JP5123986B2 - ポンプ、及び、そのポンプを用いた生ごみ処理装置 - Google Patents

ポンプ、及び、そのポンプを用いた生ごみ処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、ポンプ、及び、そのポンプを用いた生ごみ処理装置に関する。
図4は、生ごみ処理装置を示し、31は粉砕した生ごみと水との混合液L(曝気による好気性処理が進んだ状態では分解液)を貯留する曝気槽、32は槽内液Lを攪拌する攪拌機、33は槽内液Lを散布ノズル34に循環供給する循環ポンプである(下記の特許文献1を参照)。
つまり、この生ごみ処理装置では、循環ポンプ33により槽内液Lを散布ノズル34から槽内液面上に循環散布することで曝気を行なうが、この液散布方式を採ることにより、槽底部から空気泡を吹き込む散気式の曝気などに比べ、大量の酸素をより効率的に槽内液Lに溶かし込めるようにして、より高い分解処理効率を得られるように、また、曝気槽運転の支障となる液面上での泡立ちを液散布による消泡効果をもって併せ効果的に防止できるようにしている。
ところで従来、この種の生ごみ処理装置では、上記循環ポンプ33に渦巻きポンプや水中ポンプを用いていた。
特願2000−78361号
しかし、渦巻きポンプや水中ポンプなどの一般ポンプでは、上記の如き生ごみ処理装置に代表される曝気用途に用いる場合に、次の(イ)〜(ハ)の如き問題があった。
(イ)曝気用途では一般に、高い処理効率を得る上で大きな流量が要求されるが必要揚程は極小さく、この点、一般ポンプにはこの条件に適したものがなく、必要流量を基準にポンプを選定すると揚程が過大なポンプを使用することになって、大きな動力浪費を生じる。
(ロ)一般ポンプの中には汚物用ポンプとして開発されたもの(例えば、ボルテックス型汚物用水中ポンプなど)もあるが、それにしても曝気対象液中の固形分や繊維質が羽根車と固定ケースとの間やメカニカルシール部に噛み込むことによる摩損や焼き付きを生じ易い。
(ハ)曝気対象液中には曝気により大量の空気が含まれるため、いわゆる空気噛み込みによるポンプ性能の不安定化を生じ易く、それが原因で処理効率の低下や動力浪費の一層の増大を招き易い。
一方、機械攪拌式の曝気装置としては、図5に示す如く、槽内液Lの液面部で羽根35を回転させて、その回転羽根35のせん断作用や吸い上げ作用で液面を乱すことにより曝気を行なうようにし、また、槽底部を攪拌するための液吸い上げ用ドラフトチューブ36を回転羽根35の下部に配設する形式のものがあるが、この種の曝気装置では次の(ニ)〜(ヘ)の問題がある。
(ニ)羽根35を槽内液Lの液面部で回転させて液面を乱すものであるため、液位が変化すると、羽根35が液中に没する状態や液面上で空転する状態になって液面乱し効果が低下することで処理効率が大きく低下してしまい、この点、液位変動がある用途には不向きであり、また、液位を一定に保つための付加装置が必要になることで装置コストが嵩む。
(ホ)液位変動に対応するために羽根35の高さ寸法を大きくすると、羽根35の液中面積が大きくなって槽内液Lによる羽根35の回転抵抗が大きくなり、この為、羽根35の回転に要する動力が大きくなる。
(ヘ)液面上方の散布ノズルからの液散布に比べ、液Lと液面上空気IAとの接触効率が低くて処理効率が低く、また、消泡効果も低い。
以上の実情に鑑み、本発明の主たる課題は、上記の如き問題を効果的に解消できるポンプ、曝気槽、生ごみ処理装置を提供する点にある。
ポンプを構成するのに、第1参考構成として、
上端側ほど大径の逆円錐状の内面を有して、上部筒口が液面上に位置しかつ下部筒口が液面下に位置する液中浸漬状態で、筒中心軸芯を回転中心にして回転する揚送用の回転筒と、
その回転筒の内部における液中浸漬状態で回転筒と同じ向きに回転して、その回転により付与する遠心力で液を前記回転筒の内面に当て付ける給液用の回転羽根とを設け、
前記回転筒における上部筒口の口縁から外方へ飛散する液を衝突させてその飛散向きを変化させる案内面を、前記上部筒口の周りに配置し、
