JP5122806B2 - 地震イベントの地域的影響を決定するためのコンピュータシステム及び方法 - Google Patents

地震イベントの地域的影響を決定するためのコンピュータシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、地震イベントの地域的影響を決定するためのコンピュータシステム及び方法に関する。より詳細には、本発明は、地震イベントの地域的又は市場への影響を示すパラメトリック地震インデックスを決定するコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法に関する。
地震イベントの地域的影響を判断することは、地震イベントにより引き起こされる物理的損害及び中断からの直接的及び間接的な地域的損失の指標を取得するのに有用である。地震イベントの地域的影響を示す地震インデックスを決定することは、特定の地理的領域、すなわち、規定された地理的エリアに対する地震イベントの影響について標準的な方法により関係者に通知することを可能にする。従って、地理的領域に対する地震イベントの影響は、複数の地震イベントに関して1以上の地域及び/又は特定の地震イベントに関して異なる地域について測定することが可能である。また、地震インデックスに基づき、実際の歴史的イベントに対するインデックスを説明するときだけでなく、危険な活動の変化やエキスポージャー/リスクの変化を有するシナリオなど、所与の特定のシナリオケースに対するインデックスの将来のシフトを予想するときにも、有用な異なる期間における地震イベントの地域的影響を比較及び解析することが可能であり、その後、それを現在リスク軽減ストラテジーを構築する際に利用することが可能である。さらに、地震イベントの地域的影響を示す地震インデックスは、ストラクチャードファイナンス商品を規定することを可能にする。さらに、地震イベントの地域的影響を示す地震インデックスは、ストラクチャードファイナンス商品を規定することを可能にする。例えば、所定のトリガーに基づく支払、支払パターン及びインデックス化された損害額が、典型的な従来の保険商品よりクライアントにとってより良い透明性、円滑な決済及びフレキシブルなカバレッジを提供するであろう。仕組み化された地域的及び市場的パラメータインデックス商品は、オーダーメイドの商品だけでなく、このような標準的及びより確実な商品の組み合わせを介し、ポートフォリオ配置やリスクタイプなどのクライアントの特定のニーズが与えられると、クライアントにフレキシブルなリスク移転手段を提供することが可能である。日本国特開第2003−162641号及び第2005−158081号は、地震に基づく金融デリバティブのコンピュータ支援された設計について記載している。日本国特開第2003−162641号及び第2005−158081号によると、第1デリバティブは、主として観察された地表最大加速度又は地表最大速度によって計測された対象施設の場所における地震ダメージのリスクに基づき、第2デリバティブは、所定の地域における地表最大加速度又は地表最大速度の観察が、当該値域のあるパーセンテージ以上に影響を及ぼすリスクに基づく。第3デリバティブは、所与の値以上のマグニチュードの地震が所定の対象地域内で発生するリスクに基づく。日本国特開第2003−162641号及び第2005−158081号による地震測定値は、地震イベントについて決定される地表最大加速度(PGA)又は地表最大速度(PGV)の値に基づく。
特開第2003−162641号 特開第2005−158081号
本発明の課題は、地震イベントの地域的影響を決定するためのコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法を提供することである。特に、本発明の課題は、地震イベントの地域的又は市場的影響を示し、容易に取得可能であって、最も重要なことに非地震科学者に実質的により直感的な地表最大加速度又は地表最大速度の相関より一般に高いと考えられる地震ダメージとの相関を有する科学的な地震測定値に基づき地震パラメータインデックスを決定するコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法を提供することである。このようなインデックスは、金融商品での使用について透明性があるという点で明らかな効果を有している。さらに、本発明の課題は、再取得価額及び関連する潜在的損失の地域的分布を表す所定の地震計測ステーション群からの地震測定値に基づき、地震イベントの地域的影響を決定するコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法を提供することである。さらに、本発明の課題は、必ずしも隣接していない複数の地理的地域を有する地域に対する地震イベントの影響を決定するコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法を提供することである。さらに、本発明の課題は、必ずしも隣接していない複数の地理的地域に関するストラクチャードファイナンシャル商品を規定するのに適した地震インデックスを決定するコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法を提供することである。
本発明によると、上記課題は、独立クレームの各特徴を介して特に実現される。さらに、さらなる効果的な実施例が従属クレーム及びその記載から得られる。
本発明によると、上記課題は、地震イベントの地域的影響を決定するため、コンピュータシステムにおいて、規定された地理的地域群からの各地理的地域が、各地理的地域に分布される複数の地震計測ステーションから選択された参照する計測ステーションのグループに関連付けされ、ローカルな地震の動きの強さ、すなわち、地表のローカル地点における振動の程度を示す計測強度が、地震イベントに対して参照する計測ステーションからコンピュータシステムにおいて受付され、各地理的地域の地域的インデックスを少なくとも含む地震イベントの地域的影響を示す地震インデックスがコンピュータシステムによって決定され、各地域的インデックスは、各地理的地域に係る参照する計測ステーションから受付される計測強度から決定され、各計測強度は、当該計測強度を提供した参照する計測ステーションに割り当てられる加重係数により重み付けされることにより実現される。好ましくは、計測強度は、当該計測強度を提供した計測ステーションに関連し、イベントから独立にローカル再取得価額(潜在的な損失額)に基づく加重係数により重み付けされる。さらに、計測強度は、好ましくは、各計測ステーションにおける測定値の大きさに関連し、イベントに応じた第2の加重係数により重み付けされる。