JP5122295B2 - 銅の多段階直接電解抽出のためのプロセス - Google Patents

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Description

(発明の分野)
本発明は、一般的には、銅含有鉱石、濃縮物、又はその他の銅保持物質から銅を回収するプロセス、より具体的には、超微粉砕、銅分離操作、及び加圧浸出を使用して、多段階直接電解抽出プロセスでカソード銅を生成するプロセスに関する。
(発明の背景)
銅鉱石、濃縮物のような銅含有物質、及びその他の銅保持物質の湿式製錬処理は、何年にもわたって十分に確立されてきた。現在、これらの物質の湿式製錬処理に対して多くの創造的な手法が存在するが、現在知られている又は開発中のほぼ全てのプロセスに共通するのは、溶液精製及び銅回収のための溶媒/溶液抽出及び電解抽出(SX−EW)操作の使用である。
銅回収の伝統的な湿式製錬プロセスは、最初に銅含有物質を、大気中又は高温高圧の条件下の何れかで、硫酸溶液により浸出することを含む。得られた液体流、いわゆる浸出貴液(pregnant leach solution)を溶媒/溶液抽出段階で回収及び処理し、ここで、浸出溶液を有機溶媒(即ち、灯油のような適切な希釈剤と混合された抽出剤)と混合する。有機相は、浸出貴液から銅を選択的に除去する。次に銅充填有機相を酸水溶液と混合し、これは、抽出剤から銅を剥離して、電解抽出に適する溶液流を生成する。この得られた溶液には銅が高濃縮しており、比較的に純粋であり、一般的には電解抽出回路で処理して、高品質の銅カソードを得る。
溶媒/溶液抽出による浸出貴液からの銅の精製は、高純度銅金属の電解抽出に適した濃縮銅溶液を提供する手段として成功したことが証明されている。銅を直接電解抽出すること、即ち、溶媒/溶液抽出による精製工程を挟むことなく、浸出貴液から直接銅をメッキすることが知られている。しかし、いわゆる直接電解抽出プロセスによって回収された銅は、多くの場合にそのまま使用又は販売するには不純すぎるため、一般に追加の費用をかけて更に精製しなければならないか、又は値引きして販売する場合もある。より具体的には、従来技術は、比較的低品質の銅生成物を生成する銅の直接的な電解抽出能力を示した。
従来のプロセス技法に対して低減された費用で銅の高い回収を達成することを可能にする、例えば黄銅鉱、輝銅鉱、斑銅鉱、銅藍、方輝銅鉱、及び硫砒銅鉱のような金属保持物質から銅を回収する効果的且つ効率的な方法が有益である。
(発明の要旨)
本発明が従来技術の欠陥及び欠点に対処する方法が、本明細書以下で詳細に記載されているが、一般に、本発明の種々の態様によれば、銅含有物質から銅及びその他の金属分を回収するプロセスは、例えば、加圧浸出系から銅含有溶液を得て、次に銅含有溶液を電解抽出のために適切にコンディショニングすることを含む。本発明の例示的態様において、銅含有溶液の組成は、例えば酸及び銅濃度に関して、溶媒/溶液抽出回路により生成される電解質の組成と同様である。しかし、本発明の種々の実施形態によれば、銅含有溶液を、電解抽出の前に溶媒/溶液抽出に付すことはない。
本発明の例示的実施形態によれば、銅含有物質から銅を回収するプロセスは、一般に、(i)銅含有物質を含有する供給流を提供する工程;(ii)場合により、銅含有供給流を銅分離段階に付す工程;(iii)銅含有供給流を常圧浸出又は加圧浸出に付して、銅含有溶液を得る工程;(iv)一つ以上の化学的又は物理的なコンディショニング工程によって銅含有溶液をコンディショニングする工程;(v)銅含有溶液を溶媒/溶液抽出に付すことなく、銅含有溶液から銅を直接電解抽出する工程;(vi)場合により、電解抽出工程の低品質の(lean)電解質流の少なくとも一部分を、溶媒/溶液抽出及び電解抽出操作において処理する工程;ならびに(vii)低品質の電解質流の少なくとも一部分を常圧又は加圧浸出工程で再利用して、浸出操作の酸要件の一部又は全てを提供する工程を含む。
本発明の別の例示的実施形態によれば、銅含有物質から銅を回収するプロセスは、一般に、(i)銅含有物質を含有する供給流を提供する工程;(ii)場合により、銅含有供給流を銅分離段階に付す工程;(iii)銅含有供給流を常圧浸出又は加圧浸出に付して、銅含有溶液を得る工程;(iv)一つ以上の化学的又は物理的なコンディショニング工程によって銅含有溶液をコンディショニングする工程;(v)銅含有溶液を溶媒/溶液抽出に付すことなく、銅含有溶液から銅を直接電解抽出する工程;(vi)場合により、電解抽出工程の低品質の電解質流の少なくとも一部分を、溶媒/溶液抽出及び電解抽出操作において処理する工程;及び(vii)低品質の電解質流の少なくとも一部分を常圧又は加圧浸出工程で再利用して、浸出操作の酸要件の一部又は全てを提供する工程を含む。本明細書で使用される時、用語「加圧浸出」とは、物質が液体(例えば、酸性溶液、水、等)及び酸素を高温高圧(例えば、周囲圧を超える)の条件下で接触させる、金属回収プロセスをいう。
本発明の例示的実施形態の任意の態様において、一つ以上の処理工程を使用して、直接電解抽出プロセスにより低品質の電解質の再利用部分中の酸から銅を分離し、従って、銅の有意な部分を廃棄することなく、処理回路から酸及び不純物の一部分を廃棄する。本明細書以下で更に詳細に考察する通り、多数の従来の又はこれから考案されるプロセスを利用して、供給流中の酸から銅を分離してもよい。例えば、本発明の一つの例示的態様によれば、銅沈殿工程を利用して、加圧浸出工程の前に、低品質の電解質流からの可溶化銅を、銅含有物質(例えば、微粉砕黄銅鉱)流における固体粒子の表面に沈殿させてもよく、それによって、酸溶液から銅を分離する。
本発明の種々の例示的態様によれば、最初に銅含有溶液を溶媒/溶液抽出に付すことなく、銅含有溶液からの直接的な銅の電解抽出を提供することによって、本発明は、銅の低コストな回収を可能にし、試薬、処理装置及び設備、並びにエネルギー源に関連する費用のような溶媒/溶液抽出に関連する費用を低減する。更に、本発明の一つの例示的態様によれば、電解抽出回路に入る銅含有溶液の組成及び分散を注意深く制御することによって、高品質で均一にメッキしたカソード銅の生産を可能にする。しかし、本発明の更に別の態様によれば、一つ以上の処理「ブリード」流を、好ましくは銅の電解抽出の後で、溶媒/溶液抽出に、又は一つ以上の遊離セル(liberator cell)若しくはその他の同様のプロセスにおける処理に付してもよい。
本発明の種々の態様及び実施形態によるプロセスのこれらの及びその他の利点は、添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読み、理解することによって、当業者に明らかになるであろう。
