JP5125333B2 - ゲル化剤、ゲル状組成物及びその利用 - Google Patents
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蔵弾性率G’と動的損失弾性率G’’が一致する周波数の範囲が、0.1rad・s-1以上60rad・s-1以下である場合に得られるとされている。
さらに、特許文献5には、特定範囲のHLB値のショ糖脂肪酸エステル又は/及びポリグリセリン脂肪酸エステルと、特定範囲のHLB値の界面活性剤を併用し、使用感の優れた粘弾性挙動を示す増粘ゲル化剤について述べている。
また、粘弾性流体は安全性の面から医薬品、化粧品の用途に十分に適しているとはいえなかった。
特許文献5で得られた増粘ゲル組成物は組成物中の結晶析出温度が高いため、その優れた粘弾性が室温程度(30℃以下)の温度領域で保存すると経時的に粘弾性が失われ、安定な粘弾性が得られなかった。
以上のように、上記の粘弾性挙動を有するゲル状組成物については、室温程度の温度領域においても安定に使用感が良好なものとして医薬品、化粧品の用途としての開発が望まれていた。
’と動的損失弾性率G’’が一致する周波数の範囲が、0.01付近、詳しくは0.001rad・s-1以上1rad・s-1以下である場合に、特徴的な粘弾性を示すゲル状組成物を得ることができることを見出した。
すなわち、本発明の第1の要旨は、ゲル化剤及び水性成分を含有するゲル状組成物であって、ゲル化剤/(ゲル化剤+水性成分)が30重量%以下であり、該水性成分として水を70重量%以上含有し、該ゲル化剤は、(a)HLB値11以上18以下のショ糖脂肪酸エステル、(b)HLB値3以上11未満の界面活性剤並びに(c−1)クラフト点25℃以下のイオン性界面活性剤及び/又は(C−2)ステロール骨格を有する非イオン性
界面活性剤を含有する、ゲル状組成物に存する。
(2)(b)が、非イオン性の界面活性剤である上記ゲル状組成物。
(3)(a)のショ糖脂肪酸エステルのモノエステル含量が、50〜100%である上記ゲル状組成物。
(4)(c−1)成分及び/又は(c−2)成分を(c)成分としたときに、(b)成分/((a)成分+(b)成分+(c)成分)が0.01重量%以上である上記ゲル状組成物。
(5)(c−1)成分及び/又は(c−2)成分を(c)成分としたときに、(a)成分/((a)成分+(c)成分)が30重量%以上である上記ゲル状組成物。
(6)組成物中の水和結晶の融点が25℃以下である上記ゲル状組成物。
(7)上記のゲル状組成物からなる洗浄剤。
(8)上記のゲル状組成物からなる化粧料。
(9)上記ゲル状組成物を含有する医薬品。
500paであり、動的貯蔵弾性率G’と動的損失弾性率G’’が一致する周波数の範囲が、0.1rad・s-1以上60rad・s-1以下である場合に得られるとされているが、発明者らは、このうち特にG0が100Pa以上であり、動的貯蔵弾性率G’と動的損
失弾性率G’’が一致する周波数の範囲が、0.01付近、詳しくは0.001rad・s-1以上1rad・s-1以下である場合に、特徴的な粘弾性を示すゲル状組成物を得ることができることを見出した。
[ゲル化剤]
ゲル化剤とは、これが添加される水性媒体を増粘およびゲル化させる剤である。本発明のゲル化剤は以下の(a)成分であるショ糖脂肪酸エステル(b)成分である疎水性界面活性剤(c−1)成分であるクラフト点25℃以下のイオン性界面活性剤及び/又は(C-2)成分であるステロール骨格を有する非イオン性界面活性剤を含有する。
尚、本発明において、ポリエチレングリコール型及び多価アルコール型非イオン界面活性剤のHLB値は、下記のグリフィンの式(1)によって定義する。
HLB値=(親水基部の分子量/界面活性剤の分子量)×20 (1)
尚、イオン性界面活性剤の場合HLB値は、上記の式で得られたHLB値の値と実際の挙動に差があるため、上記の式ではなく、塩水やHLB既知の親油性非イオン性界面活性剤や油と混合した系での相図を作成し、そのとき計算されるHLB組成を用いて、計算し、求める。
本発明で使用されるショ糖脂肪酸エステルは、HLB値が11以上18以下のものであって、好ましくは11以上16以下である。HLB値が低すぎると水への溶解性が低下し、沈殿が生じる場合があり、HLB値が高すぎるとひも状ミセル形成能が低下し、増粘ゲル化が起こらない場合がある。
ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸は、飽和脂肪酸でも不飽和脂肪酸でもよく、また直鎖状脂肪酸でも分岐状脂肪酸でもよく、さらにはヒドロキシル基等の置換基を有していてもよい。構成脂肪酸の炭素数は、通常6以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは12以上であり、通常22以下、好ましくは18以下、さらに好ましくは16以下である。構成脂肪酸の炭素数が少なすぎるとひも状ミセル形成能が低下し、増粘ゲル化が起こらない場合があり、多すぎると、組成物中の水和結晶の融点が高くなり、低温での安定性が低下する場合がある。これらの脂肪酸は2種以上併用してもよい。