従って、同じ地理的地域の他のものより大きな強度を測定したステーションは、より大きな相対ウェートが割り当てられる。これらの強度の和は、再び100%に正規化される。好ましくは、計測強度は、日本気象庁の計測強度又は当該計測強度に基づく日本気象庁の震度である。このような値は、例えば、日本気象庁又はMEID(National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention)などによって、地震イベント後に各種メディアチャネルを介し通知される。例えば、地震インデックスは、日本気象庁の計測強度又は当該計測強度に基づく日本気象庁の震度から決定される。例えば、1以上の地震イベントに対する地震インデックスが、インターネットなど通信ネットワークを介しユーザアクセス可能なユーザインタフェース上に表示される。さらなる実施例では、計測強度は、日本気象庁によって利用されている計測強度とは対照的に、シェイクマッププロダクトにより米国地理的調査によって報告される計測強度や、シェイクマッププロダクトにより米国地理的調査によって報告されるような0.3、1.0又は3.0秒間におけるスペクトルレスポンス測定値の1以上である。選択された参照する計測ステーションのみを地理的地域に関連付けし、計測強度をステーションに固有の値及び強度加重係数により重み付けすることは、このような重み付けナシに地表最大加速度又は速度に基づく地震インデックスより正確にある地域の潜在的な地震の損害と相関する地震インデックスを提供することを可能にする。なぜなら、参照する計測ステーションと加重係数は、各計測ステーションの周囲の地域に係る再取得価額(潜在的な損害)に従って選択することが可能であるためである。これにより、同一の地理的地域の他のものより大きな強度を測定したステーションの地震による損害に対するより大きな影響が反映されることとなる。さらに、このような強度測定値に基づく地震インデックスは、ほとんど計算を要することなく、地震イベント後の直感的かつ迅速な後処理を可能にする。ある地理的位置における地震の動きの強さを示す計測強度、特に日本気象庁の計測強度又は震度は、それらがしばしば地表最大加速度又は速度の数値よりも、観察された地震による損害と高い相関を有し、非地震学者にとって評価するのにより直感的かつ直接的なものであるという効果を有する。この結果、このような地震計測強度に基づく地震インデックスは、例えば、地表最大加速度又は速度の数値に基づく地震インデックスより、地震による損害についてより直感的で、しばしばより正確な指標を提供する。さらに、このような地震計測強度に基づく非地震学者による決定は、数値と地震による損害との関連付けに関して、ユーザの意図をより正確に表現する。各地理的地域に対する地域的地震インデックスを決定することは、複数の地域的インデックスからの合計地震インデックスを規定することを可能にする。従って、必ずしも隣接していない複数の地理的地域を有する地域に対する地震イベントの影響を決定することが可能である。さらに、地震イベントの地域的影響を正確に示すインデックスに基づき、必ずしも隣接していない複数の地理的地域のポートフォリオに関するストラクチャードファイナンス商品を規定するが可能である。このような金融商品はまた、例えば、複数の地理的地域の2以上が金融商品において規定される閾値レベルに到達することを要求するなど、複数の地理的地域における条件付きの構成を有するかもしれない。
ある実施例では、例えば、計測ステーションとの通信リンク又は計測ステーションにおける不具合などのため、加重係数は、地震イベントに対する計測強度を提供しなかった参照する計測ステーションに対してゼロに設定される。地理的地域に係る残りの参照する計測ステーションの加重係数はこれに従って調整され、例えば、地理的地域の地域的インデックスに寄与するすべての参照する計測ステーションの加重係数が、100%まで加算される。
好適な実施例では、地震インデックスは、複数の地理的地域のグループに含まれる各地理的地域の地域的インデックスに基づく複数の地理的地域のグループに対する集計されたインデックスを含む。例えば、コンピュータシステムは、ユーザにより選択された地理的地域のグループ(ユーザに固有の集計されたインデックス)又は規定されたすべての地理的地域(合計の集計されたインデックス)に対する地震イベントの影響を示す集計されたインデックスを決定する。
さらなる好適な実施例では、地震インデックスは、地域的インデックス及び規定された各地理的地域に係る地域的再取得価額に基づき、規定された地理的地域群に対する市場インデックスを含む。従って、ある地震インデックスについて、コンピュータシステムは、規定されたすべての地理的地域の予め規定された再取得価額の一部である合計推定損害額を示す市場インデックスを決定する。
さらなる実施例では、コンピュータシステムは、地震イベントの発生後の規定された期間において参照する計測ステーションからの計測強度を要求する。地震イベントの後の規定された期間における計測強度の要求は、通知エージェンシーによって潜在的に確認及び訂正された測定値にインデックスの決定を基づかせることを可能にする。
さらに、選択されたプライマリ通知システムが必要な計測ステーションのクオリティ又は個数によりインデックスを評価するのに適したデータを通知することができない場合(例えば、通知センターの損壊後など)、地震インデックスは、計測ステーションのセカンダリシステム(ネットワーク)に基づき予め規定することが可能である。プライマリシステム(ネットワーク)に関して、セカンダリシステム(ネットワーク)について、各地理的地域の加重係数が確定される。適合した地震イベントの後に適用可能なクオリティ基準に基づき、計測ステーションのプライマリ又はセカンダリネットワークが、地震インデックスを決定するのに使用される。
さらなる他の好適な実施例では、ストラクチャードファイナンス商品に関連付けされる規定された地理的地域の1以上を選択し、ストラクチャードファイナンス商品に対して選択された規定された地理的地域について1以上の最大支払額を規定し、ストラクチャードファイナンス商品について選択された規定された地理的地域に対する1以上の支払パターンを規定する命令が、ユーザインタフェースを介しユーザから受付される。この支払パターンは、計測強度と支払部分を関連付ける。代替的又は補完的な実施例では、ユーザインタフェースは、インターネットなどの通信ネットワークを介しユーザにアクセス可能であり、あるいは、ユーザインタフェースは、ユーザのパーソナルコンピュータ上でスタンドアローンに実現される。
