JP2010015299A - 情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム - Google Patents

情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010015299A
JP2010015299A JP2008173471A JP2008173471A JP2010015299A JP 2010015299 A JP2010015299 A JP 2010015299A JP 2008173471 A JP2008173471 A JP 2008173471A JP 2008173471 A JP2008173471 A JP 2008173471A JP 2010015299 A JP2010015299 A JP 2010015299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
insurance
user
contract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008173471A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusaku Ido
勇作 井戸
Nobuyuki Sakatani
信幸 阪谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2008173471A priority Critical patent/JP2010015299A/ja
Publication of JP2010015299A publication Critical patent/JP2010015299A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供する。
【解決手段】ユーザから携帯端末12−1を介して保険の加入の依頼を受けた保険センタサーバ14は、携帯端末12−1にユーザ認証を要求し、携帯端末12−1により認証されたユーザの認証情報を取得する。保険センタサーバ14においてユーザ認証が成功した場合、携帯端末12−1は、保険の設定内容および現在の位置情報を送信し、保険センタサーバ14の要求に応じて、車両11−1の通信装置と近接通信を行い、車両11−1に関する車両情報を取得し、保険センタサーバ14に送信する。保険センタサーバ14は、ユーザの個人情報および車両情報に基づいて、ユーザと車両11−1の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う。本発明は、例えば、自動車保険の契約を行うシステムに適用できる。
【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムに関し、特に、乗り物の保険の契約に関わる処理を行う情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムに関する。
近年、リスクを細分化することにより、保険料を安くしたり、補償の内容を充実させた自動車保険が販売されている。
さらに、従来、車両の運転継続時間および駐車継続時間、並びに、高速道路使用継続時間、一般道路使用継続時間、混雑時継続時間、および、閑散時継続時間に応じて、保険対象物である自動車の保険料を公平かつ適切に課金することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−76859号公報
ところで、近年、カーシェアリングの普及などにより、1台の車両を家族以外の複数の運転者が運転したり、1人の運転者が複数の車両を運転する機会が増加している。そのため、運転者と車両の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供できるようにすることが望まれている。これは、自動車に限ったものではなく、自動車以外の乗り物(例えば、モーターバイク、船舶など)についても同様である。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、運転者と車両の組み合わせに応じた保険を提供することについては考慮されていない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供できるようにするものである。
本発明の第1の側面の情報処理システムは、通信端末装置、乗り物に設けられ、通信端末装置と近接通信を行う通信装置、および、通信端末装置と通信を行い、保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置により構成される情報処理システムであって、通信端末装置は、ユーザの認証を行い、認証したユーザを識別するためのユーザ識別情報を情報処理装置に送信する認証手段と、乗り物に関する乗り物情報を通信装置から取得し、情報処理装置に送信する乗り物情報取得手段とを含み、通信装置は、通信端末装置からの要求に応じて、乗り物に記録されている乗り物情報を通信端末装置に送信する乗り物情報送信手段を含み、情報処理装置は、ユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報および乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理手段を含む。
本発明の第1の側面の情報処理システムにおいては、通信端末装置により、ユーザの認証が行われ、認証したユーザを識別するためのユーザ識別情報が情報処理装置に送信され、乗り物に関する乗り物情報が通信装置から取得され、情報処理装置に送信され、通信装置により、通信端末装置からの要求に応じて、乗り物に記録されている乗り物情報が通信端末装置に送信され、情報処理装置により、ユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報および乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理が行われる。
従って、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供することができる。
この通信端末装置は、例えば、携帯電話機、携帯情報端末、時計、コンピュータ、リモートコントローラ、ページャ、ゲーム機器、マルチメディア機器、または、携帯用オーディオ機器により構成される。また、この乗り物は、例えば、自動車、モーターバイク、自転車、または、船舶などにより構成される。さらに、この通信装置は、例えば、リーダライタ、または、リーダにより構成される。また、この情報処理装置は、例えば、保険会社などの事業者が管理する専用のサーバにより構成される。さらに、この認証手段、乗り物情報取得手段、乗り物情報送信手段、および、契約処理手段は、例えば、CPUにより構成される。
乗り物情報には、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含ませるようにすることができる。
これにより、より適切かつ柔軟に、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険を提供することができる。
この契約処理手段には、乗り物情報に基づいて、保険の契約期間中にユーザと乗り物の組み合わせにおいて事故が発生する確率を推定させ、推定させた確率に基づいて保険料を算出させることができる。
これにより、より適切かつ詳細に運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険料を設定することができる。
この通信端末装置には、通信端末装置の現在位置を取得する現在位置取得手段と、通信端末装置の現在位置に基づいて、ユーザが契約中の保険の適用エリア内にいるか否かを判定するエリア判定手段と、ユーザが適用エリア外にいると判定された場合、ユーザが適用エリア外にいることを情報処理装置に通知する通知手段とをさらに設け、この契約処理手段には、通信端末装置からユーザが適用エリア外にいることが通知された場合、ユーザの保険の契約を終了する処理を実行させることができる。
これにより、適用するエリアを限定した保険を容易に提供することが可能になる。また、保険の適用エリアを柔軟に設定することが可能になる。
この現在位置取得手段は、例えば、GPS受信機により構成される。また、このエリア判定手段および通知手段は、例えば、CPUにより構成される。
本発明の第1の側面の情報処理方法は、通信端末装置、乗り物に設けられ、通信端末装置と近接通信を行う通信装置、および、通信端末装置と通信を行う情報処理装置により構成される情報処理システムの情報処理方法であって、通信端末装置の情報処理方法は、ユーザの認証を行い、認証したユーザを識別するためのユーザ識別情報を情報処理装置に送信する認証ステップと、乗り物に関する乗り物情報を通信装置から取得し、情報処理装置に送信する乗り物情報取得ステップとを含み、通信装置の情報処理方法は、通信端末装置からの要求に応じて、乗り物に記録されている乗り物情報を通信端末装置に送信する乗り物情報送信ステップを含み、情報処理装置の情報処理方法は、ユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報および乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理ステップを含む。
本発明の第1の側面の情報処理方法においては、通信端末装置により、ユーザの認証が行われ、認証したユーザを識別するためのユーザ識別情報が情報処理装置に送信され、乗り物に関する乗り物情報が通信装置から取得され、情報処理装置に送信され、通信装置により、通信端末装置からの要求に応じて、乗り物に記録されている乗り物情報が通信端末装置に送信され、情報処理装置により、ユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報および乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理が行われる。
従って、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供することができる。
この通信端末装置は、例えば、携帯電話機、携帯情報端末、時計、コンピュータ、リモートコントローラ、ページャ、ゲーム機器、マルチメディア機器、または、携帯用オーディオ機器により構成される。また、この乗り物は、例えば、自動車、モーターバイク、自転車、または、船舶などにより構成される。さらに、この通信装置は、例えば、リーダライタ、または、リーダにより構成される。また、この情報処理装置は、例えば、保険会社などの事業者が管理する専用のサーバにより構成される。さらに、この認証ステップは、例えば、CPUにより、ユーザの認証を行い、認証したユーザを識別するためのユーザ識別情報を情報処理装置に送信する認証ステップにより構成され、乗り物情報取得ステップは、例えば、CPUにより、乗り物に関する乗り物情報を通信装置から取得し、情報処理装置に送信する乗り物情報取得ステップにより構成され、この乗り物情報送信ステップは、例えば、CPUにより、通信端末装置からの要求に応じて、乗り物に記録されている乗り物情報を通信端末装置に送信する乗り物情報送信ステップにより構成され、この契約処理ステップは、例えば、ユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報および乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理をCPUにより行う契約処理ステップにより構成される。
本発明の第2の側面の通信端末装置は、乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行い、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置と通信を行う通信端末装置であって、ユーザの認証を行い、認証したユーザを識別するためのユーザ識別情報を情報処理装置に送信する認証手段と、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報を通信装置から取得し、情報処理装置に送信する乗り物情報取得手段とを含む。
本発明の第2の側面の通信端末装置においては、ユーザの認証が行われ、認証されたユーザを識別するためのユーザ識別情報が情報処理装置に送信され、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報が通信装置から取得され、情報処理装置に送信される。
従って、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに享受することができる。