本発明の主題は、明細書の結論部分に具体的に示され、明確に特許請求されている。しかし、本発明のより完全な理解は、同じ番号が同じ要素を示す図面と関連させて検討される詳細な説明を参照することにより、最も良く得られる。
(例示的な実施形態の詳細な説明)
本発明は、先行技術のプロセス、特にその他のいわゆる「直接電解抽出」プロセスに対して、特に生成物品質及びプロセスの効率の観点から顕著な利点を示す。更に、従来の常圧及び加圧浸出、溶媒/溶液抽出及び電解抽出プロセスシーケンスを使用する現行の銅回収プロセスは、本発明が提供する多くの商業的利益を利用するために、多くの場合において容易に改修することができる。
本発明の例示的実施形態の任意の態様において、銅含有電解質流として電解抽出段階で発生した酸の少なくとも一部分は、実質的に全ての銅が銅含有電解質流から除去される任意の分離工程の後で、銅回収プロセスの外へ出される。この発生した酸を、希薄化するか又は処分するのではなく、何らかの方法で利用することが一般に経済的に有益である。従って、本明細書以下で更に詳細に考察する通り、これらの任意の態様を組み込む本発明の実施形態は、多くの場合に実質的な酸の連続供給を必要とする、堆積浸出、バット浸出、ダンプ又は備蓄浸出、パッド浸出、撹拌槽浸出及び細菌浸出操作のような従来の常圧浸出操作と組み合わせることの特別の有用性を見出す場合もある。
本発明の例示的実施形態の一態様によれば、銅含有物質を含有する供給流を処理のために提供する。本発明の種々の実施形態によれば、銅含有物質は、銅及び/又はその他の金属分を回収することができる、鉱石、濃縮物又はその他のあらゆる銅保持物質であり得る。銅含有物質中の銅は、酸化銅、硫化銅、及び/又はその他の銅鉱物の形態であり得、銅含有物質は、例えば金、白金族金属、銀、亜鉛、ニッケル、コバルト、モリブデン、希土類金属、レニウム、ウラン及びこれらの混合物のような種々の金属の多くを含み得る。本発明の種々の態様及び実施形態は、例えば、黄銅鉱(CuFeS)、輝銅鉱(CuS)、斑銅鉱(CuFeS)、銅藍(CuS)、硫砒銅鉱(CuAsS)、方輝銅鉱(Cu)、及び/又はこれらの混合物のような銅保持硫化物鉱石から銅を回収することに関して、特に有益であることを証明する。
本発明の例示的実施形態によれば、銅は、硫化銅濃縮物のような金属保持物質から回収される金属である。この例示的実施形態の一態様は、泡沫浮遊選鉱により生じる硫化銅濃縮物の使用を含む。泡沫浮遊選鉱の調製において、金属保持物質供給流を、脈石物質から鉱物保持粒子を遊離する上で適した粒径に粉砕する。しかし、上記で示したように、その他の濃縮物を利用してもよい。
金属保持物質101の状態を、その状態が処理操作の全体的な有効性及び効率に影響を与えることができるように選択した処理方法に適するようにできる任意の様式で、金属保持物質101を金属回収処理のために調製することができる。例えば、粒径、組成、及び成分濃度のような供給流の状態は、例えば常圧浸出又は加圧浸出のような下流の処理操作の全体的な有効性及び効率に影響を与えることができる。所望の組成及び成分濃度パラメータは、種々の化学的及び/又は物理的処理段階で達成することができ、その選択は、選択した処理スキーム、装置の費用及び物質の仕様の動作パラメータに依存する。
本発明の例示的態様によれば、銅含有供給物質の粒径は、常圧又は加圧浸出、それに続く金属回収処理の処理段階を最適化するために低減される。ボールミル、タワーミル、超微粉砕ミル、アトリションミル、撹拌ミル、水平ミル等のような、銅含有物質の粒径を低減するための種々の許容される技法及び装置が現在利用可能であり、処理される物質の表面積を増大する所望の結果を達成することができる追加の技法が後で開発される場合もある。本発明の例示的実施形態の一態様に関して、銅含有物質の表面積が増加すると沈殿及び/又は浸出の際の反応速度が増加するため、かかる結果は望ましい。
本発明の例示的実施形態の一態様によれば、受け取るべき粒径のおよそ98%が約172ミクロンである黄銅鉱濃縮物の十分な粉砕は、例えばバッフル付きの水平軸撹拌ミル又はバッフル無しの垂直撹拌ミルのような粉砕装置を使用して達成することができる。例示の装置には、Mount Isa Mines(MIM)(オーストラリア)とNetzsch Feinmahltechnik(ドイツ)により共同開発されたIsamill及びMetso Minerals(フィンランド)により製造されたSMD又はDetritorミルが挙げられる。好ましくは、水平ミルが利用される場合、粉砕媒体は、Oglebay Norton Industrial Sands Inc.(米国コロラド州コロラドスプリングス)から入手可能な、1.2/2.4mm又は2.4/4.8mmのColorado sandである。しかし、所望の粒径分布を達成できるあらゆる粉砕媒体を使用してもよく、その型及び大きさは、選択される用途、所望の生成物の大きさ、粉砕装置製造者の仕様等によって異なる場合がある。例示の媒体には、例えば砂、シリカ、金属ビーズ、セラミックビーズ、及びセラミック球が挙げられる。
本発明の例示的実施形態の別の任意の態様において、金属保持物質供給流の全て又は一部分を、任意の銅分離段階1010(本明細書以下で記載される)又は銅浸出段階1030に入れる前に、液体と合わせることができる。好ましくは、液体は水を含むが、例えばラフィネート、浸出貴液、又は低品質の電解質のようなあらゆる適切な液体を使用することができる。例えば、直接電解抽出プロセスからの低品質の電解質流125の一部分を、金属保持物質と合わせて、金属保持物質供給101を形成することができる。
液体と金属保持物質の任意の組み合わせは、例えばインライン混合のような種々の技法及び装置の任意の一つ以上、又は混合槽若しくはその他の適切な容器を使用して、達成することができる。本発明の実施形態の例示的態様によれば、物質の流れ中の固体金属保持物質の濃度(即ち、スラリー密度)は、流動体(stream)の約50重量%未満、好ましくは流動体の約40重量%のオーダーである。しかし、移動、及びそれに続く処理に適するその他のスラリー密度を使用してもよい。
本発明の例示的実施形態の別の任意の態様によれば、電解抽出からの低品質の電解質の再生流中の銅の少なくとも一部分を、その流れ中の酸から分離し、それによって、金属回収処理に付される流れの一部における不純物の量を低減する。当該分離処理において、再生低品質の流から除去される酸を、銅含有供給流及び再生低品質の電解質流からの固体又は可溶性不純物の少なくとも一部分と一緒に、処理回路から廃棄することができる。多数の従来の又はこれから考案される分離プロセス及び技法は、低品質の電解質流中の酸からの銅の分離を達成する上で有効な場合がある。例えば、沈殿、低温加圧浸出、酸溶媒/溶液抽出/イオン交換、膜分離、セメンテーション、減圧、硫化、及び/又は遊離セルの仕様のような分離プロセス及び/又は技法は、この目的に有用である場合がある。
