JP5123796B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機によって駆動する電動パワーステアリング装置に関する。
従来、ハンドルの操舵力を補うためのパワーステアリング装置として、電動機(電動モータ)を動力源とした電動パワーステアリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。電動パワーステアリング装置は、一般に電動機の回転トルクをウォームギアとウォームホイールとからなる減速機構により倍力してラック・ピニオン機構を介してラック軸に付与し、運転者のハンドル操作をアシストするものである。
従来の電動パワーステアリング装置では、ラックとピニオンとの噛合部のバックラッシュによって運転者に与える操舵感が低下したり、路面の反力によるラック軸の撓みや振動によって操舵感が低下したりするという問題点があった。
このため、特許文献1に記載された電動パワーステアリング装置では、ピニオン軸のピニオンの近傍を支持する転がり軸受と、ハウジングの内設面との間に、転がり軸をラック軸側に付勢する弾性部材を介在させて、バックラッシュを抑制して操作感を良好にしている。
特許第3862897号公報(特許請求の範囲、段落0025)
しかしながら、特許文献1に記載された電動パワーステアリング装置の弾性部材は、電動機が設置されているラック軸に連結されたピニオン軸のピニオンの近傍を支持する転がり軸受を、ラック側に付勢するように設けて、路面の反力によるラック軸の撓みと、振動と、ピニオン・ラック機構のバックラッシュとを抑制している。そのラック軸の撓みと、振動と、ピニオン・ラック機構のバックラッシュとをそれぞれ抑制するためには、弾性部材のばね力を強力なものにする必要があると共に、弾性部材の強度を長期間にわたって維持する耐久性の向上が要求される。
従来の電動パワーステアリング装置には、特許文献1に記載されたようなラック軸側に電動機を設置したラックアシスト型の装置と、ピニオン軸側に電動機を設置したピニオンアシスト型の装置とがある。特に、ピニオンアシスト型の電動パワーステアリング装置では、電動機の駆動力を、ウォームギア及びウォームホイールを介在してピニオン軸に伝達している。このため、このピニオン軸に特許文献1に記載の弾性部材を設けた場合には、ウォームギアとウォームホイールとの間のバックラッシュも抑制するばね力も備えた構造にしなければならず、さらに、ばねの強度及び耐久性も向上させなければならないという課題があった。
そこで、本発明は、前記課題を解消すべく創案されたものであり、ウォームギアとウォームホイールとの間のバックラッシュをさらに抑制することがでる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
前記課題を解消するために請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の発明は、ハンドルと連結されて該ハンドルにより回転されるピニオン軸と、該ピニオン軸と噛み合って舵輪を転舵するラック軸と、前記ピニオン軸及び前記ラック軸を支持するハウジングと、前記ピニオン軸に補助トルクを発生させる電動機と、前記電動機に連結されたウォームギアと、前記ピニオン軸に連結されると共に前記ウォームギアと噛み合って前記ピニオン軸に前記補助トルクを伝達するウォームホイールと、を備えた電動パワーステアリング装置において、前記ハウジングには、前記ハンドルに対して前記ラック軸より下方に配置され、前記ピニオン軸を回転可能に支持する第1軸受と、前記ハンドルと前記第1軸受との間に配置され、前記ピニオン軸を回転可能に支持する第2軸受と、前記第1軸受の外周に設けられ、前記ピニオン軸に対して前記ウォームギアと前記ウォームホイールとが噛み合っている位置側から前記ピニオン軸の軸心に向けた一方向に付勢させるように形成された略環状の第1弾性部材と、が内設されて、前記ピニオン軸は、前記第1弾性部材の付勢力によって、前記ラック軸のラックと当該ピニオン軸のピニオンとが噛み合っている噛合部を支点として、前記ウォームホイールが前記ウォームギアと噛み合う方向に傾倒して前記ウォームギアを押圧する状態に配置されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ハウジング内には、ラック軸より下方に配置されてピニオン軸を軸支する第1軸受と、ハンドルと第1軸受との間に配置されてピニオン軸を軸支する第2軸受と、ピニオン軸に対してラック軸とは反対方向に付勢させるように第1軸受に設けた第1弾性部材と、が配置されている。ピニオン軸は、下方の第1軸受が第1弾性部材によってピニオン軸に対してラック軸とは反対方向に付勢されることにより、ラック軸と噛み合っている噛合部を支点として第2軸受側が配置されたウォームホイールがウォームギアと噛み合う方向に傾倒してウォームギアを押圧する。このため、ウォームギアとウォームホイールとの間のバックラッシュを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置であって、前記ピニオン軸と前記第2軸受との間に、第2弾性部材を介在させたことを特徴とする。