この通信端末装置は、例えば、携帯電話機、携帯情報端末、時計、コンピュータ、リモートコントローラ、ページャ、ゲーム機器、マルチメディア機器、または、携帯用オーディオ機器により構成される。また、この乗り物は、例えば、自動車、モーターバイク、自転車、または、船舶などにより構成される。さらに、この通信装置は、例えば、リーダライタ、または、リーダにより構成される。また、この情報処理装置は、例えば、保険会社などの事業者が管理する専用のサーバにより構成される。さらに、この認証手段、および、乗り物情報取得手段は、例えば、CPUにより構成される。
この通信端末装置には、通信端末装置の現在位置を取得する現在位置取得手段と、通信端末装置の現在位置に基づいて、ユーザが契約中の保険の適用エリア内にいるか否かを判定するエリア判定手段と、ユーザが適用エリア外にいると判定された場合、ユーザが適用エリア外にいることを情報処理装置に通知する通知手段とをさらに設けることができる。
これにより、適用するエリアを限定した保険を容易に享受することが可能になる。また、保険の適用エリアを柔軟に設定することが可能になる。
この現在位置取得手段は、例えば、GPS受信機により構成される。また、このエリア判定手段および通知手段は、例えば、CPUにより構成される。
本発明の第2の側面の情報処理方法またはプログラムは、乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行い、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置と通信を行う通信端末装置の情報処理方法、または、乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行い、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置と通信を行う通信端末装置のコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、ユーザの認証を行い、認証したユーザを識別するためのユーザ識別情報を情報処理装置に送信する認証ステップと、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報を通信装置から取得し、情報処理装置に送信する乗り物情報取得ステップとを含む。
本発明の第2の側面の情報処理方法またはプログラムにおいては、ユーザの認証が行われ、認証されたユーザを識別するためのユーザ識別情報が情報処理装置に送信され、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報が通信装置から取得され、情報処理装置に送信される。
従って、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに享受することができる。
この通信端末装置は、例えば、携帯電話機、携帯情報端末、時計、コンピュータ、リモートコントローラ、ページャ、ゲーム機器、マルチメディア機器、または、携帯用オーディオ機器により構成される。また、この乗り物は、例えば、自動車、モーターバイク、自転車、または、船舶などにより構成される。さらに、この通信装置は、例えば、リーダライタ、または、リーダにより構成される。また、この情報処理装置は、例えば、保険会社などの事業者が管理する専用のサーバにより構成される。さらに、この認証ステップは、例えば、CPUにより、ユーザの認証を行い、認証したユーザを識別するためのユーザ識別情報を情報処理装置に送信する認証ステップにより構成され、乗り物情報取得ステップは、例えば、CPUにより、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報を通信装置から取得し、情報処理装置に送信する乗り物情報取得ステップにより構成される。
本発明の第3の側面の情報処理装置は、乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行う通信端末装置と通信を行い、保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置であって、通信端末装置から送信されてくるユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報、並びに、通信端末装置から送信されてくる、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理手段を含む。
本発明の第3の側面の情報処理装置においては、通信端末装置から送信されてくるユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報、並びに、通信端末装置から送信されてくる、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理が行われる。
従って、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供することができる。
この通信端末装置は、例えば、携帯電話機、携帯情報端末、時計、コンピュータ、リモートコントローラ、ページャ、ゲーム機器、マルチメディア機器、または、携帯用オーディオ機器により構成される。また、この乗り物は、例えば、自動車、モーターバイク、自転車、または、船舶などにより構成される。さらに、この通信装置は、例えば、リーダライタ、または、リーダにより構成される。また、この情報処理装置は、例えば、保険会社などの事業者が管理する専用のサーバにより構成される。さらに、この契約処理手段は、例えば、CPUにより構成される。
この契約処理手段には、乗り物情報に基づいて、保険の契約期間中にユーザと乗り物の組み合わせにおいて事故が発生する確率を推定させ、推定させた確率に基づいて保険料を算出させることができる。
これにより、より適切かつ詳細に運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険料を設定することができる。
この契約処理手段には、通信端末装置からユーザが適用エリア外にいることが通知された場合、ユーザの保険の契約を終了する処理を実行させることができる。
これにより、適用するエリアを限定した保険を容易に提供することが可能になる。また、保険の適用エリアを柔軟に設定することが可能になる。
本発明の第3の情報処理方法またはプログラムは、乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行う通信端末装置と通信を行い、保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置の情報処理方法、または、乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行う通信端末装置と通信を行い、保険の契約に関わる処理を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、通信端末装置から送信されてくるユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報、並びに、通信端末装置から送信されてくる、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理ステップを含む。
本発明の第3の側面の情報処理方法またはプログラムにおいては、通信端末装置から送信されてくるユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報、並びに、通信端末装置から送信されてくる、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理が行われる。
従って、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供することができる。
この通信端末装置は、例えば、携帯電話機、携帯情報端末、時計、コンピュータ、リモートコントローラ、ページャ、ゲーム機器、マルチメディア機器、または、携帯用オーディオ機器により構成される。また、この乗り物は、例えば、自動車、モーターバイク、自転車、または、船舶などにより構成される。さらに、この通信装置は、例えば、リーダライタ、または、リーダにより構成される。また、この情報処理装置は、例えば、保険会社などの事業者が管理する専用のサーバにより構成される。さらに、この契約処理ステップは、例えば、通信端末装置から送信されてくるユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報、並びに、通信端末装置から送信されてくる、乗り物の仕様、乗り物の整備履歴、乗り物において発生した事故の履歴、乗り物の使用状況、乗り物の使用環境、および、ユーザが乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報に基づいて、ユーザおよび乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理をCPUにより行う契約処理ステップにより構成される。
以上のように、本発明の第1または第3の側面によれば、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供することができる。
また、本発明の第2の側面によれば、運転者と乗り物の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに享受することができる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態を示すブロック図である。
情報処理システム1は、自動車保険の契約などに関わる処理を行うシステムであり、自家用車、トラック、バスなどにより構成される車両11−1乃至11−m、携帯端末12−1乃至12−n、および、保険センタサーバ14を含むように構成される。車両11−1乃至11−mのそれぞれと、携帯端末12−1乃至12−nのそれぞれは、例えば、所定の周波数の電波を利用した無線による近接通信を行う。また、携帯端末12−1乃至12−nのそれぞれと保険センタサーバ14は、例えば、無線パケット通信網、公衆電話網、携帯系電気通信網、インターネット、または、専用線などの所定の通信網からなるネットワーク13、および、図示せぬ基地局を介して相互に接続され、通信を行う。
車両11−1乃至11−mには、それぞれ車載システム21が設けられている。車載システム21は、車載通信装置31、車両情報収集部32、および、車両情報記録部33が設けられている。車載通信装置31、車両情報収集部32、および、車両情報記録部33は、CAN(Controller Area Network)などにより構成される車載ネットワーク34により相互に接続されている。
なお、図1の例では、説明を簡略にするために、車載システム21を車両11−1のみに記載しているが、実際には、車両11−2乃至車11−mのそれぞれにも、車両11−1と同様に、車載システム21が設けられている。また、以下、車両11−1乃至11−mを個々に区別する必要がない場合、単に、車両11と称する。
車載通信装置31は、リーダライタ機能を備え、例えば、無線ICタグ(RFID(Radio Frequency Identification)タグ)(以下、ICタグと称する)などの近接通信手段を内蔵した携帯端末12−1乃至12−nとの間で、所定の周波数の搬送波を使用した、電磁誘導による近接通信を行う。なお、車載通信装置31が使用する搬送波の周波数としては、例えば、ISM(Industrial Scientific Medical)バンドの13.56MHzなどを採用することができる。また、近接通信とは、通信する装置どうしの距離が、例えば、数10cm以内となって可能となる通信を意味し、通信する装置同士(の筐体)が接触して行う通信も含まれる。
また、車載通信装置31は、車載通信装置31が設けられている車両11に関する情報(以下、車両情報と称する)を、不揮発性の半導体メモリやハードディスクなどにより構成される車両情報記録部33から取得し、携帯端末12−1乃至12−nに送信する。
車両情報収集部32は、例えば、各種の入力装置(例えば、キー、スイッチ、ボタン、タッチパネル、各種の記録媒体の読取り装置など)、各種のセンサ(例えば、カメラ、車速センサ、操舵角センサ、加速度センサ、照度センサ、温度センサ、湿度センサ、風速センサ、気圧センサ、降降雨量センサ、物体センサなど)、車両11の各部のデバイスの動作を制御するECU(Electronic Control Unit)、車両11のエンジンの制御を行うECU(Engine Control Unit)、カーナビゲーションシステム、GPS(Global Positioning System)受信機などにより構成される。そして、車両情報収集部32は、車両情報収集部32が設けられている車両11に関する車両情報を、車両11の走行中または駐車中に自動的に収集したり、ユーザによる入力により収集したりする。
ここで、車両情報は、例えば、以下の情報うち少なくとも1つを含む。
1.車両の仕様
・メーカ、車種、型式
・初度登録年月、登録番号
・付属装置(例えば、ABS(Antilock Braking System)、エアバッグ、衝突安全ボディの有無など))
・その他の車両の仕様に関する情報
2.車両の整備履歴
・定期点検実施の記録