本発明の例示的実施形態の任意の分離態様は、比較的少量の画分の銅を含有する、銅分離工程1010から得られる酸の流れを提供することに寄与し、これは、浸出、pH制御、及び/又はその他の用途に使用することができる。更に、分離処理の利用は、特定の不純物を除去できるため有利である場合がある。例えば、得られた酸の流れは、好ましくは、金属回収処理で除去され、遠隔操作で利用されるか、処分されるか、又は希薄化されるため、その中に含有される不純物も金属回収処理で同様に除去され、従って、プロセス流(process stream)の中に蓄積することを防ぐ。このような不純物、特に金属不純物は、一般的には所望の金属回収処理の有効性及び効率に有害な影響を及ぼすため、このことは著しく有益である場合がある。例えば、プロセス流中の金属不純物及びその他の不純物は、注意深く制御及び/又は最小化されない場合では、電解抽出により製造されるカソード銅における物理的及び/又は化学的特性の減少に寄与し、従って、銅生成物を劣化し、その経済的価値を減少する可能性がある。
ここで再び図1を参照すると、本発明の例示的実施形態の任意の態様において、銅含有物質流101を、例えば沈殿工程のような分離工程に付し、この例示のプロセスでは、これは再生低品質の電解質流から可溶化銅を沈殿させるために役立つ。上記で詳細に考察したように、前記態様は、そうでなければ失われるか又は回収するために追加の処理を必要とする、低品質の電解質流からの銅の回収を可能にするため、重要な利点を提供し、潜在的に顕著な経済的利益をもたらす。
本発明の例示的実施形態によれば、任意の沈殿工程は、適切な処理容器中で、銅含有物質流101を低品質の電解質流125と、及び場合により二酸化硫黄(SO)流109と組み合わせることを含む。例えば、図1で示されている実施形態において、低品質の電解質流125は、電解抽出操作の際に発生した再生酸性硫化銅流を含むことができる。しかしその他の流れ、好ましくは酸性の流れを使用することもできる。かかるその他の流れの使用は、本明細書以下で更に詳細に記載されるが、本発明の種々の態様によれば、好ましくは電解抽出操作からのプロセス流を使用してもよい。例えば、図1及び3で示す実施形態では、多段階電解抽出が加圧浸出の後に続く。二つの当該電解抽出段階が示されているが、追加の段階を種々の用途で利用してもよいことが理解される。しかし、第一又は第二の何れかの電解抽出段階からの低品質の電解質を、任意の銅分離工程1010で使用される再生電解質として使用してもよい。しかし、好ましくは、そして図3で最適に示されているように、第二電解抽出回路1090からの流れ123を、銅分離工程1010で再利用する。
本発明の実施形態の一態様において、低品質の電解質流125は、約20〜約200グラム/リットル、好ましくは約70〜約180グラム/リットル、最も好ましくは約140〜約170グラム/リットルの酸濃度を有する。本発明の前記実施形態の更なる態様において、低品質の電解質流125は、約20〜約55グラム/リットル、好ましくは約25〜約50グラム/リットル、最も好ましくは約30〜約45グラム/リットルの銅濃度を有する。銅沈殿段階1010で利用する場合、低品質の電解質流125から銅が沈殿して、所望の銅が豊富な濃縮物を形成する。好ましくは、使用する時、低品質の電解質から銅が、少なくとも部分的に例えばCuSのような硫化銅の形態で沈殿するように、沈殿が実施される。いかなる特定の理論にも束縛されることを望まないが、前記の例示の銅沈殿工程の際の化学反応、例えば銅含有物質が主に黄銅鉱であるような化学反応は、以下のようになると考えられている:
CuFeS+Cu+2 → Fe+2+2CuS。
その他の銅鉱物及びその他の硫化物は、同様の反応に従って異なる程度で反応して、銅沈殿物及び弱硫酸副産物を生成する。本発明の任意の態様によれば、銅分離段階1010は、約70℃〜約180℃、好ましくは約80℃〜約100℃のような僅かに高温、最も好ましくは約90℃で実施される。必要であれば、加熱を、蒸気、電気加熱コイル、加熱ブランケット、プロセス流体熱交換、及び現在知られている又は今後開発されるその他の方法のような任意の従来の手段によって実施することができる。図1の例示の処理において、フラッシュ槽1040からの流れ119又は加圧浸出段階1030からの流れ118のようなその他の処理領域で発生した蒸気を、銅分離段階1010の処理容器へ導いて、沈殿処理を増強する上で望ましい熱を提供することができる。
任意の銅分離処理における滞留時間は、処理容器の動作温度及び銅含有物質の組成物のサイズ分布/表面積のような要因によって異なる場合があるが、一般的には、約2分間から約6時間の範囲である。好ましくは、条件は、有意な量の銅が沈殿するように選択される。例えば、銅の約98%の沈殿のオーダーは、約90℃で維持した処理容器にて約4時間で達成される。
銅含有物質供給流を処理のためにコンディショニングする時に考慮する他のパラメータは、(i)供給流中の固体粒子と銅含有溶液供給流の総量の比率;(ii)溶液中の銅と銅含有物質の比率;(iii)温度;(iv)圧力;(v)粘度;(vi)供給流のスラリー密度であり、(vii)その他の要因を適切に検討することもできる。これらのパラメータは、全ての場合において、下流の処理操作の全体的な効率に対して有意である場合も、ない場合もあるが、これらのパラメータは、装置の大きさ及び物質の仕様、エネルギー要件、及び処理設計のその他の重要な態様に影響を及ぼし得る。従って、複雑な又は資源集約的な処理段階における、これらの流れのパラメータの事前の計算調整は、選択した処理の経済効率に好ましい影響を与えることができる。例えば濾過系のような固液分離系、向流(counter-current)デカンテーション(CCD)回路、濃縮器等が、これらのパラメータの調整に有用であり、産業界で広く使用されている。
図1で示す本発明の実施形態の一態様において、一般に銅藍/黄銅鉱粒子と酸を含有する生成物流102は、加圧浸出段階1030、第一電解抽出段階1070及び第二電解抽出段階1090で発生した酸と、SOの結果として任意の銅分離段階1010で発生したあらゆる酸とを含有する。
本発明の例示的態様によれば、加圧浸出段階に入る銅含有物質流は、約10〜約50重量%の固体、好ましくは約20〜約40重量%の固体を含有する。生成物流102の固体濃度を望ましいパラメータに従って調整するため、且つ本発明の例示的実施形態に従って銅含有固体から酸保持溶液を分離するために、生成物流102を固液分離回路1020へ送る。本発明の例示的実施形態の一態様において、固液分離回路1020は、好ましくは、固液分離を実施する少なくとも一つの濃縮器を含む濃縮器回路1021を含む。説明した実施形態では、濃縮器回路1021の底流は、加圧浸出供給流103であり、オーバーフローは酸の流れ110である。好ましくは、酸の流れ110は、ごく僅かな量の銅しか含有しない。