かかる構成によれば、ピニオン軸と第2軸受との間には、第2弾性部材が介在されていることによって、ピニオン軸と第2軸受との間のガタツキを解消することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置であって、前記ピニオン軸と前記ウォームホイールとの連結部に第3弾性部材を介在させたことを特徴とする。
かかる構成によれば、ピニオン軸とウォームホイールとの連結部には、第3弾性部材が介在されていることによって、ピニオン軸とウォームホイールとの間のガタツキを解消することができる。これにより、ウォームギアとウォームホイールとの間のバックラッシュが抑制されて、ウォームギアとウォームホイールとが適切な高さの位置で噛み合うようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の電動パワーステアリング装置であって、前記ピニオン軸は、当該ピニオン軸に設けたピニオンと前記ラック軸のラックとが噛み合う噛合部の位置から前記第1軸受までの距離より、前記ウォームホイールがピニオン軸に設置された設置部から前記噛合部までの距離が長いことを特徴とする。
かかる構成によれば、ピニオン軸は、ピニオンとラックとの噛合部から第1軸受までの距離より、ウォームホイールの設置部から噛合部までの距離を長く形成したことによって、前記噛合部を支点として小さな力でウォームギア側へ傾倒するようになる。このため、ピニオン軸と第2軸受との間に介在された第2弾性部材に強い外力が負荷されるのを抑制して、ばね力及び強度が低い弾性部材での対応を可能にして、第2弾性部材の耐久性を向上させることが可能となる。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、ウォームギアとウォームホイールとの間のバックラッシュをさらに抑制すると共に、弾性部材のばねの強度及び耐久性を向上させることができる。
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置を示す概略構成図である。図2は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の減速機構、ラック・ピニオン機構、軸受及び弾性部材の設置状態を示す中央拡大断面図である。図3は、図2のX−X拡大断面図である。図4は、図2のY−Y拡大断面図である。図5は、図2のZ部の拡大図である。図6は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置を示す説明図である。
≪電動パワーステアリング装置の構成≫
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、運転者がハンドル2を操作したときの操舵入力に応じて電動機Mを駆動し、電動機Mの動力を減速機構6を介してステアリング系に伝達することにより車両の転舵のアシストを行う装置である。この電動パワーステアリング装置1は、それぞれ後記するハンドル2と、ピニオン軸31と、操舵トルクセンサTと、車速センサSと、電動機Mと、駆動制御装置11と、ウォームギア61及びウォームホイール62からなる減速機構6と、ラック・ピニオン機構3と、ラック軸32と、ハウジング5(図2参照)と、軸受7(図2参照)と、弾性部材8(図2参照)と、タイロッド12と、舵輪4と、を備えて構成されている。この装置は、いわゆるコラム型の電動パワーステアリング装置1からなる。
≪ハンドルの構成≫
ハンドル2は、車両を操舵するための操作部材である。電動パワーステアリング装置1において、このハンドル2は、ステアリングシャフト21、自在継手22、ピニオン軸31、ラック・ピニオン機構3、ラック軸32、タイロッド12、ナックル(図示せず)、舵輪4の順に連結されている。
≪ピニオン軸及びピニオンの構成≫
