JP5125751B2 - エンボス装置、バックアップロール、および、加工品の製造方法 - Google Patents
エンボス装置、バックアップロール、および、加工品の製造方法 Download PDFInfo
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Description
合成皮革用の離型紙を加工品として製造するためのエンボスロールを用いた。エンボスロールのエンボス型面上の複数箇所において、JISB0601:2001に準拠し、表面粗さを測定したところ、以下のようになった。
Ra:10μm以上20μm以下
Rz:20μm以上100μm以下
Rmax:500μm以下
エンボスロールの外径は300mm程度であった。
上述した実施の形態と同様に、心部材と、心部材上に設けられた表層部と、を有するバックアップロールを用いた。表層部は、多孔質金属層から構成されていた。
心部材と、心部材上に設けられた表層部と、を有するバックアップロールを用いた。ただし、表層部は、紙や羊毛等の繊維を押し固めて構成されていた。
線圧100kg/cm程度で、エンボスロールとバックアップロールとを互いに向けて押圧しながら、エンボスロールおよびバックアップロールを空運転させた。目視で判断したところ、ニップ幅は1cm〜5cmであった。空運転工程は、バックアップロールの表層部が略一定の形状を有するようになるまで行った。結果として、実施例に係るバックアップロールおよび比較例に係るバックアップロールのいずれに対しても、一時間半程度の空運転を実施した。
バックアップロールの表層部に凹凸形状を形成した後、これらのエンボス装置により、原反に凹凸柄を転写して加工品(合成皮革用の離型紙)を作製した。エンボス装置によるエンボス加工工程中、原反に形成された凹凸柄の品質を適宜検査し、凹凸柄が一般的な水準の品質規格外となるまで平坦化していないかを確認した。凹凸柄の平坦化が確認された場合には、エンボス加工工程を中止して上述した空運転を行い、バックアップロールの表層部への型入れ(凹凸形状の再形成)を実施した。このようにして、30,000mの長さの原反に対して凹凸柄を形成し、30,000m分の加工品を製造した。エンボスロールの回転速度、および、エンボスロールと同一の周速度で回転するバックアップロールの回転速度は、実施例に係るバックアップロールを用いる場合と、比較例に係るバックアップロールを用いる場合と、で同一とした。
20 エンボスロール
25 エンボス型面
30 バックアップロール
32 心部材
34 表層部
36 多孔質金属層
36a 気孔
50 原反
55 凹凸柄
60 加工品
Claims (11)
- 原反に凹凸柄を形成するエンボス装置であって、
前記原反に形成すべき凹凸柄に対応した凹凸形状を有するエンボス型面を、有するエンボスロールと、
前記エンボスロールに対向して配置され、前記エンボスロールとの間で前記原反を圧するようになるバックアップロールと、を備え、
前記バックアップロールは、心部材と、前記心部材上に設けられ、前記エンボスロールの前記エンボス型面と対面する表層部と、を有し、
前記表層部は、多孔質金属からなる多孔質金属層を含む
ことを特徴とするエンボス装置。 - 前記多孔質金属層に含まれる気孔の気孔径は、5μm以上200μm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載のエンボス装置。 - 前記多孔質金属層の気孔率は、60%以上80%以下である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンボス装置。 - 前記多孔質金属層は、アルミニウム、銅、鉄、または、これらの合金からなる
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンボス装置。 - 前記バックアップロールの前記表層部には、前記エンボス型面の前記凹凸形状に対応した凹凸形状が形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエンボス装置。 - 原反に凹凸柄を形成するエンボス装置のエンボスロールに対向して配置されるバックアップロールであって、
心部材と、
心部材上に設けられた表層部であって、前記エンボスロールに形成されたエンボス型面と対面する表層部と、を備え、
前記表層部は、多孔質金属からなる多孔質金属層を含む
ことを特徴とするバックアップロール。 - 前記多孔質金属層に含まれる気孔の気孔径は、5μm以上200μm以下である
ことを特徴とする請求項6に記載のバックアップロール。 - 前記多孔質金属層の気孔率は、60%以上80%以下である
ことを特徴とする請求項6または7に記載のバックアップロール。 - 前記多孔質金属層は、アルミニウム、銅、鉄、または、これらの合金からなる
ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載のバックアップロール。 - 前記バックアップロールの前記表層部には、前記エンボス型面の凹凸形状に対応した凹凸形状が形成されている
ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載のバックアップロール。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載されたエンボス装置を用いて原反に凹凸柄を形成し、加工品を製造する製造方法であって、
前記エンボスロールおよび前記バックアップロールを空運転させ、前記エンボスロールのエンボス型面の凹凸形状に対応した凹凸形状を、前記バックアップロールの前記表層部に形成する空運転工程と、
前記空運転工程後に実施される工程であって、前記原反を間に挟んだ状態で前記エンボスロールおよび前記バックアップロールを回転させ、前記原反に凹凸柄を形成していくエンボス加工工程と、を備える
ことを特徴とする製造方法。
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