プロセスから流出する酸の流れ110を、種々の方法で利用すること、処理すること、希薄化すること、溜めること、及び/又は処分することができ、その適切な選択は、大まかに経済及び規制の要因に依存する。説明した実施形態の一態様において、酸の流れは、例えば常圧浸出操作のような浸出操作に使用することが有益である可能性があり、ここで酸は、酸化銅、硫化銅、又はその他の金属酸化物/硫黄鉱物を浸出するために必要とされる。当該浸出操作は、堆積浸出、バット浸出、槽浸出、パッド浸出、又はその他の任意の同様の操作であってもよく、中程度の温度又は低温の加圧浸出操作であってもよい。酸は、鉱石中の酸消費構成成分との反応によって、このような操作で消費される。
図2において、濃縮器回路1021(図1)からの酸の流れ110を、常圧/加圧浸出操作2010に送る。本発明の例示的実施形態の一態様によれば、浸出操作2010は、従来の酸消費堆積浸出操作であり、銅鉱石201は、酸の流れ110と、及び場合により下流の溶媒/溶液抽出ユニット2020からのラフィネート流206のようなその他のプロセス流と接触する。堆積浸出操作としての浸出操作2010の例では、酸は鉱石堆積を通って下方にしみ出し、銅含有鉱石中の銅を硫酸銅の形態で可溶化して、銅が豊富な浸出貴液(PLS)流203を形成する。加圧浸出操作としての浸出操作2010の例では、酸は、供給物質中の銅の可溶化を助長し、PLS流を形成する。PLS流203を、図2の溶媒/溶液抽出ユニット2020のような溶媒/溶液抽出ユニットへ送って、銅の電解抽出に適する高濃度で比較的に純粋な硫酸銅溶液を生成する。図2で示されている本発明の代替的態様によれば、PLS流203を、溶媒/溶液抽出に付さなくてもよいが、代わりに、その他の銅含有プロセス流と混合してもよく、次に得られた流れを銅電解抽出回路へ送る。例えば、PLS流203の全て又は一部分(破線)を銅含有溶液流106及び低品質の電解質流115と電解質再生槽1060(図1)の中で混合して、結果として生じた、電解抽出回路での銅電解抽出に適する生成物流を形成することができる。
流出する酸の流れ110が、酸含有副産物として使用されないか、又は別に利用されない場合、酸を、例えば、石灰岩又は石灰のような酸消費脈石(即ち、鉱物処理尾鉱)又は希薄化剤を使用して希薄化してもよい。希薄化試薬は基本的に無料であるため、酸消費脈石による希薄化は比較的に安価である可能性がある。一方、石灰岩又は石灰による希薄化は、両方の試薬に費用がかかるため、経済的にはあまり望ましくない場合がある。何れにしても、希薄化が望ましい場合は、現在知られている又は今後考案される酸希薄化のあらゆる方法を使用することができる。
本発明の前記実施形態の更なる態様によれば、前記で簡単に記述したように、酸の流れ110は、プロセス、例えば電解抽出プロセスで不純物を有利に除去することができる。このような不純物には、鉄、アルミニウム、マンガン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、及び多くの場合に硫酸塩として存在するその他の金属イオンが、非限定的に挙げられる。除去されていないと、このような不純物は、有害なレベルに蓄積する場合があり、そのことは生産効率及び生成物(即ち銅カソード)品質に悪影響を与える場合がある。酸の流れ110中のこのような不純物の存在は、一般に、酸の流れ110の上記の取り扱いに悪影響を与えることはない。
図2で示されている本発明の例示的実施形態の一態様によれば、溶媒/溶液抽出ユニット2020は、二つのユニット操作、即ち、多段階を有し得る抽出操作及びそれに続く剥離操作で、堆積浸出からの銅含有PLS流203を精製する。抽出段階では、PLS流203は、銅選択的抽出試薬(即ち抽出剤)が溶解している希釈剤(例えば、灯油)からなる有機相と接触する。溶液が接触すると、有機抽出剤は、PLSから銅を化学的に除去し、水性ラフィネート流を形成する。続いてラフィネート及び有機物の流れ(organic stream)を沈降機で分離する。有機相と水相を沈降機で分離した後、水相の一部分(流れ206)を一般的には一つ以上の浸出操作に戻し、常圧浸出工程2010の鉱石からの銅を再度装填して、PLSを形成する。場合により、ラフィネート流206の一部分を銅分離工程1010で再利用することができる。有機物の流れは、剥離操作である、溶媒/溶液抽出処理の第二ユニット操作に進む。剥離操作において、有機物の流れは強酸電解質と接触する。この酸性溶液は抽出剤から銅を「剥離」して、有機相から実質的に銅を欠乏させる。装填した剥離溶液の水相(流れ204)の少なくとも一部分が、銅が「豊富な」溶液として電解抽出プラント2030へ進む。水性流204を電解抽出プラント2030で処理してカソード銅207を得て、本発明の例示的実施形態の一態様において、部分的に溶媒/溶液抽出ユニット2020で再利用することができる、銅を含有する低品質の電解質流208を得る。
本発明の一つの代替的態様によれば、水性流204を、溶媒/溶液抽出ユニットを離れた直後に電解抽出に付さないで、代わりにその他の銅含有プロセス流と混合してもよく、次に得られた流れを電解抽出回路へ送ってもよい。例えば、水性流204(破線)の全て又は一部分を銅含有溶液流106及び低品質の電解質流115と電解質再生槽1060(図1)の中で混合して、結果として生じる、電解抽出回路1070での電解抽出に適する生成物流を形成することができる。このような場合では、溶媒/溶液抽出2020で使用される剥離溶液は、電解抽出回路1070からの使用済み電解質から構成され得る。
再び図1を参照すると、本発明のこの好ましい実施形態では加圧浸出供給流103である、濃縮器回路1021からの底流スラリーは、約40〜約60重量%の固体の組成を有し、残りは希酸溶液である。希酸溶液の一般的な組成は、濃縮器回路に導入される、プロセス水と酸の比率に依存する。
本発明の更なる態様において、コンディショニングされた銅含有供給流を、好ましくは加圧浸出のような適切なプロセスに付して、銅含有溶液106及び残渣114を含む生成物スラリー104を生成する。プロセスは、必要に応じて選択することができるが、一般に、溶媒/溶液抽出回路から得られる電解質流と同様の銅及び酸濃度を示す銅含有溶液106の生成を可能にする、即ち、銅含有溶液は、好ましくは電解抽出回路での処理に適する。溶媒/溶液抽出技法を使用することなく適切な銅含有溶液を生じる、任意の適切な技法又は技法の組み合わせを使用することができる。本発明の例示的実施形態において、図1で示すように、加圧浸出供給流103を加圧浸出段階1030に付して、銅含有生成物スラリー104を得る。