この案内面を形成した飛散案内部材を前記回転筒と同じ向きに回転させる構造にしてもよい。
つまり、この構成では、上記給液用の回転羽根により揚送用回転筒の内面に当て付けた液を、引き続き、回転筒の回転による遠心作用で回転筒の逆円錐状内面に沿わせて上昇させ、そして、回転筒における上部筒口の口縁から外方へ放出する。
すなわち、この構成によれば、液面上部分についても回転筒の内面に沿わせて液を上昇させることから揚程は限られるが、回転羽根の回転による液の当て付けとそれに続く回転筒の回転による液の上昇とで大量の液を連続して液面上へ効率良く揚送することができ、この点で、渦巻きポンプや水中ポンプなどの一般ポンプに比べ曝気用途などの低揚程・大流量用途に適したポンプ、すなわち、必要流量を基準にポンプを選定した場合に揚程が過大なポンプを使用することになって大きな動力浪費を招くといった先述(イ)の問題を効果的に回避できるポンプになる。
また、一般ポンプの如き羽根車と固定ケースとの間の微小間隙やメカニカルシールが不要になることで、液中固形物や液中繊維質の噛み込みによる摩損や焼き付きといった先述(ロ)の問題も効果的に回避でき、さらには、回転羽根による液の当て付けと回転筒による液上昇とをもって液を開放状態下で揚送することから液中空気の影響を受け難く、これにより、空気噛み込みによるポンプ性能の不安定化といった先述(ハ)の問題も効果的に回避できる。
そしてまた、回転筒の回転による液上昇により、回転筒の高さ寸法範囲内の液位変動については、その液位変動にかかわらず液を一定高さ位置まで安定的に揚送できることから、先述(ニ)〜(ヘ)の問題も効果的に回避でき、これらのことにより、低揚程・大流量用途、中でも特に曝気用途に極めて好適なポンプを提供できる。
しかも、上記案内面への衝突による飛散向きの変更で、回転筒における上部筒口の口縁からの飛散液を所要箇所に向けて確実に飛散させることができ、これにより、液面面積が限られた状況での槽内液面上への液散布(液飛散)による曝気などを一層確実かつ効率良く実施できる。
また、この案内面を形成した飛散案内部材を回転筒と同じ向きに回転させるから、案内面に衝突した後の飛散液の飛散の勢いを飛散案内部材の回転により保つことができ、これにより、槽内液面上に液飛散させる曝気用途において槽内液面に対する飛散液の叩き付けを強くし、そのことで曝気の処理効率及び液面上の泡に対する消泡効果を一層効果的に高めることができる。
第1参考構成のポンプを実施するのに、第2参考構成として、
前記飛散案内部材と前記回転筒とを連結する連結部材の下端部を、下側に向かって尖頭な尖頭断面形状にしてもよい。
つまり、この構成によれば、液中の繊維質が上記連結部材の下端部に引っ掛かるのを効果的に防止することができる。
第1又は第2参考構成のポンプを実施するのに、第3参考構成として、
前記回転羽根を前記回転筒の筒中心軸芯と平行な姿勢の板材で形成してもよい。
つまり、この構成によれば、液に対し回転羽根の回転で遠心力を効率良く付与することができて、そのことで回転筒の内面に対し液を効率良く当て付けることができ、これにより、揚送性能を一層効果的に高めることができ、また、必要動力の一層の低減が可能になる。
また、回転羽根を傾斜板材や屈曲板材などで形成するに比べ、構造が簡単になることで、ポンプの製作が容易になる。
第1〜第3参考構成のいずれかのポンプを実施するのに、第4参考構成として、
下部口を液導入口として液中に開口させ、かつ、上部口を前記回転筒の下部筒口に近接対向させた案内筒を設けてもよい。
つまり、この構成によれば、回転羽根と回転筒とによる液の揚送に対し、上記案内筒の下部口から液を吸入してその吸入液を案内筒を通じて回転羽根に送る形態になり、そのことで、案内筒の下部口が位置する液中深層部に下部口からの液吸入による液流動を生じさせることができ、この点で、槽底部の攪拌が必要な曝気用途などに一層適したポンプになる。
第1〜第4参考構成のいずれかポンプを用いた曝気槽を構成するのに、第5参考構成ととして、
前記回転羽根を内部配置した前記回転筒を、その上部筒口を槽内液の液面上に位置させ、かつ、下部筒口を槽内液の液面下に位置させる状態で槽内に配設してもよい。