例えば、ディーラサービス時などに整備会社等で記録する。
・タイヤの情報
例えば、スタッドレスタイヤであるか否か、空気圧、残り溝量などをセンサやカメラなどで検出する。
・リコールに対する対応の実施の履歴
・故障修理の回数
・その他の車両の整備に関する情報
3.車両において発生した事故の履歴(以下、事故履歴と称する)
・物損、人身事故履歴
例えば、警察等で入力する。
・事故による部品交換履歴
例えば、修理時に修理業者等で入力する。
・その他の事故に関する情報
4.車両の使用状況
・走行時間、駐車時間
・走行距離
・平均走行速度
・その他の車両の使用状況に関する情報
5.車両の使用環境
・走行地域
・走行した道路の種別(例えば、高速道、一般道など)
・走行中の周囲の温度、湿度、降雪の有無
・その他の車両の使用環境に関する情報
6.ユーザ毎の車両の運転履歴
・運転時間
・運転の危険度
例えば、平均速度、急加速および急減速の回数、急操舵の回数、プリクラッシュセーフティシステムの作動回数、安全装置(例えば、ABSなど)の作動回数などの要素に基づいて求められる。
・その他のユーザ毎の運転履歴に関する情報
携帯端末12−1乃至12−nは、例えば、ICタグなどの近接通信手段を内蔵する携帯電話機などの通信機器からなり、リーダライタ機能を備える車載通信装置31との間で、近接通信を行う。また、携帯端末12−1乃至12−nは、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14と通信し、保険センタサーバ14が提供する自動車保険の加入、解約、終了などの手続きに関わる処理を行う。なお、以下、携帯端末12−1乃至12−nを個々に区別する必要がない場合、単に、携帯端末12と称する
保険センタサーバ14は、例えば、自動車保険のサービスを提供する保険会社などの事業者(以下、保険事業者と称する)が管理する専用のサーバなどにより構成される。
ここで、情報処理システム1における自動車保険の提供および利用方法について簡単に説明する。
まず、自動車保険の加入を希望するユーザは、所定の手続きに従って、事前に保険事業者に対してユーザ登録の申請を行う。保険事業者は、申請者の審査を行い、審査をパスした場合、ユーザ登録されたユーザ(以下、登録者とも称する)を一意に識別するための登録者IDを登録者に与える。また、保険事業者は、登録者の個人情報を登録者情報として保険センタサーバ14に登録する。登録者情報は、例えば、登録者ID、氏名、生年月日、性別、免許取得日、免許証の色、住所、電話番号、メールアドレス、登録者の顔の特徴量を表すユーザ認証用のデータ(以下、登録者認証データと称する)などを含む。
例えば、携帯端末12−1を所有する登録者Aが車両11−1を利用する際に、登録者Aと車両11−1の組み合わせで保険に加入したい場合、まず、登録者Aは、携帯端末12−1を用いて、保険センタサーバ14に保険の加入を依頼する。依頼を受けた保険センタサーバ14は、携帯端末12−1との間で登録者Aの個人認証を行う。個人認証が成功した場合、登録者Aは、携帯端末12−1を用いて、加入を希望する保険の内容を保険センタサーバ14に通知する。さらに、登録者Aは、携帯端末12−1を車両11−1の車載通信装置31に翳して、車両11−1から車両情報を取得し、取得した車両情報を、携帯端末12−1を用いて保険センタサーバ14に送信する。
保険センタサーバ14は、登録者Aが加入を希望する保険の内容、車両11−1の車両情報、および、登録者Aの登録者情報に基づいて、保険料の見積りを行い、保険料の見積りを携帯端末12−1に送信する。そして、登録者Aが見積りに同意し、携帯端末12−1を用いて、保険センタサーバ14に対して保険の加入の申込み行うと、保険センタサーバ14は、保険の契約処理を行い、契約の成立を携帯端末12−1に通知し、保険の契約が成立する。
一方、契約中の保険を解約したい場合、登録者Aは、携帯端末12−1を用いて、保険センタサーバ14に保険の解約を依頼する。依頼を受けた保険センタサーバ14は、携帯端末12−1との間で、登録者Aの個人認証を行い、個人認証が成功した場合、最終的な保険料を算出する。そして、保険センタサーバ14は、最終的な保険料とともに保険の解約の成立を携帯端末12−1に通知し、保険の解約が成立する。
また、登録者Aが契約中の保険の適用エリアの外に出た場合、携帯端末12−1は、登録者Aが保険の適用エリア外に出たことを保険センタサーバ14に通知する。通知された保険センタサーバ14は、最終的な保険料を算出し、最終的な保険料とともに保険契約の終了を携帯端末12−1に通知し、保険契約が終了する。
なお、保険の適用エリアとは、自動車保険の適用が特定のエリア内に限定される場合のそのエリアのことを指す。例えば、駐車場Bに駐車している場合に限定して車両保険や盗難保険を契約したい場合に、駐車場Bの敷地内を保険の適用エリアに設定したり、日常運転する範囲が限られている場合、その限られた範囲内を保険の適用エリアに設定したりすることが考えられる。
さらに、登録者Aが契約している保険の期間が満了した場合、保険センタサーバ14は、最終的な保険料を算出し、最終的な保険料とともに保険契約の満了を携帯端末12−1に通知し、保険契約が終了する。
なお、以上の説明では、車両11−1と携帯端末12−1の組み合わせにより保険の契約に関わる処理を行う例を示したが、もちろん、他の車両11と携帯端末12の組み合わせにより保険の契約に関わる処理を行うことも可能である。また、情報処理システム1の処理の詳細については、図7乃至図16を参照して後述する。
なお、図1では、説明を簡略にするために、ネットワーク13および保険センタサーバ14を1つずつ設けるようにした例を示しているが、もちろん、それぞれ2つ以上設けるようにすることも可能である。
図2は、携帯端末12の機能的構成の例を示すブロック図である。携帯端末12は、制御部51、入力部52、撮像部53、GPS受信部54、表示部55、音声処理部56、記録部57、通信部58、近接通信部59、および、保険処理部60を含むように構成される。
制御部51は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが所定の制御プログラムを実行することにより実現される。制御部51は、入力部52から供給されるユーザによる指令に基づいて、携帯端末12の各部の動作を制御したり、携帯端末12の各部間の情報の受け渡しを行う。
入力部52は、例えば、キー、スイッチ、ボタン、タッチパネルなどの入力装置により構成され、ユーザによる操作に対応する指令を制御部51に供給する。
撮像部53は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)撮像素子、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像素子、または、対数変換型撮像素子などを用いたカメラにより構成される。撮像部53は、制御部51の制御の基に、撮像を行い、撮像の結果得られた画像を制御部51に供給する。
GPS受信部54は、測地衛星からの電波を受信し、携帯端末12の現在位置を測定する。GPS受信部54は、測定した携帯端末12の現在位置を示す情報を制御部51に供給する。
表示部55は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)、LED(Light Emitting Diode)などのディスプレイと、それらのディスプレイへの画像または文字の表示を制御するドライバなどから構成される。表示部55は、制御部51の制御の基に、例えば、ユーザへのメッセージなどを画面に表示する。
音声処理部56は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、音声コーデック、スピーカ、マイクロフォンなどにより構成される。音声処理部56は、制御部51の制御の基に、主に音声通話に関わる音声の入出力、音声処理などを行う。
記録部57は、例えば、不揮発性の半導体メモリやハードディスクなどにより構成される。記録部57は、制御部51の制御の基に、情報を記録したり、記録している情報を制御部51に供給する。なお、記録部57に記録されている情報には、携帯端末12のユーザとして登録されている各人の顔の特徴量を表すユーザ認証用のデータ(以下、端末ユーザ認証データと称する)が含まれる。
通信部58は、例えば、アンテナ、通信機器などにより構成される。通信部58は、制御部51の制御の基に、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14と通信を行い、各種の情報の送受信を行う。
近接通信部59は、例えば、ICタグなどの近接通信手段により構成される。近接通信部59は、車載通信装置31と通信可能となった場合、所定の周波数の電波を利用した近接通信により、車載通信装置31と非接触での情報の送受信を行う。
保険処理部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが所定のアプリケーションプログラムを実行することにより実現される。保険処理部60は、図7、図8および図12などを参照して後述するように、保険センタサーバ14との間の保険契約に関わる処理を行う。なお、保険処理部60を実現するためのアプリケーションプログラムは、例えば、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14から携帯端末12に供給される。
図3は、保険処理部60の機能的構成の例を示すブロック図である。保険処理部60は、加入処理部81、車両情報取得部82、保険内容取得部83、位置情報取得部84、認証部85、エリア判定部86、および、契約終了処理部87を含むように構成される。
加入処理部81は、制御部51、通信部58、および、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14との間で、保険の加入手続きに関わる情報の送受信を行う。また、加入処理部81は、必要に応じて、車両情報取得部82、保険内容取得部83、位置情報取得部84、および、認証部85に、保険の加入手続きにおける各種の指令を行う。さらに、加入処理部81は、契約した保険の内容を示す情報をエリア判定部86および契約終了処理部87に供給する。
車両情報取得部82は、加入処理部81の指令に従って、制御部51および近接通信部59を介して、車両情報の送信要求を通知する情報を車両11に送信し、車両11から車両情報を取得する。車両情報取得部82は、取得した車両情報を、制御部51、通信部58、および、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14に送信する。
保険内容取得部83は、加入処理部81の指令に従って、制御部51を介して、表示部55を制御し、加入する保険の内容を設定するためのメニュー画面である保険設定メニューを表示させる。保険内容取得部83は、保険設定メニューに従って、入力部52を用いてユーザにより設定された保険の内容を示す情報を、制御部51を介して取得する。また、保険内容取得部83は、ユーザにより設定された保険の設定内容を示す情報を、制御部51、通信部58、および、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14に送信する。
位置情報取得部84は、加入処理部81の指令に従って、または、保険の契約期間中に所定のタイミングで、制御部51を介して、GPS受信部54から、携帯端末12の位置情報を取得する。位置情報取得部84は、取得した位置情報を、制御部51、通信部58、および、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14に送信したり、エリア判定部86に供給したりする。
認証部85は、加入処理部81または契約終了処理部87の指令に従って、制御部51を介して、表示部55を制御し、ユーザ認証を行うためのメニュー画面であるユーザ認証メニューを表示させる。認証部85は、ユーザ認証メニューに従って、入力部52を介してユーザにより入力された登録者IDを示す情報を、制御部51を介して取得する。また、認証部85は、ユーザ認証メニューに従って、撮像部53を用いて撮像されたユーザの顔の画像を、制御部51を介して取得する。認証部85は、取得したユーザの顔画像に基づいて、ユーザ認証を行う。認証部85は、認証対象となるユーザが携帯端末12のユーザとして登録されていることを確認できた場合、ユーザの顔画像から抽出した特徴量を示すデータ、および、登録者IDを含む認証情報を、制御部51、通信部58、および、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14に送信し、保険センタサーバ14側でのユーザ認証を依頼する。
エリア判定部86は、携帯端末12の位置情報に基づいて、ユーザが契約中の保険の適用エリア内にいるか否かを判定し、判定結果を示す情報を契約終了処理部87に供給する。
契約終了処理部87は、制御部51、通信部58、および、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14との間で、保険の契約の終了手続きに関わる情報の送受信を行う。また、契約終了処理部87は、必要に応じて、認証部85にユーザ認証の実行を指令する。
