JP6693897B2 - 予測装置、予測方法、及び予測プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、予測装置、予測方法、及び予測プログラムに関する。
従来、自然災害等の種々の災害発生におけるリスクの評価等の種々の技術が提供されている。例えば、事業者の経済的観点の評価に基づく災害対策の意思決定を可能とする災害リスク評価技術が提供されている。
特開2005−141334号公報
しかしながら、上記の従来技術では、災害に関する損害額を適切に予測することができるとは限らない。例えば、災害対策計画の策定及び対策費用の見積り等を行うだけでは、実際に災害が発生した際の災害に関する損害額を適切に予測することは難しい。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、災害に関する損害額を適切に予測する予測装置、予測方法、及び予測プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る予測装置は、災害に関する発生情報と、当該災害の影響を受けるエリアに位置する対象に関する対象情報とを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記発生情報と前記対象情報とに基づいて、前記災害に関する損害額を予測する予測部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、災害に関する損害額を適切に予測することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る予測処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る予測システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る予測装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る資産情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る保険情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る災害履歴情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る予測モデル情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る発生情報記憶部の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る予測モデルの生成の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係る予測処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施形態に係る予測モデルの生成の一例を示す概念図である。 図13は、実施形態に係る予測処理の一例を示す概念図である。 図14は、損害額の予測に用いる対応表の一例を示す図である。 図15は、予測装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る予測装置、予測方法、及び予測プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る予測装置、予測方法、及び予測プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.予測処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る予測処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る予測処理の一例を示す図である。図1の例では、予測装置100は、発生した災害(以下、単に「災害」ともいう)に関する損害額を予測する場合を示す。具体的には、図1の例では、予測装置100は、災害種別が「台風」であって、発生災害ID「OC11」により識別される災害である台風Z号が発生した際に、保険会社であるA社が支払う保険料(支払額)を予測する場合を示す。なお、図1の例では、マップ情報MP1に示すように、台風Z号の対象エリアがエリアID「AR11」により識別されるエリアAと、エリアID「AR12」により識別されるエリアBである場合を一例として説明する。また、図1の例では、予測装置100は、各災害種別の各々に対応する複数の予測モデルのうち、発生した災害に対応するモデルを用いてA社の支払額を予測する場合を示す。なお、ここでいうエリアの大きさは、処理の目的等に応じて適宜設定されてもよい。例えば、エリアは、「国」、「地方」、「県」、「市」、「区」、「町」等の種々の大きさのエリアが適宜設定されてもよい。例えば、エリアは、関東地方や東京都等であってもよい。
〔予測システムの構成〕
図1の説明に先立って、図2を用いて予測システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る予測システムの構成例を示す図である。図2に示すように、予測システム1は、端末装置10と、保険サービス装置20と、オープンデータ提供装置50と、予測装置100とが含まれる。端末装置10と、保険サービス装置20と、オープンデータ提供装置50と、予測装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した予測システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の保険サービス装置20や、複数台のオープンデータ提供装置50や、複数台の予測装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1は、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。また、端末装置10は、GPS(Global Positioning System)センサ等の機能を有し、ユーザの位置を検知し、取得可能であるものとする。また、端末装置10は、予測装置100に種々の情報等を送信する。例えば、端末装置10は、ユーザに関する位置情報等を予測装置100へ送信する。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。
保険サービス装置20は、保険会社の管理者等によって利用される情報処理装置である。例えば、保険サービス装置20は、図6や図12に示すような保険に関する各種情報を予測装置100へ送信する。また、例えば、保険サービス装置20は、ユーザの資産情報を有する場合、図5に示すようなユーザの資産に関する各種情報を予測装置100へ送信する。
オープンデータ提供装置50は、いわゆる広く開かれた利用が許可されているデータであるオープンデータを予測装置100へ提供する報処理装置である。例えば、オープンデータ提供装置50は、各自治体が管理し、自治体が保有するデータをオープンデータとして外部に提供する情報処理装置であってもよい。また、例えば、オープンデータ提供装置50は、気象庁が管理するサーバ等の種々の情報処理装置であってもよい。オープンデータ提供装置50は、利用が許可されているデータ(情報)であれば、上記に限らず、道路情報等の交通に関するオープンデータや天気や気温等の気象に関するオープンデータや地理空間情報、防災・減災情報、調達情報、統計情報等の種々のオープンデータを提供してもよい。
予測装置100は、災害に関する発生情報と、当該災害の影響を受けるエリアに位置する対象に関する対象情報とに基づいて、災害に関する損害額を予測する情報処理装置である。また、予測装置100は、災害の種別の各々について生成される複数の予測モデルのうち、予測対象となる災害の種別に対応する予測モデルを用いて、災害に関する損害額を予測する。
ここから、図1を用いて、予測処理の流れについて説明する。まず、図1の例では、マップ情報MP1に示すように、発生災害ID「OC11」により識別される災害である台風Z号が発生する(ステップS11)。ここで、図1に示すマップ情報MP1について、簡単に説明する。図1に示すマップ情報MP1は、発生災害ID「OC11」により識別される災害である台風Z号の位置等を模式的に示す図である。例えば、マップ情報MP1には、台風Z号の予測進路PT11が図示されており、台風Z号は、エリアA及びエリアBを通る進路を取ることが予想されることを示す。