つまり、この構成では、前記した回転羽根と回転筒とにより槽内液を揚送して、その液を回転筒における上部筒口の口縁から槽内液面上に飛散させることで曝気(すなわち、液散布方式の曝気)を行なう。
すなわち、この構成によれば、上記回転羽根及び回転筒を構成要素とするポンプ(すなわち、第1〜第4参考構成のいずれかに係るポンプが前述の如く曝気用途に極めて好適なポンプであって、そのポンプの採用により先述(イ)〜(ヘ)の問題を効果的に回避できる点で、散布ノズルへの液供給を一般ポンプにより行なう先述図4に示す如き曝気槽や、羽根の回転により液面を乱して曝気を行なう先述図5に示す如き曝気槽に比べ、一層優れた曝気槽になる。
第5参考構成の曝気槽を用いた生ごみ処理装置を構成するのに、第6参考構成として、
生ごみを前記槽内に投入する投入装置と、前記槽内から曝気後の生ごみ分解液を取り出す取出装置とを設けてもよい。
つまり、この構成では、投入装置により曝気槽内に投入した生ごみと水との混合液を前記した回転羽根と回転筒とにより揚送して、その液を回転筒における上部筒口の口縁から槽内液面上に飛散させることで曝気を行ない、この液散布方式の曝気による好気性処理で生ごみを効率的に分解する。そして、適当な段階でその生ごみ分解液を、効果的に減量された処理済み物として取出装置により槽内から取り出す。
すなわち、この構成によれば、採用の曝気槽(すなわち、第5参考構成に係る曝気槽)が前述の如く先述(イ)〜(ヘ)の問題を効果的に回避できるものである点で、散布ノズルへの液供給を一般ポンプにより行なう先述図4に示す如き曝気槽を用いた生ごみ処理装置や、羽根の回転により液面を乱して曝気を行なう先述図5に示す如き曝気槽を用いた生ごみ処理装置に比べ、全体として一層優れた生ごみ処理装置になる。
なお、生ごみは適当な装置により粉砕処理した上で曝気槽に投入するのが望ましいが、場合によっては、生ごみを粉砕処理せずに曝気槽に投入するようにしてもよい。
また、曝気槽から取り出した生ごみ分解液については、乾燥機により加熱乾燥することで無臭化された乾燥残渣にする、あるいは、浄化槽の設備がある場合には浄化槽に送るなど、状況に応じた処理形態を採ればよい。
ここで、本発明の第1特徴構成はポンプに係り、その特徴は、
上端側ほど大径の逆円錐状の内面を有して、上部筒口が液面上に位置しかつ下部筒口が液面下に位置する液中浸漬状態で、筒中心軸芯を回転中心にして回転する揚送用の回転筒と、
その回転筒の内部における液中浸漬状態で回転筒と同じ向きに回転して、その回転により付与する遠心力で液を前記回転筒の内面に当て付ける給液用の回転羽根とを設け、
前記回転筒における上部筒口の口縁から外方へ放射状に飛散する液を衝突させることでその放射状の飛散液を前記上部筒口周りの全周で外方側への斜め下向きに向き変化させて前記回転筒の周りの液面上に飛散させる環状の案内面を、前記上部筒口の周りの全周にわたらせて配置し、
この案内面を形成した飛散案内部材を前記回転筒と同じ向きに回転させる構造にしてある点にある。
この構成によれば、前述した第1参考構成のポンプと基本的に同じ作用効果を得ることができる。
また、上部筒口の口縁からの放射状の飛散液を、上部筒口の周りの全周にわたらせて配置した環状の案内面への衝突により、上部筒口周りの全周で外方側への斜め下向きに向き変化させて回転筒の周りの液面上に飛散させるから、案内面を形成した飛散案内部材を回転筒と同じ向きに回転させることで、案内面に衝突した後の飛散液の飛散の勢いを飛散案内部材の回転により保つこととも相俟って、液面面積が限られた状況での回転筒周りの槽内液面上への液散布(液飛散)による曝気を一層確実かつ効率良く実施できる。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成のポンプを実施するのに好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、第2参考構成と同じく、