なお、保険処理部60の各部と保険センタサーバ14との間の情報の送受信は、上述したように、制御部51、通信部58、および、ネットワーク13を介して行われるが、以下、説明を簡単にするために、「制御部51、通信部58、および、ネットワーク13を介して」の記載を適宜省略する。
図4は、保険センタサーバ14の機能的構成の例を示すブロック図である。
CPU101は、ROM102に記憶されているプログラム、または記録部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムにしたがって各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インタフェース105も接続されている。
入出力インタフェース105には、キーボード、マウスなどよりなる入力部106、LCDなどのディスプレイなどよりなる出力部107、ハードディスクなどより構成される記録部108が接続されている。なお、記録部108には、登録者情報、および、契約中の各保険契約に関する情報(以下、保険契約情報と称する)が記録されている。また、入出力インタフェース105には、通信部109が接続され、通信部109は、ネットワーク13を介して、携帯端末12と通信を行う。
入出力インタフェース105にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記録部108にインストールされる。
図5は、保険センタサーバ14のCPU101が所定の制御プログラムを実行することにより実現される機能の構成の例を示すブロック図である。CPU101が所定の制御プログラムを実行することにより、契約処理部131を含む機能が実行される。契約処理部131は、携帯端末12との間で保険の契約に関わる処理を実行する。また、契約処理部131は、加入受付処理部141、認証部142、保険料算出部143、保険期間判定部144、および、契約終了処理部145を含むように構成される。
加入受付処理部141は、バス104、入出力インタフェース105、通信部109、および、ネットワーク13を介して、携帯端末12との間で、保険の加入手続きに関わる情報の送受信を行い、保険の加入の受付処理を行う。また、加入受付処理部141は、必要に応じて、認証部142および保険料算出部143に、保険の加入の受付における各種の指令を行う。また、加入受付処理部141は、携帯端末12から送信されてきた保険の設定内容を示す情報、および、車両情報を保険料算出部143に供給する。さらに、加入受付処理部141は、保険の契約が成立した場合、契約が成立した保険を一意に識別するための保険IDを発行し、バス104、入出力インタフェース105、通信部109、および、ネットワーク13を介して、発行した保険IDを含み、保険の契約の成立を通知する情報を携帯端末12に送信する。また、加入受付処理部141は、契約が成立した保険の保険IDおよび保契約内容を含む保険契約情報を記録部108に記録させる。
認証部142は、加入受付処理部141または契約終了処理部145の指令に従って、携帯端末12から送信されてきた認証情報、および、記録部108に記録されている登録者情報に基づいて、ユーザ認証を実行する。認証部142は、バス104、入出力インタフェース105、通信部109、および、ネットワーク13を介して、ユーザ認証の結果を示す情報を携帯端末12に送信する。また、認証部142は、認証したユーザの登録者情報を保険料算出部143に供給する。
保険料算出部143は、必要に応じて、登録者情報および保険契約情報を記録部108から取得する。保険料算出部143は、加入受付処理部141の指令に従って、保険の設定内容、契約対象となる車両11の車両情報、および、契約対象となるユーザの登録者情報に基づいて、保険料の見積りを行い、算出した保険料の見積りを示す情報を加入受付処理部141に供給する。また、保険料算出部143は、契約終了処理部145の指令に従って、契約を終了する保険の保険契約情報、その保険の対象となる車両11の車両情報、および、その保険の対象となるユーザの登録者情報に基づいて、最終的な保険料を算出し、算出した保険料を示す情報を契約終了処理部145に供給する。
保険期間判定部144は、所定のタイミングで、記録部108に記録されている保険契約情報の中から、契約期間が満了している保険契約情報の検索を行う。保険期間判定部144は、契約期間が満了している保険契約情報が見つかった場合、契約期間が満了した保険の保険IDを示す情報を契約終了処理部145に供給する。
契約終了処理部145は、必要に応じて、登録者情報および保険契約情報を記録部108から取得する。契約終了処理部145は、バス104、入出力インタフェース105、通信部109、および、ネットワーク13を介して、携帯端末12との間で、保険の契約の終了手続きに関わる情報の送受信を行い、保険の契約の終了処理を行う。また、契約終了処理部145は、必要に応じて、認証部142にユーザ認証の実行を指令する。さらに、契約終了処理部145は、契約を終了する保険の保険IDを示す情報を保険料算出部143に供給し、最終的な保険料の算出を指令する。
なお、契約処理部131の各部と携帯端末12との間の情報の送受信は、上述したように、バス104、入出力インタフェース105、通信部109、および、ネットワーク13を介して行われるが、以下、説明を簡単にするために、「バス104、入出力インタフェース105、通信部109、および、ネットワーク13を介して」の記載を適宜省略する。
図6は、車載通信装置31の機能的構成の例を示すブロック図である。
車載通信装置31は、制御部201、近接通信部202、認証部203、車内通信部204、および、記録部205を含むようにして構成される。
制御部201は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが所定の制御プログラムを実行することにより実現される。制御部201は、車載通信装置31の各部の動作を制御したり、車載通信装置31の各部間の情報の受け渡しを行う。
近接通信部202は、携帯端末12の近接通信部59と近接通信を行うためのリーダライタ機能を備える。近接通信部202は、制御部201の制御の基に、携帯端末12と通信可能となった場合、所定の周波数の電波を利用した近接通信により、携帯端末12と非接触での情報の送受信を行う。
認証部203は、制御部201の制御の基に、携帯端末12から受信したユーザ認証用のデータと、記録部205に記録されている車両11のユーザを認証するためのデータ(以下、車両ユーザ認証データと称する)とを照合することにより、携帯端末12のユーザが車両11のユーザとして登録されているか否かを判定する。認証部203は、判定結果を示す情報を制御部201に供給する。
車内通信部204は、例えば、SCC(Serial Communications Controller)などにより構成され、車載ネットワーク34を介して、車載ネットワーク34に接続されている各機器と通信を行う。
記録部205は、例えば、不揮発性の半導体メモリやハードディスクなどにより構成される。記録部205には、車両11のユーザとして登録されている各人の顔の特徴量を表す車両ユーザ認証データが記録される。
次に、図7乃至図10のフローチャートおよび図11のシーケンス図を参照して、情報処理システム1における保険加入時の処理について説明する。なお、以下、保険の加入を申し込むユーザ(以下、申込者と称する)が、携帯端末12−1を用いて、申込者と車両11−1の組み合わせで保険に加入する場合の例について説明する。
まず、図7および図8のフローチャート並びに図11のシーケンス図を参照して、携帯端末12−1により実行される保険加入処理について説明する。なお、この処理は、例えば、申込者が、携帯端末12−1の入力部52を介して、保険の加入の依頼の指令を入力し、入力した指令が、入力部52から、制御部51を介して、加入処理部81に供給されたとき開始される。
ステップS1において、加入処理部81は、保険センタサーバ14に保険の加入を依頼する。具体的には、携帯端末12−1の通信部58は、制御部51の制御の基に、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14との間の通信を確立する。加入処理部81は、保険の加入の依頼を通知する情報を保険センタサーバ14に送信する。
保険の加入の依頼を受けた保険センタサーバ14は、後述する図9のステップS41において、ユーザ認証の要求を通知する情報を送信する。
そして、ステップS2において、加入処理部81は、保険センタサーバ14から、ユーザ認証の要求を通知する情報を受信する。
ステップS3において、表示部55は、ユーザ認証メニューを表示する。具体的には、加入処理部81は、ユーザ認証の実行を認証部85に指令する。認証部85は、制御部51を介して、表示部55を制御し、ユーザ認証を行うためのユーザ認証メニューを表示させる。
ステップS4において、認証部85は、ユーザ認証を行う。例えば、申込者は、表示部55に表示されたユーザ認証メニューに従って、入力部52を操作して、自分の登録者IDを入力するとともに、撮像部53により自分の顔を撮像する。入力部52は、入力された登録者IDを示す情報を、制御部51を介して認証部85に供給し、撮像部53は、撮像の結果得られた申込者の顔の画像(以下、申込者画像と称する)を、制御部51を介して、認証部85に供給する。認証部85は、制御部51を介して、端末ユーザ認証データを記録部57から読み出す。認証部85は、所定の手法に基づいて、申込者画像から申込者の顔の特徴量を示すデータ(以下、申込者認証データと称する)を抽出する。認証部85は、申込者認証データと端末ユーザ認証データとの照合を行い、申込者が携帯端末12−1のユーザとして登録されている否かを判定する。
ステップS5において、認証部85は、ユーザ認証に成功したか否かを判定する。認証部85は、申込者が携帯端末12−1のユーザとして登録されていることを確認できた場合、ユーザ認証に成功したと判定し、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、認証部85は、保険センタサーバ14に認証情報を送信する。すなわち、認証部85は、申込者により入力された登録者ID、および、申込者認証データを含む認証情報を、保険センタサーバ14に送信する。
保険センタサーバ14は、後述する図9のステップS42において、認証情報を受信し、ステップS43において、ユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合、ステップS45において、ユーザ認証の成功を通知する情報を送信し、ユーザ認証に失敗した場合、ステップS56において、ユーザ認証の失敗を通知する情報を送信する。
ステップS7において、加入処理部81は、センタ側でユーザ認証に成功したか否かを判定する。加入処理部81は、ユーザ認証の成功を通知する情報を保険センタサーバ14から受信した場合、センタ側でユーザ認証に成功したと判定し、処理はステップS8に進む。
ステップS8において、表示部55は、保険設定メニューを表示する。具体的には、加入処理部81は、加入する保険の設定内容を取得し、保険センタサーバ14に送信するよう保険内容取得部83に指令する。保険内容取得部83は、制御部51を介して、表示部55を制御し、保険設定メニューを表示させる。なお、保険設定メニューにより設定する項目には、例えば、契約する保険の種類、補償する範囲および金額、各種の特約の設定の有無、保険期間、保険の適用エリアなどが含まれる。
ステップS9において、保険内容取得部83は、保険の設定内容を取得する。具体的には、申込者は、表示部55に表示された保険設定メニューに従って、入力部52を用いて加入を希望する保険の内容の設定を行う。入力部52は、制御部51を介して、申込者により設定された保険の内容を示す情報を、保険内容取得部83に供給する。
ステップS10において、保険内容取得部83は、保険センタサーバ14に、保険の設定内容を示す情報を送信する。
保険センタサーバ14は、後述する図9のステップS46において、保険の設定内容を示す情報を受信する。
ステップS11において、位置情報取得部84は、保険センタサーバ14に、現在の位置情報を送信する。具体的には、加入処理部81は、現在の位置情報を取得し、保険センタサーバ14に送信するよう位置情報取得部84に指令する。位置情報取得部84は、制御部51を介して、GPS受信部54から現在の携帯端末12−1の位置情報を取得する。位置情報取得部84は、取得した現在の携帯端末12−1の位置情報を保険センタサーバ14に送信する。
保険センタサーバ14は、後述する図9のステップS47において、現在の位置情報を受信し、ステップS48において、申込者が保険の適用エリア内にいるか否かを判定する。保険センタサーバ14は、申込者が保険の適用エリア内にいると判定した場合、ステップS49において、車両情報の送信要求を通知する情報を送信し、申込者が保険の適用エリア外にいると判定した場合、ステップS55において、申込者が保険の適用エリア外にいることを通知する情報を送信する。