そのため、図1の例では、予測装置100は、台風Z号の対象エリアをエリアA及びエリアBとし、A社の支払額を予測する。まず、予測装置100は、台風Z号の対象エリアであるエリアA及びエリアBに位置するユーザを抽出する(ステップS12)。例えば、予測装置100は、ユーザ情報記憶部121に記憶された各ユーザの位置情報に基づいて、エリアA及びエリアBに位置するユーザを抽出する。
ここで、図1中のユーザ情報記憶部121に示す「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。以下では、ユーザID「U1」により識別されるユーザを「ユーザU1」とする場合がある。このように、以下では、「ユーザU*(*は任意の数値)」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U*」により識別されるユーザであることを示す。例えば、「ユーザU2」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U2」により識別されるユーザである。
また、図1中のユーザ情報記憶部121に示す「最新位置」は、対応するユーザについて最後に取得された位置情報を示す。また、図1中のユーザ情報記憶部121に示す「取得日時」は、最後に位置情報が取得された日時を示す。
例えば、図1の例では、ユーザU1については、最新の位置がエリアA内の位置LC11であることを示す。例えば、図1の例では、ユーザU2については、最新の位置がエリアB内の位置LC21であることを示す。例えば、図1の例では、ユーザU3については、最新の位置がエリアC内の位置LC31であることを示す。例えば、図1の例では、ユーザU4については、最新の位置がエリアB内の位置LC25であることを示す。例えば、図1の例では、ユーザU5については、最新の位置がエリアE内の位置LC51であることを示す。
図1の例では、予測装置100は、エリアAまたはエリアBに位置するユーザであるユーザU1、ユーザU2、ユーザU4等を抽出する。例えば、予測装置100は、エリアAまたはエリアB以外のエリアに位置するユーザU3やユーザU5等を抽出しない。
そして、予測装置100は、台風Z号の対象エリアであるエリアA及びエリアBに位置する資産を抽出する(ステップS13)。例えば、予測装置100は、資産情報記憶部122に記憶された各資産の所在地に基づいて、エリアA及びエリアBに位置する資産を抽出する。
ここで、図1中の資産情報記憶部122に示す「資産情報」は、各ユーザが所有する資産に関する情報を示す。図1中の資産情報記憶部122に示す「資産ID」は、ユーザが所有する資産を識別するための識別情報を示す。また、図1中の資産情報記憶部122に示す「資産種別」は、ユーザが所有する資産の種別の具体的な名称を示す。また、図1中の資産情報記憶部122に示す「所在地」は、資産の所在値を示す。また、図1中の資産情報記憶部122に示す「価値」は、資産の金銭的価値を示す。
例えば、図1の例では、ユーザU1は、資産ID「AS1−1」により識別される資産「住宅」や資産ID「AS1−2」により識別される資産「自動車」や、資産ID「AS1−5」により識別される資産「住宅」等の資産を所有することを示す。以下では、資産ID「AS1−1」により識別される資産を「資産AS1−1」とする場合がある。このように、以下では、「資産AS*(*は任意の数値)」と記載した場合、その資産は資産ID「AS*」により識別される資産であることを示す。例えば、「資産AS2−1」と記載した場合、その資産は資産ID「AS2−1」により識別される資産である。
例えば、図1の例では、ユーザU1が所有する資産AS1−1である住宅は、エリアA内の位置LC12に位置し、その金銭的価値が「A万円」であることを示す。なお、金額を示す「万円」や「億円」の文字列の直前に示す「A」〜「Z」等の記号は、1以上の所定の数に対応する。例えば、「A万円」の「A」が数「7000」に対応する場合、「A万円」は「7000万円」を意味する。また、例えば、図1の例では、ユーザU1が所有する資産AS1−2である自動車は、エリアA内の位置LC13に位置し、その金銭的価値が「B万円」であることを示す。なお、自動車等の動産に関する所在地は、自動車に搭載されたGPS等の機能により取得し、随時更新してもよい。
図1の例では、予測装置100は、エリアAまたはエリアBに位置する資産であるユーザU1の資産AS1−1や資産AS1−2、ユーザU2の資産AS2−1等を抽出する。例えば、予測装置100は、エリアAまたはエリアB以外のエリアに位置するユーザU3やユーザU5等を抽出しない。例えば、予測装置100は、エリアAまたはエリアB以外のエリアに位置するユーザU1の資産AS1−5やユーザU4の資産AS4−1等を抽出しない。
そして、予測装置100は、支払額を予測する対象会社であるA社の保険情報のうち、台風Z号における保険の支払いの対象となる保険情報を抽出する(ステップS14)。例えば、予測装置100は、保険情報記憶部123に記憶されたA社の保険情報のうち、保険の対象となるユーザまたは資産がエリアA及びエリアBに位置する保険情報を抽出する。
ここで、図1中の保険情報記憶部123に示す「加入情報」は、各保険会社が提供(契約)している保険に関する情報を示す。図1中の保険情報記憶部123に示す「ユーザID」は、保険会社と契約しているユーザを識別するための識別情報を示す。図1中の保険情報記憶部123に示す「保険種別ID」は、ユーザが加入した保険の種別を識別するための識別情報を示す。また、図1中の保険情報記憶部123に示す「保険種別」は、ユーザが加入した保険の種別の具体的な名称を示す。また、図1中の保険情報記憶部123に示す「対象」は、ユーザが加入した保険の対象を示す。また、図1中の保険情報記憶部123に示す「限度額」は、ユーザが加入した保険の保険金の支払限度額を示す。
図1の例では、ユーザU1は、A社が提供する住宅保険や障害保険に加入していることを示す。例えば、ユーザU1は、A社の住宅保険に対象を資産AS1−1や資産AS1−5として加入していること示す。例えば、ユーザU1は、A社の障害保険に対象をユーザU1自身として加入していること示す。
図1の例では、予測装置100は、エリアAに位置するユーザU1の資産AS1−1やユーザU1自身が保険の対象となっていることを示す保険情報を抽出する。また、図1の例では、予測装置100は、エリアBに位置するユーザU2自身が保険の対象となっていることを示す保険情報を抽出する。
そして、予測装置100は、A社の支払額の予測に用いる予測モデルを決定する(ステップS15)。例えば、予測装置100は、予測モデル情報記憶部125に記憶された複数の予測モデルM1〜M3からA社の支払額の予測に用いる予測モデルを決定する。なお、図1の例では、予測モデル情報記憶部125に示すような、各災害種別に対応する予測モデルM1〜M3が生成済みであるものとする。また、図1の例では、予測モデルM1〜M3は、図12に示すように、過去の各災害種別の災害時における対象会社の支払額を正解情報として生成した予測モデルであって、各災害種別に対応する予測モデルであるものとする。
図1中の予測モデル情報記憶部125に示す各予測モデルM1〜M3等は、災害種別IDにより識別される災害種別が対応付けて記憶される。また、図1中の予測モデル情報記憶部125に示す各予測モデルM1〜M3等には、「素性1」〜「素性3」等の各重み(値)が対応付けて記憶される。
例えば、図1の例では、予測モデルM1に関する予測モデル情報は、災害種別ID「DS11」により識別される災害種別「台風」に対応する予測モデルであることを示す。また、例えば、図1の例では、予測モデルM2に関する予測モデル情報は、災害種別ID「DS12」により識別される疾病「地震」に対応する予測モデルであることを示す。
例えば、図1の例では、予測モデルM1に関する予測モデル情報は、素性1の重みが「0.5」、素性2の重みが「0.4」、素性3の重みが「0.2」等であることを示す。図1の例では、予測装置100は、このように予測モデル情報記憶部125に記憶された予測モデルM1〜M3等に基づいて、発生した災害の損害額を予測するものとする。なお、各モデルの生成は、機械学習に関する種々の従来技術を適宜用いて行われてもよい。例えば、モデルの生成は、SVM(Support Vector Machine)等の教師あり学習の機械学習に関する技術を用いて行われてもよい。また、例えば、モデルの生成は、教師なし学習の機械学習に関する技術を用いて行われてもよい。例えば、モデルの生成は、深層学習(ディープラーニング)の技術を用いて行われてもよい。例えば、モデルの生成は、DNN(Deep Neural Network)やRNN(Recurrent Neural Network)やCNN(Convolutional Neural Network)等の種々のディープラーニングの技術を適宜用いて行われてもよい。なお、上記モデルの生成に関する記載は例示であり、モデルの生成は、取得可能な情報等に応じて適宜選択された学習手法により行われてもよい。