さらなる実施例では、確率的な地震モデル及び命令に基づきストラクチャードファイナンス商品に対するプレミアムが計算され、各地震イベントに対する地域的インデックスの可能性のあるイベント相関が、プレミアムの計算に考慮される。代替的又は補完的な実施例では、このプレミアムは、インターネットなどの通信ネットワークを介しユーザにアクセス可能な(リモート)コンピュータ上で計算され、あるいは、ユーザのパーソナルコンピュータ上で計算される。
さらなる実施例では、推定された支払額が、過去の及び/又は仮説的な地震イベント及び命令に基づきユーザに対して決定される。代替的又は補完的な実施例では、この推定される支払額は、インターネットなどの通信ネットワークを介しユーザにアクセス可能な(リモート)コンピュータ上で決定され、あるいは、ユーザのパーソナルコンピュータ上で決定される。
地震イベントの地域的影響を決定するためのコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法に加えて、本発明はまた、コンピュータシステムが上述した方法を実行するように、コンピュータシステムの1以上のプロセッサを制御するコンピュータプログラムコード手段、特に当該コンピュータプログラムコード手段を含むコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラムに関する。
本発明によると、地震イベントの地域的影響を決定するためのコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法が提供される。特に、地震イベントの地域的又は市場的影響を示し、容易に取得可能であって、最も重要なことに非地震科学者に実質的により直感的な地表最大加速度又は地表最大速度の相関より一般に高いと考えられる地震ダメージとの相関を有する科学的な地震測定値に基づき地震パラメータインデックスを決定するコンピュータシステム及びコンピュータにより実現される方法を提供することができる。
図1において、参照番号1は地震イベントの地域的影響を決定するコンピュータシステムを表す。コンピュータシステム1は、少なくとも1つのプロセッサを有する少なくとも1つのコンピュータを含む。図1に概略的に示されるように、さらに、コンピュータシステム1は、データストア11と複数の機能モジュール、すなわち、制御モジュール10と、データ取得モジュール12と、インデックス処理モジュール13と、ユーザデータインタフェース141及びユーザアプリケーションインタフェース142を有するユーザインタフェースモジュール10と、価格決定モジュール15と、推定モジュール16と、支払モジュール17とから構成される。これらの機能モジュールは、好ましくは、コンピュータシステム1のプロセッサに固定的又は着脱可能式に接続されたコンピュータ可読媒体に格納されるプログラムされたソフトウェアモジュールとして実現される。しかしながら、当業者は、これらの機能モジュールがまたハードウェアにより完全に又は部分的に実現可能であるということを理解するであろう。
図1に示されるように、コンピュータシステム1は、通信ネットワーク2を介し複数の地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53に接続される。地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53は、それぞれ異なる地理的地域3〜5に配置されている。これら地理的地域3〜5は、国家などの市場に関連付けされる。通信ネットワーク2は、インターネットや専用ポイント・ツー・ポイント通信ラインなどの有線又は無線ネットワークから構成される。データ取得モジュール12は、通信ネットワーク2を介した地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53とのデータ通信を行うよう構成される。
好ましくは、データストア11は、データベースマネージメントシステム(DBMS)を含むリレーショナルデータベースなどのデータベースとして実現される。しかしながら、当業者は、データストア11がまた電子データスプレッドシートなどのデータファイルや、コンピュータプログラム内のデータテーブルなどとして実現可能であるということを理解するであろう。データストア11は、過去の及び/又は仮説的な地震イベント、地震インデックス、地理的地域、当該地理的地域に係る地震計測ステーション、当該地理的地域に係る再取得価額、ストラクチャードファイナンス商品及びユーザを表すデータ要素とデータ構造から構成される。過去の地震イベントを表すデータは、名前及び/又はイベント識別子などの識別情報、地震マグニチュード、緯度と経度を含む座標などのイベント位置、日本国気象庁による各計測ステーションの震度などの装置による強さ(この強さが所定の閾値を超えたときに限る)を含む。これらの測定値は、過去の観察から、又は標準的な地震リスクモデリング技術に基づき求められる。地震を表すデータは、特定の地震イベントについて、地理的地域に関する地域的インデックス、複数の又はすべての地理的地域の地域的インデックスに基づく集計インデックス、及び/又は地理的インデックス及びすべての地理的地域に係る地理的再取得価額などに基づく市場インデックスを有するかもしれない。地理的地域を表すデータは、名前、識別番号、位置、境界及び/又はサイズ情報、及び/又は地理的地域の外形を有する地図の参照を含む。地震計測ステーションを表すデータは、位置情報、当該計測ステーションの周囲の地域の再取得価額及び/又は加重係数を含む。ストラクチャードファイナンス商品を表すデータは、当該金融商品に関連付けされる地理的地域の1以上の識別情報、選択された地理的地域の1以上の最大支払額、選択された地理的地域の1以上の支払パターン、及び/又は当該金融商品に係るユーザの識別情報を含む。再取得価額を表すデータは、建物、橋、高速道路、送電線、通信ライン、製造プラント又は電力プラントなどの(保険対象又は保険可能)物の抽象的又は金銭的価値、又は指定された地域において顧客に商品を製造又は販売するなどによって、地理的地域において生成された経済的価値に関する抽象的又は金銭的価値を含む。