ピニオン軸31は、ハンドル2にステアリングシャフト21及び自在継手22を介在して連結され、ハンドル2の回転操作によって回転する軸である。ピニオン軸31には、減速機構6のウォームホイール62と、ラック・ピニオン機構3のピニオン33と、が一体的に設けられている。そのピニオン軸31は、図2に示すように、ハウジング5内の上部、中央部、下部の3個所にそれぞれ設置された軸受7を介在してハウジング5に支持される。
ピニオン33は、ピニオン軸31において、略中央部に配置された第2軸受72と、下端部に配置された第1軸受71との間の位置に、一体形成されている。
なお、ピニオン軸31は、ピニオン33とラック軸32のラック34とが噛み合う噛合部3aの位置から第1軸受71までの距離a(図6参照)より、ウォームホイール62がピニオン軸31に設置された設置部6aから噛合部3aまでの距離b(図6参照)を長くして形成されている。
≪操舵トルクセンサ及び車速センサの構成≫
操舵トルクセンサTは、ピニオン軸31にハンドル2からの操舵トルクが作用したときに、ピニオン軸31に作用する操舵トルクの方向と大きさを検出するセンサであり、例えば、磁歪式トルクセンサからなる。操舵トルクセンサTは、例えば、ピニオン軸31に設けられた磁歪膜(図示省略)と、ピニオン軸31に生じる捩れに応じた磁歪膜の磁気特性変化を磁歪膜に所定距離をおいて対向して配置され、ピニオン軸31に印加されたトルクを検出するコイル(図示省略)と、を備えて構成されている。
車速センサSは、車速を検出するセンサである。
≪電動機の構成≫
図1に示すように、電動機Mは、減速機構6を介してピニオン軸31に操舵補助力を付与する電動モータであり、例えば、回転子の回転角度を検出するレゾルバ(図示省略)を備えたブラシレスDCモータからなる。電動機Mは、例えば、減速機構6とラック・ピニオン機構3等を収納したハウジング5(図2参照)に収納される。電動機Mは、この電動機Mの回転子と一体に回転するロータ軸Maに、ゴム等の弾性体やセレーション等によるカップリング(図示省略)を介在してウォームギア軸61a(図2参照)が連結され、電動機Mの回転とトルクとがウォームギア61に伝達されるようになっている。
≪駆動制御装置の構成≫
駆動制御装置11は、操舵トルクセンサT及び車速センサS等からの検出信号に応じて電動機Mの駆動を制御する装置であり、ECU(Electrical Control Unit)からなる。
≪減速機構の構成≫
図2に示す減速機構6は、電動機Mの回転トルクを倍力させてピニオン軸31に伝達する機能を備えた歯車減速機構からなる。この減速機構6は、電動機Mのロータ軸Ma(図1参照)に連設されて同回転するウォームギア61と、ピニオン軸31に設けたウォームホイール62と、を噛合させて電動機Mの回転を減速させてピニオン軸31に伝達する。
<ウォームギアの構成>
図2に示すように、ウォームギア61は、ウォームギア軸61aと、ウォームギア軸61aに一体形成された歯形部とを有している。ウォームギア61は、ウォームギア軸61aの両端部にそれぞれ設置されたボールベアリング等の軸受(図示省略)に軸支されている。ウォームギア61は、ピニオン軸31に対してラック軸32と同じ側に配置されている。
<ウォームホイールの構成>
ウォームホイール62は、ウォームギア61と噛み合って、ウォームギア61の回転(補助トルク)をピニオン軸31に減速させて伝達するための歯車である。ウォームホイール62は、ピニオン軸31が挿入される軸挿入孔62a側に鍔付円筒形状の芯金63が嵌着される。ウォームホイール62は、ピニオン軸31の段差部31aの下側に、第3弾性部材83及び芯金63を介在して第2軸受72の芯金取付部31bに装着されることによって、ピニオン軸31と一体に回転するように設けられている。
≪ラック・ピニオン機構の構成≫
図2に示すように、ラック・ピニオン機構3は、ピニオン軸31の回転を、ラック軸32の車幅方向の直線の動きに変換する歯車伝達装置である。ラック・ピニオン機構3は、前記ピニオン軸31に設けられたピニオン33と、ラック軸32に設けられてピニオン33と噛み合うラック34と、ラック34をピニオン33側に付勢するラックガイド9と、を備えて構成されている。
ラック軸32は、ラック・ピニオン機構3を介してピニオン軸31に連結されて、そのピニオン軸31のピニオン33とラック34とが噛み合って車幅方向に直線移動することにより舵輪4を転舵する。ラック34は、例えば、ラック軸32に一体形成されている。
≪ハウジングの構成≫