ステップS12において、加入処理部81は、申込者が保険の適用エリア内にいるか否かを判定する。加入処理部81は、保険センタサーバ14から、車両情報の送信要求を通知する情報を受信した場合、申込者が保険の適用エリア内にいると判定し、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、車両情報取得部82は、申込者に車両情報の取得を促す。具体的には、加入処理部81は、車両情報を取得し、保険センタサーバ14に送信するよう車両情報取得部82に指令する。車両情報取得部82は、制御部51を介して、表示部55を制御し、車両11−1から車両情報を取得するように促す画面を表示させる。
ステップS14において、車両情報取得部82は、車両11−1に車両情報の送信を要求する。具体的には、申込者は、表示部55に表示された画面に従って、携帯端末12−1を車両11−1の車載通信装置31の図示せぬアンテナに翳す。これにより、携帯端末12−1と車載通信装置31との間の近接通信が開始される。車両情報取得部82は、制御部51および近接通信部59を介して、申込者認証データを含み、車両情報の送信要求を通知する情報を車載通信装置31に送信する。
車両情報の送信を要求された車載通信装置31は、後述する図10のステップS71において、ユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合、ステップS73において、車両情報を取得し、ステップS74において、車両情報を送信し、ユーザ認証に失敗した場合、ステップS75において、ユーザ認証の失敗を通知する情報を送信する。
ステップS15において、車両情報取得部82は、車両情報を取得できたか否かを判定する。車両情報取得部82は、近接通信部59および制御部51を介して、車両11−1から車両情報を受信した場合、車両情報を取得できたと判定し、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、車両情報取得部82は、保険センタサーバ14に取得した車両情報を送信する。
保険センタサーバ14は、後述する図9のステップS50において、車両情報を受信し、ステップS51において、保険料の見積りを行い、ステップS52において、保険料の見積りを示す情報を送信する。
そして、ステップS17において、加入処理部81は、保険センタサーバ14から、保険料の見積りを示す情報を受信する。
ステップS18において、表示部55は、保険料の見積りを表示する。すなわち、加入処理部81は、制御部51を介して、表示部55を制御し、保険センタサーバ14から通知された保険料の見積りを表示させる。
ステップS19において、加入処理部81は、保険の加入の申込みが行われたか否かを判定する。具体的には、申込者は、表示部55に表示された保険料の見積りを確認し、保険に加入することを決定した場合、入力部52を用いて、保険の加入の申込みの指令を入力し、保険に加入しないことを決定した場合、入力部52を用いて、保険の加入のキャンセルの指令を入力する。加入処理部81は、制御部51を介して、入力部52から、保険の加入の申込みの指令を取得した場合、保険の加入の申込みが行われたと判定し、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、加入処理部81は、保険センタサーバ14に、保険の加入を申込む。すなわち、加入処理部81は、保険センタサーバ14に、保険の加入の申込みを通知する情報を送信する。
保険センタサーバ14は、後述する図9のステップS53において、保険の加入の申込みを通知する情報を受信し、ステップS54において、保険の契約の成立を通知する情報を送信する。
そして、ステップS21において、加入処理部81は、保険センタサーバ14から、保険の契約の成立を通知する情報を受信する。
ステップS22において、加入処理部81は、制御部51を介して、表示部55を制御し、保険契約の成立を通知する画面を表示させることにより、申込者に保険契約の成立を通知する。その後、保険加入処理は終了する。
一方、ステップS19において、加入処理部81は、制御部51を介して、入力部52から、保険の加入のキャンセルの指令を取得した場合、保険の加入がキャンセルされたと判定し、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、加入処理部81は、保険センタサーバ14に、保険の加入のキャンセルを通知する情報を送信する。その後、保険加入処理は終了する。
一方、ステップS15において、車両情報取得部82は、近接通信部59および制御部51を介して、車両11−1から、ユーザ認証の失敗を通知する情報を受信した場合、車両情報を取得できなかったと判定し、処理はステップS24に進む。
また、ステップS12において、加入処理部81は、保険センタサーバ14から、申込者が保険の適用エリア外にいることを通知する情報を受信した場合、申込者が保険の適用エリア外にいると判定し、処理はステップS24に進む。
さらに、ステップS7において、加入処理部81は、ユーザ認証の失敗を通知する情報を保険センタサーバ14から受信した場合、センタ側でユーザ認証に失敗したと判定し、処理はステップS24に進む。
また、ステップS5において、認証部85は、申込者が携帯端末12−1のユーザとして登録されていることを確認できなかった場合、ユーザ認証に失敗したと判定し、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、加入処理部81は、制御部51を介して、表示部55を制御し、処理の中止を通知する画面を表示させることにより、申込者に処理の中止を通知する。その後、保険加入処理は終了する。
次に、図9のフローチャートおよび図11のシーケンス図を参照して、図7および図8の携帯端末12−1による保険加入処理に対応して、保険センタサーバ14により実行される保険加入受付処理について説明する。なお、この処理は、加入受付処理部141が、図7のステップS1において携帯端末12−1により送信された保険の加入の依頼を通知する情報を受信したとき、開始される。
ステップS41において、加入受付処理部141は、ユーザ認証を要求する。具体的には、加入受付処理部141は、ユーザ認証の要求を通知する情報を携帯端末12−1に送信する。
ステップS42において、加入受付処理部141は、図7のステップS6において携帯端末12−1により送信された認証情報を受信する。
ステップS43において、認証部142は、ユーザ認証を行う。具体的には、加入受付処理部141は、認証部142に、携帯端末12−1から取得した認証情報を供給し、ユーザ認証の実行を指令する。認証部142は、認証情報に含まれる登録者IDに対応する登録者情報を記録部108から読み出す。認証部142は、登録者情報に含まれる登録者認証データと認証情報に含まれる申込者認証データとの照合を行い、申込者が、登録者情報に登録されている登録者本人であるか否かを判定する。
ステップS44において、認証部142は、ユーザ認証に成功したか否かを判定する。認証部142は、ステップS43の処理により、申込者が登録者本人であることを確認できた場合、ユーザ認証に成功したと判定し、処理はステップS45に進む。
ステップS45において、認証部142は、携帯端末12−1に、ユーザ認証の成功を通知する情報を送信する。
ステップS46において、加入受付処理部141は、図7のステップS10において携帯端末12−1により送信された保険の設定内容を示す情報を受信する。
ステップS47において、加入受付処理部141は、図7のステップS11において携帯端末12−1により送信された、現在の携帯端末12−1の位置情報を受信する。
ステップS48において、加入受付処理部141は、取得した保険の設定内容および現在の携帯端末12−1の位置情報に基づいて、申込者が保険の適用エリア内にいるか否かを判定する。申込者が保険の適用エリア内にいると判定された場合、処理はステップS49に進む。
ステップS49において、加入受付処理部141は、車両情報の送信の要求を通知する情報を携帯端末12−1に送信する。
ステップS50において、加入受付処理部141は、図8のステップS16において携帯端末12−1により送信された車両情報を受信する。
ステップS51において、保険料算出部143は、保険料の見積りを行う。具体的には、加入受付処理部141は、携帯端末12−1から取得した保険の設定内容を示す情報、および、車両情報を保険料算出部143に供給する。また、認証部142は、ステップS43において、記録部108から読み出した申込者の登録者情報を保険料算出部143に供給する。保険料算出部143は、申込者により設定された保険内容、車両11−1の車両情報、および、申込者の登録者情報(個人情報)に基づいて、保険料の見積りを行う。
ここで、保険料の見積り方法の一例について説明する。
例えば、保険料算出部143は、申込者により設定された以下の設定内容に基づいて、基本となる保険料の見積り(以下、基本見積りと称する)を算出する。
・保険の種類
・補償範囲および金額
・各種の特約の設定の有無
・保険期間
・保険の適用エリア など
また、保険料算出部143は、契約対象となる車両11−1(以下、契約車とも称する)の以下の情報に基づいて、保険の契約期間中に契約車において事故が発生する確率(以下、事故発生率Aと称する)を推定する。
・契約車の仕様
・契約車の整備履歴
・契約車の事故履歴
・契約車の使用状況
・契約車の使用環境 など
さらに、保険料算出部143は、契約対象となる申込者の以下の情報に基づいて、保険の契約期間中に申込者が契約車により事故を起こす確率(以下、事故発生率Bと称する)を推定する。
・申込者の年齢、性別
・申込者の運転履歴
・申込者の免許証の色
・申込者の契約車における運転履歴 など
また、保険料算出部143は、契約車のグレードなどに基づいて、事故により発生する損害額の期待値(以下、損害額期待値と称する)を推定する。
さらに、保険料算出部143は、契約車の整備履歴、使用年数、走行距離などに基づいて、保険の契約期間中に契約車が故障する確率(以下、故障率と称する)を推定する。
そして、保険料算出部143は、事故発生率A、事故発生率B、損害額期待値、および、故障率に基づく係数を基本見積りに乗じて、最終的な保険料の見積りを算出する。なお、事故発生率A、事故発生率B、損害額期待値、および、故障率が、それぞれ高いほど見積りは高くなり、低いほど見積りは低くなる。
これにより、保険の設定内容だけでなく、申込者と契約車の組み合わせに応じた保険料を設定することができる。より具体的には、例えば、契約車の現在の状態、過去の契約車の使用状態や使用環境、申込者の運転技術のレベル、契約車における申込者の運転技術のレベル、申込者の運転する頻度などに基づいて、保険料を柔軟にきめ細かく設定することができる。
保険料算出部143は、算出した保険料の見積りを示す情報を加入受付処理部141に供給する。
ステップS52において、加入受付処理部141は、保険料の見積りを通知する情報を携帯端末12−1に送信する。
ステップS53において、加入受付処理部141は、保険の加入が申し込まれたか否かを判定する。加入受付処理部141は、図8のステップS20において携帯端末12−1により送信された保険の加入の申込みを通知する情報を受信した場合、保険の加入が申し込まれたと判定し、処理はステップS54に進む。
ステップS54において、加入受付処理部141は、保険の契約の成立を通知する。具体的には、加入受付処理部141は、申込者が加入した保険(保険契約)を一意に識別するための保険IDを発行する。加入受付処理部141は、発行した保険IDを含み、保険の契約の成立を通知する情報を携帯端末12−1に送信する。また、加入受付処理部141は、契約が成立した保険の保険IDおよび契約内容を示す保険契約情報を、申込者の登録者情報に関連づけて記録部108に記録させる。その後、保険加入受付処理は終了する。
一方、ステップS53において、加入受付処理部141は、図8のステップS23において携帯端末12−1により送信された保険の加入のキャンセルを通知する情報を受信した場合、保険の加入がキャンセルされたと判定し、保険加入受付処理は終了する。
また、ステップS48において、申込者が保険の適用エリア外にいると判定された場合、処理はステップS55に進む。
ステップS55において、加入受付処理部141は、申込者が保険の適用エリア外にいることを通知する情報を携帯端末12−1に送信する。その後、保険加入受付処理は終了する。
一方、ステップS44において、認証部142は、ステップS43の処理により、申込者が登録者本人であることを確認できなかった場合、ユーザ認証に失敗したと判定し、処理はステップS56に進む。
ステップS56において、認証部142は、ユーザ認証の失敗を通知する情報を携帯端末12−1に送信する。その後、保険加入受付処理は終了する。
次に、図10のフローチャートおよび図11のシーケンス図を参照して、図7および図8の携帯端末12−1による保険加入処理に対応して、車両11−1により実行される車両情報提供処理について説明する。なお、この処理は、車載通信装置31の制御部201が、近接通信部202を介して、図8のステップS14において携帯端末12−1により送信された車両情報の送信要求を通知する情報を受信したとき、開始される。