図1において、参照番号7及び8は、通信ネットワーク6を介しコンピュータシステム1にアクセスするため、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末及び/又は携帯電話などの通信端末を表す。通信ネットワーク6は、インターネットなどの有線通信ネットワーク、及び/又はGSM(Global System for Mobile Communication)ネットワーク、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワーク、WLAN(Wireless Local Area Network)などの無線通信ネットワークを含む。特に、通信端末7及び8は、例えば、従来のインターネットブラウザ(マイクロソフト社によるインターネットエクスプローラやMozilla FoundationによるMozillaなど)、実行プラットフォーム(サンマイクロシステムズ社によるJava(登録商標) Runtime Environmentなど)及び/又はクライアントアプリケーションを利用して、ユーザインタフェースモジュール14とやりとりするよう構成される。
図3に示されるように、地震イベントの地域的影響を決定するため、まず準備ステップS1が実行される。その後ステップS2において、地震イベントに関するデータが取得される。ステップS3において、地震イベントについて地震インデックスが決定される。任意的にステップS4において、地震インデックスに基づきストラクチャードファイナンス商品が規定される。ステップS5において、可能な支払が、地震インデックスと規定されたストラクチャードファイナンス商品に基づき決定される。
制御モジュール10は、ステップS11〜S13を含む準備ステップS1を実行するよう構成される。図4に示されるように、ステップS11において、制御モジュール10は、データストア11に格納されている地理的地域群を規定する。例えば、地理的地域を規定するため、制御モジュール10は、コンピュータシステム1に接続されるコンピュータ端末を介し各オペレータ命令を受け付け、あるいはデータストアから各定義ファイルを読み出す。ステップS12において、規定された地理的地域のそれぞれに対して、制御モジュール10は、地理的地域3〜5に配置された地震計測ステーションから当該地理的地域に関連する参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53を選択する。例えば、規定された地理的地域に関連し、割り当てられた参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53を選択するため、制御モジュール10は、コンピュータシステム1に接続されるコンピュータ端末を介し各オペレータ命令を受け付け、又はデータストアから各定義ファイルを読み出す。ステップS13において、参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53のそれぞれについて、制御モジュール10は、初期的な加重係数を規定する。この加重係数は、参照する各地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53に係る再取得価額に基づき決定される。各地理的地域について、それの参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53に割り当てられた加重係数は、例えば、100%などのある単位まで加算される。
データ取得モジュール12は、ステップS21〜S26を含むステップS2を実行するよう構成される。図5に示されるように、ステップS21において、データ取得モジュール12は、データストア11の地震イベントを規定する。ステップS211において、データ取得モジュール12は、例えば、参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53の1以上から地震イベントの発生の指標を受け取る。ステップS212において、ステップS211において報告された地震イベントに対して、データ取得モジュール12は、例えば、当該地震イベントの強さが選択された計測ステーションの1以上において所定の閾値を超えた場合など、各自のデータ構造を生成及び格納することによって、データストア11において地震イベントを確定する。ステップS213において、データ取得モジュール12は、参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53を調査するため、以降の1〜2週間又は1〜2ヶ月などの期限を設定する。
ステップS213で設定された期限に、ステップS22において、データ取得モジュール12は、参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53にステップS211において報告された地震イベントの地震の動きのローカルな強さについて測定された地震計の強度を返すよう要求する。
ステップS23において、データ取得モジュール12は、参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53から地震計の強度を受け取る。例えば、地震計の強度としては、日本気象庁の計測強度や震度などがあげられる。
他の実施例では、データ取得モジュール12は、遅延及び/又は調査要求なしに参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53から計測強度を受け取る。
ステップS24において、データ取得モジュール12は、すべての参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53が地震イベントに対する計測強度を返したかチェックする。参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53の少なくとも1つが、地震イベント中の不具合などのため、計測強度を報告していない場合、ステップS25において、データ取得モジュール12は、参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53に割り当てられている加重係数を調整する。特に、ステップS212において確定された地震イベントについて、不具合のある計測ステーションに割り当てられている加重係数はゼロに設定され、地理的地域3〜5の1つの残りの計測ステーションに割り当てられている加重係数は、例えば、1つの地理的地域の加重係数が依然として合計すると100%となるように調整される。そうでない場合、参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53に係る不具合が存在しない場合、データ取得モジュール12はステップS26に移行する。