ハウジング5は、ピニオン軸31及びラック軸32を支持して覆う部材である。ハウジング5は、上側に配置される上部ハウジング51と、中央部に配置される中部ハウジング52と、下側に配置される下部ハウジング53とを上下方向に連続配置して構成されている。ハウジング5には、前記減速機構6と、前記ラック・ピニオン機構3と、それぞれ後記する軸受7と、弾性部材8と、ラックガイド9と、オイルシール10、袋ナット13等が内設される。
上部ハウジング51は、ピニオン軸31の上部が挿入される円筒状のケース体である。この上部ハウジング51には、第3軸受73と、オイルシール10と、操舵トルクセンサTとが内設される。上部ハウジング51は、シール材14を介在して中部ハウジング52に、ボルトB1によって固定される。
中部ハウジング52には、上部ハウジング51と下部ハウジング53との間に介在される略リング状の蓋部材からなる。この中部ハウジング52は、下部ハウジング53の上側開口部53aに嵌合し、ボルトB2によって下部ハウジング53の上面に固定される。
図2に示すように、下部ハウジング53は、ピニオン軸31の中央部から下端部までの部位と、ラック軸32と、ラックガイド9と、がそれぞれ挿入される設置空間を有し、ハンドル2方向及び車幅方向に延設された略T字形の筒状ケース体からなる。この下部ハウジング53には、ウォームギア61と、ウォームホイール62と、第3弾性部材83と、芯金63と、第2軸受72と、第2弾性部材82と、ピニオン33、第1軸受71と、第1弾性部材81と、ナットN1と、袋ナット13とが内設される。
下部ハウジング53の上側開口部53a側には、ウォームギア61及びウォームホイール62を内設するための変速機構設置空間53cと、第2軸受72が取り付けられる第2軸受取付部53dと、が下奥側に順に形成されている。
下部ハウジング53の下部開口部53b側には、袋ナット13が螺合する雌ねじ部53eと、第1軸受71の外環が装着される環状の第1軸受取付部53fと、第1弾性部材81が内接した状態に内装される第1弾性部材設置部53gと、が上奥側に順に形成されている。
第1軸受取付部53fは、ピニオン軸31の軸心O1に沿って円形に形成された内壁に設けられている。
第1弾性部材設置部53gは、第1軸受取付部53fの上奥側に連続して隣接された環状溝からなる。第1弾性部材設置部53gは、後記する第1弾性部材81の形状に合わせて、ピニオン軸31の軸心O1を中心としてラック軸32及びウォームギア61が配置されている側に大きく偏芯した歪な内筒面に形成されている。つまり、第1弾性部材設置部53gは、図3に示すように、第1軸受取付部53fからのラック軸32(図2参照)及びウォームギア61(図2参照)側の深さD1が、その反対側の部位の深さD2より深く形成されている。第1弾性部材設置部53gには、第1弾性部材81の外側押圧部81d,81e,81fが弾性的に押圧した状態に嵌入される。
≪軸受の構成≫
図2に示すように、軸受7は、ピニオン軸31を回転自在に軸支する転がり軸受であり、例えば、内環と、外環と、鋼球とから構成されたボールベアリングからなる。この軸受7は、ハウジング5の下部に内設されてピニオン軸31の下部を軸支する第1軸受71と、ハウジング5の中央部に内設されてピニオン軸31の中央部を軸支する第2軸受72と、ハウジング5の上部に内設されてピニオン軸31の上部を軸支する第3軸受73と、から構成されている。
<第1軸受の構成>
第1軸受71は、ハンドル2に対してラック軸32より下方に配置され、ピニオン軸31を回転可能に支持する軸受である。第1軸受71は、ピニオン33の下側に隣接してピニオン軸31に嵌入され、座付きナットからなるナットN1をピニオン軸31の下端部に螺着することによってピニオン軸31に内環が固定される。この第1軸受71の外環は、第1弾性部材81を介在して下部ハウジング53に支持されると共に、袋ナット13を雌ねじ部53eに螺合させることによって下部ハウジング53に内設される。第1軸受71は、前記噛合部3aから距離a(図6参照)だけ下側に離れた位置に設置される。
<第2軸受及び第3軸受の構成>
第2軸受72は、ハンドル2(図1参照)と第1軸受71との間に配置され、ピニオン軸31を回転可能に支持する軸受である。第2軸受72は、外環が下部ハウジング53の第2軸受取付部53dに装着され、内環が第2弾性部材82を介在してピニオン軸31に保持される。第2軸受72は、ピニオン33とウォームホイール62との間に設置され、噛合部3aから距離c(図6参照)上側に離れた位置に設置される。
