JP5125466B2 - 不正使用監視装置、及び、不正使用監視プログラム - Google Patents
不正使用監視装置、及び、不正使用監視プログラム Download PDFInfo
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また、操作の一つ一つをチェックする場合も、操作の組み合わせが無数に存在するため、処理が複雑となり、大変手間が掛かってしまうという課題を有する。
また、監視対象機器に予め関連付けられた他の機器に関する関連機器情報及び関連機器の使用状態に基づいて重大度を補正するため、機器の使用状態だけではなく、関連する機器の状態に応じた新たな観点から不正使用の判断を確実に行うことができるという効果を奏する。
さらに、予め区分された前記機器と前記関連機器の関係の軽重の度合いに応じて重大度を補正するため、特に関連性が強い機器同士において、一方のみが使用状態であるような場合には、不正使用の可能性が高いと判断して重大度をより詳細で且つ正確に設定することができるという効果を奏する。
本不正使用監視装置は、前記補正手段が、前記機器の使用時間帯における当該機器の使用状態の経時的変化に応じて不正使用の可能性の度合いを補正するものである。
本不正使用監視装置は、前記確認手段が確認する起動状態が、電源の投入状態及び/又はデータ通信状態であるものである。
(1.構成と機能)
(1−1 システム構成)
図1は、本実施形態に係る不正使用監視装置の構成図である。ここでは、特に学校における不正使用監視装置について説明するが、企業等の様々な組織において対応することが可能である。不正使用監視装置1は、不正監視端末110と、管理端末120と、学校端末130とネットワークを介して接続されている。
管理端末120は、学校に配備されている学校端末130の全体を管理する端末である。
なお、不正監視端末110と管理端末120は一体的な装置と捉えてもよい。
図2は、本実施形態に係る不正使用監視装置を構成するコンピュータのハードウェアの構成図である。コンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、フラッシュメモリ(Flash memory)204、外部記憶装置であるHD(Hard disk)205、LAN(Local Area Network)カード206、マウス207、キーボード208、ビデオカード209、このビデオカード209と電気的に接続する表示装置であるディスプレイ209a、サウンドカード210、このサウンドカード210と電気的に接続する音出力装置であるスピーカ210a及びフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体を読み書きするドライブ211からなる。
なお、上記ハードウェア構成はあくまで一例を示したものであり、構成要素の変更をすることができるのは当然である。
図3は、本実施形態に係る不正使用監視装置のモジュール構成図である。不正監視端末110は、起動状態確認処理部310と、重大度設定処理部315と、重大度補正処理部320と、アラーム送信処理部325と、IPアドレスリストテーブル330と、稼動状況テーブル335と、行事・機器利用テーブル340と、関連機器動作テーブル345と、FromToアラームレベルテーブル350とを備え、管理端末120は、アラーム受信処理部355と、アラーム表示処理部360とを備える。
起動状態確認処理部310は、学校端末130に配備された全ての機器の起動状態を確認する処理を行う。起動状態を確認する具体的な方法として、IPアドレスリストテーブル330に格納されている学校端末130の各機器のIPアドレスに基づいてpingコマンドを発行し、その結果で起動状態を確認することができる。pingコマンドは所定の時間間隔で定期的に発行される。
重大度補正処理部320は、関連機器動作テーブル345、稼動状況テーブル335、及び、FromToアラームレベルテーブル350に基づいて監視対象となる機器の重大度を補正する処理を行う。具体的には、例えば、監視対象となる機器が稼動しているにも関わらず、そのマスタ機器が稼動していないような場合に不正使用の可能性が高いと判断して重大度を上げたり、電源の消し忘れと判断できる場合には不正使用の可能性が低いため重大度を下げる処理を行う。
アラーム受信処理部355は、不正監視端末110から送信されたアラームを受信する処理を行う。
アラーム表示処理部360は、アラーム受信処理部355が受信したアラームを表示する処理を行う。
図4は、本実施形態に係る不正使用監視装置にインストールされる不正使用監視プログラムの処理動作を示すフローチャートである。まず、起動状態確認処理部310がpingコマンドを学校端末130の各機器に送信する(ステップS401)。pingコマンドは所定の時間間隔で定期的な送信される。pingコマンドの応答結果は稼動状況テーブル335に格納される(ステップS402)。さらに、起動状態確認処理部310は、pingの結果から通信状態かどうかを判定し(ステップS403)、通信状態でなければ、ステップS401に戻って、次の機器について監視処理を行う。通信状態であれば、行事・機器利用テーブル340に基づいて重大度が設定される(ステップS404)。例えば、予定稼動時間帯に監視対象機器が稼動しているのであれば重大度をD、予定稼動時間帯以外に監視対象機器が稼動しているのであれば重大度をBに設定する。関連機器動作テーブル345と稼動状況テーブル335から、監視対象機器のマスタ機器や関連する機器の稼動状況を確認し、重大度を補正する(ステップS405)。例えば、監視対象機器のマスタ機器が稼動している場合は重大度B→重大度Cに補正し、マスタ機器が稼動していない場合は重大度B→重大度Aに補正する。