図1の例では、予測装置100は、台風Z号の災害種別である災害種別ID「DS11」により識別される災害種別「台風」に対応する予測モデルM1を使用する予測モデルに決定する。
そして、予測装置100は、予測モデルM1を用いて、台風Z号によるA社の支払額を予測する(ステップS16)。例えば、予測装置100は、ステップS12〜S14において抽出したユーザに関する情報や資産に関する情報や保険に関する情報を予測モデルM1に入力することにより、台風Z号によるA社の支払額を予測する。例えば、予測装置100は、ユーザに関する情報や資産に関する情報や保険に関する情報を予測モデルM1に入力することにより、予測モデルM1が出力するスコアを、台風Z号によるA社の支払額として予測する。図1の例では、予測装置100は、予測情報PL11に示すように、台風Z号におけるA社の支払額を「P億円」と予測する。
このように、予測装置100は、災害に関する損害額を適切に予測することができる。なお、図1では説明を簡単にするために、エリアAとエリアBとを併せてA社の支払額を予測する例を示したが、予測装置100は、エリアAとエリアBとを個別に支払額を予測してもよい。
〔1−1.スコア〕
上述した例では、予測モデルが出力するスコアを損害額(支払額)として用いる場合を示したが、予測装置100は、予測モデルが出力するスコアを損害額(支払額)のレベルを示す指標として用いてもよい。例えば、予測装置100は、予測モデルが出力するスコアと対応表とを用いて損害額(支払額)を予測してもよい。この点について、図14を用いて説明する。図14は、損害額の予測に用いる対応表の一例を示す図である。
図14の例では、予測装置100は、対応表TB11を用いて損害額(支払額)を予測する。図14中の対応表TB11に示す「ランクID」は、各スコアのランクを識別するための識別情報を示す。また、図14中の対応表TB11に示す「スコア」は、予測モデルが出力するスコアを示す。また、図14中の対応表TB11に示す「損害額(円)」は、各スコアに対応する損害額を示す。
図14の例では、例えば、予測装置100が所定の災害の損害額の予測に用いた予測モデルがスコア「3」を出力した場合、スコア「3」は、対応表TB11においてランクID「RN1」により識別されるランクに対応する。そのため、予測装置100は、対応表TB11においてランクID「RN1」により識別されるランクに対応する損害額「2〜4億円」を、所定の災害の損害額として予測する。
図14の例では、例えば、予測装置100が所定の災害の損害額の予測に用いた予測モデルがスコア「7」を出力した場合、スコア「7」は、対応表TB11においてランクID「RN2」により識別されるランクに対応する。そのため、予測装置100は、対応表TB11においてランクID「RN2」により識別されるランクに対応する損害額「5〜10億円」を、所定の災害の損害額として予測する。
図14の例では、例えば、予測装置100が所定の災害の損害額の予測に用いた予測モデルがスコア「14」を出力した場合、スコア「14」は、対応表TB11においてランクID「RN3」により識別されるランクに対応する。そのため、予測装置100は、対応表TB11においてランクID「RN3」により識別されるランクに対応する損害額「15〜30億円」を、所定の災害の損害額として予測する。
なお、上述した予測処理は一例であり、予測装置100は、種々の情報を適宜用いて損害額を予測してもよい。
〔2.予測装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る予測装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る予測装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、予測装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、予測装置100は、予測装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、ユーザ情報記憶部121と、資産情報記憶部122と、保険情報記憶部123と、災害履歴情報記憶部124と、予測モデル情報記憶部125と、発生情報記憶部126とを有する。また、記憶部120は、図12に示すようなオープンデータOD1、サービスデータSD1、保険データAD1や図13に示すようなオープンデータOD2、サービスデータSD2、保険データAD2等を記憶してもよい。
(ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図4に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」、「位置情報」といった項目が含まれる。また、「位置情報」には、「最新位置」、「取得日時」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。
また、「位置情報」中の「最新位置」は、対応するユーザについて最後に取得された位置情報を示す。なお、図4の例では、「最新位置」は、「LC11(エリアA)」といった抽象的な符号や範囲を示す情報を図示するが、緯度や経度を示す情報や「X県Y市Z町」等のような住所を示す情報であってもよい。また、「位置情報」中の「取得日時」は、最後に位置情報が取得された日時を示す。なお、図4の例では、「TM1」等で図示するが、「取得日時」には、「2017年2月15日19時38分56秒」等の具体的な日時が記憶されてもよい。
例えば、図4の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)の年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、ユーザU1については、日時TM1に取得されたエリアA内の位置LC11に位置したことを示す位置情報が最後に取得された位置情報、すなわち最新の位置情報であることを示す。
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、デモグラフィック属性情報やサイコグラフィック属性情報等の種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、家族構成、収入等の情報を記憶してもよい。
(資産情報記憶部122)
実施形態に係る資産情報記憶部122は、ユーザの資産に関する情報(資産情報)を記憶する。図5は、実施形態に係る資産情報記憶部の一例を示す図である。例えば、資産情報記憶部122は、ユーザが所有する不動産や動産等の種々の資産に関する情報を記憶する。図5に示す資産情報記憶部122には、「ユーザID」、「資産情報」といった項目が含まれる。「資産情報」には、「資産ID」、「資産種別」、「所在地」、「価値」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「資産情報」中の「資産ID」は、ユーザが所有する資産を識別するための識別情報を示す。また、「資産情報」中の「資産種別」は、ユーザが所有する資産の種別の具体的な名称を示す。また、「資産情報」中の「所在地」は、ユーザが所有する資産の所在を示す。なお、「所在地」は、「LC12(エリアA)」といった抽象的な符号や範囲を示す情報を図示するが、緯度や経度を示す情報や「X県Y市Z町」等のような住所を示す情報であってもよい。また、「資産情報」中の「価値」は、ユーザが所有する資産の金銭的価値を示す。
例えば、図5の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、資産ID「AS1−1」により識別される資産「住宅」や資産ID「AS1−2」により識別される資産「自動車」や、資産ID「AS1−5」により識別される資産「住宅」等の資産を所有することを示す。また、例えば、図5の例では、ユーザU1が所有する資産ID「AS1−1」により識別される資産「住宅」は、エリアA内の位置LC12に位置し、その金銭的価値が「A万円」であることを示す。また、例えば、図5の例では、ユーザU1が所有する資産ID「AS1−2」により識別される資産「自動車」は、エリアA内の位置LC13に位置し、その金銭的価値が「B万円」であることを示す。なお、自動車等の動産に関する所在地は、自動車に搭載されたGPS等の機能により取得し、随時更新してもよい。