図2に示す第3軸受73は、ハンドル2(図1参照)と第2軸受72との間に配置され、ピニオン軸31の上部を軸支する軸受である。
≪弾性部材の構成≫
弾性部材8は、ピニオン軸31の撓みと、振動と、ラック・ピニオン機構3のバックラッシュと、減速機構6のバックラッシュとをそれぞれ抑制するためのばね力を有する部材である。弾性部材8は、それぞれ後記する第1弾性部材81と、第2弾性部材82と、第3弾性部材83との3つの部材から構成されている。
<第1弾性部材の構成>
図2に示すように、第1弾性部材81は、ピニオン軸31に対してラック軸32とは反対方向に付勢させるように第1軸受71に設けた弾性体からなる。図3に示すように、第1弾性部材81は、例えば、強靭な金属製板状ばね材料を略波状にフォーミングされていることによって第1軸受71を径方向に押圧する突っ張り力を発生させると共に、ラックガイド9及びラック軸32が配置された第1軸受71の外環の外側からピニオン軸31側に向けて予圧を付与するトレランスリングからなる。第1弾性部材81は、第1軸受71の外環71aを押圧する内側押圧部81a,81b,81cと、下部ハウジング53の第1弾性部材設置部53gを押圧する外側押圧部81d,81e,81fと、内側押圧部81a,81b,81cと外側押圧部81d,81e,81fとの間にそれぞれ形成された傾斜部81gと、を有している。
内側押圧部81a,81b,81cは、各外側押圧部81d,81e,81f間に形成され、外側押圧部81d,81e,81fから窪んだ状態に形成された5つの拡開した凹部からなり、軸心O1方向(内径方向)へ第1軸受71を押圧する弾性を備えている。各内側押圧部81a,81b,81cは、軸心O1を中心とする円に沿って形成され、断面視して円弧状に形成されている。
内側押圧部81aは、断面略C字状の第1弾性部材81の中央部に形成されて、ラック軸32及びウォームギア61側に配置される(図2参照)。この内側押圧部81aは、他の内側押圧部81b,81cと比較して、第1弾性部材設置部53gの内壁(隣設された外側押圧部81d)から軸心O1側に深く窪んだ状態に形成されている。
内側押圧部81b,81bは、前記内側押圧部81aの両側に傾斜部81g及び外側押圧部81dを介して隣接した位置に形成されている。この内側押圧部81b,81bは、前記内側押圧部81aと比較して、第1弾性部材設置部53gの内壁(隣設された外側押圧部81d,81e)から軸心O1側に徐々に浅くなるように窪んで形成されている。
内側押圧部81c,81cは、前記内側押圧部81b,8bの両端側に傾斜部81g及び外側押圧部81e,81eを介して隣設した位置に形成されている。この内側押圧部81c,81cは、前記内側押圧部81b,81bと比較して、第1弾性部材設置部53gの内壁(隣設された外側押圧部81e,81f)から軸心O1側に浅く窪んで形成されている。
外側押圧部81d,81e,81fは、各内側押圧部81a,81b,81cから傾斜部81gを介して外側に向けて台形状に突出して形成された凸部からなる。各外側押圧部81d,81e,81fは、軸心O1を中心として偏芯して形成された第1弾性部材設置部53gの内壁に面接触するように、外面が断面視して略円弧状に形成されている。
外側押圧部81d,81dは、第1弾性部材81の中央部の内側押圧部81aの両側に傾斜部81gを介して形成されている。この外側押圧部81d,81dは、他の外側押圧部81e,81fと比較して、第1軸受71の外環から外側に高く突出して形成されている。
外側押圧部81e,81eは、内側押圧部81bと内側押圧部81cとの間に傾斜部81gを介して形成されている。この外側押圧部81e,81eは、第1軸受71の外環から外側に突出した高さが、大きい外側押圧部81dと小さい外側押圧部81fとの中間の高さに形成されている。
外側押圧部81f,81fは、内側押圧部81cの両端側を傾斜部81gで支えるように傾斜部81gを介して第1弾性部材81の両端に形成されている。
各傾斜部81gは、内側押圧部81a,81b,81c及び外側押圧部81d,81e,81fに径方向の外側及び内側へ弾性を付与して弾性的に支えるように形成されている。
<第2弾性部材の構成>
図4に示すように、第2弾性部材82は、ピニオン軸31と第2軸受72との間に介在される弾性体であり、例えば、弾性変形する樹脂製のブッシュからなる。第2弾性部材82は、ピニオン軸31の芯金取付部31b(図2参照)の下側近傍に形成された環状の弾性部材設置溝31cに嵌合する断面略C字状の板ばねからなる。この第2弾性部材82は、内側押圧部82aと、外側押圧部82bとを交互に多数形成した波状のものからなる。