前記飛散案内部材と前記回転筒とを連結する連結部材の下端部を、下側に向かって尖頭な尖頭断面形状にしてある点にある。
この構成によれば、前述した第2参考構成のポンプと同じ作用効果を得ることができる。
本発明の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成のポンプを実施するのに好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、第3参考構成と同じく、
前記回転羽根を前記回転筒の筒中心軸芯と平行な姿勢の板材で形成してある点にある。
この構成によれば、前述した第3参考構成のポンプと同じ作用効果を得ることができる。
本発明の第4特徴構成は、第1〜第3特徴構成のいずれかのポンプを実施するのに好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、第4参考構成と同じく、
下部口を液導入口として液中に開口させ、かつ、上部口を前記回転筒の下部筒口に近接対向させた案内筒を設けてある点にある。
この構成によれば、前述した第4参考構成のポンプと同じ作用効果を得ることができる。
本発明の第5特徴構成は、第1〜第4特徴構成のいずれかのポンプを実施するのに好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記回転羽根の先端と前記回転筒の内面との間に引っ掛かり物離脱用の間隙を設けてある点にある。
この構成によれば、後述のように、回転羽根に引っ掛かった液中繊維質が遠心作用によりこの間隙において回転羽根から外れるようにすることができる。
本発明の第6特徴構成は、第1〜第5特徴構成のいずれかのポンプを用いた生ごみ処理装置に係り、その特徴は、
前記回転羽根を内部配置した前記回転筒を、その上部筒口を槽内液の液面上に位置させ、かつ、下部筒口を槽内液の液面下に位置させる状態で槽内に配設した曝気槽を設けるとともに、
この曝気槽から取り出した曝気後の生ごみ分解液を加熱乾燥する乾燥機を設け、
前記回転筒の回転により前記上部筒口の口縁から外方への槽内液を飛散させて槽内液を曝気するのに伴い、前記乾燥機から排出される水蒸気含有の排ガスを排ガス路を通じて前記曝気槽の槽内に導入する構成にしてある点にある。
この構成によれば、後述のように、排ガス中の水蒸気を曝気槽内で凝縮させてその凝縮水を曝気槽内に回収するとともに、排ガスの保有熱を生ごみ分解促進用の熱源として曝気槽内に回収することができる。
生ごみ処理装置の構成図 ポンプの拡大側面図 ポンプの破断斜視図及び平面視断面図 従来の生ごみ処理装置の構成図 従来の機械攪拌式曝気装置の構成図
図1は水中消滅型の生ごみ処理装置を示し、1は生ごみを水との混合状態で好気性微生物により分解する曝気槽、2は生ごみ投入装置であり、この投入装置2の蓋2aを開いて装置内に生ごみを投入した後、投入スイッチを操作すると、搬送液供給弁V1が開弁して曝気槽1内の分解液L(分解が進んだ生ごみと水との混合液)の一部が搬送液L′として水中ポンプ3により搬送液供給路4を通じ投入装置2に供給されるとともに、投入装置2に装備の粉砕・搬送ポンプ5が運転され、これにより、生ごみが粉砕状態で投入路6を通じて搬送液L′とともに曝気槽1に送り込まれる。
7は曝気槽1における槽内液面上の空間に換気用の外気OAを給気路8を通じて供給する換気ファン、9は換気ファン7による換気用外気OAの供給に伴い曝気槽1における槽内液面上の空気IAを外部に排出する排気路である。
10は曝気槽1内に配設した曝気・攪拌ポンプであり、この曝気・攪拌ポンプ10は、同図1及び図2,図3に示す如く、
上端側ほど大径の逆円錐状の内面11sを有して、上部筒口11aが液面上に位置しかつ下部筒口11bが液面下に位置する液中浸漬状態で、筒中心軸芯Pを回転中心にして回転する揚送用の回転筒11と、
その回転筒11の下端内部における液中浸漬状態で回転筒11と同じ向きに回転して、その回転により付与する遠心力で液Lを回転筒11の内面11sに当て付ける給液用の回転羽根12と、