さらなる実施例では、参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53の少なくともある規定された部分(30%又は100%など)が計測強度を報告していない場合、又は報告されたデータのクオリティが規定されたクオリティ基準に適合していない場合、データ取得モジュール12は、日本気象庁などのプライマリネットワークに対するバックアップネットワークとして使用されるK−NETなどのセカンダリネットワークの参照する地震計測ステーション31〜33、41〜43及び51〜53によって測定された計測強度を取得する。
簡単化された実施例では、データ取得モジュール12は、オペレータからの手作業によるエントリを介し、又はインターネット上のウェブサイトなどネットワーク接続されたサーバからダウンロードされたオンラインを介し計測強度を受け取るよう構成されることが強調されねばならない。
ステップS26において、ステップS212において確定された地震イベントについて、データ取得モジュール12は、時点又はイベントtにおける位置iにおいて測定されたローカルな強度xitを提供した参照する計測ステーションを有する地理的地域に割り当てられた受け付けた計測強度を格納する。ここで、iは地域jに対するローカル計測ステーションi={1,2,...,n}であり、tは実際のイベント又はシミュレートされた仮説的なイベントの時点である。さらに、データ取得モジュール12は、強度を提供した参照する計測ステーションiに係る(調整された)加重係数uを各計測強度に割り当て、さらに第2ステップにおいて測定された強度レベルに関する加重係数vを割り当てる。
インデックス処理モジュール13は、ステップS31〜S34を含むステップS3を実行するよう構成される。図6に示されるように、ステップS31において、ステップS212で確定された地震イベントについて、インデックス処理モジュール13は地域的地震強度を決定する。規定された地理的地域3〜5のそれぞれについて、地震イベントの地域的強度yjtが、地理的地域3〜5に割り当てられた計測強度xitと当該計測強度xitに割り当てられた加重係数u及びvに基づく平均強度として計算される。
Figure 0005122806
その後、ステップS31において、インデックス処理モジュール13は、規定された地理的地域3〜5のそれぞれについて、時点tの地域jにおける地域的インデックスを決定する。
Figure 0005122806
任意的ステップS32において、集計された地震インデックスα が、地理的地域3〜5の1以上のグループに対して各グループに含まれる地理的地域について決定される地理的インデックスβjtに基づき計算される。例えば、1つの地震イベントに対する集計されたインデックスは、地域的地震インデックスの加重和として計算される。加重係数w は、典型的には考察対象の地域における所定の数値分布に基づく。
Figure 0005122806
また、所定の期間内に発生した複数の地震イベントに基づき、特定の地理的地域又は複数の地理的地域に対する集計した地震インデックスを決定することが可能である。
任意的ステップS33において、インデックス処理モジュール13は、ステップS212において確定された地震イベントの地震市場インデックスα を決定する。このため、各地理的強度yjtは、予め選択された支払関数f{*}に接続され、これにより、考察対象の市場の一部である各地域jの支払レシオβjtが得られる。地域的再取得価額w (上述の加重係数と同様に)とβjtとを掛け合わせることによって、地域的な損害寄与額が得られる。市場Mの一部を構成するすべての地理的地域に対するすべての損害寄与額の合計により、市場損害インデックスα が得られる。本例では、地震市場インデックスα は、各地理的地域3〜5に係る地域的再取得価額w と地域的インデックスβjtに基づき、規定された地理的地域3〜5に対して計算される。
Figure 0005122806
当業者は、規定された地理的地域3〜5のサブグループについて、及び/又は規定された期間内に発生した1つの又は複数の地震イベントtについて地震市場インデックスα を決定することが可能であるということを理解するであろう。
ステップS34において、インデックス処理モジュール13は、ステップS31〜S33において計算された各地震インデックスを格納する。特に、インデックス処理モジュール13は、これらの地震インデックスが通信端末7と8のディスプレイに表示されるように、ユーザインタフェースモジュール14を介しユーザに利用可能にされる。例えば、ある地震イベントに特有の地震インデックスが、ユーザデータインタフェースモジュール141を介しユーザにより選択、ソート及びフィルタリング可能な地震イベントのリストの一部として表示される。
ユーザアプリケーションインタフェース142は、ステップS41〜S46、S461〜S464及びS47〜S50を含むステップS4を実行するよう構成される。図7に示されるように、ストラクチャードファイナンス商品の規定を要求するユーザ命令に応答して、ステップS41において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ユーザから当該ストラクチャードファイナンス商品の最大支払額を規定する命令を受け取る。例えば、この最大支払額はいくつかの単位により規定され、1つの単位は1000万円などの規定された金額に対応している。
ステップS42において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ユーザからストラクチャードファイナンス商品に関連付けされる規定された地理的地域3〜5の1つを選択する命令を受け取る。
ある実施例では、異なる最大支払額が異なる地理的地域にユーザによって関連付けすることが可能であり、これにより、ステップS41とS42の順序が逆転されるかもしれない。
ステップS43において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ユーザからステップS42において選択された地理的地域の支払パターンを規定する命令を受け取る。異なる支払パターンが、ユーザによって異なる地理的地域に関連付けされるかもしれない。この支払パターンは、各支払部分を地震イベントの地震計又は震度による強度に関連付ける。図8は、異なる支払パターンの2つの具体例を示す。ここでは、「6未満の支払」が白色で表示され、「6以上の支払」が黒色で表示されている。図8に示されるように、「6未満の支払」は、支払が5.5において計測強度の最大支払額の10%の支払から始まる支払パターンを規定している。「6未満の支払」によると、支払は0.1のずつ強度が増加する毎に10%増加し続け、6.5の計測強度において支払が最大となる。他方、「6以上の支払」は、6.0の計測強度において10%の支払から始まる支払パターンを規定し、10%ずつ増大し続け、7.0の計測強度において支払が最大となる。ある実施例では、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ユーザが支払部分を計測強度に割り当てることによって、自らの支払パターンを規定することを可能にする。