具体的には、これらの脂肪酸としては、例えば、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸
、パルトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、エルカ酸、リシノール酸、ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
ショ糖脂肪酸エステルのモノエステル含量は通常50〜100%であり、好ましくは70〜100%であり、さらに好ましくは90〜100%である。モノエステル含量が少なくジエステル以上の成分が多いと、ひも状ミセルよりもラメラ液晶が形成しやすくなり、増粘ゲル化が起こらない場合があったり、増粘ゲル化が起こっても好ましい粘弾性挙動が得られない。
本発明で使用される(b)成分である界面活性剤は、HLB値が、通常3以上、好ましくは5以上であり、通常11以下、好ましくは9以下のものである。HLB値が低すぎると水への溶解性が低下し析出する場合があり、HLB値が高すぎるとひも状ミセル形成能が低下し、増粘ゲル化が起こらない場合がある。
(b)成分の界面活性剤は、上記HLB値の範囲であれば、アニオン性、カチオン性、両
性、非イオン性の種類は問わないが、非イオン性界面活性剤が好ましい。アニオン系界面活性剤としては、脂肪酸石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、アルカンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキルおよびアルキルアリルエーテル硫酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、硫酸化油、アルキルリン酸エステル塩等が挙げられる。カチオン系界面活性剤としては、アルキルアミン塩、ポリアミンまたはアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホリニウム塩等が、両性界面活性剤としては、アルキルアミノ脂肪酸塩、アルキルベタイン、アルキルアミンオキシド等が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリプロピレングリコールポリエチレングリコール縮合物、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等が挙げられるが、特に、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルが好ましい。 これらの界面活性剤を単独で使用しても2種以上を混合して使用してもよい。
本発明で使用される(c−1)成分であるイオン性界面活性剤は、クラフト点が25℃以下、好ましくは20℃以下である。イオン性界面活性剤のクラフト点は、その溶解度が急激に増加する温度として定義されるものであり、界面活性剤の水への溶解性を表す。クラフト点が高すぎると、室温程度の温度領域において溶液中に界面活性剤の水和固体が析出し、ゲル化が起こらない場合がある。 (c−1)成分のイオン性界面活性剤は、上記ク
ラフト点の範囲であれば、アニオン性、カチオン性、両性の種類は問わないが、好ましいイオン性界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤としては、 ドデシル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩類、ドデシルポリオキシエチレン硫酸エステルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ラウリン酸ナトリウムなどの脂肪酸石鹸などが挙げられる。また、カチオン性界面活性剤としては、ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイドなどのアルキルトリメチルアンモニウウム塩、両性界面活性剤としては、アルキルアミノ脂肪酸塩、アルキルベタイン、アルキルアミンオキシド等が挙げられる。
本発明で使用される(c−2)成分であるステロール骨格を有する非イオン性界面活性剤は、疎水基にコレステリル基またはフィトステリル基を有し、好ましくは、コレステリル基を有する非イオン性界面活性剤である。ステロール骨格を疎水基に有することにより、ひも状ミセル形成能が向上し、ゲル化が起こりやすくなる。コレステリル基を有する非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、フィトステリル基を有する非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンフィトステリルエーテルであり、特にポリオキシエチレンコレステリルエーテルが好ましい。
(c−2)成分のHLB値は、上記の条件を満たせば、特に影響はないが、好ましくは