ステップS71において、認証部203は、ユーザ認証を行う。具体的には、制御部201は、記録部205から車両ユーザ認証データを読み出す。制御部201は、携帯端末12−1から取得した情報に含まれる申込者認証データ、および、読み出した車両ユーザ認証データを認証部203に供給し、ユーザ認証の実行を指令する。認証部203は、車両ユーザ認証データと申込者認証データとの照合を行い、申込者が車両11−1のユーザとして登録されているか否かを判定する。
ステップS72において、認証部203は、ユーザ認証に成功したか否かを判定する。認証部203は、ステップS71の処理により、申込者が車両11−1のユーザとして登録されていることを確認できた場合、ユーザ認証に成功したと判定し、処理はステップS73に進む。
ステップS73において、制御部201は、車両情報を取得する。具体的には、認証部203は、ユーザ認証に成功したことを通知する情報を制御部201に供給する。認証部203は、車内通信部204を介して、車両情報記録部33に格納されている車両情報を取得する。なお、車両情報に含まれる情報のうち運転履歴については、申込者の運転履歴のみが、車両情報記録部33から取得される。
ステップS74において、制御部201は、近接通信部202を介して、取得した車両情報を携帯端末12−1に送信する。その後、車両情報提供処理は終了する。
一方、ステップS72において、認証部203は、ステップS71の処理により、申込者が車両11−1のユーザとして登録されていることを確認できなかった場合、ユーザ認証に失敗したと判定し、処理はステップS75に進む。
ステップS75において、制御部201は、近接通信部202を介して、ユーザ認証に失敗したことを通知する情報を携帯端末12−1に送信する。その後、車両情報提供処理は終了する。
次に、図12および図13のフローチャート、並びに、図14乃至図16のシーケンス図を参照して、保険の契約終了時の処理について説明する。なお、図14は、契約者の意志に基づいて保険を解約する場合の処理のシーケンス図であり、図15は、携帯端末12(すなわち、契約者)が保険の適用エリア外に出た場合の処理のシーケンス図であり、図16は、保険の契約期間が満了した場合の処理のシーケンス図である。
なお、以下、車両11−1との組み合わせで保険を契約しているユーザ(以下、契約者と称する)が、携帯端末12−1を用いて保険の契約の終了手続きを行う場合の例について説明する。
まず、図12のフローチャート、並びに、図14乃至図16のシーケンス図を参照して、携帯端末12−1により実行される保険契約終了処理について説明する。なお、この処理は、例えば、保険センタサーバ14から保険の契約の成立が通知されたとき、すなわち保険の契約が成立したとき開始される。
ステップS101において、契約終了処理部87は、保険の解約が指示されたか否かを判定する。保険の解約が指示されていないと判定された場合、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、エリア判定部86は、契約者が保険の適用エリア外に出たか否かを判定する。具体的には、位置情報取得部84は、制御部51を介して、GPS受信部54から現在の携帯端末12−1の位置情報を取得し、取得した位置情報をエリア判定部86に供給する。エリア判定部86は、携帯端末12−1の現在位置が保険の適用エリア内である場合、契約者が保険の適用エリア内にいると判定し、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、契約終了処理部87は、保険センタサーバ14から保険の契約満了が通知されたか否かを判定する。保険センタサーバ14から保険の契約満了が通知されていないと判定された場合、処理はステップS101に戻り、ステップS101において、保険の解約が指示されたと判定されるか、ステップS102において、保険の適用エリア外に出たと判定されるか、ステップS103において、保険センタサーバ14から保険の契約満了が通知されたと判定されるまで、ステップS101乃至S103の判定処理が繰り返し実行される。
例えば、契約者が契約している保険を解約したい場合、入力部52を用いて、保険の解約を行うための画面を表示部55に表示させ、表示された画面に従って、保険の解約の指令を入力する。契約終了処理部87は、制御部51を介して、その保険の解約の指令を入力部52から取得した場合、ステップS101において、保険の解約が指示されたと判定し、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、契約終了処理部87は、保険センタサーバ14に保険の解約を依頼する。具体的には、携帯端末12−1の通信部58は、制御部51の制御の基に、ネットワーク13を介して、保険センタサーバ14との間の通信を確立する。契約終了処理部87は、解約する保険の保険IDを含み、保険の解約の依頼を通知する情報を保険センタサーバ14に送信する。
保険センタサーバ14は、後述する図13のステップS141において、保険の解約の依頼を通知する情報を受信し、後述する図13のステップS144において、ユーザ認証の要求を通知する情報を送信する。
そして、ステップS105において、契約終了処理部87は、保険センタサーバ14から、ユーザ認証の要求を通知する情報を受信する。
ステップS106において、表示部55は、ユーザ認証メニューを表示する。具体的には、契約終了処理部87は、ユーザ認証の実行を認証部85に指令する。認証部85は、制御部51を介して、表示部55を制御し、ユーザ認証を行うためのユーザメニュー画面を表示させる。
ステップS107において、上述した図7のステップS4の処理と同様に、ユーザ認証が行われ、ステップS108において、上述した図7のステップS5の処理と同様に、ユーザ認証に成功したか否かが判定される。ユーザ認証に成功したと判定された場合、処理はステップS109に進み、ステップS109において、上述した図7のステップS6の処理と同様に、保険センタサーバ14に認証情報が送信される。
保険センタサーバ14は、後述する図13のステップS145において、認証情報を受信し、ステップS146において、ユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合、ステップS148において、保険の解約の成立を通知する情報を送信し、ユーザ認証に失敗した場合、ステップS151において、ユーザ認証の失敗を通知する情報を送信する。
そして、ステップS110において、契約終了処理部87は、センタ側でユーザ認証に成功したか否かを判定する。契約終了処理部87は、ユーザ認証の成功を通知する情報を保険センタサーバ14から受信した場合、センタ側でユーザ認証に成功したと判定し、処理はステップS111に進む。
保険センタサーバ14は、ユーザ認証に成功し、ユーザ認証の成功を通知する情報を送信した後、後述する図13のステップS149において、最終的な保険料を算出し、ステップS150において、保険の解約の成立を通知する情報を送信する。
そして、ステップS111において、契約終了処理部87は、保険センタサーバ14から、保険の解約の成立を通知する情報を受信する。
ステップS112において、契約終了処理部87は、制御部51を介して、表示部55を制御し、保険の解約の成立を通知する画面を表示させることにより、契約者に保険の解約の成立を通知する。その後、保険契約終了処理は終了する。
一方、ステップS110において、契約終了処理部87は、ユーザ認証の失敗を通知する情報を保険センタサーバ14から受信した場合、センタ側でユーザ認証に失敗したと判定し、処理はステップS113に進む。
また、ステップS108において、ユーザ認証に失敗したと判定された場合、処理はステップS113に進む。
ステップS113において、契約終了処理部87は、制御部51を介して、表示部55を制御し、処理の中止を通知する画面を表示させることにより、契約者に処理の中止を通知する。その後、保険契約終了処理は終了する。
一方、ステップS102において、エリア判定部86は、携帯端末12−1の現在位置が保険の適用エリア外である場合、契約者が保険の適用エリア外に出たと判定し、処理はステップS114に進む。
ステップS114において、契約終了処理部87は、保険センタサーバ14に、契約者が保険の適用エリア外に出たことを通知する。具体的には、エリア判定部86は、契約者が保険の適用エリア外に出たことを示す情報を契約終了処理部87に供給する。契約終了処理部87は、対象となる保険の保険IDを含み、契約者が保険の適用エリア外に出たことを通知する情報を保険センタサーバ14に送信する。
保険の適用エリア外に出たことが通知された保険センタサーバ14は、後述する図13のステップS152において、最終的な保険料を算出し、ステップS153において、保険の契約の終了を通知する情報を送信する。
そして、ステップS115において、契約終了処理部87は、保険の契約の終了を通知する情報を受信する。
ステップS116において、契約終了処理部87は、制御部51を介して、表示部55を制御し、保険の契約の終了を通知する画面を表示させることにより、契約者に保険の契約の終了を通知する。その後、保険契約終了処理は終了する。
また、保険センタサーバ14は、後述する図13のステップS143において、保険期間が満了した保険契約があると判定した場合、ステップS154において、その保険契約に対する最終的な保険料を算出し、ステップS155において、保険の契約の満了を通知する情報を送信する。契約終了処理部87は、保険センタサーバ14から、保険の契約の満了を通知する情報を受信した場合、ステップS103において、保険センタサーバ14から、保険の契約の満了が通知されたと判定し、処理はステップS117に進む。
ステップS117において、契約終了処理部87は、制御部51を介して、表示部55を制御し、保険の契約の満了を通知する画面を表示させることにより、契約者に保険の契約の満了を通知する。その後、保険契約終了処理は終了する。
次に、図13のフローチャート、並びに、図14乃至図16のシーケンス図を参照して、図12の携帯端末12−1の保険契約終了処理に対応して、保険センタサーバ14により実行される保険契約終了処理について説明する。
ステップS141において、契約終了処理部145は、保険の解約が依頼されたか否かを判定する。保険の解約が依頼されていないと判定された場合、処理はステップS142に進む。
ステップS142において、契約終了処理部145は、契約者が保険の適用エリア外に出たことが通知されたか否かを判定する。契約者が保険の適用エリア外に出たことが通知されていないと判定された場合、処理はステップS143に進む。
ステップS143において、保険期間判定部144は、契約期間を満了した保険契約があるか否かを判定する。具体的には、保険期間判定部144は、所定のタイミングで(例えば、毎日所定の時刻に)、記録部108に記録されている保険契約情報の中から、契約期間を満了している保険契約情報の検索を行う。保険期間判定部144が、契約期間が満了している保険契約情報が見つからなかった場合、契約期間を満了した保険契約がないと判定し、処理はステップS141に戻る。その後、ステップS141において、保険の解約が依頼されたと判定されるか、ステップS142において、契約者が保険の適用エリア外に出たことが通知されたと判定されるか、ステップS143において、契約期間が満了した保険契約があると判定されるまで、ステップS141乃至S143の処理が繰り返し実行される。
一方、契約終了処理部145は、図12のステップS104において携帯端末12−1により送信された、保険の解約の依頼を通知する情報を受信した場合、ステップS141において、保険の解約が依頼されたと判定し、処理はステップS144に進む。
ステップS144において、認証部142は、ユーザ認証を要求する。具体的には、契約終了処理部145は、ユーザ認証の実行を認証部142に指令する。認証部142は、ユーザ認証の要求を通知する情報を携帯端末12−1に送信する。
ステップS145において、図9のステップS42の処理と同様に、認証情報が受信され、ステップS146において、図9のステップS43の処理と同様に、ユーザ認証が行われ、ステップS147において、図9のステップS44の処理と同様に、ユーザ認証に成功したか否かが判定される。ステップS147において、ユーザ認証に成功したと判定された場合、処理はステップS148に進み、ステップS148において、図9のステップS45の処理と同様に、携帯端末12−1にユーザ認証の成功が通知される。
ステップS149において、保険料算出部143は、最終的な保険料を算出する。具体的には、契約終了処理部145は、解約する保険の保険IDを示す情報を保険料算出部143に供給し、その保険契約に対する最終的な保険料の算出を指令する。保険料算出部143は、解約を行う保険契約の保険契約情報、および、解約する保険の契約者の登録者情報を記録部108から取得する。保険料算出部143は、契約時の条件と解約時の条件との違い(例えば、保険期間の違い)などに基づいて、最終的な保険料を算出する。
