JP5125910B2 - 接続部材,その形成方法,接続構造およびその形成方法 - Google Patents
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Description
図10に示すように、このコネクタ300は、多心極細同軸線301を基板に電気的に接続するものである。コネクタ300には、プラスチック等からなる絶縁体のハウジング302が備えられている。ハウジング302の幅方向に沿って、所定のピッチで複数本の導電端子303が配設されている。また、ハウジング302の上面を覆うシールド板304が設けられている。ハウジング302の幅方向に沿って所定のピッチで互いに隣接するように、収容凹部305が形成されている。各導電端子103は、収容凹部305内にそれぞれ位置決め配置されている。
一方、多心極細同軸線301は、中心導体307と、中間絶縁体308と、外側導体309と、外皮310とを内側から順に積層して形成されている。各多心極細同軸線301の中心導体307は、半田によって、対応する各導電端子303にそれぞれ接続されている。
ZIFコネクタ110の場合、薄型化,小型化が求められると、電気的な接続の信頼性が低下するおそれがある。すなわち、接触子103などの厚みや幅寸法を、機械的強度を保ちつつ、低減すること自体に限界がある。
熱収縮機能を持たせる方法としては、熱可塑性高分子を架橋した後、加熱して延伸し、延伸した状態で冷却する方法がある。加熱温度は、結晶性樹脂の場合には、融点以上、非晶性樹脂の場合はガラス転位温度以上、が好ましい。熱可塑性高分子を架橋させる方法としては、電子線を照射する方法や、化学的に架橋する方法がある。
先に貫通孔を形成してから、基材を延伸するのが一般的であるが、延伸してから貫通孔を形成してもよい。
先に貫通孔を形成する場合には、当初は第1,第2導体が挿入できなくてもよい。基材を延伸した後に、貫通孔が、第1,第2導体が挿入できる大きさであればよい。
延伸する工程では、基材を1軸方向に延伸してもよいし、基材を2軸方向に延伸してもよい。
また、第1,第2導体の接続状態を解除させる場合には、基材を延伸すればよいので、接続のやり直しが容易である。よって、多心極細同軸線の接続に用いる場合でも、接続のやり直しが可能となる。
よって、本発明により、各種部品や配線部材の接続に応用が可能で、脱着が容易な接続部材を提供することができる。
貫通導電部材を形成する工程は、基材を延伸する前に行なってもよいし、基材を延伸した後に行なってもよい。
ホットメルト接着剤層を形成する工程は、基材を延伸する前に行なってもよいし、基材を延伸した後に行なってもよい。
図1(a)〜(b)は、本発明の一般的な接続構造の形成手順を示す斜視図である。図2は、本発明の一般的な接続構造の斜視図である。
まず、図1(a)に示す工程で、電子照射等により架橋された熱可塑性高分子からなる基材2を準備する。基材2は、多孔質樹脂であることが好ましいが、多孔質樹脂に限定されるものではない。
代表的な熱可塑性高分子としては、ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂がある。ただし、ポリオレフィン系樹脂に限定されるものではない。
放射線照射のうち、電子線照射は、照射装置自体大きくなく、比較的簡単に実施できる。電子線照射も含めて、放射線照射では、CH結合のHを簡単に脱離させることができる。なお、脱離した結合手に酸素が結合しやすいために酸素濃度が上昇する傾向がある。
化学架橋の場合、基膜を構成する熱可塑性高分子に化学架橋の薬剤を含んでいる必要がある。これら熱可塑性高分子中の化学架橋の薬剤は、化学架橋のために加熱処理を行った後にも、残留する。たとえば、シラン架橋の場合はシランカップリング剤が残留するし、過酸化物架橋の場合は過酸化物が残留する。
架橋した多孔質熱可塑性高分子では、機械加工による貫通孔の形成の際にバリが生成しにくく、バリ除去のための湿式エッチングを省略することができる。もちろん、わずかのバリも許されない高精度を要する場合には、湿式エッチングを行う場合もあるが、省略できる場合が多い。
その後、接続部材1を加熱すると、基材2が図1(a)に示す大きさに戻るように、収縮する。それに伴い、拡大貫通孔5aも収縮する。
よって、本発明より、各種部品や配線部材の接続に応用が可能で、脱着が容易な接続部材1を提供することができる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る多心極細同軸線の構造を示す斜視図である。図4(a),(b)は、順に、実施の形態1に係るPCBの平面図、およびPCBと多心極細同軸線との接続状態を示す平面図である。
なお、中心導体32の露出部分が必ずしも扁平である必要はない。
接地部材38(グランドバー)は、係合部36と、連結部37とを有している。係合部36は、金属導体からなる板材の両端部がほぼ直角に折り曲げられ、断面コ字状に形成されている。係合部36は、波状の縦壁部36aと底壁部36bとを有している。縦壁部36aには、外側導体34と係合する多数の波状の溝が一定のピッチで形成されている。縦壁部36aの各溝は、各外側導体34と半田付けによって接続されている。外側導体34の半田付けされていない露出部には、接着剤が塗布されている。本実施の形態では、この係合部36により、各極細同軸線間隔が所定のピッチに保持され、ひいては、各中心導体32の整列位置が規定されている。