なお、資産情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(保険情報記憶部123)
実施形態に係る保険情報記憶部123は、ユーザの保険に関する情報(保険情報)を記憶する。図6は、実施形態に係る保険情報記憶部の一例を示す図である。例えば、保険情報記憶部123は、保険情報として、各ユーザが加入している保険に関する各種情報を記憶する。図6に示す保険情報記憶部123には、「保険会社ID」、「名称」、「加入情報」といった項目が含まれる。また、「加入情報」には、「ユーザID」、「保険種別ID」、「保険種別」、「対象」、「限度額」といった項目が含まれる。
「保険会社ID」は、保険会社を識別するための識別情報を示す。「名称」は、保険会社の具体的な名称を示す。
「加入情報」中の「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、「加入情報」中の「ユーザID」は、保険の契約を行ったユーザを識別するための識別情報を示す。「加入情報」中の「保険種別ID」は、ユーザが加入した保険の種別を識別するための識別情報を示す。また、「加入情報」中の「保険種別」は、ユーザが加入した保険の種別の具体的な名称を示す。また、「加入情報」中の「対象」は、ユーザが加入した保険の対象を示す。また、「加入情報」中の「限度額」は、ユーザが加入した保険の保険金の支払限度額を示す。
例えば、図6の例では、保険会社ID「IS11」により識別される保険会社は、名称「A社」であることを示す。また、図6の例では、A社が提供する保険にユーザU1やユーザU2が加入していることを示す。また、図6の例では、ユーザU1は、A社が提供する保険種別ID「TP11」により識別される住宅保険や保険種別ID「TP12」により識別される障害保険に加入していることを示す。
また、例えば、図6の例では、ユーザU1は、A社が提供する保険種別ID「TP11」により識別される住宅保険に対象を資産AS1−1として加入していること示す。また、図6の例では、対象を資産AS1−1として加入したA社の住宅保険の限度額がD万円であることを示す。
また、図6の例では、ユーザU1は、A社が提供する保険種別ID「TP12」により識別される障害保険に対象をユーザU1として加入していること示す。また、図6の例では、対象をユーザU1として加入したA社の障害保険の限度額がE万円であることを示す。
また、例えば、図6の例では、ユーザU1は、A社が提供する保険種別ID「TP11」により識別される住宅保険に対象を資産AS1−5として加入していること示す。また、図6の例では、対象を資産AS1−5として加入したA社の住宅保険の限度額がF万円であることを示す。
なお、保険情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(災害履歴情報記憶部124)
実施形態に係る災害履歴情報記憶部124は、災害履歴に関する情報を記憶する。図7は、実施形態に係る災害履歴情報記憶部の一例を示す図である。例えば、災害履歴情報記憶部124は、過去に発生した災害に関する各種情報を記憶する。図7に示す災害履歴情報記憶部124には、「履歴ID」、「災害種別ID」、「名称」、「対象エリア」、「災害強度」、「被害規模」、「損害額」といった項目が含まれる。
「履歴ID」は、各災害履歴を識別するための識別情報を示す。「災害種別ID」は、災害種別を識別するための識別情報を示す。「名称」は、災害の具体的な名称を示す。「対象エリア」は、災害の被害を受けたエリアを示す。「災害強度」は、対応するエリアにおける災害の強度を示す。なお、図7の例では、「LV11」等の符号で図示するが、「災害強度」には、各災害に応じた具体的な数値等が記憶されてもよい。例えば、災害が「台風」である場合、「災害強度」には、「最大風速54メートル」や「中心気圧900ヘクトパスカル」等の具体的な数値等が記憶されてもよい。「被害規模」は、対応するエリアにおける災害の被害規模を示す。なお、図7の例では、「DM11」等の符号で図示するが、「災害規模」には、各災害に応じた具体的な数値等が記憶されてもよい。例えば、「被害規模」には、「全壊5千棟」や「半壊1万棟」等の具体的な数値等が記憶されてもよい。また、「損害額」は、対応するエリアにおける災害による損害額を示す。
例えば、図7の例では、履歴ID「LG11」により識別される災害の種別は、災害種別ID「DS11」により識別される「台風」であることを示す。また、履歴ID「LG11」により識別される災害の名称は、台風A号であることを示す。また、履歴ID「LG11」により識別される災害の対象エリアは、エリアAやエリアBであることを示す。
例えば、履歴ID「LG11」により識別される災害は、エリアAにおける災害強度が「LV11」であることを示す。また、例えば、履歴ID「LG11」により識別される災害は、エリアAにおける被害規模が「DM11」であることを示す。また、例えば、履歴ID「LG11」により識別される災害は、エリアAにおける損害額が「X億円」であることを示す。
なお、災害履歴情報記憶部124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、災害履歴情報記憶部124は、災害が発生した日時等に関する情報を記憶してもよい。
(予測モデル情報記憶部125)
実施形態に係る予測モデル情報記憶部125は、予測モデルに関する情報を記憶する。例えば、予測モデル情報記憶部125は、生成処理により生成された予測モデル情報を記憶する。図8は、実施形態に係る予測モデル情報記憶部の一例を示す図である。図8に示す予測モデル情報記憶部125では、各災害種別に対応する予測モデルが記憶される。図8に示す予測モデル情報記憶部125は、予測モデル情報として、各予測モデルM1〜M3等に対応させて「素性1」〜「素性3」等といった項目を有する。
例えば、図8の例では、予測モデルM1に関する予測モデル情報は、災害種別ID「DS11」により識別される災害種別「台風」に対応する予測モデルであることを示す。また、例えば、図8の例では、予測モデルM2に関する予測モデル情報は、災害種別ID「DS12」により識別される災害種別「地震」に対応する予測モデルであることを示す。
例えば、図8の例では、予測モデルM1に関する予測モデル情報は、素性1の重みが「0.5」、素性2の重みが「0.4」、素性3の重みが「0.2」等であることを示す。例えば、モデルの素性(特徴量)がm次元のベクトルで表現される場合、素性数はm個になり、素性1〜素性mの重みが記憶される。例えば、図8の例では、予測モデルの素性は、資産情報や保険情報やユーザ情報に対応する素性であってもよい。
なお、予測モデル情報記憶部125は、上記に限らず、目的に応じて種々の予測モデル情報を記憶してもよい。
(発生情報記憶部126)
実施形態に係る発生情報記憶部126は、発生する災害に関する情報(発生情報)を記憶する。例えば、発生情報記憶部126は、発生している災害に関する発生情報を記憶する。図9は、実施形態に係る発生情報記憶部の一例を示す図である。図9に示す発生情報記憶部126は、「発生災害ID」、「名称」、「災害対象情報」といった項目が含まれる。また、「災害対象情報」には、「対象エリア」、「予測強度」といった項目が含まれる。
「発生災害ID」は、発生した災害を識別するための識別情報を示す。「名称」は、発生した災害の具体的な名称を示す。「災害対象情報」中の「対象エリア」は、発生した災害の被害を受ける対象となるエリアを示す。「災害対象情報」中の「予測強度」は、対応するエリアにおいて予測される災害の強度を示す。なお、図9の例では、「LV21」等の符号で図示するが、「予測強度」には、各災害に応じた具体的な数値等が記憶されてもよい。例えば、災害が「地震」である場合、「予測強度」には、「震度5」等の具体的な数値等が記憶されてもよい。また、「災害対象情報」中の「対象エリア」や「予測強度」は、随時更新されてもよい。「災害対象情報」中の「対象エリア」や「予測強度」は、災害「台風」の進路変更や規模の変更に応じて随時更新されてもよい。
例えば、図9の例では、発生災害ID「OC11」により識別される災害は、台風Z号であることを示す。例えば、発生災害ID「OC11」により識別される災害は、対象エリアにエリアAやエリアBを含むことを示す。また、例えば、発生災害ID「OC11」により識別される災害は、エリアAにおける予測強度が「LV21」であることを示す。また、例えば、発生災害ID「OC11」により識別される災害は、エリアBにおける予測強度が「LV22」であることを示す。