HLB値が11以上18以下のものであり、特に好ましくは11以上16以下である。HLB値が低すぎると組成物中の水和結晶の融点が高くなり低温での安定性が得られなくなり、HLB値が高すぎると、ひも状ミセル形成能が低下し、増粘ゲル化が起こらない場合がある。
尚、本発明のゲル化剤は、通常(a)成分、(b)成分及び(c−1)成分及び/又は
(c−2)成分とからなるが、本発明の効果が損なわれない範囲で他の成分を含有してもよい。 また、(c−1)成分であるクラフト点25℃以下のイオン性界面活性剤と(c-2)成分であるステロール骨格を有する非イオン性界面活性剤を併用してもよい。
上記(c−1)成分及び/又は(c−2)成分を(c)成分とすると、(a)成分、(
b)成分と(c)成分の混合比率は、(b)成分/((a)成分+(b)成分+(c)成分)が、重量%で、通常0.01%以上、好ましくは0.1%以上、さらに好ましくは1%以上であり、通常70%以下、好ましくは50%以下であり、さらに好ましくは30%以下である。また、(a)成分/((a)成分+(c)成分)が、重量%で 通常30%
以上、好ましくは50%以上、さらに好ましくは60%以上であり、通常99.99%以下、好ましくは99.9%以下、さらに好ましくは99%以下である。
本発明のゲル化剤は、必ずしも均一化しておく必要はないが、均一化しておいた方がゲル状組成物を調製することが容易であり、調製時間を短縮することができる。ゲル化剤の均一化は、各成分を撹拌混合することによって行うことができる。常温では粘度が高すぎて混合が困難な場合は、加温して流動性を高めた状態で撹拌混合してもよい。また、粉体状の成分と液状の成分を混合する場合には、先に粉体状の成分を水やアルコール等の適当な溶媒に溶解した後、液状の成分をそこへ添加して撹拌混合した後、溶媒を留去して調製してもよい。
本発明のゲル状組成物は、増粘又はゲル化した組成物であって、ゲル化剤及び(d)成分として水性成分を含む。ゲル化剤と水性成分の好ましい混合比率は、ゲル化剤/(ゲル化剤+水性成分)が、重量%で、通常0.01%以上、好ましくは0.1%以上、さらに好ましくは1%以上であり、通常70%以下、好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下である。
本発明の水性成分とは、通常は水を意味するが、水とエタノール、エチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール等のアルコールとの混合液としてもよい。水とアルコールとの混合液の場合には、混合比率には特に制限は無いが、水の含有量は、溶媒中、通常70重量%以上、好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上である。
本発明のゲル状組成物は、その用途に応じて、その他の成分を含有してもよい。例えば、洗浄剤用途に用いられる場合には、洗浄力を充分に発揮するために、キレート剤を配合してもよい。このキレート剤を用いることで、カルシウム、マグネシウム等を含有する硬水中でスケールの発生による硬水水溶液の白濁を防げるばかりでなく、硬水中での洗浄力、起泡力、泡の感触を保つことができる。このようなキレート剤としては、特に限定されず従来と同様のものが用いられ、具体的にはクエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、グルタミン酸塩、ピロリン酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、グルコン酸塩、ニトリロトリ酢酸塩、アクリル酸−無水マレイン酸共重合体塩、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合体塩、無水マレイン酸−オレフィン共重合体塩、無水マレイン酸−メタクリル酸共重合体の塩、無水マレイン酸−酒石酸縮合体、ゼオライト、トリポリリン酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、エチレンジアミン等が例示される。これらの中でも特に、クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、グルタミン酸塩、ピロリン酸塩等は、人体への安全性が高く、環境汚染が無く、ゲル状組成物を構成する水、アルコール等と相溶性が高く、洗浄力、汚れ分散力、起泡力、泡の感触も優れているので好適に用いられる。これらの群より選ばれる一種または二種以上のキレート剤は、通常0.01〜50重量%、好ましくは1〜30重量%、本発明のゲル状組成物に含有される。
本発明のゲル状組成物は、水性成分にゲル化剤及び必要に応じてその他の成分を均一に溶解することによって得られる。