なお、このとき、携帯端末12−1を介して車両11−1から車両情報を取得して、取得した車両情報も用いて、最終的な保険料を算出するようにしてもよい。例えば、契約期間中の車両11−1の使用状態(例えば、走行距離や走行時間など)などに応じて、保険料を見直すことが考えられる。
ステップS149において、契約終了処理部145は、保険の解約の成立を通知する。具体的には、保険料算出部143は、算出した保険料を示す情報を契約終了処理部145に供給する。契約終了処理部145は、最終的な保険料を含み、保険の解約の成立を通知する情報を携帯端末12−1に送信する。その後、保険契約終了処理は終了する。
一方、契約終了処理部145は、図12のステップS114において携帯端末12−1により送信された、契約者が保険の適用エリア外に出たことを通知する情報を受信した場合、ステップS142において、契約者が保険の適用エリア外に出たことが通知されたと判定し、処理はステップS152に進む。
ステップS152において、保険料算出部143は、最終的な保険料を算出する。具体的には、契約終了処理部145は、携帯端末12−1から通知された保険IDを示す情報を保険料算出部143に供給し、その保険契約に対する最終的な保険料の算出を指令する。保険料算出部143は、ステップS149と同様の処理を行い、最終的な保険料を算出する。
ステップS151において、契約終了処理部145は、保険の契約の終了を通知する。具体的には、保険料算出部143は、算出した保険料を示す情報を契約終了処理部145に供給する。契約終了処理部145は、最終的な保険料を含み、保険の契約の終了を通知する情報を携帯端末12−1に送信する。その後、保険契約終了処理は終了する。
一方、ステップS143において、契約期間を満了した保険契約があると判定された場合、処理はステップS154に進む。
ステップS154において、保険料算出部143は、最終的な保険料を算出する。具体的には、保険期間判定部144は、契約期間が満了した保険契約の保険IDを示す情報を契約終了処理部145に供給する。保険料算出部143は、契約期間が満了した保険契約の保険IDを示す情報を保険料算出部143に供給し、その保険契約に対する最終的な保険料の算出を指令する。保険料算出部143は、ステップS149と同様の処理を行い、最終的な保険料を算出する。
ステップS155において、契約終了処理部145は、保険の契約の満了を通知する。具体的には、保険料算出部143は、算出した保険料を示す情報を契約終了処理部145に供給する。契約終了処理部145は、契約が満了した契約者の登録者情報を記録部108から取得する。契約終了処理部145は、取得した登録者情報に基づいて、最終的な保険料を含み、保険の契約の満了を通知する情報を、その契約者の携帯端末12に送信する。その後、保険契約終了処理は終了する。
以上のようにして、申込者と契約車の組み合わせに応じた保険をリアルタイムに提供することができる。より具体的には、申込者と契約車の組み合わせにおけるリスクに応じて、柔軟に保険内容、補償内容、および、保険料などを設定することが可能になる。また、ユーザ(申込者)は、複雑な手続きを行うことなく、簡単な操作により必要なときに必要な範囲の保険に加入することが可能になる。
なお、以上の説明では、車両11−1と携帯端末12−1との組み合わせにおける処理について説明したが、その他の車両11と携帯端末12との組み合わせにおいても、同様の処理が行われる。
また、以上の説明では、ユーザ認証を顔認証により行う例を示したが、指紋、静脈、虹彩などを用いた他の生体認証を用いてユーザ認証を行うようにしてもよい。
さらに、以上の説明では、登録者情報を保険センタサーバ14に記録するようにしたが、例えば、登録者情報の一部または全部を、必要に応じて、携帯端末12から保険センタサーバ14に送信するようにしてもよい。
また、以上の説明では、GPS受信機を用いて、契約者(携帯端末12)が保険の適用エリア内にいるか否かを検出するようにしたが、その他の手法を用いるようにしてもよい。例えば、保険の適用エリアが出入り口が設定されている閉空間(例えば、駐車場など)である場合、適用エリア内に入るときに、入り口に設けられているリーダライタに携帯端末12を翳して、適用エリア内に入ることを能動的に通知し、適用エリア外に出るときに、出口に設けられているリーダライタに携帯端末12を翳して、適用エリア外に出ることを能動的に通知するようにしてもよい。さらに、入り口および出口に設けられているリーダライタが、携帯端末12の近接通信部59と自動的に通信し、携帯端末12が入り口または出口を通過したことを自動的に検出するようにしてもよい。
さらに、以上の説明では、各車両11において車両情報を車両情報記録部33に記録するようにしたが、例えば、車載通信装置31の記録部205に記録するようにしてもよい。
また、以上の説明では、本発明を自動車保険に適用する例を示したが、本発明は、その他の乗り物(例えば、モーターバイク、自転車、船舶など)の保険に適用することも可能である。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROMや、ハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである通信部を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態を示すブロック図である。 携帯端末の機能的構成の例を示すブロック図である。 保険処理部の機能的構成の例を示すブロック図である。 保険センタサーバの機能的構成の例を示すブロック図である。 保険センタサーバのCPUにより実現される機能の構成の例を示すブロック図である。 車載通信装置の機能的構成の例を示すブロック図である。 携帯端末により実行される保険加入処理を説明するためのフローチャートである。 携帯端末により実行される保険加入処理を説明するためのフローチャートである。 保険センタサーバにより実行される保険加入受付処理を説明するためのフローチャートである。 車載通信装置により実行される車両情報提供処理を説明するためのフローチャートである。 保険加入時の情報の流れを示すシーケンス図である。 携帯端末により実行される保険契約終了処理を説明するためのフローチャートである。 保険センタサーバにより実行される保険契約終了処理を説明するためのフローチャートである。 保険解約時の情報の流れを示すシーケンス図である。 契約者が保険の適用エリア外にでた場合の情報の流れを示すシーケンス図である。 保険の契約期間を満了した場合の情報の流れを示すシーケンス図である。
符号の説明
1 情報処理システム
11−1乃至11−m 車両
12−1乃至12−n 携帯端末
14 保険センタサーバ
21 車載システム
31 車載通信装置
32 車両情報収集部
33 車両情報記録部
51 制御部
53 撮像部
54 GPS受信部
58 通信部
59 近接通信部
60 保険処理部
81 加入処理部
82 車両情報取得部
83 保険内容取得部
84 位置情報取得部
85 認証部
86 エリア判定部
87 契約終了処理部
101 CPU
108 記録部
109 通信部
131 契約処理部
141 加入受付処理部
142 認証部
143 保険料算出部
144 保険期間判定部
145 契約終了処理部
201 制御部
202 近接通信部
203 認証部
205 記録部

Claims (14)

  1. 通信端末装置、乗り物に設けられ、前記通信端末装置と近接通信を行う通信装置、および、前記通信端末装置と通信を行い、保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置により構成される情報処理システムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    ユーザの認証を行い、認証した前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を前記情報処理装置に送信する認証手段と、
    前記乗り物に関する乗り物情報を前記通信装置から取得し、前記情報処理装置に送信する乗り物情報取得手段と
    を含み、
    前記通信装置は、
    前記通信端末装置からの要求に応じて、前記乗り物に記録されている前記乗り物情報を前記通信端末装置に送信する乗り物情報送信手段を
    含み、
    前記情報処理装置は、
    前記ユーザ識別情報により識別される前記ユーザの個人情報および前記乗り物情報に基づいて、前記ユーザおよび前記乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理手段を
    含む情報処理システム。
  2. 前記乗り物情報は、前記乗り物の仕様、前記乗り物の整備履歴、前記乗り物において発生した事故の履歴、前記乗り物の使用状況、前記乗り物の使用環境、および、前記ユーザが前記乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記契約処理手段は、前記乗り物情報に基づいて、保険の契約期間中に前記ユーザと前記乗り物の組み合わせにおいて事故が発生する確率を推定し、推定した確率に基づいて保険料を算出する
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記通信端末装置は、
    前記通信端末装置の現在位置を取得する現在位置取得手段と、
    前記通信端末装置の現在位置に基づいて、前記ユーザが契約中の保険の適用エリア内にいるか否かを判定するエリア判定手段と、
    前記ユーザが前記適用エリア外にいると判定された場合、前記ユーザが前記適用エリア外にいることを前記情報処理装置に通知する通知手段と
    をさらに含み、
    前記契約処理手段は、前記通信端末装置から前記ユーザが前記適用エリア外にいることが通知された場合、前記ユーザの保険の契約を終了する処理を実行する
    請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 通信端末装置、乗り物に設けられ、前記通信端末装置と近接通信を行う通信装置、および、前記通信端末装置と通信を行う情報処理装置により構成される情報処理システムの情報処理方法において、
    前記通信端末装置の情報処理方法は、
    ユーザの認証を行い、認証した前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を前記情報処理装置に送信する認証ステップと、
    前記乗り物に関する乗り物情報を前記通信装置から取得し、前記情報処理装置に送信する乗り物情報取得ステップと
    を含み、
    前記通信装置の情報処理方法は、
    前記通信端末装置からの要求に応じて、前記乗り物に記録されている前記乗り物情報を前記通信端末装置に送信する乗り物情報送信ステップを
    含み、
    前記情報処理装置の情報処理方法は、
    前記ユーザ識別情報により識別される前記ユーザの個人情報および前記乗り物情報に基づいて、前記ユーザおよび前記乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理ステップを
    含む情報処理方法。
  6. 乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行い、ユーザおよび前記乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置と通信を行う通信端末装置において、
    前記ユーザの認証を行い、認証した前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を前記情報処理装置に送信する認証手段と、
    前記乗り物の仕様、前記乗り物の整備履歴、前記乗り物において発生した事故の履歴、前記乗り物の使用状況、前記乗り物の使用環境、および、前記ユーザが前記乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報を前記通信装置から取得し、前記情報処理装置に送信する乗り物情報取得手段と
    を含む通信端末装置。
  7. 前記通信端末装置の現在位置を取得する現在位置取得手段と、
    前記通信端末装置の現在位置に基づいて、前記ユーザが契約中の保険の適用エリア内にいるか否かを判定するエリア判定手段と、
    前記ユーザが前記適用エリア外にいると判定された場合、前記ユーザが前記適用エリア外にいることを前記情報処理装置に通知する通知手段と
    をさらに含む請求項6に記載の通信端末装置。
  8. 乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行い、ユーザおよび前記乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置と通信を行う通信端末装置の情報処理方法において、
    前記ユーザの認証を行い、認証した前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を前記情報処理装置に送信する認証ステップと、