なお、発生情報記憶部126は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、予測装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(予測プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、抽出部132と、生成部133と、予測部134と、提供部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、種々の情報を取得する。取得部131は、端末装置10等の外部装置から各種情報を取得する。また、取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。また、取得部131は、ユーザ情報記憶部121や、資産情報記憶部122や、保険情報記憶部123や、災害履歴情報記憶部124や、予測モデル情報記憶部125や、発生情報記憶部126等から各種情報を取得する。
例えば、取得部131は、災害に関する発生情報と、当該災害の影響を受けるエリアに位置する対象に関する対象情報とを取得する。例えば、取得部131は、ユーザが所有する資産であって、災害の発生の影響を受けるエリアに位置する資産に関する資産情報を含む対象情報を取得する。例えば、取得部131は、災害の発生におけるユーザに関する位置情報を含む対象情報を取得する。例えば、取得部131は、地震、台風、または交通災害のいずれかである災害に関する発生情報を取得する。例えば、取得部131は、保険会社に関する保険情報を取得する。例えば、取得部131は、保険会社が提供する所定の保険に加入する各ユーザであって、エリアに位置する対象に関連する各ユーザの保険情報を取得する。
例えば、取得部131は、オープンデータ提供装置50から各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、気象庁が管理するサーバ等の種々の外部の情報処理装置から各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、保険サービス装置20から各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、各保険会社が利用するサーバ等の種々の外部の情報処理装置から各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、サービス提供元が利用するサーバ等の種々の外部の情報処理装置から各種情報を取得してもよい。
例えば、取得部131は、図12に示すようなオープンデータOD1、サービスデータSD1、保険データAD1や図13に示すようなオープンデータOD2、サービスデータSD2、保険データAD2等から各種情報を取得してもよい。
(抽出部132)
抽出部132は、種々の情報を抽出する。例えば、抽出部132は、記憶部120から各種情報を抽出する。また、抽出部132は、ユーザ情報記憶部121や、資産情報記憶部122や、保険情報記憶部123や、災害履歴情報記憶部124や、予測モデル情報記憶部125や、発生情報記憶部126等から各種情報を抽出する。
図1の例では、抽出部132は、台風Z号の対象エリアであるエリアA及びエリアBに位置するユーザを抽出する。図1の例では、抽出部132は、ユーザ情報記憶部121に記憶された各ユーザの位置情報に基づいて、エリアA及びエリアBに位置するユーザを抽出する。
図1の例では、抽出部132は、エリアAまたはエリアBに位置するユーザであるユーザU1、ユーザU2、ユーザU4等を抽出する。図1の例では、抽出部132は、エリアAまたはエリアB以外のエリアに位置するユーザU3やユーザU5等を抽出しない。
図1の例では、抽出部132は、台風Z号の対象エリアであるエリアA及びエリアBに位置する資産を抽出する。図1の例では、抽出部132は、資産情報記憶部122に記憶された各資産の所在地に基づいて、エリアA及びエリアBに位置する資産を抽出する。
図1の例では、抽出部132は、エリアAまたはエリアBに位置する資産であるユーザU1の資産AS1−1や資産AS1−2、ユーザU2の資産AS2−1等を抽出する。図1の例では、抽出部132は、エリアAまたはエリアB以外のエリアに位置するユーザU3やユーザU5等を抽出しない。例えば、予測装置100は、エリアAまたはエリアB以外のエリアに位置するユーザU1の資産AS1−5やユーザU4の資産AS4−1等を抽出しない。
図1の例では、抽出部132は、支払額を予測する対象会社であるA社の保険情報のうち、台風Z号における保険の支払いの対象となる保険情報を抽出する。図1の例では、抽出部132は、保険情報記憶部123に記憶されたA社の保険情報のうち、保険の対象となるユーザまたは資産がエリアA及びエリアBに位置する保険情報を抽出する。
図1の例では、抽出部132は、エリアAに位置するユーザU1の資産AS1−1やユーザU1自身が保険の対象となっていることを示す保険情報を抽出する。図1の例では、抽出部132は、エリアBに位置するユーザU2自身が保険の対象となっていることを示す保険情報を抽出する。
(生成部133)
生成部133は、種々の情報を生成する。例えば、生成部133は、予測モデル等の各種モデルを生成する。例えば、生成部133は、予測モデル情報記憶部125(図8参照)に記憶された予測モデルM1〜M3を生成する。
例えば、生成部133は、過去に発生した災害(以下、「過去災害」ともいう)における損害に関する金額と、当該過去災害の影響を受けたエリアに位置する対象に関する対象情報とに基づいて予測モデルを生成する。例えば、生成部133は、災害の種別の各々について予測モデルを生成する。
例えば、生成部133は、過去災害における損害額を正解情報とし、その過去災害時におけるユーザに関する情報や資産に関する情報を入力として、その過去災害に対応する災害種別の損害額を予測する予測モデルを生成してもよい。例えば、生成部133は、図12に示すオープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1に含まれるデータであって、過去災害の災害時に対応するデータを入力として、過去災害における損害額に近いスコアを予測モデルが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデルを生成する。
また、例えば、生成部133は、資産情報記憶部122(図5参照)に記憶された資産情報や、保険情報記憶部123(図6参照)に記憶された保険情報や、ユーザ情報記憶部121(図4参照)に記憶されたユーザ情報のうち、過去災害の災害時に対応する情報を入力として、過去災害における損害額に近いスコアを予測モデルが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデル情報記憶部125(図8参照)に記憶された予測モデルM1〜M3等を生成する。
例えば、生成部133は、過去災害における保険会社の支払額を正解情報とし、その過去災害時におけるユーザに関する情報や資産に関する情報や保険に関する情報を入力として、その過去災害に対応する災害種別について保険会社の支払額を予測する予測モデルを生成してもよい。例えば、生成部133は、図12に示すオープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1に含まれるデータであって、過去災害の災害時に対応するデータを入力として、過去災害における保険会社の支払額に近いスコアを予測モデルが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデルを生成する。
また、例えば、生成部133は、資産情報記憶部122(図5参照)に記憶された資産情報や、保険情報記憶部123(図6参照)に記憶された保険情報や、ユーザ情報記憶部121(図4参照)に記憶されたユーザ情報のうち、過去災害の災害時に対応する情報を入力として、過去災害における保険会社の支払額に近いスコアを予測モデルが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデル情報記憶部125(図8参照)に記憶された予測モデルM1〜M3等を生成する。