回転筒11における上部筒口11aの口縁から外方へ飛散する液Lを衝突させてその飛散向きを斜め下向きに変化させる環状の案内面13sを形成した円盤状の飛散案内部材13と、
下部口14bを液導入口として曝気槽1の槽底部で液L中に開口させ、かつ、上部口14aを回転筒11の下部筒口11bに近接対向させた固定案内筒14とで構成してある。
また、15は曝気槽1の上壁1wの上面側に配置した曝気・攪拌ポンプ用の駆動モータであり、このモータ15を回転軸16を介して槽内の回転羽根12及び飛散案内部材13に連結するとともに、飛散案内部材13と回転筒11とを連結部材17を介して連結し、これにより、モータ駆動で回転筒11と回転羽根12と飛散案内部材13との三者を一体的に回転させる。
つまり、この曝気・攪拌ポンプ10では、回転羽根12の回転により回転筒11における内面11sの下端部に当て付けた液Lを、引き続き、回転筒11の回転による遠心作用で回転筒11の逆円錐状内面11sに沿わせ上昇させて、回転筒11における上部筒口11の口縁11aから外方へ放射状に飛散させる。また、これに伴い、案内筒14の下部口14bから曝気槽1の槽底部における液Lを吸入し、その吸入液Lを案内筒14を通じて回転羽根12に供給する。
そして、このポンプ機能により回転筒11の上部筒口11aから放射状に飛散させた液Lを、飛散案内部材13の内周面である上記案内面13sへの衝突により斜め下方向きに変向して曝気槽1の槽内液面上に飛散させることで、また、飛散案内部材13の回転により案内面13aに衝突後の飛散液Lの勢いを保って飛散液Lを槽内液面上に叩き付ける状態にすることで、槽内液面上の空気IAと飛散液Lとの接触、並びに、飛散液Lの叩き付けによる槽内液面の乱れをもって槽内液Lを効率的に曝気し、この曝気による槽内液Lへの酸素の取り込みで好気性微生物による生ごみの分解を促進する。
また、槽内液面上への上記の如き放射状の液飛散と案内筒14の下部口14bからの液吸入とで曝気槽1の槽内全体にわたる大きな液流動を生じさせ、これにより、専用攪拌機を不要にしながらも曝気槽1の槽内液全体に酸素を十分に行き渡らせて、好気性微生物による生ごみの分解を曝気槽1の槽内全体で均一かつ効率的に進行させる。
放射状に配置した複数の回転羽根12は夫々、回転筒11の筒中心軸芯P(すなわち、回転軸16の中心軸芯)と平行な姿勢の平板材で形成してあり、これにより、回転筒11の内面11sに対する液Lの当て付けを効率的なものにしてポンプ機能を高めるようにしてある。
また、飛散案内部材13と回転筒11とを連結する複数の連結部材17の下端部(すなわち、回転筒11の内面11sに沿って上昇する液Lに対向する部分)は、液中の繊維質が引っ掛かり難い円弧状の尖頭断面形状にし、さらに、各回転羽根12の外周側先端と回転筒11の内面11sとの間には間隙18を設け、回転羽根12に引っ掛かった液中繊維質が遠心作用によりこの間隙18において回転羽根12から外れるようにしてある。
19a,19bは回転軸16を支持する軸受、20はそれら軸受19a,19bを収納する軸受ケースであり、この軸受ケース20と飛散案内部材13の天板13aとをもって軸受19a,19bへの槽内液Lのふり掛かりを防止する。
21は前記水中ポンプ3を用いて曝気槽1内の分解液Lの一部L″を乾燥機22に送る分解液取出路であり、この分解液取出路21を通じて乾燥機22に送った分解液L″を乾燥機22により加熱乾燥することで、その分解液L″を投入生ごみ量の1〜3%程度に減量した半炭化状態の無臭乾燥残渣Zにして回収容器23に回収する。
V2,V3は分解液取出路21に介装した上流側及び下流側の分解液取出弁であり、上流側の分解液取出弁V2を開きかつ下流側の分解液取出弁V3を閉じて水中ポンプ3により分解液取出路21に送られる分解液L″を両弁V2,V3間から分岐の戻し路23を通じて曝気槽1に戻す状態から、先ず、上流側の分解液取出弁V2を閉じることにより、分解液取出路21における残留分解液L″のうち戻し路23の分岐部よりも上方にあるものを戻し路23を通じて自重流下により曝気槽1に戻し、その後、下流側の分解液取出弁V3を開くことで、分解液取出路21のうち下流側の分解液取出弁V3よりも上方部分に残る一定量の分解液L″を乾燥機22へ流下供給する。