本発明の前記実施形態の一態様によれば、加圧浸出供給流103は加圧浸出に適切な容器に移される。この容器は、必要な処理滞留時間において所望の温度及び圧力条件で処理成分を含有するように適切に設計された任意の容器であり得る。例示的実施形態において、加圧浸出容器1031をこの目的のために使用する。圧浸出容器1031は、好ましくは水平多成分撹拌容器であるが、現在知られている又は今後考案されるその他の容器構成及び撹拌代替物を使用してもよい。加圧浸出供給流103を銅回収のために適切に調製することが可能なあらゆる加圧浸出容器を、本発明の範囲内で利用することができることが理解されるはずである。
一般に、黄銅鉱、輝銅鉱、又は銅藍のような銅含有物質中の銅の可溶化のための特定の条件下で、加圧浸出段階1030において起こる化学変換は、以下の通りである:
4CuFeS+17O+4HO → 4CuSO+4HSO+2Fe
2CuS+5O+2HSO → 4CuSO+2H
CuS+2O → CuSO
望ましい場合、加圧浸出の際の条件を、供給流に含有されている硫化物硫黄の一部分が、硫酸塩の代わりに元素の硫黄に変換されるように制御することができる。硫酸塩の代わりに硫黄を形成する黄銅鉱及び銅藍の画分は、以下の反応に従って反応すると考えられる:
4CuFeS+4HSO+5O → 4CuSO+2Fe+8S+4H
2CuS+2HSO+O2 → 2Cu+2+2SO −2+2HO+2S
例えば加圧浸出容器1031における加圧浸出は、好ましくはこれらの(又はその他の)処理を使用する銅の可溶化を促進するように適切に選択して実施される。一般に、加圧浸出容器における温度及び圧力は慎重に制御されなければならない。例えば、本発明の一態様によれば、加圧浸出容器1031の温度は、約100℃〜約250℃、好ましくは約140℃〜約235℃に維持される。本発明の一実施形態の一態様によれば、加圧浸出容器1031の温度は、約140℃〜約180℃、又は約150℃〜約175℃の範囲に有利に維持される。本発明の別の実施形態によれば、加圧浸出容器1031の温度は、約200℃〜約235℃、又は約210℃〜約225℃の範囲に有利に維持される。
本発明の一態様によれば、加圧浸出容器1031の加圧浸出の間、十分な酸素112を容器内に注入して、約50〜約250psig、好ましくは約75〜約220psig、最も好ましくは約150〜約200psigの酸素分圧を維持する。更に、中程度の温度の加圧浸出の性質のため、加圧浸出容器における全動作圧力(酸素分圧及び流圧を含む)は、一般に過圧であり、好ましくは約100〜約750psig、より好ましくは約250〜約400psig、最も好ましくは約270〜約350psigである。
多くの金属硫化物の加圧浸出は極めて発熱的なプロセスであり、発生した熱は、一般に、加圧浸出供給流103を所望の動作温度に加熱する上で必要なものよりも多いため、好ましくは冷却液111を、加圧浸出の際に加圧浸出容器1031の中で加圧浸出供給流103と接触させる。冷却液111は、好ましくはプロセス水であるが、精製過程内又は外部供給源からのあらゆる適切な冷却流体であることができる。本発明の例示的実施形態において、十分な量の冷却液111を加圧浸出容器1031に添加して、約3〜約15重量%の固体の範囲の固形分を生成物スラリー104に生じる。本発明の一態様によると、図3を一時的に参照して、加圧浸出容器の冷却は、後に続く一つ以上の電解抽出段階からの低品質の電解質123を再利用することによって達成できる。例えば、図3で示されているように、好ましくは低品質の電解質流108を、第一電解抽出回路1070から加圧浸出工程1031へ向かわせる。
加圧浸出のための滞留時間は、一般に、銅含有供給流の組成、その粒径、並びに加圧浸出容器の動作圧力及び温度を含む多数の要因によって異なる。本発明の例示的実施形態の一態様において、黄銅鉱の加圧浸出のための滞留時間は、約30〜約180分間、より好ましくは約60〜約150分間、最も好ましくは約80〜約120分間の範囲である。
本発明の例示的態様によれば、流れ103の中程度の温度の加圧浸出は、分散剤127の存在下で実施される。本発明の前記態様に有用である適切な分散剤には、例えば、リグノスルホン酸ナトリウム及びカルシウムのようなリグニン誘導体のような有機化合物、例えばケブラチョ、オルトフェニレンジアミン(OPD)のようなタンニン化合物、例えばアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムのようなアルキルスルホン酸、及び上記の組み合わせが挙げられる。分散剤127は、中程度の温度の加圧浸出の温度範囲(即ち、約140℃〜約180℃)で、中程度の温度の加圧浸出処理の間に生成される元素の硫黄を分散する上で十分に長い間分解に抵抗し、銅の抽出を低減する場合がある、元素の硫黄による銅分の不動態化を防ぐ望ましい結果を達成する、任意の化合物であることができる。分散剤127を、所望の結果を達成する上で十分な量及び/又は濃度で、加圧浸出容器中に導入することができる。本発明の例示的実施形態の一態様において、黄銅鉱濃縮物1トン当たり約2〜約20キログラムの量、より好ましくは1トン当たり約4〜約12キログラムの量、より好ましくは1トン当たり約6〜約10キログラムの量のリグノスルホン酸カルシウムを使用して、黄銅鉱の加圧浸出の際に好ましい結果を達成することができる。
本発明の別の態様において、銅含有溶液を、一つ以上の化学的及び/又は物理的な処理工程によって電解抽出のためにコンディショニングする。銅含有物質供給流を本発明の上記の態様における処理のためにコンディショニングするのとほぼ同様に、本発明の電解抽出回路で使用することが意図される銅含有溶液をコンディショニングして、組成、成分濃度、容量、温度、並びに/又はその他の物理的及び/若しくは化学的パラメータを所望の値に調整する。一般に、適切にコンディショニングした銅含有溶液は、酸溶液中に比較的高濃度の銅を含有し、比較的少ない不純物しか含有しない。好ましくは、電解抽出回路に入る銅含有溶液の状態は、一定レベルを保持して、カソード銅生成物の品質及び均質性を向上する。
本発明の例示的態様において、銅含有溶液の電解抽出のためのコンディショニングは、前の処理工程からの生成物スラリーの特定の物理的パラメータを調整することよって始まる。前の処理工程が加圧浸出である場合の本発明の例示的実施形態において、生成物スラリーの温度及び圧力を低減することが望ましい。好ましい生成物スラリーの温度及び圧力特性をそのように調整する例示の方法は、常圧フラッシュである。