110 不正監視端末
120 管理端末
130 学校端末
200 コンピュータ
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 フラッシュメモリ
205 HD
206 LANカード
207 マウス
208 キーボード
209 ビデオカード
209a ディスプレイ
210 サウンドカード
210a スピーカ
211 ドライブ
310 起動状態確認処理部
315 重大度設定処理部
320 重大度補正処理部
325 アラーム送信処理部
330 IPアドレスリストテーブル
335 稼動状況テーブル
340 行事・機器利用テーブル
345 関連機器動作テーブル
350 FromToアラームレベルテーブル
355 アラーム受信処理部
360 アラーム表示テーブル
Claims (6)
- 通信機能を有する機器の不正使用を監視する不正使用監視装置において、
前記機器とデータ通信を可能とする通信手段と、
前記機器が配備されている施設における当該機器の利用に関するスケジュール情報を受け付けるスケジュール受付手段と、
前記スケジュール受付手段にて受け付けたスケジュール情報を格納するスケジュール情報登録手段と、
前記機器に予め関連付けられる他の機器に対応する関連機器情報、及び、前記機器と前記他の機器との関係の軽重の度合いを格納する関連機器登録手段と、
前記通信手段を介して前記機器及び前記他の機器の起動状態を確認する確認手段と、
前記スケジュール情報登録手段にて格納された前記スケジュール情報及び前記確認手段が確認した前記機器及び前記他の機器の起動状態に基づいて、当該機器の不正使用の可能性の度合いを設定する設定手段と、
前記関連機器登録手段に格納された関連機器情報及び前記確認手段が確認した前記他の機器の起動状態に基づいて、前記機器と前記他の機器の関係の軽重の度合いに応じて前記設定手段が設定した前記度合いを補正する補正手段とを備えることを特徴とする不正使用監視装置。 - 請求項1に記載の不正使用監視装置において、
前記補正手段が、前記機器の使用時間帯における当該機器の使用状態の経時的変化に応じて不正使用の可能性の度合いを補正することを特徴とする不正使用監視装置。 - 請求項1又は2に記載の不正使用監視装置において、
前記確認手段が確認する起動状態が、電源の投入状態及び/又はデータ通信状態であることを特徴とする不正使用監視装置。 - データ通信可能に接続された機器の不正使用を監視させるようにコンピュータを不正使用監視装置として実行させる不正使用監視プログラムにおいて、
前記機器とデータ通信を可能とする通信手順と、
前記機器が配備されている施設における前記機器の利用に関するスケジュール情報を受け付けるスケジュール受付手順と、
前記スケジュール受付手順にて受け付けた前記スケジュール情報を格納するスケジュール情報登録手順と、
前記機器に予め関連付けられる他の機器に対応する関連機器情報、及び、前記機器と前記他の機器との関係の軽重の度合いを格納する関連機器登録手順と、
前記通信処理を介して、前記機器及び前記他の機器の起動状態を確認する確認手順と、
前記スケジュール情報登録手順にて格納された前記スケジュール情報及び前記確認処理が確認した前記機器及び前記他の機器の起動状態に基づいて、当該機器の不正使用の可能性の度合いを設定する設定手順と、
前記関連機器登録手順にて格納された関連機器情報及び前記確認手順にて確認された前記他の機器の起動状態に基づいて、前記機器と前記他の機器の関係の軽重の度合いに応じて前記設定手順で設定された前記度合いを補正する補正手順とをコンピュータに実行させるための不正使用監視プログラム。 - 通信機能を有する機器の不正使用を監視する不正使用監視装置において、
前記機器とデータ通信を可能とする通信手段と、
前記機器に予め関連付けられる他の機器に対応する関連機器情報、及び、前記機器と前記他の機器との関係の軽重の度合いを格納する関連機器登録手段と、
前記通信手段を介して前記機器及び前記他の機器の起動状態を確認する確認手段と、
前記確認手段が確認した前記機器及び前記他の機器の起動状態に基づいて、当該機器の不正使用の可能性の度合いを設定する設定手段と、
前記関連機器登録手段に格納された関連機器情報及び前記確認手段が確認した前記他の機器の起動状態に基づいて、前記機器と前記他の機器の関係の軽重の度合いに応じて前記設定手段が設定した前記度合いを補正する補正手段とを備えることを特徴とする不正使用監視装置。 - 通信機能を有する機器の不正使用を監視するようにコンピュータを機能させる不正使用監視プログラムにおいて、
前記機器とデータ通信を可能とする通信手段、
前記機器に予め関連付けられる他の機器に対応する関連機器情報、及び、前記機器と前記他の機器との関係の軽重の度合いを格納する関連機器登録手段、
前記通信手段を介して前記機器及び前記他の機器の起動状態を確認する確認手段、
前記確認手段が確認した前記機器及び前記他の機器の起動状態に基づいて、当該機器の不正使用の可能性の度合いを設定する設定手段、
前記関連機器登録手段に格納された関連機器情報及び前記確認手段が確認した前記他の機器の起動状態に基づいて、前記機器と前記他の機器の関係の軽重の度合いに応じて前記設定手段が設定した前記度合いを補正する補正手段としてコンピュータを機能させる不正使用監視プログラム。
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