ステップS44において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ステップS41〜S43において規定されたストラクチャードファイナンス商品のプレミアムを計算するため、価格決定モジュール15の実行をトリガーする。あるいは、このプレミアムは、ユーザがストラクチャードファイナンス商品を完成させると計算される。選択された地理的地域、最大支払額及び選択された支払パターンによって規定されるようなストラクチャードファイナンス商品のプレミアムは、確率的な地震モデルに基づき計算される。各地震イベントに対する地域的インデックスの可能性のある相関が、プレミアムの計算において考慮される。図9において、地理的地域3及び4の損害イベントの相関を導く地震イベントが示される。
金融商品のプレミアムは、3つのコンポーネントから構成される。コンポーネント1は、当該商品の予め規定された期間の対する予想される損害コストに対応し、コンポーネント2は、潜在的な支払に準備するため、商品発行者によって資本を積み立てることによって受ける資本コストに対応し、コンポーネント3は、設定コスト及び利益に対応する。
コンポーネント1は、最新の確率的地震モデリング技術に基づき評価される。当業者は、このような標準的なモデリング技術が、予め規定されたタイムスパンにおいて計測ステーションにおいてある強度に到達する可能性を導くことを可能にするということを容易に理解することができる。さらに、当業者は、上記技術はまた同じようにモデル化された合成的な地震イベントに対して同一の確率を複数の計測ステーションにおいて評価することを可能にし、これにより、計測ステーション間の相関を考慮することを可能にするということを容易に理解することが可能である。このような確率は、考察対象となる地域に影響を及ぼす可能性のある地震の完全なスペクトルを表す合成地震系列を評価することによって求められる。それ自体の固有の出現確率を有する各合成的な地震について、このモデルは予め規定された各計測ステーションにおける強度を予測する。地震インデックスを求めるための上述した手順とパラレルに、実際のイベントに関して、当該モデルは、計測ステーションi毎の数値と強度の重み付けを適用した後、各地理的地域に対する地震インデックスを求める。実際の地震イベントについて、当該モデルは、ある地理的地域における強度による支払パターンを参照することによって、合成的に予測された地震インデックスの金融商品に対する影響を評価する。それは、地域的支払βjtを合計することによって、各合成的な地震イベントに対する全体的なインデックス損害α を求める。
予想される損害コストμは、金融商品のタイムスパンにおける自らの予想出現確率pによって重み付けされるすべての代表的な合成的イベントについて、イベント毎のインデックス損害α を加算することによって求められる。ここで、Ωは仮説的なイベントのサブセットであり、
Figure 0005122806
である。
Figure 0005122806
プレミアム計算のコンポーネント2及び3は、標準的な商慣習に対応する。
ステップS45において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、計算されたプレミアムを通信端末7及び8のディスプレイ上でユーザに表示する。
ステップS46において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ユーザから規定されたストラクチャードファイナンス商品に対する可能性のある支払推定額をユーザが要求していることを示す命令を受け取る。あるいは、ユーザがストラクチャードファイナンス商品の規定を完成させた後に限って、推定額は利用可能である。ユーザが推定額を要求した場合、ユーザアプリケーションインタフェース142はステップS461に移行し、そうでない場合、推定額が要求されていない場合、ユーザアプリケーションインタフェース142はステップS47に移行する。ステップS461において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、例えば、過去の又は仮説的な地震イベントのリストから、ある地震イベントを選択する命令をユーザから受け取る推定モジュール16の実行をトリガーする。ステップS462において、推定モジュール16は、選択された地震イベントに対応する地震イベントが発生した場合に、規定されたストラクチャードファイナンス商品についてユーザが受け取る推定支払額を計算する。
このため、ステップS462において、推定モジュール16は、各地理的地域jのデータベースから、当該地域j内のすべてのステーションについてステーションに固有のxitの値を収集する。各地域的強度yjtは、上述した重み付けスキームに基づき計算され、支払関数f{*}に挿入され、これにより、考察対象となる市場の一部であるyjtに基づき各地域jの支払レシオβjtが得られる。地域的再取得価額w とβjtとを掛け合わせることにより、地域的損害寄与額が得られる。ユーザにより規定された金融商品の一部を構成するすべての地理的地域のすべての損害寄与額の合計により、商品損害インデックスα が得られる。本例では、地震市場インデックスα は、各地理的地域3〜5に係る地域的再取得価額w と地理的インデックスβjtに基づき、規定された地理的地域3〜5について計算される。
Figure 0005122806
ステップS463において、推定モジュール16は、通信端末7及び8のディスプレイ上に推定された支払額α をユーザに表示する。ステップS464において、推定モジュール16は、ユーザからユーザが他の推定額を要求しているか示す命令を受け取る。ユーザが他の推定額を要求している場合、推定モジュール16はステップS461に移行し、そうでない場合、ユーザアプリケーションインタフェース142はステップS47に移行する。
ステップS47において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ユーザがストラクチャードファイナンス商品に他の地理的地域を追加することを所望しているか示す命令をユーザから受け取る。ユーザがある地理的地域を加えることを所望している場合、ユーザアプリケーションインタフェース142はステップS42に移行し、そうでない場合、ユーザアプリケーションインタフェース142はステップS48に移行する。