また、例えば、生成部133は、資産情報記憶部122(図5参照)に記憶された資産情報や、ユーザ情報記憶部121(図4参照)に記憶されたユーザ情報のうち、災害履歴情報記憶部124に記憶された一の過去災害に対応する情報を入力として、当該一の過去災害における損害額に近いスコアを予測モデルが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデルを生成してもよい。例えば、生成部133は災害履歴情報記憶部124中の台風A号の発生に対応する資産情報記憶部122(図5参照)に記憶された資産情報や、ユーザ情報記憶部121(図4参照)に記憶されたユーザ情報のうち、エリアAに対応する情報を入力として、台風A号におけるエリアAの損害額「X億円」に近いスコアを予測モデルが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデルを生成してもよい。
図12の例では、生成部133は、オープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1等の種々のデータ(情報)を入力し、所定のデータを正解情報とすることにより、災害種別Xの支払額を予測する予測モデルPMを生成する。
例えば、生成部133は、予測モデルPMにより災害種別Xにおける1つの保険会社(以下、「対象会社」とする)の支払額の予測を行う場合、過去の災害種別Xの災害時における対象会社の支払額を正解情報として、予測モデルPMを生成する。この場合、抽出部132は、過去の災害種別Xの災害時における対象会社の支払額を保険データAD1から抽出する。また、この場合、生成部133は、オープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1に含まれるデータであって、過去の災害種別Xの災害時に対応するデータを入力として、正解情報である対象会社の支払額に近いスコアを予測モデルPMが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデルPMを生成する。
また、例えば、生成部133は、予測モデルにより災害種別Xにおける損害額の予測を行う場合、過去の災害種別Xの災害時における自治体(エリア)の損害額を正解情報として、予測モデルを生成する。この場合、抽出部132は、過去の災害種別Xの災害時における自治体(エリア)の損害額をオープンデータOD1から抽出する。また、この場合、生成部133は、オープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1に含まれるデータであって、過去の災害種別Xの災害時に対応するデータを入力として、正解情報である自治体(エリア)の損害額に近いスコアを予測モデルが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデルを生成する。
なお、予測装置100が予測モデルM1〜M3等を外部の情報処理装置から取得する場合、予測装置100は、生成部133を有しなくもよい。
(予測部134)
予測部134は、種々の情報を予測する。例えば、予測部134は、生成部133により生成された各種モデルを用いて、種々の情報を予測する。例えば、予測部134は、予測モデル情報記憶部125に記憶された予測モデルM1〜M3等を用いて、災害における損害額を予測する。
例えば、予測部134は、取得部131により取得された発生情報と対象情報とに基づいて、災害に関する損害額を予測する。例えば、予測部134は、過去に発生した過去災害における損害に関する金額と、当該過去災害の影響を受けたエリアに位置する対象に関する対象情報とに基づいて生成される予測モデルを用いて、災害に関する損害額を予測する。例えば、予測部134は、災害の種別の各々について生成される複数の予測モデルのうち、予測対象となる災害の種別に対応する予測モデルを用いて、災害に関する損害額を予測する。
例えば、予測部134は、保険情報に基づいて、災害に応じて保険会社が支払う支払額を損害額として予測する。例えば、予測部134は、保険情報に基づいて所定の保険の対象を特定することにより、災害による保険会社が支払う支払額を損害額として予測する。
図1の例では、予測部134は、台風Z号の対象エリアをエリアA及びエリアBとし、A社の支払額を予測する。図1の例では、予測部134は、予測モデルM1を用いて、台風Z号によるA社の支払額を予測する。図1の例では、予測部134は、抽出部132により抽出されたユーザに関する情報や資産に関する情報や保険に関する情報を予測モデルM1に入力することにより、台風Z号によるA社の支払額を予測する。図1の例では、予測部134は、ユーザに関する情報や資産に関する情報や保険に関する情報を予測モデルM1に入力することにより、予測モデルM1が出力するスコアを、台風Z号によるA社の支払額として予測する。図1の例では、予測部134は、予測情報PL11に示すように、台風Z号におけるA社の支払額を「P億円」と予測する。
(提供部135)
提供部135は、端末装置10等の外部装置に各種情報を提供する。例えば、提供部135は、生成部133により生成された各種情報を外部装置に提供してもよい。また、提供部135は、予測部134により予測された各種の予測情報を外部装置に提供してもよい。例えば、提供部135は、予測部134により予測された損害額に関する情報を外部の情報処理装置へ提供してもよい。例えば、提供部135は、予測部134により予測された保険会社の支払額をその保険会社の保険サービス装置20へ提供してもよい。
〔3.予測モデルの生成処理のフロー〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る予測システム1による予測処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る予測モデルの生成の一例を示すフローチャートである。具体的には、図10は、予測モデルの生成に関する予測モデルの生成の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、予測装置100は、過去の災害履歴情報を取得する(ステップS101)。そして、予測装置100は、災害種別ごとの災害履歴情報に基づいて、各災害種別に対応する予測モデルを生成する(ステップS102)。
〔4.予測処理のフロー〕
次に、図11を用いて、実施形態に係る予測システム1による予測処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る予測処理の一例を示すフローチャートである。具体的には、図11は、予測モデルを用いた予測処理の一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、予測装置100は、所定の災害が発生した場合(ステップS201:Yes)、災害の影響を受ける対象エリアを抽出する(ステップS202)。また、予測装置100は、所定の災害が発生していない場合(ステップS201:No)、ステップS201の処理を繰り返す。
そして、予測装置100は、対象エリアに位置するユーザ及び資産を抽出する(ステップS203)。また、予測装置100は、予測対象の保険会社の保険のうち、対象エリアに位置するユーザ及び資産が契約対象となる保険を抽出する(ステップS204)。
また、予測装置100は、災害に応じて使用する予測モデルを決定する(ステップS205)。そして、予測装置100は、予測モデルを用いて予測対象の保険会社の支払額を予測する(ステップS206)。
〔5.モデル生成、損害額予測〕
ここで、予測システム1における予測モデルの生成及び損害額の予測に用いるデータ等について、図12及び図13を用いて説明する。図12は、実施形態に係る予測モデルの生成の一例を示す概念図である。また、図13は、実施形態に係る予測処理の一例を示す概念図である。
〔5−1.モデル生成〕
まず、図12を用いて予測装置100による予測モデルの生成について説明する。図12では、災害種別Xの損害額(支払額)を予測する予測モデルPMの生成を一例として示す。例えば、災害種別Xは、災害種別「地震」や災害種別「電車事故」であってもよいし、災害種別「全体」、すなわち全災害を対象とするものであってもよい。
図12に示すように、予測装置100は、オープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1等の種々のデータ(情報)を用いて、災害種別Xの支払額を予測する予測モデルPMを生成する(ステップS51)。