図5は、実施の形態2に係る接続構造体の組立方法を説明するための斜視図である。図6は、実施の形態2に係る接続構造体の組立状態を示す断面図である。
PCB40は、実施の形態1におけるPCB40と基本的に同じ構造を有している。ただし、この例では、接地配線の図示を省略している。また、リジッド基板41には、枠部材45が接着剤等により連結されている。枠部材45は、ほぼコ字状の平面形状を有しており、配線42の先端部を三方から囲んでいる。
また、フレキシブル基板61の下面側には、配線62と突起電極62aとが形成されている。配線62及び突起電極62aの形状は、PCB40の配線42および突起電極42aの構造と同様であるので、図示を省略している。
図7(a)〜(e)は、実施の形態2に係る接続部材1(異方導電性シート)の製造工程を示す斜視図である。以下、図7(a)〜(e)を参照しつつ、異方導電性シートの製造工程について説明する。ただし、本発明の接続部材の製造方法は、下記の方法に限定されるものではない。
多孔質熱可塑性高分子フィルムの気孔率は20%〜80%、平均孔径が10μm以下の範囲にあることが望ましい。
以上の工程により、本実施の形態に係る接続部材1が形成される。
図8(a)〜(c)は、配線板上への突起電極の形成方法を示す縦断面図である。この例は、実施の形態1,2のいずれにも適用することができる。
図8(a)に示す工程で、フレキシブル基板41(またはリジッド基板61)上の配線42(または62)の上に、レジスト膜Reを形成する。レジスト膜Reのうち、配線42(または62)の一部の上方に位置する領域を開口する。
上記各実施の形態の接続構造は、広く、電子機器同士の電気的接続における配線部材間の接続に用いることができる。
電子機器の一方が検査装置で,他方が被検査デバイスである場合には、接続構造を検査装置に組み込むことができる。検査装置に組み込む場合、図1(c)に示す芯体12を、検査装置のプローブの代わりに用いることができる。
特に、図7(a)〜(e)に示す工程のように、多孔質樹脂を用いることが好ましい。多孔質樹脂を用いることにより、貫通孔5の内壁部の樹脂へのホットメルト接着剤の絡みつきがよくなる。ただし、図7(b)に示すマスク膜3,4は必ずしも必要でない。
2 基材
3 マスク膜
4 マスク膜
5 貫通孔
5a 拡大貫通孔
5b 収縮貫通孔
6 貫通導電部材
7 めっき触媒層
8 積層体
10 配線体
11 配線
12 芯体
20 PCB
21 リジッド基板
22 突起電極
23 配線
30 多心極細同軸線
31 極細同軸線
32 中心導体
32a 最先端部
33 中間絶縁体
34 外側導体
35 外皮
36 係合部
36a 側壁部
36b 底壁部
37 連結部
37a 先端部
37b 最先端部
40 PCB
41 リジッド基板
42 配線
42a 突起電極
43 設置配線
43a 突起電極
45 枠部材
60 FPC
61 フレキシブル基板
62 配線
62a 突起電極
65 ガイド部材
Claims (8)
- 第1部材の第1導体と、第2部材の第2導体とを接続するための接続部材の形成方法であって、
熱収縮機能を有する板状の基材に、貫通孔を形成する工程(a)と、
前記工程(a)の後または前に、基材を加熱し、延伸した後、前記基材を延伸したままで、冷却する工程(b)と、
を含む接続部材の形成方法。 - 請求項1記載の接続部材の形成方法において、
前記基材として、ポリエチレン樹脂を用いる、接続部材の形成方法。 - 請求項1または2記載の接続部材の形成方法において、
前記基材として、複数の微細孔を有する多孔質樹脂を用いる、接続部材の形成方法。 - 請求項3記載の接続部材の形成方法において、
前記貫通孔を形成した後、前記貫通孔の内壁面および各微細孔内を含む表面領域に、めっき層を含む貫通導電部材を形成する工程をさらに含む、接続部材の形成方法。 - 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の接続部材において、
前記貫通孔を形成した後、前記貫通孔の内壁部に、ホットメルト接着剤層を形成する工程をさらに含む、接続部材の形成方法。 - 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の接続部材の形成方法における全ての工程と、
前記全ての工程の後、前記貫通孔に、前記第1導体の一部と前記第2導体の一部とを挿入する工程(c)と、
前記工程(c)の後、前記基材を加熱して、熱収縮させることにより、前記貫通孔内で,前記第1導体および第2導体を互いに導通させる工程(d)と、
を含む接続構造の形成方法。 - 第1部材の第1導体と、第2部材の第2導体とを接続するための接続部材であって、
請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の接続部材の形成方法によって形成された接続部材。 - 請求項7記載の接続部材と、
第1導体を有する第1部材と、
第2導体を有する第2部材と、
を備え、
前記第1導体の一部と第2導体の一部とは、前記接続部材の貫通孔内に挿入され、互いに導通した状態で、前記基材の熱収縮力によって固定されている、接続構造。
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