例と同様の構成であり、かつ、同様の動作をするものであり、これらの詳細な説明は省略する。
このロータリーエンコーダ8は、一対のロータ7およびステータ45を含んで構成されており、ロータ7の一回転以内の絶対角度を検出するABS(アブソリュート)型ロータリーエンコーダである。
ステータ45は、前述した表示ユニット4の表示基板42と一体の基板として形成されている。すなわち、ステータ45および表示基板42は、互いに直交して形成され、全体略T字形の断面形状を有する。また、ステータ45は、ロータ7と所定の隙間を有して当該ロータ7に対向する位置に配置されており、本体ケース1に対して表示基板42とともにロータ7の回転軸を中心に回転自在に構成されている。
(1)測定子3の揺動量が、ピニオン71の回転量に機械的に変換された後、このピニオン71の回転量をロータリーエンコーダ8が検出するので、従来のようなピニオンの回転量がクラウンギアおよびセンターピニオンを介して指針の回転量に機械的に変換される機構を備えず、表示ユニット4を本体ケース1に固定しなければならないという制約をなくすことができる。従って、表示ユニット4の表示方向を可変にすることができ、測定作業を容易化することができる。
具体的には、本体ケース1に表示用軸受部15が形成され、この表示用軸受部15に表示用ケース41の脚部47が回転可能に支持されているので、測定の際、表示用ケース41だけを回転させて、測定値を視認し易くすることができる。例えば、テストインジケータを被測定物に対してセットした後であっても、表示ユニット4の表示方向を容易に調整することができる。
例えば、前記実施形態では、第1のアーム5および第2のアーム6から本発明のアームが構成されると説明したが、これに限らず、アームが単数で構成されていてもよく、本発明のアームとしては、少なくとも、先端部に測定子が連結され、基端部にセクタギアが設けられたものであればよい。
また、前記実施形態では、表示用ケース41が本体ケース1に対して180度の範囲で回転可能に構成されていると説明したが、これに限らず、180度以上の範囲で回転可能でもよく、あるいは、180度以下の範囲で回転可能でもよい。
なお、表示ユニット4の支持方法としては、前記実施形態の支持方法に限るものではなく、例えば、従来の縦形の機種と横形の機種との両形態に表示ユニットを回転可能とするものでもよく、または、従来の横形の機種と垂直形の機種との両形態に表示ユニットを回転可能とするものでもよい。
3…測定子
4…表示ユニット(表示手段)
5…第1のアーム
6…第2のアーム
7…ロータ
8…ロータリーエンコーダ
15…表示用軸受部(軸受部)
31…接触部
41…表示用ケース
42…表示基板
43…デジタル表示部
45…ステータ
47…脚部
61…セクタギア
71…ピニオン。
Claims (2)
- 本体ケースと、
この本体ケースに揺動自在に支持され、被測定物との接触部を有する測定子と、
先端部に前記測定子が連結され、基端部にセクタギアが設けられたアームと、
前記セクタギアと噛合して前記測定子の揺動に伴って回転されるピニオンと、
このピニオンの回転量を検出するロータリーエンコーダと、
デジタル表示部を有する表示基板を有する表示手段と、
前記ロータリーエンコーダによって検出される前記ピニオンの回転量を前記測定子の揺動量に変換して前記表示手段に表示する制御手段とを備え、
前記ロータリーエンコーダは、前記ピニオンと同軸上に設けられたロータと、前記本体ケースに前記ロータと所定の隙間を介して対向配置されたステータとを含み、
前記表示基板及び前記ステータは、一体として構成されており、
前記ステータは、前記ロータの回転軸を中心に回転可能に構成され、
前記表示手段は、前記ロータの回転軸と同軸の回転軸により前記本体ケースに回転可能に支持される
ことを特徴とするテストインジケータ。 - 請求項1に記載のテストインジケータにおいて、
前記本体ケースには、前記表示手段用の軸受部が形成され、
前記表示手段は、前記軸受部に向かって延設され、かつ当該軸受部に回転可能に支持された脚部を有することを特徴とするテストインジケータ。
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