内側押圧部82aは、ピニオン軸31の軸心O1方向に向けて湾曲した凹部状に形成され、ピニオン軸31の弾性部材設置溝31cの底面を押圧するように設けられる。
外側押圧部82bは、ピニオン軸31の軸心O1を中心として円弧状に形成され、前記内側押圧部82aに対して外側へ突出した凸部状に形成されている。この外側押圧部82bの外面は、第2軸受72の内環に弾性的に押圧するように設けられて、その内環をピニオン軸31に固定している。
<第3弾性部材の構成>
図5に示すように、第3弾性部材83は、ピニオン軸31とウォームホイール62との連結部に介在される弾性体であり、例えば、弾性変形するゴム製の座金状の部材からなる。第3弾性部材83は、ピニオン軸31の段差部31aの下面と芯金63の上面との間に配置される平座金のようにリング状をした平板材からなる。
≪ラックガイドの構成≫
図2に示すように、ラックガイド9は、ラック34をピニオン33に押し当てるための装置であり、下部ハウジング53の側面に穿設された横穴53hに内設される。ラックガイド9は、それぞれ後記するガイド部91と、圧縮コイルばね92と、調整ボルト93と、当て部材94と、ロックナット95と、を備えて構成されている。
ガイド部91は、当て部材94をラック軸32の背面側に押し付けるための部材であり、横穴53h内にラック軸32の方向に進退自在に挿入されている。
圧縮コイルばね92は、ガイド部91及び当て部材74をラック軸32側に押圧して付勢するばねである。
調整ボルト93は、この調整ボルト93を回動することでガイド部91及び圧縮コイルばね92の位置を移動させて、圧縮コイルばね92の押圧力を調整可能なばね受けである。
当て部材94は、ラック軸32の背面を滑動可能に押圧する弾接部材である。
ロックナット95は、調整ボルト93で位置調整した位置を固定するための部材である。
≪タイロッド及び舵輪の構成≫
タイロッド12は、ラック軸32の両端にそれぞれ設置された棒状部材である。舵輪4は、タイロッド12、ナックル(図示省略)等を介してその先端に配置された前輪からなる。
≪作用≫
次に、図1を参照して本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の作用を説明する。
図1に示す電動パワーステアリング装置1は、運転者がハンドル2を操舵すると、ピニオン軸31に付与される操舵トルクによりラック・ピニオン機構3を介してラック軸32が直線往復動し、タイロッド12等を介して舵輪4が転舵される。
この際、駆動制御装置11は、操舵トルクセンサTから入力される操舵トルク信号と車速センサSから入力される車速信号とに基づいて、電動機Mに流す目標電流値を設定し、この目標電流値とモータ電流センサ(図示省略)から入力されるモータ電流値との偏差が0になるように電流フィードバック制御して電動機Mを駆動する。これにより、電動機Mは適切な操舵補助力(アシスト力)を発生し、この操舵補助力がウォームギア61とウォームホイール62とにより減速回転してピニオン軸31に付与されることによって、運転者のハンドル操作時における操舵力を低減させることができる。
次に、図2及び図6を主に参照して本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の弾性部材8の作用を説明する。
図2に示すように、ピニオン軸31は、上方から下部ハウジング53の上側開口部53a内に挿入されて、この上側開口部53aを中部ハウジング52及び上部ハウジング51で閉塞してボルトB1,B2によって、ハウジング5に組み付けられる。ピニオン軸31の下端部は、第1軸受71及び第1弾性部材81を介在して下部ハウジング53に支持される。
第1軸受71は、下方から下部ハウジング53の下部開口部53b内に挿入されて第1軸受取付部53fに収納される。第1軸受71は、内環が、ナットN1をピニオン軸31の下端部に螺合させることによってナットN1とピニオン33とに挟持され、外環が、袋ナット13を雌ねじ部53eに螺合させることによって袋ナット13と下部ハウジング53とに挟持されて、軸方向の移動が規制されている。第1軸受71は、下部ハウジング53内に挿入できるように、第1軸受取付部53fの内径に対して第1軸受71の外環の外径が僅かに小さく設定されている。このため、下部ハウジング53の第1軸受取付部53fの内面と、第1軸受71の外環の外面との間には、小さな隙間がある。