    前記乗り物の仕様、前記乗り物の整備履歴、前記乗り物において発生した事故の履歴、前記乗り物の使用状況、前記乗り物の使用環境、および、前記ユーザが前記乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報を前記通信装置から取得し、前記情報処理装置に送信する乗り物情報取得ステップと
    を含む情報処理方法。
  9. 乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行い、ユーザおよび前記乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置と通信を行う通信端末装置のコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、
    前記ユーザの認証を行い、認証した前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を前記情報処理装置に送信する認証ステップと、
    前記乗り物の仕様、前記乗り物の整備履歴、前記乗り物において発生した事故の履歴、前記乗り物の使用状況、前記乗り物の使用環境、および、前記ユーザが前記乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報を前記通信装置から取得し、前記情報処理装置に送信する乗り物情報取得ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行う通信端末装置と通信を行い、保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置において、
    前記通信端末装置から送信されてくるユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報、並びに、前記通信端末装置から送信されてくる、前記乗り物の仕様、前記乗り物の整備履歴、前記乗り物において発生した事故の履歴、前記乗り物の使用状況、前記乗り物の使用環境、および、前記ユーザが前記乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報に基づいて、前記ユーザおよび前記乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理手段を
    含む情報処理装置。
  11. 前記契約処理手段は、前記乗り物情報に基づいて、保険の契約期間中に前記ユーザと前記乗り物の組み合わせにおいて事故が発生する確率を推定し、推定した確率に基づいて保険料を算出する
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記契約処理手段は、前記通信端末装置から前記ユーザが前記適用エリア外にいることが通知された場合、前記ユーザの保険の契約を終了する処理を実行する
    請求項10に記載の情報処理システム。
  13. 乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行う通信端末装置と通信を行い、保険の契約に関わる処理を行う情報処理装置の情報処理方法において、
    前記通信端末装置から送信されてくるユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報、並びに、前記通信端末装置から送信されてくる、前記乗り物の仕様、前記乗り物の整備履歴、前記乗り物において発生した事故の履歴、前記乗り物の使用状況、前記乗り物の使用環境、および、前記ユーザが前記乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報に基づいて、前記ユーザおよび前記乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理ステップを
    含む情報処理方法。
  14. 乗り物に設けられた通信装置と近接通信を行う通信端末装置と通信を行い、保険の契約に関わる処理を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記通信端末装置から送信されてくるユーザ識別情報により識別されるユーザの個人情報、並びに、前記通信端末装置から送信されてくる、前記乗り物の仕様、前記乗り物の整備履歴、前記乗り物において発生した事故の履歴、前記乗り物の使用状況、前記乗り物の使用環境、および、前記ユーザが前記乗り物を運転した履歴のうち少なくとも1つを含む乗り物情報に基づいて、前記ユーザおよび前記乗り物の組み合わせに対する保険の契約に関わる処理を行う契約処理ステップを
    含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2008173471A 2008-07-02 2008-07-02 情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム Withdrawn JP2010015299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008173471A JP2010015299A (ja) 2008-07-02 2008-07-02 情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008173471A JP2010015299A (ja) 2008-07-02 2008-07-02 情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010015299A true JP2010015299A (ja) 2010-01-21

Family

ID=41701375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008173471A Withdrawn JP2010015299A (ja) 2008-07-02 2008-07-02 情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010015299A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012003297A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co Ltd 従量課金制自動車保険情報処理方法及び装置
JP2012164289A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Horiba Ltd 保険料算出システム及び運行配置決定システム
JP2018147024A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 ヤフー株式会社 予測装置、予測方法、及び予測プログラム
CN108985947A (zh) * 2018-06-19 2018-12-11 上海博泰悦臻电子设备制造有限公司 基于车辆事故发生概率的车辆保险缴费方法及系统
JP2021105765A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
WO2021225019A1 (ja) 2020-05-07 2021-11-11 株式会社トライグル 情報処理装置およびプログラム
WO2022157948A1 (ja) * 2021-01-22 2022-07-28 日本電気株式会社 サーバ装置、システム、サーバ装置の制御方法及び記憶媒体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012003297A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co Ltd 従量課金制自動車保険情報処理方法及び装置
JP2012164289A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Horiba Ltd 保険料算出システム及び運行配置決定システム
JP2018147024A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 ヤフー株式会社 予測装置、予測方法、及び予測プログラム
CN108985947A (zh) * 2018-06-19 2018-12-11 上海博泰悦臻电子设备制造有限公司 基于车辆事故发生概率的车辆保险缴费方法及系统
JP2021105765A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
JP7294122B2 (ja) 2019-12-26 2023-06-20 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
WO2021225019A1 (ja) 2020-05-07 2021-11-11 株式会社トライグル 情報処理装置およびプログラム
WO2022157948A1 (ja) * 2021-01-22 2022-07-28 日本電気株式会社 サーバ装置、システム、サーバ装置の制御方法及び記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10391976B2 (en) System and method for wirelessly rostering a vehicle
CN107835500B (zh) 使用移动设备识别车辆
US9096234B2 (en) Method and system for in-vehicle function control
JP2010015299A (ja) 情報処理システム、通信端末装置、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム
US9821768B2 (en) Geo-proximity vehicle alert and access system for security and package exchange efficiency
US8260639B1 (en) Systems and methods for automobile accident claims initiation
CN109636368B (zh) 互联网打车方法、装置、打车设备和计算机可读存储介质
JP6613623B2 (ja) 車載装置、運転モード制御システム、及び運転モード制御方法
US20170291539A1 (en) Systems and methods for detecting objects within a vehicle
WO2016099623A1 (en) Hacker security solution for package transfer to and from a vehicle
JP2009043034A (ja) 情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラム
WO2006134799A1 (ja) 車両情報通信システム、管理サーバ、車載装置及び車両情報通信方法
US10229601B2 (en) System and method to exhibit vehicle information
US20200074065A1 (en) Integrated identification and authentication for car sharing and taxi service
US20200300652A1 (en) Method for determining trip of user in vehicle, vehicular device, and medium
US20150310451A1 (en) Vehicle driver tracking and reporting
US20210046865A1 (en) System and method for monitoring a former convict of an intoxication-related offense
US20110140871A1 (en) System and method for disabling a vehicle
JP2020004335A (ja) 救済システム
CN115689774A (zh) 优化车辆事件过程的方法和系统
JP2007265223A (ja) 車両情報通信システム、管理サーバ、車載端末及び車両情報通信方法
JP7163814B2 (ja) 車両システム
JP4784554B2 (ja) プローブデータ収集システム
KR20150006938A (ko) 차량 내 장치를 이용한 운전 확인 및 보상 모바일 장치, 시스템 및 이를 이용한 서비스 제공 방법
JP7211250B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110906