例えば、予測装置100は、いわゆる広く開かれた利用が許可されているデータであるオープンデータOD1を取得する。例えば、予測装置100は、オープンデータOD1として、気象庁から取得可能な天候や災害に関する情報や各自治体等から取得可能な過去の災害に関する情報や事故等が発生した地点等に関する情報など種々の情報を取得する。例えば、予測装置100は、オープンデータOD1を気象庁が管理するサーバ等の種々の外部の情報処理装置(例えば、図2中のオープンデータ提供装置50等)から取得する。なお、上記は一例であり、予測装置100は、災害の予測に利用可能であり、かつ取得可能なデータであれば、どのようなデータをオープンデータOD1として取得してもよい。
例えば、予測装置100は、所定のサービス提供元が提供するサービスにおいて収集されたデータであるサービスデータSD1を取得する。例えば、予測装置100は、サービスデータSD1として、位置情報を利用するサービス提供元から各ユーザの登録地点や過去の災害時におけるユーザの行動ログや位置情報など種々の情報を取得する。例えば、予測装置100は、サービスデータSD1をサービス提供元が利用するサーバ等の種々の外部の情報処理装置から取得する。なお、上記は一例であり、予測装置100は、災害の予測に利用可能であり、かつ取得可能なデータであれば、どのようなデータをサービスデータSD1として取得してもよい。
例えば、予測装置100は、各保険会社が提供する保険サービスにおいて収集されたデータである保険データAD1を取得する。例えば、予測装置100は、保険データAD1として、過去の災害時における支払額や過去の災害時における契約内容など種々の情報を取得する。例えば、予測装置100は、保険データAD1を各保険会社が利用するサーバ等の種々の外部の情報処理装置(例えば、図2中の保険サービス装置20等)から取得する。なお、上記は一例であり、予測装置100は、災害の予測に利用可能であり、かつ取得可能なデータであれば、どのようなデータを保険データAD1として取得してもよい。
図12の例では、予測装置100は、上述のようなオープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1等の種々のデータ(情報)を入力し、所定のデータを正解情報とすることにより、災害種別Xの支払額を予測する予測モデルPMを生成する。
例えば、予測装置100は、予測モデルPMにより災害種別Xにおける1つの保険会社(以下、「対象会社」とする)の支払額の予測を行う場合、過去の災害種別Xの災害時における対象会社の支払額を正解情報として、予測モデルPMを生成する。この場合、予測装置100は、過去の災害種別Xの災害時における対象会社の支払額を保険データAD1から抽出する。また、この場合、予測装置100は、オープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1に含まれるデータであって、過去の災害種別Xの災害時に対応するデータを入力として、正解情報である対象会社の支払額に近いスコアを予測モデルPMが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデルPMを生成する。
また、例えば、予測装置100は、予測モデルにより災害種別Xにおける損害額の予測を行う場合、過去の災害種別Xの災害時における自治体(エリア)の損害額を正解情報として、予測モデルを生成する。この場合、予測装置100は、過去の災害種別Xの災害時における自治体(エリア)の損害額をオープンデータOD1から抽出する。また、この場合、予測装置100は、オープンデータOD1やサービスデータSD1や保険データAD1に含まれるデータであって、過去の災害種別Xの災害時に対応するデータを入力として、正解情報である自治体(エリア)の損害額に近いスコアを予測モデルが出力するように、各素性の重みを学習することにより、予測モデルを生成する。
なお、上述した予測モデルの生成方法は一例であり、予測装置100は、どのような手法により予測モデルの生成を行ってもよい。
〔5−2.支払額予測〕
次に、図13を用いて予測装置100による損害額の予測について説明する。図13では、予測モデルPMを用いた災害種別Xの損害額(支払額)の予測を一例として示す。図13では、災害種別Xである災害XXXが発生した際に、予測装置100が予測モデルPMを用いて災害XXXの損害額(支払額)を予測する場合を示す。具体的には、予測装置100が災害種別Xである災害XXXが発生した際に、保険会社であるX社が支払う保険料(支払額)を予測する場合を示す。そのため、予測装置100は、図12に示すように、過去の災害種別Xの災害時における対象会社の支払額を正解情報として生成した予測モデルPMを用いる。
図13に示すように、予測装置100は、オープンデータOD2やサービスデータSD2や保険データAD2等の種々のデータ(情報)を予測モデルPMに入力する(ステップS61)。これにより、予測装置100は、災害XXXにおけるX社の支払額を予測する(ステップS61)。
例えば、予測装置100は、災害XXXの対象エリアに関するオープンデータOD2を取得する。例えば、予測装置100は、オープンデータOD2として、気象庁から取得可能な災害XXXの対象エリアに関する天候や災害に関する情報など種々の情報を取得する。例えば、予測装置100は、オープンデータOD2を気象庁が管理するサーバ等の種々の外部の情報処理装置(例えば、図2中のオープンデータ提供装置50等)から取得する。なお、上記は一例であり、予測装置100は、災害XXXの損害額の予測に利用可能であり、かつ取得可能なデータであれば、どのようなデータをオープンデータOD2として取得してもよい。
例えば、予測装置100は、所定のサービス提供元が提供するサービスにおいて収集されたデータであるサービスデータSD2を取得する。例えば、予測装置100は、サービスデータSD2として、災害XXXの発生時における各ユーザの登録地点や災害XXXの発生時におけるユーザの行動ログや位置情報など種々の情報を取得する。例えば、予測装置100は、サービスデータSD2をサービス提供元が利用するサーバ等の種々の外部の情報処理装置から取得する。なお、上記は一例であり、予測装置100は、災害XXXの損害額の予測に利用可能であり、かつ取得可能なデータであれば、どのようなデータをサービスデータSD2として取得してもよい。
例えば、予測装置100は、保険会社であるX社が提供する保険サービスにおいて収集されたデータである保険データAD2を取得する。例えば、予測装置100は、保険データAD2として、災害XXXの対象エリアの契約内容など種々の情報を取得する。例えば、予測装置100は、保険データAD2として、X社が提供する保険の対象となるユーザや資産であって、災害XXXの対象エリアに位置するユーザや資産に関する情報など種々の情報を取得する。例えば、予測装置100は、保険データAD2を各保険会社が利用するサーバ等の種々の外部の情報処理装置(例えば、図2中の保険サービス装置20等)から取得する。なお、上記は一例であり、予測装置100は、災害XXXの損害額の予測に利用可能であり、かつ取得可能なデータであれば、どのようなデータを保険データAD2として取得してもよい。
図13の例では、予測装置100は、上述のようなオープンデータOD2やサービスデータSD2や保険データAD2等の種々のデータ(情報)を予測モデルPMに入力することにより、災害XXXにおけるX社の支払額を予測する。図13の例では、予測装置100は、予測情報PL61に示すように、災害XXXにおけるX社の支払額を「W億円」と予測する。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る予測装置100は、取得部131と、予測部134とを有する。取得部131は、災害に関する発生情報と、当該災害の影響を受けるエリアに位置する対象に関する対象情報とを取得する。予測部134は、取得部131により取得された発生情報と対象情報とに基づいて、災害に関する損害額を予測する。
これにより、実施形態に係る予測装置100は、ユーザの資産情報に基づいて、発生情報と対象情報とに基づいて、災害に関する損害額を予測することにより、災害に関する損害額を適切に予測することができる。
また、実施形態に係る予測装置100において、取得部131は、ユーザが所有する資産であって、災害の発生の影響を受けるエリアに位置する資産に関する資産情報を含む対象情報を取得する。
これにより、実施形態に係る予測装置100は、ユーザが所有する資産であって、災害の発生の影響を受けるエリアに位置する資産に関する資産情報を含む対象情報を取得することにより、災害に関する損害額を適切に予測することができる。