ステップS48において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ユーザがストラクチャードファイナンス商品からある地理的地域を削除することを所望しているか示す命令をユーザから受け取る。ユーザがある地理的地域を削除することを所望する場合、ユーザアプリケーションインタフェース142はステップS49に移行し、そうでない場合、ユーザアプリケーションインタフェース142はステップS50に移行する。
ステップS49において、ユーザアプリケーションインタフェース142は、ストラクチャードファイナンス商品から削除されるべき選択された地理的地域3〜5の1以上を選択する命令をユーザから受け取る。
ステップS50において、ストラクチャードファイナンス商品、すなわち、関連する最大支払額、地理的地域、支払パターン及びユーザに割り当てられているプレミアムが格納される。好ましくは、開始日から1年間などのカバー期間が、ストラクチャードファイナンス商品に割り当てられる。
図3に示されるように、ステップS5において、規定されたストラクチャードファイナンス商品について、支払モジュール17は、各カバー期間内に発生した地震イベントについて決定される地震インデックスに基づき有効な支払を計算する。イベント損害推定と同様のプロセスが、実際のイベントに適用可能である。データベースからステーションに固有の強度xitを収集する代わりに、これらxitの値が通知エージェンシーからステップS2において説明されたように収集される。
Figure 0005122806
図2に示される実施例では、通信端末8は、ユーザアプリケーションインタフェース81と、データストア82と、価格決定モジュール15と、推定モジュール16とを有する。実質的に、ユーザアプリケーションインタフェース81の機能は、ユーザアプリケーションインタフェース142の機能に対応するが、ストラクチャードファイナンス商品の仕様、価格決定及び推定は、(独立式の)通信端末8に対してコンピュータシステム1から独立して実行される。従ってこのため、データストア82は、過去の及び/又は仮説的な地震イベント、地理的地域、当該地理的地域に係る再取得価額及びユーザにより規定されたストラクチャードファイナンス商品を表すデータ要素及びデータ構造を含む。ユーザにより規定されたストラクチャードファイナンス商品は、通信ネットワーク6又は他の通信チャネルを介しデータストア11に格納するため、コンピュータシステム1に送られる。
本発明の実施例の上記開示は、図示及び説明のため与えられたものである。従って、本発明を開示された実施例に限定するものではない。ここで説明された実施例の多数の変形及び改良が、上記開示に基づき当業者に明らかとなるであろう。本発明の範囲は、ここに添付された請求項及びそれに均等するものによってのみ規定されるものである。具体的には本記載では、コンピュータプログラムコードは、具体的なソフトウェアモジュールに関連付けされたが、当業者は、このコンピュータプログラムコードが本発明の範囲から逸脱することなく異なる構成により可能であることを理解するであろう。さらに、明細書に記載されるステップの順序は、請求項に対する限定として解釈されるべきではない。
以下において、各変数及びインデックスが概略される。
{*}:地域的強度yに対する地域jにおける非線形支払関数(この支払関数は、デフォルト関数とすることも可能であり、又はユーザに固有の関数とすることも可能であり、何れも異なるリスクタイプに対する支払パターンによって計算される。)
i:地域jに対するローカル計測ステーションi={1,2,...,n
j:計測ステーションiから構成される地域
k:地域j={1,2,...,n}から構成される合計ポートフォリオ
t:イベントの時点又はイベント(イベントは、実際の又はシミュレートされた仮説的なものとすることが可能である。)
M:市場地域のサブセット
Figure 0005122806
:イベントtに対する何単位のイベント生起確率
:ローカル再取得価額の加重係数(イベントから独立した地域の計測ステーションの位置の相対的重要度)
:ローカル地点iにおけるローカル測定調整のための加重係数(イベントtに応じた地域の測定された強度の相対的重要度であり、任意のjに対して、
Figure 0005122806
であり、vはxitの関数である。
:合計ポートフォリオkに対する地域jの寄与額に対する加重係数
it:時点tでの位置iにおける測定されたローカル強度
jt:時点tでの領域jにおける調整された(及びフィルタリングされた)地域的強度
Figure 0005122806
α :合計ポートフォリオkに対する時点tにおける集計された/市場インデックス
Figure 0005122806
βjt:時点tでの地域jにおける地域的インデックス
Figure 0005122806
μ:仮説的イベントのサブセット
Figure 0005122806
が与えられたとき、合計ポートフォリオの年単位の予想される損害額
Figure 0005122806
Ω:仮説的イベントのサブセット
Figure 0005122806
図1は、異なる地理的地域に配置された複数の地震計測ステーションに接続される本発明の実施例を実現するためのコンピュータシステムの一例となる構成を概略的に示すブロック図を示す。 図2は、ストラクチャードファイナンス商品を規定するよう構成される本発明の実施例を実現するコンピュータシステムの一例となる構成を概略的に示すブロック図を示す。 図3は、地震イベントの地域的影響を決定するため実行されるステップシーケンスの一例を示すフロー図を示す。 図4は、本発明により実行される準備的ステップシーケンスの一例を示すフロー図を示す。 図5は、地震計による地震強度を取得するため本発明により実行されるステップシーケンスの一例を示すフロー図を示す。 図6は、地震インデックスを決定するため本発明により実行されるステップシーケンスの一例を示すフロー図を示す。 図7は、ストラクチャードファイナンス商品を規定するため本発明により実行されるステップシーケンスの一例を示すフロー図を示す。 図8は、異なる支払パターンの具体例を示す。 図9は、地震計測ステーションを有する異なる地理的地域を有する市場と、2つの隣接する地理的地域におけるイベント損害相関を導く地震イベントの一例を概略的に示すブロック図を示す。
符号の説明
1 コンピュータシステム
2 通信ネットワーク
3〜5 地理的地域
7、8 通信端末
10 制御モジュール
11 データストア
12 データ取得モジュール
13 インデックス処理モジュール
14 ユーザインタフェースモジュール
15価格決定モジュール
16 推定モジュール
17 支払モジュール
31〜33、41〜43、51〜53 計測ステーション