従って、図1で示されている実施形態の例示的態様によれば、加圧浸出容器1031からの生成物スラリー104を、常圧フラッシュ槽1040又はその他の適切な常圧系においてフラッシュして、圧力を逃がし、蒸気の放出によって生成物スラリー104を蒸発冷却して、フラッシュ生成物スラリー105を形成する。フラッシュ生成物スラリー105は、好ましくは、約90℃〜約101℃の範囲の温度、約40〜約120グラム/リットルの銅濃度、及び約10〜約60グラム/リットルの酸濃度を有する。しかし、本発明の一態様において、フラッシュ生成物スラリー105は、例えば、加圧浸出の副産物である酸化鉄、元素の硫黄、貴金属、及び電解抽出回路への供給流に望ましくないその他の成分を含有する粒子状固体残渣も含有する。従って、上記で考察した同じ原則に従って、フラッシュ生成物スラリーを、スラリーの液体部分、即ち所望の銅含有溶液が、好ましくは、更なる処理に付される場合があるスラリーの固体部分から分離するように、固液分離処理に付すことが望ましい。
再び図1を参照すると、本発明の説明した実施形態において、フラッシュ生成物スラリー105を、CCD回路1051のような固液分離段階1050へ向かわせる。本発明の代替的実施形態では、固液分離段階1050は、例えば、濃縮器又はフィルターを含んでもよい。処理物質収支、環境規制、残渣の組成、経済上の考慮等のような種々の要因が、固液分離段階1050でCCD回路、濃縮器、フィルター又はその他の適切な装置を使用するかどうかの決定に影響を与える場合がある。本発明の例示的実施形態の一態様において、CCD回路1051は、洗浄水113による残留物の流れの従来の向流洗浄を使用して、浸出銅を回収して銅含有溶液生成物とし、先の貴金属回収処理又は残渣処分の何れかへ進む可溶性銅の量の最小限にする。好ましくは高い洗浄率を使用して、固液分離段階1050の有効性を増大させる、即ち比較的大量の洗浄水113をCCD回路1051中の残渣に加える。好ましくは、残留スラリー流の溶液部分をCCD回路1051中で洗浄水113により希釈して、残留物の流れ114中の溶液部分において銅濃度を約5〜約200百万分率(ppm)にする。本発明の例示的実施形態の一態様によれば、固液分離段階1050への化学試薬の添加は、プロセス流から有害な構成成分を除去するために望ましい場合がある。例えば、ポリエチレンオキシドを添加して、沈殿によるシリカの除去を実施することができるか、又はその他の凝集剤及び/若しくは凝固剤を利用して、プロセス流からその他の望ましくない種を除去してもよい。かかる適切な化学試薬の一つは、Dow Chemicalから入手可能なPOLYOXTM WSR−301である。
その組成に応じて、固液分離段階1050からの残留物の流れ114を、溜めるか、処分するか、又は例えば貴金属回収のような更なる処理に付すことができる。例えば、残留物の流れ114が経済的に有意な量の金、銀、及び/又はその他の貴金属を含有する場合、この金の画分をシアン化プロセスによるか、或いは現在知られているか又は今後考案されるその他の適切な回収プロセスによって回収することが望ましい場合がある。金又はその他の貴金属が残留物の流れ114からシアン化技法により回収される場合、元素の硫黄、鉄沈殿物、未反応銅鉱物、酸、並びに可溶性銅及び可溶性不純物のような流れ中の不純物の含有量を、好ましくは最小限にする。このような物質は、シアン化処理において高い試薬消費を引き起こし、従って貴金属回収操作の費用を増大させ得る。上記で記述したように、従って、続く貴金属回収の条件を最適化する試みにおいて、大量の洗浄水又はその他の希釈剤を固液分離処理において使用して、固体を含有する残留物の流れ中の銅及び酸のレベルを低く維持することが好ましい。
前述の通り、電解抽出回路へ入る銅含有溶液の状態を慎重に制御すること、特に、実質的に一定の銅組成を維持することは、とりわけ、カソード上の銅の均一のメッキを可能にすること、及び銅生成物を劣化し、従ってその経済的価値を低減する場合がある銅カソードの多孔質表面を回避することによって、電解抽出銅の品質を向上することができる。本発明の前記態様によれば、当該プロセス制御は、選択したシステム及び/又は方法が電解抽出回路への十分に一定した供給流を維持する限り、種々の技法及び機器構成の何れかを使用して達成することができる。
再び図1を参照すると、本発明の例示的態様において、固液分離段階1050からの銅含有溶液流回路106を電解質再生槽1060へ送る。電解質再生槽1060は、第一電解抽出回路1070のプロセス制御を適切に助長する。このことは以下で更に詳細に考察する。一般に約40〜約120グラム/リットルの銅及び約10〜約60グラム/リットルの酸を含有する銅含有溶液流106を、好ましくは、低品質の電解質流115と、電解質再生槽1060中で、生成物流107を生じる上で適した率で混合し、その条件は、第一電解抽出回路1070で得られた最終産物を最適化するために制御することができる。
図2で示されている本発明の代替的実施形態を簡潔に参照すると、図1で示す実施形態と関連して考察されたプロセス制御原則に従って、追加の低品質の電解質流205を低品質の電解質流115及び銅含有溶液流106と、電解質再生槽1060中で混合して、生成物流107を生成することができる。この代替的実施形態の一態様において、低品質の電解質流205は、好ましくは低品質の電解質流115と同様の組成を有する。更に、上記で考察したように、例えばPLS流203(図2)又は第二電解抽出回路1090(図3)からの低品質の電解質流123の一部分のようなその他の流れを、混合するために電解質再生槽1060に導入することができる。
再び図1を参照すると、好ましくは、生成物流107の銅組成は、実質的に一定に維持されている。生成物流107は一般的な条件下で銅溶解限度までの銅濃度を含有する場合があるが、好ましくは、生成物流107は、約15〜約80グラム/リットル、より好ましくは約20〜約60グラム/リットル、多くの場合30グラム/リットルを越える銅濃度を有する。本発明の例示的実施形態の一態様において、低品質の電解質流115及び銅含有溶液流106を電解質再生槽1060へ供給するパイプラインのそれぞれに制御バルブを配置して、槽内の混合の制御を助長する。
図1を参照すると、生成物流107からの銅を適切に電解抽出して、純粋なカソード銅生成物を得る。本発明の種々の態様によれば、銅含有溶液を適切にコンディショニングすることにより、銅含有溶液を電解抽出回路に入れる前に溶媒/溶液抽出プロセスに付すことなく、高品質で均質にメッキされたカソード銅生成物116を得ることができるプロセスが提供される。
当業者は承知しているように、銅及びその他の金属分の電解抽出のために種々の方法及び装置が利用可能であり、選択された方法又は装置に必須のプロセスパラメータが満たされるのであれば、これらの内の何れも本発明における使用に適切である。便宜上及び本発明の幅広い理解のために、本発明の種々の実施形態と関連して有用な電解抽出回路は、操作のために従来の方法で構成され、配置された電解抽出回路を含むことができる。電解抽出回路は、槽の長軸に対して垂直に配列された平坦な鉛合金のアノードと交互に平行に吊された平坦な銅のカソードを備える細長い長方形の槽として構成された、電解抽出セルを含むことができる。銅含有浸出溶液を槽の例えば一端に提供して、平行のアノードとカソードの面に対して垂直に流してもよく、電流を印加すると、銅はカソードに析出し得、水は電気分解されて酸素及びプロトンをアノードに形成し得る。