また、実施形態に係る予測装置100において、取得部131は、災害の発生におけるユーザに関する位置情報を含む対象情報を取得する。
これにより、実施形態に係る予測装置100は、災害の発生におけるユーザに関する位置情報を含む対象情報を取得することにより、災害に関する損害額を適切に予測することができる。
また、実施形態に係る予測装置100において、予測部134は、過去に発生した過去災害における損害に関する金額と、当該過去災害の影響を受けたエリアに位置する対象に関する対象情報とに基づいて生成される予測モデルを用いて、災害に関する損害額を予測する。
これにより、実施形態に係る予測装置100は、過去に発生した過去災害における損害に関する金額と、当該過去災害の影響を受けたエリアに位置する対象に関する対象情報とに基づいて生成される予測モデルを用いて、災害に関する損害額を予測することにより、災害に関する損害額を適切に予測することができる。
また、実施形態に係る予測装置100において、予測部134は、災害の種別の各々について生成される複数の予測モデルのうち、予測対象となる災害の種別に対応する予測モデルを用いて、災害に関する損害額を予測する。
これにより、実施形態に係る予測装置100は、災害の種別の各々について生成される複数の予測モデルのうち、予測対象となる災害の種別に対応する予測モデルを用いて、災害に関する損害額を予測することにより、災害に関する損害額を適切に予測することができる。
また、実施形態に係る予測装置100において、取得部131は、地震、台風、または交通災害のいずれかである災害に関する発生情報を取得する。
これにより、実施形態に係る予測装置100は、地震、台風、または交通災害のいずれかである災害に関する発生情報を取得することにより、災害に関する損害額を適切に予測することができる。
また、実施形態に係る予測装置100において、取得部131は、保険会社に関する保険情報を取得する。予測部134は、保険情報に基づいて、災害に応じて保険会社が支払う支払額を損害額として予測する。
これにより、実施形態に係る予測装置100は、保険情報に基づいて、災害に応じて保険会社が支払う支払額を損害額として予測することにより、災害に関する損害額を適切に予測することができる。
また、実施形態に係る予測装置100において、取得部131は、保険会社が提供する所定の保険に加入する各ユーザであって、エリアに位置する対象に関連する各ユーザの保険情報を取得する。予測部134は、保険情報に基づいて所定の保険の対象を特定することにより、災害による保険会社が支払う支払額を損害額として予測する。
これにより、実施形態に係る予測装置100は、保険情報に基づいて所定の保険の対象を特定することにより、災害による保険会社が支払う支払額を損害額として予測することにより、災害に関する損害額を適切に予測することができる。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る予測装置100は、例えば図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図15は、予測装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る予測装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔8.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 予測システム
100 予測装置
121 ユーザ情報記憶部
122 資産情報記憶部
123 保険情報記憶部
124 災害履歴情報記憶部
125 予測モデル情報記憶部
126 発生情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 抽出部
133 生成部
134 予測部
135 提供部
10 端末装置
20 保険サービス装置
50 オープンデータ提供装置
N ネットワーク

Claims (10)

  1. 災害に関する発生情報と、当該災害の影響を受けるエリアに位置する対象に関する対象情報であって、エリアに対応するユーザに関する情報、資産に関する情報、及び保険に関する情報を含む対象情報と、予測モデルとを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記発生情報と前記対象情報とに基づいて、前記ユーザに関する情報、前記資産に関する情報、及び前記保険に関する情報を前記予測モデルに入力することにより、前記予測モデルが出力するスコアと、損害額がスコアに対応付けられた対応表とを用いて、前記災害に関する損害額を予測する予測部と、
    を備えることを特徴とする予測装置。
  2. 前記取得部は、
    ユーザが所有する資産であって、前記災害の発生の影響を受けるエリアに位置する資産に関する資産情報を含む前記対象情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の予測装置。
  3. 前記取得部は、
    前記災害の発生におけるユーザに関する位置情報を含む前記対象情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の予測装置。
  4. 前記予測部は、
    過去に発生した過去災害における損害に関する金額と、当該過去災害の影響を受けたエリアに位置する対象に関する対象情報とに基づいて生成される予測モデルを用いて、前記災害に関する損害額を予測する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の予測装置。
  5. 前記予測部は、
    災害の種別の各々について生成される複数の予測モデルのうち、予測対象となる災害の種別に対応する予測モデルを用いて、前記災害に関する損害額を予測する
    ことを特徴とする請求項4に記載の予測装置。
  6. 前記取得部は、
    地震、台風、または交通災害のいずれかである前記災害に関する発生情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の予測装置。
  7. 前記取得部は、
    保険会社に関する保険情報を取得し、
    前記予測部は、
    前記保険情報に基づいて、前記災害に応じて前記保険会社が支払う支払額を前記損害額として予測する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の予測装置。
  8. 前記取得部は、
    前記保険会社が提供する所定の保険に加入する各ユーザであって、前記エリアに位置する対象に関連する各ユーザの前記保険情報を取得し、
    前記予測部は、
    前記保険情報に基づいて前記所定の保険の対象を特定することにより、前記災害による前記保険会社が支払う支払額を前記損害額として予測する
    ことを特徴とする請求項7に記載の予測装置。
  9. コンピュータが実行する予測方法であって、
    災害に関する発生情報と、当該災害の影響を受けるエリアに位置する対象に関する対象情報であって、エリアに対応するユーザに関する情報、資産に関する情報、及び保険に関する情報を含む対象情報と、予測モデルとを取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記発生情報と前記対象情報とに基づいて、前記ユーザに関する情報、前記資産に関する情報、及び前記保険に関する情報を前記予測モデルに入力することにより、前記予測モデルが出力するスコアと、損害額がスコアに対応付けられた対応表とを用いて、前記災害に関する損害額を予測する予測工程と、
    を含むことを特徴とする予測方法。
  10. 災害に関する発生情報と、当該災害の影響を受けるエリアに位置する対象に関する対象情報であって、エリアに対応するユーザに関する情報、資産に関する情報、及び保険に関する情報を含む対象情報と、予測モデルとを取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記発生情報と前記対象情報とに基づいて、前記ユーザに関する情報、前記資産に関する情報、及び前記保険に関する情報を前記予測モデルに入力することにより、前記予測モデルが出力するスコアと、損害額がスコアに対応付けられた対応表とを用いて、前記災害に関する損害額を予測する予測手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする予測プログラム。
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