141ユーザデータインタフェース
142 ユーザアプリケーションインタフェース

Claims (12)

  1. 地震イベントの地域的影響を決定するコンピュータベースシステムであって、
    規定された地理的地域群からの各地理的地域と該各地理的地域に分布する複数の地震計測ステーションから選択された参照する計測ステーションのグループとの関連付けを含む地理的地域データを格納する記憶手段と、
    前記地震イベントの地域的影響を示す指標である地震インデックスを決定するよう構成されるプロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサは、
    地震イベントについて、地表における前記参照する計測ステーションのローカルな地点における振動の程度であるローカルな地震の動きの強さを示す計測強度を前記参照する計測ステーションから選択された1以上の参照する計測ステーションから通信ネットワークを介し受信し、
    前記参照する計測ステーションに係る再取得価額に基づき決定された前記参照する計測ステーションに割り当てられた第1加重係数と、前記参照する計測ステーションにおいて測定された前記計測強度の大きさに基づき決定された第2加重係数とによって前記計測強度の各値を重み付けし、
    前記重み付けされた計測強度に基づき前記各地理的地域に係る地域的インデックスを決定し、
    前記決定された地域的インデックスの加重和として前記地震インデックスを導出する、
    ことを特徴とするシステム。
  2. 請求項1記載のシステムであって、
    前記プロセッサはさらに、前記地震イベントに対する計測強度を提供していない参照する計測ステーションに対しては、前記第1加重係数をゼロに設定するよう構成されることを特徴とするシステム。
  3. 請求項1記載のシステムであって、
    前記プロセッサはさらに、前記地震イベントに対して、前記地理的地域の複数の地理的地域のグループについて集計されたインデックスを、該グループに含まれる各地理的地域の地域的インデックスに基づき決定するよう構成されることを特徴とするシステム。
  4. 請求項1記載のシステムであって、
    前記プロセッサはさらに、前記地震イベントの発生後の規定された期間において前記参照する計測ステーションからの前記計測強度を要求するよう構成されることを特徴とするシステム。
  5. 請求項1記載のシステムであって、
    前記プロセッサはさらに、プライマリネットワークに係る前記参照する計測ステーションの少なくとも規定された部分が、計測強度を提供できないとき、セカンダリバックアップネットワークに係る前記参照する計測ステーションから前記計測強度を受け付けるよう構成されることを特徴とするシステム。
  6. 請求項記載のシステムであって、さらに、
    通信ネットワークを介しユーザにアクセス可能であって、1以上の地震イベントに対する前記地震インデックスを表示するよう構成されるユーザインタフェースを有することを特徴とするシステム。
  7. 請求項1記載のシステムであって、さらに、
    ストラクチャードファイナンス商品に関連付けされる前記規定された地理的地域の1以上を選択し、前記ストラクチャードファイナンス商品に対して選択された前記規定された地理的地域の1以上の最大支払額を規定し、前記ストラクチャードファイナンス商品について選択された前記規定された地理的地域に対するものであって、支払部分を計測強度に関連付ける1以上の支払パターンを規定する命令をユーザ端末から受け付けるよう構成されるユーザインタフェースを有することを特徴とするシステム。
  8. 請求項記載のシステムであって、
    前記プロセッサはさらに、前記命令及び確率的地震モデルに基づき前記ストラクチャードファイナンス商品のプレミアムを計算するよう構成され、
    前記プレミアムの計算において、各地震イベントの地域的インデックスの可能性のある相関が考慮される、
    ことを特徴とするシステム。
  9. 請求項記載のシステムであって、
    前記プロセッサはさらに、前記命令と、過去の地震イベント及び仮説的な地震イベントの少なくとも1つとに基づき、ユーザに対して推定される支払額を決定するよう構成されることを特徴とするシステム。
  10. 請求項1記載のシステムであって、
    前記計測強度は、日本気象庁の計測強度、日本気象庁の震度、0.3、1.0又は3.0秒間におけるスペクトルレスポンス、及び米国地理的調査によって報告される計測強度の1つであり、
    前記プロセッサはさらに、日本気象庁の計測強度、該日本気象庁の計測強度から求められる日本気象庁の震度、スペクトルレスポンス測定値、及び米国地理的調査によって報告される計測強度の1つから前記地震インデックスを決定するよう構成される、
    ことを特徴とするシステム。
  11. 地震イベントの地域的影響を決定するコンピュータにより実現される方法であって、
    前記コンピュータは、
    規定された地理的地域群からの各地理的地域と該各地理的地域に分布する複数の地震計測ステーションから選択された参照する計測ステーションのグループとの関連付けを含む地理的地域データを格納する記憶手段と、
    前記地震イベントの地域的影響を示す指標である地震インデックスを決定するよう構成されるプロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサが、
    地震イベントについて、地表における前記参照する計測ステーションのローカルな地点における振動の程度であるローカルな地震の動きの強さを示す計測強度を前記参照する計測ステーションから選択された1以上の参照する計測ステーションから通信ネットワークを介し受信するステップと、
    前記参照する計測ステーションに係る再取得価額に基づき決定された前記参照する計測ステーションに割り当てられた第1加重係数と、前記参照する計測ステーションにおいて測定された前記計測強度の大きさに基づき決定された第2加重係数とによって前記計測強度の各値を重み付けするステップと、
    前記重み付けされた計測強度に基づき前記各地理的地域に係る地域的インデックスを決定するステップと、
    前記決定された地域的インデックスの加重和として前記地震インデックスを導出するステップと、
    を有する方法。
  12. 請求項11記載の方法を前記コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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