すなわち、曝気槽1での生ごみの分解が十分に進んだ状態において、2つの分解液取出弁V2,V3の上記の如き開閉操作を一定時間間隔で繰り返し自動的に実行させることにより、分解液取出路21における下流側の分解液取出弁V3と戻し路23の分岐部との間の部分を計量器とする形態で、一定量の分解液L″を一定時間ごとに乾燥器22に供給して、乾燥機22での分解液L″の加熱乾燥処理を連続的に行なう。
24は乾燥機22に対し乾燥用熱風を供給する熱風発生装置、25は乾燥機22からの排ガス(分解液L″から蒸発した水蒸気を多量に含むガス)を換気用外気OAとともに換気ファン7に吸入させる排ガス路であり、このように乾燥機22のからの排ガスを換気用外気OAとともに曝気槽1に導入することで、排ガス中の水蒸気を曝気槽1内で凝縮させてその凝縮水を曝気槽1内に回収するとともに、排ガスの保有熱を生ごみ分解促進用の熱源として曝気槽1内に回収し、排ガス中の非凝縮ガス分だけを槽内液面上の空気IAとともに排気路9から外部へ排出する。
V4は曝気槽1に対する補給水路26を開閉する水補給弁、27は曝気槽1の槽内液位を検出する液位検出装置であり、この液位検出装置27の液位検出情報に基づき水補給弁V4を開閉制御することで、曝気槽1の槽内液位を適正範囲に維持する。
なお、水補給弁V4がハンチング的に開閉を繰り返すことがないように液位検出に基づく水補給弁V4の開閉制御には一定の制限を与えてあり、この為、曝気槽1の槽内液位はある程度の範囲で変動し、また、水中ポンプ3による投入装置2への搬送液L′の供給時には曝気槽1の槽内液位が一時的に低下するが、これら液位変動に対しては曝気・攪拌ポンプ10の揚程(すなわち、回転筒11の高さ寸法)で対応して、それら液位変動にかかわらず前記液飛散による曝気・攪拌を安定的に継続できるようにしてある。
28は運転制御装置であり、この運転制御装置28は、水中ポンプ3、粉砕・搬送ポンプ5、曝気・攪拌ポンプ10、乾燥機22、熱風発生装置24の運転制御を行なうとともに、搬送液供給弁V1、分解液取出弁V2,V3、水補給弁V4の開閉制御を行ない、また、温度センサ29により検出される曝気槽1の槽内液温度に基づき、槽内液温度を適正温度に保つように換気ファン7の送風量を制御する。
なお、図1では生ごみ処理装置の全体構成を示す関係上、図中における装置各部の寸法比が実装置の各部寸法比と異なるものになっており、回転筒11の上部筒口11aからの飛散液Lが槽内液面の一部に降り掛かる如き描写になっているが、実装置では回転筒11の上部筒口11aからの飛散液Lが槽内液面のほぼ全面に降り掛かる寸法比を採用する。
〔別実施形態〕
本発明によるポンプの用途は、曝気用途に限られるものではなく、それが有する種々の利点を活かして各種用途に適用できる。
回転筒11は、前述の実施形態の如く筒中心軸芯P(回転中心)が鉛直となる姿勢での配置に限られるものではなく、ポンプの用途によっては、筒中心軸芯Pが斜め向きとなる配置にしてもよい。
前述の実施形態では、回転羽根12を回転筒11の筒中心軸芯Pと平行な姿勢の平板材で形成したが、場合によっては、回転羽根12を回転方向に屈曲する板材や回転軸芯方向に対して傾斜する板材で形成してもよい。
回転筒11における上部筒口11aの口縁から外方へ飛散する液Lを衝突させてその飛散向きを変化させる案内面13sを設けるのに、本発明では、飛散液Lの飛散向きを外方側への斜め下向きに変化させるが、その他の参考例として、その変化向きは必ずしも斜め下向きに限られるものではなく、ポンプの用途に応じて適当な向きを選べばよく、また、場合によっては、案内面13sを省略したり、回転筒11の上部筒口11aから外方へ放射状に放出される液Lを集積して必要箇所へ送るようにしてもよい。
案内筒14の下部口14bは横向きや上向きの開口であってもよく、また、ポンプの用途によっては案内筒14を省略してもよい。
本発明によるポンプを用いた曝気槽の用途は、好気性微生物による生ごみ処理に限られるものではなく、活性汚泥法による下水・し尿の処理などであってもよい。