第1弾性部材81は、図3及び図6に示すように、下部ハウジング53に第1軸受71が嵌合されているときに、ラック軸32及びウォームギア61が配置されている方向の外側から軸心O1の方向に向けて予圧F1の弾性力で第1軸受71の外環を押圧する。
図6に示すように、ピニオン軸31のピニオン33は、噛合部3aにおいて、圧縮コイルばね92によってガイド部91及び当て部材94を介在して付勢されたラック34によりばね力F2の弾性力で、前記予圧F1と同じ方向に押圧されている。
図2に示すように、ピニオン軸31の中央部は、第2弾性部材82及び第2軸受72を介在して下部ハウジング53に支持されている。その第2軸受72は、弾性部材設置溝31cに第2弾性部材82を介在して第2軸受72を嵌合した状態で、上方から下部ハウジング53の上側開口部53a内に挿入されて第2軸受取付部53dに収納される。
第2軸受72は、下部ハウジング53内に挿入できるように、第2軸受取付部53dの内径に対して第2軸受72の外環の外径が僅かに小さく設定されている。このため、下部ハウジング53の第2軸受取付部53dの内面と、第2軸受72の外環の外面との間には、小さな隙間がある。
図4に示すように、第2弾性部材82は、下部ハウジング53内に第2軸受72が嵌合されているときに、内側押圧部82aと外側押圧部82bとにより、ピニオン軸31の外面と下部ハウジング53の第2軸受取付部53dの内面とを、略均一な弾性力で径方向に押圧している。
図6に示すように、第1軸受71及び第2軸受72は、第1軸受71及び第2軸受72と、下部ハウジング53との間にそれぞれ前記隙間がある分だけ径方向へ変位することが可能になっている。それらの軸受7に軸支されているピニオン軸31は、第1弾性部材81による予圧F1と、圧縮コイルばね92によるばね力F2と、によってウォームギア61の設置位置とは逆の方向へ押圧さて、前記隙間分だけ軸直角方向(矢印A方向)へ傾倒して偏芯移動した状態に弾性支持されている。
換言すると、前記ピニオン軸31は、第1弾性部材81の予圧F1によって、ピニオン軸31のピニオン33とラック34との噛合部3aがある支点O3を中心としてウォームギア61のある位置方向(矢印A方向)へ僅かに傾倒して移動した状態に支持されている。ピニオン軸31の軸心線O1−O1は、ピニオン軸31及び第2軸受72に押圧している第2弾性部材82を前記予圧F1によって歪な偏芯形状に弾性変形させて軸心線O2−O2の状態に傾いている。第2弾性部材82は、径方向に均一な弾性を有していることによって、ピニオン軸31の軸心線O2−O2がハウジング5の軸穴の軸心線O1−O1上に位置するようにピニオン軸31の外面を押圧して、ピニオン軸31が傾倒する移動過多を抑制する。
なお、図6の軸心線O2−O2は、ピニオン軸31が傾倒することを示すために誇張して記載してある。
また、ピニオン軸31に装着されているウォームホイール62も、ピニオン軸31がウォームギア61の方向(矢印A方向)に傾倒したことによって、同方向(矢印C方向)に移動する。このため、ウォームギア61とウォームホイール62の隙間を詰めて、バックラッシュによって打音が発生するのを抑制することができる。
つまり、前記ピニオン軸31は、下方の第1軸受71が第1弾性部材81によってピニオン軸31に対してラック軸32とは反対方向に付勢されることにより、ラック軸32と噛み合っている噛合部3aがある支点O3を中心として、第2軸受72側に配置されたウォームホイール62がウォームギア61と噛み合う方向に傾倒してウォームギア61を押圧する。一方、前記第2弾性部材82は、ピニオン軸31の支点O3に対して第1弾性部材81が配置された下側とは反対の上側の位置に配置されて、ピニオン軸31を軸心線O1−O1方向へ押圧している。
このように第1弾性部材81及び第2弾性部材82は、ピニオン軸31の軸直角方向の移動を規制するので、ばね力を変更することによって、ピニオン軸31の軸直角方向の移動量と、ウォームギア61とウォームホイール62との間のバックラッシュとを適宜に調整することが可能である。
前記のようにピニオン軸31は、ピニオン33とラック34との噛合部3aを中心として傾倒するので、噛合部3aから第1軸受71までの距離aより、ウォームホイール62の設置部6aから前記噛合部3aまでの距離bを長く形成したことによって、噛合部3aを支点として小さな力でウォームギア61側へ傾倒される。このため、ピニオン軸31を傾倒させる第1弾性部材81の予圧F1を小さく設定することが可能となる。その結果、第1弾性部材81のばね強度及び耐久性を向上させることができる。