酸溶液から銅を電解抽出する主な電気化学反応は以下の通りであると考えられる:
2CuSO+2HO → 2Cu+2HSO+O
カソード半反応:Cu2++2e → Cu
アノード半反応:2HO → 4H+O+4e
再び図1に戻ると、本発明の例示的実施形態において、生成物流107を、電解質再生槽1060から、一つ以上の従来の電解抽出セルを含有する電解抽出回路1070へ向かわせる。しかし、上記で参照された反応か、そうでなければ別の方法に従って酸溶液から銅を電解抽出する上で適した現在知られている又は今後考案されるあらゆる方法及び/又は装置が、本発明の範囲内である。
本発明の例示的態様によれば、電解抽出回路1070は、カソード銅生成物116、場合によりオフガス流(off gas stream)117、及び本明細書で低品質の電解質流108及び115と呼ばれる比較的多量の銅含有酸を生じる。上記で考察したように、図1に示す実施形態において、低品質の電解質流108は、低品質の電解質流125(本明細書以下で考察する通り、第二電解抽出回路1090からの低品質の電解質流123の一部分を含む場合がある)を介して銅沈殿段階1010へ向けられ、低品質の電解質流115は、電解質再生槽1060へ向けられる。当業者は承知しているように、電解抽出回路1070から方向付けられた低品質の電解質流の流量、流れ方向、又はその他の態様を調節して、記載された発明の効率を更に最大化することが好ましい場合がある。
好ましい代替的実施形態の例示的態様によれば、低品質の電解質流108の一部分を、加圧浸出供給段階1031へ向かわせる。低品質の電解質流108は、加圧浸出供給流103と組み合わせて、本発明の作動及び経済効率を更に最大化する上で十分な銅濃度を示す場合がある。又、上記で簡潔に示されているように、流れ108は適切な冷却液を加圧浸出工程1031に提供することができる。
再び図3を参照すると、本発明の態様の例示的代替案において、全ての銅含有流106が、電解質再生槽1060へ向かわない場合がある。本発明の種々の実施形態に従って最適な作動及び経済効率を達成するために、銅含有供給流106の一部分を電解抽出以外の操作に向かわせることが望ましい場合がある。図3に表すように、銅含有流106の一部分を加圧浸出供給流103へ向かわせる場合もある。更に、銅含有供給流106の一部分を沈殿段階1010へ向かわせてもよい。
再び図1を参照すると、第一電解抽出回路1070からの電解質流120、例えば、その他の処理操作に再利用されない、第一電解抽出回路1070で生成された低品質の電解質の少なくとも一部分を、第二電解抽出回路1090において更なる処理に付す。実施形態の例示的態様において、低品質の電解質流120を電解質再生槽1080へ送る。電解質再生槽1080は、電解抽出回路1090の処理制御を適切に助長し、これは以下で更に詳細に考察する。一般に約20〜約40グラム/リットルの銅及び約100〜約180グラム/リットルの酸を含有する低品質の電解質流120を、好ましくは、第二電解抽出回路からの低品質の電解質流123と、電解質再生槽1080中で、生成物流121を生じる上で適した率で混合し、その条件は、電解抽出回路1090から得られた生成物を最適化するために選択することができる。
図1を参照すると、生成物流121からの銅を適切に電解抽出して、純粋なカソード銅生成物を得る。本発明の種々の態様によれば、銅含有溶液を適切にコンディショニングすることにより、銅含有溶液を電解抽出回路に入れる前に溶媒/溶液抽出処理に付すことなく、高品質で均質にメッキされたカソード銅生成物122を得ることができるプロセスが提供される。
実施形態の更なる例示的態様によれば、第二電解抽出回路1090は、カソード銅生成物122、オフガス、及び残りの量は図1で低品質の電解質流123と呼ばれる銅含有酸を生じる。一つの例示的実施形態によれば、低品質の電解質流123の少なくとも一部分は、生成物流121を生じる上で適した量で電解質再生槽1080へ方向付けられ、その条件は、第二電解質再生回路1090で得られた生成物を最適化するように選択することができる。場合により、低品質の電解質流123の一部分を、流れ125(又、第一電解抽出回路1070で生成された低品質の電解質の一部分を含んでもよい)を介して銅分離段階1010に再利用してもよい。
図3で示されているように、本発明の種々の例示的実施形態によれば、低品質の流123を、場合により、その全体又は一部分を、電解質再生槽1080、電解質再生槽1060、及び/又は銅沈殿段階1010へ向かわせる。当業者は、本発明のその他の流れに対する流量制御及び操作を有効に管理する能力を理解する。図1及び図3でそのように示されてはいないが、低品質の電解質流123の少なくとも一部分を、場合により、図2で示されているような処理に従って更に処理するように、方向付けてもよい。
本発明を多数の例示的実施形態を参照して上記に記載してきた。本明細書で示され、記載されている特定の実施形態は、本発明の例示及びその最良の形態であり、本発明の範囲をいかようにも制限することが意図されていないことが理解されるはずである。本開示内容を読む当業者は、本発明の範囲を逸脱しない限り、例示的実施形態に変更及び修正を行ってもよいことを理解する。例えば、銅によって参照が行われてきたが、本発明は、金属含有物質からのその他の金属の回収にも適用できることが意図される。更に、例えばプロセス流をコンディショニングするため及び銅を沈殿するための技法及び装置のような本発明の特定の好ましい態様が、例示的実施形態に関して本明細書で記載されているが、本発明の当該態様は、現在知られている又は今後考案されるかなり多くの適切な手段によって達成することができる。従って、これら及びその他の変更又は修正は、本発明の範囲内に含まれることが意図される。
本発明の例示的実施形態による銅回収プロセスのフローチャートを示す。 本発明の代替的実施形態による銅回収プロセスの種々の態様のフローチャートを示す。 本発明の代替的実施形態による銅回収プロセスのフローチャートを示す。

Claims (21)

  1. 銅保持物質から銅を回収する方法であって、
    銅含有物質と酸とを含有する供給流を提供する工程;
    該供給流を100℃〜250℃の温度で加圧浸出に付して、銅保持溶液と残渣を含む生成物スラリーを得る工程;
    該生成物スラリーを一つ以上の化学的又は物理的なコンディショニング手順によってコンディショニングして、電解抽出に適する銅含有溶液を得る工程;
    第一電解抽出段階で、該銅含有溶液を溶媒/溶液抽出に付すことなく、該銅含有溶液の少なくとも一部分から銅を電解抽出して、銅カソード及び第一段階の低品質の電解質流を生成する工程;