本発明による生ごみ処理装置の実施にあたり、生ごみを曝気槽1に投入する投入装置2の具体的構造は種々の構成変更が可能であり、例えば、前述の実施形態では投入生ごみの搬送液L′として曝気槽1の槽内液Lを水中ポンプ3により取り出すようにしたが、ポンプを用いず自重流下により曝気槽1の槽内液Lの一部を投入生ごみの搬送液L′として曝気槽1から取り出すようにしてもよい。
曝気槽1から生ごみ分解液Lを取り出す取出装置を、前述の実施形態では水中ポンプ3、分解液取出路21、戻し路23、分解液取出弁V2,V3で構成したが、この取出装置の具体的構造は種々の構成変更が可能であり、例えば、水中ポンプ3を用いず自重流下により分解液Lを曝気槽1から取り出すようにしてもよい。
取り出し分解液L″を加熱して乾燥させる乾燥機22の乾燥方式は、熱風方式に限られるものではなく、分解液L″を加熱回転ドラム内に供給する方式であってもよく、また、その具体的な加熱温度や機体構造も種々の構成変更が可能である。
曝気・攪拌ポンプ10を構成する回転筒11の外周面に槽内液攪拌用の羽根を設けたり、回転筒11の上部において複数の液放出口を周方向に並設するなど、 細部構造については種々の構成変更が可能である。
本発明によるポンプは各種用途に使用することができる。また、本発明による生ごみ処理装置は種々の生ごみの処理に使用することができる。
1 曝気槽
2 投入装置
P 筒中心軸芯
L 液
10 ポンプ
11 揚送用の回転筒
11a 上部筒口
11b 下部筒口
11s 逆円錐状の内面
12 給液用の回転羽根
13 飛散案内部材
13s 案内面
14 案内筒
14a 上部口
14b 下部口
17 連結部材
22 乾燥機
25 排ガス路

Claims (6)

  1. 上端側ほど大径の逆円錐状の内面を有して、上部筒口が液面上に位置しかつ下部筒口が液面下に位置する液中浸漬状態で、筒中心軸芯を回転中心にして回転する揚送用の回転筒と、
    その回転筒の内部における液中浸漬状態で回転筒と同じ向きに回転して、その回転により付与する遠心力で液を前記回転筒の内面に当て付ける給液用の回転羽根とを設け、
    前記回転筒における上部筒口の口縁から外方へ放射状に飛散する液を衝突させることでその放射状の飛散液を前記上部筒口周りの全周で外方側への斜め下向きに向き変化させて前記回転筒の周りの液面上に飛散させる環状の案内面を、前記上部筒口の周りの全周にわたらせて配置し、
    この案内面を形成した飛散案内部材を前記回転筒と同じ向きに回転させる構造にしてあるポンプ。
  2. 前記飛散案内部材と前記回転筒とを連結する連結部材の下端部を、下側に向かって尖頭な尖頭断面形状にしてある請求項1記載のポンプ。
  3. 前記回転羽根を前記回転筒の筒中心軸芯と平行な姿勢の板材で形成してある請求項1又は2記載のポンプ。
  4. 下部口を液導入口として液中に開口させ、かつ、上部口を前記回転筒の下部筒口に近接対向させた案内筒を設けてある請求項1〜3のいずれか1項に記載のポンプ。
  5. 前記回転羽根の先端と前記回転筒の内面との間に引っ掛かり物離脱用の間隙を設けてある請求項1〜4のいずれか1項に記載のポンプ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポンプを用いた生ごみ処理装置であって、
    前記回転羽根を内部配置した前記回転筒を、その上部筒口を槽内液の液面上に位置させ、かつ、下部筒口を槽内液の液面下に位置させる状態で槽内に配設した曝気槽を設けるとともに、
    この曝気槽から取り出した曝気後の生ごみ分解液を加熱乾燥する乾燥機を設け、
    前記回転筒の回転により前記上部筒口の口縁から外方への槽内液を飛散させて槽内液を曝気するのに伴い、前記乾燥機から排出される水蒸気含有の排ガスを排ガス路を通じて前記曝気槽の槽内に導入する構成にしてある生ごみ処理装置。
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