本発明のゲル状組成物は、洗浄剤、化粧料、医薬、食品、消臭剤、入浴剤、芳香剤、脱臭剤等として常温でゲル状を呈する各種製品に用いることができる。中でも洗浄剤、化粧料、医薬品の用途に適している。例えば、洗浄剤としては、食品用洗浄剤、食器洗浄剤、厨房用洗浄剤、洗顔料、ボディーソープ、シャンプー、リンス等が挙げられる。化粧料として、クリ−ム、乳液、ローション、クレンジング料、浴用化粧料、保湿化粧料、血行促進・マッサージ剤、パック化粧料、頭髪化粧料等が挙げられる。医薬品としては、軟膏剤、成形パップ剤、徐放製剤基材、ドラッグデリバリーシステム担体、電気泳動用ゲル等が挙げられ、ゲル状組成物は主に医薬品基剤として用いられる。
本発明で得られるゲル状組成物はMaxwel流体の挙動を示すものが好ましい。Maxwel流体ではその動的粘弾性において以下の式が成り立つ。
G’=G0ω2τ2/(1+ω2τ2)
G’’=G0ωτ/(1+ω2τ2)
|η*|=(G’+G’’)1/2/ω
ここで、ω(rad・s-1)は周波数、τ(s)は緩和時間、G0(Pa)は剪断弾性
率、G’(Pa)は動的貯蔵弾性率、G’’(Pa)は動的損失弾性率、|η*|(Pa
・s)は複素粘性率である。通常、複素粘性率は剪断速度ωにおける粘度と考えてよい。
この式において、高周波数側すなわち剪断速度の速い領域ではωτ>1となり、G’とG0がほぼ等しくなる。また、G’=G’’のとき、G0=2G’、τ=1/ωとなる。
[ゲル状組成物の調製]
表1に示す組成の界面活性剤をゲル化剤として用いてゲル状組成物を調製した。ゲル状組成物は、(a)成分、(b)成分、及び(c)成分に(d)成分を加えて撹拌混合することによって調製した。
TA Instruments社のAR-G2を用いて、25℃における静的粘度として剪断速度0における粘度を測定した。また、これに基づき、増粘ゲル化の状態を以下のようにA〜Eの5段階で評価した。
表1の組成物中の水和結晶の融点は、組成物の温度における溶解状態を観察し、水和結晶が融解する温度を測定して求めた。
尚一般的にポリエチレングリコール型の非イオン性界面活性剤はクラフト点が観測されないほど低いため、参考値として「0℃未満」と記載した。
10Pa・s以上100Pa・s未満のもの ゲル状 B
0.1Pa・s以上10Pa・s未満のもの 増粘 C
0.1Pa・s以下のもの 増粘ゲル化が不十分 D
評価不能 組成物が分離 E
実施例1〜3,5に関しては、動的粘弾性を測定するために、Rheometric Scientific F.E.Ltd社のARES1KFRTN1-FCOを用いて、複素粘性率|η*|、動的貯蔵弾性率G’、動的
損失弾性率G”を測定した。その結果をそれぞれ図1〜4に示す。
図1〜4からわかるように、実施例1〜3,5は、剪断速度ωが高くなるほど、|η*
|で 表される粘度が低下する。すなわち、肌上に塗布する際加えられる剪断によってゲ
ルの粘度は低下し、伸びがよいと感覚される。
実施例1〜3,5は、剪断弾性率G0が100Pa以上であり、かつ、図1〜4より、
動的貯蔵弾性率G’と動的損失弾性率G’’が一致する周波数の範囲(ωG'=G'')が0.001rad・s-1以上1rad・s-1以下である。即ち、実施例1〜3、5は、良好かつ特徴的な動的粘弾性を示すゲル状組成物であることを示している。
Claims (9)
- ゲル化剤及び水性成分を含有するゲル状組成物であって、
ゲル化剤/(ゲル化剤+水性成分)が30重量%以下であり、
該水性成分として水を70重量%以上含有し、
該ゲル化剤は、(a)HLB値11以上18以下のショ糖脂肪酸エステル、(b)HLB値3以上11未満の界面活性剤並びに(c−1)クラフト点25℃以下のイオン性界面活性剤及び/又は(C−2)ステロール骨格を有する非イオン性界面活性剤を含有する、ゲ
ル状組成物。 - (b)が、非イオン性の界面活性剤である、請求項1に記載のゲル状組成物。
- (a)のショ糖脂肪酸エステルのモノエステル含量が、50〜100%である、請求項1又は2に記載のゲル状組成物。
- (c−1)成分及び/又は(c−2)成分を(c)成分としたときに、
(b)成分/((a)成分+(b)成分+(c)成分)が0.01重量%以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲル状組成物。 - (c−1)成分及び/又は(c−2)成分を(c)成分としたときに、
(a)成分/((a)成分+(c)成分)が30重量%以上である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のゲル状組成物。 - 組成物中の水和結晶の融点が25℃以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のゲル状組成物。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載のゲル状組成物からなる洗浄剤。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載のゲル状組成物からなる化粧料。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載のゲル状組成物からなる医薬品。
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