    第二電解抽出段階で、該第一段階の低品質の電解質流の少なくとも一部分から銅を電解抽出して、銅カソード及び第二段階の低品質の電解質流を生成する工程;ならびに、
    該第一段階の低品質の電解質流の少なくとも一部分を、該加圧浸出工程で再利用する工程、
    を包含する方法であって、
    ここで、該コンディショニングが、以下のうちの少なくとも1つを包含する、方法:
    該銅含有溶液の少なくとも一部分と銅含有電解質流の少なくとも一部分とを混合して、該銅含有溶液中に15〜80グラム/リットルの銅濃度を達成する工程;
    該生成物スラリーの少なくとも一部分を固液分離に付す工程であって、該銅保持溶液の少なくとも一部分が該残渣から分離される、工程;
    該銅保持溶液の少なくとも一部分と一つ以上の銅保持流の少なくとも一部分とを混合して、該銅保持溶液中に所望の銅濃度を達成する工程;
    該銅保持溶液の少なくとも一部分と一つ以上の銅保持流の少なくとも一部分とを混合して、該銅保持溶液中に15〜80グラム/リットルの銅濃度を達成する工程;および
    該生成物スラリーの少なくとも一部分を濾過に付す工程であって、該銅保持溶液の少なくとも一部分が該残渣から分離される、工程
  2. 銅保持物質を含む供給流を提供する前記工程が、銅保持硫化物鉱石、濃縮物又は沈殿物を含む供給流を提供する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 銅保持物質を含む供給流を提供する前記工程が、黄銅鉱、輝銅鉱、斑銅鉱、銅藍、方輝銅鉱、及び硫砒銅鉱、又はこれらの混合物若しくは組み合わせの少なくとも一つを含む供給流を提供する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  4. 銅保持物質を含む供給流を提供する前記工程が、黄銅鉱を含む供給流を提供する工程を包含する、請求項3に記載の方法。
  5. 銅保持物質を含む供給流を提供する前記工程が、銅保持物質を含む供給流と、銅及び酸を含む溶液流とを提供する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  6. 更に、前記供給流中で前記酸から前記銅保持物質の少なくとも一部分を分離して、該銅保持物質を含む銅含有供給流を得る工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記分離手順が、前記銅含有電解質流中の銅の少なくとも一部分を反応させて、該銅含有電解質流中の銅の少なくとも一部分を硫化銅として前記供給流中に沈殿させる工程を包含する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記分離工程が、前記銅含有電解質流中の銅の少なくとも一部分を二酸化硫黄の存在下で反応させる工程を包含し、それによって、該銅含有電解質流中の銅の少なくとも一部分が硫化銅として前記供給流中に沈殿する、請求項6に記載の方法。
  9. 前記浸出工程が、加圧浸出容器中において、前記供給流の少なくとも一部分を、140℃〜180℃の温度、100psi〜750psiの全動作圧力下で浸出する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  10. 更に、前記浸出工程が、前記加圧浸出容器の中に酸素を注入して、該加圧浸出容器中の酸素分圧を50psi〜250psiに維持する工程を包含する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記浸出工程が、加圧浸出容器中において、前記供給流の少なくとも一部分を、200℃〜235℃の温度、100psi〜750psiの全動作圧力下で浸出する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  12. 更に、前記浸出工程が、前記加圧浸出容器の中に酸素を注入して、該加圧浸出容器中の酸素分圧を50psi〜250psiに維持する工程を包含する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記供給流を加圧浸出する工程が、リグニン誘導体、オルトフェニレンジアミン、アルキルスルホン酸、及びこれらの混合物からなる群より選択される界面活性剤の存在下で該供給流を加圧浸出する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記供給流を加圧浸出する工程が、リグノスルホン酸カルシウムの存在下で該供給流を加圧浸出する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  15. 前記供給流を加圧浸出する工程が、該銅含有供給流中の濃縮物1トン当たり2〜20キログラムの量の界面活性剤の存在下で該供給流を加圧浸出する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  16. 第二電解抽出段階で、前記第一段階の低品質の電解質流の少なくとも一部分から銅を電解抽出する工程が、該第一段階の低品質の電解質流を溶媒/溶液抽出に付すことなく、該第一段階の低品質の電解質流の少なくとも一部分から銅を電解抽出する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  17. 第二電解抽出段階で、前記第一段階の低品質の電解質流の少なくとも一部分から銅を電解抽出する工程が、該第一段階の低品質の電解質流を溶媒/溶液抽出に付すことなく、該第一段階の低品質の電解質流の少なくとも一部分から銅を電解抽出する工程を包含する、請求項6に記載の方法。
  18. 更に、常圧浸出操作下で前記第二段階の低品質の電解質流の一部分を使用する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  19. 更に、前記第二段階の低品質の電解質流の一部分を前記分離工程で再利用する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  20. 更に、前記第二段階の低品質の電解質流の一部分を前記加圧浸出工程で再利用する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  21. 前記浸出工程が、前記供給流の少なくとも一部分を、加圧浸出容器中、140℃〜180℃の温度、100psi〜750psiの全動作圧力下で浸出する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
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