また、第3弾性部材83は、ピニオン軸31が傾倒した際に、芯金63を下方向に押圧することによって、芯金63と一体のウォームホイール62が上方向にずれるのを抑制して、ウォームホイール62を適宜な高さに調整することができる。
≪変形例≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
次に、図7を参照して本発明の変形例を説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の変形例を示す要部拡大縦断面図である。
例えば、第3弾性部材83は、図7に示すように、ウォームホイール62の芯金63の下端部63aに設置して、この下端部63aと、ピニオン軸31Aの弾性部材設置溝31cの上側に隣設したフランジ部31Aaとに挟持してもよい。
このように第3弾性部材83をピニオン軸31Aに設置しても、前記実施形態と同様に、ピニオン軸31Aの上下方向の移動を抑制することができる。
なお、本発明は、ステアリング系のハンドル2と舵輪4とが機械的に切り離されて、電動機Mが舵輪4に対する転舵力のすべてを発生させる構成のもの(ステアバイワイヤ)についても、ウォームギア61及びウォームホイール62を有するものであれば適用可能である。
本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の減速機構、ラック・ピニオン機構、軸受及び弾性部材の設置状態を示す中央拡大断面図である。 図2のX−X拡大断面図である。 図2のY−Y拡大断面図である。 図2のZ部の拡大図である。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の変形例を示す要部拡大縦断面図である。
符号の説明
1 電動パワーステアリング装置
2 ハンドル
3 ラック・ピニオン機構
3a 噛合部
4 舵輪
5 ハウジング
6 減速機構
6a 設置部
7 軸受
8 弾性部材
31,31A ピニオン軸
32 ラック軸
33 ピニオン
34 ラック
61 ウォームギア
62 ウォームホイール
71 第1軸受
72 第2軸受
81 第1弾性部材
82 第2弾性部材
83 第3弾性部材
a,b,c 距離
M 電動機

Claims (4)

  1. ハンドルと連結されて該ハンドルにより回転されるピニオン軸と、
    該ピニオン軸と噛み合って舵輪を転舵するラック軸と、
    前記ピニオン軸及び前記ラック軸を支持するハウジングと、
    前記ピニオン軸に補助トルクを発生させる電動機と、
    前記電動機に連結されたウォームギアと、
    前記ピニオン軸に連結されると共に前記ウォームギアと噛み合って前記ピニオン軸に前記補助トルクを伝達するウォームホイールと、を備えた電動パワーステアリング装置において、
    前記ハウジングには、前記ハンドルに対して前記ラック軸より下方に配置され、前記ピニオン軸を回転可能に支持する第1軸受と、
    前記ハンドルと前記第1軸受との間に配置され、前記ピニオン軸を回転可能に支持する第2軸受と、
    前記第1軸受の外周に設けられ、前記ピニオン軸に対して前記ウォームギアと前記ウォームホイールとが噛み合っている位置側から前記ピニオン軸の軸心に向けた一方向に付勢させるように形成された略環状の第1弾性部材と、が内設されて
    前記ピニオン軸は、前記第1弾性部材の付勢力によって、前記ラック軸のラックと当該ピニオン軸のピニオンとが噛み合っている噛合部を支点として、前記ウォームホイールが前記ウォームギアと噛み合う方向に傾倒して前記ウォームギアを押圧する状態に配置されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ピニオン軸と前記第2軸受との間に、第2弾性部材を介在させたことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ピニオン軸と前記ウォームホイールとの連結部に第3弾性部材を介在させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記ピニオン軸は、当該ピニオン軸に設けたピニオンと前記ラック軸のラックとが噛み合う噛合部の位置から前記第1軸受までの距離より、前記ウォームホイールがピニオン軸に設置された設置部から前記噛合部までの距離が長いことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
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